JP7360258B2 - work vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、作業車の技術に関する。 The present invention relates to technology for work vehicles.
従来、トラクタなどの作業車に関する技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
2. Description of the Related Art Conventionally, techniques related to work vehicles such as tractors have been publicly known. For example, as described in
特許文献1に記載のトラクタ(作業車)は、各種の作業機を装着し、当該作業機を用いて作業を実行することができる。特許文献1には、一例として、機体の前部に装着されるローダや、機体の後部に装着されるロータリ耕耘装置が示されている。
The tractor (work vehicle) described in
このような作業機を用いた作業は、例えば直線的に走行して耕耘を行う必要があるなど、トラクタの運転にある程度の精度が求められる。しかしながら、田畑など目印になるようなもの(建築物等)の少ない圃場内では、トラクタを精度よく運転させることは困難であり、作業性が悪化するおそれがある。 Work using such a work machine requires a certain degree of precision in the operation of the tractor, such as the need to plow the land while traveling in a straight line. However, in fields such as fields where there are few landmarks (buildings, etc.), it is difficult to drive the tractor with high precision, and there is a risk that work efficiency may deteriorate.
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、作業性を向上させることが可能な作業車を提供するものである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object to be solved is to provide a work vehicle that can improve workability.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above, and next, means for solving this problem will be explained.
即ち、請求項1においては、周囲を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影された映像上に、所定の目印を表示させた状態で表示可能な表示部と、を具備し、前記撮影部には、位置又は向きの少なくとも一方が調整可能であり、前方を撮影する前方撮影部と、位置又は向きの少なくとも一方が調整可能であり、後方を撮影する後方撮影部と、が含まれ、前記表示部は、前記所定の目印として、前記前方撮影部により撮影された映像上に、当該映像に映った車体を基準とした位置を示すことが可能な前方目印と、前記後方撮影部により撮影された映像上に、当該映像に映った前記車体を基準とした位置を示すことが可能な後方目印と、を表示可能であり、前記前方目印及び前記後方目印の少なくとも一方が示す位置に対応する目印を、前記前方撮像部及び前記後方撮像部の相対的な位置関係に基づいて位置を補正した上で、前記前方目印及び前記後方目印の他方が表示された映像上に表示可能であり、前記表示部は、前記撮影部により撮影された一の映像上に、前記所定の目印として、互いに異なる形状を有する2以上の目印を同時に表示させることが可能であるものである。
That is, according to
請求項2においては、前記表示部は、前記映像における前記所定の目印の位置を変更可能なものである。 According to a second aspect of the present invention, the display section is capable of changing the position of the predetermined mark in the image.
請求項3においては、ボンネットと、キャビンと、をさらに具備し、前記前方撮影部は、前記ボンネットの左右方向における一側に配置され、前記表示部は、前記キャビン内における前記一側に配置されるものである。 According to a third aspect of the present invention, the vehicle further includes a hood and a cabin, and the front photographing section is arranged on one side of the bonnet in the left-right direction, and the display section is arranged on the one side in the cabin. It is something that
請求項4においては、前記前方撮影部は、操舵可能な前輪を撮影可能に配置されるものである。 According to a fourth aspect of the present invention, the front photographing section is arranged so as to be able to photograph the steerable front wheels.
請求項5においては、前記後方撮影部は、後部に配置される作業機を撮影可能に配置されるものである。 In a fifth aspect of the present invention, the rear photographing section is arranged so as to be able to photograph a working machine disposed at the rear.
請求項6においては、前記表示部は、前記前方撮影部により撮影された映像を表示可能な状態と、前記後方撮影部により撮影された映像を表示可能な状態と、を切替可能なものである。 According to a sixth aspect of the invention, the display section is capable of switching between a state in which it can display an image photographed by the front photographing section and a state in which it can display an image photographed by the rear photographing section. .
請求項7においては、前記表示部は、前記前方撮影部及び前記後方撮影部により撮影された映像を同時に表示可能なものである。 In a seventh aspect of the present invention, the display section is capable of simultaneously displaying images shot by the front shooting section and the rear shooting section.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 The present invention has the following effects.
請求項1においては、作業性を向上させることができる。
In
請求項2においては、作業性をより向上させることができる。
In
請求項3においては、前方の確認をし易くすることができる。
According to
請求項4においては、作業性をより向上させることができる。
In
請求項5においては、作業性をより向上させることができる。
In
請求項6においては、利便性を向上させることができる。
In
請求項7においては、利便性を向上させることができる。
According to
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。 Below, the directions indicated by arrow U, arrow D, arrow F, arrow B, arrow L, and arrow R in the figures are defined as upward direction, downward direction, forward direction, backward direction, left direction, and right direction, respectively. I will explain.
まず、図1から図3を用いて本発明の一実施形態に係るトラクタ1の全体構成について説明する。
First, the overall configuration of a
トラクタ1は、主として機体フレーム2、エンジン3、ボンネット4、マフラ5、トランスミッションケース6、前輪7、後輪8、フェンダ9、昇降装置10、ロータリ耕耘装置11、キャビン20、座席12、ステアリングホイール13、ステアリングポスト14、シート部材15及び作業支援システム30等を具備する。
The
F147引用
図1に示す機体フレーム2は、複数の板材を適宜組み合わせて形成される枠状の部材である。機体フレーム2は、平面視略矩形状に形成される。機体フレーム2は、その長手方向を前後方向に向けてトラクタ1の前部に配置される。機体フレーム2の後部にはエンジン3が固定される。エンジン3はボンネット4に覆われる。ボンネット4の後端部における右側方には、エンジン3の排気ガスを排出するマフラ5が配置される。エンジン3の後方には、トランスミッションケース6が設けられる。
F147 citation The
機体フレーム2の前部は、フロントアクスル機構7a(図2参照)を介して、操舵可能な左右一対の前輪7に支持される。トランスミッションケース6の後部は、リアアクスル機構(不図示)を介して左右一対の後輪8に支持される。左右一対の後輪8は、概ね上方からフェンダ9によって覆われる。
The front portion of the
エンジン3の動力は、トランスミッションケース6に収容された変速装置(不図示)で変速された後、フロントアクスル機構7aを経て前輪7に伝達可能とされると共に、前記リアアクスル機構を経て後輪8に伝達可能とされる。エンジン3の動力によって前輪7及び後輪8が回転駆動され、トラクタ1は走行することができる。
After the power of the
トランスミッションケース6の後部には、昇降装置10が設けられる。図1及び図2に示す昇降装置10には、各種の作業機を装着することができる。本実施形態では一例として、昇降装置10にロータリ耕耘装置11を装着した例を示している。昇降装置10は油圧シリンダ等のアクチュエータによって、装着された作業機を昇降させることができる。ロータリ耕耘装置11には、図示せぬPTO軸を介してエンジン3の動力を伝達することができる。
