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JP7374854B2 - 建設機械およびキャリブレーションシステム - Google Patents

建設機械およびキャリブレーションシステム Download PDF

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JP7374854B2
JP7374854B2 JP2020105284A JP2020105284A JP7374854B2 JP 7374854 B2 JP7374854 B2 JP 7374854B2 JP 2020105284 A JP2020105284 A JP 2020105284A JP 2020105284 A JP2020105284 A JP 2020105284A JP 7374854 B2 JP7374854 B2 JP 7374854B2
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Description

本発明は建設機械およびキャリブレーションシステムに関する。
一部の建設機械(例えば、油圧ショベル)では、油圧機器(ポンプ、バルブ、シリンダ)および作業を行うアタッチメント(ブーム、アーム、バケット)に、動作状態を計測するためのセンサを取付け、このセンサ情報を用いて建設機械の制御を行っている。
建設機械の製造ばらつきによる制御特性の違いを補正するために、出荷時およびメンテナンス時に制御パラメータのキャリブレーションが行われている。キャリブレーション処理では、複数の異なるテストパターンで建設機械を動作させて得られたセンサ情報をもとに制御パラメータを調整する。
例えば、特許文献1には、旋回用油圧モータの弁装置を最適に較正することが記載されている。
特開2002-147401号公報
しかしながら、従来の技術では、実行すべきテストパターンの数が多いことから、キャリブレーションに長時間を要するという課題があった。
これによって発生する具体的な問題の例としては、人員コストが増加すること、メンテナンスによる非稼働時間が増加すること、等が挙げられる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、実行すべきテストパターンの数を低減してキャリブレーションの時間を短縮できる建設機械およびキャリブレーションシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る建設機械の一例は、
可動装置または前記可動装置を駆動する駆動装置を含む、制御対象と、
前記制御対象の位置、向き、角度、または流量を計測するセンサと、
前記制御対象に対する操作指令と、前記センサによって計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量と、制御パラメータとに基づいて、前記制御対象を制御する制御信号を出力するコントローラと、
を備える建設機械であって、
前記コントローラは、前記制御パラメータのキャリブレーションを実行することができ、前記キャリブレーションは、前記制御対象の動作を表す複数のテストパターンのうち少なくとも1つについて、前記制御信号を出力して前記制御対象を制御し、その際に計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量に基づいて、前記制御パラメータを変更する動作であり、
前記コントローラは、前記キャリブレーションにおいて、各前記テストパターンについて候補セット情報を1つ以上取得し、前記候補セット情報は、前記制御パラメータを表す制御パラメータ候補と、前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量を表す位置候補、向き候補、角度候補、または流量候補とを関連付けるものであり、
前記コントローラは、前記キャリブレーションにおいて、いずれかの前記テストパターンについて計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量と、当該テストパターンに係る前記位置候補、向き候補、角度候補、または流量候補のいずれかとが、所定の一致条件を満たす場合に、他のテストパターンに係る計測を省略する。
また、本発明に係るキャリブレーションシステムの一例は、
上述の建設機械と、
前記候補セット情報を記憶する外部サーバと、
を備える、キャリブレーションシステムにおいて、
前記コントローラおよび前記外部サーバは、互いに通信可能であり、
前記コントローラは、前記外部サーバとの通信を介して前記候補セット情報を取得する。
