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JPH04245037A - 光ヘッド及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ヘッド及び光ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH04245037A
JPH04245037A JP3009604A JP960491A JPH04245037A JP H04245037 A JPH04245037 A JP H04245037A JP 3009604 A JP3009604 A JP 3009604A JP 960491 A JP960491 A JP 960491A JP H04245037 A JPH04245037 A JP H04245037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
head
optical disc
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3009604A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sugita
辰哉 杉田
Hiroyuki Minemura
浩行 峯邑
Yoshio Sato
佐藤 美雄
Nobuyoshi Tsuboi
坪井 信義
Saburo Yasukawa
安川 三郎
Tetsuya Fushimi
哲也 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3009604A priority Critical patent/JPH04245037A/ja
Publication of JPH04245037A publication Critical patent/JPH04245037A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に記録された
情報を光学的に再生するため光ヘッド、および、光ヘッ
ドを用いた光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円盤状の光学式情報記録媒体(以下光デ
ィスクと呼ぶ)は大量の情報を記録できる。
【0003】従来の再生専用光ディスクは、映像記録用
のレーザディスク(LD)、音楽用のコンパクトディス
ク(CD)、コンピュータメモリ用のCDーROM等が
ある。これらの光ディスクは、8cmから30cm径の
基板に幅略0.8 μm、深さ略0.2 μmのピット
により情報を記録している。ピットはスタンパの凹凸を
転写することにより形成できるので、再生専用光ディス
クは、大量に安い価格で作成できるという特徴がある。
【0004】光ディスクに記録された情報の再生は光ヘ
ッドを用いて行なう。光ヘッドの役割は、光源からのビ
ームを光ディスクの記録面に集光し、反射光量の変化又
は偏光角の変化により情報を再生することと、回転に伴
うディスクの振れに対し、集光点が常に記録面上にある
ようにするフォーカスと約1.5 μm幅のトラックに
ビームを追従させるトラッキングとを行なう事である。
【0005】図2に従来の再生用光ヘッドの構成を示す
。光源の半導体レーザ20から出射したビームは、回折
格子33により三本に分けられ、ハーフミラー30に入
射する。ハーフミラー30で反射したビームはコリメー
トレンズ80で平行光となり、対物レンズ50に入射す
る。図には示していないが、通常コリメートレンズと対
物レンズの間に立ち上げミラーがあり、ビームの進行方
向を90°変えている。対物レンズ50によりビームは
光ディスク300の記録面上に約1.6 μmの径で集
光される。対物レンズは、フォーカス及びトラッキング
のために光ディスク300方向と光ディスクの径方向に
動かす二次元アクチュエータに固定されている。記録面
で反射したビームは、検出のために、再び、対物レンズ
50,コリメートレンズ80を通り、ハーフミラー30
を透過する。その後、検出レンズ60により光検出器7
0上に集光される。光検出器70で検出された信号より
、RF信号とフォーカス誤差信号、トラッキング誤差信
号を得ている。
【0006】従来の光ディスクは基板の厚さ1.2mm
で、基板の面振れを±0.5m許容しているので、対物
レンズの径は4mm以上必要であった。光ヘッドの厚さ
は主に対物レンズの径によっており対物レンズ径が4m
mのとき光ヘッドの厚さは10mm以上必要であった。 このように、光ヘッドが厚いために光ディスク再生装置
全体の厚さは20mm以下にすることは出来なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、出来
るだけ小型で、かつ、薄型の再生用光ヘッドを提供する
ことである。
【0008】また、本発明の第二の目的は、光ヘッドを
用いた小型かつ薄型の光ディスク再生装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)  本発明の光ヘ
ッドは、上記の課題を解決するために、情報を再生する
ための光源と、前記光源からの光を情報記録媒体に集光
するためのレンズと、前記情報記録媒体への入射光と前
記情報記録媒体からの反射光を分離し、前記光源からの
光エネルギの5〜80%を情報記録媒体側に伝達する光
分離器と、前記情報記録媒体からの反射光を検出する検
出器を含む光ヘッドにおいて、前記レンズの作動距離が
0.6 mm以下であることを特徴とする。
【0010】(2)  また、本発明の光ヘッドは、情
報を再生するための光源と、前記光源からの光を情報記
録媒体に集光するためのレンズと、前記情報記録媒体へ
の入射光と前記情報記録媒体からの反射光を分離し、前
記光源からの光エネルギの5〜80%を前記情報記録媒
体側に伝達する光分離器と、前記情報記録媒体からの反
射光を検出する検出器とを含む光ヘッドにおいて、前記
レンズの径が3.5 mm以下であることを特徴とする
【0011】(3)  さらに、本発明の光ヘッドは、
情報を再生するための光源と、前記光源からの光を情報
記録媒体に集光するためのレンズと、前記情報記録媒体
への入射光と前記情報記録媒体からの反射光を分離し、
前記光源からの光エネルギの5〜80%を前記情報記録
媒体側に伝達する光分離器と、前記情報記録媒体からの
反射光を検出する検出器とを含む光ヘッドにおいて、前
記レンズと前記情報記録媒の記録部の間にある光透過性
の光学部材の厚さの総和が1mm以下である情報記録媒
体に作用する。
【0012】(4)  また本発明の光ヘッドは、情報
を再生するための光源と、前記光源からの光を光ディス
クに集光するためのレンズと、前記光ディスクへの入射
