JP7423992B2 - liquid discharge device - Google Patents
liquid discharge device Download PDFInfo
- Publication number
- JP7423992B2 JP7423992B2 JP2019204417A JP2019204417A JP7423992B2 JP 7423992 B2 JP7423992 B2 JP 7423992B2 JP 2019204417 A JP2019204417 A JP 2019204417A JP 2019204417 A JP2019204417 A JP 2019204417A JP 7423992 B2 JP7423992 B2 JP 7423992B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manifold
- return
- liquid
- supply manifold
- island
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims description 303
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 61
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 61
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 37
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 29
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 4
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 4
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 3
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
本発明は、インク等の液体を吐出する液体吐出装置に関する。 The present invention relates to a liquid ejection device that ejects liquid such as ink.
従来、インク等の液体を吐出する液体吐出装置として、特許文献1に記載されたような構成を備えるものがある。この液体吐出装置は、供給マニホールド(流体供給室)からノズル吐出口(ノズル)と連通する圧力室(ポンプ室)へ液体を、供給絞り部(流体供給チャンネル)を介して供給する構成となっている。さらに、ノズル吐出口から吐出されなかった液体を帰還絞り部(流体回収チャンネル)を介して帰還マニホールド(流体回収室)へ戻す構成となっている。このように、特許文献1に記載された液体吐出装置は、いわゆる、ノズル循環を行う構成となっている。
2. Description of the Related Art Conventionally, some liquid ejecting apparatuses that eject liquid such as ink have a configuration as described in
また、特許文献1に係る液体吐出装置では、結合チャンネルを介して流体が供給マニホールド(流体供給室)から供給絞り部(流体供給チャンネル)に流通するとともに、結合チャンネルからバイパス経路(バイパス間隙部)を介して流体回収チャンネルにも流通する、いわゆるマニホールド循環を実現する構成となっている。
Furthermore, in the liquid ejection device according to
特許文献1は、供給マニホールドと帰還マニホールドとを、バイパス経路(バイパス間隙部)によって連通させた構成である。このため、圧力室から伝わる圧力波の影響によりノズル吐出口からの流体の吐出が不安定となるというクロストークの問題が大きくなる。
具体的には、特許文献1の場合、1の個別チャンネルの圧力室で発生した圧力波の伝搬ルートとして、次の2ルートが存在する。すなわち、圧力室から、供給絞り部、供給マニホールドの順に伝播する第1ルートと、圧力室、ノズル吐出口、帰還絞り部、帰還マニホールドの順に伝播する第2ルートとである。ところで、第1ルートの圧力波も第2ルートの圧力波も同位相で伝播する。このため、上記した同じ圧力室に連通した供給マニホールドと帰還マニホールドとを、バイパス経路によって連通させた構成の場合、第1ルートで伝播する圧力波と第2ルートで伝播する圧力波とがバイパス経路を介して合わさり圧力波が増幅する、いわゆるクロストークという現象が生じる。
Specifically, in the case of
そこで、本発明は、圧力波のクロストークの影響を抑制することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Therefore, an object of the present invention is to provide a liquid ejection device that can suppress the influence of crosstalk of pressure waves.
本発明のある態様に係る液体吐出装置は、第1ノズル吐出口をそれぞれ含む、複数の第1個別チャンネルと、前記第1個別チャンネルに接続され、液体を前記第1個別チャンネルに供給する第1供給マニホールドと、前記第1個別チャンネルに接続され、前記第1ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第1帰還マニホールドと、第2ノズル吐出口をそれぞれ含む、複数の第2個別チャンネルと、前記第2個別チャンネルに接続され、液体を前記第2個別チャンネルに供給する第2供給マニホールドと、前記第2個別チャンネルに接続され、前記第2ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第2帰還マニホールドと、前記第1供給マニホールドと前記第2帰還マニホールドとを連通させる第1バイパス経路と、を備える。 A liquid ejection device according to an aspect of the present invention includes a plurality of first individual channels each including a first nozzle ejection port, and a first individual channel connected to the first individual channel and supplying liquid to the first individual channel. a plurality of second individual channels each including a supply manifold, a first return manifold connected to the first individual channel and through which liquid not discharged from the first nozzle outlet flows, and a second nozzle outlet; , a second supply manifold connected to the second individual channel and supplying liquid to the second individual channel; and a second supply manifold connected to the second individual channel, through which liquid not ejected from the second nozzle outlet flows. It includes a second return manifold and a first bypass path that communicates the first supply manifold and the second return manifold.
上記構成によると、第1バイパス経路を備えているため、第1個別チャンネルに接続された第1供給マニホールド内を伝播する圧力波は第2個別チャンネルに接続された第2帰還マニホールドに伝播される。このため、第1供給マニホールド内を伝播する圧力波と、この圧力波と同位相となる第1帰還マニホールド内を伝播する圧力波とが合流しないため、クロストークの影響を抑制することができる。 According to the above configuration, since the first bypass path is provided, the pressure wave propagating within the first supply manifold connected to the first individual channel is propagated to the second return manifold connected to the second individual channel. . Therefore, the pressure wave propagating within the first supply manifold and the pressure wave propagating within the first feedback manifold having the same phase as the pressure wave do not merge, so that the influence of crosstalk can be suppressed.
本発明は、以上に説明した構成を有し、圧力波のクロストークの影響を抑制することができるという効果を奏する。 The present invention has the configuration described above, and has the effect of suppressing the influence of crosstalk of pressure waves.
本発明の実施の形態に係る液体吐出装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下では液体吐出装置として、インクを被記録シートへ吐出するインク吐出装置を例として説明する。 A liquid ejection device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, an ink ejection apparatus that ejects ink onto a recording sheet will be described as an example of a liquid ejection apparatus.
<液体吐出装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る液体吐出装置1の概略構成を示す模式図である。液体吐出装置1は、下から順に、給紙トレイ10、プラテン11及びラインヘッド12が組み付けられている。給紙トレイ10は、複数の被記録シートPを収容する。給紙トレイ10の上方には、直交方向に長寸のプラテン11が設けられている。プラテン11は、平板部材であり、搬送される被記録シートPを下から支える。プラテン11の更に上方には、ラインヘッド12が配置されている。詳細は後述するがラインヘッド12には、複数の液体吐出ヘッド13が設けられている。また、プラテン11の前方には、排紙トレイ14が設けられており、記録を終えた被記録シートPを受け取る。
<Configuration of liquid ejection device>
FIG. 1 is a schematic diagram showing a schematic configuration of a
給紙トレイ10の後方からは、シート搬送路20が延設されている。シート搬送路20は、給紙トレイ10と排紙トレイ14とを繋ぐ。シート搬送路20は、湾曲パス21、ストレートパス22、及びエンドパス23の3つのパスに分割できる。湾曲パス21は、給紙トレイ10から上方へ湾曲して、プラテン11の後方近傍まで至っている。ストレートパス22は、湾曲パス21の終点からプラテン11の前方近傍まで至っている。エンドパス23は、ストレートパス22の終点から排紙トレイ14まで至っている。
A
液体吐出装置1は、被記録シートPを搬送するシート搬送機構として、給送ローラ30、搬送ローラ31、及び排出ローラ34を備えている。シート搬送機構は、給紙トレイ10の被記録シートPを、シート搬送路20に沿って、排紙トレイ14まで搬送する。
The
具体的には、給送ローラ30が、給紙トレイ10の直上に設けられ、被記録シートPに上から当接している。搬送ローラ31は、ピンチローラ32と組んで搬送ローラ部33を構成し、湾曲パス21の下流端近傍に配置されている。搬送ローラ部33は、湾曲パス21とストレートパス22とを繋ぐ。排出ローラ34は、拍車ローラ35と組んで排出ローラ部36を構成し、ストレートパス22の下流端近傍に配置されている。排出ローラ部36は、ストレートパス22とエンドパス23を繋ぐ。
Specifically, the
ここで、被記録シートPは、給送ローラ30によって、湾曲パス21を介して搬送ローラ部33へ供給される。さらに被記録シートPは、搬送ローラ部33により、ストレートパス22から排出ローラ部36へ送られる。該ストレートパス22内では、プラテン11上の被記録シートPに対して、インクが液体吐出ヘッド13から吐出される。被記録シートPには、画像が記録される。この記録済みの被記録シートPは、排出ローラ部36によって、排紙トレイ14まで搬送される。
Here, the recording sheet P is supplied to the conveying
図2は、本発明の実施の形態に係る液体吐出装置1を上方から平面視したときの概略構成を示す模式図である。図2に示すように、ラインヘッド12は、下面が被記録シートPと対向し、被記録シートPが搬送される方向(搬送方向)に直交する方向(直交方向)における被記録シートPの長さ以上の長さを有している。下面は、複数の個別チャンネル100(後述の図3(a)、(b)参照)のノズル吐出口57が設けられたノズル面である。
FIG. 2 is a schematic diagram showing a schematic configuration of the
各ノズル吐出口57には、タンク16が接続されている。タンク16は、ラインヘッド12上に配置されたサブタンク16b、及びサブタンク16bにチューブ17によって接続された貯留タンク16aを有している。このサブタンク16b及び貯留タンク16aに液体が貯留されている。タンク16は、ノズル吐出口57から吐出される液体の色の数に応じて設けられ、例えば、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)の液体に対して4つのタンク16が設けられている。これにより、ラインヘッド12は複数種類の液体を吐出する。
A
このように、ラインヘッド12が移動せずに固定されて、複数のノズル吐出口57から液体を吐出する。この吐出と共に、搬送機構により被記録シートPを搬送方向に搬送する。これによって、被記録シートPに画像が記録される。
In this way, the
なお、上記では、液体吐出ヘッド13がラインヘッド12である場合を例に挙げて説明したが、ラインヘッド12の代わりにシリアルヘッドであってもよい。
In addition, although the case where the
(液体吐出ヘッドの構成)
図3を参照して液体吐出ヘッド13の構成について説明する。図3は図1に示す液体吐出装置1が備える液体吐出ヘッド13の構成の一部を拡大した模式図であり、同図(a)は液体吐出ヘッド13の平面構造を示す模式図、同図(b)は液体吐出ヘッド13の断面構造を示す模式図である。なお、図3(b)は、図3(a)に示す液体吐出ヘッド13を個別チャンネル(後述する第1個別チャンネル60a、第2個別チャンネル60b)に沿って切断したときの断面構造を示す。また、図3では、説明の便宜上、後述する第1圧力室50aおよび第2圧力室50bの上方に配置され、第1圧力室50a内または第2圧力室50b内の液体へ圧力を付与する圧電プレートについては図示を省略している。また、図3(b)では、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の配置関係をわかりやすくするために、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71が形成される領域、すなわち第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bが形成されるプレートの領域を拡大し、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の配置関係を示している。
(Configuration of liquid ejection head)
The configuration of the
なお、液体吐出ヘッド13が備える各部は、複数のプレートそれぞれに対してエッチング(ハーフエッチング)もしくは切削などの加工を施し、これらのプレートを積層させて形成することができる。あるいは、所定の形状に成形された複数の樹脂製プレートを積層させて形成してもよい。
Note that each part of the
図3では、4つの異なるノズル列(第1ノズル列100A、第2ノズル列100B、第3ノズル列100C、第4ノズル列100D)が配置された液体吐出ヘッド13部分を拡大して図示している。本発明の実施の形態では、第1ノズル列100Aと第2ノズル列100Bとは、第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aからなる第1島部300aに設けられている。また、第3ノズル列100Cと第4ノズル列100Dとは、第2供給マニホールド51bおよび第2帰還マニホールド52bからなる第2島部300bに設けられている。本実施形態では、第1島部300aと第2島部300bとが互いに隣接して配置されている場合を例に挙げて説明する。
FIG. 3 shows an enlarged view of a portion of the
