JPH0492021A

JPH0492021A - 建物の基礎構造及びその施工方法

Info

Publication number: JPH0492021A
Application number: JP20599690A
Authority: JP
Inventors: Yousuke Chiba; 陽輔千葉; Kenichi Muraki; 村木　謙一
Original assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd
Current assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 1990-08-03
Filing date: 1990-08-03
Publication date: 1992-03-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は建物の基礎構造及びその施工方法に関するも
のである。

〔従来の技術〕

一船に建物の基礎は現場打ちコンクリ−トによって施工
されている。

また、地盤の地質及び建物の規模等によっても異なるが
、独立基礎とするよりは布基礎とする場合が多く、むし
ろ布基礎とするほうが建物の支持強度を高め、地震に対
処するためにも望ましい。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、この種の基礎工事には型枠の組み立て及び解体
、鉄筋の加工及び配筋、さらにコンクリートの打設及び
養生等、現場作業が多く、しかもこれらの作業が複雑に
錯綜する為、現場施工が煩雑になり昌く、工期の長期化
も免れないものである。

また、布基礎は柱部分にのみ設けられる独立基礎と違っ
て帯状に構築されるものであるため、鉄筋及びコンクリ
ートの消費量が膨大で、しかも支持強度を高めるため、
鉄筋量を可能な限り多くし、且つ高強度のコンクリート
を打設する必要がある。

この発明はこのような前記従来の課題を解消する為に提
案されたもので、現場施工の簡略化・省略化及び工期の
大幅短縮化、さらに材料費の大幅節約化を可能にした建
物の基礎構造を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成する為、この発明に於ける建物の基礎構
造は、根切り底に鉄骨基礎梁支持台が所定間隔おきに設
置されていると共に当該鉄骨基礎梁支持台の上に鉄骨基
礎梁が設置され、且つ前記根切り底の中にコンクリート
が充填されてなる。

また、その施工方法は根切り底に鉄骨基礎梁支持台を所
定間隔おきに設置し、当該鉄骨基礎梁支持台の上に鉄骨
基礎梁を設置し、前記鉄骨基礎梁支持台の両側に基礎型
枠を設置し、且つ当該基礎型枠の中にコンクリートを充
填するものである。

〔実施例〕

以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
。

第１図はこの発明に係る建物の基礎の構造を示したもの
であり、図中、番号１は鉄骨基礎梁支持台、２ば基礎型
枠、そして番号３は鉄骨基礎梁である。

鉄骨基礎梁支持台ｌは、根切り底の地業４の上に設置さ
れている。

根切りは、いわゆる布掘りとし、地業４は根切り底の地
盤状況によって必要に応して行われるもので、例えば砂
利地業や割栗地業が行われる。

鉄骨基礎梁支持台１は矩形板状のベースプレート５に複
数本の鉛直支柱６，６とその回りに斜め支柱７，７を突
設し、且つ斜め支柱７．７の下端部をフープ筋８で緊結
することにより自立できるように構成されている（第１
図、第２図及び第３図参照）。

ベースプレート５には、複数本のアンカーボルト９，９
が突設されている。

また、斜め支柱７．７の側部には、上方向に開口する断
面略溝状の堰板光は部１０．１０が形成されている。

鉛直支柱６，６及び斜め支柱７．７には、いずれも山形
鋼や溝形鋼が使用され、堰板光は部１０は山形鋼より形
成されている。

また、これらの部材はいずれも溶接によって一体的に連
結されている。

このように構成された鉄骨基礎梁支持台１は、地業４の
上に所定間隔おきに設置されている。

また、当該鉄骨基礎梁支持台１，１間には、必要に応じ
て梯子状に組み立てられた補強鉄筋（図省略）が配筋さ
れている。

なお、鉄骨基礎梁支持台１は地業４の上に直接設置して
もよいが、足もとが地業４の中にめり込むのを防止する
ため、合板や鋼板等からなる敷板１１を介在して設置さ
れ、また、その設置間隔は建物の規模等によって決めら
れている。

なお、敷板１１には鉄骨基礎梁支持台１の横移動を阻止
する為、斜め支柱７８７下端のつっかえ穴となる凹部１
１ａ、　ｌｌａが形成されている。

基礎型枠２は左右下部堰板１２．１２と上部堰板１３．
１３とから基礎梁支持台１が完全に埋まるように構成さ
れ、いずれも合板や綱板が使用されている。

左右下部堰板１２．１２は基礎梁支持台１の両側に斜め
支柱７，７に沿って内側にやや傾けた状態に設置され、
且つその上端部を複数本のセパレーター１４．１４で緊
結することにより固定されている。

