本明細書の利点と特徴、そしてそれらを達成する方法は添付の図と共に詳細に後述されている一実施例を参照すると明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、異なる多様な形状で実現されるものであり、単に本実施例は、本明細書の開示を完全にし、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本明細書は、請求項の範疇によってのみ定義される。
本明細書の実施例を説明するため、図に示した形状、大きさ、比率、角度、個数などは、例示的なものであって、本明細書が図に示した事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一参照の符号は同一の構成要素を指す。また、本明細書を説明するにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすると判断された場合、その詳細な説明は省略され得る。本明細書で言及した「含む」、「有する」、「からなる」「コンテイン(contain)」、「構成する(constitute、configure、or make up of)」、「形成される(formed of)」などが使用されている場合、「だけ」が使用されていない限り、1つ以上の他の部分を追加することができる。構成要素を単数で表現した場合に特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
構成要素を解釈するに当たり、別途の明示的な記載がなくても誤差の範囲を含むものと解釈する。
位置関係についての説明である場合、例えば、「上(on)または上に(above)」、「上部に」、「下(under)or下に(below or beneath)」、「下部に」、「近く(near)」、「隣接に(adjacent to)」、「横に(beside)」などで2つの部分の位置関係が説明されている場合、「すぐに(just)」、「即時(に)(immediate(ly))」、「密接(に)(close(ly))」、または「直接(に)(direct(ly))」が使用されていない限り、2つの部分の間に1つ以上の他の部分が位置することもできる。
時間の関係についての説明である場合、例えば、「後に」、「に続いて」、「次に」、「前に」などで時間的前後関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない以上、連続的でない場合も含むことができる。
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもあり得る。
本明細書の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのもので、その用語によって、その構成要素の本質、順序、順番または個数などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」「結合」または「接着」すると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結するか、または連結することができるが、特に明示的な記載事項がない間接的に連結するか、または連結することができる各構成要素の間に、他の構成要素が「介在」されることもあると理解されなければならない。本明細書の構成要素また層を説明するにあたって、ある構成要素が他の構成要素また他の層に「接触」または「重畳」などと記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素また他の層に直接に接触するか、または重畳されることができるが、特に明示的な記載事項がない間接的に接触するか、または重畳されることができる各構成要素また他の層の間に、他の構成要素また他の層が「配置」または「介在」されることもあると理解されなければならない。
「少なくとも1つ」の用語は、1つ以上の関連項目から提示可能なすべての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1項目、第2項目、および第3項目のうちの少なくとも1つ」の意味は、第1項目、第2項目、または第3項目各々だけではなく、第1項目、第2項目、および第3項目のうちから2つ以上で提示され得るすべての項目の組み合わせを含むとすることができる。第1構成要素、第2構成要素「および/または」第3構成要素の表現は、第1構成要素、第2構成要素および第3構成要素の1つ、または第1構成要素、第2構成要素および第3構成要素のうちの任意またはすべての組み合わせを含むこともあると理解されなければならない。例として、A、Bおよび/またはCは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A、BおよびCの任意または何らかの組み合わせ、またはA、BおよびCのすべてと見なすことができる。
本明細書のいくつかの実施例のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、連動および駆動が可能であり、各例を互いに対して独立的に実施することができ、関連の関係で一緒に実施することもできる。別に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解されるのと同じ意味を有する。さらに、一般的に使用される辞書で定義されている用語などの用語は、例えば関連技術の文脈での意味と一致する意味を持っていると解釈されるべきであり、理想化された、または過度に形式的な意味で解釈されるべきではありません。例えば、「部分(part)」という用語は、例えば、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に理解されるべきように記載された機能を実行するように構成された別個の回路または構造、集積回路、回路装置の計算ブロック、または構造に適用され得る。
以下、添付の図および実施例を介して本明細書の実施例を詳しく見ると、次の通りである。図に示した構成要素のスケール、大きさおよび厚さは、説明の便宜上、実際と異なるスケールを有し得るので、図に示したスケール、大きさおよび厚さに限定されない。本明細書のすべての実施例による各装置のすべての構成要素(components)は、動作可能に結合されるか、または構成され得る。
図1は、本明細書の一実施例に係る装置を示す図である。図2は、本明細書の一実施例に係る装置を示す背面図である。
図1および図2を参照すると、本明細書の一実施例に係る装置は、表示装置であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
表示装置は、白黒またはカラー映像を実現する複数の画素を含む表示パネル、および表示パネルを駆動するための駆動部を含むことができる。画素は、カラー映像を構成する複数の色のうちのいずれか1つを実現する副画素であり得る。
本明細書の一実施例に係る装置は、液晶表示パネルまたは有機発光表示パネルなどの表示パネルを含む完成品(complete productまたはfinal product)であるノートブックコンピュータ、テレビ、コンピュータモニタ、車両用または自動車用装置(automotive apparatus)または車両(vehicle)の他形態などを含む電装装置(equipment apparatus)、スマートフォンまたは電子パッドなどのモバイル電子装置(mobile electronic apparatus)などのようなセット電子装置(set electronic apparatus)またはセット装置(set deviceまたはset apparatus)も含むことができる。
本明細書の一実施例に係る装置は、振動部材100、支持部材300、および振動装置500を含むことができる。
振動部材100は、音響と振動のうちの1つ以上を発生または出力する振動板として使用され得る。これにより、振動部材100は、振動板、受動振動板、または受動振動部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る振動部材100は、映像を表示する表示パネルを含むことができる。例えば、映像は、電子映像(electronic image)またはデジタル映像(digital image)または静止映像(still image)またはビデオ映像(video image)などを含むことができる。例えば、表示パネルは、白黒またはカラー映像を実現する複数の画素を有する液晶表示パネルを含むことができ、表示パネルの種類がこれに限定されるものではない。例えば、表示パネルは、有機発光表示パネル、電気泳動表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、電子湿潤表示パネル、または量子ドット発光表示パネルなどのような表示パネルを含むことができる。例えば、液晶表示パネルにおいて、画素は、画素電極と共通電極との間にある液晶層を含むことができる。例えば、有機発光表示パネルにおいて、画素は、画素電極と共通電極との間にある有機発光層などの有機発光素子を含むことができる。これに限定されず、発光表示パネルにおいて、画素は、無機発光層などの無機発光素子を含むことができる。
支持部材300は、振動部材100の背面に配置され得る。例えば、支持部材300は、振動部材100の背面を覆うように実現され得る。支持部材300は、振動部材100の背面を覆う背面部310を含むことができる。支持部材300は、ガラス材質、プラスチック材質、金属材質、またはそれらの積層構造からなり得る。例えば、支持部材300は、背面カバー、バックカバー、システム背面カバー、ハウジング、システムハウジング、セットカバー、背面セットカバー、最外郭カバー、最外郭セットカバー、製品カバー、または最外郭製品カバーなどで表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
支持部材300の背面部310は、第1領域300A1と第2領域300A2を含むことができる。例えば、支持部材300の背面部310は、第1方向(X)と平行な第1長さ(または横の長さ)の中心ライン(または第1中心ライン)(CL1)を基準として、第1領域300A1と第2領域300A2に区分することができる。例えば、第1領域300A1および第2領域300A2のそれぞれは、背面部310で同じ大きさまたは面積を有することができる。例えば、第1長さの中心ライン(CL1)は、第1中心ラインまたは水平中心ラインであり得、以下の説明では、「第1中心ライン(CL1)」と称する。例えば、第1領域300A1は、第1背面領域、左側領域、または背面左側領域であり得、第2領域300A2は、第2背面領域、右側領域、または背面右側領域であり得る。例えば、第1方向(X)は、支持部材300の長辺長手方向、横方向、水平方向、またはXYZ軸方向のうちの1つにおけるX軸方向であり得る。
支持部材300の背面部310において、第1領域300A1および第2領域300A2のそれぞれは、第1方向(X)と交差する第2方向(Y)と平行な第2長さ(または縦の長さ)の中心ライン(CL2)を基準として、第1サブ領域300B1と第2サブ領域300B2を含むことができる。例えば、第1領域300A1と第2領域300A2のそれぞれにおいて、第1サブ領域300B1と第2サブ領域300B2のそれぞれは、背面部310で同じ大きさまたは面積を有することができる。例えば、第2長さの中心ライン(CL2)は、第2中心ラインまたは縦中心ラインであり得、以下の説明では、「第2中心ライン(CL2)」と称する。例えば、第2方向(Y)は、支持部材300の短辺長手方向、縦方向、垂直方向、またはXYZ軸方向のうちの他の1つにおけるY軸方向であり得る。
支持部材300は、背面部310に配置された補強部320をさらに含むことができる。
補強部320は、支持部材300の剛性を補強するように実現することができる。これにより、補強部320は、補強部材、補強パターン、補強パターン部、剛性部、剛性補強部材、剛性パターン、または剛性パターン部あり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
補強部320は、第1補強部321を含むことができる。補強部320は、支持部材300の背面の縁部分に沿って配置された第1補強部321を含むことができる。例えば、第1補強部321は、支持部材300の背面部310の縁部分に沿って配置され得る。例えば、第1補強部321は、予め設定された高さを有するように、支持部材300の背面部310の縁部分から支持部材300の背面方向に突出されることによって、実現され得る。第1補強部321は、支持部材300の剛性または支持部材300の背面部310の剛性を補強することにより、装置または振動部材100の反り現象を防止し、または減少させることができる。例えば、第1補強部321は、第1補強部材、第1補強パターン、第1補強パターン部、第1剛性部、第1剛性補強部材、第1剛性パターン、第1剛性パターン部、エッジ補強部、エッジ補強パターン、または枠補強パターンであり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
補強部320は、第2補強部322をさらに含むことができる。補強部320は、支持部材300の背面部310の中間部分に配置された第2補強部322をさらに含むことができる。第2補強部322は、第1方向(X)、および第1方向(X)と交差する第2方向(Y)のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された長さを有するように、支持部材300の背面部310に実現され得る。例えば、第2補強部322は、第1方向(X)と平行するように背面部310の中間部分から支持部材300の背面方向に突出されることによって、実現され得る。第2補強部322は、支持部材300の剛性または支持部材300の背面部310の剛性をさらに補強することにより、装置または振動部材100の中間部分で発生される反り現象を防止し、または減少させることができる。例えば、第2補強部322は、第2補強部材、第2補強パターン、第2補強パターン部、第2剛性部、第2剛性補強部材、第2剛性パターン、第2剛性パターン部、中間補強部、中間補強部材、中間補強パターン、または中間補強パターン部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部材300に配置され、振動部材100を振動させることができるように実現され得る。本明細書の一実施例に係る振動装置500は、フィルム振動装置であるか、またはフィルム形振動装置を含むことができる。これにより、振動装置500は、音響発生装置、音響発生素子、音響発生部材、音響発生器、振動源、能動振動部材、能動振動素子、能動振動装置、圧電振動装置、圧電振動部材、圧電振動素子、圧電振動器、圧電振動発生器、フレキシブル振動発生器、フレキシブルアクチュエータ、フレキシブルスピーカー、フレキシブル圧電スピーカー、フィルムアクチュエータ、フィルム型圧電複合体アクチュエータ、フィルムスピーカー、フィルム型圧電スピーカー、またはフィルム型圧電複合体スピーカーなどで表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部材300によって支持され得る。振動装置500は、支持部材300の背面部310に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、支持部材300の背面部310に事前応力が加わった状態で配置され得る。例えば、振動装置500は、支持部材300の背面部310に非平面(または非平坦)の構造で配置され得る。例えば、振動装置500は、支持部材300の背面部310に曲面形状または曲面構造で配置され得る。
本明細書の一実施例に係る振動装置500は、第1振動装置500-1および第2振動装置500-2を含むことができる。
第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、フィルム型の振動装置であり得る。第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、支持部材300の背面の縁部分に配置され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2は、補強部320の第2補強部322を間に置いて、互いに平行に配置され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2は、支持部材300の第1中心ライン(CL1)を中心に、対称構造(または左右対称構造)または非対称構造(または左右非対称構造)を有するように配置され得る。
第1振動装置500-1は、支持部材300の第1背面の縁部分に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、支持部材300の第1領域300A1に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、第1背面の縁部分に偏るように配置され得る。
本明細書の実施例によると、第1振動装置500-1の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2中心ライン(CL2)に整列されるか、または位置することができる。例えば、第1振動装置500-1の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第1領域300A1内の第2中心ライン(CL2)上で、支持部材300の第1中心ライン(CL1)と支持部材300の第1側壁(または第1短辺または第1側)との間に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、支持部材300の第1領域300A1内で、第1補強部321と第2補強部322との間に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、支持部材300の第1領域300A1内で、支持部材300の第1中心ライン(CL1)よりも支持部材300の第1側壁の近くに配置され得る。
本明細書の他の実施例によると、第1振動装置500-1の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2中心ライン(CL2)から離隔し得る。例えば、第1振動装置500-1の中心部(または正中央部)(CP)は、第1領域300A1の第1サブ領域300B1内に位置することができる。例えば、第1振動装置500-1の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2中心ラインCL2から予め設定された離隔距離(ΔL)だけ離隔された第1領域300A1の第1サブ領域300B1に位置することができる。これにより、第1振動装置500-1の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
本明細書の実施例に係る装置が表示装置に適用されるとき、支持部材300の第2サブ領域300B2の最下部(または最下端)は、台座として作用することができるので、支持部材300の振動における第2サブ領域300B2の最下部から第1サブ領域300B1の最上部にいく程、自由に移動であるか、または振動することができる自由端となり得る。これにより、第1振動装置500-1の中心部(CP)が、支持部材300の第2中心ライン(CL2)から離隔された第1サブ領域300B1に位置するとき、同一の駆動信号に対する第1振動装置500-1の振動幅(または変位幅)が、第1振動装置500-1の中心部(CP)が支持部材300の第2中心ラインCL2に位置するときより増加することができるので、第1振動装置500-1の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
第2振動装置500-2は、支持部材300の第2背面の縁部分に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、支持部材300の第2領域300A2に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、第2背面の縁部分に偏るように配置され得る。
本明細書の実施例によると、第2振動装置500-2の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2中心ライン(CL2)に整列されるか、または位置することができる。例えば、第2振動装置500-2の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2領域300A2内の第2中心ライン(CL2)上で、支持部材300の第1中心ライン(CL1)と支持部材300の第2側壁(または第2短辺または第2側)との間に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、支持部材300の第2領域300A2内で、第1補強部321と第2補強部322との間に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、支持部材300の第2領域300A2内で、支持部材300の第1中心ライン(CL1)よりも支持部材300の第2側壁の近くに配置され得る。
本明細書の他の実施例によると、第2振動装置500-2の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2中心ライン(CL2)から離隔し得る。例えば、第2振動装置500-2の中心部(または正中央部)(CP)は、第2領域300A2の第1サブ領域300B1内に位置することができる。例えば、第2振動装置500-2の中心部(または正中央部)(CP)は、支持部材300の第2中心ラインCL2から予め設定された離隔距離(ΔL)だけ離隔された第2領域300A2の第1サブ領域300B1に位置することができる。これにより、第2振動装置500-2の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
第1振動装置500-1および第2振動装置500-2のそれぞれは、外部から入力される音響信号(またはボイス信号)を含むか、または音響信号とハプティックフィードバック信号を含む駆動信号によって振動し、振動部材100を振動させることにより、振動部材100の振動による音響(S)を発生させ、または使用者のタッチに応答するハプティックフィードバック(またはハプティック振動)を発生させることができる。
本明細書の一実施例に係る装置は、振動装置500の駆動による振動部材100の振動によって、音響(S)および/またはハプティックフィードバック(またはハプティック振動)を発生させることができる。例えば、振動部材100の振動によって発生される音響(S)は、振動部材100の前面方向または画面の前面方向に出力され得る。例えば、本明細書の一実施例に係る装置は、第1振動装置500-1と第2振動装置500-2のそれぞれの駆動による振動部材100の振動によって、左側の音響と右側の音響を振動部材100の前面方向または画面の前面方向に出力することができ、左側の音響と右側の音響を介して、音響、例えばステレオ音響を実現することができる。したがって、本明細書の実施例に係る装置は、表示パネルを含む振動部材100を音響発生(または音響出力)のための振動板として用いて、振動部材100の前面方向または画面の前面方向に音響を出力することにより、より正確な音響伝達が可能であり、音質および/または音響が改善され、視聴者の没入感を向上させることができる。
図3は、図1に示す線I-I’の断面図である。本明細書の一実施例に係る支持部材の断面構造を示す図である。
図3を参照すると、本明細書の一実施例に係る装置で、支持部材300は、背面部310、側面部330、および曲面部350を含むことができる。
背面部310は、振動部材100の背面に配置され得る。背面部310は、振動部材100を支持する底面(または支持面)310aを含むことができる。背面部310は、図1と図2を参照して説明した背面部310と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。背面部310は、図1と図2を参照して説明した補強部を含むことができる。
側面部330は、背面部310の縁部分に連結され得る。側面部330は、振動部材100を支持するように実現され得る。側面部330は、背面部310の縁部分に沿って、予め設定された高さを有するように実現されることにより、背面部310の底面310a上に収納空間を設けることができる。例えば、側面部330は、背面部310の縁部分から曲げることによって実現され得る。例えば、側面部330は、側壁部または側面カバー部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
曲面部350は、背面部310に実現され得る。曲面部350は、振動装置500の振動と共に振動することで、振動部材100を振動させることができる。例えば、曲面部350は、振動装置500の振動によって振動することで、振動部材100を間接的に振動させるように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、曲面部350は、予め設定された曲率を含むように背面部310に実現され得る。例えば、曲面部350は、背面部310から支持部材300の背面の方向に突出した曲面構造を含むことができる。例えば、曲面部350は、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有するように背面部310から突出し得る。例えば、曲面部350は、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。例えば、曲面部350は、背面部310から支持部材300の背面の方向に凸状に突出し得る。例えば、曲面部350は、一定の曲率を有する単一の凸状の曲面形状を有することができる。例えば、曲面部350は、曲面突出部、底面曲面突出部、背面曲面部、曲面構造物、曲率構造物、フォーミング部、または応力印加部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。0例えば、曲面部350は、振動部材100に向かい合う背面部310の底面310aを基準として、第1形状の曲面部、凹部、凹曲面部、凹アーチ部、溝部、または凹溝部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、曲面部350の中心部は、振動部材100の背面から離隔され得る。例えば、振動部材100の背面と曲面部350との間の高さ(または距離)は、曲面部350の縁部分から中心部に近い程、増加し得る。本明細書の一実施例によると、曲面部350は、背面部310から第1高さ(H1)を有するように実現され得る。例えば、曲面部350の第1高さ(H1)は、背面部310の底面310aと曲面部350の最後面との間の最短距離であり得る。
本明細書の一実施例によると、曲面部350の第1高さ(H1)は、振動装置500に事前に応力を加えることができる範囲内で設定され得る。例えば、曲面部350の第1高さ(H1)は、2mm~200mmであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されず、振動装置500の大きさによって変更され得る。曲面部350の第1高さ(H1)は、振動部材100の第2高さ(H2)より小さくてもよい。例えば、振動部材100の第2高さ(H2)は、背面部310の底面310aと振動部材100の最上面(または最上部表面)との間の最短距離であり得る。例えば、曲面部350の第1高さ(H1)が、振動部材100の第2高さ(H2)よりも大きい場合、装置または表示装置の厚さが増加し、これによりスリム化(または薄い厚さを有する)が困難となる場合があり得る。
本明細書の一実施例に係る曲面部350は、第1曲面部350aおよび第2曲面部350bを含むことができる。
第1曲面部350aは、支持部材300の第1領域300A1に対応する背面部310に実現され得る。例えば、第1曲面部350aは、第1振動装置500-1を支持するように構成され得る。第1曲面部350aは、第1振動装置500-1の振動と共に振動するように実現され得る。
第2曲面部350bは、支持部材300の第2領域300A2に対応する背面部310に実現され得る。例えば、第2曲面部350bは、第2振動装置500-2を支持することができる。第2曲面部350bは、第2振動装置500-2の振動と共に振動するように実現され得る。
振動装置500は、曲面部350に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350より小さい大きさを有することができる。振動装置500は、曲面部350の曲率に沿った等角形状(an equiangula shape or a conformal shape)を有するように曲面部350に結合されるか、または付着され得る。但し、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動装置500は、曲面部350の曲率の輪郭(contour or morphology)にそのまま沿う等角形状を有するように曲面部350に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350の曲率にそのまま沿わない非等角形状(a non-equiangula shape or a non-conformal shape)を有するか、または曲面部350の曲率と異なる曲率を有するように曲面部350に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350の曲率の輪郭にそのまま沿わない非等角形状を有するように、曲面部350に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、曲面部350に結合されるか、または付着されることによって、曲面部350によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、曲面部350に結合されるか、または付着されることにより、曲面部350によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含むことができる。例えば、曲面部350は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように実現され得る。例えば、振動装置500が、曲面部350によって引張ストレスではなく圧縮応力を受ける場合、振動装置500の振動特性が低下し得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、曲面部350によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態を含むことで、断面二次モーメント(second moment of inertia)が増加し得る。振動装置500は、断面二次モーメントの増加によって、振動時に発生される共振周波数の数を減少させることができ、これによりノード(node)(または節点または連結点)の数が減少し、音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。例えば、振動装置500は、断面二次モーメントの増加による共振周波数の減少によって、モード形状(mode shape)が補正されることにより、音圧特性および/または音響特性が向上され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、曲面部350によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、振動方向(または変位方向または曲げ方向または駆動方向)が、一方向に一元化され得、動的変位が拡張され得る。これにより、振動装置500の振動によって発生される音響は、曲面部350の中心方向に集中され得、振動部材100に伝達される音圧が増加されるか、または増幅されることができるので、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500の第1振動装置500-1は、第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。第1振動装置500-1は、第1曲面部350aの曲率をそのまま沿う等角形状を有するように第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1振動装置500-1は、第1曲面部350aの曲率の輪郭にそのまま沿う等角形状を有するように第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。例えば、第1振動装置500-1は、第1曲面部350aの曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、または第1曲面部350aの曲率と異なる曲率を有するように第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。例えば、第1振動装置500-1は、第1曲面部350aの曲率の輪郭にそのまま沿わない非等角形状を有するように第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。これにより、第1振動装置500-1は、第1曲面部350aによって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、第1曲面部350aを振動させ、音響または音波を発生させることができる。これにより、第1振動装置500-1と重畳される振動部材100の第1領域は、第1曲面部350aの振動によって発生される音響または音波の伝達を受けて振動することにより、音響および/またはハプティックフィードバックを生成し、または出力することができる。
振動装置500の第2振動装置500-2は、第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。第2振動装置500-2は、第2曲面部350bの曲率をそのまま沿う等角形状を有するように第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第2振動装置500-2は、第2曲面部350bの曲率の輪郭に沿った等角形状を有するように第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。例えば、第2振動装置500-2は、第2曲面部350bの曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、または第2曲面部350bの曲率と異なる曲率を有するように第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。例えば、第2振動装置500-2は、第2曲面部350bの曲率の輪郭にそのまま沿わない非等角形状を有するように第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。これにより、第2振動装置500-2は、第2曲面部350bによって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動するように構成されることによって、第2曲面部350bを振動させ、音響または音波を発生させることができる。これにより、第2振動装置500-2と重畳される振動部材100の第2領域は、第2曲面部350bの振動によって発生される音響または音波の伝達を受けて振動されることにより、音響および/またはハプティックフィードバックを生成し、または出力することができる。
図4A~図4Cは、図1~図3に示した本明細書の一実施例に係る支持部材を示す背面斜視図である。図4A~図4Cは、本明細書の第1~第3実施例に係る曲面部を示す図である。
図4Aを参照すると、本明細書の第1実施例に係る曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、平面視において正方形の形状を有し、断面視においてアーチ形状を含むことができる。例えば、曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、第1辺および第2辺を含むことができる。例えば、曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、第1長さ(L1)を有する一対の第1辺、および第1長さ(L1)と同じ第2長さ(L2)を有する一対の第2辺を含むことができる。本明細書の第1実施例に係る曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bの曲面は、一対の第2辺の間に予め設定された曲率を有するアーチ形状に形成され得る。例えば、第1長さ(L1)は、第1方向(X)と平行であり得、第1方向長さ、横の長さ、または水平長であり得る。例えば、第2長さ(L2)は、第2方向(Y)と平行であり得、第2方向長さ、縦の長さまたは垂直の長さであり得る。
図4Bを参照すると、本明細書の第2実施例に係る曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、平面視において長方形の形状を有し、断面視においてアーチ形状を含むことができる。例えば、曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、短辺および長辺を含むことができる。例えば、曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、第3長さ(L3)を有する一対の短辺、および第3長さ(L3)よりも長い第4長さ(L4)を有する一対の長辺を含むことができる。本明細書の第2実施例に係る曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bの曲面は、一対の長辺の間に予め設定された曲率を有するアーチ形状に形成され得る。例えば、第3長さ(L3)は、第1方向(X)と平行であり得、第1方向長さ、横の長さ、または水平長であり得る。例えば、第2長さ(L2)は、短辺長さ、第2方向(Y)と平行であり得、長辺長さ、第2方向長さ、縦の長さまたは垂直の長さであり得る。
図4Cを参照すると、本明細書の第3実施例に係る曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、平面視において長方形の形状を有し、断面視においてアーチ形状を含むことができる。例えば、曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、長辺および短辺を含むことができる。例えば、曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bは、第5長さ(L5)を有する一対の長辺、および第5短さ(L5)よりも短い第6長さ(L6)を有する一対の短辺を含むことができる。本明細書の第3実施例に係る曲面部350または第1および第2曲面部350a、350bの曲面は、一対の短辺の間に予め設定された曲率を有するアーチ形状に形成され得る。例えば、第5長さ(L5)は、第1方向(X)と平行であり得、長辺長さ、第1方向長さ、横の長さ、または水平長であり得る。例えば、第6長さ(L6)は、第2方向(Y)と平行であり得、短辺長さ、第2方向長さ、縦の長さまたは垂直の長さであり得る。
図5は、図2に示した線II-II’の断面図である。本明細書の第1実施例に係る装置を説明するための図である。
図5を参照すると、本明細書の第1実施例に係る装置1は、振動部材100、支持部材300、および振動装置500を含むことができる。
振動部材100は、映像を表示し、または映像を表示しながら音響を直接に出力する表示部材110を含むことができる。表示部材110は、表示パネル111およびガイド部材115を含むことができる。
表示パネル111は、液晶表示パネルであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、表示パネル111は、発光表示パネル、電気泳動表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、電子湿潤表示パネル、または量子ドット発光表示パネルなどであり得る。
表示パネル111が、液晶表示パネルである場合、振動部材100は、表示パネル111と支持部材300との間に配置されたバックライト113をさらに含むことができる。
本明細書の実施例に係る表示パネル111は、第1基板111a、第2基板111b、第1偏光部材111c、および第2偏光部材111dを含むことができる。
第1基板111aは、上部基板または薄膜トランジスタのアレイ基板であって、複数のゲートラインおよび/または複数のデータラインによって交差される画素領域に形成された複数の画素を有する画素アレイ(または表示部または表示領域)を含むことができる。複数の画素のそれぞれは、ゲートラインおよび/またはデータラインに接続された薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタに接続された画素電極、および画素電極に隣接するように形成されて共通電圧が供給される共通電極を含むことができる。
第1基板111aは、第1縁(または第1非表示部)に設けられ、パネル駆動回路に連結されたパッド部、および第2縁(または第2非表示部)に設けられ、複数のゲートラインに連結されたゲート駆動回路をさらに含むことができる。例えば、パネル駆動回路は、パッド部に連結され、支持部材300の背面に配置され得る。例えば、パネル駆動回路は、図2に示した支持部材300の第1および第2領域300A1、300A2のそれぞれの第2サブ領域300B2に配置され得る。パネル駆動回路は、カバーシールド400によって覆われるか、または保護され得る。例えば、カバーシールド400は、パネル駆動回路のユーザーコネクタを除く残りの部分の全体を覆うように支持部材300の第1および第2領域300A1、300A2のそれぞれの第2サブ領域300B2に結合されるか、または固定されることで、パネル駆動回路を保護することができる。
第2基板111bは、下部基板またはカラーフィルタアレイ基板であって、第1基板111aに形成された画素領域に重畳される開口領域を含む画素開口パターン、および開口領域に形成されたカラーフィルター層を含むことができる。第2基板111bは、シーラント(sealant)によって液晶層を挟んで第1基板111aの第1縁を除いた残りの部分と合着され得る。
液晶層は、第1基板111aおよび第2基板111bの間に配置されるか、または介在されるもので、各画素に画素電極に印加されるデータ電圧と共通電圧によって形成される電界によって液晶分子の配列方向が変化される液晶からなり得る。
第1偏光部材111cは、第2基板111bの下面に付着されてバックライト113から入射されて液晶層に進行する光を偏光させることができる。第2偏光部材111dは、第1基板111aの上面に付着されて第1基板111aを透過して外部に放出される光を偏光させることができる。
本明細書の実施例に係る表示パネル111では、各画素に印加されるデータ電圧と共通電圧によって各画素に形成される電界によって液晶層が駆動されることにより、液晶層を透過する光によって画像が表示され得る。
本明細書の実施例に係る表示パネル111は、薄膜トランジスタのアレイ基板からなる第1基板111aが映像表示面を構成するので、別途の機構物(または別途の構造物)によって遮られる部分なしに前面の全体が外部に露出され得る。
本明細書の他の実施例に係る表示パネル111は、第1基板111aが、カラーフィルタアレイ基板からなり、第2基板111bが薄膜トランジスタのアレイ基板からなることができる。例えば、本明細書の他の実施例に係る表示パネル111は、本明細書の実施例に係る表示パネル110が上下反転された形態を有することができ、この場合、本明細書の他の実施例に係る表示パネル111のパッド部は、別途の機構物(または別途の構造物)によって遮られ得る。
本明細書の一実施例に係る表示パネル111は、緩衝部材119をさらに含むことができる。緩衝部材119は、表示パネル111の1つ以上の側面を囲むように形成され得る。緩衝部材119は、外部の衝撃から表示パネル111の側面を保護し、または表示パネル111の側面の光漏れを防止する役割を兼ねることができる。
バックライト(または照明部またはバックライト部)113は、表示パネル111の背面に配置され、表示パネル111の背面に光を照射することができる。本明細書の一実施例に係るバックライト113は、導光板113a、光源部、反射シート113b、および光学シート部(または光学部材)113cを含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
導光板(または光ガイド部材)113aは、表示パネル111と重畳されるように支持部材300に配置され、少なくとも1つの一側に設けられた入光面を含むことができる。導光板113aは、光透過性プラスチックまたはガラス材質を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。導光板113aは、光源部から入光面を介して入射される光を表示パネル111の方に進行(または出光)させることができる。
光源部は、導光板113aに設けられた入光面に光を照射することができる。光源部は、表示パネル111の第1縁部分と重畳されるように支持部材300に配置され得る。光源部は、光源用印刷回路基板に実現されて導光板113aの入光面に光を照射する複数の発光ダイオード素子を含むことができる。
反射シート113bは、導光板113aの背面を覆うように支持部材300に配置され得る。反射シート113bは、導光板113aから入射される光を導光板113aの方に反射させることで、光の損失を最小にすることができる。
光学シート部113cは、導光板113aの前面上に配置されて導光板113aから出光される光の輝度特性を向上させることができる。本明細書の一実施例に係る光学シート部113cは、下部拡散シート、下部プリズムシート、および上部プリズムシートを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、光学シート部113cは、下部拡散シート、下部プリズムシート、および上部プリズムシートを含む一枚の層で構成され得る。本明細書の実施例はこれに限定されず、光学シート部113cは、拡散シート、プリズムシート、二重輝度強化フィルム、およびレンチキュラーシートのうちで1つ以上の積層の組み合わせからなるか、または光の拡散と集光機能を有する一枚の複合シートからなることができる。
ガイド部材115は、表示パネル111の背面の縁部分に配置され、表示パネル111の背面の縁部分を支持することができる。ガイド部材115は、表示パネル111の背面の縁部分と重畳されるように支持部材300に支持されるか、または収納され得る。ガイド部材115は、表示パネル111の各側面の外部に突出されないように表示パネル111の背面の下に配置され得る。
