JPH04360636A - 生きたイカの輸送装置 - Google Patents
生きたイカの輸送装置Info
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- JPH04360636A JPH04360636A JP3134420A JP13442091A JPH04360636A JP H04360636 A JPH04360636 A JP H04360636A JP 3134420 A JP3134420 A JP 3134420A JP 13442091 A JP13442091 A JP 13442091A JP H04360636 A JPH04360636 A JP H04360636A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K63/00—Receptacles for live fish, e.g. aquaria; Terraria
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒラメ、ソイ、タイ、
ハマチ、アジ、イカ等の魚を生きたまま長時間保つのに
適した活魚用水槽に関するものである。
ハマチ、アジ、イカ等の魚を生きたまま長時間保つのに
適した活魚用水槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の食生活の向上に伴い、新鮮な魚へ
の需要が増大している。これを受けてより新鮮な魚を供
給する目的で活魚の輸送方法が種々開発され、取った魚
を水槽に入れて漁船から消費地へと魚が生きたまま輸送
されている。また、活魚用の水槽を備えた料理店の数も
増えている。
の需要が増大している。これを受けてより新鮮な魚を供
給する目的で活魚の輸送方法が種々開発され、取った魚
を水槽に入れて漁船から消費地へと魚が生きたまま輸送
されている。また、活魚用の水槽を備えた料理店の数も
増えている。
【0003】このような水槽においては、魚を長く生か
すために、水槽内に海水が環流する流れをつくり、海水
中に近い成育環境としている。このような方法において
は、従来、濾過槽−熱交換器−酸素補給装置といった一
連の海水循環経路の中で、水槽に放出される循環水によ
り水槽中に循環水流を作っているが、これでは十分な循
環流ができないという問題があった。また、水槽への循
環流の放出孔の反対側の部分に淀みが生じ、長期間使用
しているとここに糞や他の固形物が体積して魚の生存に
悪影響を及ぼすという問題も生じた。さらに、魚種によ
って、成存に好適な流速が異なるが、従来のものでは流
速を簡単に変化させることが困難であり、魚の種類を変
えた場合、魚を長期間生かしておくことが困難であった
。
すために、水槽内に海水が環流する流れをつくり、海水
中に近い成育環境としている。このような方法において
は、従来、濾過槽−熱交換器−酸素補給装置といった一
連の海水循環経路の中で、水槽に放出される循環水によ
り水槽中に循環水流を作っているが、これでは十分な循
環流ができないという問題があった。また、水槽への循
環流の放出孔の反対側の部分に淀みが生じ、長期間使用
しているとここに糞や他の固形物が体積して魚の生存に
悪影響を及ぼすという問題も生じた。さらに、魚種によ
って、成存に好適な流速が異なるが、従来のものでは流
速を簡単に変化させることが困難であり、魚の種類を変
えた場合、魚を長期間生かしておくことが困難であった
。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、水
槽内に部分的なよどみや水流差が生ずることなく水がま
んべんなく循環し、さらに魚種に応じて最適な流れを与
えて魚を生きたまま長時間保持できる活魚用水槽を提供
することを目的とする。
槽内に部分的なよどみや水流差が生ずることなく水がま
んべんなく循環し、さらに魚種に応じて最適な流れを与
えて魚を生きたまま長時間保持できる活魚用水槽を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平面内側形状
が円形又は略長円形状であっても水槽中では、水流の停
滞が水流発生孔の対面に位置する水槽内壁の湾曲部に生
じるが、この停滞は該湾曲部に水を吸入し、この吸入水
を水槽内の循環流の流れ方向に排出すると上記課題を効
率よく解決することができるとの知見に基づいてなされ
たのである。
が円形又は略長円形状であっても水槽中では、水流の停
滞が水流発生孔の対面に位置する水槽内壁の湾曲部に生
じるが、この停滞は該湾曲部に水を吸入し、この吸入水
を水槽内の循環流の流れ方向に排出すると上記課題を効
率よく解決することができるとの知見に基づいてなされ
たのである。
【0006】すなわち、本発明は、平面内側形状が円形
又は略長円形状である水槽の湾曲部に水流発生孔を設け
て水槽壁面に沿った循環流を形成する活魚用水槽であっ
て、水流発生孔の対面側の湾曲部に水を吸入して流れ方
向に該吸入水を排出する水流補助循環装置を設けたこと
を特徴とする活魚用水槽を提供する。特に、イカを輸送
する場合には、蓋付き水槽であって、平面内側形状が略
長円形状である場合には、水槽の短辺湾曲部に水流発生
孔を設けて、若しくは平面内側形状が円形状である場合
