Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH04173974A - 反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー - Google Patents

反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー

Info

Publication number
JPH04173974A
JPH04173974A JP29790590A JP29790590A JPH04173974A JP H04173974 A JPH04173974 A JP H04173974A JP 29790590 A JP29790590 A JP 29790590A JP 29790590 A JP29790590 A JP 29790590A JP H04173974 A JPH04173974 A JP H04173974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
sputtering
chamber
tray
trays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29790590A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Morita
治幸 森田
Kenichi Yoda
賢一 依田
Toshio Kubota
俊雄 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP29790590A priority Critical patent/JPH04173974A/ja
Publication of JPH04173974A publication Critical patent/JPH04173974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、反応性スパッタを用いて複数の基板に連続的
にスパッタ膜を形成する反応性連続スパッタ方法と、こ
の反応性連続スパッタ方法を用いて磁性層を形成する工
程を有する磁気ディスクの製造方法と、この反応性連続
スパッタ方法に用いられる基板搬送用トレーとに関する
〈従来の技術〉 計算機等に用いられる磁気ディスク駆動装置には、剛性
基板上に磁性層を設層したハードタイプの磁気ディスク
と浮上型磁気ヘッドとが用いられている。
このような磁気ディスク駆動装置においては従来、塗布
型の磁気ディスクが用いられていたが、磁気ディスクの
大容量化に伴い、磁気特性、記録密度等の点で有利なこ
とがら、スパッタ法等の気相成膜法等により設層される
連続薄膜型の磁性層を有する薄膜型磁気ディスクが用い
られるようになっている。
薄膜型磁気ディスクとしては、Aρ系のディスク状金属
板にN1−P下地層をめっきにより設層するか、あるい
はこの金属板表面を酸化してアルマイトを形成したもの
を基板とし、この基板上にCr@、Co−Ni等の金&
Ela性層、さらにC等の保護潤滑膜をスパッタ法によ
り順次設層して構成されるものが一般的である。
また、Co−Ni等の金属磁性層の耐食性や硬度を向上
させて信頼性を高めるために、特開昭62−43819
号公報、同63−175219号公報に記載されている
ような酸化鉄を主成分とする連続薄膜型の磁性層も提案
されている。 この磁性層もスパッタ法により形成され
る。
磁気ディスクとしては、磁性層を基板の両生面に設けた
両面記録型のものが主に用いられている。
〈発明が解決しようとする課題〉 γ−Fe20iを主成分とする連続薄膜型の磁性層は、
直接法または間接法により形成される。
直接法は、まずスパッタ法によりFears膜を形成し
、これを酸化してγ−Fe2O3膜を得る方法である。
 直接法には、直接酸化法、直接還元法および直接中性
法がある。
これらのうち、直接酸化法では、Feを主成分とするタ
ーゲットを用い、酸素ガスを含有するArガス雰囲気中
にて反応性スパッタを行なってFe5Oa膜を形成する
また、間接法は、酸素ガスを含有するArガス雰囲気中
において、Feを主成分とするターゲットを用い、反応
性スパッタを行なってα−Fezes膜を形成し、これ
を還元してFe5O4膜とし、さらに酸化を行なってγ
−Fezes膜を得る方法である。
すなわち、直接酸化法および間接法では、酸化性雰囲気
中での反応性スパッタを用いる。
ところで、スパッタ法により磁性層を基板の両面に形成
する場合、例えば第7図および第8図に示されるような
基板ホルダが用いられる。
第7図は基板ホルダ3に基板2が保持された状態を示す
正面図である。 また、第8図は、第7図の■−■線断
面図である。
これらの図において、板状の基板ホルダ3には装填孔4
が設けられている。 なお、装填孔4は、通常、複数設
けられる。
装填孔4の基板ホルダ3表面における開口部外縁の直径
は、基板2の直径とほぼ同程度かやや大きい程度とされ
る。 また、装填孔40周面には溝41が設けられてい
る。
磁気ディスク基板2を基板ホルダ3に装填する際には、
磁気ディスク基板2を装填孔4の開口部から挿入し、装
填孔4の溝41に遊嵌状態にて保持する。 そして、さ
らに、板状の基板搬送用トレーに、基板の両主面が露出
するように基板ホルダ3を数枚から数十枚程度取り付け
る。
複数の基板が装填された基板搬送用トレーは、不活性ガ
スを含むスパッタ室内に搬送され、基板2はその径方向
に進行しながら両主面にスパッタ膜が形成される。 ス
パッタ室へは次々に基板搬送用トレーが搬入され、多数
の基板に連続してスパッタ膜を形成することができる。
スパッタ室において、スパッタターゲットは基板の両主
面にそれぞれ対向して配置され、高周波スパッタを用い
る場合には、それぞれのターゲットには独立して高周波
電界が印加される。
このとき、基板の両側にはそれぞれの高周波電界に対応
するプラズマが発生する。 しかし、基板2を貫通する
中心孔21が存在するため、基板近傍でこれらの電界が
相互干渉を起こし、プラズマ放電が不安定となる。 こ
のため、スパッタ速度が不安定となってしまう。
しかも、プラズマ放電の不安定さは基板の両側で異なっ
た様相を示すため、基板の両側のスパッタ速度に差が生
じてしまう。
一方、基板ホルダ3は、スパッタ中、基板2の径方向に
進行しているため、スパッタ速度が不安定となることに
より厚さの不均一なスパッタ膜が形成されてしまうこと
になる。
また、上記した直接酸化法および間接法のように酸化雰
囲気中で反応性スパッタを行なう際には、スパッタ速度
が変動するとスパッタ膜の酸化度が部分的に異なること
になり、磁気特性が不均一となる。
このような問題を軽減するために、基板中心孔21には
栓5が嵌入され、基板2両側の電界の相互干渉を防いで
いる。
しかし、スパック室において相隣り合う基板搬送用トレ
ー間には間隙が存在するため、基板搬送用トレーの端部
近傍に保持されている基板は、中心孔に栓が嵌入されて
いたとしてもこの間隙による電界の相互干渉の影響を受
けてしまう。
しかも、酸化性雰囲気中における反応性スバッタでは、
さらに下記の問題が生じる。
すなわち、反応性スパッタにより基板両面に同時にスパ
ッタ膜を形成する場合、基板搬送用トレーを挟んでター
ゲットを少なくとも1対配置し、電界、酸素ガス流量等
は基板搬送用トレーの両側で独立して制御するので、基
板両側のスパッタ条件を完全に同一とすることは困難で
ある。
このため、基板近傍の酸素ガス濃度は、基板両側で微妙
に異なるのが一般的である。
基板近傍の酸素ガス濃度が基板両側で異なっていたとし
