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JP7555015B2 - 部品圧着装置 - Google Patents

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JP7555015B2
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Description

本発明は、基板に部品を圧着する部品圧着装置及び部品圧着方法に関する。
従来、基板の端部に接着部材として異方性導電部材であるACF(Anisotropic Conductive Film)を貼着し、基板のACFが貼着された部分に駆動回路等の電子部品を圧着する部品圧着装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で開示されている部品圧着装置の一例である部品実装装置は、基板に部品を圧着する際には、基板の端部を下受け部(いわゆるバックアップステージ)で支持する。また、特許文献1に開示されている部品実装装置は、基板の位置を認識するために、下受け部に設けられた切り欠き部(貫通部)を通して基板が有するアライメントマークを下方から撮像し、アライメントマークの位置に基づいて部品を圧着する際の位置合わせを行う。
特開2014-045057号公報
アライメントマークのサイズや配置が異なる複数品種の基板に部品を圧着する部品圧着装置の場合、アライメントマークのサイズや配置によっては、基板の品種によっては上記した貫通部を通して撮像部でアライメントマークを撮像できないときがある。そこで、複数のアライメントマークに対応できるように貫通部のサイズ(開口幅)を大きくすると、基板の端部(特に、上面視における角部)が下受け部に支持されない場合がある。この場合、基板に部品を圧着する際、下受け部によって適切に基板の端部が支持されていないために、部品が適切な位置に圧着されない、つまり、実装ばらつきが生じることがある。
本発明は、実装ばらつきを抑制できる部品圧着装置等を提供する。
本発明の一態様に係る部品圧着装置は、アライメントマークを有する基板を前記基板の下面側から支持する支持面と、前記支持面を貫通する貫通部と、を有する下受け部と、前記支持面で支持されている前記基板の前記アライメントマークを、前記貫通部を介して撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像した前記アライメントマークの位置に基づいて、前記基板が有する圧着対象部位に部品を圧着する圧着ツールと、を備え、前記下受け部は、前記貫通部の開口幅を変更可能に構成される。
また、本発明の一態様に係る部品圧着方法は、アライメントマークを有する基板の品種を決定する決定ステップと、前記基板を前記基板の下面側から支持する支持面と、前記支持面を貫通する貫通部と、を有する下受け部における前記貫通部の開口幅を、前記決定ステップで決定した前記品種に基づいて調整する調整ステップと、前記支持面で前記基板を支持する支持ステップと、前記支持面で支持されている前記基板の前記アライメントマークを、前記貫通部を介して撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップで撮像した前記アライメントマークの位置に基づいて、前記基板が有する圧着対象部位に部品を圧着する圧着ステップと、を含む。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明によれば、実装ばらつきを抑制できる部品圧着装置等を提供できる。
図1は、実施の形態に係る部品圧着装置を含む部品実装ラインの概略構成図である。 図2は、実施の形態に係る部品圧着装置を示す概略側面図である。 図3Aは、実施の形態に係る下受け部の一例を示す概略上面図である。 図3Bは、実施の形態に係る下受け部の別の一例を示す概略上面図である。 図4は、開口幅及びピッチの説明をするための図である。 図5は、実施の形態に係る第1支持部材を示す概略分解斜視図である。 図6は、実施の形態に係る第1支持部材及び第2支持部材を示す概略斜視図である。 図7は、実施の形態に係る部品圧着装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態に係る部品圧着装置等について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸、及び、Z軸は、三次元直交座標系の三軸を表している。X軸及びY軸は、互いに直交し、且つ、いずれもZ軸に直交する軸である。また、以下の実施の形態では、Z軸正方向を上方とし、Z軸負方向を下方として記載する場合がある。
また、以下で説明する、図3A、図3B、及び、図6に示すアライメントマークには、断面を示すものではないが説明のためにハッチングを付している。
(実施の形態)
[部品実装ライン]
まず、実施の形態に係る部品圧着装置を含む部品実装ラインについて説明する。
図1は、実施の形態に係る部品圧着装置100を含む部品実装ライン1の概略構成図である。
部品実装ライン1は、ディスプレイパネル等を生産するための部品実装システムであり、ディスプレイパネル等の基板300に複数の処理を実行する。具体的には、部品実装ライン1は、電極部310が形成された基板300に異方性導電部材であるACF330を貼着し、ACF330を介して基板300と部品340とを熱圧着させるシステムである。電極部310は、例えば、電極により構成されている。
