JPH04367970A - 領域指定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はワードプロセッサ等の文
書作成装置で文書を編集する際、文字列の複写を行う編
集機能（以下、コピー機能という）、文字列の移動を行
う編集機能（以下、移動機能という）などの入力済みの
ディスプレイ上に表示中の文書データを編集するために
必要な領域指定方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のコピー機能、移動機能を実行する
際の文字列の領域指定方法には、文章やデータをディス
プレイ上に表示して、その文字列に対し、文脈に添った
指定を行う文型領域指定を行っている。

【０００３】文型領域指定方法には、領域指定開始位置
と、領域指定終了位置のカーソルを合わせ各々を指定す
る方法（以下、始終点指定文型領域指定方法という）と
、文脈内の文字の任意の位置を１箇所指定してその箇所
を含む文章を一括指定する方法（以下、文型領域自動判
定領域指定方法という）の２つがある。

【０００４】また、本発明の対象とはならないが、前記
領域指定開始位置と領域指定終了位置の２箇所を指定し
文脈を無視して対角線を利用して四角形を領域として判
定する箱型領域指定方法もある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように従来のワー
ドプロセッサ等の文書作成装置において、文章を編集す
る機能を実行するために行う領域指定方法は、一旦、領
域指定により指定された領域を１文字だけ、あるいは、
微小の領域変更を行うために、既に指定されている領域
を取り消し、また新たに領域開始位置および領域終了位
置を指定し直さなければならない。そのため、動作して
いる機能を途中で中断し、機能の動作命令から実行しな
ければならなかった。

【０００６】本発明は、既に領域指定された領域に対し
、同じ領域指定のための命令を続けて実行することによ
り、指定されている領域を１文字単位で縮め、使用して
いる機能の動作を中断せずに微小の領域指定の修正を行
え、使用者の使い易さに合わせた入力作業を可能とする
ことを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、文書作成装置
において、表示文書内の文字列を指定する領域指定手段
により領域指定命令を実施する場合、領域確定手段によ
り領域を確定する前に、領域判定手段により領域変更の
命令がある場合には、変更キー判定手段により指定領域
の文字列の末尾の文字か、または先頭の文字を検索して
、領域変更手段により該文字列の末尾の文字か、または
先頭の文字を指定領域より除去することを特徴とする。

【０００８】

【作用】本発明によれば、文書編集の際、同じ操作をく
り返さずに微小の領域変更を行いスピーディーに領域指
定が実行できる共に、キー入力の時間による領域指定の
変更により、少ないキータッチ数で領域指定が実現でき
、編集機能をスピーディーに実行することにより文書の
作成の手助けとなる。

【０００９】

【実施例】図１は本発明の第１の実施例における機能ブ
ロック図である。図２は図１に動作フローチャート、図
３は図１の指定領域変更推移例を示す図である。

【００１０】図１において、１はキーボード等から命令
を行うキー入力手段、２は入力したキーを記憶する記憶
手段、３は記憶データを表示する表示手段、４は領域指
定命令を行う領域指定手段、５は指定された領域を判定
する領域判定手段、６は判定された領域をディスプレイ
等に表示する領域表示手段、７は判定された領域を記憶
する領域データ記憶手段、８は領域を確定する領域確定
手段、９は領域指定手段４による指定命令が再度変更キ
ーで同じ命令で行われたかを判定する変更キー判定手段
、１０は変更キー判定手段９により、現在指定されてい
る領域を前または、後ろから始終点を１文字ずつ移動す
る領域変更手段である。

【００１１】次に図１の動作を図２により説明するとス
テップ１１においてキー入力手段１からの領域指定命令
が行われるとステップ１２において領域指定手段４によ
り領域の指定が行われる。ステップ１３において領域変
更手段１０による領域変更キーの命令が指定されたか、
指定されないかを変更キー判定手段９で判定する。ステ
ップ１３において変更命令が無ければステップ１６によ
り領域指定手段４により領域指定は終了する。

【００１２】ステップ１３により変更キー命令が「有り
」と判定されれば、ステップ１４において指定されてい
る文字列の最後の文字または先頭の文字を検索する。こ
のとき、最後の文字を検索するか、先頭の文字を検索す
るかはステップ１３において変更キー命令により検索内
容が変更する。

【００１３】例えば、最後の文字から変更するように定
義されたキー命令がステップ１３において判定された場
合は、ステップ１４において最後の文字を検索し、ステ
ップ１５において最後の文字として位置している終点位
置を１文字先頭方向に移動する。終点位置を１文字先頭
方向に移動することによりステップ１５において検索さ
れた最終の文字１文字が領域指定から除去されることに
なる。

【００１４】領域変更を行うと再びステップ１３に戻り
、再び変更キー命令が有るか無いかを判定し、無い場合
は、ステップ１６において領域確定手段８により領域を
確定する。

