JPH04358669A - 種々の判型のシートを折り畳み及び収集するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、種々の判型のシートを
折り畳み及び折り畳まれた形のシートを定置するための
装置に係わり、この装置は、１つのシートを第１の方向
に偶数回折り畳むための第１の折り畳み場所と、前記第
１の方向に対して直角に第２の方向に前記シートを折り
畳むための第２の折り畳み場所と、前記装置によって折
り畳まれたシートを収集するための収集場所と、前記第
１の折り畳み場所にシートを送り込むための送り込み経
路と、前記第１の折り畳み場所から前記第２の折り畳み
場所へシートを運搬するための中間搬送経路と、前記第
２の折り畳み場所から前記収集場所にシートを排出する
ための排出経路とを備えている。

【０００２】

【従来の技術】この種の装置の１つは米国特許第　４　
７０１　１５５号から公知であり、この特許文献は、慣
習的にその底部の右側の隅に１つの凡例を備えるＡ１、
Ａ２又はＡ３判型の図面シートを折り畳むための装置を
説明する。 これらの図面シートは、送り込み経路の特定の側から見
る時に図面、従って凡例が読み取り易いような向きにお
いて、この公知の装置の送り込み経路の中に送り込まれ
る。この時には、送り込み方向で見た場合に、縦方向に
送り込まれる１つのシートの追い側の部分の左側に、凡
例が位置させられる。その第１の折り畳み場所では、Ａ
１シートが横断方向に４回折り畳まれ、Ａ２シートとＡ
３シートは２回折り畳まれる。その後で、このようにジ
グザク形に折り畳まれた１つのシート束が、その凡例が
当該シート束の最上面に位置させられた形で、第２の折
り畳み場所に送り込まれる。第２の折り畳み場所では、
ジグザグ形に折り畳まれたＡ１とＡ２のシートが更に２
つに折り畳まれ、ジグザグ形に折り畳まれたＡ３シート
は更に折り畳まれることなくそのまま通過させられる。 その後で、このようにして折り畳まれたシートが、一様
な仕方で、即ち、凡例が当該シート束の最上面に来る形
で、収集場所に定置される。この公知の装置の特徴の１
つは、折り畳まれた図面シートがその凡例が同じ側に来
る形で定置されることを確実にするために、前記シート
の最長の辺が常に送り込み方向に平行であるように前記
シートが送りこまれなければならない（以下では、この
送り込みが「縦方向通過」と呼ばれる）ということであ
る。縦方向通過の場合には、その装置の処理能力が図面
シートの最長辺の長さに反比例するが故に、この公知の
装置は、上記の一様な定置を行うために、逆に処理能力
が悪影響を受けるという欠点を有する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、最適
の処理能力を有するだけでなくシートの一様な定置を確
実なものにする、本書の前文による装置を提供すること
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の側面によ
って、この目的は、前記前文による装置において前記排
出経路が、第１のグループに属する折り畳まれたシート
を第１の向きに定置するための第１の部分と、第２のグ
ループに属する折り畳まれたシートを第２の向きに定置
するための第２の部分とを有し、これらの向きにおける
前記折り畳まれたシートは互いに反転した形で定置され
る。その結果として、一方では、その最長辺が前記装置
の有効幅（即ち、送り込み経路の幅）よりも大きな寸法
を有する前記第１のグループに属するシートを、折り畳
み及び一様に定置することが可能であり、他方では、そ
の最長辺が前記装置の有効幅に等しい又はそれよりも短
い寸法を有する前記第２のグループに属するシートを、
２つの方向に折り畳み及び一様に定置するための最適処
理能力が得られる。

【０００５】本発明による装置の具体例の１つでは、前
記送り込み経路に送り込まれるシートの判型と向きとを
検出し、それに基づいて前記シートが前記第１のグルー
プに属するか又は第２のグループに属するかを検出する
検出手段が備えられ、更に、前記検出手段の検出に応答
して、前記第１のグループに属するシートを前記排出経
路の第１の部分の中に送り込むための第１の搬送手段を
作動させ、又は、前記第２のグループに属するシートを
前記排出経路の第２の部分の中に送り込むための第２の
搬送手段を作動させる制御手段が備えられる。