光と前記光ディスクからの反射光を分離し、前記光源か
らの光エネルギの5〜80%を前記光ディスク側に伝達
する光分離器と、前記光ディスクからの反射光を検出す
る検出器とを含み全体または一部分に光透過部をもつケ
ースに納めた前記光ディスクに前記光透過部を通して作
用し、前記光ディスクを前記ヘッドに対して所定の関係
位置に収容する手段と前記ディスクを回転する手段と、
前記ヘッド及び前記回転手段の動作を制御するドライブ
回路とからなることを特徴とする。
【0013】(5)  情報を再生するための光源と、
前記光源からの光を三本以上の光路に分割する手段と前
記光源からの光を光ディスクに集光するためのレンズと
、前記光ディスクへの入射光と前記光ディスクからの反
射光を分離する光分離器と、前記光ディスクからの反射
光を検出する検出器とを含み、全体または一部分に光透
過部をもつケースに納めた前記光ディスクに前記光透過
部を通して作用する、光ヘッドと、前記光ディスクを前
記ヘッドに対して所定の関係位置に収容に手段と前記デ
ィスクを回転する手段と、前記ヘッド及び前記回転手段
の動作を制御するドライブ回路とからなることを特徴と
する。
【0014】(6)  情報を再生するための光源と、
前記光源からの光を光ディスクに集光するためのレンズ
と、前記光ディスクへの入射光と前記光ディスクからの
反射光を分離し、前記光源からの光エネルギの5〜80
%を前記光ディスク側に伝達する光分離器と、前記光デ
ィスクからの反射光を検出する検出器とを含み、径が6
5mm以下である前記光ディスクに作用する光ヘッドと
、前記光ディスクを前記ヘッドに対して所定の関係位置
に収容に手段と前記ディスクを回転する手段と、前記ヘ
ッド及び前記回転手段の動作を制御するドライブ回路と
からなることを特徴とする。
【0015】(7)  (4)から(6)において、光
ヘッドを二個以上設けることを特徴とする。
【0016】(8)  (4)から(6)において、光
ヘッドが光ディスクの両面に移動することを特徴とする
【0017】ここで、レンズ径と光ヘッドの厚さとの関
係について示す。図3は、従来の光ヘッドの構成を示す
斜視図である。光ディスク装置の厚さに影響する光学系
の厚さは、基板の厚さと対物レンズ50と立ち上げミラ
ー40等の光学部品の高さと対物レンズの作動距離の和
となる。立ち上げミラー40等の高さは、これら部品を
透過する光束径によるので、光学系の厚さを決める要因
として、光束径、つまりは対物レンズ50の光束の入射
する有効径が重要である。光ヘッドを薄くするには、光
束径、つまり、レンズ径を小さくする必要がある。とこ
ろで、対物レンズ50の主点から光ディスク300の記
録面までの距離(焦点距離)f,レンズの有効半径Dと
開口数NAとの関係は、
【0018】
【数1】
【0019】である。集光点でのビーム径dは、開口数
NAとビームの波長λにより決まり回折限界では、
【0
020】
【数2】
【0021】ある。光ヘッドでは、ビーム径を一定にす
る必要があるため、対物レンズの開口数NAは一定にし
ておく必要がある。開口数NAを一定にしてレンズ径D
を小さくすると、焦点距離fは小さくなる。つぎに、作
動距離について示す。光ディスク300を回転する場合
、ディスクの反り、回転ハブへのチャッキングの傾き、
回転軸の振れにより、回転軸方向の面振れが生じる。光
ヘッドでは、この面振れに対し、光ディスク300と対
物レンズ50の間隔を一定にするためにフォーカスをか
けるが、作動距離が短いとフォーカスが外れたときに対
物レンズ50が光ディスク300に近づきすぎ接触する
可能性がある。回転する光ディスク300と対物レンズ
300が接触すると傷が付き情報が読みだせなくなる可
能性があり、接触は絶対に避けなければならない。この
接触を避けるため、光ディスク300と対物レンズ50
の間隔(作動距離)を大きくとっている。従来の光ディ
スク装置では、面振れを±0.5 mmまで許容してい
るために、作動距離を1mm以上とっている。本発明で
は、この面振れを小さくすることにより、作動距離を小
さくして光ヘッドを薄くした。
【0022】図4に基板厚さをパラメータにして光束径
と作動距離との関係を示した。対物レンズの開口数は0
.5 である。従来の1.2 mm厚の基板の場合、面
振れ量から作動距離は1mm以上必要であり、光束径を
4mm以下にすることは出来なかった。本発明では、以
下に述べる方法で面振れ量を0.4 mm以下にするこ
とが出来たので対物レンズ径を3.5mm以下にするこ
とが出来た。従来の基板厚1.2 mmを薄くすること
によりさらに光束径を小さくすることができる。例えば
、光ディスク厚を0.8mmとすることにより、0.4
mmの作動距離のときの光束径は2mmとなる。光束径
2mmにおいて光ヘッドの厚さは、6mmとすることが
できる。
【0023】本発明では、光ディスクを対物レンズの作
動距離以下の間隔のケースの中に納めることにより、面
振れを抑えた。ディスクを納めるケースして、光ヘッド
の集光ビームを入射するための開口部を持つものと、ケ
ース全体または集光ビーム入射部を光透過性の光学部材
を用いるものがある。光学部材を用いてビーム入射する
場合、対物レンズとディスクの間に固定したケースがあ
り、回転するディスクと対物レンズが直接接触する可能
性がないので、対物レンズとディスクのあいだの距離は
開口部を持つ物よりも対物レンズ作動距離を小さくする
ことが出来る。光透過性の光学部材は、ガラス、ポリカ
ーボネイト(PC),ポリメチルメタクレート(PMM
A)等光透過性のあるものであれば良い。ケース全体を
光透過性の材料で作製しても、光ヘッドに対応する部分
のみ光透過性にし、そのほかは、光透過性のない材料で
作製しても良い。対物レンズは、記録面までに存在する
基板のような光学部材をある一定の光学的厚さの場合に
ついて設計される。そのため、ケースの光学部材を通し
てビームを入射する場合には、光学部材とディスク基板
との厚さを従来のディスク基板の厚さ考える必要がある
。従来は基板のほかにケースがあったので、ケースを通
してレーザ光を入射することによりケースの厚さを薄く
することが出来る。
【0024】光ディスクを光透過性の光学部材をもつケ
ースに納めた場合、ケース傷が付き再生出来なくなって
も、ケースを交換することで再生可能となる。更に、デ
ィスク基板に傷が付いた場合でも、ディスク基板と同じ
屈折率を持つ接着材でケースと同じ厚さの基板を張り合
わせることにより、傷は光学的には見えなくなり、再生
することができるようになる。本発明により、傷により
大切な情報が永久的に再生不可能となる危険性は非常に
少なく、信頼性が高くなった。
【0025】または別の面振れ抑制方法としては、ディ
スクを挿入する装置に面振れを制限する押えを設けても
よい。
【0026】別の面振れ量を抑制する方法として、光デ
ィスク径を小さくする方法をとった。ディスク径を2.
