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JPH0469380A - 塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体の製造方法

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Publication number
JPH0469380A
JPH0469380A JP17809190A JP17809190A JPH0469380A JP H0469380 A JPH0469380 A JP H0469380A JP 17809190 A JP17809190 A JP 17809190A JP 17809190 A JP17809190 A JP 17809190A JP H0469380 A JPH0469380 A JP H0469380A
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JP
Japan
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chlorinated
carboxylic acid
pyrazole carboxylic
formula
acid derivative
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Application number
JP17809190A
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English (en)
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JP2976493B2 (ja
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Sunao Imaki
今木 直
Yuuki Takuma
詫摩 勇樹
Yojiro Yuzawa
湯澤 洋二郎
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体の製造方法
に関するものであり、より詳しくは特定のピラゾールカ
ルボン酸誘導体を塩素化するに際し、出発原料中に含有
される蒸留分離困難な不純物を目的物よりも高極性化合
物とすることにより分離可能とし、高純度の塩素化ピラ
ゾールカルボン酸誘導体を製造する方法に関するもので
ある。
本発明の方法により得られる塩素化ピラゾールカルボン
酸誘導体は農薬の重要な合成中間体であり、特に4−ク
ロロ−3−エチル−1−メチル5−ピラゾールカルボン
酸エチルは有用な殺ダニ剤の重要な合成中間体である(
特開昭64−25763号公報)。
(従来の技術) 従来より、ピラゾールカルボン酸誘導体の塩素化は塩素
、塩化スルフリルあるいはハイポクロリド等の塩素化剤
により容易に進行することが知られている(Compr
ehensive  Heterocyclic  C
hemistry  5239−240)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の方法では、出発原料である
5−ピラゾールカルボン酸化合物とともに不純物として
存在する4−置換−5−ピラゾールカルボン酸化合物は
塩素化されず、そのまま目的物である塩素化ピラゾール
カルボン酸誘導体とともに存在するため、これらの分離
が困難であった。すなわち、高純度の塩素化ピラゾール
カルボン酸誘導体を得ることができなかった。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明者はかかる点を解決すべく鋭意検討した
結果、塩素化剤として塩化スルフリルを用い、かつ不純
物として存在する4−置換−5ピラゾ一ルカルボン酸化
合物も塩素化し、高極性化合物とすることにより目的物
との分離が可能となることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は収率よりかつ高純度の塩素化
ピラゾールカルボン酸誘導体を製造する方法を提供する
ものである。
そして、その目的は、下記−散大(1)(上記式中、R
1、R2およびR3は同一または異なっていてもよい低
級アルキル基を表わす。)で表わされる5−ピラゾール
カルボン酸化合物を塩素化して下記−散大(2) (上記式中、R’ 、R2およびR3は前記と同義を示
す。) で表わされる塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体を製造
する方法において、塩素化剤として過剰量の塩化スルフ
リルを用いること、がっ、上記−散大(1)で表わされ
る5−ピラゾールカルボン酸化合物に不純物として含ま
れる下記−散大(3)(上記式中、R’ 、R2および
R3は前記と同義を示し、R′は低級アルキル基を示す
。)で表わされる4−置換−5−ピラゾールカルボン酸
化合物の塩素化物を加水分解、酸析処理により分離除去
することを特徴とする塩素化ピラゾールカルボン酸誘導
体の製造方法により容易に達成される。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる5−ピラゾールカルボン酸化合物は下記
−散大(1) %式% 上記式中、R1、R2およびR3は同一または相異って
いてもよいメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル
基、5ec−ブチル基等の低級アルキル基を表わし、具
体的には3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカル
ボン酸エチル、1−エチル−3−メチル−5−ピラゾー
ルカルボン酸エチル、1,3−ジメチル−5−ピラゾー
ルカルボン酸メチル等が挙げられる。
また、不純物である4−置換−5−ピラゾールカルボン
酸化合物は下記−散大(3) %式% 上記式中、R1、R2、RffおよびR4は前記RI、
R2およびR3と同義を示す。具体的には、1.3.4
−)ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチル等が挙
げられる。
本発明では、上記の5−ピラゾールカルボン酸化合物に
対し不純物である4−置換−5−ピラゾールカルボン酸
化合物を1〜20重量%、好ましくは5〜10重量%を
含有する5−ビラソールカルボン酸化合物混合物を塩素
化するものである。
使用する塩素化剤としては塩化スルフリルが用いられ、
その使用量は上記の混合物中のビラソールカルボン酸化
合物(すなわち、5−ピラゾールカルボン酸化合物と不
