JPH05102483A - 薄膜トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH05102483A JPH05102483A JP26226391A JP26226391A JPH05102483A JP H05102483 A JPH05102483 A JP H05102483A JP 26226391 A JP26226391 A JP 26226391A JP 26226391 A JP26226391 A JP 26226391A JP H05102483 A JPH05102483 A JP H05102483A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- semiconductor layer
- channel region
- source region
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 薄膜トランジスタにおいて不純物が注入され
る部分の濃度制御性が損なわれず、しかもオン電流を低
下させることなくオフ電流を低減してオン・オフ電流比
を高くする。 【構成】 半導体層2のチャネル領域9部分に酸化を行
って、ソース領域10a及びドレイン領域10bをチャ
ネル領域より厚肉にする。その結果不純物が注入される
ソース領域10a及びドレイン領域10bの濃度制御性
が損なわれることはない。また半導体層2を予め厚く形
成しておけば結晶性は良好となる。またチャネル領域9
を酸化により薄肉化するため、半導体層2全体の結晶性
は損なわれずオン電流は増大する。ソース領域10a及
びドレイン領域10bは厚肉のまま残されるので、それ
ら領域の抵抗は十分に低くなる結果オン電流は低下し難
い。チャネル領域9が薄肉化されるのでオフ電流は低減
され、さらに半導体層2がLDD構造により一層低減さ
れ、オン・オフ電流比を高くできる。
る部分の濃度制御性が損なわれず、しかもオン電流を低
下させることなくオフ電流を低減してオン・オフ電流比
を高くする。 【構成】 半導体層2のチャネル領域9部分に酸化を行
って、ソース領域10a及びドレイン領域10bをチャ
ネル領域より厚肉にする。その結果不純物が注入される
ソース領域10a及びドレイン領域10bの濃度制御性
が損なわれることはない。また半導体層2を予め厚く形
成しておけば結晶性は良好となる。またチャネル領域9
を酸化により薄肉化するため、半導体層2全体の結晶性
は損なわれずオン電流は増大する。ソース領域10a及
びドレイン領域10bは厚肉のまま残されるので、それ
ら領域の抵抗は十分に低くなる結果オン電流は低下し難
い。チャネル領域9が薄肉化されるのでオフ電流は低減
され、さらに半導体層2がLDD構造により一層低減さ
れ、オン・オフ電流比を高くできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置のスイッ
チング素子、或はスタティックRAM(SRAM)のメ
モリセル内の負荷素子等に用いられる薄膜トランジスタ
(以下では、TFTと称す)及びその製造方法に関す
る。
チング素子、或はスタティックRAM(SRAM)のメ
モリセル内の負荷素子等に用いられる薄膜トランジスタ
(以下では、TFTと称す)及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記TFTとして、図5又は図6に示す
ものが知られている。図5に示すTFTは、絶縁性基板
31の上にポリシリコンからなる半導体層32が形成さ
れている。この半導体層32は、3つの帯状領域に区分
され、両端部がN+のソース・ドレイン領域40a、4
0bとなっており、その間がチャネル領域39となって
いる。上記半導体層32が形成された基板31の上に
は、2箇所に設けたコンタクトホール37a、37bを
除く全面にわたりゲート絶縁膜33が形成され、このゲ
ート絶縁膜33の上であって、前記チャネル領域39の
上方部分にはゲート電極34が形成されている。
ものが知られている。図5に示すTFTは、絶縁性基板
31の上にポリシリコンからなる半導体層32が形成さ
れている。この半導体層32は、3つの帯状領域に区分
され、両端部がN+のソース・ドレイン領域40a、4
0bとなっており、その間がチャネル領域39となって
いる。上記半導体層32が形成された基板31の上に
は、2箇所に設けたコンタクトホール37a、37bを
除く全面にわたりゲート絶縁膜33が形成され、このゲ
ート絶縁膜33の上であって、前記チャネル領域39の
上方部分にはゲート電極34が形成されている。
【0003】この状態の基板31の上には、前記コンタ
クトホール37a、37bを除いて層間絶縁膜36が形
成されている。コンタクトホール37a、37bは、層
間絶縁膜36及び上記ゲート絶縁膜33を貫通してい
る。層間絶縁膜36の上には、コンタクトホール37
a、37bに一部充填して電極38a、38bが或る範
囲に形成されている。
クトホール37a、37bを除いて層間絶縁膜36が形
成されている。コンタクトホール37a、37bは、層
間絶縁膜36及び上記ゲート絶縁膜33を貫通してい
る。層間絶縁膜36の上には、コンタクトホール37
a、37bに一部充填して電極38a、38bが或る範
囲に形成されている。
【0004】一方、図6に示すTFTは、半導体層32
を除いて図5のものと同様に形成されており、異なって
いる半導体層32の部分は次のようになっている。即
ち、半導体層32のゲート電極34と対向する中央部に
形成されたチャネル領域39と左端部にあるN+のソー
ス領域40aとの間に、ソース領域40aよりも不純物
濃度が低いN-の低濃度ソース領域41aが形成され、
チャネル領域39と右端部にあるN+のドレイン領域4
0bとの間に、ドレイン領域40bよりも不純物濃度が
低いN-の低濃度ドレイン領域41bが形成された、い
わゆるLDD構造となっている。
を除いて図5のものと同様に形成されており、異なって
いる半導体層32の部分は次のようになっている。即
ち、半導体層32のゲート電極34と対向する中央部に
形成されたチャネル領域39と左端部にあるN+のソー
ス領域40aとの間に、ソース領域40aよりも不純物
濃度が低いN-の低濃度ソース領域41aが形成され、
チャネル領域39と右端部にあるN+のドレイン領域4
0bとの間に、ドレイン領域40bよりも不純物濃度が
低いN-の低濃度ドレイン領域41bが形成された、い
わゆるLDD構造となっている。
【0005】ところで、TFTは、リーク電流(オフ電
流)が小さく、オン電流が大きいという特性、即ちオン
・オフ電流比が高いことが要求される。
流)が小さく、オン電流が大きいという特性、即ちオン
・オフ電流比が高いことが要求される。
【0006】その理由は、液晶表示装置に用いた場合に
は、短時間に絵素電極へ電荷を充電する必要がある為に
大きなオン電流が、また充電された電荷を1フレームの
間保持する必要がある為に低いオフ電流が要求されるか
らである。また、SRAMに用いた場合には、消費電流
を低減する為に低オフ電流が、また耐ノイズ性や耐放射
線性を良くしてメモリセルを安定化させる為に大きなオ
ン電流が要求されるからである。
は、短時間に絵素電極へ電荷を充電する必要がある為に
大きなオン電流が、また充電された電荷を1フレームの
間保持する必要がある為に低いオフ電流が要求されるか
らである。また、SRAMに用いた場合には、消費電流
を低減する為に低オフ電流が、また耐ノイズ性や耐放射
線性を良くしてメモリセルを安定化させる為に大きなオ
ン電流が要求されるからである。
【0007】上述したオン・オフ電流比を高くする手法
としては、従来、以下のように行われていた。例えば、
ポリシリコンTFTの場合、オン電流の増大について
は、結晶粒径を拡大する等して結晶性を改善することに
より行っている。一方のオフ電流の低減については、図
5の半導体層32を薄膜化してチャネル領域39を薄く
することにより、或は図6のように半導体層32をLD
D構造とすることにより行っている。
としては、従来、以下のように行われていた。例えば、
ポリシリコンTFTの場合、オン電流の増大について
は、結晶粒径を拡大する等して結晶性を改善することに
より行っている。一方のオフ電流の低減については、図
5の半導体層32を薄膜化してチャネル領域39を薄く
することにより、或は図6のように半導体層32をLD
D構造とすることにより行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半導体層の薄膜化やLDD構造化による場合には、オ
ン電流の低下が招来されて、高いオン・オフ比を得るこ
とが出来ないという問題があった。
た半導体層の薄膜化やLDD構造化による場合には、オ
ン電流の低下が招来されて、高いオン・オフ比を得るこ
とが出来ないという問題があった。
【0009】即ち、前者の半導体層の薄膜化による場合
は、半導体層が薄くなることにより結晶粒径の拡大化を
余り期待できず、結晶性を改善できにくくオン電流の増
大化を余り図れないでいた。加えて、ソース・ドレイン
領域も薄くなることにより、ソース・ドレイン領域の抵
抗が増加し、TFTがオン状態の時、ソース・ドレイン
領域の抵抗で電流が制限され、オン電流が低くなってい
た。
は、半導体層が薄くなることにより結晶粒径の拡大化を
余り期待できず、結晶性を改善できにくくオン電流の増
大化を余り図れないでいた。加えて、ソース・ドレイン
領域も薄くなることにより、ソース・ドレイン領域の抵
抗が増加し、TFTがオン状態の時、ソース・ドレイン
領域の抵抗で電流が制限され、オン電流が低くなってい
た。
【0010】一方、後者のLDD構造化による場合は、
オフ電流を低くするためには、前記N-の低濃度ソース
領域41a及び低濃度ドレイン領域41bの不純物濃度
を低減すること、或は両領域41a及び41bの長さ
(LN-)を長くすることが必要となるが、いずれの場
合もオフ電流を低くできるもののオン電流も低下し、十
分に高いオン・オフ電流比を得ることが困難であった。
オフ電流を低くするためには、前記N-の低濃度ソース
領域41a及び低濃度ドレイン領域41bの不純物濃度
を低減すること、或は両領域41a及び41bの長さ
(LN-)を長くすることが必要となるが、いずれの場