なお、本明細書では、第1個別チャンネル60aが接続する供給マニホールドを第1供給マニホールド51a、第1個別チャンネル60aが接続する帰還マニホールドを第1帰還マニホールド52aと称する。同様に、第2個別チャンネル60bが接続する供給マニホールドを第2供給マニホールド51b、第2個別チャンネル60bが接続する帰還マニホールドを第2帰還マニホールド52bと称する。また、島部とは、ノズル面から平面視したとき、各個別チャンネルが備える圧力室と重複して位置する供給マニホールドと帰還マニホールドと、を含むユニットである。
In this specification, the supply manifold to which the first
なお、第1島部300aに設けられた第1ノズル列100Aおよび第2ノズル列100Bそれぞれを構成する複数の個別チャンネルは同様の構成となるため、まとめて第1個別チャンネル60aと称する。また、第2島部300bに設けられた第3ノズル列100Cおよび第4ノズル列100Dそれぞれを構成する複数の個別チャンネルは同様の構成となるため、まとめて第2個別チャンネル60bと称する。
Note that since the plurality of individual channels forming each of the
第1個別チャンネル60aは、第1圧力室50a、第1圧力室50aと連通する第1ディセンダ56a、および第1ディセンダ56aと連通し、液滴が吐出される第1ノズル吐出口57aを有する。第1ノズル吐出口57aが設けられている側を下方向とし、その反対側を上方向としたとき、第1ディセンダ56aの上方には第1圧力室50aが設けられている。第1圧力室50aの上面には圧電プレート(圧電体)が配置されており、この圧電プレートによって所定のタイミングで第1圧力室50a内の液体へ圧力を付与する。具体的には、圧電プレートに所定のタイミングで電圧を印加すると圧電プレートの体積が変化し第1圧力室50a内の液体へ圧力を付与する。これにより第1ノズル吐出口57aから液滴を吐出させることができる。
The first
また、第1個別チャンネル60aは、第1供給絞り部53aを備え、この第1供給絞り部53aを介して、第1供給マニホールド51aと接続される。さらにまた、第1帰還絞り部54aを備え、この第1帰還絞り部54aを介して、第1帰還マニホールド52aと接続される。具体的には、第1供給マニホールド51aと、第1個別チャンネル60aの第1圧力室50aとが、流路径が小さくなっている第1供給絞り部53aによって接続されている。また、第1個別チャンネル60aの第1ノズル吐出口57aと、第1帰還マニホールド52aとが、流路径が小さくなっている第1帰還絞り部54aによって接続されている。
Further, the first
液体吐出装置1では、タンク16から送出された液体が、第1入口ポート58aを介して、第1供給マニホールド51aに供給される。第1供給マニホールド51aに供給された液体は、第1供給絞り部53aを介して第1個別チャンネル60aの第1圧力室50aに供給される。第1圧力室50aで圧力が付与された液体は、第1ディセンダ56aを流通して第1ノズル吐出口57aへ導かれ、第1ノズル吐出口57aから液滴の状態で吐出される。ここで、第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体は、第1帰還絞り部54aを介して第1帰還マニホールド52aに送出される。第1帰還マニホールド52aに送出された液体は、第1出口ポート59aを介してタンク16に戻される。このように、第1島部300aに設けられた各第1個別チャンネル60aはノズル循環を行う構成となっている。
In the
なお、第1供給マニホールド51aは、液体を第1圧力室50aに送出させるために、内部は正圧となっている。また、第1帰還マニホールド52aは、第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体を引き込むために、内部は負圧となっている。
Note that the inside of the
また、第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aとは、第1ノズル吐出口57aが形成されたノズル面から平面視したとき両者は重畳するように配置されている。液体吐出ヘッド13においてノズル面が形成されている側を下方とし、その反対側を上方としたとき、第1帰還マニホールド52aの上方に第1供給マニホールド51aが配置される。そして、第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとの間には第1ダンパー部55aが設けられる。この第1ダンパー部55aによって、第1供給絞り部53aを介して第1圧力室50aから第1供給マニホールド51aに伝播してきた圧力波の影響を抑制することができる。さらに、第1帰還絞り部54aを介して第1帰還マニホールド52aに伝播してきた圧力波の影響も抑制することができる。
Further, the
また、第2個別チャンネル60bも、上記した第1個別チャンネル60aと同様の構成を有する。すなわち、第2個別チャンネル60bは、第2圧力室50b、第2圧力室50bと連通する第2ディセンダ56b、および第2ディセンダ56bと連通し、液滴が吐出される第2ノズル吐出口57bを有する。そして、第2個別チャンネル60b夫々は、第2供給絞り部53bを介して第2供給マニホールド51bに、第2帰還絞り部54bを介して第2帰還マニホールド52bにそれぞれ接続されている。
Further, the second
また、ノズル面から平面視したとき、第2供給マニホールド51bと第2帰還マニホールド52bとは重畳するように配置され、両者の間に第2ダンパー部55bが設けられる。本発明の実施の形態では、第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bは、ダンパー空間を形成するために凹部領域が設けられ2枚のプレート(第1ダンパープレート80、第2ダンパープレート81)から形成されている。なお、第2個別チャンネル60bは、第1個別チャンネル60aと同様な構成を有するため詳細な説明は省略する。
Further, when viewed in plan from the nozzle surface, the
上記した構成を有する第1個別チャンネル60aと第2個別チャンネル60bとは、これらが設けられている島部がそれぞれ異なっているが、第1バイパス経路70によって液体の循環流路が接続された構成となっている。具体的には、図3(b)に示すように、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとが第1バイパス経路70によって接続され、第1供給マニホールド51a内の液体の一部が第2帰還マニホールド52bに流通する構成となっている。そして、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間でマニホールド循環させることができる。ここで、第1バイパス経路70の構成について図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る液体吐出ヘッド13が備える第1バイパス経路70の構成を示す断面図である。
The first
図4に示すように、本発明の実施の形態では、第1バイパス経路70を設けるプレートとして、第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bを形成する第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81を利用している。なお、第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81は、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとを区画する壁部である。そして、第1ダンパープレート80は第1供給マニホールド51aの底面をなすプレートとしても機能し、第2ダンパープレート81は第2帰還マニホールド52bの上面をなすプレートとしても機能している。
As shown in FIG. 4, in the embodiment of the present invention, the
具体的には、第1ダンパープレート80における、第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bが形成されていない領域の一部を切り欠くことによって、第1流通路70bを設ける。この第1流通路70bは、第1供給マニホールド51a内と連通する。
Specifically, the
また、第2ダンパープレート81における、第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bが形成されていない領域において上下方向(プレートが積層される方向)に貫通する孔を形成することによって、第1排出孔70aを設ける。この第1排出孔70aは、一方の端部で第2帰還マニホールド52b内と連通するとともに、他方の端部で第1流通路70bと連通する。この第1流通路70bは、ノズル面から平面視したとき、第1供給マニホールド51aおよび第1排出孔70aそれぞれと重畳する位置に配置されている。
In addition, by forming holes penetrating in the vertical direction (in the direction in which the plates are stacked) in the region of the
なお、第1バイパス経路70は、第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81に対してエッチングもしくは切削の加工を施し積層させて形成することができる。あるいは、第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81が所定の形状に成形された樹脂製プレートであり、これらのプレートを積層させて形成してもよい。第1排出孔70aおよび第1流通路70bの形状および寸法を適宜設定することで、流通する流体の圧力を容易に調整することができる。例えば、第1流通路70bは、第1供給マニホールド51aから第2帰還マニホールド52b側に向かって延伸する、第1ダンパープレート80に形成された細長い溝(スリット)としてもよい。もしくは、ノズル面から平面視したとき、第1供給マニホールド51aおよび第1排出孔70aそれぞれと重畳する径を有し、第1ダンパープレート80を上下方向に貫通する貫通孔としてもよい。
Note that the
さらにまた、液体吐出ヘッド13は、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとが第2バイパス経路71によって接続され、第2供給マニホールド51b内の液体の一部が第1帰還マニホールド52aに流通する構成となっている。そして、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとの間でマニホールド循環させることができる。
Furthermore, in the
次に、第2バイパス経路71の構成について図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る液体吐出ヘッド13が備える第2バイパス経路71の構成を示す断面図である。
Next, the configuration of the
図5に示すように、第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bを形成する第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81を利用して、第2バイパス経路71が形成されている。なお、第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81は、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとを区画する壁部でもある。そして、第1ダンパープレート80は第2供給マニホールド51bの底面をなすプレートとしても機能し、第2ダンパープレート81は第1帰還マニホールド52aの上面をなすプレートとしても機能している。
As shown in FIG. 5, a
具体的には、第1ダンパープレート80における、第1ダンパー部55a、第2ダンパー部55b、および第1バイパス経路70が形成されていない領域の一部を切り欠くことによって、第2流通路71bを設ける。この第2流通路71bは、第2供給マニホールド51b内と連通する。
Specifically, by cutting out a part of the region of the
また、第2ダンパープレート81における、第1ダンパー部55a、第2ダンパー部55b、および第1バイパス経路70が形成されていない領域において上下方向(プレートが積層される方向)に貫通する孔を形成することによって、第2排出孔71aを設ける。この第2排出孔71aは、一方の端部で第1帰還マニホールド52a内と連通するとともに、他方の端部で第2流通路71bと連通する。この第2流通路71bは、ノズル面から平面視したとき、第2供給マニホールド51bおよび第2排出孔71aそれぞれと重畳する位置に配置されている。
Further, in the
第2バイパス経路71は、第1バイパス経路70と同様に、第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81に対してエッチングもしくは切削の加工を施し積層させて形成することができる。あるいは、第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81が所定の形状に成形された樹脂製プレートであり、これらのプレートを積層させて形成してもよい。第2バイパス経路71は、上記した第2排出孔71aおよび第2流通路71bの形状および寸法を適宜設定することで、流通する流体の圧力を容易に調整することができる。例えば、第2流通路71bは、第2供給マニホールド51bから第1帰還マニホールド52a側に向かって延伸する、第1ダンパープレート80に形成された細長い溝(スリット)としてもよい。もしくは、ノズル面から平面視したとき、第2供給マニホールド51bおよび第2排出孔71aそれぞれと重畳する径を有し、第1ダンパープレート80を上下方向に貫通する貫通孔としてもよい。
Like the
このように、実施の形態に係る液体吐出ヘッド13では、異なる島部を構成する供給マニホールドと帰還マニホールドとを接続させマニホールド循環させる構成である。このため、第1供給マニホールド51a内を伝播する第1圧力室50aからの圧力波と、第1帰還マニホールド52a内を伝播する第1圧力室50aからの圧力波とが上記したバイパス経路を介して合流することがないため、クロストークの影響を抑制することができる。同様に、第2供給マニホールド51b内を伝播する第2圧力室50bからの圧力波と、第2帰還マニホールド52b内を伝播する第2圧力室50bからの圧力波とが合流しないため、クロストークの影響を抑制することできる。
In this manner, the
なお、実施の形態に係る液体吐出ヘッド13では、第1供給マニホールド51a内を伝播する第1圧力室50aからの圧力波と、第2帰還マニホールド52b内を伝播する第2圧力室50bからの圧力波とが合流する可能性がある。また、同様に第2供給マニホールド51b内を伝播する第2圧力室50bからの圧力波と、第1帰還マニホールド52a内を伝播する第1圧力室50aからの圧力波とが合流する可能性がある。
Note that in the
しかしながら、第1個別チャンネル60aと第2個別チャンネル60bとは、異なる島部に設けられ、第1個別チャンネル60aにより構成されるノズル列(第1ノズル列100Aまたは第2ノズル列100B)と、第2個別チャンネル60bにより構成されるノズル列(第3ノズル列100Cまたは第4ノズル列100D)とが異なっている。このため、第1個別チャンネル60aと第2個別チャンネル60bとは、同じタイミングで液滴を吐出する可能性が、同じノズル列を構成する個別チャンネル同士よりも低くなる。
However, the first
それゆえ、第1供給マニホールド51a内を伝播する圧力波と、第2帰還マニホールド52b内を伝播する圧力波とは同位相となる可能性が低くなり、両者の圧力波が合流したとしてもクロストークの影響は小さくなる。また、同様に、第2供給マニホールド51b内を伝播する圧力波と、第1帰還マニホールド52a内を伝播する圧力波とは同位相となる可能性が低くなり、両者の圧力波が合流したとしてもクロストークの影響は小さくなる。
Therefore, the pressure waves propagating inside the
なお、上記したように、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71は、ともに第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81に形成されている。このため、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の配置を工夫する必要がある。また、これら第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の配置に応じて、第1供給マニホールド51a、第1帰還マニホールド52a、第2供給マニホールド51b、および第2帰還マニホールド52bの配置も工夫する必要がある。
Note that, as described above, the
以下において、第1島部300aを構成する第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aと、第2島部300bを構成する第2供給マニホールド51bおよび第2帰還マニホールド52bと、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71それぞれの配置関係を、図6を参照して説明する。図6は本発明の実施の形態に係る第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aと、第2供給マニホールド51bおよび第2帰還マニホールド52bと、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71との配置関係を示す平面図である。なお、図6において第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bを実線で、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bを破線で示している。また、第1個別チャンネル60a群および第2個別チャンネル60b群の図示は省略している。