には、任意の位置に水流発生孔を設けて、水槽壁面に沿
った循環流を形成する水槽であって、水槽の上部であっ
て蓋に接する部分の近傍に排水孔を設け、かつ水流発生
孔の対面側の湾曲部(平面内側形状が略長円形状である
場合には短辺湾曲部)に水を吸入して流れ方向に該吸入
水を排出する水流補助循環装置を設けた構造とするのが
よい。
又は略長円形状である水槽の湾曲部に水流発生孔を設け
て水槽壁面に沿った循環流を形成する活魚用水槽であっ
て、水流発生孔の対面側の湾曲部に水を吸入して流れ方
向に該吸入水を排出する水流補助循環装置を設けたこと
を特徴とする活魚用水槽を提供する。特に、イカを輸送
する場合には、蓋付き水槽であって、平面内側形状が略
長円形状である場合には、水槽の短辺湾曲部に水流発生
孔を設けて、若しくは平面内側形状が円形状である場合
には、任意の位置に水流発生孔を設けて、水槽壁面に沿
った循環流を形成する水槽であって、水槽の上部であっ
て蓋に接する部分の近傍に排水孔を設け、かつ水流発生
孔の対面側の湾曲部(平面内側形状が略長円形状である
場合には短辺湾曲部)に水を吸入して流れ方向に該吸入
水を排出する水流補助循環装置を設けた構造とするのが
よい。
【0007】上記水槽において、該水槽の中央に濾過槽
が設けられ、該濾過槽の外壁と水槽の内壁とで囲まれた
空間に生きた魚を収容するための海水貯蔵部が形成され
、濾過槽の上部であって蓋に接する部分の近傍に排水孔
が設けられ、かつ海水貯蔵部の海水を該排水孔を通り、
濾過槽内を通って水流発生孔から海水貯蔵部に循環する
ための循環装置を設けると、装置を小型にすることがで
き、極めて効率的に糞を除去することができ長時間魚を
生かしておくことができる。特に、イカの糞は他の魚の
場合と異なり、軽くて海水表面を浮遊するので、これら
の活イカ輸送用水槽によればイカの糞を効率的に除去す
ることができる。
が設けられ、該濾過槽の外壁と水槽の内壁とで囲まれた
空間に生きた魚を収容するための海水貯蔵部が形成され
、濾過槽の上部であって蓋に接する部分の近傍に排水孔
が設けられ、かつ海水貯蔵部の海水を該排水孔を通り、
濾過槽内を通って水流発生孔から海水貯蔵部に循環する
ための循環装置を設けると、装置を小型にすることがで
き、極めて効率的に糞を除去することができ長時間魚を
生かしておくことができる。特に、イカの糞は他の魚の
場合と異なり、軽くて海水表面を浮遊するので、これら
の活イカ輸送用水槽によればイカの糞を効率的に除去す
ることができる。
【0008】又、上記水槽において、濾過槽にカートリ
ッジ式濾過装置が循環ポンプを介して接続され、かつ海
水貯蔵部の海水を該濾過槽を通り、濾過槽及びカートリ
ッジ式濾過装置を通って水流発生孔から海水貯蔵部に循
環するための循環装置を設けると、装置を小型にするこ
とができ、濾過槽で採りきれない細かい汚物を効率的に
除去することができ、カートリッジ式濾過装置のフィル
ターを取り替えるといった簡単な操作で長時間魚を生か
しておくことができる。次ぎに、本発明を添付図面に基
づいて説明する。
ッジ式濾過装置が循環ポンプを介して接続され、かつ海
水貯蔵部の海水を該濾過槽を通り、濾過槽及びカートリ
ッジ式濾過装置を通って水流発生孔から海水貯蔵部に循
環するための循環装置を設けると、装置を小型にするこ
とができ、濾過槽で採りきれない細かい汚物を効率的に
除去することができ、カートリッジ式濾過装置のフィル
ターを取り替えるといった簡単な操作で長時間魚を生か
しておくことができる。次ぎに、本発明を添付図面に基
づいて説明する。
【0009】第1図は本発明の活魚用水槽、とくに活イ
カ輸送用水槽1に適した活魚用水槽の概略横断面図であ
り、第2図は部分概略図、第3図は縦断面図である。こ
こでは、活魚として活イカの場合について説明するが、
本件発明は活イカの場合に限定されるものではない。水
槽2には、短辺湾曲部に水流発生孔21が設けられ、こ
こから導入される水により水槽内に矢印で示した方向に
循環流が形成されている。従来、水流発生孔21の対面
に位置する水槽内壁の短辺湾曲部Aに水流の停滞、つま
り淀みが生じていた。本件発明では、この淀みを解消す
るために水流発生孔21の対面側の短辺湾曲部に水の吸
入孔22を設け、ここから水を吸入し、水流補助循環装
置23により排出水孔24から流れ方向に該吸入水を排
出する。ここで、水流補助循環装置23は、循環ポンプ
25及び流速調整弁26を介して吸入孔22と排出孔2
4とを結ぶパイプ27により構成することができ、吸入
孔22より吸入した水の速度を所定の流速に調整して排
出孔24から循環水の流れ方向に排出する。ここで、吸
入孔22と排水孔24はそれぞれ1つとすることもでき
るが、水槽の縦方向や横方向等に2又はそれ以上の数で
形成することもできる。又、排出孔24の数、位置及び
排出水が排出される方向などは、水槽2内の循環水の循
環方向及び速度に基づいて適宜決定することができる。
カ輸送用水槽1に適した活魚用水槽の概略横断面図であ
り、第2図は部分概略図、第3図は縦断面図である。こ
こでは、活魚として活イカの場合について説明するが、
本件発明は活イカの場合に限定されるものではない。水
槽2には、短辺湾曲部に水流発生孔21が設けられ、こ
こから導入される水により水槽内に矢印で示した方向に
循環流が形成されている。従来、水流発生孔21の対面