合もオフ電流を低くできるもののオン電流も低下し、十
分に高いオン・オフ電流比を得ることが困難であった。
【0011】また、LDD構造化に加えて半導体層を薄
膜化する場合には、TFT特性を左右する低濃度ソース
領域41a及び低濃度ドレイン領域41bの濃度制御性
が損なわれるという別の問題もあった。その理由は、イ
オン注入による拡散においては、注入すべき半導体層の
厚さに比べ、イオン注入の飛程(Rp)のバラツキの方
が大きくなってしまい、濃度制御性が損なわれるからで
ある。
膜化する場合には、TFT特性を左右する低濃度ソース
領域41a及び低濃度ドレイン領域41bの濃度制御性
が損なわれるという別の問題もあった。その理由は、イ
オン注入による拡散においては、注入すべき半導体層の
厚さに比べ、イオン注入の飛程(Rp)のバラツキの方
が大きくなってしまい、濃度制御性が損なわれるからで
ある。
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、濃度制御性が損なわれる
ことがなく、またオン電流を低下させることなくオフ電
流を低減することによりオン・オフ電流比を高めること
ができる薄膜トランジスタ及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
決すべくなされたものであり、濃度制御性が損なわれる
ことがなく、またオン電流を低下させることなくオフ電
流を低減することによりオン・オフ電流比を高めること
ができる薄膜トランジスタ及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タは、絶縁性基板上に半導体層、ゲート絶縁膜及びゲー
ト電極がこの順に、又は逆の順に積層形成され、該半導
体層の3つに区分された帯状領域の中央部がチャネル領
域となっており、両側の一方がソース領域、他方がドレ
イン領域となった薄膜トランジスタにおいて、該半導体
層のソース領域及びドレイン領域の厚さがチャネル領域
の厚さよりも厚く、かつ、ソース領域及びドレイン領域
のそれぞれがチャネル領域側を低濃度不純物領域とし、
反対側を高濃度不純物領域とした2つの領域を有してお
り、そのことにより上記目的が達成される。
タは、絶縁性基板上に半導体層、ゲート絶縁膜及びゲー
ト電極がこの順に、又は逆の順に積層形成され、該半導
体層の3つに区分された帯状領域の中央部がチャネル領
域となっており、両側の一方がソース領域、他方がドレ
イン領域となった薄膜トランジスタにおいて、該半導体
層のソース領域及びドレイン領域の厚さがチャネル領域
の厚さよりも厚く、かつ、ソース領域及びドレイン領域
のそれぞれがチャネル領域側を低濃度不純物領域とし、
反対側を高濃度不純物領域とした2つの領域を有してお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0014】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法は、絶縁性基板上に半導体層、ゲート絶縁膜及びゲー
ト電極がこの順に、又は逆の順に積層形成され、該半導
体層の3つに区分された帯状領域の中央部がチャネル領
域となっており、両側の一方がソース領域、他方がドレ
イン領域となった薄膜トランジスタの製造方法におい
て、半導体層を形成する工程と、形成された半導体層の
チャネル領域のみを選択酸化する工程と、該チャネル領
域に形成された酸化膜をマスクとして不純物を低濃度で
注入し、チャネル領域の両側の半導体層部分の一方にソ
ース領域を、他方にドレイン領域を形成する工程と、該
ソース領域及び該ドレイン領域それぞれのチャネル領域
側を低濃度不純物領域として残した状態で、該低濃度不
純物領域の外側に不純物を高濃度で注入して高濃度不純
物領域を形成する工程と、を含んでおり、そのことによ
り上記目的が達成される。
法は、絶縁性基板上に半導体層、ゲート絶縁膜及びゲー
ト電極がこの順に、又は逆の順に積層形成され、該半導
体層の3つに区分された帯状領域の中央部がチャネル領
域となっており、両側の一方がソース領域、他方がドレ
イン領域となった薄膜トランジスタの製造方法におい
て、半導体層を形成する工程と、形成された半導体層の
チャネル領域のみを選択酸化する工程と、該チャネル領
域に形成された酸化膜をマスクとして不純物を低濃度で
注入し、チャネル領域の両側の半導体層部分の一方にソ
ース領域を、他方にドレイン領域を形成する工程と、該
ソース領域及び該ドレイン領域それぞれのチャネル領域
側を低濃度不純物領域として残した状態で、該低濃度不
純物領域の外側に不純物を高濃度で注入して高濃度不純
物領域を形成する工程と、を含んでおり、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0015】
【作用】本発明にあっては、半導体層のチャネル領域相
当部分に酸化を施して、半導体層のソース領域及びドレ
イン領域をチャネル領域よりも厚肉となす。よって、不
純物注入が行われるソース領域及びドレイン領域が厚い
ので、濃度制御性が損なわれることがない。また、予め
半導体層を厚く形成しておくと、半導体層は良好な結晶
状態となる。また、チャネル領域の薄肉化を酸化により
行うので、半導体層全体の結晶性が損なわれない。これ
によりオン電流が大きくなる。更に、ソース領域及びド
レイン領域は厚肉のまま残されるので、ソース領域及び
ドレイン領域の抵抗は十分に低い状態となる。これによ
り、オン電流が低くなり難い。
当部分に酸化を施して、半導体層のソース領域及びドレ
イン領域をチャネル領域よりも厚肉となす。よって、不
純物注入が行われるソース領域及びドレイン領域が厚い
ので、濃度制御性が損なわれることがない。また、予め
半導体層を厚く形成しておくと、半導体層は良好な結晶
状態となる。また、チャネル領域の薄肉化を酸化により
行うので、半導体層全体の結晶性が損なわれない。これ
によりオン電流が大きくなる。更に、ソース領域及びド
レイン領域は厚肉のまま残されるので、ソース領域及び
ドレイン領域の抵抗は十分に低い状態となる。これによ
り、オン電流が低くなり難い。
【0016】一方、チャネル領域が薄肉となっているの
で、オフ電流は低減される。更に、オフ電流は、半導体
層がLDD構造とされることで、より低減される。この
ため、オン・オフ電流比を高くすることができる。
で、オフ電流は低減される。更に、オフ電流は、半導体
層がLDD構造とされることで、より低減される。この
ため、オン・オフ電流比を高くすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0018】(実施例1)図1に本実施例の薄膜トラン
ジスタを示す。この薄膜トランジスタは、絶縁性基板1
の上にポリシリコンからなる半導体層2が形成されてい
る。この半導体層2は3つに区分された帯状領域を有
し、両端部の一方が厚肉のソース領域10a、他方が厚
肉のドレイン電極10bとなっており、その間が薄肉の
チャネル領域9となっている。更に、ソース領域10a
とドレイン電極10bとは、それぞれ2つの帯状領域に
分かれていて、チャネル領域9側に低濃度不純物領域1
1a、11bが、逆の外側に高濃度不純物領域12a、
12bが形成されている。
ジスタを示す。この薄膜トランジスタは、絶縁性基板1
の上にポリシリコンからなる半導体層2が形成されてい
る。この半導体層2は3つに区分された帯状領域を有
し、両端部の一方が厚肉のソース領域10a、他方が厚
肉のドレイン電極10bとなっており、その間が薄肉の
チャネル領域9となっている。更に、ソース領域10a
とドレイン電極10bとは、それぞれ2つの帯状領域に
分かれていて、チャネル領域9側に低濃度不純物領域1
1a、11bが、逆の外側に高濃度不純物領域12a、
12bが形成されている。
【0019】上記半導体層2が形成された基板1の上に
は、2箇所に設けたコンタクトホール7a、7bを除く
全面にわたりゲート絶縁膜3が形成され、このゲート絶
縁膜3の上であって、前記チャネル領域9の上方部分に
はゲート電極4が、チャネル領域9よりも広い範囲にわ
たり形成されている。
は、2箇所に設けたコンタクトホール7a、7bを除く
全面にわたりゲート絶縁膜3が形成され、このゲート絶
縁膜3の上であって、前記チャネル領域9の上方部分に
はゲート電極4が、チャネル領域9よりも広い範囲にわ
たり形成されている。
【0020】この状態の基板1の上には、前記コンタク
トホール7a、7bを除いて層間絶縁膜6が形成されて
いる。コンタクトホール7a、7bは、層間絶縁膜6及
び上記ゲート絶縁膜3を貫通している。層間絶縁膜6の
上には、コンタクトホール7a、7bに一部充填して電
極8a、8bが或る範囲に形成されている。
トホール7a、7bを除いて層間絶縁膜6が形成されて
いる。コンタクトホール7a、7bは、層間絶縁膜6及
び上記ゲート絶縁膜3を貫通している。層間絶縁膜6の
上には、コンタクトホール7a、7bに一部充填して電
極8a、8bが或る範囲に形成されている。
【0021】次に、この構造の薄膜トランジスタの製造
方法を図2に基づいて説明する。先ず、図2(a)に示
すように、絶縁性基板1上にポリシリコンからなる半導
体層2を形成する。絶縁性基板1としては、例えば石英
やSiO2、Si3N4等の絶縁膜で覆われたSi基板を
用いた。この上の半導体層2は、例えば原料ガスとして
のSi2H6(ジシラン)にN2を加えたものを用い、か
つ、減圧CVD法を使用し、470°Cの温度、50P
aの圧力で1000オングストロームの非晶質シリコン
を堆積した後、熱処理して多結晶化させ形成する。熱処
理は、例えば温度を600°C、雰囲気をN2とした熱
処理炉の中で24時間アニールすることにより行った。
続いて、多結晶化した半導体層2を、一般的な手法を用
いて、島状に加工する。なお、非晶質シリコンの形成に
は、プラズマCVD法やスパッタリング法を使用しても
良い。また、多結晶化はレーザーアニール法を用いても
良い。 ところで、半導体層2は、その結晶性が非晶質
シリコンの膜厚が厚い程良好であるので、厚く形成す
る。
方法を図2に基づいて説明する。先ず、図2(a)に示
すように、絶縁性基板1上にポリシリコンからなる半導
体層2を形成する。絶縁性基板1としては、例えば石英
やSiO2、Si3N4等の絶縁膜で覆われたSi基板を
用いた。この上の半導体層2は、例えば原料ガスとして