In the following, the
図6に示すように、液体吐出装置1が備える液体吐出ヘッド13において、ノズル面から平面視したとき、第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとは、重畳するように配置されるとともに、同じ方向に延伸している。しかしながら、第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとは延伸方向における長さが異なっている。また、ノズル面から平面視したとき、第2供給マニホールド51bと第2帰還マニホールド52bとは、重畳するように配置されるとともに、同じ方向に延伸している。しかしながら、第2供給マニホールド51bと第2帰還マニホールド52bとは延伸方向における長さが異なっている。
As shown in FIG. 6, in the
つまり、第1供給マニホールド51aの延伸方向における先端部位置と第2帰還マニホールド52bの延伸方向における先端部位置とが略同じ位置となっており、両者の先端部位置を第1バイパス経路70によって接続している。また、第1供給マニホールド51aの先端部とは反対側の端部(基端部と称する)側に第1入口ポート58aが設けられ、第2帰還マニホールド52bの基端部側に第2出口ポート59bが設けられている。
In other words, the tip position of the
また、第2供給マニホールド51bの延伸方向における先端部位置と第1帰還マニホールド52aの延伸方向における先端部位置とが略同じ位置となっており、両者の先端部位置を第2バイパス経路71によって接続している。また、第2供給マニホールド51bの基端部側に第2入口ポート58bが設けられ、第1帰還マニホールド52aの基端部側に第1出口ポート59aが設けられている。
Further, the tip position of the
そして、液体吐出ヘッド13の上記した延伸方向において、第1バイパス経路70の方が第2バイパス経路71よりも遠い位置となっており、互いに重なりあわないように配置されている。
In the above-mentioned extending direction of the
ここで図7を参照して、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の詳細な構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る液体吐出ヘッド13が備える第1バイパス経路70部分と第2バイパス経路71部分との構成を示す分解斜視図である。
Here, with reference to FIG. 7, detailed configurations of the
図7に示すように、プレート90と第1ダンパープレート80とを積層させることで、第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bの底面を形成する。プレート90において第1供給マニホールド51aの形状に応じて切り出された部分と、第1ダンパープレート80において切り出された第1流通路70bとの重畳する部分で、第1供給マニホールド51aと第1バイパス経路70とが連通する。また、第2供給マニホールド51bの形状に応じて切り出された部分と、第1ダンパープレート80において切り出された第2流通路71bとの重畳する部分で、第2供給マニホールド51bと第2バイパス経路71とが連通する。
As shown in FIG. 7, the bottom surfaces of the
また、第2ダンパープレート81とプレート91とを積層させることで、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bの上面を形成する。プレート91において第1帰還マニホールド52aの形状に応じて切り出された部分と、第2ダンパープレート81において切り出された第2排出孔71aとの重畳する部分で、第1帰還マニホールド52aと第2バイパス経路71とが連通する。また、第2帰還マニホールド52bの形状に応じて切り出された部分と、第2ダンパープレート81において切り出された第1排出孔70aとの重畳する部分で、第2帰還マニホールド52bと第1バイパス経路70とが連通する。
Further, by stacking the
第1ダンパープレート80には、第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bそれぞれの先端部形状に対応するように湾曲した弧を有する扇型形状のスリットがそれぞれ形成されている。そして、プレート90と第1ダンパープレート80と第2ダンパープレート81とを積層させることで、上記した扇型形状となる第1流通路70bおよび第2流通路71bが形成される。
The
第1流通路70bでは、扇型形状における弧の第2島部300b側の端部において、第2ダンパープレート81に形成された第1排出孔70aと重なりあうように位置あわせされている。
In the
このため、第1供給マニホールド51a内の液体は、第1排出孔70aよりも大きな開口形状となる第1流通路70bに流入する。そして、第1排出孔70aと重なりあう弧の端部位置に向かって流れる。ここで第1流通路70bは、弧の端部位置に向かって徐々に流路幅が狭まっている。このため、第1流通路70bに流入した液体は、第1排出孔70aに至るまでに圧力の大きさが調整され、第1排出孔70aを通じて第2帰還マニホールド52b内に流入する。
Therefore, the liquid in the
一方、第2流通路71bは、扇型形状における弧の第1島部300a側の端部において、第2ダンパープレート81に形成された第2排出孔71aと重なりあうように位置あわせされている。
On the other hand, the
このため、第2供給マニホールド51b内の液体は、第2排出孔71aよりも大きな開口形状となる第2流通路71bに流入する。そして、第2排出孔71aと重なりあう弧の端部位置に向かって流れる。第2流通路71bは、第1流通路70bと同様に、弧の端部位置に向かって徐々に流路幅が狭まっている。このため、第2流通路71bに流入した液体は、第2排出孔71aに至るまでに圧力の大きさが調整され、第2排出孔71aを通じて第1帰還マニホールド52a内に流入する。
Therefore, the liquid in the
また、図6に示すように、ノズル面から平面視したとき、第1バイパス経路70の第1排出孔70aの中心位置が、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間の中央線O上に位置している。同様に第2バイパス経路71の第2排出孔71aの中心位置が、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとの間の中央線O上に位置している。このため、第1バイパス経路70の第1流通路70bの形状を含めて、ノズル面から平面視したとき、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの形状を中央線Oに対して対称とすることができる。また、第2バイパス経路71の第2流通路71bの形状を含めて、ノズル面から平面視したとき、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとの形状を中央線Oに対して対称とすることができる。このため、異なる島部に配置された2つのマニホールドをなめらかにつなげることができる。
Further, as shown in FIG. 6, when viewed from the nozzle surface in plan, the center position of the
なお、図6に示すように液体吐出ヘッド13では、第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bは、延伸方向における先端部側(第1バイパス経路70、第2バイパス経路71が設けられる側)とは反対側となる基端部側に第1入口ポート58aおよび第2入口ポート58bが設けられる構成であった。また、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bも、延伸方向における先端部側とは反対側となる基端部側に第1出口ポート59aおよび第2出口ポート59bが設けられる構成であった。これら第1入口ポート58a、第2入口ポート58b、第1出口ポート59a、および第2出口ポート59bが設けられる位置は延伸方向における基端部側に限定されるものではない。第1入口ポート58a、第2入口ポート58b、第1出口ポート59a、および第2出口ポート59bは、第1供給マニホールド51a、第2供給マニホールド51b、第1帰還マニホールド52a、および第2帰還マニホールド52bにおいてそれぞれ異なる側の端部に設けられていてもよい。第1入口ポート58aおよび第2入口ポート58bを介して第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bに供給され液体が流通する流路(不図示)の配置または形状、第1出口ポート59aおよび第2出口ポート59bを介して、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bから液体が排出される流路(不図示)の配置または形状に応じて任意に設けることができる。
Note that, as shown in FIG. 6, in the
(変形例1)
次に図8を参照して本発明の実施の形態の変形例1に係る液体吐出ヘッド213について説明する。図8は、本発明の実施の形態の変形例1に係る第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aと、第2供給マニホールド51bおよび第2帰還マニホールド52bと、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71との配置関係を示す平面図である。なお、図8において第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bを実線で、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bを破線で示している。また、第1島部300aに設けられる第1個別チャンネル60a群および第2島部300bに設けられる第2個別チャンネル60b群の図示は省略している。
(Modification 1)
Next, a liquid ejection head 213 according to a first modification of the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 8 shows a
実施の形態に係る液体吐出ヘッド13では、第1バイパス経路70の第1排出孔70aの中心、ならびに第2バイパス経路71の第2排出孔71aの中心が中央線O上に位置する構成であった。
In the
これに対して、実施の形態の変形例1に係る液体吐出ヘッド213では、以下のように第1供給マニホールド51a、第1帰還マニホールド52a、第2供給マニホールド51b、第2帰還マニホールド52bそれぞれの配置が異なっている。
On the other hand, in the liquid ejection head 213 according to the first modification of the embodiment, the
すなわち、図8に示すように、第1排出孔70aの中心と、第2排出孔71aの中心とが、マニホールドの延伸方向に直交する方向に互いに離れて位置するように、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71が配置されている点で異なる。
That is, as shown in FIG. 8, the
ここで、液体のリーク防止の点から第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の間に、ある程度距離を設ける必要がある。この場合、例えば、液体吐出ヘッド13のように、第1排出孔70aの中心と第2排出孔71aの中心とが延伸方向において同一直線状に配置された構成では、延伸方向に第1排出孔70aと第2排出孔71aとを離す必要がある。このため、液体吐出ヘッド13では、第1供給マニホールド51aおよび第2帰還マニホールド52bを延伸方向に沿ってさらにのばす必要があり、寸法がその延伸方向において大きくなってしまう。
Here, it is necessary to provide a certain distance between the
これに対して、変形例1に係る液体吐出ヘッド213では、第1排出孔70aの中心と第2排出孔71aの中心とが延伸方向に直交する方向に互いに離れている。このため、延伸方向に第1排出孔70aと第2排出孔71aとを離す必要がなく、装置構成の小型化を図ることができる。
On the other hand, in the liquid ejection head 213 according to the first modification, the center of the
また、変形例1に係る液体吐出ヘッド13は、第1供給マニホールド51aの第1入口ポート58aの中心から第1排出孔70aの中心までの距離R1と、第2帰還マニホールド52bの第2出口ポート59bの中心から第1排出孔70aの中心までの距離R2とが等しくなっている。さらにまた、第1帰還マニホールド52aの第1出口ポート59aの中心から第2排出孔71aの中心までの距離r1と、第2供給マニホールド51bの第2入口ポート58bの中心から第2排出孔71aの中心までの距離r2とが等しくなっている。このため、第1島部300aを構成するマニホールドと、第2島部300bを構成するマニホールドとにおいて、マニホールド循環する液体が流通する流路の抵抗を揃えることができる。それゆえ、ノズル吐出口57にかかる圧力を、第1島部300aを構成する第1個別チャンネル60aおよび第2島部300bを構成する第2個別チャンネル60bで揃えることができる。このため、メニスカスブレイクの発生を低減させるとともに、位置によるメニスカスのばらつきをなくして、吐出ばらつきを低減させることができる。
Furthermore, the
なお、図8に示すように、変形例1に係る液体吐出ヘッド213では、第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bはそれぞれの基端部が同様な位置に揃えられている。また、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bはそれぞれの基端部の位置が同様な位置に揃えられている。しかしながら、第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bそれぞれの基端部の位置が必ずしも同様な位置に揃えられていなくてもよい。また、第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bそれぞれの基端部の位置も必ずしも同様な位置に揃えられていなくてもよい。ただし、第1供給マニホールド51aおよび第2供給マニホールド51bそれぞれの基端部の位置、ならびに第1帰還マニホールド52aおよび第2帰還マニホールド52bそれぞれの基端部の位置が各々揃えられている構成の方が、高密度なノズル吐出口57の配置を容易とする。
Note that, as shown in FIG. 8, in the liquid ejection head 213 according to the first modification, the base ends of the
また、この構成において、第1供給マニホールド51aの第1入口ポート58aの中心から第1排出孔70aの中心までの距離R1と、第2帰還マニホールド52bの第2出口ポート59bの中心から第1排出孔70aの中心までの距離R2とが等しくなる構成としてもよい。さらに、第1帰還マニホールド52aの第1出口ポート59aの中心から第2排出孔71aの中心までの距離r1と、第2供給マニホールド51bの第2入口ポート58bの中心から第2排出孔71aの中心までの距離r2とが等しくなる構成としてもよい。
In addition, in this configuration, the distance R1 from the center of the
(変形例2)
次に、図9を参照して本発明の実施の形態の変形例2に係る液体吐出ヘッド313について説明する。図9は、本発明の実施の形態の変形例2に係る液体吐出ヘッド313の構成の一部を拡大した模式図であり、同図(a)は液体吐出ヘッド313の平面構造を示す模式図、同図(b)は液体吐出ヘッド313の断面構造を示す模式図である。なお、図9(b)は、図9(a)に示す液体吐出ヘッド313を個別チャンネルに沿って切断したときの断面構造を示す。また、図9では、説明の便宜上、圧電プレート60については図示を省略している。また、図9(b)では、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の配置関係をわかりやすくするために、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71が形成される領域、すなわち第1ダンパー部55aおよび第2ダンパー部55bが形成されるプレートの領域を拡大し、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の配置関係を示している。
(Modification 2)
Next, a
上記した本発明の実施の形態に係る液体吐出ヘッド13では、第1島部300aと第2島部300bとの間で、互いに供給マニホールドと帰還マニホールドとを接続し、マニホールド循環を行う構成であった。これに対して、本発明の実施の形態の変形例2に係る液体吐出ヘッド313は、図9に示すように第1島部300aを構成する第1供給マニホールド51aが第2島部300bを構成する第2帰還マニホールド52bと接続される。また、第1島部300aを構成する第1帰還マニホールド52aが第3島部300cを構成する第3供給マニホールド51cと接続される構成となっている。
In the
第3島部300cは、個別チャンネルが接続された第3供給マニホールド51cおよび第3帰還マニホールド52cから構成されており、図9に示すように、第1島部300aにおいて第2島部300bとは反対側に配置されている。なお、第3島部300cは、第1島部300aおよび第2島部300bと同様な構成となるため、詳細な説明は省略する。そして,変形例2に係る液体吐出ヘッド313では、第1島部300aの第1供給マニホールド51aは、第1バイパス経路70を介して第2帰還マニホールド52bと接続される。一方、第1帰還マニホールド52aは、第2バイパス経路71を介して第3供給マニホールド51cと接続される。
