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JP7322792B2 - 高周波スイッチ回路及びそれを含むフロントエンド回路 - Google Patents

高周波スイッチ回路及びそれを含むフロントエンド回路 Download PDF

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Description

本開示は、高周波スイッチ回路及びそれを含むフロントエンド回路に関するものである。
近年、マイクロ波帯(6~90GHz帯)等の高周波の無線通信用として、アンテナと送受信用の装置との間を接続するフロントエンド回路が用いられている。このフロントエンド回路には、アンテナに接続される端子と2つの入出力端子との間を選択的に接続する高周波スイッチ回路が内蔵されている。例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2には、アンテナと送信回路及び受信回路との間を接続する高周波スイッチ回路であって、伝送線とダイオードを含む構成が開示されている。
米国特許2004/0032706号公報 米国特許2007/0120619号公報
上述した従来の高周波スイッチ回路においては、送信回路側から入力される高周波信号の振幅が比較的大きくなった場合には、アンテナ側に出力される高周波信号において歪が生じる傾向にあった。
そこで、本開示は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、簡易な回路構成によって出力における歪を低減させることが可能な高周波スイッチ回路及びそれを含むフロントエンド回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一側面に係る高周波スイッチ回路は、外部のアンテナに接続されるアンテナ端子と、高周波信号である受信信号を出力する出力端子と、高周波信号である送信信号を入力する入力端子と、第1の制御信号を入力する第1の制御端子と、第2の制御信号を入力する第2の制御端子と、第1の制御信号に応じてアンテナ端子と入力端子との間の接続を導通あるいは遮断する第1のスイッチと、第2の制御信号に応じてアンテナ端子と出力端子との間の接続を導通あるいは遮断する第2のスイッチと、を備え、第1のスイッチは、アンテナ端子と入力端子とを接続する伝送線と、アノードが伝送線と入力端子との間の第1のノードに接続され、カソードが第2のノードに接続されたダイオードと、第2のノードと第1の電源電圧に接続された容量素子と、を有し、第1の制御端子は、直列に接続された第1の抵抗素子と第1のインダクタ素子とを介して第1のノードに接続され、第1のスイッチは、第2の電源電圧と第1の制御端子に接続され、第1の制御信号に応じて第2のノードから容量素子を充放電する充放電回路をさらに含む。
本開示によれば、簡易な回路構成によって出力における歪を低減させることができる。
実施形態に係るフロントエンド回路1の概略構成を示すブロック図である。 図1の高周波スイッチ回路7の構成を示すブロック図である。 図1の高周波スイッチ回路7の詳細構成を示す回路図である。 図2の電流切替回路35の詳細構成を示す回路図である。 図2の引き込み電流生成回路35の出力特性を示すグラフである。 図1の高周波スイッチ回路7における各部位の電圧変化及び電流変化を示すグラフである。 図1の高周波スイッチ回路7における各部位の電圧変化及び電流変化を示すグラフである。 図1の高周波スイッチ回路7における各部位の電圧変化を示すグラフである。 図2のダイオード29のカソード電位、アノード電位、及び順方向電流の変化を示すグラフである。 比較例にかかる高周波スイッチ回路907の構成を示す回路図である。 スイッチ回路部17,917を構成するダイオード29の直流特性を示すグラフである。 スイッチ回路部917が導通動作時に比較的低振幅の送信信号が入力された場合の高周波スイッチ回路907のダイオード29における電位の時間変化を示すグラフである。 スイッチ回路部917が導通動作時に比較的高振幅の送信信号が入力された場合の高周波スイッチ回路907のダイオード29における電位の時間変化を示すグラフである。 スイッチ回路部917が導通動作時に比較的高振幅の送信信号が入力された場合の高周波スイッチ回路907のダイオード29における電位の時間変化を示すグラフである。 高周波スイッチ回路907における入力された送信信号の信号電力とノードN1の電圧振幅との関係を示すグラフである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係るフロントエンド回路1の構成を示すブロック図である。フロントエンド回路1は、マイクロ波帯(6~90GHz帯)の無線通信に用いられ、アンテナ素子と高周波通信用の送受信装置との間に接続されて使用される。