のSi2H6(ジシラン)にN2を加えたものを用い、か
つ、減圧CVD法を使用し、470°Cの温度、50P
aの圧力で1000オングストロームの非晶質シリコン
を堆積した後、熱処理して多結晶化させ形成する。熱処
理は、例えば温度を600°C、雰囲気をN2とした熱
処理炉の中で24時間アニールすることにより行った。
続いて、多結晶化した半導体層2を、一般的な手法を用
いて、島状に加工する。なお、非晶質シリコンの形成に
は、プラズマCVD法やスパッタリング法を使用しても
良い。また、多結晶化はレーザーアニール法を用いても
良い。 ところで、半導体層2は、その結晶性が非晶質
シリコンの膜厚が厚い程良好であるので、厚く形成す
る。
【0022】次に、図2(b)に示すように半導体層2
が形成された基板1上に、シリコン酸化膜(SiO2)
21及びシリコン窒化膜(Si3N4)22をこの順に形
成する。シリコン酸化膜21及びシリコン窒化膜22は
各々、例えば減圧CVD法で210オングストローム、
400オングストローム堆積した。
が形成された基板1上に、シリコン酸化膜(SiO2)
21及びシリコン窒化膜(Si3N4)22をこの順に形
成する。シリコン酸化膜21及びシリコン窒化膜22は
各々、例えば減圧CVD法で210オングストローム、
400オングストローム堆積した。
【0023】次いで、上側のシリコン窒化膜22のみに
対し前記チャネル領域9を形成すべき部分をエッチング
して除去し、その後950°CのドライO2(酸素)を
使用して酸化を行い、図2(c)に示すように、シリコ
ン窒化膜22で覆われていない半導体層2部分を薄肉に
してチャネル領域9を形成すると共に、そのチャネル領
域9の上方に厚肉のポリシリコン酸化膜23を形成す
る。これにより形成されたポリシリコン酸化膜23は、
厚みが1600オングストローム、残ったシリコン酸化
膜21は厚みが200オングストロームである。この酸
化のとき、シリコン窒化膜22は酸化を抑止するので、
半導体層2のシリコン窒化膜22で覆われていない部分
のみ酸化されていき、薄肉のチャネル領域9を形成でき
る。
対し前記チャネル領域9を形成すべき部分をエッチング
して除去し、その後950°CのドライO2(酸素)を
使用して酸化を行い、図2(c)に示すように、シリコ
ン窒化膜22で覆われていない半導体層2部分を薄肉に
してチャネル領域9を形成すると共に、そのチャネル領
域9の上方に厚肉のポリシリコン酸化膜23を形成す
る。これにより形成されたポリシリコン酸化膜23は、
厚みが1600オングストローム、残ったシリコン酸化
膜21は厚みが200オングストロームである。この酸
化のとき、シリコン窒化膜22は酸化を抑止するので、
半導体層2のシリコン窒化膜22で覆われていない部分
のみ酸化されていき、薄肉のチャネル領域9を形成でき
る。
【0024】次いで、図2(d)に示すようにシリコン
窒化膜22のみを、例えば熱リン酸により除去したあ
と、チャネル領域9の上に形成した上記ポリシリコン酸
化膜23をマスクとして、例えばリン(P+)を半導体
層2にイオン注入する。イオン注入条件としては、例え
ば電圧を40keVとし、イオンの注入密度を2×10
13cm-2とした。半導体層2のイオン注入された部分が
ソース領域10aとドレイン領域10bとなる。
窒化膜22のみを、例えば熱リン酸により除去したあ
と、チャネル領域9の上に形成した上記ポリシリコン酸
化膜23をマスクとして、例えばリン(P+)を半導体
層2にイオン注入する。イオン注入条件としては、例え
ば電圧を40keVとし、イオンの注入密度を2×10
13cm-2とした。半導体層2のイオン注入された部分が
ソース領域10aとドレイン領域10bとなる。
【0025】次いで、図2(e)に示すように、ポリシ
リコン酸化膜23を有するシリコン酸化膜21をエッチ
ング等にて除去した後、基板1の上に、例えばSiO2
からなるゲート絶縁膜3を、CVD法により1000オ
ングストロームの厚みに形成し、そのゲート絶縁膜3の
上であって、チャネル領域9が形成された上方部分に、
前記ソース領域10aとドレイン領域10bそれぞれの
一部の上方を覆って、リン(P)をドープしたポリシリ
コンからなるゲート電極4を、例えば4500オングス
トローム程度形成する。続いて、このゲート電極4をマ
スクとして、前記半導体層2にリン(P+)をイオン注
入する。イオン注入条件としては、例えば電圧を100
keVとし、イオンの注入密度を1×1015cm-2とし
た。この注入により、ソース領域10aとドレイン領域
10bそれぞれの外側部分に高濃度不純物領域12a、
12bが形成され、前記ゲート電極4で覆われた部分が
低濃度不純物領域11a、11bとして残る。更に、両
低濃度不純物領域11a、11bで挟まれた部分が、チ
ャネル領域9として残る。このとき、ゲート電極4の下
方には、両低濃度不純物領域11a、11bと、チャネ
ル領域9とが存在する。
リコン酸化膜23を有するシリコン酸化膜21をエッチ
ング等にて除去した後、基板1の上に、例えばSiO2
からなるゲート絶縁膜3を、CVD法により1000オ
ングストロームの厚みに形成し、そのゲート絶縁膜3の
上であって、チャネル領域9が形成された上方部分に、
前記ソース領域10aとドレイン領域10bそれぞれの
一部の上方を覆って、リン(P)をドープしたポリシリ
コンからなるゲート電極4を、例えば4500オングス
トローム程度形成する。続いて、このゲート電極4をマ
スクとして、前記半導体層2にリン(P+)をイオン注
入する。イオン注入条件としては、例えば電圧を100
keVとし、イオンの注入密度を1×1015cm-2とし
た。この注入により、ソース領域10aとドレイン領域
10bそれぞれの外側部分に高濃度不純物領域12a、
12bが形成され、前記ゲート電極4で覆われた部分が
低濃度不純物領域11a、11bとして残る。更に、両
低濃度不純物領域11a、11bで挟まれた部分が、チ
ャネル領域9として残る。このとき、ゲート電極4の下
方には、両低濃度不純物領域11a、11bと、チャネ
ル領域9とが存在する。
【0026】次いで、図1に示すように、基板1上に層
間絶縁膜6を、例えばCVD法により6000オングス
トロームの厚みに形成した後、不純物活性化の為の熱処
理を施した。熱処理条件としては、例えば温度を950
°Cとした窒素雰囲気中で30分間加熱することにより
行った。その後、層間絶縁膜6及びゲート絶縁膜3を貫
通し、ソース領域10a及びドレイン領域10bに達す
るように、2箇所にコンタクトホール7a、7bを開口
した後、Al等からなる導電材料をコンタクトホール7
a、7bに一部充填して電極8a、8bを形成した。
間絶縁膜6を、例えばCVD法により6000オングス
トロームの厚みに形成した後、不純物活性化の為の熱処
理を施した。熱処理条件としては、例えば温度を950
°Cとした窒素雰囲気中で30分間加熱することにより
行った。その後、層間絶縁膜6及びゲート絶縁膜3を貫
通し、ソース領域10a及びドレイン領域10bに達す
るように、2箇所にコンタクトホール7a、7bを開口
した後、Al等からなる導電材料をコンタクトホール7
a、7bに一部充填して電極8a、8bを形成した。
【0027】したがって、このように構成された薄膜ト
ランジスタにおいては、半導体層2のチャネル領域9相
当部分に酸化が施されて、半導体層2のソース領域10
a及びドレイン領域10bがチャネル領域9よりも厚肉
となっている。よって、不純物注入が行われるソース領
域10a及びドレイン領域10bが厚いので、濃度制御
性が損なわれることがない。また、予め半導体層2を厚
く形成しておくと、半導体層2は良好な結晶状態とな
る。また、チャネル領域9の薄肉化を酸化により行うの
で、半導体層2全体の結晶性が損なわれない。これによ
りオン電流が大きくなる。更に、ソース領域10a及び
ドレイン領域10bは厚肉のまま残されるので、ソース
領域10a及びドレイン領域10bの抵抗は十分に低い
状態となる。これにより、オン電流が低くなり難い。
ランジスタにおいては、半導体層2のチャネル領域9相
当部分に酸化が施されて、半導体層2のソース領域10
a及びドレイン領域10bがチャネル領域9よりも厚肉
となっている。よって、不純物注入が行われるソース領
域10a及びドレイン領域10bが厚いので、濃度制御
性が損なわれることがない。また、予め半導体層2を厚
く形成しておくと、半導体層2は良好な結晶状態とな
る。また、チャネル領域9の薄肉化を酸化により行うの
で、半導体層2全体の結晶性が損なわれない。これによ
りオン電流が大きくなる。更に、ソース領域10a及び
ドレイン領域10bは厚肉のまま残されるので、ソース
領域10a及びドレイン領域10bの抵抗は十分に低い
状態となる。これにより、オン電流が低くなり難い。
【0028】一方、チャネル領域9が薄肉となっている
ので、オフ電流は低減される。更に、オフ電流は、半導
体層2がLDD構造とされることで、より低減される。
このため、オン・オフ電流比を高くすることができる。
ので、オフ電流は低減される。更に、オフ電流は、半導
体層2がLDD構造とされることで、より低減される。
このため、オン・オフ電流比を高くすることができる。
【0029】(実施例2)図3に本発明の他の実施例を
示す。本実施例は、実施例1の場合とは逆に、ゲート電
極4上にゲート絶縁膜3を介して半導体層2が設けられ
た構造としてある。かかる構造の薄膜トランジスタの製
造方法を、図4に基づいて説明する。
示す。本実施例は、実施例1の場合とは逆に、ゲート電
極4上にゲート絶縁膜3を介して半導体層2が設けられ
た構造としてある。かかる構造の薄膜トランジスタの製
造方法を、図4に基づいて説明する。
【0030】先ず、図4(a)に示すように絶縁性基板
1上の所定範囲に、リンがドープされたポリシリコンか
らなるゲート電極4を形成し、ゲート電極4が形成され
た基板1上の全面にゲート絶縁膜3を形成する。ゲート
電極4の形成は、例えばリンをドープしたポリシリコン
を4500オングストローム堆積して行い、ゲート絶縁
膜3の形成は、例えばCVD法によりSiO2を100
0オングストローム堆積して行った。
1上の所定範囲に、リンがドープされたポリシリコンか
らなるゲート電極4を形成し、ゲート電極4が形成され
た基板1上の全面にゲート絶縁膜3を形成する。ゲート
