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JPH0447780Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0447780Y2
JPH0447780Y2 JP4687786U JP4687786U JPH0447780Y2 JP H0447780 Y2 JPH0447780 Y2 JP H0447780Y2 JP 4687786 U JP4687786 U JP 4687786U JP 4687786 U JP4687786 U JP 4687786U JP H0447780 Y2 JPH0447780 Y2 JP H0447780Y2
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JP
Japan
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lever
rotating
chassis
rotation
rotary lever
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JP4687786U
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JPS62158643U (ja
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案回動レバー回動機構を以下の項目に従つ
て説明する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来技術[第5図、第6図] D 考案が解決しようとする問題点[第5図、第
6図] E 問題点を解決するための手段 F 実施例 a リール台[第1図乃至第4図] b 回動レバー回動機構[第1図乃至第4図] b−1 規制孔、係合ピン、駆動ギヤ[第1
図乃至第4図] b−2 回動レバー[第1図乃至第4図] b−3 引張りスプリング、回動レバーの第
1の回動支点[第1図乃至第3図] b−4 モード切換レバー[第1図乃至第4
図] b−5 回動レバーの第2の回動支点 c 動作 c−1 フオワードモードにおける動作[第
1図] c−2 フオワードモードからのリバースモ
ードの形成[第1図乃第3図] c−3 リバースモードからのフオワードモ
ードの形成[第1図乃至第3図] G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な回動レバー回動機構に関する。
詳しくは、例えば、テープレコーダーに設けられ
る2つのリール台の各ギヤ部に選択的に噛合する
揺動ギヤが回動端部に支持されると共に該揺動ギ
ヤを上記2つのギヤ部のうちの一方に噛合させる
位置と他方に噛合させる位置との間を移動される
揺動レバー等のような回動レバーを備え、該回動
レバーがその回動ストロークにおける一端と他端
の2つの位置のいずれの位置に来たときも回動レ
バーの回動端部に設けられた当接部が当該位置を
規定するための規制手段に当接され、かつ、その
当接状態が所謂リミツター作用を奏する弾発手段
の弾発力によつて弾発的に保持されることを要す
る回動レバー回動機構に関するものであり、回動
レバーの回動支点の構造を改良することによつ
て、回動レバーを1枚構造のものにすることがで
きると共に1つの弾発部材によつて回動レバーに
互いに略反対の方向となる2方向への回動力を付
勢することができるようにして、この種の機構を
必要な機能を全く損なうことなく必要最少限の数
の部材により構成することができるようにした新
規な回動レバー回動機構を提供しようとするもの
である。
(B 考案の概要) 本考案回動レバー回動機構は、所定の回動スト
ロークの両端の位置である2つの位置の間を回動
される回動レバーを備えると共に該回動レバーが
その回動ストロークにおける一端と他端の2つの
位置のいずれの位置に来たときも回動レバーの回
動端部に設けられた当接部が当該位置を規定する
ための規制手段に当接され、かつ、その当接状態
が所謂リミツター作用を奏する弾発手段の弾発力
