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JPH05101228A - アナログ入力カードシステム - Google Patents

アナログ入力カードシステム

Info

Publication number
JPH05101228A
JPH05101228A JP3256629A JP25662991A JPH05101228A JP H05101228 A JPH05101228 A JP H05101228A JP 3256629 A JP3256629 A JP 3256629A JP 25662991 A JP25662991 A JP 25662991A JP H05101228 A JPH05101228 A JP H05101228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
input
channel
analog switch
switches
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3256629A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kurimoto
武司 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3256629A priority Critical patent/JPH05101228A/ja
Publication of JPH05101228A publication Critical patent/JPH05101228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプレクサの各チャンネルごとの故障を
検出し、システム全体の信頼性を向上させるアナログス
イッチ入力カードシステムを実現する。 【構成】 各種のプロセス量を計測するアナログ入力回
路システムにおいて、アナログ入力の前段部にアナログ
スイッチをチャンネルごとに設け、またその出力に、内
部で生成された基準電圧が入力されるアナログスイッチ
とは反転動作する別のアナログスイッチをチャンネルご
とに並列に設け、各チャンネルごとにアナログ入力処理
を行なううちの何度かに一度はアナログスイッチを他の
アナログスイッチに切換えることにより基準電圧を入力
してチャンネルの正常、異常を判定するようにし、チャ
ンネルごとのマルチプロセッサの故障の有無を検出する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プロセス制御におい
て、各種のプロセス量(流量、温度、圧力等)を計測
し、A/D変換してデジタル量にし、データ処理を行な
うためのアナログスイッチ入力カードシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プロセス制御において、各種のプ
ロセス量(流量、温度、圧力等)を計測し、そのアナロ
グ電圧信号をA/D変換してデジタル量にし、これをマ
イクロプロセッサによりデータ処理をさせるアナログス
イッチ処理カードシステムにおいて、最も一般的なハー
ドウェアの構成は第3図に示すようなものである。
【0003】すなわち、複数のアナログスイッチ入力I
N1,IN2,…INnの電圧信号は、フィルター1を
通して、マルチプレクサ2に入力される。そしてこのマ
ルチプレクサ2の入力チャンネルの1つには、基準電圧
発生回路3で生成された基準電圧Vrefが割り付けら
れている。
【0004】このようなアナログスイッチ入力部の構成
において、マイクロプロセッサ4は各チャンネルのデー
タ処理を行なうために、マルチプレクサ2に対してチャ
ンネル選択信号5を出力し、マルチプレクサ2はこのチ
ャンネル5により該当するチャンネルの入力電圧を入力
バッファ6に出力し、この入力バッファ6の出力電圧
が、A/D変換電圧信号7となってA/D変換器8に入
力される。
【0005】そして、マイクロプロセッサ4は、A/D
変換電圧信号7の電圧が落ち着く時間だけウェイトした
後、A/D変換器8に対してA/D変換スタート信号9
を出力する。
【0006】A/D変換器8では、このA/D変換スタ
ート信号9を受け取ると、A/D変換電圧信号をA/D
変換し、デジタルデータ信号に変換し、これをマイクロ
プロセッサ用に出力する。そして、A/D変換が完了す
るとA/D変換器8はA/D変換完了信号10をマイク
ロプロセッサ4に出力する。
【0007】マイクロプロセッサ4はこのA/D変換完
了信号10を受取ると、A/D変換器8に対してその変