5 インチ(65mm)以下としたので、5インチの光
ディスクの面振れ量の約半分となり、ケースを用いるこ
となく±0.3 mm以下にすることが出来た。そのた
め、作動距離0.6 mm以下の対物レンズを用いるこ
とが可能となった。
【0027】作動距離を0.6 mmとし、光ヘッドの
厚さを10mm以下とするには、基板の厚さは1mmと
する必要がある。装置を小型化するには基板は薄ければ
薄い方がよいが、基板が薄くなると表面のごみや傷の影
響が大きくなり、また基板の剛性が足らなくなるため、
基板は0.2 mm以上が好ましい。
【0028】ディスクの平坦性が良く、ディスクを回転
するための駆動装置の軸の振れが小さいためディスクの
面振れが小さく規格の面振れ量及び偏心量を満たしてい
る場合には、面振れ量を制限する機構を用いることなく
本発明の光ヘッドを用いることができる。
【0029】円周方向のトラックに記録された光ディス
クの情報を再生するために、光ヘッドは、ビームをトラ
ック追従させるトラッキングを行う必要である。ビーム
のトラックからのずれを検出する方式として、三ビーム
法,プッシュプル法,ヘテロダイン法がある。この中で
、三ビーム法はビームの往路中に回折格子で主ビームの
0次光と副ビームの±一次光の三本のビームに分離し、
±一次光をトラッキングに用いるものである。副ビーム
は、主ビームにたいしトラックの前後に位置し、トラッ
クと直角方向に±Δだけずれて位置している。そのため
、副ビームはトラックよりずれており、副ビームの反射
光量の差を取ることによりトラッキング誤差信号を得る
ことができる。この三ビーム法は、光ディスクの傾きや
対物レンズの移動等があっても、トラック誤差信号にD
Cオフセットが生じないため、光ヘッドの光軸調整が容
易である。さらに、他の方法と異なり、ピットや溝の深
さによる検出感度の変化が少ない。再生専用装置では、
記録を行う光ヘッドとは異なり、ビームのエネルギは少
なくて良く、三本のビームの分離することによる主ビー
ムのエネルギの低下は問題がない。そのため、装置及び
光ディスクを安価に提供する再生専用装置では、トラッ
キング誤差検出方法としては、三ビーム法が適している
。三ビームを発生する方法としては、回折格子を用いる
方法と、光源からのビームと光ディスクから反射してき
たビームとを分離する機能も兼ねたホログラム素子を用
いる。
【0030】また、光エネルギをあまり必要としない再
生専用装置における光分離器は、光利用効率は小さいが
安価なハーフミラーまたはホログラム素子が適している
。これらの光分離器で光源からのビームを光ディスク側
に伝達するが、光ディスク側に行く割合(伝達率)を大
きくすると光ディスクから反射して戻ってきたビームが
検出器に行く割合が小さくなる。一般的な光ヘッドと同
様にレンズ系の光利用効率を20%とし、半導体レーザ
の出力を5mW、記録面で必要な光エネルギーを0.0
5 mW以上とすると、ハーフミラーまたはホログラム
素子の伝達率は、5%以上必要である。これらの光分離
器により、出射光の1%〜10%を半導体レーザの戻し
てやることでレーザの発信を安定させることが望ましい
。伝達率が80%以上となると、レーザに戻る光量が1
5%以上となり、半導体レーザの発振が不安定となるた
め好ましくない。本発明におけるハーフミラーまたはホ
ログラム素子は、半導体レーザからのビームがこれらの
光分離器で反射した後、光ディスクに至る場合には反射
率、半導体レーザからのビームがこれらの光分離器を透
過した後、光ディスクに至る場合には透過率が5%から
80%のものを用いる必要がある。
【0031】半導体レーザの出射光は楕円をしており、
円形にビーム整形しない再生用光ヘッドでは、ほぼ一様
とみなせるビームの中心を利用するのがよい。そのため
、光源側のレンズの開口数は、0.2 以下が望ましい
。この時、光利用効率は、40%以下である。反射率5
0%のハーフミラーを用いると、記録面で半導体レーザ
出射光の光利用効率は、20%以下である。また、再生
におけるノイズを低くするには、記録面での再生光パワ
ーは、0.1 mW以上必要である。光源として、比較
的高出力の5mWの半導体レーザを用いるとしても記録
面までの光利用効率は2%以上必要である。
【0032】情報を記録するピットは、小さい方が記録
密度が大きくなり好ましい。小さなピットの情報を再生
するためには、光ディスクの記録面上でのビーム径が小
さい必要がある。光源の波長が小さく、対物レンズの開
口数が大きいとビーム径は小さくなるので、光源の波長
は800nm以下が良く、好ましくは、700nm以下
が良い。対物レンズの開口数は、0.45以上、好まし
くは0.5以上が良い。再生専用光ディスク以外に、記
録できる光ディスクがある。記録可能な光ディスクのう
ち一回記録する追加型光ディスクと書換えの出来る相変
化光ディスクは、再生専用光ディスクと同様に反射光量
の変化により再生する。しかし、再生専用光ディスクの
反射率は85%以上あるが、記録可能な光ディスクはビ
ームのエネルギを吸収して変化を起こすため反射率は5
0%以下であった。再生専用の光ディスク装置で記録可
能な光ディスクも統一的に再生するために本発明の光デ
ィスクで再生する再生専用光ディスクは反射率50%以
下のものが望ましい。
【0033】
【作用】面振れ量を小さくしたので、対物レンズの作動
距離を小さくすることができ、光ヘッドを薄くできる。
【0034】また、光ヘッドの小型化と光ディスクの面
振れ抑制により光ディスク装置を小型化することができ
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0036】図1に本発明における光ヘッドの一実施例
を示す。図5に本実施例の光ヘッドの光学系の構成図を
示す。光源には、波長780nm,出力3mWの半導体
レーザ20を用いた。半導体レーザ20から出たビーム
21は、回折格子33により一本の0次回折光と二本の
