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JP7358626B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、電子たばこ、加熱式たばこに代表される吸引装置の普及に伴い、ユーザが複数の吸引装置を所持することが増えている。ユーザが複数の吸引装置を所持する場合、吸引装置ごとに使用サイクルが異なることもあるため、ユーザが複数の吸引装置のそれぞれに関する情報を把握することが難しい場合がある。そのため、複数の吸引装置の少なくとも1つを使用する前に、その複数の吸引装置のそれぞれに関する情報を確認したいというニーズがある。
国際公開第2017/153594号公報 国際公開第2017/055802号公報
ここで、特許文献1や特許文献2には、ユーザが吸引装置に関する情報を確認するために、スマートフォンなどのユーザ端末に吸引装置を無線接続することが開示されている。この場合において、複数の吸引装置のそれぞれについて当該吸引装置に関する情報を確認するためには、複数の吸引装置ごとにユーザ端末に接続しなければならないところ、複数回も接続処理を行うことはユーザにとって煩わしく、負担が大きい。
そこで、本発明のいくつかの態様はかかる事情に鑑みてなされたものであり、吸引装置を使用するユーザの利便性を向上させることを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、取得部と、提示部とを含む。取得部は、ユーザ端末と接続中の第1の吸引装置から、前記第1の吸引装置の状態に関する第1の状態情報を取得する。提示部は、前記第1の状態情報と、前記第1の吸引装置が接続中に前記ユーザ端末と未接続の第2の吸引装置の状態に関する第2の状態情報とをユーザに提示する。
本発明によれば、吸引装置を使用するユーザの利便性を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概念図である。 図2は、本実施形態に係る吸引装置の第1の構成例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る吸引装置の第2の構成例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る情報処理装置の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態に係る記憶部に記憶される吸引装置の状態情報の一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係るユーザ端末に表示される状態情報の第1の表示例を示す図である。 図8は、本実施形態に係るユーザ端末に表示される状態情報の第2の表示例を示す図である。 図9は、提示部による推定電池残量の表示例を示す図である。 図10は、電池残量に応じて状態情報を提示する場合の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムについて詳細に説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム10の概略図である。図1に示すように、情報処理システム10は、例示的に、n台(nは、1以上の任意の整数値)の吸引装置1と、n台のユーザ端末2と、ユーザ端末2とネットワークNを介して通信可能に構成される情報処理サーバ3と、を備えて構成される。ユーザ端末2は、本実施形態に係る情報処理装置を含む。
吸引装置1は、香味吸引具とも呼び、香味を吸引するための器具のことである。吸引装置1としては、例えば、電子たばこ、加熱式たばこが挙げられる。また、吸引装置1は、生成されたエアロゾルを吸引するためのエアロゾル生成装置を含む。エアロゾル生成装置は、例えば電子たばこ(E-vapor)や加熱式たばこ(T-vaporやInfused)、医療用のネブライザーを意図したものである。より具体的には、エアロゾル生成装置は、例えば、電力を用いてリキッド(エアロゾル源)を霧化し、エアロゾルを生成する装置である。エアロゾルは、エアロゾル源を霧化したものであり、気体中を浮遊する程度に微小な粒子である。エアロゾル生成装置が発生させるエアロゾルは、香味を伴うものであってもよい。エアロゾル生成装置は、たばこを直接加熱する(直接加熱)タイプや、たばこを間接的に加熱する(間接加熱)タイプ、液体(リキッド)を加熱するタイプを含む。また、エアロゾル生成装置は、櫛形電極対を有する圧電素子基板を用いてSAW(Surface Acoustic Wave)を発生させることによって液体を霧化するものであってもよい。なお、図1中には、n台の吸引装置として、吸引装置1a及び吸引装置1nを図示している。但し、以下の説明において、これらn台の吸引装置1を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「吸引装置1」と呼ぶ。
情報処理システム10は、いわゆるクライアント・サーバシステムである。なお、ネットワークNは、例えばインターネット、携帯電話網といったネットワーク、無線LAN(Local Area Network)、またはこれらの組合せのネットワークにより実現される。
情報処理サーバ3は、例えば少なくとも1つのサーバによって実現される。また、ユーザ端末2は、例えばスマートフォン、ゲーム機、パーソナルコンピュータにより実現される。なお、図1中には、n台のユーザ端末2として、ユーザ端末2a及びユーザ端末2nを図示している。以下の説明において、これらn台のユーザ端末2を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「ユーザ端末2」と呼ぶ。
