JPH04161830A - ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法 - Google Patents
ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法Info
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- JPH04161830A JPH04161830A JP28797790A JP28797790A JPH04161830A JP H04161830 A JPH04161830 A JP H04161830A JP 28797790 A JP28797790 A JP 28797790A JP 28797790 A JP28797790 A JP 28797790A JP H04161830 A JPH04161830 A JP H04161830A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[!業上の利用分野]
、::ノ発明はロータリーエンコーダの回転軸振れの非
周期成分を検出することによりロータリーエンコーダの
回転軸振れの評価を行なう方法に関する。
周期成分を検出することによりロータリーエンコーダの
回転軸振れの評価を行なう方法に関する。
[従来の技術]
ロータリーエンコーダは一般に回転駆動源(モータ等)
や被回転体に接続され、ロータリーエンコーダで発生す
るパルスを利用して回転位置(角度)の検出や回転速度
の検出を行なうものである。
や被回転体に接続され、ロータリーエンコーダで発生す
るパルスを利用して回転位置(角度)の検出や回転速度
の検出を行なうものである。
従来の光学式ロータリーエンコーダは、一般にボールベ
アリング等の軸受で支持された回転軸にスリット板が固
定され、このスリット板を挟む位置に設けられた投光用
光源の光を受光センサで受けるようになフている。この
スリット板には分割パターンが刻まれており、回転軸を
回転させると、この分割パターンに対応したパルス列が
受光センサから出力され、このパルス列を用いて回転軸
の回転角度や回転速度の検出を行なう。
アリング等の軸受で支持された回転軸にスリット板が固
定され、このスリット板を挟む位置に設けられた投光用
光源の光を受光センサで受けるようになフている。この
スリット板には分割パターンが刻まれており、回転軸を
回転させると、この分割パターンに対応したパルス列が
受光センサから出力され、このパルス列を用いて回転軸
の回転角度や回転速度の検出を行なう。
ところで、前述のようにロータリーエンコーダの回転軸
はボールベアリング等の軸受で支持されているため、回
転中の回転軸には周期的な振れと、それ以外に軸受の精
度等により発生する非周期的な振れとが存在する。
はボールベアリング等の軸受で支持されているため、回
転中の回転軸には周期的な振れと、それ以外に軸受の精
度等により発生する非周期的な振れとが存在する。
又、これらの回転軸の軸振れは、ロータリーエンコーダ
が同種同型であっても、軸受精度のばらつきや組立精度
のばらつきがあるので、各ロータリーエンコーダを同−
状態に取り付けてもそれぞれの軸振れは異なっている。
が同種同型であっても、軸受精度のばらつきや組立精度
のばらつきがあるので、各ロータリーエンコーダを同−
状態に取り付けてもそれぞれの軸振れは異なっている。
従って、前述の回転軸の回転角度や回転速度を高精度に
検出するためには、個々のロータリーエンコーダを取り
付けた状態で、それぞれの回転軸の軸振れを評価するこ
とが重要となる。
検出するためには、個々のロータリーエンコーダを取り
付けた状態で、それぞれの回転軸の軸振れを評価するこ
とが重要となる。
従来のロータリーエンコーダの回転軸振れを評価する方
法としては、例えば回転軸に非接触変位センサ(静電容
量式又は渦を漬式センサ等)を付設して直接軸振れを測
定するものがある。
法としては、例えば回転軸に非接触変位センサ(静電容
量式又は渦を漬式センサ等)を付設して直接軸振れを測
定するものがある。
[発明が解決しようとする!lIj!1]しかし、非接
触変位センサを用いて直接軸振れを測定し非周期成分ま
で抽出するためには、この非周期成分の振れが周期成分
の振れに比べごく微小なものであるので、高精度かつ高
価なセンサが必要になる。又、回転軸の各回転位置で非
周期成分を分離して抽出するためには、この非接触セン