A lifting
エンジン3の後方にはキャビン20が設けられる。キャビン20の内部には、運転者が搭乗する居住空間が形成される。図3に示すキャビン20の略中央には、運転者が着座するための座席12が配置される。また、キャビン20の前部には、前輪7の切れ角を調節するためのステアリングホイール13が配置される。当該ステアリングホイール13は、ステアリングポスト14に回動可能に支持される。また、キャビン20の左部(座席12の左前方)には、運転者以外の者が着座するためのシート部材15が配置される。
A
また、トラクタ1には、作業支援システム30が設けられる。作業支援システム30は、トラクタ1の周囲の映像を後述するモニタ80に表示させることで、運転者にトラクタ1の状況を把握させるものである。なお、作業支援システム30の詳細については後述する。
Further, the
次に、図4から図6を用いて、作業支援システム30が設けられるキャビン20の構成について説明する。キャビン20は、主としてキャビンフレーム21、ルーフ22、開閉窓23、フロントコンビネーションランプ(以下、「コンビランプ24」と称する)、前側取付部25、作業灯26及び後側取付部27を具備する。
Next, the configuration of the
キャビンフレーム21は、キャビン20の骨組みとなる部分である。キャビンフレーム21は、主として前側ピラー21a、中間ピラー21b、後側ピラー21c、下部フレーム21d、上部フレーム21e、仕切板21f、連結フレーム21gを具備する。
The
前側ピラー21a、中間ピラー21b及び後側ピラー21cは、長手方向を略上下方向に向けて配置される柱状の部分である。前側ピラー21a、中間ピラー21b及び後側ピラー21cは、それぞれ左右一対設けられる。前側ピラー21a、中間ピラー21b及び後側ピラー21cは、前から後に向かって順に並ぶように配置される。
The
下部フレーム21dは、前側ピラー21a、中間ピラー21b及び後側ピラー21cの下端部を互いに連結する部分である。下部フレーム21dは、長手状の部材を適宜組み合わせて、枠状に形成される。
The
上部フレーム21eは、前側ピラー21a、中間ピラー21b及び後側ピラー21cの上端部を互いに連結する部分である。上部フレーム21eは、長手状の部材を適宜組み合わせて、枠状に形成される。
The
仕切板21fは、ボンネット4の内部空間と、キャビン20の内部空間とを仕切るものである。仕切板21fは、板面を前後に向けた状態で、下部フレーム21dの前端の左右中央に設けられる。
The
連結フレーム21gは、前側ピラー21aと仕切板21fとを連結するものである。連結フレーム21gは、長手方向を略左右方向に向けて配置される。連結フレーム21gは、左右一対設けられる。連結フレーム21gは、仕切板21fの上端部と、前側ピラー21aの上下中途部と、を連結するように設けられる。
The
ルーフ22は、キャビン20の天井を成す部分である。ルーフ22は、キャビンフレーム21の上部(上部フレーム21e)に取り付けられる。
The
開閉窓23は、左右一対の後側ピラー21cの間に設けられる、開閉可能な窓である。開閉窓23の上端部は、上部フレーム21eの後端部に回動可能に連結される。運転者は、キャビン20の内部から開閉窓23を前後に回動させることで、当該開閉窓23を開閉することができる。なお、キャビンフレーム21には、開閉窓23以外にも、適宜、窓やドアが設けられているが、それらについての詳細な説明は省略する。
The opening/closing
図4及び図5に示すコンビランプ24は、方向指示器と車幅灯とが組み合わされて一体的に形成されたランプである。コンビランプ24は、後述する前側取付部25を介してキャビン20の前部に取り付けられ、当該キャビン20の前方に配置される。コンビランプ24は、左右一対設けられ、ボンネット4の左右外側方に配置される(図3参照)。また、右側のコンビランプ24は、マフラ5の右前方に配置される。
The
前側取付部25は、コンビランプ24や後述する第一作業灯26a等をキャビン20に対して固定するものである。前側取付部25は、コンビランプ24に対応するように、左右一対設けられる。なお、前側取付部25の詳細については、後述する。
The front mounting
図4から図6に示す作業灯26は、トラクタ1の周囲を照らすためのものである。作業灯26は、第一作業灯26a、第二作業灯26b及び第三作業灯26cを含む。
The
第一作業灯26aは、前輪7を照らすためのものである。第一作業灯26aは、左右一対設けられ、前側取付部25(図9参照)に固定される。これにより、第一作業灯26aは、キャビン20の前方に配置されると共に、左右のコンビランプ24の略上方に配置される。
The
第二作業灯26bは、キャビン20の前方を照らすためのものである。第二作業灯26bは、キャビン20の上部フレーム21eの前端部に取り付けられる。第二作業灯26bは、左右一対設けられる。
The
第三作業灯26cは、キャビン20の後方を照らすためのものである。第三作業灯26cは、後述する後側取付部27を介してキャビン20の上部フレーム21eの後端部に取り付けられる。第三作業灯26cは、左右一対設けられる。
The
後側取付部27は、第三作業灯26c等をキャビン20に取り付けるためのものである。後側取付部27は、第三作業灯26cに対応するように、左右一対設けられる。なお、後側取付部27の詳細については、後述する。
The
次に、図7から図16を用いて、作業支援システム30の構成について説明する。作業支援システム30は、主として前方カメラ40、前側支持部50、後方カメラ60、後側支持部70、モニタ80及びモニタ支持部90を具備する。
Next, the configuration of the
図7から図9に示す前方カメラ40は、前方を撮影するためのものである。前方カメラ40は、後述する前側支持部50を介してキャビン20に取り付けられる。前方カメラ40は、レンズを略前方に向けた状態で、右側のコンビランプ24及び第一作業灯26aの近傍に配置される。
The
具体的には、前方カメラ40は、ボンネット4よりも右方に配置される。また前方カメラ40は、キャビン20及びマフラ5よりも前方に配置される。また前方カメラ40は、右側のコンビランプ24及び第一作業灯26aよりも左方に配置される。
Specifically, the
また前方カメラ40は、コンビランプ24及び第一作業灯26aと前後方向における位置が略同一となるように配置される。具体的には、前方カメラ40は、前後方向において、少なくとも一部がコンビランプ24又は第一作業灯26aと同一位置となるように配置される。また前方カメラ40は、コンビランプ24よりも上方、かつ、第一作業灯26aよりも下方に配置される。
Further, the
このように前方カメラ40は、右側のコンビランプ24及び第一作業灯26aの近傍に配置されることで、キャビン20の右部前方を撮影することができる。特に本実施形態の前方カメラ40は、右側の前輪7を撮影することができる。
In this way, the
前側支持部50は、前方カメラ40を支持するためのものである。前側支持部50は、右側のコンビランプ24等が取り付けられる前側取付部25に固定される。よって以下では、まず当該前側取付部25の具体的な構成について説明する。
The
前側取付部25は、第一ブラケット25a、接続パイプ25b、第二ブラケット25c及び載置部25dを具備する。
The
第一ブラケット25aは、前側ピラー21aの上下中途部に固定される部材である。接続パイプ25bの一端部(後端部)は、第一ブラケット25aの前面に固定される。接続パイプ25bは、第一ブラケット25aから右前方に向かって延びるように配置される。
The
第二ブラケット25cは、長手方向を上下方向に向けた略角筒状に形成される部材である。第二ブラケット25cは、接続パイプ25bの他端部(右前端部)に固定される。載置部25dは、第一作業灯26aが載置される部分である。載置部25dは、第二ブラケット25cの上端部に固定される。
The
第二ブラケット25cの前面には、コンビランプ24が固定される。載置部25dの上面には、第一作業灯26aが載置された状態で固定される。このように、コンビランプ24及び第一作業灯26aは、前側取付部25を介してキャビン20に固定される。
The
次に、前側支持部50の具体的な構成について説明する。図10及び図11に示すように、前側支持部50は、主として固定部51及び調整部52を具備する。
Next, a specific configuration of the
固定部51は、前側取付部25に固定される部分である。固定部51は、板状の部材を屈曲させることで、側面視略L字状に形成される。これによって固定部51は、略水平な上面部、及び当該上面の後端部から下方に向かって延びる後面部を有する。固定部51は、長手方向を左右方向に向けた長尺状に形成される。固定部51には、長孔51aが形成される。
The fixing
長孔51aは、固定部51を上下に貫通する孔である。長孔51aは、固定部51の前後中途部に形成される。長孔51aは、左右方向に延びるように形成される。
The
固定部51は、右端部が図9に示す前側取付部25の載置部25dに載置される。当該固定部51の右端部には、第一作業灯26aが載置される。固定部51及び第一作業灯26aは、前側取付部25にまとめて固定される。図7に示すように、当該固定部51は、マフラ5の前方に配置されると共に、左端部から右端部近傍までがマフラ5に対して正面視で重複するように配置される。
The right end portion of the fixing
図10及び図11に示す調整部52は、前方カメラ40を支持すると共に、前方カメラ40の位置及び向きを調整するためのものである。調整部52は、上側移動部53、下側移動部54、第一ボルト55、第二ボルト56及び第三ボルト57を具備する。
The
上側移動部53は、固定部51の上面において、左右方向へ移動可能な部分である。上側移動部53は、対向部53a、カメラ取付部53b及び貫通孔53cを具備する。
The upper moving
対向部53aは、固定部51に対して対向する部分である。対向部53aは、長手方向を左右方向に向けた平面視略矩形状に形成される。対向部53aの前後方向幅(短手方向幅)は、長孔51aの前後方向幅(短手方向幅)よりも大きくなるように形成される。対向部53aは、固定部51(長孔51aの周辺)に載置され、固定部51の上面と対向する。
The opposing
カメラ取付部53bは、前方カメラ40を取り付けるための部分である。カメラ取付部53bは、開口部を上方へ向けた正面視略U字状(左右一対の側面、及び底面を有する形状)に形成される。カメラ取付部53bは、対向部53aに対して前方に隣接するように形成される。カメラ取付部53bは、側面視において、対向部53aから前上方へ延びるように形成される。カメラ取付部53bの内側には、前方カメラ40が配置される。カメラ取付部53bには、後述する第二ボルト56及び第三ボルト57を介して、当該前方カメラ40が取り付けられる。
The
カメラ取付部53bは、対向部53aと一体的に形成される。具体的には、1枚の板状の部材を適宜切削したり屈曲させたりすることで、対向部53a及びカメラ取付部53bを一体的に形成することができる。
The
貫通孔53cは、カメラ取付部53bを左右に貫通する孔である。貫通孔53cは、側面視において、後述する第二ボルト56を中心とする略円弧状に形成される。貫通孔53cは、カメラ取付部53bの前上部に形成される。貫通孔53cは、カメラ取付部53bの左部及び右部(左右一対の側面)にそれぞれ形成される。