によつて弾発的に保持されることを要する回動レ
バー回動機構において、回動レバーがこれを回動
させるための押圧手段によつて押圧されていない
状態においてはその回動支点が弾発手段が連結さ
れた位置より回動端部側の位置となり、回動レバ
ー押圧手段によつて押圧された状態においてはそ
の回動支点が弾発手段が連結された位置を挟んで
反回動端部側の位置となるようにして、この種の
機構を必要な機能を全く損なうことなく必要最少
限の数の部材により構成することができるように
したものである。
(C 従来の技術)[第5図、第6図] 例えば、テープレコーダー等には所定のモード
に応じていずれか一方が回転される2つのリール
台が設けられており、モータによつて回転される
駆動ギヤと常時噛合されると共にシヤーシ側に回
動自在に支持された回動レバー(「首振りレバー」
あるいは「揺動レバー」等と称される場合があ
る。)の回動端部に回転自在に支持された揺動ギ
ヤが上記2つのリール台のギヤ部に選択的に噛合
されることによつてそのいずれか一方が回転され
るようになつている。そして、このような回動レ
バーは、その回動端に支持された揺動ギヤがリー
ル台のギヤ部と所定の噛合深さ以上の深さで噛合
することのないように、その回動ストロークにお
ける一端の位置に来たときは所定の規制手段の一
端部に当接され回動ストロークの他端の位置に来
たときは上記規制手段の他端部に当接されると共
にそれぞれの状態が弾発手段によつて弾発的に保
持されるようになつている。
第5図及び第6図はそのような回動レバーを備
えた従来のリール台駆動装置の一例aを示すもの
である。
b及びcはシヤーシd側に回転自在に支持され
たリール台である。これら2つのリール台b及び
cのうち右側のものbはテープカセツトeの供給
側テープリールfが係合されるS側リール台、左
側のものcが巻取側テープリールgが係合される
T側リール台であり、hはS側リール台bのギヤ
部、iはT側リール台cのギヤ部である。
jは回動レバー回動機構である。
kは回動レバーである。該回動レバーkはメイ
ンレバーk1とリミツターレバーk2の2枚のレバー
から成り、リミツターレバーk2はその一端部がメ
インレバーk1の長手方向における略中央部に連結
ピンlを介して回動自在に支持されると共に、こ
の2枚のレバーk1とk2との間にリミツターバネm
が張設されており、リミツターレバーk2はこれに
メインレバーk1から離間されるような力が加えら
れていない間はその他端部がメインレバーk1の他
端部に弾接されており、この状態において2枚の
レバーk1とk2とは一体的に回動されることにな
る。
nはシヤーシdから立設された支持軸であり、
メインレバーk1はその一端と連結ピンlとの間の
略中央の位置がこの支持軸nに回動自在に支持さ
れている。従つて、メインレバーk1はこの支持軸
nに支持された位置を回動支点として回動される
ことになる。
oは上記支持軸nに回転自在に支持され、か
つ、図示しないモータによつて回転される駆動ギ
ヤであり、この駆動ギヤoは反時計回り方向へ回
転されるようになつている。
pはメインレバーk1の一端部に、ここをその板
厚方向に貫通する状態で固定された支持軸であ
り、該支持軸pの上部に揺動ギヤqが前記駆動ギ
ヤoと噛合する状態で回転自在に支持されてお
り、また、支持軸pの下部はシヤーシdに形成さ
れた略弧状に延びる規制孔rに位置されている。
sはその一端部がシヤーシd側に支持された引
張りスプリングであり、その他端部はメインレバ
ーk1の連結ピンlと他端部との間の略中間部に係
着されている。従って、回動レバーk1には、常
時、この引張りスプリングsによる反時計回り方
向への回動力が付勢されている。
tは摺動レバーである。該摺動レバーtはその
右端部が前記リミツターレバーk2の他端部の右側
に位置され、フオワードモード、即ち、テープカ
セツトeの磁気テープuがSリールfから引き出
されてTリールgに巻き取られて行く走行方向
(以下、「フオワード方向」と言う。)へ走行され
るモードにおいてはリミツターレバーk2を押圧し
ない位置に保持されており、動作モードをフオワ
ードモードからリバースモード、即ち、磁気テー
プuが上記フオワード方向と反対の方向へ走行さ