電極4の形成は、例えばリンをドープしたポリシリコン
を4500オングストローム堆積して行い、ゲート絶縁
膜3の形成は、例えばCVD法によりSiO2を100
0オングストローム堆積して行った。
【0031】次いで、図4(b)に示すように基板1の
上にポリシリコンからなる半導体層2を形成する。この
半導体層2は、実施例1と同様にして形成する。即ち、
原料ガスとしてのSi2H6(ジシラン)にN2を加えた
ものを用い、かつ、減圧CVD法を使用し、470°C
の温度、50Paの圧力で1000オングストロームの
非晶質シリコンを堆積した後、熱処理して多結晶化させ
形成する。熱処理条件としては、例えば温度を600°
C、雰囲気をN2とした熱処理炉の中で24時間アニー
ルすることにより行った。続いて、多結晶化した半導体
層2を、一般的な手法を用いて、島状に加工する。な
お、非晶質シリコンの形成には、プラズマCVD法やス
パッタリング法を使用しても良い。また、多結晶化はレ
ーザーアニール法を用いても良い。
上にポリシリコンからなる半導体層2を形成する。この
半導体層2は、実施例1と同様にして形成する。即ち、
原料ガスとしてのSi2H6(ジシラン)にN2を加えた
ものを用い、かつ、減圧CVD法を使用し、470°C
の温度、50Paの圧力で1000オングストロームの
非晶質シリコンを堆積した後、熱処理して多結晶化させ
形成する。熱処理条件としては、例えば温度を600°
C、雰囲気をN2とした熱処理炉の中で24時間アニー
ルすることにより行った。続いて、多結晶化した半導体
層2を、一般的な手法を用いて、島状に加工する。な
お、非晶質シリコンの形成には、プラズマCVD法やス
パッタリング法を使用しても良い。また、多結晶化はレ
ーザーアニール法を用いても良い。
【0032】次いで、同図に示すように、半導体層2の
チャネル領域9相当部分を薄肉化する。この薄肉化は、
実施例1と同様に行う。即ち、半導体層2が形成された
基板1上に、シリコン酸化膜(SiO2)21及び図示
しないシリコン窒化膜(Si3N4)をこの順に形成し、
上側のシリコン窒化膜のみに対してチャネル領域9を形
成すべき部分をエッチングして除去し、その後950°
CのドライO2(酸素)を使用して酸化を行い、シリコ
ン窒化膜で覆われていない半導体層2部分を薄肉にして
チャネル領域9を形成する。このとき、チャネル領域9
の上方には、厚肉のポリシリコン酸化膜23が形成され
る。
チャネル領域9相当部分を薄肉化する。この薄肉化は、
実施例1と同様に行う。即ち、半導体層2が形成された
基板1上に、シリコン酸化膜(SiO2)21及び図示
しないシリコン窒化膜(Si3N4)をこの順に形成し、
上側のシリコン窒化膜のみに対してチャネル領域9を形
成すべき部分をエッチングして除去し、その後950°
CのドライO2(酸素)を使用して酸化を行い、シリコ
ン窒化膜で覆われていない半導体層2部分を薄肉にして
チャネル領域9を形成する。このとき、チャネル領域9
の上方には、厚肉のポリシリコン酸化膜23が形成され
る。
【0033】次いで、上側のシリコン窒化膜のみを熱リ
ン酸を用いて除去した後、上記ポリシリコン酸化膜23
をマスクとして、半導体層2にリン(P+)をイオン注
入し、ソース領域10aとドレイン領域10bを形成す
る。残った部分が前記チャネル領域9となる。イオン注
入条件としては、例えば電圧を40keVとし、イオン
の注入密度を2×1013cm-2とした。
ン酸を用いて除去した後、上記ポリシリコン酸化膜23
をマスクとして、半導体層2にリン(P+)をイオン注
入し、ソース領域10aとドレイン領域10bを形成す
る。残った部分が前記チャネル領域9となる。イオン注
入条件としては、例えば電圧を40keVとし、イオン
の注入密度を2×1013cm-2とした。
【0034】次いで、図4(c)に示すように、ポリシ
リコン酸化膜23を有するシリコン酸化膜21の上に、
レジスト24をパターン形成し、このレジスト24をマ
スクとしてリン(P+)をソース領域10aとドレイン
領域10bにイオン注入する。イオン注入条件として
は、例えば電圧を40keVとし、イオンの注入密度を
1×1015cm-2とした。これにより、ソース領域10
aとドレイン領域10bの外側部分に高濃度不純物領域
12a、12bが形成される。ソース領域10a及びド
レイン領域10bのレジスト24にて覆われた部分に
は、低濃度不純物領域11a、11bが残る。更に、両
低濃度不純物領域11a、11bで挟まれた部分にはチ
ャネル領域9が残る。このとき、ゲート電極4の上方
に、両低濃度不純物領域11a、11bと、チャネル領
域9とが存在するようになすと共に、レジスト24を形
成する。
リコン酸化膜23を有するシリコン酸化膜21の上に、
レジスト24をパターン形成し、このレジスト24をマ
スクとしてリン(P+)をソース領域10aとドレイン
領域10bにイオン注入する。イオン注入条件として
は、例えば電圧を40keVとし、イオンの注入密度を
1×1015cm-2とした。これにより、ソース領域10
aとドレイン領域10bの外側部分に高濃度不純物領域
12a、12bが形成される。ソース領域10a及びド
レイン領域10bのレジスト24にて覆われた部分に
は、低濃度不純物領域11a、11bが残る。更に、両
低濃度不純物領域11a、11bで挟まれた部分にはチ
ャネル領域9が残る。このとき、ゲート電極4の上方
に、両低濃度不純物領域11a、11bと、チャネル領
域9とが存在するようになすと共に、レジスト24を形
成する。
【0035】次いで、図3に示すように、レジスト24
を除去した後、基板1上に層間絶縁膜6を形成し、その
後不純物活性化の為の熱処理を施した。熱処理条件とし
ては、例えば温度を950°Cとした窒素雰囲気中で3
0分間行った。その後、層間絶縁膜6を貫通し、ソース
領域10a及びドレイン領域10bに達するように、2
箇所にコンタクトホール7a、7bを開口した後、Al
等からなる導電材料をコンタクトホール7a、7bに一
部充填して電極8a、8bを形成した。
を除去した後、基板1上に層間絶縁膜6を形成し、その
後不純物活性化の為の熱処理を施した。熱処理条件とし
ては、例えば温度を950°Cとした窒素雰囲気中で3
0分間行った。その後、層間絶縁膜6を貫通し、ソース
領域10a及びドレイン領域10bに達するように、2
箇所にコンタクトホール7a、7bを開口した後、Al
等からなる導電材料をコンタクトホール7a、7bに一
部充填して電極8a、8bを形成した。
【0036】したがって、この薄膜トランジスタにおい
ても、前同様に、濃度制御性を損なうことがなく、また
オン・オフ電流比を高くすることができる。
ても、前同様に、濃度制御性を損なうことがなく、また
オン・オフ電流比を高くすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、オ
ン・オフ電流比を高くすることが可能となり、液晶表示
装置に組み込まれた場合には絵素電極へ電荷を短時間で
充電でき、また充電された電荷を1フレームの間十分に
保持することができる。更に、SRAMに組み込まれた
場合には、消費電流を低減でき、また耐ノイズ性や耐放
射線性を良くしてメモリセルを安定化できる。また、不
純物の注入が行われるソース領域及びドレイン領域が厚
いので、濃度制御性を損なうことがない。
ン・オフ電流比を高くすることが可能となり、液晶表示
装置に組み込まれた場合には絵素電極へ電荷を短時間で
充電でき、また充電された電荷を1フレームの間十分に
保持することができる。更に、SRAMに組み込まれた
場合には、消費電流を低減でき、また耐ノイズ性や耐放
射線性を良くしてメモリセルを安定化できる。また、不
純物の注入が行われるソース領域及びドレイン領域が厚
いので、濃度制御性を損なうことがない。
【図1】本実施例の薄膜トランジスタを示す断面図であ
る。
る。
【図2】その薄膜トランジスタの製造プロセスを示す工
程図(断面図)である。
程図(断面図)である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】他の実施例に係る薄膜トランジスタの製造プロ
セスを示す工程図(断面図)である。
セスを示す工程図(断面図)である。
【図5】従来の薄膜トランジスタを示す断面図である。
【図6】従来の他の薄膜トランジスタを示す断面図であ
る。
る。
1 基板 2 半導体層 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 6 層間絶縁膜 7a、7b コンタクトホール 8a、8b 電極 9 チャネル領域 10a ソース領域 10b ドレイン領域 11a、11b 低濃度不純物領域 12a、12b 高濃度不純物領域 21 シリコン酸化膜 22 シリコン窒化膜 23 ポリシリコン酸化膜 24 レジスト
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁性基板上に半導体層、ゲート絶縁膜
及びゲート電極がこの順に、又は逆の順に積層形成さ
れ、該半導体層の3つに区分された帯状領域の中央部が
チャネル領域となっており、両側の一方がソース領域、
他方がドレイン領域となった薄膜トランジスタにおい
て、 該半導体層のソース領域及びドレイン領域の厚さがチャ
ネル領域の厚さよりも厚く、かつ、ソース領域及びドレ
イン領域のそれぞれがチャネル領域側を低濃度不純物領
域とし、反対側を高濃度不純物領域とした2つの領域を
有する薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】 絶縁性基板上に半導体層、ゲート絶縁膜
及びゲート電極がこの順に、又は逆の順に積層形成さ
れ、該半導体層の3つに区分された帯状領域の中央部が
チャネル領域となっており、両側の一方がソース領域、
他方がドレイン領域となった薄膜トランジスタの製造方
法において、 半導体層を形成する工程と、 形成された半導体層のチャネル領域のみを選択酸化する
工程と、 該チャネル領域に形成された酸化膜をマスクとして不純
物を低濃度で注入し、チャネル領域の両側の半導体層部
分の一方にソース領域を、他方にドレイン領域を形成す
る工程と、 該ソース領域及び該ドレイン領域それぞれのチャネル領
域側を低濃度不純物領域として残した状態で、該低濃度
不純物領域の外側に不純物を高濃度で注入して高濃度不
