JPH0477221A - 多重成形品の成形方法 - Google Patents
多重成形品の成形方法Info
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- JPH0477221A JPH0477221A JP19190490A JP19190490A JPH0477221A JP H0477221 A JPH0477221 A JP H0477221A JP 19190490 A JP19190490 A JP 19190490A JP 19190490 A JP19190490 A JP 19190490A JP H0477221 A JPH0477221 A JP H0477221A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/03—Injection moulding apparatus
- B29C45/04—Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves
- B29C45/0408—Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves involving at least a linear movement
- B29C45/0416—Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves involving at least a linear movement co-operating with fixed mould halves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は少なくとも一層に導電性フィラー等の無機質フ
ィラーを混入した多重成形品の成形方法に関する。
ィラーを混入した多重成形品の成形方法に関する。
(従来の技術)
従来からOA機器や家電製品の電磁波シールド対策や静
電気対策としてそのケースや内部部品に導電性樹脂が使
用されてきたが、近年、部分的に絶縁する必要が生じた
り、斬新なデザインが好まれたりして、少なくとも一層
に導電性フィラーの混入した、肉厚の薄い二重成形品が
要求されてきている。
電気対策としてそのケースや内部部品に導電性樹脂が使
用されてきたが、近年、部分的に絶縁する必要が生じた
り、斬新なデザインが好まれたりして、少なくとも一層
に導電性フィラーの混入した、肉厚の薄い二重成形品が
要求されてきている。
二重成形品の成形方法としては従来から各層をそれぞれ
射出成形したのち各射出成形品を接着する方法、あるい
は射出成形装置の両側に2個の射出装置を対向的に配置
するとともにこれら射出装置間に成形キャとを射出装置
に対向するよう反転可能に設け、例えば第1射出装置側
に設けられた第1の可動コアと前記成形キャビとの間に
第1の射出装置により合成樹脂を射出して第1の成形品
を成形した後、この第1の成形品が保持されたままの状
態で成形キャビを反転させて第2の射出装置に対向させ
、第2の射出装置側に設けられた第2の可動コアと前記
成形キャととの間に第2の射出装置により合成樹脂を射
出して第1の成形品に第2の成形品を一体成形する方法
が採られているが、前者の方法は接合面の接着剤が滲出
し、表面に付着して外観不良をきたし、後者の方法では
高い型締力が得られないため大型の成形品を成形するの
が困難であった。そのためスライド機構により上下ある
いは左右に移動可能な複数の成形キャビを有する金型を
用意し、この複数の成形キャビのうち第1の成形キャビ
を共通コアに選択的に対向させ、型締め後、キャビティ
内に合成樹脂を射出成形し、型開き後、第2の成形キャ
ビを移動させて、前記射出成形品を保持した共通コアに
対向させ、同様に射出成形して第1の成形品に第2の成
形品を一体成形する方法が考えられているが、導電性フ
ィラーの混入した樹脂はキャビティ内に均一に充填する
ことは難しく、特にキャビティ流路が0.7〜1.9關
の場合は特に難しいため、成形時にパリがでるまで射出
圧力を上げたり、金型全体を加熱して均一に充填する試
みがなされている。
射出成形したのち各射出成形品を接着する方法、あるい
は射出成形装置の両側に2個の射出装置を対向的に配置
するとともにこれら射出装置間に成形キャとを射出装置
に対向するよう反転可能に設け、例えば第1射出装置側
に設けられた第1の可動コアと前記成形キャビとの間に
第1の射出装置により合成樹脂を射出して第1の成形品
を成形した後、この第1の成形品が保持されたままの状
態で成形キャビを反転させて第2の射出装置に対向させ
、第2の射出装置側に設けられた第2の可動コアと前記
成形キャととの間に第2の射出装置により合成樹脂を射
出して第1の成形品に第2の成形品を一体成形する方法
が採られているが、前者の方法は接合面の接着剤が滲出
し、表面に付着して外観不良をきたし、後者の方法では
高い型締力が得られないため大型の成形品を成形するの