本発明に係る建設機械およびキャリブレーションシステムによれば、実行すべきテストパターンの数を低減してキャリブレーションの時間を短縮することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1における建設機械の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例1における建設機械の動作例を示すフロー図である。 操作指令と、制御対象の状態との関係の例を示す図である。 キャリブレーションにおける、操作指令と、制御対象の状態との関係の例を示す図である。 キャリブレーションにおける、操作指令と、制御対象の状態との関係の例を示す図である。 キャリブレーションにおける、操作指令と、制御対象の状態との関係の例を示す図である。 本発明の実施例2における建設機械の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例2における建設機械の動作例を示すフロー図である。 本発明の実施例3における建設機械の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例4における建設機械の構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施例は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
同一あるいは同様の機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。また、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
実施例において、プログラムを実行して行う処理について説明する場合がある。ここで、計算機は、プロセッサ(例えばCPU、GPU)によりプログラムを実行し、記憶資源(例えばメモリ)やインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら、プログラムで定められた処理を行う。そのため、プログラムを実行して行う処理の主体を、プロセッサとしてもよい。
同様に、プログラムを実行して行う処理の主体は、プロセッサを有するコントローラ、プロセッサを有する装置、プロセッサを有するシステム、プロセッサを有する計算機、プロセッサを有するノード、等であってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路を含んでいてもよい。ここで、専用回路とは、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等である。
プログラムは、プログラムソースから計算機にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源とを含んでもよく、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、実施例における2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、実施例における1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
以下、本発明を、具体的な実施例により図面を用いて説明する。なお、以下の実施例では本発明を油圧ショベルに適用した例について説明するが、本発明は油圧ショベルに限定されるものではなく、建設機械に広く適用することができる。また、以下の説明において、各図において共通する各装置や機器には同一の符号(番号)を用いる場合があり、すでに説明した各装置や機器の説明を省略する場合がある。
<実施例1>
次に、本発明を油圧ショベルに適用した実施例1について、図1、図2、図3A、図3B、図3Cにより説明する。図1は、実施例1における建設機械の構成例を示すブロック図である。
建設機械はコントローラ1を備える。コントローラ1は、公知のコンピュータを使用して実現することができる。その場合、図1のコントローラ1内の各機能は、コントローラ内部のメモリに記憶したプログラムに従い、中央処理部(CPU)が実行してもよい。
建設機械は、コントローラ1が制御する対象となる制御対象2を備える。制御対象2は、図1の例では駆動部21(駆動装置)および可動部22(可動装置)を含むが、いずれか一方のみを含んでもよい。駆動部21は可動部22を駆動する。コントローラ1は、制御対象2を制御する制御信号1cを出力する。
本実施例では、駆動部21は油圧部であり、油圧部品212を備える。油圧部品212は、例えば油圧バルブまたは油圧ポンプである。本実施例では、可動部22は可動部品222を備える。可動部品222は、例えばアーム、ブーム、バケット、等である。
建設機械はセンサを備える。センサは、制御対象2の、制御に関する状態を計測する。本実施例では、駆動部21は油圧センサ211を備え、可動部22は姿勢センサ221を備える。制御対象2の「状態」の具体例は、当業者が適宜決定可能であるが、たとえば駆動部21の状態とは、たとえば油圧バルブまたは油圧ポンプの流量を含む。また、制御対象2の「状態」の具体例は、たとえばアーム、ブーム、バケット、等の姿勢を含む。姿勢とは、たとえば位置、向き、角度、等を含む。このように、センサは、制御対象の状態として、制御対象の位置、向き、角度、または流量を計測する。ここで、「位置、向き、角度、または流量」とは、これらのうち2以上の組み合わせを含んでもよい。
コントローラ1は、制御モデル11を備える。制御モデル11は、制御対象2の制御特性を表す制御パラメータ111と、制御パラメータ111に基づいて制御信号1cを決定するための制御ロジック112とを含む。
