JPH0436737Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436737Y2 JPH0436737Y2 JP13047787U JP13047787U JPH0436737Y2 JP H0436737 Y2 JPH0436737 Y2 JP H0436737Y2 JP 13047787 U JP13047787 U JP 13047787U JP 13047787 U JP13047787 U JP 13047787U JP H0436737 Y2 JPH0436737 Y2 JP H0436737Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- applicator
- tube
- feeding mechanism
- cap
- guide sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 claims description 22
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、化粧筆等の塗布具を繰り出す容器に
関する。
関する。
従来、容器本体にアイシヤドー等の化粧料が充
填してあり、キヤツプには化粧筆のごとき塗布具
を設けてあつて、使用中は塗布具に化粧料を付着
させ、保管に際してキヤツプを容器本体に冠着さ
せると、塗布具が化粧料に接触するようにしたい
わるペンシル型の化粧料容器としては、例えば第
4図a,bに示す実公昭56−45532号公報に記載
の粉末化粧料容器がある。
填してあり、キヤツプには化粧筆のごとき塗布具
を設けてあつて、使用中は塗布具に化粧料を付着
させ、保管に際してキヤツプを容器本体に冠着さ
せると、塗布具が化粧料に接触するようにしたい
わるペンシル型の化粧料容器としては、例えば第
4図a,bに示す実公昭56−45532号公報に記載
の粉末化粧料容器がある。
この粉末化粧料容器は、容器本体1の奥部に粉
末化粧料2が充填され、キヤツプ3には頭にスポ
ンジ製の塗布部5を有する塗布棒4が取り付けら
れたもので、この塗布棒4はバネ6によつてキヤ
ツプ3から飛び出す方向に付勢されている。した
がつて、第4図aのように、保管中にあつては、
キヤツプ3の容器本体1への冠着によつて、内部
では塗布部5が粉末化粧料2にバネ6による付勢
力で押し付けられて接触している。
末化粧料2が充填され、キヤツプ3には頭にスポ
ンジ製の塗布部5を有する塗布棒4が取り付けら
れたもので、この塗布棒4はバネ6によつてキヤ
ツプ3から飛び出す方向に付勢されている。した
がつて、第4図aのように、保管中にあつては、
キヤツプ3の容器本体1への冠着によつて、内部
では塗布部5が粉末化粧料2にバネ6による付勢
力で押し付けられて接触している。
しかしながら、この粉末化粧料容器にあつて
は、スポンジ製の塗布部5に代えて、先のような
構造にそのまま通常の刷毛式化粧筆のごとき塗布
具を着装した場合、化粧筆の柔軟性および形状が
禍して容器本体1への挿し入れが不自由であり、
使用し辛いという問題がある。
は、スポンジ製の塗布部5に代えて、先のような
構造にそのまま通常の刷毛式化粧筆のごとき塗布
具を着装した場合、化粧筆の柔軟性および形状が
禍して容器本体1への挿し入れが不自由であり、
使用し辛いという問題がある。
即ち、第4図bのような取り外し状態から、キ
ヤツプ3を容器本体1に冠着する際、或は使用中
に化粧筆を容器本体1中に挿し込み粉末化粧料を
たびたび付着補給する必要があるような場合、化
粧筆の穂先をその都度揃えながら容器本体1中に
挿し入れるといつた煩わしさがあり、柔軟性があ
るが故に無理な押し込みを繰り返せば、塗布部を
傷めて寿命を低下させる。
ヤツプ3を容器本体1に冠着する際、或は使用中
に化粧筆を容器本体1中に挿し込み粉末化粧料を
たびたび付着補給する必要があるような場合、化
粧筆の穂先をその都度揃えながら容器本体1中に
挿し入れるといつた煩わしさがあり、柔軟性があ
るが故に無理な押し込みを繰り返せば、塗布部を
傷めて寿命を低下させる。
本考案は、このような従来の粉末化粧料容器の
問題点に鑑みてなされたものであり、塗布部とし
て刷毛式の化粧筆を採用した場合でも、この化粧
筆を好適な使用状態に、或は保管状態に出し入れ
することができる塗布具繰り出し容器の提供を目
的としている。
問題点に鑑みてなされたものであり、塗布部とし
て刷毛式の化粧筆を採用した場合でも、この化粧