本明細書の一実施例に係るガイド部材(または支持フレーム)115は、ガイドフレーム115aおよびガイド側部115bを含むことができる。例えば、ガイド部材115は、ガイドフレーム115aとガイド側部115bとの結合構造(または連結構造)によって、「┓」字(ガンマ形)または「┏」字(回転した「┓」字)形状の断面構造を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
ガイドフレーム115aは、表示パネル111の背面の縁部分と連結され、支持部材300によって支持され得る。例えば、ガイドフレーム115aは、表示パネル111の背面の縁部分を除く残りの中間部分と重畳される開口部を有する四角い帯(band or belt)形状を有することができるが、本明細書の実施例は、この形状に限定されない。例えば、ガイドフレーム115aは、バックライト113の最上面、例えば光学シート部113cの最上面と直接に接触されるか、または光学シート部113cの最上面から一定の距離で離隔され得る。
ガイド側部115bは、ガイドフレーム115aに連結されて支持部材300の一側または側面を包むことができる。例えば、ガイド側部115bは、ガイドフレーム115aから支持部材300の側面の方に曲げて支持部材300の側面を囲むか、または支持部材300の側面によって囲まれ得る。
本明細書の一実施例に係るガイド部材115は、プラスチック材質、金属材質、またはプラスチック材質と金属材質の混合材質からなることができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ガイド部材115は、振動装置500によって発生される音振動を表示パネル111の縁部分に伝達する振動伝達部材の役割をすることができる。したがって、ガイド部材115は、表示パネル111の剛性を維持させながら、振動装置500によって発生される音振動を損失なく表示パネル111に伝達することができる。例えば、ガイド部材115は、表示パネル111の剛性を維持させながら、振動装置500によって発生される音振動を表示パネル111に伝達するために、金属材質を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るガイド部材115は、結合部材(またはパネル結合部材)114を介して表示パネル111の背面の縁部分と連結されるか、または結合され得る。結合部材114は、表示パネル111の背面の縁部分とガイド部材115との間に配置されて表示パネル111をガイド部材115に配置させられ、または結合させることができる。例えば、結合部材114は、アクリル系またはウレタン系の接着部材を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材114は、ガイド部材115の振動が表示パネル111によく伝達されるように、相対的に接着力に優れ、硬度が高い特性を有するアクリル系の接着部材を含むことができる。例えば、結合部材114は、アクリル系の接着層を有する両面フォーム接着パッドまたはアクリル系の接着樹脂硬化層を含むことができる。
本明細書の一実施例に係る結合部材114の前面は、表示パネル111の第2基板111bまたは第1偏光部材111cに配置され得る。結合部材114は、表示パネル111との接着力を向上させるために第2基板111bの背面の縁部分と直接に結合され得る。例えば、結合部材114は、第1偏光部材111cの側面を囲むことにより、第1偏光部材111cで発生される側面の光漏れを防止することができる。
結合部材114は、一定の厚さ(または高さ)を有することができる。これにより、結合部材114は、ガイド部材115のガイドフレーム115aと共に表示パネル111とバックライト113との間に音伝達空間(STS)を設けることができる。結合部材114は、ガイド部材115のガイドフレーム115aに4辺密閉型または閉ループ形状で形成することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材114は、ガイド部材115の開口部を挟んで互いに対向する表示パネル111の最背面とバックライト113の最上面との間に設けられる音伝達空間(STS)を密閉させることで、音伝達空間(STS)に伝達される音圧の漏洩(または損失)を防止し、または最小限に抑えることができる。音伝達空間(STS)は、バックライト113の振動によって音圧が発生される音圧発生空間であるか、または表示パネル111の振動を円滑にするパネル振動空間であり得る。例えば、音伝達空間(STS)は、音波伝達部または音響伝達部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
支持部材300は、振動部材100を支持するように構成され得る。支持部材300は、図3を参照して説明した背面部310、側面部330、および曲面部350を含むことができる。
背面部310は、振動部材100のバックライト113を支持し、または収納するように構成され得る。背面部310の底面310a(または床面または支持面)は、バックライト113の背面と接触するか、またはバックライト113の背面と直接に接触することができる。例えば、背面部310の底面310aは、バックライト113の反射シート113bと接触するか、または反射シート113bと直接に接触することができる。
側面部330は、振動部材100のガイド部材115を支持するように構成され得る。側面部330の側面は、ガイド部材115のガイド側部115bによって囲まれ得る。これにより、振動装置500の振動が、支持部材300の側面部330を介して、ガイド部材115と結合部材114を介して表示パネル111の縁部分に伝達され得る。例えば、側面部130は、側壁部または側面カバー部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
曲面部350は、背面部310に実現され得る。曲面部350は、図3、図4A~図4Cを参照した説明と同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の第1実施例に係る装置1は、支持部材300の曲面部350と振動部材100との間に設けられたギャップ空間(GS)をさらに含むことができる。
ギャップ空間(GS)は、支持部材300の曲面部350と振動部材100の背面との間に設けられ得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、曲面部350と振動部材100のバックライト113との間に設けられ得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、曲面部350とバックライト113の反射シート113bとの間に設けられ得る。ギャップ空間(GS)は、曲面部350の振動によって音響または音圧が発生される空間、曲面部350の振動を円滑にする空間、または振動装置500の振動によって発生される音波が振動部材100に伝播される空間を含むことができる。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、箱音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、曲面部350に配置されるか、または結合され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350の背面に配置されるか、または結合され得る。曲面部350に配置されるか、または結合される振動装置500は、第1および第2振動装置500-1、500-2を含むもので、これは図2~図4Cを参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
振動装置500は、曲面部350によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動して曲面部350を振動させるように構成されることによって、曲面部350の振動によって振動部材100を振動させて、音響および/またはハプティックフィードバックを発生させ、または出力することができる。例えば、振動装置500は、駆動信号によって振動して曲面部350を振動させ、これにより曲面部350の振動によって発生される音響(または音波)がギャップ空間(GS)に出力され、ギャップ空間(GS)の音響によるバックライト113の振動によって発生される音響が、音伝達空間(STS)に出力され、音伝達空間(STS)の音響による表示パネル111の振動によって音響および/またはハプティックフィードバックが発生され得る。
したがって、本明細書の第1実施例に係る装置1は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加し、または振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材100によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図6は、本明細書の第1実施例に係る振動装置を示す斜視図である。図6は、図2~図5に示した振動装置または第1および第2振動装置を示す図である。
図6を参照すると、本明細書の一実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、振動発生器510および連結部材520を含むことができる。
振動発生器510は、印加される駆動信号(または電気信号またはボイス信号)によって振動(または変位)して、振動部材100を振動(または変位)させるように構成され得る。例えば、振動発生器510は、振動素子、振動構造物、振動器、振動発生素子、音響発生器、音響素子、音響発生構造物、または音響発生素子であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例による振動発生器510は、圧電特性を有する圧電物質(または電気活性物質)を含むことができる。振動発生器510は、圧電物質に印加される電気信号による圧電物質の振動(または変位)によって、自ら振動(または変位)し、または振動部材を振動(または変位)させることができる。例えば、振動発生器510は、圧電効果(piezoelectric effect)(または圧電特性)によって収縮および/または膨張を交互に繰り返すことで振動(または変位)することができる。例えば、振動発生器510は、逆圧電効果におよび/または収縮と膨張を交互に繰り返すことで垂直方向(または厚み方向)(Z)に振動(または変位)することができる。
振動発生器510は、柔軟性を有するように構成され得る。例えば、振動発生器510は、曲面を含む非平面形状に曲がるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る振動発生器510は、第1方向(X)と平行な第1長さ、および第2方向(Y)と平行な第2長さを有する四角形状を含むことができる。例えば、振動発生器510は、第1長さと第2長さが等しい正方形の形状を含むか、または第1長さと第2長さが異なる長方形の形状を含むことができる。例えば、正方形の形状の振動発生器510を含む振動装置は、図4Aに示す支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着され得る。例えば、長方形の形状の振動発生器510を含む振動装置は、図4Bまたは図4Cに示す支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着され得る。
連結部材520は、振動発生器510の第1面S1、および第1面S1と異なる(または反対の)第2面S2のうちのいずれかの面に連結されるか、または結合され得る。例えば、振動発生器510で、第1面S1は、上面、前面、上部面、または表面であり得る。振動発生器510で、第2面S2は、下面、背面、後面、下部面、または裏面であり得る。例えば、振動発生器510で、第1面S1は、第2面S2よりも連結部材520に近くに位置に配置され得る。例えば、連結部材520は、第1連結部材、接着部材、または第1接着部材であり得る。
本明細書の一実施例に係る連結部材520は、密着力または接着力に優れた接着層(または粘着層)を含むことができる。例えば、連結部材520は、両面接着テープ、両面接着フォームパッド、または粘着シートを含むことができる。例えば、連結部材520が粘着シート(または粘着層)を含む場合、連結部材520は、プラスチック材質などのベース部材なしに、接着層または粘着層のみを含むことができる。
本明細書の一実施例に係る連結部材520の接着層(または粘着層)は、エポキシ(epoxy)、アクリル(acrylic)、シリコーン(silicone)、またはウレタン(urethane)を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。本明細書の他の実施例に係る連結部材520の接着層(または粘着層)は、PSA(pressure sensitive adhesive)、OCA(optically clear adhesive)、またはOCR(optically clear Resin)を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る連結部材520は、図3および図5に示すように、振動発生器510を支持部材300の曲面部350に連結させ、または結合させることができる。例えば、連結部材520は、支持部材300の曲面部350と振動発生器510の第1面との間に配置され得る。例えば、連結部材520は、支持部材300の曲面部350と振動発生器510の第1面との間に介在され得る。
したがって、振動発生器510は、連結部材520を介して、支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着されることにより、曲面部350の曲面形状によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態を含むことができる。これにより、振動発生器510は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
図7は、本明細書の第2実施例に係る振動装置を示す斜視図である。図7は、図6に示した振動装置にパッドをさらに構成したものである。
図7を参照すると、本明細書の第2実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、振動発生器510、連結部材520、パッド530を含むことができる。
振動発生器510と連結部材520のそれぞれは、図6を参照して説明したものと同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
パッド530は、振動発生器510の第2面に結合されるか、または付着され得る。例えば、パッド530は、振動発生器510の第2面のうちの中心部に結合されるか、または付着され得る。パッド530は、振動発生器510と同じ大きさを有するか、または小さい大きさを有することができる。例えば、パッド530は、多角形の柱形状または円形の柱形状を有することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るパッド530は、振動発生器510の曲げ剛性よりも低い剛性を有する材質を含むことができる。本明細書の他の実施例に係るパッド530は、振動発生器510に対して重量体(または質量体)(mass)として作用することができる弾性材質からなり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例に係るパッド530は、振動発生器510の重量を増加させることによって、振動発生器510の最低共振周波数(または最低固有周波数)を減少させることができる。したがって、振動発生器510は、パッド530による重量の増加による最低共振周波数(または最低固有周波数)の減少によって、相対的に低い周波数で振動することができる。これにより、振動発生器510の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、パッド530は、共振パッド、質量部材、重量錘、または重量部材であり得る。例えば、低音域帯は、300Hzまたは500Hz以下であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図8は、本明細書の第3実施例に係る振動装置を示す斜視図である。図8は、図6に示した振動装置にプレートおよび第2連結部材をさらに構成したものである。したがって、図8に対する説明では、プレート、第2連結部材、およびそれに関連された構成についてのみ説明する。
図8を図3または図5と結び付けると、本明細書の第3実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、振動発生器510、第1連結部材520、プレート540、および第2連結部材550を含むことができる。
振動発生器510および第1連結部材520のそれぞれは、図6を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
プレート540は、第1連結部材520に連結されるか、または付着され得る。プレート540は、振動発生器510よりも大きい大きさを有するか、または大きな面積を有することができる。例えば、プレート540の中心部は、振動発生器510の中心部に位置し、または整列され得る。プレート540は、第2連結部材550を介して図2~図6に示す支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動発生器510が曲面形状に曲げられ得、振動発生器510の振動が支持部材300の曲面部350に伝達され得るように、振動発生器510は、第1連結部材520とプレート540および第2連結部材550のそれぞれのモジュラス(またはヤング率)より大きいモジュラスを有するか、または第1連結部材520と第2連結部材550のそれぞれのモジュラスと同じであり、プレート540より大きいモジュラスを有することができる。例えば、プレート540は、振動発生器510よりも小さいモジュラスを有することができる。これにより、振動発生器510は、第1連結部材520とプレート540および第2連結部材550を介して、支持部材300の曲面部350に対応される形状に曲げられ得るので、音響再生の信頼性を向上させることができる。そして、本明細書の一実施例に係る振動発生器510は、第1連結部材520とプレート540および第2連結部材550を媒介とする、支持部材300の曲面部350との接着性が向上され得、振動の際に振動の損失なしに、支持部材300の曲面部350に伝達されることができるので、低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
例えば、プレート540の弾性率が振動発生器510の弾性率より大きい場合、振動発生器510は、支持部材300の曲面部350に対応される形状に曲がり難く、第1連結部材520とプレート540および第2連結部材550を媒介とする、支持部材300の曲面部350との接着性が低下し得る。これにより、音響再生の信頼性が低下し、低音域帯での音響特性および/または音圧特性が低下し得る。
本明細書の一実施例によると、プレート540は、振動発生器510が曲面形状に曲げられ得、振動発生器510の振動を支持部材300の曲面部350に伝達するのに適した材料特性を有する材質を含むことができる。例えば、プレート540は、振動発生器510の曲げ剛性より低い剛性を有する材質を含むことができる。プレート540は、金属、ガラス、プラスチック、繊維、皮革、ゴム、木材、布、および紙のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、プレート540は、支持プレート、剛性プレート、伝達プレート、中間プレート、または振動伝達プレートであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図8に示すように、第2連結部材550は、図3および図5に示すように、プレート540を支持部材300の曲面部350に連結させ、または結合させることができる。例えば、第2連結部材550は、支持部材300の曲面部350とプレート540との間に配置され得る。例えば、第2連結部材550は、支持部材300の曲面部350とプレート540との間に介在され得る。
第2連結部材550は、密着力または接着力に優れた接着層(または粘着層)を含むことができる。第2連結部材550は、第1連結部材520とは異なるモジュラスを有する接着材料を含むことができる。例えば、第1連結部材520は、プレート540と振動発生器510が曲面形状に円滑に曲げられ得るように、第2連結部材550より大きいモジュラス(または接着力または硬度)を有することができる。
したがって、振動発生器510は、第1連結部材520とプレート540および第2連結部材550を介して、支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着されることにより、曲面部350の曲面形状によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態を含むことができる。これにより、振動発生器510は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
図9は、本明細書の第4実施例に係る振動装置を示す斜視図である。図9は、図8に示した振動装置にパッドをさらに構成したものである。
図9を参照すると、本明細書の第4実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、振動発生器510、第1連結部材520、プレート540、第2連結部材550、およびパッド530を含むことができる。
振動発生器510、第1連結部材520、プレート540、および第2連結部材550のそれぞれは、図8を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
パッド530は、振動発生器510の第2面に結合されるか、または付着され得る。例えば、パッド530は、振動発生器510の第2面のうちの中心部に結合されるか、または付着され得る。パッド530は、振動発生器510の重量を増加させ、振動発生器510の最低共振周波数(または最低固有周波数)を減少させることができる。パッド530は、図7を参照して説明したパッド530と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図10は、図2に示した線II-II’の他の断面図である。図10は、図2~図9に示した装置1にエンクロージャをさらに構成したものである。したがって、図10に対する説明では、エンクロージャおよびそれに関連された構成を除く残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図10を参照すると、本明細書の第1実施例に係る装置1は、エンクロージャ(enclosure)950をさらに含むことができる。
エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材300の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材300の背面部310の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材300の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。例えば、エンクロージャ950は、支持部材300の背面部310の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。例えば、エンクロージャ950は、密閉部材、密閉キャップ、密閉ボックス、またはサウンドボックスであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。密閉空間は、エアギャップ、振動空間、音響空間、または響箱であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
エンクロージャ950は、金属材質または非金属材質(または複合非金属材質)のうちの1つ以上の材質を含むことができる。例えば、エンクロージャ950は、金属、プラスチック、および木材のうちの1つ以上の材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るエンクロージャ950は、支持部材300の曲面部350または振動装置500の振動時に、支持部材300の曲面部350に作用する空気(air)によるインピーダンス成分を一定に維持させることができる。例えば、支持部材300の周囲の空気(air)は、支持部材300の曲面部350の振動に対して抵抗するようになり、周波数によって異なる抵抗とリアクタンス成分を有するインピーダンス成分として作用ことになる。これにより、エンクロージャ950は、支持部材300の背面に振動装置500を囲む密閉空間を構成することで、空気(air)によって支持部材300の曲面部350に作用するインピーダンス成分(または、エアインピーダンスまたは弾性インピーダンス)を一定に維持させ、これにより低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させ、高音域帯の音響の音質を向上させることができる。
本明細書の第1実施例に係る装置1は、エンクロージャ950によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得、高音域帯の音響の音質が向上され得る。
図11Aおよび図11Bは、本明細書の他の実施例に係る支持部材を示す背面斜視図である。図11Aおよび図11Bは、図2~図5に示した支持部材の曲面部を変更したものである。
図11Aおよび図11Bを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300の背面部310は、複数の領域300A1、300A2、300A3を含むことができる。支持部材300の背面部310は、第1領域300A1、第2領域300A2、および第3領域300A3を含むことができる。例えば、支持部材300の背面部310は、第1方向(X)と平行な第1長さ(または横の長さ)を基準として、第1~第3領域300A1、300A2、300A3を含むことができる。
第1領域300A1は、第1背面領域、左側領域、または背面左側領域であり得る。第2領域300A2は、第2背面領域、右側領域、または背面右側領域であり得る。第3領域300A3は、第1領域300A1と第2領域300A2との間の領域であり得る。例えば、第3領域300A3は、支持部材300の第1長さの中間ラインを含む中間領域であり得る。
支持部材300は、第1~第3領域300A1、300A2、300A3のそれぞれに配置された曲面部350を含むことができる。
図11Aを参照すると、本明細書の一実施例に係る曲面部350は、第1~第3領域300A1、300A2、300A3のそれぞれに配置された第1~第3曲面部350a、350b、350cを含むことができる。
第1~第3曲面部350a、350b、350cの各々は、互いに同じ大きさと同じ形状を有するように、背面部310から突出し得る。第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれは、互いに同じ曲率を有するように、背面部310から突出し得る。第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれの突出構造と曲率は、図3を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれは、図4A~図4Cを参照して説明したように、正方形の形状または長方形の形状を有し得、これに対する重複する説明は省略され得る。
振動装置500は、第1曲面部350aに配置された第1振動装置500-1、第2曲面部350bに配置された第2振動装置500-2、および第3曲面部350cに配置された第3振動装置500-3を含むことができる。第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれは、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれの曲率による事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
図11Bを参照すると、本明細書の一実施例によると、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上は、異なる大きさと異なる形状を有するように背面部310から突出し得る。第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上は、異なる曲率を有するように背面部310から突出し得る。例えば、第3曲面部350cは、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれより小さい大きさを有することができる。図11Bに示す曲面部350は、第3曲面部350cが、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれより小さい大きさを有することを除いて実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
第3振動装置500-3は、第3曲面部350cに配置されることで、第3曲面部350cの大きさに対応される大きさを有するので、第1振動装置500-1と第2振動装置500-2のそれぞれより小さい大きさを有することができる。
図11Aおよび図11Bを参照すると、本明細書の一実施例に係る第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれは、同じ音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成され得る。これにより、本明細書の第1実施例に係る装置1は、第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれの振動による振動部材100の振動によって振動部材100の左側、右側、および正中央側(または中央側)のそれぞれから出力される音響によって、立体音響を出力することができ、3チャンネルの音響出力特性を有することができる。
本明細書の他の実施例によると、第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のうちの1つ以上は、異なる音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成され得る。例えば、第3振動装置500-3は、低音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成され、第1および第2振動装置500-1、500-2はそれぞれ、第3振動装置500-3より広い音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。これにより、本明細書の第1実施例に係る装置1は、第1振動装置500-1と第2振動装置500-2のそれぞれの駆動による振動部材100の振動によって出力される左側音響と右側音響を介して、音響、例えばステレオ音響を実現することができ、第3振動装置500-3の駆動による振動部材100の振動によって出力される低音域帯の音響によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図12は、図2に示した線II-II’の他の断面図である。図13は、図12に示した支持部材を示す背面斜視図である。図14は、図13に示した支持部材を示す背面図である。図12~図14は、本発明の第2実施例に係る装置を説明するための図である。図12~図14は、図1~図5を参照して説明した装置で支持部材の曲面部にホールをさらに構成したものである。
図12~図14を参照すると、本発明の第2実施例に係る装置2は、振動部材100、支持部材300、および振動装置500を含むことができる。
振動部材100は、図1~図5を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
支持部材300は、振動部材100を支持するよう構成され得る。支持部材300は、背面部310、側面部330、曲面部350、およびホール360を含むことができる。背面部310と側面部330および曲面部350のそれぞれは、図3~図5を参照して説明した背面部310および側面部330のそれぞれと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。さらに、曲面部350がホール360を含むことを除いて、曲面部350は、図3~図5を参照して説明した曲面部350と同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は簡潔さのために省略され得る。
支持部材300は、曲面部350に形成された1つ以上のホール360をさらに含むことができる。支持部材300は、曲面部350の第1曲面部350aと第2曲面部350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360を含むことができる。
1つ以上のホール360は、曲面部350に形成され得る。例えば、1つ以上のホール360は、第3方向(Z)に沿って、曲面部350を貫通するように形成され得る。これにより、1つ以上のホール360は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第3方向(Z)は、支持部材300の厚さ方向または高さ方向であるか、またはXYZ軸方向でのZ軸方向であり得る。
本明細書の他の実施例に係る1つ以上のホール360は、曲面部350の縁部分を除く残りの部分(または中間部分)に形成され得る。例えば、1つ以上のホール360は、第3方向(Z)に沿って、曲面部350の縁部分を除く残りの部分(または中間部分)を貫通するように形成され得る。例えば、支持部材300は、曲面部350の縁部分を除く残りの部分(または中間部分)に形成された1つ以上のホール360を含むことができる。
1つ以上のホール360は、曲面部350に形成され、振動装置500と同じ形状を有することができる。例えば、振動装置500が正方形の形状を有する場合、1つ以上のホール360は、正方形の形状を有することができ、振動装置500が長方形の形状を有する場合、1つ以上のホール360は、長方形の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上のホール360は、曲面部350の第1曲面部350aと第2曲面部350bのそれぞれに形成され得る。1つ以上のホール360は、振動装置500-1、500-2より小さい大きさを有することができる。例えば、1つ以上のホール360の全体の大きさ(または全体の広さ)が、振動装置500-1、500-2の全体の大きさより大きい場合、振動装置500-1、500-2が1つ以上のホール360に挿入(または貫通または収容)されることにより、別途の器具物なしには、振動装置500-1、500-2を曲面部350に配置することができなくなる。したがって、1以上のホール360の全体の大きさ(または全体の広さ)が、振動装置500-1、500-2の全体の大きさより小さい場合、別途の器具物なしに振動装置500-1、500-2を、1つ以上のホール360と重畳するか、またはホール360を覆うように曲面部350に配置することができる。
第1曲面部350aと第2曲面部350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360は、振動部材100と振動装置500-1、500-2との間に配置され得る。これにより、1つ以上のホール360は、振動部材100と振動装置500-1、500-2との間に、ギャップ空間(GS)を設けることができる。これにより、図5に示した装置1と比較して、振動部材100と曲面部250a、350bとの間のギャップ空間(GS)が、曲面部250a、350bの厚さに対応する空間だけ拡張され得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第1曲面部350aと第2曲面部350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360は、振動部材100のバックライト113と振動装置500-1、500-2との間に配置され得る。これにより、1つ以上のホール360は、バックライト113と振動装置500-1、500-2との間に、ギャップ空間(GS)を設けることができる。例えば、1つ以上のホール360は、バックライト113の反射シート113bと振動装置500-1、500-2との間に、ギャップ空間(GS)を設けることができる。
振動装置500の第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール360を覆うように曲面部350a、350bに連結されるか、または付着されることにより、曲面部350の曲率によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
振動装置500の第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール360を介して、振動部材100の背面と向かい合うか、または振動部材100の背面と直接に向かい合うことができる。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール360を介して、バックライト113と向かい合うか、またはバックライト113と直接に向かい合うことができる。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール360を介して、バックライト113の反射シート113bと向かい合うか、または反射シート113bと直接に向かい合うことができる。これにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの駆動によって発生される音響(または音波)は、1つ以上のホール360またはギャップ空間(GS)を介して、振動部材100に直接に伝達され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの駆動によって発生される音響(または音波)は、1つ以上のホール360またはギャップ空間(GS)を介して、振動部材100のバックライト113に直接に伝達され得る。これにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの振動が、振動部材100に効率的に伝達され得、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、駆動信号によって振動してギャップ空間(GS)に音響(または音波)を出力し、ギャップ空間(GS)の音響によるバックライト113の振動によって発生される音響が、音伝達空間(STS)に出力され、音伝達空間(STS)の音響による表示パネル111の振動によって音響および/またはハプティックフィードバックが発生され得る。
本明細書の第2実施例に係る装置2は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化されることによって、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第2実施例に係る装置2は、支持部材300の曲面部350に形成されたホール360を含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)が、振動部材100に直接に伝達され得る。これにより、振動の伝達効率が増加することができ、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の第2実施例に係る装置2は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。
エンクロージャ950は、振動装置500の背面に配置され得る。例えば、エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材300の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材300の背面部310の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材300の背面部310の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成(または形成)することができる。例えば、エンクロージャ950は、密閉部材、密閉キャップ、密閉ボックス、またはサウンドボックスであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。密閉空間は、エアギャップ、振動空間、音響空間、または響箱であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
エンクロージャ950は、金属材質または非金属材質(または複合非金属材質)のうちの1つ以上の材質を含むことができる。例えば、エンクロージャ950は、金属、プラスチック、および木材のうちの1つ以上の材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るエンクロージャ950は、振動装置500の振動時に、振動装置500に作用する空気(air)によるインピーダンス成分を一定に維持させることができる。例えば、振動装置500の周囲の空気(air)は、振動装置500の振動に対して抵抗するようになり、周波数によって異なる抵抗とリアクタンス成分を有するインピーダンス成分として作用ことになる。これにより、エンクロージャ950は、支持部材300の背面に振動装置500を囲む密閉空間を構成することで、空気(air)によって振動装置500に作用するインピーダンス成分(または、エアインピーダンスまたは弾性インピーダンス)を一定に維持させることができる。これにより、エンクロージャ950は、低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させ、高音域帯の音響の音質を向上させることができる。
本明細書の第2実施例に係る装置2は、エンクロージャ950によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得、高音域帯の音響の音質が向上され得る。
図15は、本明細書の第5実施例に係る振動装置を示す斜視図である。図15は、図12に示した振動装置を説明するための図である。
図12、図13、および図15を参照すると、本明細書の第5実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、振動発生器510、第1連結部材520、プレート540、および第2連結部材560を含むことができる。
振動発生器510、第1連結部材520、およびプレート540のそれぞれは、図8または図9を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例に係るプレート540は、支持部材300の曲面部350と同じか、小さいことがあり得る。プレート540は、曲面部350に形成された1つ以上のホール360よりも大きい大きさを有することができる。これにより、第1連結部材520を介して振動発生器510を支持するか、またはプレート540に結合されたプレート540は、支持部材300の1つ以上のホール360を覆うことができる。
第2連結部材560は、支持部材300の曲面部350とプレート540との間に配置され得る。例えば、第2連結部材560は、支持部材300の曲面部350とプレート540の前面の縁部分との間に配置され得る。
第2連結部材560は、図8または図9を参照して説明した第2連結部材550と同一の接着層(または粘着層)または接着材料を含むことができる。
本明細書の一実施例に係る第2連結部材560は、1つ以上のホール360に対応されるか、または重畳される開口部561を含むことができる。これにより、第2連結部材560は、支持部材300の曲面部350とプレート540の前面の縁部分との間に配置されるか、または介在され得る。例えば、第2連結部材560は、開口部561を有する四角の帯形状で構成され得る。
本明細書の他の実施例に係る第2連結部材560は、プレート540の前面の縁部分と対応されるか、または重畳されるように4つ以上に分割された構造を有することができる。
本明細書の第5実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2の振動発生器510は、曲面部350により事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動して、1つ以上のホール360またはギャップ空間(GS)を介して、音響(または音波)を出力することができる。これにより、振動発生器510の振動が振動部材100に効率的に伝達され得るので、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図16Aおよび図16Bは、本明細書の他の実施例に係る支持部材を示す背面斜視図である。図16Aおよび図16Bは、図13に示した支持部材の曲面部を変更したものである。
図12および図16Aを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、複数のホール351を含むことができる。本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、曲面部350に形成された複数のホール351を含むことができる。
複数のホール351は、第1方向(X)に沿って予め設定された間隔を有するように曲面部350に形成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、複数のホール351は、第1方向(X)と第2方向(Y)、および第1方向(X)と第2方向(Y)との間の方向のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された間隔を有するように曲面部350に形成され得る。
複数のホール351は、第1方向(X)に沿って予め設定された間隔を有するように曲面部350の第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、複数のホール351は、第1方向(X)と第2方向(Y)、および第1方向(X)と第2方向(Y)との間の方向のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された間隔を有するように、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得る。
