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JP7461185B2 - 測量装置及び測量装置システム - Google Patents

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JP7461185B2 JP2020047264A JP2020047264A JP7461185B2 JP 7461185 B2 JP7461185 B2 JP 7461185B2 JP 2020047264 A JP2020047264 A JP 2020047264A JP 2020047264 A JP2020047264 A JP 2020047264A JP 7461185 B2 JP7461185 B2 JP 7461185B2
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Description

本発明は、簡単な設置で対象物の測定が可能な測量装置及び測量装置システムに関するものである。
測量装置としてトータルステーションがある。トータルステーションでは、測距光学系を兼ねる高倍率の望遠鏡で測定対象を視準し、測定を実行し、更に望遠鏡を水平回転/鉛直回転させ、異なる測定対象を視準する等して、異なる測定対象毎に順次測定を実行している。
ところが、視準用の望遠鏡の倍率が高く画角は狭く(狭角)、更に望遠鏡自体イナーシャが大きい。更に、望遠鏡の支持機構は高い剛性が要求される為、支持機構部も大きなイナーシャを持っている。
この為、測定対象の変更に際し、望遠鏡を高速で水平回転/鉛直回転させ、迅速に測定対象を視準し、視準画像を取得することが難しく、作業効率が問題となっていた。
特表2006-503275号公報 特許第4356050号公報 特開2016-151423号公報 特開2017-106813号公報 特開2016-161411号公報
本発明は、高速度で測定対象を視準可能であり、視準位置の狭角画像を迅速に取得可能とした測量装置及び測量装置システムを提供するものである。
本発明は、測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光する受光部と、測距光軸と受光光軸の共通部分に設けられ、前記測距光軸と前記受光光軸を一体に偏向させる光軸偏向部と、光軸偏向部による光軸偏向角、偏向方向を検出する射出方向検出部と、前記測距光軸と一部を共用する狭角撮像光軸を有する狭画角の狭角撮像部と、測距演算部と、演算制御部とを有し、該演算制御部は、前記光軸偏向部の光軸偏向、前記測距演算部の測距作動を制御し、前記測距演算部は測距光の送信信号と反射測距光の受信信号に基づき測定点の測距を行い、前記狭角撮像部は前記測距光軸を基準とする狭角画像を取得する様構成され、異なる測定対象毎に順次視準して狭角画像の取得と三次元測定を行う様構成した測量装置に係るものである。
又本発明は、前記光軸偏向部の前記測距光軸と前記狭角撮像光軸の共用部分には波長特性の異なる複数の光学部材からなる波長分散補償プリズムが設けられた測量装置に係るものである。
又本発明は、前記光軸偏向部は、狭角画像の画角範囲内で測距光軸を偏向或は連続的に偏向する局部スキャンを行い、前記演算制御部は視準位置を変えた測距或は局部スキャンを用いた測距と、視準位置を変えた狭角画像取得を複数回行う様構成した測量装置に係るものである。
又本発明は、前記光軸偏向部の最大偏向範囲と同等の画角を有する広角撮像部を有し、該広角撮像部で取得した広角撮像と前記狭角画像とは前記射出方向検出部によって検出された測距光の射出方向の検出結果に基づき関連づけられる測量装置に係るものである。
又本発明は、既知の関係にある少なくとも2箇所の設置点に上記いずれか1つの測量装置を設置し、それぞれの設置点から測定対象を視準し、それぞれの視準方向の狭角画像を取得し、それぞれの設置点からの測距結果と前記既知の関係に基づき前記狭角画像の三次元測定を行う様構成した測量装置システムに係るものである。
又本発明は、前記測量装置は更に前記光軸偏向部の最大偏向範囲と同等の画角を有する広角撮像部を有し、前記演算制御部は前記広角撮像部により前記少なくとも2箇所の設置点から取得した広角画像から共通する粗対応点を抽出すると共に、それぞれの設置点で前記粗対応点を視準して狭角画像での精密対応点を抽出し、それぞれの狭角画像と精密対応点の測距結果を取得し、前記狭角画像間のマッチングと前記精密対応点の測距結果に基づき狭角画像内の三次元測定を行う様構成した測量装置システムに係るものである。
更に又本発明は、測量装置にGPSを設け、対象物を少なくとも2箇所から視準して狭角画像の三次元測定を行い、測定結果をGPS座標系に算出する測量装置システムに係るものである。
本発明によれば、測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光する受光部と、測距光軸と受光光軸の共通部分に設けられ、前記測距光軸と前記受光光軸を一体に偏向させる光軸偏向部と、光軸偏向部による光軸偏向角、偏向方向を検出する射出方向検出部と、前記測距光軸と一部を共用する狭角撮像光軸を有する狭画角の狭角撮像部と、測距演算部と、演算制御部とを有し、該演算制御部は、前記光軸偏向部の光軸偏向、前記測距演算部の測距作動を制御し、前記測距演算部は測距光の送信信号と反射測距光の受信信号に基づき測定点の測距を行い、前記狭角撮像部は前記測距光軸を基準とする狭角画像を取得する様構成され、異なる測定対象毎に順次視準して狭角画像の取得と三次元測定を行う様構成したので、瞬時に狭角画像と視準位置の三次元関係が得られるという優れた効果を発揮する。
測量装置の概略構成図である。 該測量装置に於ける光軸偏向部の正面図である。 (A)は前記光軸偏向部の斜視図であり、(B)は波長分散補償プリズムの要部拡大図である。 本実施例の波長分散補償プリズムと通常の光学プリズムの波長と誤差との関係を示すグラフである。 各ディスクプリズムの偏向方向と合成偏向方向との関係を説明する説明図である。 (A)はY軸方向の倍率が変化していない状態の狭角画像を示し、(B)はY軸方向の倍率が変化した状態の狭角画像を示している。 各ディスクプリズムの角度差とY軸方向の倍率の変化を示すグラフである。 広角画像と狭角画像との関係を示す説明図である。 第1の実施例に係る測定作用の一例を示す説明図である。 第2の実施例に係る測量装置を示す側面図である。 第2の実施例に係る測量装置を示す背面図である。 本実施例に係る測量装置システムの測定作用の一例を示す説明図である。 該測量装置システムの測定作用を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1により第1の実施例に係る測量装置を説明する。