純物領域を形成する工程と、 を含む薄膜トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26226391A JP2731056B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26226391A JP2731056B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05102483A true JPH05102483A (ja) | 1993-04-23 |
JP2731056B2 JP2731056B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=17373357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26226391A Expired - Fee Related JP2731056B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2731056B2 (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0738012A2 (en) * | 1995-04-10 | 1996-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Thin film transistor and liquid crystal display using the same |
EP0786818A3 (en) * | 1996-01-26 | 1998-03-25 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Thin film transistor of silicon-on-insulator type |
US6469317B1 (en) | 1998-12-18 | 2002-10-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6501098B2 (en) | 1998-11-25 | 2002-12-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. | Semiconductor device |
US6512504B1 (en) | 1999-04-27 | 2003-01-28 | Semiconductor Energy Laborayory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US6518594B1 (en) | 1998-11-16 | 2003-02-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor devices |
US6524895B2 (en) | 1998-12-25 | 2003-02-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6541294B1 (en) | 1999-07-22 | 2003-04-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6545359B1 (en) | 1998-12-18 | 2003-04-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wiring line and manufacture process thereof, and semiconductor device and manufacturing process thereof |
US6576926B1 (en) | 1999-02-23 | 2003-06-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US6646287B1 (en) | 1999-11-19 | 2003-11-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device with tapered gate and insulating film |
US6664145B1 (en) | 1999-07-22 | 2003-12-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6777716B1 (en) | 1999-02-12 | 2004-08-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and method of manufacturing therefor |
US6839135B2 (en) | 2000-04-11 | 2005-01-04 | Agilent Technologies, Inc. | Optical device |
US6909114B1 (en) | 1998-11-17 | 2005-06-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having LDD regions |
US6909117B2 (en) | 2000-09-22 | 2005-06-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
US6919282B2 (en) | 1999-11-05 | 2005-07-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating a semiconductor device |
US6940124B2 (en) | 1999-04-30 | 2005-09-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6949767B2 (en) | 1998-11-25 | 2005-09-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
US6952020B1 (en) | 1999-07-06 | 2005-10-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6967633B1 (en) | 1999-10-08 | 2005-11-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US6979603B2 (en) | 2001-02-28 | 2005-12-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing a semiconductor device |
US7141821B1 (en) | 1998-11-10 | 2006-11-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having an impurity gradient in the impurity regions and method of manufacture |
US7235810B1 (en) | 1998-12-03 | 2007-06-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US7259427B2 (en) | 1998-11-09 | 2007-08-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
CN107591442A (zh) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 台湾积体电路制造股份有限公司 | 具有至2d材料有源区的接触件的场效应晶体管 |
CN113161423A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-07-23 | 合肥维信诺科技有限公司 | 一种薄膜晶体管、薄膜晶体管的制作方法及显示面板 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62204354U (ja) * | 1986-06-19 | 1987-12-26 | ||
JPS63200572A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-18 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 薄膜半導体装置の製造方法 |
JPS63204769A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 薄膜トランジスタの製造方法 |
JPH01292861A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-27 | Hitachi Ltd | 半導体装置および製造方法 |
JPH0227772A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-30 | Sony Corp | 電界効果型薄膜トランジスタ |
JPH0298940A (ja) * | 1988-10-06 | 1990-04-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
JPH02277246A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 薄膜トランジスタの製造方法 |
JPH04316333A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-06 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスタの製造方法 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26226391A patent/JP2731056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62204354U (ja) * | 1986-06-19 | 1987-12-26 | ||