換データを読取り、各プロセス量に対するデター処理を
行うようにしている。
【0008】以上が一般的な従来のアナログ入力カード
システムの構成であるが、プロセス制御に使用すること
を前提としたこのようなアナログ入力カードシステムに
おいては、A/D変換回路部分の自己診断は必須の機能
である。そのため、従来から種々の方式が提案されてい
るが、最も代表的なものは、カード内部の基準電圧発生
回路3で生成した基準電圧Vrefをマルチプレクサ2
の特定の1チャンネル(ここでは、n+1チャンネル)
に割り付け、図4に示すように外部アナログ処理の1周
期Tに一度、この基準電圧Vrefをチャンネル選択信
号5によって選択し、A/D変換処理を行い、そのデジ
タル信号によって基準入力チェックを実行する。そして
このチェック処理において基準電圧Vrefが真値に対
してある誤差範囲内であれば、A/D変換回路部分は正
常であり、誤差範囲を逸脱していれば異常と判断し、異
常と判断された場合にはそれ以降の処理を中止し、オペ
レータに対して異常発生のアラーム表示を行うようにし
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のアナログ入力カードシステムでは、A/D変換器
8の故障は検出することができるのであるが、チャンネ
ル選択信号5を発生させる回路の故障(各チャンネルを
正しく選択できないような出力故障、ただし、基準入力
チャンネルの選択は正常)や、マルチプレクサ2のある
特定のチャンネルの選択不良等が発生した場合には、そ
の故障を完全に検知することができないという問題点が
あった。
【0010】また、図5に示すように一つのアナログ入
力11に対して他の機器のA/D変換器と並列に接続す
るようなシステムにおいては、片側のアナログ入力カー
ドのマルチプレクサ2のあるチャンネルが短絡モードで
故障すると、その故障が検知できないばかりか、入力イ
ンピーダンスが著しく低下しまうために、他機器のA/
D変換器12の入力電圧が著しく低下し、正しい測定が
できなくなるという問題点もあった。
【0011】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたものであって、従来検知できなかった故障
モードに対しても検知が可能となり、そのアナログ入力
が他のシステムと並列接続され、並列処理される場合に
おいて故障が発生した時に他システムに悪影響を与える
こともないアナログ入力カードシステムを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のアナログ入力
カードシステムは、各種のプロセス量の計測電圧信号の
入力端ごとに第1のアナログスイッチを設け、前記第1
のアナログスイッチ各々に個別にオン/オフ制御するア
ナログスイッチ選択信号発生回路を設け、前記第1のア
ナログスイッチ各々の出力側に、前記アナログスイッチ
選択信号発生回路のオン/オフ制御信号により前記第1
のアナログスイッチ各々に対して反転動作する第2のア
ナログスイッチを第1のアナログスイッチごとに並列に
設け、第2のアナログスイッチ各々を介して基準電圧を
入力するように基準電圧発生回路を各第2のアナログス
イッチの入力端に接続し、前記第1のアナログスイッチ
各々の出力と第2のアナログスイッチ各々の出力の接続
点にマルチプレクサの各々チャンネルの入力端を接続
し、このマルチプレクサの出力側にA/D変換回路を接
続し、このA/D変換回路の出力側に各種のプロセス量
の演算処理を行なうマイクロプロセッサを設け、このマ
イクロプロセッサにより、前記マルチプレクサのチャン
ネルの順次選択制御を行うと共に、前記アナログスイッ
チ選択信号発生回路が前記第1のアナログスイッチ各々
に対して通常時オン制御すると共に各チャンネルごとに
チャンネルのアナログ入力処理が終了する1周期分ずつ
順にオフ反転制御するようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明のアナログ入力カードシステムでは、
マイクロプロセッサによって制御されるマルチプレクサ
チャンネル選択信号によりマルチプレクサが全チャンネ
ルを一巡する周期ごとにアナログスイッチ選択信号発生
回路が各チャンネルごとの第1のアナログスイッチを1
チャンネルずつずらせて1周期ごとにオン/オフ制御す
るようにし、第1のアナログスイッチがオンの状態にあ
るときにはアナログ入力がマルチプレクサに入力され、
同じチャンネルの次の周期においてはそのチャンネルに
対する第1のアナログスイッチがオフとされ、逆に第2
のアナログスイッチがオンとなって基準電圧発生回路か
ら基準電圧がマルチプレクサに入力されることになり、