に位置する水槽内壁の短辺湾曲部Aに水流の停滞、つま
り淀みが生じていた。本件発明では、この淀みを解消す
るために水流発生孔21の対面側の短辺湾曲部に水の吸
入孔22を設け、ここから水を吸入し、水流補助循環装
置23により排出水孔24から流れ方向に該吸入水を排
出する。ここで、水流補助循環装置23は、循環ポンプ
25及び流速調整弁26を介して吸入孔22と排出孔2
4とを結ぶパイプ27により構成することができ、吸入
孔22より吸入した水の速度を所定の流速に調整して排
出孔24から循環水の流れ方向に排出する。ここで、吸
入孔22と排水孔24はそれぞれ1つとすることもでき
るが、水槽の縦方向や横方向等に2又はそれ以上の数で
形成することもできる。又、排出孔24の数、位置及び
排出水が排出される方向などは、水槽2内の循環水の循
環方向及び速度に基づいて適宜決定することができる。
【0010】上記水槽2は蓋3を有し、水槽2の略中央
には濾過槽4が設けられている。濾過槽4の外壁と水槽
2の内壁とで囲まれた空間に生きたイカを収容するため
の海水貯蔵部5が形成され、ここにイカが収容される。 ここで、濾過槽4の上端部は蓋にほぼ接しており、ここ
に排水孔6が形成されている。この排水孔6はイカがこ
こから濾過槽4内に進入しない程度の大きさとするのが
よく、例えば横約18cm、縦約10cm程度の大きさ
で間隙が5〜7mm程度になるように横棒を5〜7本と
りつけるのがよい。又、排水孔6の上端から海水面7と
の距離が0〜15cm、好ましくは0〜10cmとなる
ように排水孔6を濾過槽4に形成するのがよく、それ以
外の部分から海水が濾過槽4に入らないようにするのが
よい。本発明の水槽を使用する場合には、まず海水貯蔵
部5に海水を入れた後、ここに生きたイカを入れ、次い
で海水面7が蓋3に接するように充分に海水を入れ、キ
ャップ16及び17をかぶせて濾過槽4の外壁と水槽2
の内壁とで囲まれた空間に実質的にヘッドスペースが生
じないようにする。つまり、ヘッドスペースが生じると
、イカの輸送中に海面が揺れ、イカがストレスを受ける
からである。尚、本件発明の活魚用水槽を静置して使用
する場合には、上記蓋はあっても無くてもよい。
には濾過槽4が設けられている。濾過槽4の外壁と水槽
2の内壁とで囲まれた空間に生きたイカを収容するため
の海水貯蔵部5が形成され、ここにイカが収容される。 ここで、濾過槽4の上端部は蓋にほぼ接しており、ここ
に排水孔6が形成されている。この排水孔6はイカがこ
こから濾過槽4内に進入しない程度の大きさとするのが
よく、例えば横約18cm、縦約10cm程度の大きさ
で間隙が5〜7mm程度になるように横棒を5〜7本と
りつけるのがよい。又、排水孔6の上端から海水面7と
の距離が0〜15cm、好ましくは0〜10cmとなる
ように排水孔6を濾過槽4に形成するのがよく、それ以
外の部分から海水が濾過槽4に入らないようにするのが
よい。本発明の水槽を使用する場合には、まず海水貯蔵
部5に海水を入れた後、ここに生きたイカを入れ、次い
で海水面7が蓋3に接するように充分に海水を入れ、キ
ャップ16及び17をかぶせて濾過槽4の外壁と水槽2
の内壁とで囲まれた空間に実質的にヘッドスペースが生
じないようにする。つまり、ヘッドスペースが生じると
、イカの輸送中に海面が揺れ、イカがストレスを受ける
からである。尚、本件発明の活魚用水槽を静置して使用
する場合には、上記蓋はあっても無くてもよい。
【0011】本発明では、活魚用水槽を輸送用に使用す
る場合には、輸送中に蓋3やキャップ16及び17がは
ずれたり、海水が漏れたりしないように、蓋3及びキャ
ップ16、17が水槽2にしっかり固定できる形態のも
のがよい。尚、キャップの形状は任意とすることができ
、蓋とキャップとが一体となったものや、蓋に接する海
面の高さとキャップに接する海面の高さとを一致させる
こともできる。
る場合には、輸送中に蓋3やキャップ16及び17がは
ずれたり、海水が漏れたりしないように、蓋3及びキャ
ップ16、17が水槽2にしっかり固定できる形態のも
のがよい。尚、キャップの形状は任意とすることができ
、蓋とキャップとが一体となったものや、蓋に接する海
面の高さとキャップに接する海面の高さとを一致させる
こともできる。
【0012】次いでポンプ8を作動させて、海水貯蔵部
5内の海水が濾過槽4の上部に形成された吸水孔6を通
って濾過槽の中に入るようにする。濾過槽4に入った海
水は、例えばサラン繊維などでできたフィルター9、9
を通る際に、イカの糞が除去され、活性炭、サンゴ材、
セラミッスク、ゼオライトなどの充填層10を通り、こ
こでアンモニア等の有害成分を除去する。この充填層1
0に特開昭64−71427号公報に開示された好気性
バクテリアを培養させておくこともできる。このように
して浄化された海水は、濾過槽4の下から抜きだされ、
熱交換器11にて魚の生育に好ましい温度に温度調整さ
れる。例えば、海水の温度を8℃以下、好ましくは2〜
8℃、より好ましくは5〜8℃に調整するのがよい。つ
まり、この温度にするとイカが弱ったり共喰いすること
がなく、海水中の溶存酸素の消費を少くすることができ
るからである。次に、海水は酸素供給装置12に導入さ
れ、ここでエアレーションにより消費された酸素が補給
され、同時に気泡によりイカから出る粘性物質やスミな
どが除去される。このようにしてイカの生存に適した条