れるモードに切換えるとき左側へ所定のストロー
ク移動され、それによつてリミツターレバーk2
他端部を所定量左側へ移動させるようになつてい
る。
vはS側リール台bのギヤ部hに噛合された方
向変換ギヤである。
そこで、摺動レバーtがリミツターレバーk2
押圧しない位置に来ている状態、即ち、第5図に
示す状態においては、回動レバーkは引張りスプ
リングsの引張力によつてその支持軸pの下部が
シヤーシdに形成された規制孔rの左端縁に当接
する位置に来ており、これによつて、揺動ギヤg
とT側リール台cのギヤ部iとが所定の噛合深さ
でもつて噛合されると共に、その状態は引張りス
プリングsの引張力によつて付勢された回動レバ
ーkの反時計回り方向への回動力により支持軸p
が規制孔rの左端縁に押し付けられることによつ
て保持される。
しかして、この状態から駆動ギヤoが回転され
ると、T側リール台cが時計回り方向へ回転さ
れ、それによりTリールgがテープ巻取方向へ回
転されるので、磁気テープuが前記したフオワー
ド方向へ走行されることになる。
また、第5図に示す状態から摺動レバーtが左
側へ移動されると、該摺動レバーtがリミツター
レバーk2の他端部を略左側へ向けて押圧すること
になるので、回動レバーkが支持軸nを回動中心
として時計回り方向へ回動されることになる。そ
して、このように時計回り方向へ回動されて行く
回動レバーkは、その支持軸pの下部が規制孔r
の右端縁に当接されるとメインレバーk1の時計回
り方向への回動が阻止されるので、その状態から
はリミツターレバーk2のみが連結ピンlを回動中
心として、即ち、メインレバーk1に対して回動さ
れることになる。尚、摺動レバーtの左側への移
動ストロークはリミツターレバーk2の他端部をメ
インレバーk1の他端部からある程度の距離離れた
位置まで移動させる長さになつている。
しかして、摺動レバーtが上記所定のストロー
ク左側へ移動されると、リミツターバネmが伸張
されるので、回動レバーkのメインレバーk1に今
度はリミツターバネmによる時計回り方向への回
動力が付勢されることになり、これによつて、支
持軸pが規制孔rの右端縁に押し付けられること
になる。これによつて、揺動ギヤqと方向変換ギ
ヤvとが所定の噛合深さでもつて噛合され、その
噛合状態はリミツターバネmの弾発力によつて保
持されることになる。
そして、この状態から、駆動ギヤoが回転され
ると、S側リール台bが反時計回り方向へ回転さ
れ、それによつて磁気テープuがリバース方向へ
走行されることになる。
(D 考案が解決しようとする問題点)[第5図,
第6図」 上記した従来の回動レバー回動機構jにあつて
は、回動レバーkをメインレバーk1とリミツター
レバーk2の2枚のレバーによつて構成する必要が
あり、また、弾発手段としてリミツターバネmと
引張りスプリングsの2つのばね部材を必要とす
るので、その構造が複雑になり、また、コストも
高くなる等の問題がある。
(E 問題点を解決するための手段) 本考案回動レバー回動機構は、上記した問題点
を解決するために、回動レバーの作用端部に設け
られた当接部が当接されることによつて上記作用
端部の移動を阻止する規制手段と、一端が回動レ
バーに連結され他端がシヤーシ側に支持されると
共に回動レバーにその作用端部が一方の方向へ移
動しようとする回動力を付勢する弾発手段と、回
動レバーのうち上記弾発手段が連結された位置を
挟んで反作用端部側に位置する被押圧部を押圧す
ることにより回動レバーを前記回動力に抗して回
動させる押圧手段とを備えると共に、シヤーシ及
び回動レバーのいずれか一方に略円弧状に延びる
ガイド孔を形成しかつ他方に上記ガイド孔と摺動
自在に係合する係合ピンを設けたものである。
従つて、回動レバーが押圧手段によつて押圧さ
れていない状態においては、回動レバーの回動支
点が上記係合ピンの上記ガイド孔の一端縁に当接
する位置となりかつ弾発手段の弾発力が回動レバ
ーの当接部を前記規制手段の一端部に圧着させる
圧着力として作用し、回動レバーが押圧手段によ
つて押圧された状態においては、回動レバーの回
動支点がその被押圧部が押圧手段に当接する位置
となりかつ弾発手段の弾発力が回動レバーの当接
