JPH04305304A - 熱間圧延機におけるキャンバー制御方法 - Google Patents
熱間圧延機におけるキャンバー制御方法Info
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- JPH04305304A JPH04305304A JP3091242A JP9124291A JPH04305304A JP H04305304 A JPH04305304 A JP H04305304A JP 3091242 A JP3091242 A JP 3091242A JP 9124291 A JP9124291 A JP 9124291A JP H04305304 A JPH04305304 A JP H04305304A
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- rolling
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Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延機におけるキ
ャンバー制御方法に関し、特にエッジャーロール(圧延
材の幅を修正する堅型ロールをいう。)によって圧延材
を幅方向に移動させることによってキャンバーを修正す
る制御方法に関するものである。
ャンバー制御方法に関し、特にエッジャーロール(圧延
材の幅を修正する堅型ロールをいう。)によって圧延材
を幅方向に移動させることによってキャンバーを修正す
る制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に熱間圧延ラインでの粗圧延
設備は、圧延荷重計やロールギャップ調節装置を設けた
粗圧延機と、前記粗圧延機の入側に設けた一対のエッジ
ャーロールによって構成され、該粗圧延機によって厚み
250mmのスラブを20〜40mmの帯鋼に圧延して
いる。この粗圧延機に設けられているロールギャップ調
整装置は、圧延材が所定の板厚になるよう上下ロールの
ギャップ調整や、上下ロールのレベルを調整(レベリン
グともいう。)する機能がある。また、一対のエッジャ
ーロールはロール間隔を調整して圧延材の幅をコントロ
ールするために設けられている。粗圧延機で圧延される
スラブは加熱炉によって所定温度に加熱されるが、その
スラブは幅方向に均一に加熱されたものや、加熱条件や
スラブの装入状態等によって幅方向に温度偏差が生じた
ものなどがある。
設備は、圧延荷重計やロールギャップ調節装置を設けた
粗圧延機と、前記粗圧延機の入側に設けた一対のエッジ
ャーロールによって構成され、該粗圧延機によって厚み
250mmのスラブを20〜40mmの帯鋼に圧延して
いる。この粗圧延機に設けられているロールギャップ調
整装置は、圧延材が所定の板厚になるよう上下ロールの
ギャップ調整や、上下ロールのレベルを調整(レベリン
グともいう。)する機能がある。また、一対のエッジャ
ーロールはロール間隔を調整して圧延材の幅をコントロ
ールするために設けられている。粗圧延機で圧延される
スラブは加熱炉によって所定温度に加熱されるが、その
スラブは幅方向に均一に加熱されたものや、加熱条件や
スラブの装入状態等によって幅方向に温度偏差が生じた
ものなどがある。
【0003】上述のようなスラブは圧延機とエッジャー
ロールによって所定厚み・幅に圧延されるが、スラブの
形状・温度または圧延条件等によって、その鋼帯(以下
圧延材という。)にはキャンバー(曲がり)やウェッジ
等をが生じるときがある。従来は、このように発生した
キャンバーは、ロールのレベルを調整(レベリング)す
ることによって修正している。
ロールによって所定厚み・幅に圧延されるが、スラブの
形状・温度または圧延条件等によって、その鋼帯(以下
圧延材という。)にはキャンバー(曲がり)やウェッジ
等をが生じるときがある。従来は、このように発生した
キャンバーは、ロールのレベルを調整(レベリング)す
ることによって修正している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように発生するキャンバーやウェッジはレベリングだけ
では全ての形状を修正することは困難であり、次のよう
な課題が存在していた。例えば、 (1) 幅方向に温度差があるスラブを圧延した場合
、図2に示すように、幅方向に温度差があるスラブを圧
延する場合、WS(ワークサイド)とDS(ドライブサ
イド)とのロールレベルを調整することによってある程
度、キャンバーや蛇行を修正することが可能であっても
、この温度差が長手方向に均一とは限らず、加熱炉での
スラブ装入状態等によって、スラブ内で高温部がWS側
やDS側に変化することもあり、単にレベリング調整だ
けで修正することは不可能である。 (2) キャンバーがある圧延材を圧延する場合、前
段の圧延機でキャンバーが生じた圧延材を後段の圧延機
で圧延する場合、ロールに噛み込まれる前記圧延材の進
入角度は変わるので、これによってキャンバーが益々助
長され、従来のレベリング調整だけでは対応できなくな
る。 (3) 板厚偏差(ウェッジ)がある圧延材を圧延す
る場合、レベリング調整でウェッジ率を変えずに出側キ
ャンバーを修正することは理論的に可能であるが、コイ
ル内でウェッジ率やその偏差方向が変わると、応答性の
遅い電動圧下装置では対応できず、応答性の優れた油圧
圧下装置を設けた圧延機が必要となる。 (4) 圧延機のセンターと圧延材の幅センターとに
ズレ(オフセンターという。)が生じた場合、このよう
にオフセンターがあると左右の圧下率に差が生じキャン
バーが発生する場合がある。この様なとき、従来のエッ
ジャロールの機能(従来は、幅を調整するためのみにエ