The
ここで、第1島部300a、第2島部300b、および第3島部300cそれぞれにおいて設けられた個別チャンネルが同じタイミングで液滴を吐出する可能性は、同一の島部に設けられた個別チャンネルが同じタイミングで液滴を吐出する可能性よりも低くなる。
Here, there is a possibility that the individual channels provided in the
このため、第1供給マニホールド51a内を伝播する圧力波と、第2帰還マニホールド52b内を伝播する圧力波とは同位相となる可能性が低くなり、両者の圧力波が合流したとしてもクロストークの影響は小さくなる。また、同様に、第3供給マニホールド51c内を伝播する圧力波と、第1帰還マニホールド52a内を伝播する圧力波とは同位相となる可能性が低くなり、両者の圧力波が合流したとしてもクロストークの影響は小さくなる。
Therefore, the pressure waves propagating inside the
なお、本発明の実施の形態の変形例2に係る液体吐出ヘッド313では、3つの島部からなる構成例を図9に示して説明した。すなわち、第1島部300aの第1供給マニホールド51aが第2島部300bの第2帰還マニホールド52bと接続され、第1島部300aの第1帰還マニホールド52aが第3島部300cの第3供給マニホールド51cと接続される構成であった。しかしながら、第1島部300a、第2島部300b、および第3島部300cにおいて供給マニホールドと帰還マニホールドとを接続するバイパス経路の配置はこれに限定されるものではない。変形例2に係る液体吐出ヘッド313の別のバリエーションとして、例えば、図10に示す方向に液体が流れるように、各供給マニホールドと各帰還マニホールドとをバイパス経路によって接続した構成であってもよい。図10は本発明の実施の形態の変形例2に係る液体吐出ヘッド313における液体の流通方向の一例を模式的に示す図である。図10では、変形例2に係る液体吐出ヘッド313の断面構造において、液体の流通方向を矢印により示している。
In addition, in the
具体的には、図10に示すように、第1島部300aを構成する第1供給マニホールド51aが、第2島部300bを構成する第2帰還マニホールド52bと第1バイパス経路70Aを介して接続されるとともに、第3島部300cを構成する第3帰還マニホールド52cとも第1バイパス経路70Bを介して接続される。また、第2島部300bを構成する第2供給マニホールド51bが第1島部300aを構成する第1帰還マニホールド52aと第2バイパス経路71を介して接続される。また、第3島部300cを構成する第3供給マニホールド51cが第1島部300aを構成する第1帰還マニホールド52aと第3バイパス経路72を介して接続される。なお、図10では、第1バイパス経路70Aおよび第1バイパス経路70Bそれぞれを流通する液体の流通方向を実線で示し、第2バイパス経路71を流通する流体の流通方向を破線で示し、第3バイパス経路72を流通する流体の流通方向を一点鎖線で示している。
Specifically, as shown in FIG. 10, the
このような構成では、第1供給マニホールド51a内を伝播する圧力波と、第2帰還マニホールド52b内を伝播する圧力波および第3帰還マニホールド52c内を伝播する圧力波とは同位相となる可能性が低くなる。それゆえ、両者の圧力波が合流したとしてもクロストークの影響は小さくなる。また、同様に、第2供給マニホールド51b内を伝播する圧力波および第3供給マニホールド51c内を伝播する圧力波と、第1帰還マニホールド52a内を伝播する圧力波とは同位相となる可能性が低くなる。それゆえ、両者の圧力波が合流したとしてもクロストークの影響は小さくなる。
In such a configuration, there is a possibility that the pressure wave propagating inside the
また、図10に示すように液体を流通させるためには、例えば、変形例2に係る液体吐出ヘッド313は、図11に示す構成とすることができる。図11は、本発明の実施の形態の変形例2に係る第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aと、第2供給マニホールド51bおよび第2帰還マニホールド52bと、第3供給マニホールド51cおよび第3帰還マニホールド52cと、第1バイパス経路70A、70B、第2バイパス経路71、および第3バイパス経路72との配置関係を示す平面図である。
Furthermore, in order to circulate the liquid as shown in FIG. 10, for example, the
なお、図11において第1供給マニホールド51a、第2供給マニホールド51b、第3供給マニホールド51cを実線で、第1帰還マニホールド52a、第2帰還マニホールド52b、第3帰還マニホールド52cを破線で示している。また、第1島部300aに設けられる第1個別チャンネル60a群、第2島部300bに設けられる第2個別チャンネル60b群、および第3島部300cに設けられる第3個別チャンネル60c群の図示は省略している。
In FIG. 11, the
図11に示すように、第1供給マニホールド51aの延伸方向における先端部の右側部位置と第2帰還マニホールド52bの延伸方向における先端部位置とが略同じ位置となっており、両者の先端部位置を第1バイパス経路70Aによって接続している。また、第1供給マニホールド51aの延伸方向における先端部の左側部位置と第3帰還マニホールド52cの延伸方向における先端部位置とが略同じ位置となっており、両者の先端部位置を第1バイパス経路70Bによって接続している。
As shown in FIG. 11, the right side position of the distal end of the
また、第2供給マニホールド51bの延伸方向における先端部位置と第1帰還マニホールド52aの延伸方向における先端部の右側部位置とが略同じ位置となっており、両者の先端部位置を第2バイパス経路71によって接続している。また、第3供給マニホールド51cの延伸方向における先端部位置と第1帰還マニホールド52aの延伸方向における先端部の左側部位置とが略同じ位置となっており、両者の先端部位置を第3バイパス経路72によって接続している。
Further, the position of the tip end of the
そして、図11に示すように第1供給マニホールド51aを流通する液体はその先端部位置で左右に分流し、紙面の右側に分流した液体が第1バイパス経路70Aを介して第2帰還マニホールド52bに供給される。一方、紙面の左側に分流した液体が第1バイパス経路70Bを介して第3帰還マニホールド52cに供給される。また、第2供給マニホールド51bを流通する液体は、第1帰還マニホールド52aの先端部における紙面の右側部位置に、第2バイパス経路71を介して供給される。一方、第3供給マニホールド51cを流通する液体は、第1帰還マニホールド52aの先端部における紙面の左側部位置に、第3バイパス経路72を介して供給される。そして、第2バイパス経路71および第3バイパス経路72それぞれを介して第1帰還マニホールド52aに供給された液体は合流して、第1供給マニホールド51aにおける流通方向とは逆向きに流れる。
Then, as shown in FIG. 11, the liquid flowing through the
(変形例3)
なお、上記した本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッド13、変形例1に係る液体吐出ヘッド213、変形例2に係る液体吐出ヘッド313は、第1島部300aが第1供給マニホールド51aおよび第1帰還マニホールド52aからなり、第2島部300bが第2供給マニホールド51bおよび第2帰還マニホールド52bからなり、バイパス経路を介して隣接する島部の間で供給マニホールドと帰還マニホールドとを接続する構成であった。そして、この構成により供給マニホールドを伝播する圧力波と帰還マニホールドを伝播する圧力波とが合流したときのクロストークの影響を小さくすることができる構成であった。
(Modification 3)
Note that in the
これに対して変形例3に係る液体吐出ヘッド413では、第1供給マニホールド51aが第1島部300aに、第1帰還マニホールド52aが第2島部300bに配置され、隣接する島部の間は帰還絞り部を介して接続された構成とする。そして、この構成により、本発明の実施の形態に係る液体吐出ヘッド13、変形例1に係る液体吐出ヘッド213、変形例2に係る液体吐出ヘッド313と同様な効果を得ることができる。以下において変形例3に係る液体吐出ヘッド413の構成について図12を参照して説明する。図12は、本発明の実施の形態の変形例3に係る液体吐出ヘッド413の構成の一部を拡大した模式図であり、同図(a)は液体吐出ヘッド413の平面構造を示す模式図、同図(b)は液体吐出ヘッド413の断面構造における液体の流通方向を模式的に示す図である。なお、図12では、各個別チャンネルの関係を明確とするために、各島部においてノズル列が一列だけ設けられた構成を例に挙げて説明する。また、図12では実線により第1個別チャンネル60aを流れる液体の流通方向を、破線により第2個別チャンネル60bを流れる液体の流通方向を示す。
On the other hand, in the
実施形態に係る液体吐出ヘッド13、変形例1に係る液体吐出ヘッド213、変形例2に係る液体吐出ヘッド313では、第1島部300aに設けられた第1供給マニホールド51aと、第2島部300bに設けられた第2帰還マニホールド52bとが第1バイパス経路70によって接続され、第1供給マニホールド51a内の液体の一部が第2帰還マニホールド52bに流通することでマニホールド循環させる構成であった。しかしながら、変形例3に係る液体吐出ヘッド413では、第1島部300aに設けられた第1供給マニホールド51a内の液体が第1個別チャンネル60aを通じて第2島部300bに設けられた第1帰還マニホールド52aに送出される。また、第2供給マニホールド51bから第2個別チャンネル60bに送出されなかった液体の一部も第2バイパス経路71を介して第1帰還マニホールド52aに送出されている。そして、第1帰還マニホールド52aに送出された液体は、第2出口ポート59bを介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
In the
より具体的には、図12に示すように、変形例3に係る液体吐出ヘッド413は、第1個別チャンネル60aが配置される第1島部300aと第2個別チャンネル60bが配置される第2島部300bとを備える。そして、第1島部300aと第2島部300bは隣接して配置されている。
More specifically, as shown in FIG. 12, the
第1島部300aでは、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとが重畳して配置され、第2島部300bでは、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとが重畳して配置される。
In the
第1供給マニホールド51aは、第1供給絞り部53aを介して第1個別チャンネル60aの第1圧力室50aと接続されている。また、第1圧力室50aは、第1ディセンダ56aの一方の端部と連通しており、第1ディセンダ56aの他方の端部には、第1ノズル吐出口57aが設けられている。そして、液体は第1供給マニホールド51aから第1供給絞り部53aを通じて第1圧力室50aに供給される。第1圧力室50aの上面には圧電プレート(圧電体)が配置されており、この圧電プレートによって所定のタイミングで第1圧力室50a内の液体へ圧力を付与する。これにより所定のタイミングで第1ノズル吐出口57aから液滴を吐出させることができる。第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体は、第1帰還絞り部54aを介して、第2島部300bに設けられた第1帰還マニホールド52aに送出される。また、第2供給マニホールド51bから第2個別チャンネル60bに送出されなかった液体の一部も第2バイパス経路71を介して第1帰還マニホールド52aに送出されている。そして、第1帰還マニホールド52aに送出された液体は、第2出口ポート59bを介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
The
また、第2供給マニホールド51bは、第2供給絞り部53bを介して第2個別チャンネル60bの第2圧力室50bと接続されている。また、第2圧力室50bは、第2ディセンダ56bの一方の端部と連通しており、第2ディセンダ56bの他方の端部には、第2ノズル吐出口57bが設けられている。そして、液体は第2供給マニホールド51bから第2供給絞り部53bを通じて第2圧力室50bに供給される。第2圧力室50bの上面には圧電プレート(圧電体)が配置されており、この圧電プレートによって所定のタイミングで第2圧力室50b内の液体へ圧力を付与する。これにより所定のタイミングで第2ノズル吐出口57bから液滴を吐出させることができる。第2ノズル吐出口57bから吐出されなかった液体は、第2帰還絞り部54bを介して、第1島部300aに設けられた第2帰還マニホールド52bに送出される。また、第1供給マニホールド51aから第2個別チャンネル60bに送出されなかった液体の一部も第1バイパス経路70を介して第2帰還マニホールド52bに送出されている。そして、第2帰還マニホールド52bに送出された液体は、第1出口ポート59aを介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
Further, the
変形例3に係る液体吐出ヘッド413は、以上のように、第1島部300aに配置される第1個別チャンネル60aが、同じ第1島部300aに配置された第1供給マニホールド51aと、第1供給絞り部53aを介して接続されるとともに、隣接する第2島部300bに配置された第1帰還マニホールド52aに第1帰還絞り部54aを介して接続されている。このため、同じ第1島部300aに第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとが配置されている構成と比較して、第1帰還絞り部54aの距離を長くすることができ、この第1帰還絞り部54aを流通する液体に対して所望な大きさの抵抗を与えることができる。
As described above, in the
同様に、第2島部300bに配置される第2個別チャンネル60bが、同じ第2島部300bに配置された第2供給マニホールド51bと、第2供給絞り部53bを介して接続されるとともに、隣接する第1島部300aに配置された第2帰還マニホールド52bに第2帰還絞り部54bを介して接続されている。このため、同じ第2島部300bに第2供給マニホールド51bと第2帰還マニホールド52bとが配置されている構成と比較して、第2帰還絞り部54bの距離を長くすることができ、この第2帰還絞り部54bを流通する液体に対して所望な大きさの抵抗を与えることができる。
Similarly, the second
以上のように、変形例3に係る液体吐出ヘッド413では、第1帰還絞り部54aおよび第2帰還絞り部54bを介して、異なる2つの島部の間で双方向に接続することができる構成である。ここで、異なる2つの島部の間で双方向に接続する構成の代わりに、一方側に隣接する島部と一方向に接続する構成とすることも可能である。具体的には、第1島部300aにある第1個別チャンネル60aが、第1帰還絞り部54aを介して、第1島部300aの一方側で隣接する第2島部300bにある第1帰還マニホールド52aと接続される。また、第2島部300bにある第2個別チャンネル60bが、第2帰還絞り部54bによって第2島部300bの一方側で隣接する他の島部にある第2帰還マニホールド52bと接続される構成とすることができる。この構成の場合、第1個別チャンネル60aを流れる液体、第2個別チャンネル60bを流れる液体それぞれをノズル循環およびマニホールド循環させるためには、少なくとも3つの島部と、3つの島部それぞれに設けられた3つの個別チャンネルとが必要となる。
As described above, the
これに対して、変形例3に係る液体吐出ヘッド413は、以上のように、第1島部300aと第2島部300bとの間で、第1個別チャンネル60aを流れる液体、ならびに第2個別チャンネル60bを流れる液体それぞれを双方向に流通させてノズル循環およびマニホールド循環させることできる。このため、少なくとも2つの島部と、2つの島部それぞれに設けられた2つの個別チャンネルだけでノズル循環およびマニホールド循環を実現することができる。よって、個別チャンネル数を低減させることができるとともに第1個別チャンネル60aと第2個別チャンネル60bとを近接した位置に配置させることができる。それゆえ、変形例3に係る液体吐出ヘッド413は、個別チャンネルの高集積化を図ることができる。
On the other hand, the
なお、各個別チャンネルについて、供給絞り部および帰還絞り部の配置関係を、例えば、図13に示す配置関係とすることができる。図13は、本発明の実施形態の変形例3に係る液体吐出ヘッド413の各個別チャンネルにおける供給絞り部および帰還絞り部の配置関係の一例を模式的に示す図である。図13では、第1島部300aにおいてその長手方向に整列して配置された複数の第1個別チャンネル60aのうちの任意の第1個別チャンネル60aを例に挙げて説明している。
Note that for each individual channel, the arrangement relationship of the supply throttle section and the return throttle section can be set as shown in FIG. 13, for example. FIG. 13 is a diagram schematically showing an example of the arrangement relationship of the supply constriction section and the return constriction section in each individual channel of the