が困難であった。そのためスライド機構により上下ある
いは左右に移動可能な複数の成形キャビを有する金型を
用意し、この複数の成形キャビのうち第1の成形キャビ
を共通コアに選択的に対向させ、型締め後、キャビティ
内に合成樹脂を射出成形し、型開き後、第2の成形キャ
ビを移動させて、前記射出成形品を保持した共通コアに
対向させ、同様に射出成形して第1の成形品に第2の成
形品を一体成形する方法が考えられているが、導電性フ
ィラーの混入した樹脂はキャビティ内に均一に充填する
ことは難しく、特にキャビティ流路が0.7〜1.9關
の場合は特に難しいため、成形時にパリがでるまで射出
圧力を上げたり、金型全体を加熱して均一に充填する試
みがなされている。
(発明が解決しようとする課題)
上述のように射出圧力を上げたり、金型全体を加熱する
と充填性は改善されるが、冷却時間か長くなり、反りや
変形が生じて生産性か低下するという問題があった。
と充填性は改善されるが、冷却時間か長くなり、反りや
変形が生じて生産性か低下するという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためなされたもので
、生産性を損なうことなく、導電性と軽量性に優れた多
重成形品を成形する方法を提供することを目的とする。
、生産性を損なうことなく、導電性と軽量性に優れた多
重成形品を成形する方法を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明はスライド機構により上下あるいは左右に移動可
能な複数の成形キャビのうち所要の成形キャビを共通コ
アに選択的に対向させ、型締め後、キャビティ内に合成
樹脂を射出成形し、型開き後、次の成形キャビを移動さ
せて前記射出成形品を保持した共通コアに対向させ、同
様に射出成形してすくなくとも一層に無機質フィラーを
混入した多重成形品を成形するにあたり、前記複数の成
形キャどのうち、少なくとも無機質フィラーを混入した
合成樹脂を射出成形するための成形キャとを、共通コア
に対向させる前に予め加熱しておき、この加熱された成
形キャとを移動させて共通コアに対向させ、射出成形す
ることを特徴としている。
能な複数の成形キャビのうち所要の成形キャビを共通コ
アに選択的に対向させ、型締め後、キャビティ内に合成
樹脂を射出成形し、型開き後、次の成形キャビを移動さ
せて前記射出成形品を保持した共通コアに対向させ、同
様に射出成形してすくなくとも一層に無機質フィラーを
混入した多重成形品を成形するにあたり、前記複数の成
形キャどのうち、少なくとも無機質フィラーを混入した
合成樹脂を射出成形するための成形キャとを、共通コア
に対向させる前に予め加熱しておき、この加熱された成
形キャとを移動させて共通コアに対向させ、射出成形す
ることを特徴としている。
成形キャビの加熱は80℃以上とし、高周波誘導加熱装
置、遠赤外線照射装置、ハロゲンランプ、汎用ヒーター
等により行なわれるが、いずれにしても昇温効率の高い
装置の使用か好ましい。またキャどの製品形状に合わせ
た専用の加熱アタッチメントを作成することもできる。
置、遠赤外線照射装置、ハロゲンランプ、汎用ヒーター
等により行なわれるが、いずれにしても昇温効率の高い
装置の使用か好ましい。またキャどの製品形状に合わせ
た専用の加熱アタッチメントを作成することもできる。
(作 用)
このように金型全体を加熱するのでなく、無機質フィラ
ー入り合成樹脂を射出成形するための成形キャビを共通
コアに対向させる前に、すなわち前工程の射出成形時に
次の成形キャビを加熱するので射出圧力を上げることな
く、また冷却時間が長くなって生産性を損なうというこ
ともなく、キャビティ流路か短い薄肉の場合にも無機質
フィラー入り樹脂を均一に充填でき、導電性と軽量性に
優れた、しかも各層の密着性や外観の良好な多重成形品
を得ることができる。
ー入り合成樹脂を射出成形するための成形キャビを共通
コアに対向させる前に、すなわち前工程の射出成形時に
次の成形キャビを加熱するので射出圧力を上げることな
く、また冷却時間が長くなって生産性を損なうというこ
ともなく、キャビティ流路か短い薄肉の場合にも無機質
フィラー入り樹脂を均一に充填でき、導電性と軽量性に
優れた、しかも各層の密着性や外観の良好な多重成形品
を得ることができる。
(実施例)
次に本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明に係る成形方法を実施した装置の概略を
示す断面図、第2図(a)、(b)は射出ユニットの取
付は位置に対する成形キ4ヤビの移動する方向を示す斜
視図、第3図は本発明に係る成形法の工程を概略して示
すブロック図である。
示す断面図、第2図(a)、(b)は射出ユニットの取
付は位置に対する成形キ4ヤビの移動する方向を示す斜
視図、第3図は本発明に係る成形法の工程を概略して示
すブロック図である。
第1図に示すように、この射出成形装置の右方に立設さ