件に調整された海水は、パイプ13を通って、水槽2に
導入されて循環される。尚、パイプ13を通って水流発
生孔21から海水を水槽2に導入する際に、海水貯蔵部
5内の海水が一方向に環流するような流れを形成するよ
うにして導入する。この際数箇所から導入することがで
きる。また、蓋3をすることより海水貯蔵部5内に光が
入らなくなる場合には、例えば水槽の外壁に窓を設け、
ここにランプ14を設置して海水貯蔵部5内を適度の明
るさとするのがよい。つまり、海水貯蔵部5を真暗にす
るとイカは共喰いをして所謂だんご状となり、次々に死
亡するからである。従って、水槽2の中段に外部から最
大5W、好ましくは2〜5Wのランプを2ケ所設けるの
が好ましい。又、ランプ以外から光が入らないように、
それ以外の部分はあまり明るくない色に塗っておくのが
好ましい。
5内の海水が濾過槽4の上部に形成された吸水孔6を通
って濾過槽の中に入るようにする。濾過槽4に入った海
水は、例えばサラン繊維などでできたフィルター9、9
を通る際に、イカの糞が除去され、活性炭、サンゴ材、
セラミッスク、ゼオライトなどの充填層10を通り、こ
こでアンモニア等の有害成分を除去する。この充填層1
0に特開昭64−71427号公報に開示された好気性
バクテリアを培養させておくこともできる。このように
して浄化された海水は、濾過槽4の下から抜きだされ、
熱交換器11にて魚の生育に好ましい温度に温度調整さ
れる。例えば、海水の温度を8℃以下、好ましくは2〜
8℃、より好ましくは5〜8℃に調整するのがよい。つ
まり、この温度にするとイカが弱ったり共喰いすること
がなく、海水中の溶存酸素の消費を少くすることができ
るからである。次に、海水は酸素供給装置12に導入さ
れ、ここでエアレーションにより消費された酸素が補給
され、同時に気泡によりイカから出る粘性物質やスミな
どが除去される。このようにしてイカの生存に適した条
件に調整された海水は、パイプ13を通って、水槽2に
導入されて循環される。尚、パイプ13を通って水流発
生孔21から海水を水槽2に導入する際に、海水貯蔵部
5内の海水が一方向に環流するような流れを形成するよ
うにして導入する。この際数箇所から導入することがで
きる。また、蓋3をすることより海水貯蔵部5内に光が
入らなくなる場合には、例えば水槽の外壁に窓を設け、
ここにランプ14を設置して海水貯蔵部5内を適度の明
るさとするのがよい。つまり、海水貯蔵部5を真暗にす
るとイカは共喰いをして所謂だんご状となり、次々に死
亡するからである。従って、水槽2の中段に外部から最
大5W、好ましくは2〜5Wのランプを2ケ所設けるの
が好ましい。又、ランプ以外から光が入らないように、
それ以外の部分はあまり明るくない色に塗っておくのが
好ましい。
【0013】本件発明では、第4図に概略断面図を示す
ような態様とすることもできる。すなわち、濾過槽4の
排水パイプをポンプ8に接続し、ついでカートリッジ式
濾過装置31に接続した後、熱交換器11、酸素供給装
置12、パイプ13を通り、最終的に水流発生孔21か
ら循環水が水槽2内に導入されるようにするのがよい。 このようにすると、ポンプ8により海水貯蔵部5内の海
水が濾過槽4の上部に形成された排水孔6を通って濾過
槽4の中に入り、次いで海水は下から抜きだされ、カー
トリッジ式濾過装置31に導入されて、第1次濾過(濾
過槽4)では除去されなかったイカのスミ等の有害物や
除去しきれなかったアンモニア等の有害成分も除去され
る。ここで、カートリッジ式濾過装置31は1つ使用す
ることもできるが、2又はそれ以上を直列につないで使
用するのがよい。このようにすると、非常に細かいゴミ
などを極めて効率的に除去することができる。このよう
なカートリッジ式濾過装置31は水槽2の外側に設ける
のが好ましく、フィルターハウジング32内にカートリ
ッジ式フィルター33が設けられている形式のものが好
ましい。例えば、カートリッジ式濾過装置31として、
日本フィルター株式会社製のNPPタイプ、Sタイプ、
AタイプやHタイプなどのフィルターハウジングがあげ
られる。
ような態様とすることもできる。すなわち、濾過槽4の
排水パイプをポンプ8に接続し、ついでカートリッジ式
濾過装置31に接続した後、熱交換器11、酸素供給装
置12、パイプ13を通り、最終的に水流発生孔21か
ら循環水が水槽2内に導入されるようにするのがよい。 このようにすると、ポンプ8により海水貯蔵部5内の海
水が濾過槽4の上部に形成された排水孔6を通って濾過
槽4の中に入り、次いで海水は下から抜きだされ、カー
トリッジ式濾過装置31に導入されて、第1次濾過(濾
過槽4)では除去されなかったイカのスミ等の有害物や
除去しきれなかったアンモニア等の有害成分も除去され
る。ここで、カートリッジ式濾過装置31は1つ使用す
ることもできるが、2又はそれ以上を直列につないで使
用するのがよい。このようにすると、非常に細かいゴミ
などを極めて効率的に除去することができる。このよう
なカートリッジ式濾過装置31は水槽2の外側に設ける
のが好ましく、フィルターハウジング32内にカートリ
ッジ式フィルター33が設けられている形式のものが好
ましい。例えば、カートリッジ式濾過装置31として、
日本フィルター株式会社製のNPPタイプ、Sタイプ、
AタイプやHタイプなどのフィルターハウジングがあげ