The through
下側移動部54は、固定部51の下面において、左右方向へ移動可能な部分である。下側移動部54は、対向部53aと略同一形状となるように形成される。すなわち、下側移動部54は、長手方向を左右方向に向けた平面視略矩形状に形成される。下側移動部54は、固定部51を挟んで対向部53aの下方に配置される。
The lower moving
第一ボルト55は、上側移動部53と下側移動部54とを連結するためのものである。第一ボルト55は、上方から対向部53a及び長孔51aに挿通されて、下側移動部54と締結される。本実施形態では、第一ボルト55を2つ設けることで、固定部51に対する上側移動部53と下側移動部54の回転(平面視における左右への回転)を規制している。
The
第二ボルト56及び第三ボルト57は、前方カメラ40を揺動可能に支持するためのものである。第二ボルト56は、上側移動部53のカメラ取付部53bに対して左方及び右方からそれぞれ挿通される。第三ボルト57は、上側移動部53の貫通孔53cに左方及び右方からそれぞれ挿通される。当該第二ボルト56及び第三ボルト57は、前方カメラ40と締結される。
The
このように構成された調整部52によって、前方カメラ40の位置や向きを調整することができる。
The position and orientation of the
具体的には、第一ボルト55を緩めることにより、上側移動部53及び下側移動部54を、固定部51に対して相対的に左右方向(長孔51aに沿う方向)へ移動させることができる。上側移動部53の移動に伴って、前方カメラ40を左右方向へ移動させることができる。また、第一ボルト55を締めることによって、上側移動部53と下側移動部54で固定部51を挟み込み、当該上側移動部53等を固定部51に対して固定することができる。これによって、前方カメラ40を一定の位置で保持することができる。このように、調整部52によって、前方カメラ40の左右方向の位置を任意に調整することができる。
Specifically, by loosening the
また、第三ボルト57を緩めることにより、当該第三ボルト57を貫通孔53cに対して摺動させることができる。これにより、第二ボルト56を中心として、前方カメラ40を上下方向に揺動させることができる。また、第三ボルト57を締めることによって、前方カメラ40をカメラ取付部53bに対して固定することができる。このように、調整部52によって、前方カメラ40の上下方向の向きを任意に調整することができる。
Further, by loosening the
図12及び図13に示す後方カメラ60は、後方を撮影するためのものである。後方カメラ60は、後述する後側支持部70を介してキャビン20に取り付けられる。後方カメラ60は、レンズを略後方に向けた状態で、右側の第三作業灯26cの近傍に配置される。
The
具体的には、後方カメラ60は、右側に設けられた後側ピラー21cよりも右方(左右外側方)に配置される。また後方カメラ60は、右側の第三作業灯26cよりも下方に配置される。また後方カメラ60は、第三作業灯26cと前後方向における位置が略同一となるように配置される。具体的には、後方カメラ60は、前後方向において、少なくとも一部が第三作業灯26cと同一位置となるように配置される。
Specifically, the
このように後方カメラ60は、右側の第三作業灯26cの近傍に配置されることで、キャビン20の右部後方を撮影することができる。特に本実施形態の後方カメラ60は、ロータリ耕耘装置11の右部を撮影することができる。
In this way, the
後側支持部70は、後方カメラ60を支持するためのものである。後側支持部70は、右側の第三作業灯26cが取り付けられる後側取付部27に固定される。よって以下では、まず当該後側取付部27の具体的な構成について説明する。
The
後側取付部27は、連結部27a及び載置部27bを具備する。
The
連結部27aは、キャビン20の上部フレーム21eと連結される部分である。連結部27aは、板面を左右方向に向けた略板状に形成される。連結部27aは、上部フレーム21eの後部に設けられたブラケット21hに固定される。
The connecting
載置部27bは、第三作業灯26cが載置される部分である。載置部27bは、板状の部材を屈曲させることで、側面視略L字状に形成される。載置部27bは、長手方向を左右方向に向けた長尺状に形成される。載置部27bは、連結部27aの右面に固定される。
The mounting
載置部27bの上面には、第三作業灯26cが載置された状態で固定される。また、載置部27bの後面には、ライセンスプレートAが固定される。このように第三作業灯26c及びライセンスプレートAは、後側取付部27を介してキャビン20に固定される。
A
次に、後側支持部70の具体的な構成について説明する。図14及び図15に示すように、後側支持部70は、主として固定部71及び調整部72を具備する。
Next, a specific configuration of the
固定部71は、後側取付部27に固定される部分である。固定部71は、板状の部材を屈曲させることで、開口部を下方へ向けた背面視略U字状(左右一対の側面、及び上面を有する形状)に形成される。固定部71は、左側の側面の上下幅より、右側の側面の上下幅が大きくなるように形成される。固定部71には、長孔71aが形成される。
The fixing
長孔71aは、固定部71を左右に貫通する孔である。長孔71aは、固定部71の右側の側面に形成される。長孔71aは、固定部71の上端部近傍から下端部近傍に亘って、上下方向に延びるように形成される。
The
固定部71の左側の側面は、ボルトによって図12及び図13に示す後側取付部27の連結部27aの右面に固定される。固定部71は、キャビン20の上部フレーム21e及び右側の後側ピラー21cの後方に配置される。固定部71は、背面視において、開閉窓23及び右側の後側ピラー21cよりも右方(左右外側方)に配置される。
The left side surface of the fixed
図14及び図15に示す調整部72は、後方カメラ60を支持すると共に、後方カメラ60の位置及び向きを調整するためのものである。調整部72は、移動部73、カメラ取付部74、ナット75、第一ボルト76、第二ボルト77及び第三ボルト78を具備する。
The
移動部73は、固定部71に対して上下方向へ移動可能な部分である。移動部73は、対向部73a、突出部73b及び固定部73cを具備する。
The moving
対向部73aは、固定部71に対して対向する部分である。対向部73aは、長手方向を上下方向へ向けた側面視略矩形状に形成される。対向部73aの前後方向幅(短手方向幅)は、長孔71aの前後方向幅(短手方向幅)よりも大きくなるように形成される。対向部73aは、固定部71の右面と対向するように配置される。
The opposing
突出部73bは、対向部73aの上端部から右方へ突出する部分である。突出部73bは、長手方向を左右方向へ向けた平面視略矩形状に形成される。
The protruding
固定部73cは、突出部73bの後端部から下方へ突出する部分である。固定部73cは、長手方向を左右方向へ向けた背面視略矩形状に形成される。固定部73cは、突出部73bの右端部近傍に形成される。
The fixing
対向部73a、突出部73b及び固定部73cは、一体的に形成される。具体的には、1枚の板状の部材を適宜切削したり屈曲させたりすることで、対向部73a、突出部73b及び固定部73cを一体的に形成することができる。
The opposing
カメラ取付部74は、後方カメラ60を取り付けるための部分である。カメラ取付部74は、開口部を後方へ向けた平面視略U字状(左右一対の側面、及び前面を有する形状)に形成される。カメラ取付部74は、固定部73cの後面に固定される。カメラ取付部74の内側には、後方カメラ60が配置される。カメラ取付部74には、後述する第二ボルト77及び第三ボルト78を介して、後方カメラ60が取り付けられる。カメラ取付部74には、貫通孔74aが形成される。
The
貫通孔74aは、カメラ取付部74を左右に貫通する孔である。貫通孔74aは、側面視において、後述する第二ボルト77を中心とする略円弧状に形成される。貫通孔74aは、カメラ取付部74の左部及び右部(左右一対の側面)にそれぞれ形成される。
The through
ナット75及び第一ボルト76は、固定部71と移動部73とを連結するためのものである。ナット75は、対向部73aの右面に溶接等により固定される。第一ボルト76の軸部は、左方から長孔71a及び対向部73aに挿通されて、ナット75と締結される。このようにして、第一ボルト76の頭部は、固定部71(の右側面)の左側に位置するように設けられる。これによって第一ボルト76は、開閉窓23側(左側)から容易に操作できるように設けられる。
The
第二ボルト77及び第三ボルト78は、後方カメラ60を揺動可能に支持するためのものである。第二ボルト77は、カメラ取付部74に対して左方及び右方からそれぞれ挿通される。第三ボルト78は、カメラ取付部74の貫通孔74aに左方及び右方からそれぞれ挿通される。当該第二ボルト77及び第三ボルト78は、後方カメラ60と締結される。
The
このように構成された調整部72によって、後方カメラ60の位置や向きを調整することができる。
The position and orientation of the
具体的には、第一ボルト76を緩めることにより、移動部73を固定部71に対して相対的に上下方向へ移動させることができる。移動部73の移動に伴って、後方カメラ60を上下方向へ移動させることができる。また、第一ボルト76を締めることによって、移動部73を固定部71に対して固定することができる。これによって、後方カメラ60を一定の位置で保持することができる。このように、調整部72によって、後方カメラ60の上下方向の位置を任意に調整することができる。
Specifically, by loosening the
また、第三ボルト78を緩めることにより、当該第三ボルト78を貫通孔74aに対して摺動させることができる。これにより、第二ボルト77を中心として、後方カメラ60を上下方向に揺動させることができる。また、第三ボルト78を締めることによって、後方カメラ60をカメラ取付部74に対して固定することができる。このように、調整部72によって、後方カメラ60の上下方向の向きを任意に調整することができる。
Further, by loosening the
図16に示すモニタ80は、前方カメラ40及び後方カメラ60で撮影した映像を表示するためのものである。モニタ80は、筐体81、パネル82、ボタン83及び制御部84を具備する。
A
筐体81は、モニタ80の外郭を成す部分である。筐体81には、後述するパネル82等が設けられる。
The
パネル82は、映像を表示する部分である。パネル82は、後述する制御部84から信号が送信されることにより、当該信号に応じた映像を表示することができる。
The
ボタン83は、運転者によって操作可能な操作部である。ボタン83は、パネル82の下方に複数配置される。
The
制御部84は、パネル82に表示される内容を制御するためのものである。制御部84は、前方カメラ40及び後方カメラ60と接続され、撮影された映像に関する信号を受信することができる。また、制御部84は、パネル82と接続され、当該パネル82に表示すべき映像に関する信号を送信することができる。
The
