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JP7529039B2 - 保管棚 - Google Patents

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JP7529039B2
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Description

本開示は、容器を保管するための保管棚であって、容器に対するパージ機能を備えた保管棚に関する。
従来、天井に設置されたレールに沿って走行するビークル(走行車)から、容器を受け取って保管する保管棚が知られている。例えば、特許文献1に記載された保管棚は、容器の内部に収容されたウェハをガスでパージするように構成されたパージアセンブリを備えている。
特表2015-533026号公報
上記した従来の保管棚では、骨組をなす底フレームと側壁フレームとが設けられており、底フレーム上に複数の棚が設置されている。パージアセンブリは、ガスを供給および回収するためのメイン配管、各保管棚のノズルに接続されるサブ配管、供給バルブ、供給流量計、排出バルブ、および排出流量計等を備える。これらの各種機器は、レールまたはいずれかのフレームに対して取り付けられる。このようなパージアセンブリを備える保管棚を現地で組み立てる(施工する)のは相当な手間を要する。
本開示は、パージ機能付きの保管棚に関し、現地における施工を容易に行うことができる保管棚を説明する。
本開示の一態様に係る保管棚は、天井から吊り下げられる少なくとも2つのベースフレームと、ベースフレームに架け渡され、容器が載置される載置部を構成する少なくとも2本のビーム材と、を備え、ビーム材のうちの少なくとも1本のビーム材に、容器の位置決めを行うための位置決めピンと、容器内に流体を供給するノズルと、流体をノズルへと送る配管と、配管に設けられて流体を調整する調整装置とが取り付けられている。
この保管棚によれば、ビーム材のうちの少なくとも1本のビーム材に、位置決めピン、ノズル、配管、および調整装置を予め取り付けておくことができる。よって、パージ機能付きの保管棚の現地における施工を容易に行うことができる。そのようなビーム材は、パージ機能の付加に必要な主な機器類が既にユニット化されて、ビーム材に一体化されているという利点を有する。例えば、既設のパージ機能を備えない保管棚にパージ機能を付加する際、現地においてビーム材を取り替えるのみで施工を行うことができる。
少なくとも1本のビーム材は、C字状の断面またはL字状の断面を有する部材であり、ノズルは少なくとも1本のビーム材の内面側に取り付けられていてもよい。この場合、ノズルをコンパクトかつ容易に配置することができる。位置決めピンに対するノズルの位置関係を予め所定の位置に定めておくことで、ノズルの配置の精度も高められる。
載置部に配置される3本の位置決めピンのうち、1本または2本の位置決めピンは、上記少なくとも1本のビーム材とは異なる他のビーム材に設けられていてもよい。この場合、他のビーム材に設けられた1本または2本の位置決めピンを利用して、パージ機能に関する機器類が取り付けられたビーム材を容易に位置決めすることができる。
少なくとも1本のビーム材は、C字状の断面を構成する3つの平板部またはL字状の断面を構成する2つの平板部を有しており、それらの平板部のうちの1つの平板部の表面が、載置部を構成していてもよい。この場合、ビーム材の天面が載置部を構成しており、ビーム材の天面に別途の板材等を添設する必要がない。したがって、載置部の高さを容易に合わせることができる。
本開示によれば、パージ機能付きの保管棚の現地における施工を容易に行うことができる。
図1は本開示の一実施形態に係る保管棚の全体構成を概略的に示す図である。 図2は、図1の保管棚と、天井走行車およびレールを示す斜視図である。 図3は、保管棚の平面図である。 図4は、保管棚の正面図である。 図5は、保管棚の側面図である。 図6はパージ機能を付加する際の取り換え用のビーム材を示す平面図である。 図7(a)は図6の一部を拡大して示す平面図、図7(b)は図7(a)の側面図である。 図8は、治具を用いた位置合わせされた保管棚を示す平面図である。 図9は、組み立て作業時における治具を用いた位置合わせ作業を示す平面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。「X方向」、「Y方向」及び「Z方向」は、図示する方向に基づいており便宜的な用語である。