筆を好適な使用状態に、或は保管状態に出し入れ
することができる塗布具繰り出し容器の提供を目
的としている。
この目的を達成するために、本考案による塗布
具繰り出し容器は次なる構成とした。
具繰り出し容器は次なる構成とした。
即ち、容器本体1の外装筒10の内部に押出し
筒17を設けられ、この押出し筒17の先端には
化粧筆等の塗布具が取り付けられている。
筒17を設けられ、この押出し筒17の先端には
化粧筆等の塗布具が取り付けられている。
また、外装筒10の内部には繰り出し機構が装
着され、この繰り出し機構によつて、押出し筒1
7を軸線に沿つて進退せしめて塗布具を外装筒1
0から出し入れするようになつている。この繰り
出し機構および押出し筒17はバネ14によつて
前進方向に付勢されており、このバネ14によつ
て前方に移動する繰り出し機構に伴い、この移動
位置まで前進するガイドスリーブ19が外装筒1
0の先端開口端から突出して嵌装されている。そ
して、このガイドスリーブ19の内部に前記塗布
具を挿通させて外装筒10からの出し入れによる
移動を案内するようになつている。
着され、この繰り出し機構によつて、押出し筒1
7を軸線に沿つて進退せしめて塗布具を外装筒1
0から出し入れするようになつている。この繰り
出し機構および押出し筒17はバネ14によつて
前進方向に付勢されており、このバネ14によつ
て前方に移動する繰り出し機構に伴い、この移動
位置まで前進するガイドスリーブ19が外装筒1
0の先端開口端から突出して嵌装されている。そ
して、このガイドスリーブ19の内部に前記塗布
具を挿通させて外装筒10からの出し入れによる
移動を案内するようになつている。
一方、外装筒10の先端開口端にはキヤツプC
が冠着され、このキヤツプCの内部には化粧料1
1が充填されている。この化粧料11に塗布具の
先端が接触するようキヤツプCを外装筒10に冠
着すると、このCの冠着動作で押出し筒17およ
び繰り出し機構がバネ14の付勢力に抗して外装
筒10の内方に押し込まれるようになつている。
が冠着され、このキヤツプCの内部には化粧料1
1が充填されている。この化粧料11に塗布具の
先端が接触するようキヤツプCを外装筒10に冠
着すると、このCの冠着動作で押出し筒17およ
び繰り出し機構がバネ14の付勢力に抗して外装
筒10の内方に押し込まれるようになつている。
塗布具の保管中にあつては、キヤツプC内の化
粧料11に塗布具の先端が当接しており、この塗
布具を介してガイドスリーブ19から最後方の、
実施例では溝管15に至る一連の繰り出し機構全
体が、バネ14の付勢力に抗して外装筒10の内
部に押し込まれた格好となつている。
粧料11に塗布具の先端が当接しており、この塗
布具を介してガイドスリーブ19から最後方の、
実施例では溝管15に至る一連の繰り出し機構全
体が、バネ14の付勢力に抗して外装筒10の内
部に押し込まれた格好となつている。
これにより、使用に際しては、まずキヤツプC
を外装筒10から取り外すと、先のような繰り出
し機構がバネ14によつて外装筒10から押し出
され、塗布具もまたガイドスリーブ19を介して
外装筒10から押し出されて突出する。この時点
では、塗布具はその先端の僅かな部分がガイドス
リーブ19から覗いているだけで、使用できる状
態にまで至つていない。
を外装筒10から取り外すと、先のような繰り出
し機構がバネ14によつて外装筒10から押し出
され、塗布具もまたガイドスリーブ19を介して
外装筒10から押し出されて突出する。この時点
では、塗布具はその先端の僅かな部分がガイドス
リーブ19から覗いているだけで、使用できる状
態にまで至つていない。
この状態で、外装筒10の先端開口端に設けた
ガイドスリーブ19を把持固定して、外装筒10
を所定方向に回転せしめると、この外装筒10の
回転によつて内部の繰り出し機構が作動し、この
繰り出し機構の作動に連動して、押出し筒17が
前進方向への推進力を受けて移動する。押出し筒
17の前進移動によつて、この先端の塗布具がガ
イドスリーブ19から前方に繰り出され、実施例
のように塗布具が化粧筆の場合は、それまでガイ
ドスリーブ19によつて巾ねられていた状態か
ら、穂先が拡開して使用できる状態になる。
ガイドスリーブ19を把持固定して、外装筒10
を所定方向に回転せしめると、この外装筒10の
回転によつて内部の繰り出し機構が作動し、この
繰り出し機構の作動に連動して、押出し筒17が
前進方向への推進力を受けて移動する。押出し筒
17の前進移動によつて、この先端の塗布具がガ