測量装置1は、主に、測距光射出部11、受光部12、検出光射出部13、広角撮像部14、狭角撮像部71(後述)、測距演算部15、演算制御部16、記憶部17、姿勢検出部18、射出方向検出部19、モータドライバ21、広角撮像制御部23、画像処理部24、表示部25、光軸偏向部26、狭角撮像制御部27を具備し、これらは筐体29に収納され、一体化されている。尚、前記測距光射出部11、前記受光部12、前記測距演算部15、前記光軸偏向部26等は、光波距離計としての機能を有する測距部28を構成する。
前記測距演算部15、前記演算制御部16としては本実施例に特化されたCPU、或は汎用性CPU、埋込みCPU、マイクロプロセッサ等が用いられる。又、前記記憶部17としてはRAM、ROM、FlashROM等の半導体メモリ、HDD等の磁気記録メモリ、CDROM等の光学記録メモリが用いられる。
前記記憶部17には、本実施例を実行する為の種々のプログラムが格納されており、前記測距演算部15、前記演算制御部16は、それぞれ格納された前記プログラムを展開、実行する。又、前記記憶部17には、測定データ、画像データ等の種々のデータが格納される。
前記演算制御部16は、前記モータドライバ21を介して前記光軸偏向部26を制御する。更に前記光軸偏向部26を介して測距光軸の偏向を制御し、前記測距演算部15、前記広角撮像制御部23、前記狭角撮像制御部27の統合制御、測距、撮像、再帰反射検出光の検出の同期制御等を行う。
前記姿勢検出部18は、前記測量装置1の水平又は鉛直に対する傾斜を検出し、検出結果は前記演算制御部16に入力される。又、前記姿勢検出部18として、チルトセンサ等の傾斜検出器が用いられ、更に特許文献3に開示された姿勢検出装置を使用することができる。
前記測距光射出部11は、射出光軸31を有し、該射出光軸31上に測距光37を発する発光素子32、例えば赤色光又は近赤外光を発するレーザダイオード(LD)が設けられている。又、前記射出光軸31上に投光レンズ33が設けられている。更に、前記射出光軸31上に設けられた偏向光学部材としてのビームスプリッタ34と、受光光軸35(後述)上に設けられた偏向光学部材としての反射鏡36とによって、前記射出光軸31は、前記受光光軸35と合致する様に偏向される。前記反射鏡36は前記測距光37の光束径と同等若しくは、若干大きい程度の形状であり、更に波長分散補償プリズム55,58(後述)と同等程度の大きさである。前記反射鏡36及び前記波長分散補償プリズム55,58は前記受光光軸35を中心とする限定された部分を占有する。
前記ビームスプリッタ34は、ハーフミラーであってもよいが、偏光光学特性を有する偏光ビームスプリッタであることが望ましい。例えば、ビームスプリッタ34は、S偏光を反射し、P偏光を透過する光学特性を有する。
前記ビームスプリッタ34と前記反射鏡36とで射出光軸部が構成される。
前記発光素子32はレーザ光線をパルス発光し、或はレーザ光線をバースト発光する。前記測距光射出部11は、前記発光素子32から発せられたパルスレーザ光線(又はバースト発光されたレーザ光線)を前記測距光37として射出する。尚、バースト発光については、特許文献5に開示されている。又、前記測距光射出部11はパルス発光させる、或はバースト発光させるタイミング信号を測距光の送信信号として前記測距演算部15に入力する。
前記受光部12について説明する。該受光部12には、測定対象からの反射測距光38が入射する。前記受光部12は、前記受光光軸35を有し、該受光光軸35には、前記ビームスプリッタ34、前記反射鏡36によって偏向された前記射出光軸31が合致する。
尚、該射出光軸31と前記受光光軸35とが合致した状態を測距光軸39とする。
前記基準光軸O上に前記光軸偏向部26が配設される。前記基準光軸Oは、前記光軸偏向部26の中心を透過する真直な光軸となっている。該基準光軸Oは、前記光軸偏向部26によって偏向されなかった時の前記射出光軸31及び前記受光光軸35及び検出光光軸44(後述)及び前記測距光軸39と合致する。
前記光軸偏向部26を透過した前記受光光軸35上に結像レンズ41が配設される。又、前記受光光軸35上に受光素子42が設けられている。該受光素子42は、例えばアバランシェフォトダイオード(APD)、或は同等の光電変換素子である。
前記結像レンズ41は、前記反射測距光38を前記受光素子42に結像する。該受光素子42は、前記反射測距光38を受光し、受光信号を発生する。受光信号は、前記測距演算部15に入力される。該測距演算部15は、前記測距光37の送信信号と前記反射測距光38の受信信号に基づき、測定対象迄の測距(光波距離測定)を行う。前記測距光37の信号、前記反射測距光38の信号としては、前記測距光37の発光タイミング信号と前記反射測距光38の受光タイミング信号、或は前記測距光37の位相信号と前記反射測距光38の位相信号(位相差信号)等種々の信号が使用できる。
尚、測定としては、測定対象が再帰反射性を有するプリズム測定、或は測定対象が再帰反射性を有さないノンプリズム測定が行われる。
前記光軸偏向部26、前記結像レンズ41、前記受光素子42等によって前記受光部12が構成される。
前記検出光射出部13について説明する。該検出光射出部13は前記検出光光軸44を有し、該検出光光軸44上には、検出光光源45、反射鏡48、スプリットミラー49、前記結像レンズ41、前記反射鏡36、前記光軸偏向部26が配設される。前記検出光光軸44は前記反射鏡48、前記スプリットミラー49によって偏向され、前記受光光軸35、前記測距光軸39と合致する。ここで、前記結像レンズ41は、前記検出光射出部13に於いては投光レンズとして作用する。
尚、検出光47を発する前記検出光光源45としては、レーザダイオード(LD)等の発光源が用いられ、前記検出光47と前記測距光37は同じか或は近い波長であることが望ましい。前記検出光47としては、赤色~近赤外の光、例えば650nm~850nmの範囲の波長帯域の光が用いられる。更に、前記検出光光源45としては、レーザダイオードから発せられた光線を光ファイバで導き、光ファイバの射出端面を検出光光源としてもよい。