制御部84は、前方カメラ40及び後方カメラ60により撮影された映像を、パネル82に表示させることができる。この際、制御部84は、運転者によるボタン83の操作に応じて、前方カメラ40等により撮影された映像を、適宜の態様でパネル82に表示させることができる。
The
図3から図5に示すように、モニタ80は、後述するモニタ支持部90を介してキャビン20に取り付けられる。当該モニタ80は、キャビン20内における右前部に配置される。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
具体的には、モニタ80は、座席12の右前方に配置される。またモニタ80は、ステアリングホイール13及びステアリングポスト14よりも右方に配置される。このように、モニタ80は、キャビン20内における右側、すなわち前方カメラ40と同じ側に配置される。
Specifically, the
モニタ支持部90は、モニタ80を支持するためのものである。モニタ支持部90は、前端部がキャビン20の右側の連結フレーム21gに固定される。また、モニタ支持部90の後端部には、モニタ80が取り付けられる。当該モニタ支持部90には、回動可能な関節部が1つ又は複数設けられる。モニタ支持部90の関節部を適宜回動させることにより、モニタ80の向き及び位置を任意に調整することができる。
The
以下では、図16から図21を用いて、上述の如く構成された作業支援システム30の動作について説明する。作業支援システム30は、前方カメラ40及び後方カメラ60により撮影された映像をモニタ80に表示させることで、運転者にトラクタ1の状況を把握させ、トラクタ1による作業を支援することができる。以下、具体的に説明する。
The operation of the
モニタ80は、前方カメラ40により撮影された映像(以下、「前方映像110」と称する)、及び後方カメラ60により撮影された映像(以下、「後方映像120」と称する)を、適宜表示することができる。
The
具体的には、モニタ80は、運転者によるボタン83の操作に応じて、何も映像を表示しない状態(図16参照)と、前方映像110を表示した状態(図17(a)参照)と、後方映像120を表示した状態(図17(b)参照)と、前方映像110及び後方映像120を同時に表示した状態(図18参照)と、を適宜切り替えることができる。
Specifically, the
図17(a)に示すように、前方映像110には、前方カメラ40で撮影されたトラクタ1の前方の風景が含まれている。本実施形態では、前方映像110に右側の前輪7が含まれるように、前方カメラ40の位置及び向きが適宜調整されている。本実施形態においては、トラクタ1を用いて圃場での作業(具体的には、ロータリ耕耘装置11による耕耘作業)を行っている状態を想定しており、図中には、前方映像110中に圃場の畦A1が含まれている様子を示している。
As shown in FIG. 17(a), the
運転者は、前方映像110を確認することによって、トラクタ1の前方の様子を把握することができる。特に本実施形態では、前方映像110に右側の前輪7が含まれているため、運転者は、当該前方映像110を確認することで、前輪7の状態(前輪7の位置、切れ角、圃場の障害物や作物等との干渉の有無等)を把握することができる。運転者は、モニタ80によって把握した前輪7の状態に応じてステアリングホイール13を適宜操作することで、精度よく、かつ効率的に作業を行うことができる。
The driver can grasp the situation in front of the
また、このように運転者は、前輪7の状態を、モニタ80に表示された前方映像110によって把握することができる。このため運転者は、前輪7を肉眼で把握する必要がなくなる。これによって、前輪7の状態を確認する際にマフラ5等の部材が邪魔になることや、前輪7を視認するために姿勢を変更したりする必要がなくなり、前輪7の状態を容易に把握することができる。
Further, in this way, the driver can grasp the state of the
また本実施形態においては、前側支持部50によって、前方カメラ40の位置や向きを任意に調整することができる。運転者は、前方カメラ40の位置や向きを任意に調整することで、所望の前方映像110を取得することができる。特にトラクタ1の前輪7は、作業に応じて(例えば、管理作業を行う場合は畝の幅等に応じて)トレッド(左右の前輪7の中心間の距離)が変更される場合がある。このように、前輪7の位置が変更された場合でも、当該前輪7の位置に応じて前方カメラ40の位置等を調整することで、適切な前方映像110を取得することができる。例えば、前輪7が前方映像110の中心に位置するように前方カメラ40の位置や向きを調整することで、当該前輪7の状態を確認し易くすることができる。
Further, in this embodiment, the position and orientation of the
また、図17(b)に示すように、後方映像120には、後方カメラ60で撮影されたトラクタ1の後方の風景が含まれている。本実施形態では、後方映像120にロータリ耕耘装置11の右端部が含まれるように、後方カメラ60の位置及び向きが適宜調整されている。
Further, as shown in FIG. 17(b), the
運転者は、後方映像120を確認することによって、トラクタ1の後方の様子を把握することができる。特に本実施形態では、後方映像120にロータリ耕耘装置11の右端部が含まれているため、運転者は、当該後方映像120を確認することで、ロータリ耕耘装置11の状態(ロータリ耕耘装置11の位置、作業の様子、圃場の障害物や作物等との干渉の有無等)を把握することができる。運転者は、モニタ80によって把握したロータリ耕耘装置11の状態に応じてステアリングホイール13や各種操作具(ロータリ耕耘装置11に関する操作具)を適宜操作することで、精度よく、かつ効率的に作業を行うことができる。
The driver can grasp the situation behind the
また、このように運転者は、ロータリ耕耘装置11の状態を、モニタ80に表示された後方映像120によって把握することができる。このため運転者は、ロータリ耕耘装置11を肉眼で把握する必要がなくなる。これによって、ロータリ耕耘装置11の状態を確認するために後を振り返る必要がなくなり、ロータリ耕耘装置11の状態を容易に把握することができる。
Further, in this way, the driver can grasp the state of the
また本実施形態においては、後側支持部70によって、後方カメラ60の位置や向きを任意に調整することができる。運転者は、後方カメラ60の位置や向きを任意に調整することで、所望の後方映像120を取得することができる。特にトラクタ1には、ロータリ耕耘装置11に限らず、作業内容に応じて種々の作業機(例えば、ハロー、プラウ、施肥装置等)が装着される。このように、トラクタ1に装着される作業機が変更された場合でも、当該作業機に応じて後方カメラ60の位置等を調整することで、適切な後方映像120を取得することができる。
Further, in this embodiment, the position and orientation of the
なお、後方カメラ60の上下方向の位置を調整する際には、第一ボルト76を締めたり緩めたりする必要があるが、当該第一ボルト76の頭部は左右内側(開閉窓23側)を向くように配置されている(図12、図15等参照)。したがって運転者は、開閉窓23を開けて、キャビン20内から第一ボルト76の締結等を容易に行うことができ、ひいては後方カメラ60の位置の調整を容易に行うことができる。なお、第一ボルト76の頭部に運転者が把持しやすいような把持部(グリップ)を設けることで、当該第一ボルト76の締結等をより容易に行うことができる。
Note that when adjusting the vertical position of the
また、図18には、モニタ80に前方映像110及び後方映像120を同時に表示した状態を示している。本実施形態では、前方映像110及び後方映像120を左右に並べて表示した例を示している。このように、モニタ80に前方映像110及び後方映像120を同時に表示させることで、トラクタ1の前方及び後方の様子を同時に容易に確認することができる。
Further, FIG. 18 shows a state in which a
さらにモニタ80は、前方映像110及び後方映像120に、トラクタ1による作業の目安になる目印を表示させることができる。以下、具体的に説明する。
Furthermore, the
図19(a)に示すように、モニタ80は、運転者によるボタン83の操作に応じて、前方映像110上に目印111を表示させることができる。本実施形態の目印111は、上下方向に延びる直線で形成される。図19(a)には、目印111が、前方映像110中の前輪7の内側面に概ね沿うような位置に表示された例を示している。
As shown in FIG. 19(a), the
運転者は、目印111を参考にしながらトラクタ1を運転することで、精度よく、かつ効率的に作業を行うことができる。例えば、目印111を参考にしながらトラクタ1の進行方向を調整することで、トラクタ1を容易に直進させることができる。また、目印111と前輪7の相対的な位置関係(例えば、目印111に対する前輪7の傾き等)を把握することで、前輪7の切れ角を容易に把握することができる。
By driving the
また、モニタ80は、運転者によるボタン83の操作に応じて、前方映像110中の目印111の位置を変更することができる。例えば、図19(b)には、目印111の位置を、前輪7の内側面に沿う位置(図19(a)参照)から、前輪7の左右中央と重複する位置へと変更した状態を示している。このようにモニタ80は、目印111の位置を運転者の所望の位置へと変更することができる。これによって運転者は、自らが把握し易い位置へと目印111を移動させ、作業性を向上させることができる。
Furthermore, the
なお、図19(b)には、目印111の位置を変更する様子を示しているが、例えば目印111の向き(前方映像110中の直線の傾斜角度)を変更可能としてもよい。このように構成することで、運転者が把握し易い傾きとなるように目印111の向きを調整し、作業性をより向上させることができる。
Although FIG. 19B shows how the position of the
また、モニタ80は、運転者によるボタン83の操作に応じて、前方映像110中の目印111の形状を変更することができる。例えば、図20(a)には、目印111の形状を、直線(図19参照)から点(円)に変更した状態を示している。このようにモニタ80は、目印111の形状を運転者の所望の形状へと変更することができる。これによって運転者は、自らが把握しやすい形状の目印111を利用することで、作業性を向上させることができる。
Furthermore, the
なお、図19及び図20には、目印111の形状の一例として直線及び点(円)を示しているが、目印111の形状はこれに限らず、種々の形状(例えば、三角、矢印、文字、記号等)とすることが可能である。
Although FIGS. 19 and 20 show a straight line and a dot (circle) as examples of the shape of the