JPS63200572A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-18 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 薄膜半導体装置の製造方法 |
JPS63204769A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 薄膜トランジスタの製造方法 |
JPH01292861A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-27 | Hitachi Ltd | 半導体装置および製造方法 |
JPH0227772A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-30 | Sony Corp | 電界効果型薄膜トランジスタ |
JPH0298940A (ja) * | 1988-10-06 | 1990-04-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
JPH02277246A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 薄膜トランジスタの製造方法 |
JPH04316333A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-06 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Cited By (90)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0738012A3 (en) * | 1995-04-10 | 1997-08-13 | Canon Kk | Thin film transistor and liquid crystal display using the same |
US5693959A (en) * | 1995-04-10 | 1997-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Thin film transistor and liquid crystal display using the same |
EP0738012A2 (en) * | 1995-04-10 | 1996-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Thin film transistor and liquid crystal display using the same |
EP0786818A3 (en) * | 1996-01-26 | 1998-03-25 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Thin film transistor of silicon-on-insulator type |
US7259427B2 (en) | 1998-11-09 | 2007-08-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US9214532B2 (en) | 1998-11-09 | 2015-12-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Ferroelectric liquid crystal display device comprising gate-overlapped lightly doped drain structure |
US7279711B1 (en) | 1998-11-09 | 2007-10-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Ferroelectric liquid crystal and goggle type display devices |
US7141821B1 (en) | 1998-11-10 | 2006-11-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having an impurity gradient in the impurity regions and method of manufacture |
US7244962B2 (en) | 1998-11-16 | 2007-07-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor devices |
US7485898B2 (en) | 1998-11-16 | 2009-02-03 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor devices |
US6518594B1 (en) | 1998-11-16 | 2003-02-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor devices |
US6815273B2 (en) | 1998-11-16 | 2004-11-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor devices |
US7172928B2 (en) | 1998-11-17 | 2007-02-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating a semiconductor device by doping impurity element into a semiconductor layer through a gate electrode |
US9627460B2 (en) | 1998-11-17 | 2017-04-18 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating a semiconductor device |
US8957422B2 (en) | 1998-11-17 | 2015-02-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating a semiconductor device |
US6909114B1 (en) | 1998-11-17 | 2005-06-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having LDD regions |
US6501098B2 (en) | 1998-11-25 | 2002-12-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. | Semiconductor device |
US7064020B2 (en) | 1998-11-25 | 2006-06-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing a semiconductor device having a gate electrode with a three layer structure |
US9035316B2 (en) | 1998-11-25 | 2015-05-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Device comprising EL element electrically connected to P-channel transistor |
US7956362B2 (en) | 1998-11-25 | 2011-06-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and wiring structure of triple-layer |
US6949767B2 (en) | 1998-11-25 | 2005-09-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
US8373171B2 (en) | 1998-11-25 | 2013-02-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light-emitting device having a triple-layer wiring structure |
US7235810B1 (en) | 1998-12-03 | 2007-06-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US9368642B2 (en) | 1998-12-18 | 2016-06-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6809021B2 (en) | 1998-12-18 | 2004-10-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wiring line and manufacture process thereof and semiconductor device and manufacturing process thereof |
