JP7503265B2 - Scaffolding boards in scaffolding structures - Google Patents
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Description
本発明は、足場構築体における足場板、特に、「内爪方式」の爪金具を備えた足場板に関し、長手方向に対向配置される足場板の相互間に生じる隙間を閉鎖する庇板部を設けたものに関する。 The present invention relates to scaffolding boards in scaffolding structures, in particular scaffolding boards equipped with "internal claw" claw fittings, and which are provided with eave plate sections that close the gaps that occur between scaffolding boards arranged opposite each other in the longitudinal direction.
従来、仮設足場は、離間配置された支柱に横架材を固設することにより構築された足場構築体において、離間する一対の横架材に足場板を架設し、これにより、作業者の作業空間と往来可能な作業床を構成している。 Traditionally, temporary scaffolding is a scaffolding structure constructed by fastening cross members to spaced apart supports, with scaffolding boards erected on a pair of spaced apart cross members, forming a work floor that workers can move between and within their workspace.
足場板は、床板部を構成する足場板本体部の長手方向両端部に、それぞれ側枠部から突設された一対の爪金具を設けており、前記爪金具のフック部を横架材に搭載することにより、一対の横架材の間に架設される。 The scaffolding board has a pair of claw fittings protruding from the side frame at both longitudinal ends of the scaffolding board main body that constitutes the floorboard section, and is erected between a pair of cross members by mounting the hook portions of the claw fittings to the cross members.
ところで、作業床は建造物等の外壁に沿って長く延びるように形成されるので、離間配置された多数の横架材の間隔に対応して、それぞれ隣り合う一対の横架材に足場板が架設され、長手方向に足場板が連設される。この際、1本の横架材を介して対向配置された足場板の相互間には、隙間が生じる。 Since the work floor is formed to extend long along the exterior wall of a building or the like, scaffolding boards are erected on pairs of adjacent cross members in accordance with the spacing between the numerous cross members that are spaced apart, and the scaffolding boards are connected in the longitudinal direction. At this time, a gap is created between the scaffolding boards that are placed opposite each other via a single cross member.
しかしながら、このような隙間は、治具、その他の小物品が地上に落下する原因となり危険なため、出来るだけ塞ぐことが好ましい。 However, such gaps can be dangerous as they can cause jigs and other small items to fall to the ground, so it is preferable to seal them as much as possible.
このため、従来から、前記隙間を塞ぐための手段を設けた足場板が提案されている。 For this reason, scaffolding boards that are provided with means for sealing the gaps have been proposed.
ところで、仮設足場構築体と足場板に関しては、図1(A)に示すような規格A(仮称)の製品が現場において使用されているところ、本出願人においては、これとは別に、図1(B)に示すような規格B(仮称)の製品を開発中である。 Regarding temporary scaffolding structures and scaffolding boards, standard A (tentative name) products as shown in Figure 1 (A) are currently being used on-site, but the applicant is also currently developing standard B (tentative name) products as shown in Figure 1 (B).
足場構築体は、支柱1(11)に楔孔付きのフランジ部材から成る固定手段2(12)を固設し、横架材3(13)の両端部に前記固定手段2(12)に取付け固定される楔緊結手段等から成る連結手段4(14)を固設している。そして、足場板5(15)は、床板部6(16)の幅方向両側に側壁部を含む側枠部7(17)を形成した足場板本体部8(18)と、長手方向両端部に位置して前記側枠部7、7(17、17)から突設された合計4個の爪金具9(19)と、足場板本体部8(18)の長手方向両端部に設けられた合計2個の端部カバー10(20)により構成されている。
The scaffolding structure has a fixing means 2 (12) made of a flange member with a wedge hole fixed to a support 1 (11), and a connecting means 4 (14) made of a wedge fastening means or the like that is attached and fixed to the fixing means 2 (12) at both ends of a cross member 3 (13). The scaffolding board 5 (15) is composed of a scaffolding board main body 8 (18) that forms a side frame 7 (17) including a side wall portion on both sides of the width of the floor board 6 (16), a total of four claw fittings 9 (19) located at both ends in the longitudinal direction and protruding from the
(規格A)
規格Aの足場構築体は、寸法が240mm幅の足場板を基準として設計されており、横架材3により連結される支柱1、1の間隔WA(足場板の妻方向に関する間隔)は、本出願人の場合、360mmを単位として設計されている。図1(A)において、支柱1、1の間隔WAは、360mmとされ、これに応じて設計された長さの横架材3により連結されている。
(Standard A)
A standard A scaffolding structure is designed based on a scaffolding board with a width of 240 mm, and the spacing WA (spacing in the gable direction of the scaffolding board) between the
足場板5は、標準幅(幅寸法が490mm)の足場板と、半幅(幅寸法が240mm)の足場板の2種類が準備されており、図1(A)は、半幅の足場板を示している。
The