部を前記規制手段の他端部に圧着させる圧着力と
して作用することになるので、回動レバーを1枚
構造のものにすることができると共に、1つの弾
発手段によつて回動レバーに互いに反対方向とな
る2つの方向への回動力を付勢することができ
る。
(F 実施例) 以下に、本考案回動レバー回動機構の詳細を添
附図面に示した実施例に従つて説明する。
尚、図面に示した実施例は本考案をオーデイオ
テープレコーダーのリール台駆動装置における回
動レバー回動機構に適用したものである。
(a リール台)[第1図乃至第4図] 1はリール台駆動装置であり、該リール台駆動
装置1は2つのリール台と該2つのリール台のギ
ヤ部に選択的に噛合される揺動ギヤと該揺動ギヤ
を支持する回動レバーと該回動レバーを回動させ
るための回動レバー回動機構等から成る。
2及び3はリール台(図面ではその一部のみを
示してある。)である。これらリール台2及び3
は略平ギヤ状に形成されたギヤ部4,4′と該ギ
ヤ部4,4′の中心部から立設された軸部5,
5′と該軸部5,5′の上部に外嵌されたリール係
合軸6,6′(第4図参照、尚、図面では一方の
もののみ示してある。)とから成り、シヤーシ7
の後端部(第1図における上方へ向う方向を後側
とし、下方へ向う方向を前側とする。また、同図
における左方へ向う方向を左側とし、右方へ向う
方向を右側とする。以下の説明において向きを示
すときはこの方向によるものとする。)の互いに
左右方向に離間した位置から立設された2本のリ
ール台支持軸8,8′に各別に、かつ、回転自在
に支持されている。
尚、2つのリール台2及び3のうち右側に位置
するもの2がテープカセツト9に収納された供給
側テープリール10(以下、「Sリール」と言
う。)が係脱自在に係合されるリール台(以下、
「S側リール台」と言う。)であり、左側に位置す
るリール台3が巻取側Tリール11(以下、「T
リール」と言う。)が係脱自在に係合されるリー
ル台(以下、「T側リール台」と言う。)である。
従つて、磁気テープ12をフオワード方向、即
ち、Sリール10から引き出されTリール11に
巻き取られて行く走行方向へ走行させるモード
(以下、「フオワードモード」と言う。)において
はT側リール台3を時計回り方向へ回転すること
によつてTリール11をテープ巻取方向へ回転さ
せ、また、磁気テープ12をリバース方向、即
ち、フオワード方向と反対の方向へ走行させるモ
ード(以下、「リバースモード」と言う。)におい
てはS側リール台2を反時計回り方向へ回転する
ことによつてSリール10をテープ巻取方向へ回
転させることになる。
13はシヤーシ7のうちS側リール台2の稍前
側で、かつ、稍左側へ寄つた位置から立設された
ギヤ支持軸であり、該ギヤ支持軸13に比較的小
径な方向変換ギヤ14が回転自在に支持されてお
り、該方向変換ギヤ14はS側リール台2のギヤ
部4と噛合されている。
(b 回動レバー回動機構)[第1図乃至第4図] 15は回動レバー回動機構である。
(b−1 規制孔、係合ピン、駆動ギヤ)[第1
図乃至第4図] 16はシヤーシ7に形成された規制孔である。
該規制孔16は後述する回動レバーの作用端部の
回動ストロークを規制するための孔であり、シヤ
ーシ7のうち前記S側リール台2とT側リール台
3の間の略中央部から稍前寄りの位置に略左右方
向に沿つて弧状に延びる形状に形成されている。
17はシヤーシ7の上記規制孔16から稍前側
へ離間した位置から立設された係合ピンである。
該係合ピン17は後述する回動レバーのフオワー
ドモードにおける回動支点となる部材であり、そ
の上部に比較的径の小さい駆動ギヤ18が回転自
在に支持されている。
尚、該駆動ギヤ18は図示しないモータによつ
て時計回り方向へ回転されるようになつている。
(b−2 回動レバー)[第1図乃至第4図] 19は回動レバーである。該回動レバー19は
細長い略板状に形成されると共に、その長手方向
における一端部19、即ち、第1図に示す状態に
おいて、略左斜め後方寄りの端部(以下、この一
端部を「作用端部」と言う。)に支持軸20が回
動レバー19を板厚方向に貫通する状態で固定さ
れており、該支持軸20のうち回動レバー19か
ら上に突出された部分に揺動ギヤ21が回転自在
に支持されている。