US8252637B2 (en) | 1998-12-18 | 2012-08-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6891195B2 (en) | 1998-12-18 | 2005-05-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US7952093B2 (en) | 1998-12-18 | 2011-05-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6469317B1 (en) | 1998-12-18 | 2002-10-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US7420211B2 (en) | 1998-12-18 | 2008-09-02 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wiring line and manufacture process thereof, and semiconductor device and manufacturing process thereof |
US6545359B1 (en) | 1998-12-18 | 2003-04-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wiring line and manufacture process thereof, and semiconductor device and manufacturing process thereof |
US7381991B2 (en) | 1998-12-25 | 2008-06-03 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6524895B2 (en) | 1998-12-25 | 2003-02-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of fabricating the same |
US6777716B1 (en) | 1999-02-12 | 2004-08-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and method of manufacturing therefor |
US8994887B2 (en) | 1999-02-12 | 2015-03-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device comprising a second organic film over a third insulating film wherein the second organic film overlaps with a channel formation region and a second conductive film |
US9235095B2 (en) | 1999-02-12 | 2016-01-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device comprising a second organic film over a third insulating film wherein the second organic film overlaps with a channel formation region and a second conductive film |
US8023042B2 (en) | 1999-02-12 | 2011-09-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing therefor |
US8896777B2 (en) | 1999-02-12 | 2014-11-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device comprising a spacer wherein the spacer has an opening through which a pixel electrode is connected to a first transistor |
US7365393B2 (en) | 1999-02-23 | 2008-04-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US7745829B2 (en) | 1999-02-23 | 2010-06-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US9910334B2 (en) | 1999-02-23 | 2018-03-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US8030659B2 (en) | 1999-02-23 | 2011-10-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US6967129B2 (en) | 1999-02-23 | 2005-11-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US7442991B2 (en) | 1999-02-23 | 2008-10-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display including casing and display unit |
US9431431B2 (en) | 1999-02-23 | 2016-08-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US6576926B1 (en) | 1999-02-23 | 2003-06-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US7843407B2 (en) | 1999-04-27 | 2010-11-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US6879309B2 (en) | 1999-04-27 | 2005-04-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US9837451B2 (en) | 1999-04-27 | 2017-12-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US9293483B2 (en) | 1999-04-27 | 2016-03-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co. Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US7274349B2 (en) | 1999-04-27 | 2007-09-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US8994711B2 (en) | 1999-04-27 | 2015-03-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US6512504B1 (en) | 1999-04-27 | 2003-01-28 | Semiconductor Energy Laborayory Co., Ltd. | Electronic device and electronic apparatus |
US6940124B2 (en) | 1999-04-30 | 2005-09-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7855416B2 (en) | 1999-04-30 | 2010-12-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7456474B2 (en) | 1999-04-30 | 2008-11-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having insulating film |
US8664660B2 (en) | 1999-07-06 | 2014-03-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US9236400B2 (en) | 1999-07-06 | 2016-01-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7348599B2 (en) | 1999-07-06 | 2008-03-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6952020B1 (en) | 1999-07-06 | 2005-10-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US8227806B2 (en) | 1999-07-06 | 2012-07-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Active matrix display in which LDD regions in the driver circuit and the storage capacitor in the pixel section have the same dopant concentration |