一次回折光に分けられ、反射率略30%のハーフミラー
30により反射し、図5には示していないが立ち上げミ
ラー40で進行方向を90°変え、対物50レンズに入
射する。対物レンズ50は、ディスク側開口数0.45
,倍率1/5,有効径2mm,焦点距離1.9mm,作
動距離0.6 mmの有限系非球面レンズを用いた。倍
率は、対物レンズの光源側開口数とディスク側開口数の
比であり、対物レンズの光利用効率を決める。本実施例
では、ハーフミラーの反射率を合わせて、半導体レーザ
の出射光の略6%が光ディスク上に集光された。基板厚
0.5mmの光ディスク300は0.3mmの透明ケー
ス310に納められ、ビーム21は透明ケース310を
通して光ディスク300に入射する。光ディスク300
と透明ケース310の間隔は、上下0.2 mmとした
。光ディスク300で反射したビーム21は、再び、対
物レンズ50を通り、ハーフミラー30で略70%透過
し、凹レンズの検出レンズ60により光検出器70に集
光される。検出レンズ60は、ハーフミラー30で生じ
たコマ収差を打ち消すように傾けた。光ヘッドの大きさ
は、幅40mm×長さ70mm×高さ6mmである。次
に、信号の検出について説明する。再生信号は、0次回
折光の強度変化によって検出する。フォーカス用の信号
は、ハーフミラーによって生じた0次回折光の非点収差
を利用し、光検出器上の四分割センサで検出した。トラ
ッキング用の信号は、二本の一次回折光の強度を四分割
センサの両側のセンサで検出し、差をとることによって
得た。この三ビーム法を用いたトラッキングにより、C
Dのようにピットを形成した光ディスクも、トラッキン
グようの溝を持つ光ディスクも再生可能である。また、
ピット及び溝の深さが、λ/16〜λ/4までトラッキ
ングをかけることが出来た。フォーカス誤差信号として
、本実施例で用いた非点収差法以外に、フーコー法,臨
界角法,ナイフエッジ法を用いても良い。トラッキング
方式は、三ビーム法以外に、プッシュプル法,ヘテロダ
イン法を用いても良い。しかし、三ビーム法以外では、
ピット及び溝深さに最適値があるため、あらゆる光ディ
スクを再生するためには三ビーム法が望ましい。再生光
用の検出レンズ60は、なくても良く、コマ収差の補正
はビームに対してハーフミラー30と逆に傾けた平板に
よっても良いし、光学系の設計を最適化した場合には補
正しなくても良い。本実施例では、ハーフミラー30を
用いて光ディスク300に入射するビームと検出光を分
離しているために、光ディスク300で反射したビーム
のうち略30%は、再び、半導体レーザ20に戻る。こ
のように、半導体レーザ20の出射光の略9%を半導体
レーザ20に戻すことで、半導体レーザ20の発振を安
定化し、ノイズを低減した。本実施例では、フォーカス
及びトラッキングのために、対物レンズ50を光ディス
ク300方向と光ディスク300の径方向に運動させる
二次元アクチュエータ100を用いた。この二次元アク
チュエータ100は、光ヘッドの厚さのあわせ、高さ5
mmとした。
【0037】図6に別の光ヘッドの実施例における光学
系の構成図を示す。本実施例では、半導体レーザ20の
ビームはハーフミラー30で反射した後コリメートレン
ズ80により平行光となる。コリメートレンズ80の開
口数は0.1 、有効径は2.6mmである。対物レン
ズ50には、開口数0.45,作動距離0.4mm,有
効径2mm,厚さ2mmの両面非球面レンズを用いた。 コリメートレンズ80で平行となったビームは、図6に
は示していないが立ち上げミラーで反射し、対物レンズ
50に入射し、記録面上に集光される。コリメートレン
ズ80を用いることで、対物レンズ50の位置調整が容
易となり、フォーカス及びトラッキングによる対物レン
ズ50の移動によっても集光ビームの劣化が起きない。
【0038】別の実施例を図7に示す。図7では、ハー
フミラー70と対物レンズ50のあいだの立ち上げミラ
ーを省略して示した。本実施例では、トラッキング誤差
信号検出方式としてプッシュプル法を用いた。半導体レ
ーザ20からのビームは、直接、ハーフミラーに入射し
、対物レンズにより記録面に集光される。光ディスクに
あらかじめ形成されたピットによりビームは散乱される
が、トラッキングずれがあると、ビームの進行方向に対
する左右の散乱光の強度分布が変化するので、光検出器
上での強度分布の非対称性からトラッキング誤差信号を
得る。本実施例により、非常に簡略化した光学系により
再生専用光ヘッドが実現された。
【0039】また、別の実施例を図8により説明する。 本実施例では半導体レーザ20と光検出器70を同じパ
ッケージに納めたものである。半導体レーザ20からの
出射ビーム21は、ガラス板表面に誘電体多層膜で形成
されたハーフミラー30により略30%反射し、対物レ
ンズ50に入射する。基板厚0.5mmの光ディスク3
00は0.3 mmの透明ケース310に納められ、ビ
ーム21は透明ケース310を通して光ディスク300
に入射する。対物レンズ50には、ディスク側開口数0
.45 ,倍率1/5,有効径2mm,焦点距離1.9
 mm,作動距離0.6 mmの有限系非球面レンズを
用いた。光ディスク300で反射したビームは、対物レ
ンズ50とハーフミラー30を透過して、ガラス基板裏
面にアルミニウムを蒸着して形成した全反射ミラー36
で反射し、光検出器70に入射する。光検出器70は、
半導体レーザ20に対して光ディスクに対して水平方向
に1mm離れ、同一パッケージに封入されている。全反
射ミラー36からの反射光が光検出器70上に集光され
るように、ハーフミラー30及び全反射膜36を形成す
るガラス基板は楔形をしており、中心厚さは1.2mm
である。ハーフミラー30及び全反射膜36を形成する
ガラス基板が平行平板の場合は、半導体レーザと光検出
器70を光ディスク面に対して垂直方向に置く必要があ
る。 本実施例では、ハーフミラーと立ちあげミラーを同一部