本実施例では制御ロジック112は固定である。制御ロジック112は、フィードバック制御部を含んでもよい。制御パラメータ111は可変であり、たとえば1つ以上の変数または可変関数を含む。制御パラメータ111は、たとえば建設機械個々の製造ばらつきまたは経年劣化による制御特性のずれを補正するために、変更可能である。
コントローラ1の動作は、通常運転時の動作と、制御パラメータのキャリブレーションに係る動作とを含む。以下、通常運転時の動作モードを「通常運転モード」と称し、キャリブレーションに係る動作モードを「キャリブレーション動作モード」と称する。
<通常運転モードの動作>
まず、通常運転モードについて説明する。通常運転モードにおいて、コントローラ1は建設機械の操作指令(図示せず)を取得する。操作指令は、たとえば建設機械の作業者から、図示しない操作装置を介して入力される。作業者は、操作指令を、指定された施工情報、周辺地形情報、作業進行具合、等の情報に従ってコントローラ1に入力するようにしても良い。
コントローラ1は、この操作指令に基づいて、制御対象2を制御する制御信号1cを生成し出力する。この際に、制御ロジック112は、制御対象2の状態と、制御パラメータ111とを参照する。すなわち、コントローラ1は、操作指令と、制御対象2の状態と、制御パラメータ111とに基づいて、制御信号1cを出力する。
具体例として、コントローラ1は、操作指令と、油圧センサ211および姿勢センサ221が取得したセンサ情報1bと、制御パラメータ111とに基づき、現在の建設機械の各部の姿勢、各部の内部圧力、各部の流量、等を推定し、操作指令を実現するための制御信号1cを出力する。
より具体的な例を以下に示す。例えば油圧バルブの流量Qを計算する場合は、油圧バルブ内に設置された圧力センサ、バルブの開口具合を間接的に監視するストロークセンサ、作動油の温度センサ、制御信号の制御電流センサ、等のセンサの値を用いる。流量Qoを決定する演算ロジックは、例えば次の式1で示される。
=C・A(x)・√{ΔP/(2ρ)} … (式1)
ここで、Cは流量係数を表し、Aはバルブの開口面積を表し、ΔPはバルブの一次側と二次側との圧力差を表し、ρは作動油の密度を表す。Aはバルブのストローク量xの関数である。A(x)、C、ρは、制御パラメータ111に含まれ、たとえばコントローラ1内のメモリに保存される。
制御モデル11は、操作指令および制御パラメータ111に基づき、上記式1を用いて流量Qを算出する。そして、算出された流量Qと、バルブの流量センサにより検出された流量とに基づいてフィードバック制御を行う。すなわち、算出された流量Qと、流量センサにより検出された流量との差を小さくするように油圧バルブのストローク量xを決定し、このストローク量xを実現するように制御信号1cを出力する。制御信号1cは、たとえば制御電流によって表される。これにより、可動部22の姿勢が制御される。
図3Aに、操作指令と、制御対象2の状態との関係の例を示す。横軸は操作指令を表し、縦軸は制御対象2の状態を表し、すなわち様々な制御指令による制御の結果を表す。この例では、制御対象2の状態は操作指令のみによって決定されるが、他の例では、操作指令に加え、各センサの値、温度条件、等に基づいて、多次元で決定されてもよい。この曲線の形状が、制御パラメータ111の調整によって変化することになる。
<キャリブレーション動作モードの動作>
次に、キャリブレーション動作モードについて説明する。キャリブレーション動作モードにおいて、コントローラ1は、制御パラメータ111のキャリブレーションを実行することができる。
油圧部品、可動部品、センサ、等において、経年変化などによって制御特性が変化する場合がある。キャリブレーションにより、制御パラメータ111を補正し、このような制御特性の変化を補償することができる。実施例1においては、油圧部品212、油圧センサ211、可動部品222、および姿勢センサ221のうち少なくとも1つに、経年変化等による劣化が生じるものとして説明する。
図3Bに、キャリブレーションにおける、操作指令1aと、制御対象2の状態との関係の例を示す。この関係は、上述のように制御パラメータ111に応じて実現される。点線は経年劣化前の関係を表し、実線は経年劣化後の関係を表す。経年劣化後の関係(実線)を予め知ることは困難である。このため、経年劣化後の関係を明らかにするために、様々な操作指令に基づいて状態を測定し(図中の白丸印)、これによって経年劣化後の関係を推定することが必要となる。この推定は、制御パラメータ111の推定を含む。このようにして、経年劣化後の制御パラメータ111を推定し、更新することにより、キャリブレーションが行われる。
まず、実施例1におけるキャリブレーション動作モードの動作は、図示しない操作装置を利用して、作業者がキャリブレーション指示をコントローラ1に与えることにより開始される。これにより、コントローラ1はキャリブレーション動作モードに移行する。
なお、実施例1では、作業者がコントローラ1にキャリブレーション指示を与えることによりキャリブレーション動作モードに移行させているが、コントローラ1は、作業者からのキャリブレーション指示に関わらず、キャリブレーション動作モードに移行してもよい。たとえば、油圧ショベルが所定時間稼働した場合に移行してもよく、所定期間が経過する毎に移行してもよい。