ッジャロールを設け、単にロール間隔を調整する機能だ
けであって、圧延材全体を幅方向に移動さす機能はない
。)では圧延材を幅方向に移動さすことによってオフセ
ンターを修正することは不可能であった。又、レベリン
グ調整だけでキャンバーを修正することもできない。 (5) ワークロールの摩擦係数の差がWS側とDS
側とで生じた場合、ロールの摩擦係数が長手方向に差が
あると、圧延材は横ずれしキャンバーが発生する。この
ようなときはロール替えを行うことによって対応してい
た。 以上のような条件でキャンバーが発生するのであるが、
この現象を示す一般理論式を、図2の温度偏差の場合に
基づき説明する。すなわち、出側キャンバーρ0は、次
の
ように発生するキャンバーやウェッジはレベリングだけ
では全ての形状を修正することは困難であり、次のよう
な課題が存在していた。例えば、 (1) 幅方向に温度差があるスラブを圧延した場合
、図2に示すように、幅方向に温度差があるスラブを圧
延する場合、WS(ワークサイド)とDS(ドライブサ
イド)とのロールレベルを調整することによってある程
度、キャンバーや蛇行を修正することが可能であっても
、この温度差が長手方向に均一とは限らず、加熱炉での
スラブ装入状態等によって、スラブ内で高温部がWS側
やDS側に変化することもあり、単にレベリング調整だ
けで修正することは不可能である。 (2) キャンバーがある圧延材を圧延する場合、前
段の圧延機でキャンバーが生じた圧延材を後段の圧延機
で圧延する場合、ロールに噛み込まれる前記圧延材の進
入角度は変わるので、これによってキャンバーが益々助
長され、従来のレベリング調整だけでは対応できなくな
る。 (3) 板厚偏差(ウェッジ)がある圧延材を圧延す
る場合、レベリング調整でウェッジ率を変えずに出側キ
ャンバーを修正することは理論的に可能であるが、コイ
ル内でウェッジ率やその偏差方向が変わると、応答性の
遅い電動圧下装置では対応できず、応答性の優れた油圧
圧下装置を設けた圧延機が必要となる。 (4) 圧延機のセンターと圧延材の幅センターとに
ズレ(オフセンターという。)が生じた場合、このよう
にオフセンターがあると左右の圧下率に差が生じキャン
バーが発生する場合がある。この様なとき、従来のエッ
ジャロールの機能(従来は、幅を調整するためのみにエ
ッジャロールを設け、単にロール間隔を調整する機能だ
けであって、圧延材全体を幅方向に移動さす機能はない
。)では圧延材を幅方向に移動さすことによってオフセ
ンターを修正することは不可能であった。又、レベリン
グ調整だけでキャンバーを修正することもできない。 (5) ワークロールの摩擦係数の差がWS側とDS
側とで生じた場合、ロールの摩擦係数が長手方向に差が
あると、圧延材は横ずれしキャンバーが発生する。この
ようなときはロール替えを行うことによって対応してい
た。 以上のような条件でキャンバーが発生するのであるが、
この現象を示す一般理論式を、図2の温度偏差の場合に
基づき説明する。すなわち、出側キャンバーρ0は、次
の
【数1】
の(1)式で表すことができる。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、前述の(1)式に示した現
象理論に基づき、従来のレベリング調整によってキャン
バーを修正する方法以外に、キャンバー率等を演算しつ
つ圧延材を幅方向に移動させることにより、キャンバー
を修正するようにした熱間圧延機におけるキャンバー制
御方法を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、前述の(1)式に示した現
象理論に基づき、従来のレベリング調整によってキャン
バーを修正する方法以外に、キャンバー率等を演算しつ
つ圧延材を幅方向に移動させることにより、キャンバー
を修正するようにした熱間圧延機におけるキャンバー制
御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による熱間圧延機
におけるキャンバー制御方法は、少なくとも圧延荷重測
定手段とロールギャップ調節手段とを設けた第1スタン
ドと、該第1スタンドの入側に設けられた圧延材の温度
計測手段と板厚計測手段と、該第n−1スタンドの入出
側に圧延材の幅方向の位置を検出する位置検出手段とを
設けた第1圧延設備と、少なくとも圧延荷重測定手段と
ロールギャップ調節手段とを設けた第nスタンドの入側
に圧延材を板幅方向に移動するエッジャーロールを設け
、かつ、該第nスタンドの入出側に圧延材の幅方向の位
置を検出する位置検出手段とを設けた第n圧延設備とを
配設した圧延ラインにおいて、第1圧延設備で計測した
圧延材の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延荷重
、ロールギャップとから圧延材のウェッジ率やキャンバ
ー率及び幅方向の温度差を演算し、これらの値によって
圧延材のキャンバーを修正するよう圧延材の幅方向のセ
ンターと圧延機のセンターとの位置関係を前記エッジャ
ーロールによって調整するフィードフォアード制御と第
n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置によってキャ
ンバーを演算し、この値からキャンバーを修正するよう
前記エッジャーロールの位置を調整するフィードバック
制御とを含む方法である。
におけるキャンバー制御方法は、少なくとも圧延荷重測
定手段とロールギャップ調節手段とを設けた第1スタン
ドと、該第1スタンドの入側に設けられた圧延材の温度
計測手段と板厚計測手段と、該第n−1スタンドの入出
側に圧延材の幅方向の位置を検出する位置検出手段とを
設けた第1圧延設備と、少なくとも圧延荷重測定手段と