複数のホール351は、振動発生器510の振動によって発生される音響(または音波)が、ギャップ空間(GS)または振動部材100に伝達(または伝播)される経路を形成することができる。これにより、振動発生器510の振動が振動部材100に効率的に伝達されることによって、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図12および図16Bを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、複数のスリット(またはスロット)352または1つ以上のスリット(またはスロット)352を含むことができる。本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、曲面部350に形成された複数のスリット(またはスロット)352を含むことができる。
複数のスリット352は、第1方向(X)に沿って予め設定された間隔を有するように、曲面部350に形成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、複数のスリット352は、第1方向(X)と第2方向(Y)、および第1方向(X)と第2方向(Y)との間の方向のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された間隔を有するように、曲面部350に形成され得る。
複数のスリット352は、第1方向(X)に沿って予め設定された間隔を有するように第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、複数のスリット352は、第1方向(X)と第2方向(Y)、および第1方向(X)と第2方向(Y)との間の方向のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された間隔を有するように、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得る。
複数のスリット352は、振動発生器510の振動によって発生される音響(または音波)が、ギャップ空間(GS)または振動部材100に伝達(または伝播)される経路を形成することができる。これにより、振動発生器510の振動が振動部材100に効率的に伝達されることによって、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300において、曲面部350の第1および第2曲面部350a、350bのうちの1つ以上は、図12に示したエンクロージャ950によって囲まれ得る。
図17A~図17Dは、本明細書の他の実施例に係る支持部材を示す背面斜視図である。図17A~図17Dは、図13に示した支持部材の曲面部を変更したものである。
図17A~図17Cを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300の曲面部350は、背面部310の第1~第3領域300A1、300A2、300A3のそれぞれに配置される第1~第3曲面部350a、350b、350cを含むことができる。
第1~第3曲面部350a、350b、350cは、図11Aを参照して説明した第1~第3曲面部350a、350b、350cと実質的に同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上に形成された1つ以上のホール360を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール360は、図17Aに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得る。1つ以上のホール360は、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成されることを除いて、図12および図13を参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。第3曲面部350cは、図11Aを参照して説明した第3曲面部350cと実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、1つ以上のホール360は、図17Bに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの第3曲面部350cに形成され得る。1つ以上のホール360は、第3曲面部350cに形成されることを除いて、図12および図13を参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することができる。第1および第2曲面部350a、350bは、図11Aを参照して説明した第1および第2曲面部350a、350bと実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、1つ以上のホール360は、図17Cに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成され得る。1つ以上のホール360は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成されることを除いて、図12および図13を参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図17Dを参照すると、本発明の他の実施例に係る支持部材300の曲面部350は、背面部310の第1~第3領域300A1、300A2、300A3のそれぞれに配置される第1~第3曲面部350a、350b、350cを含むことができる。
第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの第3領域300A3に配置された第3曲面部350cは、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれよりも小さな大きさを有することができる。第1~第3曲面部350a、350b、350cは、図11Bを参照して説明した第1~第3曲面部350a、350b、350cと実質的に同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成された1つ以上のホール360を含むことができるが、本明細書の実施例は、これに限定されず、図17Dに示す1つ以上のホール360は、図17Aおよび図17Bに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちのいずれか1つを除く残りに形成され得る。
図17A~図17Dに示す1つ以上のホール360は、振動発生器510の振動によって発生される音響(または音波)が、ギャップ空間(GS)または振動部材100に伝達(または伝播)される経路を形成することができる。これにより、振動発生器510の振動が振動部材100に効率的に伝達されることによって、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、1つ以上のホール360は、振動発生器510の振動によって発生される音響(または音波)が、ギャップ空間(GS)または振動部材100に伝達(または伝播)される経路を形成することができるので、モノラル音響またはステレオ音響を実現することができる。そして、図17Bのように、1つのホール360で構成する場合、コストが低減された装置によりモノラル音響を再生できる装置を提供することができる。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300において、曲面部350の第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上は、図12に示したエンクロージャ950によって囲むことができる。
図18は、図2に示した線II-II’の他の断面図である。図19は、図18に示した支持部材を示す背面斜視図である。図18および図19は、本発明の第3実施例に係る装置を説明するための図である。図18および図19は、図1~図5を参照して説明した装置で支持部材の曲面部を変更したものである。
図18および図19を参照すると、本発明の第3実施例に係る装置3は、振動部材100、支持部材300、および振動装置500を含むことができる。
振動部材100は、図1~図5を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
支持部材300は、振動部材100を支持するように構成され得る。支持部材300は、背面部310、側面部330、突出部340、および曲面部350を含むことができる。背面部310と側面部330のそれぞれは、図3~図5を参照して説明した背面部310と側面部330のそれぞれと同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
突出部340は、背面部310に実現され得る。突出部340は、背面部310から支持部材300の背面の方向に突出され得る。例えば、突出部340は、背面部310から支持部材300の背面の方向に四角の形状を有するように突出され得る。例えば、突出部340は、台形の形状、ピラミッドの形状、または五面体の形状を含むことができる。例えば、突出部340は、収納部、収容部、ポケット部、またはホーム部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
突出部340は、背面部310と平行で振動部材100と向かい合う突出面(または突出底面)341、および背面部310と突出面341との間に連結された複数の側面(または突出壁)342を含むことができる。複数の側面342は、背面部310と突出面341の間に垂直であるか、または傾斜することができる。これにより、本明細書の第3実施例に係る装置3は、支持部材300の突出部340と振動部材100との間に設けられたギャップ空間(GS)をさらに含むことができる。ギャップ空間(GS)は、支持部材300の突出部340と振動部材100の背面との間に設けられ得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、突出部340の突出面341と振動部材100のバックライト113との間に設けられ得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、突出部340の突出面341とバックライト113の反射シート113bとの間に設けられ得る。
曲面部350は、突出部340に実現され得る。曲面部350は、突出部340の突出面341に実施され得る。曲面部350は、振動装置500の振動と共に振動することで、振動部材100を振動させることができる。例えば、曲面部350は、振動装置500の振動によって振動することで、振動部材100を間接的に振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、曲面部350は、予め設定された曲率を含むように突出部340に実現され得る。例えば、曲面部350は、突出部340の突出面341から振動部材100に向かって突出された曲面構造を含むことができる。例えば、曲面部350は、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有するように突出部340の突出面341から突出し得る。例えば、曲面部350は、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。例えば、曲面部350は、突出部340の突出面341から振動部材100に向かって凸に突出し得る。例えば、曲面部350は、一定の曲率を有する単一の凸に曲面形状を有することができる。例えば、曲面部350は、背面突出部、曲面突出部、底部突出部、背面曲面部、曲面構造物、曲率構造物、フォーミング部、または応力印加部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、曲面部350は、振動部材100と向かい合う突出部340の突出面341を基準として、第2形状の曲面部、凸部、凸突出部、凸曲面部、凸アーチ部、突起部、または隆起部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、曲面部350の中心部は、振動部材100の背面から離隔され得る。例えば、振動部材100の背面と曲面部350との間の高さ(または距離)は、曲面部350の縁部分から中心部にいく程、減少することができる。本明細書の一実施例によると、曲面部350は、突出部340の突出面341から第1高さを有するように実現され得る。曲面部350の第1高さは、図3を参照して説明したのと同様に、振動装置500に事前応力を加えることができるように2mm~200mmであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されず、振動装置500の大きさによって変更され得る。曲面部350の第1高さは、振動部材100の第2高さより小さくてもよい。
本明細書の一実施例に係る突出部340は、支持部材300の第1領域300A1に配置された第1突出部340a、および支持部材300の第2領域300A2に配置された第2突出部340bを含むことができる。第1突出部340aおよび第2突出部340のそれぞれは、上述した突出面341および複数の側面342を含むことができる。
本明細書の一実施例に係る曲面部350は、第1曲面部350aおよび第2曲面部350bを含むことができる。
第1曲面部350aは、第1突出部340aに実現され得る。第1曲面部350aは、第1突出部340aの突出面341に実現され得る。例えば、第1曲面部350aは、第1振動装置500-1を支持することができる。第1曲面部350aは、第1振動装置500-1の振動と共に振動するように実現され得る。
第2曲面部350bは、第2突出部340bに実現され得る。第2曲面部350bは、第2突出部340bの突出面341に実現され得る。例えば、第2曲面部350bは、第2振動装置500-2を支持することができる。第2曲面部350bは、第2振動装置500-2の振動と共に振動するように実現され得る。
振動装置500は、曲面部350に結合されるか、または付着され得る。振動装置500は、振動部材100と曲面部350との間で曲面部350に結合されるか、または付着され、振動部材100の背面に向かい合うか、または直接に向かい合うことができる。例えば、振動装置500は、振動部材100の背面に向かい合うか、または直接に向かい合う曲面部350の内側面(または内部曲面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、突出部340によって設けられたギャップ空間(GS)内で、曲面部350に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、ギャップ空間(GS)内で、曲面部350の内側面(または内部曲面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350より小さい大きさを有することができる。振動装置500は、曲面部350の曲率をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部350に結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動装置500は、曲面部350の曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、または曲面部350の曲率と異なる曲率を有するように曲面部350に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の他の実施例によると、振動装置500は、図4A~図9を参照して説明した振動装置と同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、振動装置500(または振動発生器)は、曲面部350に結合されるか、または付着されることによって、曲面部350によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、曲面部350に結合されるか、または付着されることにより、曲面部350によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、曲面部350の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含むことができる。例えば、曲面部350は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように実現され得る。
本明細書の他の実施例によると、振動装置500は、図3を参照して説明したように、突出部340に実現された曲面部350によって、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
振動装置500は、第1振動装置500-1および第2振動装置500-2を含むことができる。第1振動装置500-1および第2振動装置500-2のそれぞれは、図4A~図9を参照して説明した振動装置と同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
振動装置500の第1振動装置500-1(または振動発生器)は、第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。第1振動装置500-1は、振動部材100と第1曲面部350aとの間で、第1曲面部350aに結合されるか、または付着され、振動部材100の背面と向かい合うか、または振動部材100の背面と直接に向かい合うことができる。例えば、第1振動装置500-1は、振動部材100の背面と向かい合うか、または振動部材100の背面と直接に向かい合う第1曲面部350aの内側面(または内部面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、第1振動装置500-1は、第1突出部340aによって設けられたギャップ空間(GS)内で、第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。例えば、第1振動装置500-1は、第1突出部340aによって設けられたギャップ空間(GS)内で、第1曲面部350aの内側面(または内部曲面)に結合されるか、または付着され得る。
第1振動装置500-1(または振動発生器)は、第1曲面部350aの曲率にそのまま沿う等角形状を有するように、第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1振動装置500-1は、第1曲面部350aの曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、第1曲面部350aの曲率と異なる曲率を有するように、第1曲面部350aに結合されるか、または付着され得る。これにより、第1振動装置500-1は、第1曲面部350aによって、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、音響または音波を発生させることができる。第1振動装置500-1の振動によって発生される音響(または音波)は、ギャップ空間(GS)を介して、振動部材100に直接に伝達され得、これにより、第1振動装置500-1の振動が振動部材100に効率的に伝達されることができるので、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、第1振動装置500-1と重畳される振動部材100の第1領域は、第1振動装置500-1の振動によって発生される音響または音波の伝達を受けて振動することにより、音響および/またはハプティックフィードバックを生成し、または出力することができる。
振動装置500の第1振動装置500-2(または振動発生器)は、第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。第2振動装置500-2は、振動部材100と第2曲面部350bとの間で、第2曲面部350bに結合されるか、または付着され、振動部材100の背面と向かい合うか、または振動部材100の背面と直接に向かい合うことができる。例えば、第2振動装置500-2は、振動部材100の背面と向かい合うか、または振動部材100の背面と直接に向かい合う第2曲面部350bの内側面(または内部面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、第2振動装置500-2は、第2突出部340bによって設けられたギャップ空間(GS)内で、第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。例えば、第2振動装置500-2は、第2突出部340bによって設けられたギャップ空間(GS)内で、第2曲面部350bの内側面(または内部曲面)に結合されるか、または付着され得る。
第2振動装置500-2(または振動発生器)は、第2曲面部350bの曲率にそのまま沿う等角形状を有するように、第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第2振動装置500-2は、第2曲面部350bの曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、第2曲面部350bの曲率と異なる曲率を有するように、第2曲面部350bに結合されるか、または付着され得る。これにより、第2振動装置500-2は、第2曲面部350bによって、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、音響または音波を発生させることができる。第2振動装置500-2の振動によって発生される音響(または音波)は、ギャップ空間(GS)を介して、振動部材100に直接に伝達され得、これにより、第2振動装置500-2の振動が振動部材100に効率的に伝達されることができるので、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、第2振動装置500-2と重畳される振動部材100の第2領域は、第2振動装置500-2の振動によって発生される音響または音波の伝達を受けて振動することにより、音響および/またはハプティックフィードバックを生成し、または出力することができる。
本明細書の第3実施例に係る装置3は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500(または振動発生器)を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加するか、振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材100によって、発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第3実施例に係る装置3は、振動装置500が振動部材100と支持部材300との間のギャップ空間(GS)に配置されることによって、スリム化され得、振動装置500が、外部に露出しないので、最外郭の背面のデザイン的な美感が向上され得る。
本明細書の第3実施例に係る装置3は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。
エンクロージャ950は、支持部材300の突出部340と曲面部350を覆うように配置され得る。エンクロージャ950は、支持部材300の突出部340と曲面部350を覆うように支持部材300の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材300の背面部310の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材300の背面に支持部材300の突出部340と曲面部350を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。例えば、エンクロージャ950は、密閉部材、密閉キャップ、密閉ボックス、またはサウンドボックスであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。密閉空間は、エアギャップ、振動空間、音響空間、または響箱であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
エンクロージャ950は、金属材質または非金属材質(または複合非金属材質)のうちの1つ以上の材質を含むことができる。例えば、エンクロージャ950は、金属、プラスチック、および木材のうちの1つ以上の材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るエンクロージャ950は、支持部材300の曲面部350または振動装置500の振動時に、支持部材300の曲面部350に作用する空気(air)によるインピーダンス成分を一定に維持させることができる。例えば、支持部材300の周囲の空気(air)は、支持部材300の曲面部350の振動に対して抵抗するようになり、周波数によって異なる抵抗とリアクタンス成分を有するインピーダンス成分として作用ことになる。これにより、エンクロージャ950は、支持部材300の背面に支持部材300の突出部340と曲面部350を囲む密閉空間を構成することで、空気(air)によって支持部材300の曲面部350に作用するインピーダンス成分(または、エアインピーダンスまたは弾性インピーダンス)を一定に維持させることができる。これにより、エンクロージャ950は、低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させ、高音域帯の音響の音質を向上させることができる。
本明細書の第3実施例に係る装置3は、エンクロージャ950によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得、高音域帯の音響の音質が向上され得る。
図20は、図2に示した線II-II’の他の断面図である。図21は、図20に示した支持部材を示す背面斜視図である。図20および図21は、本発明の第4実施例に係る装置を説明するための図である。図20および図21は、図18および図19を参照して説明した装置で、支持部材の曲面部にホールをさらに構成したものである。
図20および図21を参照すると、本明細書の第4実施例に係る装置4は、振動部材100、支持部材300、および振動装置500を含むことができる。
振動部材100は、図18および図19を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
支持部材300は、振動部材100を支持するように構成され得る。支持部材300は、背面部310、側面部330、突出部340、曲面部350、およびホール360を含むことができる。背面部310、側面部330、突出部340、および曲面部350のそれぞれは、図18および図19を参照して説明した背面部310、側面部330および突出部340のそれぞれと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。さらに、曲面部350がホール360を含むことを除いて、曲面部350は、図18および図19を参照して説明した曲面部350と同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は簡潔さのために省略され得る。
支持部材300は、曲面部350に形成された1つ以上のホール360をさらに含むことができる。支持部材300は、曲面部350の第1曲面部350aと第2曲面部350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360を含むことができる。1つ以上のホール360は、突出部340に形成された曲面部350に形成されることを除いて、図12~図14を参照して説明した1つ以上のホール360と同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
1つ以上のホール360は、曲面部350の第1曲面部350aと第2曲面部350bのそれぞれに形成され、振動装置500-1、500-2より小さい大きさを有することができる。
振動装置500の第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール360を覆うように曲面部350a、350bに連結されるか、または付着されることにより、曲面部350の曲率によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
第1曲面部350aおよび第2曲面部350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360は、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの背面に配置され得る。これにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの振動(または変位)が、円滑に行われることにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの振動幅(または変位幅)が、増加され得る。これにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの振動によって、ギャップ空間(GS)に発生される音圧が増加されることにより、ギャップ空間(GS)の音圧によって振動する振動部材100の振動幅(または変位幅)が増加し得る。これにより、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の第4実施例に係る装置4は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500(または振動発生器)を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加するか、振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材100によって、発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第4実施例に係る装置4は、支持部材300の曲面部350に形成された1つ以上のホール360を含むことにより、振動装置500の振動がより円滑に行われるにつれて、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの振動幅(または変位幅)が増加され得る。これにより、振動部材100の振動幅(または変位幅)が増加されて振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の第4実施例に係る装置4は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。エンクロージャ950は、図18を参照して説明したエンクロージャ950と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。本明細書の第4実施例に係る装置4は、エンクロージャ950によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得、高音域帯の音響の音質が向上され得る。
図22A~図22Eは、本明細書の他の実施例に係る支持部材を示す背面斜視図である。図22A~図22Eは、図18および図19に示した支持部材の曲面部を変更したものである。
図22A~図22Eを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300の突出部340は、背面部310の第1~第3領域300A1、300A2、300A3のそれぞれに配置された第1~第3突出部340a、340b、340cを含むことができる。突出部340は、背面部310の第3領域300A3に配置された第3突出部340cをさらに含むことを除いては、図19を参照して説明した突出部340と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300の曲面部350は、背面部310の第1~第3領域300A1、300A2、300A3のそれぞれに配置された第1~第3突出部340a、340b、340cのそれぞれに形成された第1~第3曲面部350a、350b、350cを含むことができる。
第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれの突出構造と曲率は、図19を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
振動装置500は、第1曲面部350aに配置された第1振動装置500-1、第2曲面部350bに配置された第2振動装置500-2、および第3曲面部350cに配置された第3振動装置500-3を含むことができる。第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれは、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれの曲率によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上に形成された1つ以上のホール360を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール360は、図22Bに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得る。1つ以上のホール360は、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成されることを除いては、図20および図21を参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、1つ以上のホール360は、図22Cに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの第3曲面部350cに形成され得る。1つ以上のホール360は、第3曲面部350cに形成されることを除いては、図20および図21を参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、1つ以上のホール360は、図22Dに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成され得る。1つ以上のホール360は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成されることを除いては、図20および図21を参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図22Eを参照すると、本明細書の一実施例によると、第1~第3突出部340a、340b、340cのうちの1つ以上は、異なる大きさを有するように、背面部310から突出され得る。第1~第3突出部340a、340b、340cのうちの1つ以上は、小さい大きさを有するように、背面部310から突出され得る。例えば、第3突出部340cは、第1および第2突出部340a、340bのそれぞれより小さい大きさを有することができる。図22Eに示す突出部340で、第3突出部340cは、第1および第2突出部340a、340bのそれぞれよりも小さい大きさを有することを除いては、第1および第2突出部340a、340bのそれぞれと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上は、異なる大きさとは異なる形状を有するように、突出部340から突出され得る。第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上は、異なる曲率を有するように突出部340から突出され得る。例えば、第3曲面部350cは、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれより小さい大きさを有することができる。図22Eに示す曲面部350で、第3曲面部350cは、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれよりも小さい大きさを有することを除いては、第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
第3振動装置500-3は、第3曲面部350cに配置され、第3曲面部350cの大きさに対応される大きさを有するので、第1振動装置500-1と第2振動装置500-2のそれぞれより小さい大きさを有することができる。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上に形成された1つ以上のホール360を含むことができる。例えば、1つ以上のホール360は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されず、図22Eに示す1つ以上のホール360は、図22Bおよび図22Cに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちのいずれか1つを除いた残りに形成され得る。
図22A~図22Eを参照すると、本明細書の一実施例に係る第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれは、同じ音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成され得る。これにより、本明細書の第4実施例に係る装置4は、第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれの振動による振動部材100の振動によって、振動部材100の左側、右側、および正中央側(または中央側)それぞれから出力される音響により音響、例えば立体音響を出力することができ、3チャンネルの音響出力特性を有することができる。
本明細書の他の実施例によると、第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のうちの1つ以上は、異なる音域帯の音響を生成するか、または出力するように構成され得る。例えば、第3振動装置500-3は、低音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成され、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、第3振動装置500-3より広い音域帯の音響を発生するか、または出力するように構成することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。これにより、本明細書の第4実施例に係る装置4は、第1振動装置500-1および第2振動装置500-2のそれぞれの駆動による振動部材100の振動によって、出力される左側音響と右側音響を介して音響、例えばステレオ音響を実現することができ、第3振動装置500-3の駆動による振動部材100の振動によって、出力される低音域帯の音響により低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図22B~図22Eに示す支持部材300を含む装置4は、支持部材300の第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上に形成された1つ以上のホール360によって、振動装置500の振動がより円滑に行われるにつれて、振動装置500の振動幅(または変位幅)が増加し得る。これにより、振動部材100の振動幅(または変位幅)が増加されて振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。そして、1つ以上のホール360は、振動発生器510の振動によって発生される音響(または音波)が、ギャップ空間(GS)または振動部材100に伝達(または伝播)される経路を形成することができるので、モノラル音響またはステレオ音響を実現することができる。そして、図22Cのように、1つのホール360が構成される場合、コストが低減された装置によりモノラル音響を再生できる装置を提供することができる。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300において、第1~第3突出部340a、340b、340cのうちの1つ以上は、図20に示したエンクロージャ950によって囲むことができる。
図23A~図23Cは、本明細書の他の実施例に係る支持部材を示す背面斜視図である。図23A~図23Cは、図22A~図22Cに示した支持部材の曲面部を変更したものである。
図23A~図23Cを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、第1および第2曲面部350a、350b、突出部340、および第3曲面部350cを含むことができる。
第1および第2曲面部350a、350bは、支持部材300の第1および第2領域300A1、300A2で背面部310から突出され得る。第1および第2曲面部350a、350bは、図2~図5、図11A、図11B、および図17Bを参照して説明した第1および第2曲面部350a、350bと実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
突出部340は、支持部材300の第3領域300A3で背面部310から突出され得る。突出部340は、図22Aおよび図22Bを参照して説明した第3突出部340cと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
第3曲面部350cは、突出部340から突出され得る。第3曲面部350cは、図22Aおよび図22Bを参照して説明した第3曲面部350cと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図23Bおよび図23Cを参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部材300は、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上に形成された1つ以上のホール360を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール360は、図23Bに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成され得る。第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360は、図12および図13、図17A、図17C、および図17Dを参照して説明した1つ以上のホール360と実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。第3曲面部350cは、図22A、図22B、および図23Aを参照して説明した第3曲面部350cと実質的に同じであるので、これについては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、1つ以上のホール360は、図23Cに示すように、第1~第3曲面部350a、350b、350cのそれぞれに形成され得る。第1および第2曲面部350a、350bのそれぞれに形成された1つ以上のホール360は、図12Bと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。第3曲面部350cに形成された1つ以上のホール360は、図22Cおよび図22Dと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図23A~図23Cに示す支持部材300を含む装置4は、第1振動装置500-1と第2振動装置500-2のそれぞれの駆動による振動部材100の振動によって出力される左側音響と右側音響を介して、音響、例えばステレオ音響を実現することができ、第3振動装置500-3の駆動による振動部材100の振動によって出力される低音域帯の音響により低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、図23Bおよび図23Cに示した支持部材300を含む装置4は、支持部材300の曲面部350に形成された1つ以上のホール360を含むことにより、振動装置500の振動がより円滑に行われるにつれて、第1~第3振動装置500-1、500-2、500-3のそれぞれの振動幅(または変位幅)が増加し得る。これにより、振動部材100の振動幅(または変位幅)が増加されて振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。そして、1つ以上のホール360は、振動発生器510の振動によって発生される音響(または音波)が、ギャップ空間(GS)または振動部材100に伝達(または伝播)される経路を形成することができるので、モノラル音響またはステレオ音響を実現することができる。そして、図23 Bおよび図23C のように、1つのホール360が構成される場合、コストが低減された装置によりモノラル音響を再生できる装置を提供することができる。
本明細書の他の実施例に係る支持部材300において、曲面部350の第1~第3曲面部350a、350b、350cのうちの1つ以上は、図20に示したエンクロージャ950によって囲むことができる。
図24は、本明細書の一実施例に係る振動発生器を示す図である。図25は、図24に示した線III-III’の断面図である。図26は、図25に示した振動部を示す斜視図である。図24~図26は、図1~図23Cで説明した振動発生器の他の実施例を示す図である。
図24~図26を参照すると、本明細書の第1実施例に係る振動発生器510は、フレキシブル振動構造物、フレキシブル振動器、フレキシブル振動発生素子、フレキシブル振動発生器、フレキシブル音響器、フレキシブル音響素子、フレキシブル音響発生素子、フレキシブル音響発生器、フレキシブルアクチュエータ、フレキシブルスピーカー、フレキシブル型圧スピーカー、フィルムアクチュエータ、フィルム型圧電複合体アクチュエータ、フィルムスピーカー、フィルム型圧電スピーカー、またはフィルム型圧電複合体スピーカーなどで表すことができるが、本明細書の実施形態は、これに限定されない。
本明細書の第1実施例に係る振動発生器510は、振動部511を含むことができる。振動部511は、振動層511a、第1電極層511b、および第2電極層511cを含むことができる。