れた固定盤1と左方に立設された、型締め装置(図示せ
ず)に連結された可動盤2とには4本のガイドロッド3
が横架され、可動盤2はロッドの軸線方向に摺動可能に
支持されている。前記固定盤1には貫通孔(図示せず)
が形成されて射出ユニット4か装着されている。射出ユ
ニットには駆動モータにより回転駆動する射出スクリュ
ーが内蔵されており、作動部材により軸方向に移動して
ノズル部か前記固定盤の貫通孔内に挿入するようになっ
ている。また固定盤の可動盤側にはスライドガイド5a
か取りつけられ、このスライドガイド5aにはスライド
板5bが、第2図(a)に示すように、上下あるいは、
第2図(b)に示すように、左右に移動可能に支持され
ている。この場合1次射出ユニット4aと2次射出ユニ
ット4bとはそれぞれ図示する方向に取りつける必要が
ある。スライド板5bには油圧アクチュエータ5cが連
結され、油圧アクチュエータ5Cの作動により前記スラ
イド板5bか所要の距離だけ上下あるいは左右に移動さ
れる。このスライド板には金型取付用のボルト穴、クラ
ンプ用の溝、クランプ装置かついていて第1成形キヤビ
6aと第2成形キヤビ6bか所要の間隔をおいて形成さ
れた金型か取付けられている。また前記可動盤2には共
通コア6Cの形成された金型が、前記1次成形キャビあ
るいは2次成形キャビと順次対向するよう取り付けられ
ている。1次成形キャビあるいは2次成形キャビか共通
コアと対向しない位置には加熱装置7a、7bがそれぞ
れの成形キャビに対向しであるいはどちらか一方に対向
して設置されている。設置は可動盤の一部に固定したり
、成形機のタイバーに固定したり、取付は用の台を設け
てそこに固定することもできる。なお、図中符号8は成
形品を離型するための突出しピンである。
れた固定盤1と左方に立設された、型締め装置(図示せ
ず)に連結された可動盤2とには4本のガイドロッド3
が横架され、可動盤2はロッドの軸線方向に摺動可能に
支持されている。前記固定盤1には貫通孔(図示せず)
が形成されて射出ユニット4か装着されている。射出ユ
ニットには駆動モータにより回転駆動する射出スクリュ
ーが内蔵されており、作動部材により軸方向に移動して
ノズル部か前記固定盤の貫通孔内に挿入するようになっ
ている。また固定盤の可動盤側にはスライドガイド5a
か取りつけられ、このスライドガイド5aにはスライド
板5bが、第2図(a)に示すように、上下あるいは、
第2図(b)に示すように、左右に移動可能に支持され
ている。この場合1次射出ユニット4aと2次射出ユニ
ット4bとはそれぞれ図示する方向に取りつける必要が
ある。スライド板5bには油圧アクチュエータ5cが連
結され、油圧アクチュエータ5Cの作動により前記スラ
イド板5bか所要の距離だけ上下あるいは左右に移動さ
れる。このスライド板には金型取付用のボルト穴、クラ
ンプ用の溝、クランプ装置かついていて第1成形キヤビ
6aと第2成形キヤビ6bか所要の間隔をおいて形成さ
れた金型か取付けられている。また前記可動盤2には共
通コア6Cの形成された金型が、前記1次成形キャビあ
るいは2次成形キャビと順次対向するよう取り付けられ
ている。1次成形キャビあるいは2次成形キャビか共通
コアと対向しない位置には加熱装置7a、7bがそれぞ
れの成形キャビに対向しであるいはどちらか一方に対向
して設置されている。設置は可動盤の一部に固定したり
、成形機のタイバーに固定したり、取付は用の台を設け
てそこに固定することもできる。なお、図中符号8は成
形品を離型するための突出しピンである。
次にこのように構成された装置による二重射出成形方法
を第3図の工程図により説明する。
を第3図の工程図により説明する。
まず1次成形キャとを加熱装置により予備加熱しく第1
工程)、表面温度が80℃以上になったらスライド機構
により1次成形キャビを移動させて共通コアに対向させ
(第2工程)、型締めしたのち(第3工程)キャビティ
内に導電性フィラーの入った合成樹脂を1次射出ユニッ
トにより充填させて1次側の射出成形を行なうとともに
2次成形キャビを加熱装置により予備加熱しておく (
第4工程)。1次側の成形が完了したら金型を開きしく
第5工程)、スライド機構により1次成形キャビから表
面温度が80℃以上になっている2次成形キャビに移動
させて共通コアに対向させ(第6エ程)、型締めしたの
ち(第7エ程)、2次側の射出成形を行なうとともにそ
の間に1次成形キャビの予備加熱を行なっておく (第
8工程)。2次側の射出成形が完了したら金型を開き(
第9工程)、突き出しピンにより成形品を離型してから
(第10工程)スライド板を移動し、1次成形キャビに
交換する。この工程を繰り返すことにより本発明の二重
成形品を連続的に成形することができる。
工程)、表面温度が80℃以上になったらスライド機構
により1次成形キャビを移動させて共通コアに対向させ
(第2工程)、型締めしたのち(第3工程)キャビティ
内に導電性フィラーの入った合成樹脂を1次射出ユニッ
トにより充填させて1次側の射出成形を行なうとともに