また、回動レバー19の長手方向における中央
部と上記支持軸20との間の略中央部に長孔状の
ガイド孔22が形成されており、該ガイド孔22
は回動レバー19の幅方向に略沿う方向に沿つて
延びる弧状に形成されている。
23は回動レバー19の長手方向における中央
部から稍反作用端部側へ寄つた位置から突設され
たばね掛ピンである。
そして、回動レバー19は、そのガイド孔22
に前記係合軸17の駆動ギヤ18より下側の部分
が摺動自在に係合する状態で挿通されることによ
つてシヤーシ7に対して回動自在なるように設け
られると共に、その作用端部19aに配置された
前記支持軸20のうち回動アーム19より下側の
部分がシヤーシ7に形成された前記規制孔16内
置され、かつ、揺動ギヤ21が駆動ギヤ18と噛
合する状態で設けられる。
従つて、回動レバー19はシヤーシ7に対して
これといつた特定の回動支点を介しない状態で回
動自在なるように設けられている。
また、回動レバー19が回動されるとき、これ
に支持された揺動ギヤ21は必ずしも駆動ギヤ1
8の軸心部、即ち、前記係合ピン17を回動中心
として移動されることにはならないが、ガイド孔
22は支持軸20、即ち、揺動ギヤ21の回転中
心を中心とする円に沿つて延びるように形成され
ているので、回動レバー19がいずれの位置を回
動中心として回動されても係合ピン17と支持軸
20との間の軸間距離は常に一定の距離に保持さ
れることになり、従つて、駆動ギヤ18と揺動ギ
ヤ21との噛合深さが変化することはない。
しかして、揺動ギヤ21は常時駆動ギヤ18と
噛合されていることになり、駆動ギヤ18が回転
されることにより反時計回り方向へ回転せしめら
れることになる。
(b−3 引張りスプリング、回動レバーの第1
の回動支点)[第1図乃至第3図] 24は引張りスプリングである。該引張りスプ
リング24はその一端が回動レバー19に設けら
れた前記ばね掛ピン23に係着され、その他端が
シヤーシ7の回動レバー19の右側に設けられた
図示しないばね掛部材に支持されている。
従つて、この引張りスプリング24の引張力は
回動レバー19に所定の方向への回動力を付勢す
るように作用することになる。
即ち、支持軸20の右側への移動が阻止されて
なく、かつ、回動レバー19にその他端部19
b、即ち、反作用端部側の端部(以下、この端部
19bを「被押圧端部」と言う。)を略左側へ押
圧する押圧力が加えられていない状態において
は、回動レバー19のガイド孔22の左端縁22
aが係合ピン17に押し付けられることになるの
で、この状態において回動レバー19の回動支点
はガイド孔22の左端縁22aが係合ピン17に
当接する位置(以下、この位置を「第1の回動支
点」と言う。)となる。従つて、この状態におい
ては引張りスプリング24の引張力による回動力
は回動レバー19の第1の回動支点より前側の位
置に作用するので、回動レバー19には第1の回
動支点を回動中心とする反時計回り方向への回動
力が付勢されることになる。
そして、回動レバー19にこのような回動力が
付勢されると、その支持軸20の下部がシヤーシ
7に形成された前記規制孔16の左端縁16aに
当接することになり、これによつて、回動レバー
19がその揺動ギヤ21がT側リール台3のギヤ
部4′に噛合する位置(以下、この位置を「初期
位置」と言う。)に来ることになる。
(b−4 モード切換レバー)[第1図乃至第4
図] 25はモード切換レバー(図面ではその一部の
みを示してある。)である。該モード切換レバー
25はその主部が略左右方向に沿つて延びると共
に左右方向に長い長孔26が複数(図面では1個
のみ示してある。)形成されており、その長孔2
6にシヤーシ8の前端部から立設されたガイドピ
ン27が摺動自在に係合されることによつてシヤ
ーシ7の前端部に位置され、かつ、シヤーシ7に
対して一定の範囲内において左右方向へ移動自在
なるように支持されている。そして、モード切換
レバー25の右端部は後方へ向けて略直角に屈曲
されており、その屈曲された部分のうち回動レバ
ー19の被押圧端部19bに略右側から対向する
位置に押圧片25aが形成されている。
尚、モード切換レバー25は、回動レバー19
が前記した初期位置に来ている状態において、そ