キャリブレーション動作モードにおいて、コントローラ1は、制御対象2の動作を表すテストパターン41に基づいた操作指令1aを取得する。建設機械はテストパターン記憶部4を備え、テストパターン記憶部4はテストパターン41を複数記憶する。テストパターン記憶部4はコントローラ1内のメモリ領域に構成されても良いし、外付けのメモリや外付けの外部記憶媒体に構成されても良い。テストパターン41は外部から入力されてもよく、たとえばマニュアル等に記載しておき、これを保守員が手動で、図示しない操作手段を介してテストパターン記憶部4に入力してもよい。
テストパターン41は、駆動部21について構成されてもよいし、可動部22について構成されてもよいし、1つ以上の駆動部21と1つ以上の可動部22との組み合わせについて構成されてもよい。テストパターン41は、複数の操作指令1aからなる時系列データを含む。例えば、油圧ショベルのバケットが無負荷となるような初期動作をさせたのち、ブームのみを単独で持ち上げる動作またはアームのみを単独で引き下げる動作をさせるものである。
キャリブレーションとは、複数のテストパターン41のうち少なくとも1つについて、制御信号1cを出力して制御対象2を制御し、その際に計測された制御対象2の状態に基づいて、制御パラメータ111を変更する動作である。
各テストパターン41にはテストパターン番号が付与されており、コントローラ1は、テストパターン番号が小さいものから順にテストパターン41を実行する。すなわち、テストパターン41に基づいた操作指令1aに従い、コントローラ1の制御モデル11は、制御パラメータ111を参照して操作指令1aに対応する制御信号1cを生成し、制御信号1cを油圧部品に出力し、これによって可動部22の動作を実行する。この動作が、図2のステップS101に対応する。
この動作の実行に伴い、油圧センサ211および姿勢センサ221は、それぞれ検出信号をコントローラ1に入力する。具体的には、油圧センサである圧力センサおよびストロークセンサ等の検出信号と、姿勢センサである角度センサおよび加速度センサ等の検出信号とが、キャリブレーション計画部13およびキャリブレーション処理部12に入力される。なお、キャリブレーション動作モードにおいて、コントローラ1の制御モデル11は、各センサの情報を参照せずに制御信号1cを生成しても良いし、各センサの情報に基づいて(たとえばフィードバック制御を行うように)制御信号1cを生成しても良い。
また、キャリブレーション動作モード(またはメンテナンス時)においてのみ、外付けセンサ7を設置して建設機械の任意の箇所の任意の物理量を観測するようにしてもよい。このようにすると、リファレンスとなるデータを取得し、キャリブレーションの精度を向上させることができる。具体的な例としては、可動部22を外部からカメラで撮影し、画像処理によりその姿勢情報を算出する。姿勢情報は、内蔵の姿勢センサに対するリファレンス情報として用いることができる。
キャリブレーション計画部13は、テストパターン41を実行して取得した各センサの情報を取得し、当該テストパターン41の特性と、取得したセンサ情報とに基づいて、現在の制御パラメータ111に関する探索を行う。この動作が、図2のステップS102に対応する。
ステップS102において、まずキャリブレーション計画部13は、テストパターン41の特性と、取得したセンサ情報とに基づいて、現在の制御パラメータ111を推定する。この推定処理の具体的内容はとくに説明しないが、当業者が公知技術に基づき適宜設計することができる。たとえばフィッティング技術を用いてもよいし、最小二乗法を用いてもよい。
次に、コントローラ1は、推定された制御パラメータ111の確度を評価する。確度の評価は、候補セット51(候補セット情報)に基づいて行われる。建設機械は、候補セット記憶部5(候補セットライブラリ)を備える。各テストパターン41について、制御パラメータ111に関する1つ以上の候補セット51が、候補セット記憶部5に記憶されている。
コントローラ1は、キャリブレーションにおいて、各テストパターン41について候補セット51を1つ以上取得する。候補セット51は、制御パラメータを表す制御パラメータ候補と、制御対象2の状態(または当該状態の時系列的変化)を表す状態候補とを関連付ける。
図3Cを用いて、候補セット51を用いて確度を評価する方法の具体例を説明する。コントローラ1は、処理中のテストパターン41に係る候補セット51のそれぞれについて、制御対象2の状態(細実線で示す)と、センサによって測定された状態(白丸で示す)に基づいて推定された制御パラメータ111から演算される状態(太実線で示す)との類似度を算出する。類似度の具体的な算出方法は、当業者が適宜設計可能である。
各候補セット51について算出された類似度のうち最大の値が、推定された制御パラメータ111の確度となる。確度が所定の閾値以上である場合には、その候補セット51に係る状態と、推定された制御パラメータ111に係る状態とは一致する(所定の一致条件を満たす)ということができる。この場合には、ステップS103において探索が成功したと判定される。
