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JPH0429128Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0429128Y2
JPH0429128Y2 JP3374887U JP3374887U JPH0429128Y2 JP H0429128 Y2 JPH0429128 Y2 JP H0429128Y2 JP 3374887 U JP3374887 U JP 3374887U JP 3374887 U JP3374887 U JP 3374887U JP H0429128 Y2 JPH0429128 Y2 JP H0429128Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
relief
thickness
bearing alloy
thrust
Prior art date
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Expired
Application number
JP3374887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63141321U (ja
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Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3374887U priority Critical patent/JPH0429128Y2/ja
Publication of JPS63141321U publication Critical patent/JPS63141321U/ja
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Publication of JPH0429128Y2 publication Critical patent/JPH0429128Y2/ja
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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スラスト荷重を均等に受けるために
改良されたスラスト平軸受に関する。
(従来の技術) スラスト平軸受が、例えば、第7図に示すよう
にエンジンのクランク軸に使用されている。21
はクランク軸、22は主軸受のハウジング、23
は半割平軸受、10はスラスト平軸受である。
スラスト平軸受10は、半環状をなし、クラン
クアーム21aの環状側面との間に50〜100μmの
オイルクリアランスδを設けて、ハウジング22
の環状凹所に受入れられており、耐スラスト荷重
性と、摺動性が要求される。そして、従来は、第
8図イ,ロに示すようなスラスト平軸受が使用さ
れている。
11は半環状の裏金、12は裏金11の環状面
に固着した軸受合金であり、13は軸受合金12
の中間部に形成した1対の油溝、14は軸受合金
12の両端部を斜に切除したリリーフ部である。
軸受合金12の厚さは、リリーフ部14及び油溝
13を除いて均等厚さに形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) エンジン運転時に、クランク軸の回転に基づ
き、またクラツチの断接によつて、クランクアー
ム21aの環状側面が、オイルクリアランスδの
間隙を埋めて、軸受合金12面に摺接する。
その場合に、クランク軸、特にクランクアーム
21aとクランクジヤーナル21bとの接続部の
加工仕上げ状態や、クランクアーム21aの先端
部のクランクピンにトルクが加わる等のために、
クランクアーム21aの根元が、スラスト軸受の
軸受合金12面に接触し、第8図イに複数の縦線
で示すように、軸受合金12の内周縁側及び両リ
リーフ部14寄りの側面に強い当り部Aを生じ、
これが原因となつて、軸受合金12が裏金11か
ら剥離し、または焼付きを生じる場合があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、スラスト荷重を均等に受けるスラス
ト平軸受を提供することを目的とし、その構成は
次の通りである。
半環状をなす裏金に軸受合金を固着し、中間部
に一対の油溝が形成され、両端部にリリーフ部が
形成され、クランク軸の主軸受ハウジングに組込
まれるスラスト平軸受に於て、リリーフ部の端面
を結ぶ弦に垂直な断面で、少くとも油溝よりリリ
ーフ部側となる軸受の厚さを、内周縁側及びリリ
ーフ部側に向けて次第に薄くしてテーパー部と
し、面圧の均等を図つたスラスト平軸受である。
従つて、本スラスト平軸受は、従来、強い当り
を示す内周縁側及びリリーフ部側に於て、軸受の
厚さが薄くなつているので、エンジン運転時に、
上記部分へのクランクアーム環状側面の強い当り
が避けられる。
(実施例) 本考案に係るスラスト平軸受の実施例を第1〜
6図に基づいて説明する。
第1図イ,ロ,ハは第1実施例を示し、スラス
ト平軸受1は、半環状をなす裏金2の側面に軸受
合金3を固着してある。両3aは軸受合金3の円
周方向の中間部に間隔を置いて設けた1対の油溝
であり、両3bは両端部に於て、軸受合金3を斜
に切除して形成したリリーフ部である。複数の縦
線はテーパー部4を示し、各油溝3aのリリーフ
部3b側に於て、油溝3aの外端縁からリリーフ
部3bに向けて軸受合金3の厚さを次第に薄くし
てある。従つて、第1図ハに示すように、両リリ
ーフ部3bの端面を結ぶ弦に垂直な断面、すなわ
ちa〜a線断面に於て、軸受合金3は内周縁側及
びリリーフ部3bに向けて次第に薄いテーパー部
4となつている。
そして、軸受合金3の内周縁の厚さ又はリリー
フ部3bとの境界厚さとなる最少肉厚は、元の厚
さ、すなわち両油溝3a間の厚さより20〜60μm
薄く、かつ0.1mm以上であることが好ましい。
