JPH044516A - ドレンワイヤ付シールド電線 - Google Patents
ドレンワイヤ付シールド電線Info
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- JPH044516A JPH044516A JP10315590A JP10315590A JPH044516A JP H044516 A JPH044516 A JP H044516A JP 10315590 A JP10315590 A JP 10315590A JP 10315590 A JP10315590 A JP 10315590A JP H044516 A JPH044516 A JP H044516A
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Landscapes
- Communication Cables (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子機器などの電気的接続に用いられるドレ
ンワイヤ付シールド電線に関する。
ンワイヤ付シールド電線に関する。
従来、この種のシールド線として、第5図のように、導
体1を中心として、その外周に絶縁層2、シールド層4
、外被絶縁層5を設けると共に、シールド層4に添って
アース接続作業性の向上を目的としてドレンワイヤ3を
設けたものが知られている(実公昭53−48998号
公報)。シールド層4としては、金属編組、金属箔など
の金属導電体が用いられる。
体1を中心として、その外周に絶縁層2、シールド層4
、外被絶縁層5を設けると共に、シールド層4に添って
アース接続作業性の向上を目的としてドレンワイヤ3を
設けたものが知られている(実公昭53−48998号
公報)。シールド層4としては、金属編組、金属箔など
の金属導電体が用いられる。
従来のドレインワイヤ付シールド電線では、ドレインワ
イヤ3として円形断面の電線(導体)を用いる為、シー
ルド電線の径が太くなり、小型、小スペース化の障害と
なっていた。
イヤ3として円形断面の電線(導体)を用いる為、シー
ルド電線の径が太くなり、小型、小スペース化の障害と
なっていた。
また、シールド層4として導電性樹脂を用いた場合、従
来の様にドレインワイヤ3を導体1に対し平行に設ける
と異方性があり、均一なシールド効果が得られない。
来の様にドレインワイヤ3を導体1に対し平行に設ける
と異方性があり、均一なシールド効果が得られない。
更に、ドレインワイヤをもたない、導電性樹脂を用いる
シールド電線が開示されているが、高い導電性が得られ
ないため実用化が困難である為、金属編組や金属箔が実
用化されている。しかし、金属編組はその編組密度を高
くする必要があり、重く、高価になりやすく、金属箔は
柔軟性に欠け、腐食による劣化のため耐久性がない、な
どの問題があった。
シールド電線が開示されているが、高い導電性が得られ
ないため実用化が困難である為、金属編組や金属箔が実
用化されている。しかし、金属編組はその編組密度を高
くする必要があり、重く、高価になりやすく、金属箔は
柔軟性に欠け、腐食による劣化のため耐久性がない、な
どの問題があった。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり
、電磁波の方向に対して平均したシールド効果を示し、
軽量、小型で安価に製造できる構造をもつドレンワイヤ
付シールド電線を提供することにある。
、電磁波の方向に対して平均したシールド効果を示し、
軽量、小型で安価に製造できる構造をもつドレンワイヤ
付シールド電線を提供することにある。
前記の課題を達成するため、本発明にあっては、請求項
+11に記載のように、導体を中心に、その外周に順次
絶縁層、導電性樹脂層、外被絶縁層を設けると共に、導
電性樹脂層に添わせてドレンワイヤを設けてなるシール
ド電線において、ドレイワイヤを導電性樹脂層の内部に
埋込みまたは接触させた状態で螺旋状に設けたことを特
徴とする。
+11に記載のように、導体を中心に、その外周に順次
絶縁層、導電性樹脂層、外被絶縁層を設けると共に、導
電性樹脂層に添わせてドレンワイヤを設けてなるシール
ド電線において、ドレイワイヤを導電性樹脂層の内部に
埋込みまたは接触させた状態で螺旋状に設けたことを特
徴とする。
導電性樹脂は、請求項(2)に記載のように、体積抵抗
率が10−3〜104Ω・国の高い導電性のものを使用
するのが好ましい。
率が10−3〜104Ω・国の高い導電性のものを使用
するのが好ましい。
ドレンワイヤの螺旋状の巻付けは、200回/m以下と
し、1本以上を平行または交叉して行なう(請求項(3
))。
し、1本以上を平行または交叉して行なう(請求項(3
))。
また、シールド電線の径を小さくするため、請求項(4