部品340は、例えば、駆動回路等が形成された電子部品であって、TCP(Tape Carrier Package)、FPC(Flexible Printed Circuits)等のフレキシブル部品が例示される。
本実施の形態に係る部品圧着装置100は、ディスプレイパネル等の基板300に複数の処理を施す装置を複数備える部品実装ライン1の1つの装置である。具体的には、部品圧着装置100は、基板300にACF330を介して部品340を載置(より具体的には、仮圧着)する装置である。
部品実装ライン1は、基板搬入部10と、貼着部20と、部品圧着装置100と、本圧着部40と、基板搬出部50と、基板搬送装置60と、コンピュータ150(図2参照)と、を備える。
なお、図1においては、コンピュータ150の図示を省略している。コンピュータ150は、基板搬入部10、貼着部20、部品圧着装置100、本圧着部40、基板搬出部50、基板搬送装置60等の各装置と制御線等により通信可能に接続されており、各装置の動作、当該動作のタイミング等を制御する。
基板搬入部10は、部品実装ライン1よりも上流側に配置された上流側設備で所定の作業を終えた基板300が搬入される装置である。基板搬入部10は、ステージ11を備える。
ステージ11は、上流側設備から搬出された基板300が載置され、当該基板300を保持するステージである。
貼着部20は、基板300が有する電極部310にACF330を貼着する装置である。ACF330は、接着テープの一種であって、異方性導電フィルムをテープ状にした部材である。貼着部20は、ステージ21と、貼着ツール22と、を備える。
ステージ21は、基板搬入部10から搬出された基板300が載置され、載置された基板300を保持する可動なステージである。
貼着ツール22は、ステージ21に保持された基板300にACF330を貼着する装置である。例えば、貼着部20は、基板300を保持したステージ21をACF330の貼着が行われる貼着位置に移動させる。また、例えば、貼着部20は、所定のサイズに切断されたACF330を貼着ツール22によって基板300に貼着する。貼着ツール22は、例えば、ACF330を供給する供給部と、ACF330を所定のサイズに切断する切断部と、ACF330を基板300に貼着する貼着ヘッドと、を備える。
部品圧着装置100は、基板300にACF330を介して部品340を載置(仮圧着)する装置である。具体的には、部品圧着装置100は、部品ステージ120(図2参照)に載置された部品340をピックアップして、基板300が有するアライメントマーク320の位置に基づいて圧着ヘッド131(図2参照)の位置合わせをして、ACF330を介して基板300に部品340を載置する。部品圧着装置100の詳細については、後述する。
本圧着部40は、基板300に仮圧着された部品340を熱圧着(本圧着)する装置である。具体的には、本圧着部40は、ACF330と共に部品340を熱圧着(本圧着)して基板300(より具体的には、電極部310)と部品340との電気的な導通を確保する。本圧着部40は、例えば、ステージ41と、圧着ツール42と、を備える。
ステージ41は、部品圧着装置100から搬出された基板300が載置され、載置された基板300を保持する可動なステージである。
圧着ツール42は、ステージ41に保持された基板300に仮圧着された部品340を熱圧着(本圧着)する装置である。例えば、本圧着部40は、基板300を保持したステージ41を部品340の貼着が行われる本圧着位置に移動させる。また、例えば、本圧着部40は、圧着ツール42によってACF330を介して基板300に部品を加熱しながら押し付けて熱圧着する。圧着ツール42は、例えば、圧着ヘッドと、当該圧着ヘッドを加熱するヒータ等の加熱部と、を備える。
基板搬出部50は、本圧着部40によって部品340が本圧着された基板300を部品実装ライン1の下流に配置された下流側設備へ搬出するための装置である。基板搬出部50は、ステージ51を備える。
ステージ51は、本圧着部40から搬出された基板300が載置され、載置された基板300を保持するステージである。ステージ51に保持された基板300は、例えば、基板搬送装置60によってステージ51から取り出されて部品実装ライン1の下流側設備に搬出される。
部品実装ライン1では、基板搬入部10、貼着部20、部品圧着装置100、本圧着部40、及び、基板搬出部50は、この順で連結されている。基板搬送装置60は、各装置で処理が終了した基板300を次の工程に搬送する。基板搬送装置60は、例えば、基板300を吸着して保持する吸着ノズルと、当該吸着ノズルを移動させるモータ及びガイドと、を備える。
コンピュータ150は、部品圧着装置100を含む部品実装ライン1の各装置の動作を制御する制御装置である。具体的には、コンピュータ150は、例えば、部品実装ライン1が備える、貼着部20、部品圧着装置100、本圧着部40、及び、基板搬送装置60等の各装置と図示しない制御線等により通信可能に接続されており、当該各装置の動作、当該動作のタイミング等を制御する。例えば、コンピュータ150は、貼着部20、部品圧着装置100、及び、本圧着部40を制御することで、各装置に基板300に対して上記した貼着、仮圧着、及び、本圧着等の所定の作業を実行し、基板搬送装置60を制御することで、基板300を部品実装ライン1が備える各装置間で次の工程へ搬送する基板搬送作業を実行する。コンピュータ150は、上流側から下流側への基板300の搬送を、部品実装ライン1が備える各装置間で同期して行う。
