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JPH0472984A - 動画像伝送装置 - Google Patents

動画像伝送装置

Info

Publication number
JPH0472984A
JPH0472984A JP2184213A JP18421390A JPH0472984A JP H0472984 A JPH0472984 A JP H0472984A JP 2184213 A JP2184213 A JP 2184213A JP 18421390 A JP18421390 A JP 18421390A JP H0472984 A JPH0472984 A JP H0472984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
brightness
area
input
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2184213A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Ueno
秀幸 上野
Kazuo Ozeki
和夫 大関
Kenji Datake
健志 駄竹
Toshiaki Watanabe
敏明 渡邊
Takashi Ida
孝 井田
Yoshikuni Matsumura
松村 善邦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2184213A priority Critical patent/JPH0472984A/ja
Publication of JPH0472984A publication Critical patent/JPH0472984A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Television Receiver Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、テレビ会議、テレビ電話等における、動画像
の伝送に用いられる動画像伝送装置に関する。
(従来の技術) ディジタル回線の普及に伴い、テレビ会議、テレビ電話
などの動画像通信機器の開発、普及にはずみがつきつつ
ある。
このような装置においては照明も画質をよくするための
1つのポイントとなる。例えばテレビ会議装置などのよ
うな固定した設備の場合、照明条件をいろいろ整えて使
うことになるが、画面全体に対して適切な照明を与える
ことはなかなか難しい。テレビ電話のようにどこに置か
れるかわからないものに対しては、照明の問題はさらに
深刻である。家庭などの場合、ユーザーに専用の照明の
使用を期待するのは難しいと思われるし、移動して使用
される可能性もある。このような問題に対し例えば現在
市販の静止画テレビ電話では入力カメラの感度をつまみ
でユーザーが調整できるようになっている。
しかし、従来の動画像伝送装置は、■通話のたびにいち
いち画面の調節をユーザーが行わなければならないため
わずられしい、■画面全体に対する調節しか行えないた
め、例えば逆光の時に撮影された映像などには適切な調
節位置が存在しない(すなわち暗くすると顔のコントラ
ストがなくなり明るくすると背景の光が明るすぎてまぶ
しい)ため対処できない、■カメラにオートゲインコン
トロールまたはオートアイリスが付いている場合に逆光
の時に人物が暗く写るという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の動画像伝送装置は、見やすい画像
を得るためにはユーザーが画面の輝度を調整しなければ
ならず、またこの調整が画面全体に対してしか行なうこ
とができないため特に逆売時には、適切な調整ができな
いという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、悪い照明条件で撮影された映像でも自動的に
見やすい画像を得ることができる動画像伝送装置の提供
を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するために、本発明の動画像伝送装
置は、 入力画像より動領域や肌領域を検出する動領域検出手段
と、この動領域検出手段による動領域における輝度分布