吸引装置1及びユーザ端末2とは、互いに関連づけられており、例えばBluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy)通信などの近距離無線通信を実行することで双方のデータの送受信が可能となる。なお、吸引装置1とユーザ端末2との間のデータ送受信は、BLE通信に限らず、例えばWi-Fi(登録商標)やLPWAN(Low Power Wide Area Network)、NFC(Near Field Communication)などどのような通信で実行されてもよい。また、吸引装置1とユーザ端末2との間のデータの送受信は、必ずしも無線通信に限られず、USB(Universal Serial Bus)やMini USB、Micro USB、Lighting(登録商標)等の有線通信であってもよい。
次に、吸引装置の構成例として図2を参照して説明する。
吸引装置は、ユーザにより吸引される物質を生成する装置である。以下では、吸引装置により生成される物質が、エアロゾルであるものとして説明する。他に、吸引装置により生成される物質は、気体であってもよい。
図2は、吸引装置の第1の構成例を模式的に示す模式図である。図2に示すように、本構成例に係る吸引装置100Aは、電源ユニット110、カートリッジ120、及び香味付与カートリッジ130を含む。電源ユニット110は、電源部111A、センサ部112A、通知部113A、記憶部114A、通信部115A、及び制御部116Aを含む。カートリッジ120は、加熱部121A、液誘導部122、及び液貯蔵部123を含む。香味付与カートリッジ130は、香味源131、及びマウスピース124を含む。カートリッジ120及び香味付与カートリッジ130には、空気流路180が形成される。
電源部111Aは、電力を蓄積する。そして、電源部111Aは、制御部116Aによる制御に基づいて、吸引装置100Aの各構成要素に電力を供給する。電源部111Aは、例えば、リチウムイオン二次電池等の充電式バッテリにより構成され得る。
センサ部112Aは、吸引装置100Aに関する各種情報を取得する。一例として、センサ部112Aは、マイクロホンコンデンサ等の圧力センサ、流量センサ又は温度センサ等により構成され、ユーザによる吸引に伴う値を取得する。本実施形態では、センサ部112Aにより、電池残量、残パフ数などを取得する。電池残量は、電源(図2の例では電源部111A)の電力の残量である。残パフ数は、ユーザによる吸引装置の吸い込みの回数を示し、例えばカートリッジに依存した吸い込みの回数である。残パフ数は、センサ部112Aでカウントされてもよいし、後述の情報処理装置で計算されてもよい。他の一例として、センサ部112Aは、ボタン又はスイッチ等の、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力装置により構成される。
通知部113Aは、情報をユーザに通知する。通知部113Aは、例えば、発光する発光装置、画像を表示する表示装置、音を出力する音出力装置、又は振動する振動装置等により構成される。具体的には、通知部113Aは、センサ部112Aで取得したユーザによる吸引に伴う値を通知する。
記憶部114Aは、吸引装置100Aの動作のための各種情報を記憶する。記憶部114Aは、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。
通信部115Aは、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した通信を行うことが可能な通信インタフェースである。かかる通信規格としては、例えば、Wi-Fi、又はBluetooth等が採用され得る。通信部115Aは、センサ部112Aで取得したユーザによる吸引に伴う値(例えば、電池残量、残パフ数)を通知する。
制御部116Aは、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って吸引装置100A内の動作全般を制御する。制御部116Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)、及びマイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。
液貯蔵部123は、エアロゾル源を貯蔵する。エアロゾル源が霧化されることで、エアロゾルが生成される。エアロゾル源は、例えば、グリセリン及びプロピレングリコール等の多価アルコール、並びに水等の液体である。エアロゾル源は、たばこ由来又は非たばこ由来の香味成分を含んでいてもよい。吸引装置100Aがネブライザー等の医療用吸入器である場合、エアロゾル源は、薬剤を含んでもよい。
液誘導部122は、液貯蔵部123に貯蔵された液体であるエアロゾル源を、液貯蔵部123から誘導し、保持する。液誘導部122は、例えば、ガラス繊維等の繊維素材又は多孔質状のセラミック等の多孔質状素材を撚って形成されるウィックである。その場合、液貯蔵部123に貯蔵されたエアロゾル源は、ウィックの毛細管効果により誘導される。
加熱部121Aは、エアロゾル源を加熱することで、エアロゾル源を霧化してエアロゾルを生成する。図2に示した例では、加熱部121Aは、コイルとして構成され、液誘導部122に巻き付けられる。加熱部121Aが発熱すると、液誘導部122に保持されたエアロゾル源が加熱されて霧化され、エアロゾルが生成される。加熱部121Aは、電源部111Aから給電されると発熱する。一例として、ユーザが吸引を開始したこと、および/または所定の情報が入力されたことが、センサ部112Aにより検出された場合に、給電されてもよい。そして、ユーザが吸引を終了したこと、および/または所定の情報が入力されたことが、センサ部112Aにより検出された場合に、給電が停止されてもよい。
香味源131は、エアロゾルに香味成分を付与するための構成要素である。香味源131は、たばこ由来又は非たばこ由来の香味成分を含んでいてもよい。
空気流路180は、ユーザに吸引される空気の流路である。空気流路180は、空気流路180内への空気の入り口である空気流入孔181と、空気流路180からの空気の出口である空気流出孔182と、を両端とする管状構造を有する。空気流路180の途中には、上流側(空気流入孔181に近い側)に液誘導部122が配置され、下流側(空気流出孔182に近い側)に香味源131が配置される。ユーザによる吸引に伴い空気流入孔181から流入した空気は、加熱部121Aにより生成されたエアロゾルと混合され、矢印190に示すように、香味源131を通過して空気流出孔182へ輸送される。エアロゾルと空気との混合流体が香味源131を通過する際には、香味源131に含まれる香味成分がエアロゾルに付与される。