2次成形キャビを加熱装置により予備加熱しておく (
第4工程)。1次側の成形が完了したら金型を開きしく
第5工程)、スライド機構により1次成形キャビから表
面温度が80℃以上になっている2次成形キャビに移動
させて共通コアに対向させ(第6エ程)、型締めしたの
ち(第7エ程)、2次側の射出成形を行なうとともにそ
の間に1次成形キャビの予備加熱を行なっておく (第
8工程)。2次側の射出成形が完了したら金型を開き(
第9工程)、突き出しピンにより成形品を離型してから
(第10工程)スライド板を移動し、1次成形キャビに
交換する。この工程を繰り返すことにより本発明の二重
成形品を連続的に成形することができる。
ちなみに本発明方法により導電性フィラー入りのABS
系樹脂を樹脂温240℃で、また金型温度を80℃、1
00℃、120℃に予備加熱して射出成形した。
系樹脂を樹脂温240℃で、また金型温度を80℃、1
00℃、120℃に予備加熱して射出成形した。
実施例と金型温度か50℃の場合の比較例について製品
肉厚を2.0順、 1.5龍、1.Omm、 01順
にした場合の、完全に充填させるのに必要な最低射出圧
力を測定した。結果は第1表に示す通りであった。なお
金型は多点ピンゲートの金型を用い、射出速度は90%
と一定にした。また製品の寸法は200m+sX 3
00關とした。
肉厚を2.0順、 1.5龍、1.Omm、 01順
にした場合の、完全に充填させるのに必要な最低射出圧
力を測定した。結果は第1表に示す通りであった。なお
金型は多点ピンゲートの金型を用い、射出速度は90%
と一定にした。また製品の寸法は200m+sX 3
00關とした。
第 1
表
第1表からも明らかなように金型温度を80℃以上にし
た場合は製品肉厚の薄い場合でも均一に充填することが
でき、加熱しない場合よりも射出圧力は小さくてすむ。
た場合は製品肉厚の薄い場合でも均一に充填することが
でき、加熱しない場合よりも射出圧力は小さくてすむ。
また本発明方法により第2表に示す2種類の材料を、金
型温度80℃、100℃および金型温度50℃の条件で
射出成形して得られる二重成形品について引張り破壊荷
重を測定した。結果は第2表に示す通りであった。なお
引張り破壊荷重は製品寸法が幅I2.7關X 127
mraで接合面か幅I2,7關× 3關のテストピース
金型を用いて引張り試験を行ない測定した破壊荷重であ
る。
型温度80℃、100℃および金型温度50℃の条件で
射出成形して得られる二重成形品について引張り破壊荷
重を測定した。結果は第2表に示す通りであった。なお
引張り破壊荷重は製品寸法が幅I2.7關X 127
mraで接合面か幅I2,7關× 3關のテストピース
金型を用いて引張り試験を行ない測定した破壊荷重であ
る。
(以下余白)
第 2
表
*PS :ポリスチレン
*ABS :アクリロニトリルブタジエンスチレン*P
PE :ポリフェニレンエーテル 第2表からも明らかなように金型を80℃以上に予備加
熱した場合は二層間の密着性か向上する。
PE :ポリフェニレンエーテル 第2表からも明らかなように金型を80℃以上に予備加
熱した場合は二層間の密着性か向上する。
[発明の効果〕
以上説明したように本発明方法によれば無機質フィラー
入り樹脂を射出成形するための成形キャとを予備加熱す
るので射出圧力を上げることなく、キャビティ流路が短
い場合でも無機質フィラー入り樹脂を均一に完全に充填
でき、導電性と軽量性および各層の密着性に優れ、しか
も反りや変形のない外観の良好な多重成形品を得ること
ができる。
入り樹脂を射出成形するための成形キャとを予備加熱す
るので射出圧力を上げることなく、キャビティ流路が短
い場合でも無機質フィラー入り樹脂を均一に完全に充填
でき、導電性と軽量性および各層の密着性に優れ、しか
も反りや変形のない外観の良好な多重成形品を得ること
ができる。
また金型全体を加熱するのでなく、必要な成形キャビの
みを、他方の成形キャビが型締め成形中の待ち時間中に
効率的に加熱させるので冷却時間が長くなったりして生
産性を損なうということもない。
みを、他方の成形キャビが型締め成形中の待ち時間中に
効率的に加熱させるので冷却時間が長くなったりして生
産性を損なうということもない。
第1図は本発明に係る成形方法を実施した装置の概略を
示す断面図、第2図a、bは射出ユニットの取付は位置
に対する成形キャビの移動する方向を示す斜視図、第3
図は本発明に係る成形法の工程を概略して示すブロック
図である。 1・・・・・・・・・固定板 2・・・・・・・可動盤 3・・・・・・・・・ガイドロッド 4・・・・・・・・・射出ユニット 4a・・・・・・1次射出ユニット 4b・・・・・・2次射出ユニット 5a・・・・・・スライドガイド 5b・・・・・・スライド板 5C・・・・・・油圧アクチュエータ 6a・・・・・・1次成形キャビ 6b・・・・・・2次成形キャビ 6C・・・・・・共通コア 7a・・・・・・1次側加熱装置 7b・・・・・・2次側加熱装置 8・・・・・・・・・突出しビン