品で形成し、半導体レーザと検出器を同一パッケージと
し、対物レンズの有効径を従来よりも小さくすることで
、光ヘッドの小型化が可能になった。本実施例における
光ヘッドの大きさは、縦27mm,横15mm,高さ5
mmとなった。
【0040】次に、対物レンズと光ディスクの間に透明
ケースのない光ディスクの場合の光ヘッドの実施例を示
す。
【0041】図9に光ヘッドの構成図を示す。本実施例
の光ディスクとして、厚さ0.6 mmの基板を用いた
。光ディスクの径は65mmとした。半導体レーザ20
から出たビーム21は、回折格子33により一本の0次
回折光と二本の一次回折光に分けられ、反射率略30%
のハーフミラー30により反射し、コリメートレンズ8
0に入射して平行光となる。コリメートレンズで平行光
となったビームは、図9には示していない立ち上げミラ
ー40で進行方向を90°変え、対物レンズ50に入射
する。対物レンズ50には、ディスク側開口数0.5,
有効径1.5mm,焦点距離1.5mm,作動距離0.
6mmの非球面レンズを用いた。光ディスク300で反
射したビーム21は、再び対物レンズ50,コリメート
レンズ80を通り、ハーフミラー30で略70%透過し
、光検出器70に集光される。
【0042】図10に別の実施例を示す。本実施例の光
ディスクとして、厚さ0.6 mmの基板を用いた。半
導体レーザ20からの出射ビーム21は、ガラス板表面
に誘電体多層膜で形成されたハーフミラー30により略
30%反射し、対物レンズ50に入射する。基板厚0.
5mmの光ディスク300は0.3mmの透明ケース3
10に納められ、ビーム21は透明ケース310を通し
て光ディスク300に入射する。対物レンズ50には、
ディスク側開口数0.45,倍率1/5,有効径1.5
mm、焦点距離1.45mm,作動距離0.6mmの有
限系非球面レンズを用いた。光ディスク300で反射し
たビームは、対物レンズ50とハーフミラー30を透過
して、ガラス基板裏面にアルミニウムを蒸着して形成し
た全反射ミラー36で反射し、光検出器70に入射する
。光検出器70は、半導体レーザ20に対して光ディス
クに対して水平方向に1mm離れ、同一パッケージに封
入されている。全反射ミラー36からの反射光が光検出
器70上に集光されるように、ハーフミラー30及び全
反射膜36を形成するガラス基板は楔形をしており、中
心厚さは1.2 mmである。
【0043】また、別の実施例を図11に示す。本実施
例では、3ビームを発生する手段と光分離器としての機
能を兼ねた立ち上げミラーにホログラム素子35を用い
た。半導体レーザ20からのビームはホログラム素子3
5に入射し、0次と+1次,−1次の回折光に分けられ
る。これらの回折光は対物レンズ50により基板厚さ0
.6 mmの基板で形成された光ディスク300に集光
される。光ディスク上で、0次回折光と一次回折光はビ
ームの進行方向に対して略3μm離れて集光される。+
1次回折光と−1次回折光は0次回折光を中心にして対
称な位置にあり、光ディスクの径方向に0.8 μm離
れて集光される。光ディスクからの反射光は、対物レン
ズに入射し、再び、ホログラム素子で回折される。回折
された一次光を光検出器70で検出する。ホログラム素
子としては本実施例のように反射型の者でもよいし、透
過型でもよい。
【0044】次に、光ディスクの実施例について説明す
る。
【0045】図12に、光ディスク及びケースの一実施
例を示す。本実施例では、透明ケースを用いず、ケース
に開口部を設けてビームを入射する構造を取った。光デ
ィスク300は、2.5インチ(65mm)径で基板厚
さ0.6mmのものを用いた。本ディスクの面振れは、
±0.2 mm以下であった。光ディスクは、傷及び埃
を防止するため、保護ケース310に納め、保管時は保
護カバー330で開口部335を蓋をして密封する構造
とした。使用時は、保護カバー330を移動して開口部
335を開き、マグネットチャック320を光ディスク
装置のスピンドルにマグネットクランプし回転した。光
ヘッドのビームは、開口部335をより光ディスク30
0に入射する。保護ケース310の外形は、縦72×横
72×厚さ4.5 mmとした。本実施例は基板を薄く
し、面振れを小さくしたことにより、保護ケースを薄く
することができたものである。保護ケース310は、光
ディスク300を取り出して埃や汚れを拭き取れる構造
とした。光ディスクはケースがなくても機能するが、き
ずや汚れを防止するためにケースに納めることが望まし
い。
【0046】次に、透明ケースを通してビームを入射す
る光ディスクの実施例を示す。図13に一実施例を示す
。本実施例では回転する光ディスク300を内部の間隔
の狭いケースの中に納め、光ディスク300の面振れを
小さくした。光ディスク300には2インチ(49mm
)径で、厚さ0.5 mmのガラス基板,PC基板,P
MMA基板を用いた。ケースの外形は、扱いやすくする
ために縦84mm,横54mmのクレジットケースサイ
ズ(以下光ディスクインカードと称す。)とした。本実
施例は、片面再生用光ディスクで、光入射側のケースを
透明ケース310とし、反対側は不透明の保護ケース3
40とした。透明ケース310には、PMMA板を用い
た。透明ケース310の材料は、ガラス,PC等均一な
透明材料であればよい。透明ケース310と保護ケース
340は、厚さ0.3 mmとし、ケースと光ディスク
300の間隔を0.2mmとし、ケースの厚さを1.5
mmとした。この結果、基板の面振れ量は、最大でも±
0.2 mmに抑えられる。ビームが透過する基板及び
ケースの厚さの和は0.8 mmとした。ビーム入射側
の透明ケースに孔を設け、マグネットチャック320を
スピンドルとマグネットチャックした。データの記録範
囲は、内周34mmφから外周48mmφまでとし、記
憶容量は40MBとした。
【0047】図14に両面再生用の光ディスクインカー
ドの実施例を示す。二枚の0.5 mmの光ディスク基