図1および図2に示されるように、保管棚1は、例えば、半導体製造工場の半導体搬送システムSを構成する天井走行車3の軌道5に沿って配置される。保管棚1は、FOUP又はレチクルポッド等の容器Fを一時的に保管する。保管棚1は、容器Fの内部を窒素等のパージガス(流体)でパージするように構成されている。
図1に示されるように、半導体搬送システムSは、天井100から吊り下げられた複数の保管棚1と、保管棚1に対して電源供給配線6を介して電源を供給する分電盤2と、工場内の酸素濃度を監視する監視スタンド4と、天井100に敷設されて各保管棚1にパージガスを供給するガス供給配管8とを備えている。ガス供給配管8には、所望の圧力に調整されたパージガスが供給される。分電盤2と監視スタンド4は、例えば床9上に設置される。分電盤2には、緊急時等に保管棚1に対するパージガスの供給を停止するための緊急停止ボタン2aが設けられてもよい。また監視スタンド4には、酸素濃度センサ4aが設けられている。監視スタンド4には、酸素濃度低下時等にパージガスの供給を停止するための緊急停止ボタン4bが設けられてもよい。
図1および図2に示されるように、各保管棚1は、例えば天井100から吊り下げられた2つのベースフレーム10,10と、2つのベースフレーム10,10に架け渡された2本のビーム材20A,20Bとを備える。各ベースフレーム10は、天井100から吊り下げられて鉛直方向であるZ方向に延在する例えば2本の吊部11と、吊部11の下端に架け渡されて、水平方向であるY方向に延在する1本の支持部12とを有する。ビーム材20A,20Bは、例えば、X方向に離間する2本の支持部12,12の下面に取り付けられることで、2つのベースフレーム10,10に架け渡されている。
ビーム材20A,20Bは、例えば、C字状の断面を有する溝形鋼からなる部材である。ビーム材20A,20Bは、水平方向であるX方向に平行に延びており、Y方向において離間している。ビーム材20A,20Bは、天井走行車3の位置に適合する等しい高さに配置される。各保管棚1において、ビーム材20A,20Bは、容器Fが載置される複数の(図1,2では4つの)載置部7を構成している。ビーム材20A,20Bが載置部7を構成するため、これらの離間距離は、容器Fの底面のY方向の長さよりも小さい。載置部7は、載置部7上に容器Fを水平に載置できるよう、XY平面に平行に形成された水平な載置面7aを含む。
ビーム材20A,20Bは、同じ大きさを有する鋼材であってもよいが、大きさの異なる鋼材であってもよい。本実施形態では、2本のビーム材20A,20Bのうち、1本のビーム材20Bに、容器Fへのパージを可能とするパージユニット30が取り付けられている。以下、図3~図5,図7(a)および図7(b)を参照して、ビーム材20Bおよびパージユニット30の構成について説明する。なお、図2では、ビーム材20Bに取り付けられたパージユニット30の図示は省略されている。
図3~図5に示されるように、ビーム材20Aとビーム材20Bとによって構成される載置部7上に、容器Fが載置される。保管棚1には、1箇所の載置部7につき、容器Fの位置決めを行うための3つのキネマティックピン26が設けられている。図3に示されるように、ビーム材20Aに2つのキネマティックピン26が設けられ、1つのキネマティックピン26がビーム材20Bに設けられている。3つのキネマティックピン26は、三角形(例えば正三角形)の頂点に対応する位置に配置され、載置面7aから上方に突出するように設けられている(図5参照)。本実施形態では、ビーム材20Aにはパージユニットは設けられていない。ビーム材20Aは、単に容器Fを支持する。一方、ビーム材20Bには、パージユニット30が取り付けられている。ビーム材20Bは、容器Fを支持すると共に、パージユニット30を保持する。
容器Fの底面には、例えば、キネマティックピン26を受け入れる凹部または開口等(図示せず)が設けられている。容器Fは、そのような位置合わせ機構によって、保管棚1の載置面7a上の所定位置に載置される。所定位置に容器Fが載置されることで、パージユニット30のノズル31は、容器Fにパージガスを供給できるように、容器Fの底面に形成されたガス注入口等(図示せず)に接続される。