の押圧片25aが回動レバー19の被押圧端部1
9bから右側へ稍離間する位置(以下、この位置
を「フオワード位置」と言う。)に保持されてお
り、リバースモードが形成されるときは、第2図
に示すように、その長孔26の右端縁がガイドピ
ン27と近接する位置(以下、この位置を「リバ
ース位置」と言う。)へと移動されるようになつ
ている。
(b−5 回動レバーの第2の回動支点) そこで、回動レバー19が前記初期位置に来て
いる状態からモード切換レバー25がリバース位
置へ向けて移動されて行くと、その押圧片25a
が回動レバー19の被押圧端部19bを略左方へ
向けて押圧するので、回動レバー19は前記第1
の回動支点を回動中心として時計回り方向へ回動
されて行くことになる。そして、回動レバー19
がこのようにして時計回り方向へ所定の回動スト
ローク回動されると、第3図に示すように、その
支持軸20の下部がシヤーシ7に形成された規制
孔16の右端縁16bに当接されることになり、
レバー切換レバー25はこの状態からもう少し更
に左側へ移動されて前記リバース位置に至ること
になる。
従つて、回動レバー19はその支持軸20が規
制孔16の右端縁16bに当接した後も更に時計
回り方向へ回動されることになるのであるが、支
持軸20が規制孔16の右端縁16bに当接され
ると支持軸20の右側への移動がそこで阻止され
るので、回動レバー19は、今度は、支持軸20
が規制孔16の右端縁16bに当接した位置を回
動支点として時計回り方向へ回動して行くことに
なる。
そして、モード切換レバー25がリバース位置
に来ると回動レバー19の回動が停止されること
になり、この状態において、回動レバー19の回
動支点はその被押圧端部19bがモード切換レバ
ー25の押圧片25aに当接する位置(以下、こ
の位置を「第2の回動支点」と言う。)となる。
しかして、この状態において、回動レバー19
の回動支点はばね掛ピン23より前側の位置に来
るので、前記引張りスプリング24の引張力は回
動レバー19に対して、上記第2の回動支点を回
動中心とする時計回り方向への回動力を付勢する
ように作用することになる。
(c 動作) そこで、上記したように構成されたリール台駆
動装置1の動作は次のように行なわれる。
(c−1 フオワードモードにおける動作)[第
1図] フオワードモードにおいてはモード切換レバー
25が前記したフオワードモード位置に来てい
る。
従つて、回動レバー19はその被押圧端部19
bが押圧されていないので、その回動支点が前記
第1の回動支点、即ち、ガイド孔22の左端縁2
2aが、係合ピン17に当接する位置になつてお
り、引張りスプリング24の引張り力は回動レバ
ー19に反時計回り方向への回動力を付勢するよ
うに作用することになる。
これによつて、支持軸20の下部がシヤーシ7
に形成された規制孔16の左端縁16aに当接さ
れるので、回動レバー19が初期位置に保持さ
れ、かつ、その揺動ギヤ21がT側リール台3の
ギヤ部4′に噛合されることになり、これらの状
態は引張りスプリング24の引張力によつて回動
レバー19に付勢された反時計回り方向への回動
力によつて保持されることになる。
尚、揺動ギヤ21とギヤ部4′との噛合深さは
支持軸20が規制孔16の左端縁16aに当接し
た状態で規制されるところの支持軸20とリール
台支持軸8′との間の軸間距離によつて定まる所
定の噛合深さに保持されることになる。
しかして、この状態から駆動ギヤ18が回転さ
れると、揺動ギヤ21が反時計回り方向へ回転さ
れるので、ギヤ部4′が時計回り方向へ回転され
ることになり、これによつて、T側リール台3が
時計回り方向へ回転されるので、Tリール11が
テープ巻取方向へ回転されることになり、磁気テ
ープ12がフオワード方向へ走行されることにな
る。
(c−2 フオワードモードからのリバースモー
ドの形成)[第1図乃至第3図] リバースモードを形成するときは、モード切換
レバー25が前記したリバース位置へと移動され
て、回動レバー19の被押圧端部19bが略左側
へ向けて押圧されることになる。
すると、回動レバー19は、初期の回動状態に
おいては第1の回動支点を回動中心として引張り