板305を記録膜401を内側とし、UV樹脂の接着剤
405で張り合わせた。ケースは保護ケース310の光
ディスク部分に透明ケース310を貼り付け、光入射部
とした。ケースの厚さは2mmとなった。
【0048】図15及び図16に光ヘッドと対向する光
入射部について示した。光ディスクインカードは、光デ
ィスクの中心をケースの中心から長手方向にずらし、光
ディスクのある部分と反対の部分を持って扱うことが望
ましく、光ディスク装置への挿入はケースの長手方向に
行うのが望ましいので、光入射部は光ディスクの中心に
対し、ケースの長手方向に設けることが望ましい。図1
5の実施例では、光入射窓315を光ディスクの中心か
らケースの中心方向に設けた。図16では、光入射窓3
15を光ディスクの中心方向から光ディスクの中心とは
反対方向に設けた。透明ケースは、光ディスク全体を透
明ケースとしてもよいし、光ディスク部分を透明ケース
としてもよいし、光入射窓のみを透明ケースとしてもよ
い。ケースの強度から、好ましくは、光入射窓のみを透
明ケースとするのがよい。さらに、保護ケース310と
ケースと光ディスク300の間隔が小さいために互いに
接触し、傷が付くと記録されている情報が再生出来なく
なるので、光ディスクの情報記録部がケースと接触しな
い方策を設けることが好ましい。一つの方法として、光
ディスク基板305と保護ケース310の間に無塵布を
設け、光ディスク基板305は柔かな無塵布に接触しな
がら回転するようにし、傷が付かないようにすることが
好ましい。光ディスク基板305に付着したごみはディ
スクの回転中に無塵布により拭きとられるので、光入射
窓315より入射するビームがごみによりさえぎられる
ことがなくなる。無塵布に接触して回転する場合基板が
案内用部材に応じて変形するように基板としてプラスチ
ック基板等フレキシブルな材料を用いるのがよい。無塵
布以外にも、無塵紙,ゴム等を用いても同様の効果が得
られる。
【0049】ケースに納めず、ディスクのみを挿入する
光ディスク装置では、ディスク装置内に、ディスクの両
面側に突起又は平面を設け、ディスクの面振れを制限し
ても、ディスクをケースに納めることと同等の効果が得
られる。
【0050】次に、光ディスク装置の実施例を説明する
【0051】図17に光ヘッドを移動するためのコース
アクチュエータの実施例を示す。本実施例では、図17
には示していないモータによりウォームギアスピンドル
710を回転し、ウォームギアスピンドル710と噛み
合ったウォームギア720を移動させる。半導体レーザ
20と二次元アクチュエータ100の他、光学素子類を
取り付けた光ヘッド10はウォームギア720に固定さ
れ、光ディスクの内周から外周まで移動する。光ディス
クインカード用のコースアクチュエータでは移動の範囲
は14mmとした。コースアクチュエータには、この他
にリニアアクチュエータ、ボイスコイルアクチュエータ
を用いてもよい。
【0052】図18は光ディスクインカードと光ヘッド
を組み合わせた光ディスク装置の構成を示す一実施例で
ある。光ヘッド10はコースアクチュエータ700に取
り付けられ光ディスクインカード350と平行に移動可
能である。これらは光ディスク装置シャーシ800内に
内蔵される。本実施例ではコースアクチュエータとして
厚さ6mmのステッピングモータを用いた。コースアク
チュエータの推進力は約1Nであった。光ヘッド10の
厚さは6mm,重量は25g,平均アクセス時間は約1
00msとなった。光ディスクインカード350は図1
3に示した片面記録可能な厚さは1.5 mmのものを
用いた。回路を除いた本光ディスク装置の厚さは10m
m,回路を加えると15mmとなり、ラップトップ型や
ノート型のパソコンやワークステーションに搭載可能と
なった。回路のLSI化を進めることによって本光ディ
スク装置の厚さは12mmまで薄型化が可能である。ま
た、本実施例ではビーム径2mmの光学系を用いたがこ
れをビーム径1.5 mmの光学系に替えることによっ
て、光ヘッドの厚さを4.5 mm光ディスク装置の厚
さを10mmにできることがわかった。
【0053】本構成でも装置の厚さを0.5 mm厚く
することによって図14に示した両面記録可能な光ディ
スクインカードを用いることが容易にできる。この場合
、光ディスクインカードの裏面に情報を記録するために
は、一端光ディスクインカードを装置から取りだし、裏
返して装置に挿入すればよい。
【0054】図19は図18の実施例を両面同時記録再
生可能な装置に変更した場合の実施例を示す。光ディス
クインカード350は図14に示したものを使う。本実
施例の特徴は光ディスクインカード350を挟んで第一
の光ヘッド11と第二の光ヘッド12が対向しているこ
とであり、光ヘッド11,12はそれぞれコースアクチ
ュエータ701,702に取り付けられる。本構成によ
って光ディスクインカードを裏返す必要がなく両面に情
報を記録可能である。また、第一,第二の光ヘッド11
,12を独立に駆動することができるので、二種類の情
報を同時に再生可能である。さらに、第一,第二の光ヘ
ッド11,12を同期させて駆動することによって、実
効的にデータ転送レートを二倍にすることもできる。 複数の記録再生ヘッドを駆動するシステムは既に、フロ
ッピーディスクや固定磁気ディスクシステムで公知であ
り、本装置にも同様の手法を用いることができる。本構
成で、図18の光ディスク装置と同じ部品を用いること
によって、装置の厚さを20mmとすることができ、ラ
ップトップ型やノート型のパソコンやワークステーショ
ンに搭載可能となった。
【0055】図20は図19に示した本発明の光ディス
クインカード装置の、より具体的な構成を示す一実施例
である。本発明の光ディスクインカード装置640は光
ディスク300を内蔵する光メモリ媒体として光ディス
クインカード350を用いる。光ディスクインカード3
50への情報の再生はスピンドルモータ800によって