ロールギャップ調節手段とを設けた第nスタンドの入側
に圧延材を板幅方向に移動するエッジャーロールを設け
、かつ、該第nスタンドの入出側に圧延材の幅方向の位
置を検出する位置検出手段とを設けた第n圧延設備とを
配設した圧延ラインにおいて、第1圧延設備で計測した
圧延材の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延荷重
、ロールギャップとから圧延材のウェッジ率やキャンバ
ー率及び幅方向の温度差を演算し、これらの値によって
圧延材のキャンバーを修正するよう圧延材の幅方向のセ
ンターと圧延機のセンターとの位置関係を前記エッジャ
ーロールによって調整するフィードフォアード制御と第
n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置によってキャ
ンバーを演算し、この値からキャンバーを修正するよう
前記エッジャーロールの位置を調整するフィードバック
制御とを含む方法である。
【0007】さらに詳細には、前記第1圧延設備で計測
した圧延材の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延
荷重、ロールギャップとから圧延材のウェッジ率やキャ
ンバー率及び幅方向の温度差を演算し、これらの値によ
って圧延材のキャンバーを修正するよう第1圧延機のロ
ールレベルを調整すると共に圧延材の幅方向のセンター
と第n圧延機のセンターとの位置関係を第n圧延設備の
エッジャーロールによって調整するフィードフォアード
制御と、第n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置に
よってキャンバーを演算し、この値からキャンバーを修
正するように前記エッジャーロールの位置を調整するフ
ィードバック制御と共に第n圧延機のロールレベルを調
整する方法である。
した圧延材の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延
荷重、ロールギャップとから圧延材のウェッジ率やキャ
ンバー率及び幅方向の温度差を演算し、これらの値によ
って圧延材のキャンバーを修正するよう第1圧延機のロ
ールレベルを調整すると共に圧延材の幅方向のセンター
と第n圧延機のセンターとの位置関係を第n圧延設備の
エッジャーロールによって調整するフィードフォアード
制御と、第n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置に
よってキャンバーを演算し、この値からキャンバーを修
正するように前記エッジャーロールの位置を調整するフ
ィードバック制御と共に第n圧延機のロールレベルを調
整する方法である。
【0008】
【作用】本発明による熱間圧延機におけるキャンバー制
御方法においては、第n−1圧延設備で計測した圧延材
の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延荷重、ロー
ルギャップとから圧延材のウェッジ率やキャンバー率及
び幅方向の温度差を演算し、これらの値から圧延材のキ
ャンバーを修正するよう圧延材の幅方向のセンターと圧
延機のセンターとの位置関係をフィードフォアード制御
を介して前記エッジャーロールによって調整すると共に
、第n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置によって
キャンバーを演算し、この値からキャンバーを修正する
ように前記エッジャーロールの位置をフィードバック制
御によって調整することにより、キャンバーを制御する
ことができる。なお、前述のエッジャーロールを制御す
る手段と従来のレベリングによる調整方法とを併用する
ことによって、より効果的にキャンバーを修正すること
ができる。
御方法においては、第n−1圧延設備で計測した圧延材
の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延荷重、ロー
ルギャップとから圧延材のウェッジ率やキャンバー率及
び幅方向の温度差を演算し、これらの値から圧延材のキ
ャンバーを修正するよう圧延材の幅方向のセンターと圧
延機のセンターとの位置関係をフィードフォアード制御
を介して前記エッジャーロールによって調整すると共に
、第n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置によって
キャンバーを演算し、この値からキャンバーを修正する
ように前記エッジャーロールの位置をフィードバック制
御によって調整することにより、キャンバーを制御する
ことができる。なお、前述のエッジャーロールを制御す
る手段と従来のレベリングによる調整方法とを併用する
ことによって、より効果的にキャンバーを修正すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本発明による熱間圧延機に
おけるキャンバー制御方法の好適な実施例について詳細
に説明する。図1から図14迄は本発明による熱間圧延
機におけるキャンバー制御方法を示すもので、図1は熱
間圧延機を示す構成図、図2,5,8,11,13は圧
延状態を示す平面構成図、図3,4,6,7,9,10
,12,14,15は圧延材(板)を示す断面図である
。
おけるキャンバー制御方法の好適な実施例について詳細
に説明する。図1から図14迄は本発明による熱間圧延
機におけるキャンバー制御方法を示すもので、図1は熱
間圧延機を示す構成図、図2,5,8,11,13は圧
延状態を示す平面構成図、図3,4,6,7,9,10
,12,14,15は圧延材(板)を示す断面図である
。
【0010】図1において、符号1で示されるものは第