この基準電圧に対してA/D変換処理し、デジタル信号
としてマイクロプロセッサで基準電圧の適否を判定し、
各チャンネルから1周期ごとに順次入力されてくるこの
基準電圧デジタル信号が真値に対して誤差の範囲以内あ
るときには正常、誤差範囲を逸脱していれば異常と判定
する。
【0014】こうして、各チャンネルごとに基準電圧信
号を入力し、そのデジタル信号に対する適否の判定によ
り各チャンネルの正常、異常を判断することができ、マ
ルチプレクサの各チャンネルごとの故障、チャンネル選
択信号の出力異常、A/D変換回路部分の異常等を検出
することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
【0016】第1図はこの発明の一実施例の回路構成を
示しており、各種のプロセス量の低速電圧信号のアナロ
グ入力が入力端IN1,IN2,…,INnに入力され
るようになっている。
【0017】そして、この入力端IN1,IN2,…,
INnそれぞれには第1のアナログスイッチ21,2
2,…,2nが設けられており、アナログスイッチ選択
信号SEL1,SEL2,…,SELnによって各々が
オン/オフ制御されるようになっている。
【0018】また、この第1のアナログスイッチ21,
22,…,2nそれぞれの出力側に並列に、第2のアナ
ログスイッチ21´,22´…,2n´が設けられてお
り、これらの各第2のアナログスイッチ21´,22
´,…,2n´それぞれに基準電圧発生回路31から基
準電圧Vrefが入力されるようになっており、そのオ
ン/オフ制御は、アナログスイッチ選択信号SEL1,
SEL2,…,SELnそれぞれの反転信号によって行
われるようになっている。したがって、これらの第1の
アナログスイッチ21,22,…,2nと第2のアナロ
グスイッチ21´,22´,…,2n´の接続点には、
アナログスイッチ選択信号SEL1,SEL2,…,S
ELnが「ハイ」の時には入力端IN1,IN2,…,
INnからのアナログ入力がそのまま入力され、アナロ
グスイッチ選択信号SEL1,SEL2,…,SELn
がオフの時には基準電圧Vrefがたつようになってい
る。
【0019】そして、これらの第1のアナログスイッチ
と第2のアナログスイッチとの接続点各々はノイズを除
去するための入力フィルタ32の各入力端に接続されて
いる。この入力フィルタ32の出力側にマルチプレクサ
33が設けられている。
【0020】マルチプレクサ33は、マルチプレクサチ
ャンネル選択信号34によって第1チャンネルから第n
チャンネルまで順次切換え選択され、選択されたチャン
ネルの入力が直接出力されるものである。
【0021】このマルチプレクサ33の出力側には入力
バッファ35が設けられており、入力バッファ35の出
力としてのA/D変換電圧信号36がA/D変換器37
に入力されるようになっている。A/D変換器37の出
力側にはマイクロプロセッサ38が設けられており、こ
のマイクロプロセッサ38によってA/D変換器37の
A/D変換動作が制御され、またマルチプレクサ33に
対してマルチプレクサチャンネル選択信号34が出力さ
れ、さらにアナログスイッチ選択信号SEL1,SEL
2,…,SELnを発生するアナログスイッチ選択信号
発生回路39を制御するようになっている。
【0022】図中、40はマイクロプロセッサ38から
A/D変換器37に与えられるA/D変換スタート信号
であり、41はA/D変換器37からマイクロプロセッ
サ38に与えられるA/D変換完了信号である。
【0023】次に、上記実施例のアナログ入力カードシ
ステムの動作について説明する。
【0024】各入力端IN1,IN2,…,INnに与
えられる各アナログ電圧は入力部前段の第1のアナログ
スイッチ21,22,…,nに入力される。この第1の
アナログスイッチ21,22,…,2n各々はアナログ
スイッチ選択信号SEL1,SEL2,…SELnがハ
イレベルの時にオン状態になり、その入力電圧が入力フ
ィルタ32を通過してマルチプレクサ33の各入力端
1,2,…,nに入力される。また、アナログスイッチ
選択信号SEL1,SEL2,…,SELnは反転ロジ
ックにより第2のアナログスイッチ21´,22´,
…,2n´のゲート信号としても導かれる。この第2の
アナログスイッチ21,22,…,2n´それぞれの入
力は、基準電圧発生回路31によって生成された基準電
圧Vrefである。
【0025】しかし、通常のアナログ入力処理の時に
は、外部のアナログ入力電圧を第2のアナログスイッチ
21,22,…,22nに取り込んでいるためにアナロ
グスイッチ選択信号SEL1,SEL2,…,SELn
各々はハイレベル出力であり、したがって、第2のアナ