振動層511aは、圧電効果を含む圧電物質(または電気活性物質)を含むことができる。例えば、圧電物質は、外力によって結晶構造に圧力またはねじれ現象が作用しながら陽(+)イオンと陰(-)イオンの相対的な位置の変化による誘電分極によって電位差が発生され、逆に印加される電圧による電界によって振動が発生される特性を有することができる。例えば、振動層511aは、圧電層、圧電物質層、電気活性層、圧電物質部、電気活性部、圧電構造物、圧電複合層、圧電複合体、または圧電セラミック複合体などで表現することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。振動層511aは、透明、半透明、または不透明な圧電物質からなることができる。振動層511aは、透明、半透明、または不透明であり得る。
本明細書の一実施例に係る振動層511aは、複数の第1部分511a1および複数の第2部分511a2を含むことができる。例えば、複数の第1部分511a1および複数の第2部分511a2は、第1方向(X)(または第2方向(Y))に沿って交互に繰り返して配置され得る。例えば、第1方向(X)は、振動層511aの横方向であり得る。第2方向(Y)は、第1方向(X)と交差する振動層511aの縦方向であることができ、これに限定されず、第1方向(X)は、振動層511aの縦方向であり得、第2方向(Y)は、振動層511aの横方向であり得る。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、無機物質部で構成され得る。無機物質部は、圧電効果を含む圧電物質、複合圧電物質、または電気活性物質を含むことができる。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、相対的に高い振動の実現が可能なセラミック系の物質で構成するか、またはペロブスカイト(perovskite)結晶構造を有する圧電セラミックで構成され得る。ペロブスカイト結晶構造は、圧電および逆圧電効果を有し、配向性を有する構造であり得る。ペロブスカイト結晶構造は、ABO3の化学式で表され、Aサイトは2価の金属元素からなり、Bサイトは4価の金属元素からなることができる。本明細書の実施例として、ABO3の化学式で、AサイトおよびBサイトはカチオンであり得、Oはアニオンであり得る。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、PbTiO3、PbZrO3、PbZrTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁場によって中央イオン、例えば、PbTiO3の場合、チタン(Ti)のイオンの位置が変動して分極(polarizationまたはpoling)が変化して圧電効果を発生することができる。例えば、ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁界によって対称的な(symmetric)構造であるキュービック(cubic)形状から対称ではない(unsymmetric)構造の四角形(tetragonal)、直方形(orthorhobic)、または菱形(rhombohedral)などの形状に変わることにより、圧電効果を発生することができる。対称ではない構造を有する四角形(tetragonal)または菱形(rhombohedral)のモルフォトロピック相境界(Morphotropic Phase Boundary)で分極が高く、分極の再配列が容易なので、高い圧電特性を有することができる。
本明細書の他の実施例に係る振動層511aまたは第1部分511a1は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)のうち1つ以上を含むことができりが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る振動層511aまたは第1部分511a1は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、およびチタン(Ti)を含むPZT(lead zirconate titanate)系物質、または鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)を含むPZNN(lead zirconate nickel niobate)系物質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。本明細書の他の実施例は、振動層511aまたは第1部分511a1は、鉛(Pb)を含まないCaTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る複数の第1部分511a1のそれぞれは、複数の第2部分511a2の間に配置され、第1方向(X)(または第2方向(Y))と平行な第1幅(W1)を有しながら、第2方向(Y)(または第1方向(X))と平行の長さを有することができる。複数の第2部分511a2のそれぞれは、第1方向(X)(または第2方向(Y))と平行な第2幅(W2)を有しながら、第2方向(Y)(または第1方向(X))と平行の長さを有することができる。第1幅(W1)は、第2幅(W2)と同一または異なり得る。例えば、第1幅(W1)は、第2幅(W2)よりも大きいことがあり得る。例えば、第1部分511a1と第2部分511a2は、互いに同一または異なる大きさを有するライン形状またはストライプ形状を含むことができる。したがって、振動層511aは、2-2振動モードの圧電特性を有する2-2複合体(composite)構造を有することにより、20kHz以下の共振周波数を有することができ、これに限定されるものではない。例えば、振動層511aの共振周波数は、形状、長さ、および厚さなど少なくとも1つ以上に基づいて変更され得る。
振動層511aの一実施例で、複数の第1部分511a1と複数の第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同一層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。複数の第2部分511a2のそれぞれは、隣接する2つの第1部分511a1の間のギャップを埋めるように構成されることによって、隣接する第1部分511a1と連結されるか、または接着され得る。これにより、振動層511aは、第1部分511a1と第2部分511a2の側面結合(または連結)によって所望の大きさまたは長さに拡張され得る。
振動層511aの一実施例で、複数の第2部分511a2のそれぞれの幅(W2)は、振動層511aの中間部分から両縁部分(または両先端)の方にいくほど段々に減少することができる。
本明細書の一実施例によると、複数の第2部分511a2のうちで最も大きな幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aまたは振動発生器510が上下方向(Z)(または厚さ方向)に振動するとき、最も大きな応力が集中され部分に位置することができる。複数の第2部分511a2のうちで最も小さい幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aまたは振動発生器510が上下方向(Z)に振動するとき、相対的に最も小さな応力が発生され部分に位置することができる。例えば、複数の第2部分511a2のうちで最も大きな幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aのうち間部分に配置され、複数の第2部分511a2のうちで最も小さい幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aの両縁部分に配置され得る。これにより、振動層511aまたは振動発生器510が上下方向(Z)に振動するとき、最も大きな応力が集中され部分で発生される音波の干渉または共振周波数の重畳が最小限に抑えされ得き、これによって低音域帯で発生する音圧の低下(dipping)現象か改善され得、低音域帯で音響特性の平坦度が改善され得る。例えば、音響特性の平坦度は、最高音圧と最低音圧の間の偏差の大きさであり得る。
振動層511aで、複数の第1部分511a1のそれぞれは、互いに異なる大きさ(または広さまたは幅)を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれの大きさ(または広さまたは幅)は、振動層511aまたは振動発生器510の中間部分から両縁部分(または両先端)の方にいくほど段々に減少、または増加することができる。この場合、振動層511aは、互いに異なる大きさを有する複数の第1部分511a1のそれぞれの振動による様々な固有振動周波数によって音響の音圧特性が向上され得、音響の再生帯域が拡大され得る。
複数の第2部分511a2のそれぞれは、複数の第1部分511a1間に配置され得る。これにより、振動層511aまたは振動発生器510は、第2部分511a2によって第1部分511a1の単位格子内のリンクによる振動エネルギーが増加され得るので、振動特性が増加することができ、圧電特性と柔軟性が確保され得る。例えば、第2部分511a2は、エポキシ(epoxy)系ポリマー、アクリル(acrylic)系ポリマー、およびシリコーン(silicone)系ポリマーの1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る複数の第2部分511a2のそれぞれは、有機物質部で構成され得る。例えば、有機物質部は、無機物質部の間ごとに配置されることによって無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することができ、無機物質部に集中されるストレス(stress)をリリーシング(releasing)して振動層511aまたは振動発生器510の耐久性を向上させることができ、振動層511aまたは振動発生器510に柔軟性を提供することができる。これにより、振動発生器510は、柔軟性を有することにより、支持部材の曲面部の形状とマッチングされる形状に曲がることができる。例えば、振動発生器510は、柔軟性を有することにより、支持部材の曲面部の形状に沿って配置され得る。
本明細書の一実施例に係る第2部分511a2は、第1部分511a1と比較して、低いモジュラス(Young‘s modulus)と粘弾性を有することができ、これにより、第1部分511a1の脆性特性により衝撃に弱い第1部分511a1の信頼性を向上させることができる。例えば、第2部分511a2は、0.01~1の損失係数と0.1~10GPa(Giga Pascal)のモジュラスを有する物質で構成され得る。
第2部分511a2に構成される有機物質部は、第1部分511a1の無機物質部と比較して柔軟な特性を有する有機物質、有機ポリマー、有機圧電物質、または有機非圧電物質を含むことができる。例えば、第2部分511a2は、柔軟性を有する接着部、伸縮部、曲げ部、ダンピング部、または軟性部などで表現することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例に係る振動層511aは、複数の第1部分511a1と第2部分511a2が同一平面上に配置(または連結)されることにより、単一の薄いフィルムまたは単一の薄いフィルムの形を有することができる。例えば、振動層511aは、複数の第1部分511a1が一側に連結された構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1は、振動層511aの全体にわたる(throughout)連結構造を有することができる。例えば、振動層511aは、振動特性を有する第1部分511a1によって上下方向に振動することができ、柔軟性を有する第2部分511a2によって曲面形状に曲がることができる。また、本明細書の実施例に係る振動層511aにおいて、第1部分511a1の大きさおよび第2部分511a2の大きさは、振動層511aまたは振動発生器510に求められる圧電特性および柔軟性によって設定され得る。本明細書の一実施例として、柔軟性より圧電特性を必要とする振動層511aの場合、第1部分511a1の大きさは、第2部分511a2の大きさよりも大きく構成され得る。本明細書の他の実施例としては、圧電特性よりも柔軟性を必要とする振動層511aの場合、第2部分511a2の大きさは、第1部分511a1の大きさよりも大きく構成され得る。したがって、振動層511aの大きさが求められる特性によって調節され得るので、振動層511aの設計が容易であるという長所がある。
第1電極層511bは、振動層511aの第1面(または上面)に配置され得る。第1電極層511bは、複数の第1部分511a1のそれぞれの第1面と複数の第2部分511a2のそれぞれの第1面に共通して配置されるか、または結合され得、複数の第1部分511a1のそれぞれの第1面と電気的に連結され得る。例えば、第1電極層511b、振動層511aの第1面全体に配置された単一電極(または1つの電極)形状を有することができる。例えば、第1電極層511bは、振動層511aと実質的に同一の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第2電極層511cは、振動層511aの第1面とは異なる(または反対の)第2面(または背面)上に配置され得る。第2電極層511cは、複数の第1部分511a1のそれぞれの第2面と複数の第2部分511a2のそれぞれの第2面に共通して配置されるか、または結合され得る。例えば、第2電極層511cは、振動層511aの第2面全体に配置された単一電極(または1つの電極)形状を有することができる。例えば、第2電極層511cは、振動層511aと同一の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第1電極層511bおよび第2電極層511cのうちの1つ以上は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなり得る。例えば、透明または半透明の導電性物質は、ITO(indium tin oxide)またはIZO(indium zinc oxide)を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。不透明導電性物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、またはマグネシウム(Mg)などを含むか、またはこれらの合金からなり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動層511aは、一定の温度雰囲気または高温から常温に変化される温度雰囲気で、第1電極層511bと第2電極層511cに印加される一定の電圧によって分極化(または冶金(polling treatment))され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動層511aは、外部から第1電極層511bと第2電極層511cに印加される音響信号(またはボイス信号または駆動信号)による逆圧電効果により収縮および/または膨張を交互に繰り返すことにより、振動することができる。例えば、振動層511aは、第1電極層511bと第2電極層511cに印加される音響信号によって垂直方向(または厚さ方向)の振動(d33)および平面方向の振動(d31)により振動することができる。振動層511aは、平面方向の収縮および/または膨張によって振動部材の変位を増加させることができ、これにより振動部材の振動をより向上させることができる。
本明細書の第1実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512および第2カバー部材513をさらに含むことができる。
第1カバー部材512は、振動部511の第1面に配置され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1電極層511bを覆うように構成され得る。したがって、第1カバー部材512は、第1電極層511bを保護することができる。
第2カバー部材513は、振動部511の第2面に配置され得る。例えば、第2カバー部材513は、第2電極層511cを覆うように構成され得る。したがって、第2カバー部材513は、第2電極層511cを保護することができる。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、プラスチック、繊維、布、紙、革、ゴム、および木材のうちの1つ以上の材質を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、互いに同一または異なる材質を含むことができる。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、PI(Polyimide)フィルムまたはPET(Polyethylene terephthalate)フィルムであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512は、第1接着層514を介して、第1電極層511bに連結されるか、または結合され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1接着層514を媒介とするフィルムラミネート工程により、第1電極層511bに連結されるか、または結合され得る。
本明細書の一実施例に係る第2カバー部材513は、第2接着層515を介して、第2電極層511cに連結されるか、または結合され得る。例えば、第2カバー部材513は、第2接着層515を媒介とするフィルムラミネート工程により、第2電極層511cに連結されるか、または結合され得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513により、振動発生器510は、1つのフィルムで実現され得る。
第1接着層514は、第1電極層511bと第1カバー部材512との間に配置され得る。第2接着層515は、第2電極層511cと第2カバー部材513との間に配置され得る。例えば、第1接着層514と第2接着層515は、振動層511aと第1電極層511bおよび第2電極層511cを完全に囲むように、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に構成され得る。例えば、振動層511aと第1電極層511bおよび第2電極層511cは、第1接着層514と第2接着層515との間に埋め込まれるか、または内蔵され得る。
本明細書の実施例に係る第1接着層514と第2接着層515のそれぞれは、接着性を有しながら、圧縮と復元が可能な電気絶縁物質を含むことができる。例えば、第1接着層514と第2接着層515のそれぞれは、エポキシ(epoxy)樹脂、アクリル(acrylic)樹脂、シリコーン(silicone)樹脂、またはウレタン(urethane)樹脂を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかは、図5及び図6に示すように、連結部材520を介して支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかは、図5、図7~図9、図12、及び図15に示すように、第1連結部材560とプレート540および第2連結部材550、560を介して支持部材300の曲面部350に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512に配置された第1電源供給ライン(PL1)、第2カバー部材513に配置された第2電源ライン(PL2)、および第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)に電気的に連結されたパッド部516をさらに含むことができる。
第1電源供給ライン(PL1)は、第1電極層511bと第1カバー部材512との間に配置され、第1電極層511bと電気的に連結され得る。第1電源供給ライン(PL1)は、第2方向(Y)に沿って長く延長され、第1電極層511bの中央部分と電気的に連結され得る。本明細書の実施例として、第1電源供給ライン(PL1)は、異方性導電フィルムを媒介として、第1電極層511bと電気的に連結され得る。本明細書の他の実施例として、第1電源供給ライン(PL1)は、第1接着層514に含有された導電性物質(または粒子)を介して第1電極層511bと電気的に連結され得る。
第2電源供給ライン(PL2)は、第2電極層511cと第2カバー部材513との間に配置され、第2電極層511cと電気的に連結され得る。第2電源供給ライン(PL2)は、第2方向(Y)に沿って長く延長され、第2電極層511cの中央部分と電気的に連結され得る。本明細書の実施例として、第2電源供給ライン(PL2)は、異方性導電フィルムを媒介として、第2電極層511cと電気的に連結され得る。本明細書の他の実施例として、第2電源供給ライン(PL2)は、第2接着層515に含有された導電性物質(または粒子)を介して第2電極層511cと電気的に連結され得る。
例えば、第1電源供給ライン(PL1)は、第2電源供給ライン(PL2)と重畳ならないように配置され得る。第1電源供給ライン(PL1)が第2電源供給ライン(PL2)と重畳ならないように配置された場合、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)との間のショート不良の問題点が改善され得る。
パッド部516は、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれの一側(または一端)と電気的に連結されるように、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側の縁部分に構成され得る。
本明細書の一実施例に係るパッド部516は、第1電源供給ライン(PL1)の一端と電気的に連結された第1パッド電極、および第2電源供給ライン(PL2)の一端と電気的に連結された第2パッド電極を含むことができる。
第1パッド電極は、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側の縁部分に配置され、第1電源供給ライン(PL1)の一端に連結され得る。例えば、第1パッド電極は、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかを貫通して第1電源供給ライン(PL1)の一端と電気的に連結され得る。
第2パッド電極は、第1パッド電極と並んで配置され、第2電源供給ライン(PL2)の一端に連結され得る。例えば、第2パッド電極は、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかを貫通して第2電源供給ライン(PL2)の一端と電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例によると、第1電源供給ライン(PL1)、第2電源供給ライン(PL2)、およびパッド部516のそれぞれは、透明、半透明、または不透明になるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係るパッド部516は、信号ケーブル517と電気的に連結され得る。
信号ケーブル517は、振動発生器510に配置されたパッド部516と電気的に連結され、音響処理回路から提供される振動駆動信号(または音響信号またはボイス信号)を振動発生器510に供給することができる。本明細書の一実施例に係る信号ケーブル517は、パッド部516の第1パッド電極と電気的に連結された第1端子、およびパッド部516の第2パッド電極と電気的に連結された第2端子を含むことができる。例えば、信号ケーブル517は、フレキシブルプリント回路ケーブル、フレキシブルフラットケーブル、片面フレキシブルプリント回路、片面フレキシブルプリント回路ボード、フレキシブル多層プリント回路、またはフレキシブル多層プリント回路ボードで構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
音響処理回路は、外部の音響データ生成回路部から供給される音響データに基づいて、第1振動駆動信号および第2振動駆動信号を含む交流形の振動駆動信号を生成することができる。第1振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり、第2振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり得る。例えば、第1振動駆動信号は、信号ケーブル517の第1端子とパッド部516の第1パッド電極および第1電源供給ライン(PL1)を介して、第1電極層511b に供給され得る。第2振動駆動信号は、信号ケーブル517の第2端子とパッド部516の第2パッド電極および第2電源供給ライン(PL2)を介して、第2電極層511c に供給され得る。
本明細書の一実施例によると、信号ケーブル517は、透明、半透明、または不透明になるように構成され得る
本明細書の第1実施例に係る振動発生器510は、圧電特性を有する第1部分511a1と柔軟性を有する第2部分511a2とが交互に繰り返し連結されることにより、薄いフィルムまたは薄いフィルム状に実現され得る。これにより、振動発生器510は、支持部材の曲面部または振動部材の形状に対応する形状に曲げることができる。例えば、振動発生器510は、連結部材を介して、様々な曲面部を含む振動部材に連結されるか、または結合されるとき、振動部材の曲面部の形状に沿って曲面形状に曲げられ得、曲面形状に曲げられても損傷または破損等の信頼性が低下しない。また、本明細書の第1実施例に係る振動発生器510は、柔軟性を有する第2部分511a2により、振動幅(または変位幅)が増加され得る。これにより、振動部材の振動によって発生さる低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図27は、図25に示した振動部の他の実施例を示す斜視図である。
図27を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、第1方向(X)と第2方向(Y)に沿って互いに離隔された複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1との間に配置された第2部分511a2を含むことができる。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って互いに離隔されるように配置され得る。例えば、複数の第1部分511a1それぞれは、互いに同じ大きさを有する六面体態を有しながら格子の形態に配置され得る。複数の第1部分511a1のそれぞれは、図24~図26を参照して説明した第1部分511a1と実質的に同じ圧電物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
第2部分511a2は、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って複数の第1部分511a1間に配置され得る。第2部分511a2は、隣接した2つの第1部分511a1間のギャップを埋めるか、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、隣接した第1部分511a1と連結されるか、または接着され得る。本明細書の一実施例によると、第1方向(X)に沿って隣接した2つの第1部分511a1間に配置された第2部分511a2の幅(W4)は、第1部分511a1の幅(W3)と同じか異なっていて、第2方向(Y)に沿って隣接する2つの第1部分511a1間に配置された第2部分511a2の幅(W4)は、第1部分511a1の幅(W3)と同じか異なることができる。複数の第2部分511a2は、図24~図26を参照して説明した第2部分511a2と実質的に同じ有機物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、1-3振動モードの圧電特性を有する1-3複合体構造を含むことにより、30MHz以下の共振周波数を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動層511aの共振周波数は、形状、長さ、および厚さなど少なくとも1つ以上に基づいて変更され得る。
図28は、図26に示した振動部の他の実施例を示す斜視図である。
図28を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、第1方向(X)と第2方向(Y)に沿って互いに離隔された複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1との間に配置された第2部分511a2を含むことができる。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、円の形状の平面構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、円板の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、楕円形状、多角形状、またはドーナツ形状などを含む点形状を有することができる。複数の第1部分511a1のそれぞれは、図24~図26を参照して説明した第1部分511a1と実質的に同じ圧電物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
第2部分511a2は、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って複数の第1部分511a1間に配置され得る。第2部分511a2は、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、複数の第1部分511a1のそれぞれの側面と連結されるか、または接着され得る。複数の第1部分511a1と第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。例えば、第2部分511a2は、図24~図26を参照して説明した第2部分511a2と実質的に同じ有機物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図29は、図26に示した振動部の他の実施例を示す斜視図である。
図29を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、第1方向(X)と第2方向(Y)に沿って互いに離隔された複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1との間に配置された第2部分511a2を含むことができる。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、三角の形状の平面構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、三角板の形状を有することができる。複数の第1部分511a1のそれぞれは、図24~図26を参照して説明した第1部分511a1と実質的に同じ圧電物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、複数の第1部分511a1のうちの隣接した4つの第1部分511a1は、四角の形状(または正四角の形状)をなすように隣接して配置され得る。四角の形状をなす隣接した4つの第1部分511a1のそれぞれの頂点は、四角の形状の中央部(または正中央部)に隣接して配置され得る。
第2部分511a2は、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って複数の第1部分511a1間に配置され得る。第2部分511a2は、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、複数の第1部分511a1のそれぞれの側面と連結されるか、または接着され得る。複数の第1部分511a1と第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。例えば、第2部分511a2は、図24~図26を参照して説明した第2部分511a2と実質的に同じ有機物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、三角形状を有する複数の第1部分511a1のうちの隣接する2N(Nは、2以上の自然数)個の第1部分511a1は、2N角形状をなすように隣接して配置され得る。例えば、複数の第1部分511a1のうちの隣接した6つの第1部分511a1は、六角の形状(または正六角の形状)をなすように隣接して配置され得る。六角の形状をなす隣接した6つの第1部分511a1のそれぞれの頂点は、六角の形状の中央部(または正中央部)に隣接して配置され得る。第2部分511a2は、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、複数の第1部分511a1のそれぞれの側面と連結されるか、または接着され得る。複数の第1部分511a1と第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。
図30は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図であり、図31は、図30に示した線IV-IV’の断面図である。図30及び図31は、図1~図23Cを参照して説明した振動発生器の他の実施例を示す図である。
図30及び図31を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1および第2振動部511-1、511-2を含むことができる。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1方向(X)に沿って互いに離隔しながら電気的に分離配置され得る。第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、圧電効果によって収縮および/または膨張を交互にまたは繰り返すことにより、振動することができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2は、第1方向(X)に沿って一定の間隔で配置されるか、またはタイリングされ得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2がタイリングされた振動発生器510は、振動アレイ、振動アレイ部、振動モジュールアレイ部、振動アレイ構造物、タイリング振動アレイ、タイリング振動アレイモジュール、またはタイリング振動フィルムであり得る。
本明細書の実施例に係る第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、四角の形状を有することができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、5cm以上の幅を有する四角の形状を有することができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、5cm×5cm以上の大きさを有する正方形の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、同一平面上に配置されるか、またはタイリングされることにより、振動発生器510は、相対的小さい大きさを有する第1および第2振動部511-1、511-2のタイリングによって大面積化され得る。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、一定の間隔で配置されるか、またはタイリングされることによって、独立して駆動せず、完全な1つの単一体の形態で駆動される1つの振動装置(または単一振動装置)として実現され得る。本明細書の一実施例によると、第1方向(X)を基準に、第1および第2振動部511-1、511-2の間の第1離隔距離(D1)は、0.1mm以上3cm未満であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、0.1mm以上3cm未満の離隔距離(または間隔)(D1)を有するように配置されるか、またはタイリングされることにより、1つの振動装置として駆動され得、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動に連動されて発生される音響の再生帯域および音響の音圧特性のそれぞれが増加され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動に連動されて発生される音響の再生帯域を増加させ、低音域帯音響、例えば、500Hz以下での音圧特性を増加させるために、第1および第2振動部511-1、511-2は、0.1mm以上5mm未満の間隔(D1)で配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が0.1mm未満の間隔(D1)、または間隔(D1)なしに配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの振動時に互いの間の物理的な接触によるクラックの発生または破損によって、第1および第2振動部511-1、511-2または振動発生器510の信頼性が低下され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が3cm以上の間隔(D1)で配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの独立した振動によって、第1および第2振動部511-1、511-2が1つの振動装置として駆動されないことがあり得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2の振動によって発生される音響の再生帯域および音響の音圧特性が低下され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2が3cm以上の間隔(D1)で配置されるとき、低音域帯、例えば、500Hz以下での音響特性と音圧特性のそれぞれが低下され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が5mmの間隔(D1)で配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれが1つの振動装置として駆動されないため、低音域帯、例えば、200Hz以下で音響特性と音圧特性のそれぞれが低下され得る。
本明細書の他の実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が1mmの間隔(D1)で配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2が1つの振動装置として振動されることにより、音響の再生帯域が増加して低音域帯の音響、例えば、500Hz以下での音圧特性が増加され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2が1mmの間隔(D1)で配置されるとき、振動発生器510は、第1および第2振動部511-1、511-2間の離隔距離が最適化されることによる大面積化された振動体で実現され得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動による大面積の振動体として駆動することができ、これにより、振動発生器510の大面積の振動に連動されて発生される音響の再生帯域と低音域帯の音響特性および音圧特性のそれぞれが増加されるが、または向上され得る。
したがって、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動(または1つの振動装置)を実現するために、第1および第2振動部511-1、511-2間の離隔距離(D1)は、0.1mm以上3cm未満に設定され得る。また、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動(または1つの振動装置)を実現して、低音域帯の音響の音圧特性を増加させるために、第1および第2振動部511-1、511-2間の離隔距離(D1)は、0.1mm以上5mm未満に設定され得る。
本明細書の一実施例に係る第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、振動層511a、第1電極層511b、および第2電極層511cを含むことができる。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの振動層511aは、圧電効果を含む圧電物質(または電気活性物質)を含むことができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの振動層511aは、図26~図29を参照して説明した振動層511aのうちのいずれかと実質的に同様に構成されるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、図26~図29を参照して説明した振動部511のうちのいずれかの振動部511を含むか、または互いに異なる振動部511を含むことができる。
第1電極層511bは、振動層511aの第1面に配置され、振動層511aの第1面と電気的に連結され得る。第1電極層511bは、図26を参照して説明した第1電極層511bと実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
第2電極層511cは、振動層511aの第2面に配置され、振動層511aの第2面と電気的に連結され得る。第2電極層511cは、図26を参照して説明した第2電極層511cと実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512および第2カバー部材513をさらに含むことができる。
第1カバー部材512は、振動発生器510の第1面に配置され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に配置された第1電極層511bを覆うことにより、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に共通して連結されるか、または第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面を共通に支持することができる。これにより、第1カバー部材512は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面または第1電極層511bを保護することができる。
第2カバー部材513は、振動発生器510の第2面に配置され得る。例えば、第2カバー部材513は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に配置された第2電極層511cを覆うことにより、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に共通して連結されるか、または第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面を共通に支持することができる。これにより、第2カバー部材513は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面または第2電極層511cを保護することができる。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、プラスチック、繊維、革、ゴム、木材、布、および紙のうちの1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、互いに同一または異なる材質を含むことができる。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、PI(Polyimide)フィルムまたはPET(Polyethylene terephthalate)フィルムであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512は、第1接着層514を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に配置され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1接着層514を媒介とするフィルムラミネート工程により、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に直接に配置され得る。したがって、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、一定の間隔(D1)を有するように、第1カバー部材512に一体化(または配置)されるか、またはタイリングされ得る。
本明細書の一実施例に係る第2カバー部材513は、第2接着層515を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に配置され得る。例えば、第2カバー部材513は、第2接着層515を媒介とするフィルムラミネート工程により、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に直接に配置され得る。したがって、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、一定の間隔(D1)を有するように、第2カバー部材513に一体化(または配置)されるか、またはタイリングされ得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513により、振動発生器510は、1つのフィルムで実現され得る。
第1接着層514は、第1および第2振動部511-1、511-2の間に配置され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に配置され得る。例えば、第1接着層514は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面と向き合う第1カバー部材512の背面(または内部面)に形成されて、第1および第2振動部511-1、511-2の間に充填され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面と第1カバー部材512との間に配置され得る。
第2接着層515は、第1および第2振動部511-1、511-2の間に配置され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に配置され得る。例えば、第2接着層515は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面と向き合う第2カバー部材513の前面(または内部面)に形成されて、第1および第2振動部511-1、511-2の間に充填され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面と第2カバー部材513との間に配置され得る。