【０００６】その結果として、本発明の装置は、シート
を折り畳み及び排出するための最適な方法に自動的に調
節されることが可能であり、その結果、シートの迅速な
処理と一様な定置とが実現される。

【０００７】前記検出手段が、前記第２の折り畳み場所
が付与することが可能な２つの折り目の間の最大距離に
等しい又はそれよりも短い最短辺を有するシートを、前
記第２の方向における前記第１の折り畳み場所の長さよ
りも長い最長辺を有するシートと同じグループに類別す
ることが好ましい。

【０００８】その結果として、凡例が備えられた１つの
Ａ３判型シートは、折り畳まれたシートが、前記凡例が
位置するそのシートの隅に対して反対側に位置する当該
シート束の一辺の上を延びる１つの自由縁部を有するよ
うに、前記第１の折り畳み場所においてだけ折り畳まれ
、このシート自由縁部は、製本された状態において前記
折り畳まれたシートが広げられることが可能であるよう
に、製本用の縁部として使用されることが可能である。

【０００９】本発明の別の側面によって、上記の目的が
、その第１の折り畳み場所が、１つの折り畳み平面内に
位置するニップを有する２対の折り畳みローラによって
１つのシートが折り畳まれるタイプである、上記前文に
よる装置において達成され、前記装置が、前記中間搬送
経路が前記第１の折り畳み場所の同一の側の折り畳み平
面に両方とも隣接する第１の経路部分と第２の経路部分
とを有し、前記第２の経路部分に、シートを前記第２の
折り畳み場所に運搬するための搬送手段が備えられるこ
とと、前記中間搬送経路に、２つの位置を占めることが
可能な案内要素が備えられ、前記２つの位置の内第１の
位置では、前記案内要素が前記第１の折り畳み場所から
前記中間搬送経路の前記第１の経路部分へとシートを導
き、その第２の位置では、前記案内要素が前記第１の折
り畳み場所から前記中間搬送経路の前記第２の経路部分
へとシートを導くことと、前記第１の折り畳み場所にお
ける最後の折り目の付加の間だけは前記案内要素を前記
第２の位置にだけ固定し、一方、前記第１の折り畳み場
所におけるその他の折り目の付加の間は前記案内要素を
前記第１の位置に固定することが可能な制御手段が備え
られることとを特徴とする。

【００１０】従って、先行のシートが依然として前記中
間搬送経路内に置かれている間に、前記第１の折り畳み
場所が後続のシートの折り畳みを開始することが可能で
ある。