1圧延設備50をなす第1スタンドであり、この第1ス
タンド1は、圧延材2を圧延する一対の第1水平ミル3
、一対の中間ロール4、圧延荷重測定手段であるロード
セル5、ロールギャップ調節手段である第1スクリュ6
、第1圧下7から構成され、前記第1圧下7の第1レベ
リング検出器8からの第1レベリング検出信号8aは第
1スタンドウェッジ率・キャンバー率制御装置10に入
力されている。
1圧延設備50をなす第1スタンドであり、この第1ス
タンド1は、圧延材2を圧延する一対の第1水平ミル3
、一対の中間ロール4、圧延荷重測定手段であるロード
セル5、ロールギャップ調節手段である第1スクリュ6
、第1圧下7から構成され、前記第1圧下7の第1レベ
リング検出器8からの第1レベリング検出信号8aは第
1スタンドウェッジ率・キャンバー率制御装置10に入
力されている。
【0011】前記第1ロードセル5からの第1荷重信号
5a、前記第1スタンド1の両側に設けられた第1入側
横ズレ計11及び出側横ズレ計12(圧延材2の幅方向
の位置を検出する位置検出手段をなす)からの第1入側
横ズレ信号11a及び第1出側横ズレ信号12aは前記
第1スタンドウェッジ率・キャンバー率制御装置10に
入力されている。
5a、前記第1スタンド1の両側に設けられた第1入側
横ズレ計11及び出側横ズレ計12(圧延材2の幅方向
の位置を検出する位置検出手段をなす)からの第1入側
横ズレ信号11a及び第1出側横ズレ信号12aは前記
第1スタンドウェッジ率・キャンバー率制御装置10に
入力されている。
【0012】また、前記第1入側横ズレ計11の上流側
に設けられた板厚計測手段であるウェッジ計13及び温
度計測手段である測温計14からのウェッジ信号13a
及び測温信号14aは、前記第1スタンドウェッジ率・
キャンバー率制御装置10に入力されていると共に、こ
の制御装置10からの第1スタンドレベリング修正信号
10aが前記第1圧下7に入力されている。
に設けられた板厚計測手段であるウェッジ計13及び温
度計測手段である測温計14からのウェッジ信号13a
及び測温信号14aは、前記第1スタンドウェッジ率・
キャンバー率制御装置10に入力されていると共に、こ
の制御装置10からの第1スタンドレベリング修正信号
10aが前記第1圧下7に入力されている。
【0013】前記制御装置10からの入側ウェッジ率1
0b、入側キャンバー率10c、入側幅方向温度差10
dは、第nスタンドキャンバー率制御装置15に入力さ
れており、この制御装置15からのレベリング信号15
a及び第nキャンバー制御信号15bは、レベリング装
置16及び油圧ジャッキ制御部17に各々入力されてい
る。
0b、入側キャンバー率10c、入側幅方向温度差10
dは、第nスタンドキャンバー率制御装置15に入力さ
れており、この制御装置15からのレベリング信号15
a及び第nキャンバー制御信号15bは、レベリング装
置16及び油圧ジャッキ制御部17に各々入力されてい
る。
【0014】次に、符号20で示されるものは、第n圧
延設備51をなす第nスタンドであり、この第nスタン
ド20は、圧延材2を圧延する一対の第2水平ミル21
、一対の中間ロール22、第nロードセル23、第nス
クリュ24及び第n圧下25とから構成され、この第n
スタンド20の上流側には、垂直ミル油圧ジャッキ26
により作動するエッジャーロールとしての一対の垂直ミ
ル27(図では1個のみ開示)が配設され、この垂直ミ
ル油圧ジャッキ26には前記油圧ジャッキ制御部17か
らのジャッキ制御信号17aが供給されている。
延設備51をなす第nスタンドであり、この第nスタン
ド20は、圧延材2を圧延する一対の第2水平ミル21
、一対の中間ロール22、第nロードセル23、第nス
クリュ24及び第n圧下25とから構成され、この第n
スタンド20の上流側には、垂直ミル油圧ジャッキ26
により作動するエッジャーロールとしての一対の垂直ミ
ル27(図では1個のみ開示)が配設され、この垂直ミ
ル油圧ジャッキ26には前記油圧ジャッキ制御部17か
らのジャッキ制御信号17aが供給されている。
【0015】前記第n圧下25には、前記レベリング装
置16からのレベル制御信号16aが入力され、この第
n圧下25に接続された第nレベリング検出器28から
の第nレベリング検出信号28aが第nスタンドキャン
バー率制御装置15に入力され、前記第nスタンド水平
ミル20の両側位置には、入側横ズレ計29及び出側横
ズレ計30(幅方向の位置を検出する位置検出装置をな
す)が配設されている。
置16からのレベル制御信号16aが入力され、この第
n圧下25に接続された第nレベリング検出器28から
の第nレベリング検出信号28aが第nスタンドキャン
バー率制御装置15に入力され、前記第nスタンド水平
ミル20の両側位置には、入側横ズレ計29及び出側横
ズレ計30(幅方向の位置を検出する位置検出装置をな
す)が配設されている。
【0016】前記各横ズレ計29,30の入側横ズレ信
号29a及び出側横ズレ信号30aは、第nスタンドキ
ャンバー演算器31に入力され、この第nスタンドキャ
ンバー演算器31の演算信号31aは、前記第nスタン
ドキャンバー率制御装置15に入力されていると共に、
前記ロードセル23からの第2荷重信号23aも前記第
nスタンドキャンバー率制御装置15に入力されている
。
号29a及び出側横ズレ信号30aは、第nスタンドキ
ャンバー演算器31に入力され、この第nスタンドキャ
ンバー演算器31の演算信号31aは、前記第nスタン
ドキャンバー率制御装置15に入力されていると共に、
前記ロードセル23からの第2荷重信号23aも前記第
nスタンドキャンバー率制御装置15に入力されている
。