示す断面図、第2図a、bは射出ユニットの取付は位置
に対する成形キャビの移動する方向を示す斜視図、第3
図は本発明に係る成形法の工程を概略して示すブロック
図である。 1・・・・・・・・・固定板 2・・・・・・・可動盤 3・・・・・・・・・ガイドロッド 4・・・・・・・・・射出ユニット 4a・・・・・・1次射出ユニット 4b・・・・・・2次射出ユニット 5a・・・・・・スライドガイド 5b・・・・・・スライド板 5C・・・・・・油圧アクチュエータ 6a・・・・・・1次成形キャビ 6b・・・・・・2次成形キャビ 6C・・・・・・共通コア 7a・・・・・・1次側加熱装置 7b・・・・・・2次側加熱装置 8・・・・・・・・・突出しビン
Claims (1)
- スライド機構により上下あるいは左右に移動可能な複
数の成形キャビのうち所要の成形キャビを共通コアに選
択的に対向させ、型締め後、キャビティ内に合成樹脂を
射出成形し、型開き後、次の成形キャビを移動させて前
記射出成形品を保持した共通コアに対向させ、同様に射
出成形して少なくとも一層に無機質フィラーを混入した
多重成形品を成形するにあたり、前記複数の成形キャビ
のうち、少なくとも無機質フィラーを混入した合成樹脂
を射出成形するための成形キャビを、共通コアに対向さ
せる前に予め加熱しておき、この加熱された成形キャビ
を移動させて共通コアに対向させ、射出成形することを
特徴とする多重成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19190490A JPH0477221A (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 多重成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19190490A JPH0477221A (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 多重成形品の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0477221A true JPH0477221A (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=16282385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19190490A Pending JPH0477221A (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 多重成形品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0477221A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044282A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Sabic Innovative Plastics Japan Kk | 多層成形品を製造する成形法 |
WO2018005027A1 (en) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | iMFLUX Inc. | Injection molding with targeted heating of mold cavities in a non-molding position |
KR102075580B1 (ko) * | 2019-07-10 | 2020-02-10 | 곽정헌 | 차량용 성형품을 4개씩 연속적으로 자동생산 가능한 이중사출 성형시스템 |
KR102075579B1 (ko) * | 2019-03-14 | 2020-02-10 | 곽정헌 | 차량용 이중사출 성형품 제조시스템 |
-
1990
- 1990-07-18 JP JP19190490A patent/JPH0477221A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102075580B1 (ko) * | 2019-07-10 | 2020-02-10 | 곽정헌 | 차량용 성형품을 4개씩 연속적으로 자동생산 가능한 이중사출 성형시스템 |
US11485059B2 (en) | 2019-07-10 | 2022-11-01 | Jeong-heon KWAK | Double injection molding system that can automatically produce vehicle injection-molded parts four at a time continuously |
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