足場板5は、足場板本体部8の端部における幅方向両側から、フック部を備えた爪金具9、9を突設している。爪金具9、9は、足場板5の側枠部に固着された基部から床板部6の幅方向の一方向に向けて折曲部を介して偏位させられている。従って、規格Aの場合、一方の爪金具9はフック部を床板部6の内側に位置するように偏位させられているが、他方の爪金具9はフック部を床板部6の外側に位置するように偏位させられており、いわゆる「外爪方式」の爪金具により構成されている。
The
一対の爪金具9、9のフック部の間隔waは、足場板本体部8の幅寸法と略等しくなるように設定されており、横架材3を介して一対の足場板5、5を対向配置した状態で、相互に対向する爪金具9のフック部を並設状態として、横架材3に搭載することができるように構成されている。つまり、それぞれ2個の爪金具9、9を相互に対向させられた合計4個の爪金具9のフック部が横架材3に搭載される。
The distance wa between the hook portions of the pair of
(規格B)
規格Bの足場構築体は、寸法がヤード(インチ)法に基づいて設計されたものであり、横架材13により連結される支柱11、11の間隔WB(足場板の妻方向に関する間隔)は、305mmを単位として設計されている。図1(B)において、支柱11、11の間隔WBは、305mmとされ、これに応じて設計された長さの横架材13により連結されている。
(Standard B)
The scaffolding structure of standard B is designed based on the imperial (inch) system, and the spacing WB (spacing in the gable direction of the scaffolding board) between the
足場板15は、規格Aの寸法を踏襲して形成され、標準幅(幅寸法が490mm)の足場板と、半幅(幅寸法が240mm)の足場板の2種類が準備されており、図1(B)は、半幅の足場板を示している。
The
足場板15は、足場板本体部18の端部における幅方向両側から、フック部を備えた爪金具19、19を突設している。爪金具19、19は、足場板15の側枠部17に固着された基部から床板部16の幅方向の内向き方向に向けて折曲部を介して偏位させられており、つまり、一対の爪金具19、19のフック部が何れも床板部6の内側に位置するように偏位させられ、いわゆる「内爪方式」の爪金具により構成されている。尚、この点の詳細は、本発明の実施形態とあわせて後述する。
The
一対の爪金具19、19のフック部の間隔wbは、足場板本体部18の幅寸法よりも小さくなるように設計され、横架材13を介して一対の足場板15、15を対向配置した状態で、相互に対向する爪金具19のフック部を並設状態として、横架材13に搭載することができるように構成されている。つまり、それぞれ「内爪方式」とされた2個の爪金具19、19を相互に対向させられた合計4個の爪金具19のフック部が横架材13に搭載される。
The distance wb between the hook portions of the pair of
(非互換性)
上記の結果、規格Bに基づいて構築される足場構築体の場合、つまり、横架材13により連結された支柱11、11の間隔寸法が上記間隔WB(305mm)とされているときには、図1(B)に示すように足場板15の「内爪方式」とされた爪金具19を横架材13に搭載することはできるが、図1(C)に示すように、規格Aに基づいて形成された足場板5の「外爪方式」とされた爪金具9を横架材13に搭載することはできない。
(Incompatibility)
As a result of the above, in the case of a scaffolding structure constructed based on standard B, that is, when the spacing dimension of the
図1(C)に示すように、規格Bに基づいて構築された支柱11、11を連結する横架材13に対して、規格Aで使用される足場板5を搭載しようとしても、「外爪方式」とされた爪金具9のフック部は、横架材13の連結手段14に設けられた楔部材や、支柱11の固定手段12を構成するフランジ部材により干渉されるので、該フック部を良好に係止固定することができない。
As shown in Figure 1 (C), even if an attempt is made to mount a
従って、規格Bに基づいて構築された足場構築体における横架材13には、上述のように「内爪方式」により構成した爪金具19を装備した足場板15でなければ搭載することができないという事情がある。
Therefore, in a scaffolding structure constructed based on Standard B, only
(本発明の解決課題)
背景技術に関して上述したように、足場構築体の長手方向に足場板を連結する際、1本の横架材を介して対向配置された足場板の相互間に生じる隙間を塞ぐことが要望されており、特許文献1に示されるような隙間を塞ぐための手段を設けた足場板が提案されているところである。
(Problem to be solved by the present invention)
As described above with regard to the background art, when connecting scaffolding boards in the longitudinal direction of a scaffolding structure, there is a demand for sealing the gaps that arise between scaffolding boards arranged opposite each other via a single cross member, and a scaffolding board provided with a means for sealing the gaps has been proposed, as shown in
しかしながら、本発明者の知見によれば、隙間を塞ぐための従来技術は、「外爪方式」の爪金具を装備した足場板に関するものであり、このような従来技術は、「内爪方式」の爪金具を装備した足場板には適用が困難であるという問題がある。 However, according to the inventor's knowledge, the conventional technology for sealing gaps is related to scaffolding boards equipped with claw fittings of the "external claw type," and there is a problem in that such conventional technology is difficult to apply to scaffolding boards equipped with claw fittings of the "internal claw type."
隙間を塞ぐための手段は、足場板15の端部カバー20から横架材13の上方空間に向けて延設される庇板部により構成することが好ましいが、上述のように、「内爪方式」とされた一対の爪金具19、19は、折曲部を介してフック部を床板部6の内側に位置するように偏位させられているため、その間に位置して、端部カバー20を足場板本体部18の端部に装着することが困難である。
The means for sealing the gap is preferably constructed of a eaves plate portion extending from the
この点に関して、「内爪方式」の爪金具を端部カバー20に固設し、爪金具を一体化した端部カバー20を足場板本体部18の端部に装着するように構成することも一案であり、これによれば、端部カバーを足場板本体部の端部に容易に装着することが可能である。しかしながら、爪金具19は、足場板15を安定堅固に支持するという安全性が担保されるものでなければならないから、端部カバーに設けることは好ましくない。
In this regard, one idea is to fix the "internal claw type" claw fittings to the
従って、爪金具19は、「内爪方式」の場合においても、足場板本体部18の側枠部17に堅固に固着することが望ましく、このような構成とした上で、隙間を塞ぐための手段を端部カバー20に設け、しかも、該端部カバー20を足場板本体部18の端部に容易に装着できるように構成することが好ましい。
Therefore, even in the case of the "internal claw system," it is desirable for the
本発明は、このような好ましい構成を実現可能とした足場板を提供することを課題としている。 The objective of the present invention is to provide a scaffolding board that makes it possible to realize such a preferable configuration.