純物である4−置換−5ピラゾ一ルカルボン酸化合物の
合計量)に対して通常1〜5倍モル、好ましくは1〜1
.5倍モルの範囲の量を用いる。
使用する溶媒としては本発明の塩素化反応に対して不活
性な溶媒であれば特に限定されるものではなく、具体的
にはジクロロメタン、ジクロロエタンあるいはクロロホ
ルム等のハロゲン溶媒あるいはトルエン、キシレン等の
非極性溶媒等の溶媒が挙げられる。特に好ましくは非極
性溶媒のトルエンを用いるのがよい。
かかる溶媒の使用量は反応基質の1〜50倍(重量)量
、好ましくは2〜10倍(重量)量とすればよい。
本発明の方法では、反応温度0″Cないし200°Cの
範囲、好ましくは50”Cないし100 ”Cの範囲で
行われる。0°C以下の温度では反応温度が遅く効率の
点で工業的には好ましくない。また、200℃以上の温
度では塩素化剤の分解等の副反応が増大するので好まし
くない。
本発明では、かかる反応により5−ピラゾールカルボン
酸化合物の塩素化物、すなわち、下記の一般式(2)で
表される塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体が得られる
上記式中、R1、R2およびR3は前記と同義を示す。
得られる塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体としては、
具体的に4−クロロ−3−エチル−1メチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸エチル、4クロロ−1−エチル−3−
メチル−5−ピラゾールカルボン酸エチル、4−クロロ
−1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸メチル
等が挙げられる。
そして、上記の塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体とと
もに4−置換−5−ビラソールカルボン酸化合物の塩素
化物、例えば1−クロロメチル3.4−ジメチル−5−
ビラソールカルボン酸エチル、3〜クロロメチル−1,
4−ジメチル−5−ビラソールカルボン酸エチル、4−
クロロメチル−1,3−ジメチル−5−ピラゾールカル
ボン酸エチル等が生成し、かかる4−置換−5−ピラゾ
ールカルボン酸化合物の塩素化物はいずれも塩素化ピラ
ゾールカルボン酸誘導体と比較して極性が高く、目的物
である塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体と分離が可能
となる。
本発明の方法では反応混合物を加水分解したのち、酸析
処理により4−置換−5−ピラゾールカルボン酸化合物
の塩素化物を分離する。
なお、加水分解したのち、酸析処理する際の条件として
は通常の方法に従い、約10%水酸化ナトリウム水溶液
で80″Cで所定時間、例えば0.5〜3時間程度加水
分解したのち、濃塩酸にて酸析処理する。
上述の方法によって得られる塩素化ピラゾールカルボン
酸誘導体は極めて高純度のものである。
(実施例) 以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、
本発明の要旨を越えない限り本発明は下記の実施例に限
定されるものではない。
実施例1 下記式(4)で表わされる1、3.4−)リフチル−5
−ピラゾールカルボン酸エチル32g(0,18モル)
を含む下記式(5)で表わされる3−メチル5−ピラゾ
ールカルボン酸エチル637g (純度90%、3.5
モル)をジクロロエタン1.0 kgに溶解させ60°
Cに加熱した。ここへ塩素化スルフリル472g(1,
0倍当量)を滴下後、■時間加熱夕流させた。その後、
加熱還流下、塩素化スルフリル47.2g(0,1倍当
量)をさらに追滴下した。追滴下後、さらに1時間加熱
還流し、反応を完結させた。反応後、反応液を濃縮し粗
生成物720g(4−クロロ−3−メチル−5−ピラゾ
ールカルボン酸エチルの純度94%)を得た。この粗生
成物に25%水酸化ナトリウム水溶液555g、水1.
56kgを加え、80″Cで1時間加熱撹拌した。その
後、冷却し希塩酸で酸析し得られた結晶をろ過・乾燥し
、純度99゜8%の下記式(6)で表わされる4−クロ
ロ−3−メチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルを5
95g得た(収率78%)。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、不純物を含むピラゾールカルボ
ン酸化合物から高収率・高純度で塩化ピラゾールカルボ
ン酸誘導体を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (上記式中、R^1、R^2およびR^3は同一または
    異なっていてもよい低級アルキル基を表わす。)で表わ
    される5−ピラゾールカルボン酸化合物を塩素化して下
    記一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) (上記式中、R^1、R^2およびR^3は前記と同義
    を示す。) で表わされる塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体を製造
    する方法において、塩素化剤として塩化スルフリルを使
    用し、かつ、上記一般式(1)の5−ピラゾールカルボ
    ン酸化合物に不純物として含まれる下記一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(3) (上記式中、R^1、R^2およびR^3は前記と同義
    を示し、R^4は低級アルキル基を示す。)で表わされ
    る4−置換−5−ピラゾールカルボン酸化合物の塩素化
    物を加水分解、酸析処理により分離除去することを特徴
    とする塩素化ピラゾールカルボン酸誘導体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI657034B (zh) * 2015-03-05 2019-04-21 日商三菱電機大樓技術服務股份有限公司 電梯薄型機器搬出搬入裝置及電梯薄型機器搬出搬入方法

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TWI657034B (zh) * 2015-03-05 2019-04-21 日商三菱電機大樓技術服務股份有限公司 電梯薄型機器搬出搬入裝置及電梯薄型機器搬出搬入方法

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