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JPH0436387A - 冷凍機用潤滑油組成物 - Google Patents

冷凍機用潤滑油組成物

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Publication number
JPH0436387A
JPH0436387A JP14157190A JP14157190A JPH0436387A JP H0436387 A JPH0436387 A JP H0436387A JP 14157190 A JP14157190 A JP 14157190A JP 14157190 A JP14157190 A JP 14157190A JP H0436387 A JPH0436387 A JP H0436387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fluorine
polysiloxane
contg
oil composition
Prior art date
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Granted
Application number
JP14157190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2910164B2 (ja
Inventor
Seiji Shintani
新谷 清治
Yutaka Furukawa
豊 古川
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Publication of JPH0436387A publication Critical patent/JPH0436387A/ja
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Publication of JP2910164B2 publication Critical patent/JP2910164B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は冷凍機用潤滑油に関するものである。
[従来の技術] 従来、冷凍機用潤滑油としてはナフテン系鉱物油、パラ
フィン系鉱物油、アルキルベンゼン系合成油、ポリ−α
−オレフィン系合成油が知られており、圧縮機しゅう動
部における摩擦、摩耗及び焼き付は防止等を計る目的で
使用されている。
冷凍機用潤滑油として要求される特性としては、一般の
潤滑油と異なり、冷媒としてのフロンとの接触を伴うた
め、冷媒に対する安定性が優れること、冷媒との溶解性
が優れていること、素材として用いられるパツキン類等
高分子材料を溶解しないこと等が挙げられる。
従来、冷媒として用いられているジクロロジフルオロメ
タン(以下、R12という)に対しては、ナフテン系鉱
物油、パラフィン系鉱物油、アルキルベンゼン系合成油
、ポリ−α−オレフィン系合成油等は前述の要求条件を
満足しており、支障なく使用することができる。しかし
、R12はオゾン層を破壊し環境に重大な悪影響を与え
るとの問題が指摘され、これに変わる新規な冷媒として
1,1,1.2−テトラフルオロエタン(以下、R13
4aという)が提案されるに至っている。ところが、R
134aには従来使用されているナフテン系鉱物油、パ
ラフィン系鉱物油、アルキルベンゼン系合成油、ポリ−
α−オレフィン系合成油等は溶解せず使用することがで
きない。
この問題を解決するために、ポリアルキレングリコール
系油を潤滑剤として使用することがUSP 4,755
,316等に、フルオロシリコーンオイルを使用するこ
とが特願平1−122947に提案されている。これら
潤滑油はR134aによく溶解し、前述の問題点を解決
するものであるが、使用中に、R134aに由来する微
量の酸分が発生し、それが機器の腐食、潤滑性能の低下
を招(ことがわかった。
[発明の解決しようとする課題] 本発明は前述の従来技術における欠点を解消すべくなさ
れたものであり、冷凍機用潤滑剤に要求される基本的条
件を満足し、R134a由来の微量酸分による、機器の
腐食、潤滑性能の低下等のないフロン雰囲気潤滑油組成
物を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の課題を解決すべくなされたものであり、
冷凍機内で使用される潤滑油】00重量部に、エポキシ
構造を有するフッ素含有ポリシロキサンを0.0000
1〜10重量部の割合で配合したことを特徴とする冷凍
機用潤滑油組成物を提供するものである。
本発明の潤滑油組成物において、基油(1mif油基油
)としては、特に制限はなく鉱油、合成油を単独である
いは両者を混合したものを用いれば良い。しかし、R1
34aに対する溶解性の観点からポリアルキレングリコ
ール系油もしくは、フルオロシリコーンオイルを使用す
るのが望ましい。
次に、本発明の潤滑油組成物では、上記基油に、エポキ
シ構造を有するフッ素含有ポリシロキサンを配合するこ
とが必要である。このものは各種のものがあるが、通常
は下記−数式L式中、Rtはパーフルオロアルキル基、
R2はEpもしくはCH,、E、はエポキシ基を有する
基、n、1  は1以上の整数、mは0以上の整数]で
表わされるフッ素含有ポリシロキサンをあげることがで
きる。ここで、R1はR134aに対する溶解性を確保
する範囲でその鎖長、導入量を決定すれば良いが、一般
に炭素数3以下のパーフルオロアルキル基では溶解性の
確保が困難であり、炭素数4以上のパーフルオロアルキ
ル基を用いるのが良い。
E、はエポキシ構造を有する基を示すものであるが、具
体的には、グリシドキシメチル基、β−グリシドキシエ
チル基、γ−グリシドキシプロビル基、δ−グリシドキ
シブチル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチル基、β−(3,4−エポキシフェニル)エチル基
などを例示することができる。
n 、m 、1は前記式を満足する整数であればよいが
、R134a用の潤滑剤は通常100℃における粘度が
1〜10 cstのものが好適な物として使用されるの
