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JPH04175655A - キャピラリ電気泳動装置 - Google Patents

キャピラリ電気泳動装置

Info

Publication number
JPH04175655A
JPH04175655A JP2302395A JP30239590A JPH04175655A JP H04175655 A JPH04175655 A JP H04175655A JP 2302395 A JP2302395 A JP 2302395A JP 30239590 A JP30239590 A JP 30239590A JP H04175655 A JPH04175655 A JP H04175655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capillary
temperature
measuring
hollow
absorbance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2302395A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ito
伊藤 迪夫
Yoshio Watanabe
渡辺 吉雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2302395A priority Critical patent/JPH04175655A/ja
Publication of JPH04175655A publication Critical patent/JPH04175655A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はペプチド、蛋白質および核酸などの分離分析法
であるキャピラリ電気泳動法(CZE)の再現性、信頼
性の向上法に関する。
〔従来の技術〕
従来のキャピラリ電気泳動法(CZE法)はアプリティ
カルケミストリー59巻、1021頁から1027頁(
1987年(Anal、Chem、 59 、 pp1
021−1027 (1987))において論ぜられて
いる。すなわち、内径50μm程度のガラス製中空細管
(キャピラリ)中に電解質水溶液を満たし、細管の両端
を電解質水溶液に浸す。細管の一端に分析したい試料を
注入した後、両端の間に数万ボルト程度の高電圧を付与
し試料を電気泳動分離する。細管の中間に適当な検出器
、例えば、紫外領域での吸光度計測器、を設け、細管中
を通過する物質の濃度を計測すれば試料を分析できる。
高電圧の付与によりジュール熱が発生するので細管は、
一般に、恒温槽中に置かれ、細管の冷却が試みられてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では細管内の温度が計測されていないので
、得られた分析結果がいかなる温度でのデータが不明で
あり、結果の厳密な理解で不可能である。たとえ細管を
恒温槽内に置いても、付与した高電圧により細管的温度
は設定した恒温槽の温度よりも相当に上昇するという問
題がある。
CZE法のような無担体泳動法では一般に物質の泳動速
度は1℃の温度変化に対して4パ一セント位変化する。
したがって、泳動速度を計測したとき同時に泳動液の温
度も計測しておかないと5得られた泳動速度を他の測定
結果と比較できないことになり、したがって、泳動速度
の値から当該物質を同定することもむずかしくなる。
本発明は泳動速度の計測時に泳動媒体の温度も同時に計
測する手段を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明では細管内にサーモク
ロミック色素、すなわち、温度により光吸収スペクトル
の変化する色素の溶液を注入し、当該色素の吸光度を計
ることにより細管内の温度を計測した。
〔作用〕
CZE法における細管は内径が25〜100μm程度と
非常に細く、その内部の温度を計るには、サーモクロミ
ックの色素の溶液のような液状の温度検知器を用いるの
が最良である。これにより、泳動分離している物質の妨
害とならずに細管内部の温度を計測できる。他の、例え
ばサーミスタのような温度検知器は、その径をCZE用
細管程度に小さくすることも困難であるが、たとえ小さ
くできたとしても、サーミスタの存在それ自体が泳動分
離の妨害となるので用いることはできない。
〔実施例〕
以下1本発明の一実施例を第1図および第2図により説
明する。まず第2図にて、内径100μmのガラス製中
空細管1に31mMの濃度でp H7、0のリン酸バッ
ファを満たし、一端を減圧装置2に接続し、他端をサー
モクロミック色素。
ポリ(3−トコシルチオフェン)の塩化メチレン溶液の
入った容器3に入れ、減圧操作によりサーモクコミック
色素溶液を少量細管に注入する。次に、容器3の内容を
分析対象、例えば血清蛋白トランスフェリンを含む上記
リン酸バッファに入れ変え、ふたたび減圧操作により蛋
白質水溶液を少量細管に注入する。この細管を第1図の
キャピラリ電気泳動装置に設置する。つまり、リン酸バ
ッファ12の入った電極槽13と5の間の細管1を設定
する。この際、サーモクロミック色素および蛋白質を注
入した細管の端を正極4の側電極槽13に配置し、他端
を負極6の側電極槽5に配する。7は電気泳動用の高圧
電源を示し、11は恒温槽を示す。細管の中間に220
nmおよび500nmの2つの波長で細管の吸光度を計
測する検出器8を配する。220nmの波長の光は蛋白
質の濃度を測定するためであり、500nmの光はサー
モクロミック色素の吸光度、すなわち、温度を計測する
ためである。検出器の出力は分離図形(電気泳動図)を
記録するための装置9および細管的温度の表示装置10
に導かれる。細管的温度の信号を記録計9に導いて記録
計」二に温度を表示してもよいことは勿論である。サー
モクロミック色素の吸光度を温度に換算するには、電気