つまり、第1供給マニホールド51aと第1個別チャンネル60aの第1供給絞り部53aとは第1接続部40で接続されており、第1帰還マニホールド52aと第1個別チャンネル60aの第1帰還絞り部54aとは第2接続部41で接続された構成となっている。そして、図13に示すように第1入口ポート58aから第1接続部40までの距離αと、第1出口ポート59aから第2接続部41までの距離βとが等しい関係にある。
That is, the
ここで第1供給マニホールド51a内は液体を第1個別チャンネル60aに送出するため正圧になっている。一方、第1帰還マニホールド52a内は、第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体を引き込むため負圧になっている。このような条件下において、変形例3に係る液体吐出ヘッド413では、図13に示すように、距離αと距離βとが等しいため、第1供給絞り部53aと第1帰還絞り部54aとの間に位置する第1ノズル吐出口57aにおける液体の圧力の大きさを適切な大きさに調整することができる。それゆえ、第1ノズル吐出口57aから被記録シートPに向かって液体をまっすぐ吐出させることができる。
Here, the inside of the
また、図13に示すように、第2個別チャンネル60bは、第2島部300bにおいて第1個別チャンネル60aの整列方向と同じ方向に整列して配置されている。そして第2接続部41は、隣接して並ぶ第2個別チャンネル60bの間に設けられている。図13に示す例では、第1個別チャンネル60aと第2個別チャンネル60bとは、千鳥状に配置されている。このため、変形例3に係る液体吐出ヘッド413を平面視したときに、第1供給絞り部53aと第1帰還絞り部54aとを一直線上に配置した構成とすることができる。
Further, as shown in FIG. 13, the second
このように、第2接続部41を隣接して並ぶ第2個別チャンネル60bの間に設けるため、第2島部300bにおいて第1帰還絞り部54aが第2個別チャンネル60bの配置を阻害することを防ぐことができる。
In this way, since the second connecting
なお、図13に示す例では、上記したように第1供給絞り部53aと第1帰還絞り部54aとが一直線上に配置された構成であったが、距離αと距離βとが等しくなれば第1供給絞り部53aと第1帰還絞り部54aとの配置関係はこれに限定されるものではない。
Note that in the example shown in FIG. 13, the first
(変形例4)
次に変形例4に係る液体吐出ヘッド513の構成について図14を参照して説明する。図14は、本発明の実施の形態の変形例4に係る液体吐出ヘッド513の断面構造における液体の流通方向の一例を模式的に示す図である。変形例4に係る液体吐出ヘッド513は、図14に示すように各個別チャンネルが一方側(紙面における右側)で隣接する島部の帰還マニホールドと接続された構成となっている。
(Modification 4)
Next, the configuration of the
すなわち、変形例4に係る液体吐出ヘッド513は、図14に示すように第1島部300aに第1供給マニホールド51aが配置され、第2島部300bに第2供給マニホールド51bおよび第1帰還マニホールド52aが配置されている。また、第3圧力室50c、第3ディセンダ56c、および第3ノズル吐出口57cを備える第3個別チャンネル60cが配置された第3島部300cに第2帰還マニホールド52bが設けられている。そして、第1島部300aでは、第1供給マニホールド51aと他の帰還マニホールドとが重畳して配置され、第2島部300bでは、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとが重畳して配置されている。また、第3島部300cでは、他の供給マニホールドと第2帰還マニホールド52bとが重畳して配置されている。
That is, in the
第1島部300aにおいて、第1供給マニホールド51aは、第1供給絞り部53aにより第1個別チャンネル60aの第1圧力室50aと接続されている。また、第1圧力室50aは、第1ディセンダ56aの一方の端部と連通しており、第1ディセンダ56aの他方の端部には、第1ノズル吐出口57aが設けられている。そして、液体は第1供給マニホールド51aから第1供給絞り部53aを通じて第1圧力室50aに供給され、所定のタイミングで第1ノズル吐出口57aから液滴を吐出させる。第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体は、第1帰還絞り部54aを介して、第2島部300bに設けられた第1帰還マニホールド52aに送出される。また、第2供給マニホールド51bから第2個別チャンネル60bに送出されなかった液体の一部も第2バイパス経路71を介して第1帰還マニホールド52aに送出されている。そして、第1帰還マニホールド52aに送出された液体は、第2出口ポート59bを介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
In the
第2島部300bにおいて、第2供給マニホールド51bは、第2供給絞り部53bにより第2個別チャンネル60bの第2圧力室50bと接続されている。また、第2圧力室50bは、第2ディセンダ56bの一方の端部と連通しており、第2ディセンダ56bの他方の端部には、第2ノズル吐出口57bが設けられている。そして、液体は第2供給マニホールド51bから第2供給絞り部53bを通じて第2圧力室50bに供給され、所定のタイミングで第2ノズル吐出口57bから液滴を吐出させる。第2ノズル吐出口57bから吐出されなかった液体は、第2帰還絞り部54bを介して、第3島部300cに設けられた第2帰還マニホールド52bに送出される。そして、第2帰還マニホールド52bに送出された液体は、第3出口ポート(不図示)を介してタンク16に戻される。
In the
なお、上記では2つの個別チャンネル(第1個別チャンネル60aおよび第2個別チャンネル60b)単位でノズル循環およびマニホールド循環を行うことが可能な構成について説明してきた。しかしながら、3つの個別チャンネル(第1個別チャンネル60a、第2個別チャンネル60b、および第3個別チャンネル60c)単位でノズル循環およびマニホールド循環を行うことが可能な構成とすることもできる。以下において、3つの個別チャンネル単位でノズル循環およびマニホールド循環を行うことが可能な構成を変形例5として説明する。
Note that the above has described a configuration in which nozzle circulation and manifold circulation can be performed in units of two individual channels (first
(変形例5)
変形例5に係る液体吐出ヘッド613について、図15を参照して説明する。図15は、本発明の実施の形態の変形例5に係る液体吐出ヘッド613の断面構造における液体の流通方向の一例を模式的に示す図である。図15に示すように、第1個別チャンネル60aを含む第1島部300aの一方側(図15における紙面右側)に第3個別チャンネル60cを含む第3島部300cが、第1島部300aの他方側(図15における紙面左側)に第2個別チャンネル60bを含む第2島部300bがそれぞれ配置されている。
(Modification 5)
A
変形例5に係る液体吐出ヘッド613は、図15に示すように、第1島部300aでは、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとが重畳して配置され、第1バイパス経路70によって連通している。第2島部300bでは、第2供給マニホールド51bと第3帰還マニホールド52cとが重畳して配置され、第3バイパス経路72によって連通している。第3島部300cでは、第3供給マニホールド51cと第1帰還マニホールド52aとが重畳して配置され、第4バイパス経路73によって連通している。
In the
第1島部300aにおいて、第1供給マニホールド51aは、第1供給絞り部53aにより第1個別チャンネル60aの第1圧力室50aと接続されている。また、第1圧力室50aは、第1ディセンダ56aの一方の端部と連通しており、第1ディセンダ56aの他方の端部には、第1ノズル吐出口57aが設けられている。そして、液体は第1供給マニホールド51aから第1供給絞り部53aを通じて第1圧力室50aに供給され、所定のタイミングで第1ノズル吐出口57aから液滴を吐出させる。第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体は、第1帰還絞り部54aを介して、第3島部300cに設けられた第1帰還マニホールド52aに送出される。また、第3供給マニホールド51cから第3個別チャンネル60cに送出されなかった液体の一部も第3バイパス経路72を介して第2帰還マニホールド52bに送出されている。そして、第1帰還マニホールド52aに送出された液体は、第3出口ポート(不図示)を介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
In the
第3島部300cにおいて、第3供給マニホールド51cは、第3供給絞り部53cにより第3個別チャンネル60cの第3圧力室50cと接続されている。また、第3圧力室50cは、第3ディセンダ56cの一方の端部と連通しており、第3ディセンダ56cの他方の端部には、第3ノズル吐出口57cが設けられている。そして、液体は第3供給マニホールド51cから第3供給絞り部53cを通じて第3圧力室50cに供給され、所定のタイミングで第3ノズル吐出口57cから液滴を吐出させる。第3ノズル吐出口57cから吐出されなかった液体は、第3帰還絞り部54cを介して、第2島部300bに設けられた第3帰還マニホールド52cに送出される。また、第2供給マニホールド51bから第2個別チャンネル60bに送出されなかった液体の一部も第3バイパス経路72を介して第3帰還マニホールド52cに送出されている。そして、第3帰還マニホールド52cに送出された液体は、第2出口ポート59bを介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
In the
第2島部300bにおいて、第2供給マニホールド51bは、第2供給絞り部53bにより第2個別チャンネル60bの第2圧力室50bと接続されている。また、第2圧力室50bは、第2ディセンダ56bの一方の端部と連通しており、第2ディセンダ56bの他方の端部には、第2ノズル吐出口57bが設けられている。そして、液体は第2供給マニホールド51bから第2供給絞り部53bを通じて第2圧力室50bに供給され、所定のタイミングで第2ノズル吐出口57bから液滴を吐出させる。第2ノズル吐出口57bから吐出されなかった液体は、第2帰還絞り部54bを介して、第1島部300aに設けられた第2帰還マニホールド52bに送出される。また、第1供給マニホールド51aから第1個別チャンネル60aに送出されなかった液体の一部も第1バイパス経路70を介して第2帰還マニホールド52bに送出されている。そして、第2帰還マニホールド52bに送出された液体は、第1出口ポート59aを介してタンク16に戻される。このようにしてノズル循環およびマニホールド循環が実施される。
In the
以上のようにして、変形例5に係る液体吐出ヘッド613は、3つの個別チャンネル(第1個別チャンネル60a、第2個別チャンネル60b、および第3個別チャンネル60c)単位でノズル循環およびマニホールド循環を行うことができるとともに、圧力波のクロストークの影響を抑制することができる。
As described above, the
(変形例6)
上記では、3つの個別チャンネル(第1個別チャンネル60a、第2個別チャンネル60b、および第3個別チャンネル60c)単位でノズル循環およびマニホールド循環を行う構成について説明したがこれに限定されるものではない。以下、変形例6として、3つの個別チャンネル単位でノズル循環およびマニホールド循環を行うことが可能な別の変形例(変形例6)について図16を参照して説明する。図16は、本発明の実施の形態の変形例6に係る液体吐出ヘッド713の断面構造における液体の流通方向の一例を模式的に示す図である。
(Modification 6)
In the above, a configuration has been described in which nozzle circulation and manifold circulation are performed in units of three individual channels (first
変形例6に係る液体吐出ヘッド713は、図16に示すように、第1島部300aでは、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとが重畳して配置され、第1バイパス経路70によって連通している。第2島部300bでは、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52a1とが重畳して配置され、第5バイパス経路74によって連通している。第3島部300cでは、第3供給マニホールド51cと第1帰還マニホールド52a2とが重畳して配置され、第6バイパス経路75によって連通している。
In the
第1島部300aにおいて、第1供給マニホールド51aは、第1供給絞り部53a1により第1個別チャンネル60aの第1圧力室50a1と接続されている。また、第1圧力室50a1は、第1ディセンダ56a1の一方の端部と連通しており、第1ディセンダ56a1の他方の端部には、第1ノズル吐出口57a1が設けられている。そして、液体は第1供給マニホールド51aから第1供給絞り部53a1を通じて第1圧力室50a1に供給され、所定のタイミングで第1ノズル吐出口57a1から液滴を吐出させる。第1ノズル吐出口57a1から吐出されなかった液体は、第1帰還絞り部54a1を介して、第2島部300bに設けられた第1帰還マニホールド52a1に送出される。また、第2供給マニホールド51bから第2個別チャンネル60bに送出されなかった液体の一部も第5バイパス経路74を介して第1帰還マニホールド52a1に送出されている。そして、第1帰還マニホールド52a1に送出された液体は、第2出口ポート59bを介してタンク16に戻される。
In the
さらにまた、第1島部300aにおいて、第1供給マニホールド51aは、第1供給絞り部53a2により第1個別チャンネル60aの第1圧力室50a2と接続されている。また、第1圧力室50a2は、第1ディセンダ56a2の一方の端部と連通しており、第1ディセンダ56a2の他方の端部には、第1ノズル吐出口57a2が設けられている。そして、液体は第1供給マニホールド51aから第1供給絞り部53a2を通じて第1圧力室50a2に供給され、所定のタイミングで第1ノズル吐出口57a2から液滴を吐出させる。第1ノズル吐出口57a2から吐出されなかった液体は、第1帰還絞り部54a2を介して、第3島部300cに設けられた第1帰還マニホールド52a2に送出される。また、第3供給マニホールド51cから第3個別チャンネル60cに送出されなかった液体の一部も第6バイパス経路75を介して第1帰還マニホールド52a2に送出されている。そして、第1帰還マニホールド52a2に送出された液体は、第3出口ポート(不図示)を介してタンク16に戻される。
Furthermore, in the
第2島部300bにおいて、第2供給マニホールド51bは、第2供給絞り部53bにより第2個別チャンネル60bの第2圧力室50bと接続されている。また、第2圧力室50bは、第2ディセンダ56bの一方の端部と連通しており、第2ディセンダ56bの他方の端部には、第2ノズル吐出口57bが設けられている。そして、液体は第2供給マニホールド51bから第2供給絞り部53bを通じて第2圧力室50bに供給され、所定のタイミングで第2ノズル吐出口57bから液滴を吐出させる。第2ノズル吐出口57bから吐出されなかった液体は、第2帰還絞り部54bを介して、第1島部300aに設けられた第2帰還マニホールド52bに送出される。
In the
また、第2帰還マニホールド52bには第3島部300cからも液体が以下のように供給される。すなわち、第3島部300cにおいて、第3供給マニホールド51cは、第3供給絞り部53cにより第3個別チャンネル60cの第3圧力室50cと接続されている。また、第3圧力室50cは、第3ディセンダ56cの一方の端部と連通しており、第3ディセンダ56cの他方の端部には、第3ノズル吐出口57cが設けられている。そして、液体は第3供給マニホールド51cから第3供給絞り部53cを通じて第3圧力室50cに供給され、所定のタイミングで第3ノズル吐出口57cから液滴を吐出させる。第3ノズル吐出口57cから吐出されなかった液体は、第3帰還絞り部54cを介して、第1島部300aに設けられた第2帰還マニホールド52bに送出される。
Further, liquid is also supplied to the
また、第1供給マニホールド51aから第1個別チャンネル60aに送出されなかった液体の一部も第1バイパス経路70を介して第2帰還マニホールド52bに送出されている。そして、第2帰還マニホールド52bに送出された液体は、第1出口ポート59aを介してタンク16に戻される。 以上のように、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、第1ノズル吐出口57aをそれぞれ含む、複数の第1個別チャンネル60aと、第1個別チャンネル60aに接続され、液体を第1個別チャンネル60aに供給する第1供給マニホールド51aと、第1個別チャンネル60aに接続され、第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体が流通する第1帰還マニホールド52aと、第2ノズル吐出口57bをそれぞれ含む、複数の第2個別チャンネル60bと、第2個別チャンネル60bに接続され、液体を第2個別チャンネル60bに供給する第2供給マニホールド51bと、第2個別チャンネル60bに接続され、第2ノズル吐出口57bから吐出されなかった液体が流通する第2帰還マニホールド52bと、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとを連通させる第1バイパス経路70と、を備える。
Further, a portion of the liquid that was not sent to the first
上記構成によると、圧力波のクロストークの影響を抑制することができる。 According to the above configuration, the influence of crosstalk of pressure waves can be suppressed.