そこで、本発明が手段として構成したところは、離間配置された支柱に横架材が固設されている足場構築体において、離間する一対の横架材に架設される足場板であり、足場板は、床板部の幅方向両側に側枠部を形成した足場板本体部と、長手方向両端部に位置して前記側枠部から突設された一対の爪金具と、足場板本体部の長手方向両端部に設けられた端部カバーにより構成されており、前記爪金具は、それぞれ足場板本体部の側枠部の内側に固着された基部から、折曲部を介して床板部の幅方向内側に偏位させられ、該折曲部と共に足場板本体部の長手方向両端部から該長手方向に向けて突出するフック部を備え、該フック部を前記横架材に搭載するように構成され、前記端部カバーは、足場板本体部の長手方向端部を上下から被う上板部及び下板部と、該長手方向端部に設けられた一対の爪金具の間に位置して前記フック部が搭載される横架材の一部を上方から被う庇板部を備え、前記庇板部の両側に位置して上板部と下板部を足場板本体部の長手方向端部を交差して連結する第1連結部と第2連結部を設け、第1爪金具に臨む上板部及び下板部の第1端部の間に前記第1連結部に向けて奥行きの深い第1開口を形成すると共に、第2爪金具に臨む上板部及び下板部の第2端部の間に前記第2連結部(34B)に向けて奥行きの浅い第2開口を形成して成る点にある。 The present invention has been configured as a means for providing a scaffolding board that is erected on a pair of spaced-apart cross members in a scaffolding structure in which cross members are fixed to spaced-apart supports, the scaffolding board being composed of a scaffolding board main body portion having side frame portions formed on both sides in the width direction of the floor board portion, a pair of claw fittings located at both longitudinal ends and protruding from the side frame portions, and end covers provided on both longitudinal ends of the scaffolding board main body portion, the claw fittings being each biased from a base portion fixed to the inside of the side frame portion of the scaffolding board main body portion to the width direction inward of the floor board portion via a bent portion, and each having a hook portion that protrudes in the longitudinal direction from both longitudinal ends of the scaffolding board main body portion together with the bent portion, the hook portion being configured to be fixed to the The end cover is configured to be mounted on a cross member, and includes an upper plate portion and a lower plate portion that cover the longitudinal end portion of the scaffold board main body portion from above and below, and a eaves plate portion that is located between a pair of claw fittings provided at the longitudinal end portion and covers from above a part of the cross member on which the hook portion is mounted, and is provided with a first connecting portion and a second connecting portion that are located on both sides of the eaves plate portion and cross the longitudinal end portion of the scaffold board main body portion to connect the upper plate portion and the lower plate portion, and a first opening that is deep toward the first connecting portion is formed between the first ends of the upper plate portion and the lower plate portion that face the first claw fitting, and a second opening that is shallow toward the second connecting portion (34B) is formed between the second ends of the upper plate portion and the lower plate portion that face the second claw fitting.
好ましい実施形態において、足場板本体部の長手方向端部の両側における一対の第1爪金具と第2爪金具は、基部からフック部を偏位させた折曲部の偏位長さに関して、第1爪金具の折曲部の偏位長さを大とし、第2爪金具の折曲部の偏位長さを小とするように形成され、少なくとも第1爪金具の折曲部と足場板本体部の端部との間に隙間を形成しており、前記端部カバーの上板部と下板部を第1連結部と第2連結部により連結しており、上板部と下板部の両端部は、第1爪金具に臨む上板部及び下板部の第1端部の間に第1連結部に向けて奥行きの深い第1開口を形成すると共に、第2爪金具に臨む上板部及び下板部の第2端部の間に第2連結部に向けて奥行きの浅い第2開口を形成しており、(A)第1連結部を前記隙間に挿入したとき、第2連結部は第2爪金具の折曲部から離間する位置関係となるように構成され、(B)端部カバーを足場板本体部の端部に沿わせた姿勢として移動し、第1連結部を前記隙間から脱出させたとき、第2連結部が第2爪金具の折曲部に近接すると共に、上板部の第1端部が第1爪金具の折曲部に近接し、上板部の第2端部が第2爪金具の折曲部に近接する位置関係となるように構成されており、前記端部カバーは、前記(B)の位置において足場板本体部に固着されている。 In a preferred embodiment, a pair of first and second claw fittings on both sides of the longitudinal end of the scaffolding board main body are formed so that, with respect to the offset length of the bent portion in which the hook portion is offset from the base, the offset length of the bent portion of the first claw fitting is large and the offset length of the bent portion of the second claw fitting is small, and a gap is formed between at least the bent portion of the first claw fitting and the end of the scaffolding board main body, and the upper and lower plate portions of the end cover are connected by a first connecting portion and a second connecting portion, and both ends of the upper and lower plate portions form a first opening with a deep depth toward the first connecting portion between the first ends of the upper and lower plate portions facing the first claw fitting, and the upper plate portion facing the second claw fitting and a second opening with a shallow depth toward the second connecting part is formed between the second end of the lower plate part, and (A) when the first connecting part is inserted into the gap, the second connecting part is configured to be in a position away from the bent part of the second claw fitting, and (B) when the end cover is moved in a position aligned with the end of the scaffolding board main body part and the first connecting part is removed from the gap, the second connecting part is in close proximity to the bent part of the second claw fitting, the first end of the upper plate part is in close proximity to the bent part of the first claw fitting, and the second end of the upper plate part is in close proximity to the bent part of the second claw fitting, and the end cover is fixed to the scaffolding board main body part at the position (B).
前記端部カバーの庇板部は、上板部から面一状態で延設されると共に、下板部から斜め上向きに延びる支持板部を庇板部の先端近傍に連結することにより支持され、前記爪金具のフック部は、先端部の上部から斜め下向きに傾斜する傾斜縁が形成されており、1本の横架材に対して、相互に対向して配置される足場板のそれぞれの爪金具のフック部を横架材に搭載したとき、一方の足場板におけるフック部の傾斜縁と、他方の足場板における端部カバーの支持板部が相互に対向して配置されるように構成されていることが好ましい。 The eaves plate portion of the end cover extends flush from the upper plate portion and is supported by connecting a support plate portion extending diagonally upward from the lower plate portion to the vicinity of the tip of the eaves plate portion, and the hook portion of the claw fitting is formed with an inclined edge that slopes diagonally downward from the upper part of the tip portion, and it is preferable that when the hook portions of the claw fittings of scaffolding boards arranged opposite each other are mounted on a single cross member, the inclined edge of the hook portion on one scaffolding board and the support plate portion of the end cover on the other scaffolding board are arranged opposite each other.