【００１１】本発明の特徴と利点とが、添付図面を参照
して、本発明による装置の１つの実施例の下記の説明に
よって、より詳細に説明される。

【００１２】

【実施例】図１、図２、図３に示される装置の各々は、
未だ折り畳まれていない１つのシートをジグザグ形に折
り畳むための１つの折り畳み場所１と、前記折り畳み場
所１で折り畳まれたシートを更にジグザグ形に折り畳む
ための１つの折り畳み場所２とを有し、前記折り畳み場
所２におけるジグザグ形の折り畳みは、前記折り畳み場
所１におけるシートの折り畳み方向に対して横断方向に
延びる方向に行われる。前記折り畳み場所１及び２は両
方とも、英国特許第　１　３９４４８０号に示されるタ
イプである。前記折り畳み場所１は、２対の折り畳みロ
ーラ３と４を有し、これらのローラは、共通折り畳み平
面５内で互いに幾らかの距離を置いた位置にある搬送及
び折り畳みニップを形成し、前記折り畳みローラ３と４
の回転方向は逆転可能である。１対の投入ローラ６が、
前記折り畳み平面５に対して直角に及び前記折り畳みロ
ーラ３と４との折り畳みニップの間において前記折り畳
み平面５を横切る平面内に、搬送ニップを形成する。前
記投入ローラ６と前記折り畳みローラ３と４との間の区
域内に、漏斗形の案内部材７が配置され、この案内部材
７は、前記投入ローラ６によって運搬されるシートが前
記折り畳みローラ３の方向に案内される位置と、前記投
入ローラ６によって運搬されるシートが前記折り畳みロ
ーラ４の方向に案内される位置との間を移動することが
可能である。前記投入ローラ対６と前記折り畳みローラ
の一方の対（３又は４）との間に送り込まれるシートに
折り目を形成するために、前記折り畳みローラの回転方
向が逆方向にされ、前記案内部材７が、前記シートが前
記折り畳みローラの他方の対（４又は３）に案内される
位置に動かされる。その結果として、案内部材７の下方
において、そのシートに１つの垂れ下がり部分が形成さ
れる。 この垂れ下がり部分が前記折り畳みローラの他方の対（
４又は３）によって引き込まれる時に、その場所にシー
ト折り目が形成される。前記案内部材７を再び元の位置
に戻すことと前記折り畳みローラ３と４との回転方向を
逆方向にすることとによって、シートが連続的に送り込
まれ、そのシートに前記第１の折り目とは反対側に第２
の折り目が形成される。このようにして、そのシートが
ジグザグ形に折り畳まれることが可能である。前記案内
部材７の往復運動と前記折り畳みローラ３と４との回転
方向とが、上記の英国特許第　１　３９４　４８０号に
説明される方法で制御されることが可能である。前記折
り畳み場所２は前記折り畳み場所１と同一のタイプであ
り、折り畳み場所１を通して１つのシートを投入するた
めの投入ローラ８と、折り畳み平面１１内にそのニップ
が位置する折り畳みローラ対９と１０と、漏斗形の案内
部材１２とを有する。

【００１３】図１、図２、図３に示される装置では、折
り畳み平面５は水平方向に延び、折り畳み平面１１は鉛
直方向に延びる。もちろん、これらの折り畳み平面が他
の方向に延びることが可能である。前記折り畳み場所１
と２とに、上記の折り畳み装置とは異なるタイプの折り
畳み装置を使用することも可能である。

【００１４】シートは、前記投入ローラ６の間のニップ
の中に至る送り込み経路１４を経由して、折り畳み場所
１に送り込まれる。送り込み経路１４は、図にはその輪
郭だけが示されている例えば複写機のようなシートプリ
ント装置１６の出口１５に接続されることが可能である
。折り畳み場所１を通して送り込まれたシートは、折り
畳み平面５内を延びる中間搬送経路１７を経由して折り
畳み場所２に送り込まれ、この中間搬送経路１７には、
折り畳み場所１からのシートを、最初は折り畳み場所１
の折り畳みローラ３と４との縦方向に対して直角の方向
に送り込み、その後に、前記シートを折り畳み場所２の
中に送り込むために、前記折り畳み場所１の折り畳みロ
ーラの縦方向に対して平行な方向に前記シートを送り込
み続ける搬送手段（図示されていない）が備えられる。

【００１５】折り畳み場所２を通して送り込まれたシー
トは、頂部出口１８又は底部出口１９を経由して、前記
鉛直方向の折り畳み平面１１内のコンベヤ手段（図示さ
れていない）によって、折り畳み場所２から外に送り出
される。折り畳み場所２の頂部出口１８から延びる排出
経路の一部分２０には、１つの湾曲部２１が備えられ、
この湾曲部は９０°に亙って延びて収集場所２２の中に
至り、この収集場所２２内では、折り畳み場所１と２を
通して送り込まれた各シートが互いの上に定置される。 折り畳み場所２の底部出口１９から延びる排出経路の一
部分２３には、１８０　°にわたって延びる１つの湾曲
部２４と、９０°にわたって延び及び前記排出経路部分
２０と同一の仕方で収集場所２２の中に到達する１つの
湾曲部２５とが備えられる。