サを各回転位置に高精度に取り付けねばならず、大変に
手間がかかる。
触変位センサを用いて直接軸振れを測定し非周期成分ま
で抽出するためには、この非周期成分の振れが周期成分
の振れに比べごく微小なものであるので、高精度かつ高
価なセンサが必要になる。又、回転軸の各回転位置で非
周期成分を分離して抽出するためには、この非接触セン
サを各回転位置に高精度に取り付けねばならず、大変に
手間がかかる。
この発明は、かかる欠点を解決するもので、その目的は
、回転軸振れの非周期成分をロータリーエンコーダ各相
の特定パルス間の発生タイミングの時間差の各回転毎の
変動量を検出することで、特別なセンサを用いることな
く、ロータリーエンコーダの回転軸振れの高精度な評価
を容易に行なうことができるロータリーエンコーダの回
転軸振れの評価方法を提供することにある。
、回転軸振れの非周期成分をロータリーエンコーダ各相
の特定パルス間の発生タイミングの時間差の各回転毎の
変動量を検出することで、特別なセンサを用いることな
く、ロータリーエンコーダの回転軸振れの高精度な評価
を容易に行なうことができるロータリーエンコーダの回
転軸振れの評価方法を提供することにある。
[t!IPiを解決するための手段]
前記課題を解決するため、この発明のロータリーエンコ
ーダの回転軸振れを評価する方法は、多相出力を有する
ロータリーエンコーダの回転により発生する各相のパル
ス列の内、前記ロータリーエンコーダの回転軸の所定の
回転位置に対応して発生する各相の特定パルス間の発生
タイミングを各回転毎に検出し、この発生タイミングの
時間差の各回転毎の変動量を検出することにより、前記
ロータリーエンコーダの回転軸振れの非周期成分の大小
を評価することを特徴としている。
ーダの回転軸振れを評価する方法は、多相出力を有する
ロータリーエンコーダの回転により発生する各相のパル
ス列の内、前記ロータリーエンコーダの回転軸の所定の
回転位置に対応して発生する各相の特定パルス間の発生
タイミングを各回転毎に検出し、この発生タイミングの
時間差の各回転毎の変動量を検出することにより、前記
ロータリーエンコーダの回転軸振れの非周期成分の大小
を評価することを特徴としている。
[作用]
この発明のロータリーエンコーダの回転軸振れを評価す
る方法では、多相出力を有するロータリーエンコーダの
発生する各相のパルス列の内、所定の回転位置に対応し
て発生する特定パルス間の発生タイミングを検出する。
る方法では、多相出力を有するロータリーエンコーダの
発生する各相のパルス列の内、所定の回転位置に対応し
て発生する特定パルス間の発生タイミングを検出する。
この発生タイミングの時間差を各回転毎に検圧し、その
変動量を検出することにより、ロータリーエンコーダの
回転軸振れの非周期成分の大小を評価する。
変動量を検出することにより、ロータリーエンコーダの
回転軸振れの非周期成分の大小を評価する。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図面により説明する。
′!J1図はこの発明が通用される光学式ロータリーエ
ンコーダの構造を示す概略図、第2図は光学式ロータリ
ーエンコーダの出力状態を示す図である。
ンコーダの構造を示す概略図、第2図は光学式ロータリ
ーエンコーダの出力状態を示す図である。
ロータリーエンコーダの構造は、本体1に回転軸2がボ
ールベアリング等の軸受3で支持され、この回転軸2に
回転スリット板4が固定して取り付けられている。この
回転スリット板4にはパターンが刻まれており、この回
転スリット板4に対向して設けられている投光用光源5
の光を受けてパターンに対応した光を透過する。この回
転スリット板4の投光用光源5の反対側には、多相列の
スリット68〜6Cを穿設している固定スリット板6が
固設されており、更にこのスリット68〜6cに対応し
て受光センサ7a〜フCが配設されている。
ールベアリング等の軸受3で支持され、この回転軸2に
回転スリット板4が固定して取り付けられている。この
回転スリット板4にはパターンが刻まれており、この回
転スリット板4に対向して設けられている投光用光源5
の光を受けてパターンに対応した光を透過する。この回
転スリット板4の投光用光源5の反対側には、多相列の
スリット68〜6Cを穿設している固定スリット板6が
固設されており、更にこのスリット68〜6cに対応し
て受光センサ7a〜フCが配設されている。
回転中の回転スリット板4を透過した光は、固定スリッ