左右下部堰板１２．１２をこのように内側にやや傾けた
状態に設置することにより、基礎スラフの接地面積を可
能な限り大きくすることができると共にコンクリートの
使用量を節約することができる。

左右上部堰板１３．１３は左右下部堰板１２．１２の上
に略垂直に設置されている。

また、左右上部堰板１３．１３はその下端部を堰板光は
部に嵌め込み、上端部を複数本のセバレター１５．１５
によ、って緊結することにより固定されている。

鉄骨基礎梁３は鉄骨基Ｕ梁支持台１，１間乙コ基礎型枠
２に沿って架設されている。

鉄骨基礎梁３（１Ｊは■１形網やＩ形鋼が使用され、各
鉄骨基礎梁支持台１のベースブレ　ト５の」、に同定さ
れ゛ている。

鉄骨基礎梁３はその下部フランジ３ａにアンカーボルト
・を貫通させると共Ｃごその貫通部分に固定ナソ）−（
図省略）を螺合することにより一体的に固定されている
。

そし２て、基礎型枠２の中に：ｌンクリート１６が鉄骨
基礎梁３の下部フランジ３ａ及びこれを同定し５ている
アンカーボルト及び同定ナツトが完全に埋まるように充
填され、これによって鉄骨基礎梁３は一体的に固定され
ている。

なお１．鉄骨基礎梁支持台１，１間のコンクリド１６の
中には、必要に応じご鉄骨基礎梁３に沿って補強鉄筋が
配筋され−でいる。

続いて、′！！ｌ該基礎構造の族１カ法に゛〕いて説明
する。

■　先ず、布掘りの根切りを行い、その底に地業　４　
をｆゴ　・う　。

■　続、いて、鉄骨基礎梁支持台１を相切りの連続方向
に所定間隔おきに設置する。

■　続いて、鉄骨基礎梁支持台１，１間に鉄骨基礎梁１
を架設すると共に鉄骨基礎梁支持台１の−１−に強固に
固定する。

■　続いて、鉄骨基礎梁支持台１の左右両側に下部堰板
１２．１２及び上部堰板１３．１３を設置して基礎型枠
２を組み立てる。

■　続いて、基礎型枠２の中にコンクリート１６を充填
する。

〔発明の効果〕

この発明は以上の構成からなるので以上の効果を有する
。

基礎型枠の堰板は、鉄骨基礎梁支持台又は鉄骨基礎梁に
固定することができ、またフーチング部には、７特に鉄
筋を必要としない為、作業性が極めて良い。

また１、根切り底は基礎型枠の設置後、直ちに埋め戻し
がｉｉＪ能である為、掘削」−の搬出及び搬入を省略す
ることができる。

し・たがっ°こ、現場施工の簡略化・省略化及びｉＴ１
期の大幅短縮化が図れる。

まノζ、鉄骨基礎梁下部にＩ１設されるコンクリ１ば、
単に地盤面と基礎梁間のスベ〜すとして作用するものご
ある為、従来の基礎はどに強度を必要としない。

し・だがっＣ１、コンクリ〜１・の養生期間も比較的短
くてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図はこの発明の実施例を示ずもので、第１
図は建物の基礎の構造を示す縦断面図、第２図は基礎型
枠の断面図、第３図及び第４図は基礎梁支持台を示すも
ので、第３図はその平面図、第４図はその側面図、第５
図は敷板の平面図である。１・・・鉄骨基礎梁支持台、２・・・基礎型枠、３・・
・鉄骨基礎梁、４・・・地業、５・・・ヘ−スプレート、６・・・鉛直支社、ｌ・・・
斜め支社１．８・・・′フープ筋、９・・・アンカーボ
ルト、１０・・・堰板受Ｕ部、１１・・・敷板、１２・
・・下部堰板、１３・・・土部堰板１、Ｉ４・・・セパ
レーター、１５・・・セパレータ１６・・・コニ／クリ
−ト。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）根切り底に鉄骨基礎梁支持台が所定間隔おきに設
置されていると共に当該鉄骨基礎梁支持台の上に鉄骨基
礎梁が設置され、且つ前記根切り底の中にコンクリート
が充填されてなることを特徴とする建物の基礎構造。
（２）根切り底に鉄骨基礎梁支持台を所定間隔おきに設
置し、当該鉄骨基礎梁支持台の上に鉄骨基礎梁を設置し
、前記鉄骨基礎梁支持台の両側に基礎型枠を設置し、且
つ当該基礎型枠の中にコンクリートを充填してなること
を特徴とする建物の基礎の施工方法。