を計算する輝度分布計算手段と、この輝度分布計算手段
による計算結果に応じて輝度や色度の変換を行なう輝度
変換手段とを備えるものである。
(作  用) 上述した構成による本発明の動画像伝送装置によれば、
動領域を検出して、該動領域の輝度分布に応じて輝度変
換を行うことにより、前記動領域のコントラストを大き
くとることができ、見やすい画面にすることができる。
また動領域とこれ以外の領域、つまり静止領域の輝度変
換を別々に行うことにより、動領域よりも静止領域の方
が大幅に輝度が高い、逆光のような場合についても、こ
れを検出して背景の輝度をおさえるなどの処理が行われ
、見やすい画面にすることができる。
また肌部分が正しい肌色になるように、画面の色調を変
換することにより、うす暗いところで使用する場合でも
、正しい色調に近づけるこができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明に係る動画像伝送装置の全体の構成を示
すブロック図である。図で入力された画像信号は例えば
標準方式におけるCIFおよびQCIF動領域検出回路
101及び分離回路102に入力される。動領域検出回
路lotは内にフレームメモリをもち、前フレームデー
タ等の参照画像デ夕を蓄えている。入力されたフレーム
データをこの参照画像データと比較することによって動
領域と静止領域の判定を行い、判定結果を分離回路10
2に送出する。この判定結果は画像入力に同期した画素
ごとのon10ff信号でもよいし、判定結果がブロッ
ク単位の場合、ブロックごとのo n / o f f
を0/1のマツプにした形でフレームごとに出力するよ
うにしてもよい。分離回路102はこの判定結果に従っ
て入力画像を動領域と静止領域に分離して別々に後段の
回路に供給する。
後段の回路は信号分布計算回路103.104 、輝度
変換回路105.10B合成回路107よりなる。まず
動領域信号は信号分布計算回路103に入力され、ここ
で動領域の信号分布が計算される。この信号分布とは、
輝度ヒストダラムのようなものでよいし、画素値の分散
、P−Pの差のようなものでもよい。計算後に信号分布
計算回路103は計算結果と動領域画像データを輝度変
換回路105及び106に出力する。輝度変換回路10
5は受けとった計算結果より変換特性を決定して動領域
画像データを輝度変換する。同様に静止領域信号も信号
分布計算回路104、輝度信号変換回路10Bと送られ
て処理される。各領域における信号分布の計算結果は両
方の領域での輝度変換特性決定に使われるため、動領域
での計算結果も輝度変換回路10Gに送られるし、静止
領域での計算結果も輝度変換回路105にも送られる。
輝度変換された動領域画像データ及び静止領域画像デー
タは合成回路107において元の1フレームに再合成さ
れ、符号化回路108で符号化されて伝送される。
次に第2図に第1図の動領域検出回路101の一実施例
を示す。本実施例では動領域/静止領域の判定はブロッ
ク単位で行われる。入力はブロック化回路202でブロ
ックに分割され出力される。フレームメモリ201には
1フレーム前のフレームデータが蓄えられており、ブロ
ック化回路202のブロックデータ出力にあわせて前フ
レームデータの同一位置のブロックデータを出力する。
この両者のブロックデータは差分回路203で差分をと
られ、電力計算回路204で差電力がブロックごとに求
められる。この電力Pは閾値処理回路205固定閾値t
hlと比べられ、P>thlがP≦thlかが0/1で
出力される。マツプ作成回路206はこのブロックごと
の0/1のデータをまとめてフレームに対するO/1マ
ツプとして出力する。
第3図にはまた別の動領域検出回路の実施例のブロック
図を示す。本実施例では入力データと背景メモリとの比
較を行って静領域/動領域の判定を行っているため、画
素単位での判定も可能である。
第4図は第3図の背景メモリ301の構成の一実施例を
詳細に示したものである。駒おとし制御回路41は差分
回路44によって近接した2フレ一ム間の差分画像を得
るために近接した2フレームの入力画像を順にフレーム
メモリ42.43に導く制御及び当該2フレームの組の
間隔を適当にとるために、更新制御回路49からの演算
終了信号によって駒おとし制御を行なう。差分回路44
によって求められたフレームメモリ42.4B内の2フ