第1および第2接着層514、515は、第1および第2振動部511-1、511-2の間で相互に連結されるか、または結合され得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1および第2接着層514、515によって囲まれ得る。例えば、第1および第2接着層514、515は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれを完全に囲むように、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に構成され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1接着層514と第2接着層515との間に埋め込まれるか、または内蔵され得る。
本明細書の一実施例に係る第1および第2接着層514、515のそれぞれは、接着性を有しながら、圧縮と復元が可能な電気絶縁物質を含むことができる。例えば、第1および第2接着層514、515のそれぞれは、エポキシ(epoxy)樹脂、アクリル(acrylic)樹脂、シリコーン(silicone)樹脂、またはウレタン(urethane)樹脂を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1および第2接着層514、515のそれぞれは、透明、半透明、または不透明になるように構成され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512に配置された第1電源供給ライン(PL1)、第2カバー部材513に配置された第2電源ライン(PL2)、および第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)に電気的に連結されたパッド部518をさらに含むことができる。
第1電源供給ライン(PL1)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面と向き合う第1カバー部材512の背面に配置され得る。第1電源供給ライン(PL1)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1電極層511bと連結されるか、または電気的に連結され得る。例えば、第1電源供給ライン(PL1)は、異方性導電フィルムまたは第1接着層514に含有された導電性物質(または粒子)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1電極層511bと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例に係る第1電源供給ライン(PL1)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2上部電源ライン(PL11、PL12)を含むことができる。例えば、第1上部電源ライン(PL11)は、第1振動部511-1の第1電極層511bと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。第2上部電源ライン(PL12)は、第2振動部511-2の第1電極層511bと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。
第2電源供給ライン(PL2)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面と向き合う第2カバー部材513の前面に配置され得る。第2電源供給ライン(PL2)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2電極層511cと連結されるか、または電気的に連結され得る。例えば、第2電源供給ライン(PL2)は、異方性導電フィルムまたは第2接着層515に含有された導電性物質(または粒子)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2電極層511cと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例に係る第2電源供給ライン(PL2)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2下部電源ライン(PL21、PL22)を含むことができる。例えば、第1下部電源ライン(PL21)は、第1振動部511-1の第2電極層511cと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。例えば、第1下部電源ライン(PL21)は、第1上部電源ライン(PL11)と重畳ならないように配置され得る。第1下部電源ライン(PL21)が第1上部電源ライン(PL11)と重畳ならないように配置された場合、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)との間のショート不良の問題点が改善され得る。第2下部電源ライン(PL22)は、第2振動部511-2の第2電極層511cと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。例えば、第2下部電源ライン(PL22)は、第2上部電源ライン(PL12)と重畳ならないように配置され得る。第2下部電源ライン(PL22)が第2上部電源ライン(PL12)と重畳ならないように配置された場合、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)との間のショート不良の問題点が改善され得る。
パッド部518は、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれの一側(または一端)と電気的に連結されるように、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側の縁部分に構成され得る。
本明細書の一実施例に係るパッド部518は、第1電源供給ライン(PL1)の一端と電気的に連結された第1パッド電極、および第2電源供給ライン(PL2)の一端と電気的に連結された第2パッド電極を含むことができる。
第1パッド電極は、第1電源供給ライン(PL1)の第1および第2上部電源ライン(PL11、PL12)のそれぞれの一端に共通して連結され得る。例えば、第1および第2上部電源ライン(PL11、PL12)のそれぞれの一端は、第1パッド電極から分岐され得る。第2パッド電極は、第2電源供給ライン(PL2)の第1および第2下部電源ライン(PL21、PL22)のそれぞれの一端に共通して連結され得る。例えば、第1および第2下部電源ライン(PL21、PL22)のそれぞれの一端は、第2パッド電極から分岐され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、信号ケーブル519をさらに含むことができる。
信号ケーブル519は、振動発生器510に配置されたパッド部518と電気的に連結され、音響処理回路から提供される振動駆動信号(または音響信号またはボイス信号)を振動発生器510に供給することができる。本明細書の一実施例に係る信号ケーブル519は、パッド部518の第1パッド電極と電気的に連結された第1端子、およびパッド部518の第2パッド電極と電気的に連結された第2端子を含むことができる。例えば、信号ケーブル519は、フレキシブルプリント回路ケーブル、フレキシブルフラットケーブル、片面フレキシブルプリント回路、片面フレキシブルプリント回路ボード、フレキシブル多層プリント回路、またはフレキシブル多層プリント回路ボードで構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
音響処理回路は、音響データに基づいて、第1振動駆動信号および第2振動駆動信号を含む交流形の振動駆動信号を生成することができる。第1振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり、第2振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり得る。例えば、第1振動駆動信号は、信号ケーブル519の第1端子とパッド部518の第1パッド電極および第1電源供給ライン(PL1)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1電極層511b に供給され得る。第2振動駆動信号は、信号ケーブル519の第2端子とパッド部518の第2パッド電極および第2電源供給ライン(PL2)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2電極層511c に供給され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、薄いフィルムまたは薄いフィルム状に実現され得、これにより、振動部材または振動対象物の形状に対応する形状に曲げることができ、様々な曲面部を含む振動部材を容易に振動させることができ、振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。また、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、独立して駆動せずに、1つの単一の振動体として実現されるように一定の間隔(D1)で配列(またはタイリング)された第1および第2振動部511-1、511-2を含むことにより、第1および第2振動発生部511-1、511-2の単一体振動による大面積振動体として駆動され得る。
図32は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図である。図32は、図30及び図31に示した振動発生器に4つの振動部を構成したものである。したがって、以下では、4つの振動部とそれに関連された構成以外の残りの構成については同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。図32に示した線IV-IV’の断面は、図31に示す。
図31及び図32を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4を含むことができる。
複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、第1方向(X)および第2方向(Y)のそれぞれに沿って、互いに離隔しながら電気的に分離配置され得る。例えば、複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、同一平面上にi×jの形態で配置またはタイリングされることにより、振動発生器510は、相対的に小さい大きさを有する複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のタイリングによって大面積化され得る。例えば、iは、第1方向(X)に沿って配置された振動部の数で、2以上の自然数であり、jは、第2方向(Y)に沿って配置された振動部の数で、iと等しいかまたは異なる2以上の自然数であり得る。例えば、複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、2×2の形態で配置されるか、またはタイリングされ得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。以下の説明では、振動発生器510が、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4を含むものと仮定して説明する。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2は、第1方向(X)に沿って互いに離隔され得る。第3および第4振動部511-3、511-4は、第1方向(X)に沿って互いに離隔しながら第2方向(Y)に沿って、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれから離隔され得る。第1および第3振動部511-1、511-3は、互いに向かい合って第2方向(Y)に沿って互いに離隔され得る。第2および第4振動部511-2、511-4は、互いに向かい合って第2方向(Y)に沿って互いに離隔され得る。
第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4は、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に配置され得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4を連結するか、または共通して支持することにより、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4を1つの振動装置(または単一の振動装置)として駆動させる役割をすることができる。例えば、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4は、カバー部材512、513に一定の間隔でタイリングすることによって、1つの振動装置(または単一の振動装置)として駆動され得る。
本明細書の一実施例によると、図30と図31を参照して説明したように、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4は、完全な単一体振動または大面積の振動を実現するために、第1方向(X)および第2方向(Y)のそれぞれに沿って0.1mm以上3cm未満の間隔で配置(またはタイリング)され得、0.1mm以上5mm未満の間隔で配置(またはタイリング)され得る。
第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、振動層511a、第1電極層51b、および第2電極層511cを含むことができる。
第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれの振動層511aは、圧電効果を含む圧電物質(または電気活性物質)を含むことができる。第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれの振動層511aは、図26~図29を参照して説明した振動層511aのうちのいずれかと実質的に同様に構成されるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、図26~図29を参照して説明した振動層511aのうちのいずれかの振動層511aを含むか、または互いに異なる振動層511aを含むことができる。本明細書の他の実施例によると、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの1つ以上は、図26~図29を参照して説明した振動層511aのうちの異なる振動層511aを含むことができる。
第1電極層511bは、対応する振動層511aの第1面に配置され、振動層511aの第1面と電気的に連結され得る。第1電極層511bは、図26を参照して説明した第1電極層511bと実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
第2電極層511cは、振動層511aの第2面に配置され、振動層511aの第2面と電気的に連結され得る。第2電極層511cは、図26を参照して説明した第2電極層511cと実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2接着層514、515は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4の間で互いに連結されるか、または結合され得る。これにより、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、第1および第2接着層514、515によって囲まれ得る。例えば、第1および第2接着層514、515は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれを完全に囲むように、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に構成され得る。例えば、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、第1接着層514と第2接着層515との間に埋め込まれるか、または内蔵され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1電源供給ライン(PL1)、第2電源供給ライン(PL2)、およびパッド部518をさらに含むことができる。
第1電源供給ライン(PL1)および第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれは、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4との電気的な連結構造を除いて、図30および図31を参照して説明した第1電源供給ライン(PL1)および第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれと実質的に同じであるので、以下の説明では、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれと第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4との電気的な連結構造についてのみ簡単に説明する。
本明細書の一実施例に係る第1電源供給ライン(PL1)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2上部電源供給ライン(PL11、PL12)を含むことができる。例えば、第1上部電源供給ライン(PL11)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第1列に配置された第1および第3振動発生部511-1、511-3のそれぞれの第1電極層511bと電気的に連結され得る。第2上部電源供給ライン(PL12)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第2列に配置された第2および第4振動部511-2、511-4のそれぞれの第1電極層511bと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例に係る第2電源供給ライン(PL2)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2下部電源供給ライン(PL21、PL22)を含むことができる。例えば、第1下部電源供給ライン(PL21)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第1列に配置された第1および第3振動発生部511-1、511-3のそれぞれの第2電極層511cと電気的に連結され得る。第2下部電源供給ライン(PL12)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第2列に配置された第2および第4振動部511-2、511-4のそれぞれの第2電極層511cと電気的に連結され得る。
パッド部518は、第1電源供給ライン(PL1)および第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれの一側(または一端)と電気的に連結されるように、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側縁部分に構成され得る。パッド部518は、図30および図31を参照して説明したパッド部518と実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、図30および図31を参照して説明した振動発生器510と同様の効果を有するので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図33は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図であり、図34は、図33に示した線V-V’の断面図である。図33及び図34は、図1~図23Cを参照して説明した振動発生器の他の実施例を示す図である。
図33及び図34を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、複数の振動発生器510A、510B、および中間部材510mを含むことができる。例えば、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1振動発生部510A、第2振動発生部510B、および第1振動発生部510Aと第2振動発生部510Bとの間にある中間部材510mを含むことができる。
複数の振動発生器(または第1および第2振動発生部)510A、510Bは、振動発生器510の振幅変位および/または振動部材の振幅変位を最大化するために、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)されるように、互いに重ねたり積層され得る。複数の振動発生器(または第1および第2振動発生部)510A、510Bのそれぞれの一側(または端部分、または先端、または外側面、または各角部分)は、第3方向(Z)に沿って整列されるか、または仮想の延長線(VL)に位置することができる。例えば、第1振動発生部510Aは、第2振動発生部510Bの正面または背面に配置され得る。
複数の振動発生器(または第1および第2振動発生部)510A、510Bのそれぞれは、図24~図32を参照して説明した振動発生器510のうちのいずれかであるため、これに対する重複する説明は省略され得る。
複数の振動発生部510A、510Bは、振動層511aの分極方向に基づいて、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)されるように、互いに重ねたり積層され得る。例えば、第1および第2振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aが、同じ分極方向を有する場合、第2振動発生器510Bは、第1振動発生器510Aの正面または背面に配置され得る。例えば、第1および第2振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aが、互いに反対の分極方向を有する場合、第2振動発生器510Bは、上下反転した形状で第1振動発生器510Aの正面または背面に配置され得る。
中間部材510mは、複数の振動発生部510A、510Bの間に配置されるか、または介在され得る。例えば、中間部材510mは、第1振動発生器510Aの第2カバー部材513と第2振動発生器510Bの第1カバー部材512との間に配置され得る。例えば、中間部材510mは、上下に重なった第1振動発生部510Aおよび第2振動発生部510Bのそれぞれに対して、密着力または接着力に優れた接着層を含む接着材質で構成され得る。
本明細書の一実施例に係る中間部材510mは、フォームパッド(foam pad)、両面フォームパッド(Double-sided foam pad)、両面テープ(Double-sided Tape)、または接着剤などを含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、中間部材510mの接着層は、エポキシ(epoxy)、アクリル(acrylic)、シリコーン(silicone)、またはウレタン(urethane)系を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、中間部材510mの接着層は、アクリルとウレタンのうちのアクリルより相対的に軟性特性を有するウレタン系の物質(または材質)を含むことができる。これにより、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510内で、複数の振動発生器510A、510Bの間の変位の干渉による振動損失が最小限に抑え、または複数の振動発生器510A、510Bのそれぞれが自由に変位され得る。
本明細書の他の実施例に係る中間部材510mは、熱硬化性接着剤、光硬化性接着剤、および熱融着接着剤のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、中間部材510mは、熱融着接着剤を含むことができる。熱融着接着剤は、熱活性タイプまたは熱硬化性タイプであり得る。例えば、熱融着接着剤を含む中間部材510mは、熱と圧力によって、隣接する2つの振動発生器510A、510Bを互いに接着させられ、または結合させることができる。例えば、熱融着接着剤を含む中間部材510mは、振動発生器510の振動の損失を最小限に抑えたり、減少させることができる。
複数の振動発生器510A、510Bは、中間部材510mを用いたラミネート工程により1つの構造物(または部品)に一体化することができる。例えば、複数の振動発生器510A、510Bは、ローラーを用いたラミネート工程により1つの構造物に一体化され得る。
図35A~35Dは、図33および図34に示した複数の振動発生部のそれぞれの振動層間の積層構造を示す斜視図である。
図33および図35Aを参照すると、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aは、複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1の間に配置された複数の第2部分511a2を含むことができる。このような振動層511aは、図26を参照して説明した振動層511aと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
複数の振動発生部510A、510Bのうちで、下層に配置された振動発生部510Bの第1部分511a1と、上層に配置された振動発生部510Aの第1部分511a1は、互いに行き違うことなく実質的に互いに重なり合うか、または重畳し得るか、または第3方向(Z)に沿って延長された仮想の延長線(VL)上に整列され得るか、または仮想の延長線(VL)に配置され得る。複数の振動発生部510A、510Bのうちで、下層に配置された振動発生部510Bの第2部分511a2と、上層に配置された振動発生部510Aの第2部分511a2は、互いに行き違うことなく実質的に互いに重なり合うか、または重畳し得るか、または第3方向(Z)に沿って延長された仮想の延長線(VL)上に整列され得るか、または仮想の延長線(VL)に配置され得る。これにより、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの第1部分511a1が、互いに行き違うことなく実質的に互いに重なり合うか、または重畳して、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)することで、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの合成振動によって、振動発生器510の振幅変位および/または振動部材の振幅変位が増加されるか、または最大化され得、これにより振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図33、図35B~図35Dを参照すると、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aは、複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように配置された第2部分511a2を含むことができる。このような振動層511aは、図27~図29を参照して説明した振動層511aと実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
複数の振動発生部510A、510Bのうち、下層に配置された振動発生部510Bの第1部分511a1と、上層に配置された振動発生部510Aの第1部分511a1は、互いに行き違うことなく実質的に互いに重なり合うか、または重畳し得るか、または第3方向(Z)に沿って延長された仮想の延長線(VL)上に整列され得るか、または仮想の延長線(VL)に配置され得る。複数の振動発生部510A、510Bのうち、下層に配置された振動発生部510Bの第2部分511a2と、上層に配置された振動発生部510Aの第2部分511a2は、互い行き違うことなく実質的に互いに重なり合うか、または重畳し得るか、または第3方向(Z)に沿って延長された仮想の延長線(VL)上に整列され得るか、または仮想の延長線(VL)に配置され得る。これにより、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの第1部分511a1が、互いに行き違うことなく実質的に互いに重なり合うか、または重畳して、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)することで、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの合成振動によって、振動発生器510の振幅変位および/または振動部材の振幅変位が増加されるか、または最大化され得、これにより振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図36は、本明細書の他の実施例に係る装置を示す斜視図である。図37は、図36に示した線VI-VI’の断面図である。図38は、図36および図37に示した支持部材の背面を示す斜視図である。
図36~図38を参照すると、本明細書の第5実施例に係る装置5は、音響装置、音響出力装置、サウンドバー、音響システム、運送装置用音響装置、運送装置用音響出力装置、または運送装置用サウンドバーなどを実現するのに適用され得る。例えば、運送装置は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含むことができる。例えば、運送装置は、車両、列車、船舶、または航空機を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。また、本明細書の第5実施例に係る装置5は、広告用看板、ポスター、案内板などのアナログサイネージ(analog signage)またはデジタルサイネージ(digital signage)などを実現することができる。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、振動部材600、支持部材700、および振動装置500を含むことができる。
振動部材600は、振動装置500の振動によって音響を出力することができる。これにより、振動部材600は、受動振動部材、前面部材、正面部材、振動対象物、振動板、振動パネル、音響板、音響出力部材、音響パネル、または音響出力パネルであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動部材600は、透明、半透明、または不透明に構成され得る。本明細書の一実施例に係る振動部材600は、振動によって音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含むことができる。本明細書の一実施例に係る振動部材600の金属材質は、ステンレススチール(stainless steel)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、マグネシウム(Mg)、マグネシウム合金、およびマグネシウムリチウム(Mg-Li)合金のうちのいずれか1つ以上の材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。振動部材600の非金属材質(または複合非金属材質)は、ガラス、プラスチック、繊維、皮革、木材、布、ゴム、および紙のうちのいずれか1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る振動部材600は、広告用看板、ポスター、案内板などのアナログサイネージパネルなどを実現することができる。例えば、振動部材600がサイネージパネルを実現するとき、アナログサイネージは、文章、絵、および記号などのサイネージコンテンツを含むことができる。サイネージコンテンツは、視認可能するように振動部材600に配置され得る。例えば、サイネージコンテンツは、振動部材600の第1面(または正面)600a、および第1面600aとは異なる(または反対の)第2面(または背面)600bのうちの1つ以上に直接に付着され得る。例えば、サイネージコンテンツは、紙などの媒体に印刷され得、サイネージコンテンツが印刷された媒体は、振動部材600の第1面600aと第2面600bのうちの1つ以上に直接に付着され得る。例えば、サイネージコンテンツが振動部材600の第2面600bに付着されるとき、振動部材600は、透明な材質で構成され得る。
本明細書の実施例に係る振動部材600は、四角形状を有することができる。例えば、振動部材600は、四角形状を有するプレート構造を含むことができる。振動部材600は、第1方向(X)と平行な横の長さ、および第2方向(Y)と平行な縦の長さを含むことができる。例えば、振動部材600は、横の長さが縦の長さよりも相対的長い長方形の形状を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動部材600は、横の長さと縦の長さが等しい正方形の形状を含むこともできる。
支持部材700は、振動部材600の背面に配置され得る。支持部材700は、振動部材600の背面を覆うように実現され得る。支持部材700は、背面部710、側面部730、および曲面部750を含むことができる。支持部材700は、振動部材600の背面を覆う背面部710、背面部710に連結して振動部材600を支持する側面部730、および背面部710に具現された1つ以上の曲面部750を含むことができる。背面部710と側面部730および曲面部750のそれぞれは、図2および図3を参照して説明した支持部材300の背面部310と側面部330および曲面部350のそれぞれと実質的に同じまたは実質的に類似するので、図2~図11Bに示した支持部材300に対する説明(または記載内容)は、図36~図38に示す支持部材700の説明に含まれ得、これに対する重複する説明は省略するか簡略にする。
支持部材700の側面部730は、結合部材601を介して振動部材600の背面の縁部分と連結されるか、または結合され得る。
結合部材601は、振動部材600の振動が支持部材700に伝達されるのを最小化するか、または防止するように構成され得る。結合部材601は、振動の遮断に適した材料特性を含むことができる。例えば、結合部材601は、振動吸収(または衝撃吸収)のために弾性を有する材質を含むことができる。本明細書の一実施例による結合部材601は、ポリウレタン(polyurethane)材質またはポリオレフィン(polyolefin)材質で構成することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材601は、接着剤、両面テープ、両面フォームテープ、および両面クッションテープのうちの1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
結合部材601は、振動部材600と支持部材700の側面部730との間の物理的な接触(または摩擦)を防止し、これにより振動部材600と支持部材700との間の物理的な接触(または摩擦)による騒音(またはノイズ)の発生を防止することができる。例えば、結合部材601は、緩衝部材、弾性部材、ダムピング部材、振動吸収部材、または振動遮断部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
支持部材700の曲面部750は、複数の曲面部750を含むことができる。曲面部750は、第1方向(X)および第2方向(Y)のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された間隔を有するように背面部710に実現され得る。
複数の曲面部750のそれぞれは、振動装置500の振動と共に振動することで、振動部材600を振動させることができる。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、振動装置500の振動によって振動することで、振動部材600を間接的に振動させることができる。このような複数の曲面部750のそれぞれは、図2~図11Bを参照して説明した曲面部350と実質的に同じまたは実質的に類似するので、図2~図11Bに示した曲面部350に対する説明(または記載内容)は、図36~図38に示す曲面部750の説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得、これに対する重複する説明は省略または簡略にする。
本明細書の一実施例によると、複数の曲面部750のそれぞれは、予め設定された曲率を含むように背面部710に実現され得る。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、背面部710から支持部材700の背面の方向に突出された曲面構造を含むことができる。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有するように背面部710から突出され得る。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、背面部710から支持部材600の背面の方向に凸状に突出され得る。例えば、複数の曲面部750は、一定の曲率を有する単一の凸状した曲面形状を有することができる。
本明細書の他の実施例によると、複数の曲面部750のうちの1つ以上は、異なる大きさを有することができる。例えば、複数の曲面部750のうちのいずれか1つは、図11Bを参照して説明した第3曲面部350cのように、残りの曲面部750より小さい大きさを有することができる。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、支持部材700の曲面部750と振動部材600との間に設けられたギャップ空間(GS)をさらに含むことができる。
ギャップ空間(GS)は、支持部材700の曲面部750と振動部材600の背面との間に設けられ得る。ギャップ空間(GS)は、曲面部750の振動によって音響または音圧が発生される空間、曲面部750の振動を円滑にする空間、または振動装置500の振動によって発生される音波が振動部材600に伝播される空間を含むことができる。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部材700に実現された複数の曲面部750のそれぞれに結合されるか、または付着され得る。振動装置500は、複数の曲面部750のそれぞれを振動させることによって、ギャップ空(GS)に音響(または音波)を出力することができ、これにより、振動部材600は、ギャップ空間(GS)を介して伝達される音響(または音波)によって振動して、音響を発生するか、または出力することができる。
本明細書の一実施例に係る振動装置500は、複数の曲面部750のそれぞれに別々に結合されるか、または付着され得る。
振動装置500は、支持部材700の曲面部750より小さい大きさを有することができる。振動装置500は、曲面部750の曲率にそのまま沿う等角形状を有するように曲面部750に結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動装置500は、曲面部750の曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、または曲面部750の曲率と異なる曲率を有するように曲面部750に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、支持部材700の曲面部750に結合されるか、または付着されることによって、曲面部750によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、曲面部750に結合されるか、または付着されることにより、曲面部750によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、曲面部750の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含むことができる。例えば、曲面部750は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように実現され得る。したがって、振動装置500は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
振動装置500は、図6~図9を参照して説明した振動装置と、図24~図35Dを参照して説明した振動発生器を含むことができる。したがって、図6~図9に示した振動装置500に対する説明と、図24~図35Dに示した振動発生器510に対する説明は、図37に示す複数の振動装置500のそれぞれに対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得るので、これに対する重複する説明は省略され得る。
複数の曲面部750のそれぞれに配置された振動装置500は、互いに同じ音域帯の音響を発生するように構成されるか、または互いに異なる音域帯の音響を発生するように構成され得る。例えば、本明細書の第5実施例に係る装置5は、複数の曲面部750のそれぞれに配置された複数の振動装置500を含み、複数の振動装置500のそれぞれは、互いに同じ音域帯の音響を発生するように構成されるか、または互いに異なる音域帯の音響を発生するように構成され得る。
複数の振動装置500のうちの1つ以上は、異なる音域帯の音響または低音域帯の音響を生成するように構成され得る。これにより、本明細書の第5実施例に係る装置5は、複数の振動装置500のそれぞれの振動による振動部材600の領域別振動によって発生されるか、または出力される音響により音響、例えば、ステレオ音響または立体音響を出力することができ、マルチチャンネルの音響出力特性を有することができる。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加し、または振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材100によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。本明細書の第5実施例に係る装置5は、複数の振動装置500のそれぞれの振動によって、振動部材600を振動させて音響を出力することにより、音響特性および/または音圧特性が向上した音響、例えば、ステレオ音響または立体音響を出力することができ、マルチチャンネルの音響出力特性を有することができる。
図39は、図36に示した線VI-VI’の他の断面図である。図39は、図36~図38に示した装置5にエンクロージャをさらに構成したものである。したがって、図39に対する説明では、エンクロージャおよびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図39を参照すると、本明細書の第5実施例に係る装置5は、エンクロージャ(enclosure)950をさらに含むことができる。
エンクロージャ950は、支持部材700の背面に配置され得る。例えば、エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材700の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材700の背面部710の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材700の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。例えば、エンクロージャ950は、支持部材700の背面部710の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。例えば、エンクロージャ950は、密閉部材、密閉キャップ、密閉ボックス、またはサウンドボックスであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。密閉空間は、エアギャップ、振動空間、音響空間、または共鳴箱であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
エンクロージャ950は、金属材質または非金属材質(または複合非金属材質)のうちの1つ以上の材質を含むことができる。例えば、エンクロージャ950は、金属、プラスチック、および木材のうちの1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るエンクロージャ950は、支持部材700の曲面部750または振動装置500の振動時に、支持部材700の曲面部750に作用する空気(air)によるインピーダンス成分を一定に維持させることができる。例えば、支持部材700の周囲の空気(air)は、支持部材700の曲面部750の振動に対して抵抗するようになり、周波数によって異なる抵抗とリアクタンス成分を有するインピーダンス成分として作用ことになる。これにより、エンクロージャ950は、支持部材700の背面に振動装置500を囲む密閉空間を構成することで、空気(air)によって支持部材700の曲面部750に作用するインピーダンス成分(または、エアインピーダンスまたは弾性インピーダンス)を一定に維持させることができる。これにより、エンクロージャ950は、低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させ、高音域帯の音響の音質を向上させることができる。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、エンクロージャ950によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得、高音域帯の音響の音質が向上され得る。
図40は、図36に示した線VI-VI’の他の断面図である。図41は、図40に示した支持部材の背面を示す斜視図である。図40および図41は、図36~図39を参照して説明した装置5で、支持部材の曲面部にホールをさらに構成したものである。したがって、図40および図41に対する説明では、ホールおよびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図40および図41を参照すると、本明細書の第6実施例に係る装置6において、支持部材700は、複数の曲面部750のうちの1つ以上に形成された1つ以上のホール760をさらに含むことができる。