ても、それぞれが独立して制御し得るものであればよい
が、相隣り合う基板搬送用トレー間に間隙が存在するた
め、この間隙を通して基板両側の異なる雰囲気が交流し
てしまう。
このため、スパッタ膜の酸化度が部分的に変動してしま
い、酸化後に得られるγ−Fe2eg磁性層の磁気特性
が磁性層面内でバラついてしまう。
このような問題が生じるのは、反応性スバ、。
夕では基板近傍の反応性ガスの濃度がスバ・ンタ膜組成
に大きな影響を与えるからである。
また、ターゲットの状態やその他の条件により、基板の
両側で意識的にスパッタ条件を変えることもある。 こ
の場合、基板両側の雰囲気が交流してしまう状態である
と、スバ・ンタの正確な制御が不可能になる。
なお、これらの問題は、酸化性雰囲気中での反応性スパ
ッタに限らず、反応性ガスを含有する雰囲気中での連続
スパッタにおいて一般的に発生するものである。
本発明は、このような事情からなされたものであり、欠
陥がなく均質なスパッタ膜を形成できる反応性連続スパ
ッタ方法と、磁気特性が良好かつ均一で、磁性層の厚さ
が均一である磁気ディスクを連続して製造できる方法と
、これらの方法に用いる基板搬送用トレーとソ従供する
ことを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明により
達成される。
(1)ローディング室と、搬入用バルブを介して前記ロ
ーディング室に連通ずるスパッタ室と、搬出用バルブを
介して前記スパッタ室に連通ずるアンローディング室と
を少なくとも有するスパッタ装置を用い、 基板が保持された複数の板状の基板搬送用トレーをロー
ディング室からスパッタ室に順次搬入し、スパッタ室に
搬入された基板搬送用トレーを移動させながら、基板搬
送用トレーを挟んで対向配置された少なくとも一対のタ
ーゲットを反応性雰囲気中でスパッタすることにより、
基板の両面に同時にスパッタ膜を形成し、次いで、スパ
ッタ膜が形成された基板を保持する基板搬送用トレーを
スパッタ室からアンローディング室に順次搬出すること
により、複数の基板に連続してスパッタ膜を形成する工
程を有し、 この工程において、基板搬送用トレー主面の法線方向か
ら見たときに、スパッタ膜形成中の基板が保持されてい
る基板搬送用トレーと、これと相隣り合う少なくとも一
方の基板搬送用トレーとの間に、間隙が存在しないこと
があるようにスパッタ室内の基板搬送用トレーの移動を
制御することを特徴とする反応性連続スパッタ方法。
(2)ローディング室の圧力をスパッタ室の圧力とほぼ
同等とした後に搬入用バルブを開いて基板搬送用トレー
をスパッタ室に搬入し、アンローディング室の圧力をス
パッタ室の圧力とほぼ同等とした後に搬出用バルブを開
いて基板搬送用トレーをスパッタ室からアンローディン
グ室に搬出する構成を有し、 ローディング室からスパッタ室への基板搬送用トレーの
搬入速度およびスパッタ室からアンローディング室への
基板搬送用トレーの搬出速度が、スパッタ膜形成中の基
板を保持している基板搬送用トレーの移動速度よりも高
(設定されており、 スパッタ室に搬入された基板搬送用トレーと、先にスパ
ッタ室に搬入されて移動中の基板搬送用トレーとの間に
、基板搬送用トレー主面の法線方向から見たとき少なく
とも間隙が存在しなくなったときに前記搬入された基板
搬送用トレーの速度を先に搬入された基板搬送用トレー
の移動速度と等しくする上記(1)に記載の反応性連続
スパッタ方法。
(3)スパッタ室に存在する基板搬送用トレーの主面が
、同一平面内に存在する上記(1)または(2)に記載
の反応性連続スパッタ方法。
(4)前記ターゲットとしてFeを主成分とするターゲ
ットを用い、前記基板として磁気ディスク用基板を用い
て、FeJ4を主成分とするスパッタ膜を上記(1)な
いしく3)のいずれかに記載の反応性連続スパッタ方法
により形成し、 次いで、前記スパッタ膜を酸化することによりγ−Fe
20sを主成分とする連続薄膜型の磁性層を形成するこ
とを特徴とする磁気ディスクの製造方法。
(5)上記(1)ないしく3)のいずれかに記載の反応
性連続スパッタ方法に用いられる基板搬送用トレーであ
って、 基板またはこれが保持された基板ホルダを保持するため
の孔部を有する板状体であり、一辺に段差、凸条または
斜面を有し、前記一辺と対向する他辺に、前記段差と噛
み合う段差、前記凸条が挿入可能な条溝または前記斜面
と平行な斜面を有することを特徴とする基板搬送用トレ
ー。
〈作用〉 本発明では、基板を基板搬送用トレーに保持し、基板搬
送用トレーを移動させながら反応性雰囲気のスパッタ室
内において基板の両面に同時にスパッタ膜を形成する方
法において、基板搬送用トレー主面の法線方向から見た
ときに、スパッタ膜形成中の基板が保持されている基板
搬送用トレーと、これと相隣り合う少なくとも一方の基
板搬送用トレーとの間に、間隙が存在しないことがある
ようにスパッタ室内の基板搬送用トレーの移動を制御す
る。
基板搬送用トレーには複数の基板が保持されているが、
トレーの端部近傍に保持されている基板にスパッタ膜が
形成されているときに、その端部側に隣り合う他のトレ
ーとの間に間隙がなければよい。
トレー間に間隙を作らないようにするためには、一辺に
段差、凸条または斜面を有し、前記一辺と対向する他辺
に、前記段差と噛み合う段差、前記凸条が挿入可能な条
溝または前記斜面と平行な斜面を有する板状の基板搬送
用トレーを用いることが好ましい。 スパッタ室内にお
いて相隣り合う基板搬送用トレー同士を、前記一辺と前
記他辺とが隣接するように移動させれば、トレー主面の
法線方向から見たときに両トレーの間の間隙をなくすこ
とができる。
本発明ではこのように相隣り合うトレー間に間隙を作ら
ないようにトレーを移動させるので、スパッタ時に基板
の一方の主面近傍の雰囲気と他方の主面近傍の雰囲気と
が常に実質的に遮断された状態となる。
このため、例えば酸化性雰囲気中での反応性スパッタの
場合、基板の一方の主面近傍の雰囲気、特に酸素ガス濃
度が、他方の主面近傍の雰囲気に影響することがな(、
酸化度の部分的なバラつきが殆どないスパッタ膜が得ら
れる。
また、このため、基板の一方の主面側の電界と他方の主
面側の電界とが相互干渉することも抑制されるので、ス
パッタ膜の酸化度のバラつきはさらに減少する。
そして、電界の相互干渉が防止されればスパッタ速度の
変動も防止され、基板をターゲットに対して移動しなが
らスパッタを行なう場合でも、厚さの均一なスパッタ膜
が得られる。
このような反応性連続スパッタ方法を γ−Fears磁性層形成の際の反応性スパッタに適用
すれば、最終的に得られるγ−Fe*Os磁性層は、良
好かつ均一な磁気特性を有するものとなり、また、厚さ
が不均一となることもない。
なお、本発明において実質的に遮断するとは、このよう
に基板の近傍において基板両側の雰囲気交流を遮断する
ということである。 反応性スパッタにおいては、基板
近傍の反応性ガスの濃度がスパッタ膜組成に大きな影響
を与えるので、本発明では必ずしも真空槽を2分して両
側の雰囲気を完全に遮断する必要はない。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の反応性連続スパッタ方法は、反応性雰囲気中で
複数の基板に連続してスパッタ膜を形成する方法である
。 なお、反応性雰囲気とは、反応性ガスを含有する雰
囲気である。
本発明は、様々な反応性スパッタに適用することができ
るが、特に、γ−Fearsを主成分とする連続薄膜型
の磁性層形成に好適である。
具体的には、前述した直接酸化法および間接法における
酸化性雰囲気中での反応性スバ・ツタに適用され、特に
、直接酸化法に好適である。
