JPH04244402A - 騒音を低減した空気入りタイヤ - Google Patents
騒音を低減した空気入りタイヤInfo
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- JPH04244402A JPH04244402A JP3029274A JP2927491A JPH04244402A JP H04244402 A JPH04244402 A JP H04244402A JP 3029274 A JP3029274 A JP 3029274A JP 2927491 A JP2927491 A JP 2927491A JP H04244402 A JPH04244402 A JP H04244402A
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 abstract 1
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- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0318—Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0358—Lateral grooves, i.e. having an angle of 45 to 90 degees to the equatorial plane
- B60C2011/0367—Lateral grooves, i.e. having an angle of 45 to 90 degees to the equatorial plane characterised by depth
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤ騒音、中でも
パターンノイズの低いトレッドパターンをそなえる空気
入りタイヤに関する。タイヤ騒音は様々な原因によって
発生し、中でもトレッドパターンに起因した、いわゆる
パターンノイズの占める比率は大きい。このパターンノ
イズは、トレッド接地面と路面との間で圧縮された空気
がトレッドの溝を介してトレッド接地面の外側に急激に
流出し、この現象が断続して起こるために生じるノイズ
で、ポンピングノイズとも呼ばれる。
パターンノイズの低いトレッドパターンをそなえる空気
入りタイヤに関する。タイヤ騒音は様々な原因によって
発生し、中でもトレッドパターンに起因した、いわゆる
パターンノイズの占める比率は大きい。このパターンノ
イズは、トレッド接地面と路面との間で圧縮された空気
がトレッドの溝を介してトレッド接地面の外側に急激に
流出し、この現象が断続して起こるために生じるノイズ
で、ポンピングノイズとも呼ばれる。
【0002】
【従来の技術】このパターンノイズは、トレッドパター
ンにいわゆるピッチバリエーションを付与することで低
減可能である。すなわちタイヤトレッドの周溝及びこれ
を横切る横溝で区画されたブロックに該ブロックの対辺
をなす一方の横溝を含めた構成単位を一般にピッチと称
し、横溝の幅及びブロックの周方向長さの異なる複数種
(通常の乗用車用タイヤで3〜5種)のピッチをランダ
ムに又は一定の規則性をもたせて配列することによって
、パターンノイズを低減するものである。
ンにいわゆるピッチバリエーションを付与することで低
減可能である。すなわちタイヤトレッドの周溝及びこれ
を横切る横溝で区画されたブロックに該ブロックの対辺
をなす一方の横溝を含めた構成単位を一般にピッチと称
し、横溝の幅及びブロックの周方向長さの異なる複数種
(通常の乗用車用タイヤで3〜5種)のピッチをランダ
ムに又は一定の規則性をもたせて配列することによって
、パターンノイズを低減するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのピッ
チバリエーションを導入すると、ブロックにおけるタイ
ヤ踏み込み時の面圧が長いピッチのブロックで大きくか
つ短いピッチのブロックで小さくなるため、タイヤ転動
時の路面とブロックとの衝突音が不均一化して騒音を助
長し、また多角形摩耗に代表される偏摩耗の核となると
ころに、新たな問題が発生していた。そこでこの発明は
、パターンノイズの低いピッチバリエーションを導入し
たブロックパターンにおける各ブロック間での面圧を均
一化し得るトレッド構造について提案することを目的と
する。
チバリエーションを導入すると、ブロックにおけるタイ
ヤ踏み込み時の面圧が長いピッチのブロックで大きくか
つ短いピッチのブロックで小さくなるため、タイヤ転動