ト板6の各相のスリット6a〜6Cを通過し、各相毎の
パターンの光を受光センサ7a〜フCで検出し、これに
より、各相に対応したパルス列が受光センサ7a〜7c
から出力される。このパルス列を用いて、回転軸2の回
転角度や回転速度の検出を行なうと共に、評価回路8で
ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価を行なう。
ト板6の各相のスリット6a〜6Cを通過し、各相毎の
パターンの光を受光センサ7a〜フCで検出し、これに
より、各相に対応したパルス列が受光センサ7a〜7c
から出力される。このパルス列を用いて、回転軸2の回
転角度や回転速度の検出を行なうと共に、評価回路8で
ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価を行なう。
第2図に示すように、受光センサフaからZ相パルスが
、受光センサ7bからA相パルスが、受光センサ7cか
らB相パルスが出力される。この多相出力を有するロー
タリーエンコーダの回転により発生する2相パルスが回
転同期信号として用いられ、A相パルス、B相パルス列
の内、ロータリーエンコーダの回転軸2の所定の回転位
置に対応して発生する各相の特定パルス間の発生タイミ
ングを各回転毎に検出し、この発生タイミングの各回転
毎の時間差△xi、△x2.Δx3・・・を検出し、こ
れらの変動量(△xmax −Δxmin)を検出して
、ロータリーエンコーダの回転軸振れの非周期成分の大
小を評価する。
、受光センサ7bからA相パルスが、受光センサ7cか
らB相パルスが出力される。この多相出力を有するロー
タリーエンコーダの回転により発生する2相パルスが回
転同期信号として用いられ、A相パルス、B相パルス列
の内、ロータリーエンコーダの回転軸2の所定の回転位
置に対応して発生する各相の特定パルス間の発生タイミ
ングを各回転毎に検出し、この発生タイミングの各回転
毎の時間差△xi、△x2.Δx3・・・を検出し、こ
れらの変動量(△xmax −Δxmin)を検出して
、ロータリーエンコーダの回転軸振れの非周期成分の大
小を評価する。
第3図乃至′M9図はこのロータリーエンコーダの回転
軸振れの評価方法の原理を示す原理図であり、′M3図
及び第4図は回転軸の振れが全くない場合であり、第5
図及び第6図は回転軸に周期的な振れがあった場合、第
7図及び第8図は回転軸に非周期的な振れがあつた場合
である。
軸振れの評価方法の原理を示す原理図であり、′M3図
及び第4図は回転軸の振れが全くない場合であり、第5
図及び第6図は回転軸に周期的な振れがあった場合、第
7図及び第8図は回転軸に非周期的な振れがあつた場合
である。
′s3図、第5図及び第7図において、符号Cは回転軸
に振れがない場合のロータリーエンコーダの回転軸2の
回転中心点を示している。これに対して、第5図におけ
る符号りは回転軸2に周期的な振れが生じた時の同回転
中心点を示しており、第7図における符号Eは非周期的
な振れが生じた時の同回転中心点を示している。
に振れがない場合のロータリーエンコーダの回転軸2の
回転中心点を示している。これに対して、第5図におけ
る符号りは回転軸2に周期的な振れが生じた時の同回転
中心点を示しており、第7図における符号Eは非周期的
な振れが生じた時の同回転中心点を示している。
この原理図は、三相の出力を有するロータリーエンコー
ダで、前記したように回転中心の内側から2相、B相、
A相のスリットパターンをもつ回転スリット板4を有し
ている。これら各相のスリットパターンに投光用光源5
が発する光を通過させ、更に各相に対応して穿設されて
いる固定スリット板6の各スリット68〜6Cを通過さ
せる。この光を各相に対応する受光センサフa〜7Cが
検知して各相に応じたパルス列を出力するものであり、
各受光センサフa〜フCはラインCF上にある。
ダで、前記したように回転中心の内側から2相、B相、
A相のスリットパターンをもつ回転スリット板4を有し
ている。これら各相のスリットパターンに投光用光源5
が発する光を通過させ、更に各相に対応して穿設されて
いる固定スリット板6の各スリット68〜6Cを通過さ
せる。この光を各相に対応する受光センサフa〜7Cが
検知して各相に応じたパルス列を出力するものであり、
各受光センサフa〜フCはラインCF上にある。
第3図のように回転軸に振れが全くない場合には、回転
中心は点Cにあり、Z相、B相、A相とも受光センサフ