コンピュータ150は、例えば、貼着部20、部品圧着装置100、本圧着部40、及び、基板搬送装置60等と通信するための通信インターフェース、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、信号の送受信をするための入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサ等で実現される。
[部品圧着装置]
続いて、部品圧着装置100について詳細に説明する。
図2は、実施の形態に係る部品圧着装置100を示す概略側面図である。なお、図2には、コンピュータ150及び圧着ヘッド移動機構132を機能的なブロックとして示している。コンピュータ150は、部品圧着装置100が備える各装置と図示しない制御線等により通信可能に接続されている。
部品圧着装置100は、アライメントマーク320を有する基板300における圧着対象部位に部品340を圧着する装置である。本実施の形態では、部品圧着装置100は、部品圧着装置100の上流に位置する貼着部20でACF330の基板300への貼り付けがなされた基板300の圧着対象部位であるACF330が貼着されている位置に部品340を仮圧着する。
部品圧着装置100は、ステージ110と、ステージ移動部111と、部品ステージ120と、圧着ツール130と、撮像部140と、コンピュータ150と、下受け部200と、を備える。
ステージ110は、基板300が載置されるステージである。例えば、ステージ110には、基板搬送装置60によって貼着部20が備えるステージ21に載置された、ACF330が貼着された基板300が搬送されて載置される。ステージ110には、ACF330が貼着されている基板300の外縁部が上面視でステージ110からはみ出た状態で、基板300が載置される。
ステージ移動部111は、ステージ110を移動させる駆動装置である。ステージ移動部111は、例えば、ステージ110をX軸方向、Y軸方向、及び、Z軸方向に移動させることができる構成となっている。例えば、ステージ移動部111は、基板搬送装置60によって貼着部20から搬送されてきた基板300をステージ110に載置させることができる位置までステージ110を移動させる。また、例えば、ステージ移動部111は、圧着ヘッド131が部品340を基板300に貼着されているACF330に仮圧着させることができる位置まで基板300を移動させる。
ステージ移動部111は、例えば、ステージ110をXY平面で任意に移動可能に構成されているとともにZ軸方向に昇降可能に構成されているコンベアである。
部品ステージ120は、基板300に圧着される部品340が実装されるステージである。
圧着ツール130は、部品ステージ120に載置された部品340をピックアップして基板300に圧着する装置である。具体的には、撮像部140で撮像したアライメントマーク320の位置に基づいて、基板300が有する圧着対象部位に部品340を圧着する。
圧着ツール130は、例えば、圧着ヘッド131と、圧着ヘッド移動機構132と、を備える。
圧着ヘッド131は、部品ステージ120に載置された部品340をピックアップし、ピックアップした部品340を、基板300に貼着されたACF330を介して基板300に圧着するヘッドである。圧着ヘッド131は、例えば、真空吸着することにより部品340をピックアップする。
また、圧着ヘッド131は、電熱線又はペルチェ素子等のヒータを有し、当該ヒータによって、圧着ヘッド131に保持されている部品340は、基板300に仮圧着される前に所定温度まで加熱される。圧着ヘッド131は、当該ヒータによって加熱された状態で、基板300に貼着されたACF330を介して部品340を加熱しながら基板300に押圧する。こうすることで、圧着ヘッド131から生じる熱によってACF330が硬化されながら、基板300には、部品340が仮圧着される。
圧着ヘッド131は、例えば、上記したヒータ等の加熱部と、部品340を吸着して保持可能な吸着ノズルとにより実現される。
なお、圧着ヘッド131による部品340の保持方法は、真空吸着でなくてもよく、特に限定されない。
圧着ヘッド移動機構132は、圧着ヘッド131を移動させるための装置である。例えば、圧着ヘッド移動機構132は、部品ステージ120に載置された部品340をピックアップできる位置に圧着ヘッド131を移動させる。次に、圧着ヘッド移動機構132は、圧着ヘッド131が部品340をピックアップした後に、基板300が有するアライメントマーク320の位置に基づいて、圧着ヘッド131を移動させて、基板300の圧着対象部位に部品340を圧着させる。アライメントマーク320の位置は、撮像部140によって基板300が撮像されることで認識される。
圧着ヘッド移動機構132は、例えば、ガイドと、モータとによって実現される。
撮像部140は、基板300のアライメントマーク320の位置を識別するためのカメラである。撮像部140は、例えば、基板300の下方側から基板300を撮像することで、基板300が有するアライメントマーク320を含む画像を生成する。例えば、コンピュータ150は、撮像部140が生成した画像を画像解析することで、アライメントマーク320の位置を特定し、特定したアライメントマーク320の位置に基づいて、基板300における部品340の圧着対象部位に、圧着ツール130に部品340を圧着させる。