スプリング24の引張力に抗して時計回り方向へ
回動され、その支持軸20が規制孔16の右端縁
16bに当接された状態からは支持軸20が規制
孔16の右端縁16bに当接した位置を回動中心
として引張りスプリング24を更に伸張させなが
ら時計回り方向へ回動されることになり、ガイド
孔22の左端縁22aが係合ピン17から略左側
へ離れて行くことになる。
尚、支持軸20が規制孔16の右端縁16bに
当接する位置に来ると、揺動ギヤ21が方向変換
ギヤ14と噛合される。
そして、モード切換レバー25がリバース位置
まで移動されると、回動レバー19の時計回り方
向への回動が停止され、この状態において、回動
レバー19の回動支点は前記第2の回動支点、即
ち、被押圧端部19bがモード切換レバー25の
押圧片25aに当接した位置となる。
これによつて、引張りスプリング24の引張力
が、回動レバー19に第2の回動支点を回動中心
とする時計回り方向への回動力を付勢するように
作用することになり、この時計回り方向への回動
力によつて支持軸20の下部が規制孔16の右端
縁16bに当接された状態及び揺動ギヤ21が方
向変換ギヤ14と噛合された状態が保持されるこ
とになる。
尚、揺動ギヤ21と方向変換ギヤ14との噛合
深さは支持軸20が規制孔16の右端縁16bに
当接した状態で規定されるところの支持軸20と
ギヤ支持軸13との間の軸間距離によつて定まる
所定の噛合深さに保持されることになる。
しかして、この状態から駆動ギヤ18が回転さ
れると、揺動ギヤ21が反時計回り方向へ回転さ
れるので、方向変換ギヤ14が時計回り方向へ、
また、S側リール台2のギヤ部4が反時計回り方
向へそれぞれ回転されることになり、これによつ
てS側リール台2が反時計回り方向へ回転される
ので、Sリール10が反時計回り方向、即ち、テ
ープ巻取方向へ回転せしめられることになり、磁
気テープ12がリバース方向へ走行されることに
なる。
(C−3 リバースモードからのフオワードモー
ドの形成)[第1図乃至第3図] 第2図に示すリバースモードからフオワードモ
ードを形成するときは、モード切換レバー25が
リバース位置からフオワード位置へと戻される。
これによつて、回動レバー19はその被押圧端部
19bに対する左側への押圧が解除されるので、
引張りスプリング24による引張力によつて、支
持軸20が規制孔16の右端縁16bに当接した
位置を回動中心として反時計回り方向へ回動され
ると共に、そのガイド孔22の左端縁22aが係
合ピン17に当接すると、今度は該当接位置、即
ち、第1の回動支点を回動中心として更に反時計
回り方向に回動されて行くことになる。
そして、支持軸20が規制孔16の左端縁16
aに当接したところでその回動が停止され、揺動
ギヤ21がT側リール台3のギヤ部に噛合される
ことになる。
(G 考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
考案回動レバー回動機構は、シヤーシに回動自在
に支持された回動レバーと、シヤーシ側に設けら
れかつ回動レバーの作用端部に設けられた当接部
が当接されることによつて上記作用端部の移動を
阻止する規制手段と、一端が回動レバーに連結さ
れ他端がシヤーシ側に支持されると共に回動レバ
ーにその作用端部が一方の方向へ移動しようとす
る回動力を付勢する弾発手段と、回動レバーのう
ち上記弾発手段が連結された位置を挟んで反作用
端部側に位置する被押圧部を押圧することにより
回動レバーを前記回動力に抗して回動させる押圧
手段とを備えると共に、シヤーシ及び回動レバー
のいずれか一方に略円弧状に延びるガイド孔を形
成しかつ他方に上記ガイド孔と摺動自在に係合す
る係合ピンを設け、回動レバーが押圧手段によつ
て押圧されていない状態においては、回動レバー
の回動支点が上記係合ピンの上記ガイド孔の一端
縁に当接する位置となりかつ弾発手段の弾発力が
回動レバーの当接部を前記規制手段の一端部に圧
着させる圧着力として作用し、回動レバーが押圧
手段によつて押圧された状態においては、回動レ
バーの回動支点がその被押圧部が押圧手段に当接
する位置となりかつ弾発手段の弾発力が回動レバ
ーの当接部を前記規制手段の他端部に圧着させる