探索が成功する可能性は、テストパターン41の種類または数を増やすことによって高めることが出来る。具体的な算出方法は当業者が適宜設計可能であるが、得られた情報から尤度を計算してもよいし、ベイズ推定を用いても良い。
探索が成功した場合には、コントローラ1は、その候補セット51に係る制御パラメータ候補を用いて制御パラメータ111を更新する(ステップS108)。
探索が成功しなかった場合には、コントローラ1は、テストパターン41がすべて実行されたか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104において未実行のテストパターンが存在する場合には、コントローラ1は、それまでのテストパターン41の実行結果に基づいて次のテストパターン41を選択する(ステップS105)。
ステップS105におけるテストパターン41の選択は、たとえば次のように行われる。コントローラ1は、テストパターン41について計測された制御対象2の位置、向き、角度、または流量に基づいて、次に用いるテストパターン41を選択する。あるいは、テストパターン41に付与される識別番号に従って、テストパターン41が順に選択されてもよい。
このように、コントローラ1は、キャリブレーションにおいて、あるテストパターン41について計測された制御対象2の状態に基づいて、次に用いるテストパターン41を選択する。このようにすることにより、適切なテストパターン41を効率的に選択することができる。
コントローラ1は、次のテストパターン41が選択できたか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106において次のテストパターン41が選択できていた場合には、コントローラ1は選択されたテストパターン41を実行し(ステップS107)、処理をステップS102に戻して制御パラメータ111の推定および探索を繰り返す。
ステップS106において次のテストパターン41が選択できていなかった場合には、コントローラ1は、処理をステップS101に戻し、未実行のテストパターン41のうちテストパターン番号が小さいものについてテストパターン41を実行する。
ステップS104においてテストパターン41がすべて実行されていた場合には、コントローラ1は、適切な制御パラメータ候補を用いて制御パラメータ111を更新する(上述のステップS108)。ここで、適切な制御パラメータ候補とは、たとえば、テストパターン41と候補セット51との組み合わせのすべてのうちで、最も高い類似度を与える組み合わせを構成するテストパターン41について計測された制御対象2の状態に基づいて推定された制御パラメータを意味する。
ここで、ステップS103において探索が成功した場合には、それ以降のテストパターン41が実行されず省略されることになる。すなわち、コントローラ1は、キャリブレーションにおいて、いずれかのテストパターン41について計測された制御対象2の状態と、当該テストパターン41に係る候補セット51に含まれる状態候補のいずれかとが、所定の一致条件を満たす場合には、他のテストパターン41に係る計測を省略する。
ステップS108の後、コントローラ1は、更新された制御パラメータ111を使い、精度確認用のテストパターンを実行して、更新された制御パラメータ111の精度を評価し(ステップS109)、精度が所定基準を満たすか否かを判定する(ステップS110)。精度確認用のテストパターンは、ステップS102で用いられるテストパターン41のいずれかであってもよいし、これらとは異なるものであってもよい。
精度の評価方法は、当業者が適宜設計可能であり、たとえば建設機械のシステム要求などに基づいて決まる制御精度を満たしているか否かに基づいて評価される。精度が所定基準を満たす場合には、ステップS111で、図示しないユーザインタフェース(運転席に備え付けられるディスプレイ装置、保守員が所持するタブレット端末、キャリブレーション実行中に点灯するランプ、等)において、キャリブレーションが完了した旨を示す情報(メッセージ等)を出力し、図2の処理を終了する。
一方、精度が所定基準を満たさない場合には、ステップS112で、図示しないユーザインタフェースにおいて、キャリブレーションに失敗した旨を示す情報を出力し、図2の処理を終了する。この場合には、コントローラ1は、制御パラメータ111を更新前(すなわちキャリブレーション開始前)のものに戻してもよい。
以上がキャリブレーション動作モードでの動作例であるが、キャリブレーション計画部13、キャリブレーション処理部12、テストパターン記憶部4、候補セット記憶部5、等の設置場所は建設機械内に限ったものではなく、同様の機能を持った外付けのキャリブレーションコントローラ等で代用することも可能である。
<通常運転モードへの復帰>
制御モデル11のキャリブレーションが終了し、更新された制御パラメータ111の精度が所定基準を満たす場合には、コントローラ1は通常運転モードに移行する。ここで、コントローラ1は、他のメンテナンス項目を実行した後に通常運転モードに移行しても良いし、ユーザまたは保守員の指示に応じて通常運転モードに移行するようにしても良い。
<実施例1の効果>