時の路面とブロックとの衝突音が不均一化して騒音を助
長し、また多角形摩耗に代表される偏摩耗の核となると
ころに、新たな問題が発生していた。そこでこの発明は
、パターンノイズの低いピッチバリエーションを導入し
たブロックパターンにおける各ブロック間での面圧を均
一化し得るトレッド構造について提案することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、1対のサイ
ドウォール間にまたがってトロイダル状に連なるトレッ
ドに、このトレッド円周に沿って延びる複数の周溝及び
これら周溝を横切る向きで延びる多数の横溝にて区画さ
れる縦列ブロック群をそなえ、さらに該ブロック群の各
ブロックにおいて対辺をなす横溝の一方を含むブロック
の周方向長さで定義されるピッチにつき、複数の長さの
ピッチを組合わせて縦列ブロック群を配列した空気入り
タイヤにおいて、短いピッチに属する横溝の深さを、長
いピッチに属する横溝の深さより浅くしてなる騒音を低
減した空気入りタイヤである。
ドウォール間にまたがってトロイダル状に連なるトレッ
ドに、このトレッド円周に沿って延びる複数の周溝及び
これら周溝を横切る向きで延びる多数の横溝にて区画さ
れる縦列ブロック群をそなえ、さらに該ブロック群の各
ブロックにおいて対辺をなす横溝の一方を含むブロック
の周方向長さで定義されるピッチにつき、複数の長さの
ピッチを組合わせて縦列ブロック群を配列した空気入り
タイヤにおいて、短いピッチに属する横溝の深さを、長
いピッチに属する横溝の深さより浅くしてなる騒音を低
減した空気入りタイヤである。
【0005】さて図1にこの発明に従う空気入りタイヤ
のトレッド要部を示し、このトレッドを、トレッドの中
央周線O上で延びる中央周溝1、また中央周線Oに沿っ
て延びそれぞれ中央周線Oの両側で対をなす周溝2a,
2b 及び3a,3b 、さらにこれら周溝を横切る向
きに延びて各周溝間又は周溝3a,3b 及びトレッド
端T間をつなぐ横溝4a,4b 及び5a,5b によ
って、中央周溝1の両側にリブ6a,6b を区画し、
さらにそのトレッド端側にそれぞれ片側に2列両側で4
列の縦列ブロック群7〜10を区画してなる。なお11
は補助周溝である。なおこの実施例において横溝4及び
5はリブ6の一側に設けた切欠きKと関連しトレッド端
Tへ矢筈状に配列しており、そのためタイヤの回転方向
は矢印Aに指定される。
のトレッド要部を示し、このトレッドを、トレッドの中
央周線O上で延びる中央周溝1、また中央周線Oに沿っ
て延びそれぞれ中央周線Oの両側で対をなす周溝2a,
2b 及び3a,3b 、さらにこれら周溝を横切る向
きに延びて各周溝間又は周溝3a,3b 及びトレッド
端T間をつなぐ横溝4a,4b 及び5a,5b によ
って、中央周溝1の両側にリブ6a,6b を区画し、
さらにそのトレッド端側にそれぞれ片側に2列両側で4
列の縦列ブロック群7〜10を区画してなる。なお11
は補助周溝である。なおこの実施例において横溝4及び
5はリブ6の一側に設けた切欠きKと関連しトレッド端
Tへ矢筈状に配列しており、そのためタイヤの回転方向
は矢印Aに指定される。
【0006】これら縦列ブロック群7〜10は所定のピ
ッチバリエーションに従って複数のピッチの組合わせで
配列し、すなわち隣接する一方の横溝を含む各ブロック
の周方向長さを複数の長さのピッチに従って変化する。 導入するピッチバリエーションは周方向長さの異なるピ
ッチP1 〜P4 の4種(P1 >P2 >P3 >
P4 )で、これらのピッチに対応して各縦列ブロック
群を4種のブロック長のブロック及び4種の幅の横溝か
ら構成する。例えば縦列ブロック群9を代表として説明
すると、ピッチP1 に対応するのはブロック9aとこ
れに隣接する横溝5aで、同様にしてピッチP2 にブ
ロック9bとこれに隣接する横溝5a、ピッチP3 に
ブロック9cとこれに隣接する横溝5a、そしてピッチ
P4 にブロック9dとこれに隣接する横溝5aがそれ
ぞれ対応する。
ッチバリエーションに従って複数のピッチの組合わせで
配列し、すなわち隣接する一方の横溝を含む各ブロック
の周方向長さを複数の長さのピッチに従って変化する。 導入するピッチバリエーションは周方向長さの異なるピ
ッチP1 〜P4 の4種(P1 >P2 >P3 >
P4 )で、これらのピッチに対応して各縦列ブロック
群を4種のブロック長のブロック及び4種の幅の横溝か
ら構成する。例えば縦列ブロック群9を代表として説明
すると、ピッチP1 に対応するのはブロック9aとこ
れに隣接する横溝5aで、同様にしてピッチP2 にブ