られる。
【0014】本発明では、上記活魚用水槽に種々の改良
を加えることができる。例えば、水槽2の下部に網目状
のロストル15を設置して、海水貯蔵部5内に生じた水
不溶物をロストルの下に閉じ込め、魚によって海水貯蔵
部5内に分散されるのを防止することができる。又、水
槽2の内壁や濾過槽4の外壁に縞模様を描くこともでき
る。これは視覚の発達したイカに外壁を確認させて壁に
衝突させないようにするためである。
を加えることができる。例えば、水槽2の下部に網目状
のロストル15を設置して、海水貯蔵部5内に生じた水
不溶物をロストルの下に閉じ込め、魚によって海水貯蔵
部5内に分散されるのを防止することができる。又、水
槽2の内壁や濾過槽4の外壁に縞模様を描くこともでき
る。これは視覚の発達したイカに外壁を確認させて壁に
衝突させないようにするためである。
【0015】さらに、キャップ16及び17に水抜き孔
40、41を設けるとともに、水抜き孔40、41の何
れか1つ又は両方に水位検知器42を設置し、魚の輸送
中に動揺により海水がこぼれたり、エアレーター等の酸
素補給装置によりアワを同時に海水が排出されて水位が
低下した場合にはこれを検知し、この信号をコントロー
ルボックス43に集め、ポンプ45を作動させて補助用
海水タンク44中の海水を海水貯蔵部5に導入してヘッ
トスペースが生じないようにすると一層効果的である。 ここで、水位検知器42はキャップ16、17の水抜き
孔内の外、水槽の海水面7の近くに設けることもできる
。又、補助用海水タンク44から海水を海水貯蔵部5の
任意の位置に供給することができるが、海水貯蔵部5の
下部に補充するのがよい。
40、41を設けるとともに、水抜き孔40、41の何
れか1つ又は両方に水位検知器42を設置し、魚の輸送
中に動揺により海水がこぼれたり、エアレーター等の酸
素補給装置によりアワを同時に海水が排出されて水位が
低下した場合にはこれを検知し、この信号をコントロー
ルボックス43に集め、ポンプ45を作動させて補助用
海水タンク44中の海水を海水貯蔵部5に導入してヘッ
トスペースが生じないようにすると一層効果的である。 ここで、水位検知器42はキャップ16、17の水抜き
孔内の外、水槽の海水面7の近くに設けることもできる
。又、補助用海水タンク44から海水を海水貯蔵部5の
任意の位置に供給することができるが、海水貯蔵部5の
下部に補充するのがよい。
【0016】なお、本発明で海水を使用する場合には、
海水をそのまま使用することもできるが、予め濾過など
によって清浄化したものを使用するのがよい。又、魚種
により淡水を使用することもできる。本発明で使用する
水槽の内面と濾過槽の外面に凸部の無いもの、例えば横
断面が円形、楕円形のように曲線となっているのがよい
。
海水をそのまま使用することもできるが、予め濾過など
によって清浄化したものを使用するのがよい。又、魚種
により淡水を使用することもできる。本発明で使用する
水槽の内面と濾過槽の外面に凸部の無いもの、例えば横
断面が円形、楕円形のように曲線となっているのがよい
。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、水槽内に部分的なよど
みが生ずることなく水がまんべんなく循環し、魚を生き
たまま長時間保持できる活魚用水槽が提供される。特に
、トラックなどの荷台に効率良く設置できる活魚用水槽
を提供することができる。又、請求項2及び3に記載の
活魚用水槽によれば、魚の糞を効率的に除去でき、魚に
ストレスを与えずかつ魚を生きたまま長時間保持できる
。従って、本発明の活魚用水槽を用いれば、特に漁場か
ら消費地まで魚を生きたまま、効率よく輸送することが
できる。
みが生ずることなく水がまんべんなく循環し、魚を生き
たまま長時間保持できる活魚用水槽が提供される。特に
、トラックなどの荷台に効率良く設置できる活魚用水槽
を提供することができる。又、請求項2及び3に記載の
活魚用水槽によれば、魚の糞を効率的に除去でき、魚に
ストレスを与えずかつ魚を生きたまま長時間保持できる
。従って、本発明の活魚用水槽を用いれば、特に漁場か
ら消費地まで魚を生きたまま、効率よく輸送することが
できる。
【0018】又、請求項2の活魚用水槽では、濾過槽が
水槽内に組み込まれているので装置自体をコンパクトに
できるので、料理店に設置することはもとり、特に魚を
生きたまま輸送するのに好適であり、請求項2の活魚用
水槽ではカートリッジ式濾過装置のフィルターを取り替
えるといった簡単な操作で長時間魚を生かしておくこと
ができる。本件発明の活魚用水槽は、ヒラメ、ソイ、タ
イ、ハマチ、アジ、イカ等の魚を生きたまま長時間保つ
のに適しているが、特に活イカ用水槽として好適であり
、本発明の水槽によれば、イカの種類を問わず、スルメ
イカやヤリイカなどの全てのイカを長期間生かしておく
ことができ、特にデリケートなスルメイカの生きたまま
の輸送に好適である。
水槽内に組み込まれているので装置自体をコンパクトに
できるので、料理店に設置することはもとり、特に魚を
生きたまま輸送するのに好適であり、請求項2の活魚用
水槽ではカートリッジ式濾過装置のフィルターを取り替
えるといった簡単な操作で長時間魚を生かしておくこと
ができる。本件発明の活魚用水槽は、ヒラメ、ソイ、タ
イ、ハマチ、アジ、イカ等の魚を生きたまま長時間保つ