イドスリーブ19から前方に繰り出され、実施例
のように塗布具が化粧筆の場合は、それまでガイ
ドスリーブ19によつて巾ねられていた状態か
ら、穂先が拡開して使用できる状態になる。
また、塗布具をガイドスリーブ19内に収める
場合は、外装筒10の逆回転せしめると、先の繰
り出しの逆手順で繰り出し機構が作動する。塗布
具をガイドスリーブ19内に収めてから、キヤツ
プCを外装筒10の先端開口端の口金12に係合
させて押し込むと、ガイドスリーブ19および繰
り出し機構の全体がバネ14に抗して外装筒10
内に押し込まれ、キヤツプCの外装筒10への冠
着がなされる。
場合は、外装筒10の逆回転せしめると、先の繰
り出しの逆手順で繰り出し機構が作動する。塗布
具をガイドスリーブ19内に収めてから、キヤツ
プCを外装筒10の先端開口端の口金12に係合
させて押し込むと、ガイドスリーブ19および繰
り出し機構の全体がバネ14に抗して外装筒10
内に押し込まれ、キヤツプCの外装筒10への冠
着がなされる。
以下、本考案による塗布具繰り出し容器の一実
施例について図面を参照しつつ説明する。
施例について図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第3図において、容器本体の外装筒1
0には繰り出し機構が内蔵され、この繰り出し機
構によつて塗布具である刷毛式の化粧筆Bが繰り
出されるようになつている。外装筒10の先端に
は口金12を介してアイシヤドー等の化粧料11
を充填したキヤツプCが冠着自在であり、第1図
に示すように、キヤツプCの冠着状態で化粧筆B
を化粧料11に接触させて保管するようになつて
いる。
0には繰り出し機構が内蔵され、この繰り出し機
構によつて塗布具である刷毛式の化粧筆Bが繰り
出されるようになつている。外装筒10の先端に
は口金12を介してアイシヤドー等の化粧料11
を充填したキヤツプCが冠着自在であり、第1図
に示すように、キヤツプCの冠着状態で化粧筆B
を化粧料11に接触させて保管するようになつて
いる。
ここで、容器本体側における繰り出し機構の構
成は、外力の入力側には尾栓13が外装筒10の
後端開口端に嵌合固定されて閉止し、この尾栓1
3はバネ14を保持するリテーナ部材をも兼ねて
いる。中央部から断面が四角形などに形成された
伝達ロツド13aが外装筒10の内方に向かつて
突設されている。また、この伝達ロツド13aの
同軸上で外側には溝管15が設けられ、先のバネ
14としてはこの溝管15の後端部15aと尾栓
13との間に介装されており、このバネ14は溝
管15を外装筒10の先端開口端に向かつて前進
付勢している。即ち、溝管15としてはこの後端
部15aが尾栓13の伝達ロツド13aに挿通し
て軸線方向へは摺接できるが、軸線周りでの回転
は、伝達ロツド13aの断面形状が四角形で嵌合
しているので出来ないようになつている。また、
溝管15にはその周の上下に2箇所で長手方向へ
長く延びるスリツト15bが穿設されている。
成は、外力の入力側には尾栓13が外装筒10の
後端開口端に嵌合固定されて閉止し、この尾栓1
3はバネ14を保持するリテーナ部材をも兼ねて
いる。中央部から断面が四角形などに形成された
伝達ロツド13aが外装筒10の内方に向かつて
突設されている。また、この伝達ロツド13aの
同軸上で外側には溝管15が設けられ、先のバネ
14としてはこの溝管15の後端部15aと尾栓
13との間に介装されており、このバネ14は溝
管15を外装筒10の先端開口端に向かつて前進
付勢している。即ち、溝管15としてはこの後端
部15aが尾栓13の伝達ロツド13aに挿通し
て軸線方向へは摺接できるが、軸線周りでの回転
は、伝達ロツド13aの断面形状が四角形で嵌合
しているので出来ないようになつている。また、
溝管15にはその周の上下に2箇所で長手方向へ
長く延びるスリツト15bが穿設されている。
こうした溝管15の外周面には、スリツト15
bにほぼ等しい長さの螺旋管16が周方向に摺接
できるように嵌合されていて、この螺旋筒16の
内周面には例えば多条ネジなどによる螺旋凹溝1
6aが穿設されている。
bにほぼ等しい長さの螺旋管16が周方向に摺接
できるように嵌合されていて、この螺旋筒16の
内周面には例えば多条ネジなどによる螺旋凹溝1
6aが穿設されている。
また、溝管15の内部には直線状の押出し筒1
7が同軸線上に設けられ、後端に突設された螺子
突起17aが溝管15のスリツト15bに内方か
ら係合して挿通すると共に、この挿通した螺子突