ロック9bとこれに隣接する横溝5a、ピッチP3 に
ブロック9cとこれに隣接する横溝5a、そしてピッチ
P4 にブロック9dとこれに隣接する横溝5aがそれ
ぞれ対応する。
【0007】ここで各ブロックに隣接する横溝は、その
横溝が含まれるピッチの長短に応じて深さを変化するこ
とが肝要である。すなわち短いピッチに含まれる横溝の
深さを、このピッチより長いピッチに含まれる横溝の深
さに比し浅くする。例えば図2に図1のII−II線断
面を示すように、ピッチP1〜P4 に対応して、横溝
5aの深さd1〜d4をd1>d2>d3>d4とする
。具体的には、最長のピッチに対する比rが0.90<
r≦0.99のピッチに属する横溝の深さは最長のピッ
チに属する横溝の深さD0の0.975 〜0.988
倍の範囲とし、同様に該比rが0.80<r≦0.8
9のピッチに属する横溝の深さは上記深さD0の0.9
00 〜0.974 倍の範囲とし、同様に該比rが0
.50<r≦0.79のピッチに属する横溝の深さは上
記深さD0の0.750〜0.899 倍の範囲とする
ことが好ましい。
横溝が含まれるピッチの長短に応じて深さを変化するこ
とが肝要である。すなわち短いピッチに含まれる横溝の
深さを、このピッチより長いピッチに含まれる横溝の深
さに比し浅くする。例えば図2に図1のII−II線断
面を示すように、ピッチP1〜P4 に対応して、横溝
5aの深さd1〜d4をd1>d2>d3>d4とする
。具体的には、最長のピッチに対する比rが0.90<
r≦0.99のピッチに属する横溝の深さは最長のピッ
チに属する横溝の深さD0の0.975 〜0.988
倍の範囲とし、同様に該比rが0.80<r≦0.8
9のピッチに属する横溝の深さは上記深さD0の0.9
00 〜0.974 倍の範囲とし、同様に該比rが0
.50<r≦0.79のピッチに属する横溝の深さは上
記深さD0の0.750〜0.899 倍の範囲とする
ことが好ましい。
【0008】なおこの発明に従うタイヤの他の構造は、
従来タイヤの慣習に則ったものでよい。すなわちカーカ
スは、その両端部をビードコアのまわりをタイヤの内側
から外側へ巻返した少なくとも1枚(多くて3枚)のプ
ライになり、プライはレーヨン、ナイロンおよびポリエ
ステルで代表される繊維コードをタイヤの赤道面と実質
的に直交する方向(ラジアル方向)に配列したものを用
い、ベルト層は、スチールコード、芳香族ポリアミド繊
維コードなどの非伸長性コードをタイヤの赤道面に対し
て10〜35°の角度で配列したベルトの少なくとも2
層を互いに交差させて配置した主ベルト層の全幅にわた
り、ナイロンコードで代表される熱収縮性コードをタイ
ヤの赤道面と実質上平行に配した少なくとも1枚の補助
ベルト層を、その形成に当っては主ベルト層の円周に沿
ってコードを複数本並べたリボン状態によりらせん巻き
してなるものをそれぞれ用いる。そしてこのベルト層上
に、上記したトレッドを配置する。
従来タイヤの慣習に則ったものでよい。すなわちカーカ
スは、その両端部をビードコアのまわりをタイヤの内側
から外側へ巻返した少なくとも1枚(多くて3枚)のプ
ライになり、プライはレーヨン、ナイロンおよびポリエ
ステルで代表される繊維コードをタイヤの赤道面と実質
的に直交する方向(ラジアル方向)に配列したものを用
い、ベルト層は、スチールコード、芳香族ポリアミド繊
維コードなどの非伸長性コードをタイヤの赤道面に対し
て10〜35°の角度で配列したベルトの少なくとも2
層を互いに交差させて配置した主ベルト層の全幅にわた
り、ナイロンコードで代表される熱収縮性コードをタイ
ヤの赤道面と実質上平行に配した少なくとも1枚の補助
ベルト層を、その形成に当っては主ベルト層の円周に沿
ってコードを複数本並べたリボン状態によりらせん巻き
してなるものをそれぞれ用いる。そしてこのベルト層上
に、上記したトレッドを配置する。
【0009】
【作用】ピッチバリエーションを導入したブロックパタ
ーンにおいては横溝の幅もピッチに応じて増減され、つ
まり長いピッチに属する横溝の幅は短いピッチに属する
横溝の幅よりも大きいが、横溝の深さは全て一定である
のが通例である。すなわち図3に従来のタイヤのトレッ
ドの周方向断面を示すように、ピッチP1 に属する幅
w1 の横溝とピッチP2 に属する幅w2 (w1
>w2 )の横溝との深さd1 及びd2 は同一であ
るが、トレッドゴム質によって(流れ易さの違い)各横
溝下のスキッドベースゲージ(横溝の溝底とベルト層と
の間隔)a1 及びa2 は同じにならずに、a1 >
a2 となり易いことが新たに判明した。これは流動性
が比較的悪いゴムの場合加硫成形時に横溝成形用のモー