各爪金具のフック部に落下錠が設けられており、落下錠は、フック部の側部にピンを介して上下動自在かつ揺動自在に設けられ、作業者が指先で持ち上げることにより開錠姿勢を保持し、開錠姿勢からフック部に進入する横架材の当接を受けることにより下動して自動的に施錠姿勢を保持するように構成され、前記端部カバーは、庇板部の両側に位置して、少なくとも一方の爪金具の落下錠に向けて、作業者の指を挿入自在とする開口部を形成するように構成されている。 A drop lock is provided on the hook of each claw fitting, and the drop lock is provided on the side of the hook part via a pin so that it can move up and down and swing freely. It is configured so that it can be held in the unlocked position when the worker lifts it with his fingertips, and when it is abutted by a cross member entering the hook part from the unlocked position, it moves down and automatically holds the locked position. The end covers are located on both sides of the eaves plate part and are configured to form an opening through which the worker's fingers can be inserted toward the drop lock of at least one of the claw fittings.
本発明によれば、「内爪方式」の爪金具19、19を設けた足場板15において、庇板部33を備えた端部カバー20を爪金具19、19の間で足場板本体部18に対して困難なく装着することができるので、隙間を塞ぐという従来の要望に応えた足場板15を提供することが可能になる。
According to the present invention, in a
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。 A preferred embodiment of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
(足場構築体の例)
本発明は、上述の図1(B)に示した規格Bに基づく仮設足場の構築体であり、支柱11、11を横架材13により連結すると共に、離間する一対の横架材13に対して、足場板15に設けた「内爪方式」の爪金具19を搭載して架設することにより、構築されており、足場構築体の1例を図2に示している。
(Examples of scaffold constructs)
The present invention is a temporary scaffolding structure based on the standard B shown in FIG. 1(B) above, and is constructed by connecting the
図2において、横架材13aは、間隔WB(305mm)として立設された支柱を相互に連結している。また、横架材13bは、間隔WB×2(610mm)として立設された支柱を相互に連結している。更に、横架材13cは、間隔WB×3(規格では915mmでなく914mmとされている)として立設された支柱を相互に連結している。
In FIG. 2,
足場板15は、上述のような半幅(幅寸法240mm)の足場板15aと、標準幅(幅寸法490mm)の足場板15bが単独で又は組合せることにより使用される。尚、標準幅の足場板15bは、半幅の足場板15aに使用される足場板本体部18を相互に隙間(10mm)を介して2枚並設し相互に横向き連結金具(図示省略)で連結固定することにより構成されている。
The
半幅の足場板15a及び標準幅の足場板15bは、何れも、両端部における幅方向両側から、「内爪方式」の爪金具19、19を突設しており、該爪金具19のフック部を横架材13に搭載される。
Both the half-
図例の場合、横架材13aと横架材13cの間には、1枚の半幅の足場板15aが架設されている。横架材13bと横架材13cの間には、2枚の半幅の足場板15a、15aが並設状態で架設されている。これに連ねて、横架材13bには、1枚の標準幅の足場板15bが搭載され、横架材13cには、1枚の半幅の足場板15aと1枚の標準幅の足場板15bが並設状態で搭載されている。尚、建造物等の外壁に臨む側の支柱は、長尺連結材21により連結されており、その反対側(外部空間の側)の支柱には、先行手摺等の手摺材22が設けられている。
In the illustrated example, one half-
(内爪方式の爪金具)
図3ないし図5は、足場板15に固設される「内爪方式」の爪金具19を示している。
(Internal claw fittings)
3 to 5 show an "internal claw type" claw fitting 19 fixed to the
図3に示すように、足場板15の足場板本体部18は、板状とされた床板部16の幅方向両側に側枠部17、17を形成しており、側枠部17は、図例の場合、床板部16の側縁から折曲された側壁部17aと、該側壁部17aから床板部16の下側に折曲された折曲壁部17bを備えている。
As shown in Figure 3, the scaffold board
図3及び図4に示すように、一対の爪金具19は、それぞれ、前記側壁部17aの内側にリベットその他の固着具23を介して固着される基部19aと、該基部19aから床板部16の幅方向内側に向けて折曲された折曲部19bと、該折曲部19bから前記基部19aとほぼ平行状態で床板部16の端縁から突出するフック部19cを備えており、フック部19cには落下錠24が設けられる。これにより、一対の爪金具は、足場板15に固設された状態において、基部19a、19aから折曲部19b、19bが相互に対向させられ、フック部19c、19cを床板部16の幅方向内側に偏位させた「内爪方式」の爪金具を構成している。
As shown in Figures 3 and 4, each of the pair of
この際、一対の爪金具により第1爪金具19Aと第2爪金具19Bが構成され、基部19aからフック部19cを偏位させた折曲部19bの偏位長さに関して、第1爪金具19Aにおける折曲部19bの偏位長さt1と、第2爪金具19Bにおける折曲部19bの偏位長さt2がt1>t2となるように形成されている。
In this case, a pair of claw fittings constitute the first claw fitting 19A and the second claw fitting 19B, and the deviation length of the
そして、少なくとも第1爪金具19Aの折曲部19bと足場本体部18の端部(該折曲部19bに臨む床板部16と折曲壁部17bの端縁)との間には、隙間s1が形成されている。尚、図示実施形態の場合、第2爪金具19Bの折曲部19bと足場本体部18の端部との間にも隙間s2が形成されている。
A gap s1 is formed at least between the
図5に示すように、前記フック部19cは、横架材13を上方から抱持するように下向きに開口する切欠き部25を形成し、該切欠き部25を挟んで、折曲部19bに連なる後顎部26と、先端側の前顎部27を備えており、後顎部26の側面に前記落下錠24を設けている。前顎部27の前面には、上部から斜め下向きに傾斜する傾斜縁28が形成されている。