【００１６】シート検出装置２６が送り込み経路１４の
中に配置され、このシート検出装置２６は送り込み経路
１４の全幅に及ぶシート検出器配列から成る。供給され
る１つのシートが遭遇する前記検出器の数が、その供給
されたシートの幅の大きさであり、前記数の検出器がそ
のシートに遭遇している時間間隔が、当該のシートの長
さの大きさである。前記検出装置２６によって発生され
る信号が、供給されたシートの判型と向きとを前記制御
装置２７が判定することを可能にする。測定された長さ
に基づいて、制御装置２７が、例えば英国特許第　１　
３９４　４８０号に示される折り畳みパターンに従った
シートのジグザグ折り畳みのような、折り畳み場所１に
よって実行されるべき折り畳みプログラムを設定する。 折り畳み場所１によって実行されるべき折り畳みプログ
ラムがタイミング良く実行されることが可能であるよう
に、検出装置２６が折り畳み場所１の上流側に一定の距
離を置いて配置される。折り畳み場所１の折り畳みプロ
グラムを実行するために、その供給されたシートの進み
側の縁部が、先ず最初に折り畳みローラ３の間に案内部
材７によって送り込まれる。 折り畳みローラ３は最後の折り目も付加する。測定され
たシート幅に基づいて、制御装置２７が折り畳み場所２
のための折り畳みプログラムを決定する。後者の折り畳
みプログラムの実行においては、折り畳まれてはならな
いシート又は折り畳み場所２内で２回折り畳まれるべき
シートが、最初に、案内部材１２によって折り畳みロー
ラ１０の間に送り込まれ、一方、折り畳み場所２内で１
回だけ折り畳まれるべきシートが、最初に、他方の位置
に配置された案内部材１２によって折り畳みローラ９の
間に送り込まれる。

【００１７】Ａ０〜Ａ４判型のシートの場合には、折り
畳み場所２によって実行されるべき折り畳みプログラム
は、折り畳み場所１によって既に縦方向にジグザグ形に
折り畳まれた１つのＡ０シートを横断方向に２回折り畳
むことと、折り畳み場所１によって既に縦方向にジグザ
グ形に折り畳まれた１つのＡ１シートを横断方向に２回
折り畳むことと、折り畳み場所１によって既に縦方向に
ジグザグ形に折り畳まれた１つのＡ２シートを横断方向
に１回だけ折り畳むことと、折り畳み場所１によって既
に横断方向にジグザグ形に折り畳まれた１つのＡ３シー
トを折り畳まないでおくことと、折り畳み場所１によっ
て折り畳まれなかった１つのＡ４シートを再び折り畳ま
ないでおくこととから成る。縦方向又は横断方向に送り
込まれる、折り畳まれるべき特定の判型の１つのシート
の配置方向に基づいて、制御装置２７がそのシートに適
用可能な折り畳みプログラムを決定する。例えば縦方向
に送り込まれるＡ０シートのような、折り畳み場所１の
有効幅に等しい又はそれよりも長い幅を有するシートが
、前記制御装置２７によって第１のグループに類別され
る。 例えば縦方向に送り込まれるＡ３シートのような、折り
畳み場所２が付加することが可能な２つの折り目の間の
距離よりもその幅が狭いシートも、前記制御装置２７に
よって前記第１のグループに類別される。例えば横断方
向に供給されるＡ４シートのような、本発明の装置内で
折り畳まれるシートの寸法と同一の又はそれより小さい
寸法を有する判型に一致する寸法を有するシートも、こ
の第１のグループに類別される。

【００１８】上記の最大の判型（Ａ０）と上記の最小の
判型（Ａ３、Ａ４）との中間の寸法を有するシートは、
本発明によって横断方向に供給され、その検出装置２６
によってチェックされる。この後者のグループのシート
は、制御装置２７によって第２のグループに類別される
。

【００１９】供給されるシートが前記第１のグループに
類別される時には、制御装置２７は、折り畳み場所２に
よって実行されるべき折り畳みプログラムの完了の後に
、排出経路の部分２０を経由して収集場所２２にシート
を定置するために折り畳みローラ９を作動させる制御信
号２８を発生させる。

【００２０】供給されるシートが前記第２のグループに
類別される時には、制御装置２７は、折り畳み場所２に
よって実行されるべき折り畳みプログラムの完了の後に
、排出経路の部分２３を経由して収集場所２２にシート
を定置するために折り畳みローラ１０を作動させる制御
信号２９を発生させる。