ルドの突起がトレッドゴム内に侵入する際の抵抗が広幅
w1 の横溝で特に大きいため、溝底下のゴムとベルト
層との境界がベルト層側に突出し、よって幅w1 の横
溝でのスキッドベースゲージが設計厚み(≒a2 )よ
り厚くなるためである。
ーンにおいては横溝の幅もピッチに応じて増減され、つ
まり長いピッチに属する横溝の幅は短いピッチに属する
横溝の幅よりも大きいが、横溝の深さは全て一定である
のが通例である。すなわち図3に従来のタイヤのトレッ
ドの周方向断面を示すように、ピッチP1 に属する幅
w1 の横溝とピッチP2 に属する幅w2 (w1
>w2 )の横溝との深さd1 及びd2 は同一であ
るが、トレッドゴム質によって(流れ易さの違い)各横
溝下のスキッドベースゲージ(横溝の溝底とベルト層と
の間隔)a1 及びa2 は同じにならずに、a1 >
a2 となり易いことが新たに判明した。これは流動性
が比較的悪いゴムの場合加硫成形時に横溝成形用のモー
ルドの突起がトレッドゴム内に侵入する際の抵抗が広幅
w1 の横溝で特に大きいため、溝底下のゴムとベルト
層との境界がベルト層側に突出し、よって幅w1 の横
溝でのスキッドベースゲージが設計厚み(≒a2 )よ
り厚くなるためである。
【0010】次いで上記のように加硫成形を終了したタ
イヤに規定内圧の空気を充てんすると、内圧によってベ
ルト層は緊張し幅w1 の横溝下の突出は復元される。 するとスキッドベースゲージa1 の設計厚みに対する
増分(≒a1 −a2 )は、ブロック表面の特に縁部
に部分的な突出となって現れる。この部分的な突出は、
各ブロックにおいて偏摩耗の核となることは勿論、タイ
ヤ転動中に生じるブロックと路面との衝突音の不均一化
をまねき、タイヤ騒音を増大することになる。この現象
は、ブロック剛性の高い、長いピッチに属するブロック
において顕著である。
イヤに規定内圧の空気を充てんすると、内圧によってベ
ルト層は緊張し幅w1 の横溝下の突出は復元される。 するとスキッドベースゲージa1 の設計厚みに対する
増分(≒a1 −a2 )は、ブロック表面の特に縁部
に部分的な突出となって現れる。この部分的な突出は、
各ブロックにおいて偏摩耗の核となることは勿論、タイ
ヤ転動中に生じるブロックと路面との衝突音の不均一化
をまねき、タイヤ騒音を増大することになる。この現象
は、ブロック剛性の高い、長いピッチに属するブロック
において顕著である。
【0011】そこで横溝の幅、すなわちピッチ長さに対
応して横溝の深さを調節することによって、加硫成形後
のスキッドベースゲージを横溝の幅にかかわらず、ほぼ
一定にし、タイヤに規定内圧の空気を充てんした状態に
あってもブロックの表面を平坦化し、偏摩耗やタイヤ騒
音の増大を回避する。
応して横溝の深さを調節することによって、加硫成形後
のスキッドベースゲージを横溝の幅にかかわらず、ほぼ
一定にし、タイヤに規定内圧の空気を充てんした状態に
あってもブロックの表面を平坦化し、偏摩耗やタイヤ騒
音の増大を回避する。
【0012】
【実施例】第1図に示したトレッドパターンに準じて、
タイヤサイズ195/60R15の空気入りラジアルタ
イヤを試作した。導入したピッチバリーションはピッチ
P1:30mm、ピッチP2: 27mm 、ピッチP
3:25.5mm及びピッチP4:18mm、すなわち
ピッチ比P1:P2:P3:P4 は10:9:8.5
:6である。また横溝4a,4b,5a,5b の幅
は、ピッチP1 に属する溝で5mm、ピッチP2 に
属する溝で4.5mm 、ピッチP3 に属する溝で4
.3mm 、ピッチP4 に属する溝で3.0mm と
し、さらにその深さは、ピッチP1 に属する溝で7.
0 mm、ピッチP2 に属する溝で6.85mm、ピ
ッチP3 に属する溝で6.7 mm、ピッチP4 に
属する溝で6.0 mmとした。なお中央周溝1の幅は
4mm、周溝2a,2b,3a,3b の幅は10mm
及び深さは全て8.5 mmとした。また比較として、
横溝の深さを全て7.0 mmとした他は上記と同様の
構成のタイヤについても試作した。
タイヤサイズ195/60R15の空気入りラジアルタ
イヤを試作した。導入したピッチバリーションはピッチ
P1:30mm、ピッチP2: 27mm 、ピッチP
3:25.5mm及びピッチP4:18mm、すなわち
ピッチ比P1:P2:P3:P4 は10:9:8.5
:6である。また横溝4a,4b,5a,5b の幅
は、ピッチP1 に属する溝で5mm、ピッチP2 に
属する溝で4.5mm 、ピッチP3 に属する溝で4
.3mm 、ピッチP4 に属する溝で3.0mm と
し、さらにその深さは、ピッチP1 に属する溝で7.