a〜フCと各相のスリットパターンの相対的位置関係は
当然変動していない、従って、各相の出力パルスも相対
的な時間の変動は生じない、この時のA相及びB相の所
定の回転位置における特定パルス間の発生タイミングを
第4図を用いて説明する。′!J4図において人相の特
定パルスの立ち上がり(a)から、これに対応するB相
の特定パルスの立ち上がり(b)に要する時間T++−
Tnは、回転軸に軸振れがない場合には常に一定である
。
中心は点Cにあり、Z相、B相、A相とも受光センサフ
a〜フCと各相のスリットパターンの相対的位置関係は
当然変動していない、従って、各相の出力パルスも相対
的な時間の変動は生じない、この時のA相及びB相の所
定の回転位置における特定パルス間の発生タイミングを
第4図を用いて説明する。′!J4図において人相の特
定パルスの立ち上がり(a)から、これに対応するB相
の特定パルスの立ち上がり(b)に要する時間T++−
Tnは、回転軸に軸振れがない場合には常に一定である
。
又、第5図のように回転軸に周期的な振れがある場合に
は、回転中心は点Cから周期的に点りに移動する。この
場合にありても、受光センサ7a〜7cはラインCF上
にあるため、本来受光センサフa〜フCが検知すべき所
定の回転位置、即ちラインDG上からズした位置で、そ
れぞれ各相のスリットパターンを検出することになる0
例えば′!jSS図においてA相のスリットパターンは
角度θ^分だけ、またB相のスリットパターンは角度θ
B分だけ、距離的にも時間的にも所定の回転位置に達す
る前に検知されることになる。又、この時A相の受光セ
ンサフC及びB相の受光センサ7bがそれぞれのスリッ
トパターンを受光するタイミングは相対的に角度θIN
θB−θ^分だけズレることになる。即ち回転軸に周期
的な振れがある場合には、受光センサフa〜7Cと各相
のスリットパターンの相対的位置関係は振れがない場合
に比べて周期的に変動することになり、各相の出力パル
スも周期的に相対的な時間の変動が生ずることになる。
は、回転中心は点Cから周期的に点りに移動する。この
場合にありても、受光センサ7a〜7cはラインCF上
にあるため、本来受光センサフa〜フCが検知すべき所
定の回転位置、即ちラインDG上からズした位置で、そ
れぞれ各相のスリットパターンを検出することになる0
例えば′!jSS図においてA相のスリットパターンは
角度θ^分だけ、またB相のスリットパターンは角度θ
B分だけ、距離的にも時間的にも所定の回転位置に達す
る前に検知されることになる。又、この時A相の受光セ
ンサフC及びB相の受光センサ7bがそれぞれのスリッ
トパターンを受光するタイミングは相対的に角度θIN
θB−θ^分だけズレることになる。即ち回転軸に周期
的な振れがある場合には、受光センサフa〜7Cと各相
のスリットパターンの相対的位置関係は振れがない場合
に比べて周期的に変動することになり、各相の出力パル
スも周期的に相対的な時間の変動が生ずることになる。
この時のA相及びB相の特定パルス間の発生タイミング
は、回転軸に軸振れがない場合に比べ、346図に示す
ようにA相の特定パルスの立ち上がり(C)からこれに
対応するB相の特定パルスの立ち上がり(d)に要する
時間Tが前記角度01分に相当する時間ΔT1だけズレ
ることになる。
は、回転軸に軸振れがない場合に比べ、346図に示す
ようにA相の特定パルスの立ち上がり(C)からこれに
対応するB相の特定パルスの立ち上がり(d)に要する
時間Tが前記角度01分に相当する時間ΔT1だけズレ
ることになる。
即ちTmTn−ΔT1となる。しかし、この回転軸の軸
振れは周期的なものであるため、何回転してもCD−一
定でありΔT1も常に一定となる。
振れは周期的なものであるため、何回転してもCD−一
定でありΔT1も常に一定となる。
ところが、第7図のように回転軸に非周期的な振れがあ
る場合には、回転中心は点Cから非周期的に点Eに移動
する。この場合にあっても前述の周期的な振れがある場
合と同様に、A相の受光センサ7C及びB相の受光セン
サ7bがそれぞれのスリットパターンを受光するタイミ
ングは相対的に角度02分だけズレることになる。
る場合には、回転中心は点Cから非周期的に点Eに移動
する。この場合にあっても前述の周期的な振れがある場
合と同様に、A相の受光センサ7C及びB相の受光セン
サ7bがそれぞれのスリットパターンを受光するタイミ
ングは相対的に角度02分だけズレることになる。
この時のA相及びB相の特定パルス間の発生タイミング