1、(5)に記載のように、導電性樹脂層の断面積S1
とドレンワイヤの断面積S2の比を、S1/sz<t5
00とし、またドレンワイヤは偏平なリボン状とするの
が好ましい。
1、(5)に記載のように、導電性樹脂層の断面積S1
とドレンワイヤの断面積S2の比を、S1/sz<t5
00とし、またドレンワイヤは偏平なリボン状とするの
が好ましい。
本発明のドレンワイヤ付シールド電線は、ドレンワイヤ
が導電性樹脂層に接した状態でその内面または外面に螺
旋状に巻付けられているから、シールド効果の異方性が
解消する。
が導電性樹脂層に接した状態でその内面または外面に螺
旋状に巻付けられているから、シールド効果の異方性が
解消する。
導電性樹脂層として、体積抵抗率が104〜10−2Ω
・印の導電性のものを使用しているにもかかわらず、す
ぐれたシールド特性が得られ、従来の金属編組や金属箔
に比べ、軽量かつ安価に製造でき、腐食による劣化がな
くなり、耐久性および信頬性が向上する。
・印の導電性のものを使用しているにもかかわらず、す
ぐれたシールド特性が得られ、従来の金属編組や金属箔
に比べ、軽量かつ安価に製造でき、腐食による劣化がな
くなり、耐久性および信頬性が向上する。
また、偏平なドレンワイヤの使用によりシールド電線の
径を細く小型化すると共に、螺旋状に添設することによ
り高周波頭載に至るまでのすぐれたシールド効果が得ら
れる。
径を細く小型化すると共に、螺旋状に添設することによ
り高周波頭載に至るまでのすぐれたシールド効果が得ら
れる。
以下、上記構成および作用を実施例を示す図面を参照し
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
第1図において、Aはドレンワイヤ付シールド電線であ
って、銅線よりなる導体11を絶縁層12で被覆し、そ
の上にドレンワイヤ13を10回/mの割合で螺旋状に
巻付け、さらに導電性樹脂層14および外被絶縁層15
で被覆、絶縁したものである。
って、銅線よりなる導体11を絶縁層12で被覆し、そ
の上にドレンワイヤ13を10回/mの割合で螺旋状に
巻付け、さらに導電性樹脂層14および外被絶縁層15
で被覆、絶縁したものである。
ドレンワイヤ13は、1m当り少なくとも2回巻付ける
ことが好ましい。図示の例では、ドレンワイヤ13を絶
縁層12の外周、すなわち導電性樹脂層14の内側に巻
付けであるが、導電性樹脂層14に接触する構造であれ
ば、その外側に巻付けることもできる。また、導電性樹
脂層14の内部に埋込んでもよい。
ことが好ましい。図示の例では、ドレンワイヤ13を絶
縁層12の外周、すなわち導電性樹脂層14の内側に巻
付けであるが、導電性樹脂層14に接触する構造であれ
ば、その外側に巻付けることもできる。また、導電性樹
脂層14の内部に埋込んでもよい。
このドレンワイヤ13は図示のように、断面が偏平なリ
ボン状の金属導体(以下、平角導体という)を用いるの
が好ましい。この平角導体はメツキ処理することも可能
である。平角導体は、その巾と厚さの比が1以上、好ま
しくは10以上とするのが望ましい。また、細い導体を
リボン状に組んだ偏平な編組を用いたものでもよい。
ボン状の金属導体(以下、平角導体という)を用いるの
が好ましい。この平角導体はメツキ処理することも可能
である。平角導体は、その巾と厚さの比が1以上、好ま
しくは10以上とするのが望ましい。また、細い導体を
リボン状に組んだ偏平な編組を用いたものでもよい。
また、ドレンワイヤ13の断面積(Sz)ハ、導電性樹
脂層14の断面積(S、)との関係において、Sl /
sz <1sooとなるようにするのが望ましく、この
範囲であれば単線または複線のいずれでもよく、複線の
場合には互に平行に或いは交叉して巻付けることができ
る。
脂層14の断面積(S、)との関係において、Sl /
sz <1sooとなるようにするのが望ましく、この
範囲であれば単線または複線のいずれでもよく、複線の
場合には互に平行に或いは交叉して巻付けることができ
る。
導電性樹脂層14には、体積抵抗率104Ω・国以下の
導電性樹脂を用いる。
導電性樹脂を用いる。
この導電性樹脂のマトリックス(母材)および導電性付
与材、その他の添加物の組成は特に制限されない。例え
ば、マトリックスは、PE、PP、EVA、PVCなど
の熱可塑性樹脂、エポキシ系、フェノール系樹脂などの
熱硬化性樹脂、シリコーンゴム、EPDM、CR、フン
素ゴムなどのゴムまたはスチレン系、オレフィン系の熱
可塑性エラストマーやUV硬化樹脂が用いられる。この
マトリックスに、導電性付与材として、金属粉末、金属
繊維、カーボンブランク、PAN系炭素繊維、ピンチ系
炭素繊維、気相成長炭素繊維もしくはこれらの金属メツ
キもしくは黒鉛化した炭素繊維の1種または2種以上を
組み合わせることにより、所望の体積抵抗率の導電性樹