マウスピース124は、吸引の際にユーザに咥えられる部材である。マウスピース124には、空気流出孔182が配置される。ユーザは、マウスピース124を咥えて吸引することで、エアロゾルと空気との混合流体を口腔内へ取り込むことができる。
以上、吸引装置100Aの構成例を説明した。もちろん吸引装置100Aの構成は上記に限定されず、以下に例示する多様な構成をとり得る。
一例として、吸引装置100Aは、香味付与カートリッジ130を含んでいなくてもよい。その場合、カートリッジ120にマウスピース124が設けられる。
他の一例として、吸引装置100Aは、複数種類のエアロゾル源を含んでいてもよい。複数種類のエアロゾル源から生成された複数種類のエアロゾルが空気流路180内で混合され化学反応を起こすことで、さらに他の種類のエアロゾルが生成されてもよい。
また、エアロゾル源を霧化する手段は、加熱部121Aによる加熱に限定されない。例えば、エアロゾル源を霧化する手段は、振動霧化、又は誘導加熱であってもよい。
図3は、吸引装置の第2の構成例を模式的に示す模式図である。図3に示すように、第2の構成例に係る吸引装置100Bは、電源部111B、センサ部112B、通知部113B、記憶部114B、通信部115B、制御部116B、加熱部121B、保持部140、及び断熱部144を含む。
電源部111B、センサ部112B、通知部113B、記憶部114B、通信部115B、及び制御部116Bの各々は、第1の構成例に係る吸引装置100Aに含まれる対応する構成要素と実質的に同一である。
保持部140は、内部空間141を有し、内部空間141にスティック型基材150の一部を収容しながらスティック型基材150を保持する。保持部140は、内部空間141を外部に連通する開口142を有し、開口142から内部空間141に挿入されたスティック型基材150を保持する。例えば、保持部140は、開口142及び底部143を底面とする筒状体であり、柱状の内部空間141を画定する。保持部140は、スティック型基材150へ供給される空気の流路を画定する機能も有する。かかる流路への空気の入り口である空気流入孔は、例えば底部143に配置される。他方、かかる流路からの空気の出口である空気流出孔は、開口142である。
スティック型基材150は、基材部151、及び吸口部152を含む。基材部151は、エアロゾル源を含む。なお、本構成例において、エアロゾル源は液体に限られるものではなく、固体であってもよい。スティック型基材150が保持部140に保持された状態において、基材部151の少なくとも一部は内部空間141に収容され、吸口部152の少なくとも一部は開口142から突出する。そして、開口142から突出した吸口部152をユーザが咥えて吸引すると、図示しない空気流入孔から内部空間141に空気が流入し、基材部151から発生するエアロゾルと共にユーザの口内に到達する。
加熱部121Bは、第1の構成例に係る加熱部121Aと同様の構成を有する。ただし、図3に示した例では、加熱部121Bは、フィルム状に構成され、保持部140の外周を覆うように配置される。そして、加熱部121Bが発熱すると、スティック型基材150の基材部151が外周から加熱され、エアロゾルが生成される。
断熱部144は、加熱部121Bから他の構成要素への伝熱を防止する。例えば、断熱部144は、真空断熱材、又はエアロゲル断熱材等により構成される。
以上、吸引装置100Bの構成例を説明した。もちろん吸引装置100Bの構成は上記に限定されず、以下に例示する多様な構成をとり得る。
一例として、加熱部121Bは、ブレード状に構成され、保持部140の底部143から内部空間141に突出するように配置されてもよい。その場合、ブレード状の加熱部121Bは、スティック型基材150の基材部151に挿入され、スティック型基材150の基材部151を内部から加熱する。他の一例として、加熱部121Bは、保持部140の底部143を覆うように配置されてもよい。また、加熱部121Bは、保持部140の外周を覆う第1の加熱部、ブレード状の第2の加熱部、及び保持部140の底部143を覆う第3の加熱部のうち、2以上の組み合わせとして構成されてもよい。
他の一例として、保持部140は、内部空間141を形成する外殻の一部を開閉する、ヒンジ等の開閉機構を含んでいてもよい。そして、保持部140は、外殻を開閉することで、内部空間141に挿入されたスティック型基材150を挟持してもよい。その場合、加熱部121Bは、保持部140における当該挟持箇所に設けられ、スティック型基材150を押圧しながら加熱してもよい。
また、エアロゾル源を霧化する手段は、加熱部121Bによる加熱に限定されない。例えば、エアロゾル源を霧化する手段は、誘導加熱であってもよい。
また、吸引装置100Bは、第1の構成例に係る加熱部121A、液誘導部122、液貯蔵部123、及び空気流路180をさらに含んでいてもよく、空気流路180の空気流出孔182が内部空間141への空気流入孔を兼ねていてもよい。この場合、加熱部121Aにより生成されたエアロゾルと空気との混合流体は、内部空間141に流入して加熱部121Bにより生成されたエアロゾルとさらに混合され、ユーザの口腔内に到達する。
次に、本実施形態に係る情報処理装置について、図4のブロック図を参照して説明する。
本実施形態に係る情報処理装置4は、処理回路41、記憶部42、入力インタフェース43、及び通信部44を含む。情報処理装置4は、ユーザ端末2に含まれることを想定するが、ユーザが吸引装置1を利用する際に、ユーザが情報を確認できるような他のデバイスに含まれてもよいし、情報処理装置4自体が情報を確認できるデバイスとして構成されてもよい。
また、本実施形態に係る情報処理装置4は、後述する外部の表示部45、例えばユーザ端末2のディスプレイに情報を表示することを想定するが、情報処理装置4に表示部45が含まれてもよい。