圧着力として作用するようにしたことを特徴とす
る。
従つて、本考案によれば、回動レバーがその回
動ストロークにおける一端の位置に来た状態にお
いて必要とする所定の方向への回動力と他端の位
置に来た状態において必要とする上記方向と反対
の方向への回動力を1枚構造の回動レバーと1つ
の弾発手段によつて得ることができるので、この
種の機構を必要な機能を全く損なうことなく必要
最小限の数の部材により構成することができる。
尚、前記した実施例においては回動レバー側に
ガイド孔を形成しシヤーシ側に係合ピンを設ける
ようにしたが、このガイド孔と係合ピンはガイド
孔をシヤーシ側に形成し係合ピンを回動レバー側
に設けるようにしても良い。
また、前記した実施例においては係合ピンを駆
動ギヤを支持するギヤを支持するピンとして利用
するようにしたが、例えば、この回動レバー回動
機構をテープレコーダー等に適用する場合は、キ
ヤプスタンスリーブやカセツト位置決めピン等係
合ピンとして利用することが可能な部材が有ると
きはその部材を利用して構成することも考えられ
る。
更に、本考案回動レバー回動機構は前記実施例
に示した適用例に限らず、回動レバーがその回動
ストロークにおける一端と他端の2つの位置のい
ずれの位置に来たときも回動レバーの回動端部に
設けられた当接部が当該位置を規定するための規
制手段に当接され、かつ、その当接状態が所謂リ
ミツター作用を奏する弾発手段の弾発力によつて
弾発的に保持されることを要する各種の回動レバ
ー回動機構に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案回動レバー回動機構
をオーデイオテープレコーダーのリール台駆動装
置における回動レバー回動機構に適用した実施の
一例を示すものであり、第1図はフオワードモー
ドにおける一部切欠平面図、第2図はリバースモ
ードにおける一部切欠平面図。第3図はモードが
切換えられるときの途中の状態を示す一部切欠平
面図、第4図は第1図の−線に沿う断面図、
第5図及び第6図は従来のリール台駆動装置にお
ける回動レバー回動機構の一例を示すものであ
り、第5図はフオワードモードにおける一部切欠
平面図、第6図はリバースモードにおける一部切
欠平面図である。 符号の説明、7……シヤーシ、15……回動レ
バー回動機構、16……規制手段、17……係合
ピン、19……回動レバー、19b……被押圧
部、20……当接部、22……ガイド孔、24…
…弾発手段、25……押圧手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤーシに回動自在に支持された回動レバー
    と、 シヤーシ側に設けられかつ回動レバーの作用端
    部に設けられた当接部が当接されることによつて
    上記作用端部の移動を阻止する規制手段と、 一端が回動レバーに連結され他端がシヤーシ側
    に支持されると共に回動レバーにその作用端部が
    一方の方向へ移動しようとする回動力を付勢する
    弾発手段と、 回動レバーのうち上記弾発手段が連結された位
    置を挟んで反作用端部側に位置する被押圧部を押
    圧することにより回動レバーを前記回動力に抗し
    て回動させる押圧手段とを備えると共に、 シヤーシ及び回動レバーのいずれか一方に略円
    弧状に延びるガイド孔を形成しかつ他方に上記ガ
    イド孔と摺動自在に係合する係合ピンを設け、 回動レバーが押圧手段によつて押圧されていな
    い状態においては、回動レバーの回動支点が上記
    係合ピンの上記ガイド孔の一端縁に当接する位置
    となりかつ弾発手段の弾発力が回動レバーの当接
    部を前記規制手段の一端部に圧着させる圧着力と
    して作用し、回動レバーが押圧手段によつて押圧
    された状態においては、回動レバーの回動支点が
    その被押圧部が押圧手段に当接する位置となりか
    つ弾発手段の弾発力が回動レバーの当接部を前記
    規制手段の他端部に圧着させる圧着力として作用
    するようにした、 ことを特徴とする回動レバー回動機構。
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