のに適しているが、特に活イカ用水槽として好適であり
、本発明の水槽によれば、イカの種類を問わず、スルメ
イカやヤリイカなどの全てのイカを長期間生かしておく
ことができ、特にデリケートなスルメイカの生きたまま
の輸送に好適である。
【0019】次に実施例により本発明を説明する。
【0020】
実施例1
第1図〜第3図に示す水槽を用いて生きたイカを16時
間トラック輸送した。これは、平面内側形状が長円形状
(長径250cm、短径180cm)、高さ110cm
の楕円筒形の水槽2の内部中央に長径120cm、短径
60cmの濾過槽4が設置され、濾過槽4の外壁と水槽
2の内壁とで囲まれた空間に海水貯蔵部5が形成されて
いる。この海水貯蔵部5の横断面は略ドーナツ状であり
、ここに3.2m3の海水を収容することができる。
間トラック輸送した。これは、平面内側形状が長円形状
(長径250cm、短径180cm)、高さ110cm
の楕円筒形の水槽2の内部中央に長径120cm、短径
60cmの濾過槽4が設置され、濾過槽4の外壁と水槽
2の内壁とで囲まれた空間に海水貯蔵部5が形成されて
いる。この海水貯蔵部5の横断面は略ドーナツ状であり
、ここに3.2m3の海水を収容することができる。
【0021】濾過槽4の上端部は鉄製の蓋3にほぼ接し
ており、横18cm、縦10cmの大きさの排水孔6の
上端が濾過槽4の上端から12cm(海面7から3cm
)のところに形成されている。尚、排水孔6にはイカが
入らないように0.5〜0.7cm間隔で格子が設けら
れている。濾過槽4内には、イカの糞の除去を容易にす
る為に2cm厚のサラン繊維フィルター9、9が2枚設
置され、その下に活性炭とサンゴ材等が直径50cmの
濾過槽に高さ約60cmにわたって充填された充填層1
0が設けられ、充填材の漏れを防止するために一番下に
多孔質板が設けられている。海水貯蔵部5内に生じた水
不溶物を水槽2の下部に閉じ込め該水不溶物がイカによ
って海水貯蔵部5内に分散されるのを防止するために、
水槽2の底から7.5cmの所に網目状のロストル15
を設置した。また、水槽2の中段に2Wのランプを2ケ
所設けた。又、水流発生孔21の対面側の湾曲部に水の
吸入孔22を4カ所設け、又排出孔24を4つ設け、こ
れらを循環ポンプ25、流速調整弁26及びパイプ27
より構成される水流補助循環装置23で連結した。そし
て、吸入孔22より吸入した水の速度を所定の流速(3
〜6cm/sec)に調整して排出孔24から循環水の
流れ方向に排出する。
ており、横18cm、縦10cmの大きさの排水孔6の
上端が濾過槽4の上端から12cm(海面7から3cm
)のところに形成されている。尚、排水孔6にはイカが
入らないように0.5〜0.7cm間隔で格子が設けら
れている。濾過槽4内には、イカの糞の除去を容易にす
る為に2cm厚のサラン繊維フィルター9、9が2枚設
置され、その下に活性炭とサンゴ材等が直径50cmの
濾過槽に高さ約60cmにわたって充填された充填層1
0が設けられ、充填材の漏れを防止するために一番下に
多孔質板が設けられている。海水貯蔵部5内に生じた水
不溶物を水槽2の下部に閉じ込め該水不溶物がイカによ
って海水貯蔵部5内に分散されるのを防止するために、
水槽2の底から7.5cmの所に網目状のロストル15
を設置した。また、水槽2の中段に2Wのランプを2ケ
所設けた。又、水流発生孔21の対面側の湾曲部に水の
吸入孔22を4カ所設け、又排出孔24を4つ設け、こ
れらを循環ポンプ25、流速調整弁26及びパイプ27
より構成される水流補助循環装置23で連結した。そし
て、吸入孔22より吸入した水の速度を所定の流速(3
〜6cm/sec)に調整して排出孔24から循環水の
流れ方向に排出する。
【0022】上記装置1の海水貯蔵部5に海水を入れ、
次いでここに生きたイカ200匹を入れ、次いで海水面
7が蓋3に接するぐらい充分に海水を入れて濾過槽4の
外壁と水槽2の内壁とで囲まれた空間に実質的にヘッド
スペースが生じないようにした。また、輸送中に蓋3が
はずれたり海水が漏れたりしないように、蓋3を水槽2
にしっかり固定した。
次いでここに生きたイカ200匹を入れ、次いで海水面
7が蓋3に接するぐらい充分に海水を入れて濾過槽4の
外壁と水槽2の内壁とで囲まれた空間に実質的にヘッド
スペースが生じないようにした。また、輸送中に蓋3が
はずれたり海水が漏れたりしないように、蓋3を水槽2
にしっかり固定した。
【0023】次いでポンプ8を作動させて、海水貯蔵部
5内の海水を濾過槽4の上部に形成された吸水孔6を通
して濾過槽の中に入れ、フィルター9、9でイカの糞を
除去し、充填層10でアンモニア等の有害成分を除去し
た。このようにして浄化した海水を濾過槽4の下から抜
きだし、熱交換器11にてイカの生育に好ましい5〜8
℃に調整した。次に、海水を酸素供給装置12に導入し
、ここでエアレーションにより消費された酸素を補給し
た。このようにしてイカの生存に適した条件に調整され
た海水を、パイプ13を通して水流発生孔21から水槽
2に導入して循環した。尚、パイプ13を通って、海水
を水槽2に導入する際に、海水貯蔵部5内の海水が一方
向に環流するような流れを形成するようにして導入し、
流速3〜5cm/secの循回流を形成した。
5内の海水を濾過槽4の上部に形成された吸水孔6を通