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1バイパス経路70は、第2帰還マニホールド52bと連通する第1排出孔70aと、第1ノズル吐出口57aおよび第2ノズル吐出口57bが形成されたノズル面から平面視したとき、第1供給マニホールド51aおよび第1排出孔70aそれぞれと重畳する位置に配置され、第1供給マニホールド51aと第1排出孔70aとを連通させる第1流通路70bと、を備える構成であってもよい。
Further, in the
上記構成によると、第1バイパス経路70が第1流通路70b、および第1排出孔70aから構成されるため、これらの形状および寸法を適宜設定することで、第1バイパス経路70内を流通する流体の圧力を容易に調整することができる。
According to the above configuration, since the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、ノズル面が形成される側の面を下方とし、その反対側の面を上方としたとき、第1供給マニホールド51aは、第1帰還マニホールド52aの上方に、第2供給マニホールド51bは、第2帰還マニホールド52bの上方に配置されており、第1流通路70bは、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとを区画する壁部(第1ダンパープレート80および第2ダンパープレート81)において、第1供給マニホールド51aから第2帰還マニホールド52b側に向かって延伸する溝部であり、第1排出孔70aは、上下方向に延伸する孔であってもよい。
Further, in the
上記構成によると第1流通路70bが溝部であるため、ノズル面から平面視したとき第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとが離れた位置にある場合であっても両者の間で液体を流通させることができる。したがって、第1供給マニホールド51aおよび第2帰還マニホールド52bの配置の自由度を高めることができる。また、溝部の断面形状および寸法を調整することで第1バイパス経路70内を流通する流体の圧力を容易に調整することができる。
According to the above configuration, since the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、ノズル面が形成される側の面を下方とし、その反対側の面を上方としたとき、第1供給マニホールド51aは、第1帰還マニホールド52aの上方に、第2供給マニホールド51bは、第2帰還マニホールド52bの上方に配置されており、第1流通路70bは、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとを区画する壁部において上下方向に延伸する孔であり、第1排出孔70aは、第1流通路70bよりも径が小さい、壁部において上下方向に延伸する孔であってもよい。
Further, in the
上記構成によると、第1流通路70bおよび第1排出孔70aは、壁部において上下方向に延伸する孔であるため、これらの孔の径寸法を適宜設定することで、第1バイパス経路内を流通する流体の圧力を容易に調整することができる。また、第1排出孔70aは第1流通路70bよりも径が小さいため、例えば、第1流通路70bが形成される第1ダンパープレート80と第1排出孔70aが形成される第2ダンパープレート81とにおいて貼りずれが生じても、少なくとも第1排出孔70aの径寸法で規定される所定圧力で流体を第1供給マニホールド51aから第2帰還マニホールド52bに流通させることができる。
According to the above configuration, the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、ノズル面から平面視したとき、第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとが重畳するように配置されるとともに、同じ方向に延伸しており、第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとは延伸方向における長さが異なっていてもよい。
Further, in the
上記構成によると第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとが延伸方向における長さが異なるため、第1供給マニホールド51aと連通する第1バイパス経路70と、第1帰還マニホールド52aと連通する他のバイパス経路(第2バイパス経路71)とをそれぞれ異なる位置に配置させることができる。
According to the above configuration, since the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、ノズル面から平面視したとき、第1排出孔70aの中心は、同じ方向に延伸する第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間の中央線O上に位置する構成であってもよい。
Further, in the
上記構成によると第1バイパス経路70が有する第1排出孔70aの中心が、同じ方向に延伸する第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間の中央線O上に位置する。このため、第1供給マニホールド51aおよび第2帰還マニホールド52bを平面視したときの形状は、両者の接続部分である第1バイパス経路70の形状を含めて、中央線Oに対して対称とすることができる。それゆえ、両者をなめらかにつなげることができる。例えば、第1供給マニホールド51aおよび第2帰還マニホールド52bを平面視したときの形状において、一方がまっすぐ伸ひた形状の場合、他方の先端部を屈曲させて両者を接続させることとなる。この場合、両者の接続部分はより先鋭な弧形状となる。しかしながら、第1バイパス経路70が有する第1排出孔70aの中心が中央線O上に位置する場合、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとが互いに迎えに行く形状となり、両者の接続部分は、緩やかな弧を描いた形状とすることができる。
According to the above configuration, the center of the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとを連通させる第2バイパス経路71をさらに備え、第2バイパス経路71は、第1帰還マニホールド52aと連通する第2排出孔71aと、第1ノズル吐出口57aおよび第2ノズル吐出口57bが形成されたノズル面から平面視したとき、第2供給マニホールド51bおよび第2排出孔71aそれぞれと重畳する位置に配置され、第2供給マニホールド51bと第2排出孔71aとを連通させる第2流通路71bと、を有する構成であってもよい。
Further, in the above-described configuration, the
上記構成によると第2バイパス経路71をさらに備えるため、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間で連通させるとともに、第2供給マニホールド51bと第1帰還マニホールド52aとの間で連通させることができる。
According to the above configuration, since the
このため、第1供給マニホールド51a内を伝播する圧力波は第2帰還マニホールド52bに伝播され、第1供給マニホールド51a内を伝播する圧力波と、この圧力波と同位相となる第1帰還マニホールド52a内を伝播する圧力波とが合流してクロストークが生じることを防ぐことができる。また、第2供給マニホールド51b内を伝播する圧力波は第1帰還マニホールド52aに伝播され、第2供給マニホールド51b内を伝播する圧力波と、この圧力波と同位相となる第2帰還マニホールド52b内を伝播する圧力波とが合流してクロストークが生じることを防ぐことができる。
Therefore, the pressure wave propagating inside the
また、第2バイパス経路71が第2流通路71b、および第2排出孔71aから構成されるため、これらの形状および寸法を適宜設定することで、第2バイパス経路71内を流通する流体の圧力を容易に調整することができる。
Furthermore, since the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1供給マニホールド51aは、一方の端部に液体が流入する第1入口ポート58aを有し、他方の端部で第1バイパス経路70と連結され、第1帰還マニホールド52aは、一方の端部に液体が流出する第1出口ポート59aを有し、他方の端部で第2バイパス経路71と連結され、第2供給マニホールド51bは、一方の端部に液体が流入する第2入口ポート58bを有し、他方の端部で第2バイパス経路71と連結され、第2帰還マニホールド52bは、一方の端部に液体が流出する第2出口ポート59bを有し、他方の端部で第1バイパス経路70と連結されており、第1バイパス経路70は、第2帰還マニホールド52bと連通する第1排出孔70aを備え、第1入口ポート58aから第1排出孔70aの中心までの距離R1と、第2出口ポート59bから第1排出孔70aの中心までの距離R2とが等しく、第2入口ポート58bから第2排出孔71aの中心までの距離r1と、第1出口ポート59aから第2排出孔71aの中心までの距離r2とが等しくなる構成であってもよい。
Further, in the
上記構成によると、マニホールド循環する液体が流通する流路の抵抗を揃えることができる。それゆえ、第1個別チャンネルを構成する第1ノズル吐出口57aと第2個別チャンネルを構成する第2ノズル吐出口57bにかかる圧力とをそれぞれ揃えることができる。このため、メニスカスブレイクの発生を低減させるとともに、メニスカスの位置のばらつきをなくして、吐出ばらつきを低減させることができる。
According to the above configuration, it is possible to equalize the resistance of the flow path through which the liquid circulating in the manifold flows. Therefore, the pressures applied to the first
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1排出孔70aの中心と、第2排出孔71aの中心とが、延伸方向に直交する方向に互いに離れるように、第1バイパス経路70および第2バイパス経路71が配置された構成であってもよい。
Further, in the above-described configuration, the
ここで、液体のリーク防止の点から第1バイパス経路70および第2バイパス経路71の間に、ある程度距離を設ける必要がある場合、第1排出孔70aの中心と第2排出孔71aの中心とが延伸方向に同一直線状に配置された構成では、延伸方向に第1排出孔70aと第2排出孔71aとを離して、第1バイパス経路70と第2バイパス経路71との間に所定の距離を設ける必要がある。このため、液体吐出装置1では、マニホールドの寸法がその延伸方向において大きくなってしまう。
Here, if it is necessary to provide a certain distance between the
これに対して、第1排出孔70aの中心位置と第2排出孔71aの中心位置とが延伸方向に直交する方向に互いに離れて位置するように配置されている場合、延伸方向に第1排出孔70aと第2排出孔71aとを離す必要がなく、装置構成の小型化を図ることができる。
On the other hand, if the center position of the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1バイパス経路70によって連通させられた第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとは、ノズル面から平面視したとき、互いに隣接するように配置されていてもよい。
Further, in the
上記構成によると第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとがノズル面から平面視したとき、互いに隣接するように配置されているため、第1バイパス経路70の長さを最短とすることができ、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間の接続を容易とすることができる。
According to the above configuration, since the
なお、ノズル面から平面視したとき、互いに隣接するとは、第1供給マニホールド51aと第2帰還マニホールド52bとの間に他のマニホールドを挟まず、両者の位置関係が最短距離となっている状態を意味する。
In addition, when viewed from the nozzle surface in plan, "adjacent to each other" refers to a state in which the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1個別チャンネル60aが配置される第1島部300aと、第1島部300aに隣接し、第2個別チャンネル60bが配置される第2島部300bと、を備える。そして、第1供給マニホールド51aが第1島部300aに配置されるとともに、第1帰還マニホールド52aが第2島部300bに配置される構成であってもよい。
Further, in the above-described configuration, the
上記構成によると、第1島部300aに配置される第1個別チャンネル60aは、同じ第1島部300aに配置された第1供給マニホールド51aと接続されるとともに、隣接する第2島部300bに配置された第1帰還マニホールド52aに接続されている。このため、同じ島部に第1供給マニホールド51aと第1帰還マニホールド52aとが配置されている構成と比較して、第1個別チャンネル60aと第1帰還マニホールド52aとを連結する経路(帰還絞り部)の距離を長くすることができ、この経路を流通する液体に対して所望な大きさの抵抗を与えることができる。
According to the above configuration, the first
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第2供給マニホールド51bが第2島部300bに配置され、第2帰還マニホールド52bが第1島部300aに配置されている。そして、第1個別チャンネル60aは、第2島部300bに配置された第1帰還マニホールド52aと接続する経路である第1帰還絞り部54aを有し、第2個別チャンネル60bは、第1島部300aに配置された第2帰還マニホールド52bと接続する経路である第2帰還絞り部54bを有する構成であってもよい。
Further, in the
上記構成によると、第1帰還絞り部54aおよび第2帰還絞り部54bを介して、隣接する2つの島部の間で互いに接続することができる。このため、例えば、第1帰還絞り部54aによって第1島部300aにある第1個別チャンネル60aが第2島部300bにある第1帰還マニホールド52aと接続され、第2帰還絞り部54bによって第2島部300bにある第2個別チャンネル60bが第1島部300aとは異なる他の島部にある第2帰還マニホールド52bと接続される構成と比較して、個別チャンネル数を低減させ高集積化を図ることができる。
According to the above configuration, two adjacent island parts can be connected to each other via the first
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、第1ノズル吐出口57aをそれぞれ含む、複数の第1個別チャンネル60aと、第1個別チャンネル60aに接続され、液体を第1個別チャンネル60aに供給する第1供給マニホールド51aと、第1個別チャンネル60aに接続され、第1ノズル吐出口57aから吐出されなかった液体が流通する第1帰還マニホールド52aと、第2ノズル吐出口57bをそれぞれ含む、複数の第2個別チャンネル60bと、第2個別チャンネル60bに接続され、液体を第2個別チャンネル60bに供給する第2供給マニホールド51bと、第2個別チャンネル60bに接続され、第2ノズル吐出口57bから吐出されなかった液体が流通する第2帰還マニホールド52bと、第3ノズル吐出口57cをそれぞれ含む、複数の第3個別チャンネル60cと、第1個別チャンネル60aが配置される第1島部300aと、第1島部300aに隣接し、第2個別チャンネル60bが配置される第2島部300bと、第2島部300bに隣接し、第3個別チャンネル60cが配置される第3島部300cと、を備える構成としてもよい。