光ディスク300を回転し、光ヘッド10よりレーザビ
ームを照射して行なう。所定の情報記録トラックへの光
ヘッド10のアクセスにはコースアクチュエータ700
を用いる。本光ディスクインカード装置の厚さは15m
m,幅65mm,長さ110mmであり、記憶容量は8
0MBである。本装置では、メモリ媒体である光ディス
クインカードが脱着可能な点に特徴がある。光ヘッドは
本実施例のように別々のコースアクチュエータ701,
702で移動させても良いし、安価な装置には、一つの
アクチュエータで二つのヘッドを移動してもよい。両面
光ディスクは、片面をROM、片面を書き換え可能光デ
ィスクというように片面ごとに光ディスク媒体の種類を
変えても良い。
【0056】図21に両面再生用の光ディスク装置の別
の実施例を示す。本実施例では、一つの光ヘッド10が
光ディスクインカード350の表側と裏側を移動できる
ようにし、両面再生するようにした。コースアクチュエ
ータ700の移動方向の光ヘッド10の幅を8mm以下
とすることで、光ディスク装置シャーシ800の厚さを
20mmとした。
【0057】図22は、図20に示した光ディスクイン
カード装置のデータ処理部までを示したシステム構成で
ある。同図において媒体及びドライブ部は光ディスクイ
ンカード350,光ヘッド10,スピンドルモータ80
0,コースアクチュエータ700からなる。ドライブ部
の制御及び信号処理はドライブマイコン600で行なう
。ドライブマイコン600は機構系としてスピンドルサ
ーボ611,フォーカスサーボ612,トラッキングサ
ーボ613,コースアクチュエータサーボ614の各制
御を行なう。また、ドライブマイコン600は光ヘッド
のレーザ駆動部615の制御を行ない、プリアンプ61
6を介してサーボエラー信号,光ディスクの記録情報の
再生を行なう。コントロールマイコン605はドライブ
マイコン600に動作指令を送り、光ディスクインカー
ドからの再生信号に、エラー補正を施す。さらに、コン
トロールマイコン605は他のシステムと接続する際の
インターフェースの制御を合わせて行なう。なお、スピ
ンドルモータサーボ611はスピンドルモータ800の
回転数を制御するが、この回転数制御にはCAV(Co
nstant Angular Velocity)制
御、CLV(Constant Linear Vel
ocity)制御、及びMCLV(Modulated
 Constant Linear Velocity
)制御が等があり、システムに合わせて適宜選択するこ
とができる。
【0058】本発明の光ディスク装置は小型,軽量,薄
型でハンドリングが容易なため、据置型やラップトップ
型のパーソナルコンピュータ,ワークステーション,ワ
ードプロセッサ,ファックス,コピーマシン,テレビゲ
ーム機,電話,電子スチルカメラ,ビデオカメラ,携帯
用の音楽再生機,電子システム手帳,電卓,計測機器,
ビジュアルプレゼンテーション装置等のメモリ媒体とし
て用いることができる。本発明の光ディスク再生装置を
ROMのみではなく、追記型光ディスクや相変化光ディ
スクも再生できる装置とすることにより、別の装置で記
録した光ディスクを再生できるので、本発明に用いる光
ディスクをこれらOA機器の共通のメモリ媒体としたシ
ステムを構築することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明では、光ディスクの面振れ量を小
さくし、対物レンズの作動距離を小さくすることにより
、再生用光ヘッドを薄くすることができた。
【0060】また、光ディスクの面振れを小さくし、対
物レンズの径を小さくすることにより、光ヘッドを薄く
、かつ、小型することができた。
【0061】さらに、基板厚さを薄くすることにより、
光ディスク再生装置を薄くすることができた。
【0062】光ディスクを光透過性のケースに納めて光
ディスクの面振れを小さくし、光ディスク装置を薄くか
つ小型にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生専用光ヘッド及び光ディスクの斜
視図。
【図2】従来の再生専用用光ヘッド及び光ディスクの説
明図。
【図3】従来の再生専用型光ヘッドの光学系の斜視図。
【図4】対物レンズのビーム径と作動距離の関係を表す
説明図。
【図5】光ディスクインカードを再生する本発明の拡散
光学系光ヘッドの説明図。
【図6】光ディスクインカードを再生する本発明の平行
光学系光ヘッドの説明図。
【図7】光ディスクインカードを再生し、プッシュプル
法によるトラッキングを行なう本発明の拡散光学系光ヘ
ッドの説明図。
【図8】光ディスクインカードを再生する複合ミラーを
用いた本発明の光ヘッドの説明図。
【図9】単板光ディスク再生用の本発明の光ヘッドの説
明図。
【図10】単板光ディスク再生用の複合ミラーを用いた
本発明の光ヘッドの光学系を表す説明図。
【図11】ホログラム素子を用いた本発明の光ヘッドの
光学系を表す説明図。
【図12】本発明に好適な光ディスク媒体の断面図(a
),上面図(b)および下面図(c)。
【図13】本発明の光ディスクインカードの実施例の断
面図(a),(b)および上面図(e)。
【図14】本発明の両面再生可能な光ディスクインカー
ドの実施例の断面図(a),(b)および上面図(c)
【図15】本発明の光ディスクインカードの光入射位置
を示す上面図。
【図16】本発明の光ディスクインカードの光入射位置
を示す上面図。
【図17】本発明のコ−スアクチュエ−タの斜視図。
【図18】本発明の光ディスクドライブ装置の説明図。
【図19】本発明の両面記録可能な光ディスクドライブ
装置の説明図。
【図20】本発明の両面再生用二ヘッド型光ディスクド
ライブ装置のブロック図。
【図21】本発明の両面再生用一ヘッド型光ディスクド
ライブ装置のブロック図。
【図22】本発明の光ディスク装置のブロック図。
【符号の説明】
10,11,12…光ヘッド、15…シャーシ、20…