処理回路41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサであり、取得部411、推定部412、判定部413、及び提示部414を含む。
取得部411は、ユーザ端末2と接続中の吸引装置1(第1の吸引装置ともいう)から、吸引装置1の状態に関する状態情報(第1の状態情報ともいう)を取得する。取得部411は、後述する記憶部42から、第1の吸引装置がユーザ端末2と接続中に、当該ユーザ端末2と接続していない、未接続の他の吸引装置1(第2の吸引装置ともいう)の状態に関する状態情報(第2の状態情報ともいう)を取得する。状態情報は、例えば、電池残量、残パフ数、および吸引装置1を最後に使用した日時を示す最終使用日時に関する情報を含む。なお、状態情報は、これらの例示に限られず、吸引装置1の状態に関する情報であれば、どのような情報であってもよい。
推定部412は、例えば記憶部42に格納される状態情報と、吸引装置1とユーザ端末2との間の接続が切れた時点からの経過時間とに基づいて、未接続の吸引装置1の現在の状態を推定する。
判定部413は、吸引装置1の状態情報が、所定の閾値以下(又は、以上)であるか否かを判定する。判定部413は、例えば、電池残量が閾値以下であるか否かを判定する。
提示部414は、接続中の吸引装置1の状態情報と、ユーザ端末2と未接続の吸引装置1の状態情報とを、例えば表示部45に表示することで、ユーザに吸引装置1の状態情報を提示する。提示部414は、例えば、表示部45に、吸引装置1の電池残量を表示する。なお、本実施形態では、状態情報をユーザ端末2のディスプレイに表示させる場合を想定するが、これに限らず、状態情報を伝えるための合成音声を生成し、スピーカ又はイヤホンを介して、ユーザに合成音声を再生してもよい。
記憶部42は、複数の吸引装置1のそれぞれについて、吸引装置1の状態情報を記憶する。具体的には、吸引装置1のそれぞれについてユーザ端末2と最後に接続したときの状態情報を記憶する。なお、記憶部42が記憶する状態情報は、ユーザ端末2と最後に接続したときの状態情報に限られず、過去のいずれかの時点で接続したときの状態情報であってもよい。また、1つの吸引装置1に関しての過去の状態情報を履歴情報として記憶していてもよい。
入力インタフェース43は、ユーザからの入力を受け付けるインタフェースである。入力インタフェース43は、例えば、タッチパネルディスプレイ、ボタン、キーボード、マウスなどから、ユーザによる入力を受け付ける。
通信部44は、情報処理装置4と吸引装置1との間で通信規格に準拠したデータ通信を行うインタフェースである。通信部44は、例えば、Bluetoothを用いて、吸引装置1から状態情報を受信する。なお、通信規格はBluetoothに限られず、BLE(Bluetooth Low Energy)やNFC(Near Field Communication)など、どのような通信規格であってもよい。また、ユーザ端末2に含まれる情報処理装置4とは異なる回路が吸引装置1と通信して状態情報を取得する場合は、通信部44は、ユーザ端末2内において当該異なる回路と通信することで吸引装置1の状態情報を取得してもよい。以下、「吸引装置1とユーザ端末2とが接続される」とは、吸引装置1と情報処理装置4とが直接通信可能に接続される場合と、ユーザ端末2の異なる回路を介して吸引装置1と情報処理装置4とが通信可能に接続される場合との双方の意味を含む。
表示部45は、情報処理装置4と接続され、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)などの任意のディスプレイであり、提示部414からの状態情報などを表示する。
次に、本実施形態に係る情報処理装置4の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ステップS501では、取得部411が、ユーザ端末2と接続中の吸引装置1から状態情報を取得する。例えば、吸引開始前にユーザが、吸引装置1とユーザ端末2とが通信可能となるように接続処理を行う。具体的には、通信規格としてBluetoothを用いる場合は、情報処理装置4と吸引装置1との間でペアリングを完了させる。その後、ユーザが、吸引装置1を用いて吸引を開始すると、吸引装置1でセンシングされた電池残量、残パフ数などの状態情報が情報処理装置4に送信される。なお、取得部411は、情報処理装置4側で吸引装置1から送信された状態情報を受信した日時を取得してもよい。
また、ユーザが手動で吸引装置1とユーザ端末2との接続処理を行わずに、ユーザが吸引装置1を使用して吸引を開始したことをトリガとして、吸引装置1が電池残量、残パフ数などをセンシングし、センシングされた状態情報をユーザ端末2に自動で送信するようにしてもよい。その後、取得部411が通信部44を介して当該状態情報を取得してもよい。
ステップS502では、取得部411が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)から吸引情報を取得したことをトリガとして、記憶部42から、現在ユーザ端末2に接続していない、未接続の他の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報を取得する。なお、記憶部42は、吸引装置1のそれぞれについてユーザ端末2と最後に(又は過去に)接続したときの状態情報を記憶しており、取得部411が記憶部42から取得する状態情報は、記憶部42に記憶されている未接続の他の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報である。