前記検出光47は、前記結像レンズ41で平行光束とされ、前記光軸偏向部26を透過し、前記測距光37と同軸で照射される。測定対象の再帰反射性を有するプリズムで反射された再帰反射検出光は前記反射測距光38と同光軸で前記光軸偏向部26に入射し、該光軸偏向部26を透過後、前記反射鏡36で反射される。
該反射鏡36は、前記測距光軸39から狭角撮像光軸44′を分離し、前記狭角撮像光軸44′に乗せる。該狭角撮像光軸44′上に前記ビームスプリッタ34が配設され、更に前記狭角撮像光軸44′上に結像レンズ46、狭角撮像素子51が配設される。
前記測距光軸39と前記狭角撮像光軸44′とは一部が共通となっており、前記検出光射出部13、前記ビームスプリッタ34、前記結像レンズ46、前記狭角撮像素子51等は、測定点部分の画像を取得する狭角撮像部71として機能し、前記測距光軸39を基準として所定の画像位置関係で(例えば画像中心)狭角画像を取得する。又、前記測距光軸39と前記狭角撮像光軸44′とは、前記光軸偏向部26から測定対象に光軸として一致しているので、狭角画像は視準画像と同一となる。
又、前記狭角撮像素子51は、測定対象の再帰反射性によって反射された再帰反射検出光を狭角画像の一部として対象物及び背景光と共に撮像し、取得された画像データは狭角撮像制御部27に入力される。再帰反射検出光は、特徴画像(又は特徴点)として画像マッチングの際に利用できる。
該狭角撮像素子51は、画素の集合体であるCCD、或はCMOSセンサであり、各画素は画像素子上での位置が特定できる様になっている。例えば、各画素は、前記狭角撮像光軸44′を原点とした座標系での画素座標を有し、該画素座標によって画像素子上での位置が特定される。
前記狭角撮像制御部27には、検出光光源45を点灯及び消灯のタイミング制御を行い、狭角画像内の再帰反射検出光を明確にすることができる。又、前記狭角撮像制御部27には前記演算制御部16の機能の一部を割当ててもよい。
前記狭角撮像素子51には、後述する波長分散補償プリズム55,58を透過した光のみが入射する様になっている。
上記した様に、前記検出光射出部13、前記結像レンズ46、前記狭角撮像素子51等は、測定点部分の画像を取得する狭角撮像部71としても機能し、この場合、前記検出光光軸44,前記狭角撮像光軸44′は、前記狭角撮像部71の狭角撮像光軸と等しくなる。
図2、図3(A)、図3(B)を参照して、前記光軸偏向部26について説明する。
該光軸偏向部26は、一対の前記ディスクプリズム53,54から構成される。該ディスクプリズム53,54は、それぞれ同径の円板形であり、前記受光光軸35上に該受光光軸35と直交して同心に配置され、所定間隔で平行に配置されている。前記ディスクプリズム53は、光学ガラスにて成形され、基本構成として平行に配置された複数のプリズム柱と、中心部に配設された波長分散補償プリズム55とを有する。該波長分散補償プリズム55は、光学プリズム55aと光学プリズム55bを貼合せた複合プリズムとなっている。尚、図示では前記ディスクプリズム53は、3つのプリズム柱(例えば、棒状の三角プリズム、以下三角プリズム)56a,56b,56cを有している。
同様に、前記ディスクプリズム54は、光学ガラスにて成形され、基本構成として平行に配置された3つのプリズム柱(例えば、棒状の三角プリズム、以下三角プリズム)57a,57b,57cを有し、更に中心部に配置された波長分散補償プリズム58を有している。該波長分散補償プリズム58は、光学プリズム58aと光学プリズム58bを貼合せた複合プリズムとなっている。尚、前記三角プリズム56a,56b,56cと前記三角プリズム57a,57b,57cは、全て同一偏角の光学偏向特性を有している。又、前記波長分散補償プリズム55,58の光学偏向特性も、前記三角プリズム56a,56b,56cと前記三角プリズム57a,57b,57cの光学偏向特性と同一となるように製作されている。
前記波長分散補償プリズム55と前記波長分散補償プリズム58は、同一の構成で点対称の配置となっている。又、前記波長分散補償プリズム55,58の大きさ(前記三角プリズム56a,57aの長手方向及び幅方向の長さ)は、前記測距光37のビーム径よりも大きくなっている。
前記波長分散補償プリズム55,58は、前記測距光37が透過し、射出される第1光軸偏向部である測距光偏向部となっている。又、前記波長分散補償プリズム55,58を除く部分(前記三角プリズム56a,57aの両端部及び前記三角プリズム56b,56c、前記三角プリズム57b,57c)は、前記反射測距光38が透過し、入射する第2光軸偏向部である反射測距光偏向部となっている。
前記ディスクプリズム53,54は、それぞれ前記受光光軸35を中心に独立して個別に回転可能に配設されている。前記ディスクプリズム53,54は、回転方向、回転量、回転速度が独立して制御されることで、射出される前記測距光37の前記射出光軸31を任意の方向に偏向する。又、前記ディスクプリズム53,54は、受光される前記反射測距光38の前記受光光軸35を前記射出光軸31と平行に偏向する。
前記ディスクプリズム53,54の外形形状は、それぞれ前記受光光軸35(基準光軸O)を中心とする円形であり、前記反射測距光38の広がりを考慮し、充分な光量を取得できる様、前記ディスクプリズム53,54の直径が設定されている。
前記ディスクプリズム53の外周にはリングギア59が嵌設され、前記ディスクプリズム54の外周にはリングギア61が嵌設されている。
前記リングギア59には駆動ギア62が噛合し、該駆動ギア62はモータ63の出力軸に固着されている。同様に、前記リングギア61には駆動ギア64が噛合し、該駆動ギア64はモータ65の出力軸に固着されている。前記モータ63,65は、前記モータドライバ21に電気的に接続されている。
前記モータ63,65は、回転角を検出できるモータが用いられ、或は駆動入力値に対応した回転をするモータ、例えばパルスモータが用いられる。或は、モータの回転量(回転角)を検出する回転角検出器、例えばエンコーダ等を用いて前記モータ63,65の回転量を検出してもよい。該モータ63,65の回転量がそれぞれ検出され、前記演算制御部16は、前記モータドライバ21を介して前記モータ63,65を個別に制御する。尚、エンコーダを直接リングギア59,61にそれぞれ取付け、エンコーダにより前記リングギア59,61の回転角を直接検出する様にしてもよい。
前記駆動ギア62,64、前記モータ63,65は、前記測距光射出部11等、他の構成部と干渉しない位置、例えば前記リングギア59,61の下側に設けられている。