コンピュータ150は、部品圧着装置100が備える各装置を制御するための装置である。具体的には、コンピュータ150は、ステージ移動部111、圧着ツール130、及び、撮像部140と図示しない制御線等により通信可能に接続されており、各装置の動作を制御する。
なお、コンピュータ150は、部品圧着装置100が単独で備えてもよいし、部品実装ライン1が備えるコンピュータを利用するものでもかまわない。本実施の形態では、コンピュータ150は、部品実装ライン1が備える部品圧着装置100以外の装置も制御する。コンピュータ150は、制御部151と、記憶部152と、を備える。
制御部151は、ステージ移動部111、圧着ツール130、及び、撮像部140の動作を制御する処理部である。
例えば、制御部151は、貼着部20で基板300へのACF330の貼着処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合、基板搬送装置60を制御することで、ステージ21に載置された基板300をステージ110に搬送させる。また、制御部151は、圧着ヘッド131に部品340を部品ステージ120からピックアップさせるように、圧着ヘッド131及び圧着ヘッド移動機構132の動作を制御する。また、制御部151は、ステージ移動部111を移動させることで、下受け部200に基板300の端部を支持させて、基板300が有するアライメントマーク320を撮像部140に撮像させる。また、制御部151は、撮像部140が生成したアライメントマーク320を含む画像を画像解析することで、アライメントマーク320の位置を特定する。また、制御部151は、特定したアライメントマーク320の位置に基づいて、圧着ヘッド移動機構132を制御することで圧着ヘッド131を移動させて圧着ヘッド131によって部品340を基板300に圧着する。
制御部151は、例えば、記憶部152に記憶され、部品圧着装置100及び部品実装ライン1が有する各装置を制御するための制御プログラムと、当該制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とにより実現される。
記憶部152は、基板300のサイズ、基板300に実装する部品340の種類、実装位置、実装方向、各装置の動作、当該動作のタイミング、基板300を各装置間で搬送するタイミング等の部品圧着作業に必要な各種データ、制御部151が実行する制御プログラム等を記憶する記憶装置である。
記憶部152は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリにより実現される。
下受け部200は、アライメントマーク320を有する基板300を基板300の下面側から支持する、いわゆるバックアップステージである。具体的には、下受け部200は、圧着ヘッド131が部品340を基板300に圧着する際に、基板300の圧着される部分である部品圧着部位、すなわち、ACF330が貼着されている基板300の外縁部であって、ステージ110から上面視ではみ出た基板300の部分を基板300の裏側(下側)から支持する。
[下受け部]
続いて、下受け部200の構成について詳細に説明する。
図3Aは、実施の形態に係る下受け部200の一例を示す概略上面図である。なお、図3Aにおいては、基板300を破線で示しており、基板300と上面視で重なり且つ基板300の下方に位置する構成要素を実線で示している。
下受け部200は、本体部210と、ねじ211と、第1支持部材220と、第2支持部材230と、貫通部240と、隙間部250と、支持面260~263と、を有する。
本体部210は、第1支持部材220及び第2支持部材230を支持するための支持体である。第1支持部材220及び第2支持部材230は、それぞれ、ねじ211によって本体部210にスライド可能に支持されている。本実施の形態では、第1支持部材220及び第2支持部材230は、それぞれ、X軸方向にスライド可能となっている。
第1支持部材220及び第2支持部材230は、それぞれ、本体部210にスライド可能に設けられ、基板300を基板300の下面側から支持する部材である。第1支持部材220と第2支持部材230とは、スライド可能な方向(本実施の形態では、X軸方向)に並んで配置されている。また、第1支持部材220と第2支持部材230とは、隙間部250によって離間して配置されている。また、本実施の形態では、第1支持部材220と第2支持部材230とは、上面視した場合にY軸対称な構造となっている。
貫通部240は、基板300を下方から基板300が有するアライメントマーク320を撮像するための貫通孔である。本実施の形態では、貫通部240は、第1支持部材220及び第2支持部材230の両方に設けられている。具体的には、貫通部240は、後述する支持面260~263を貫通するように、下受け部200に設けられている。撮像部140は、支持面260~263で支持されている基板300のアライメントマーク320を、貫通部240を介して撮像する。
貫通部240は、それぞれが支持面を貫通し、互いに間隔をあけて配置される第1貫通部241及び第2貫通部242を含む。具体的に例えば、第1支持部材220は、第1貫通部241を有し、第2支持部材230は、第2貫通部242を有する。より具体的には、第1貫通部241は、支持面260と支持面と261を貫通するように、第1支持部材220に設けられている。また、第2貫通部242は、支持面262と支持面と263を貫通するように、第2支持部材230に設けられている。