ログスイッチ21´,22´,…,2n´それぞれはオ
フ状態となっている。
【0026】こうしてマルチプレクサ33の各チャンネ
ルに入力されるアナログ入力電圧は、マイクロプロセッ
サ38からのマルチプレクサチャンネル選択信号34の
制御により第1チャンネルから第nチャンネルまで順次
選択され、選択されたチャンネルの信号が入力バッファ
35に出力されている。
【0027】そして、入力バッファ35を通して得られ
るA/D変換電圧信号36がA/D変換器37に入力さ
れる。
【0028】マイクロプロセッサ38は、このA/D変
換器37に対してA/D変換スタート信号40を与える
ことによりA/D変換器37はA/D変換を開始し、そ
のA/D変換が完了するならば、A/D変換完了信号4
1をマイクロプロセッサ38に与え、マイクロプロセッ
サ38はこの完了信号41を受けてA/D変換結果であ
るデジタルデータを入力し、各チャンネルごとのプロセ
スデータの演算処理を行う。
【0029】次に、A/D変換回路部の自己診断機能の
処理動作について図2を参照しながら説明する。
【0030】チャンネル1からチャンネルnまで順次ア
ナログ入力処理が行なわれるものとして、いまチャンネ
ル1の入力端IN1のアナログ入力処理が終了した後に
は、マイクロプロセッサ38はアナログスイッチ選択信
号発生回路39へアナログスイッチ選択信号SEL1に
ロウレベル出力を出すように指令する。これを受けて、
アナログスイッチ選択信号発生回路35がアナログスイ
ッチ選択信号SEL1をロウレベルにすると、アナログ
入力端IN1に接続されている第1のアナログスイッチ
21はオフとなり、逆に第2のアナログスイッチ21´
がオンとなり、基準電圧Vrefが入力フィルタ32を
介してマルチプレクサ33のチャンネル1に入力され
る。
【0031】この後、チャンネルnのアナログ入力処理
を完了すると、先程基準電圧Vrefが入力されたマル
チプレクサ33のチャンネル1をマルチプレクサ選択信
号34が選択し、このチャンネル1に対するA/D変換
処理に入ることになる。
【0032】そこで、マイクロプロセッサ9は基準電圧
Vrefのデジタル変換されたデータを読取り、それが
期待される真値に対してある誤差範囲以内にあるどうか
チェックし、誤差範囲を逸脱するまでに高電圧もしくは
低電圧になっているならば異常と判断し、そのチャンネ
ルについての処理を停止し、同時にチャンネル1に異常
が発生していることを適宜の手段によりCRT表示装置
等にアラーム表示する。こうして、チャンネル1に対す
る通常のアナログ入力電圧信号の処理からチャンネルn
に対するアナログ入力電圧の処理を経て、さらにチャン
ネル1に対する基準電圧の正常/異常の判定までは1周
期Tとなり、続いて第2周期に入り、次のチャンネル2
に対し入力端IN2からのアナログ入力電圧の処理を行
い、順次、チャンネルnまでアナログに入力処理を行
い、次にチャンネル1に戻って同じくアナログ入力処理
を行い、引き続きチャンネル2に対して基準電圧の正常
/異常を判定する。
【0033】以下、同様にして第3周期以降もアナログ
入力処理と基準電圧入力処理を順次継続して行っていく
ことにより、各チャンネルごとのアナログ入力処理と正
常/異常の判定を並行して行なうことができるのであ
る。
【0034】なお、基準入力異常と判断された場合に
は、異常の検出されたチャンネルに対するアナログスイ
ッチ選択信号をロウレベルとし、あるいは全チャンネル
のアナログスイッチ選択信号SEL1〜SELnをロウ
レベルにすることによりそのチャンネルをあるいはアナ
ログ入力カード全体を外部プロセスから切離すようにす
ることもできる。
【0035】このようにしてこの実施例のアナログ入力
カードシステムでは、従来ではマルチプレクサの特定の
1チャンネルに基準電圧信号Vrefを割り付けていた
ために、通常のアナログ入力チャンネルのマルチプレク
サの故障、異常等の検出が行えず、基準電圧を割り付け
たチャンネルのマルチプレクサの故障およびチャンネル
選択信号の出力異常、A/D変換器の異常等を検知する
ことができなかったが、外部入力の各チャンネルを順次
第1のアナログスイッチ21,22,…,2nで切離
し、これに代わって第2のアナログスイッチ21´,2
2´,…,2n´により該当するマルチプレクサ33の
各チャンネルに基準電圧Vrefを割り付けて基準電圧
入力をチェックするため、各チャンネルごとにマルチプ
レクサの診断、チャンネル選択信号の出力異常、入力段
から最終段のA/D変換器の故障等、すべての電子部品
の故障を検知することができるようになり、信頼性の高
いシステムとすることができる。
【0036】また、この実施例のシステムによればアナ
ログ入力処理時間は従来のアナログ入力処理時間と同等