【００２１】その底部の右側の隅に凡例を備えたＡ０〜
Ａ４判型の図面シートの場合の図１に示される装置の動
作が、次で説明されるだろう。この説明は、その図面側
が下向きにされ及びその図面の進み側の縁部に凡例が位
置させられる形で、１つの図面３１が供給されることに
基づいている。Ａ０シートの場合には、この凡例は３２
で示される場所に位置させられ、一方、Ａ１シートの場
合には、この凡例は３３で示される場所に位置させられ
る。縦方向に送り込まれるＡ０シートは、折り畳み場所
１で６回折り畳まれ、その後で、折り畳みローラ３によ
って折り畳み場所１から送り出され、照合番号３１′で
示される位置に運ばれ、更に、そのジグザグに折り畳ま
れたシートは、中間運搬手段（図示されていない）によ
って、前記位置３１′から折り畳み場所２の投入ローラ
８の間に送り込まれる。折り畳み場所２では、前記シー
トが、その進行側の縁部から、案内部材１２によって折
り畳みローラ１０の間に送り込まれる。連続した折り畳
みローラ対９と１０とによって２つの横断方向の折り目
が作られ終わった後に、その折り畳まれたシートが折り
畳みローラ９によって搬出経路の部分２０の中に送り込
まれ、前記部分２０内では前記シートが位置３１″に達
し、更に位置３１″から収集場所２２に達する。

【００２２】横断方向に送り込まれた１つのＡ１シート
は、折り畳み場所１で２回折り畳まれ、このように折り
畳まれた１つのシート束が、最初に、折り畳み場所２の
案内部材１２によって折り畳みローラ９の間に送り込ま
れ、連続した折り畳みローラ対１０と９によって横断方
向の折り目がそのシート束に付加され終わった後に、前
記シート束が折り畳みローラ１０によって排出経路の部
分２３の中に送り込まれ、更に、この部分２３から収集
場所２２に送られ、折り畳まれた前記Ａ１シートがその
凡例を上向きにして収集場所２２に置かれることになる
。

【００２３】横断方向に送り込まれたＡ２シートは、折
り畳み場所１で２回折り畳まれ、このように折り畳まれ
たシート束が、最初に、折り畳み場所２の折り畳みロー
ラ９の間に送り込まれ、その後で、折り畳みローラ対１
０の間で２回折り畳まれ、更に折り畳みローラ１０によ
って排出経路の部分２３の中に送り込まれ、この部分２
３から収集場所２２に送られ、折り畳まれた前記Ａ２シ
ートがその凡例を上向きにして収集場所２２に置かれる
ことになる。

【００２４】縦方向に送り込まれた１つのＡ３シートは
、折り畳み場所１においてだけ（２回）折り畳まれ、そ
の後で、中間搬送経路１７を経由し、投入ローラ８と案
内部材１２とによって折り畳みローラ１０の間に送り込
まれ、更にローラ対９と１０との回転方向の逆回転によ
って排出経路の部分２０に送り込まれ、この部分２０か
ら収集場所２２に送られ、折り畳まれた前記Ａ３シート
がその凡例を上向きにして収集場所２２に置かれること
になる。

【００２５】横断方向に送り込まれた１つのＡ４シート
が、案内部材７と折り畳みローラ対３とによって、折り
畳まれることなく直ちに折り畳み場所１を通過させられ
、更に、Ａ３シートと同様の仕方で折り畳み場所２を通
過させられ、その結果として、このＡ４シートは、他の
判型の図面と同じく、収集場所にその凡例を上向きにし
て置かれることになる。

【００２６】折り畳み場所１と中間搬送経路１７とを図
解する図１ｂは、図１ａに示される中間搬送経路１７の
好ましい実施例の１つである。この実施例では、中間搬
送経路１７は、折り畳み平面５と同一の平面内の経路部
分１７ａと、この経路部分１７ａの下方の経路部分１７
ｂとを有する。案内部材３０が折り畳み場所１と中間搬
送経路１７との間に配置される。この案内部材３０は、
経路部分１７ａを経由して折り畳み場所１の外にシート
を送り出すために、制御装置２７によって実線の位置に
据えられることが可能であり、一方、経路部分１７ｂを
経由して折り畳み場所１の外にシートを送り出すために
、制御装置２７によって破線の位置に据えられることが
可能である。図１ｂに示される中間搬送経路の働きは、
次の通りである。