また、モニタ80は、運転者によるボタン83の操作に応じて、前方映像110上に複数の目印111を表示させることができる。例えば、図20(b)には、前方映像110に、複数の目印111(目印111a、111b、111c)を表示した状態を示している。
Further, the
目印111aは、上下方向に延びる直線で形成される。目印111aは、図19(b)に示した目印111と同様、前輪7の左右中央に表示される。目印111aは、直進する際の前輪7の移動軌跡(これから前輪7が移動することになる軌跡)に沿うように表示される。運転者は、当該目印111aを参考にして、前輪7の移動軌跡を把握することができる。
The
目印111bは、上下方向に延びる直線(破線)で形成される。目印111bは、前輪7(目印111a)の側方(左右外側)に表示される。目印111bの位置を、圃場の畝や作物に応じた位置に調整することで、当該目印111bを畝や作物の位置を把握するために利用することができる。例えば運転者は、目印111bが畝や作物と重複しないようにトラクタ1を運転することで、前輪7が畝や作物を踏みつけるのを防止することができる。
The
目印111cは、点(円)で形成される。目印111cは、前輪7から斜め方向に離れた位置(図20(b)の例では、前輪7の左右外側の上方)に表示される。運転者は、当該目印111cを、トラクタ1の旋回開始の目安にすることができる。例えば、トラクタ1が前進し、進行方向(前方)の畦A1と目印111cが重複した時点で、トラクタ1の旋回を開始するように運転することで、トラクタ1を一定の位置(畦A1から一定の距離)で旋回させることができる。
The
なお、図20(b)に示した目印111a、111b、111cは一例であり、目印111の形状、位置、個数等は任意に変更することができる。また、目印111の用途(前輪の軌跡や、旋回の開始の目安の把握等)は限定するものではなく、運転者の必要に応じた用途で適宜利用することができる。
Note that the
またモニタ80は、前方映像110上に目印111を表示させるのと同様に、図21(a)に示すように、後方映像120上に目印121を表示させることができる。目印121は、目印111と同様に、位置や形状等を任意に変更することができる。図21(a)には、上下方向に延びる直線で形成された目印121を示している。また目印121が、後方映像120中のロータリ耕耘装置11の右端部に概ね沿うような位置に表示された例を示している。
Further, the
運転者は、目印121を参考にしながらトラクタ1を運転することで、精度よく、かつ効率的に作業を行うことができる。例えば、目印121を参考にしながら、ロータリ耕耘装置11によって耕された跡の状態(直線的に耕すことができているか等)を確認することができる。また、目印121とロータリ耕耘装置11の相対的な位置関係(例えば、目印121に対するロータリ耕耘装置11の傾き等)を把握することで、ロータリ耕耘装置11の姿勢(左右の傾斜等)を容易に把握することができる。
By driving the
以上の如く、本実施形態に係るトラクタ1(作業車)は、操舵可能な前輪7を撮影可能な前方カメラ40(撮影部)と、前記前方カメラ40により撮影された映像を表示可能なモニタ80(表示部)と、を具備するものである。
As described above, the tractor 1 (work vehicle) according to the present embodiment includes a front camera 40 (photographing unit) capable of photographing the steerable
このように構成することにより、モニタ80によって前輪7の状態を把握し易くなる。これにより、作業性を向上させることができる。
With this configuration, the condition of the
また、トラクタ1は、ボンネット4をさらに具備し、前記前方カメラ40は、前記ボンネット4の左右方向における一側(右側)に配置されるものである。
The
このように構成することにより、一側(右側)に配置された前輪7を撮影し易い位置に、前方カメラ40を配置することができる。
With this configuration, the
また、トラクタ1は、キャビン20と、コンビランプ24(ランプ)と、前記キャビン20に設けられ、前記コンビランプ24が取り付けられる前側取付部25(取付部)をさらに具備し、前記前方カメラ40は、前記前側取付部25に取り付けられるものである。
The
このように構成することにより、コンビランプ24及び前方カメラ40を取り付ける部材を1つにまとめることができる。これにより、前方カメラ40を取り付ける部材を別途用意しなくても済むため、前方カメラ40の取り付けに要するコストを低減することができる。特に、本実施形態においては、コンビランプ24及び前方カメラ40だけではなく、第一作業灯26aも前側取付部25に取り付けられている。これにより、第一作業灯26a、コンビランプ24及び前方カメラ40を取り付ける部材を1つにまとめることができ、コストを効果的に低減することができる。
With this configuration, the members for attaching the
また、トラクタ1は、前記キャビン20の前方に取り付けられた第一作業灯26a(作業灯)をさらに具備し、前記前方カメラ40は、前記第一作業灯26aと前後方向における位置が略同一であると共に、前記第一作業灯26aよりも下方に配置されるものである。
The
このように構成することにより、第一作業灯26aで前輪7を照らしながら、当該前輪7を撮影することができる。これにより、夕方等の前輪7が見え難い時間帯においても、前輪7の切れ角を把握し易くすることができる。
With this configuration, it is possible to photograph the
また、前記前方カメラ40の位置又は向きのうち少なくとも一方が調整可能となるように、当該前方カメラ40を支持する前側支持部50(支持部)をさらに具備するものである。
Further, the camera further includes a front support section 50 (support section) that supports the
このように構成することにより、前輪7を撮影し易くなるように、前方カメラ40の位置又は向きを調整することができる。これによって、モニタ80で前輪7の状態を把握し易くすることができ、作業性をより向上させることができる。
With this configuration, the position or direction of the
また、前記前側支持部50は、前記前方カメラ40の左右方向における位置を調整可能である。
Furthermore, the
このように構成することにより、前輪7を撮影し易くなるように、前方カメラ40の位置を調整することができる。また、前輪7のトレッドに合わせて、前方カメラ40の位置を調整することができる。
With this configuration, the position of the
また、前記前側支持部50は、車体に固定される固定部51と、前記前方カメラ40を支持すると共に、前記固定部51に対して左右方向に位置を調整可能に設けられる調整部52と、を具備するものである。
Further, the
このように構成することにより、簡素な構成で前方カメラ40の左右方向における位置を調整することができる。
With this configuration, the position of the
また、前記前側支持部50は、前記前方カメラ40の上下方向における向きを調整可能である。
Further, the
このように構成することにより、前輪7を撮影し易くなるように、前方カメラ40の向きを調整することができる。
With this configuration, the direction of the
また、トラクタ1は、排気ガスを排出するマフラ5をさらに具備し、前記前側支持部50は、前記マフラ5よりも前方に配置されるものである。
Further, the
このように構成することにより、前輪7を撮影するときに、マフラ5が映り込むのを防止することができる。
With this configuration, when photographing the
また、前記前側支持部50の少なくとも一部は、前記マフラ5に対して正面視で重複するように配置されるものである。
Furthermore, at least a portion of the
このように構成することにより、運転者が前輪7を直接見る際に、前側支持部50が邪魔になるのを抑制する(固定部51を見え難くする)ことができる。
With this configuration, when the driver directly views the
なお、本実施形態に係るトラクタ1は、作業車の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る前方カメラ40は、撮影部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るモニタ80は、表示部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るコンビランプ24は、ランプの実施の一形態である。
また、本実施形態に係る前側取付部25は、取付部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一作業灯26aは、作業灯の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る前側支持部50は、支持部の実施の一形態である。
Note that the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
また、以上の如く、本実施形態に係るトラクタ1(作業車)は、周囲を撮影する撮影部(前方カメラ40及び後方カメラ60)と、前記撮影部により撮影された映像上に、所定の目印111・121を表示させた状態で表示可能なモニタ80(表示部)と、を具備するものである。
Further, as described above, the tractor 1 (work vehicle) according to the present embodiment includes a photographing unit (
このように構成することにより、映像上に表示された目印111・121を参考にしながら運転することで、トラクタ1を思い通りに運転し易くなる。これにより、作業性を向上させることができる。
With this configuration, it becomes easier to drive the
また、前記モニタ80は、前記映像における前記所定の目印111・121の位置を変更可能である。
Furthermore, the
このように構成することにより、運転者の所望の位置(運転者が確認し易い位置)に目印111・121の位置を変更することで、目印111・121を参考にした運転を行い易くすることができる。これにより、作業性をより向上させることができる。
With this configuration, by changing the positions of the
また、前記撮影部には、前方を撮影する前方カメラ40(前方撮影部)が含まれるものである。 Further, the photographing section includes a front camera 40 (front photographing section) that photographs the front.