【００１５】このとき、ステップ１３において判定され
たキーが先頭文字を検索し、先頭文字から１文字縮める
命令が定義された命令が指定された場合、ステップ１４
においては、先頭文字を検索し、ステップ１５において
領域の始点を１文字後ろへ、移動し、先頭の文字１文字
が領域指定から除去されることになる。

【００１６】図３において、ａは、ステップ１２におい
て指定された変更前の領域指定範囲であり、ｂはステッ
プ１５において１文字最後の文字が領域外と指定された
結果である。位置Ｘはそのとき検索されて終点となった
位置である。同じようにｃは、ステップ１３において再
び変更キー命令が有りと判定しステップ１４による最後
の文字列検索、ステップ１５により１文字最後の文字が
領域外となった結果であり、位置Ｘ′はそのときの終点
位置である。ｄは、ステップ１６により領域が確定され
た結果を示す。

【００１７】図４は本発明の第２の実施例における機能
ブロック図、図５は図４の動作フローチャート、図６は
図４の指定領域変更推移例を示す図である。

【００１８】図４において、Ａで示す部分１７は領域指
定内の文字から句点「。」、読点「、」を検索する句読
点検索手段である。なお、図１に示した第１の実施例の
構成要素と共通の要素には同一の番号を付与し、その説
明は省略する。

【００１９】また、図５において、Ｂで示す部分のステ
ップ１８は、句読点の検索の実行動作である。なお、図
２に示した第１の実施例と共通の要素には、同一の番号
を付与している。

【００２０】図５おいてステップ１３において変更キー
命令が「有り」と判定されると、領域指定されている文
字列に対し、ステップ１４において文字列の最後または
、先頭文字を検索する。本ステップ１３およびステップ
１４の動作は、第１の実施例で示す前記図２によるそれ
の動作と同じである。

【００２１】最後から領域指定を縮めるように定義され
ている変更命令がステップ１３において判定されれば、
ステップ１８において指定されている領域内の文字列デ
ータの最後から先頭方向へ句読点データ「。」および「
、」を検索し、ステップ１８において検索された句点、
または読点の位置へ終点を移動する。ステップ１８の終
点の移動により領域指定されていた文字データの最後か
ら、検索された句読点迄の文字列が領域から除去される
ことになる。

【００２２】ステップ１５により領域変更が行われると
再びステップ１３に戻り、変更命令の有り、無しの判定
待ちとなり、変更命令が無ければステップ１６において
領域は確定される。

【００２３】図６においてｅは、変更前の領域であり、
ｆは、ステップ１８により句読点「。」又は「、」を検
索されたことにより領域が縮められた結果である。ここ
で位置Ｙは変更前の終点位置であり、位置Ｙ′は句点「
。」を検索されたことによる変更された終点の位置であ
る。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明の領域指定方
法は、 （１）複数の編集操作を行なわず１回の少ない操作で文
書編集機能を動作させるための領域指定を実行できる。

【００２５】（２）句点，読点を検索する句読点検索手
段は、長い文章中の領域を一度に領域指定する文型領域
自動判定領域指定方法により指定された領域の変更に有
効となる。

【００２６】（３）１つの操作で実施できるので他の編
集機能を使うことによる文書編集のミスを生むことがな
くスピーディーに編集が行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施例における機能ブロック図である。

【図２】図１の動作フローチャートを示す図である。

【図３】図１の指定領域変更推移の一例を示す図である
。

【図４】第２の実施例における機能ブロック図である。

【図５】図４の動作フローチャートを示す図である。

【図６】図４の指定領域変更推移の一例を示す図である
。

【符号の説明】

１…キー入力手段、　　２…記憶手段、　　３…表示手
段、　　４…領域指定手段、５…領域判定手段、　　６
…領域表示手段、　　７…領域データ記憶手段、　　８
…領域確定手段、　　９…変更キー判定手段、　　１０
…領域変更手段、　　１７…句読点検索手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　文書作成装置において、表示文書内の
   文字列を指定する領域指定手段により領域指定命令を実
   施する場合、領域確定手段により領域を確定する前に、
   領域判定手段により領域変更の命令がある場合には、変
   更キー判定手段により指定領域の文字列の末尾の文字か
   、または先頭の文字を検索して、領域変更手段により該
   文字列の末尾の文字か、または先頭の文字を指定領域よ
   り除去することを特徴とする領域指定方法。
2. 【請求項２】　　変更キー判定手段と句読点検索手段に
   より、指定領域の文字列の句読点データを検索して、該
   句読点データから前記文字列の末尾の文字までの文字列
   か、先頭の文字から前記句読点データまでの文字列を指
   定領域より除去することを特徴とする請求項１記載の領
   域指定方法。