このフロントエンド回路1は、送信信号用増幅器3と受信信号用増幅器5と高周波スイッチ回路7とを備えている。送信信号用増幅器3は、入力端子PINに接続され、外部から変調された基本波成分(例えば、30GHzの周波数成分)を有する送信信号を受け、その送信信号を増幅し、増幅した送信信号を高周波スイッチ回路7に入力する。高周波スイッチ回路7は、送信信号用増幅器3から出力された送信信号を外部のアンテナ素子9に伝達する機能と、アンテナ素子9から入力された受信信号を受信信号用増幅器5に伝達する機能と、を排他的に切り替える単極双投スイッチ(SPDT:Single-Pole Double-Throw)である。受信信号用増幅器5は、出力端子POUTに接続され、高周波スイッチ回路7から伝達された受信信号を増幅し、増幅した受信信号を外部に出力する。さらに、フロントエンド回路1は、回路内部に電源電圧Vccを供給する電源ポート11、高周波スイッチ回路7における切り替えを制御するための2つの制御信号Vc1,Vc2をそれぞれ受ける制御ポート13,15を備える。
次に、図2~図4を参照して、高周波スイッチ回路7の構成を説明する。
図2は、図1の高周波スイッチ回路7の構成を示すブロック図である。高周波スイッチ回路7は、外部のアンテナ素子9に接続されるアンテナポート(アンテナ端子)PAと、送信信号用増幅器3に接続されて送信信号を入力するための入力ポート(入力端子)P1と、受信信号用増幅器5に接続されて受信信号を出力するための出力ポート(出力端子)P2と、制御信号(第1の制御信号)Vc1を入力する制御ポート(第1の制御端子)P3と、制御信号(第2の制御信号)Vc2を入力する制御ポート(第2の制御端子)P4と、制御信号Vc1に応じてアンテナポートPAと入力ポートP1との間の高周波信号領域における接続を導通あるいは遮断するスイッチ回路部(第1のスイッチ)17と、制御信号Vc2に応じてアンテナポートPAと出力ポートP2との間の高周波信号領域における接続を導通あるいは遮断するスイッチ回路部(第2のスイッチ)19とを含んでいる。
この高周波スイッチ回路7は、2つの制御信号Vc1,Vc2として、互いに相補的な電圧に設定された電圧信号を受けることによって、スイッチ回路部17,19が排他的に導通/遮断するような機能を有する。ここでいう「相補的な電圧に設定」とは、一方の電圧が比較的低い電圧に設定された場合には他方の電圧が比較的高い電圧に設定され、一方の電圧が比較的高い電圧に設定された場合には他方の電圧が比較的低い電圧に設定されることを意味する。
スイッチ回路部19は、出力ポートP2とアンテナポートPAとの間に直列に接続された容量素子21、伝送線23、及び容量素子25と、一端が制御ポートP4に接続され、他端が容量素子21と伝送線23との間の接続点(ノード)N2に接続されたインダクタ素子27と、アノードが接続点N2に接続され、カソードが接地電位(第1の電源電圧)に接続されたダイオード29と、により構成される。伝送線23は、受信信号の波長λに対応して1/4λの伝送路長を有する。このスイッチ回路部19は、制御信号Vc2として比較的高い電圧(例えば、1.2V)が設定された場合には、ダイオード29をオンさせる。そして、ダイオード29は低インピーダンス状態になり、接続点N2を接地電位もしくは接地電位に近い電位に固定し、その結果スイッチ回路19は出力ポートP2とアンテナポートPAとの間を遮断する。一方、制御信号Vc2として比較的低い電圧(例えば、0.0V)が設定された場合に、スイッチ回路部19の動作として、ダイオード29は逆バイアスが印可されてオフ状態になる。そして、ダイオード29はハイインピーダンス状態になり、接続点N2の電位はアンテナポートからの電位の変動に応じて応答するようになり、その結果出力ポートP2とアンテナポートPAとの間を導通させる。
スイッチ回路部17は、入力ポートP1とアンテナポートPAとの間に直列に接続された容量素子21、伝送線23、及び容量素子25と、伝送線23と容量素子21との間の接続点(ノード)N1と制御ポートP3との間に直列に接続された抵抗素子31aとインダクタ素子31bと、アノードが接続点N1に接続され、カソードが接続点N0に接続されたダイオード29と、接続点N0と接地電位(第1の電源電圧)の間に接続された容量素子33aと、電源電圧(第2の電源電圧)Vccと制御信号Vc1が供給され、入出力端子A1が接続点N0に接続され、制御信号Vc1の値に応じて、接続点N0から容量素子33aを充電、あるいは接続点N0から容量素子33aを放電する充放電回路40と、により構成される。伝送線23は、送信信号の波長λに対応して1/4λの伝送路長を有する線路である。
