JPH0510055U - 自動車用ドアウエザストリツプ - Google Patents
自動車用ドアウエザストリツプInfo
- Publication number
- JPH0510055U JPH0510055U JP065857U JP6585791U JPH0510055U JP H0510055 U JPH0510055 U JP H0510055U JP 065857 U JP065857 U JP 065857U JP 6585791 U JP6585791 U JP 6585791U JP H0510055 U JPH0510055 U JP H0510055U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow
- terminal piece
- core
- hollow portion
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サッシュレスドア用のウエザストリップにお
いて、端末ピースからの雨水、洗浄水、塵埃等の浸入を
防止する。 【構成】 ドアパネルの周囲に装着される中空押出体1
の上端に、ドアパネルの端面上部に取付けられる端末ピ
ース2を型成形する。端末ピース2に中空押出体1に接
続される中空部3を設け、この中空部3の非取付面3a
に第1コア抜き孔4を形成する。第1コア抜き孔4より
下位の中空部3の内側に隔壁5を設ける。隔壁5より下
位の中空部3の取付面3bに第2コア抜き孔6を形成す
る。第1コア抜き孔4から浸入した雨水、洗浄水、塵埃
等は隔壁5で遮られて中空押出体1側へ浸入しない。
いて、端末ピースからの雨水、洗浄水、塵埃等の浸入を
防止する。 【構成】 ドアパネルの周囲に装着される中空押出体1
の上端に、ドアパネルの端面上部に取付けられる端末ピ
ース2を型成形する。端末ピース2に中空押出体1に接
続される中空部3を設け、この中空部3の非取付面3a
に第1コア抜き孔4を形成する。第1コア抜き孔4より
下位の中空部3の内側に隔壁5を設ける。隔壁5より下
位の中空部3の取付面3bに第2コア抜き孔6を形成す
る。第1コア抜き孔4から浸入した雨水、洗浄水、塵埃
等は隔壁5で遮られて中空押出体1側へ浸入しない。
Description
【0001】
本考案は、自動車のサッシュレスドアに装着されるドアウエザストリップに関 し、特にその端末ピースの改良技術に係るものである。
【0002】
従来のドアウエザストリップとして、例えば、図7〜図9に示すような技術が 知られている。図において、Pはサッシュレスドアのドアパネル、31はドアパ ネルPの周囲に装着される中空押出体、32は中空押出体31の上端に型成形さ れた端末ピースである。端末ピース32には中空押出体31に接続される中空部 33が設けら、その非取付面には、型成形時に使用したコア(中子)を抜くため のコア抜き孔34がスリット状に形成されている。そして、図8に示すように、 端末ピース32は前記コア抜き孔34から挿入したファスナ35によりドアパネ ルPの端面上部に取付けられている。36は端末ピース32に埋設された補強用 インサートである。
【0003】
ところが、従来のドアウエザストリップの端末ピース32によると、ファスナ 35を挿入できるようにコア抜き孔34が中空部33の非取付面に形成されてい るので、雨水、洗浄水、塵埃等(図8の破線矢印)がコア抜き孔34から中空部 33を通って中空押出体31の内部に浸入しやすかった。通常、中空押出体31 の底部には水抜き孔(図示略)が設けられているが、洗車時等に大量の洗浄水が 浸入した場合に、洗浄水が端末ピース32から溢れ出たり、塵埃で水抜き孔が閉 ざされた場合に、雨水や洗浄水が中空押出体31の内部に残留したりする等の不 具合があった。
【0004】 そこで、本考案の課題は雨水、洗浄水、塵埃等の浸入を防止できる自動車用ド アウエザストリップを提供することにある。
【0005】
上記の課題を解決するために、本考案のドアウエザストリップは、ドアパネル の周囲に装着される中空押出体の上端に、ドアパネルの端面上部に取付けられる 端末ピースを型成形し、その端末ピースに中空押出体に接続される中空部を設け 、この中空部の非取付面にコア抜き孔を形成し、前記コア抜き孔より下位の中空 部内側に隔壁を設けて構成される。
【0006】 ここで、前記「隔壁」を設ける位置として、「中空部」の中間または下端を例 示できる。中空部の中間位置に隔壁を設ける場合には、隔壁により中空部の内部 が上下に2分割されるので、前記「コア抜き孔」とは別のコア抜き孔が隔壁より 下位の中空部の取付面、つまり、ドアパネルとの接合面に形成される。中空部の 下端に隔壁を設ける場合には、コア抜き孔は一つでよい。
【0007】 隔壁の厚さは、中空部の内径、ドア閉鎖時に作用する力、シール性等を考慮し て適宜決定されるが、通常仕様のドアウエザストリップの場合、1.5mm程度 が望ましい。また、隔壁の向きは、特に限定されないが、排水性をよくするため に地上線に対し傾斜した状態、例えば、5度の傾きをつけて設けるとよい。
【0008】
本考案のドアウエザストリップによれば、端末ピースの中空部内に隔壁が設け られるため、この隔壁より下位、すなわち、中空押出体側への雨水、洗浄水、塵 埃等の浸入が確実に防止される。また、隔壁によりコア抜き孔の近傍における中 空部の形状保持力が向上するので、この部分の変形も防止される。
【0009】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜図6に従って説明する。この実施 例のドアウエザストリップは、図1に示すように、サッシュレスドアのドアパネ ルPの周囲に装着される中空押出体1と、この中空押出体1の上端に型成形され た端末ピース2とから構成されている。中空押出体1及び端末ピース2はそれぞ れ柔軟性に富んだスポンジゴム材料で成形されている。
【0010】 図2〜図6に示すように、端末ピース2には中空押出体1に接続される中空部 3が設けられ、その側面である非取付面3aにはスリット状の第1コア抜き孔4 が形成されている。第1コア抜き孔4より下位の中空部3の内側には、そこを密 閉するように、厚さ1.5mm程度の隔壁5が一体的に設けられ、この隔壁5に より中空部3の内部が上下に2分割されている。そして、隔壁5より下位の中空 部3の取付面3b、つまりドアパネルPとの接合面には、スリット状の第2コア 抜き孔6が形成されている。ここで、第1コア抜き孔4を側面である非取付面3 aに形成した理由は、ファスナ35(図8参照)の挿入の容易性と、ファスナ3 5によりドアパネルPに固定した時の取付面3bの安定性確保のためである。ま た、第2コア抜き孔6を取付面3bに形成した理由は、ドアパネルPによるシー ルのためである。