泳動する前にあらかじめ細管を色素溶液で満たし、細管
を温度既知の恒温槽に入れて吸光度を電圧をかけずに計
測して温度と吸光度の関係を調へておけばよい。さらに
、恒温槽の温度制御器15に上記検出器8で検出される
サーモクロミック色素の吸光度の値を温度検出値として
入力し、15により検出値が一定になるように恒温槽の
温度を制御する植成とすれば、電気泳動中もキャピラリ
内の温度を一定に保つことができる。
さて、電気泳動を始めるに先立って、細管、検出器2両
電極槽を恒温槽11の中に入れ26℃に保って1両電極
4,6間に220ボルト/ cmの電界強度を付与した
ところ、3.20分後にサーモクロミック色素が検出器
に到達し、温度42℃の値が計測された。恒温槽の設定
温度よりも16℃もジュール熱によって細管内の温度が
上昇していることがわかった。9.34 分後にはトラ
ンスフェリンが検出器に到達した。サーモクロミック色
素の到達時間、すなわち、保持時間から、細管内の電気
滲透流速は42°Cで2.20×1O−2cx+T /
ボルト・分と計算され、トランスフェリンの保持間から
この蛋白の泳動速度は42℃で7.54X10−’cn
/ボルト・分と計算された。
以上、本発明によれば恒温槽の設定温度に比して細管内
の温度は大幅に上昇していることがわかった、また、泳
動温度と泳動速度を組みにして同時に計測することがで
きるようになり、計測された泳動速度のデータの信頼性
が高まった。恒温槽の温度を変化させてトランスフェリ
ンの泳動速度の温度依存性を求めたところ、1℃の温度
上昇により約3.5%速度が上昇することがわかった。
この数値からも細管内温度の計測の重要性は明らかであ
る。細管内温度を計測しない場合、泳動速度は恒温槽の
設定温度で計測されたものとみなされ、たとえば細管内
温度と恒温槽温度の差が10℃あれば泳動速度は約35
%もの誤差を含むことになる。
また、細管内温度の計測は泳動速度計測の信頼性を上昇
させるのみでなく、泳動電圧の最適化にも有効である。
一般に、泳動電圧を高めるとCZEの分離能は上昇され
るが、これは温度上昇が抑制された場合のみである。実
際には細管内温度が上昇してしまうので、用いうる泳動
電圧には限界がある。例えば、内径100μmの細管に
31mMのリン酸バッファを満たして用いた場合、恒温
槽温度を30″Cに設定すると、用いつる最高電界強度
は約300ボルト/―となる。これ以上の電界強度では
細管内のバッファ温度は沸点近くとなり乱流が生じ、正
常な泳動図が得られなくなった。
また、高温で泳動すると蛋白質が変性し、泳動速度が変
化する可能性がある。
なお、本発明に用いうるサーモクロミック色素としては
ポリ(3−アルキルチオフェン)類、および、スピロピ
ラン類などがある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、CZE法における細管内の温度が計れ
るので被分析物質の保持時間の測定の信頼性が高まり、
また、印加電圧の最適化を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のCZE装置の構成図である
。第2図はCZE用細管の充填法を示す構成図である。 1・・・中空細管、8・・・検出器、4,6・・電極、
5゜13・・・電極槽、7・・・高圧電源、9・・・記
録計、10め ¥J i 図 Y z 団 誠五装置   ・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ふたつのバッファ溶液槽の間に中空細管が設置され
    、該中空細管の一端に注入された試料を前記ふたつのバ
    ッファ溶液槽の間に印加する電界で移動せしめるキャピ
    ラリ電気泳動装置において、前記中空細管の内部温度を
    計測する温度計測手段を設けたことを特徴とするキャピ
    ラリ電気泳動装置。 2、前記中空細管にはサーモクロミック色素が注入され
    、前記温度計測手段は、前記中空細管での前記サーモク
    ロミック色素の吸光度変化を検出することを特徴とする
    請求項1に記載のキャピラリ電気泳動装置。 3、前記中空細管は恒温槽の中に設置され、前記温度計
    測手段の出力が一定となるよう前記恒温槽の温度を制御
    する温度制御器をさらに有することを特徴とする請求項
    1に記載のキャピラリ電気泳動装置。
JP2302395A 1990-11-09 1990-11-09 キャピラリ電気泳動装置 Pending JPH04175655A (ja)

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JP2302395A JPH04175655A (ja) 1990-11-09 1990-11-09 キャピラリ電気泳動装置

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JP2302395A Pending JPH04175655A (ja) 1990-11-09 1990-11-09 キャピラリ電気泳動装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166976A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 Hitachi High-Technologies Corp マルチキャピラリー電気泳動装置
JP2009168674A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Olympus Corp 自動分析装置および反応容器内の液体の温度異常検出方法
JP2011501135A (ja) * 2007-10-15 2011-01-06 バイエル・ヘルスケア・エルエルシー 試験センサの温度を決定する方法及びアセンブリ

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