で、その条件を満足するように、nm、1を選択するの
が良く、さらに、その範囲で、エポキシ価が0.O1〜
0.5グラム当量/100gとりわけ0.02〜0.4
グラム当量/100gになるように1 を選択するのが
良い。エポキシ価がこれ以下であると酸分の捕捉効果が
不十分になり、逆に、これ以上エポキシ基を導入すると
、溶解性が低下して種々な不都合が生じる。
本発明の潤滑油組成物においては、上記エポキシ構造を
有するフッ素含有ポリシロキサンを、上記基油100重
量部に対して0.0001〜10重量部、好ましくは0
.001〜0.1重量部の割合で配合する。これ以下の
配合量では、酸分のトラップ効果が十分でなく、これ以
上の配合量では、逆に、電気特性の低下等の不都合を生
じる。
本発明の潤滑油組成物は、以上の如き、基油及びエポキ
シ構造を有するフッ素含有ポリシロキサンからなるもの
であるが、さらに必要に応じて、各種添加剤、例えば酸
化防止剤、極圧剤、油性剤、銅不活性化剤等を配合する
こともできる。
ここで、酸化防止剤としては2,6−ジーt−ブチル−
p−クレゾール;2,6−ジーt−ブチル−p−エチル
フェノール;4,4−メチレンビス−(2,6−ジーt
−ブチルフェノール)などのフェノール系酸化防止剤や
フェニル−α−ナフチルアミン;オクチル化−フェニル
−α−ナフチルアミン;モノ−オクチル化ジフェニルア
ミン;ジ−オクチル化ジフェニルアミンなどのアミン系
酸化防止剤がある。
また、極圧剤としてはリン系極圧剤やイオウ系極圧剤が
あげられるが、このうちリン系極圧剤はホスフェート系
のものとして、トリフェニルホスフェート、トリクレジ
ルホスファイト、トリ(イソプロピルフェニル)ホスフ
ェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフ
ェート、トリフェニルチオホスフェート、トリクレジル
チオホスフェートなどを例示することができ、ホスファ
イト系のものとして、トリフェニルホスファイト、トリ
クレジルホスファイト、トリ(ノニルフェニル)ホスフ
ァイト、トリラウレルホスファイト、トリステアリルホ
スファイト、トリクレジルホスファイトをあげることが
できる。またイオウ系極圧剤の具体例としては、ジ−ラ
ウリルチオプロピオネート、ジトリデシルチオジプロピ
オネート、ジステアリルチオジブチロビオネート、チオ
フェン、ベンゾチオフェン、ドデシルサルファイド、ス
テアリルメルカプタンなどがあげられる。
さらに、油性剤としてはジ(2−エチルヘキシル)セバ
ケート、ジ(2−エチルヘキシル)アゼレートなどがあ
り、銅不活性化剤としてはベンゾトリアゾール、メチル
ベンゾトリアゾール、ジメチルベンゾトリアゾール、メ
ルカプトベンゾチア−ゾールなどがあげられる。
[作用] 本発明の冷凍機用潤滑組成物は、エポキシ基を有するフ
ッ素含有ポリシロキサンを含む。ここで、エポキシ基は
、R134aに由来する微量の酸分を捕捉し、機器の腐
食、潤滑性能の低下等を防止する。一方、フッ素を含ん
でいるのでR134aに対する溶解性を損なうことがな
く、シロキサン骨格を有することから、低温特性も良好
である。
[実施例] 第1表に示す基油に、第2表に示すエポキシ構造を有す
る含フツ素ポリシロキサンを所定割合で配合して潤滑油
組成物を調整し、得られた潤滑油組成物についてシール
ドチューブ試験をおこなった。その結果を第3表に示し
た。
なお、シールドチューブ試験は次の如くおこなった。即
ち、鋼、銅およびアルミニウム線を入れた内容積10 
mlのガラス製耐圧アンプルに試料油2 mlを注射器
でいれ、脱気処理した。
液体窒素で冷却しながら冷媒R134aを5g入れた後
、バーナーでシールした。このシールしたアンプルを1
75℃の油浴に480時間放置した。
試験終了後、アンプルを液体窒素で冷却して開封し、こ
の開封端を約100 mlの蒸留水に吸収させ、しかる
後に、0.1規定の水駿化カリウム溶液で滴定して塩酸
発生量を算出した。また、潤滑油組成物のR134aに
対する溶解性も合わせて観察した。
第1表 第2表 *2 信越化学工業■製X−60−164(商品名)*
3 信越化学工業■製KF−96(商品名)*4 日本
油脂■製   エビオールP(商品名)第3表 *単位は■−KOH/lnl [発明の効果] 以上説明したように、本発明の潤滑油組成物は、フロン
等の各種冷媒の存在下において高温安定性に優れ、R1
34aへの変換に対応できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷凍機内で使用される潤滑油100重量部に、エ
    ポキシ構造を有するフッ素含有ポリシロキサンを0.0
    0001〜10重量部の割合で配合したことを特徴とす
    る冷凍機用潤滑油組成 物。
JP14157190A 1990-06-01 1990-06-01 冷凍機用潤滑油組成物 Expired - Lifetime JP2910164B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003153A1 (en) * 1995-07-10 1997-01-30 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Refrigerator oil and method for lubricating therewith

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003153A1 (en) * 1995-07-10 1997-01-30 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Refrigerator oil and method for lubricating therewith
AU704899B2 (en) * 1995-07-10 1999-05-06 Idemitsu Kosan Co. Ltd A refrigerator oil and process for lubrication using the refrigerator oil

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