前記波長分散補償プリズム55は、図3(B)に示される様に、波長特性(分散量、屈折率)の異なる2つの前記光学プリズム55a,55bが貼合されて構成される。
図4は、前記測距光軸39、前記検出光光軸44の偏角を30°とした場合の、反射追尾光等の光の波長に対する誤差例を示したグラフである。図4中、78は通常のプリズム(三角プリズム)を用いた場合の誤差を示し、79は前記波長分散補償プリズム55,58を用いた場合の誤差を示している。
図4に示される様に、通常のプリズムの場合、約800nmの波長の光を用いると、単一波長であるので殆ど誤差を生じない(分散を生じない)。然し乍ら、通常のプリズムの場合、使用する光の波長帯域を拡大すると、飛躍的に誤差が大きくなる(分散を生じる)。例えば、650nm~850nmの波長帯域の光を用いて画像を取得する場合、約-400.0~1400.0秒の範囲で大きな分散が生じ、取得される画像は大きくボケた画像となる。通常のプリズムでボケを低減する為には、波長帯域を狭めて分散を小さくする必要がある。この場合、充分な光量が得られず、暗い画像となるので、充分な光量を得て明るい画像を取得する為には露光時間を長くする必要がある。
一方、前記波長分散補償プリズム55,58を用いた場合には、650nm~850nmの波長帯域に於いても、-100.0~0.0秒の範囲迄分散を低減できる。従って、露光時間が短くても充分な光量を有するボケの少ない精細な画像を取得することができ、正確な視準や画像追尾が可能となる。
前記投光レンズ33、前記ビームスプリッタ34、前記反射鏡36、前記測距光偏向部(第1光軸偏向部)等は、測距投光光学系を構成する。又、前記スプリットミラー49、前記結像レンズ41、前記反射測距光偏向部(第2光軸偏向部)等は、検出光射出光学系を構成する。又、前記測距光偏向部(第1光軸偏向部)、前記結像レンズ46等は、狭角撮像光学系を構成する。
前記広角撮像部14は、前記測量装置1の前記基準光軸Oと平行な広角撮像光軸66と、該広角撮像光軸66に配置された撮像レンズ67と広角撮像素子68とを有している。前記広角撮像部14は、前記光軸偏向部26による最大偏向範囲(例えば偏向角±35゜)と同等の画角を有し、最大偏向範囲を含む画像データを取得する。
前記測距演算部15は、前記発光素子32を制御し、前記測距光37としてレーザ光線をパルス発光又はバースト発光(断続発光)させる。該測距光37が前記波長分散補償プリズム55,58(測距光偏向部)により、測定対象に向う様前記射出光軸31が偏向される。前記測距光軸39が測定対象を視準した状態で、測定対象の視準位置(測定点)の測距が行われる。
前記測定対象から反射された前記反射測距光38は、前記三角プリズム56b,56c及び前記三角プリズム57b,57c(反射測距光偏向部)、前記結像レンズ41を介して入射し、前記受光素子42に受光される。該受光素子42は、受光信号を前記測距演算部15に送出し、該測距演算部15は前記受光素子42からの受光信号に基づき、パルス光毎に測定点(測距光が照射された点)の測距を行い、測距データは前記記憶部17に格納される。
前記射出方向検出部19は、前記モータ63,65に入力する駆動パルスをカウントすることで、前記モータ63,65の回転角を検出する。或は、エンコーダからの信号に基づき、前記モータ63,65の回転角を検出する。又、前記射出方向検出部19は、前記モータ63,65の回転角に基づき、前記ディスクプリズム53,54の回転位置を演算する。更に、前記射出方向検出部19は、前記ディスクプリズム53,54の屈折率と回転位置とに基づき、各パルス光毎の前記測距光37の偏角、射出方向を演算する。演算結果(測角結果)は、測距結果に関連付けられて前記演算制御部16に入力される。尚、前記測距光37がバースト発光される場合は、断続測距光毎に測距、測角が実行される。
前記演算制御部16は、前記モータ63,65それぞれの回転量、回転方向を制御することで、前記光軸偏向部26による前記測距光軸39の偏向量、偏向方向を制御できる。又、前記演算制御部16は、前記モータ63,65それぞれの回転方向、回転速度、前記モータ63,65間の回転比を制御することで、前記光軸偏向部26による偏向作用を動的に制御し、前記測距光軸39を任意の方向に、任意のパターンで走査させることができる。
前記光軸偏向部26の偏向作用、スキャン作用について、図2、図3、図5を参照して説明する。
図2は、前記三角プリズム56a,56b,56cと前記三角プリズム57a,57b,57cが同方向に位置した状態を示しており、この状態では最大の偏角(例えば、±30°)が得られる。又、図3は、前記ディスクプリズム53,54のいずれか一方が180°回転した位置であり、この状態では前記ディスクプリズム53,54の相互の光学作用が相殺され、最小の偏角(0°)が得られる。従って、前記ディスクプリズム53,54を経て射出、受光されるパルスレーザ光線の光軸(前記測距光軸39)は、前記基準光軸Oと合致する。
前記発光素子32から前記測距光37が発せられ、該測距光37は前記投光レンズ33で平行光束とされ、前記測距光偏向部(前記波長分散補償プリズム55,58)を透過して測定対象に向けて射出される。ここで、前記測距光偏向部を透過することで、前記測距光37は前記波長分散補償プリズム55,58によって所要の方向に偏向されて射出される。尚、前記測距光37は単一波長又は略単一波長のレーザ光線であるので、前記光軸偏向部26を透過する際の分散は僅かである。
前記測定対象で反射された前記反射測距光38は、前記反射測距光偏向部を透過して入射され、前記結像レンズ41により前記受光素子42に集光される。
前記反射測距光38が前記反射測距光偏向部を透過することで、前記反射測距光38の光軸は、前記受光光軸35と合致する様に前記三角プリズム56b,56c及び前記三角プリズム57b,57cによって偏向される。
図5は、前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54とを相対回転させた場合を示している。前記ディスクプリズム53により偏向された光軸の偏向方向を偏向Aとし、前記ディスクプリズム54により偏向された偏向方向を偏向Bとすると、前記ディスクプリズム53,54による光軸の偏向は、該ディスクプリズム53,54間の角度差θとして、合成偏向Cとなる。
前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54との回転位置の組合わせにより、射出する前記測距光37の偏向方向、偏角を任意に変更することができる。