As shown in FIG. 5, the
(落下錠)
落下錠24は、切欠き部25の上側に臨む被動部24aと下側に臨むロック部24bを備え、後顎部26に設けた2本のピン29a、29bを落下錠24のガイド窓孔30に挿通することにより、遊動自在に添接されている。
(Falling lock)
The
ガイド窓孔30は、図示のように、上下方向に延びる縦通路30aと、縦通路30aの上端から屈折して切欠き部25の上方(図示斜め左方向)に向けて延びる上横通路30bと、縦通路30aの下端から屈折して上横通路30bの反対方向に向けて延びる下横通路30cを備えている。
As shown in the figure, the
落下錠24は、図5(A)(B)に示すように、下横通路30cの端部に下側のピン29bを位置させ、縦通路30aと上横通路30bの屈折部に上側のピン29aを位置させたとき、固定姿勢P1を保持する。
As shown in Figures 5(A) and (B), the
この固定姿勢P1の状態で、落下錠24は、図5(A)に示すように、ロック部24bを横架材13の上に載置することにより、足場板15を仮置きすることができる。ロック部24bが足場板15の重量を受けることにより、落下錠24は、下側のピン29bを支点として図示時計針廻り方向のモーメントを生じるが、縦通路30aと上横通路30bの屈折部が上側のピン29aが当接することにより受止められており、これにより、固定姿勢P1を保持している。
In this fixed position P1, the
足場板15を持ち上げ、固定姿勢P1とされている落下錠24を作業者が指先等で移動させ、縦通路30aと下横通路30cの屈折部に下側のピン29bを位置させると、図5(C)(D)に示すように、落下錠24は、上側のピン29aにより吊持された状態で、被動部24aの重量により図示反時計廻り方向のモーメントを生じ、被動部24aを切欠き部25に進入させ、ロック部24bを切欠き部25から後退させた開錠姿勢P2とされる。前記モーメントは、上側のピン29aに対して上横通路30bと縦通路30aの屈折コーナ部が当接することにより受止められ、下側のピン29bに対して下横通路30cと縦通路30aの屈折コーナ部が当接することにより受止められており、これにより、開錠姿勢P2を保持している。
When the
図5(E)(F)に示すように、フック部19cの切欠き部25を横架材13に対して上から臨ませて下降すると、切欠き部25に進入する横架材13が落下錠24の被動部24aに当接し、図示矢印のように押動する。これにより、落下錠24は、前記開錠姿勢P2から、上横通路30bに上側のピン29aを受入れながら回動させられる。この回動の進行により、図5(F)に示すように、上横通路30bが斜め上向き姿勢となるように姿勢変更されると、上側のピン29aが上横通路30bの末端に向かわされ、下側のピン29bが縦通路30aの上方に向かわされるので、落下錠24は、自重により下降する。
As shown in Figures 5(E) and (F), when the
その結果、図5(G)(H)に示すように、落下錠24は、上横通路30bの末端が上側のピン29aにより吊持された状態で、自重により図示時計廻り方向のモーメントを受けながら回動し、被動部24aを切欠き部25から後退させ、ロック部24bを切欠き部25に向けて前進させる。これにより、該ロック部24bが横架材13を下側から抱持してロックする。このとき、下側のピン29bが縦通路30aにより挟持されているので、落下錠24は、回動不能状態とされ、横架材13をロックした施錠姿勢P3を保持する。
As a result, as shown in Figures 5(G) and (H), the
このように、落下錠24は、開錠姿勢P2から切欠き部25に進入する横架材13の当接を受けることにより下動して自動的に施錠姿勢P3を保持するように構成されている。
In this way, the
(端部カバー)
図6に示すように、上述の「内爪方式」とされた一対の爪金具19A、19Bを設けた足場板本体部18の長手方向両端部には、端部カバー20が装着され、これにより、足場板15として提供される。
(End cover)
As shown in Figure 6, end covers 20 are attached to both longitudinal ends of the scaffolding board
図7に示すように、端部カバー20は、足場板本体部18の長手方向端部を上下から被う上板部31及び下板部32と、該長手方向端部に設けられた第1爪金具19Aと第2爪金具19Bの間に位置して前記フック部19cが搭載される横架材13の上方空間を上側から被う庇板部33と、第1爪金具19Aと第2爪金具19Bの折曲部19b、19bにそれぞれ近接する位置で上板部31と下板部32を連結する一対の第1連結部34Aと第2連結部34Bを備えている。図示実施形態のように、第1、第2連結部34A、34Bは、金属板により、足場板本体部18の長手方向端部の端面を被うように構成することが好ましく、従って、以下、第1、第2連結板部34A、34Bと称するが、必ずしも板状のものでなくても良いことを諒解されたい。また、図示実施形態において、第1連結板部34Aと第2連結板部34Bは、相互に分離されたものを示しているが、両板部を相互に連結一体化した1枚の板状素材により構成しても良い。
7, the
図示実施形態の場合、図7(C)に示すように、端部カバー20は、1枚の金属板を折曲することにより形成されており、折曲前の展開状態において、上板部31と下板部32を対向配置し、上板部31から面一状態で庇板部33を延設し、下板部32から折曲線M1を介して該下板部32の全幅にわたる折曲起立壁部35を延設しており、該折曲起立壁部35と前記庇板部33を相互に折曲線M2を介して連結する支持板部36を設け、該支持板部36の両側に位置して折曲起立壁部35から前記連結板部34A、34Bを突設している。尚、前記支持板部36は、前記折曲線M2と平行な折曲線M3を介して庇板部33に重合される重合板部37を形成している。
In the illustrated embodiment, as shown in FIG. 7(C), the
そこで、1枚の金属板は、上板部31の庇板部33に設けられた折曲線M2を折曲することにより該庇板部33の下側に前記重合板部37を重合させ、該重合板部37から折曲線M3を折曲することにより支持板部36を庇板部33に対して鋭角で傾斜させ、更に、折曲線M1を介して折曲起立壁部35と下板部32を折曲することにより、下板部32を上板部31と平行に対向配置させられ、これにより、端部カバー20が形成される。この際、前記支持板部36は、折曲起立壁部35から斜め上向きに延びた状態で前記重合板部37に一体に連結されており、前記連結板部34A、34Bは、先端を上板部31の下面に突き当てられた状態で、溶接等により固着される。
Then, one metal plate is folded along the fold line M2 provided on the
第1爪金具19Aと第2爪金具19Bにそれぞれ臨まされる第1連結板部34Aと第2連結板部34Bは、幅寸法に関して、第1連結板部34Aが幅狭とされ、第2連結板部34Bが幅広となるように形成されている。そして、上板部31と下板部32の両端部は、第1連結板部34Aに臨む第1端部31A、32Aと、第2連結板部34Bに臨む第2端部31B、32Bを構成する。
The first connecting
このため、図7(B)に示すように、第1端部31A、32Aの間には第1連結板部34Aに向けて奥行きの深い第1開口38Aが形成され、第2端部31B、32Bの間には第2連結板部34Bに向けて奥行きの浅い第2開口38Bが形成されている。
For this reason, as shown in FIG. 7(B), a