脂が得られる。また、加工助材、充填材、補強材などの
添加材を加えることもできる。
与材、その他の添加物の組成は特に制限されない。例え
ば、マトリックスは、PE、PP、EVA、PVCなど
の熱可塑性樹脂、エポキシ系、フェノール系樹脂などの
熱硬化性樹脂、シリコーンゴム、EPDM、CR、フン
素ゴムなどのゴムまたはスチレン系、オレフィン系の熱
可塑性エラストマーやUV硬化樹脂が用いられる。この
マトリックスに、導電性付与材として、金属粉末、金属
繊維、カーボンブランク、PAN系炭素繊維、ピンチ系
炭素繊維、気相成長炭素繊維もしくはこれらの金属メツ
キもしくは黒鉛化した炭素繊維の1種または2種以上を
組み合わせることにより、所望の体積抵抗率の導電性樹
脂が得られる。また、加工助材、充填材、補強材などの
添加材を加えることもできる。
例えば、導電性樹脂として、母材となるエチレン酢酸ビ
ニル樹脂100重量部に対して黒鉛化した気相成長炭素
繊維を0.1〜50μmに粉砕したちの20〜160重
量部を加えて加圧ニーダ、ヘンシェルミキサ、2軸押出
混合機などの配合機を用いて混練し、常法に従って押出
成形することにより、体積抵抗率10−3〜103Ω・
口の高い導電性のものが得られる。
ニル樹脂100重量部に対して黒鉛化した気相成長炭素
繊維を0.1〜50μmに粉砕したちの20〜160重
量部を加えて加圧ニーダ、ヘンシェルミキサ、2軸押出
混合機などの配合機を用いて混練し、常法に従って押出
成形することにより、体積抵抗率10−3〜103Ω・
口の高い導電性のものが得られる。
試験例1
断面積0.3 m ”の銅導体にpvcで外径1.1■
φに被覆した電線に、l、 5 tm X 0.1 t
mの銅導体にメツキ処理(錫メツキ1μm)された平角
導体を10回/mの割で螺旋状に巻付け、これを気相成
長炭素繊維を導電性付与材とした10°Ω・国の体積抵
抗率を有する導電性樹脂で厚さ0.5 mで被覆し、そ
の上に外被絶縁層を設けてドレンワイヤ付シールド電線
を作製した。
φに被覆した電線に、l、 5 tm X 0.1 t
mの銅導体にメツキ処理(錫メツキ1μm)された平角
導体を10回/mの割で螺旋状に巻付け、これを気相成
長炭素繊維を導電性付与材とした10°Ω・国の体積抵
抗率を有する導電性樹脂で厚さ0.5 mで被覆し、そ
の上に外被絶縁層を設けてドレンワイヤ付シールド電線
を作製した。
このシールド電線を第2図に示す測定装置Bの銅パイプ
16(内径10nφ、長さ100cm)の中に偏心させ
て置き、シールド効果の異方性を確認した。図中、17
はFETプローブ、18はスペクトラムアナライザを示
す。
16(内径10nφ、長さ100cm)の中に偏心させ
て置き、シールド効果の異方性を確認した。図中、17
はFETプローブ、18はスペクトラムアナライザを示
す。
測定方法は、銅パイプに電界を印加したときに、内部に
配置した電線への誘導電圧(■。)を測定し、次いで前
記ドレンワイヤをアースに接続したときの内側の電線へ
の誘導電圧(■、)を測定し、各周波数における初期減
衰量を次式により求めた。
配置した電線への誘導電圧(■。)を測定し、次いで前
記ドレンワイヤをアースに接続したときの内側の電線へ
の誘導電圧(■、)を測定し、各周波数における初期減
衰量を次式により求めた。
式中、S:シールド効果、vo :初期誘導電圧、■、
、:シールド後の誘導電圧 測定結果を第4図の曲線aに示した。
、:シールド後の誘導電圧 測定結果を第4図の曲線aに示した。
比較試験例1〜3
断面積0.3m”の銅導体にpvcで外径1.1 nφ
に被覆した電線に、ドレンワイヤとして0.3m”の銅
導体を平行に添わせ(第5図参照)、その上に導電性付
与剤に気相成長炭素繊維を用いた100Ω・備の体積抵
抗率を有する導電性樹脂を0.5 mの厚さで被覆し、
その上に外被絶縁層を設けてドレンワイヤ付シールド線
(A′)を作製した。
に被覆した電線に、ドレンワイヤとして0.3m”の銅
導体を平行に添わせ(第5図参照)、その上に導電性付
与剤に気相成長炭素繊維を用いた100Ω・備の体積抵
抗率を有する導電性樹脂を0.5 mの厚さで被覆し、
その上に外被絶縁層を設けてドレンワイヤ付シールド線
(A′)を作製した。
このシールドvAA’を第3図a、bのようにドレンワ
イヤ3が銅パイプ16の底部において下側(比較試験例
1)および上側(比較試験例2)となるように偏心させ
ておき、試験例1と同様にシールド効果の異方性を確認
した。
イヤ3が銅パイプ16の底部において下側(比較試験例
1)および上側(比較試験例2)となるように偏心させ
ておき、試験例1と同様にシールド効果の異方性を確認
した。
その結果を第4図の曲線す、cにそれぞれ示した。
また、比較試験例3として、試験例1において体積抵抗
率10°Ω・1の導電性樹脂に代えて、体積抵抗率10