レームの入力画像のフレーム間差分画像は、絶対値回路
45で絶対値がとられた後、フレームメモリ46に蓄え
られる。
このフレームメモリの46内容は輪郭検出回路47に入
力され、第3図のマツプ作成回路23で得られる輪郭に
比較してより概略的な輪郭が検出される。
マツプ作成回路303は輪郭検出回路47の出力に基づ
いて、第5図に示すような更新位置を示すマツプを作成
する。更新制御回路49はこのマツプを参照して背景用
フレームメモリ50の内容をフレームメモリ42の内容
によって更新するか、背景用フレームメモリ50の内容
を保存するかの制御を行なう。
遅延回路51は差分回路44〜絶対値回路45〜フレー
ムメモリ46〜輪郭検出回路47〜マツプ作成回路48
〜更新制御回路49まての演算時間分に応じた時間だけ
フレームメモリ43の出力を遅延し、更新制御回路49
からの信号によって更新が許可された時のみ画素単位で
背景用フレームメモリ50に書込みを行なうものである
。この背景メモリの動作原理を以下に簡単に説明する。
第6図にフレーム間差分画像から求まる動領域(10〉 (この例では人物)の輪郭の一例を示す。図に示すよう
に、この輪郭の内側には現入力フレームの動領域(斜線
で示す)と、前入力フレームと比較して新たに見えてき
た背景部分とが含まれるため、1回の更新では隠れてい
た背景を更新することはできない。ところが、人物等が
動くことにより1回目に更新されなかった部分も2回目
以降に更新される可能性があり、第7図に示すように新
たにフレーム間差分画像の輪郭の外側に含まれるように
なった部分が更新されることによって背景だけを背景メ
モリ24に蓄積していくことが可能となる。
このため第8図に示すように、フレーム間差分画像を求
める対象の2フレームの画像としては、輪郭の内側の背
景領域の面積が小さくなるように時間的に接近した2フ
レームの画像を採用することが必要であるが、これら2
フレームの組の間隔は希望する更新間隔と演算時間に応
じて任意にとることができる。第8図でt1+Δ1から
t2までの間、tiからt1+△1までの間、t2から
t2+△2までの間のフレームは、一般に駒おとし制御
回路41によって駒おとしされる。但し、△1、△2は
フレーム間隔でもよい。ここで、フレームt1とフレー
ムt1+△1との差分よりフレーム間差分画像1が、フ
レームt2とのフレームt2+△2との差分よりフレー
ム間差分画像2が得られ、その輪郭の外側が各々の図に
更新される。第7図では右上がりの斜線部は(tl、t
1+Δ1)間で、右下がりの斜線部は(t2、t2+Δ
2)間で更新された部分をそれぞれ示している。
第9図に第4図における輪郭検出回路47の一構成例を
示す。ブロック化回路61はフレーム間差分画像の蓄積
されているフレームメモリより第10図に示すようなL
XH(Hはフレームの1辺の長さ)の短冊状のブロック
を縦方向および横方向に取出すもので、ヒストグラム作
成回路62は短冊の短辺方向にヒストグラムをとる。端
点検出回路63は上記ヒストグラムを短冊の両端より、
ある閾値と比較しながら探索し、各々が初めて閾値を越
えた点を輪郭の接点としてその座標を出力する。
次に第3図におけるエツジ検出回路302で行なわれる
、背景と動領域の分離方式を第11図に示す。
第3図に示したようにエツジ検出回路302にはフレー
ム入力と背景メモリ301の内容との差が入力される。
これらの輪郭を検出すると、実際の動領域の輪郭を内含
する領域が得られる場合が多い。
そこでこの輪郭の内側に一定幅の帯を考え、この内部に
エツジ検出オペレータ(例えば5obelオペレータ)
をかけ、その結果が大きい画素を帯内で帯の短辺方向に
探索し新たな輪郭とする。
マツプ作成回路303は第11図に求められた検出結果
にもとづき静/動を0/1で変換したマツプの形で出力
する。
次に第12図に第1図の信号分布計算回路103.10
4の一実施例のブロック図を示す。入力画素データは画
素値加算回路1201.画素電力積算回路1202に入
力され、それぞれ画素値の累積加算値、画素値の2乗の
累積加算値が計算されると同時に、画素数カウンタ12
03で各領域(動領域または静止領域)の画素数がカウ
ントされる。領域全体の人力が終了した時点で各回路で
カウントされた値は平均値算出回路1204分散算出回
路1205に送出され、ここで領域内の画素値の平均値
、分散が計算され出力される。画素値加算回路12吋、