以上で説明したように、建設機械においてキャリブレーションを行なう場合に、テストパターンの一部を省略することにより、テストパターン実行回数の削減とキャリブレーション時間の短縮が可能となり、メンテナンスコストが低減する。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2について、図3D、図4、図5を用いて説明する。図4は、本発明の実施例2における建設機械の構成例を示すブロック図である。図5は、実施例2における建設機械の動作例を示すフロー図である。
上述した実施例1では、実行されるテストパターン41は、予め作成されテストパターン記憶部4に記憶されるもののみであった。このため、いずれの候補セット51にも対応しないキャリブレーション結果は候補セット記憶部5に記憶されず、その後の推定に係る判定(ステップS103)で利用することができない。
そこで、実施例2における建設機械は、候補セット記憶部5に新たな候補セット51を追加するよう構成されたものである。したがって、実施例1と実施例2とでは、多くの機器や、動作内容が共通する。そのため、実施例2の説明では、実施例1との相違部分を中心に説明し、すでに説明した内容については省略するか、または簡単な説明に留める。
<通常運転モードの動作>
通常運転モードの動作は、実施例1の場合と同様なので説明を省略する。
<キャリブレーション動作モードの動作>
図4において、図1の場合と異なるのは、キャリブレーション計画部13が候補セット記憶部5に新たな候補セット51を追加できる点である。これによって、コントローラ1は、過去に経験した経年劣化に係る情報も参照しながらキャリブレーションを実行することができる。
図5において、コントローラ1は、ステップS104においてすべてのテストパターン41の実行が終了した場合(すなわち探索に成功しなかった場合)に、探索に成功しなかったことを示す情報を記憶する(ステップS123)。本実施例では所定のフラグを1にセットする。なお、フラグの初期値は0のままである。
このように、キャリブレーションにおいて、いずれのテストパターン41について計測された制御対象2の状態も、当該テストパターン41に係る候補セット51に含まれる状態候補のいずれとも所定の一致条件を満たさない場合には、フラグは1となる。一方、いずれかのテストパターン41について計測された制御対象2の状態が、当該テストパターン41に係る候補セット51に含まれる状態候補のいずれかと一致条件を満たす場合には、フラグは0となる。
そして、更新された制御パラメータ111の精度が所定基準を満たす場合に、フラグが0のままであるか否かを判定する(ステップS124)。ステップS124においてフラグが0である場合(すなわち、探索に成功していた場合)には、ステップS111において実施例1と同様の処理が実行される。
ステップS124においてフラグが1である場合(すなわち、探索に成功しなかった場合)には、コントローラ1は、新たな候補セット51を生成し、候補セット記憶部5に記憶する(ステップS125)。この処理の具体例は次のようになる。
ステップS125において、コントローラ1は、いずれかのテストパターン41について計測された制御対象2の状態に基づいて、新たな制御パラメータ111を決定する。たとえば、テストパターン41と候補セット51との組み合わせのすべてのうちで、最も高い類似度を与える組み合わせを構成するテストパターン41について計測された制御対象2の状態に基づいて、新たな制御パラメータ111を決定する。
そして、コントローラ1は、そのテストパターン41について新たな候補セット51を生成し、生成した候補セット51を候補セット記憶部5に記憶する。この新たな候補セット51は、そのテストパターン41について、計測された制御対象2の状態と、推定された制御パラメータを表す制御パラメータ候補とを関連付けるものである。このようにして、ステップS125が実行される。
図3Dを用いて、これを補足的に説明する。図3Dでは、いずれのテストパターン41を実行して得られた結果(白丸印)も、いずれの候補セット51に係る状態(細実線)とも一致しない。この場合には、ステップS108において更新された制御パラメータ111を含む候補セット51が、新たに候補セット記憶部5に追加される。
ステップS125の後、コントローラ1は、図示しないユーザインタフェースにおいて、候補セット51を追加した旨を示す情報を出力し、図5の処理を終了する(ステップS126)。
キャリブレーションが終了した場合、すなわち、図5におけるステップS111、S112またはS126の後、キャリブレーション動作モードは終了する。その後、コントローラ1は、通常運転モードに移行する。
<実施例2の効果>
実施例1と同様に、建設機械においてキャリブレーションを行なう場合に、テストパターンの一部を省略することにより、テストパターン実行回数の削減とキャリブレーション時間の短縮が可能となり、メンテナンスコストが低減する。
また、実施例2では、いずれの候補セット51とも一致がなかった場合に、新たな候補セット51を追加するので、ステップS103において探索対象となる候補セット51が増加し、次回のキャリブレーションでテストパターン41の実行回数を削減できる可能性が高まる。
<実施例3>
次に本発明の実施例3について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施例3におけるキャリブレーションシステムの構成例を示すブロック図である。