【００２７】折り畳まれるべき１つのシートを折り畳み
場所１に送り込む際には、案内部材３０が実線の位置に
ある。そのシートの進み側の縁部が折り畳みローラ３に
よって経路部分１７ａに送り込まれる。その後で、その
シートが折り畳み平面５内を前後に送られ、折り畳みロ
ーラ３と４とによって折り目が付けられる。最後の折り
目が付加される直前には、既に折り畳まれ終わった前記
シート部分の大半は、経路部分１７ａから離れた折り畳
み場所１の上にある。その時に、制御装置２７が信号を
送り、この信号に応答して案内要素３０が破線の位置に
動かされる。最後の折り目が加えられ終わった後に、折
り畳みローラ３がそのジグザグ形に折り畳まれたシート
を中間搬送経路１７の経路部分１７ｂの中に送り込む。

【００２８】前記ジグザグ形に折り畳まれたシートの追
い側の縁部が案内要素３０を通過した直後に、制御装置
２７が案内要素３０を実線の位置にリセットする。経路
部分１７ｂには、折り畳み場所１から送り込まれた前記
ジグザグ形に折り畳まれたシートを折り畳み場所２に横
断方向に送り込む搬送手段（図示されていない）が備え
られる。

【００２９】前記シートが中間搬送経路１７から外に横
断方向に移動させられている間に、後続のシートの進行
側縁部が中間搬送経路１７の中に、特にその部分１７ａ
の中に既に送り込まれていることが可能である。従って
、シートは高速な順序で折り畳まれることが可能である
。経路部分１７ａは、折り畳み場所２で折り畳まれるこ
とが不必要なシートのための排出経路として働くことも
可能である。

【００３０】図２に示される変形例に関しては、折り畳
まれたシートが、図１による装置の上記の動作とは異な
って、その凡例のある面を下向きにして収集トレイの中
に置かれることになるように、排出経路の部分２０と２
３とにおける湾曲部２１と２５とが異なった仕方で湾曲
させられるという点で、この図２に示される装置は、図
１に示される装置とは異なっている。これによる利点は
、図面側を下向きにして特定の１つのシーケンスにおい
て折り畳み装置に送り込まれる折り畳み図面が、その同
一のシーケンス内において、その凡例を上向きにして収
集場所の中に置かれることが可能であるということであ
る。

【００３１】折り畳み場所１と２との間の中間搬送経路
１７が折り畳み場所１の他方の側にあり、その結果とし
て、収集場所２２が送り込み経路１４の開始点により接
近しており、従って、接続されたシート処理機械１６に
より接近しているという点でも、図２に示される装置は
、図１ａに示される装置とは異なっている。図３に示さ
れる変形に関しては、折り畳み場所１と２との間のシー
ト中間搬送経路１７内で、一方の方向に折り畳まれたシ
ートが、最初に、折り畳みローラ４と３との縦方向に対
して直角である矢印３５によって示される方向に、ジグ
ザグ形に折り畳まれたシートで形成されたシート束の最
大幅よりも長い距離にわたって、折り畳みローラ３を通
過して運搬され、その後に初めて、前記一方の方向に折
り畳まれたシートが、矢印３５で示される方向に対して
直角の矢印３６で示される方向に折り畳み場所２に送り
込まれるという点で、この図３に示される装置は、図１
ａに示される装置とは異なっている。その結果として、
図１ｂを参照して説明された変形例とは違って、折り畳
み場所１が、当該シートの中間搬送の間に、その後続の
シートの折り畳みを開始し、従って、折り畳まれるべき
シートが非常に迅速な時間間隔で折り畳み装置の中に送
り込まれることが可能である。

【００３２】最後に、図４は、縦方向に送り込まれるべ
きＡ０判型とＡ３判型との図面の折り畳みパターンを各
々に示し、図５は、横断方向に送り込まれるべきＡ１判
型とＡ２判型との図面の折り畳みパターンを各々に示す
。

