JP7217616B2 - 遮音パネル及び遮音壁 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る遮音パネルは、音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、前記背面板は、金属の板材を折り曲げて形成され、道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、前記突出部は、前記2つの背面板基板部に対し前記音源側に突出しており、前記正面板は、金属の板材を折り曲げてコ字形状に形成されており、前記2つの背面板基板部のうち一方に接合された固定部と、前記2つの背面板基板部のうち一方から前記音源側に所定の距離をもって配置された先端部と、を備え、前記正面板の前記先端部は、前記突出部の先端よりも前記音源側に位置し、前記正面板と前記背面板とは、前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、前記消音部は、前記正面板及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、前記消音部の開口部は、前記正面板の先端部と、前記背面板第1端部、前記背面板第2端部、又は突出部と、により形成されたものである。
図1は、実施の形態1に係る遮音壁100の斜視図である。遮音壁100は、例えば高速道路や鉄道などの路側に立設されるものであり、道路や軌道を走行する車両90(図3参照)から発生する騒音の音波が外部に漏れるのを抑制するものである。
図2は、実施の形態1に係る遮音壁100の遮音パネル10の断面構造の説明図である。遮音パネル10は、道路側を向いた表面の少なくとも一部を形成する正面板20と、道路とは反対側を向いた表面を形成する背面板30とを組み合わせて形成される。正面板20及び背面板30は、図2に示される断面形状を長手方向に連続させた形状を有する。正面板20は、断面における一方の端部である上端部21と他方の端部である下端部22との間に位置する中央部24が背面板30に形成された突出部35に固定されている。上端部21は、突出部35よりも上方に位置し、下端部22は、突出部35よりも下方に位置している。正面板20と背面板30との固定は、例えばブラインドリベットにより行われるが、その他にボルト締結、溶接などの手段を用いて固定を行っても良い。なお、正面板20の上端部21は、正面板第1端部と称し、正面板20の下端部22は正面板第2端部と称する場合がある。
背面板30は、鋼板を折り曲げて形成されている。背面板30の上端部及び下端部は、正面板20側に折り曲げられて突出し、上面部36と下面部37とが形成されている。上面部36と下面部37とは、遮音パネル10の上端面および下端面を構成し、遮音パネル10が上下に積み重ねられた時に形状が組み合わさるように、背面側から正面側に向かうに従い上方向に傾斜している。また、背面板30は、下面部37が正面側に向かうに従い上方向に傾斜しているため、雨水等を排出するための排出孔(図示無し)を備えていても良い。なお、この排出孔は、背面板30に設けられる代わりに、正面板20及び背面板30の長手方向端部に接合されている側面板40に設けられても良い。
図3は、実施の形態1に係る遮音壁100の騒音の反射の説明図である。遮音壁100は、道路などの路側に立設されており、道路91を走行する車両90の走行音や排気音などの騒音を外部に漏れるのを抑制する。つまり、図3において、遮音壁100は、遮音壁100の背面側の領域に道路側からの音波が届きにくくする働きがある。遮音パネル10は、2つの支柱1の間に複数積み重ねられて遮音壁100を構成する。遮音パネル10の下端部の道路91側には、下方に延びるタブ部32(図2参照)が形成されており、上下の遮音パネル10同士の間の隙間を塞ぐ様に構成されている。この構成により、上下に積み重ねられた遮音パネル10の隙間を音波が通過するのを防止する。
次に実施の形態2に係る遮音パネル210について説明する。実施の形態2に係る遮音パネル210は、実施の形態1に係る遮音パネル10の正面板20の形状を変更し、背面板30への取り付け位置を変更したものである。実施の形態2では、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。実施の形態2に係る遮音パネル210の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
Claims (7)
- 音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、
前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、
前記背面板は、
金属の板材を折り曲げて形成され、
道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、
前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、
前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、
前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、
前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、
前記突出部は、
前記2つの背面板基板部のそれぞれに対し前記音源側に突出しており、
前記正面板は、
金属の平板又は金属の板材を折り曲げて形成されており、中央部が前記突出部の先端に接合され、
前記断面において一方の端部である正面板第1端部及び他方の端部である正面板第2端部を備え、
前記正面板第1端部及び前記正面板第2端部は、
前記2つの背面板基板部から前記音源側に所定の距離を持って配置され、
前記正面板と前記背面板とは、
前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、
前記消音部は、
前記正面板、前記突出部、及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、
前記消音部の開口部は、
前記正面板の上下方向の端と前記2つの背面板基板部のうち一方とにより形成された、遮音パネル。 - 音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、
前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、
前記背面板は、
金属の板材を折り曲げて形成され、
道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、
前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、
前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、
前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、
前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、
前記突出部は、
前記2つの背面板基板部に対し前記音源側に突出しており、
前記正面板は、
金属の板材を折り曲げてコ字形状に形成されており、
前記2つの背面板基板部のうち一方に接合された固定部と、
前記2つの背面板基板部のうち一方から前記音源側に所定の距離をもって配置された先端部と、を備え、
前記正面板の前記先端部は、
前記突出部の先端よりも前記音源側に位置し、
前記正面板と前記背面板とは、
前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、
前記消音部は、
前記正面板及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、
前記消音部の開口部は、
前記正面板の先端部と、前記背面板第1端部、前記背面板第2端部、又は突出部と、により形成された、遮音パネル。 - 前記正面板第1端部の先端及び前記正面板第2端部の先端は、
前記背面板の前記突出部の先端よりも前記2つの背面板基板部側に位置する、請求項1に記載の遮音パネル。 - 前記消音部は、
少なくとも、前記背面板第1端部側に位置する第1消音部と、前記背面板第2端部側に位置する第2消音部と、であり、
前記第1消音部と前記第2消音部とは、
異なる容積となるように形成されている、請求項1~3の何れか1項に記載の遮音パネル。 - 請求項1~4の何れか1項に記載の遮音パネルを上下方向に複数積み重ねて構成される、遮音壁。
- 前記遮音パネルの上端面及び下端面は、
前記正面板から前記背面板に向かって下方に傾斜するように形成される、請求項5に記載の遮音壁。 - 前記遮音パネルは、
前記背面板第1端部が前記背面板第2端部よりも上に位置する様に配置され、
前記背面板第2端部の前記音源側の先端は、
下方に突出するタブ部が形成される、請求項5又は6に記載の遮音壁。
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JP2017134236A (ja) | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 理研軽金属工業株式会社 | 吸音構造体及び吸音構造体の設置方法 |
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