JPH04162346A - 電池パック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ラップトツブパソコン、パームパソコン、ゲ
ーム器、携帯電話機、コードレスホンなどの携帯形端末
の電池パックの構造に関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種の携帯形の端末には、一般にマンガン電池
、アルカリマンカン電池、ニッケルカドミウム電池など
比較的エネルギ密度の低い電池か使用されていた。この
なめ、これらの電池を収容する電池バックとしては、電
池の故障に関して特に何も対策を行っていない状況であ
った。すなわち、プラスチックの筺体に複数本の電池を
収容して直列などの配線をしたたけであった。

しかし、最近では上記の電池よりも２倍以上の工゛ネル
ギ密度を持ったリチウム電池、ニッケル水素電池などが
開発され、携帯形端末の小形化・軽量化などの要求に伴
って、これらの高エネルギ密度の電池に置き換えられつ
つある６ ［発明が解決しようとする課題］ このような状況下で、電池か短絡したり故障が発生する
と大きなエネルギか短時間に消費され、火災や爆発の可
能性もでてくる。従来のように、単にプラスチックの電
池バックの筺体に電池を収容する方法では、筺体が燃焼
・溶融したり、爆発で筺体が破損したりし、携帯用端末
を使用している顧客に迷惑・危害を及ぼすという欠点か
あった。

こＳにおいて、本発明は、前記従来の課題を解決するの
に有効、適切な電池パックを提供せんとするものである
。

［課題を解決するための手段］ 前記課題の解決は、本発明が次の新規な特徴的構成手段
を採用することにより達成される。

即ち、本発明の特徴は、単体毎にラップ断熱材で包巻さ
れた複数の電池を、揃列一纏まりに熱高伝導材で囲巻し
てガード断熱材で内面を被覆された筺体の電池収納部に
収蔵するとともに、故障モードに応じ、当該電池収納部
内面と前記ガード断熱材間にシリカ粉又は消火薬剤を追
加充填してなる電池パックである。

［作　用コ 本発明は、前記めような手段を講じたので、本発明は、
高エネルギ密度の電池が何らかの原因で発熱・発火・発
煙しても、ランプ断熱材と熱高伝導材とガード断熱材を
、故障モードに応じ、シリカ粉又は消火薬剤をも追加使
用することにより電池パックのプラスチック筺体か溶融
したり、この電池を収容した携帯形端末の使用者（顧客
）に危害を与えたりしない。

［実施例コ 本発明の実施例を図面につき詳説する。

第１図は本実施例を示したもので、同図中、Ａは本実施
例の電池パック、１はプラスチックなどでできた船形筺
体、２は高エネルギ密度の電池、３は電池２単体を包巻
するラップ断熱材、４は電池２の図示しない安全弁側に
取付けなグラスウールのような断熱材、５，６は筺体１
を熱がち保護するためのガード断熱材、７は熱伝導率の
よい熱高伝導材、８は電池収納部９とフィルタ収納部１
０とを仕切るための隔壁、１１はガスを放出するための
カス放出孔、１２はフィルタで、１３，１４はクラスウ
ールのような断熱材、１５はシリカ粉、消火薬剤などで
ある。

本実施例の仕様は、このような実施態様を呈することに
より、その機能を以下に説明する。

高エネルギ密度の電池２が短絡等の何らがの原因で発熱
したり、極端な場合は発火しなりする場合かあり得るが
、このような場合にラップ断熱材３で隣接の正常な電池
２への連鎖反応を防止している。このような場合には、
一般に高エネルギ密度の電池２の安全弁が開放になり、
カスや煙や炎が出る可能性もあり、このガスや煙や炎を
抑止するためにグラスウールのような断熱材４を使用し
ている。

ラップ断熱材３で包んだ電池２を直接筺体１の電池収納
部９に収容すると、筺体１は一般にポリ塩化ビニールや
ＡＢＳやポリカーボネートなどのプラスチックで成形し
ているため、変形したり一部溶融したりするため、ガー
ド断熱材５．６を筺体１の内側に貼って筺体１を保護し
ている。

電池２の発熱が大きい場合や、複数本の電池２が故障し
た場合では熱量が多いため、熱高伝導材７（例えば、銅
やアルミニウム等の金属シートや発泡グラファイトなと
）で複数本の電池２を揃列一纏めに包巻することにより
、局部的な熱を拡散する。

このように電池２からガスが放出された場合には、電池
パックＡを密閉構造とするとガスの圧力により筺体１の
弱い部分が破損するため、フィル夕収納部１０からガス
を放出している。電池収納柄部９とフィルタ収納部１０
との間は隔壁８かあるが、ここには図示しない孔または
スリットを設け、ガスや煙をフィルタ収納部１０へ誘導
する。

フィルタ１２のグラスウール部１．３．１４とシリカ粉
や消火薬剤１５を充填した部分に分けられ、煤などを濾
過する。フィルタ１２を通過したガスは、ガス放出孔１
１またはスリットから外部に放出される。ガス放出孔１
１から放出されるガスは、これらの対策により室温程度
の温度で放出される。

第１図は、内部構造を説明するために開放構造で書かれ
ているが、実際には電池パックＡはガス放出孔１１以外
は、接着や超音波融着や熱融着などの方法により密閉さ
れる。

また、第１図では、フィルタ１２を付けた例で説明した
が、高エネルギ密度の電池２の故障モードにより、単に
ガス放出孔１１まなはスリットを設けるだけで済む場合
もある。また、第１図では、フィルタ１２として３重構
造で説明したが、電池２の故障モードによりグラスウー
ル部１３．１４だけとすることも可能である。

ラップ断熱材３としては、テフロンシートやカラスクロ
スなどが使用でき、ガード断熱材５，６としては耐火ク
ロス、カラスクロス等が使用できる。また、熱高伝導材
７として、銅やアルミニウム等の金属の他、発泡クラフ
ァイトなどが使用できる。

高エネルギ密度電池２の故障モードで媒や煙が多い場合
は、電池収納部９内面とガード断熱材５との空隙部にシ
リカ粉を充填すると効果がある６また、故障モードで炎
がでる場合には、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウムなどの消火薬剤を、電池収納部９内面とガード断
熱材５との空隙部に充填することにより効果がある。

［発明の効果］ かくして、本発明は、高エネルギ密度の電池を断熱材、
熱伝導率の高い熱高伝導材などで包むことにより、何ら
かの原因で発熱や発煙や発火した場合でも、プラスチッ
クでできた電池パックの筺体の溶融・変形や、携帯用端
末を使用している顧客に被害を与えることがない、また
、これらの断熱材、熱高伝導材としては、特殊な材料で
はなく電池パックが安価に提供出来る等優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、フィルタと熱高伝導材で一括囲巻された電池
とを取り出した本発明の実施例を示す斜視図である。 Ａ・・・電池パック　　　　１・・・筺体２・・・電池
　　　　　　　３・・・ラップ断熱材４．１３．１４・
・・断熱材 ５．６・・・ガード断熱材　７・・・熱高伝導材８・・
・隔壁　　　　　　　９・・・電池収納部１０・・・フ
ィルタ収納部　１１・・・ガス放出孔１２・・・フィル
タ １５・・・シリカ粉又は消火薬剤

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、単体毎にラップ断熱材で包巻された複数の電池を揃
   列一纏まりに熱高伝導材で囲巻してガード断熱材で内面
   を被覆された筺体の電池収納部に収蔵するとともに、故
   障モードに応じ、当該電池収納部内面と前記ガード断熱
   材間にシリカ粉又は消火薬剤を追加充填したことを特徴
   とする電池パック