起17aの先端が螺旋筒16の内周面の螺旋凹溝
16aに螺合している。即ち、一方の螺旋筒16
を固定状態にして、他方の溝管15に回転力を付
与すると、螺子突起17aを介して螺合している
押出し筒17に螺線上の前進・後退方向への推進
力が作用し、この押出し筒17の移動を溝管15
のスリツト15bで案内するようになつている。
7が同軸線上に設けられ、後端に突設された螺子
突起17aが溝管15のスリツト15bに内方か
ら係合して挿通すると共に、この挿通した螺子突
起17aの先端が螺旋筒16の内周面の螺旋凹溝
16aに螺合している。即ち、一方の螺旋筒16
を固定状態にして、他方の溝管15に回転力を付
与すると、螺子突起17aを介して螺合している
押出し筒17に螺線上の前進・後退方向への推進
力が作用し、この押出し筒17の移動を溝管15
のスリツト15bで案内するようになつている。
以上の各部材によつて、押出し筒17を出力側
の部材とする繰り出し機構が構成されるが、この
繰り出し機構の場合、図示のごとき実施例に限定
されるものではなく、その他にも様々な構造が考
えられる。例えば、実施例では外装筒10の後端
開口端に尾栓13を嵌合固定して、外装筒10の
回転力を繰り出し機構の尾栓13に伝達して入力
するようになつているが、外装筒10と尾栓13
とを分離し、この尾栓13を直接回転させる構造
でもよい。
の部材とする繰り出し機構が構成されるが、この
繰り出し機構の場合、図示のごとき実施例に限定
されるものではなく、その他にも様々な構造が考
えられる。例えば、実施例では外装筒10の後端
開口端に尾栓13を嵌合固定して、外装筒10の
回転力を繰り出し機構の尾栓13に伝達して入力
するようになつているが、外装筒10と尾栓13
とを分離し、この尾栓13を直接回転させる構造
でもよい。
また、尾栓13から伝達ロツド13aを分離し
て、この伝達ロツド13aを実施例の押出し筒1
7のごとき作用する形状にし、ロツド先端に化粧
筆Bを着脱する構造であつてもよい。このような
繰り出し機構としては、本願出願人によつて先に
提案された実願昭61−179100号のごとき様々な繰
出容器がある。
て、この伝達ロツド13aを実施例の押出し筒1
7のごとき作用する形状にし、ロツド先端に化粧
筆Bを着脱する構造であつてもよい。このような
繰り出し機構としては、本願出願人によつて先に
提案された実願昭61−179100号のごとき様々な繰
出容器がある。
一方、押出し筒17の先端開口端には直管状の
筆ホルダー18が一体結合され、この筆ホルダー
18に前述の化粧筆Bが保持するようになつてい
る。また、口金12の内周面と筆ホルダー18の
外周面との間で長尺のガイドスリーブ19が周方
向および軸線方向へそれぞれ摺動できるようにな
つており、こりガイドスリーブ19の前部は外装
筒10から前方に突出している。そして、後部と
の境界には径差段部19aが設けられ、後部は繰
り出し機構側の螺旋筒16の外周面に嵌合固定さ
れている。したがつて、繰り出し機構のバネ14
による前進で、これと一体にガイドスリーブ19
はその段部19aが口金12の後端に突き当たる
までの距離を前進できるようになつている。
筆ホルダー18が一体結合され、この筆ホルダー
18に前述の化粧筆Bが保持するようになつてい
る。また、口金12の内周面と筆ホルダー18の
外周面との間で長尺のガイドスリーブ19が周方
向および軸線方向へそれぞれ摺動できるようにな
つており、こりガイドスリーブ19の前部は外装
筒10から前方に突出している。そして、後部と
の境界には径差段部19aが設けられ、後部は繰
り出し機構側の螺旋筒16の外周面に嵌合固定さ
れている。したがつて、繰り出し機構のバネ14
による前進で、これと一体にガイドスリーブ19
はその段部19aが口金12の後端に突き当たる
までの距離を前進できるようになつている。
次に、実施例の動作態様および作用を説明す
る。第1図のように、化粧筆Bの保管中にあつて
は、キヤツプC内の化粧料11に化粧筆Bの先端
が当接しており、この化粧筆Bおよびガイドスリ
ーブ19から後方の一連の繰り出し機構全体が、
バネ14の付勢力に抗して外装筒10の内部に押
し込まれた格好となつている。
る。第1図のように、化粧筆Bの保管中にあつて
は、キヤツプC内の化粧料11に化粧筆Bの先端
が当接しており、この化粧筆Bおよびガイドスリ
ーブ19から後方の一連の繰り出し機構全体が、
バネ14の付勢力に抗して外装筒10の内部に押
し込まれた格好となつている。
これにより、使用に際しては、まずキヤツプC