このように構成することにより、モニタ80により前方の様子を表示可能となるため、トラクタ1を思い通りに前進させ易くすることができる。これにより、作業性をより向上させることができる。
With this configuration, the
また、ボンネット4と、キャビン20と、をさらに具備し、前記前方カメラ40は、前記ボンネット4の左右方向における一側(右側)に配置され、前記モニタ80は、前記キャビン20内における前記一側に配置されるものである。
The
このように構成することにより、前方カメラ40とモニタ80とを同じ側に配置することができる。これにより、モニタ80の映像だけでなく、肉眼で前方を確認する際にも、視点の移動を少なくすることができ、確認をし易くすることができる。
With this configuration, the
また、前記前方カメラ40は、操舵可能な前輪7を撮影可能に配置されるものである。
Further, the
このように構成することにより、トラクタ1を思い通りに運転し易くなるため、作業性を向上させることができる。
With this configuration, it becomes easier to drive the
また、前記撮影部には、後方を撮影する後方カメラ60(後方撮影部)が含まれるものである。 Further, the photographing section includes a rear camera 60 (rear photographing section) that photographs the rear.
このように構成することにより、モニタ80により後方の様子を表示可能となるため、トラクタ1の後方や、後部に設けられたロータリ耕耘装置11の状態を確認することができる。これにより、作業性をより向上させることができる。
With this configuration, the
また、前記後方カメラ60は、後部に配置されるロータリ耕耘装置11(作業機)を撮影可能に配置されるものである。
Further, the
このように構成することにより、ロータリ耕耘装置11の状態を把握し易くなるため、作業性をより向上させることができる。
With this configuration, the state of the
また、前記モニタ80は、前記前方カメラ40により撮影された映像(前方映像110)を表示可能な状態と、前記後方カメラ60により撮影された映像(後方映像120)を表示可能な状態と、を切替可能である。
Further, the
このように構成することにより、必要に応じて表示を切り替えることができる。具体的には、例えば、トラクタ1の後部に作業機を連結していない場合においては、前方映像110に切り替えて前方の様子を確認し、作業機を連結している場合においては、後方映像120に切り替えて後方の様子を確認することができる。これによって、利便性を向上させることができる。
With this configuration, the display can be switched as necessary. Specifically, for example, if a working machine is not connected to the rear of the
また、前記モニタ80は、前記前方カメラ40及び前記後方カメラ60により撮影された映像を同時に表示可能である。
Furthermore, the
このように構成することにより、前方の様子と後方の様子とを同時に確認することができる。これにより、利便性を向上させることができる。 With this configuration, it is possible to simultaneously check the front view and the rear view. Thereby, convenience can be improved.
なお、本実施形態に係るトラクタ1は、作業車の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る前方カメラ40及び後方カメラ60は、撮影部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るモニタ80は、表示部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る前方カメラ40は、前方撮影部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る後方カメラ60は、後方撮影部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るロータリ耕耘装置11は、作業機の実施の一形態である。
Note that the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
また、以上の如く、本実施形態に係るトラクタ1(作業車)は、後部に配置されるロータリ耕耘装置11(作業機)を撮影可能な後方カメラ60(撮影部)と、前記後方カメラ60により撮影された映像を表示可能なモニタ80(表示部)と、キャビン20と、を具備するものである。
Further, as described above, the tractor 1 (work vehicle) according to the present embodiment includes a rear camera 60 (photographing unit) capable of photographing the rotary tilling device 11 (work machine) disposed at the rear, and a
このように構成することにより、モニタ80によってロータリ耕耘装置11の状態を把握することができる。これにより、作業性を向上させることができる。
With this configuration, the status of the
また、トラクタ1は、前記キャビン20に取り付けられ、前記後方カメラ60の上下方向における位置が調整可能となるように、当該後方カメラ60を支持する後側支持部70(支持部)をさらに具備するものである。
The
このように構成することにより、ロータリ耕耘装置11を撮影し易くなるように、後方カメラ60の位置を調整することができる。これによって、モニタ80でロータリ耕耘装置11の状態を把握し易くすることができ、作業性をより向上させることができる。また、トラクタ1に連結される作業機に応じて撮影し易い位置に、後方カメラ60の位置を調整することができる。
With this configuration, the position of the
また、前記後側支持部70の少なくとも一部は、前記キャビン20の後部に設けられた後側ピラー21c(ピラー)に対して背面視で重複するように、又は、前記後側ピラー21cよりも左右方向における外側に配置されるものである。
Further, at least a portion of the
このように構成することにより、運転者がキャビン20内からロータリ耕耘装置11を直接見る際に、後側支持部70が邪魔になるのを抑制することができる。すなわち、後側ピラー21cの背後に後側支持部70を隠すように配置することで、前方(キャビン20内)の運転者から後側支持部70が見え難くなる。また、後側ピラー21cよりも左右外側に後側支持部70を配置することで、運転者が左右中央の開閉窓23から後方を確認する際に、後側支持部70が邪魔になり難くなる。
With this configuration, when the driver directly views the
また、前記後方カメラ60は、前記キャビン20の後部に設けられた後側ピラー21cに対して背面視で重複するように、又は、前記後側ピラー21cよりも左右方向における外側に配置されるものである。
Further, the
このように構成することにより、運転者がキャビン20内からロータリ耕耘装置11を直接見る際に、後方カメラ60が邪魔になるのを抑制することができる。
With this configuration, when the driver directly views the
また、前記後側支持部70は、前記キャビン20に固定される固定部71と、前記後方カメラ60を支持すると共に、前記固定部71に対して上下方向に位置を調整可能に設けられる調整部72と、を具備するものである。
Further, the
このように構成することにより、簡素な構成で後方カメラ60の上下方向における位置を調整することができる。
With this configuration, the vertical position of the
また、トラクタ1は、前記キャビン20の後部に設けられ、開閉可能な開閉窓23(窓)をさらに具備し、前記後側支持部70は、前記開閉窓23の左右方向における一側(右側)に配置され、前記調整部72は、前記後方カメラ60を支持すると共に、前記固定部71に対して上下方向に移動可能な移動部73と、前記開閉窓23側から操作可能であり、前記移動部73が前記固定部71に対して移動可能な状態と、前記移動部73が前記固定部71に対して移動不能な状態と、を切り替え可能な第一ボルト76(移動規制部)と、を具備するものである。
Further, the
このように構成することにより、キャビン20内から後方カメラ60の上下方向における位置を容易に調整することができる。
With this configuration, the vertical position of the
また、前記後側支持部70は、前記後方カメラ60の上下方向における向きが調整可能となるように、当該後方カメラ60を支持するものである。
Further, the
このように構成することにより、ロータリ耕耘装置11を撮影し易くなるように、後方カメラ60の向きを調整することができる。
With this configuration, the orientation of the
また、トラクタ1は、前記キャビン20に設けられ、ライセンスプレートAを取付可能な後側取付部27(取付部)をさらに具備し、前記後方カメラ60は、前記後側取付部27に取り付けられるものである。
Further, the
このように構成することにより、ライセンスプレートA及び後方カメラ60を取り付ける部材を1つにまとめることができる。これにより、後方カメラ60を取り付ける部材を別途用意しなくても済むため、後方カメラ60の取り付けに要するコストを低減することができる。特に、本実施形態においては、ライセンスプレートA及び後方カメラ60だけではなく、第三作業灯26cも後側取付部27に取り付けられている。これにより、第三作業灯26c、ライセンスプレートA及び後方カメラ60を取り付ける部材を1つにまとめることができ、コストを効果的に低減することができる。
With this configuration, the members for attaching the license plate A and the
また、トラクタ1は、前記キャビン20の後方に取り付けられた第三作業灯26c(作業灯)をさらに具備し、前記後方カメラ60は、前記第三作業灯26cと前後方向における位置が略同一であると共に、前記第三作業灯26cの下方に配置されるものである。
The
このように構成することにより、第三作業灯26cでロータリ耕耘装置11を照らしながら、ロータリ耕耘装置11を撮影することができる。これにより、夕方等のロータリ耕耘装置11が見え難い時間帯においても、ロータリ耕耘装置11の状態を把握し易くすることができる。
With this configuration, it is possible to photograph the
なお、本実施形態に係るトラクタ1は、作業車の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るロータリ耕耘装置11は、作業機の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る後方カメラ60は、撮影部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るモニタ80は、表示部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る後側支持部70は、支持部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る後側ピラー21cは、ピラーの実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一ボルト76は、移動規制部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る後側取付部27は、取付部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第三作業灯26cは、作業灯の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る開閉窓23は、窓の実施の一形態である。
Note that the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the
Further, the opening/closing
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above configuration, and various changes can be made within the scope of the invention described in the claims.