しかして、軸受合金3の内周縁側及び両リリー
フ部3b寄りに於て、厚さを薄く設定でき、クラ
ンクアーム21aの環状側面から軸受合金3が受
けるスラスト力を略均等化できる。
第2図は、第2実施例を示し、第1実施例と同
符号は同部分を示し、説明を省略する。
この場合の複数の縦線で示すテーパー部5は、
各油溝3aのリリーフ部3b側に於て、油溝3a
の周方向外側内端縁からリリーフ部3bに向けて
軸受合金3の厚さを次第に薄くして形成され、か
つ第1実施例と同様の厚さ条件で設けてある。
第3図は、第3実施例を示し、第1実施例と同
符号は同部分を示す。この場合の複数の縦線で示
すテーパー部6は、軸受合金3の内周縁に接し、
両リリーフ部3bを結ぶ弦に平行な部分から、両
リリーフ部3bに向けて、軸受合金3の厚さを次
第に薄くして形成され、かつ第1実施例と同様の
厚さ条件で設けてある。
第4図は、第4実施例を示し、第1実施例と同
符号は同部分を示す。この場合の複数の縦線で示
すテーパー部7は、軸受合金3の外周縁の頂点か
ら両リリーフ部3bに向けて厚さを次第に薄くし
て形成され、かつ第1実施例と同様の厚さ条件で
設けてある。
第5図は、第5実施例を示し、第1実施例と同
符号は同部分を示す。この場合の複数の縦線で示
すテーパー部8は、軸受合金3の外周縁から内周
縁に向けて、半径方向に厚さを次第に薄くして形
成され、第5図ハに示すようにリリーフ部3bの
端面を結ぶ弦に垂直な断面、すなわちb−b線断
面に於て、軸受合金3は内周縁側及びリリーフ部
3b側に向けて次第に薄いテーパー部8となつて
いる。
第6図は、第6実施例を示し、第1実施例と同
符号は同部分を示す。この場合の複数の縦線で示
すテーパー部9は、裏金2の外周縁の頂点から両
リリーフ部3bの背面に向けて厚さを次第に薄く
して形成されている。そして、リリーフ部3bと
の境界厚さとなる最少肉厚は元の厚さ、すなわち
外周縁の頂点の厚さより20〜60μm薄いことが好
ましい。
上記の第2〜6実施例に於ても、強い当りを生
じ易い部分を薄くしてあるので、実質的に第1実
施例と同様の作用効果を有する。
第1〜6実施例は、鍔付平軸受の鍔部にも適用
されることは勿論である。
(考案の効果) 以上の説明によつて理解されるように、本考案
になるスラスト平軸受は、クランクアームの側面
が強く当る傾向にある軸受合金の内周縁側及びリ
リーフ部側へと薄くしてあるので、クランクアー
ムからのスラスト力を平均化して受けることがで
き、軸受合金が、裏金から剥離したり、焼付きを
生じることが解消した。
【図面の簡単な説明】
第1図イは、本考案に係るスラスト平軸受の第
1実施例の正面図、第1図ロは、同側面図、第1
図ハは、第1図イのa−a線断面図、第2図イ
は、同じく第2実施例の正面図、第2図ロは、同
側面図、第3図イは、同じく第3実施例の正面
図、第3図ロは、同側面図、第4図イは、同じく
第4実施例の正面図、第4図ロは、同側面図、第
5図イは、同じく第5実施例の正面図、第5図ロ
は、同側面図、第5図ハは第5図イのb−b線断
面図、第6図イは、同じく第6実施例の背面図、
第6図ロは、同側面図、第7図は、従来のスラス
ト平軸受と、クランク軸との関係を示す要部断面
図、第8図イは、従来のスラスト平軸受の正面
図、第8図ロは、同側面図である。 1……スラスト平軸受、2……裏金、3……軸
受合金、3a……油溝、3b……リリーフ部、
4,5,6,7,8,9……テーパー部、21…
…クランク軸、21a……クランクアーム、δ…
…オイルクリアランス、A……従来のスラスト平
軸受の強い当り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半環状をなす裏金に軸受合金を固着し、中間部
    に一対の油溝が形成され、両端部にリリーフ部が
    形成され、クランク軸の主軸受ハウジングに組込
    まれるスラスト平軸受に於て、リリーフ部の端面
    を結ぶ弦に垂直な断面で、少くとも油溝よりリリ
    ーフ部側となる軸受の厚さを、内周縁側及びリリ
    ーフ部側に向けて次第に薄くしてテーパー部と
    し、面圧の均等化を図つたことを特徴とするスラ
    スト平軸受。
JP3374887U 1987-03-10 1987-03-10 Expired JPH0429128Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3374887U JPH0429128Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3374887U JPH0429128Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63141321U JPS63141321U (ja) 1988-09-19
JPH0429128Y2 true JPH0429128Y2 (ja) 1992-07-15

Family

ID=30841644

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3374887U Expired JPH0429128Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6100215B2 (ja) * 2014-08-04 2017-03-22 大同メタル工業株式会社 半割スラスト軸受、及びそれを用いた軸受装置
JP6574826B2 (ja) 2017-11-10 2019-09-11 大同メタル工業株式会社 半割スラスト軸受、スラスト軸受、軸受装置および内燃機関

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Publication number Publication date
JPS63141321U (ja) 1988-09-19

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