であり、処理時間が長くなり、応答性が遅れる恐れはな
いものである。
【0037】つまり、従来では、アナログ入力が図5に
示すように他の機器と並列接続されている場合、故障モ
ードかマルチプレクサの該当チャンネルの短絡故障や入
力電流増大モードである場合には、その入力インピーダ
ンスが低下するために、他機器の測定電圧が低下し、制
御に支障を来す場合が起こる問題があったが、この実施
例のアナログ入力カードシステムでは、異常検出時にそ
のチャンネルのアナログスイッチをオフにすることがで
きるため、自カードの故障時に並列接続される他機器の
アナログ入力に影響を与えることもないものである。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、マルチ
プレクサの各チャンネルごとにアナログ入力処理と共に
そのアナログ入力処理の何度かに一度は基準電圧入力に
対する処理を行うものであるために、チャンネルごとの
マルチプレクサの故障、A/D変換回路部分の異常、チ
ャンネル選択信号の出力不良などを検知することがで
き、信頼性の高いシステムとすることができる。
【0039】また、アナログ入力を他の機器と並列に入
力するような場合に、当該システムのマルチプレクサの
該当チャンネルに短絡故障や入力電流増大モードの故障
が発生した場合、従来のようにその入力インピーダンス
が低下し、他機器の測定電圧が低下するために制御に支
障を来すということがなく、異常検出時に該当するチャ
ンネルのアナログスイッチ選択信号をオフにすることに
よりアナログ入力を遮断することができ、自カードの故
障時にアナログ入力が並列接続されている他機器へ悪影
響を与える恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回路構成ブロック図。
【図2】上記実施例の各部の動作を示すタイミングチャ
ート。
【図3】従来例の回路構成ブロック図。
【図4】従来例の各部の動作を説明するタイミングチャ
ート。
【図5】従来例におけるアナログ入力を他機器と並列接
続する回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
IN1,IN2,…,INn 入力端 21,22,…,2n 第1のアナログスイッチ 21´,22´,…,2n´ 第2のアナログスイッチ 31 基準電圧発生回路 32 入力フィルター 33 マルチプレクサ 34 マルチプレクサチャンネル選択信号 35 入力バッファ 36 A/D変換電圧信号 37 A/D変換器 38 マイクロプロセッサ 39 アナログスイッチ選択信号発生回路 40 A/D変換スタート信号 41 A/D変換完了信号 Vref 基準電圧 SEL1,SEL2,…,SELn アナログスイッチ
選択信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のプロセス量の計測電圧信号の入力
    端ごとに第1のアナログスイッチを設け、前記第1のア
    ナログスイッチ各々に個別にオン/オフ制御するアナロ
    グスイッチ選択信号発生回路を設け、前記第1のアナロ
    グスイッチ各々の出力側に、前記アナログスイッチ選択
    信号発生回路のオン/オフ制御信号により前記第1のア
    ナログスイッチ各々に対して反転動作する第2のアナロ
    グスイッチを各第1のアナログスイッチごとに並列に設
    け、前記第2のアナログスイッチ各々を介して基準電圧
    を入力するように基準電圧発生回路を各第2のアナログ
    スイッチの入力端に接続し、前記第1のアナログスイッ
    チ各々の出力と第2のアナログスイッチ各々の出力の接
    続点にマルチプレクサの各チャンネルの入力端を接続
    し、このマルチプレクサの出力側にA/D変換回路を接
    続し、このA/D変換回路の出力側に各種のプロセス量
    の演算処理を行なうマイクロプロセッサを設け、このマ
    イクロプロセッサにより、前記マルチプレクサのチャン
    ネルの順次選択制御を行うと共に、前記アナログスイッ
    チ選択信号発生回路が前記第1のアナログスイッチ各々
    に対して通常時オン制御すると共に各チャンネルごとに
    チャンネルのアナログ入力処理が終了する1周期分ずつ
    順にオフ反転制御するようにして成るアナログ入力カー
    ドシステム。
JP3256629A 1991-10-03 1991-10-03 アナログ入力カードシステム Pending JPH05101228A (ja)

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