制御信号Vc1として比較的高い電圧である第1の電圧Vが与えられた場合にはそれに応じて比較的高い電圧と電流がノードN1に供給され、制御信号Vc1として比較的低い電圧である第2の電圧V(V<V)が与えられた場合にはそれに応じて比較的低い電圧がノードN1に供給される。例えば、抵抗素子31aは抵抗値20~200Ωに設定され、インダクタ素子31bは0.5~5nHに設定される。
制御信号Vc1として第1の電圧Vが与えられた場合、スイッチ回路部17の動作として、ダイオード29は順バイアスが印加されオン状態になる。そして、ダイオード29は低インピーダンス状態になり、接続点N1を接地電位もしくは接地電位に近い電位に固定し、その結果スイッチ回路17は入力ポートP1とアンテナポートPAとの間を遮断する。この時、充放電回路40は、ダイオード29を順バイアス状態に保つために、容量素子33aの放電を行い、接続点N0の電位を接続点N1の電位より低く保つように働く。
オンしたダイオードダイオード29は容量素子33aに対し、充電する働きも持ち合わせる。しかし、容量素子33aが充電されることは、接続点N1の電位を持ち上げ、ダイオード29に対する順バイアスの印可を弱める方向に作用するおそれがある。それを防ぐために充放電回路40が、ダイオード29の順方向電流をしっかりと引き抜くと共に、容量素子33aの放電を行い、接続点N0の電位が持ち上がらないように、接続点N1の電位より低く保つことが重要である。
制御信号Vc1として第2の電圧Vが与えられた場合、スイッチ回路部17の動作として、ダイオード29は逆バイアスが印加されオフ状態になる。そして、ダイオード29はハイインピーダンス状態になり、接続点N1の電位は入力ポートP1の電位に応じて応答するようになり、その結果スイッチ回路17は入力ポートP1とアンテナポートPAとの間を導通させる。この時、充放電回路40は、ダイオード29を逆バイアス状態に保つために、容量素子33aの充電を行い、接続点N0の電位を接続点N1の電位と同等か、より高く保つように働く。
図3は、高周波スイッチ回路7の詳細構成を示す回路図である。図3では、充放電回路40の詳細な構成が描かれている。充放電回路40はさらに、容量電圧制御回路33と、引き込み電流生成回路35とから構成される。
容量電圧制御回路33は、引き込み電流生成回路35の出力端子に接続されるノードS1、及びダイオード29のカソード(接続点N0)に接続されるノードA1を有する。容量電圧制御回路33は、一方の端子がノードA1に接続され、他方の端子がノードS1に接続されたインダクタ素子33bと、一方の端子が電源ポートB1に接続され、他方の端子がインダクタ素子33bの他方の端子(ノードS1)に接続された抵抗素子33cと、によって構成できる。抵抗素子33cは、例えば100~5000Ωに設定される。インダクタ素子33bは、直流電圧印加用の素子であり、例えば0.5~5nHに設定される。
引き込み電流生成回路35は、制御ポートP3に接続され、制御信号Vc1に応じてダイオード29がオンした際に、ダイオード29の順方向電流と容量素子33aを放電させる電流(I)、ならびに、電源電圧Vccから抵抗素子33c経由で流れるバイアス電流(I)と、を引き込むための引き込み電流(IC1)を発生させる。すなわち、引き込み電流生成回路35は、制御信号Vc1として第1の電圧Vが設定された場合には引き込み電流(IC1)を発生させる。一方、引き込み電流生成回路35は、制御信号Vc1として第2の電圧Vが設定された場合には引き込み電流(IC1)を停止させる。
容量電圧制御回路33において、電源電圧Vccから抵抗素子33c経由で流れるバイアス電流(I)は、制御信号Vc1によらず電源ポートB1からノードS1に向かって流れるが、インダクタ素子33bを流れる電流は(I)、制御信号Vc1に応じて流れる方向が変わる。制御信号Vc1として第1の電圧Vが与えられた場合、引き込み電流生成回路35は引き込み電流(IC1)を発生させ、インダクタ素子33bを流れる電流は(I)は、ノードA1からノードS1に向かって流れ、さらにバイアス電流(I)と合流したものが、引き込み電流(IC1)として引き込み電流生成回路35に流れ込む。インダクタ素子33bを流れる電流は(I)は、ダイオード29の順方向電流と、容量素子33aを放電させる電流との合流した電流として働く。
一方、制御信号Vc1として第2の電圧Vが与えられた場合、引き込み電流生成回路35は引き込み電流(IC1)を停止させ、バイアス電流(I)はそのまま、インダクタ素子33bをノードS1からノードA1に向かって流れる(I)。インダクタ素子33bを流れる電流は(I)は、ノードA1を経由して容量素子33aを充電し、ダイオード29のカソードの電位(接続点N0の電位)を持ち上げ、ダイオード29を逆バイアスさせ、オフさせる。