画素電力積算回路1202、画素数カウンタ1203の
値は領域内の画素データ入力のタイミングでリセットさ
れる。
第13図は別の信号分布計算回路の実施例を示すブロッ
ク図である。この回路は領域内の最大値と最小値を求め
る回路である。各領域の入力はフレーム同期信号と同期
して入力される。(フレーム同期りの時入力)比較器1
301には最大値ホールド回路1303にホールドされ
ている最大値の候補と入力された画素値とが画素ごとに
入力され、1人力画索1〉1最大画素1の時にはホール
ドEN信号が出て新たに入力された画素値が最大値ホー
ルド回路1303にホールドされる。ホールドされた最
大値はフレーム同期信号の立ち上がりのタイミングで出
力される。また次のフレーム同期信号の立ち下がりによ
り最大値ホールド回路1303の内容はφにリセットさ
れる。比較器1302と最小値ホールド回路1304の
動作も、最小値ホールド回路のリセット値がFFである
点を除いて全く同様である。
上記2例の説明は画素単位の完全な静止領域/動領域の
分離が行えた場合を仮定しているが、ブロック単位の分
離の場合、一部ブロックに静止領域と動領域が混在して
最大値、最小値のような値は適切な値が求まらない場合
がありうる。このような場合は、第16図に示すように
動領域における信号分布を計算する場合は得られた境界
よりも狭い図の斜線部のような領域において計算するこ
とにすればよい。
次に第1図の輝度変換回路105.10[iの動作につ
いて説明する。第14図は動作の原理を説明する図であ
る。例えば逆光の時背景の輝度が人物に比べ非常に高く
人物の光は少ないためコントラストが低くなり第14図
(a)のような信号分布となる。
これを例えば第14図(b)に示すように背景の輝度を
おとし、人物の輝度とコントラストを」二げるように修
正すれば見やすい画像が得られるというのが原理である
。この場合例えば元の画像の人物、背景の輝度の平均、
分散をMOP、 MOB、 VOP。
VOBとすると、画素値を のように数式で変換することが考えられる。このような
場合、第1図の輝度変換回路105.10Bはマイクロ
コンピュータまたは乗算器で構成しソフト的に」1記数
式を実行することが考えられる。」−記数式はM、Vの
値により何通りかの変換特性に分類できるかもしれない
。また視覚的には第15図に示すような非線形の変換特
性がよいかもしれない。これらの場合は、第17図に示
すように変換特性ROM1〜nの出力を信号分布の計算
結果により切替えるような構成にすることも考えられる
次に第18図〜第20図を用いて別の変換特性の例を説
明する。
第18図は逆光時の典型的な輝度の出現輝度を示すもの
である。それぞれの領域のダイナミックレンジを広げる
には、各々の領域でこの出現頻度が平坦になるような輝
度変換を行なえばよい。第19図は第18図の分布を累
積度数に書き直したものであるが、このような分布に対
し第20図に示すように累積ヒストグラムを出力軸方向
に等間隔に区切り、対応する入力輝度区間内を同一の出
力輝度に対応させる入出力変換により輝度変換を行う。
この結果上述の変換が実行される。この方法によれば背
景の明るい輝度が誤って人物領域のヒストグラムにカウ
ントされた場合でも変換への影響は少ない。また輝度分
布の偏りも補正されるので、輝度分布によらず見易い画
像が得られる。そしてヒストグラムをh (i)  i
−0〜255とする時 となる変換マトリックスXfmにより容易に実現される
。以上の変換ではダイナミックレンジが広がり見やすく
変換が行われるが、もともと少ないダイナミックレジン
を強引に広げているので量子化が粗くなったような効果
が出てグラニュラ−雑音が増加するという問題がおこる
可能性がある(第21図(a))。この対策として入力
のA/D変換の精度を出力の量子化精度(例えば8bi
t)よりも細かくして(例えば12bit)ヒストグラ
ム作成、輝度変換を行い、出力時に出力の量子化精度に
丸め直すということが考えられる(第21図(b))。
この計算を実行する回路例を第22図に示す。
入力と検出マツプは同期して入力され、マツプの110
に応じ別々に輝度のヒストグラムが作成される。これが
変換特性決定回路に送られ(*)により各領域の変換特
性が決定される。メモリには入力が蓄えられており、変
換特性決定後再びマツプと同期して変換回路に送られマ
ツプの0/1に対応した変換が行われ出力される。