は、回転軸に軸振れがない場合に比べ、第8図に示すよ
うにA相の特定パルスの立ち上がり(e)からこれに対
応するB相の特定パルスの立ち上がり(f)に要する時
間Tが前記角度02分に相当する時間ΔT2だけズレる
ことになる。
は、回転軸に軸振れがない場合に比べ、第8図に示すよ
うにA相の特定パルスの立ち上がり(e)からこれに対
応するB相の特定パルスの立ち上がり(f)に要する時
間Tが前記角度02分に相当する時間ΔT2だけズレる
ことになる。
即ちTmTn−ΔT2となる。ところが、この回転軸の
軸振れは非周期的なものであるため回転する毎にCE間
の距離や、CからみたEの方向が変わり、ΔT2もその
都度変わる。従ってTも変動することになる0回転軸振
れの非周期成分の大小は、このTを継続して測定し、そ
の時間差△x1.△x2.△x3・・を検出し、これら
の変動量(△x wax−△xmjn )を検出するこ
とで評価される。
軸振れは非周期的なものであるため回転する毎にCE間
の距離や、CからみたEの方向が変わり、ΔT2もその
都度変わる。従ってTも変動することになる0回転軸振
れの非周期成分の大小は、このTを継続して測定し、そ
の時間差△x1.△x2.△x3・・を検出し、これら
の変動量(△x wax−△xmjn )を検出するこ
とで評価される。
第9図に基づき、この特定パルス間の発生タイミングの
時間差の変動量を説明する。第9図においてA相の特定
パルスの立ち上がり(g)に対し、これに対応するB相
の特定パルスが最短時間TxTminで立ち上がる場合
(h)と、最長時間T w T waxで立ち上がる場
合(i)とを求め、この’MxzT@ax−Tainを
求める。この差Xが回転軸振れの非周期成分に対応する
もので、この大小を所定の回転位置毎に評価することで
ロータリーエンコーダの回転軸振れを評価する。
時間差の変動量を説明する。第9図においてA相の特定
パルスの立ち上がり(g)に対し、これに対応するB相
の特定パルスが最短時間TxTminで立ち上がる場合
(h)と、最長時間T w T waxで立ち上がる場
合(i)とを求め、この’MxzT@ax−Tainを
求める。この差Xが回転軸振れの非周期成分に対応する
もので、この大小を所定の回転位置毎に評価することで
ロータリーエンコーダの回転軸振れを評価する。
なお、この実施例ではロータリエンコーダが有する2相
、B相、A相の各パルスをそれぞれ各相に対応する1組
の受光センサフa〜7Cから出力して回転軸振れの非周
期成分を評価しているが、これを2組の受光センサを用
いて行なうこともでき、その場合にはより高精度に非周
期成分を求めることができる。
、B相、A相の各パルスをそれぞれ各相に対応する1組
の受光センサフa〜7Cから出力して回転軸振れの非周
期成分を評価しているが、これを2組の受光センサを用
いて行なうこともでき、その場合にはより高精度に非周
期成分を求めることができる。
2組の受光センサを用いる場合のロータリーエンコーダ
の回転軸振れの評価方法の原理を示す原理図を第10図
に示す、第10図において1組の受光センサ7a〜7C
は上記のケースと同様にラインCF上にあり、他の1組
の受光センサ8a〜8CはラインCFと交わるラインC
I上にある。
の回転軸振れの評価方法の原理を示す原理図を第10図
に示す、第10図において1組の受光センサ7a〜7C
は上記のケースと同様にラインCF上にあり、他の1組
の受光センサ8a〜8CはラインCFと交わるラインC
I上にある。
この他の1組の各受光センサ8a〜8Cもそれぞれ2相
、B相、A相に対応する各相パルス列を出力するもので
ある。
、B相、A相に対応する各相パルス列を出力するもので
ある。
第10図のように回転軸2に非周期的な振れがあった場
合で、回転軸2の回転中心がEに移動じた時、受光セン
サ7a〜フCはラインCF上に、又受光センサ8a〜8
CはラインCI上にあるため、本来それぞれの受光セン
サが検知すべき所定の回転位置、即ち受光センサ7a〜
フCにあってはラインEH上又受光センサ8a〜8cに
あってはラインEJ上からズした位置でそれぞれ各相の
スリットパターンを検出することになる。なお、回転中
心のCからEへの移動は実際上は微小であるため、E点
に移動しても各受光センサ7a〜71c、8a〜8Cは
各相スリットパターンを検出することになる。
合で、回転軸2の回転中心がEに移動じた時、受光セン
サ7a〜フCはラインCF上に、又受光センサ8a〜8
CはラインCI上にあるため、本来それぞれの受光セン