引き込み電流生成回路35の構成としては、例えば、オープンドレイン出力回路の構成が採用される。例えば、引き込み電流生成回路35は、ゲートが抵抗素子35aを介して制御ポートP3に接続され、ドレインが出力端子Outとされ、ソースが接地されるとともに抵抗素子35bを介してゲートに接続されたFET35cを含む回路構成を有する(図4(a))。あるいは、引き込み電流生成回路35は、2つのFET35d,35eと電流源35fを含む回路構成であってもよい(図4(b))。このFET35dにおいては、ゲートが抵抗素子35gを介して制御ポートP3に接続されるとともに抵抗素子35hを介して接地され、ドレインが出力端子Outとされ、ソースが電流源35fに接続され、FET35eにおいては、ゲートに電源電圧Vccを基に抵抗素子35i,35jによって分圧された電圧が印加され、ドレインに抵抗素子35kを介して電源電圧Vccが印加され、ソースが電流源35fに接続されている。
制御信号Vc1として第2の電圧Vが与えられた場合、容量素子33aは、ノードA1において設定するカソード電位を当初電源電圧Vccに設定した後にノードN1のピーク電圧に追随させて設定する。つまり、容量素子33aは、ダイオード29のカソードを交流的に接地させるための機能とダイオード29のカソード電位をアノードのピーク電位に保持するための機能とを併せ持つとも言える。容量素子33aの容量値は、例えば0.2~10pFに設定される。
以下、本実施形態の高周波スイッチ回路7の動作を、比較例と比較しつつ説明する。
図10は、比較例にかかる高周波スイッチ回路907の構成を示す。高周波スイッチ回路907の構成と本実施形態の構成との相違点は、入力ポートP1とアンテナポートPAとの間の接続をスイッチングするスイッチ回路部917が、スイッチ回路部19と同様な構成を有し、容量素子21,25、伝送線23、インダクタ素子27、及びダイオード29によって構成されている点である。この高周波スイッチ回路907は、例えば、制御信号Vc1=0.0V、制御信号Vc2=1.2Vに設定された場合に、アンテナポートPAと入力ポートP1との間を導通させ、アンテナポートPAと出力ポートP2との間を遮断させる。一方で、高周波スイッチ回路907は、例えば、制御信号Vc1=1.2V、制御信号Vc2=0.0Vに設定された場合に、アンテナポートPAと出力ポートP2との間を導通させ、アンテナポートPAと入力ポートP1との間を遮断させる。ここで、高周波スイッチ回路には、入力ポートP1から入力される送信信号を低損失かつ低い歪でアンテナポートPAに伝送する特性が求められる。また、高周波スイッチ回路は制御信号Vc1,Vc2によりスイッチングが制御されるが、この制御信号は正電圧であることが望ましい。また、電源電圧の範囲内(例えば、0V~4.0Vの範囲内)であると、回路構成を簡素化できるためさらに望ましい。
図11には、スイッチ回路部17,917を構成するダイオード29の直流特性として順方向電圧Vfと順方向電流Ifとの関係を示している。このように、Vf=1.2V付近でオンし、およそ9mAの順方向電流Ifが生じる。このとき、ダイオード29のアノード-カソード間インピーダンスは直流成分で例えば5Ω程度に低下し、そのアノード-カソード間の容量値は例えば3pF程度に大きくなるため、ダイオード29は高周波領域(例えば、30GHz)の信号に対して低インピーダンスとなる。これに対して、Vfが0V以下の電圧では、順方向電流Ifはほぼ0mAであり、ダイオード29のアノード-カソード間は高インピーダンス(オープン)となる。このようなダイオード29の特性により、スイッチ回路部917においては、ダイオード29に順方向に1.2Vを印加することにより、ダイオード29のアノード-カソード間がショートして、入力ポートP1から入力された送信信号が遮断される。また、スイッチ回路部917においては、ダイオード29に順方向に0V以下の電圧を印加することにより、ダイオード29のアノード-カソード間がオープンとなり、入力ポートP1から入力された送信信号が導通される。
図12は、スイッチ回路部917が導通動作時(Vc1=0.0V)に比較的低振幅(例えば、2.0Vpp)の送信信号が入力された場合の高周波スイッチ回路907のダイオード29における電位の時間変化を示す。図12(a)はダイオード29の電位の時間変化を示し、図12(b)はダイオード29の直流特性を示し、図12(c)はダイオード29の順方向電圧Vfの時間変化を示している。Nanoはダイオード29のアノード電位、Ncathはダイオード29のカソード電位を示す。図12(a)に示すように、アノード電位Nanoの平均値は0.0Vであり、2.0Vppの振幅の電圧が入力された場合のアノード電位Nanoのピーク電圧は1.0Vである。この場合、図12(b)及び図12(c)に示すように、ダイオード29がオンするときの順方向電圧1.2Vに対してダイオード29の順方向電圧Vfが常に低いため、ダイオード29は常にオープン特性を保持している。その結果、アンテナポートPAに伝送される送信信号において歪を発生させることはない。