1つ以上のホール760は、複数の曲面部750のうちの1つ以上に形成されるか、または複数の曲面部750のそれぞれに形成され得る。例えば、1つ以上のホール760は、第3方向(Z)に沿って、曲面部750を貫通するように形成され得る。これにより、ホール760は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上のホール760は、図12および図13を参照して説明したホール360と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明を省略し、図12および図13に示すホール360に対する説明は、図40および図41に示すホール760の説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得る。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール760は、円形状、楕円形状、四角形状、スリット形状、スロット形状、または点線形状などを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第6実施例に係る装置6は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材600によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第6実施例に係る装置6は、支持部材700の曲面部750に形成されたホール760を含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)が、振動部材600に直接に伝達され得る。これにより、振動の伝達効率が増加することができ、振動部材600の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の第6実施例に係る装置6は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。エンクロージャ950は、支持部材700の背面に配置され得る。例えば、エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材700の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材700の背面部710の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材700の背面部710の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。エンクロージャ950は、図39を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図42は、図36に示した線VI-VI’の他の断面図である。図43は、図42に示した支持部材の背面を示す斜視図である。図42および図43は、図36~図39を参照して説明した装置5で支持部材の曲面部を変更したものである。したがって、図42および図43に対する説明では、曲面部およびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図42および図43を参照すると、本明細書の第7実施例に係る装置7の支持部材700は、複数の曲面部750を含むことができる。複数の曲面部750は、第1方向(X)および第2方向(Y)のうちの1つ以上の方向に沿って、予め設定された間隔を有するように背面部710に実現され得る。
複数の曲面部750のそれぞれは、振動装置500の振動と共に振動することで振動部材600を振動させることができる。複数の曲面部750のそれぞれは、振動装置500の振動特性を向上させるため、振動装置500に引張ストレスのみを加えることができる形状で実現され得る。
本明細書の一実施例によると、複数の曲面部750のそれぞれは、予め設定された曲率を含むように背面部710に実現され得る。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、背面部710から振動部材600の背面の方向に突出された曲面構造を含むことができる。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有するように背面部710から振動部材600の背面の方向に突出され得る。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、背面部710から振動部材600の背面の方向に凸状に突出され得る。例えば、複数の曲面部750は、一定の曲率を有する単一の凸状した曲面形状を有することができる。
本明細書の1つ以上の実施例によると、複数の曲面部750のそれぞれは、振動部材600の背面の方向に凸状した構成されることを除いて、図37および図38に示した曲面部750と同じであり得る。例えば、複数の曲面部750のそれぞれは、支持部材700の背面部710の底面710aを基準にして、図37に示した複数の曲面部750のそれぞれと正反対の構造を有することができる。例えば、複数の曲面部750は、振動部材600と向かい合う背面部710の底面710aを基準として、第2形状の曲面部、凸部、凸突出部、凸曲面部、凸アーチ部、突起部、または隆起部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例によると、複数の曲面部750のうちの1つ以上は、異なる大きさを有することができる。例えば、複数の曲面部750のうちのいずれか1つは、図11Bを参照して説明した第3曲面部350cのように、残りの曲面部750より小さい大きさを有することができる。
振動装置500は、支持部材700に実現された複数の曲面部750のそれぞれに結合されるか、または付着され得る。振動装置500は、振動部材600と曲面部750との間で、曲面部750に結合されるか、または付着され、振動部材600の背面と向かい合うか、または振動部材600の背面と直接に向かい合うことができる。振動装置500は、曲面部750によって、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、音響または音波を発生させることができる。振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)は、ギャップ空間(GS)を介して、振動部材600に直接に伝達され得、これにより、振動装置500の振動が振動部材600に効率的に伝達されることができるので、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
本明細書の一実施例に係る振動装置500は、複数の曲面部750のそれぞれに別々に結合されるか、または付着され得る。
振動装置500は、振動部材600と曲面部750との間で、曲面部750に結合されるか、または付着され、振動部材600の背面と向かい合うか、または振動部材600の背面と直接に向かい合うことができる。例えば、振動装置500は、ギャップ空間(GS)内で、曲面部750の内側面(または内部曲面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、振動部材600の背面と向かい合うか、または振動部材600の背面と直接に向かい合う曲面部750の内側面(または内部面)に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、曲面部750に結合されるか、または付着されることによって、曲面部750によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、曲面部750に結合されるか、または付着されることにより、曲面部750によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、曲面部750の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含むことができる。したがって、振動装置500は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
本明細書の第7実施例に係る装置7は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500(または振動発生器)を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加するか、振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材600によって、発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第7実施例に係る装置7は、振動装置500が振動部材600と支持部材700との間のギャップ空間(GS)に配置されることによって、スリム化され得、実施例で、振動装置500が、外部に露出しないので、最外郭の背面のデザイン的な美感が向上され得る。
本明細書の第7実施例に係る装置7は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。エンクロージャ950は、支持部材700の背面に配置され得る。例えば、エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材700の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材700の背面部710の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材700の背面部710の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。エンクロージャ950は、図39を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図44は、図36に示した線VI-VI’の他の断面図である。図45は、図44に示した支持部材の背面を示す斜視図である。図44および図45は、図42~図43を参照して説明した装置7で、支持部材の曲面部にホールをさらに構成したものである。したがって、図44と図45に対する説明では、ホールおよびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図44及び図45を参照すると、本明細書の第8実施例に係る装置8において、支持部材700は、一つ以上のホール760をさらに含むことができる。
1つ以上のホール760は、複数の曲面部750のうちの1つ以上に形成されるか、または複数の曲面部750のそれぞれに形成され得る。例えば、1つ以上のホール760は、第3方向(Z)に沿って曲面部750を貫通するように形成され得る。これにより、ホール760は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上のホール760は、支持部材700の背面部710から振動部材600の方に形成された曲面部750に形成されることを除いては、図40と図41を参照して説明した1つ以上のホール360と同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
振動装置500は、1つ以上のホール760を覆うように曲面部750に連結されるか、または付着されることにより、曲面部750の曲率によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
複数の曲面部750のそれぞれに形成された1つ以上のホール760は、複数の振動装置500のそれぞれの背面に配置され得る。これにより、複数の振動装置500のそれぞれの振動(または変位)が、円滑に行われることにより、複数の振動装置500のそれぞれの振動幅(または変位幅)が、増加され得る。これにより、複数の振動装置500のそれぞれの振動によって、ギャップ空間(GS)に発生される音圧が増加されることにより、ギャップ空間(GS)の音圧によって振動する振動部材600の振動幅(または変位幅)が増加し得る。これにより、振動部材600の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の第8実施例に係る装置8は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500(または振動発生器)を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加するか、振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材600によって、発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第8実施例に係る装置8は、支持部材700の曲面部750に形成された1つ以上のホール760を含むことにより、振動装置500の振動がより円滑に行われるにつれて、振動装置500の振動幅(または変位幅)が増加され得る。これにより、振動部材600の振動幅(または変位幅)が増加されて振動部材600の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の第8実施例に係る装置8は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。エンクロージャ950は、支持部材700の背面に配置され得る。例えば、エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材700の背面に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材700の背面部710の背面に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材700の背面部710の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。エンクロージャ950は、図39を参照して説明したものと同じまたは実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図46は、本発明の第9実施例に係る装置を示す背面斜視図である。図47は、図46に示した線VII-VII’の断面図であり、図48は、図46および図47に示した支持部材を示す斜視図である。
図46~図48を参照すると、本発明の第9実施例に係る装置9は、振動部材900に結合されるか、または付着されて、振動部材900を振動させて振動または音響を出力するように実現された一つの(または単一)振動部品であり得る。これにより、本発明の第9実施例に係る装置9は、振動発生装置、振動発生素子、振動源、振動発生ユニット、振動ユニット、振動モジュール、振動発生部品、能動振動部材、音響発生素子、音響発生ユニット、透明振動発生装置、透明音響発生ユニット、半透明音響発生ユニット、不透明音響発生ユニット、透明音響発生素子、透明振動源、半透明振動源、不透明振動源、または振動構造物であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、音響装置、音響出力装置、サウンドバー、音響システム、運送装置用音響装置、運送装置用音響出力装置、または運送装置用サウンドバーなどを実現するのに適用され得る。例えば、運送装置は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含むことができる。例えば、運送装置は、車両、列車、船舶、または航空機を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。また、本明細書の第9実施例に係る装置9は、広告用看板、ポスター、案内板などのアナログサイネージ(analog signage)またはデジタルサイネージ(digital signage)などを実現することができる。
本発明の第9実施例に係る装置9は、支持部材800および振動装置500を含むことができる。
支持部材800は、3角以上の多角の形態または1つ以上の曲面を有する3角以上の非四角の形状を含むことができる。例えば、支持部材800は、正四角の形状または長方形の形状を含むことができる。例えば、支持部材800は、図49に示すように、円の形状または楕円の形状を含むことができる。図49に示した線VII-VII’の断面を図47に示す。
本明細書の一実施例に係る支持部材800は、曲面部850を含むことができる。曲面部850は、支持部材800の背面の方向に突出され得る。曲面部850は、支持部材800の縁部分811を除いた残りの中間部分から支持部材800の背面の方向に凸状に突出され得る。例えば、曲面部850は、支持部材800の前面800aから、予め設定された曲率を有するように凹状に実現され得る。例えば、曲面部850は、図1~図5を参照して説明した曲面部350、または図37と図38を参照して説明した曲面部750と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明を省略し、図1~図5に示した曲面部350に対する説明、または図37と図38に示した曲面部750に対する説明は、図46~図48に示す曲面部850に対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得る。
本明細書の一実施例に係る支持部材800は、ベースプレート810および曲面部850を含むことができる。
ベースプレート810は、三角以上の多角の形態または1つ以上の曲面を有する三角以上の非四角の形状を含むことができる。例えば、ベースプレート810は、正四角の形状または長方形の形状を含むことができる。例えば、ベースプレート810は、図49に示すように、円の形状または楕円の形状を含むことができる。例えば、ベースプレート810は、ベース部材、ベースフレーム、または支持フレームであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
支持部材800またはベースプレート810は、振動によって音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含むことができる。例えば、支持部材800またはベースプレート810は、透明プラスチック材質、不透明プラスチック材質、木材、または金属材質からなり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
曲面部850は、ベースプレート810の背面の方向に凸状に突出され得る。曲面部850は、ベースプレート810の端部分811を除いた残りの中間部分から、ベースプレート810の背面の方向に凸状に突出され得る。例えば、曲面部850は、支持部材800の前面800aから、予め設定された曲率を有するように凹状に実現され得る。例えば、曲面部850は、図1~図5を参照して説明した曲面部350、または図37と図38を参照して説明した曲面部750と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明を省略し、図1~図5に示した曲面部350に対する説明、または図37および図38に示した曲面部750に対する説明は、図46~図48に示す曲面部850に対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得る。例えば、曲面部850は、凸曲面部、凸アーチ部、または凸突出部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部材800に実現された曲面部850に結合されるか、または付着され得る。振動装置500は、支持部材800の曲面部850を振動させることにより、支持部材800の正面に音響(または音波)を出力することができる。
振動装置500は、曲面部850より小さい大きさを有することができる。振動装置500は、曲面部750の曲率にそのまま沿う等角形状を有するように曲面部850に結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動装置500は、曲面部850の曲率にそのまま沿わない非等角形状を有するか、または曲面部850の曲率と異なる曲率を有するように曲面部750に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、曲面部850に結合されるか、または付着されることによって、曲面部850によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、曲面部850に結合されるか、または付着されることにより、曲面部850によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、曲面部850の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含むことができる。例えば、曲面部850は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように実現され得る。したがって、振動装置500は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
振動装置500は、図6~図9を参照して説明した振動装置500と、図24~図35Dを参照して説明した振動発生器を含むことができる。したがって、図6~図9に示した振動装置500に対する説明と、図24~図35Dに示した振動発生器510に対する説明は、図46~図48に示す振動装置500に対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得るので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、結合部材901を介して振動部材900に結合され、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)によって振動部材900を振動させることができる。これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。例えば、振動部材900は、振動プレート、振動対象物、音響出力プレート、音響振動プレート、または映像スクリーンなどであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動部材900は、装置9により振動して音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含む振動プレートであり得る。
本明細書の一実施例に係る振動部材900は、金属、プラスチック、紙、繊維、布、皮革、木材、ゴム、ガラス、および鏡のいずれか1つ以上を含む振動プレートであり得る。例えば、紙は、スピーカー用のコーン紙であり得る。例えば、コーン紙は、パルプまたは発泡プラスチックなどであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る振動部材900は、映像を表示する画素を有する表示パネルを含むか、または非表示パネルを含むことができる。例えば、振動部材900は、映像を表示する画素を有する表示パネル、表示装置から映像が投射されるスクリーンパネル、照明パネル、サイネージパネル、運送手段の内装材、運送手段の外装材、運送手段のガラス窓、運送手段の座席内装材、建物の天井材、建物の内装材、建物のガラス窓、航空機の内装材、航空機のガラス窓、および鏡のうちのいずれか1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、非表示パネルは、発光ダイオード照明パネル(または装置)、有機発光照明パネル(または装置)、または無機発光照明パネル(または装置)を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
結合部材901は、振動部材900の振動が支持部材800に伝達されるのを最小化するか、または防止するように構成され得る。結合部材901は、振動の遮断に適した材料特性を含むことができる。例えば、結合部材901は、振動吸収(または衝撃吸収)のために弾性を有する材質を含むことができる。本明細書の一実施例による結合部材901は、ポリウレタン(polyurethane)材質またはポリオレフィン(polyolefin)材質で構成することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材901は、接着剤、両面テープ、両面フォームテープ、および両面クッションテープのうちの1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動装置500の振動方向を一方向に一元化することにより、振動装置500の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得、振動装置500の振動によって発生される音響を曲面部850の中心部の正面の方向に集中させることができる。これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。
図50Aおよび図50Bは、図46~図49に示した支持部材の他の実施例を示す斜視図である。図50Aおよび図50Bは、図46~図49に示した支持部材800に1つ以上のホールを構成したものである。これにより、図50Aおよび図50Bに対する説明では、1つ以上のホールおよびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図50A及び図50Bを参照すると、本明細書の第9実施例に係る装置9において、支持部材800は、1つ以上のホール860をさらに含むことができる。
1つ以上のホール860は、曲面部850に形成され得る。例えば、1つ以上のホール860は、第3方向(Z)に沿って曲面部850を貫通するように形成され得る。これにより、ホール860は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上のホール860は、図16と図16Bに示したホール351、352と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明を省略し、図16と図16Bに示すホール351、352に対する説明は、図50A及び図50Bに示すホール760の説明に含まれ得る。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール860は、円形状、楕円形状、四角形状、スリット形状、スロット形状、または点線形状などを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、支持部材800の曲面部850に形成された1つ以上のホール860をされに含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)を曲面部850の中心部の正面の方向に集中させることができる。これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。
図51は、図46または図49に示した線VII-VII’の他の断面図である。図51は、図46~図50Bに示した装置9にエンクロージャをさらに構成したものである。したがって、図51に対する説明では、エンクロージャおよびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明を省略することができる。
図51を参照すると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、エンクロージャ950をさらに含むことができる。
エンクロージャ950は、支持部材800の背面に配置され得る。例えば、エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように配置され得る。エンクロージャ950は、振動装置500を覆うように支持部材800の背面の縁部分に連結されるか、または結合され得る。例えば、エンクロージャ950は、結合部材951を介して支持部材800の背面の縁部分に連結されるか、または結合され得る。エンクロージャ950は、支持部材800の背面に振動装置500を覆うか、または囲む密閉空間を構成することができる。例えば、エンクロージャ950は、密閉部材、密閉キャップ、密閉ボックス、またはサウンドボックスであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。密閉空間は、エアギャップ、振動空間、音響空間、または共鳴箱であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
エンクロージャ950は、金属材質または非金属材質(または複合非金属材質)のうちの1つ以上の材質を含むことができる。例えば、エンクロージャ950は、金属、プラスチック、および木材のうちの1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るエンクロージャ950は、支持部材800の曲面部850または振動装置500の振動時に、支持部材800の曲面部850に作用する空気(air)によるインピーダンス成分を一定に維持させることができる。例えば、支持部材800の周囲の空気(air)は、支持部材800の曲面部850の振動に対して抵抗するようになり、周波数によって異なる抵抗とリアクタンス成分を有するインピーダンス成分として作用ことになる。これにより、エンクロージャ950は、支持部材800の背面に振動装置500を囲む密閉空間を構成することで、空気(air)によって支持部材800の曲面部850に作用するインピーダンス成分(または、エアインピーダンスまたは弾性インピーダンス)を一定に維持させることができる。これにより、エンクロージャ950は、低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させ、高音域帯の音響の音質を向上させることができる。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、エンクロージャ950によって低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得、高音域帯の音響の音質が向上され得る。
図52は、本明細書の第10実施例に係る装置を示す斜視図であり、図53は、図52に示した線VIII-VIII’の断面図であり、図54は、図52と図53に示した支持部材を示す斜視図である。図52~図54は、図46~図48を参照して説明した装置9で支持部材の曲面部を変更したものである。したがって、図52~図54に対する説明では、曲面部およびそれに関連される構成を除いた、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図52~図54を参照すると、本発明の第10実施例に係る装置10は、支持部材800および振動装置500を含むことができる。
支持部材800は、3角以上の多角の形態または1つ以上の曲面を有する3角以上の非四角の形状を含むことができる。例えば、支持部材800は、正四角の形状または長方形の形状を含むことができる。例えば、支持部材800は、図55に示すように、円の形状または楕円の形状を含むことができる。図55に示した線VII-VII’の断面を図53に示す。
支持部材800は、突出部840および曲面部850を含むことができる。
突出部840は、支持部材800の背面の方向に突出され得る。突出部840は、支持部材800の縁部分811を除いた残りの中間部分から支持部材800の背面の方向に凸状に突出され得る。例えば、突出部840は、支持部材800の前面800aから支持部材800の背面の方向に四角の形状を有するように突出され得る。例えば、突出部840は、台形の形状、ピラミッドの形状、または五面体の形状を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、突出部840は、図18および図19を参照して説明した突出部340と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は簡略にし、図18および図19を参照して説明した突出部340に対する説明は、図52~図55に示す突出部840に対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得る。
曲面部850は、突出部840に実現され得る。曲面部850は、突出部840から支持部材800の正面の方向に突出され得る。曲面部850は、突出部840の縁部分を除いた残りの中間部分から支持部材800の正面の方向に凸状に突出され得る。例えば、曲面部850は、突出部840から予め設定された曲率を有するように凸状に実現され得る。例えば、曲面部850は、図18および図19を参照して説明した曲面部350と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は簡略にし、図18および図19を参照して説明した曲面部350に対する説明は、図52~図55に示す曲面部850に対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得る。
本明細書の一実施例に係る支持部材800は、ベースプレート810、突出部840、および曲面部850を含むことができる。
ベースプレート810は、三角以上の多角の形態または1つ以上の曲面を有する三角以上の非四角の形状を含むことができる。例えば、ベースプレート810は、正四角の形状または長方形の形状を含むことができる。例えば、ベースプレート810は、図49に示すように、円の形状または楕円の形状を含むことができる。例えば、ベースプレート810は、ベース部材、ベースフレーム、または支持フレームであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
支持部材800またはベースプレート810は、振動によって音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含むことができる。例えば、支持部材800またはベースプレート810は、透明プラスチック材質、不透明プラスチック材質、木材、または金属材質からなり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
突出部840は、ベースプレート810の前面800aと平行な突出面(または突出底面)841、およびベースプレート810と突出面840との間に連結された複数の側面(または突出壁)842を含むことができる。複数の側面842は、ベースプレート810と突出面841との間に垂直であるか、または傾斜することができる。
曲面部850は、突出部840に実現され得る。曲面部850は、突出部840の突出面841に実現され得る。曲面部850は、振動装置500の振動と共に振動することができる。曲面部850は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみ加えることができる形状を有するように突出部340に実現され得る。
本明細書の一実施例によると、曲面部850は、予め設定された曲率を含むように突出部840に実現され得る。例えば、曲面部850は、突出部840の突出面841からベースプレート810の正面に向かって突出された曲面構造を含むことができる。例えば、曲面部850は、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有するように突出部840の突出面841から突出され得る。例えば、曲面部850は、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。例えば、曲面部850は、突出部840の突出面841からベースプレート810の正面に向かって凸に突出され得る。例えば、曲面部850は、一定の曲率を有する単一の凸に曲面形状を有することができる。例えば、曲面部850は、突出部840の突出面841を基準として、第2形状の曲面部、凸部、凸突出部、凸曲面部、凸アーチ部、突起部、または隆起部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部材800の突出部840に実現された曲面部850aに結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、突出部840によって設けられた空間の内部で、曲面部850に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、突出部840によって設けられた空間の内部で、曲面部850の内側面(または内部面)に結合されるか、または付着され得る。振動装置500は、突出部840によって設けられた空間の内部で、曲面部850に結合されるか、または付着されることによって、曲面部850によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、曲面部850の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含むことができる。例えば、曲面部850は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように実現され得る。したがって、振動装置500は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含むことができる。
振動装置500は、図6~図9を参照して説明した振動装置500と、図24~図35Dを参照して説明した振動発生器を含むことができる。したがって、図6~図9に示した振動装置500に対する説明と、図24~図35Dに示した振動発生器510に対する説明は、図52~図55に示す振動装置500に対する説明に含まれ得るか、または応用(または実現)され得るので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の第10実施例に係る装置10は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動装置500の振動方向を一方向に一元化することにより、振動装置500の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得、振動装置500の振動によって発生される音響を曲面部850の中心部の正面の方向に集中させることができる。これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。そして、本明細書の第10実施例に係る装置10は、振動装置500が突出部840の内部に収納されるか、または突出部840によって囲まれることでスリム化され得、この実施例で、振動装置500が外部に露出しないので、装置10の最外郭の背面のデザイン的な美感が向上され得る。
図56A及び図56Bは、図52~図55に示した支持部材の他の実施例を示す斜視図である。図56A及び図56Bは、図52~図54に示した支持部材に1つ以上のホールを構成したものである。したがって、図56A及び図56Bに対する説明では、ホールおよびそれに関連される構成を除いて、残りの構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は省略され得る。
図56A及び図56Bを参照すると、本明細書の第10実施例に係る装置10において、支持部材800は、1つ以上のホール860をさらに含むことができる。
1つ以上のホール860は、曲面部850に形成され得る。1つ以上のホール860は、第3方向(Z)に沿って曲面部850を貫通するように形成され得る。これにより、ホール860は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上のホール860は、図50Aおよび図50Bに示した1つ以上のホール860と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール860は、円形状、楕円形状、四角形状、スリット形状、スロット形状、または点線形状などを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第10実施例に係る装置10は、支持部材800の曲面部850に形成された1つ以上のホール860をされに含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)を曲面部850の中心部の正面の方向に集中させることができる。これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。
図57は、本明細書の第11実施例に係る装置を示す図である。図57は、図46~図56Bのうちの1つ以上に示した装置を含むか、または適用した装置を示す。
図57を参照すると、本明細書の第11実施例に係る装置11は、運送装置用振動装置、運送装置用振動発生装置、運送装置用振動発生素子、運送装置用音響装置、運送装置用音響発生装置、運送装置用音響発生素子、運送装置用スピーカー、車両用音響装置、車両用音響素子、車両用音響発生装置、車両用音響発生素子、または車両用スピーカーなどを実現することができる。
本明細書の第11実施例に係る装置11は、運送装置20の室内空間(IS)および外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響を出力するように構成された1つ以上の振動発生装置50を含むことができる。
運送装置20は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含むことができる。例えば、運送装置20は、車両、列車、船舶、または航空機などを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る運送装置20は、メイン構造物20a、外装材20b、および内装材20cを含むことができる。
メイン構造物(またはフレーム構造物)20aは、メインフレーム、サブフレーム、サイドフレーム、ドアフレーム、アンダーフレーム、および座席(seat)フレームなどを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
外装材20bは、メイン構造物20aを覆うように構成され得る。例えば、外装材20bは、メイン構造物20aの外部を覆うように構成され得る。本明細書の一実施例に係る外装材20bは、フードパネル、フロントフェンダーパネル、ダッシュパネル、ピラーパネル、トランクパネル、ルーフパネル、フロアパネル、ドアインナーパネル、ドアアウターパネルなどを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。本明細書の一実施例に係る外装材20bは、平面部と曲面部のうちの少なくとも1つ以上を含むことができる。例えば、外装材20bは、該当するメイン構造物20aの表面構造と対応する表面構造を有するか、または該当するメイン構造物20aの表面構造と異なる表面構造を有することができる。
内装材20cは、運送装置20の内部を構成する全ての部品を含むか、または運送装置20の室内空間(IS)に配置された全ての部品を含むことができる。例えば、内装材20cは、運送装置20のインテリア部材または内部仕上げ部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る内装材20cは、運送装置20の室内空間(IS)において、メイン構造物20aと外装材20bのうちの1つ以上を覆いながら運送装置の室内空間(IS)に露出されるように構成され得る。例えば、内装材20cは、ダッシュボード、ピラー内装材(またはピラートリム)、フロア内装材(またはフロアカーペット)、ルーフ内装材(またはヘッドライナー)、ドア内装材(またはドアトリム)、ハンドル内装材(またはステアリングカバー)、座席内装材、リアパッケージ内装材(または後部座席棚)、オーバーヘッドコンソール(または屋内照明内装材)、リアビューミラー、グローブボックス、およびサンバイザなどを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る内装材20cは、プラスチック、繊維、皮革、布、木材、ゴム、および金属のうちの1つ以上の材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る内装材20cは、ベース部材と表皮部材と含むことができる。例えば、ベース部材は、射出物、第1内装材、内部内装材、または背面内装材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。表皮部材は、第2内装材、外部内装材、前面内装材、外皮部材、補強部材、または装飾部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
内装材20cまたはベース部材は、プラスチック材料からなり得る。例えば、内装材20cまたはベース部材は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用いた射出工程によって実現された射出物であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。内装材20cまたはベース部材は、運送装置20の室内空間(IS)で、メイン構造物20aと外装材20bのうちの1つ以上を覆うように構成され得る。例えば、内装材20cまたはベース部材は、運送装置20の室内空間(IS)に露出されたメインフレーム、サイドフレーム、ドアフレーム、ハンドルフレームのうちの少なくとも1つ以上の一面(または内装面)を覆うように構成され得る。
表皮部材は、ベース部材を覆うように配置され得る。表皮部材は、運送装置20の室内空間(IS)でベース部材を覆いながら、室内空間(IS)に露出されるように構成され得る。例えば、表皮部材は、運送装置20の室内空間(IS)に露出されるベース部材の前面に配置されるか、または結合され得る。例えば、表皮部材は、プラスチック、繊維、皮革、布、木材、ゴム、および金属のうちの1つ以上の材質を含むことができる。
繊維材料の内装材20cまたは表皮部材は、合成繊維、炭素繊維(またはアラミド繊維)および天然繊維のうちの少なくとも1つ以上を含むことができる。例えば、繊維材質の内装材20cまたは表皮部材は、織物シート、編物シート、または不織布であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、繊維材質の内装材20cまたは表皮部材は、フェブリック部材(fabric member)であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。合成繊維は、熱可塑性樹脂であり、比較的に有害物質の放出がない環境に優しい素材であるポリオレフィン系繊維を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ポリオレフィン系繊維は、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、またはポリエチレンテレフタレート繊維を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。ポリオレフィン系繊維は、単一樹脂の繊維またはコアシェル構造の繊維であり得る。天然繊維は、ジュート(Jute繊維、洋麻(ケナフ)繊維、アバカ(Abaca)繊維、ココナッツ繊維、および木繊維のいずれか1つまたは2つ以上の混合繊維であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間で音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間に配置され、外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上を間接または直接に振動させて音響を出力することができる。これにより、外装材20bと内装材20cのうちのいずれか以上は、音響を発生し、または出力する振動部材または手動振動部材であり得る。