ステップS503では、提示部414が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の状態情報と、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報とを提示する。具体的には、例えば、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の状態情報と、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報とをユーザ端末のディスプレイに1画面で並列表示し、接続中の吸引装置1の状態情報と、未接続の吸引装置1の状態情報とが区別可能に表示される。提示部414は、ユーザが吸引装置1を使用中に状態情報をユーザに提示してもよいし、ユーザが吸引装置1の使用が完了した後に状態情報を提示してもよい。なお、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)は複数であってもよく、この場合、提示部414は、当該複数の未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報を、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の状態情報とともに提示する。
ステップS504では、例えば取得部411が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の使用完了日時を取得する。具体的には、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の電源がオフになったことを示す通知を情報処理装置4が受信した時点が、使用完了日時として取得部411により取得されてもよい。また、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)とユーザ端末2との接続が開始され、吸引装置1の使用が開始されてから所定時間経過した時点を一回の喫煙行為とみなし、当該時点が使用完了日時であるとして取得部411により取得してもよい。なお、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)のセンサ部で日時を計測できる場合、電源がオフになった時点または使用が開始されてから所定時間経過した時点を使用完了日時として、当該使用完了日時がユーザ端末2(または情報処理装置4)に送信されてもよい。
ステップS505では、記憶部42が、ステップS504で取得された使用完了日時を、接続中であった吸引装置1(第1の吸引装置1)の最終使用日時として、電池残量、残パフ数などとともに、状態情報として記憶する。
次に、記憶部42に記憶される吸引装置1の状態情報の一例について、図6を参照して説明する。
図6に示すテーブル60には、吸引装置1ごとに、状態情報601として、デバイスID、最終使用日時、電池残量、および残パフ数がそれぞれ対応付けられて格納される。
デバイスIDは、吸引装置1の商品名を想定するが、これに限らず、型番、ユーザが設定した名称でもよいし、これらを併記してもよい。最終使用日時は、デバイスIDに係る吸引装置1を最後に使用した日時である。電池残量は、最終使用日時における電池の残量である。残パフ数は、最終使用日時における残りの吸い込み可能回数を示す。
具体的には、例えば、デバイスID「吸引装置A」、最終使用日時「2019/8/21 16:55」、電池残量「70」、残パフ数「10」がそれぞれ対応付けられ、状態情報として格納される。
なお、複数の状態情報601が履歴情報として記憶される場合は、1つのデバイスIDに対して、履歴として複数存在する最終使用日時ごとに、電池残量及び残パフ数が対応付けられて格納されればよい。例えば図6のデバイスID「吸引装置B」に関する状態情報のように格納されればよい。履歴情報は、テーブル60で管理されてもよいし、別テーブルで管理されてもよい。
ここで、図5に示すステップS502の処理を想定した場合、例えば、デバイスID「吸引装置A」が接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)であるとすると、取得部411は、他のデバイスID「吸引装置B」および「吸引装置C」に関する状態情報601を記憶部42から取得すればよい。
また、図6に示される状態情報601はテーブルで管理される例を示すが、CSV(comma-separated value)ファイル形式でもよく、状態情報601に含まれる各要素(最終使用日時、電池残量、残パフ数など)の対応関係が識別可能な形式であれば、記憶部42にどのように記憶されてもよい。
次に、提示部414によりユーザ端末2に表示される状態情報の第1の表示例について、図7を参照して説明する。
図7は、ユーザ端末2のディスプレイに表示される表示画面70を示す。表示画面70には、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)に関する状態情報71と、未接続の2つの吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報72および状態情報73とが、リスト形式に表示される。接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)に関する状態情報71が、他の未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報72および状態情報73よりも目立つように、最上部に表示される。未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報は、最終使用日時が新しいものが上部に位置するようにソートされる。また、表示画面70に表示できない数の未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)に関する状態情報が存在する場合、提示部414は、スクロールにより全ての未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)に関する状態情報を表示してもよい。または、提示部414は、例えば、使用頻度の高い上位3つの吸引装置1に係る状態情報のみを表示するようにしてもよい。なお、表示画面70に表示される状態情報71及び状態情報72の順番は、上記の例に限られず、任意の順番であってもよい。
なお、状態情報71が状態情報72および状態情報73と識別可能に表示されればよいため、他の状態情報と色及び/又はフォントで区別したり、ハイライト表示及び/又は点滅表示で区別したりするなど、任意の方法で状態情報が区別されればよい。