また、図13は、スイッチ回路部917が導通動作時(Vc1=0.0V)に比較的高振幅(例えば、2.4Vppを超える振幅)の送信信号が入力された場合の高周波スイッチ回路907のダイオード29における電位の時間変化を示す。図13(a)はダイオード29の電位の時間変化を示し、図13(b)はダイオード29の直流特性を示し、図13(c)はダイオード29の順方向電圧Vfの時間変化を示している。図13(a)に示すように、アノード電位Nanoの平均値は0.0Vであり、2.4Vpp以上の振幅の電圧が入力された場合のアノード電位Nanoのピーク電圧は1.2Vに達する。この場合、図13(b)及び図13(c)に示すように、ダイオード29に順方向電流Ifが流れることによりダイオード29のインピーダンスが低下し、ダイオード29のアノードのピーク電圧が低下する。その結果、アンテナポートPAに伝送される送信信号において歪が発生する。
上述したような高周波スイッチ回路907における歪の発生を回避する方式としては、制御信号Vc1に負電圧を設定する方式が考えられる。図14は、スイッチ回路部917が導通動作時(Vc1=-2.0V)に比較的高振幅の送信信号が入力された場合の高周波スイッチ回路907のダイオード29における電位の時間変化を示す。図14(a)はダイオード29の電位の時間変化を示し、図14(b)はダイオード29の直流特性を示し、図14(c)はダイオード29の順方向電圧Vfの時間変化を示している。この場合、(2.0V+1.2V)×2=6.4Vpp程度までの振幅を有する送信信号が入力された場合にダイオード29がオンすることを回避できる。その結果、6.4Vppまでの振幅の送信信号に対しては歪を発生させることなく導通させることができる高周波スイッチ回路が実現できる。しかしながら、この方式では、負電圧の制御信号Vc1を発生させるために、制御回路に負電源回路を加える必要があり、制御回路の回路規模が大きくなる。制御回路の回路規模が大きくなることを防ぐためには、制御信号Vc1を0以上、かつ、電源電圧Vcc以下の電圧に設定して制御できることが望ましい。また、上記方式では、歪を防止することができる送信信号の振幅の大きさが、ダイオード29がどの程度の負電圧まで耐えられるかに依存することになってしまう。
図15には、高周波スイッチ回路907における入力された送信信号の信号電力とノードN1の電圧振幅との関係を示している。ノードN1は高周波領域(例えば、30GHz)においては50Ωのインピーダンスを有し、信号電力と電圧信号とは、信号電力の増加に対して電圧振幅が増加する関係を持つ。例えば、26dBmの信号電力の送信信号が入力された場合、ノードN1の電圧振幅は13Vppとなる。この場合に、上記方式を用いて歪なく伝送するためには、制御信号Vc1に、-1×(13.0/2-1.2)=-5.3V以下の深い負電圧が必要とされてしまう。この場合、電源電圧Vccの範囲(0~4.0V)内で印加できる最も深い負電圧(-4.0V)を超えてしまい、回路規模の増大を招く傾向にある。
これに対して、図3に示すように、本実施形態の高周波スイッチ回路7においてはスイッチ回路部17が、容量電圧制御回路33、及び引き込み電流生成回路35を含んでいる。図5は、引き込み電流生成回路35における制御信号Vc1の電圧値Vc1に対する引き込み電流の電流値Ic1との関係を示している。このように、引き込み電流生成回路35は、閾値電圧Vthを超える第1の電圧値Vc1Hの制御信号Vc1を受けた場合に電流値Ic1Hの引き込み電流を生成する。この閾値電圧Vthは、例えば、0.1~3Vに設定され、これに対して第1の電圧値Vc1Hは1.0~5.0Vに設定される。また、引き込み電流生成回路35は、閾値電圧Vth以下の第2の電圧値Vc1Lの制御信号Vc1を受けた場合に引き込み電流を停止する。この第2の電圧Vc1Hは0.0~0.5Vに設定される。引き込み電流生成回路35が生成する引き込み電流の電流値Ic1Hは、例えば2mA~20mAに設定される。
本実施形態の高周波スイッチ回路7においては、制御信号Vc1が例えば2.0Vに設定された場合に、高周波スイッチ回路7は、入力ポートP1とアンテナポートPAとの間を遮断する。この時、引き込み電流生成回路35により引き込み電流Ic1が生成され、容量電圧制御回路33及び引き込み電流生成回路35の働きにより、順方向電流I、インダクタ素子33bを流れる電流I及び抵抗素子33cを流れる電流Iが設定される。電流I,Iは引き込み電流Ic1から分流した電流である。この電流Iが順方向電流Iとなり、その結果ダイオード29がオンする。
図6は、この時の高周波スイッチ回路7における各部位の電圧変化及び電流変化を示す。図6(a)は各部位の電圧変化を示し、図6(b)は各部位の電流変化を示す。ここでは、抵抗素子33cの抵抗値を1kΩ、抵抗素子31aの抵抗値を23Ω、ダイオード29のオン電圧を1.2Vと設定した。この場合、引き込み電流Ic1は10mAに設定され、電流I=1.4mA、電流I=8.6mAに設定され、順方向電圧Vf=1.2Vとなる。また、入力ポートP1から入力される高周波信号(例えば、30GHzの周波数帯の信号)はダイオード29及び容量素子33aを介してほぼ接地電位に固定されるため、順方向電流Iは変調された電流となる。ただし、直流バイアスとして、アノードとカソード間に準バイアスが印可される限りにおいては、ダイオード29は十分に低いインピーダンスに設定されるため、ノードN1に印加される電位Nanoにおいて電圧振幅は小さくされる。その結果、入力ポートP1からアンテナポートPAに漏洩する高周波信号は抑制される。
図6(b)に示されるように、ダイオード29の順方向電流Iに対し、引き込み電流Ic1、ならびインダクタを流れる電流Iを、同等程度の大きさの値としているため、オンしたダイオード29の順方向電流Iを、引き込み電流生成回路35がしっかりと引き込むことが可能となっている。その結果、図6(a)に示されているように、容量素子33aへの充電による電位つまりダイオード29のカソード電位Ncathの電位上昇が抑えられ、ダイオード29の順方向バイアスであるカソード電位Ncathとアノード電位Nanoとの間の電位差において、ダイオード29をオンさせるために必要な1.2Vが得られている。
また、高周波スイッチ回路7においては、制御信号Vc1が例えば0.0Vに設定された場合には、高周波スイッチ回路7は、入力ポートP1とアンテナポートPAとの間を導通させる。この時、引き込み電流生成回路35により引き込み電流Ic1が停止される。このとき、ノードN1の電位Nanoはほぼ0Vとなる一方で、充放電回路40の働きにより容量素子33aが充電され、ノードN0の電位Ncathは電源電圧Vccとほぼ等しくなる。その結果、ダイオード29のバイアス電圧Vfとして深い負電圧(逆バイアス)が印加されてダイオード29がオフする。
図7には、このときの高周波スイッチ回路7における各部位の電圧変化及び電流変化を示す。図7(a)は各部位の電圧変化を示し、図7(b)は各部位の電流変化を示す。この場合、引き込み電流Ic1は0mAに設定され、電位Ncath=電源電圧Vccとなる。また、ノードN1の電位Nanoには直流成分として0Vが設定されるが、ノードN1には高周波信号が印加されるため、電位Nanoにそれに応じた高周波成分が重畳される(例えば、ピーク電圧4.0Vを有する高周波成分)。また、ダイオード29の電流Iにおいては、0mAの直流成分に、高周波信号の付加に伴うダイオード29の持つ容量成分を透過する僅かな高周波成分が付加される。このようにして、ダイオード29の順方向電圧Vfに負電圧が設定されるのでダイオード29のオフ状態は維持され、入力ポートP1からアンテナポートPAに向けて高周波信号が伝送される。
また、高周波スイッチ回路7において、制御信号Vc1が例えば0.0Vに設定された場合に、かつ、電圧振幅の大きい送信信号が入力された場合には、容量電圧制御回路33は次のように動作する。すなわち、容量電圧制御回路33は、例えば、13Vpp程度の電圧振幅の大きい送信信号が入力された場合、送信信号のピーク時に、ダイオード29を流れる順方向電流Iを基に容量素子33aを充電させてノードA1の電位を電源電圧Vccよりも上昇させる。このとき、高抵抗の抵抗素子33cの存在により、ノードA1の高電位の状態が送信信号の次のピーク時まで維持される。つまり、ダイオード29、容量素子33a、及び抵抗素子33cは、包絡線検出回路として動作し、電位NcathをノードN1のピーク電圧に追随させる機能を有する。これにより、ダイオード29の順方向電圧Vfの直流成分は十分に深い負電圧(例えば、-5.5V)に設定され。アンテナポートPAに伝送される送信信号における歪が抑制される。
図8には、このときの高周波スイッチ回路7における各部位の電圧変化を示す。図8(a)は、ダイオード29のカソード電位及びアノード電位の変化を示し、図8(b)はダイオード29の順方向電流の変化を示す。ここでは、制御信号Vc1が0.0Vに設定され、かつ、送信信号の電圧振幅が8.0Vppから13.0Vppに上昇した場合を示している。
図8に示すように、電圧振幅の上昇に応じて、ダイオード29のアノード電位Nanoのピーク電位が電源電圧Vcc(=4.0V)を超えて6V付近に達する。これに対して、ダイオード29のカソード電位Ncathが電源電圧Vcc付近に設定されているため、順方向電圧Vfが1.2Vを超えてダイオード29がオンする。これにより、容量素子33aが順方向電流Iを基に充電されて、カソード電位Ncathが電源電圧Vccを超えて上昇する。カソード電位Ncathが電源電圧Vccを超えて上昇すると、電流Iが流れて容量素子33aを放電させることになるが、抵抗素子33cの抵抗値R1が大きい値(例えば、1kΩ)に設定されているので、順方向電流Iがある程度大きい状態ではカソード電位Ncathは高電圧のまま維持される。上記電流Iは、下記式;
=-(Ncath-Vcc)/R1
によって計算される値となる。つまり、ノードN1のピーク電圧時の容量素子33aへの給電量と電流Iによる放電量とが釣り合った電位(例えば、4.8V)でカソード電位Ncathが安定する。
このときの容量素子33aによる電圧保持の動作について、図9(a)及び図9(b)を参照して詳細に説明する。アノード電位Nanoが送信信号の振幅の増加により電源電圧Vcc=4.0Vを超えてさらに5.2Vを超えた場合、ダイオード29の順方向電圧Vfが1.2Vを超えるために順方向電流Iが発生する。この順方向電流Iが、容量素子33aを充電し、カソード電位Ncathを上昇させる。カソード電位Ncathが上昇すると、電流Iが生じて容量素子33aが放電し、送信信号の次のピーク電圧が発生するまでにカソード電位Ncathが若干低下する。その後、次のピーク電圧の発生により再度容量素子33aが充電されてカソード電位Ncathが再上昇する。このような動作の繰り返しにより、カソード電位Ncathは高い電位で安定する。詳細には、上述した式に示したように電流Iの大きさはカソード電位Ncathに比例するため、順方向電流Iによる充電電流と電流Iによる放電電流とで時間的に均等化された状態でカソード電位Ncathが安定する。このような一連の動作により、カソード電位Ncathが電源電圧Vccを超えて上昇する結果、ダイオード29に印加される逆方向電圧の直流成分が上昇する。その結果、大振幅の送信信号に対して、ダイオード29の順方向電圧クリップによる波形歪が低減される。
図9(a)に示したように、カソード電位Ncathの充電電位は、電源電圧Vccで決まるため、上記で述べた順方向電圧クリップによる波形歪をさらに低減するためには、電源電圧Vccの値を予想される送信信号の振幅の最大ピーク値より大きくすることで解決できる。
以上説明した本実施形態に係る高周波スイッチ回路7によれば、スイッチ回路部17の動作により制御信号Vc1に応じてアンテナポートPAと入力ポートP1との間が導通あるいは遮断され、スイッチ回路部19の動作により制御信号Vc2に応じてアンテナポートPAと出力ポートP2とが導通あるいは遮断される。このとき、スイッチ回路部17においては、容量電圧制御回路33及び引き込み電流生成回路35によって、制御信号Vc1に応じてダイオード29の順方向電流がオン/オフされることにより、アンテナポートPAと入力ポートP1との間が遮断/導通される。同時に、容量電圧制御回路33によって、ダイオード29の順方向電流がオフされた際にダイオード29のカソードの電位がアノードのピーク電位に追随するように設定されるので、入力される送信信号の振幅が大きくなってもダイオード29がオンすることを防止できる。その結果、簡易な回路構成により、アンテナポートPAに出力される送信信号における電圧歪を低減することができる。
また、引き込み電流生成回路35は、第1の電圧に設定された制御信号Vc1に応じて引き込み電流を発生させ、第2の電圧に設定された制御信号Vc1に応じて引き込み電流を停止させている。それに加えて、容量電圧制御回路33は、引き込み電流が発生した際に、電源ポートB1から供給された電源電圧Vccを基にカソードの電位を第1の設定電位に設定してダイオード29をオンさせ、引き込み電流が停止した際に、電源電圧Vccを基にカソードの電位を第1の設定電位よりも高い第2の設定電位に設定してダイオード29をオフさせている。かかる構成により、制御信号Vc1に応じたダイオード29のオン/オフ制御を安定して実現できる。これにより、スイッチ回路部17によるアンテナポートPAと入力ポートP1との間の導通あるいは遮断の制御が安定化される。
また、容量電圧制御回路33は、一方の端子がダイオード29のカソードに接続され、他方の端子が引き込み電流生成回路35の出力端子に接続されたインダクタ素子33bと、一方の端子が電源ポートB1に接続され、他方の端子がインダクタ素子33bの他方の端子に接続された抵抗素子33cと、ダイオード29のカソードと接地との間に接続された容量素子33aと、を有している。このような簡易な回路構成により、引き込み電流の発生に応じたカソード電位の切り替えの機能と、アノード電位に追随したカソード電位の設定機能とを実現できる。その結果、簡易な構成により、アンテナポートPAに出力される送信信号における電圧歪を低減することができる。
以上、好適な実施の形態において本開示の原理を図示し説明してきたが、本開示は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本開示は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
1…フロントエンド回路
3…送信信号用増幅器
5…受信信号用増幅器
7…高周波スイッチ回路
23…伝送線
17…スイッチ回路部(第1のスイッチ)
19…スイッチ回路部(第2のスイッチ)
31b,33b…インダクタ素子
29…ダイオード
33…容量電圧制御回路
33a…容量素子
31a,33c…抵抗素子
35…引き込み電流生成回路
40…充放電回路
N0…第2のノード
N1…第1のノード
P1…入力ポート(入力端子)
P2…出力ポート(出力端子)
P3,P4…制御ポート(制御端子)
PA…アンテナポート(アンテナ端子)

Claims (8)

  1. 外部のアンテナに接続されるアンテナ端子と、
    高周波信号である受信信号を出力する出力端子と、
    高周波信号である送信信号を入力する入力端子と、
    第1の制御信号を入力する第1の制御端子と、
    第2の制御信号を入力する第2の制御端子と、
    前記第1の制御信号に応じて前記アンテナ端子と前記入力端子との間の接続を導通あるいは遮断する第1のスイッチと、
    前記第2の制御信号に応じて前記アンテナ端子と前記出力端子との間の接続を導通あるいは遮断する第2のスイッチと、を備え、
    前記第1のスイッチは、
    前記アンテナ端子と前記入力端子とを接続する伝送線と、
    アノードが前記伝送線と前記入力端子との間の第1のノードに接続され、カソードが第2のノードに接続されたダイオードと、
    前記第2のノードと第1の電源電圧に接続された容量素子と、
    を有し、
    前記第1の制御端子は、
    直列に接続された第1の抵抗素子と第1のインダクタ素子とを介して前記第1のノードに接続され、
    前記第1のスイッチは、
    第2の電源電圧と前記第1の制御端子に接続され、前記第1の制御信号に応じて前記第2のノードから前記容量素子を充放電する充放電回路をさらに含む、
    高周波スイッチ回路。
  2. 前記第1の制御信号が第1の電圧に設定された時、
    前記充放電回路は、前記容量素子を放電し、
    前記第1のスイッチは前記アンテナ端子と前記入力端子との間の接続を遮断し、
    前記第1の制御信号が第2の電圧に設定された時、
    前記充放電回路は、前記容量素子を充電し、
    前記第1のスイッチは前記アンテナ端子と前記入力端子との間の接続を導通する、
    請求項1に記載の高周波スイッチ回路。
  3. 前記充放電回路は、容量電圧制御回路と電流生成回路とを含み、
    前記容量電圧制御回路は、
    前記ダイオードのカソード及び前記第1の制御端子に接続され、
    前記第1の制御信号に応じて、前記第2のノードからの前記容量素子の充電、あるいは、前記第2のノードからの前記ダイオード電流の引き込みと前記容量素子の放電電流の引き込み、のいずれかを行い、
    前記電流生成回路は、
    前記引き込みを行う引き込み電流を生成する、
    請求項1または請求項2に記載の高周波スイッチ回路。
  4. 前記容量電圧制御回路は、
    前記引き込みの際には、前記第2のノードの電位を前記第1のノードの電位より低い電位に設定し、前記ダイオードをオンさせ、
    前記容量素子の充電の際には、前記第2のノードの電位を前記第1のノードの電位より高い電位に設定し、前記ダイオードをオフさせる、
    請求項3に記載の高周波スイッチ回路。
  5. 前記容量電圧制御回路は、
    一方の端子が前記ダイオードの前記カソードに接続され、他方の端子が前記電流生成回路の出力端子に接続された第2のインダクタ素子と、
    一方の端子が前記第2の電源電圧に接続され、他方の端子が前記第2のインダクタ素子の前記他方の端子に接続された第2の抵抗素子と、
    を有する、
    請求項4に記載の高周波スイッチ回路。
  6. 前記電流生成回路は、オープンドレイン出力回路である、
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路。
  7. 前記電流生成回路は、ゲートが前記第1の制御端子に接続され、ドレインが出力端子に接続され、ソースが接地されたトランジスタを含む、
    請求項6に記載の高周波スイッチ回路。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路と、
    前記入力端子に接続され、外部からの前記送信信号を増幅して前記高周波スイッチ回路に入力する送信信号用増幅器と、
    前記出力端子に接続され、前記高周波スイッチ回路からの受信信号を増幅して外部に出力する受信信号用増幅器と、
    を備えるフロントエンド回路。
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