尚、上記のようにして形成された端部カバー20において、上板部31には、上面に突出する一対の平行な隆起部39と、下面に突出する一対の突起40が設けられている。また、下板部32には、下面に突出する凸部41と、下面から凹入する凹部42が足場板本体部の幅方向中心の両側に並設されている。
In the
(端部カバーの装着方法)
図8ないし図10は、端部カバー20を足場板本体部18の長手方向端部に装着する方法を示している。
(How to attach the end cover)
8 to 10 show a method for attaching the end covers 20 to the longitudinal ends of the
図8に示すように、「内爪方式」とされた第1爪金具19A及び第2爪金具19Bを設けた足場板本体部18の長手方向端部に対して、端部カバー20は、第1開口38Aを第1爪金具19Aに向かわせるように傾斜姿勢とされる。そこで、傾斜姿勢とした状態で、第1爪金具19Aを第1開口38Aに進入させながら、該第1爪金具19Aに臨む床板部16と折曲壁部17bを上板部31及び下板部32の第1端部31A、32Aの間に進入させる。
As shown in Figure 8, the
これにより、傾斜姿勢とされた端部カバー20は、足場板本体部18の幅方向に関して、第1爪金具19Aに向けて前進させることができるので、第2端部31B、32Bと第2連結板部34Bは、第2爪金具19Bにより妨げられることなく、つまり、第2爪金具19Bに干渉することなく、足場板本体部18の端部に向けて近接するように移動させることができる。
As a result, the
具体的には、図8に示すように傾斜姿勢として前進する端部カバー20は、図9に示すように、第1連結板部34Aを第1爪金具19Aにおける折曲部19bの隙間s1に挿入することにより、該折曲部19bに重なる位置まで前進させることができる。このとき、反対側の第2端部31B、32Bは、第2爪金具19Bに干渉しない位置にあり、第2連結板部34Bは、第2爪金具19Bの折曲部19bから離間しているので、端部カバー20を傾斜姿勢から図9に示すように足場板本体部18の端部に平行となる所定姿勢とするように姿勢変更させることができる。これにより、第2端部31B、32Bの間に、第2爪金具19Bに臨む床板部16と折曲壁部17bが進入させられる。
Specifically, the
このとき、端部カバー20は、折曲起立壁部35が足場板本体部18における折曲壁部17bの端縁に沿わされ、上板部31の突起40、40が足場板本体部18における床板部16の端縁に沿わされる。
At this time, the
そこで、図10に示すように、端部カバー20の全体を図示矢印のように足場板本体部18の端部に沿って移動させることにより、第1連結板部34Aを前記隙間s1から脱出させ、第2連結部34Bが第2爪金具19Bの折曲部19bに近接する位置まで移動すると、端部カバー20は、足場板本体部18の幅方向中央部に配置される。従って、この状態において、図示省略しているが、上板部31を床板部16に対して溶接等により固着し、下板部32を折曲壁部17bに対して溶接等により固着することにより、端部カバー20の装着が完了する。
As shown in Figure 10, the
尚、この状態で、上板部31の第1端部31Aと第2端部31Bがそれぞれ第1爪金具19Aと第2爪金具19Bの折曲部19bを被うように構成されていることが好ましい。
In this state, it is preferable that the
図6に示すように、横架材13に爪金具19を搭載することにより足場板15を設置したとき、端部カバー20の上板部31が床板部16のほぼ全幅にわたって該床板部16から突出すると共に、庇板部33が横架材13の上方位置まで突出しており、これにより、床板部16の端部と横架材13の間の隙間は、その大半が塞がれる。
As shown in Figure 6, when the
図示のように、庇板部33は、平面視においてほぼ台形となる形状に形成されており、該庇板部33の両側縁と爪金具19の間に隙間の開口Uを残している。この開口Uは、作業者が上から指先を挿入することにより、第1爪金具19Aの内側に設けられた落下錠24を操作するためのものである。従って、指先挿入の必要がない構成とする場合は、開口Uを塞ぐように庇板部33を上板部31の全体にわたる広幅のものに形成しても良い。
As shown, the
図11は、足場板15に装着された端部カバー20の平面と底面を示しており、図12及び図13は、端部カバー20の断面を示している。
Figure 11 shows the top and bottom surfaces of the
図12に示すように、端部カバー20は、足場板本体部18の端部に対して、折曲起立壁部35を折曲壁部17bの端縁に当接し、突起40を床板部16の端縁に当接することにより、所定位置に位置決めされた状態で、上板部31と下板部32により足場板本体部18の端部を挟み、溶接等により固着されている。
As shown in FIG. 12, the
足場板15は、保管や運搬に際して、複数枚を上下に積層される。積層に際しては、図13(B)に示すように、下面を上向きとした下層の足場板15と、下面を下向きとした上層の足場板15の2枚の積層体を1組として、複数組の積層体が上下に積層される。この際、1組の積層体を構成する2枚の足場板15、15の間においては、相互に対面させられる端部カバー20の下板部32に設けられた凸部41及び凹部42が相互に嵌合され、これにより長手方向と幅方向の位置ずれ移動が防止されている。また、複数組の積層体の間においては、相互に対面させられる端部カバー20の上板部31に設けられた一対の隆起部39が互い違いとなるように足場板の幅方向から係合され、幅方向の位置ずれ移動が防止されている。
When storing or transporting,
上述の実施形態は、半幅の足場板15aに関する「内爪方式」の爪金具19と端部カバー20の構成について説明したが、標準幅の足場板15bに関しても、「内爪方式」の爪金具19と端部カバー20の構成は、寸法が相違する他、基本的構成は上記と同様であるから、説明を省略する。
The above embodiment describes the configuration of the "internal claw type"
図14ないし図16は、1本の横架材13に対して、一方から標準幅の足場板15bを臨ませると共に、他方から2枚の半幅の足場板15a、15aを並設状態として臨ませ、それぞれの爪金具19を横架材13に搭載する「合い掛け」の場合を示している。
Figures 14 to 16 show a "matched" case in which a standard
このような「合い掛け」の場合、図15及び図16に示すように、横架材13の中央部において、標準幅の足場板15bにおける端部カバー20の支持板部36と、半幅の足場板15aにおける爪金具19のフック部19cが対向させられることになる。この点に関して、上述のように、端部カバー20の支持板部36は、折曲起立壁部35から庇板部33の重合板部37に向けて斜め上向きに延びるように形成され、フック部19cの前顎部27は、前面に上部から斜め下向きに傾斜する傾斜縁28を形成しており、図16に示すように、傾斜縁28と支持板部36が相互に干渉することはないので、フック部19cの直上に庇板部33の先端を位置させることが可能となるように構成されている。
In the case of such "matching", as shown in Figures 15 and 16, the
11 支柱
12 固定手段(フランジ部材)
13、13a、13b、13c 横架材
14 連結手段(楔緊結手段)
15 足場板
15a 半幅の足場板
15b 標準幅の足場板