直接酸化法では、Feを主成分とするターゲットを用い
て、酸化性雰囲気中でFe504を主成分とするスパッ
タ膜を形成し、これに酸化性雰囲気で熱処理を施してγ
−Fearsを主成分とする連続薄膜型の磁性層を形成
する。
スパッタ法は、真空槽中に不活性ガスのプラズマを発生
させ、このプラズマ中の陽イオンを電界で加速してター
ゲットに衝突させ、ターゲットから飛散した原子や分子
をターゲットに対向して配置された基板表面に堆積させ
る方法である。
本発明に好ましく用いられるスパッタ装置の概略構成図
を第1a図に示す。 なお、第1a図は、磁気ディスク
基板表面にFe504を主成分とするスパッタ膜を形成
する際に用いるスバ・ツタ装置を示している。
第1a図において、スパッタ装置11は、ローディング
室12と、搬入用バルブ13を介して前記ローディング
室12に連通ずるスパッタ室14と、搬出用バルブ15
を介して前記スパッタ室14に連通するアンローディン
グ室16とを有する。 また、ローディング室12およ
びアンローディング室16には、それぞれバルブ121
およびバルブ161が設けられている。
スパッタ膜が形成される磁気ディスク基板2は、板状の
基板搬送用トレー17に複数個保持されている。 なお
、磁気ディスク基板2は、前述したような基板ホルダに
装填された状態で基板搬送用トレー17に保持されてい
るが、基板ホルダの図示は省略した。
搬入用バルブ13、搬出用バルブ15、バルブ121お
よびバルブ161は、基板搬送用トレー17が通過する
ときにだけ開放され、それ以外は閉鎖されていて、各室
の気密を保っている。
スパッタ装置11では、基板搬送用トレー17をローデ
ィング室12からスパッタ室14に順次搬入し、搬入さ
れた基板搬送用トレー17を移動させながら、基板搬送
用トレー17を挟んで対向配置された1対のターゲット
18を酸化性雰囲気中でスパッタすることにより、磁気
ディスク基板2の両面に同時にスパッタ膜を形成し、次
いで、スパッタ膜が形成された磁気ディスク基板2を保
持している基板搬送用トレー17をスパッタ室14から
アンローディング室16に順次搬出することにより、複
数の磁気ディスク基板2に連続してスパッタ膜を形成す
る。
なお、基板搬送用トレー17に保持されている磁気ディ
スク基板のうち、スパッタ膜が形成される基板は、ター
ゲット18にほぼ対向した状態にある基板である。 ま
た、ターゲットは図示されるような1対だけに限らず、
2対以上設けて処理速度を向上させることもできる。
連続スパッタ中におけるスパッタ装置11の各室の雰囲
気の変化および各室を気密に保っている各バルブの作動
は、下記のようになる。
スパッタ室14には、酸素ガスと不活性ガスとを含むス
パッタガスがスパッタガス導入口(図示せず)から常に
導入されており、同時にスパッタ室14内のガスが排気
口(図示せず)から常に排気されており、スパッタ室1
4内を一定の圧力に保っている。
なお、反応性スパッタによりスパッタ膜が形成される際
に、酸素ガスは消費される。 従って、スパッタ室内を
一定の圧力に保つためには、導入されるスパッタガス量
から消費される酸素ガス量を減じた量をスパッタ室14
がら排気する。
スパッタ室14内において基板搬送用トレー17を移動
させながらスパッタ膜を形成しているときに、搬入用バ
ルブ13を開いてローディング室12から他の基板搬送
用トレー17をスパッタ室14に搬入する。
ローディング室12がら基板搬送用トレー17を送り出
した後、搬入用バルブ13を閉じ、次に、リークバルブ
(図示せず)からローディング室12に窒素ガスを導入
して室内を1気圧とした後、ローディング室内を外気か
ら遮断しているバルブ121を開けて新たに基板搬送用
トレーをローディング室12内に移送し、バルブ121
を閉じる。
次いで、ローディング室12に侵入した空気を排気口(
図示せず)から排気してローディング室12内をほぼ真
空にまで減圧した後、調整ガス導入口(図示せず)から
反応性ガスと不活性ガスとを含む調整ガスを導入し、ロ
ーディング室12内の圧力がスパッタ室14内の圧力と
同等となったら、搬入用バルブ13を開けてローディン
グ室12内の基板搬送用トレー17をスパッタ室14内
に搬入する。
なお、調整ガスとは、スパッタ室14においてスパッタ
膜形成中の基板近傍の雰囲気とほぼ同率の酸素ガスを含
有する不活性ガスである。
ローディング室12にこのような調整ガスを満たした後
に搬入用バルブ13を開ければ、スパッタ室14におい
て形成中のスパッタ膜が影響を受けることがなくなる。
スパッタ膜が形成された磁気ディスク基板2は、基板搬
送用トレー17に保持されたままアンローディング室1
6に搬出される。
アンローディング室16の作用は、ローディング室12
の作用とほぼ同様である。
すなわち、搬出用バルブ15を開けるときには、アンロ
ーディング室16内の圧力はスパッタ室14内の圧力と
ほぼ同じに保たれている。
そして、アンローディング室16内に基板搬送用トレー
17を移送した後、搬出用バルブ15を閉じ、次いで、
リークバルブ(図示せず)からアンローディング室16
内に窒素ガスを導入して室内を1気圧とした後、アンロ
ーディング室16内を外気から遮断しているバルブ16
1を開けて、基板搬送用トレー17を取り出す。
基板搬送用トレー17を取り出した後、バルブ161を
閉じ、アンローディング室16内に侵入した空気を排気
口(図示せず)から排気してほぼ真空状態とし、次いで
、調整ガス導入口(図示せず)から前述した調整ガスを
導入する。
これらの工程を繰り返すことにより、複数の基板に連続
してスパッタ膜を形成することができる。 この間、ス
パッタ室へのスパッタガスの導入、スパッタ室からのガ
ス排気およびスパッタの放電は連続して行なわれている
なお、ローディング室12とスパッタ室14との間に、
これら両室とバルブを介して連通ずるローディング用圧
力調整室を設ける構成としてもよい。
この場合、ローディング室12内を排気してほぼ真空と
した後、バルブを開いてローディング用圧力調整室内に
基板搬送トレーを移送する。 このとき、ローディング
用圧力調整室内は、はぼ真空となるまで排気されている
。 次いで、前記バルブを閉じて、ローディング用圧力
調整室内に調整ガスを導入する。 この後の工程は、第
1a図に示す態様と同様であり、ローディング用圧力調
整室が同図のローディング室12と同様な作用を有する
ことになる。
このようなローディング用圧力調整室をローディング室
と別個に設ける主たる理由は、スパッタ室の雰囲気制御
を容易にするためである。 すなわち、ローディング室
内にトレーを搬入して同室を減圧しても微量の空気の残
存が避けられず、スパッタ室内へ残存空気が侵入する恐
れがあるが、ローディング室とスパッタ室との間にロー
ディング用圧力調整室を設けることにより、ローディン
グ室内に残存する空気のスパッタ室への侵入は減少し、
スパッタ室の雰囲気の乱れが著滅するからである。
なお、アンローディング室16とスパッタ室14との間
にも、前記ローディング用圧力調整室と同様な作用を有
するアンローディング用圧力調整室を設ける構成として
もよい。
本発明では、このような連続スパッタに際して、基板搬
送用トレー17主面の法線方向から見たときに、スパッ
タ膜形成中の磁気ディスク基板2が保持されている基板
搬送用トレー17と、これと相隣り合う少なくとも一方
の基板搬送用トレー17との間に、間隙が存在しないこ
とがあるようにスパッタ室14内の基板搬送用トレー1
7の移動を制御する。
スパッタ装置11では、上記したようにローディング室
12の圧力をスパッタ室14の圧力とほぼ同等とした後
、搬入用バルブ13を開いて基板搬送用トレー17をス
パッタ室14に搬入し、また、アンローディング室16