【0011】 前記端末ピース2の型成形に際しては、中空部3が一対のコア(図示略)を使 用して成形され、各コアは離型時に前記第1コア抜き孔4及び第2コア抜き孔6 からそれぞれ別個に取出される。上記の通り、端末ピース2は、第1コア抜き孔 4から挿入したファスナ35によりドアパネルPの端面上部に取付けられる。
【0012】 上記のように構成されたこの実施例のドアウエザストリップによれば、端末ピ ース2の中空部3の内側に隔壁5が設けられるため、第1コア抜き孔4から浸入 した雨水、洗浄水、塵埃等は隔壁5に遮られて第1コア抜き孔4の下端から排出 される。従って、隔壁5より下位、すなわち、中空押出体1側への雨水、洗浄水 、塵埃等の浸入を確実に防止でき、洗車時に洗浄水が端末ピース2から溢れ出た り、中空押出体1底部の水抜き孔が塵埃で閉ざされたりするおそれがなくなる。 なお、隔壁5を地上線に対し若干(約5度)傾斜させて成形すれば、排水性をよ り一層向上できる。
【0013】 また、隔壁5より下位の第2コア抜き孔6は中空部3の取付面3bに形成され 、装着時にはドアパネルPによって閉鎖されるから、ここから雨水、洗浄水、塵 埃等が浸入するおそれがない。しかも、隔壁5によりコア抜き孔4,6の近傍に おける中空部3の形状保持力が向上するので、この部分の変形を防止することも できる。
【0014】 ところで、前記実施例では、隔壁5が中空部3の中間位置に設けられているが 、隔壁5を中空部3の下端位置、つまり、中空押出体1との接続端面を閉鎖する ように設けてもよい。この場合には、中空部3が分割されないので、コア抜き孔 を一つだけ形成すればよい。その他、本考案は前記実施例に限定されるものでは なく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜変更して具体 化することも可能である。
【0015】
以上詳述したように、本考案によれば、端末ピースの中空部の内側に隔壁を設 けたので、中空押出体側への雨水、洗浄水、塵埃等の浸入を確実に防止できると ともに、コア抜き孔の近傍における中空部の形状保持力を向上できるという優れ た効果を奏する。
【図1】本考案の実施例のドアウエザストリップの装着
部位を示すサッシュレスドアの斜視図である。
部位を示すサッシュレスドアの斜視図である。
【図2】同実施例のドアウエザストリップの端末ピース
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2の端末ピースを裏側からみた斜視図であ
る。
る。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図4のC−C線に沿う断面図である。
【図7】従来のドアウエザストリップの端末ピースを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】図7のD−D線に沿う断面図である。
【図9】図7の端末ピースを裏側からみた斜視図であ
る。
る。
1 中空押出体 2 端末ピース 3 中空部 3a 非取付面 3b 取付面 4 第1コア抜
き孔 5 隔壁 6 第2コア抜き
孔 P ドアパネル
き孔 5 隔壁 6 第2コア抜き
孔 P ドアパネル
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ドアパネルの周囲に装着される中空押出
体の上端に、ドアパネルの端面上部に取付けられる端末
ピースを型成形し、前記端末ピースに中空押出体に接続
される中空部を設け、前記中空部の非取付面にコア抜き
孔を形成し、前記コア抜き孔より下位の中空部内側に隔
壁を設けてなることを特徴とする自動車用ドアウエザス
トリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP065857U JPH0510055U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 自動車用ドアウエザストリツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP065857U JPH0510055U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 自動車用ドアウエザストリツプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510055U true JPH0510055U (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=13299107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP065857U Pending JPH0510055U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 自動車用ドアウエザストリツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510055U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015063162A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ガラスラン |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP065857U patent/JPH0510055U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015063162A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ガラスラン |
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