0 mm、ピッチP2 に属する溝で6.85mm、ピ
ッチP3 に属する溝で6.7 mm、ピッチP4 に
属する溝で6.0 mmとした。なお中央周溝1の幅は
4mm、周溝2a,2b,3a,3b の幅は10mm
及び深さは全て8.5 mmとした。また比較として、
横溝の深さを全て7.0 mmとした他は上記と同様の
構成のタイヤについても試作した。
【0013】上記の各タイヤを、5 1/2J×15サ
イズのリムに装着後に内圧2.2kgf/mm2で空気
を充てんし440kg の荷重をドラム上で加えた状態
で、無響室内でタイヤサイドウォール側面より1m離れ
た位置で、踏面より1mの高さにマイクロフォンを設置
し、時速100km/h 〜20km/hの惰行走音の
試験を行ったところ、この発明に従うタイヤから生じる
音圧は比較タイヤよりも2.3dBAも低い値を示した
。また上記と同様にリム組み後空気を充てんしたタイヤ
を乗用車に装着し、平均速度80km/hで10000
km を走行した後、トレッド表面の摩耗によるブロッ
ク間段差を調べたところ、比較タイヤが0.5mm で
あったのに対し、この発明に従うタイヤは0.1mm
であった。
イズのリムに装着後に内圧2.2kgf/mm2で空気
を充てんし440kg の荷重をドラム上で加えた状態
で、無響室内でタイヤサイドウォール側面より1m離れ
た位置で、踏面より1mの高さにマイクロフォンを設置
し、時速100km/h 〜20km/hの惰行走音の
試験を行ったところ、この発明に従うタイヤから生じる
音圧は比較タイヤよりも2.3dBAも低い値を示した
。また上記と同様にリム組み後空気を充てんしたタイヤ
を乗用車に装着し、平均速度80km/hで10000
km を走行した後、トレッド表面の摩耗によるブロッ
ク間段差を調べたところ、比較タイヤが0.5mm で
あったのに対し、この発明に従うタイヤは0.1mm
であった。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、ピッチバリエーショ
ンを導入したブロックパターンの各ブロック間における
面圧を均一化することができ、騒音特性に優れかつ耐偏
摩耗性の高い空気入りタイヤを提供し得る。
ンを導入したブロックパターンの各ブロック間における
面圧を均一化することができ、騒音特性に優れかつ耐偏
摩耗性の高い空気入りタイヤを提供し得る。
【図1】この発明に従う空気入りタイヤのトレッド要部
の展開図である。
の展開図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】従来のタイヤのトレッド要部の断面図である。
1 中央周溝
2a 周溝
2b 周溝
3a 周溝
3b 周溝
4a 横溝
4b 横溝
5a 横溝
5b 横溝
6a リブ
6b リブ
7 縦列ブロック群
8 縦列ブロック群
9 縦列ブロック群
10 縦列ブロック群
11 補助周溝
Claims (1)
- 【請求項1】 1対のサイドウォール間にまたがって
トロイダル状に連なるトレッドに、このトレッド円周に
沿って延びる複数の周溝及びこれら周溝を横切る向きで
延びる多数の横溝にて区画される縦列ブロック群をそな
え、さらに該ブロック群の各ブロックにおいて対辺をな
す横溝の一方を含むブロックの周方向長さで定義される
ピッチにつき、複数の長さのピッチを組合わせて縦列ブ
ロック群を配列した空気入りタイヤにおいて、短いピッ
チに属する横溝の深さを、長いピッチに属する横溝の深
さより浅くしてなる騒音を低減した空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029274A JPH04244402A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 騒音を低減した空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029274A JPH04244402A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 騒音を低減した空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04244402A true JPH04244402A (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=12271706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3029274A Pending JPH04244402A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 騒音を低減した空気入りタイヤ |
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JP (1) | JPH04244402A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1016556A2 (en) * | 1998-12-28 | 2000-07-05 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Vehicle tyre |
JP2003002012A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
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KR100493664B1 (ko) * | 2002-07-09 | 2005-06-03 | 한국타이어 주식회사 | 소음성능을 향상시킨 공기입타이어 |
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JP2008296858A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
EP2871070A1 (en) * | 2013-11-12 | 2015-05-13 | Hankook Tire Co., Ltd. | Pneumatic tire |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3029274A patent/JPH04244402A/ja active Pending
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