の圧力をスパッタ室の圧力とほぼ同等とした後、搬出用
バルブ15を開いて基板搬送用トレー17をアンローデ
ィング室に搬出する。 このため、スパッタ室14にお
いて隣り合う基板搬送用トレー間に間隙が生じる。
本発明では、このような間隙を下記のようにして制御す
る。
第1a図〜第1c図により、その作用を説明する。
各図中において、各基板搬送用トレー17には識別する
ための番号を付しである。 また、各基板搬送用トレー
17の上に表示しである矢印の長さは、基板搬送用トレ
ー17の移動速度を示している。 ただし、これらの矢
印の長さは、速度の相対的な高低を表わしたものである
第1a図では、保持している磁気ディスク基板に既にス
パッタ膜が形成されている基板搬送用トレーNo、1お
よびN092が、それぞれアンローディング室16およ
びスパッタ室14にある。 そして、スパッタ室14で
は、基板搬送用トレーNo、3が保持している3列の磁
気ディスク基板のうち、右側の列の磁気ディスク基板に
スパッタ膜を形成中である。 また、ローディング室1
2からは、基板搬送用トレーNo、4がスパッタ室14
に搬入されようとしている。
第1a図に示される基板搬送用トレーNo。
3のように、トレ一端部近傍の磁気ディスク基板にスパ
ッタ膜を形成するときに、その端部側と隣り合う他の基
板搬送用トレー(図示例ではNo、2)との間に間隙が
できないように両トレーを移動させる。 また、前記端
部と対向する端部側については図示するように間隙があ
ってもかまわないが、ターゲットが2対以上設けられて
いてスパッタ室内のスパッタ膜形成可能領域が広い場合
や、基板搬送用トレーの寸法が小さい場合など、必要に
応じて、間隙を設けずに3個以上の基板搬送用トレーを
移動させる構成とすることが好ましい。
第1b図では、各基板搬送用トレーは図中右側に移動し
ていて、基板搬送用トレーN093の右列の磁気ディス
ク基板には既にスパッタ膜が形成済みであり、同トレー
の中央の列の磁気ディスク基板にスパッタ膜を形成中で
ある。
第1c図では、各基板搬送用トレーはさらに移動し、基
板搬送用トレーN013の左側の列の磁気ディスク基板
にスパッタ膜を形成中である。
なお、第1b図では、中央の列の磁気ディスク基板にス
パッタ膜を形成する際には、基板搬送用トレーの周囲か
ら回り込む反対側の雰囲気や、トレーの両側の電界の相
互干渉は殆ど問題にならないとして、基板搬送用トレー
No、3と、その両側に存在する基板搬送用トレーNo
、2およびNo、4との間には間隙が存在する構成にな
っている。 ただし、上記した雰囲気や電界の影響は、
スパッタ時のプラズマの状態、基板搬送用トレーの寸法
、ターゲットの寸法や数、ターゲットと磁気ディスク基
板との間に設けられるマスクの形状等の各種条件によっ
て異なるため、間隙を作らずに連続させる基板搬送用ト
レーの数や、間隙をなくすタイミングは、これら各種条
件によって適宜設定すればよい。 すなわち、本発明で
は、少なくとも基板搬送用トレーの主面両側の雰囲気や
電界の影響が問題となるときに、隣り合う基板搬送用ト
レー間に間隙が存在しなければよい。
スパッタ室14において基板搬送用トレー間の間隙をな
くすためには、ローディング室12から搬入された基板
搬送用トレーを、スパッタ室において先行する基板搬送
用トレーに追いつかせる必要がる。
また、スパッタ室14からアンローディング室16に基
板搬送用トレーを1枚づつ搬出するためには、スパッタ
室14内において間隙なしに連続して移動している基板
搬送用トレー群から1枚の基板搬送用トレーを離反させ
る必要がある。
このためには、ローディング室12からスパッタ室14
への基板搬送用トレーの搬入速度およびスパッタ室14
からアンローディング室16への基板搬送用トレーの搬
出速度を、スパッタ膜形成中の磁気ディスク基板を保持
している基板搬送用トレーの移動速度よりも高くする必
要がある。
そして、スパッタ室14に搬入された基板搬送用トレー
と、先に搬入されてスパッタ室14内を移動中の基板搬
送用トレーとの間に少なくとも間隙が存在しなくなった
ときに、前記搬入された基板搬送用トレーの速度を先に
搬入された基板搬送用トレーの移動速度と等しくすれば
、両基板搬送用トレーが間隙なしに連続して移動するこ
とになる。
なお、スパッタ室14内において両基板搬送用トレーの
間の間隙をなくすタイミング、すなわち、そのときの先
行する基板搬送用トレーの位置は、前述したように各種
条件に応じて適宜設定すればよい。
スパッタ装置11において、基板搬送用トレーの速度を
上記したように制御する手段は特に限定されないが、例
えば第1a図〜第1c図に示されるような手段を用いる
ことが好ましい。
これらの図に示されるスパッタ装置11において、基板
搬送用トレー17の下面にはラックギアが設けられてい
る。
一方、スパッタ装置11側には、モータにより駆動され
るビニオンギアが設けられており、基板搬送用トレーの
ラックギアと噛合している。
ローディング室12には、ビニオンギア122が設けら
れており、モータMLにより駆動される。
スパッタ室14には、ビニオンギアが3系統設けられて
おり、ビニオンギア142はモータMSIにより、ビニ
オンギア143はモータMS2により、ビニオンギア1
44はモータMS3により、それぞれ駆動される。
アンローディング室16には、ビニオンギア162が設
けられており、モータMUにより駆動される。
各モータの駆動状況は、駆動中を「ON」、停止中をr
oFFJとして図示しである。
ビニオンギア122とビニオンギア142の回転速度は
等しく、ビニオンギア144とビニオンギア162の回
転速度も等しい。 そして、ビニオンギア1430回転
速度は、前記各ビニオンギアよりも低く設定されている
これらの各ビニオンギアは図中時計回り方向に回転する
ように駆動される。 また、各ビニオンギアは、少なく
とも駆動されていないときに少なくとも時計回り方向に
自由回転可能な構成となっている。
第1a図では、モータML、MS1およびMS2が駆動
状態にあり、基板搬送用トレーNo、4を高速度でスパ
ッタ室14に搬入し、また、基板搬送用トレーN003
およびNo。
2を低速度で移動させている。
第1b図および第1c図に示されるように、基板搬送用
トレーNo、4が基板搬送用トレーNo、3に追いつい
て、少なくとも両トレーの間に間隙がなくなると、モー
タMSIの駆動が停止され、基板搬送用トレーNo、4
はモータMS2で駆動されるビニオンギア143により
基板搬送用トレーNo、3と等しい速度で低速移動する
なお、基板搬送用トレーN014がビニオンギア142
により高速移動しているときに低速駆動中のビニオンギ
ア143と噛み合った場合でも、ビニオンギア143は
時計回り方向に自由回転可能であるため、基板搬送用ト
レーNo、4の高速移動が妨げられることはない。
また、基板搬送用トレーを先行するトレーに所定のタイ
ミングで追いつかせ、かつそのときにモータMSIを停
止させるためには、先行するトレーと後続のトレーとの
距離、速度差に応じて、後続トレー移動用のモータMS
Iの駆動開始タイミング、駆動時間を制御すればよい。
一方、スパッタ室14からアンローディング室16に基
板搬送用トレーが搬出される場合を、基板搬送用トレー
No、2について説明する。
第1a図では、基板搬送用トレーNo、2はビニオンギ
ア143により低速移動しているが、基板搬送用トレー
No、2と基板搬送用トレーN003との間に間隙が生
じてもスパッタ膜形成に関して問題ないところまで基板
搬送用トレーNO12が進むと、モータMS3が駆動を
開始し、ビニオンギア144により基板搬送用トレーN
o、2は高速移動を始める。 このとき、基板搬送用ト