図7の例では、各状態情報は、吸引装置1のイラスト、電池残量、残パフ数、及び最終使用日時の情報が1つの枠内に表示される。なお、接続中の吸引装置1に関する最終使用日時は、「現在使用中」と表示されるが、記憶部42に格納される過去の最終使用日時が併せて表示されてもよい。電池残量は、パーセント表示に加えて、電池残量が一見して把握できるようにアイコンを併せて表示する例を示すが、どちらか一方を表示する形式でもよい。
次に、提示部414によりユーザ端末2に表示される状態情報の第2の表示例について、図8を参照して説明する。
図8では、ユーザが表示画面70に表示される状態情報71をタッチした場合に、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置)の状態情報の詳細(詳細情報)を表示する例を示す。なお、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)に関する状態情報72および状態情報73をタッチした場合でも同様に、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報の詳細(詳細情報)が表示される。なお、詳細情報は、必ずしも状態情報の詳細に限られず、吸引装置1に関する情報であれば、どのような情報を含んでいてもよい。
例えば、ユーザが状態情報71を直接タッチした、または状態情報71をカーソルで選択した場合、詳細情報表示画面81に遷移する。詳細情報表示画面81では、吸引装置Aについての詳細情報82が全画面表示される。詳細情報82としては、吸引装置Aの名称、型番およびイラストが表示される。また、充電状態として、電池残量、現在の電池残量での使用可能吸い込み回数、最後に吸引装置Aを充電した時刻である最終充電時刻が表示される。また、残パフ数、使用状態の情報についても表示される。なお、詳細情報82はこれに限らず、前回の喫煙時の使用時間など、履歴情報から得られる情報を表示してもよいし、当該吸引装置1のデバイスに関するキャンペーン情報など他の情報を表示してもよい。
なお、上述した実施形態では、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報、例えば電池残量については最終使用日時における電池残量を表示する例を示すが、最終使用日時から推定される推定電池残量を表示してもよい。
本実施形態に係る提示部414による推定電池残量の表示例について、図9を参照して説明する。
図9に示すように、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報91および状態情報92として、推定電池残量を表示画面70に表示する。
推定電池残量の計算方法としては、例えば、当該吸引装置1とユーザ端末2との間の接続が切れた時点からの経過時間に基づいて、予測される電池の放電量を示す推定放電量を推定する。具体的には、吸引装置1に用いられる二次電池の自己放電量を予め推定部412または記憶部42に保持しておき、推定部412が経過時間に対応する放電量を推定放電量として算出すればよい。推定部412は、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)が最後に接続されたときの電池残量と推定放電量との差分を取ることで、推定電池残量を算出できる。
図9に示すように、推定電池残量を表示する際は推定値であることを明示するが、推定電池残量と最後に接続したときの実測値である電池残量とを並列表示してもよい。
なお、推定放電量の別の計算方法としては、推定部412が、吸引装置1が最後に接続した第1の日時の電池残量と、当該吸引装置1が次にユーザ端末2と接続した第2の日時に取得した電池残量との差分を算出し、第1の日時と第2の日時との間の経過時間と、算出した電池残量の差分とを対応付ける。これにより、どのくらいの経過時間でどのくらいの電池残量になるかを実測した推定放電量を算出できるため、複数の吸引装置1に関する出荷時の平均データではなく、ユーザが使用する吸引装置1固有の正確な推定放電量を算出できる。
また、図9の例では推定電池残量について説明したが、これに限らず状態情報に含まれる要素が推定される場合でも同様に適用できる。すなわち、推定部412が、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)についてユーザ端末2と最後に接続したときの状態情報と、当該未接続の吸引装置1とユーザ端末2との間の接続が切れた時点からの経過時間とに基づいて、当該未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の現在の状態を推定する。提示部414は、推定された未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の現在の状態をユーザに提示する。
例えば、記憶部42に履歴情報が格納される場合、推定部412が、履歴情報の最終使用日時を参照して一週間での吸引装置1の使用頻度を算出し、履歴情報の残パフ回数の推移から一度の吸引行為(喫煙行為)で何パフ消費するかを示す消費パフ数を算出する。推定部412は、使用頻度および消費パフ数から経過日数に応じた推定残パフ数を算出できる。よって、提示部414は、推定残パフ数をユーザに提示してもよい。
なお、上述の例では、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)から状態情報を取得したことをトリガとして、吸引装置1の使用中または使用後に状態情報を提示する例について説明した。これに限らず、状態情報を提示するタイミングの第1の別例として、接続中の吸引装置1の電池残量または未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の推定電池残量が閾値以下である場合に、各状態情報が提示されてもよい。
電池残量に応じて状態情報を提示する場合の一例について図10を参照して説明する。