して濾過槽の中に入れ、フィルター9、9でイカの糞を
除去し、充填層10でアンモニア等の有害成分を除去し
た。このようにして浄化した海水を濾過槽4の下から抜
きだし、熱交換器11にてイカの生育に好ましい5〜8
℃に調整した。次に、海水を酸素供給装置12に導入し
、ここでエアレーションにより消費された酸素を補給し
た。このようにしてイカの生存に適した条件に調整され
た海水を、パイプ13を通して水流発生孔21から水槽
2に導入して循環した。尚、パイプ13を通って、海水
を水槽2に導入する際に、海水貯蔵部5内の海水が一方
向に環流するような流れを形成するようにして導入し、
流速3〜5cm/secの循回流を形成した。
【0024】このようにしたところ、水槽のA部には水
流の淀みや不溶物の滞留が生じず、イカを16時間トラ
ック輸送したところ、イカは一匹も死亡せず、生存率1
00%という優れたものであった。 実施例2 第4図に示すカートリッジ式濾過装置31を2個図3の
ポンプ8の後ろに接続した以外は、実施例1と同様にイ
カをトラック輸送したところ、水槽のA部には水流の淀
みや不溶物の滞留が生ぜず、実施例1と同様の結果が得
られた。実施例3蓋3、キャップ16、17、水位検知
器42、コントロールボックス43、ポンプ45、補助
用海水タンク44、ランプ14をはづした以外は第1図
〜第3図に示す装置をもちいて、鯛250匹を2日間か
ったが、鯛は一匹も死亡せず、生存率100%という優
れたものであった。
流の淀みや不溶物の滞留が生じず、イカを16時間トラ
ック輸送したところ、イカは一匹も死亡せず、生存率1
00%という優れたものであった。 実施例2 第4図に示すカートリッジ式濾過装置31を2個図3の
ポンプ8の後ろに接続した以外は、実施例1と同様にイ
カをトラック輸送したところ、水槽のA部には水流の淀
みや不溶物の滞留が生ぜず、実施例1と同様の結果が得
られた。実施例3蓋3、キャップ16、17、水位検知
器42、コントロールボックス43、ポンプ45、補助
用海水タンク44、ランプ14をはづした以外は第1図
〜第3図に示す装置をもちいて、鯛250匹を2日間か
ったが、鯛は一匹も死亡せず、生存率100%という優
れたものであった。
【図1】 本発明の活魚用水槽の概略横断面図である
。
。
【図2】 図1の活魚用水槽の一部概略図である。
【図3】 図1の活魚用水槽の概略縦断面図である。
【図4】 本発明で使用するカートリッジ式濾過装置
の概略縦断面図である。図中、2は水槽、3は蓋、4は
濾過槽、5は海水貯蔵部、6は排水孔、10は充填層、
11は熱交換器、12は酸素供給装置、21は水流発生
孔、22は吸入孔、23は水流補助循環装置、24は排
出孔、31はカートリッジ式濾過装置である。
の概略縦断面図である。図中、2は水槽、3は蓋、4は
濾過槽、5は海水貯蔵部、6は排水孔、10は充填層、
11は熱交換器、12は酸素供給装置、21は水流発生
孔、22は吸入孔、23は水流補助循環装置、24は排
出孔、31はカートリッジ式濾過装置である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平面内側形状が円形又は略長円形状で
ある水槽の湾曲部に水流発生孔を設けて水槽壁面に沿っ
た循環流を形成する活魚用水槽であって、水流発生孔の
対面側の湾曲部に水を吸入して流れ方向に該吸入水を排
出する水流補助循環装置を設けたことを特徴とする活魚
用水槽。 - 【請求項2】 該水槽の中央に濾過槽が設けられ、該
濾過槽の外壁と水槽の内壁とで囲まれた空間に生きた魚
を収容するための海水貯蔵部が形成され、濾過槽の上部
であって蓋に接する部分の近傍に排水孔が設けられ、か
つ海水貯蔵部の海水が該排水孔を通り、濾過槽内を通っ
て水流発生孔から海水貯蔵部に循環するための循環装置
を備えたことを特徴とする請求項1記載の活魚用水槽。 - 【請求項3】 濾過槽にカートリッジ式濾過装置が循
環ポンプを介して接続されていることを特徴とする請求
項2記載の活魚用水槽。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134420A JPH0728628B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 生きたイカの輸送装置 |
KR1019920009772A KR950008546B1 (ko) | 1991-06-05 | 1992-06-05 | 활어용 수조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134420A JPH0728628B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 生きたイカの輸送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04360636A true JPH04360636A (ja) | 1992-12-14 |