【0017】次に、前述の構成の熱間圧延機を用いてキ
ャンバー制御を行う場合について説明する。
ャンバー制御を行う場合について説明する。
【0018】(実施例1)まず、幅方向に温度差がある
スラブよりなる圧延材2を圧延する場合、図2に示すよ
うに、高温側(DS)が低温側(WS)より伸び、低温
側(WS)に曲がりキャンバーが生じる。しかし、エッ
ジャーロールである垂直ミル27によって圧延材2を幅
方向に移動させることにより、次のような作用でキャン
バーを修正することができる。前記低温側(WS)と高
温側(DS)の先進率fw,fd、後進率gw,gd、
入側・出側のキャンバー、角速度、バー速度を各々ρi
,ρ0,ωi,ω0,Vi,V0とし、入側の低温側(
WS)と高温側(DS)の後方長力をTw,Td、板幅
をWとすると、周知のごとく、入出側のキャンバーと角
速度の間に数1の(1)式の関係が成立する。
スラブよりなる圧延材2を圧延する場合、図2に示すよ
うに、高温側(DS)が低温側(WS)より伸び、低温
側(WS)に曲がりキャンバーが生じる。しかし、エッ
ジャーロールである垂直ミル27によって圧延材2を幅
方向に移動させることにより、次のような作用でキャン
バーを修正することができる。前記低温側(WS)と高
温側(DS)の先進率fw,fd、後進率gw,gd、
入側・出側のキャンバー、角速度、バー速度を各々ρi
,ρ0,ωi,ω0,Vi,V0とし、入側の低温側(
WS)と高温側(DS)の後方長力をTw,Td、板幅
をWとすると、周知のごとく、入出側のキャンバーと角
速度の間に数1の(1)式の関係が成立する。
【0019】
【数1】
【0020】また、次の数2の(2)式が得られる。
【数2】
【0021】今、次の圧延状態を考えると入側ウェッジ
ゼロ⇒hidf=0,ω0=0入側キャンバーゼロ⇒ρ
i=0 Tw=Td 幅方向温度差 WS<DS 前述の(1)式より次の数3の(4)式を得る。
ゼロ⇒hidf=0,ω0=0入側キャンバーゼロ⇒ρ
i=0 Tw=Td 幅方向温度差 WS<DS 前述の(1)式より次の数3の(4)式を得る。
【0022】
【数3】
【0023】また、同上圧延状態で前述の(2)式より
、次の数4の(5)式を得る。
、次の数4の(5)式を得る。
【0024】
【数4】
【0025】ここで、(5)式を(4)式に代入すると
、次の数5の(6)式を得る。
、次の数5の(6)式を得る。
【0026】
【数5】
【0027】従って、前述の(6)式より、幅方向温度
差による変形抵抗の差より発生する出側ウェッジh0d
fに比例したキャンバーρ0が発生する。ここでh0w
>h0dのため、 圧下率γはγw<γd 先進率fw<fd 後進率gw<gd となり、キャンバーはWS側へ曲がり、入側もWS側へ
傾き、WS側へΔxの蛇行を生じる。
差による変形抵抗の差より発生する出側ウェッジh0d
fに比例したキャンバーρ0が発生する。ここでh0w
>h0dのため、 圧下率γはγw<γd 先進率fw<fd 後進率gw<gd となり、キャンバーはWS側へ曲がり、入側もWS側へ
傾き、WS側へΔxの蛇行を生じる。
【0028】このキャンバーを零とする方法として、入
側エッジャーによりミルセンターと圧延材2の板センタ
ーを変える方法につてい述べる。まず、エッジャーをミ
ルセンターに対し、ΔxだけDS側へオフセンター状態
とする。この時、前述のTwは引張り、Tdは圧縮張力
となり、次の数6の(7)式が成り立つΔxが存在し、
これにより出側キャンバーをゼロとすることができる。
側エッジャーによりミルセンターと圧延材2の板センタ
ーを変える方法につてい述べる。まず、エッジャーをミ
ルセンターに対し、ΔxだけDS側へオフセンター状態
とする。この時、前述のTwは引張り、Tdは圧縮張力
となり、次の数6の(7)式が成り立つΔxが存在し、
これにより出側キャンバーをゼロとすることができる。
【0029】
【数6】
【0030】また、エッジャーによる入側オフセンター
を保ち、定常状態において、ロールバイト部のオフセン
ターがΔxとなる。この時、 h0df=ASdf+BΔx+CPdf ・・・(8
)但し、SdfはWS,DSのスクリュー位置差,次に
、(8)式のSdf=0より h0df=BΔx+CPdf=0となる。 即ち、Δx=(C/B)Pdfの状態を作り出すことに
より、(7)式の∂g/∂h0・h0df=0、∂g/
∂hi・hidf=0、∂f/∂T・Tdf=0となり
、ρ0=0の状態での圧延が可能となる。すなわち、エ
ッジャーによるオフセンター制御により、過渡期(図5
)、定常域(図8)共に、WS,DSの幅方向温度差に
よるキャンバー及び蛇行を防止することができる。
を保ち、定常状態において、ロールバイト部のオフセン
ターがΔxとなる。この時、 h0df=ASdf+BΔx+CPdf ・・・(8
)但し、SdfはWS,DSのスクリュー位置差,次に
、(8)式のSdf=0より h0df=BΔx+CPdf=0となる。 即ち、Δx=(C/B)Pdfの状態を作り出すことに
より、(7)式の∂g/∂h0・h0df=0、∂g/
∂hi・hidf=0、∂f/∂T・Tdf=0となり
、ρ0=0の状態での圧延が可能となる。すなわち、エ
ッジャーによるオフセンター制御により、過渡期(図5
)、定常域(図8)共に、WS,DSの幅方向温度差に
よるキャンバー及び蛇行を防止することができる。
【0031】(実施例2)キャンバーがある圧延材を圧
延する場合。圧延材がすでにキャンバーが生じていると
、ロールに噛み込まれる圧延材の進入角が変化し、出側
ではキャンバーが益々助長される。しかし、エッジャー
ロールによって圧延材を幅方向に移動さすと、次の様な
作用でキャンバー修正することができる。
延する場合。圧延材がすでにキャンバーが生じていると