例えば、本実施形態に係る作業車はトラクタ1であるものとしたが、本発明に係る作業車の種類はこれに限定されるものでない。本発明に係る作業車は、その他の農業車両、建設車両、産業車両等であってもよい。
For example, although the working vehicle according to this embodiment is the
また、トラクタ1には、ロータリ耕耘装置11が連結されるものとしたが、トラクタ1に連結される作業機はこれに限定されるものではなく、必要に応じて種々の作業機(例えば、ハローやプラウ等)を連結することができる。
Further, although the
また、前方カメラ40は、ボンネット4の右方に配置されるものとしたが、ボンネット4に対する位置関係は、これに限定されるものではない。前方カメラ40は、例えば、ボンネット4の左方や左右中央に配置されていてもよい。また、前方カメラ40は、必ずしもキャビン20に1つだけ取り付けられる必要はなく、複数取り付けられていてもよい。
Furthermore, although the
また、前方カメラ40は、前側取付部25を介してキャビン20に取り付けられるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、キャビン20に直接取り付けられていてもよい。
Further, although the
また、本実施形態においては、前輪7を操舵可能なトラクタ1を例示して、前方カメラ40によって前輪7(操舵輪)を撮影するものとしたが、後輪が操舵可能な作業車に適用する場合には、当該後輪(操舵輪)をカメラによって撮影してもよい。
Furthermore, in this embodiment, the
また、本実施形態においては、前方カメラ40を長孔51aに沿って左右に移動させる例を示したが、これに限定されるものではない。例えば固定部51に、長孔51aではなく複数の孔(第一ボルト55を挿通可能な円形断面を有する孔)を左右方向に沿って形成してもよい。このように構成することで、第一ボルト55を任意の孔に挿通して固定することで、前方カメラ40の位置を変更することができる。
Further, in this embodiment, an example was shown in which the
また、前側支持部50は、前方カメラ40の位置及び向きをそれぞれ調整可能であるものとしたが、これに限定されるものではない。前側支持部50は、例えば、前方カメラ40の位置又は向きのいずれか一方のみを調整可能であってもよい。
Furthermore, although the
また、前側支持部50は、前方カメラ40の左右位置を調整可能なものとしたが、例えば上下位置を調整可能としてもよい。また、前側支持部50は、前方カメラ40の上下方向における向きを調整可能なものとしたが、例えば左右方向における向きを調整可能としてもよい。この場合、例えば第一ボルト55を1本だけ設け、調整部52を固定部51に対して一箇所で固定する(1点止め)構成とすることで、当該第一ボルト55を中心とした前方カメラ40の左右方向における向きを調整可能とすることができる。
Moreover, although the front
また、前側支持部50の上側移動部53と下側移動部54との上下方向における位置関係は、本実施形態に限定されるものではない。前側支持部50は、上側移動部53と下側移動部54とを上下に反転させてもよい。すなわち、本実施形態では、図7に示すように、前方カメラ40が固定部51の上方に位置するものとしたが、前方カメラ40が固定部51の下方に位置するように配置することも可能である。
Furthermore, the vertical positional relationship between the upper moving
また、前方カメラ40は、第一作業灯26aの左方に配置されるものとしたが、第一作業灯26aに対する位置関係はこれに限定されるものではない。前方カメラ40は、例えば、第一作業灯26aの右方に配置されていてもよい。
Further, although the
また、前側支持部50は、マフラ5の前方に配置されるものとしたが、マフラ5との位置関係これに限定されるものではない。前側支持部50は、例えば、マフラ5の下方等に配置されていてもよい。
Further, although the
また、後方カメラ60は、キャビン20の右部に配置されるものとしたが、キャビン20に対する位置関係は、これに限定されるものではない。後方カメラ60は、例えば、キャビン20の左部や左右中央に配置されていてもよい。また、後方カメラ60は、必ずしもキャビン20に1つだけ取り付けられる必要はなく、複数取り付けられていてもよい。
Further, although the
また、後方カメラ60は、後側取付部27を介してキャビン20に取り付けられるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、キャビン20に直接取り付けられていてもよい。
Further, although the
また、後側支持部70は、後方カメラ60の位置及び向きをそれぞれ調整可能であるものとしたが、これに限定されるものではない。後側支持部70は、少なくとも後方カメラ60の上下方向における位置を調整可能であればよく、必ずしも向きを調整可能である必要はない。
Furthermore, although the
また、後側支持部70は、後方カメラ60の上下位置を調整可能なものとしたが、例えば左右位置を調整可能としてもよい。また、後側支持部70は、後方カメラ60の上下方向における向きを調整可能なものとしたが、例えば左右方向における向きを調整可能としてもよい。
Further, although the
また、後方カメラ60及び後側支持部70は、後側ピラー21cに対して左右方向における外側に配置されるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、後方カメラ60及び後側支持部70は、後側ピラー21cに背面視で重複するように配置されるものであってもよい。
Furthermore, although the
また、後側支持部70の第一ボルト76は、固定部71に左方(開閉窓23側)から締結されるものとしたが、これに限定されるものではなく、固定部71に右方(左右外側)から締結されるものであってもよい。
In addition, although the
また、モニタ80は、目印111・121の位置及び向きを調整可能であるものとしたが、これに限定されるものではなく、目印111・121の位置及び向きを調整不能であってもよい。
Further, although the
また、モニタ80は、目印111・121を表示可能なものとしたが、これに限定されるものではなく、目印111・121のいずれか一方のみを表示可能なもの(すなわち、前方映像110又は後方映像120のいずれか一方にのみ、目印を表示可能なもの)であってもよい。
Further, although the
また、モニタ80は、前方映像110及び後方映像120(前方カメラ40及び後方カメラ60の映像)をそれぞれ表示可能であるものとしたが、これに限定されるものではなく、いずれか一方の映像のみを表示可能であってもよい。また、1台のモニタ80に前方映像110及び後方映像120を表示させるのではなく、複数のモニタ(例えば、2台のモニタ80)に、前方映像110及び後方映像120を個別に表示させることも可能である。
Further, although the
また、モニタ80は、前方カメラ40と同じ側(キャビン20内の右側)に配置されるものとしたが、前方カメラ40との位置関係はこれに限定されるものではなく、例えば、前方カメラ40とは異なる側(キャビン20内の左側)に配置されていてもよい。
Further, although the
また、後方カメラ60は、ロータリ耕耘装置11を撮影するものとしたが、後方カメラ60の撮影対象はロータリ耕耘装置11等の作業機に限定されるものではなく、例えば、後輪8等であってもよい。
Further, although the
また、モニタ80は、前方映像110及び後方映像120を同時に表示させる場合において、前方映像110及び後方映像120を左右に並べて表示したが、これに限定されるものではなく、例えば、上下に並べて表示してもよい。
Further, in the case where the
また、モニタ80は、必ずしも前方映像110及び後方映像120を同時に表示可能である必要はない。
Furthermore, the
また、モニタ80にはボタン83が設けられ、当該ボタン83を用いて操作されるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば表示部と操作部を兼ねるタッチパネル等を用いることも可能である。
Further, although the
また、モニタ80は、前方映像110と後方映像120との相対的な位置関係を示すように目印を表示してもよい。図21(b)に示す映像は、当該目印として、目印111・121を表示した状態を示している。図21(b)において、パネル82には、前方映像110及び後方映像120が同時に表示されると共に、前方映像110に2つの目印111・121が表示される。
Further, the
目印111は、前輪7の内側面に沿った直線である。目印121は、ロータリ耕耘装置11の右端部に沿った直線である。モニタ80の制御部84には、予め前方映像110と後方映像120の相対的な位置関係(すなわち、後方映像120における左右位置と、前方映像110における左右位置との関係)が記憶されている。この相対的な位置関係に基づいて、ロータリ耕耘装置11の右端部に沿った直線(目印121)を、後方映像120中だけでなく、前方映像110中にも表示させている。
The
このように、前方映像110と後方映像120との相対的な位置関係を目印121によって映像中に示すことで、運転者に両映像の相対的な位置関係を認識させることができる。これによって、作業精度や作業性を向上させることができる。
In this way, by indicating the relative positional relationship between the
例えば図21(b)に示した例では、ロータリ耕耘装置11が通ることになる位置(ロータリ耕耘装置11の右端)を前方映像110中の目印121で確認することができるため、これからどの部分を耕耘することになるのかを運転者が事前に認識することができる。これに基づいてトラクタ1を適宜操舵することで、作業精度や作業性の向上を図ることができる。
For example, in the example shown in FIG. 21(b), the position where the