レーNo、2はビニオンギア143とも噛み合っている
が、ビニオンギア143は時計回り方向に自由回転可能
なため、基板搬送用トレーN002の高速移動が妨げら
れることはない。
以上説明したような作用により、ローディング室12か
ら1枚づつ独立して搬入された基板搬送用トレーは、ス
パッタ室14において間隙なく連続して移動することが
可能となり、また、アンローディング室16に1枚づつ
独立して搬出されることが可能となる。
なお、図示例では基板搬送用トレーを1枚づつ搬入およ
び搬出しているが、−回に搬入ないし搬出するトレーの
数は2枚以上であってもよい。
第1a図〜第1c図において用いられている基板搬送用
トレー17を、第2a図に示す。
同図に示されるように、板状の基板搬送用トレー17は
一辺に段差171を有し、前記一辺と対向する他辺には
、第2b図に示されるように前記段差171と噛み合う
段差172が設けられている。 なお、第2a図におい
ては、磁気ディスク基板2は基板ホルダ3に装填されて
基板搬送用トレー17に保持されているが、基板ホルダ
3を用いずに基板搬送用トレー17が直接磁気ディスク
基板2を保持する構成としてもよい。
第1a図に示すスパッタ装置11のスパッタ室14では
、基板搬送用トレーNo、2の段差171と基板搬送用
トレーNo、3の段差172とが噛み合い、両基板搬送
用トレー間には、主面の法線方向から見て間隙はなくな
る。
また、第2a図に示されるような段差を有する構成に限
らず、例えば、第3a図に示されるように、一辺に斜面
173を有し、前記一辺と対向する他辺に、第3b図に
示されるように前記斜面173と平行な斜面174を設
けた板状の基板搬送用トレー17や、あるいは第4a図
に示されるように、一辺に凸条175を有し、前記一辺
と対向する他辺に、第4b図に示されるように前記凸条
175が挿入可能な条溝176を設けた板状の搬送トレ
ー17等、基板搬送用トレー間の間隙をな(すことが可
能であればどのような構成であってもよい。
なお、上記した段差同士、あるいは、凸条と条溝は、ト
レー間の間隙がなくなるように接近した状態で噛み合い
ないし挿入されればよ(、密着する必要はない。 逆に
、トレー同士の衝突が避けられるように、また、トレー
同士の接近や離反が容易に行なえるように、噛み合いな
いし挿入には遊びをもたせることが好ましい。
第2a図、第3a図および第4a図に示される構成の基
板搬送用トレー17は、間隙がな(なるように隣接させ
たときに、各トレーの主面がずれずに同一平面内に存在
することになるので、スパッタ室14を通過する全ての
基板搬送用トレー17について、ターゲット18からの
距離を等しくできる。 このため、磁気ディスク基板2
の両面のスパッタ膜形成条件を全ての基板搬送用トレー
17について同じとすることができ、連続して多数の磁
気ディスク基板にばらつきのないスパッタ膜を形成する
ことが可能である。
なお、スパッタ室14において、隣り合う基板搬送用ト
レー同士を密着させることによっても両トレー間の間隙
をほぼな(すことができ、また、この場合も各トレーの
主面が同一平面内に存在することになるが、基板搬送用
トレーの寸法精度を極めて高(しなければならないこと
、また、同時に基板搬送用トレーの駆動手段の遊びを極
めて小さくしなければならないこと等から、第2a図、
第3a図および第4a図に示されるような構成の基板搬
送用トレーを用いることが好ましい。
基板搬送用トレーの材質に特に制限はなく、各種条件に
応じて適宜選択すればよいが、反りの発生が少ない材質
を選択することが好ましく、例えばステンレス鋼、八〇
、各種セラミックス等が好ましい。
また、基板搬送用トレーが保持する基板数にも特に制限
はないが、通常、縦に1〜3O列程度、横に1〜lO列
程度で合計1〜3O0枚程度である。
基板搬送用トレーの寸法は、保持する基板の寸法や数等
に応じて決定されるが、例えば、縦30〜200cm程
度、横30〜200 cm程度である。
基板ホルダ3としては、前述したように第7図および第
8図に示されるような基板ホルダ3を用いてもよいが、
このような基板ホルダでは、基板2と基板ホルダ3との
間に基板一基板ホルダ間隙42が必然的に生じてしまう
。 基板両側の雰囲気や高周波電界は、この間隙を介し
てやはり相互干渉するため、上記した問題を避けること
は困難である。
従って、基板の両側の雰囲気を実質的に遮断した状態と
するためには、第5図および第6図に示されるような基
板ホルダ3を用いることが好ましい。
第5図は、基板ホルダ3に基板2が装填された状態を示
す正面図である。 また、第6図は、第5図のVl −
Vl線断面図である。
第5図に示す基板ホルダ3は板状体であり、装填孔4を
少なくとも一つ有する。
基板ホルダ3は、装填孔4が一つまたは複数形成された
1枚の板状体であってもよ(、このような板状体を複数
連結して構成してもよい。
装填孔4は、基板ホルダ3の表面側および裏面側に、そ
れぞれ表面開口部43および裏面開口部44を有する。
 また、装填孔4の周面には、溝41が設けられている
表面開口部43の外縁および裏面開口部44の外縁はほ
ぼ円形であり、溝41の形状もほぼ円形である。
表面開口部43の外縁の直径は基板2の直径以上とされ
る。 基板2は、表面開口部43から装填孔4に挿入さ
れるので、基板2を容易に挿入するために、表面開口部
43の外縁の直径は0.1〜3Omm程度基板2の直径
より大きいことが好ましい。
溝41の周面の最上部は表面開口部43の最上部とほぼ
一致する。 表面開口部43の最下部から測った溝41
の深さ(溝41の最深部の深さ)は、基板2が安定して
保持でき、しかもスパッタ膜形成面積が十分に確保でき
る程度であればよく、例えば0.5〜211II11と
することが好ましい。 また、溝41の幅は、基板2の
厚さより大きく、例えば0.05〜0.5mm大きい程
度とすることが好ましい。
このような溝41により、基板2は遊嵌状態にて保持さ
れる。
裏面開口部44の最下部は表面開口部43の最下部とほ
ぼ一致する。 そして、基板2を装填孔4に装填したと
き、裏面開口部44の最上部が基板2の最上部よりも低
い位置となるように裏面開口部44の直径を設定する。
このような構成により、基板2を装填孔4に装填したと
きに、裏面開口部44外縁の全周が基板2の外縁より内
側に位置することになり、裏面開口部44は基板2によ
り完全に遮蔽されることになる。 なお、裏面開口部4
4が基板2により完全に遮蔽されているとは、裏面開口
部44側から表面開口部43側が見通せないという意味
である。
基板ホルダ3には、装填孔4近傍に、基板2に向かって
厚さが減少するテーパ部31が設けられている。
このテーパ部31を設けることにより、スパッタ時に基
板2表面が基板ホルダ3の陰になることが防止され、均
一なスパッタ膜を形成することができる。 また、基板
2近傍のガス流の乱れが防止され、やはりスパッタ膜の
均一性を向上させることができる。
また、基板2の中心孔21を通しての雰囲気交流および
電界の相互干渉を防ぐために、中心孔21は、栓5によ
り塞がれている。 栓5は円盤状であり、その外周部に
は基板に向かって厚さが減少するテーパ部51が設けら
れる。
このテーパ部51の作用は、上記したテーパ部31と同
様である。
第5図および第6図に示されるような基板ホルダ3を用
いた場合、基板主面外周部におけるスパッタ膜の形成さ
れていない領域が、一方の主面と他方の主面とで異なる
形状となる。
すなわち、この領域は、表面開口部43側の主面では不
連続となり、裏面開口部44側の主面では連続すること
になる。 具体的には、表面開口部43側では弧状とな
り、裏面開口部44側では環状となる。