16 床板部
17 側枠部
17a 側壁部
17b 折曲壁部
18 足場板本体部
19 爪金具
19A 第1爪金具
19B 第2爪金具
19a 基部
19b 折曲部
19c フック部
20 端部カバー
21 長尺連結材
22 手摺材
23 固着具
24 落下錠
24a 被動部
24b ロック部
25 切欠き部
26 後顎部
27 前顎部
28 傾斜縁
29a、29b ピン
30 ガイド窓孔
30a 縦通路
30b 上横通路
30c 下横通路
31 上板部
32 下板部
31A、32A 第1端部
31B、32B 第2端部
33 庇板部
34 連結板部
34A 第1連結板部
34B 第2連結板部
35 折曲起立壁部
36 支持板部
37 重合板部
38A 第1開口
38B 第2開口
39 隆起部
40 突起
41 凸部
42 凹部
t1、t2 偏位長さ
s1、s2 隙間
P1 固定姿勢
P2 開錠姿勢
P3 施錠姿勢
U 開口
11
13, 13a, 13b,
15
Claims (4)
足場板は、床板部(16)の幅方向両側に側枠部(17)を形成した足場板本体部(18)と、長手方向両端部に位置して前記側枠部(17)から突設されたそれぞれ第1爪金具(19A)及び第2爪金具(19B)から成る一対の爪金具(19,19)と、足場板本体部(18)の長手方向両端部に設けられた端部カバー(20)により構成されており、
前記爪金具(19,19)は、それぞれ足場板本体部の側枠部(17)の内側に固着された基部(19a)から、折曲部(19b)を介して床板部(16)の幅方向内側に偏位させられ、該折曲部(19b)と共に足場板本体部(18)の長手方向両端部から該長手方向に向けて突出するフック部(19c)を備え、該フック部を前記横架材(13)に搭載するように構成され、
前記端部カバー(20)は、足場板本体部(18)の長手方向端部を上下から被う上板部(31)及び下板部(32)と、該長手方向端部に設けられた一対の爪金具(19,19)の間に位置して前記フック部が搭載される横架材の一部を上方から被う庇板部(33)を備え、
前記庇板部(33)の両側に位置して上板部(31)と下板部(32)を足場板本体部(18)の長手方向端部に交差して連結する第1連結部(34A)と第2連結部(34B)を設け、第1爪金具(19A)に臨む上板部及び下板部の第1端部(31A,32A)の間に前記第1連結部(34A)に向けて奥行きの深い第1開口(38A)を形成すると共に、第2爪金具(19B)に臨む上板部及び下板部の第2端部(31B,32B)の間に前記第2連結部(34B)に向けて奥行きの浅い第2開口(38B)を形成して成ることを特徴とする足場構築体における足場板。 In a scaffolding structure in which horizontal members are fixed to spaced apart supports, a scaffolding board is installed on a pair of spaced apart horizontal members,
The scaffolding board is composed of a scaffolding board main body portion (18) having side frame portions (17) formed on both widthwise sides of a floor board portion (16), a pair of claw fittings (19, 19) each consisting of a first claw fitting (19A) and a second claw fitting (19B) located at both longitudinal ends and protruding from the side frame portion (17), and end covers (20) provided at both longitudinal ends of the scaffolding board main body portion (18),
The claw fittings (19, 19) are each offset from a base (19a) fixed to the inside of the side frame portion (17) of the scaffolding board main body portion toward the inside in the width direction of the floor board portion (16) via a bent portion (19b), and are provided with hook portions (19c) that protrude in the longitudinal direction from both longitudinal ends of the scaffolding board main body portion (18) together with the bent portion (19b), and are configured so that the hook portions are mounted on the cross members (13),
The end cover (20) includes an upper plate portion (31) and a lower plate portion (32) that cover the longitudinal end portion of the scaffold board main body portion (18) from above and below, and a eaves plate portion (33) that is located between a pair of claw fittings (19, 19) provided at the longitudinal end portion and covers from above a part of the cross member on which the hook portion is mounted,
a first connecting portion (34A) and a second connecting portion (34B) are provided on both sides of the eaves plate portion (33) to cross and connect the upper plate portion (31) and the lower plate portion (32) to the longitudinal ends of the scaffolding plate main body portion (18); a first opening (38A) having a deep depth toward the first connecting portion (34A) is formed between first ends (31A, 32A) of the upper plate portion and the lower plate portion facing the first claw fitting (19A), and a second opening (38B) having a shallow depth toward the second connecting portion (34B) is formed between second ends (31B, 32B) of the upper plate portion and the lower plate portion facing the second claw fitting (19B).