サが検知すべき所定の回転位置、即ち受光センサ7a〜
フCにあってはラインEH上又受光センサ8a〜8cに
あってはラインEJ上からズした位置でそれぞれ各相の
スリットパターンを検出することになる。なお、回転中
心のCからEへの移動は実際上は微小であるため、E点
に移動しても各受光センサ7a〜71c、8a〜8Cは
各相スリットパターンを検出することになる。
このため、受光センサ7b及び7cでは前述したように
、A相スリットパターン及びB相スリットパターンをそ
れぞれ角度θ^分及び角度θB分だけ、距離的にも時間
的にも所定の回転位置に違する前に検知し、更にこれら
各相のスリットパターンを受光するタイミングは相対的
に角度θ2=θB−〇^分だけズレることになる。従っ
てA相及びB相の特定パルス間の発生タイミングは、前
記角度02分に相当する時間ΔT2だけズレることにな
る。
、A相スリットパターン及びB相スリットパターンをそ
れぞれ角度θ^分及び角度θB分だけ、距離的にも時間
的にも所定の回転位置に違する前に検知し、更にこれら
各相のスリットパターンを受光するタイミングは相対的
に角度θ2=θB−〇^分だけズレることになる。従っ
てA相及びB相の特定パルス間の発生タイミングは、前
記角度02分に相当する時間ΔT2だけズレることにな
る。
これと同様に受光センサ8b及び8CでもA相スリット
パターン及びB相スリットパターンをそれぞれ角度θ^
l 分及び角度θBl 分だけ、距離的にも時間的に
も所定の回転位置より遅れて検知することになり、これ
ら各相のスリットパターンを受光するタイミングも相対
的に角度θ3=θB1−θ^1 分だけズレることにな
る。又A相及びB相の特定パルス間の発生タイミングも
、前記角度03分に相当する時間ΔT3だけズレること
になる。
パターン及びB相スリットパターンをそれぞれ角度θ^
l 分及び角度θBl 分だけ、距離的にも時間的に
も所定の回転位置より遅れて検知することになり、これ
ら各相のスリットパターンを受光するタイミングも相対
的に角度θ3=θB1−θ^1 分だけズレることにな
る。又A相及びB相の特定パルス間の発生タイミングも
、前記角度03分に相当する時間ΔT3だけズレること
になる。
このようにA相及びB相の特定パルス間の発生タイミン
グを2組の受光センサを用いてそれぞれ別々に計測する
と、発生タイミングの時間的ズレΔT2.ΔT3から逆
に上記の角度62.θ3を求めることができる。従って
回転軸2の軸振れ方向を特定することができ、二次元的
な軸振れに対しても高精度に非周期成分を計測し評価す
ることができる。
グを2組の受光センサを用いてそれぞれ別々に計測する
と、発生タイミングの時間的ズレΔT2.ΔT3から逆
に上記の角度62.θ3を求めることができる。従って
回転軸2の軸振れ方向を特定することができ、二次元的
な軸振れに対しても高精度に非周期成分を計測し評価す
ることができる。
[発明の効果コ
以上のように、この発明は、多相出力を有するロータリ
ーエンコーダの回転軸振れの非周期成分を、各相の特定
パルス間の発生タイミングの時間差の各回転毎の変動量
を検出することで検出し、特別なセンサを用いることな
く、ロータリーエンコーダの回転軸振れの高精度な評価
を容易に行なうことができる。
ーエンコーダの回転軸振れの非周期成分を、各相の特定
パルス間の発生タイミングの時間差の各回転毎の変動量
を検出することで検出し、特別なセンサを用いることな
く、ロータリーエンコーダの回転軸振れの高精度な評価
を容易に行なうことができる。
341図はこの発明が適用される光学式ロータリーエン
コーダの構造を示す概略図、第2図は光学式ロータリー
エンコーダの出力状態を示す図、第3図及び第9図はこ
のロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法の原理
を示す原理図で、第3図及び第4図は回転軸の振れが全
くない場合を示し、第5図及び346図は回転軸に周期
的な振れがあった場合を示し、第7図及び第8図は回転
軸に非周期的な振れがあった場合を示し、第9図は特定
パルス間の発生タイミングの時間差の変動量を説明する
説明図、第10図は2組の受光センサを用いる場合のロ
ータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法の原理を示
す原理図である。 図中符号2は回転軸、4は回転スリット板、5は投光用
光源、6は固定スリット板、7a〜7Cは受光センサで