又、前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54との位置関係を固定した状態で(前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54とで得られる偏角を固定した状態で)、前記モータ63,65により、前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54とを一体に回転すると、前記測距光偏向部を透過した前記測距光37が描く軌跡(スキャンパターン)は前記基準光軸Oを中心とした円となる。更に、前記ディスクプリズム53の回転と前記ディスクプリズム54の回転との組合わせで、所要の2次元の閉ループスキャンパターンを形成することができる。
前記演算制御部16は、前記測距光37の偏角、射出方向から、即ち前記射出方向検出部19の検出結果から、前記基準光軸Oに対する測定点の水平角、鉛直角を演算する。更に、測定点についての水平角、鉛直角を前記測距データに関連付けることで、測定対象の3次元データを求めることができる。
前記広角撮像制御部23は、前記広角撮像部14の撮像を制御する。前記広角撮像制御部23は、前記広角撮像部14が前記動画像、又は連続画像を撮像する場合に、前記動画像、又は連続する画像を構成するフレーム画像を取得するタイミングと、前記測量装置1で測距するタイミングとの同期を取っている。更に、前記狭角撮像部71(図1参照)により画像を取得する場合は、該狭角撮像部71で画像を取得するタイミングと、測距のタイミングとの同期を取っている。
前記狭角撮像部71は、前記測距光37の照射点の画像を取得するので、測距部分のファインダとして機能する。又、取得される画像は、前記測距光軸39の近傍の狭画角(例えば、5°)の画像であるので、歪みが小さい。更に、前記狭角撮像部71で取得される画像は、前記波長分散補償プリズム55,58を透過した背景光のみにより取得されるので、波長の分散が補償され、歪みやボケの小さい精細な画像が取得される。
ここで、前記狭角撮像部71で得られる画像は、合成偏向C方向をY軸方向とした場合(図5参照)、前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54間の角度差θの大きさに応じて、Y軸方向の倍率が変化する。
図6(A)、図6(B)は、前記狭角撮像部71により取得される狭角画像75を示している。尚、図6(A)は、該狭角画像75のY軸方向の倍率が変化していない場合を示している。又、図6(B)は、該狭角画像75のY軸方向の倍率が変化し、該狭角画像75がY軸方向に縮んだ場合を示している。
又、図7は、前記ディスクプリズム53と前記ディスクプリズム54間の角度差θとY軸方向の倍率の変化との関係を示すグラフである。図7に示される様に、前記狭角画像75は、角度差θが大きくなる程Y軸方向の倍率が変化し、最大で約20%程度Y軸方向の倍率が変化する。又、角度差θとY軸方向の倍率との関係は、実測する等で予め既知とすることができる。従って、前記射出方向検出部19の検出結果から角度差θ(図5参照)を求め、倍率の補正ができ、本来の画像に復元できる。
前記演算制御部16は、狭画角の画像(狭角画像)と測定データ(測距データ、測角データ)との関連付けも実行する。
前記広角撮像素子68は、画素の集合体であるCCD、或はCMOSセンサであり、各画素は前記広角撮像素子68上での位置が特定できる様になっている。例えば、各画素は、前記広角撮像光軸66を原点とした座標系での画素座標を有し、該画素座標によって前記広角撮像素子68上での位置が特定される。
従って、広角画像内に含まれる複数の測定対象(測定点)の視準方向は、広角画像の画素座標によって、即ち広角画像上で直ちに認識することができる。
更に、前記広角撮像部14の前記広角撮像光軸66と、前記狭角撮像光軸44′とは既知の関係となっているので、前記広角撮像部14で取得した広角画像と、前記狭角撮像部71で取得した狭角画像との関連付けも容易である。
前記画像処理部24は、前記広角撮像部14と前記狭角撮像部71で取得した画像データについて、エッジ抽出処理、画像としての特徴点や再帰反射検出光の抽出、画像マッチング等の画像処理を行う。画像マッチングにより三次元測定ができ、三次元モデル化が可能になる。
ところで、前記広角撮像部14と前記狭角撮像部71の光学特性(倍率、歪み)の違い、更に波長分散補償プリズム55,58の光学特性(波長、倍率変化)があり、前記射出方向検出部19により検出される偏向角、偏向方向に基づいた狭角画像と対応する広角画像の粗対応点は、概略合致しているが、詳細には一致していない。従って狭角画像による三次元測定にあたっては、狭角画像で的確に精密対応点を抽出することが重要である。
又、広角画像にカラー、狭角画像に測定光源LD(発光素子32)の波長に近い赤、又は近赤外光の波長を用いると、広角画像と狭角画像とでは抽出される特徴点が異なる場合もあり、狭角画像での特徴点や再帰反射検出光を的確に抽出することが重要である。
又、前記画像処理部24は、前記狭角画像を取得した際に、角度差θ、Y軸方向の倍率との関係に基づきY軸方向の倍率が1となる様に前記狭角画像を補正する。
更に、前記光軸偏向部26は前記測距光37、即ち狭角撮像光軸44′の偏向方向を高分解能で変更することができ、前記狭角撮像光軸44′の前記演算制御部16に於ける所定の設定に基づき偏向角を微小に偏向しつつ、前記狭角撮像部71により微小にずらした複数枚の狭角画像を取得する。前記射出方向検出部19は各狭角画像の射出方向を検出し、前記画像処理部24は狭角画像に関して微小にずらした複数枚の狭角画像とそれぞれの射出方向の検出結果に基づいて画素以下の細かさで重ね、高細密画像を作製する。
更に、狭画角より若干小さい角度ステップで偏向角を変えて狭角画像を複数取得し、前記射出方向検出部19が検出する射出方向の検出結果に基づいて狭角画像を合成することで、広範囲の詳細な画像を取得することができる。
又、前記画像処理部24に於いて、前記広角画像と前記狭角画像とを同倍率として重ね合せることで、前記射出方向検出部19による検出結果により、前記広角画像の歪みを補正することができる。