1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間の空間で外装材20bまたは内装材20cに結合されるか、または付着され得る。運送装置20の外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上は、音響の出力のための振動板、音響振動板、または音響発生板などであり得る。例えば、音響出力用の外装材20bと内装材20cのそれぞれは、1つ以上の振動発生装置50よりも大きい大きさを有するので、大面積の振動板、音響振動板、または音響発生板の機能を行うことにより、1つ以上の振動発生装置50によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。例えば、低音域帯音の周波数は、500Hz以下であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置50は、運送装置20の外装材20bと内装材20cとの間で音響を出力することができる。例えば、1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間で外装材20bおよび内装材20cのうちの1つ以上に連結されるか、または結合され、外装材20bおよび内装材20cのうちの1つ以上を間接または直接に振動させて音響を出力することができる。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置50は、図46~図56Bを参照して説明した本明細書の第9または第10実施例に係る装置9、10を含んで構成され得る。したがって、1つ以上の振動発生装置50に対する重複する説明は省略され得る。
1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cの間の空間で、結合部材40を介して外装材20bまたは内装材20cに結合されるか、または付着され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置50が、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含む場合、支持部材800は、外装材20bと内装材20cとの間の空間で、結合部材40を介して内装材20cに結合されるか、または付着され得る。これにより、1つ以上の振動発生装置50と内装材20cとの間にギャップ空間(GS)が設けられ、1つ以上の振動発生装置50の振動によって発生される音響(S)が、ギャップ空間(GS)に出力され、内装材20cは、ギャップ空間(GS)を介して伝達される音響(または音波)によって振動して、音響(S)を運送装置20の室内空間(IS)と外部空間(OS)の中の1つ以上に出力することができる。したがって、本明細書の第11実施例に係る装置11は、振動装置500の振動によって、内装材20cを振動させて、運送装置20の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響を出力することができる。
本明細書の第11実施例に係る装置11は、運送装置20の外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上を間接または直接に振動させることで、運送装置20の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響を出力することができる。
図58は、本明細書の第12実施例に係る装置を示す図である。図58は、図46~図56Bのうちの1つ以上に示した装置を含むか、または適用した装置を示す。
図58を参照すると、本明細書の第12実施例に係る装置12は、運送装置20のガラス窓20dに配置されて音響を出力する1つ以上の振動発生装置70を含むことができる。
運送装置20のガラス窓20dは、前方ガラス窓(または前面ガラス窓)および側面ガラス窓のうちのの少なくとも1つ以上であり得る。そして、運送装置20のガラス窓20dは、後方ガラス窓(または後面ガラス窓)およびルーフガラス窓のうちの少なくとも1つ以上をさらに含むことができる。
本明細書の一実施例に係るガラス窓20dは、全体的に透明になるように構成され得る。本明細書の他の実施例に係るガラス窓20dは、透明部、および透明部を囲む半透明部を含むことができる。本明細書の他の実施例に係るガラス窓20dは、透明部、および透明部を囲む不透明部を含むことができる。
1つ以上の振動発生装置70は、透明するか、または半透明になるように構成され得る。例えば、ガラス窓20dが全体的に透明である場合、1つ以上の振動発生装置70は、透明になるように構成され、ガラス窓20dの中間領域または周辺領域に配置され得る。ガラス窓20dが半透明部または不透明部を含む場合、1つ以上の振動発生装置70は、半透明するか、または不透明になるように構成され、ガラス窓20dの半透明部または不透明部に配置され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置70は、透明振動発生装置、半透明振動発生装置、不透明振動発生装置、透明音響発生装置、半透明音響発生装置、または不透明音響発生装置などの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上の振動発生装置70は、運送装置20の室内空間(IS)に露出されたガラス窓20dの一面(または室内表面)に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置70は、前方ガラス窓および側面ガラス窓のうちの少なくとも1つ以上に配置され得、後方ガラス窓およびルーフガラス窓のうちの少なくとも1つ以上にさらに配置され得る。
1つ以上の振動発生装置70は、ガラス窓20dを間接または直接に振動させて音響を出力することができる。例えば、1つ以上の振動発生装置70は、自己振動によって室内空間(IS)に音響を出力するか、またはガラス窓20dを振動させて室内空間(IS)に音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置70は、図46~図56Bを参照して説明した本明細書の第9または第10実施例に係る装置9、10のうちの1つ以上を含み、透明、半透明、または不透明に構成され得る。例えば、図46~図56Bを参照して説明した支持部材800と振動装置500は、透明、半透明、または不透明に構成され得るので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置70は、結合部材60を介してガラス窓20dの一面(または室内面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置70が、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含む場合、支持部材800は、結合部材60を介して、ガラス窓20dの一面(または室内面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、本明細書の第12実施例に係る装置12は、振動装置500の振動による支持部材800の曲面部850の振動によって発生される音響(S)を、室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に出力することができる。そして、本明細書の第12実施例に係る装置12は、振動装置500の振動による支持部材800の曲面部850の振動を通じて、ガラス窓20dを振動させて運送装置20の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に、音響(S)を出力することができる。
本明細書の他の実施例に係る1つ以上の振動発生装置70は、ガラス窓20dの一面(または室内面)に付着された光学フィルムによって覆われ得る。光学フィルムは、1つ以上の振動発生装置70を覆うようにガラス窓20dの一面(または室内表面)に付着されることで、1つ以上の振動発生装置70を保護するか、または1つ以上の振動発生装置70をガラス窓20dに固定させることができる。光学フィルムは、紫外線を遮断する紫外線遮断フィルム、光を遮断する光遮断フィルム、および熱を遮断する熱遮断フィルムのうちの1つ以上を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
したがって、本明細書の第12実施例に係る装置12は、ガラス窓20dに連結されて自己振動するか、またはガラス窓20dを音響振動板として使用して音響(S)を室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に出力することができる。
図59は、本明細書の第13実施例に係る装置を示す斜視図である。図60は、本明細書の第13実施例に係る装置を示す斜視図である。図61は、図59と図60の運転席と前方同乗席の周辺に配置された音響発生装置の例を示す図である。図62は、図59と図60のドアおよびガラス窓に配置された音響発生装置の例を示す図である。図63は、図59と図60のループパネルに配置された音響発生装置の例を示す図である。図64は、図59と図60のルーフパネルと、ガラス窓および座席に配置された音響発生装置の例を示す図である。
図59~図64を参照すると、本明細書の第13実施例に係る装置20は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含むか、運送装置であり得る。例えば、運送装置は、車両、列車、船舶、または航空機などを含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第13実施例に係る装置20は、運送装置のメイン構造物2と外装材および内装材との間で、音響を出力するように構成された第1音響発生装置25-1を含むことができる。例えば、第1音響発生装置25-1は、運送装置のメイン構造物と外装材との間、メイン構造物と内装材との間、または外装材と内装材との間に配置されて音響を出力することができる。
第1音響発生装置25-1は、ダッシュボード23A、ピラー内装材23B、ルーフ内装材23C、ドア内装材23D、座席内装材23E、ハンドル内装材23F、およびフロア内装材23Gのうちの少なくとも1つ以上と、メイン構造物(または外装材)との間に配置された1つ以上の振動発生装置25A~25Gを含むことができる。例えば、第1音響発生装置25-1は、第1~第7振動発生装置25A~25Gのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。
図59~図61を参照すると、本明細書の一実施例に係る第1振動発生装置25Aは、ダッシュパネルとダッシュボード23Aとの間に配置され、ダッシュボード23Aを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むむので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボードスピーカーまたは第1スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ダッシュパネルとダッシュボード23Aのうちの少なくとも1つ以上は、運転席(DS)に対応する第1領域、助手席(FPS)に対応する第2領域、および第1領域と第2領域との間の第3領域(または中間領域)を含むことができる。ダッシュパネルとダッシュボード23Aのうちの少なくとも1つは、助手席(FPS)と向かい合う傾斜した第4領域をさらに含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボード23Aの第1~第4領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように配置され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボード23Aの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、またはダッシュボード23Aの第1~第4領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボード23Aの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、またはダッシュボード23Aの第1~第4領域の少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ダッシュボード23Aの第1~第4領域のうちの少なくとも1つを振動させるように構成された第1振動発生装置25Aは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、ダッシュボード23Aの第1~第4領域のそれぞれを振動させるように構成された第1振動発生装置25Aは、互いに同一または異なる音響出力特性を有することができる。
本明細書の一実施例に係る第2振動発生装置25Bは、ピラーパネルとピラー内装材23Bとの間に配置され、ピラー内装材23Bを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第2振動発生装置25Bは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第2振動発生装置25Bは、ピラースピーカー、ツイータースピーカー、または第2スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ピラーパネルは、前方ガラス窓の両側に配置された第1ピラー(またはAピラー)、車体中央の両側に配置された第2ピラー(またはBピラー)、および車体後部の両側に配置された第3ピラー(またはCピラー)を含むことができる。ピラー内装材23Bは、第1ピラーを覆う第1ピラー内装材23B1、第2ピラーを覆う第2ピラー内装材23B2、および第3ピラーを覆う第3ピラー内装材23B3を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第2振動発生装置25Bは、第1ピラーと第1ピラー内装材23B1との間、第2ピラーと第2ピラー内装材23B2との間、および第3ピラーと第3ピラー内装材23B3との間のうちの少なくとも1つ以上に配置されることで、第1~第3ピラー内装材23B1、23B2、23B3のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。例えば、第2振動発生装置25Bは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第2振動発生装置25Bは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第3ピラー内装材23B1、23B2、23B3のうちの少なくとも1つを振動させるように構成された第2振動発生装置25Bは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。
図60、図63、および図64を参照すると、本明細書の一実施例に係る第3振動発生装置25Cは、ルーフパネルとルーフ内装材23Cとの間に配置され、ルーフ内装材23Cを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第3振動発生装置25Cは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第3振動発生装置25Cは、ルーフスピーカーまたは第3スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ルーフパネルおよびルーフパネルを覆うルーフ内装材23Cのうちの少なくとも1つ以上は、運転席(DS)に対応する第1領域、助手席(FPS)に対応する第2領域、運転席(DS)と助手席(FPS)との間に対応する第3領域、運転席(DS)の後方の第1後方同乗席(RPS1)に対応する第4領域、助手席(FPS)の後方の第2後方同乗席(RPS2)に対応する第5領域、第1後方同乗席(RPS1)と第2後方同乗席(RPS2)との間に対応する第6領域、および第3領域と第6領域との間の第7領域を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第3振動発生装置25Cは、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成され得る。例えば、第3振動発生装置25Cは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成された第3振動発生装置25Cは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のそれぞれを振動させるように構成された第3振動発生装置25Cは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成された第3振動発生装置25Cのうちの少なくとも1つ以上は、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得、残りは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のそれぞれを振動させるように構成された第3振動発生装置25Cのうちの少なくとも1つ以上は、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得、残りは150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
図59~図62を参照すると、本明細書の一実施例に係る第4振動発生装置25Dは、ドアフレームとドア内装材23Dとの間に配置され、ドア内装材23Dを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、ドアスピーカーまたは第4スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ドアフレームおよびドア内装材23Dのうちの少なくとも1つ以上は、装置20の高さ方向(Z)を基準に、上部領域、中間領域、および下部領域を含むことができる。例えば、第4振動発生装置25Dは、ドアフレームとドア内装材23Dとの間の上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されることで、ドア内装材23Dの上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つを振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、ドアフレームは、第1ドアフレーム(または左側フロントドアフレーム)、第2ドアフレーム(または右側フロントドアフレーム)、第3ドアフレーム(または左側リアドアフレーム)、および第4ドアフレーム(または右側リアドアフレーム)を含むことができる。本明細書の一実施例によると、ドア内装材23Dは、第1ドアフレームを覆う第1ドア内装材(または左側フロントドア内装材)23D1、第2ドアフレームを覆う第2ドア内装材(または右側フロントドア内装材)23D2、第3ドアフレームを覆う第3ドア内装材(または左側リアドア内装材)23D3、および第4ドアフレームを覆う第4ドア内装材(または右側リアドア内装材)23D4を含むことができる。例えば、第4振動発生装置25Dは、第1~第4ドアフレームのそれぞれと第1~第4ドア内装材23D1~23D4との間の上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの上部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の上部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る
本明細書の一実施例によると、第1~第4ドア内装材23D1~23D4の少なくとも1つ以上の中間領域または/および下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの中間領域および/または下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の中間領域および/または下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、ウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちのいずれか1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの中間領域および/または下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、ウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちのいずれか1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第1ドア内装材23D1に配置された第4振動発生装置25Dと第2ドア内装材23D2に配置された第4振動発生装置25Dのそれぞれから出力される音響は、合わせて出力され得る。例えば、第1ドア内装材23D1に配置された第4振動発生装置25Dと第2ドア内装材23D2に配置された第4振動発生装置25Dのうちの少なくとも1つ以上から出力される音響は、合わせて出力され得る。また、第3ドア内装材23D3に配置された第4振動発生装置25Dによって出力される音響と、第4ドア内装材23D4に配置された第4振動発生装置25Dによって出力される音響は、互いに合わせて出力され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの上部領域は、ダッシュボード23Aに隣接する第1上部領域、後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)に隣接する第2上部領域、および第1上部領域と第2上部領域との間の第3上部領域を含むことができる。例えば、第4振動発生装置25Dは、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの第1~第3上部領域のうちの1つ以上に配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第4振動発生装置25Dは、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のそれぞれの第1上部領域に配置され、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のそれぞれの第2および第3上部領域のうちの1つ以上に配置され得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の第1~第3上部領域のうちの1つ以上に配置され得る。例えば、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のうちの1つ以上の第1上部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のそれぞれの第2および第3上部領域のうちの1つ以上を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のうちの少なくとも1つ以上の第2および第3上部領域のうちの1つ以上を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
図59、図60、および図64を参照すると、本明細書の一実施例に係る第5振動発生装置25Eは、座席フレームと座席内装材23Eとの間に配置され、座席内装材23Eを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第5振動発生装置25Eは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第5振動発生装置25Eは、シートスピーカー、ヘッドレストスピーカー、または第5スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、座席フレームは、第1座席フレーム(または運転席フレーム)、第2座席フレーム(または助手席フレーム)、第3座席フレーム(または第1同乗席フレーム)、第4座席フレーム(または第2同乗席フレーム)、および第5座席フレーム(または第3同乗席フレーム)を含むことができる。本明細書の一実施例によると、座席内装材23Eは、第1座席フレームを囲む第1座席内装材、第2座席フレームを囲む第2座席内装材、第3座席フレームを囲む第3座席内装材、第4座席フレームを囲む第4座席内装材、および第5座席フレームを囲む第5座席内装材を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第1~第5座席フレームのうちの少なくとも1つ以上は、座席床フレーム、座席後部フレーム、およびヘッドレストフレームを含むことができる。座席内装材23Eは、座席床フレームを囲む座席床内装材23E1、座席後部フレームを囲む座席後部内装材23E2、およびヘッドレストフレームを囲むヘッドレスト内装材23E3を含むことができる。座席床内装材23E1、座席後部内装材23E2、およびヘッドレスト内装材23E3のうちの少なくとも1つ以上は、座席内部内装材および座席外部内装材を含むことができる。座席内部内装材は、発泡層を含むことができる。座席外部内装材は、繊維または皮革を含む表皮層を含むことができる。座席外部内装材は、表皮層を支持するプラスチック材質のベース層をさらに含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第5振動発生装置25Eは、座席後部フレームと座席後部内装材23E2との間、およびヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間の少なくとも1つ以上に配置されることで、座席後部内装材23E2の座席外部内装材とヘッドレスト内装材23E3の座席外部内装材のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、運転席(DS)および助手席(FPS)のうちの少なくとも1つ以上に配置された第5振動発生装置25Eは、座席後部フレームと座席後部内装材23E2との間およびヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)のうちの少なくとも1つ以上に配置された第5振動発生装置25Eは、ヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間に配置され得る。例えば、第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)のうちの少なくとも1つ以上は、ヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間に配置された少なくとも1つ以上の第5振動発生装置25Eを含むことができる。
本明細書の一実施例によると、運転席(DS)および助手席(FPS)のうちの少なくとも1つ以上の座席後部内装材23E2を振動させる第5振動発生装置25Eは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、運転席(DS)、助手席(FPS)、および第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)のうちの少なくとも1つ以上のヘッドレスト内装材23E3を振動させる第5振動発生装置25Eは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
図59~図61を参照すると、本明細書の一実施例に係る第6振動発生装置25Fは、ハンドルフレームとハンドル内装材23Fとの間に配置され、ハンドル内装材23Fを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第6振動発生装置25Fは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第6振動発生装置25Fは、ハンドルスピーカー、ステアリングスピーカー、または第6スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、第6振動発生装置25Fは、ハンドル内装材23Fを間接または直接に振動させて音響を運転者に提供することができる。第6振動発生装置25Fによって出力される音響は、第1~第5振動発生装置25A~25Eのそれぞれによって出力される音響と同じか、または異なる音響であり得る。例えば、第6振動発生装置25Fによって出力される音響は、第1~第5振動発生装置25A~25Eのうちの少なくとも1つ以上によって出力される音響と同じか、または異なる音響であり得る。
本明細書の一実施例として、第6振動発生装置25Fは、運転者にのみ提供される音響を出力することができる。本明細書の他の実施例として、第6振動発生装置25Fによって出力される音響と第1~第5振動発生装置25A~25Eのそれぞれによって出力される音響は、互いに合わさって出力され得る。例えば、第6振動発生装置25Fによって出力される音響と第1~第5振動発生装置25A~25Eのうちの少なくとも1つ以上によって出力される音響は、互いに合わさって出力され得る。
図59および図60を参照すると、第7振動発生装置25Gは、フロアパネルとフロア内装材23Gとの間に配置され、フロア内装材23Gを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。第7振動発生装置25Gは、前座席(DS、FPS)と第3後方同乗席(RPS3)との間に配置されたフロアパネルとフロア内装材23Gとの間に配置され得る。例えば、第7振動発生装置25Gは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第7振動発生装置25Gは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第7振動発生装置25Gは、フロアスピーカー、ボトムスピーカー、アンダースピーカー、または第7スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図59~図63を参照すると、本明細書の一実施例に係る装置20は、室内空間に露出された内装材に配置された第2音響発生装置25-2をさらに含むことができる。例えば、本明細書の一実施例に係る装置20は、第1音響発生装置25-1の代わりに第2音響発生装置25-2のみを含むか、または第1音響発生装置25-1と第2音響発生装置25-2のすべてを含むことができる。
本明細書の一実施例によると、内装材は、リアビューミラー23H、オーバーヘッドコンソール23I、リアパッケージ内装材23J、グローブボックス23K、およびサンバイザ23Lなどをさらに含むことができる。
本明細書の一実施例に係る第2音響発生装置25-2は、リアビューミラー23H、オーバーヘッドコンソール23I、リアパッケージ内装材23J、グローブボックス23K、およびサンバイザ23Lのうちの少なくとも1つに配置された1つ以上の振動発生装置25H~25Lを含むことができる。例えば、第2音響発生装置25-2は、第8~第12振動発生装置25H~25Lのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。
図59~図63を参照すると、第8振動発生装置25Hは、リアビューミラー23Hに配置され、リアビューミラー23Hを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。第8振動発生装置25Hは、メイン構造物に連結されたミラーハウジングおよびミラーハウジングに支持されたリアビューミラー23Hとの間に配置され得る。例えば、第8振動発生装置25Hは、図57を参照して説明した振動発生装置50を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第8振動発生装置25Hは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第8振動発生装置25Hは、ミラースピーカーまたは第8スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図60、図61、および図63を参照すると、第9振動発生装置25Iは、オーバーヘッドコンソール23Iに配置され、オーバーヘッドコンソール23Iのコンソールカバーを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。本明細書の一実施例によると、オーバーヘッドコンソール23Iは、ルーフパネルに埋め込まれたコンソールボックス、コンソールボックスに配置された照明器具、および照明器具とコンソールボックスを覆うコンソールカバーを含むことができる。
第9振動発生装置25Iは、オーバーヘッドコンソール23Iのコンソールボックスとコンソールカバーとの間に配置され、コンソールカバーを振動させることができる。例えば、第9振動発生装置25Iは、オーバーヘッドコンソール23Iのコンソールボックスとコンソールカバーとの間に配置され、コンソールカバーを直接に振動させることができる。例えば、第9振動発生装置25Iは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第9振動発生装置25Iは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第9振動発生装置25Iは、コンソールスピーカー、照明スピーカー、または第9スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第13実施例に係る装置20は、ルーフ内装材23Cの中央領域に配置された中央照明ボックス、中央照明ボックスに配置された中央照明器具、および中央照明器具を覆う中央照明カバーをさらに含むことができる。この場合、第9振動発生装置25Iは、中央照明器具の中央照明ボックスと中央照明カバーとの間にさらに配置され、中央照明カバーをさらに振動させることができる。
図59および図60を参照すると、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jに配置され、リアパッケージ内装材23Jを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。リアパッケージ内装材23Jは、第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)の後部に配置され得る。例えば、リアパッケージ内装材23Jの一部は、後方ガラス窓24Cの下部に配置され得る。
第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの背面に配置され、リアパッケージ内装材23Jを振動させることができる。例えば、第10振動発生装置25Jは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、リアスピーカーまたは第10スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、リアパッケージ内装材23Jは、第1後方同乗席(RPS1)の後方に対応する第1領域、第2後方同乗席(RPS2)の後方に対応する第2領域、および第3後方同乗席(RPS3)の後方に対応する第3領域とを含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように配置され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、または第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの第1および第2領域の少なくとも1つ以上に配置されるか、または第1~第3領域の少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、リアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のそれぞれを振動させるように構成された第10振動発生装置25Jは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、リアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成された第10振動発生装置25Jは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。
図59~図61を参照すると、第11振動発生装置25Kは、グローブボックス23Kに配置され、グローブボックス23Kを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。グローブボックス23Kは、助手席(FPS)の前方に対応するダッシュボード23Aに配置され得る。
第11振動発生装置25Kは、グローブボックス23Kの内側面に配置され、グローブボックス23Kを振動させることができる。例えば、第11振動発生装置25Kは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第11振動発生装置25Kは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、またはウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちの1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第11振動発生装置25Kは、グローブボックススピーカーまたは第11スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図61を参照すると、第12振動発生装置25Lは、サンバイザ23Lに配置され、サンバイザ23Lを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。サンバイザ23Lは、運転席(DS)に対応する第1サンバイザ23L1、および助手席(FPS)に対応する第2サンバイザ23L2を含むことができる。
第12振動発生装置25Lは、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つ以上に配置され、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つ以上を間接または直接に振動させることができる。例えば、第12振動発生装置25Lは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第12振動発生装置25Lは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第12振動発生装置25Lは、サンバイザスピーカーまたは第12スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つは、サンバイザミラーをさらに含むことができる。この場合、第12振動発生装置25Lは、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つ以上のサンバイザミラーを間接または直接に振動させるように構成され得る。サンバイザミラーを振動させる第12振動発生装置25Lは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図59~図63を参照すると、本明細書の一実施例に係る装置20は、ガラス窓に配置された第3音響発生装置25-3をさらに含むことができる。例えば、本明細書の一実施例に係る装置20は、第1および第2音響発生装置25-1、25-2のうちの少なくとも1つ以上の代わりに第3音響発生装置25-3を含むか、または第1~第3音響発生装置25-1、25-2、25-3のすべてを含むことができる。
第3音響発生装置25-3は、ガラス窓に配置された1つ以上の振動発生装置25M~25Pを含むことができる。例えば、第3音響発生装置25-3は、第13~第16振動発生装置25M~25Pのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。例えば、第3音響発生装置25-3は、ウインドウスピーカー、透明音響発生装置、透明スピーカー、または不透明スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第13~第16振動発生装置25M~25Pのうちの少なくとも1つ以上は、ガラス窓を間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第13~第16振動発生装置25M~25Pのうちの少なくとも1つ以上は、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10を含み、透明、半透明、または不透明に構成されるので、これに対する重複する説明は省略され得る。
本明細書の一実施例によると、ガラス窓は、前方ガラス窓24A、側面ガラス窓24B、および後方ガラス窓24Cを含むことができる。本明細書の一実施例によると、ガラス窓は、ルーフガラス窓24Dをさらに含むことができる。例えば、本明細書の第13実施例に係る装置20が、ルーフガラス窓24Dを含む場合、ルーフフレームとルーフ内装材23Cの領域のうちの一部は、ルーフガラス窓24Dに代替され得る。例えば、本明細書の第13実施例に係る装置20が、ルーフガラス窓24Dを含む場合、第3振動発生装置25Cは、ルーフガラス窓24Dを囲むルーフ内装材23Cの縁部分を間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
図59~図61を参照すると、本明細書の一実施例に係る第13振動発生装置25Mは、前方ガラス窓24Aに配置され、自己振動による音響を出力するか、または前方ガラス窓24Aを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、前方ガラス窓24Aは、運転席(DS)に対応する第1領域、助手席(FPS)に対応する第2領域、および第1領域と第2領域との間の第3領域(または中間領域)を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第13振動発生装置25Mは、前方ガラス窓24Aの第1~第3領域の少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第13振動発生装置25Mは、前方ガラス窓24Aの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、または前方ガラス窓24Aの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第13振動発生装置25Mは、前方ガラス窓24Aの第1および第2領域のうちの少なくとも1つに配置されるか、または前方ガラス窓24Aの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、前方ガラス窓24Aの第1~第3領域のそれぞれに配置された第13振動発生装置25Mは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、前方ガラス窓24Aの第1~第3領域のうちの1つ以上に配置された第13振動発生装置25Mは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、第13振動発生装置25Mは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第13振動発生装置25Mは、フロントウインドウスピーカーまたは第13スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図60~図62、および図64を参照すると、本明細書の一実施例に係る第14振動発生装置25Nは、側面ガラス窓24Bに配置され、自己振動による音響を出力するか、または側面ガラス窓24Bを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、側面ガラス窓24Bは、第1側面ガラス窓(または左側フロントウインドウ)24B1、第2側面ガラス窓(または右側フロントウインドウ)24B2、第3側面ガラス窓(または左側リアウインドウ)24B3、および第4側面ガラス窓(または右側リアウインドウ)24B4を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第14振動発生装置25Nは、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上は、少なくとも1つ以上の第14振動発生装置25Nを含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第14振動発生装置25Nは、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4の少なくとも1つ以上に配置され、自己振動による音響を出力するか、または該当する側面ガラス窓24B1~24B4を間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第14振動発生装置25Nは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上に配置された第14振動発生装置25Nは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、第14振動発生装置25Nは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第14振動発生装置25Nは、側面ウインドウスピーカーまたは第14スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図59を参照すると、本明細書の一実施例に係る第15振動発生装置25Oは、後方ガラス窓24Cに配置され、自己振動による音響を出力するか、または後方ガラス窓24Cを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、後方ガラス窓24Cは、第1後方同乗席(RPS1)の後方に対応する第1領域、第2後方同乗席(RPS2)の後方に対応する第2領域、および第3後方同乗席(RPS3)の後方に対応する第3領域を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第15振動発生装置25Oは、後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後方ガラス窓24Cの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、または後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後方ガラス窓24Cの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されるか、また後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のそれぞれに配置された第15振動発生装置25Oは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置された第15振動発生装置25Oは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、後方ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置された第15振動発生装置25Oは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、またはウーファー、ミッドウーファー、サブウーファーのうちの1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第15振動発生装置25Oは、後方ウインドウスピーカーまたは第15スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図63を参照すると、本明細書の一実施例に係る第16振動発生装置25Pは、ルーフガラス窓24Dに配置され、自己振動による音響を出力するか、またはルーフガラス窓24Dを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例に係るルーフガラス窓24Dは、前座席(DS、FPS)の上に配置され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、ルーフガラス窓24Dの中間領域に配置され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、ルーフウインドウスピーカーまたは第16スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係るルーフガラス窓24Dは、前座席(DS、FPS)の上に配置されるか、または前座席(DS、FPS)と後座席(RPS1、RPS2、RPS3)の上に配置され得る。例えば、ルーフガラス窓24Dは、前座席(DS、FPS)に対応する第1領域、および後座席(RPS1、RPS2、RPS3)に対応する第2領域を含むことができる。また、ルーフガラス窓24Dは、第1領域と第2領域との間の第3領域を含むことができる。