また別の例として変換特性は人物領域のみで決定し背景
にも同じ変換を施すこと考えられる。この場合背景は輝
度が高い値に変換され画面が見にくくなることがあるの
で、第23図に示すように背景の変換はある値th以上
では打ち切りにするとよい。動画像で変換を行う場合フ
レームごとに変換特性が変わるとよけいなフリッカ等を
ひきおこす可能性がある。これを避けるため変換特性の
決定は数フレームに1回だけ行うようにする、または第
22図のヒストグラム作成を数フレームにまたがって行
う。前フレームまでのヒストグラムと現フレームのヒス
トグラムを重みづけ加算する等の方法によりフリッカを
おこさないようにすることができる。そして第24図に
第22図とは別のヒストグラムの平坦化による変換回路
のブロック図を示す。この回路は第22図の実施例と異
なり1フレーム前のヒストグラムにより決定される変換
特性を用いて変換する実施例である。まずフレームデー
タ入力時には前フレームにより決定された変化間特性が
変換特性RAMに蓄えられている。これは画素値をアド
レスとして入力すると変換値が出力とじて得られるもの
であり、これにより輝度変換が行われ出力される。画素
値は同時にヒストグラムRAMのアドレスにも入力され
、対応する画素値の頻度が読み出され、加算器1で1が
加えられ同じアドレスに書き込まれる。この操作を1フ
レーム期間行うことによりヒストグラムRAMに1フレ
一ム分の画素ヒストグラムが作成される。この際、動領
域検出結果が画素数カウンタ及びヒストグラムRAMに
入力され、動領域内の画像素数のカウントを行う。また
ヒストグラムも動領域内のみについて作成している。画
素数カウンタ及びヒストグラムRAMは、次のフレーム
データ入力までの期間でクリアしておく。フレームデー
タ入力が終了したら次にヒストグラムRAMよりヒスト
グラムを読み出しながら変換特性を決定する。
ヒストグラムRAMより読み出されたヒストグラムは加
算器2とフリップフロップの組合せにより累積ヒストグ
ラムに変換される。除算回路ではこの累積ヒストグラム
を動領域の画素数で割り、乗算回路で255をかけて変
換特性RAMに書き込むことにより次のフレームの変換
特性が準備される。この際、変換特性RAMとヒストグ
ラムRAMのアドレスには0〜255まで順に変わるア
ドレスを入力しておけばよい。
(I9) この他、第25図に示すように判定回路を設けて、フレ
ーム内信号の信号分布のみから画面内に電球や螢光灯が
あって顔が暗くなっていることを判定させることもでき
る。この場合には画面内に、あるしきい値(例えばTL
−254)より大なる画素値の個数を調べそれが第2の
しきい値TN、例えばTN=80)より大であった時、
それは電球や螢光灯による輝度であると判定し、この結
果輝度変換回路の動作を行なうものである。そうでない
ときは動作しない。
なお誤動作は任意にユーザーが指定できるようにするこ
とも容易にできる。
ト述したように、入力画像をディジタル信号処理するこ
とにより輝度変換を自動的に行なうことができる。また
絞り等の機能を有しない構造の簡単なカメラにより画像
の入力を行なうこともできるので、該動画像伝送装置の
小型化、コストダウンをはかることも可能となる。さら
に、入力画像に対して非線形処理が可能となり、より見
やすい輝度補正の方法を選択することができる。
この他、入力された画像の輝度を補正するのではなく、
第26図に示すように動領域検出回路、信号分布計算回
路により検出された動領域の信号分布を用いて、カメラ
の絞りを調整することも考えることができる。そして、
画面中の動領域の信号分布が狭い場合は、電球や螢光灯
により顔等が暗くなっている場合と考えられるのでカメ
ラの絞りが更に開くように制御することもできる。
また第27図に示すように画像入力後のビデオアンプの
利得を調整してアナログレベルで輝度調整をするように
してもよい。そして顔等が暗いとき、アナログ信号回路
で処理する場合には、信号レベルが増大するよう制御さ
れる。なお、信号レベルには限界があるため、リミッタ
を用いるようにしてもよい。
又、信号の増幅は、正負対称でもよいが、例えば正方向
のみ拡大を大きくする等の非対称の増幅特性とすること
もできる。
なお、検出方法としてはフレーム間差分以外を利用して
行ってもよい。これは例えばステレオ画像を用いた測距
による方法などである。