実施例1および2の場合、建設機械が候補セット記憶部5を備え、候補セット51を記憶していた。実施例3では、複数の建設機械100a、100b、…、100n(以下「建設機械100」と総称する場合がある)と、管理サーバ200とを備える、キャリブレーションシステムが構成される。管理サーバ200が候補セット記憶部201を備えて候補セット51を記憶する。管理サーバ200は、建設機械とは別に構成される外部サーバである。以下、実施例1および2との相違を説明する。
管理サーバ200は、メンテナンス対象としての建設機械100と情報の送受信ができるように、通信インタフェース202を備える。通信インタフェース202は、さらに管理者や建設機械ユーザと情報の送受信ができるように構成されていてもよい。
また、建設機械100は管理サーバ200と情報の送受信ができるように通信インタフェース6を備える。このように、各建設機械のコントローラ1と、管理サーバ200とは、互いに通信可能である。
<通常運転モードの動作>
通常運転モードの動作は、実施例1および2の場合と同様なので説明を省略する。
<キャリブレーション動作モードの動作>
それぞれの建設機械100は、実施例1または2と同様の方法でキャリブレーションを実施する。ただし、候補セット51は管理サーバ200に記憶されているので、コントローラ1は、管理サーバ200との通信を介して候補セット51を取得する。
<実施例3の効果>
実施例1および2と同様に、建設機械においてキャリブレーションを行なう場合に、テストパターンの一部を省略することにより、テストパターン実行回数の削減とキャリブレーション時間の短縮が可能となり、メンテナンスコストが低減する。
また、実施例2と同様に、新たな候補セット51を追加する場合には、ステップS103(図5)において探索対象となる候補セット51が増加し、次回のキャリブレーションでテストパターン41の実行回数を削減できる可能性が高まる。
さらに、実施例3では管理サーバ200が複数の建設機械100に対して共通の候補セット51を記憶しており、建設機械100はこれを取得して利用できるので、建設機械100ごとに候補セット記憶部5を設ける必要がない。
<実施例4>
次に、本発明の実施例4を、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施例4における建設機械の構成例を示すブロック図である。
実施例3の場合、候補セット記憶部201が管理サーバ200のみに設置されていた。これに対して、実施例4では、建設機械100も候補セット記憶部5を備え、候補セット51を記憶する。
<通常運転モードの動作>
通常運転モードの動作は、実施例1~3の場合と同様なので説明を省略する。
<キャリブレーション動作モードの動作>
コントローラ1は、キャリブレーションの開始前に、管理サーバ200との通信を介して、管理サーバ200に記憶されたすべての候補セット51を取得し、候補セット記憶部5に記憶する。
候補セット51を取得する具体的なタイミングは当業者が適宜設計可能であるが、たとえば定期的に取得してもよいし、建設機械100またはコントローラ1の電源起動時に取得してもよいし、メンテナンス時に取得してもよいし、外部からの指示に応じて(たとえば、ユーザ、管理者、保守者、等が指定する任意のタイミングで)取得してもよい。
また、新たに候補セット51が追加される場合(図5のステップS125)には、新たな候補セット51は、建設機械100の候補セット記憶部5のみならず、管理サーバ200の候補セット記憶部201にも記憶される。このために、コントローラ1は、管理サーバ200との通信を介して新たな候補セット51を送信してもよい。
なお、ステップS125の具体的な実行タイミングは、当業者が適宜設計可能である。たとえば、メンテナンス時などに実行してもよい。管理サーバ200は、各建設機械100から送信(アップロード)された新たな候補セット51のうち、更新情報のみを追加して最新の候補セットライブラリを生成し、再び各建設機械100に配信してもよい。各建設機械100はこれを受信し、候補セット記憶部5に記憶してもよい。
<実施例4の効果>
実施例1~3と同様に、建設機械においてキャリブレーションを行なう場合に、テストパターンの一部を省略することにより、テストパターン実行回数の削減とキャリブレーション時間の短縮が可能となり、メンテナンスコストが低減する。
また、実施例2と同様に、新たな候補セット51を追加する場合には、ステップS103(図5)において探索対象となる候補セット51が増加し、次回のキャリブレーションでテストパターン41の実行回数を削減できる可能性が高まる。
さらに、実施例4では、コントローラ1がキャリブレーションの開始前(たとえば通常運転モード時)に予め候補セット51を取得しておくことができるので、キャリブレーション直前に管理サーバ200と通信を行う必要がなく、通信環境の悪い現場でもキャリブレーションが可能となる。
なお、実施例4では、テストパターン41を実行するたびにセンサ情報を管理サーバ200に送信する必要はなく、各建設機械100の内部で探索処理(ステップS102)を実施することが出来る。これにより、通信インタフェース6、202の通信帯域、コスト、通信時間などの制約が緩和される。