’Ω・1のものを用いてドレンワイヤ付電線を作製し、
その測定結果を第4図の曲線dに示した。
率10°Ω・1の導電性樹脂に代えて、体積抵抗率10
’Ω・1のものを用いてドレンワイヤ付電線を作製し、
その測定結果を第4図の曲線dに示した。
第4図から明らかなように、ドレンワイヤが平行になっ
ている曲線す、cには異方向性が見られるのに対し、試
験例1のドレンワイヤを螺旋状にした曲線aには異方向
性がなく、曲線dに比べて高周波におけるシールド効果
もはるかにすぐれている。
ている曲線す、cには異方向性が見られるのに対し、試
験例1のドレンワイヤを螺旋状にした曲線aには異方向
性がなく、曲線dに比べて高周波におけるシールド効果
もはるかにすぐれている。
以上説明したように、本発明のドレンワイヤ付シールド
電線は、異方向性がなく、高周波領域におよぶすぐれた
シールド効果を有し、ドレンワイヤの平偏化により電線
径を細くすることができる。
電線は、異方向性がなく、高周波領域におよぶすぐれた
シールド効果を有し、ドレンワイヤの平偏化により電線
径を細くすることができる。
また、シールド層として、体積抵抗率が10−3〜10
4Ω・口の導電性樹脂の採用により、加工性にすぐれ、
軽量小型化が実現し、金属編組なみのシールド効果かえ
られる。
4Ω・口の導電性樹脂の採用により、加工性にすぐれ、
軽量小型化が実現し、金属編組なみのシールド効果かえ
られる。
第1図は本発明のドレンワイヤ付シールド電線の一実施
例を示す斜視図、 第2図は同上のシールド電線のシールド効果を測定する
装置の説明図、 第3図a、bはそれぞれ同上装置におけるシールド電線
のセント方法の説明図、 第4図は試験例1および比較試験1,2で得られたシー
ルド特性を示すグラフ、 第5図は従来例を示す斜視図である。 A・・・ドレンワイヤ付シールド電線、11・・・導体
、12・・・絶縁層、13・・・ドレンワイヤ、14・
・・導電性樹脂層、15・・・外被絶縁層。 特許出願人 矢崎総業株式会社第1図 第2図 (a) (b) 第4図
例を示す斜視図、 第2図は同上のシールド電線のシールド効果を測定する
装置の説明図、 第3図a、bはそれぞれ同上装置におけるシールド電線
のセント方法の説明図、 第4図は試験例1および比較試験1,2で得られたシー
ルド特性を示すグラフ、 第5図は従来例を示す斜視図である。 A・・・ドレンワイヤ付シールド電線、11・・・導体
、12・・・絶縁層、13・・・ドレンワイヤ、14・
・・導電性樹脂層、15・・・外被絶縁層。 特許出願人 矢崎総業株式会社第1図 第2図 (a) (b) 第4図
Claims (5)
- (1)導体を中心に、その外周に順次絶縁層、導電性樹
脂層、外被絶縁層を設けると共に、導電性樹脂層に添わ
せてドレンワイヤを設けてなるシールド電線において、
ドレンワイヤを導電性樹脂層の内部に埋込みまたは接触
させた状態で螺旋状に設けたことを特徴とするドレンワ
イヤ付シールド電線。 - (2)導電性樹脂の体積抵抗率が10^−^3〜10^
4Ω・cmである請求項(1)のドレンワイヤ付シール
ド電線。 - (3)1本以上のドレンワイヤを200回/m以下のピ
ッチで螺旋状に平行または交叉して添設した請求項(1
)または(2)のドレンワイヤ付シールド電線。 - (4)導電線樹脂層の断面積(S_1)とドレンワイヤ
の断面積(S_2)との比が、S_1/S_2<150
0に形成されている請求項(1)ないし(3)のいずれ
かのドレンワイヤ付シールド電線。 - (5)ドレンワイヤが偏平なリボン状に形成されている
請求項(1)ないし(4)のいずれかのドレンワイヤ付
シールド電線。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
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DE69130234T DE69130234T2 (de) | 1990-04-20 | 1991-04-18 | Kabel mit Schutz vor Fehler durch elektromagnetische Wellen |
DE69129758T DE69129758T2 (de) | 1990-04-20 | 1991-04-18 | Elektromagnetisch abgeschirmtes Kabel |
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Publications (1)
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ID=14346616
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