なお、第5図および第6図に示されるような基板ホルダ
は簡単な構造で本発明の効果をよりいっそう向上させる
ことができるが、このような基板ホルダに限らず、基板
の一方の主面近傍の雰囲気と他方の主面近傍の雰囲気と
を実質的に遮断できる基板ホルダであれば、どのような
ものであっても本発明には好適である。
例えば、第7図および第8図に示されるような基板ホル
ダ3において、装填孔4の一方の開口部に、基板一基板
ホルダ間隙42を遮蔽するような遮蔽部材を設けた構成
のものであってもよい。
γ−Fetusを主成分とする連続薄膜型の磁性層を形
成するに際し直接酸化法を用いる場合、スパッタ室では
、前述したように反応性スパッタにより磁気ディスク基
板2の表面にFexO4を主成分とするスパッタ膜を形
成する。
この場合のスパッタ法には、スパッタ速度が高いことか
ら、マグネトロンスパッタを用いることが好ましい。
スパッタ法では、通常、ターゲットを陰極とし、基板や
真空槽の壁面などを陽極とするか、あるいは陽極を独立
して設け、これらの間に電界を形成する。
本発明では、直流(DC)スパッタ法を用いてもよ(高
周波(RF)スパッタ法を用いてもよい。
高周波スパッタ法を用いる場合は、陰極と陽極との間に
交番電界を印加するが、磁気ディスク基板の両面に同時
にスパッタ膜を形成するには、それぞれのターゲットご
とに交番電界を印加する。
このとき、磁気ディスク基板の一方の主面側において行
なわれる高周波スパッタの周波数をf AMHzとし、
他方の主面側において行なわれる高周波スパッタの周波
数をf、MHzとしたとき、 0、 003≦l  tA −tm  + ≦0.01
3fA=13.56000±0.00678fa =1
3.56000±0.00678とすることが好ましく
、 0.005≦1f、−f、1≦0.03Oとすることが
より好ましい。
なお、fAおよびf、は、高周波スパッタ装置において
通常用いられる範囲に設定した。
1fA−filが上記範囲未満であると、基板両側の電
界同士の相互干渉の影響をスパッタ膜が受は易(なる。
また、1fA−f、lの上限は、上記したfAおよびf
llの範囲から求められたものである。
反応性スパッタ法により成膜されたFezO<は、γ−
FeJiにまで酸化される。
この酸化は、酸素ガス分圧0.05〜0.8気圧程度、
全圧0.5〜2気圧程度の雰囲気中での熱処理によって
行なわれればよ(、通常、大気中熱処理によって行なわ
れることが好ましい。
熱処理における保持温度は200〜400℃、特に25
0〜350℃であることが好ましく、温度保持時間は、
3O9〜3O時間、特に1時間〜5時間であることが好
ましい。
なお、γ−Fezesを主成分とする磁性層中には、耐
久性を向上させるためにα−Fearsが含有されるこ
とが好ましい、 α−Fearsの含有量を耐久性向上
に有効な程度とするためには、上記熱処理に際し、昇温
速度を0.5〜20’C/ m i n、特に1〜lO
℃/ m i nとすることが好ましい。
なお、昇温速度は一定であってもよ(、漸増あるいは漸
減させてもよく、また、複数の昇温速度を組み合わせて
保持温度まで昇温させてもよい。
磁性層中には必要に応じてCo、Ti、Cu等を添加さ
せてもよく、また、成膜雰囲気中に含まれるAr等が含
有されていてもよい。
Goは保磁力を調整するために有効な元素である。 磁
性層中のCoの含有量は、Feを3Owt%以下置換す
る程度とすることが好ましい。 また、磁性層にCoを
含有させるためには、Coを含有するFeターゲットを
用いればよい。
磁性層の層厚は、生産性、磁気特性等を考慮して、20
0〜2000人程度とすることが好ましい。
このような磁性層が表面に形成される磁気ディスク基板
としては、下地層などを設層する必要がな(製造工程が
簡素になること、また、研磨が容易で表面粗さの制御が
簡単であること、磁性層形成時の熱処理に耐えることな
どから、ガラスを用いることが好ましい。
ガラスとしては、強化ガラス、特に、化学強化法による
表面強化ガラスを用いることが好ましい。
また、磁性層上には、有機化合物を含有する潤滑膜や無
機保護膜などを設けてもよい。
以上では、反応性ガスとして酸素ガスを用いて磁気ディ
スクの磁性層を形成する方法に本発明を適用する場合を
説明したが、本発明の反応性連続スパッタ方法は、基板
両面に同時にスパッタ膜を形成するものであればどのよ
うなスパッタ膜の形成にも適用できる。
例えば、反応性ガスとして酸素ガスを用いるFe504
s Fezes 、Altos 、 5if2、ZnO
、Zr0−a、ITO等の成膜に好適であり、また、反
応性ガスとして窒素ガスを用いるWN、 FeN 、 
AIN、5isN4等の成膜に好適である。 さらに、
反応性ガスとして酸素ガスと窒素ガスとの混合ガスを用
いる5iAjONやLa5iON等の成膜にも好適であ
るO そして、このようなスパッタ膜は、磁気ディスクの保護
層をはじめ、各種用途に適用することができる。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
磁気ディスク基板として、外径130mm、内径40m
m、厚さ1.27mmのアルミノケイ酸ガラス基板を用
いた。
この磁気ディスク基板を第5図に示されるような基板ホ
ルダに装填し、この基板ホルダを第2a図に示されるよ
うな基板搬送用トレーに取り付けた。
なお、基板ホルダ3の表面開口部43外縁の直径は13
5.0mm、裏面開口部44外縁の直径は128.0m
m、溝41の最深部の深さは1.0mm、幅は1.4a
+mとした。 この基板ホルダに磁気ディスク基板を保
持した状態で、裏面開口部44の上縁は磁気ディスク基
板の最上部より下に位置しており、裏面開口部が磁気デ
ィスク基板により完全に遮蔽された状態となっていた。
また、基板搬送用トレーには、図示のように縦、横とも
に3列、合計9個の磁気ディスク基板を保持させた。 
基板搬送用トレーの寸法は、縦850mm、横3O00
mmとし、段差からトレ一端部までの距離は50mmと
した。
なお、磁気ディスク基板の中心孔は、栓により塞いだ。
そして、第1a図〜第1C図に示されるようなスパッタ
装置を用い、これらの図に示される工程に従って、Fe
J4膜を複数の基板の両生面に連続して形成した。
ターゲットには、1 wt%Co−Fe合金を用い、酸
素ガスを含有するArガス雰囲気中で高周波マグネトロ
ンスパッタを行なった。 スパッタ装置の各室内の雰囲
気制御および各バルブの制御は、前述したとおりとした
なお、スパッタ室14において、基板搬送用トレーの左
側の列または右側の列の磁気ディスク基板にスパッタ膜
を形成しているときには、その基板搬送用トレーのそれ
ぞれ左側または右側に存在する他の基板搬送用トレーと
の間に間隙が生じないように各モータを制御した。 ま
た、スパッタ室に搬入された基板搬送用トレーが先行す
る基板搬送用トレーに追いついて両トレーの段差同士が
重なったときにモータMSIの駆動を停止した。
このようにして磁気ディスク基板900枚にFem04
膜を形成し、さらに各Fe50<膜を空気中で33O℃
にて1時間熱処理して、γ−Fears磁性層を有する
磁気ディスクを得た。
これらについて下記測定を行なった。
(γ−FeJi膜の比抵抗ρ) 四端針法により測定した。 測定条件を以下に示す。
探針材質:チタンカーバイド 針間隔:1mm 針先半径:404R 針   圧:3O0g/本 比抵抗は、半径30.40.50.60mmの各々で、
角度0”、90°、180°、270°の位置で計16
点測定して平均値と分布幅(最大値−最小値)を算出し
た。 この分布幅が小さいほど、膜の面内方向の均一性
がよい。