図3に示されるように、保管棚1には、4つの載置部7に対応する位置に、4つのパージユニット30が設けられている。図7(a)は、パージユニット30部分を示す平面図、図7(b)は、図7(a)の側面図である。図7(a)および図7(b)に示されるように、ビーム材20Bは、XY平面に沿って配置された第1平板部21と、第1平板部21のY方向の両端に接続されて垂下する第2平板部22および第3平板部23とを含む。第2平板部22および第3平板部23の下端は、例えば、L字状に折り曲げられている。ビーム材20Aも、ビーム材20Bと同様の構成を有する。このように、ビーム材20Aとビーム材20Bは、C字状の断面が下方に向けて開放される向きで設置されている。第1平板部21の上面(表面)21aが、載置部7の載置面7aを構成している。すなわち、C字状の断面を構成する第1平板部21、第2平板部22および第3平板部23のうち、第1平板部21の水平な上面21aが、載置部7の載置面7aを構成している。上記したキネマティックピン26は、第1平板部21上に立設されている。
図7(a)では、鉛直方向であるZ方向から見たパージユニット30が示されており、第2平板部22と第3平板部23が破断されて内部のパージユニット30が見えている(第1平板部21は示されていない)。図7(b)では、ビーム材20Bの延在方向から見たパージユニット30が示されている。図3および図7(b)に示されるように、ビーム材20Bの内面側には、容器F内にパージガスを供給するノズル31と、パージガスをノズル31へと送る分配配管33と、分配配管33に設けられて、パージガスの流路を開閉する電磁バルブ36と、分配配管33に設けられて、パージガスの流量を調整する流量調整バルブ37とが取り付けられている。ビーム材20Bの内面側には、さらに、パージガス中の不純物を取り除くフィルタ38と、載置部7に容器Fが載置されたことを検出する載荷センサ39とが取り付けられている。本実施形態のパージユニット30は、上記のノズル31、分配配管33、電磁バルブ36、流量調整バルブ37、フィルタ38、および載荷センサ39を有する。電磁バルブ36および流量調整バルブ37は、分配配管33に設けられてパージガスを調整する調整装置34を構成している。これらの各機器類は、第1平板部21、第2平板部22、および第3平板部23のいずれかに、支持ブラケットおよび締結部材等を用いて固定されている。
図5および図7(b)に示されるように、パージユニット30のうち、ノズル31と調整装置34を除くすべての機器類、すなわち、分配配管33、フィルタ38、および載荷センサ39が、ビーム材20Bの内面側に収容されている。ノズル31は、取付用のベース部材31a(図7(a)参照)が第1平板部21の裏面に固定されることで第1平板部21に取り付けられている。容器Fに接続される先端部31bのみが、第1平板部21を貫通して第1平板部21上に突出している。ノズル31の位置は、キネマティックピン26に対して所定の位置関係となるように配置されている。このように、ノズル31は、ビーム材20Bの内面側に取り付けられている。調整装置34は、ビーム材20Bの内面側に収まっておらず、下方に突出している(図4および図5参照)。
図6および図7(a)に示されるように、ノズル31、フィルタ38、調整装置34(電磁バルブ36および流量調整バルブ37)、および分配配管33が、ビーム材20Bの延在方向に並ぶように配置されている。これらの各機器類は、例えば、X方向において、1つの載置部7(図3参照)に必要とされるスペース内に設けられている。
ビーム材20Bの第2平板部22の下側には、ガス供給配管8(図1参照)からパージユニット30へとパージガスを導入する主配管32が配置されている。保管棚1には、1本の主配管32が、例えば、第2平板部22に沿って取り付けられており、4つの載置部7に設けられた4つのパージユニット30へのガス供給をカバーする。上記した分配配管33は、主配管32から分岐し、主配管32によって導入されたパージガスを受け入れる。
ビーム材20Aおよびビーム材20Bには、Y方向の両外側に斜めに張り出すように、天井走行車3からの容器Fの移載(移動)を検出するための反射板40が取り付けられている。
続いて、図6、図8および図9を参照して、工場における本実施形態の保管棚1の組み立て作業について説明する。以下の説明では、パージ機能を有しない既設の保管棚において、パージユニット付きビーム45を用いて(パージユニット付きビーム45に交換することで)パージ機能を追加する例を説明する。図6に示されるように、パージユニット30のビーム材20Bは、上記したパージユニット30の各機器類が予め内面側に組み付けられた状態で、パージユニット付きビーム45として搬入される。すなわち、工場内で、パージユニット30をビーム材20Bにパージユニット30の各機器類を取り付ける手間は省かれている。なお、図6に示されるパージユニット付きビーム45では、主配管32および反射板40も、ビーム材20Bに予め取り付けられている。