【００３３】もちろん、図１〜図３に示される装置に関
しては、本発明の範囲内で数多くの変形が可能である。

【００３４】例えば、説明された装置各々の制御は、供
給されるシートの向きを逆にするために適合されること
が可能である。画像側を上向きにして送り込まれる図面
の供給にその制御を適合させることは、供給されたシー
トの進み側の縁部にその凡例が位置する場合には、その
シートの進み側の部分が最初に折り畳み場所１の折り畳
みローラ３の間に送り込まれ、その後に初めて、最初の
折り目を形成するために折り畳みローラ４の間に送り込
まれること等を意味する。折り畳み場所２では、２回折
り畳まれなければならないシートの場合にだけ、折り畳
みローラ９と折り畳みローラ１０とによる折り畳み順序
が反対の方向であり、一方、Ａ０〜Ａ４の判型のシート
が、図１〜図３を参照して前述された動作に従って対応
する判型のシートを収集場所に置くために使用される排
出経路部分とは異なった排出経路部分（２０又は２３）
を経由して、収集場所に置かれる。図１〜図３に関連し
て説明された装置の各々は、その凡例が追い側の縁部に
下向きに位置する、折り畳まれるべき図面の供給にも適
合させられることが可能である。

【００３５】判型に無関係に、この適合化は、折り畳み
場所１における折り畳みローラ対３と４との動作順序を
逆方向にすることを必要とし、折り畳み場所２において
１回折り畳まれなければならないシートの場合には、こ
の適合化は、折り畳みローラ対９と１０との動作順序を
逆方向にすることと、排出経路の経路部分２０と経路部
分２３との使用目的を互いに交替させることとを必要と
し、一方、折り畳み場所２において折り畳まれてはなら
ないシートと２回折り畳まれなければならないシートと
の場合には、排出経路の経路部分２０と経路部分２３と
の使用目的を互いに交替させることだけが必要である。

【００３６】上記の折り畳み及び定置装置の１つが複写
機のようなシートプリント装置と一体化される場合には
、検出装置２６が省略可能であり、その代わりに、前記
プリント装置内でのシートの判型と向きとが、その中に
送り込まれるシートの測定を参照して確認されることが
可能である。前記プリント装置が複写機である時には、
シートの判型と向きとが、複写されるべき原稿の判型と
向きとから得られることも可能である。

【００３７】画像転写の間に電子記憶装置内に画像が格
納される電子複写機の場合のような、原稿からの転写の
際に受像シートに対する画像の向きが容易に９０°回転
させられることが可能な複写機と、上記の折り畳み及び
定置装置の１つが一体化される場合には、原稿が走査さ
れる時に、例えば縦方向のような同一の向きにおいて原
稿が常に一様に送り込まれることが可能である。

【００３８】プリント作業と折り畳みとの際の処理時間
を短時間に保つために、前述されたように特定の判型の
場合に横断方向の送り込みを必要とし、前記複写機には
、画像を９０°回転させるため公知の手段が備えられる
。

【図面の簡単な説明】

【図１ａ】本発明による装置の第１の実施例の概略的な
透視図である。

【図１ｂ】図１ａに示される装置の一部分の変形例の概
略図である。

【図２】本発明による装置の第２の実施例の概略的な透
視図である。

【図３】本発明による装置の第３の実施例の概略的な透
視図である。

【図４】図１〜図３による装置によってＡ０とＡ３の判
型の図面シートに対して加えられる折り畳みのパターン
を示す説明図である。

【図５】図１〜図３による装置によってＡ１とＡ２の判
型の図面シートに対して加えられる折り畳みのパターン
を示す説明図である。

【符号の説明】

１　　第１の折り畳み場所 ２　　第２の折り畳み場所 ３，４　　　折り畳みローラ対 ５，１１　　折り畳み平面 ６，８　　　投入ローラ ７，１２　　漏斗形案内部材 ９，１０　　折り畳みローラ対 １４　　送り込み経路 １６　　シートプリント装置 １７　　中間搬送経路 ２０，２１，２３，２４，２５　　排出経路２２　　収
集場所 ２６　　シート検出装置 ２７　　制御装置