なお、第1図に示したように画像入力を動領域と静止領
域に分離して処理を行なう以外に簡略化して第28図に
示すような構成をとることもできる。
第28図は画面中央に人物が写ることを想定したもので
あり、第29図に示すように画面中央に設けられた固定
の輝度変換領域にのみ信号分布を計算する。そして、そ
の結果を用いて該領域のみを変換する方式である。
この方式であれば動領域検出は必ずしも行なわなくても
よい。そして想定動領域として第29図の点線のように
固定してもよいし、領域の大きさのみを固定して始点の
み検出結果によることもできる。この方式によればヒス
トグラム変換の場合大きさを固定することにより第24
図で示した画素数をカウンタは不要になる。またさらに
大きさを2のべき乗にすることにより、ヒストグラム作
成時の除算をビットシフトですませることができるので
、回路規模の縮小化を図れる。
固定の輝度変換領域を抽出する1例として第30図にカ
メラの他にスポット測光用のディテクタを設けた場合を
示す。これは入力用のカメラよりも視野の狭い光学系の
ディテクタを用いるということである。このスポット測
光ディテクタにより、第31図に示すように画面の中央
部のみをスポット測光し、この結果によりカメラのビデ
オアンプのゲインをコントロールする。よって簡単な構
成で輝度変換領域の抽出及び輝度補正を行なうことがで
きる。なお、スポット測光ディテクタの向きを自由に変
えることができる構成にすれば、これをユーザーが動か
すことによりたとえ画面中央部に相手がいなくても対応
することができる。
さらに別の実施例として第32図に示すように、CCD
駆動回路に画面上の顔の幅(測定値)に対応するウィン
ドウ信号をウィンドウ発生回路により発生させる。そし
てウィンドウ内のCCD信号のみを蓄積してそのレベル
を測定し、この測定結果によりビデオアンプのゲインを
決定するようにすることもできる。なお、第33図に示
すウィンドウ信号の幅は画面上の顔の幅に応じてユーザ
ーが変えることができるようにすることも可能である。
次に入力画像信号に色信号が付加されている場合ついて
述べる。
第34図は入力画像信号としてから画像が入力される場
合の動画像伝送装置のブロック図である。入力画像信号
は、まず、顔検出回路1801で顔を含む長方形ブロッ
クとして領域検出がされ、肌検出回路1802へ送られ
る。顔の中心部から髪や口の中等特別に暗い部分を除き
、中心部より肌領域の検出を行なう。この肌領域部分の
信号分布情報として最大値、最小値、平均値などがある
が、例えば平均値を用いた場合、この平均値を標準的肌
色になるような変換を求める。第35図のX印はこの検
出平均値、・印は標準的肌色とした時×から・に変換す
るには、例えばXから・へのベクトルを全ての画素値に
加えて存在範囲を越えたときリミットすればよい。
この結果、人間の肌部分が正しい色になるように画面の
色調を変化することにより、うす暗い所を該装置をする
場合でも正しい色調に近づける。
更に、この実施例において、肌領域の検出結果を判定回
路1805で判定し、妥当な検出であったかどうかを判
定する。この判定は例えば、検出領域の大きさ、信号内
容、形状等で判別することができる。検出が正しいと判
定された場合は、上記実施例通りの動作がなされ、そう
でない場合は、色情報変換が停止させられる。なおかつ
この切替はマニュアルスイッチ1806で行なうことも
できる。又、この色情報変換の変換法を規定するパラメ
ータを固定にしたい時は同じく、マニュアルスイッチ等
によりプリセット指示情報を入力すればよい。
又、照明が螢光灯か白熱電球か、太陽の自然光か赤外線
光かにより色調が異なってくるが、照明を行なっている
光源のスペクトラムの際を補正することにより、より自
然な色調を表示することができる。螢光灯のように特殊
なスペクトルを持つ光源に対しては、それを自動的に検
出できるのでその補正を行なうことができる。又ユーザ
ーの設定により光源を指定し補正方法を変更してもよい
補正方法の1例としては、色信号を0を中心としく25
) (26)・ て拡大、縮小変換のみを行ない、平均値分を加算しない
という方法がある。
なお色情報変換の場合について述べたが、上述した輝度
変化について行なうこともできる。
また輝度や色調の補正を信号処理により行なう際には、
画像のカメラ入力時に通常より明るく、色調も飽和の方
向うに設置しておくことも可能である。以上の説明はす