前記端部カバー(20)の上板部(31)と下板部(32)を第1連結部(34A)と第2連結部(34B)により連結しており、上板部(31)と下板部(32)の両端部は、第1爪金具(19A)に臨む上板部及び下板部の第1端部(31A,32A)の間に第1連結部(34A)に向けて奥行きの深い第1開口(38A)を形成すると共に、第2爪金具(19B)に臨む上板部及び下板部の第2端部(31B,32B)の間に第2連結部(34B)に向けて奥行きの浅い第2開口(38B)を形成しており、
(A)第1連結部(34A)を前記隙間(s1)に挿入したとき、第2連結部(34B)は第2爪金具(19B)の折曲部(19b)から離間する位置関係となるように構成され、
(B)端部カバー(20)を足場板本体部(18)の端部に沿わせた姿勢として移動し、第1連結部(34A)を前記隙間(s1)から脱出させたとき、第2連結部(34B)が第2爪金具(19B)の折曲部(19b)に近接すると共に、上板部の第1端部(31A)が第1爪金具(19A)の折曲部(19b)に近接し、上板部の第2端部(31B)が第2爪金具(19B)の折曲部(19b)に近接する位置関係となるように構成されており、
前記端部カバー(20)は、前記(B)の位置において足場板本体部(18)に固着されて成ることを特徴とする請求項1に記載の足場構築体における足場板。 A pair of first claw fittings (19A) and second claw fittings (19B) on both sides of the longitudinal end of the scaffolding board main body portion (18) are formed such that, with respect to the deviation length of the bent portion (19b) which deviates the hook portion from the base, the deviation length (t1) of the bent portion of the first claw fitting is large and the deviation length (t2) of the bent portion of the second claw fitting is small, and a gap (s1) is formed at least between the bent portion (19b) of the first claw fitting (19A) and the end of the scaffolding board main body portion (18);
The upper plate portion (31) and the lower plate portion (32) of the end cover (20) are connected by a first connecting portion (34A) and a second connecting portion (34B), and both end portions of the upper plate portion (31) and the lower plate portion (32) form a first opening (38A) having a deep depth toward the first connecting portion (34A) between first ends (31A, 32A) of the upper plate portion and the lower plate portion facing the first hook fitting (19A), and form a second opening (38B) having a shallow depth toward the second connecting portion (34B) between second ends (31B, 32B) of the upper plate portion and the lower plate portion facing the second hook fitting (19B),
(A) when the first connecting portion (34A) is inserted into the gap (s1), the second connecting portion (34B) is configured to be spaced apart from the bent portion (19b) of the second hook fitting (19B);
(B) When the end cover (20) is moved in a position aligned with the end of the scaffold board main body portion (18) and the first connecting portion (34A) is released from the gap (s1), the second connecting portion (34B) is adjacent to the bent portion (19b) of the second claw fitting (19B), the first end portion (31A) of the upper plate portion is adjacent to the bent portion (19b) of the first claw fitting (19A), and the second end portion (31B) of the upper plate portion is adjacent to the bent portion (19b) of the second claw fitting (19B),
2. A scaffold board in a scaffolding structure according to claim 1, characterized in that the end cover (20) is fixed to the scaffold board main body portion (18) at the position (B).
前記爪金具(19)のフック部(19c)は、先端部の上部から斜め下向きに傾斜する傾斜縁(28)が形成されており、
1本の横架材(13)に対して、相互に対向して配置される足場板(15a)(15b)のそれぞれの爪金具のフック部(19c)を横架材(13)に搭載したとき、一方の足場板におけるフック部の傾斜縁(28)と、他方の足場板における端部カバーの支持板部(36)が相互に対向して配置されるように構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の足場構築体における足場板。 The eaves plate portion (33) of the end cover (20) is extended flush from the upper plate portion (31) and is supported by connecting a support plate portion (36) extending obliquely upward from the lower plate portion (32) to the vicinity of the tip of the eaves plate portion,
The hook portion (19c) of the hook metal fitting (19) has an inclined edge (28) that is inclined obliquely downward from the upper portion of the tip portion,
3. A scaffolding board in a scaffolding structure as described in claim 1 or 2, characterized in that when the hook portions (19c) of the claw fittings of scaffolding boards (15a) (15b) arranged opposite each other for one cross member (13) are mounted on the cross member (13), the inclined edge (28) of the hook portion of one scaffolding board and the support plate portion (36) of the end cover of the other scaffolding board are arranged opposite each other.
落下錠(24)は、フック部の側部にピン(29a,29b)を介して上下動自在かつ揺動自在に設けられ、指先で持ち上げることにより開錠姿勢(P2)を保持し、開錠姿勢においてフック部に進入する横架材(13)の当接を受けることにより下動して自動的に施錠姿勢(P3)を保持するように構成され、
前記端部カバー(20)は、庇板部(33)の両側に位置して、少なくとも一方の爪金具の落下錠(24)に向けて、作業者の指を挿入自在とする開口(U)を形成して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の足場構築体における足場板。 A drop lock (24) is provided on the hook portion (19c) of each hook metal fitting (19).
The drop lock (24) is provided on the side of the hook portion via pins (29a, 29b) so as to be movable up and down and swingable, and is configured to hold an unlocked position (P2) when lifted with a fingertip, and to move downward and automatically hold a locked position (P3) when the cross member (13) enters the hook portion in the unlocked position.
A scaffolding board in a scaffolding structure as described in claim 1, 2 or 3, characterized in that the end cover (20) is located on both sides of the eaves plate portion (33) and has an opening (U) formed therein through which a worker's finger can be freely inserted toward the drop lock (24) of at least one of the claw fittings.
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