隙間部250は、第1支持部材220と第2支持部材230とによって構成された、第1支持部材220と第2支持部材230との間に位置する部分である。
図3Aに示すように、上面視で矩形の基板300には、例えば、アライメントマーク320が基板300の角部近傍に設けられている。貫通部240は、アライメントマーク320と上面視で重なる位置に配置されている。また、撮像部140は、アライメントマーク320及び貫通部240と上面視で重なる位置に配置されている。これにより、撮像部140は、貫通部240を介して(通して)アライメントマーク320を撮像できる。
図3Bは、実施の形態に係る下受け部200の別の一例を示す概略上面図である。
ここで、基板300とは異なる基板301に部品340を圧着するとする。例えば、基板301は、基板300とサイズが異なり、アライメントマーク320が基板300と異なる位置に設けられているとする。この場合、図3Aに示す位置に貫通部240が位置していると、撮像部140は、貫通部240を介してアライメントマーク320を撮像できない。そこで、例えば、作業者は、第1支持部材220及び第2支持部材230をスライドさせることで、貫通部240の開口幅及び第1支持部材220及び第2支持部材230のピッチ(隙間部250の幅)を変えることで、貫通部240を介して撮像部140でアライメントマーク320を撮像できるようにする。つまり、下受け部200は、貫通部240の後述する開口幅W1、W2を変更可能に構成される。具体的には、下受け部200は、第1貫通部241及び第2貫通部242それぞれの開口幅W1、W2を変更可能に構成される。より具体的には、下受け部200は、第1貫通部241の開口幅W1と、第2貫通部242の開口幅W2とを、それぞれ独立して変更可能に構成される。さらに、下受け部200は、例えば、第1貫通部241と第2貫通部242との間隔(ピッチW3)を変更可能に構成される。
図4は、開口幅W1、W2及びピッチW3の説明をするための、下受け部200の概略上面図である。
図4に示すように、第1支持部材220は、第1支持体221と、第1支持体221に対してスライド可能に構成される第2支持体222と、を有する。第2支持体222が第1支持体221に対してスライド可能に構成されることで、下受け部200の開口幅が変更可能となっている。具体的には、第2支持体222が第1支持体221に対してスライド可能に構成されることで、貫通部240に含まれる第1貫通部241の開口幅W1が変更可能となっている。
第1支持体221は、本体部210の上面に載置され、本体部210に対してスライド可能に構成されている。また、第2支持体222は、第1支持体221の上面に載置され、第1支持体221に対してスライド可能に構成されている。
ねじ211は、第1支持体221及び第2支持体222をスライド可能に本体部210に支持するねじである。具体的には、第1支持体221と第2支持体222とは、それぞれ、上面視した場合に少なくとも一部が重なる位置に貫通孔290が設けられている。貫通孔290は、第1支持体221及び第2支持体222がスライドする方向(本実施の形態では、X軸方向)に延在している。ねじ211は、貫通孔290に配置されている。これにより、第1支持体221と第2支持体222とはそれぞれ独立してスライド可能となっている。
図5は、実施の形態に係る第1支持部材220を示す概略分解斜視図である。
例えば、貫通孔290は、第1貫通孔291と、第2貫通孔292とを有する。
第1貫通孔291は、第1支持体221に設けられた貫通孔である。
第2貫通孔292は、第2支持体222に設けられた貫通孔である。
第1貫通孔291と第2貫通孔292とは、上面視した場合に少なくとも一部が重なる位置に配置されている。また、ねじ211は、第1貫通孔291及び第2貫通孔292に配置されている。これにより、第1支持体221と第2支持体222とはそれぞれ独立してスライド可能となっている。
再び図4を参照し、第1貫通部241は、上面視した場合に、第1支持体221と第2支持体222との間に設けられる。つまり、第1貫通部241は、第1支持体221と第2支持体222とによって形成される、第1支持体221と第2支持体222との間の空間部分である。そのため、第1支持体221と第2支持体222とがスライドされることで、第1貫通部241の開口幅W1が変更可能となっている。
同様に、第2支持部材230は、第1支持体231と、第1支持体231に対してスライド可能に構成される第2支持体232と、を有する。第2支持体232が第1支持体231に対してスライド可能に構成されることで、下受け部200の開口幅が変更可能となっている。具体的には、第2支持体232が第1支持体231に対してスライド可能に構成されることで、貫通部240に含まれる第2貫通部242の開口幅W2が変更可能となっている。
第1支持体231は、本体部210の上面に載置されている。また、第2支持体232は、第1支持体231の上面に載置されている。ねじ211は、第1支持体231及び第2支持体232をスライド可能に本体部210に支持する。具体的には、第1支持体231と第2支持体232とは、それぞれ、上面視した場合に少なくとも一部が重なる位置に貫通孔290が設けられている。貫通孔290は、第1支持体231及び第2支持体232がスライドする方向(本実施の形態では、X軸方向)に延在している。ねじ211は、貫通孔290に配置されているこれにより、第1支持体231と第2支持体232とはそれぞれ独立してスライド可能となっている。