<その他の実施例>
本発明は、上述した各実施例に示す油圧ショベルに限定されず、その他の建設機械にも応用することができる。すなわち、油圧ショベルだけでなく、クレーンやホイールローダなどにも応用が可能である。また、可動部の姿勢情報を観測するセンサと油圧機器のセンサが設置された建設機械には、本発明の技術が適用可能である。例えばショベルであれば可動部はアーム、ブーム、バケットなどの部材であり、駆動部は油圧機器のバルブやポンプなどの部材である。
1a…操作指令、1b…センサ情報、1c…制御信号、2…制御対象、4…テストパターン記憶部、5…候補セット記憶部、6…通信インタフェース、7…外付けセンサ、11…制御モデル、12…キャリブレーション処理部、13…キャリブレーション計画部、21…駆動部(駆動装置)、22…可動部(可動装置)、41…テストパターン、51…候補セット(候補セット情報)、100…建設機械、111…制御パラメータ、112…制御ロジック、200…管理サーバ、201…候補セット記憶部、202…通信インタフェース、211…油圧センサ、212…油圧部品、221…姿勢センサ、222…可動部品

Claims (5)

  1. 可動装置または前記可動装置を駆動する駆動装置を含む、制御対象と、
    前記制御対象の位置、向き、角度、または流量を計測するセンサと、
    前記制御対象に対する操作指令と、前記センサによって計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量と、制御パラメータとに基づいて、前記制御対象を制御する制御信号を出力するコントローラと、
    を備える建設機械であって、
    前記コントローラは、前記制御パラメータのキャリブレーションを実行することができ、前記キャリブレーションは、前記制御対象の動作を表す複数のテストパターンのうち少なくとも1つについて、前記制御信号を出力して前記制御対象を制御し、その際に計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量に基づいて、前記制御パラメータを変更する動作であり、
    前記コントローラは、前記キャリブレーションにおいて、各前記テストパターンについて候補セット情報を1つ以上取得し、前記候補セット情報は、前記制御パラメータを表す制御パラメータ候補と、前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量を表す位置候補、向き候補、角度候補、または流量候補とを関連付けるものであり、
    前記コントローラは、前記キャリブレーションにおいて、いずれかの前記テストパターンについて計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量と、当該テストパターンに係る前記位置候補、向き候補、角度候補、または流量候補のいずれかとが、所定の一致条件を満たす場合に、他のテストパターンに係る計測を省略する、
    建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記コントローラは、前記キャリブレーションにおいて、前記テストパターンについて計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量に基づいて、次に用いる前記テストパターンを選択する、建設機械。
  3. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記コントローラは、
    前記キャリブレーションにおいて、いずれの前記テストパターンについて計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量も、当該テストパターンに係るいずれの前記位置候補、向き候補、角度候補、または流量候補とも前記一致条件を満たさない場合に、
    いずれかの前記テストパターンについて計測された前記制御対象の前記位置、向き、角度、または流量に基づいて新たな制御パラメータを決定し、
    当該テストパターンについて、前記新たな制御パラメータを表す制御パラメータ候補と、当該位置、向き、角度、または流量を表す位置候補、向き候補、角度候補、または流量候補とを関連付ける新たな候補セット情報を生成する、
    建設機械。
  4. 請求項1に記載の建設機械と、
    前記候補セット情報を記憶する外部サーバと、
    を備える、キャリブレーションシステムにおいて、
    前記コントローラおよび前記外部サーバは、互いに通信可能であり、
    前記コントローラは、前記外部サーバとの通信を介して前記候補セット情報を取得する、
    キャリブレーションシステム。
  5. 請求項4に記載のキャリブレーションシステムにおいて、
    前記コントローラは、前記キャリブレーションの開始前に、前記外部サーバとの通信を介して、前記外部サーバに記憶されたすべての前記候補セット情報を取得する、
    キャリブレーションシステム。
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