べて送信側において入力時に行なう実施例であったが、
同じことを受信側で出力信号処理として行なうこともで
きる第36図は受信側の構成の一例を示したブロック図
である。
この場合条件付画素補充を用いた符号化方式であれば送
信されてきたブロックが動領域のブロックであるので、
これらから信号分布を求めることにより同様変換が行え
る。また、別の実施例として領域を固定にした方式(第
29図の実施例と同じ)によっても同様に行なえる。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明の動画像伝送装置によれば
、 悪い照明条件で撮映された映像でも見やすいように自動
的に画像の補正が行なわれ、特に、通話において注目す
る人物領域にポイントをおいた補正が行なわれるため画
質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動画像伝送装置の一実施例を示す
ブロック図、第2図、第3図は第1図の動領域検出回路
の一実施例を示すブロック図、第4図は第3図の背景メ
モリの一構成例を示すブロック図、第5図は第4図の背
景メモリにおけるマツプの一例を示す図、第6図〜第8
図は第4図の背景メモリの更新原理を示す図、第9図は
第4図の輪郭検出回路の一構成例を示す図、第10図は
その輪郭検出の原理を示す図、第11図は第1図の分離
回路における輪郭の求め方の一例を示す図、第12図、
第13図は第1図の信号分布計算回路の一構成例を示す
図、第14図は第1図の輝度変換回路における輝度変換
の原理を示す図、第15図は輝度変換特性の一例を示す
図、第16図は信号分布計算時の工夫について示した図
、第17図は輝度変換回路の一構成例を示す図、第18
図〜第20図は別の輝度変換特性の一例を示す図、第2
1図は量子化精度についての説明に用いる図、第22図
、第23図はヒストグラムの平坦化による変換特性決定
回路のブロック図、第24図は1フレーム前のヒストグ
ラムにより決定される変換特性を用いる変換特性決定回
路のブロック図、第25図は信号分布計算回路に判定回
路を付加した図、第26図、第27図は入力された画像
の輝度を補正する以外の例を示した図、第28図〜第3
3図は画像入力を簡略化した場合の説明図は動画像伝送
装置の受信側の構成の一例を示した図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力動画像を伝送する伝送手段と、 前記入力動画像より動領域を検出する動領域検出手段と
    、 この検出手段により検出された動領域の輝度分布を計算
    する輝度分布計算手段と、 この輝度分布計算手段による計算結果に応じて前記入力
    動画像の輝度の調節を行なう手段とを備えたことを特徴
    とする動画像伝送装置。
  2. (2)入力動画像を伝送する伝送手段と、 前記入力動画像より動領域を検出する動領域検出手段と
    、 この検出手段により検出された動領域の輝度分布を計算
    する輝度分布計算手段と、 この輝度分布計算手段による計算結果に応じて前記入力
    動画像の輝度変換を行なう輝度変換手段とを備えたこと
    を特徴とする動画像伝送装置。
  3. (3)入力動画像を伝送する伝送手段と、 前記入力動画像より動領域を検出する動領域検出手段と
    、 この検出手段により検出された動領域及び動領域以外の
    領域の輝度分布を計算する輝度分布計算手段と、 この輝度分布計算手段による計算結果に応じて前記入力
    動画像の輝度変換を行なう輝度変換手段とを備え、 前記動領域及び前記動領域以外の輝度変換を前記輝度変
    換手段により別々に行なうことを特徴とする動画像伝送
    装置。
  4. (4)入力画像を伝送する伝送手段と、入力画像から人
    物の肌領域を検出するための検出手段と、少なくともこ
    の検出手段による肌領域の輝度分布を算出するための輝
    度分布算出手段と、 この輝度分布算出手段による輝度分布を用いて前記肌領
    域の色情報変換を行なうための色情報変換手段と、 を備えたことを特徴とする動画像伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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