(γ−Fezes膜厚さ) 蛍光X線分析によりディスク上の各点の膜厚を求めた。
蛍光X線分析におけるFeのカウント数と膜厚はほぼ比
例関係にあるので、Feのカウント数から膜厚を推定で
きる。
測定箇所は、半径30.40.50.60mmの各々テ
、角度0”、90°、180”、270°の位置で計1
6箇所であり、平均値と分布幅(最大値−最小値)を算
出した。 この分布幅が小さいほど、膜厚の面内方向の
均一性がよい。
各磁気ディスクにおけるこれらの測定結果を平均したと
ころ、 ρ平均値 :0.33OΩ” am ρ分布幅 :0.006Ω” cm 厚さ平均値:1320人 厚さ分布幅:15人 であった。
また、各磁気ディスクの磁気特性および電磁変換特性を
測定したところ、磁性層面内および各磁気ディスク間の
ばらつきが非常に少ないものであった。
なお、比較のために、スパッタ室内において隣り合う基
板搬送用トレー間に常にlocmの間隙が存在するよう
に各基板搬送用トレーを移動させながらFear4膜を
形成し、さらに上記熱処理を行なって磁気ディスクを作
製したところ、 ρ平均値 :0.381Ω・am ρ分布幅 :0.098Ω・cm 厚さ平均値:1350人 厚さ分布幅=85人 であった。
また、これらの磁気ディスクについて磁気特性および電
磁変換特性を測定したところ、磁気ディスク間のばらつ
きが大きいものであった。
なお、第5図に示される基板ホルダを用いたため、基板
主面外周部における磁性層が形成されていない領域の形
状が基板の両側で異なっていた。
すなわち、一方の主面側では、この領域が弧状であり、
他方の主面側では、この領域が環状であった。
また、第3a図に示される基板搬送用トレーを用いた場
合および第4a図に示される基板搬送用トレーを用いた
場合でも、第2a図に示される基板搬送用トレーを用い
た場合と同様な結果が得られた。
以上の実施例の結果から、本発明の効果が明らかである
〈発明の効果〉 本発明によれば、良好かつ均一な磁気特性を有する磁気
ディスクを連続して製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1a図、第1b図および第1c図は、本発明に用いる
スパッタ装置の動作を説明する概略断面図である。 第2a図、第3a図および第4a図は、本発明の基板搬
送用トレーの斜視図である。 第2b図、第3b図および第4b図は、それぞれ第2a
図、第3a図および第4a図に示される基板搬送用トレ
ーを2枚接近させたときの状態を表わす部分平面図であ
る。 第5図は、本発明に好適な基板ホルダに基板が保持され
た状態を示す正面図である。 第6図は、第5図のVT −VI I@断面図である。 第7図は、従来から用いられている基板ホルダに基板が
保持された状態を示す正面図である。 第8図は、第7図の■−■線断面図である。 符号の説明 2・・・基板 21・・・中心孔 3・・・基板ホルダ 31・・・テーパ部 4・・・装填孔 41・・・溝 42・・・基板一基板ホルダ間隙 43・・・表面開口部 44・・・裏面開口部 5・・・栓 51・・・テーバ部 11・・・スパッタ装置 12・・・ローディング室 121・・・バルブ 13・・・搬入用バルブ 14・・・スパッタ室 15・・・搬出用バルブ 16・・・アンローディング室 161・・・バルブ 17・・・基板搬送用トレー 171.172・・・段差 173.174・・・斜面 175・・・凸条 176・・・条溝 18・・・ターゲット 出 願 人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  陽  −同     弁
理士   増  1) 達  哉F  I  G、  
 5 ■」 FIG、6 FIC,7 ■」 F 工 G−8

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ローディング室と、搬入用バルブを介して前記
    ローディング室に連通するスパッタ室と、搬出用バルブ
    を介して前記スパッタ室に連通するアンローディング室
    とを少なくとも有するスパッタ装置を用い、 基板が保持された複数の板状の基板搬送用トレーをロー
    ディング室からスパッタ室に順次搬入し、スパッタ室に
    搬入された基板搬送用トレーを移動させながら、基板搬
    送用トレーを挟んで対向配置された少なくとも一対のタ
    ーゲットを反応性雰囲気中でスパッタすることにより、
    基板の両面に同時にスパッタ膜を形成し、次いで、スパ
    ッタ膜が形成された基板を保持する基板搬送用トレーを
    スパッタ室からアンローディング室に順次搬出すること
    により、複数の基板に連続してスパッタ膜を形成する工
    程を有し、 この工程において、基板搬送用トレー主面の法線方向か
    ら見たときに、スパッタ膜形成中の基板が保持されてい
    る基板搬送用トレーと、これと相隣り合う少なくとも一
    方の基板搬送用トレーとの間に、間隙が存在しないこと
    があるようにスパッタ室内の基板搬送用トレーの移動を
    制御することを特徴とする反応性連続スパッタ方法。
  2. (2) ローディング室の圧力をスパッタ室の圧力とほ
    ぼ同等とした後に搬入用バルブを開いて基板搬送用トレ
    ーをスパッタ室に搬入し、 アンローディング室の圧力をスパッタ室の圧力とほぼ同
    等とした後に搬出用バルブを開いて基板搬送用トレーを
    スパッタ室からアンローディング室に搬出する構成を有
    し、 ローディング室からスパッタ室への基板搬送用トレーの
    搬入速度およびスパッタ室からアンローディング室への
    基板搬送用トレーの搬出速度が、スパッタ膜形成中の基
    板を保持している基板搬送用トレーの移動速度よりも高
    く設定されており、 スパッタ室に搬入された基板搬送用トレー と、先にスパッタ室に搬入されて移動中の基板搬送用ト
    レーとの間に、基板搬送用トレー主面の法線方向から見
    たとき少なくとも間隙が存在しなくなったときに前記搬
    入された基板搬送用トレーの速度を先に搬入された基板
    搬送用トレーの移動速度と等しくする請求項1に記載の
    反応性連続スパッタ方法。
  3. (3) スパッタ室に存在する基板搬送用トレーの主面
    が、同一平面内に存在する請求項1または2に記載の反
    応性連続スパッタ方法。
  4. (4) 前記ターゲットとしてFeを主成分とするター
    ゲットを用い、前記基板として磁気ディスク用基板を用
    いて、Fe_3O_4を主成分とするスパッタ膜を請求
    項1ないし3のいずれかに記載の反応性連続スパッタ方
    法により形成し、 次いで、前記スパッタ膜を酸化することによりγ−Fe
    _2O_3を主成分とする連続薄膜型の磁性層を形成す
    ることを特徴とする磁気ディスクの製造方法。
  5. (5) 請求項1ないし3のいずれかに記載の反応性連
    続スパッタ方法に用いられる基板搬送用トレーであって
    、 基板またはこれが保持された基板ホルダを保持するため
    の孔部を有する板状体であり、 一辺に段差、凸条または斜面を有し、前記一辺と対向す
    る他辺に、前記段差と噛み合う段差、前記凸条が挿入可
    能な条溝または前記斜面と平行な斜面を有することを特
    徴とする基板搬送用トレー。