図9に示されるように、ビーム材20Aに対してビーム材20Bを位置決めするにあたり、T字状の取付治具50が利用される。取付治具50には、ビーム材20A上の1本のキネマティックピン26に対応して、2つの丸孔51A,51Bが形成されている。丸孔51A,51Bは、ビーム材20Aの延在方向に並んでおり、当該延在方向に僅かに離間して形成されている。ビーム材20A上のもう1本のキネマティックピン26に対応して、2つの長孔52A,52Bが形成されている。長孔52A,52Bは、ビーム材20Aの延在方向に並んでおり、当該延在方向に僅かに離間して形成されている。さらに、取付治具50には、ビーム材20B上の1本のキネマティックピン26に対応して、1つの丸孔53Aと1つの長孔53Bとが形成されている。丸孔53Aおよび長孔53Bは、ビーム材20Bの延在方向に並んでおり、当該延在方向に僅かに離間して形成されている。
取付治具50の丸孔51A、長孔52A、および丸孔53Aに3本のキネマティックピン26が挿通されるか、又は、取付治具50の丸孔51B、長孔52B、および長孔53Bに3本のキネマティックピン26が挿通されることにより、ビーム材20Aに対してビーム材20Bが所望の定まった位置に位置決めされる。図9に示される例では、丸孔51B、長孔52B、および長孔53Bに、3本のキネマティックピン26が挿通されている。その後、図8に示されるように、ベースフレーム10の支持部12に対してビーム材20Aおよびビーム材20Bが締結固定される。図8に示されるように、一方の取付治具50(図示左側の取付治具50)において、丸孔51B、長孔52B、および長孔53Bに3本のキネマティックピン26が挿通されており、他方の取付治具50(図示右側の取付治具50)において、丸孔51A、長孔52A、および丸孔53Aに3本のキネマティックピン26が挿通されている。
ベースフレーム10に対してビーム材20Aおよびビーム材20B(パージユニット付きビーム45)が組み付けられた後は、パージユニット30の分配配管33に対して工場のガス供給配管8が接続されると共に、パージユニット30の必要箇所に対して電源供給配線6が接続される。これらの接続作業のみで、パージ機能付きの保管棚1の施工が完了する。なお、保管棚1の組み立て後、取付治具50は、取り外される。
本開示の保管棚1の動作について説明する。容器Fが載置部7に載置され、載荷センサ39がONになると、電磁バルブ36が開き、主配管32から分配配管33へとパージガスが流れる。このとき、流量調整バルブ37は、適宜の開度に調整されている。
本実施形態の保管棚1によれば、ビーム材20A,20Bのうちの1本のビーム材20Bに、キネマティックピン26、ノズル31、分配配管33、および調整装置34を予め取り付けておくことができる。よって、パージ機能付きの保管棚1の現地における施工を容易に行うことができる。そのようなビーム材20Bは、パージ機能の付加に必要な主な機器類が、パージユニット30として既にユニット化されて、ビーム材20Bに一体化されているという利点を有する(図6に示すパージユニット付きビーム45参照)。例えば、既設のパージ機能を備えない保管棚にパージ機能を付加する際、現地においてビーム材20B(パージユニット付きビーム45)を取り替えるのみで、施工を容易に、短時間かつ低コストで行うことができる。
ビーム材20Bは、C字状の断面を有する部材であり、ノズル31はビーム材20Bの内面側に取り付けられている。これにより、ノズル31をコンパクトかつ容易に配置することができる。キネマティックピン26に対するノズル31の位置関係を予め所定の位置に定めておくことで、ノズル31の配置の精度も高められる。
載置部7に配置される3本のキネマティックピン26のうち、2本のキネマティックピン26が、ビーム材20Bとは異なる他のビーム材20Aに設けられている。他のビーム材20Aに設けられた2本の位置決めピンを利用して、パージ機能に関する機器類が取り付けられたビーム材20Bを容易に位置決めすることができる。特に、上記実施形態のように、組み立て時に取付治具50を利用することで、組み立て後の再度のティーチングを不要とする効果を得ることができる。