半導体レーザ、21…レーザビーム、30,31…ハー
フミラー、35…ホログラム素子、36…全反射ミラー
、40…立ち上げミラー、50…対物レンズ、60…検
出レンズ、70…光検出器、80…コリメートレンズ、
100…二次元アクチュエータ、300…光ディスク、
305…光ディスク基板、310…透明保護ケース、3
15…光入射窓、320…マグネットチャック、330
…保護カバー、335…開口部、340…保護ケース、
350…光ディスクインカード、400,401…記録
膜、405…接着剤、600…ドライブマイコン、60
5…コントロールマイコン、611…スピンドルサーボ
、612…フォーカスサーボ、613…トラッキングサ
ーボ、614…コースアクチュエータサーボ、615…
レーザ駆動部、615…プリアンプ、640…光ディス
クインカードドライブ、700…コースアクチュエータ
、701…コースアクチュエータ、710…ウォームギ
アスピンドル、720…ウォームギア、702…コース
アクチュエータ、800…光ディスク装置シャーシ、9
00…スピンドルモータ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を再生するための光源と、前記光源か
    らの光を情報記録媒体に集光するためのレンズと、前記
    情報記録媒体への入射光と前記情報記録媒体からの反射
    光を分離し、前記光源からの光エネルギの5〜80%を
    前記情報記録媒体側に伝達する光分離器と、前記情報記
    録媒体からの反射光を検出する検出器とを含む光ヘッド
    において、前記レンズの作動距離が0.6 mm以下で
    あることを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】情報を再生するための光源と、前記光源か
    らの光を情報記録媒体に集光するためのレンズと、前記
    情報記録媒体への入射光と前記情報記録媒体からの反射
    光を分離し、前記光源からの光エネルギの5〜80%を
    前記情報記録媒体側に伝達する光分離器と、前記情報記
    録媒体からの反射光の検出器よりなる光ヘッドにおいて
    、前記レンズの径が3.5 mm以下である光ヘッド。
  3. 【請求項3】情報を再生するための光源と、前記光源か
    らの光を情報記録媒体に集光するレンズと、前記情報記
    録媒体への入射光と前記情報記録媒体からの反射光を分
    離し、前記光源からの光エネルギの5〜80%を前記情
    報記録媒体側に伝達する光分離器と、前記情報記録媒体
    からの反射光を検出する検出器とを含む光ヘッドにおい
    て、前記レンズと前記情報記録媒体の記録部の間にある
    光透過性の光学部材の厚さの総和が1mm以下である情
    報記録媒体に作用する光ヘッド。
  4. 【請求項4】情報を再生するための光源と、前記光源か
    らの光を光ディスクに集光するためのレンズと、前記光
    ディスクへの入射光と前記光ディスクからの反射光を分
    離し、前記光源からの光エネルギの5〜80%を前記光
    ディスク側に伝達する光分離器と、前記光ディスクから
    の反射光を検出する検出器とを含むものにおいて、全体
    または一部分に光透過部をもつケ−スに納めた前記光デ
    ィスクに前記光透過部を通して作用する光ヘッドと、前
    記光ディスクを前記ヘッドに対して所定の関係位置に収
    容する手段と、前記ディスクを回転する手段と、前記ヘ
    ッド及び前記回転手段の動作を制御するドライブ回路と
    を含む光ディスク装置。
  5. 【請求項5】情報を再生するための光源と、前記光源か
    らの光を三本以上の光路に分割する手段と前記光源から
    の光を光ディスクに集光するためのレンズと、前記光デ
    ィスクへの入射光と前記光ディスクからの反射光を分離
    する光分離器と、前記光ディスクからの反射光を検出す
    る検出器とを含み、全体または一部分に光透過部をもつ
    ケースに納めた前記光ディスクに前記光透過部を通して
    作用する光ヘッドと、前記光ディスクを前記ヘッドに対
    して所定の関係位置に収容する手段と前記ディスクを回
    転する手段と、前記ヘッド及び前記回転手段の動作を制
    御するドライブ回路とからなることを特徴とする光ディ
    スク装置。
  6. 【請求項6】情報を再生するための光源と、前記光源か
    らの光を光ディスクに集光するためのレンズと、前記光
    ディスクへの入射光と前記光ディスクからの反射光とを
    分離し、前記光源からの光エネルギの5〜80%を前記
    光ディスク側に伝達する光分離器と、前記光ディスクか
    らの反射光を検出する検出器とを含み、径が65mm以
    下である前記光ディスクに作用する光ヘッドと、前記光
    ディスクを前記ヘッドに対して所定の関係位置に収容す
    る手段と前記ディスクを回転する手段と、前記ヘッド及
    び前記回転手段の動作を制御するドライブ回路とを設け
    たことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2または3において、前記光デ
    ィスクを前記ヘッドに対して所定の関係位置に収容する
    手段と前記ディスクを回転する手段と、前記ヘッド及び
    前記回転手段の動作を制御するドライブ回路とをもつ光
    ディスク装置。
  8. 【請求項8】請求項4,5,6または7において、前記
    光ヘッドを二個以上設けた光ディスク装置。
  9. 【請求項9】請求項4,5,6または7において、前記
    光ヘッドが前記光ディスクの両面に移動する光ディスク
    装置。
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