また、第2貫通部242は、上面視した場合に、第1支持体231と第2支持体232との間に設けられる。つまり、第2貫通部242は、第1支持体231と第2支持体232とによって形成される、第1支持体231と第2支持体232との間の空間部分である。そのため、第1支持体231と第2支持体232とがスライドされることで、第2貫通部242の開口幅W2が変更可能となっている。
また、第1支持部材220と第2支持部材230とがスライド可能であることにより、ピッチW3が変更可能となっている。
これにより、下受け部200は、アライメントマーク320の位置、形状等によらず、適切な開口幅W1、W2、及び、ピッチW3にすることができる。
図6は、実施の形態に係る第1支持部材220及び第2支持部材230を示す概略斜視図である。
下受け部200は、アライメントマーク320を有する基板300を基板300の下面側から支持する支持面260~263を有する。
例えば、第1支持体221と第2支持体222とは、それぞれ、基板300を支持する支持面260、261を有する。具体的には、第1支持体221は、支持面260を有し、第2支持体222は、支持面261を有する。
第1支持体221は、上方に突出する第1突出部270を有する。第1突出部270の上面が、支持面260となっている。
また、第2支持体222は、上方に突出する第2突出部280を有する。第2突出部280の上面が、支持面261となっている。
また、支持面260と支持面261とは、面一となっている。
同様に、第1支持体231と第2支持体232とは、それぞれ、基板300を支持する支持面262、263を有する。
具体的には、第1支持体231は、上方に突出する第1突出部271を有する。第1突出部271の上面が、支持面262となっている。
また、第2支持体232は、上方に突出する第2突出部281を有する。第2突出部281の上面が、支持面263となっている。
また、第1突出部270と第2突出部280とは、第1支持体221及び第2支持体222がスライドする方向に並んで配置されている。また、支持面262と支持面263とは、面一となっている。より具体的には、支持面260と支持面261と支持面262と支持面263とは、面一となっている。
[処理手順]
続いて、実施の形態に係る部品圧着装置100の処理手順について詳細に説明する。
図7は、実施の形態に係る部品圧着装置100の処理手順を示すフローチャートである。
まず、アライメントマーク320を有する基板300の品種を決定する(ステップS101)。ここでの品種とは、アライメントマーク320の位置ごとに予め定められた基板300の種別を意味する。
次に、決定した基板300の品種に応じてピッチW3を調整する(ステップS102)。具体的には、下受け部200における隙間部250のピッチW3を、ステップS101で決定した基板300の品種に基づいて調整する。
次に、決定した基板300の品種に応じて、開口幅W1、W2を調整する(ステップS103)。具体的には、下受け部200における貫通部240の開口幅W1、W2を、ステップS101で決定した基板300の品種に基づいて調整する。
ステップS102とステップS103とは、実行される順序が逆でもよく、特に限定されない。
また、ステップS101~ステップS103は、作業者により実行されてもよいし、制御部151が実行してもよい。例えば、部品圧着装置100は、基板300の品種を識別するための識別部と、識別部による識別結果に基づいて、開口幅W1、W2及びピッチW3を調整するための調整部とを備えてもよい。例えば、識別部は、基板300を撮像することで画像を生成するカメラである。また、例えば、調整部は、第1支持部材220及び第2支持部材230をスライドさせるモータである。例えば、制御部151は、ステージ110に載置された基板300を識別部に撮像させて画像を生成させ、生成された画像を画像解析すること基板300の品種を特定し、特定した品種に基づいて調整部に、開口幅W1、W2及びピッチW3に調整させてもよい。
次に、制御部151は、基板300への部品340の圧着処理を開始する。
具体的には、基板搬送装置60を制御することで、基板搬入部10に搬入された基板300を貼着部20に搬送し、貼着部20を制御することで、基板300の電極部310にACF330を貼着する(ステップS104)。
次に、制御部151は、基板搬送装置60を制御することで、ACF330が貼着された基板300を部品圧着装置100に搬送し、下受け部200の支持面260~263で基板300を基板300の下面側から支持させる(ステップS105)。
次に、制御部151は、下受け部200に支持されている基板300のアライメントマーク320を、貫通部240を介して撮像部140に撮像させる(ステップS106)。
次に、制御部151は、撮像部140が撮像したアライメントマーク320の位置に基づいて、圧着対象部位に部品340を圧着する(ステップS107)。具体的には、制御部151は、撮像部140が撮像することで生成した画像を画像解析することで、アライメントマーク320の位置を特定し、特定したアライメントマーク320の位置に基づいて、圧着ツール130を制御することで、基板300における圧着対象部位に部品340を圧着する。本実施の形態では、圧着対象部位は、基板300におけるACF330が貼着されている位置である。