を外装筒10から取り外すと、先のように繰り出
し機構および化粧筆Bがバネ14によつて外装筒
10から押し出されて突出し、第2図のような初
期の状態となる。即ち、バネ14による繰り出し
機構の押し出しで、螺旋筒16と共にガイドスリ
ーブ19もまた外装筒10から更に前方に突出す
る。この時点で、化粧筆Bの先端部はガイドスリ
ーブ19から僅かに覗いた状態になつており、束
ねられてまだしも使用できる状態にはなつていな
い。
を外装筒10から取り外すと、先のように繰り出
し機構および化粧筆Bがバネ14によつて外装筒
10から押し出されて突出し、第2図のような初
期の状態となる。即ち、バネ14による繰り出し
機構の押し出しで、螺旋筒16と共にガイドスリ
ーブ19もまた外装筒10から更に前方に突出す
る。この時点で、化粧筆Bの先端部はガイドスリ
ーブ19から僅かに覗いた状態になつており、束
ねられてまだしも使用できる状態にはなつていな
い。
次いで、ガイドスリーブ19の先端近傍を把持
して支え、外装筒10を所定方向に回転せしめる
と、この外装筒10と一体に尾栓13が回転す
る。この時、ガイドスリーブ19が支えられて固
定状態となつているから、繰り出し機構側の螺旋
筒16はその周方向への回転が阻止された状態に
なる。尾栓13の回転が溝管15に伝わると、こ
の溝管15のスリツト15bに螺子突起17aを
介して係合している押出し筒17が回転し、螺旋
筒16の螺旋凹溝16aに螺合している螺子突起
17aの作用で、押出し筒17には前進方向への
推進力が作用する。押出し筒17の前進移動によ
つて、第3図のごとくに、化粧筆Bが筆ホルダー
18を介してガイドスリーブ19から前方に繰り
出され、それまでガイドスリーブ19によつて束
ねられていた状態から、穂先が次第に拡開して使
用できる状態荷なる。
して支え、外装筒10を所定方向に回転せしめる
と、この外装筒10と一体に尾栓13が回転す
る。この時、ガイドスリーブ19が支えられて固
定状態となつているから、繰り出し機構側の螺旋
筒16はその周方向への回転が阻止された状態に
なる。尾栓13の回転が溝管15に伝わると、こ
の溝管15のスリツト15bに螺子突起17aを
介して係合している押出し筒17が回転し、螺旋
筒16の螺旋凹溝16aに螺合している螺子突起
17aの作用で、押出し筒17には前進方向への
推進力が作用する。押出し筒17の前進移動によ
つて、第3図のごとくに、化粧筆Bが筆ホルダー
18を介してガイドスリーブ19から前方に繰り
出され、それまでガイドスリーブ19によつて束
ねられていた状態から、穂先が次第に拡開して使
用できる状態荷なる。
一方、再び化粧筆Bをの第1図ようにキヤツプ
Cで冠着して保管する場合は、第3図の状態か
ら、外装筒10を逆回転させると、先の繰り出し
の態様と全く逆の手順で化粧筆Bが後退してガイ
ドスリーブ19の内部に収まる。これより、化粧
筆Bの先端に化粧料11が接触するようにして、
キヤツプCを口金12に押し込むようにして冠着
させる。このキヤツプCの押し込みによつて、バ
ネ14に抗してガイドスリーブ19および繰り出
し機構全体が外装筒10の内方に押し戻される。
Cで冠着して保管する場合は、第3図の状態か
ら、外装筒10を逆回転させると、先の繰り出し
の態様と全く逆の手順で化粧筆Bが後退してガイ
ドスリーブ19の内部に収まる。これより、化粧
筆Bの先端に化粧料11が接触するようにして、
キヤツプCを口金12に押し込むようにして冠着
させる。このキヤツプCの押し込みによつて、バ
ネ14に抗してガイドスリーブ19および繰り出
し機構全体が外装筒10の内方に押し戻される。
したがつて、以上の構成および作用で明らかな
ように、本考案の実施例では化粧筆Bに代えて従
来例のごときスポンジ製の塗布具とすることも可
能である。
ように、本考案の実施例では化粧筆Bに代えて従
来例のごときスポンジ製の塗布具とすることも可
能である。
以上説明したように、本考案による塗布具繰り
出し容器は、塗布具として着装される化粧筆の場
合は、繰り出し機構による化粧筆の繰り出しおよ
び繰り込みに相まつて、ガイドスリーブの穂先の
揃えをガイドスリーブの案内で行なうようになつ
ているので、従来のように保管および使用に際し
てその都度化粧筆の穂先を揃えつつ出し入れする
煩わしさが解消される。
出し容器は、塗布具として着装される化粧筆の場
合は、繰り出し機構による化粧筆の繰り出しおよ
び繰り込みに相まつて、ガイドスリーブの穂先の
揃えをガイドスリーブの案内で行なうようになつ
ているので、従来のように保管および使用に際し