まず、判定部413が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の電池残量が閾値以下であるか否かを判定する。電池残量が閾値以下である場合、電池残量が閾値よりも多い、すなわち充電が残っている吸引装置1をユーザに推薦するメッセージを提示する。図10の例では、メッセージ1001「使用中のデバイスは充電不足です。以下のデバイスを使用することをおすすめします」が表示され、メッセージ1001の下部にある未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)を推薦する。
このように、現在接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)が吸引中に電力不足となり使用できなくなる可能性があるため、充電に余力がある未接続の吸引装置1をユーザに推薦する。これにより、ユーザは吸引中に吸引装置1が使用できなくなるというアクシデントを未然に防止することができる。
なお、判定部413が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の電池残量および未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の推定電池残量が閾値以下であるか否かを判定し、電池残量が閾値以下である吸引装置1が存在すると判定した場合、提示部414が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)および未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の両方の状態情報をユーザに提示してもよい。または提示部414が、電池残量が閾値以下の吸引装置1に係る状態情報のみをユーザに提示してもよい。
状態情報を提示するタイミングの第2の別例として、ユーザが各吸引装置1の状態を確認したいというユーザからの要求に応じ、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の状態情報および未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報が提示されてもよい。
例えば、取得部411が、入力インタフェース43を介してユーザから状態情報の閲覧を要求する指示を受け取った場合、提示部414が、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)の状態情報および未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報を提示する。なお、ユーザが1回のアクションで指示を出せるよう、表示画面に閲覧ボタンを表示するなどして、ユーザが閲覧ボタンをタッチするだけで状態情報の閲覧を要求する指示を出せるようにしてもよい。
なお、各吸引装置1とユーザ端末2とが接続可能な範囲に存在する場合は、取得部411がユーザからの要求を受け取ると、通信部44がユーザ端末2側から自動で各吸引装置1に接続を行い、各吸引装置1について最新の状態情報を取得するように動作してもよい。
状態情報を提示するタイミングの第3の別例として、充電中の吸引装置1が存在する場合、当該充電中の吸引装置1に関する状態情報と、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)に関する状態情報が提示されてもよい。例えば、接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)を充電した場合に、充電中である旨の情報が状態情報に含まれるよう設定しておく。取得部411が接続中の吸引装置1(第1の吸引装置1)から充電中である旨を取得した場合、提示部414が、充電中の吸引装置1の状態情報および未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)の状態情報をユーザに提示する。
なお、一度接続を完了した吸引装置1は、未接続の吸引装置1(第2の吸引装置1)として最後に接続した日時の状態情報が表示されることを想定している。よって、もしユーザが使用しなくなった吸引装置1についても記憶部42に状態情報が記憶されていれば、ユーザが表示を望まない場合でも、使用していない吸引装置1の状態情報が表示されてしまう可能性もある。
そこで、提示部414が、状態情報に含まれる最終使用日時から所定期間経過した吸引装置1の状態情報については、ユーザに提示させないように制御してもよい。これにより、直近で使用している複数の吸引装置1のみ表示されるようになり、ユーザに最適な情報を提示できる。なお、ユーザが手動で状態情報を表示させないような機能を設けてもよい。
以上に示した実施形態によれば、ユーザが使用する吸引装置がユーザ端末に接続された場合に、接続中の吸引装置(第1の吸引装置1)の状態情報に加えて、未接続の吸引装置(第2の吸引装置1)の状態情報も併せてユーザに提示する。これによって、ユーザが複数の吸引装置を使用している場合に、ユーザは、各吸引装置にその都度接続せずとも未接続の吸引装置(第2の吸引装置1)の最終接続時の状態を把握できる。従って、複数回も接続処理を行う煩わしさがなく、容易に所望する情報を把握することができる。結果として、ユーザの利便性を向上させることができる。
上述の実施形態の中で示した各種処理に示された指示は、ソフトウェアであるプログラムに基づいてコンピュータで実行されることが可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1,100A,100B・・・吸引装置、2・・・ユーザ端末、3・・・情報処理サーバ、4・・・情報処理装置、10・・・情報処理システム、41・・・処理回路、42,114A,114B・・・記憶部、43・・・入力インタフェース、44,115A,115B・・・通信部、45・・・表示部、60・・・テーブル、70・・・表示画面、71,72,73,91,92,601・・・状態情報、81・・・詳細情報表示画面、82・・・詳細情報、110・・・電源ユニット、111A,111B・・・電源部、112A,112B・・・センサ部、113A,113B・・・通知部、116A,116B・・・制御部、120・・・カートリッジ、121A,121B・・・加熱部、122・・・液誘導部、123・・・液貯蔵部、124・・・マウスピース、130・・・香味付与カートリッジ、131・・・香味源、140・・・保持部、141・・・内部空間、142・・・開口、143・・・底部、144・・・断熱部、150・・・スティック型基材、151・・・基材部、152・・・吸口部、180・・・空気流路、181・・・空気流入孔、182・・・空気流出孔、190・・・矢印、411・・・取得部、412・・・推定部、413・・・判定部、414・・・提示部、1001・・・メッセージ。