、ロールに噛み込まれる圧延材の進入角が変化し、出側
ではキャンバーが益々助長される。しかし、エッジャー
ロールによって圧延材を幅方向に移動さすと、次の様な
作用でキャンバー修正することができる。
【0032】数1の(1)式の中のρi/λ2で決まる
ρ0が発生する。この場合従来のアクチュエータでは進
入角を制御することは困難であったが、上流で検出され
たキャンバーのバー長手方向の値を記憶し、ρiの変化
による進入角変化分エッジャーのオフセンター量をフィ
ードフォワード制御する。当該スタンド横ズレ計により
ロールバイト位置が一定となるようにエッジャーオフセ
ンター量のフィードバック制御を行う。前述の各方法で
入側キャンバーの出側キャンバーへの影響を除去するこ
とができる。
ρ0が発生する。この場合従来のアクチュエータでは進
入角を制御することは困難であったが、上流で検出され
たキャンバーのバー長手方向の値を記憶し、ρiの変化
による進入角変化分エッジャーのオフセンター量をフィ
ードフォワード制御する。当該スタンド横ズレ計により
ロールバイト位置が一定となるようにエッジャーオフセ
ンター量のフィードバック制御を行う。前述の各方法で
入側キャンバーの出側キャンバーへの影響を除去するこ
とができる。
【0033】(実施例3)板厚偏差(ウェッジ)が生じ
ている圧延材を圧延する場合。図11のように入側のウ
ェッジがDS側の厚大のときは、圧延材WS側に曲がり
キャンバーが生じる。 圧下率 γw<γd 先進率 fw<fd 後進率 gw<gd となり、板はWS側に曲がり又、WS側に蛇行する又、
出側のウェッジはDS厚大となる。しかし、図13のよ
うにエッジャーロールをDS側幅方向に移動さすと、次
の様な作用でキャンバーを修正することができる。エッ
ジャーアジロスト幅方向の制御によりオフセンターΔx
たげズラしてfw=fd、gw=gd状態で制御するこ
とができる又、バー内でのウェッジの変化においてもそ
れに応じてΔxの量を制御することにより、上記制御が
可能である。この場合、出側の素材ウェッジを修正する
ことはできないが、ウェッジは許容して最も圧延の障害
となるキャンバー防止を優先して制御することができる
。
ている圧延材を圧延する場合。図11のように入側のウ
ェッジがDS側の厚大のときは、圧延材WS側に曲がり
キャンバーが生じる。 圧下率 γw<γd 先進率 fw<fd 後進率 gw<gd となり、板はWS側に曲がり又、WS側に蛇行する又、
出側のウェッジはDS厚大となる。しかし、図13のよ
うにエッジャーロールをDS側幅方向に移動さすと、次
の様な作用でキャンバーを修正することができる。エッ
ジャーアジロスト幅方向の制御によりオフセンターΔx
たげズラしてfw=fd、gw=gd状態で制御するこ
とができる又、バー内でのウェッジの変化においてもそ
れに応じてΔxの量を制御することにより、上記制御が
可能である。この場合、出側の素材ウェッジを修正する
ことはできないが、ウェッジは許容して最も圧延の障害
となるキャンバー防止を優先して制御することができる
。
【0034】(実施例4)圧延機のセンターと圧延材の
幅センターとにズレ(オフセンターという。)が生じて
いる場合。オフセンターを持った状態で、圧延材をロー
ルに噛み込ませると、左右の圧下率(レベル)に差が生
じ、キャンバーが発生する。しかし、エッジャーロール
を幅方向に移動さすと、次の様な作用でキャンバーを修
正することができる。 h0df=ASdf+BΔx+CPdf ・
・・(9)(9)式のΔx分h0dfを生じ先進率、後
進率変化分キャンバー、蛇行が発生する。この場合、従
来のアクチュエーターでは制御困難であったが、入側の
横ズレ計29により最先端よりオフセンターΔx=0と
するようにエッジャーアジャストのオフセンター量の制
御を行うことにより出側キャンバー、蛇行を防止するこ
とができる。但し、前述のPdfは数7の(10)式と
なる。
幅センターとにズレ(オフセンターという。)が生じて
いる場合。オフセンターを持った状態で、圧延材をロー
ルに噛み込ませると、左右の圧下率(レベル)に差が生
じ、キャンバーが発生する。しかし、エッジャーロール
を幅方向に移動さすと、次の様な作用でキャンバーを修
正することができる。 h0df=ASdf+BΔx+CPdf ・
・・(9)(9)式のΔx分h0dfを生じ先進率、後
進率変化分キャンバー、蛇行が発生する。この場合、従
来のアクチュエーターでは制御困難であったが、入側の
横ズレ計29により最先端よりオフセンターΔx=0と
するようにエッジャーアジャストのオフセンター量の制
御を行うことにより出側キャンバー、蛇行を防止するこ
とができる。但し、前述のPdfは数7の(10)式と
なる。
【0035】
【数7】
【0036】(実施例5)ワークロールのWSとDSに
摩擦係数が生じた場合。摩擦係数に差が生じると、キャ
ンバーが発生しロール替えを行っていた。しかし、エッ
ジャーロールを幅方向に移動さすと、次の数8の(11
)式の様な作用でキャンバーを修正することができる。
摩擦係数が生じた場合。摩擦係数に差が生じると、キャ
ンバーが発生しロール替えを行っていた。しかし、エッ
ジャーロールを幅方向に移動さすと、次の数8の(11
)式の様な作用でキャンバーを修正することができる。
【0037】
【数8】
μdfの変化分h0dfが発生、出側にキャンバーが発
生する。入出側に設けた横ズレ計29,30により出側
のキャンバーを実測し、ρ0が零となるようにエッジャ
ーアジャストの幅方向の制御を行う。以上のように数種
の例について説明したが、実操業においては、これらの
異なった現象が複合して発生する。従って、最も効果的
な制御方法としては、温度、キャンバー、ウェッジ等を
検出し、演算(予測)しながら、従来のレベリング調整