JP29790590A 1990-11-02 1990-11-02 反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー Pending JPH04173974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29790590A JPH04173974A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29790590A JPH04173974A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04173974A true JPH04173974A (ja) 1992-06-22

Family

ID=17852616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29790590A Pending JPH04173974A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04173974A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146211A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Phyzchemix Corp プラズマ処理方法及びプラズマ処理システム
JP2010008460A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Seiko Epson Corp 液晶装置の製造装置
CN101944366A (zh) * 2009-07-01 2011-01-12 诺信公司 用于在等离子体处理期间支撑工件的设备和方法
JP2014031558A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Ulvac Japan Ltd 基板処理装置、固体電解質膜の形成装置、及び、固体電解質膜の形成方法
CN105420682A (zh) * 2015-03-30 2016-03-23 郭信生 一种高吞吐量沉积装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146211A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Phyzchemix Corp プラズマ処理方法及びプラズマ処理システム
JP2010008460A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Seiko Epson Corp 液晶装置の製造装置
CN101944366A (zh) * 2009-07-01 2011-01-12 诺信公司 用于在等离子体处理期间支撑工件的设备和方法
JP2011014229A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Nordson Corp プラズマ処理中にワークピースを支持する装置及び方法
US10026436B2 (en) 2009-07-01 2018-07-17 Nordson Corporation Apparatus and methods for supporting workpieces during plasma processing
JP2014031558A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Ulvac Japan Ltd 基板処理装置、固体電解質膜の形成装置、及び、固体電解質膜の形成方法
CN105420682A (zh) * 2015-03-30 2016-03-23 郭信生 一种高吞吐量沉积装置
CN105420682B (zh) * 2015-03-30 2018-11-13 郭信生 一种高吞吐量沉积装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0211938B1 (en) System and method for depositing plural thin film layers on a substrate
US6298685B1 (en) Consecutive deposition system
US6290821B1 (en) Sputter deposition utilizing pulsed cathode and substrate bias power
US8070926B2 (en) Multi-chamber workpiece processing
US4790921A (en) Planetary substrate carrier method and apparatus
US4626336A (en) Target for sputter depositing thin films
JPH06510565A (ja) スループットの高いスパッタリング装置及び方法
US8877019B2 (en) Sputtering apparatus, sputter deposition method, and analysis apparatus
US4834855A (en) Method for sputter depositing thin films
JPH04173974A (ja) 反応性連続スパッタ方法、磁気ディスクの製造方法および基板搬送用トレー
US6843892B1 (en) Apparatus and method for selectively and controllably electrically biasing a plurality of substrates on a pallet
US7354630B2 (en) Use of oxygen-containing gases in fabrication of granular perpendicular magnetic recording media
US6309516B1 (en) Method and apparatus for metal allot sputtering
JP2009020951A (ja) 磁気記録媒体の製造方法および製造装置
JP2931606B2 (ja) 高周波スパッタ法および磁気記録媒体の製造方法
US6886244B1 (en) Segmented pallet for disk-shaped substrate electrical biassing and apparatus comprising same
JP2000222724A (ja) 製膜方法および磁気記録媒体の製造方法
JPH04124270A (ja) 反応性連続スパッタ方法および磁気記録媒体の製造方法
US20050249983A1 (en) Thickness gradient protective overcoat layers by filtered cathodic arc deposition
JP4820783B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法および製造装置
JPH03192522A (ja) 磁気ディスクの製造方法、磁気ディスクおよび基板ホルダ
JP7412926B2 (ja) 成膜装置、成膜ワーク製造方法
WO2016108257A1 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法、ならびに成膜装置
US20050132960A1 (en) Small volume environmental chamber and multi-chamber processing apparatus comprising same
JPS6380406A (ja) 多層膜の製造方法