本明細書の一実施例によると、第16振動発生装置25Pは、ルーフガラス窓24Dの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されるか、またはルーフガラス窓24Dの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ルーフガラス窓24Dの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置された第16振動発生装置25Pは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。
図59~図61を参照すると、本明細書の第13実施例に係る装置20は、ダッシュボード23A、ドアフレーム23B、およびリアパッケージ内装材23Jのうちの少なくとも1つ以上に配置されたウーファースピーカー(WS)をさらに含むことができる。
本明細書の一実施例に係るウーファースピーカー(WS)は、ウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーの中の1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ウーファースピーカー(WS)は、60Hz~150Hzの音響を出力するスピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。したがって、ウーファースピーカー(WS)は、60Hz~150Hzの音響を出力することで、室内空間に出力される音響の低音域帯の特性を向上させることができる。
本明細書の一実施例によると、ウーファースピーカー(WS)は、ダッシュボード23Aの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。本明細書の一実施例によると、ウーファースピーカー(WS)は、ドアフレームの第1~第4ドアフレームのそれぞれに配置され、ドア内装材23Dの第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの下部領域に露出され得る。
本明細書の一実施例によると、ウーファースピーカー(WS)は、ドアフレームの第1~第4ドアフレームの少なくとも1つ以上に配置され、ドア内装材23Dの第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の下部領域に露出され得る。本明細書の他の実施例によると、ウーファスピーカー(WS)は、リアパッケージ内装材23Jの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの下部領域に配置された第4振動発生装置25Dは、ウーファースピーカー(WS)に代替され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4の少なくとも1つ以上の下部領域に配置された第4振動発生装置25Dは、ウーファースピーカー(WS)に代替され得る。
図61および図62を参照すると、本明細書の第13実施例に係る装置20は、室内空間に露出された内装材の一部を覆うガーニッシュ部材23M、および内装材に配置された第4音響発生装置25-4をさらに含むことができる。
ガーニッシュ部材23Mは、室内空間に露出されたドア内装材23Dの一部を覆うように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ガーニッシュ部材23Mは、室内空間に露出されたダッシュボード23A、ピラー内装材23B、およびルーフ内装材23Cのうちの1つ以上の一部を覆うように構成され得る。
本明細書の一実施例に係るガニッシュ部材23Mは、振動によって音響を発生するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含むことができる。例えば、ガーニッシュ部材23Mの金属材質は、ステンレススチール(stainless steel)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、マグネシウム(Mg)、マグネシウム合金、およびマグネシウムリチウム(Mg-Li)合金のうちのいずれか1つ以上の材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。ガーニッシュ部材23Mの非金属材質(または複合非金属材質)は、プラスチック、繊維、皮革、木材、ゴム、布、および紙のうちの1つ以上を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ガーニッシュ部材23Mは、高音域帯の音響を生成するのに適した材料特性を有する金属材質を含むことができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、高音域帯は、1kHz以上または3kHz以上の周波数を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第4音響発生装置25-4は、ガーニッシュ部材23Mと内装材との間に配置された振動発生装置25Qを含むことができる。例えば、第4音響発生装置25-4は、第17振動発生装置25Qを含むことができる。例えば、第4音響発生装置25-4または第17振動発生装置25Qは、ガーニッシュスピーカーまたは第17スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第17振動発生装置25Qは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10と実質的に同じなので、これに対する重複する説明は省略され得る。第17振動発生装置25Qは、内装材とガーニッシュ部材23Mとの間に配置され、結合部材を通じてガーニッシュ部材23Mに連結されるか、または結合され得る。
本明細書の一実施例に係る第17振動発生装置25Qは、ガーニッシュ部材23Mを間接または直接に振動させて装置20の室内空間に音響を出力するように構成され得る。例えば、第17振動発生装置25Qは、高音域帯の音響を出力するように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図61を参照すると、本明細書の第13実施例に係る装置20は、外装材の内側面に配置された第5音響発生装置25-5をさらに含むことができる。
第5音響発生装置25-5は、フードパネル22A、フロントフェンダーパネル22B、およびトランクパネル22Cのうちの1つ以上とメイン構造物との間に配置された1つ以上の振動発生装置25R、25S、25Tを含むことができる。例えば、第5音響発生装置25-5は、1つ以上の第18~第20振動発生装置25R、25S、25Tのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第18振動発生装置25Rは、フードパネル22Aの内側面に連結されるか、または結合され、フードパネル22Aを間接または直接に振動させて装置20の外部空間に音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第18振動発生装置25Rは、フードパネル22Aの内側面の中心部分と縁部分のうちの1つ以上に連結されるか、または結合されるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第18振動発生装置25Rは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。1つ以上の第18振動発生装置25Rは、結合部材を通じてフードパネル22Aの内側面に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の第18振動発生装置25Rは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第18振動発生装置25Rは、フードパネルスピーカーまたは第18スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第19振動発生装置25Sは、フロントフェンダーパネル22Bの内側面に連結されるか、または結合され、フロントフェンダーパネル22Bを間接または直接に振動させて装置20の外部空間に音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第19振動発生装置25Sは、フロントフェンダーパネル22Bの内側面に一定の間隔を有するように配置され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第19振動発生装置25Sは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。1つ以上の第19振動発生装置25Sは、結合部材を通じてフロントフェンダーパネル22Bの内側面に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の第19振動発生装置25Sは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第19振動発生装置25Sは、フェンダーパネルスピーカーまたは第19スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第20振動発生装置25Tは、トランクパネル22Cの内側面に連結されるか、または結合され、トランクパネル22Cを間接または直接に振動させて装置20の外部空間に音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第20振動発生装置25Tは、トランクパネル22Cの内側面の中央部分と縁部分のうちの1つ以上に連結されるか、または結合されるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第20振動発生装置25Tは、図46~図56Bを参照して説明した装置9、10と実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は省略され得る。1つ以上の第20振動発生装置25Tは、結合部材を通じてトランクパネル22Cの内側面に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の第20振動発生装置25Tは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第20振動発生装置25Tは、トランクパネルスピーカーまたは第20スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
付加的に、第5音響発生装置25-5は、ドアインナーパネルおよびドアアウターパネルのうちの1つ以上とメイン構造物との間に配置された1つ以上の振動発生装置をさらに含むことができる。
図59~図61を参照すると、本明細書の第13実施例に係る装置20は、計器盤装置26およびインフォテインメント装置27をさらに含むことができる。
本明細書の一実施例に係る計器盤装置26は、運転席(DS)に向くようにダッシュボード23Aの第1領域に配置され得る。計器盤装置26は、運転席(DS)に向くようにダッシュボード130Aの第1領域に配置されたディスプレイ(または第1ディスプレイ)26Aを含むことができる。
第1ディスプレイ26Aは、図1~図35Dで説明した装置1~4のうちのいずれかを含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、計器盤装置26は、第1ディスプレイ26Aに含まれた1つ以上の振動装置500の振動による振動部材(またはディスプレイパネル)の振動によって発生される音響を運転席(DS)に出力することができる。例えば、計器盤装置26の第1ディスプレイ26Aに配置された振動装置500は、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
インフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域に配置され得る。
本明細書の一実施例に係るインフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域上に直立状態で固定され得る。
本明細書の他の実施例に係るインフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域に昇降可能に設置され得る。例えば、インフォテインメント装置27は、装置20の電源オフまたは車両搭乗者の操作によってダッシュボード23Aの内部に収納または収容され、装置20の電源オンまたは車両搭乗者の操作によってダッシュボード23A上に突出され得る。
本明細書の一実施例に係るインフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域に配置されたディスプレイ(または第2ディスプレイ)27A、およびディスプレイ昇降装置を含むことができる。
第2ディスプレイ27Aは、図1~図35Dで説明した装置1~4のうちのいずれかを含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。例えば、第2ディスプレイ27Aは、第2ディスプレイ27Aに含まれた1つ以上の振動装置500の振動による振動部材(またはディスプレイパネル)の振動によって発生される音響を運転席(DS)(または室内空間)に出力することができる。例えば、第2ディスプレイ27Aの第2ディスプレイ27Aに配置された1つ以上の振動装置500は、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
ディスプレイ昇降装置は、ダッシュボード23Aの第3領域の内部に配置されて第2ディスプレイ27Aを昇降可能に支持することができる。例えば、ディスプレイ昇降装置は、装置20の電源オンまたは車両搭乗者の操作によって、第2ディスプレイ27Aを上昇させてダッシュボード23A上に突出させることができる。そして、ディスプレイ昇降装置は、装置20の電源オフまたは車両搭乗者の操作によって、第2ディスプレイ27Aを下降させてダッシュボード23Aの内部に収納または収容させることができる。
本明細書の第13実施例に係る装置20は、メイン構造物と内装材との間に配置された第1音響発生装置25-1、室内空間に露出された内装材に配置された第2音響発生装置25-2、ガラス窓に配置された第3音響発生装置25-3、ガーニッシュ部材23Mに配置された第4音響発生装置25-4、および外装材に配置された第5音響発生装置25-5のうちの少なくとも1つを介して音響を室内空間および外部空間のうちの1つ以上の方に出力することにより、外装材と内装材のうちの1つ以上を音響振動板に使用して音響を出力することができ、多チャンネルサラウンドの立体音響を出力することができる。また、本明細書の第13実施例に係る装置20は、計器盤装置26およびインフォテインメント装置27のうちの少なくとも1つ以上のディスプレイ26A、27Aのうちの少なくとも1つ以上のディスプレイパネルを音響振動板に使用して音響を出力することができ、第1~第3音響発生装置25-1、25-2、25-3と計器盤装置26およびインフォテインメント装置27のそれぞれを介して、さらにリアルな多チャンネルサラウンドの立体音響を出力することができる。
付加的に、図59を参照すると、本明細書の第13実施例に係る装置20は、リアパッケージ内装材23J上に配置されたサウンドバー28をさらに含むことができる。サウンドバー28は、インフォテインメント装置27に連動されて音響を出力するように構成され得る。サウンドバー28は、図36~図45を参照して説明した本明細書の第5~第9実施例に係る装置20のいずれかの装置を含むので、これに対する重複する説明は省略され得る。
図65は、本明細書の一実施例に係る装置のピーク応答速度と実験例による装置のピーク応答速度とを比較して示す図である。図65において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)を表し、縦軸は、応答速度(Responsed;m/s/V)を示す。図65の太い実線は、支持部材の曲面部に振動発生装置を構成した本明細書の一実施例に係る装置のピーク応答速度を示し、実線は、支持部材の平坦部に振動発生装置を構成した実験例による装置のピーク応答速度を示す。
装置のピーク応答速度は、音響分析装備によって測定され得る。音響分析装備は、制御用PC(Control PC)と音を送受信するサウンドカード、そしてサウンドカードから発生した音を振動装置に増幅伝達するアンプ(amplifier)、振動装置の駆動によって装置で発生される音響を収集するマイクで構成され得る。マイクで収集された音響は、サウンドカードを介して制御用PCに入力され、これを制御プログラムで確認して振動装置の音響を分析することになる。
ピーク応答速度は、四方が閉鎖された無響室で測定され、測定装置は、Audio Precision社のAPX525装備を使用した。測定時、印加された周波数信号は20Hz~5kHzまでサインスイープ(Sine sweep)とし、測定結果は、1/3オクターブスムージング(Octave smoothing)を実施した。装置とマイクとの間の離隔距離は、50cmとした。測定方法がこの限定されるものではない。
図65から分かるように、太い実線は、実線と比較して、200Hz帯域でピーク応答速度が高いことが分かる。例えば、太い実線のピーク応答速度は、実線のピーク応答速度と比較して、200Hzで約10倍程高いことが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、支持部材の曲面部に振動発生装置を構成することにより、低音域帯での応答速度の増加によって、低音域帯の音響特性が向上された振動装置を含む装置を提供することができる。
図66は、本明細書の一実施例に係る装置の音響出力特性と、実験例による装置の音響出力特性とを比較して示す図である。図64において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)を表し、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を表す。図64の太い実線は、支持部材の曲面部に振動発生装置を構成した本明細書の一実施例に係る装置の音圧特性を示し、点線は、支持部材の平坦部に振動発生装置を構成した実験例に係る装置の音圧特性を示す。
音響出力特性は、音響分析装備によって測定され得る。音響分析装備は、制御用PC(Control PC)と音を送受信するサウンドカード、そしてサウンドカードから発生した音を振動装置に増幅伝達するアンプ(amplifier)、振動装置の駆動によって装置で発生される音響を収集するマイクで構成され得る。マイクで収集された音響は、サウンドカードを介して制御用PCに入力され、これを制御プログラムで確認して振動装置の音響を分析することになる。
音響出力特性は、四方が閉鎖された無響室で測定され、測定装置は、Audio Precision社のAPX525装備を使用した。測定時、印加された周波数信号は20Hz~40kHzまでサインスイープ(Sine sweep)とし、測定結果は、1/3オクターブスムージング(Octave smoothing)を実施した。装置とマイクとの間の離隔距離は、50cmとした。測定方法がこの限定されるものではない。
図66から分かるように、太い実線は、実線と比較して、200Hz帯域で音圧が高いことが分かる。例えば、太い実線の音圧は、実線の音圧と比較して、約200Hzでの音圧が15dB程増加することが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、支持部材の曲面部に振動発生装置を構成することにより、低音域帯での音圧増加により低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上された振動装置を含む装置を提供することができる。
図67は、本明細書の一実施例に係る装置の周波数別音圧特性を示す図である。図67において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を示す。
図67から分かるように、本明細書の一実施例に係る装置は、200Hz以上の周波数で、60dB以上の音圧特性を有することが分かる。したがって、本明細書の一実施例に係る装置は、高音域帯の音響特性が優れた圧電材質で構成された振動発生装置を用いて、低域音帯の音圧特性が向上された音響を出力することができる。
図68は、本明細書の一実施例に係る装置の周波数別音圧特性を示す図である。図68において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を示す。図68において、太い実線は、本明細書の一実施例で、X軸方向に1cmの高さ(または曲率高さ)を有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、実線は、本明細書の他の実施例で、X軸方向に2cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、点線は、振動発生装置に引張ストレスを加えない実験例の音圧特性である。X軸方向は、振動発生装置の短辺と平行な方向であり得る。
図68から分かるように、太い実線と実線のそれぞれは、点線と比較して、200Hz以上300Hz以下での音圧が減少するが、1kHz以上2kHz以下での音圧が増加することが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、X軸方向に曲面部の高さを設定することにより、所望の音域帯でのピーク(Peak)とディップ(Dip)を改善することができ、これにより音響を向上させられることを確認することができる。ピークは、特定周波数で音圧が跳ねる現象であり、ディップは、特性周波数の音響発生が抑制されて低い音圧が発生される現象であり得る。
図69は、本明細書の一実施例に係る装置の周波数別音圧特性を示す図である。図69において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を示す。図69において、太い実線は、本明細書の一実施例で、X軸方向に0.5cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、実線は、本明細書の他の実施例で、X軸方向に0.25cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、点線は、振動発生装置に引張ストレスを加えない実験例の音圧特性である。X軸方向は、振動発生装置の短辺と平行な方向であり得る。
図69から分かるように、太い実線と実線のそれぞれは、破線と比較して、200Hz以下での音圧が増加することが分かる。そして、点線の場合、250Hz付近でピークが形成されるが、太い実線と実線それぞれの場合、約180Hzでピークが形成されることが分かる。
したがって、本明細書の実施例に係る装置は、実験例よりも広い音域帯の音響を出力することができ、低域音帯の音圧特性が向上された音響を出力することができる。
図70は、本明細書の一実施例に係る装置の周波数別音圧特性を示す図である。図70において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を示す。図70において、太い実線は、本明細書の一実施例で、Y軸方向に0.5cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、実線は、本明細書の他の実施例で、Y軸方向に1cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、点線は、振動発生装置に引張ストレスを加えない実験例の音圧特性である。Y軸方向は、振動発生装置の長辺と平行な方向であり得る。
図70から分かるように、太い実線と実線のそれぞれは、点線と比較して、200Hz以上300Hz以下での音圧が減少するが、1kHz以上2kHz以下での音圧が増加することが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、Y軸方向に曲面部の高さを設定することにより、所望の音域帯でのピーク(Peak)とディップ(Dip)を改善することができ、これにより音響を向上させられることを確認することができる。
図71は、本明細書の一実施例に係る装置の周波数別音圧特性を示す図である。図71において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を示す。図71において、太い実線は、本明細書の一実施例で、Y軸方向に0.5cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、実線は、本明細書の他の実施例で、Y軸方向に0.25cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、点線は、振動発生装置に引張ストレスを加えない実験例の音圧特性である。
図71から分かるように、太い実線と実線のそれぞれは、点線と比較して300Hzでの音圧が増加することが分かる。例えば、点線は、太い実線と実線のそれぞれと比較して、300Hzでの音圧減少によって、ディップが発生することが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、Y軸方向に曲面部の高さを設定することにより、所望の音域帯でのピーク(Peak)とディップ(Dip)を改善することができ、これにより音響を向上させられることを確認することができる。
図72は、本明細書の一実施例に係る装置の周波数別音圧特性を示す図である。図72において、横軸は、周波数(Frequency、Hz)であり、縦軸は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を示す。図72において、太い実線は、本明細書の一実施例で、X軸方向に0.25cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、実線は、本明細書の他の実施例で、Y軸方向に0.5cmの高さを有する曲面部で振動発生装置に引張ストレスを加えた場合の音圧特性であり、点線は、振動発生装置に引張ストレスを加えない実験例の音圧特性である。
図72から分かるように、曲面部の高さが振動発生装置の長辺方向と平行なY軸方向に形成される場合、曲面部の高さが振動発生装置の短辺方向と平行なX軸方向に形成される場合よりも、さらに高い音圧特性を有することが分かる。
したがって、本明細書の一実施例に係る装置は、高音域帯の音響特性に優れた圧電物質を用いた振動発生装置で、曲面部の曲率高さと曲率方向を設定することにより、所望の音域帯でのピーク(Peak)とディップ(Dip)を改善することができ、それにより音響特性および/または音圧特性が向上された音響を出力することができる。
本明細書の実施例に係る装置は、以下のように説明することができる。
本明細書の実施例に係る装置は、振動部材、振動部材の背面にある支持部材、および支持部材にあり、曲面形状を含む振動装置含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、振動部材の背面にある背面部を含み、背面部は、曲面形状を有する曲面部、曲面部の縁部分に連結され、振動部材を支持するように構成された側面部を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動発生器、曲面部と振動発生器との間にある連結部材、および振動発生器の一面に付着されたパッド部を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、パッド部は、振動発生器の曲げ剛性よりも低い剛性を有する材質または弾性材料を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、パッド部は、振動発生器の一面の中心部に付着され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動発生器を含むみ、振動発生器は、振動層を含むみ、振動層は、複数の第1部分、および複数の第1部分の間に複数の第2部分を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、複数の第1部分のそれぞれは、無機物質を含むみ、複数の第2部分のそれぞれは、有機物質を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、複数の第1部分のそれぞれは、互いに異なる大きさを有することができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、フィルム形の振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、曲面を有する曲面部を含み、振動装置は、曲面部に配置され、曲面部の曲面によって曲面形状に曲げことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、振動部材の背面にある、曲面部を有する背面部、および背面部の縁に連結され、振動部材を支持するように構成された側面部を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、曲面部は、背面部から支持部材の背面方向に凸状に突出され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、装置は、支持部材の曲面部と振動部材との間のギャップ空間をさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動発生器、および曲面部と振動発生器との間にある連結部材を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動発生器は、圧電物質を含む振動層、
振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動発生器は、複数の無機物質部と複数の無機物質部の間にある1つ以上の有機物質部を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、曲面部と連結部材との間にあるプレートをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、装置は、曲面部にある1つ以上のホールをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置の中心部と振動部材との間の距離は、振動装置の縁部分と振動部材との距離と異なり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、曲面を有する曲面部、および曲面部にある1つ以上のホールを含み、振動装置は、1つ以上のホールを覆うように構成されたプレート、プレートの背面にある振動発生器、およびプレートと振動発生器との間にある連結部材を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、プレートは、金属、プラスチック、紙、木材、ゴム、繊維、布、および皮革のうちの1つ以上の材質を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動発生器の背面にある重量部材をさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動部材の背面と支持部材との間に配置され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、振動部材の背面にある背面部、背面部から背面部の背面方向に突出された突出部、突出部から振動部材の背面に向かって凸状に突出された曲面部、および背面部の縁に連結され、振動部材を支持するように構成された側面部を含み、振動装置は、曲面部に配置され、振動部材の背面と向かい合うことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動部材は、映像を表示するように構成された画素を有する表示パネル、表示装置から映像が投影されるスクリーンパネル、発光ダイオード照明パネル、有機発光照明パネル、無機発光照明パネル、およびサイネージパネルのうちの1つ以上を含むか、または金属、木材、ゴム、プラスチック、ガラス、繊維、布、紙、鏡、および皮革のうちの1つ以上の材質を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動部材は、映像を表示するように構成された画素を有する表示パネル、および表示パネルの背面の縁部分を支持するように構成され、支持部材に支持されたガイド部材を含み、表示パネルは、振動装置の振動によって振動して音響を出力するように構成され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、表示パネルは、液晶表示パネル、発光表示パネル、電気泳動表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、電子湿潤表示パネル、および量子ドット発光表示パネルのうちのいずれか1つであり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動部材は、表示パネルと支持部材との間にあるバックライトをさらに含み、振動装置は、バックライトを振動させるように構成され、表示パネルは、バックライトの振動によって振動して音響を出力するように構成され得る。
本明細書の実施例に係る装置は、曲面部を有する支持部材、および曲面部にある振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、フィルム形の振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動発生器、および曲面部と振動発生器との間にある連結部材を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動発生器は、圧電材料を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動発生器は、複数の無機物質部と複数の無機物質部の間にある1つ以上の有機物質部を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、ベースプレートを含み、曲面部は、ベースプレートから凸状に突出され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、曲面部にある1つ以上のホールをさらに含み、振動装置は、曲面部にあり、1つ以上のホールを覆うように構成され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、装置は、ベースプレートの背面にあり、曲面部にある振動装置を覆うように構成されたエンクロージャをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、ベースプレート、およびベースプレートからベースプレートの背面方向に突出された突出部を含み、曲面部は、突出部からベースプレートの正面の方向に凸状に突出され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、曲面部にある1つ以上のホールをさらに含み、振動装置は、曲面部にあり、1つ以上のホールを覆うように構成され得る。
本明細書の実施例に係る装置は、受動振動部材、および受動振動部材に連結され、受動振動部材を振動させるように構成された振動発生装置を含み、振動発生装置は、振動部材、振動部材の背面にある支持部材、および支持部材にあり、曲面形状を含む振動装置を含むことができる。
本明細書の実施例に係る装置は、受動振動部材、および受動振動部材に連結され、受動振動部材を振動させる振動発生装置を含み、振動発生装置は、曲面部を有する支持部材、および曲面部にある振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、フィルム形の振動装置を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動装置は、振動発生器、および曲面部と振動発生器との間にある連結部材を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動発生器は、圧電材料を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、振動発生器は、複数の無機物質部と複数の無機物質部の間にある1つ以上の有機物質部を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、ベースプレートを含み、曲面部は、ベースプレートから凸状に突出され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、曲面部にある1つ以上のホールをさらに含み、振動装置は、曲面部にあり、1つ以上のホールを覆うように構成され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、装置は、ベースプレートの背面にあり、曲面部にある振動装置を覆うように構成されたエンクロージャをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、ベースプレート、およびベースプレートからベースプレートの背面方向に突出された突出部を含み、曲面部は、突出部からベースプレートの正面の方向に凸状に突出され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、曲面部にある1つ以上のホールをさらに含み、振動装置は、曲面部にあり、1つ以上のホールを覆うように構成され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、受動振動部材は、金属、プラスチック、紙、繊維、木材、ゴム、布、皮革、ガラス、および鏡のうちの1つ以上の材質を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、受動振動部材は、映像を表示するように構成された画素を有する表示パネル、表示装置から映像が投影されるスクリーンパネル、発光ダイオード照明パネル、有機発光照明パネル、無機発光照明パネル、サイネージパネル、運送手段の内装材、運送手段の外装材、運送手段のガラス窓、運送手段の座席内装材、建物の天井材、建物の内装材、建物のガラス窓、航空機の内装材、航空機のガラス窓、および鏡のうちの1つ以上を含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、受動振動部材は、車両の内装材であり、車両の内装材は、ダッシュボード、フィラー内装材、ルーフ内装材、ドア内装材、座席内装材、ハンドル内装材、フロア内装材、リアパッケージ内装材、リアビューミラー、オーバーヘッドコンソール、グローブボックス、およびサンバイザのうちの少なくとも1つ以上を含み、発生装置は、ダッシュボード、フィラー内装材、ルーフ内装材、ドア内装材、座席内装材、ハンドル内装材、フロア内装材、リアパッケージ内装材、リアビューミラー、オーバーヘッドコンソール、グローブボックス、およびサンバイザのうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成され得る。
本明細書のいくつかの実施例に係る装置は、振動部材、振動部材の背面にあり、複数の曲面部を含む支持部材、および支持部材の複数の曲面部のそれぞれに配置され、曲面形状を有する複数の振動装置とを含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、複数の曲面部は、第1曲面部および第2曲面部を含み、複数の振動装置は、第1振動装置および第2振動装置を含み、第1振動装置は、第1曲面部に付着され、第2振動装置は、第2曲面部に付着され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、背面部をさらに含み、第1曲面部および第2曲面部のそれぞれは、異なる曲率または同じ曲率を有するように背面部から突出され得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1曲面部の大きさは、第2曲面部の大きさとは異なり得る。
本明細書のいくつかの実施例によると、第1曲面部の大きさは、第2曲面部の大きさと同じであり得る。
本明細書のいくつかの実施例に係る装置は、第1曲面部および第2曲面部のうちの1つ以上に配置された1つ以上のホールまたは1つ以上のスリットをさらに含むことができる。
本明細書のいくつかの実施例によると、支持部材は、背面部の中心部にある補強部をさらに含むことができる。
本明細書の実施例に係る振動発生装置は、装置に配置される振動発生装置に適用され得る。本明細書の実施例に係る装置(または表示装置)は、モバイルデバイス、映像電話器、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable apparatus)、フォルダブル機器(foldable apparatus)、ローラブル機器(rollable apparatus)、ベンダブル機器(bendable apparatus)、フレキシブルデバイス(flexible apparatus)、カーブ・ド・機器(curved apparatus)、スライディング機器(sliding apparatus)、可変機器(variable apparatus)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、車両用ナビゲーション、車両用表示装置、車両用装置、劇場用装置、劇場用表示装置、テレビ、ウオールペーパー(wallpaper)機器、サイネージ(signage)機器、ゲーム機器、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用され得る。また、本明細書のいくつかの実施例に係る振動発生装置は、有機発光照明装置または無機発光照明装置に適用され得る。振動発生装置が照明装置に適用される場合、照明およびスピーカーの役割をすることができる。また、本明細書のいくつかの実施例に係る振動発生装置がモバイルデバイスなどに適用される場合、振動発生装置は、スピーカー、レシーバー、およびハプティックのうちの1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
以上を参照して説明した本明細書は、前述した実施例および添付された図に限定されるものではなく、本明細書の技術的思想を逸脱しない範囲内で、多様に置換、変形および変更が可能であることが本明細書の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかであろう。したがって、本明細書の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味および範囲そしてその等価概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が、本明細書の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。