てその都度化粧筆の穂先を揃えつつ出し入れする
煩わしさが解消される。
これに加えて、柔軟性のある化粧筆に代えて、
固形性の例えばスポンジ製塗布具を適用できるな
ど、構造的に汎用性のあるものが得られる。
固形性の例えばスポンジ製塗布具を適用できるな
ど、構造的に汎用性のあるものが得られる。
第1図〜第3図は、本考案による塗布具繰り出
し容器の一実施例を示し、第1図は使用前の断面
図、第2図はキヤツプを取り外して化粧筆を取り
出したときの断面図、第3図は繰り出し機構によ
つて化粧筆を使用態様にしたときの断面図であ
る。そして、第4図a,bは従来例の保管中およ
び使用中のそれぞれの断面図を示す。 10……外装筒、11……化粧料、12……口
金、13……尾栓、13a……伝達ロツド、14
……バネ、15……溝管、15b……スリツト、
16……螺旋筒、17……押出し筒、17a……
伝達ロツド、18……筆ホルダー、19……ガイ
ドスリーブ、B……化粧筆、C……キヤツプ。
し容器の一実施例を示し、第1図は使用前の断面
図、第2図はキヤツプを取り外して化粧筆を取り
出したときの断面図、第3図は繰り出し機構によ
つて化粧筆を使用態様にしたときの断面図であ
る。そして、第4図a,bは従来例の保管中およ
び使用中のそれぞれの断面図を示す。 10……外装筒、11……化粧料、12……口
金、13……尾栓、13a……伝達ロツド、14
……バネ、15……溝管、15b……スリツト、
16……螺旋筒、17……押出し筒、17a……
伝達ロツド、18……筆ホルダー、19……ガイ
ドスリーブ、B……化粧筆、C……キヤツプ。
Claims (1)
- 容器本体1の外装筒10の内部に押出し筒17
を設けて、この押出し筒17の先端に塗布具を取
り付け、また、外装筒10の内部には押出し筒1
7を軸線に沿つて進退せしめて塗布具を外装筒1
0から出し入れする繰り出し機構を設け、この繰
り出し機構および押出し筒17をバネ14で前進
方向に付勢し、バネ14によつて前方に移動する
繰り出し機構に伴い、この移動位置まで前進する
ガイドスリーブ19を外装筒10の先端開口端か
ら突出させて嵌装すると共に、このガイドスリー
ブ19の内部に前記塗布具を挿通させて外装筒1
0からの出し入れによる移動を案内し、一方、外
装筒10の先端開口端に冠着されるキヤツプCの
内部に化粧料11を充填し、この化粧料11に塗
布具の先端が接触するようキヤツプCを外装筒1
0に冠着し、このキヤツプCの冠着動作で押出し
筒17および繰り出し機構をバネ14の付勢力に
抗して外装筒10の内方に押し込むようにしたこ
とを特徴とする塗布具繰り出し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13047787U JPH0436737Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13047787U JPH0436737Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6436081U JPS6436081U (ja) | 1989-03-06 |
JPH0436737Y2 true JPH0436737Y2 (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=31385680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13047787U Expired JPH0436737Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436737Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210043790A (ko) | 2019-10-11 | 2021-04-22 | 삼성디스플레이 주식회사 | 접착 부재, 이를 포함한 표시장치, 및 표시장치의 제조 방법 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP13047787U patent/JPH0436737Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6436081U (ja) | 1989-03-06 |
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