と共に、新たにエッジャーロールをフィードフォアード
制御とフィードバック制御によって移動させキャンバー
を修正することができる。
生する。入出側に設けた横ズレ計29,30により出側
のキャンバーを実測し、ρ0が零となるようにエッジャ
ーアジャストの幅方向の制御を行う。以上のように数種
の例について説明したが、実操業においては、これらの
異なった現象が複合して発生する。従って、最も効果的
な制御方法としては、温度、キャンバー、ウェッジ等を
検出し、演算(予測)しながら、従来のレベリング調整
と共に、新たにエッジャーロールをフィードフォアード
制御とフィードバック制御によって移動させキャンバー
を修正することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明による熱間圧延ラインにおけるキ
ャンバー制御方法は、以上のように構成されているため
、次のような効果を得ることができる。すなわち、キャ
ンバー率やウェッジ率等を演算し、エッジャーロールを
幅方向に移動させてオフセンター量を調整するので、圧
延材のキャンバーを効果的に修正することができる。 これによって、圧延材の安定通板が可能になり、キャン
バーによるミスロールがなくなり、歩留まり向上や操業
率向上等が可能になった。
ャンバー制御方法は、以上のように構成されているため
、次のような効果を得ることができる。すなわち、キャ
ンバー率やウェッジ率等を演算し、エッジャーロールを
幅方向に移動させてオフセンター量を調整するので、圧
延材のキャンバーを効果的に修正することができる。 これによって、圧延材の安定通板が可能になり、キャン
バーによるミスロールがなくなり、歩留まり向上や操業
率向上等が可能になった。
【図1】本発明による熱間圧延機を示すブロック構成図
である。
である。
【図2】非制御状態を示す平面図である。
【図3】図2のA部の板の断面図である。
【図4】図2のB部の板の断面図である。
【図5】制御開始状態を示す平面図である。
【図6】図5のA部の板の断面図である。
【図7】図5のB部の板の断面図である。
【図8】定常状態を示す平面図である。
【図9】図8のA部の断面図である。
【図10】図8のB部の断面図である。
【図11】制御状態を示す平面図である。
【図12】図11のB部の断面図である。
【図13】制御状態を示す平面図である。
【図14】図13のA部の断面図である。
【図15】図13のB部の断面図である。
1 第1スタンド
5 ロードセル(圧延荷重測定手段)6
第1スクリュ(ロールギャップ調節手段)11
横ズレ計(位置検出手段)12 横ズレ計(位置
検出手段)13 ウェッジ計(板厚計測手段)1
4 測温計(温度計測手段) 20 第nスタンド 27 垂直ミル(エッジャーロール)50
第1圧延設備 51 第n圧延設備
第1スクリュ(ロールギャップ調節手段)11
横ズレ計(位置検出手段)12 横ズレ計(位置
検出手段)13 ウェッジ計(板厚計測手段)1
4 測温計(温度計測手段) 20 第nスタンド 27 垂直ミル(エッジャーロール)50
第1圧延設備 51 第n圧延設備
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも圧延荷重測定手段(5)と
ロールギャップ調節手段(6)とを設けた第1スタンド
(1)と、該第1スタンド(1)の入側に設けられた圧
延材の温度計測手段(14)と板厚計測手段(13)と
、該第n−1スタンド(1)の入出側に圧延材の幅方向
の位置を検出する位置検出手段(11,12)とを設け
た第1圧延設備(50)と、少なくとも圧延荷重測定手
段とロールギャップ調節手段とを設けた第nスタンド(
20)の入側に圧延材を板幅方向に移動するエッジャー
ロール(27)を設け、かつ、該第nスタンド(20)
の入出側に圧延材の幅方向の位置を検出する位置検出手
段(29,30)とを設けた第n圧延設備(51)とを
配設した圧延ラインにおいて、第1圧延設備で計測した
圧延材の厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延荷重
、ロールギャップとから圧延材のウェッジ率やキャンバ
ー率及び幅方向の温度差を演算し、これらの値によって
圧延材のキャンバーを修正するよう圧延材の幅方向のセ
ンターと圧延機のセンターとの位置関係を前記エッジャ
ーロールによって調整するフィードフォアード制御と第
n圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置によってキャ
ンバーを演算し、この値からキャンバーを修正するよう
前記エッジャーロールの位置を調整するフィードバック
制御とを含むことを特徴とする熱間圧延機におけるキャ
ンバー制御方法。 - 【請求項2】 前記第1圧延設備で計測した圧延材の
厚みや温度、圧延材の幅方向の位置、圧延荷重、ロール
ギャップとから圧延材のウェッジ率やキャンバー率及び
幅方向の温度差を演算し、これらの値によって圧延材の
キャンバーを修正するよう第1圧延機のロールレベルを
調整すると共に圧延材の幅方向のセンターと第n圧延機
のセンターとの位置関係を第n圧延設備のエッジャーロ
ールによって調整するフィードフォアード制御と、第n
圧延機の入出側の圧延材の幅方向の位置によってキャン
バーを演算し、この値からキャンバーを修正するように
前記エッジャーロールの位置を調整するフィードバック
制御と共に第n圧延機のロールレベルを調整することを
特徴とする請求項1記載の熱間圧延機におけるキャンバ