なお、前述の如く、前方カメラ40や後方カメラ60は左右や上下の位置、及び上下の向きを任意に調整できる。このため、前方カメラ40の位置等が調整されると、前方映像110と後方映像120の相対的な位置関係が変化することになる。そこで、前方カメラ40等の位置や向きを検出可能な適宜のセンサ(例えば、ポテンショメータ等)を設け、両カメラの相対的な位置関係を制御部84に把握させ、前方映像110と後方映像120に表示される目印121の位置を自動的に調整(補正)させることも可能である。このようにして、前方カメラ40等の位置や向きが変わっても、前方映像110と後方映像120の相対的な位置関係を目印121によって正確に表示させることができる。
Note that, as described above, the
以上の如く、前記モニタ80は、前記所定の目印として、前記前方カメラ40により撮影された映像と、前記後方カメラ60により撮影された映像と、の相対的な位置関係を示す目印111・121(相対位置目印)を表示可能である。
As described above, the
このように構成することにより、前方カメラ40により撮影された映像と、後方カメラ60により撮影された映像と、の相対的な位置関係を把握することができる。これにより、目印111・121を参考にした運転をより行い易くなって、作業性をより向上することができる。
With this configuration, it is possible to grasp the relative positional relationship between the image captured by the
なお、図21(b)に示す目印121は、相対位置目印の実施の一形態である。
Note that the
なお、図21(b)においては、前方映像110と後方映像120の相対的な位置関係を示す目印121を、前方映像110と後方映像120の両方に表示させる例を示したが、これに限定されるものではなく、例えばいずれか一方の映像(例えば、前方映像110)にのみ目印121を表示させてもよい。この場合、前方映像110中の目印121の左右位置が、後方映像120におけるどの位置に相当するのか事前に設定しておくことで、両映像の相対的な位置関係を把握することができる。
Although FIG. 21B shows an example in which the
また、図21(b)において、モニタ80は、目印111・121を表示させる場合に、前方映像110及び後方映像120を同時に表示させたが、目印111・121を表示させる態様はこれに限定されるものではない。モニタ80は、例えば、目印111・121を表示させる場合に、前方映像110及び後方映像120のうち一方の映像のみ(例えば、前方映像110のみ)を表示させてもよい。
Furthermore, in FIG. 21(b), the
1 トラクタ
4 ボンネット
5 マフラ
7 前輪
11 ロータリ耕耘装置
20 キャビン
30 作業支援システム
40 前方カメラ
50 前側支持部
60 後方カメラ
70 後側支持部
80 モニタ
90 モニタ支持部
1
Claims (7)
前記撮影部により撮影された映像上に、所定の目印を表示させた状態で表示可能な表示部と、
を具備し、
前記撮影部には、
位置又は向きの少なくとも一方が調整可能であり、前方を撮影する前方撮影部と、
位置又は向きの少なくとも一方が調整可能であり、後方を撮影する後方撮影部と、
が含まれ、
前記表示部は、
前記所定の目印として、
前記前方撮影部により撮影された映像上に、当該映像に映った車体を基準とした位置を示すことが可能な前方目印と、
前記後方撮影部により撮影された映像上に、当該映像に映った前記車体を基準とした位置を示すことが可能な後方目印と、
を表示可能であり、
前記前方目印及び前記後方目印の少なくとも一方が示す位置に対応する目印を、前記前方撮像部及び前記後方撮像部の相対的な位置関係に基づいて位置を補正した上で、前記前方目印及び前記後方目印の他方が表示された映像上に表示可能であり、
前記表示部は、
前記撮影部により撮影された一の映像上に、前記所定の目印として、互いに異なる形状を有する2以上の目印を同時に表示させることが可能である、
作業車。 A photography department that takes pictures of the surroundings,
a display unit capable of displaying a predetermined mark on the image photographed by the photographing unit;
Equipped with
In the photography department,
a front photographing section whose position or orientation is adjustable and which photographs the front;
a rear photographing section whose position or orientation is adjustable, and which photographs the rear;
contains,
The display section is
As the predetermined landmark,
A forward landmark capable of indicating a position based on the vehicle body shown in the video, on the video taken by the forward imaging unit;
a rear landmark capable of indicating a position based on the vehicle body shown in the video, on the video taken by the rear camera;
It is possible to display
The position of the mark corresponding to the position indicated by at least one of the front landmark and the rear landmark is corrected based on the relative positional relationship of the front imaging unit and the rear imaging unit, and then the front landmark and the rear The other side of the landmark can be displayed on the displayed image,
The display section is
Two or more landmarks having mutually different shapes can be simultaneously displayed as the predetermined landmark on one image photographed by the photographing unit;
work vehicle.
前記映像における前記所定の目印の位置を変更可能である、
請求項1に記載の作業車。 The display section is
the position of the predetermined landmark in the video can be changed;
The work vehicle according to claim 1.
キャビンと、
をさらに具備し、
前記前方撮影部は、
前記ボンネットの左右方向における一側に配置され、
前記表示部は、
前記キャビン内における前記一側に配置される、
請求項1又は請求項2に記載の作業車。 bonnet and
cabin and
further comprising;
The front imaging section is
arranged on one side of the bonnet in the left-right direction,
The display section is
disposed on the one side in the cabin,
The work vehicle according to claim 1 or claim 2.
操舵可能な前輪を撮影可能に配置される、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の作業車。 The front imaging section is
The steerable front wheels are arranged so that they can be photographed.
The work vehicle according to any one of claims 1 to 3.
後部に配置される作業機を撮影可能に配置される、
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の作業車。 The rear photographing section is
It is arranged so that it can photograph the work equipment placed at the rear.
The work vehicle according to any one of claims 1 to 4.
前記前方撮影部により撮影された映像を表示可能な状態と、前記後方撮影部により撮影された映像を表示可能な状態と、を切替可能である、
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の作業車。 The display section is
Switchable between a state in which an image photographed by the front photographing section can be displayed and a state in which an image photographed by the rear photographing section can be displayed.
The work vehicle according to any one of claims 1 to 5.
前記前方撮影部及び前記後方撮影部により撮影された映像を同時に表示可能である、
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の作業車。 The display section is
Images captured by the front imaging unit and the rear imaging unit can be displayed simultaneously;
The work vehicle according to any one of claims 1 to 6.
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