Further, the
そして、第1供給マニホールド51aが第1島部300aに配置されるとともに、第1帰還マニホールド52aが第2島部300bに配置され、第2供給マニホールド51bが第2島部300bに配置されるとともに、第2帰還マニホールド52bが第3島部300cに配置されている。第1個別チャンネル60aは、第2島部300bに配置された第1帰還マニホールド52aと接続する経路である第1帰還絞り部54aを有し、第2個別チャンネル60bは、第3島部300cに配置された第2帰還マニホールド52bと接続する経路である第2帰還絞り部54bを有する構成であってもよい。
The
上記構成によると、第1帰還絞り部54aを介して第1島部300aと第2島部300bとを接続し、第2帰還絞り部54bを介して第2島部300bと第3島部300cとを接続することができる。
According to the above configuration, the
このため、液体吐出装置1は、例えば、隣接する2つの島部の間で第1帰還絞り部および第2帰還絞り部それぞれを接続させる構成と比較して個別チャンネル数を増やすことができる。また、第1島部300aと第2島部300bとの間は、第1帰還絞り部54aまたは第2帰還絞り部54bのいずれかだけを設ければよく、帰還絞り部を形成するために必要となる領域を抑制することができる。
Therefore, the
ここで、各島部において供給マニホールドおよび帰還マニホールド内を伝播する圧力波の影響を低減させるために供給マニホールドと帰還マニホールドとの間にダンパー部を設ける構成が考えられる。このような構成の場合、液体吐出装置は、個別チャンネル数を増やすことができ、また、第1島部300aと第2島部300bとの間で帰還絞り部を形成するために必要となる領域を抑制することができるため、ダンパー部を形成する領域を広くとることができダンパー性能を向上させることができる。
Here, in order to reduce the influence of pressure waves propagating within the supply manifold and the return manifold in each island part, a configuration may be considered in which a damper part is provided between the supply manifold and the return manifold. In the case of such a configuration, the liquid ejecting device can increase the number of individual channels, and also reduce the area required to form the feedback constriction between the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1供給マニホールド51aは、液体が流入する第1入口ポート58aを有し、第1帰還マニホールド52aは、液体が流出する第1出口ポート59aを有する。そして、第1個別チャンネル60aは、第1供給マニホールド51aと第1接続部40で接続する経路である第1供給絞り部53aと、第1帰還マニホールド52aと第2接続部41で接続する経路である第1帰還絞り部54aとを有する構成としてもよい。このような構成において、第1出口ポート59aから第2接続部41までの距離が、第1入口ポート58aから第1接続部40までの距離と等しくなってもよい。
Further, in the
ここで、第1供給マニホールド51a内は正圧、第1帰還マニホールド52a内は負圧となっている。
Here, the pressure inside the
上記構成によると、第1出口ポート59aから第2接続部41までの距離βが、第1入口ポート58aから第1接続部40までの距離αと等しくなっている。このため、第1個別チャンネル60aの第1ノズル吐出口57aにおける圧力の大きさを容易に調整することができる。
According to the above configuration, the distance β from the
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第1島部300aにおいて複数の第1個別チャンネル60aが整列して配置されるとともに、第2島部300bにおいて第1個別チャンネル60aの整列方向と同じ方向に複数の第2個別チャンネル60bが整列して配置されている。そして、第2接続部41は、第2島部300bにおける第2個別チャンネル60bの間に設けられた構成であってもよい。
Further, in the
上記構成によると、第2接続部41は、第2島部300bにおける第2個別チャンネル60bの間に設けられるため、第2島部300bにおいて第1帰還絞り部54aが第2個別チャンネル60bの配置を阻害することを防ぐことができる。
According to the above configuration, the second connecting
また、本発明のある態様に係る液体吐出装置1は、上記した構成において、第3ノズル吐出口57cをそれぞれ含む、複数の第3個別チャンネル60cと、第3個別チャンネル60cに接続され、液体を第3個別チャンネル60cに供給する第3供給マニホールド51cと、第3個別チャンネル60cに接続され、第3ノズル吐出口57cから吐出されなかった液体が流通する第3帰還マニホールド52cと、第2供給マニホールド51bと第3帰還マニホールド52cとを連通させる第3バイパス経路72と、第3供給マニホールド51cと第1帰還マニホールド52aとを連通させる第4バイパス経路73と、を備えた構成としてもよい。そして、第1個別チャンネル60a、第2個別チャンネル60b、および第3個別チャンネル60cを液体が流通する循環経路を構成してもよい。
Further, in the above-described configuration, the
上記構成によると、第2接続部41は、第2島部300bにおける第2個別チャンネル60bの間に設けられるため、第2島部300bにおいて第1帰還絞り部54aが第2個別チャンネル60bの配置を阻害することを防ぐことができる。
According to the above configuration, the second connecting
なお、上記ではノズル循環およびマニホールド循環を可能とする構成において、圧力波のクロストークの影響を抑制するために、供給マニホールドと帰還マニホールドとを連通させるバイパス経路が異なる島部間に配置される構成、あるいは帰還絞り部が異なる島部間に配置される構成について説明した。しかしながら、バイパス経路と帰還絞り部とがそれぞれ異なる島部間に配置される構成であってもよい。 In addition, in the above configuration that enables nozzle circulation and manifold circulation, in order to suppress the influence of crosstalk of pressure waves, the bypass path that communicates the supply manifold and the return manifold is arranged between different island parts. , or a configuration in which the return aperture section is arranged between different island sections has been described. However, the bypass path and the return throttle section may be arranged between different island sections.
本発明は、ノズルから液滴を用紙に対して吐出させる、例えば、インクジェットプリンタ等に適用することができる。 The present invention can be applied to, for example, an inkjet printer that ejects droplets onto paper from a nozzle.
1 液体吐出装置
40 第1接続部
41 第2接続部
51a 第1供給マニホールド
51b 第2供給マニホールド
52a 第1帰還マニホールド
52b 第2帰還マニホールド
54a 第1帰還絞り部
54b 第2帰還絞り部
57 ノズル吐出口
57a 第1ノズル吐出口
57b 第2ノズル吐出口
57c 第3ノズル吐出口
58a 第1入口ポート
58b 第2入口ポート
59a 第1出口ポート
59b 第2出口ポート
60a 第1個別チャンネル
60b 第2個別チャンネル
60c 第3個別チャンネル
70 第1バイパス経路
70A 第1バイパス経路
70a 第1排出孔
70B 第1バイパス経路
70b 第1流通路
71 第2バイパス経路
71a 第2排出孔
71b 第2流通路
213 液体吐出ヘッド
300a 第1島部
300b 第2島部
300c 第3島部
O 中央線
1
Claims (16)
前記第1個別チャンネルに接続され、液体を前記第1個別チャンネルに供給する第1供給マニホールドと、
前記第1個別チャンネルに接続され、前記第1ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第1帰還マニホールドと、
第2ノズル吐出口をそれぞれ含む、複数の第2個別チャンネルと、
前記第2個別チャンネルに接続され、液体を前記第2個別チャンネルに供給する第2供給マニホールドと、
前記第2個別チャンネルに接続され、前記第2ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第2帰還マニホールドと、
前記第1供給マニホールドと前記第2帰還マニホールドとを連通させる第1バイパス経路と、を備え、
前記第1供給マニホールドと前記第1帰還マニホールドとが直接連通していない液体吐出装置。 a plurality of first individual channels each including a first nozzle outlet;
a first supply manifold connected to the first individual channel and supplying liquid to the first individual channel;
a first return manifold connected to the first individual channel, through which liquid that has not been ejected from the first nozzle outlet flows;
a plurality of second individual channels each including a second nozzle outlet;
a second supply manifold connected to the second individual channel for supplying liquid to the second individual channel;
a second return manifold connected to the second individual channel, through which liquid that has not been ejected from the second nozzle outlet flows;
a first bypass path that communicates the first supply manifold and the second return manifold,
A liquid ejecting device in which the first supply manifold and the first return manifold are not in direct communication.
前記第2帰還マニホールドと連通する第1排出孔と、
前記第1ノズル吐出口および前記第2ノズル吐出口が形成されたノズル面から平面視したとき、前記第1供給マニホールドおよび前記第1排出孔それぞれと重畳する位置に配置され、前記第1供給マニホールドと前記第1排出孔とを連通させる第1流通路と、を備える請求項1に記載の液体吐出装置。 The first bypass route is
a first discharge hole communicating with the second return manifold;
When viewed from a nozzle surface in which the first nozzle discharge port and the second nozzle discharge port are formed, the first supply manifold is arranged at a position overlapping with the first supply manifold and the first discharge hole, respectively; The liquid ejection device according to claim 1, further comprising: a first flow path that communicates with the first discharge hole.
前記第1流通路は、前記第1供給マニホールドと前記第2帰還マニホールドとを区画する壁部において、前記第1供給マニホールドから前記第2帰還マニホールド側に向かって延伸する溝部であり、
前記第1排出孔は、前記壁部において上下方向に延伸する孔である請求項2に記載の液体吐出装置。 When the surface on which the nozzle surface is formed is downward and the opposite surface is upward, the first supply manifold is above the first return manifold, and the second supply manifold is above the first return manifold. 2 is located above the return manifold,
The first flow path is a groove extending from the first supply manifold toward the second return manifold in a wall section that partitions the first supply manifold and the second return manifold,
The liquid ejection device according to claim 2, wherein the first discharge hole is a hole extending in the vertical direction in the wall portion.
前記第1流通路は、前記第1供給マニホールドと前記第2帰還マニホールドとを区画する壁部において上下方向に延伸する孔であり、
前記第1排出孔は、前記第1流通路よりも径が小さい、前記壁部において上下方向に延伸する孔である請求項2に記載の液体吐出装置。 When the surface on which the nozzle surface is formed is downward and the opposite surface is upward, the first supply manifold is above the first return manifold, and the second supply manifold is above the first return manifold. 2 is located above the return manifold,
The first flow path is a hole extending in the vertical direction in a wall portion that partitions the first supply manifold and the second return manifold,
3. The liquid ejecting device according to claim 2, wherein the first discharge hole is a hole extending in the vertical direction in the wall portion and having a diameter smaller than that of the first flow path.