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　種々の判型のシートを折り畳み及び折
   り畳まれた形のシートを定置するための装置であって、
   前記装置が、シートを第１の方向に偶数回折り畳むため
   の第１の折り畳み場所と、前記第１の方向に対して直角
   に第２の方向に前記シートを折り畳むための第２の折り
   畳み場所と、前記装置によって折り畳まれたシートを収
   集するための収集場所と、前記第１の折り畳み場所にシ
   ートを送り込むための送り込み経路と、前記第１の折り
   畳み場所から前記第２の折り畳み場所へシートを運搬す
   るための中間搬送経路と、前記第２の折り畳み場所から
   前記収集場所にシートを排出するための排出経路とを備
   えており、更に、前記排出経路が、第１のグループに属
   する折り畳まれたシートを第１の向きに定置するための
   第１の部分と、第２のグループに属する折り畳まれたシ
   ートを第２の向きに定置するための第２の部分とを有し
   、これらの向きにおける前記折り畳まれたシートは互い
   に反転した形で定置されることを特徴とする装置。
2. 【請求項２】　　前記送り込み経路に送り込まれるシー
   トの判型と向きとを検出し、それに基づいて前記シート
   が前記第１のグループに属するか又は前記第２のグルー
   プに属するかを検出する検出手段が備えられることと、
   前記検出手段の検出に応答して、前記第１のグループに
   属するシートを前記排出経路の第１の部分の中に送り込
   むための第１の搬送手段を作動させ、又は、前記第２の
   グループに属するシートを前記排出経路の第２の部分の
   中に送り込むための第２の搬送手段を作動させる制御手
   段が備えられることとを特徴とする請求項１に記載の装
   置。
3. 【請求項３】　　前記検出手段が、前記第２の折り畳み
   場所が付与することが可能な２つの折り目の間の最大距
   離に等しい又はそれよりも短い最短辺を有するシートを
   、前記第２の方向における前記第１の折り畳み場所の長
   さよりも長い最長辺を有するシートと同じグループに類
   別することを特徴とする請求項２に記載の装置。
4. 【請求項４】　　前記排出経路の前記第１の部分が前記
   第２の折り畳み場所の第１の出口に隣接し、前記排出経
   路の前記第２の部分が前記第２の折り畳み場所の第２の
   出口に隣接し、前記第２の折り畳み場所の第１及び第２
   の出口が、折り畳まれたシートを前記第２の折り畳み場
   所に運搬するための搬送経路の端部に位置し、前記搬送
   経路に第１及び第２の搬送手段が備えられ、前記第１及
   び第２の搬送手段の輸送方向が、前記折り畳まれたシー
   トを前記第１の出口又は前記第２の出口に選択的に輸送
   するために、正逆自在であることを特徴とする請求項１
   から３のいずれか一項に記載の装置。
5. 【請求項５】　　前記第１の折り畳み場所が、１つの折
   り畳み平面内に位置するニップを有する２対の折り畳み
   ローラによって１つのシートが折り畳まれるタイプであ
   り、前記中間搬送経路が前記第１の折り畳み場所の同一
   の側の折り畳み平面に両方とも隣接する第１の経路部分
   と第２の経路部分とを有し、前記第２の経路部分に、シ
   ートを前記第２の折り畳み場所に搬送するための搬送手
   段が備えられることと、前記中間搬送経路に、２つの位
   置を占めることが可能な案内要素が備えられ、前記２つ
   の位置の内第１の位置では、前記案内要素が前記第１の
   折り畳み場所から前記中間搬送経路の前記第１の経路部
   分へとシートを導き、第２の位置では、前記案内要素が
   前記第１の折り畳み場所から前記中間搬送経路の前記第
   ２の経路部分へとシートを導くことと、前記第１の折り
   畳み場所における最後の折り目の付加の間だけは前記案
   内要素を前記第２の位置にだけ固定し、一方、前記第１
   の折り畳み場所におけるその他の折り目の付加の間は前
   記案内要素を前記第１の位置に固定することが可能な制
   御手段が備えられることとを特徴とする請求項１に記載
   の装置。