次に、制御部151は、基板搬送装置60を制御することで、部品340が圧着された基板300を本圧着部40に搬送し、搬送した基板300に圧着された部品340と基板300と本圧着する(ステップS108)。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態に係る部品圧着装置100は、アライメントマーク320を有する基板300を基板300の下面側から支持する支持面260~263と、支持面260~263を貫通する貫通部240と、を有する下受け部200と、支持面260~263で支持されている基板300のアライメントマーク320を、貫通部240を介して撮像する撮像部140と、撮像部140で撮像したアライメントマーク320の位置に基づいて、基板300が有する圧着対象部位に部品340を圧着する圧着ツール130と、を備える。下受け部200は、貫通部240の開口幅W1、W2を変更可能に構成される。
これによれば、開口幅W1、W2が調整されることで、アライメントマーク320のサイズが異なる複数品種の基板300に部品340を圧着する部品圧着装置100の場合であっても、基板300の端部(特に、上面視における角部)が下受け部200に支持されないことを抑制できる。そのため、部品圧着装置100によれば、部品340の圧着位置が所望の位置からずれる実装ばらつきを抑制できる。
また、例えば、貫通部240は、それぞれが支持面を貫通し、互いに間隔をあけて配置される第1貫通部241及び第2貫通部242を含む。本実施の形態では、第1貫通部241は、支持面260と支持面と261を貫通するように設けられている。また、本実施の形態では、第2貫通部242は、支持面262と支持面と263を貫通するように設けられている。また、この場合、例えば、下受け部200は、第1貫通部241及び第2貫通部242それぞれの開口幅W1、W2を変更可能に構成される。具体的には、下受け部200は、第1貫通部241の開口幅W1と、第2貫通部242の開口幅W2とを、それぞれ独立して変更可能に構成される。
基板300には、例えば、上面視において、下受け部200に下受けされる側の端辺の2つの角部に、アライメントマーク320が設けられるように、アライメントマーク320が複数設けられている場合が多い。そのため、このような構成によれば、アライメントマーク320を複数有する基板においても、複数のアライメントマーク320のそれぞれを、貫通部240を介して基板300の下方から撮像部140で撮像することができる。
また、例えば、下受け部200は、第1貫通部241と第2貫通部242との間隔(ピッチW3)を変更可能に構成される。
これによれば、下受け部200に基板300のさらに適切な位置を支持させることができる。
また、例えば、下受け部200は、本体部210と、本体部210にスライド可能に設けられる第1支持部材220及び第2支持部材230とを備える。例えば、第1支持部材220は、第1貫通部241を有し、第2支持部材230は、第2貫通部242を有する。
これによれば、第1支持部材220と第2支持部材230と個別にスライドさせることで開口幅W1、W2及びピッチW3を簡便に調整できる。
また、例えば、第1支持部材220は、第1支持体221と、第1支持体221に対してスライド可能に構成されることで、下受け部200が有する貫通部240の開口幅(より具体的には、貫通部240に含まれる第1貫通部241の開口幅W1)を変更可能にする第2支持体222と、を有する。例えば、第1支持体221と第2支持体222とは、それぞれ支持面260、261を有する。具体的には、第1支持体221は、支持面260を有し、第2支持体222は、支持面261を有する。例えば、第1貫通部241は、第1支持体221と第2支持体222との間に設けられる。
これによれば、第1支持体221と第2支持体222とをスライドさせることで、簡便に開口幅W1を調整できる。
また、例えば、部品圧着装置100は、さらに、第1支持体221及び第2支持体222をスライド可能に本体部210に支持するねじ211を備える。例えば、第1支持体221は、本体部210の上面に載置され、第2支持体222は、第1支持体221の上面に載置される。また、例えば、第1支持体221と第2支持体222とは、それぞれ、上面視した場合に少なくとも一部が重なる位置に貫通孔290が設けられている。例えば、貫通孔290は、第1支持体221及び第2支持体222がスライドする方向に延在しており、ねじ211は、貫通孔290に配置されている。
これによれば、第1支持体221及び第2支持体222がスライドする構成を簡便な構成で実現できる。
また、例えば、第1支持体221は、上方に突出する第1突出部270を有し、第2支持体222は、上方に突出する第2突出部280を有する。例えば、第1突出部270と第2突出部280とは、第1支持体221及び第2支持体222がスライドする方向に並んで配置されている。また、例えば、第1突出部270の上面(支持面260)と第2突出部の上面(支持面261)とが基板300を支持する支持面であり、面一となっている。
これによれば、第1支持体221と第2支持体222とが別部材であってもいずれでも基板300を適切に支持でき且つ開口幅W1を簡便に調整できる構成が実現できる。