ビーム材20の第1平板部21、第2平板部22および第3平板部23のうちの第1平板部21の上面21aが、載置部7を構成している。ビーム材20Bの上面21aが載置部7を構成しているので、ビーム材20Bの上面21aに別途の板材等を添設する必要がない。したがって、載置部7の高さを容易に合わせることができる。
上記実施形態の施工方法によれば、パージ機能付きの保管棚1を容易に施工することができる。このことは、コスト低減の観点で非常に有利である。また近年、パージ機能を有しない保管棚に対して、パージ機能を付加する更新工事も多く行われている。本施工方法によれば、予めパージユニット30が組み付けられたパージユニット付きビーム45を搬入して組み立てるだけで保管棚1の施工が完了するので、このような更新工事にも大変有利である。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、ビーム材20Bが、L字状の断面を有する山形鋼であってもよい。L字状の断面を構成する第1平板部および第2平板部のうち、水平に配置された平板部の水平な上面が、載置部を構成する。その水平な平面部に、位置決めピンとノズルが設けられる。その場合でも、パージユニット30の大部分の機器類がL字の内面側に取り付けられてもよい。
保管棚1のベースフレーム10は2つに限られない。X方向の両端のベースフレーム10の中間に、1つまたは複数のベースフレーム10が設けられてもよい。1つの保管棚1に保管される容器Fの数は4個に限られず、5個以上であってもよいし、3個以下であってもよい。
ビーム材20Aに、1つのキネマティックピン26が設けられ、ビーム材20Bに、2つのキネマティックピン26が設けられてもよい。その場合でも、他のビーム材20Aに設けられた1本の位置決めピンを利用して、パージ機能に関する機器類が取り付けられたビーム材20Bを容易に位置決めすることができる。
パージユニット30のうち、分配配管33および電磁バルブ36がビーム材20Bの外側に配置されてもよい。その場合でも、分配配管33および電磁バルブ36は、ビーム材20Bに取り付けられる。調整装置34は、電磁バルブ36および流量調整バルブ37のいずれか一方のみを備えてもよいし、電磁バルブ36および流量調整バルブ37とは異なる公知の調整機器を備えてもよい。パージユニット30を構成する機器類およびそれらのレイアウトは、適宜に変更されてよい。
上記実施形態ではパージ機能を有しない既設の保管棚に対して、パージユニット付きビーム45を導入してパージ機能付きに更新する例を説明したが、本発明はこの例に限られない。パージユニット付きビーム45が、パージ機能付きの保管棚1を一から新設する場合に用いられてもよい。
パージガスは、窒素に限られず、空気であってもよいし、その他の不活性ガス等であってもよい。
1…保管棚、3…天井走行車、5…軌道、7…載置部、7a…載置面、10…ベースフレーム、20A,20B…ビーム材、21…第1平板部、21a…上面(表面)、22…第2平板部、23…第3平板部、26…キネマティックピン(位置決めピン)、30…パージユニット、31…ノズル、32…主配管、33…分配配管、34…調整装置、36…電磁バルブ、37…流量調整バルブ、38…フィルタ、39…載荷センサ、40…反射板、100…天井、S…半導体搬送システム。

Claims (4)

  1. 天井から吊り下げられる少なくとも2つのベースフレームと、
    ベースフレームに架け渡され、容器が載置される載置部を構成する少なくとも2本のビーム材と、を備え、
    前記ビーム材のうちの少なくとも1本のビーム材に、前記容器の位置決めを行うための位置決めピンと、前記容器内に流体を供給するノズルと、前記流体を前記ノズルへと送る配管と、前記配管に設けられて前記流体を調整する調整装置とが取り付けられている、保管棚。
  2. 前記少なくとも1本のビーム材は、C字状の断面またはL字状の断面を有する部材であり、前記ノズルは前記少なくとも1本のビーム材の内面側に取り付けられている、請求項1に記載の保管棚。
  3. 前記載置部に配置される3本の位置決めピンのうち、1本または2本の位置決めピンは、前記少なくとも1本のビーム材とは異なる他のビーム材に設けられている、請求項1または2に記載の保管棚。
  4. 前記少なくとも1本のビーム材は、C字状の断面を構成する3つの平板部またはL字状の断面を構成する2つの平板部を有しており、前記平板部のうちの1つの平板部の表面が、前記載置部を構成している、請求項1~3のいずれか一項に記載の保管棚。
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