ー制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091242A JP2795551B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 熱間圧延機におけるキャンバー制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091242A JP2795551B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 熱間圧延機におけるキャンバー制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04305304A true JPH04305304A (ja) | 1992-10-28 |
JP2795551B2 JP2795551B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=14020955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3091242A Expired - Lifetime JP2795551B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 熱間圧延機におけるキャンバー制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795551B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7310982B2 (en) | 2003-03-20 | 2007-12-25 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
JP2008540133A (ja) * | 2005-05-11 | 2008-11-20 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 粗選機で粗ストリップ幾何学形状に狙った影響を与える方法と装置 |
US7481090B2 (en) | 2003-03-20 | 2009-01-27 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
JP2017013107A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | Jfeスチール株式会社 | サイジングプレスにおける鋼片の曲がり制御方法および曲がり制御装置 |
CN109772894A (zh) * | 2017-11-14 | 2019-05-21 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种热轧楔形坯的带钢宽度控制方法 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3091242A patent/JP2795551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7310982B2 (en) | 2003-03-20 | 2007-12-25 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
US7481090B2 (en) | 2003-03-20 | 2009-01-27 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
EP2058058A1 (en) | 2003-03-20 | 2009-05-13 | Nippon Steel Engineering Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
EP2060335A1 (en) | 2003-03-20 | 2009-05-20 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
US7775080B2 (en) | 2003-03-20 | 2010-08-17 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
US7775079B2 (en) | 2003-03-20 | 2010-08-17 | Nippon Steel Corporation | Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials |
JP2008540133A (ja) * | 2005-05-11 | 2008-11-20 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 粗選機で粗ストリップ幾何学形状に狙った影響を与える方法と装置 |
JP2017013107A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | Jfeスチール株式会社 | サイジングプレスにおける鋼片の曲がり制御方法および曲がり制御装置 |
CN109772894A (zh) * | 2017-11-14 | 2019-05-21 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种热轧楔形坯的带钢宽度控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2795551B2 (ja) | 1998-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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