前記表示部25は、前記広角撮像部14により取得した広角画像74を表示し、又、前記狭角撮像部71で取得した狭角画像75を表示する。又、前記表示部25は、表示画面を分割し、一部に前記広角撮像部14で取得した広角画像74を表示し、他の一部に前記狭角撮像部71で取得した前記狭角画像75と、狭角範囲内を局部スキャンした場合の局部スキャン部分76を拡大表示を可能とする(図8参照)。
或は、図8に示される様に、広角画像74に狭角画像75の位置を表示する。上記した様に、前記基準光軸Oと前記広角撮像光軸66とは既知の関係である。又、前記広角画像74中の測定点の位置(画素の位置)は基準光軸Oに対する画角として得られ、前記狭角画像の所定の位置(例えば画像中心)の前記基準光軸Oに対する方向角(前記測距光37の方向角)は、前記射出方向検出部19から検出される。従って、前記広角画像74中の画角と前記狭角画像75の方向角により、前記広角画像74と前記狭角画像75の位置は関係付けられる。
上記した様に、前記狭角画像75は視準画像と同一であり、瞬時に視準の変更ができる。従って測定対象の平面を3点以上測定することで面の傾斜を瞬時に求めることができる。又、局部スキャンしている状態では局部スキャンでの測定結果から面の傾斜を求めることができることは言う迄もない。
前記表示部25は、測定状況、測定データ等を表示する。尚、前記表示部25はタッチパネルとされ、操作部としても機能する。又、タッチパネル機能を備えた前記表示部25を前記測量装置1に対して着脱可能とし、前記表示部25による遠隔操作を可能としてもよい。
次に、図9を参照して第1の実施例に係る測定作用の一例を説明する。
図中、A、Bはそれぞれ測定対象を示し、θwは前記広角撮像部14の広角画角、θnは前記狭角撮像部71の狭角画角を示す。
測量装置1は測定対象A,Bが前記広角撮像部14の広角画角θw内に収る様に、即ち該広角撮像部14が撮像する広角画像中に測定対象A,Bの像が含まれる様に、前記測量装置1の向きを設定する。
尚、前記測量装置1の水平に対する傾斜は、前記姿勢検出部18によって検出され、測定結果は前記姿勢検出部18の検出結果に基づき補正することができる。
先ず、広角撮像部14により広角画像を取得し、広角画像の広角画像データは前記画像処理部24に入力され、該画像処理部24は広角画像データ中から測定対象Aの特徴点A、例えば角、エッジを抽出し、広角画像中で、特徴点Aを示す画素の座標を演算し、更に演算された座標から特徴点Aの粗視準方向を演算する。尚、粗視準方向は前記演算制御部16によって演算されてもよい。
粗視準方向は前記演算制御部16に入力され、該演算制御部16は前記モータドライバ21を介して前記光軸偏向部26を制御し、測距光軸39が粗視準方向に合致する様偏向される。
前記測距光軸39が粗視準方向に合致した状態で、前記狭角撮像制御部27は前記狭角撮像部71により狭角画像を取得する。狭角画像中で前記測距光軸39が正確に特徴点を視準しているとは限らない。狭角画像データは前記画像処理部24に入力され、該画像処理部24は狭角画像データ中から測定対象Aの的確な特徴点Aを抽出し、狭角画像中で的確な特徴点Aを示す画素の座標を演算し、更に演算された座標と前記測距光軸39の視準方向との偏差を演算し、偏差が0になる様に前記光軸偏向部26を制御して前記測距光軸39の方向角を調整する。偏差が0になった時の、前記測距光軸39の精密視準方向Aは前記射出方向検出部19により正確に検出される。
尚、的確な特徴点Aを抽出する場合、測定対象点にが再帰反射特性を有する反射部材を用いると、測定対象点からの再帰反射光を検出光として特徴点を抽出することで、抽出作業が容易になり、且つ高精度で実行できる。
精密視準方向Aと前記測距光軸39が合致した状態で測定対象Aの的確な特徴点Aの測距が行われる。
次に、測定対象Bについても同様に、広角画像データ中から測定対象Bの特徴点Bを抽出し、特徴点Bの粗視準方向を演算する。
前記測距光軸39が特徴点Bの粗視準方向に合致する様に前記光軸偏向部26により偏向される。更に、前記狭角撮像部71により狭角画像が取得され、狭角画像から測定対象Bの的確な特徴点Bが抽出され、更に的確な特徴点Bの精密視準方向Bが演算される。前記測距光軸39が精密視準方向Bと合致する様、射出方向検出部19により偏向される。
前記測距光軸39が精密視準方向と合致した状態で、測定対象Bの的確な特徴点Bの測距が行われる。精密視準方向Bが前記射出方向検出部19により正確に検出され、精密視準方向Aと精密視準方向Bとに基づき精密視準方向Aと精密視準方向B間の角度θが演算される。
前記的確な特徴点A、前記的確な特徴点Bが測距され、精密視準方向Aと精密視準方向B間の角度θが得られることで、前記的確な特徴点A、前記的確な特徴点B間の距離が測定される。
而して、前記測量装置1を一度設置した状態で、該測量装置1の方向を変えることなく、前記的確な特徴点A、前記的確な特徴点B間の距離を測定することができる。
尚、上記説明では的確な特徴点A、的確な特徴点Bについて説明したが、前記広角画像に含まれる任意の測定対象、或は測定点について、或は前記広角画像に含まれる任意の2点間の距離について、前記測量装置1の向きを変更することなく、迅速かつ的確に測定することができる。
次に、図9~図11に於いて第2の実施例を説明する。
第2の実施例では、測量装置本体81と支持装置82を具備し、第1の実施例で説明した測量装置1が測量装置本体81として前記支持装置82に設けられる。
尚、測量装置本体81は第1の実施例で説明した測量装置1と同等の構成であるので以下は説明を省略する。
又、図10中、80は処理制御器を示し、90は操作パネルを示している。前記処理制御器80には、例えば高性能な演算処理部や、大容量な電池等が収納されている。前記操作パネル90と前記測量装置本体81と前記処理制御器80とは、有線、無線等各種通信手段を介してデータ通信が可能となっている。尚、高性能な演算処理部、大容量な電池等が不要である場合には、前記処理制御器80を省略してもよい。
操作パネル90は前記一脚84に対して固定的に設けられてもよく、或は着脱可能であってもよい。又、着脱可能な場合は、前記操作パネル90を前記一脚84から取外し、前記操作パネル90単体の状態で、作業者が保持し、操作可能としてもよい。
前記支持装置82は、一脚84及び2本の補助脚85を具備する。
前記一脚84は、上下方向に延出する垂直部84aと、該垂直部84aの軸心延長上に前記測量装置本体81の機械中心が位置する様、該測量装置本体81を水平方向にオフセットする屈曲部84bと、該屈曲部84bの上端から上方に向って延出する支持部84cと、前記垂直部84aの下端に設けられた脚を連結する脚連結部86と、該脚連結部86の下端から下方に向って視準方向に向って傾斜しつつ延出する脚部84dとから構成されている。ここで、該脚連結部には水平方向の横回転を停止或は抑制する機構と、横回転角を検出する横回転角エンコーダが必要に応じて取付けられている(図示なし)。