ある。 第1図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第1θ図
コーダの構造を示す概略図、第2図は光学式ロータリー
エンコーダの出力状態を示す図、第3図及び第9図はこ
のロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法の原理
を示す原理図で、第3図及び第4図は回転軸の振れが全
くない場合を示し、第5図及び346図は回転軸に周期
的な振れがあった場合を示し、第7図及び第8図は回転
軸に非周期的な振れがあった場合を示し、第9図は特定
パルス間の発生タイミングの時間差の変動量を説明する
説明図、第10図は2組の受光センサを用いる場合のロ
ータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法の原理を示
す原理図である。 図中符号2は回転軸、4は回転スリット板、5は投光用
光源、6は固定スリット板、7a〜7Cは受光センサで
ある。 第1図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第1θ図
Claims (1)
- 多相出力を有するロータリーエンコーダの回転により発
生する各相のパルス列の内、前記ロータリーエンコーダ
の回転軸の所定の回転位置に対応して発生する各相の特
定パルス間の発生タイミングを各回転毎に検出し、この
発生タイミングの時間差の各回転毎の変動量を検出する
ことにより、前記ロータリーエンコーダの回転軸振れの
非周期成分の大小を評価することを特徴とするロータリ
ーエンコーダの回転軸振れの評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28797790A JP2920415B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28797790A JP2920415B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04161830A true JPH04161830A (ja) | 1992-06-05 |
JP2920415B2 JP2920415B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=17724203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28797790A Expired - Lifetime JP2920415B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | ロータリーエンコーダの回転軸振れの評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920415B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016052039A1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-04-07 | Ntn株式会社 | 振れ測定装置 |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP28797790A patent/JP2920415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016052039A1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-04-07 | Ntn株式会社 | 振れ測定装置 |
JP2016070751A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | Ntn株式会社 | 振れ測定装置 |
EP3203207A4 (en) * | 2014-09-29 | 2018-05-02 | NTN Corporation | Runout measurement device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2920415B2 (ja) | 1999-07-19 |
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