Claims (13)

  1. ユーザ端末と接続中の第1の吸引装置から、前記第1の吸引装置の状態に関する第1の状態情報を取得する取得部と、
    前記第1の状態情報と、前記第1の吸引装置が接続中に前記ユーザ端末と未接続の第2の吸引装置の状態に関する第2の状態情報とをユーザに提示する提示部と、
    前記第1の吸引装置の電池残量が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    を具備し、
    前記提示部は、前記電池残量が前記閾値以下である場合、前記電池残量が前記閾値よりも多い吸引装置を前記ユーザに提示する、
    情報処理装置。
  2. 前記提示部は、前記第2の吸引装置が前記ユーザ端末と最後に接続したときの第2の状態情報を前記ユーザに提示する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の状態情報および前記第2の状態情報は、電池残量に関する情報を含む、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の吸引装置が前記ユーザ端末と最後に接続したときの第2の状態情報と、前記第2の吸引装置と前記ユーザ端末との間の接続が切れた時点からの経過時間とに基づいて、前記第2の吸引装置の現在の状態を推定する推定部をさらに具備し、
    前記提示部は、前記第2の状態情報として、推定された前記第2の吸引装置の現在の状態を前記ユーザに提示する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部は、前記経過時間に基づいて推定放電量を推定し、第2の状態情報に含まれる電池残量と前記推定放電量とを用いて推定電池残量を算出する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記提示部は、前記ユーザによる前記第1の吸引装置の使用が完了した後に、前記第1の状態情報および前記第2の状態情報を前記ユーザに提示する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記提示部は、ユーザからの要求があった場合、前記第1の状態情報および前記第2の状態情報を前記ユーザに提示する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記判定部は、前記第1の吸引装置の電池残量および前記第2の吸引装置の電池残量が閾値以下であるか否かを判定し
    前記提示部は、前記電池残量が前記閾値以下となる吸引装置が存在する場合、前記第1の状態情報および前記第2の状態情報を前記ユーザに提示する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記提示部は、少なくとも1つの吸引装置が充電中の場合、前記第1の状態情報および前記第2の状態情報を前記ユーザに提示する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記提示部は、前記第1の状態情報および前記第2の状態情報を画面に表示させ、前記画面上の前記第1の状態情報が前記ユーザにより選択された場合、当該第1の吸引装置に関する詳細情報を表示させ、前記画面上の前記第2の状態情報が前記ユーザにより選択された場合、当該第2の吸引装置に関する詳細情報を表示させる、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記提示部は、前記ユーザ端末と最後に接続した日時から所定期間経過した前記第2の吸引装置に関しては、前記第2の状態情報を表示させない、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. ユーザ端末と接続中の第1の吸引装置から、前記第1の吸引装置の状態に関する第1の状態情報を取得する取得ステップと、
    前記第1の状態情報と、前記第1の吸引装置が接続中に前記ユーザ端末と未接続である第2の吸引装置の状態に関する第2の状態情報とをユーザに提示する提示ステップと、
    前記第1の吸引装置の電池残量が閾値以下であるか否かを判定するステップと、
    を具備し、
    前記提示ステップは、前記電池残量が前記閾値以下である場合、前記電池残量が前記閾値よりも多い吸引装置を前記ユーザに提示する、
    情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    ユーザ端末と接続中の第1の吸引装置から、前記第1の吸引装置の状態に関する第1の状態情報を取得する取得手段と、
    前記第1の状態情報と、前記第1の吸引装置が接続中に前記ユーザ端末と未接続の第2の吸引装置の状態に関する第2の状態情報とをユーザに提示する提示手段と、
    前記第1の吸引装置の電池残量が閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、
    して機能させるための情報処理プログラムであって
    前記提示手段は、前記電池残量が前記閾値以下である場合、前記電池残量が前記閾値よりも多い吸引装置を前記ユーザに提示する、
    情報処理プログラム。
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