該脚部84dの下端には基準板87が設けられ、該基準板87の下面には石突き88が設けられている。該石突き88はテーパ形状であり、下端が尖端となっている。該下端と前記測量装置本体81の機械中心との距離、基準光軸Oとの位置関係も既知となっている。
又、前記基準板87の上面には基準視標89が設けられ(刻印)され、前記石突き88の頂点の位置を示すと共に、前記基準視標89の十字のうちの1本(基準線89a)は、前記測量装置本体81の基準光軸Oと平行であり、前記基準線89aの先端側が前記測量装置本体81の視準方向(基準光軸Oの方向)となっている。
尚、前記垂直部84aは、前記脚部84d及び補助脚85に対して前記垂直部84aの軸心を中心に回転可能となっており、前記脚部84d及び前記補助脚85に対する相対回転角は前記脚連結部86に取付けられた横回転角エンコーダにより検出可能となっている。
2本の前記補助脚85は、それぞれ上端を中心に前記一脚84に対して近接離反方向に所定の角度回転可能となっており、又回転した位置で固定可能となっている。前記補助脚85の下端には、それぞれ車輪91が回転自在に設けられている。前記測量装置1は、前記一脚84と2本の前記補助脚85とにより自立可能となっている。
尚、前記測量装置本体81は、前記一脚84の軸心と基準光軸Oとが直交する様、前記一脚84に取付けられてもよいし、前記測量装置1を自立させた際に前記基準光軸Oが概略水平となる様に前記一脚84に取付けられてもよい。
測量装置本体81の側面には軸部93と、該軸部93から延出するレバー94が設けられている。又、前記軸部93には鉛直方向の回転角を検出する縦回転検出手段としての縦回転角エンコーダ95が設けられている。前記軸部93は前記支持部84cの上端に回転可能に連結されており、前記レバー94を上下に動かすことで、前記測量装置本体81が縦方向に回転する様になっている。又、前記レバー94を左右方向に動かすことで、前記測量装置本体81が前記支持部84c、前記屈曲部84b、前記垂直部84aと一体に横方向に回転する様になっている。又、前記レバー94を捩ることで、横回転、縦回転がロックされる様になっている。
この時の前記測量装置本体81の縦方向の回転角、例えば水平に対する垂直方向の回転角(高低角)は、前記縦回転角エンコーダ95により検出される。又、前記測量装置本体81の水平方向の回転、例えば前記基準視標89の基準線89aと前記基準光軸Oとが平行となる方向を基準方向とした場合の、前記基準光軸Oに対する水平方向の回転角(水平角)は、前記脚連結部86に取付けられた横回転角エンコーダにより検出される。該横回転角エンコーダ及び前記縦回転角エンコーダ95で検出された回転角は、それぞれ測量装置本体81の演算制御部16に入力される。
尚、該測量装置本体81の機械中心は、前記垂直部84aの軸心上に位置し、基準光軸Oは、前記垂直部84aの軸心と交差する。
又、車輪91には、それぞれ固定手段としての突出し92が突出及び格納可能に設けられ、前記測量装置1の移動状態では前記突出し92を格納し、前記測量装置1の設置状態では前記突出し92を突出させる。該突出し92は、前記車輪91を設置面から若干浮かせた状態で、突出状態を固定される。この時、前記測量装置本体81は、前記石突き88と2つの前記突出し92とを設置面と接触させた状態で3点支持される。
第2の実施例に於いて、第1の実施例と同様、測量装置1を所定位置に設置し測量装置本体81の方向を固定し、広角画角θw範囲内の測定対象について測定を行ってもよい。更に、第2の実施例では、横回転角エンコーダを具備した場合、前記測量装置本体81の向きを変更したとき、変更した向きの角度を前記横回転角エンコーダにより検出できるので、更に広範囲の測定が可能である。
第2の実施例では前記測量装置本体81が前記支持装置82に支持され、測量装置1が容易に移動可能であることから、複数地点からの測定が容易に可能である。
以下、図12、図13を参照して本実施例に係る測量装置を具備する測量装置システムについて説明する。
図12に於いて、Cは測定対象を示し、P1は測量装置1の第1設置点、P2は測量装置1の第2設置点を示している。又、第1設置点P1、第2設置点P2は既知となっている。尚、第1設置点P1、第2設置点P2のいずれか一方を既知点に設置し、他方を測量装置1により測定してもよい。又、設置点を既知点化する方法として、GNSS装置を測量装置本体81に設け、GNSS装置により設置点の座標を取得してもよい。
又、図12に於いて、θwは広角撮像部14の広角画角、θnは狭角撮像部71の狭角画角を示している(図1参照)。
STEP:01 測量装置1を第1設置点P1に設置し、測量装置本体81を測定対象Cの方に向け、測定対象Cが前記広角撮像部14の画角(広画角)内に入る様、前記測量装置本体81の向きを設定する。設置状態での前記測量装置本体81の姿勢を姿勢検出部18によって取得する。
STEP:02 広角撮像部14により第1設置点P1での測定対象の第1の広角画像を取得し、第1の広角画像から前記測定対象Cの第1の広角特徴点を抽出する。光軸偏向部26を制御して、第1の広角画像中の広角特徴点を視準する。
STEP:03 視準方向を変えることなく、前記狭角撮像部71により第1の狭角画像を取得する。更に、第1の狭角画像中の第1の狭角特徴点を抽出する。尚、第1の狭角画像の特徴点と第1の広角画像の特徴点とは一致してもよく或は異なってもよい。
STEP:04 該第1の狭角特徴点を視準し、第1の狭角画像を再取得すると共に第1の狭角特徴点の測距を実行する。測距結果を取得すると共に測距時の射出方向(視準方向)を前記姿勢検出部18により取得する。
STEP:05 前記第1設置点P1を基準とし、前記第1設置点P1と前記第1の狭角特徴点との関係を、姿勢検出の結果と測距結果と射出方向検出結果及び一脚の既知の形状(脚の屈曲、長さ)に基づき求める。
STEP:06 前記測量装置1を移動し、第2設置点P2に設置する。測定対象Cが広角画像の画角内に入る方向に前記測量装置本体81を向け第2の広角画像を取得する。前記姿勢検出部18の姿勢検出結果を取得する。
STEP:07 第1の広角画像と第2の広角画像から第1の広角画像と第2の広角画像に共通する粗対応点を抽出する(特徴点の対応点探索)。