US6664145B1 (en) | 1999-07-22 | 2003-12-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6541294B1 (en) | 1999-07-22 | 2003-04-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7968890B2 (en) | 1999-07-22 | 2011-06-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6743649B2 (en) | 1999-07-22 | 2004-06-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US6992328B2 (en) | 1999-07-22 | 2006-01-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7335911B2 (en) | 1999-07-22 | 2008-02-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US8624248B2 (en) | 1999-07-22 | 2014-01-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US7737441B2 (en) | 1999-07-22 | 2010-06-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US9576981B2 (en) | 1999-07-22 | 2017-02-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having a gate insulting film with thick portions aligned with a tapered gate electrode |
US6967633B1 (en) | 1999-10-08 | 2005-11-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US7495641B2 (en) | 1999-10-08 | 2009-02-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US7372114B2 (en) | 1999-11-05 | 2008-05-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device, and method of fabricating the same |
US6919282B2 (en) | 1999-11-05 | 2005-07-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating a semiconductor device |
US7166899B2 (en) | 1999-11-05 | 2007-01-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device, and method of fabricating the same |
US7560734B2 (en) | 1999-11-19 | 2009-07-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US8957424B2 (en) | 1999-11-19 | 2015-02-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electroluminescence display device |
US9673223B2 (en) | 1999-11-19 | 2017-06-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electroluminescence display device |
US7008828B2 (en) | 1999-11-19 | 2006-03-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor device |
US6646287B1 (en) | 1999-11-19 | 2003-11-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device with tapered gate and insulating film |
US6839135B2 (en) | 2000-04-11 | 2005-01-04 | Agilent Technologies, Inc. | Optical device |
US6909117B2 (en) | 2000-09-22 | 2005-06-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
US8017951B2 (en) | 2001-02-28 | 2011-09-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device including a conductive film having a tapered shape |
US7531839B2 (en) | 2001-02-28 | 2009-05-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device having driver TFTs and pixel TFTs formed on the same substrate |
US6979603B2 (en) | 2001-02-28 | 2005-12-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing a semiconductor device |
US8242508B2 (en) | 2001-02-28 | 2012-08-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing a semiconductor device |
CN107591442A (zh) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 台湾积体电路制造股份有限公司 | 具有至2d材料有源区的接触件的场效应晶体管 |
CN107591442B (zh) * | 2016-07-06 | 2020-09-08 | 台湾积体电路制造股份有限公司 | 具有至2d材料有源区的接触件的场效应晶体管 |
CN113161423A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-07-23 | 合肥维信诺科技有限公司 | 一种薄膜晶体管、薄膜晶体管的制作方法及显示面板 |
CN113161423B (zh) * | 2021-04-26 | 2022-10-28 | 合肥维信诺科技有限公司 | 一种薄膜晶体管、薄膜晶体管的制作方法及显示面板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2731056B2 (ja) | 1998-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2731056B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH03173480A (ja) | 基板の上に横たわる多層導電ラインを有する半導体装置を製作するための方法 | |
KR100691293B1 (ko) | 박막 반도체 디바이스 및 그 제조 방법 | |
JPH07202217A (ja) | Ldd型の多結晶シリコン薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
US5903013A (en) | Thin film transistor and method of manufacturing the same | |
JP2658569B2 (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
JP2798537B2 (ja) | アクティブマトリクス基板の製造方法 | |
JP3171673B2 (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
JPH0590589A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
JPH06349856A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
JPH03265143A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JP3567130B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
KR970054500A (ko) | 다결정 실리콘 박막 트랜지스터의 제조방법 | |
JPH05259457A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
JPH06163580A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH04313272A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH11150277A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
KR0129234B1 (ko) | 다결정실리콘 박막트랜지스터 제조방법 | |
JP3144509B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
KR940004258B1 (ko) | 소이구조의 반도체 소자 제조방법 | |
KR100216320B1 (ko) | 모스 트랜지스터 제조방법 | |
KR100197532B1 (ko) | 에스램 박막 트랜지스터 제조 방법 | |
JPH07221318A (ja) | 薄膜トランジスタとその製造方法 | |
KR100365416B1 (ko) | 반도체소자의제조방법 | |
JPH0621461A (ja) | 薄膜トランジスタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971204 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |