JP7315295B2 - 油圧式vvt装置 - Google Patents
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Description
「油圧鼓動式のスプールが軸方向に前後動してカム軸の進角又は遅角が制御される油圧駆動ユニットと、前記スプールを前後動させるセンターピンが前記スプールと同心状に内蔵されたソレノイドユニットと、を有し、
前記油圧駆動ユニットは、前記ソレノイドユニットに向けた開口した環状壁が形成されていると共に前記スプールが同心に内蔵されたセンターボルトを有しており、前記油圧駆動ユニットの使用済みオイルは前記スプールの内部空間から前記センターボルトにおける環状壁の外側に排出されるようになっている一方、
前記ソレノイドユニットは、前記センターボルトに向いて開口したケーシングを有し、前記ケーシング内に、前記スプールと同心方向にスライドするアーマチャーと、前記アーマチャーを外側から抱持してそのスライドをガイドするベアリングチューブとが配置されて、前記ケーシングの開口部は、前記アーマチャーから前記スプールの方向に突出したセンターピンを摺動自在に保持するポールピースによって塞がれており、
前記ポールピースは、前記センターピンが直接に又はブッシュを介して貫通した基板と、前記基板から前記アーマチャーに向けて突出した内向き筒部とを有して、前記基板は、前記内向き筒部の外側にはみ出たフランジ部を有して、前記フランジ部が前記ケーシングの開口部に嵌合しており、
かつ、前記ポールピースにおけるフランジ部の下部に、前記ポールピースの内部に入り込んだオイルを排出するオイル排出穴が形成されている」
という構成において、
「前記ポールピースにおける内向き筒部の外周面は前記基板に向けて拡径するテーパ状に形成されて、前記ポールピースにおける内向き筒部の外周面の外側に環状のオイル排出通路が形成されており、かつ、前記オイル排出穴は、前記内向き筒部の外周面を部分的に切除して形成されており、
かつ、前記ポールピースの外径は前記センターボルトにおける環状壁の外径と略同じに設定されており、前記オイル排出穴は前記センターボルトにおける環状壁の端面と対向しており、
更に、ベアリングチューブは、前記ポールピースにおける内向き筒部を囲うテーパ部を有して、前記ベアリングチューブのテーパ部と前記ポールピースの内向き筒部との空間が前記オイル排出通路になっており、前記ベアリングチューブにおけるテーパ部の開口端は前記ポールピースのフランジに当接している」
という構成を備えている。
まず、主として図1を参照してVVT装置の基本構造を説明する。VVT装置は、油圧の流路の切り換え機構を備えた油圧駆動ユニット1と、油圧駆動ユニット1を制御するソレノイドユニット2とから成っており、油圧駆動ユニット1はカム軸3に取付けられて、ソレノイドユニット2はチェーンカバー4にボルトで固定されている。なお、チェーンカバー4の上端にはヘッドカバー5の前壁が重なっている。
次に、主として図2,3を参照してポールピース43とアーマチャー40を説明する。ポールピース43は、円板状の基板45とこれから前向きに突出した内向き筒部46とを備えている。基板45は、内向き筒部46の外周外側に張り出したフランジ部45aを有しており、フランジ部45aが、インナーケース36に形成された円形の開口に強制嵌合によって嵌着されている。
図4,5では他の実施形態と参考例を表示している。このうち図4(A)に示す第2実施形態では、ポールピース43の内向き筒部46のうち下端に、オイル排出用補助通路として、前向きに開口した切欠き52を形成している。このように形成すると、金属粉がアーマチャー40に至ることをより確実に防止できる。
更に、オイル排出穴50はセンターピン41から遠く離れているため、スプール20から排出されたオイルがふりかかるエリアからも外側に外れている。従って、複数のオイル排出穴50を形成しても、上部に位置したオイル排出穴にオイルが流れ込むこと自体が現実には生じないといえる。
2 ソレノイドユニット
3 カム軸
4 チェーンカバー
6 シリンダヘッド
8 フロントカムキャップ
10 センターボルト
19b センターボルトの環状壁
11 ロータ
12 ハウジング
13 タイミングチェーン
14 チェーンスプロケット
15 アウタープレート
19 スリーブ
20 スプール
35 ケーシングを構成するアウタースース
36 ケーシングを構成するインナースース
37 コイル
39 ベアリングチューブ
39c ベアリングチューブのテーパ部
40 アーマチャー
41 センターピン
42 ブッシュ
43 ポールピース
45 基板
45a フランジ部
46 内向き筒部
46a 外周面
48 オイル排出通路を構成する環状の第1隙間
49 オイル排出通路を構成する環状の第2隙間
50 オイル排出穴
51 溝
Claims (1)
- 油圧鼓動式のスプールが軸方向に前後動してカム軸の進角又は遅角が制御される油圧駆動ユニットと、前記スプールを前後動させるセンターピンが前記スプールと同心状に内蔵されたソレノイドユニットと、を有し、
前記油圧駆動ユニットは、前記ソレノイドユニットに向けた開口した環状壁が形成されていると共に前記スプールが同心に内蔵されたセンターボルトを有しており、前記油圧駆動ユニットの使用済みオイルは前記スプールの内部空間から前記センターボルトにおける環状壁の外側に排出されるようになっている一方、
前記ソレノイドユニットは、前記センターボルトに向いて開口したケーシングを有し、前記ケーシング内に、前記スプールと同心方向にスライドするアーマチャーと、前記アーマチャーを外側から抱持してそのスライドをガイドするベアリングチューブとが配置されて、前記ケーシングの開口部は、前記アーマチャーから前記スプールの方向に突出したセンターピンを摺動自在に保持するポールピースによって塞がれており、
前記ポールピースは、前記センターピンが直接に又はブッシュを介して貫通した基板と、前記基板から前記アーマチャーに向けて突出した内向き筒部とを有して、前記基板は、前記内向き筒部の外側にはみ出たフランジ部を有して、前記フランジ部が前記ケーシングの開口部に嵌合しており、
かつ、前記ポールピースにおけるフランジ部の下部に、前記ポールピースの内部に入り込んだオイルを排出するオイル排出穴が形成されている油圧式VVT装置であって、
前記ポールピースにおける内向き筒部の外周面は前記基板に向けて拡径するテーパ状に形成されて、前記ポールピースにおける内向き筒部の外周面の外側に環状のオイル排出通路が形成されており、かつ、前記オイル排出穴は、前記内向き筒部の外周面を部分的に切除して形成されており、
かつ、前記ポールピースの外径は前記センターボルトにおける環状壁の外径と略同じに設定されており、前記オイル排出穴は前記センターボルトにおける環状壁の端面と対向しており、
更に、ベアリングチューブは、前記ポールピースにおける内向き筒部を囲うテーパ部を有して、前記ベアリングチューブのテーパ部と前記ポールピースの内向き筒部との空間が前記オイル排出通路になっており、前記ベアリングチューブにおけるテーパ部の開口端は前記ポールピースのフランジに当接している、
油圧式VVT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021058468A JP7315295B2 (ja) | 2021-03-30 | 2021-03-30 | 油圧式vvt装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021058468A JP7315295B2 (ja) | 2021-03-30 | 2021-03-30 | 油圧式vvt装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022155123A JP2022155123A (ja) | 2022-10-13 |
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Family
ID=83557761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021058468A Active JP7315295B2 (ja) | 2021-03-30 | 2021-03-30 | 油圧式vvt装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009511837A (ja) | 2005-10-12 | 2009-03-19 | シャフラー、コマンディット、ゲゼルシャフト | 液圧切換弁 |
JP2014132186A (ja) | 2013-01-07 | 2014-07-17 | Jtekt Corp | 軸受装置 |
JP2014202311A (ja) | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 株式会社デンソー | 電磁アクチュエータ |
JP2015090206A (ja) | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 電磁アクチュエータ |
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- 2021-03-30 JP JP2021058468A patent/JP7315295B2/ja active Active
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