JPH0728628B2 JPH0728628B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=15127975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3134420A Expired - Lifetime JPH0728628B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 生きたイカの輸送装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728628B2 (ja) |
KR (1) | KR950008546B1 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006832A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Taisei Corp | 水槽設備 |
JP2016077270A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | Jfeエンジニアリング株式会社 | マグロの陸上飼育装置 |
CN107027684A (zh) * | 2016-01-29 | 2017-08-11 | 广州毫咪餐饮管理有限公司 | 一种循环式水流养鱼装置 |
CN108064771A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-05-25 | 浙江海洋大学 | 乌贼个体环形管道精控饲养系统 |
JP2019140926A (ja) * | 2018-02-17 | 2019-08-29 | 株式会社淡製作所 | 水生生物用容器 |
CN111466334A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-07-31 | 福清弘晟食品有限公司 | 一种鳗鱼暂养池循环净水装置 |
CN112154964A (zh) * | 2020-10-14 | 2021-01-01 | 武汉中科瑞华生态科技股份有限公司 | 一种水产养殖废水循环处理的鱼菜共生系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58119896U (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-15 | 新日本コア株式会社 | 水槽用浄水装置 |
JPS615738A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | 山口 勝己 | 活魚の輸送方法 |
JPS63163161U (ja) * | 1987-04-14 | 1988-10-25 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP3134420A patent/JPH0728628B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-06-05 KR KR1019920009772A patent/KR950008546B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007006832A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Taisei Corp | 水槽設備 |
JP4676267B2 (ja) * | 2005-07-01 | 2011-04-27 | 大成建設株式会社 | 水槽設備 |
JP2016077270A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | Jfeエンジニアリング株式会社 | マグロの陸上飼育装置 |
CN107027684A (zh) * | 2016-01-29 | 2017-08-11 | 广州毫咪餐饮管理有限公司 | 一种循环式水流养鱼装置 |
CN108064771A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-05-25 | 浙江海洋大学 | 乌贼个体环形管道精控饲养系统 |
JP2019140926A (ja) * | 2018-02-17 | 2019-08-29 | 株式会社淡製作所 | 水生生物用容器 |
CN111466334A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-07-31 | 福清弘晟食品有限公司 | 一种鳗鱼暂养池循环净水装置 |
CN111466334B (zh) * | 2020-04-10 | 2021-10-15 | 福清弘晟食品有限公司 | 一种鳗鱼暂养池循环净水装置 |
CN112154964A (zh) * | 2020-10-14 | 2021-01-01 | 武汉中科瑞华生态科技股份有限公司 | 一种水产养殖废水循环处理的鱼菜共生系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0728628B2 (ja) | 1995-04-05 |
KR930000005A (ko) | 1993-01-15 |
KR950008546B1 (ko) | 1995-08-03 |
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