STEP:08 第2の広角画像での粗対応点を視準し、第2の狭角画像を取得する。
STEP:09 STEP:07で視準した第1の狭角画像中の特徴点に対応する第2の狭角画像中の精密対応点を抽出する(特徴点の対応点探索)。
STEP:10 第2の狭角画像の精密対応点を視準し、第2狭角画像を再取得すると共に対応点の測距を実行し、測距結果を取得すると共に測距時の射出方向(視準方向)を前記姿勢検出部18により取得する。
STEP:11 前記第2設置点P2を基準とし、前記第2設置点P2と前記第2の狭角画像の対応点の関係を、姿勢検出の結果と測距結果と射出方向検出結果及び一脚の既知の形状(脚の屈曲、長さ)に基づき求める。
STEP:12 STEP:04で得られた第1の狭角画像とSTEP:10で得られた第2狭角画像との画像マッチングを行う。
STEP:13 第1設置点P1に対する第1の狭角画像の特徴点の関係と、第2の設置点Pに対する第2の狭角画像の精密対応点の関係、及び第1設置点P1と第2設置点P2の関係に基づき、STEP:12の画像マッチングされた狭角画像に3次元座標を付与する(狭角画像による局部3Dモデル化)。即ち、狭角画像内の細密三次元測定が行われる。
上記他の測定方法では、細密画像による細密な局部的3Dモデルが得られ、又必要な箇所の、必要な数だけの細密な局部的3Dモデルが得られる。
又、複数の局部的3Dモデルを合成することで広範囲の細密3Dモデルを作製することができる。この場合、各局部的3Dモデルの第1設置点P1、第2設置点P2を基準とした特徴点、対応点の3次元座標は、前記測量装置本体81による測定で既知となっているので、合成作業は容易に行える。
更に、前記測量装置本体81にGNSS装置を設けることで、測量装置本体81による3次元側測定結果をGNSS座標系に変換することができる。
更に、複数箇所、任意の箇所で取得した細密3DモデルをGNSS座標系に統合することができる。又、GNSS座標系に統合する場合は、測定の順序、測定の時期に拘らず統合でき、作業時間の制約、作業手順の制約等を受けることがなくなる。
又本実施例では、2箇所から得られた広角画像で、大まかな視準方向の対応付けが可能になり、2箇所から得られた複数の狭角画像の画像マッチングと測距結果を自動的に行い、複数の狭角画像内の詳細三次元測定が可能になる。
ところで、一般に色々な対象物の測定には方向を知るため基準となる点(バック点)に対する対象物の測定が行われるが、前記詳細三次元測定は参照基準となる対象物(参照基準物)の詳細三次元として扱うことができ、バック点として参照基準物を視準する場合、詳細三次元の任意位置を視準することで済むという従来とは違う簡便な視準となる(参照基準物の狭角画像との画像マッチングも使用可能)。
1 測量装置
11 測距光射出部
12 受光部
13 検出光射出部
14 広角撮像部
15 測距演算部
16 演算制御部
18 姿勢検出部
19 射出方向検出部
21 モータドライバ
23 広角撮像制御部
24 画像処理部
26 光軸偏向部
27 狭角撮像制御部
28 測距部
31 射出光軸
32 発光素子
33 投光レンズ
35 受光光軸
37 測距光
38 反射測距光
39 測距光軸
44 検出光光軸
44′ 狭角撮像光軸
45 検出光光源
47 検出光
53,54 ディスクプリズム
55,58 波長分散補償プリズム
59,61 リングギア
63,65 モータ
66 広角撮像光軸
67 撮像レンズ
68 広角撮像素子
71 狭角撮像部
81 測量装置本体
84 一脚
86 脚連結部
87 基準板
91 車輪
92 突出し
95 縦回転角エンコーダ

Claims (6)

  1. 測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光する受光部と、測距光軸と受光光軸の共通部分に設けられ、前記測距光軸と前記受光光軸を一体に偏向させる光軸偏向部と、光軸偏向部による光軸偏向角、偏向方向を検出する射出方向検出部と、前記測距光軸と一部を共用する狭角撮像光軸を有する狭画角の狭角撮像部と、測距演算部と、演算制御部とを有し、該演算制御部は、前記光軸偏向部の光軸偏向、前記測距演算部の測距作動を制御し、前記測距演算部は測距光の送信信号と反射測距光の受信信号に基づき測定点の測距を行い、前記狭角撮像部は前記測距光軸を基準とする狭角画像を取得する様構成され、異なる測定対象毎に順次視準して狭角画像の取得と三次元測定を行う様構成し
    前記光軸偏向部は、狭角画像の画角範囲内で測距光軸を偏向或は連続的に偏向する局部スキャンを行い、前記演算制御部は視準位置を変えた測距或は局部スキャンを用いた測距と、視準位置を変えた狭角画像取得を複数回行う様構成した測量装置。
  2. 前記光軸偏向部の前記測距光軸と前記狭角撮像光軸の共用部分には波長特性の異なる複数の光学部材からなる波長分散補償プリズムが設けられた請求項1に記載の測量装置。
  3. 前記光軸偏向部の最大偏向範囲と同等の画角を有する広角撮像部を有し、該広角撮像部で取得した広角撮像と前記狭角画像とは前記射出方向検出部によって検出された測距光の射出方向の検出結果に基づき関連づけられる請求項1及び請求項2に記載の測量装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つの測量装置を具備し、
    該測量装置を既知の関係にある少なくとも2箇所の設置点に設置し、それぞれの設置点から測定対象を視準し、それぞれの視準方向の狭角画像を取得し、それぞれの設置点からの測距結果と前記既知の関係に基づき前記狭角画像の三次元測定を行う様構成した測量装置システム。
  5. 前記測量装置は更に前記光軸偏向部の最大偏向範囲と同等の画角を有する広角撮像部を有し、前記演算制御部は前記広角撮像部により前記少なくとも2箇所の設置点から取得した広角画像から共通する粗対応点を抽出すると共に、それぞれの設置点で前記粗対応点を視準して狭角画像での精密対応点を抽出し、それぞれの狭角画像と精密対応点の測距結果を取得し、前記狭角画像間のマッチングと前記精密対応点の測距結果に基づき狭角画像内の三次元測定を行う様構成した請求項4に記載の測量装置システム。
  6. 測量装置にGPSを設け、対象物を少なくとも2箇所から視準して狭角画像の三次元測定を行い、測定結果をGPS座標系に算出する請求項4に記載の測量装置システム。
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