また、実施の形態に係る部品圧着方法は、アライメントマーク320を有する基板300の品種を決定する決定ステップ(ステップS101)と、基板300を基板300の下面側から支持する支持面260~263と、支持面260~263を貫通する貫通部240と、を有する下受け部200における貫通部240の開口幅W1、W2を、決定ステップで決定した基板300の品種に基づいて調整する調整ステップ(ステップS103)と、支持面260~263で基板300を支持する支持ステップ(ステップS105)と、支持面260~263で支持されている基板300のアライメントマーク320を、貫通部240を介して撮像する撮像ステップ(ステップS106)と、撮像ステップで撮像したアライメントマーク320の位置に基づいて、基板300が有する圧着対象部位に部品340を圧着する圧着ステップ(ステップS107)と、を含む。
これによれば、部品圧着装置100と同様の効果を奏する。
(その他の実施の形態)
以上、本実施の形態に係る部品圧着装置等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、基板300は、透光性を有し、上面にアライメントマーク320を有する。これにより、基板300の下方から撮像部140が撮像してもアライメントマーク320を撮像できる。もちろん、基板300は、下面にアライメントマーク320を有してもよい。この場合、基板300は、透光性を有してもよいし、有さなくてもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、コンピュータ150の構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等のプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、コンピュータ150の構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、ディスプレイパネルを生産する部品実装ライン等が有する、基板に部品を仮圧着させる部品圧着装置に利用可能である。
1 部品実装ライン
10 基板搬入部
11、21、41、51、110 ステージ
20 貼着部
22 貼着ツール
40 本圧着部
42、130 圧着ツール
50 基板搬出部
60 基板搬送装置
100 部品圧着装置
111 ステージ移動部
120 部品ステージ
131 圧着ヘッド
132 圧着ヘッド移動機構
140 撮像部
150 コンピュータ
151 制御部
152 記憶部
200 下受け部
210 本体部
211 ねじ
220 第1支持部材
221、231 第1支持体
222、232 第2支持体
230 第2支持部材
240 貫通部
241 第1貫通部
242 第2貫通部
250 隙間部
260、261、262、263 支持面
270、271 第1突出部
280、281 第2突出部
290 貫通孔
291 第1貫通孔
292 第2貫通孔
300、301 基板
310 電極部
320 アライメントマーク
330 ACF
340 部品
W1、W2 開口幅
W3 ピッチ

Claims (5)

  1. アライメントマークを有する基板を前記基板の下面側から支持する支持面と、前記支持面を貫通する貫通部と、を有する下受け部と、
    前記支持面で支持されている前記基板の前記アライメントマークを、前記貫通部を介して撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像した前記アライメントマークの位置に基づいて、前記基板が有する圧着対象部位に部品を圧着する圧着ツールと、を備え、
    前記貫通部は、それぞれが前記支持面を貫通し、互いに間隔をあけて配置される第1貫通部及び第2貫通部を含み、
    前記下受け部は、本体部と、前記本体部にスライド可能に設けられる第1支持部材及び第2支持部材とを備え、
    前記第1支持部材は、前記第1貫通部を有し、
    前記第2支持部材は、前記第2貫通部を有し、
    前記下受け部は、前記第1貫通部及び前記第2貫通部それぞれの開口幅を変更可能に構成される、
    部品圧着装置。
  2. 前記下受け部は、前記第1貫通部と前記第2貫通部との前記間隔を変更可能に構成される、
    請求項に記載の部品圧着装置。
  3. 前記第1支持部材は、第1支持体と、前記第1支持体に対してスライド可能に構成されることで、前記開口幅を変更可能にする第2支持体と、を有し、
    前記第1支持体と前記第2支持体とは、それぞれ前記支持面を有し、
    前記第1貫通部は、前記第1支持体と前記第2支持体との間に設けられる、
    請求項1又は2に記載の部品圧着装置。
  4. さらに、前記第1支持体及び前記第2支持体をスライド可能に本体部に支持するねじを備え、
    前記第1支持体は、前記本体部の上面に載置され、
    前記第2支持体は、前記第1支持体の上面に載置され、
    前記第1支持体と前記第2支持体とは、それぞれ、上面視した場合に少なくとも一部が重なる位置に貫通孔が設けられており、
    前記貫通孔は、前記第1支持体及び前記第2支持体がスライドする方向に延在しており、
    前記ねじは、前記貫通孔に配置されている、
    請求項に記載の部品圧着装置。
  5. 前記第1支持体は、上方に突出する第1突出部を有し、
    前記第2支持体は、上方に突出する第2突出部を有し、
    前記第1突出部と前記第2突出部とは、前記第1支持体及び前記第2支持体がスライドする方向に並んで配置され、
    前記第1突出部の上面と前記第2突出部の上面とが前記支持面であり、面一となっている、
    請求項3又は4に記載の部品圧着装置。
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