前記第1供給マニホールドと前記第1帰還マニホールドとは延伸方向における長さが異なる請求項2から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。 When viewed in plan from the nozzle surface, the first supply manifold and the first return manifold are arranged to overlap and extend in the same direction,
5. The liquid ejecting device according to claim 2, wherein the first supply manifold and the first return manifold have different lengths in the stretching direction.
前記第2バイパス経路は、
前記第1帰還マニホールドと連通する第2排出孔と、
前記第1ノズル吐出口および前記第2ノズル吐出口が形成されたノズル面から平面視したとき、前記第2供給マニホールドおよび前記第2排出孔それぞれと重畳する位置に配置され、前記第2供給マニホールドと前記第2排出孔とを連通させる第2流通路と、を有する請求項1に記載の液体吐出装置。 further comprising a second bypass path that communicates the second supply manifold and the first return manifold,
The second bypass route is
a second discharge hole communicating with the first return manifold;
When viewed from a nozzle surface in which the first nozzle discharge port and the second nozzle discharge port are formed, the second supply manifold is arranged at a position overlapping with the second supply manifold and the second discharge hole, respectively; The liquid ejection device according to claim 1, further comprising a second flow path that communicates with the second discharge hole.
前記第1帰還マニホールドは、一方の端部に液体が流出する第1出口ポートを有し、他方の端部で前記第2バイパス経路と連結され、
前記第2供給マニホールドは、一方の端部に液体が流入する第2入口ポートを有し、他方の端部で前記第2バイパス経路と連結され、
前記第2帰還マニホールドは、一方の端部に液体が流出する第2出口ポートを有し、他方の端部で前記第1バイパス経路と連結されており、
前記第1バイパス経路は、
前記第2帰還マニホールドと連通する第1排出孔を備え、
前記第1入口ポートから前記第1排出孔の中心までの距離と、前記第2出口ポートから前記第1排出孔の中心までの距離とが等しく、
前記第2入口ポートから前記第2排出孔の中心までの距離と、前記第1出口ポートから前記第2排出孔の中心までの距離とが等しくなる請求項7に記載の液体吐出装置。 The first supply manifold has a first inlet port into which liquid flows at one end, and is connected to the first bypass path at the other end.
The first return manifold has a first outlet port through which the liquid flows out at one end, and is connected to the second bypass path at the other end.
The second supply manifold has a second inlet port into which liquid flows at one end, and is connected to the second bypass path at the other end.
The second return manifold has a second outlet port through which the liquid flows out at one end, and is connected to the first bypass path at the other end,
The first bypass route is
a first discharge hole communicating with the second return manifold;
the distance from the first inlet port to the center of the first discharge hole is equal to the distance from the second outlet port to the center of the first discharge hole;
The liquid ejection device according to claim 7, wherein a distance from the second inlet port to the center of the second discharge hole is equal to a distance from the first outlet port to the center of the second discharge hole.
前記第1供給マニホールド、前記第1帰還マニホールド、前記第2供給マニホールド、および前記第2帰還マニホールドそれぞれは、同じ方向に延伸しており、
前記第1排出孔の中心と、前記第2排出孔の中心とが、延伸方向に直交する方向に互いに離れるように、前記第1バイパス経路および前記第2バイパス経路が配置されている請求項8に記載の液体吐出装置。 When viewed in plan from the nozzle surface, the first supply manifold and the first return manifold are arranged to overlap, and the second supply manifold and the second return manifold are arranged to overlap. With,
Each of the first supply manifold, the first return manifold, the second supply manifold, and the second return manifold extend in the same direction;
9. The first bypass path and the second bypass path are arranged such that the center of the first discharge hole and the center of the second discharge hole are separated from each other in a direction perpendicular to the stretching direction. The liquid ejection device described in .
前記第1島部に隣接し、前記第2個別チャンネルが配置される第2島部と、を備え、
前記第1供給マニホールドが前記第1島部に配置されるとともに、前記第1帰還マニホールドが前記第2島部に配置される請求項1に記載の液体吐出装置。 a first island portion on which the first individual channel is arranged;
a second island adjacent to the first island, in which the second individual channel is arranged;
The liquid ejecting device according to claim 1, wherein the first supply manifold is disposed on the first island, and the first return manifold is disposed on the second island.
前記第2帰還マニホールドが前記第1島部に配置されており、
前記第1個別チャンネルは、前記第2島部に配置された前記第1帰還マニホールドと接続する経路である第1帰還絞り部を有し、
前記第2個別チャンネルは、前記第1島部に配置された前記第2帰還マニホールドと接続する経路である第2帰還絞り部を有する請求項11に記載の液体吐出装置。 the second supply manifold is disposed on the second island;
the second return manifold is disposed on the first island,
The first individual channel has a first return constriction part that is a path connecting to the first return manifold disposed in the second island part,
12. The liquid ejecting device according to claim 11, wherein the second individual channel has a second return constriction part that is a path connecting to the second return manifold arranged in the first island part.
前記第1個別チャンネルに接続され、液体を前記第1個別チャンネルに供給する第1供給マニホールドと、
前記第1個別チャンネルに接続され、前記第1ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第1帰還マニホールドと、
第2ノズル吐出口をそれぞれ含む、複数の第2個別チャンネルと、
前記第2個別チャンネルに接続され、液体を前記第2個別チャンネルに供給する第2供給マニホールドと、
前記第2個別チャンネルに接続され、前記第2ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第2帰還マニホールドと、
第3ノズル吐出口をそれぞれ含む、複数の第3個別チャンネルと、
前記第1個別チャンネルが配置される第1島部と、
前記第1島部に隣接し、前記第2個別チャンネルが配置される第2島部と、
前記第2島部に隣接し、前記第3個別チャンネルが配置される第3島部と、
を備え、
前記第1供給マニホールドが前記第1島部に配置されるとともに、前記第1帰還マニホールドが前記第2島部に配置され、
前記第2供給マニホールドが前記第2島部に配置されるとともに、前記第2帰還マニホールドが前記第3島部に配置されており、
前記第1個別チャンネルは、前記第2島部に配置された前記第1帰還マニホールドと接続する経路である第1帰還絞り部を有し、
前記第2個別チャンネルは、前記第3島部に配置された前記第2帰還マニホールドと接続する経路である第2帰還絞り部を有し、
前記第1供給マニホールドと前記第1帰還マニホールドとが直接連通していない液体吐出装置。 a plurality of first individual channels each including a first nozzle outlet;
a first supply manifold connected to the first individual channel and supplying liquid to the first individual channel;
a first return manifold connected to the first individual channel, through which liquid that has not been ejected from the first nozzle outlet flows;
a plurality of second individual channels each including a second nozzle outlet;
a second supply manifold connected to the second individual channel for supplying liquid to the second individual channel;
a second return manifold connected to the second individual channel, through which liquid that has not been ejected from the second nozzle outlet flows;
a plurality of third individual channels each including a third nozzle outlet;
a first island portion on which the first individual channel is arranged;
a second island adjacent to the first island, in which the second individual channel is arranged;
a third island adjacent to the second island, in which the third individual channel is arranged;
Equipped with
The first supply manifold is arranged on the first island, and the first return manifold is arranged on the second island,
The second supply manifold is arranged on the second island, and the second return manifold is arranged on the third island,
The first individual channel has a first return constriction part that is a path connecting to the first return manifold disposed in the second island part,
The second individual channel has a second return constriction part that is a path connecting with the second return manifold arranged in the third island part,
A liquid ejecting device in which the first supply manifold and the first return manifold are not in direct communication.
前記第1帰還マニホールドは、液体が流出する第1出口ポートを有しており、
前記第1個別チャンネルは、前記第1供給マニホールドと第1接続部で接続する経路である第1供給絞り部と、前記第1帰還マニホールドと第2接続部で接続する経路である第1帰還絞り部とを有し、
前記第1出口ポートから前記第2接続部までの距離が、前記第1入口ポートから前記第1接続部までの距離と等しくなる請求項11に記載の液体吐出装置。 the first supply manifold has a first inlet port into which liquid enters;
the first return manifold has a first outlet port through which liquid exits;
The first individual channel includes a first supply constriction section, which is a path connected to the first supply manifold at a first connection section, and a first feedback constriction section, which is a path connected to the first feedback manifold at a second connection section. and has a
12. The liquid ejection device of claim 11, wherein a distance from the first outlet port to the second connection is equal to a distance from the first inlet port to the first connection.
前記第2接続部は、前記第2島部における第2個別チャンネルの間に設けられる請求項14に記載の液体吐出装置。 In the first island part, the plurality of first individual channels are arranged in alignment, and in the second island part, the plurality of second individual channels are arranged in the same direction as the alignment direction of the first individual channels. It is arranged as follows.
15. The liquid ejection device according to claim 14, wherein the second connection section is provided between second individual channels in the second island section.
前記第3個別チャンネルに接続され、液体を前記第3個別チャンネルに供給する第3供給マニホールドと、
前記第3個別チャンネルに接続され、前記第3ノズル吐出口から吐出されなかった液体が流通する第3帰還マニホールドと、
前記第2供給マニホールドと前記第3帰還マニホールドとを連通させる第3バイパス経路と、
前記第3供給マニホールドと前記第1帰還マニホールドとを連通させる第4バイパス経路と、を備え、
前記第1個別チャンネル、前記第2個別チャンネル、および前記第3個別チャンネルを前記液体が流通する循環経路を構成する請求項1に記載の液体吐出装置。 a plurality of third individual channels each including a third nozzle outlet;
a third supply manifold connected to the third individual channel and supplying liquid to the third individual channel;
a third return manifold connected to the third individual channel and through which liquid not discharged from the third nozzle discharge port flows;
a third bypass path that communicates the second supply manifold and the third return manifold;
a fourth bypass path that communicates the third supply manifold and the first return manifold,
The liquid ejection device according to claim 1, wherein the first individual channel, the second individual channel, and the third individual channel constitute a circulation path through which the liquid flows.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/835,714 US11077663B2 (en) | 2019-04-01 | 2020-03-31 | Head module |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019069588 | 2019-04-01 | ||
JP2019069588 | 2019-04-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020168853A JP2020168853A (en) | 2020-10-15 |
JP7423992B2 true JP7423992B2 (en) | 2024-01-30 |
Family
ID=72747136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019204417A Active JP7423992B2 (en) | 2019-04-01 | 2019-11-12 | liquid discharge device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7423992B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7567361B2 (en) | 2020-10-27 | 2024-10-16 | ブラザー工業株式会社 | Liquid ejection head |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177620A (en) | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Fujifilm Corp | Droplet discharge head |
JP2015036238A (en) | 2013-08-15 | 2015-02-23 | 富士フイルム株式会社 | Liquid discharge head and ink jet recorder |
WO2017002778A1 (en) | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 京セラ株式会社 | Flow channel member, liquid-discharging head, and printing apparatus |
JP2018167476A (en) | 2017-03-30 | 2018-11-01 | ブラザー工業株式会社 | Liquid discharge head |
-
2019
- 2019-11-12 JP JP2019204417A patent/JP7423992B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177620A (en) | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Fujifilm Corp | Droplet discharge head |
JP2015036238A (en) | 2013-08-15 | 2015-02-23 | 富士フイルム株式会社 | Liquid discharge head and ink jet recorder |
WO2017002778A1 (en) | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 京セラ株式会社 | Flow channel member, liquid-discharging head, and printing apparatus |
JP2018167476A (en) | 2017-03-30 | 2018-11-01 | ブラザー工業株式会社 | Liquid discharge head |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020168853A (en) | 2020-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11654682B2 (en) | Liquid discharge head | |
JP2019055492A (en) | Liquid discharge device | |
US20130271529A1 (en) | Head chip, liquid jet head, and liquid jet recording apparatus | |
JP5790453B2 (en) | Liquid ejection device | |
JP2018202817A (en) | Inkjet head and inkjet recording device | |
JP7423992B2 (en) | liquid discharge device | |
JP7255297B2 (en) | liquid ejection head | |
US11077663B2 (en) | Head module | |
JP7298247B2 (en) | Liquid ejector | |
JP7188001B2 (en) | Liquid ejector | |
JP5832272B2 (en) | Liquid discharge head | |
JP7215537B2 (en) | LIQUID EJECTOR AND LIQUID EJECTOR UNIT | |
JP2019107903A (en) | Liquid discharge device and liquid discharge device unit | |
JP2016055545A (en) | Liquid spray head and liquid spray device | |
JP7131259B2 (en) | Liquid ejection head and liquid ejection device | |
JP7567361B2 (en) | Liquid ejection head | |
WO2018225551A1 (en) | Inkjet head and inkjet recording device | |
US11247465B2 (en) | Liquid discharging apparatus | |
JP2020116902A (en) | Liquid ejection head | |
JP7516917B2 (en) | Liquid ejection head | |
JP7131260B2 (en) | liquid ejection head | |
JP7326885B2 (en) | liquid ejection head | |
JP6098532B2 (en) | Liquid ejector | |
JP2006076265A (en) | Inkjet recording head | |
JP2017039275A (en) | Liquid discharge device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191118 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221101 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230829 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231128 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240101 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7423992 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |