JP7279232B2 - 連動システム - Google Patents
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Description
端末に代表される画像表示が可能な携帯型の表示装置を、通信インターフェースを介して
接続して連動させる連動システムに関する。表示装置は、例えば、小型電気機器を使用す
るユーザーの顔を表示部に映すミラー化手段など、ユーザーによる小型電気機器の使用を
補助する補助機能を備える。
先に提案した特許文献1に開示されている。そこでは、小型電気機器としてのスキンケア
装置が通信用の受信部を備えており、表示装置としてのスマートフォンが通信用の送信部
を備えている。スマートフォンには、スキンケア装置の電極部(作動部)を制御するため
のスイッチが配設されており、ユーザーは、スキンケア装置にて施療しながらスマートフ
ォンのスイッチを操作して、同装置のスキンケア動作の種類や強弱レベルを選択できる。
(表示部)に映して、ディスプレイを鏡的に利用可能にするミラー化手段を備えている。
そこでのミラー化手段は、携帯電話に内蔵されるマイクロコンピュータと、コンテンツ提
供機関から通信ネットワークを介して携帯電話にダウンロードしたミラー化専用プログラ
ムと、携帯電話が備えるカメラやハーフミラーなどのハード構成部品が複合的に機能する
ことにより構成されるものである。
更する場合、多くのユーザーは、小型電気機器を顔肌から一旦離して視界に入れ、同機器
の操作部を操作する。一方、特許文献1のように小型電気機器と表示装置を通信接続して
、表示装置の側から小型電気機器を操作できるようにすると、同機器を顔肌に当てたまま
出力レベルなどを変更することができ、同機器を顔肌から一旦離す手間を省略できて便利
である。しかし、両者の併用を開始するにあたり、両者をそれぞれ個別に起動する必要が
あり、この点が煩わしく改善の余地がある。
あれば非常に便利であるが、小型電気機器と共に手鏡を常に携行するのは煩わしいと感じ
るユーザーも少なくない。特に、電気かみそりのメインユーザーである男性は、女性に比
べて手鏡を携行する習慣があまり身に付いておらず、手鏡を携行することに煩わしさを感
じやすい。特許文献2に記載のミラー化手段を備える携帯電話は、手鏡の代用となり、手
鏡を携行する煩わしさを解消し得るものである。しかし、ミラー化手段と小型電気機器の
連動について、特許文献2には一切記載されておらず、両者をそれぞれ個別に起動する必
要がある点は、特許文献1と同様である。
いて、使用開始時の手間を減らしてユーザーの利便性を向上させることにある。
を有する携帯型の表示装置5を連動させる連動システムを対象とする。小型電気機器1・
2と表示装置5は、互いの接続を確立するための通信インターフェース24・64をそれ
ぞれ備えており、表示装置5は、表示部52を用いて小型電気機器1・2の使用を補助す
る補助機能を備えている。通信インターフェース24・64を介して補助機能を起動させ
る操作スイッチ21が小型電気機器1・2に設けられていることを特徴とする。
ペレーティングシステムが搭載された表示装置5においては、表示装置5自体の起動のこ
とであり、補助機能を発揮する補助アプリがアプリケーションプログラムの1つとして格
納された携帯通信端末などの表示装置5においては、補助アプリの起動のことである。補
助アプリは、フォアグラウンドで動作する時以外はバックグラウンドで待機する常駐型の
アプリケーションプログラムであってもよく、この場合の補助アプリの起動とは、小型電
気機器1・2の操作スイッチ21が操作されたことを検知した際に、表示部52にプッシ
ュ通知のみを表示させる制御を含む概念である。
・32を駆動するための駆動スイッチ21である形態を採ることができる。
線通信に対応した無線インターフェースである形態を採ることができる。本発明における
近距離無線通信の一例としては、2.4GHzの周波数帯を利用するBluetooth(登録商
標)、Wi-Fi、ZigBee(登録商標)などを挙げることができるが、消費電力が
比較的小さい点や、表示装置5の一種であるスマートフォンの多くが対応している点から
、Bluetoothが最も好ましい。
とができる。
3で撮影した動画を表示部52にリアルタイムに映すように構成することができる。
よるズームの方法は、光学ズームとデジタルズームのどちらであってもよく、その両方で
あってもよい。
することができる。
制御することができる。
ーの顔の部位に応じて制御することができる。
ことができる。
えており、カメラ53のズーム機能が、顔認識機能により認識された顔領域の表情に応じ
て制御される形態を採ることができる。
スト付加手段を含み、補助イラストは、機能部12・32による処理が終わっていないこ
とを示す未処理イラスト71と、機能部12・32による処理が終わったことを示す処理
済イラスト72のうち、少なくとも1つを含み、イラスト付加手段が、機能部12・32
による処理の進行に応じて、表示部52に映す補助イラスト70を変更する形態を採るこ
とができる。
ラスト71を含み、イラスト付加手段は、機能部12による除毛処理が開始される前に、
表示部52に映る顔領域に未処理イラスト71を付加し、機能部12が所定回数通過した
顔領域の部分から順に未処理イラスト71を消去する形態を採ることができる。本発明に
おいて除毛器とは、電気かみそりや脱毛器など、肌面から体毛を除去するための小型電気
機器の総称である。なお、未処理イラスト71を消去した後に、除毛処理が終わったこと
を表す処理済イラスト72を付加してもよい。
領域の見た目の美しさを変化させるものであり、イラスト付加手段は、機能部32による
美容処理が進行するに従って、顔領域の見た目が美しくなるように、顔領域に付加する補
助イラスト70を変更する形態を採ることができる。ここでの補助イラスト70は、見た
目の美しさを上げるものと下げるもののどちらであってもよく、その両方であってもよい
。
ができる。
52に映る動画を静止させることができる。
が消灯する形態を採ることができる。
にカメラ53が配置されている。表示装置5の補助機能は、表示装置5の上下反転をユー
ザーに指示する反転指示手段を含むことができる。
ることができる。
ある形態を採ることができる。
できる。
器状態報知手段を含むことができる。
る。
2を構成する切断刃13・14の交換時期を含むことができる。
2の洗浄時期を含むことができる。
2に作用する負荷の大きさを含むことができる。
できる。
2の機器状態が所定の条件を満たした場合にバイブレータ59を駆動させる形態を採るこ
とができる。所定の条件を満たした場合の一例としては、小型電気機器1・2の電池残量
が僅かになった場合、機能部12の交換時期や洗浄時期が近付いた場合、および、機能部
12に作用する負荷が過剰になった場合などを挙げることができる。
形態を採ることができる。
2の機能部12・32を制御する電気機器制御手段を含むことができる。
ック機能を含むことができる。
12・32の出力を制御することができる。
回転数が電気機器制御手段により制御される形態を採ることができる。
説明書表示手段を含むことができる。
器1・2と表示装置5を接続し、ユーザーが小型電気機器1・2の操作スイッチ21を操
作すると、表示装置5において小型電気機器1・2の使用を補助する補助機能が起動する
ようにした。このように、小型電気機器1・2の側から表示装置5の補助機能を起動でき
るようにすると、ユーザーが小型電気機器1・2と表示装置5の併用を開始する際の表示
装置5の操作を簡略化して、ユーザーの利便性を向上させることができる。すなわち、小
型電気機器1との連動に特化した専用のオペレーティングシステムが搭載された表示装置
5においては、表示装置5を操作することなく、小型電気機器1・2の側から補助機能の
起動操作を行うだけで、補助機能による表示を表示部52に表示させることができる。ま
た、補助機能を発揮する常駐型の補助アプリがアプリケーションプログラムの1つとして
格納されて、当該補助アプリがバックグラウンドで待機している携帯通信端末などの表示
装置5においては、小型電気機器1・2の操作スイッチ21が操作されたことを検知した
際に、補助アプリが表示部52上に画面の切り換えを促すプッシュ通知を表示させる。こ
れにより、表示装置5の側では、表示部52をワンプッシュで補助アプリの画面に切り換
えるだけの簡単な操作を行うだけでよい。
・32を駆動するための駆動スイッチ21であると、ユーザーは機能部12・32の駆動
と補助機能の起動を同時に、しかもワンタッチ(駆動スイッチ21に触れてから1つの操
作)で行えるので、ユーザーの利便性が向上する。
線通信に対応した無線インターフェースであると、これが有線インターフェースである場
合に不可欠な通信ケーブルを省略できるので、通信ケーブルが物に引っ掛かるなどの不都
合や通信ケーブルを携行する煩わしさを解消できる。
いると、小型電気機器1・2の使用時に表示装置5を手鏡の代用として利用できるので、
外出時に小型電気機器1・2と共に手鏡を常に携行する煩わしさを解消できる。
段が、カメラ53で撮影した動画を表示部52にリアルタイムに映すように構成してある
と、表示装置5の既存のハードウェアを利用することで、連動システムの全体コストを削
減できる。
付けたり遠ざけたりしなくても、ズーム機能を制御してカメラ53のズーム倍率を変更す
るだけで、表示部52に映る顔の範囲を変更できるようにして、ユーザーの利便性を向上
させることができる。
ザーは利き手で小型電気機器1・2を持つため、表示装置5よりも小型電気機器1・2を
操作しやすい状態にある。従って、ユーザーによる小型電気機器1・2の操作に連動して
カメラ53のズーム機能が制御されるようにすると、ユーザーはカメラ53のズーム倍率
をスムーズに変更できる。
肌に沿って小型電気機器1・2を移動させるなどの移動操作を伴う。従って、カメラ53
のズーム機能が小型電気機器1・2の移動操作に連動して制御されるようにすると、ユー
ザーがズーム制御のための特定の操作を行わなくても、ズーム倍率が自動的に変更される
ので、ユーザーによるズーム操作の手間を省くことができる。
して一様に行われるものではなく、比較的大まかに処理される部位と、逆に慎重に処理さ
れる部位とが存在する。従って、カメラ53のズーム機能を、小型電気機器1・2の機能
部12・32に正対するユーザーの顔の部位、すなわち、ユーザーが機能部12・32で
処理しようとする顔の部位に応じて制御すると、カメラ53のズーム倍率を当該部位に適
した値に自動的に変更することが可能となり、ユーザーの利便性がさらに向上する。
示装置5を移動させるだけの簡単な操作で、カメラ53のズーム倍率を変更できる。小型
電気機器1・2と手鏡の代わりの表示装置5とを同時に使用する場合は、表示装置5を利
き手と反対の手で持つことが多いが、表示装置5を移動操作するだけであれば、利き手と
反対の手であっても容易にズーム操作を行える。
れるようにすると、ユーザーはカメラ53に映る表情を変えるだけで、カメラ53のズー
ム倍率を変更できる。従って、ズーム倍率を変更するための小型電気機器1・2または表
示装置5の操作を省略して、ユーザーの利便性を向上させることができる。
スト70を付加すると、単調になりがちな機能部12・32による処理にゲーム的な要素
を加えることができ、ユーザーは機能部12・32による処理を楽しみながら行えるよう
になる。また、表示部52の顔領域から全ての未処理イラスト71が消えるまで、あるい
は、被処理部分の全体に処理済イラスト72が付加されるまで、機能部12・32による
処理を続けることをユーザーに促して、部分的な処理不足が生じることを防止できる。
12による除毛処理が開始される前に、表示部52に映る顔領域に未処理イラスト71を
付加し、機能部12が所定回数通過した顔領域の部分から順に未処理イラスト71を消去
する。これによれば、ユーザーは除毛処理を楽しみながら行うことができ、しかも、顔領
域から全ての未処理イラスト71が消去されるまで除毛処理を続けることをユーザーに促
して、部分的な処理不足が生じることを防止できる。ユーザーは、表示部52から全ての
未処理イラスト71が消去されたときに、顔の全体の除毛処理が終わったことを確認でき
る。
美容処理が進行するに従って、顔領域の見た目が美しくなるように、顔領域に付加する補
助イラスト70を変更する。これによれば、ユーザーは美容処理を楽しみながら行うこと
ができ、しかも、顔領域の見た目が美しくなるまで美容処理を続けることをユーザーに促
して、部分的な処理不足が生じることを防止できる。
顔の部位をカメラ53に映した状態で動画を静止させ、静止状態の表示部52を顔の正面
などの目視し易い位置に移動させることで、当該部位のチェックを容易に行うことができ
る。特に、通常の手鏡ではチェックし難い顎下などの部位であっても、容易にそのチェッ
クを行うことができる。
を中断するのが普通であり、チェックの間も機能部12・32を駆動し続けることは、消
費電力を増大させるなど無駄が多い。本発明のように機能部12・32の停止操作に連動
して動画を静止させると、動画の静止中に機能部12・32を停止させて、上記の無駄が
生じるのを防止できる。また、動画を静止させる操作と機能部12・32を停止させる操
作を個別に行うことを不要として、ユーザーの手間を削減することができる。さらに、動
画の静止中に機能部12・32を停止させると、ユーザーは機能部12・32の駆動音を
気にすることなく、落ち着いた状態で静止画をチェックできる。
にしていると、ユーザーが小型電気機器1・2の使用を終了してこれを停止させた後、表
示部52を消灯しなかった場合に、表示部52を点灯し続ける無駄を防止して、表示装置
5の消費電力を削減することができる。
53が位置する反転姿勢とした方が、ひげが生える顔の下部、特に顎下部分を撮影しやす
くなる。そのため、ひげ剃りの際に表示部52を手鏡のように利用する場合は、表示装置
5を反転姿勢とする方が好ましい。表示装置5の上下反転をユーザーに指示する反転指示
手段によれば、ひげ剃りの際に表示装置5を反転姿勢とするようにユーザーに働きかけて
、顎下部分などのひげ剃りを快適に行わせることができる。
の上下反転が必要であることをユーザーに対して直感的に理解させて、より確実に反転姿
勢を採らせることができる。
示装置5の上下反転が必要であることをユーザーに対して明白に伝えて、より確実に反転
姿勢を採らせることができる。
表示部52が手鏡として使い物にならないため、ユーザーが反転姿勢を採ることがより確
実になる。
小型電気機器1・2を目視し難い同機器1・2の使用中においても、表示部52を目視し
て小型電気機器1・2の機器状態を容易に確認できる。
・2の使用中において、その電池残量を容易かつ頻繁に確認できる。特に、電池18・3
8の充電や交換が難しい外出先において、電池残量が少ない場合に、そのことをユーザー
に即座に知らせて、電池残量が無くなる前に小型電気機器1・2の使用を完了するようユ
ーザーに促すことができる。
ーに確実に知らせて、切断刃13・14の早期の交換を促すことができる。従って、ユー
ザーが切れ味の低下した切断刃13・14を使用し続けるという事態の発生を抑えること
ができる。
実に知らせて、機能部12の早期の洗浄を促すことができる。これにより、機能部12を
衛生的な状態に維持して、有機物の酸化や発酵に伴う異臭の発生を抑えることができる。
また、機能部12に過剰に溜まった毛屑等は、モーター16の負荷が増大する原因となる
ため、機能部12を早期に洗浄して毛屑等を取り除くと、モーター16の寿命を改善する
ことができる。
きさには相関関係があり、押付力が強くなるほど負荷も大きくなる。従って、機能部12
の負荷の大きさを表示部52に表示すると、その時の押付力の強さをユーザーに知らせる
ことができる。ユーザーは、負荷の大きさをチェックしながらひげ剃りを行うことで、機
能部12の押付力を常に適度な強さに維持して、肌面にかかる負担を小さくすることがで
きる。
を招くことがある。従って、小型電気機器1・2の連続使用時間を表示部52に表示する
と、長時間の連続使用を避けるようにユーザーに注意を促すことができる。
させると、表示部52でユーザーの視覚に訴えるだけでなく、バイブレータ59で触覚あ
るいは聴覚にも訴えることができるので、所定の条件を満たしたことをユーザーに対して
より確実に知らせることができる。
動したことをユーザーに明確に知らせることができる。なお、表示装置5の同じ側にカメ
ラ53と照明装置56を配置すると、薄暗い場所で小型電気機器1・2と表示装置5を使
用する場合に、カメラ53の撮影対象を照明装置56で照らすことができる。従って、小
型電気機器1・2と表示装置5を使用する場所の明るさにかかわらず、表示部52に鮮明
な動画を映して、ユーザーの利便性を向上させることができる。
能部12・32を制御できるようにすると、ユーザーは小型電気機器1・2と表示装置5
の両方から機能部12・32を制御操作できるので、ユーザーの利便性が向上する。
ーザーによる小型電気機器1・2の誤操作や、ユーザーの意思に反するタイマーの作動に
より、機能部12・32が停止するのを解消できるので、ユーザーはより快適に小型電気
機器1・2を使用できる。
御できるようにすると、ユーザーは、表示装置5をボタン操作する場合などに比べて、よ
り素早く機能部12・32の出力を制御できるので、ユーザーの利便性が向上する。
数を制御できるようにすると、ユーザーは、例えば鼻下のひげを剃るときはモーター16
を低速にするなど、機能部12が正対する部位に応じて、ユーザーの意思でモーター16
の回転数を素早く変更できるので、ユーザーの利便性がより向上する。
ユーザーは、小型電気機器1・2の使い方などを確認したい場合に、取扱説明書を直ちに
表示部52に表示させて、これを読むことができる。取扱説明書の冊子を持ち出す手間を
省いて、ユーザーの利便性を向上させることができる。
1を、図1ないし図18を用いて説明する。本実施例における上下左右とは、図1に示す
交差矢印と、各矢印の近傍に表記した上下左右の表示に従う。
本体ケース10と、本体ケース10の上部で支持されるかみそりヘッド11とを備えてお
り、かみそりヘッド11の上部には、顔肌(人体)に対する機能部12を構成する外刃(
切断刃)13と内刃(切断刃)14が配置されている。本体ケース10の表面には、内方
へ押し込み可能なスイッチボタン15が設けられており、本体ケース10の内部には、内
刃14の駆動源としてのモーター16と、縦長の制御基板17と、電気かみそり1の全体
の電力源である二次電池(電池)18とが収容されている。制御基板17には、スイッチ
ボタン15で操作される電源投入用の駆動スイッチ(操作スイッチ)21と、電気かみそ
り1の姿勢を検出するための加速度センサ22およびジャイロセンサ23と、Bluetooth
の通信規格で動作する通信インターフェース24と、これらを含む電気かみそり1の全体
を制御する制御部25などが実装されている。なお、駆動スイッチ(操作スイッチ)21
はプッシュ式に限らず、スライド式であってもよい。
えており、筐体50の正面51には、その大部分を占めるタッチパネル式のディスプレイ
(表示部)52が配置されている。正面51の上部の左右中央にはカメラ53とスピーカ
54が配置されており、これら両者53・54の右方にLED(照明装置)56が配置さ
れている。筐体50の内部には、縦長の制御基板57と、バイブレータ59と、スマート
フォン5の全体の電力源である不図示の電池パックとが収容されている。制御基板57に
は、基地局と通信するための無線インターフェースに加えて、各種のプログラムやデータ
を格納するメモリ61と、スマートフォン5の姿勢を検出するための加速度センサ62お
よびジャイロセンサ63と、Bluetoothの規格で動作する通信インターフェース64と、
これらを含むスマートフォン5の全体を制御する制御部65などが実装されている。
映すためのカメラプログラムが格納されている。カメラプログラムには、カメラ53が撮
影する動画を拡大・縮小するズーム機能と、カメラ53が撮影した動画から顔領域を検出
する顔認識機能とが含まれる。ズーム機能によるズームの方法は、光学ズームとデジタル
ズームのどちらであってもよく、その両方であってもよい。
ンプログラムである補助アプリが格納されている。補助アプリは、電気かみそり1のメー
カーによって提供されており、同メーカーが運営するサーバーからインターネットを経由
してスマートフォン5にダウンロードすることができる。補助アプリは、ディスプレイ5
2を鏡として利用可能にするミラー化手段と、ディスプレイ52に映る動画を静止させる
動画静止手段と、LED56の点灯状態を制御する照明制御手段とを備える。また補助ア
プリは、カメラ53のズーム機能を制御するズーム制御手段と、ディスプレイ52に映る
顔領域に補助イラスト70(図10参照)を付加するイラスト付加手段と、スマートフォ
ン5の上下反転をユーザーに指示する反転指示手段とを備える。さらに補助アプリは、電
気かみそり1の機器状態をディスプレイ52に表示させる機器状態報知手段と、電気かみ
そり1を制御するための制御信号を制御部25へ送信する電気機器制御手段と、ディスプ
レイ52に電気かみそり1の取扱説明書を表示させる説明書表示手段などを備える。この
補助アプリは常駐型のアプリケーションプログラムであり、電気かみそり1の駆動スイッ
チ21のオン操作に連動して動作を開始するまでは、バックグラウンドで待機状態になっ
ている。
ミラー化手段は、メモリ61に格納されたカメラプログラムを起動させて、カメラ53
による撮影を開始し、カメラ53が撮影した動画をディスプレイ52に映し出す。カメラ
プログラムの実行中は、スマートフォン5の正面51に正対するユーザーの顔がカメラ5
3により撮影されて、ディスプレイ52に映し出されることから、ユーザーはディスプレ
イ52をあたかも鏡のように使用することができる。ミラー化手段は補助アプリの中核を
なすものであり、補助アプリの起動と同時に動作を開始する。
動画静止手段は、ミラー化手段の動作中に、ユーザーの操作に従いディスプレイ52に
映る動画を静止させる。具体的には、電気かみそり1の駆動中にユーザーが駆動スイッチ
21をオフ操作すると、動画静止手段はディスプレイ52に映る動画を静止させ、ユーザ
ーが駆動スイッチ21を再びオン操作すると、動画静止手段は動画の静止状態を解除する
。なお、駆動スイッチ21が操作されたことは、電気かみそり1の制御部25から通信イ
ンターフェース24・64を介してスマートフォン5に伝送される。ユーザーは、チェッ
クしたい顔の部位をカメラ53に映した状態で、駆動スイッチ21をオフ操作して動画を
静止させ、静止状態のディスプレイ52を顔の正面などの目視し易い位置に移動させるこ
とで、当該部位のチェックを容易に行うことができる。
照明制御手段は、電気かみそり1とスマートフォン5の接続が確立した状態において、
スマートフォン5のLED56を点灯させる制御を行う。LED56は複数の点灯パター
ンを備えており、本実施例では、電気かみそり1の駆動時(ディスプレイ52に動画が映
る状態)にLED56を第1の点灯パターンで点灯させ、電気かみそり1の停止時(ディ
スプレイ52の動画の静止状態)にLED56を第2の点灯パターンで点灯させるように
した。また本実施例では、第1の点灯パターンを常時点灯状態とし、第2の点灯パターン
を同色の点滅状態としたが、これ以外に例えば、両点灯パターンを常時点灯状態とし、そ
の色調(発光色)を異ならせてもよい。本実施例では、スマートフォン5の同じ側(正面
51)にカメラ53とLED56を配置したので、薄暗い場所で電気かみそり1とスマー
トフォン5を使用する場合に、カメラ53の撮影対象すなわちユーザーの顔をLED56
で照らすことができる。従って、電気かみそり1とスマートフォン5を使用する場所の明
るさにかかわらず、ディスプレイ52に常に鮮明にユーザーの顔を映して、ユーザーの利
便性を向上させることができる。なお、本発明における照明装置56は、本実施例のよう
にスマートフォン5に内蔵されたものに限られず、スマートフォン5に外付けされて、補
助アプリにより制御されるものも含む概念である。
気かみそり1の電源を投入すると(ステップS1でYES)、モーター16が起動して機
能部12が駆動を開始する。同時に電気かみそり1の通信インターフェース24が有効と
なり(ステップS2)、スマートフォン5の通信インターフェース64との無線接続が確
立する。なお、電気かみそり1の電源投入の時点でスマートフォン5は起動しており、そ
の通信インターフェース64も有効化されている。また電気かみそり1の使用を補助する
補助アプリは、バックグラウンドで待機状態となっている。
御部65の状態を確認し、ディスプレイ52にプッシュ通知を表示する。このプッシュ通
知の表示が、本発明における補助アプリの起動に相当する(ステップS3)。ユーザーは
、このプッシュ通知をタップすることにより、補助アプリをフォアグラウンドに移行させ
て、ディスプレイ52の全体に補助アプリの画面を表示させることができる。補助アプリ
がフォアグラウンドで起動すると、ミラー化手段が動作を開始して、カメラ53が撮影し
た動画がディスプレイ52に映し出される(ステップS4)。また照明制御手段が、LE
D56を第1の点灯パターンで点灯させる(ステップS5)。
駆動スイッチ21がオフ操作されるのを待つ(ステップS6)。駆動スイッチ21がオフ
操作されてモーター16が停止すると(ステップS6でYES)、動画静止手段はディス
プレイ52に映る動画を静止させ(ステップS7)、照明制御手段がLED56を第2の
点灯パターンに切り換える(ステップS8)。駆動スイッチ21がオン操作されて、モー
ター16が再び起動すると(ステップS9でYES)、動画静止手段が動画の静止状態を
解除し(ステップS10)、照明制御手段がLED56を第1の点灯パターンに切り換え
(ステップS5)、ステップS6で再び駆動スイッチ21がオフ操作されるのを待つ。
インターフェース24の有効状態を継続し、オフ操作から所定時間(本実施例では10分
)が経過した時点で通信インターフェース24を無効化する。ただし制御部25は、モー
ター16の連続駆動時間が所定時間(本実施例では5分)を超えた場合に、モーター16
を停止させるタイマー機能を備えており、このタイマー機能によりモーター16を停止さ
せた場合は、停止の時点から先の所定時間よりも短い時間(本実施例では5分)の経過後
に通信インターフェース24を無効化する。
とみなされる場合に、ディスプレイ52を消灯させる保護プログラムが格納されている。
補助アプリの実行中に、上記の動画静止手段が長時間にわたって動作している場合、すな
わち、ディスプレイ52に映る動画が長時間にわたって静止している場合は、ユーザーが
ひげ剃りを終えて電気かみそり1を停止させた後、ディスプレイ52を消灯せずにスマー
トフォン5を放置した可能性がある。
なわちディスプレイ52のミラー化状態においては、ユーザーがスマートフォン5を手鏡
のように使用しながら、電気かみそり1でひげ剃りを行っている可能性が高い。しかし、
ミラー化状態であっても、ユーザーの顔や電気かみそり1が長時間にわたってカメラ53
に映らない場合は、ユーザーが駆動状態の電気かみそり1と共にスマートフォン5を放置
した可能性がある。これらの場合に保護プログラムは、電池パックの無駄な消耗を避ける
ためにディスプレイ52を消灯させる。
ラムは、補助アプリがフォアグラウンドで起動した時点(この時点ではミラー化手段が動
作し、動画静止手段は動作していない)で、タイマーによる計時を開始する(ステップS
11)。これ以降の保護プログラムは、計時を開始してから所定時間(本実施例では5分
)が経過するか、動画静止手段が動作してディスプレイ52が静止するか、あるいは、カ
メラ53でユーザーの顔または電気かみそり1が検出されるのを待つ(ステップS12~
S14)。
みそり1が検出された場合は(ステップS12~S13でNO、ステップS14でYES
)、ユーザーがスマートフォン5を使用中であると想定されるため、ステップS11へ戻
ってタイマーをリセットし、再び計時を開始する。一方、ユーザーの顔または電気かみそ
り1が検出されることなく、またディスプレイ52が静止することなく、所定時間が経過
した場合は(ステップS13~S14でNO、ステップS12でYES)、ユーザーが駆
動状態の電気かみそり1と共にスマートフォン5を放置したと想定されるため、保護プロ
グラムはステップS15へ進みディスプレイ52を消灯させる。
)、ステップS16へ進みタイマーをリセットし、再び計時を開始する。計時を開始して
から、静止状態が解除される前に所定時間(本実施例では5分)が経過した場合は(ステ
ップS18でNO、ステップS17でYES)、ユーザーがひげ剃りを終えて電気かみそ
り1を停止させた後、ディスプレイ52を消灯せずにスマートフォン5を放置したと想定
されるため、保護プログラムはステップS15へ進みディスプレイ52を消灯させる。一
方、所定時間が経過する前に静止状態が解除された場合は(ステップS17でNO、ステ
ップS18でYES)、ステップS11へ戻ってタイマーをリセットし、再び計時を開始
する。上記以外に保護プログラムは、電気かみそり1のタイマー機能によりモーター16
が停止した場合に、ディスプレイ52を消灯させることができる。
の補助アプリなどが連動する状況の一例を示したものである。時点t1において駆動スイ
ッチ21がオン操作されると、電気かみそり1ではモーター16が起動し、また通信イン
ターフェース24が有効となる。同時にスマートフォン5では、バックグラウンドで待機
する補助アプリが、ディスプレイ52にプッシュ通知を表示させる。そして、ユーザーに
よるタップ操作を経て、補助アプリがフォアグラウンドで起動し、ディスプレイ52がミ
ラー化手段によってミラー化される。またLED56が第1の点灯パターンで点灯する。
次の時点t2(t2-t1<5分)においては、駆動スイッチ21がオフ操作されること
で、電気かみそり1のモーター16が停止する。同時にスマートフォン5では、ディスプ
レイ52に映る動画が静止し、LED56が第2の点灯パターンに切り換わる。
とで、電気かみそり1のモーター16が再び起動する。同時にスマートフォン5では、動
画静止手段による動画の静止状態が解除されて、ディスプレイ52が再びミラー化される
とともに、LED56が第1の点灯パターンに切り換わる。次の時点t4(t4-t3<
5分)においては、駆動スイッチ21がオフ操作されて、先の時点t2と同様にモーター
16が停止し、ディスプレイ52の動画が静止し、LED56が第2の点灯パターンに切
り換わる。次の時点t5(t5-t4=5分)においては、上述の保護プログラムによっ
て、ディスプレイ52が消灯される。次の時点t6(t6-t4=10分)においては、
電気かみそり1の通信インターフェース24が無効化される。またスマートフォン5では
、電気かみそり1との接続が切れたことを受けて、補助アプリが自動的にバックグラウン
ドでの待機状態に移行し、LED56が消灯する。なお、LED56の消灯のタイミング
は、ディスプレイ52が消灯される時点t5であってもよい。
のスマートフォン5と共に放置された場合を示す。電気かみそり1とスマートフォン5が
放置された時点t12は、駆動スイッチ21がオン操作された時点t11の数分後(2~
3分後)とする。電気かみそり1では、駆動スイッチ21のオン操作(時点t11)から
5分後の時点t13において、モーター16が自動的に停止し、さらに時点t13から5
分後の時点t15において、通信インターフェース24が無効化される。スマートフォン
5では、ユーザーに放置された時点t12以降は、カメラ53でユーザーの顔または電気
かみそり1を検出できなくなることから、時点t12から5分後の時点t14に、上述の
保護プログラムによってディスプレイ52が消灯される。また、電気かみそり1との接続
が切れる時点t15に、補助アプリが自動的にバックグラウンドでの待機状態に移行し、
LED56が消灯する。なお、時点t14に至る前、すなわち時点t12から5分が経過
する前に、カメラ53でユーザーの顔または電気かみそり1を検出した場合には、ディス
プレイ52の消灯に係るタイマーはリセットされる。また、スマートフォン5の保護プロ
グラムによるディスプレイ52の消灯のタイミングは、電気かみそり1のモーター16が
自動的に停止する時点t13であってもよい。通信インターフェース24が無効化される
タイミングと、補助アプリがバックグラウンドでの待機状態に移行するタイミングと、L
ED56が消灯するタイミングも、時点t13であってもよい。
別の制御方法を示す。駆動スイッチ21がオン操作された時点t21から、カメラ53で
ユーザーの顔または電気かみそり1を検出できなくなった時点t22までは、図6におけ
る時点t11~t12と同様であるが、ここでは、時点t22の1分後の時点t23に、
保護プログラムがディスプレイ52を消灯させると共に、補助アプリの電気機器制御手段
(詳しくは後述)が、モーター16を減速するための制御信号を電気かみそり1の制御部
25へ送信する。そして、時点t23の1分後の時点t24に、電気かみそり1ではモー
ター16が停止し、また通信インターフェース24が無効となり、スマートフォン5では
補助アプリがバックグラウンドでの待機状態に移行し、LED56が消灯する。なお、時
点t23に至る前、すなわち時点t22から1分が経過する前に、カメラ53でユーザー
の顔または電気かみそり1を検出した場合には、ディスプレイ52の消灯に係るタイマー
はリセットされる。また、時点t23でモーター16を減速させるのに代えて、モーター
16を停止させてもよく、その場合は、通信インターフェース24の無効化と補助アプリ
の待機状態への移行とLED56の消灯も時点t23に行うことができる。
ず、例えば、ユーザーによるスマートフォン5のディスプレイ52のタップ操作であって
もよく、また、ユーザーが電気かみそり1またはスマートフォン5を振るなどの特定の移
動操作であってもよい。これらの移動操作は、電気かみそり1とスマートフォン5のそれ
ぞれに内蔵された加速度センサ22・62およびジャイロセンサ23・63により検出さ
れる。電気かみそり1の移動操作の内容は、制御部25から通信インターフェース24・
64を介してスマートフォン5に伝送される。
ズーム制御手段は、ユーザーによる電気かみそり1およびスマートフォン5の移動操作
に連動して、カメラ53のズーム機能を制御する。電気かみそり1の移動操作は、電気か
みそり1に内蔵された加速度センサ22およびジャイロセンサ23により検出されて、そ
の内容が制御部25から通信インターフェース24・64を介してスマートフォン5に伝
送される。この移動操作の内容に基づき、ズーム制御手段がカメラ53のズーム機能を制
御する。例えば、電気かみそり1が比較的大きなストロークで移動している場合や、電気
かみそり1が比較的速く移動している場合は、ユーザーが顔の広範囲のひげを剃っている
と想定されるため、ズーム制御手段はカメラ53をズームアウトさせて、ディスプレイ5
2に顔の広範囲を映す。逆に、電気かみそり1が比較的小さなストロークで移動している
場合や、電気かみそり1が比較的ゆっくりと移動している場合は、ユーザーが顔の一部分
のひげを重点的に剃っていると想定されるため、ズーム制御手段はカメラ53をズームイ
ンさせて、ディスプレイ52に顔の一部を拡大して映す。
作を検出することもできる。この検出を容易にするため、電気かみそり1の外面には、動
画内で識別可能な複数個の目印28が設けられている(図8参照)。目印28は主に機能
部12の周囲に分散的に配置されて、ユーザーによる電気かみそり1のグリップ姿勢にか
かわらず、常に一部の目印28がカメラ53に映るようになっている。動画内での各目印
28の動きを観察することで、電気かみそり1の移動ストロークや移動速度を検出し、そ
れらの大きさに基づいて先と同様にズーム機能を制御できる。
の顔領域と電気かみそり1の各目印28との位置関係を比較して、電気かみそり1の機能
部12が正対する顔の部位を検出することができる。この方法で検出した顔の部位に応じ
てカメラ53のズーム機能を制御してもよい。図8では、機能部12がユーザーの鼻下に
正対しており、このことは、顔領域における機能部12の周囲の2個の目印28の位置か
ら検出される。機能部12が鼻下に位置するときにズーム制御手段は、例えばカメラ53
をズームインさせて、ディスプレイ52に鼻下を拡大して映す。通常は、鼻下とその他の
部位のひげを同時に剃ることは少なく、鼻下のひげを剃るときはこれに専念することが多
いためである。
2およびジャイロセンサ63により検出され、この移動操作の内容に基づきズーム機能が
制御される。具体的には、例えば図9(a)に示すように、スマートフォン5の正面51
が垂直に近い角度になった場合は、ユーザーがスマートフォン5を顔の前方に移動させて
、顔の全体をディスプレイ52に映そうとしていると想定されるため、ズーム制御手段は
カメラ53をズームアウトさせる。逆に、図9(b)に示すように、スマートフォン5の
正面51が水平面に対して約45°になった場合は、ユーザーがスマートフォン5を顔の
斜め下に移動させて、顎など顔の一部だけをディスプレイ52に映そうとしていると想定
されるため、ズーム制御手段はカメラ53をズームインさせる。また、ユーザーがスマー
トフォン5を振るなどの特定の移動操作を行ったことをセンサ62・63で検出した場合
に、カメラ53のズーム倍率を変更する制御を行ってもよい。
することもできる。すなわち、カメラ53が撮影する動画内の顔領域が大きくなった場合
は、ユーザーがスマートフォン5を顔に近付けたとみなすことができ、この場合にズーム
制御手段は例えばカメラ53をズームインさせて、ディスプレイ52に顔の一部をより拡
大して映す。逆に、動画内の顔領域が小さくなった場合は、ユーザーがスマートフォン5
を顔から遠ざけたとみなすことができ、この場合にズーム制御手段は例えばカメラ53を
ズームアウトさせて、顔のより広範囲をディスプレイ52に映す。さらに、動画内の顔領
域の表情に応じて、カメラ53のズーム機能を制御してもよい。例えば、顔領域が笑顔で
あると認識された場合には、ズーム制御手段はカメラ53をズームインさせ、顔領域が怒
り顔であると認識された場合には、ズーム制御手段はカメラ53をズームアウトさせる。
プリの起動後にユーザーの希望に応じて動作を開始させてもよい。なお、ズーム制御手段
を制御するための操作は、上述の電気かみそり1およびスマートフォン5の移動操作に限
られず、例えば、電気かみそり1の側でのスイッチ操作に連動して、カメラ53のズーム
機能を制御することができる。スイッチの一例としては、電気かみそり1に設けたモータ
ー16の回転数の制御スイッチを挙げることができ、例えば回転数を下げる操作が行われ
た場合には、ユーザーが顔の一部分のひげを慎重に剃っていると想定されるから、ズーム
制御手段はカメラ53をズームインさせる。また、カメラ53のズーム機能は、ユーザー
がスマートフォン5のディスプレイ52や側面のボタンを直接操作して制御することもで
きる。
イラスト付加手段は、図10に示すように、スマートフォン5のディスプレイ52に映
る顔領域に補助イラスト70を付加する。本実施例に係る補助イラスト70は、誇張され
たひげを表す未処理イラスト71と、ひげを剃り終わったことを表す処理済イラスト72
とで構成される。イラスト付加手段は動作を開始すると、顔認識機能により検出された顔
領域の鼻下と顎と両頬、およびもみあげの範囲に未処理イラスト71を付加し、ユーザー
による各部分のひげ剃りが完了したと判断すると、その部分の未処理イラスト71を処理
済イラスト72に変更する。ユーザーは、ディスプレイ52上の全ての未処理イラスト7
1が処理済イラスト72に変わったときに、全てのひげを剃り終わった(剃り残しが無い
)と確認することができる。
検出される。ズーム制御手段の項目で先に説明したように、動画内の顔領域と電気かみそ
り1の各目印28との位置関係を比較すると、電気かみそり1の機能部12が正対する顔
の部位を検出できる。イラスト付加手段は、機能部12が顔の一部分に正対すなわち通過
した回数が所定の回数に達すると、当該一部分のひげ剃りが完了したと判断して未処理イ
ラスト71を処理済イラスト72に変更する。
の起動後にユーザーの希望に応じて動作を開始させてもよい。また補助イラスト70を、
未処理イラスト71と処理済イラスト72の一方だけで構成してもよく、例えば未処理イ
ラスト71だけで補助イラスト70を構成する場合は、イラスト付加手段は、ひげ剃りが
完了したと判断した部分から順に未処理イラスト71を消去する。ユーザーは、ディスプ
レイ52から全ての未処理イラスト71が消えたときに、全てのひげを剃り終わったと確
認することができる。さらに補助イラスト70は、処理の途中であることを示す処理中イ
ラストを含むことができる。例えば補助イラスト70を、未処理イラスト71よりもひげ
を段階的に薄くした複数種の処理中イラストを含むものとし、電気かみそり1の機能部1
2が顔の一部分を一回通過する毎に、当該一部分の補助イラスト70をひげの薄い処理中
イラストに変更することができる。
反転指示手段は、スマートフォン5を通常姿勢にして補助アプリを使用するユーザーに
対して、スマートフォン5の上下反転を指示する。通常姿勢とは、図1に示すように、カ
メラ53やLED56がスマートフォン5の上部に位置する姿勢のことである。スマート
フォン5を上下反転させた反転姿勢にすると、カメラ53がスマートフォン5の下部に位
置することから、ひげが生える顔の下部、特に顎下部分を撮影しやすくなる。なお、スマ
ートフォン5が通常姿勢や反転姿勢であることは、内蔵されたジャイロセンサ63により
検出される。
プレイ52に上下逆さまの反転文字を表示し、これを反転指示手段とすることができる。
反転文字を見たユーザーがスマートフォン5を直感的に上下反転すると、図11(b)に
示すように、ディスプレイ52には正しい向きの通常文字が表示される。なお、図11(
b)の通常文字は、ユーザーの顔をディスプレイ52に映すときに邪魔になる場合がある
ため、時間が経過すると消えるようにしてもよく、また省略してもよい。
フォン5の上下反転をユーザーに対して直接的に指示する「反転してください」などの文
字をディスプレイ52に表示し、これを反転指示手段とすることができる。この文字に従
ってユーザーがスマートフォン5を上下反転すると、図12(b)に示すように、ディス
プレイ52にはスマートフォン5の姿勢が適正であることを示す文字が表示されるが、こ
の文字は図11(b)の通常文字と同様の理由で、時間が経過すると消えるようにしても
よく、また省略してもよい。なお、図12(a)の文字に代えて、例えばU字状の矢印な
どの記号を表示し、これを反転指示手段としてもよい。
レイ52に映る動画の全体を上下反転させて、これを反転指示手段とすることができる。
上下反転された自分の顔を見たユーザーがスマートフォン5を直感的に上下反転すると、
図13(b)に示すように、ディスプレイ52には正しい向きの動画が表示される。ここ
でも図12(b)と同様に、スマートフォン5の姿勢が適正であることを示す文字を表示
させてもよい。
機器状態報知手段は、図14に示すように、電気かみそり1の電池残量などの機器状態
をディスプレイ52に表示させる。この表示は、電気かみそり1の二次電池18の残量を
示す電池残量表示75と、外刃13と内刃14の交換時期を示す交換表示76と、毛屑収
容室を含む機能部12の洗浄時期を示す洗浄表示77と、機能部12に作用する負荷の大
きさを示す負荷表示78と、電気かみそり1の連続使用時間を表示する時間表示79など
で構成される。機器状態報知手段は、補助アプリの起動と同時に動作を開始させるが、そ
の後のユーザー操作に従い停止させることもできる。
残量の減少に従って緑→黄→赤と色調が変化する。二次電池18の残量に関する情報は、
電気かみそり1の制御部25から通信インターフェース24・64を介してスマートフォ
ン5に伝送される。電池残量が所定の割合(例えば20%)を下回ると、機器状態報知手
段は電池残量表示75の色調を赤色に変化させ、またスマートフォン5のバイブレータ5
9を駆動させ、さらにLED56を非常時のパターンで点灯させて、電池残量が少ないこ
とをユーザーに報知する。
と点灯する。電気かみそり1の制御部25は、外刃13と内刃14のそれぞれについて、
前回の交換からの累計使用時間を管理しており、この累計使用時間が所定時間に達すると
、刃13・14の交換時期が近付いたことをスマートフォン5に伝送する。これを受けた
機器状態報知手段は、交換時期が近付いた刃13・14についての交換表示76をディス
プレイ52に点灯させ、またバイブレータ59を駆動させ、さらにLED56を非常時の
パターンで点灯させて、ユーザーに刃13・14の交換を促す。ユーザーが刃13・14
を交換した後、例えばディスプレイ52上の交換表示76を長押しすると、機器状態報知
手段は刃13・14の交換が完了したとみなして、交換表示76を消灯させるとともに、
刃13・14の交換が完了したことを電気かみそり1の制御部25へ伝送する。これを受
けた制御部25は、交換された刃13・14についての累計使用時間をリセットする。な
お、刃13・14の交換時期が近付いたことは、累計使用時間の他に、駆動スイッチ21
のオンオフ回数に基づいて判定してもよい。
点灯する。機能部12を構成する毛屑収容室には、毛屑の溜まり具合を検出するための光
学センサが設けられており、毛屑の溜まり具合が所定の基準値を超えると、制御部25は
洗浄時期が近付いたことをスマートフォン5に伝送する。これを受けた機器状態報知手段
は、洗浄表示77をディスプレイ52に点灯させ、またバイブレータ59を駆動させ、さ
らにLED56を非常時のパターンで点灯させて、ユーザーに機能部12の洗浄を促す。
ユーザーが洗浄を行って、毛屑の溜まり具合が所定値以下になると、制御部25は洗浄が
完了したことをスマートフォン5に伝送し、これを受けた機器状態報知手段は洗浄表示7
7を消灯させる。なお、機能部12の洗浄時期が近付いたことは、毛屑の溜まり具合の他
に、前回の洗浄からの累計使用時間や、駆動スイッチ21のオンオフ回数に基づいて判定
してもよい。
により、ユーザーが機能部12を顔肌に押し付ける力の強さの調整を促すものである。機
能部12の押付力と負荷の大きさには相関関係があり、押付力が強くなるほど負荷も大き
くなる。従って、機能部12の負荷の大きさをディスプレイ52に表示すると、その時の
押付力の強さをユーザーに知らせることができる。ユーザーは、負荷表示78をチェック
しながらひげ剃りを行うことで、機能部12の押付力を常に適度な強さに維持して、顔肌
にかかる負担を小さくすることができる。
ている。機能部12の負荷が大きくなるほど、負荷電流の値も大きくなる。電気かみそり
1の制御部25は、この負荷電流の大きさを監視しつつスマートフォン5に伝送する。負
荷表示78は、負荷の大きさを表す優弧状の目盛と、目盛の一点を指し示す指示針とから
なり、目盛の左下から右下へ向かって、負荷が小さい(押付力が弱い)ことを表す低負荷
ゾーン(緑色)と、負荷(押付力)が適度であることを表す中負荷ゾーン(青色)と、負
荷が大きい(押付力が強い)ことを表す高負荷ゾーン(緑色)と、負荷(押付力)が過剰
であることを表す過負荷ゾーン(赤色)とが順に設定されている。ユーザーは、指示針が
常に中負荷ゾーンを指し示すように機能部12の押付力を調整することが好ましい。機器
状態報知手段は、負荷表示78の指示針が過負荷ゾーンを指し示すと、バイブレータ59
を駆動させ、さらにLED56を非常時のパターンで点灯させて、ユーザーに注意を促す
。
に示す第2負荷表示80に切り換わる。第2負荷表示80は、同心円状に配置された2個
の優弧状の目盛と、各目盛の一点を指し示す矢印とからなる。外側の目盛がモーター16
の回転数を示し、内側の目盛が負荷トルクの大きさを示しており、これらの情報は電気か
みそり1の制御部25からスマートフォン5に伝送される。モーター16の回転数が所定
の下限値を下回った場合、あるいは、負荷トルクが所定の上限値を上回った場合に、機器
状態報知手段は、機能部12にかかる負荷が過剰であるとみなしてバイブレータ59を駆
動させ、さらにLED56を非常時のパターンで点灯させて、ユーザーに注意を促す。ユ
ーザーがディスプレイ52上の第2負荷表示80をタップすると、第2負荷表示80は図
14に示す負荷表示78に戻る。
の連続駆動時間を秒単位で表示する。ユーザーが駆動スイッチ21をオフ操作してモータ
ー16が停止すると、時間表示79が表示する連続使用時間はリセットされる。駆動スイ
ッチ21のオン操作から所定時間(5分)が経過して、上記のタイマー機能によりモータ
ー16が停止した場合も、連続使用時間は同様にリセットされる。機器状態報知手段は、
モーター16がタイマー機能により停止する例えば1分前になると、時間表示79を例え
ば赤色に変更し、またバイブレータ59を駆動させ、さらにLED56を非常時のパター
ンで点灯させて、ユーザーに注意を促す。この連続使用時間は、電気かみそり1の側で計
測してスマートフォン5へ伝送してもよく、スマートフォン5の側で計測してもよい。上
述のように、駆動スイッチ21がオン操作あるいはオフ操作されたことは、スマートフォ
ン5に伝送されるから、スマートフォン5の側でも連続使用時間の計測は可能である。
電気機器制御手段は、電気かみそり1を制御するための制御信号を、通信インターフェ
ース24・64を介して制御部25へ送信する。ディスプレイ52の左端部には、ユーザ
ーが操作可能なものとして、電気かみそり1のモーター16の回転数を変更するための回
転数レバー81と、モーター16をオンオフ操作するための駆動ボタン82と、上記のタ
イマー機能に関係なくモーター16を駆動状態にロックするためのロックボタン83とが
配置されている。
ー16を増速あるいは減速するための制御信号を、通信インターフェース24・64を介
して電気かみそり1の制御部25へ送信する。モーター16の停止状態において、ユーザ
ーが駆動ボタン82をタップすると、電気機器制御手段はモーター16を起動するための
制御信号を制御部25へ送信する。また、モーター16の駆動状態において、ユーザーが
駆動ボタン82をタップすると、電気機器制御手段はモーター16を停止するための制御
信号を制御部25へ送信する。モーター16の駆動状態において、ユーザーがロックボタ
ン83をタップすると、電気機器制御手段は、モーター16が駆動状態にロックされてい
なければ、これをロックするための制御信号を制御部25へ送信し、モーター16が駆動
状態にロックされていれば、ロックを解除するための制御信号を制御部25へ送信する。
モーター16を駆動状態にロックすると、ユーザーが不用意にスイッチボタン15に触れ
てしまっても、モーター16がユーザーの意思に反して停止することは無い。
電気かみそり1を制御することができる。例えば、ユーザーがスマートフォン5を左右一
方へ傾動操作すると、電気機器制御手段はモーター16を増速する制御信号を制御部25
へ送信し、ユーザーがスマートフォン5を左右他方へ傾動操作すると、電気機器制御手段
はモーター16を減速する制御信号を制御部25へ送信する。ユーザーによるスマートフ
ォン5の移動操作は、スマートフォン5に内蔵された加速度センサ62やジャイロセンサ
63で検出することができる。
正対するときは、モーター16を低速にするなど、機能部12が正対する顔の部位に応じ
てモーター16の回転数を制御することができる。ズーム制御手段の項目で先に説明した
ように、動画内の顔領域と電気かみそり1の各目印28との位置関係を比較すると、機能
部12が正対する顔の部位を検出できる。さらに電気機器制御手段は、図7のタイミング
チャートで説明したように、ユーザーが電気かみそり1やスマートフォン5を放置してい
るとみなされる場合は、ユーザーによるスマートフォン5の操作が無くても、モーター1
6を減速あるいは停止させる制御信号を制御部25へ送信することができる。
説明書表示手段は、スマートフォン5のディスプレイ52に電気かみそり1の取扱説明
書を表示させる。ユーザーがディスプレイ52上の説明書ボタン85(図14参照)をタ
ップすると、説明書表示手段はディスプレイ52をミラー表示から、図16に示す説明書
表示に切り換える。説明書表示におけるディスプレイ52の隅部にはミラーボタン86が
配置されており、ユーザーがミラーボタン86をタップすると、説明書表示手段はディス
プレイ52を説明書表示からミラー表示に切り換える。
」「刃の洗浄」などの複数のページで構成されている。ディスプレイ52が説明書表示に
切り換わった直後は目次が表示されるので、ユーザーは、目次に含まれる各ページへのリ
ンクをタップするか、ディスプレイ52を左右にスライドさせることで、所望のページを
ディスプレイ52に表示させることができ、また、ピンチイン操作でページを縮小し、ピ
ンチアウト操作でページを拡大できる。なお、本実施例の説明書ボタン85に代えて、あ
るいは説明書ボタン85に加えて、ディスプレイ52上に「使い方」「刃の交換」「刃の
洗浄」などの複数のボタンを配置し、これら各ボタンをユーザーがタップすると、取扱説
明書の該当するページが表示されるように構成してもよい。取扱説明書のデータは予め補
助アプリに含まれていてもよく、説明書ボタン85のタップ操作時に電気かみそり1のメ
ーカーのサーバーからインターネットを経由してダウンロードしてもよい。
ディスプレイ52はミラー表示である。ディスプレイ52上の説明書ボタン85がタップ
操作されると(ステップS21でYES)、説明書表示手段はディスプレイ52をミラー
表示から説明書表示に切り換える(ステップS22)。同時に、上記の電気機器制御手段
から電気かみそり1へ送信される制御信号に従い、制御部25がモーター16を停止させ
る(ステップS23)。その後は、電気かみそり1の駆動スイッチ21がオン操作される
か、あるいは、ディスプレイ52上のミラーボタン86がタップ操作されるまで待機する
(ステップS24~S25)。
ステップS26へ進み、制御部25がモーター16を起動させる。駆動スイッチ21がオ
ン操作されたことは、制御部25から通信インターフェース24・64を介してスマート
フォン5に伝送され、これを受けた説明書表示手段は、ディスプレイ52を説明書表示か
らミラー表示に切り換える。ディスプレイ52上のミラーボタン86がタップ操作された
場合(ステップS25でYES)もステップS26へ進み、説明書表示手段がディスプレ
イ52をミラー表示に切り換える。同時に、電気機器制御手段から電気かみそり1へ送信
される制御信号に従い、制御部25がモーター16を起動させる。
ーター16を制御した場合の一例を示す。時点t31では説明書ボタン85がタップ操作
されて、ディスプレイ52がミラー表示から説明書表示に切り換わるとともに、電気かみ
そり1ではモーター16が停止している。次の時点t32では、ミラーボタン86がタッ
プ操作されて、ディスプレイ52がミラー表示に切り換わるとともに、モーター16が起
動している。次の時点t33では、時点t31と同様に説明書ボタン85がタップ操作さ
れて、ディスプレイ52が説明書表示に切り換わるとともに、モーター16が停止してい
る。次の時点t34では、電気かみそり1の駆動スイッチ21がオン操作されて、ディス
プレイ52がミラー表示に切り換わるとともに、モーター16が起動している。
電気かみそり1のかみそりヘッド11は、前後一対の機能部12を備えており、両機能部
12の間に肌弾力センサ(肌弾力測定手段)40が設けられている。機能部12は外刃(
切断刃)13と内刃(切断刃)14から成る。肌弾力センサ40としては、従来公知の各
種のセンサを用いることができ、例えば、特開2009-153727号公報に開示され
た振動子センサや、特開昭61-181437号公報に開示された感圧センサを挙げるこ
とができる。本実施例に係る肌弾力センサ40は、外刃13と同時に肌面に接触する接触
子41と、接触子41を肌面に向かって付勢するばね42などで構成されている。肌弾力
センサ(肌弾力測定手段)40は、機能部12と同時に肌面に接触できるのであれば、か
みそりヘッド11を構成するケース体における機能部12の左右部分などに設けられてい
てもよい。
弾力報知部43が設けられている。肌弾力報知部43は、制御基板17に実装された3個
のLEDで構成されており、これらLEDがそれぞれ「小」「中」「大」に対応している
。本体ケース10には、各LEDに正対する透光窓が設けられており、ユーザーは透光窓
を介して各LEDの発光状態を視認できる。電気かみそり1の制御部25は、肌弾力セン
サ40が測定した肌弾力の大きさに応じて、肌弾力報知部43のいずれか1つのLEDを
点灯させる制御を行う。
部43は、例えば3色の光を発光する1個のLEDで構成し、肌弾力の「小」「中」「大
」に対応してLEDを「青」「緑」「赤」に変色させて、ユーザーに肌弾力を報知するこ
とができる。このようにかみそりヘッド11に肌弾力報知部43を設ければ、ユーザーが
発光状態を視認しやすく肌弾力状態を確認しやすい。本体ケース10側に配設された発光
表示する肌弾力報知部43は、本体ケース10を握るユーザーの手により隠れてしまう虞
れがあるが、かみそりヘッド11に配設する場合はその可能性が少ない。電気かみそり1
の使用時は、主にその背面が鏡に映るため、かみそりヘッド11の背面(後面)に肌弾力
報知部43を設けることが好ましい。或いは、かみそりヘッド11の内部に肌弾力報知部
43を設け、かみそりヘッド11を構成するケース体の透明部分(半透明部分を含む)又
は外刃13を透かして光を照射する構成が好ましい。これら構成によれば、肌弾力報知部
43が照射する光をユーザーが鏡越しに視認しやすいので、肌弾力状態を容易に確認でき
る。さらに肌弾力報知部43は、ユーザーの視覚に訴える発光手段以外に、聴覚に訴える
ブザーなどの発音手段や、触覚に訴えるバイブレータなどの振動手段で構成することもで
きる。このうち2以上の手段で肌弾力報知部43を構成してもよい。
きさをディスプレイ52に表示させる肌弾力表示手段を備える。肌弾力表示手段による肌
弾力表示88は、一直線上に並ぶ3個のバーからなり、各バーが左から順に「小」「中」
「大」に対応している。肌弾力の大きさに関する情報が、電気かみそり1の制御部25か
ら通信インターフェース24・64を介してスマートフォン5に伝送されると、肌弾力表
示手段は肌弾力表示88の3個のバーのうち、その大きさに該当するバーだけを点滅させ
る制御を行う。このとき、残りの2個のバーは常時点灯と常時消灯のどちらであってもよ
い。これ以外に肌弾力表示88は、例えば常時点灯する3個のバーと、このうちいずれか
1個のバーを指し示す矢印などで構成してもよい。
機能部12を押し付けた際に、顔肌が外刃13の孔に入り込み易く、入り込んだ部分が内
刃14に強くこすられて大きなダメージを受けるおそれがあるため、機能部12を比較的
弱い力で押し付けることが好ましい。一方、肌弾力の大きい部分では、機能部12を比較
的強く押し付けても、顔肌は外刃13の孔に入り込み難い。本実施例のように、肌弾力セ
ンサ40が測定した肌弾力をディスプレイ52に表示すると、機能部12が正対する部分
の肌弾力をユーザーにリアルタイムに知らせて、当該部分に対する機能部12の押付力の
適正化を促すことができる。
モーター16の回転数を自動的に制御する。具体的には、肌弾力センサ40の測定値が小
さいほど、モーター16の回転数を下げる制御を行う。本実施例では、肌弾力が「大」の
場合の回転数を、通常回転数である6500rpmに設定し、肌弾力が「中」の場合の回
転数を、微減回転数である6300rpmに設定し、肌弾力が「小」の場合の回転数を、
減速回転数である6000rpmに設定した。
ザーは、上述の肌弾力報知部43と肌弾力表示88に加え、モーター16の駆動音の高低
の変化に基づいても、自身の肌弾力の大きさを知ることができる。また本実施例では、肌
弾力の小さい部分ほど、機能部12を押し付けた際に顔肌が外刃13の孔に入り込み易い
ことを考慮して、モーター16の回転数を下げるので、外刃13の孔に入り込んだ顔肌が
外刃13と内刃14から受けるダメージを小さくすることができる。しかも、モーター1
6の回転数を自動的に制御するので、回転数を変更する手間をユーザーに強いることも無
い。他は実施例1の連動システムと同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説
明を省略する。
装置5を連動させる連動システムであって、
小型電気機器1と表示装置5は、互いの接続を確立するための通信インターフェース2
4・64をそれぞれ備えており、
表示装置5は、表示部52を用いて小型電気機器1の使用を補助する補助機能を備えて
おり、
通信インターフェース24・64を介して補助機能を起動させる操作スイッチ21が小
型電気機器1に設けられており、
小型電気機器1が、ユーザーの肌弾力を測定する肌弾力測定手段40を備える電気かみ
そりであり、
表示装置5の補助機能は、肌弾力測定手段40が測定した肌弾力を表示部52に表示す
る肌状態表示手段を含むことを特徴とする連動システム。
0を備えており、この肌弾力測定手段40が測定した肌弾力を表示装置5の表示部52に
表示する。これによれば、ユーザーに自身の肌弾力を知らせて、肌弾力に見合った力で小
型電気機器1の機能部12を押し付けるように促すことができる。特に、肌弾力の小さい
部分に機能部12を強く押し付けないようにユーザーに働きかけて、当該部分が機能部1
2から受けるダメージを抑制することができる。
の肌弾力を知らせて、肌弾力に見合った力で切断刃13・14を押し付けるように促すこ
とができる。特に、肌弾力の小さい部分に切断刃13・14を強く押し付けないようにユ
ーザーに働きかけて、当該部分が切断刃13・14から受けるダメージを抑制することが
できる。
弾力を測定する肌弾力測定手段40を備えており、
肌弾力測定手段40の測定結果に基づいてモーター16の回転数が制御されることを特
徴とする電気かみそり。
そりによれば、ユーザーは、モーター16の駆動音の高低の変化に基づいて、自身の肌弾
力の大きさを知ることができる。このように、ユーザーに自身の肌弾力を知らせると、肌
弾力に見合った力で外刃13を押し付けるようにユーザーに促すことができる。特に、肌
弾力の小さい部分に外刃13を強く押し付けないようにユーザーに働きかけて、当該部分
が内刃14から受けるダメージを抑制することができる。
弾力を測定する肌弾力測定手段40を備えており、
肌弾力測定手段40の測定結果に基づいてモーター16の回転数が制御されており、
肌弾力測定手段40の測定値が上昇すると、モーター16の回転数を上げるように自動
的に制御され、肌弾力測定手段40の測定値が低下すると、モーター16の回転数を下げ
るように自動的に制御されることを特徴とする電気かみそり。
そりによれば、ユーザーは、モーター16の駆動音の高低の変化に基づいて、自身の肌弾
力の大きさを知ることができる。このように、ユーザーに自身の肌弾力を知らせると、肌
弾力に見合った力で外刃13を押し付けるようにユーザーに促すことができる。特に、肌
弾力の小さい部分は、外刃13を押し付けたときに顔肌が外刃13の孔に入り込み易く、
入り込んだ部分が外刃13と内刃14に挟まれて大きなダメージを受けるおそれがある。
上記のように、ユーザーに自身の肌弾力を知らせると、肌弾力の小さい部分に外刃13を
強く押し付けないようにユーザーに働きかけて、当該部分が外刃13と内刃14から受け
るダメージを抑制することができる。さらに、肌弾力の小さい部分でモーター16の回転
数を自動的に下げるので、外刃13の孔に入り込んだ顔肌が内刃14から受けるダメージ
を小さくすることができる。
ド11を備える電気かみそりであって、
かみそりヘッド11は、外刃13と、外刃13に摺接する内刃14と、肌弾力を測定す
る肌弾力測定手段40を備えており、
肌弾力測定手段40が外刃13に隣接した位置に設けられていることを特徴とする電気
かみそり。
の肌弾力を知らせて、肌弾力に見合った力で外刃13を押し付けるように促すことができ
る。特に、肌弾力の小さい部分に外刃13を強く押し付けないようにユーザーに働きかけ
て、当該部分が内刃14から受けるダメージを抑制することができる。また、外刃13に
隣接した位置に肌弾力測定手段40を設けると、ユーザーが外刃13を肌面に当てたとき
に、無意識のうちに肌弾力測定手段40が肌面に当接するので、ユーザーにとっての使い
勝手が向上する。
に適用したものである。図20に示すように、スマートフォン(表示装置)5の構成は先
の実施例1と同様である。美容器具(小型電気機器)2は、縦長の本体ケース30と、本
体ケース30の上部正面に突設された肌電極(機能部)32とを備える。本体ケース30
の下側の過半部はグリップを構成しており、その表面には左右一対のグリップ電極33と
、内方へ押し込み可能なスイッチボタン35とが設けられている。本体ケース30の内部
には、縦長の制御基板37と、美容器具2の全体の電力源である二次電池(電池)38と
が収容されている。制御基板37に駆動スイッチ(操作スイッチ)21、加速度センサ2
2、ジャイロセンサ23、通信インターフェース24および制御部25などが実装される
点は、先の実施例1と同様である。
給され、グリップ電極33にマイナス極性のパルス電流が供給される。イオン導出モード
に設定した美容器具2の肌電極32の外面に、化粧水を含浸した綿マットを装着し、この
綿マットを顔肌に沿ってゆっくりと滑らせると、顔肌のしわ、ひだ、毛穴などに入り込ん
でいる微細な汚れを落とすことができる。一方、イオン導入モードにおいては、肌電極3
2にマイナス極性のパルス電流が供給され、グリップ電極33にプラス極性のパルス電流
が供給される。イオン導入モードに設定した美容器具2の肌電極32の外面に、化粧水を
含浸した綿マットを装着し、この綿マットを顔肌に沿ってゆっくりと滑らせると、化粧水
を肌面に浸透させて保湿効果を高めることができる。
を補助するアプリケーションプログラムである補助アプリが格納されている。実施例1と
実施例3の補助アプリを比較すると、特にイラスト付加手段の内容が大きく異なる。ここ
でのイラスト付加手段は、ユーザーによる美容処理が進行するに従って、ディスプレイ5
2に映るユーザーの顔領域の見た目が美しくなるように補助イラスト70を付加する。例
えば、美容処理を開始する前のアプリ起動直後に、濃いシミやそばかすを表す未処理イラ
スト71を顔領域に付加し、美容処理の進行に従って未処理イラスト71を徐々に薄くす
る。あるいはアプリ起動直後に、質素なアクセサリを表す補助イラスト70を顔領域に付
加し、美容処理の進行に従って、より豪華なアクセサリを表す補助イラスト70に変更す
る。
段、ズーム制御手段および説明書表示手段を備えるが、反転指示手段は省略されている。
機器状態報知手段は、美容器具2の機器状態として電池残量表示75と時間表示79をデ
ィスプレイ52に表示させる。電気機器制御手段は、肌電極32とグリップ電極33への
パルス電流の供給をオンオフ操作するための駆動ボタン82と、美容器具2のタイマー機
能に関係なくパルス電流を供給状態にロックするためのロックボタン83と、パルス電流
の強度を変更するための電流刺激レバー(実施例1の回転数レバー81に相当)とをディ
スプレイ52に表示させる。他は実施例1と同様であるので、同じ部材に同じ符号を付し
てその説明を省略する。
・64を介して電気かみそり1または美容器具2とスマートフォン5を接続し、ユーザー
が電気かみそり1または美容器具2の駆動スイッチ21を操作すると、スマートフォン5
の補助アプリがバックグラウンドで起動するようにした。補助アプリが起動すると、ディ
スプレイ52にプッシュ通知が表示されるため、ユーザーはこの通知をタップするだけで
の簡単な操作で、ディスプレイ52を補助アプリの画面に切り換えることができる。上記
の各実施例に係る連動システムによれば、ユーザーが電気かみそり1または美容器具2と
スマートフォン5の併用を開始する際のスマートフォン5の操作を簡略化して、ユーザー
の利便性を向上させることができる。
以外に、小型電気機器1・2との連動に特化した専用のオペレーティングシステムが搭載
された装置であってもよい。この場合は、ユーザーが小型電気機器1・2の操作スイッチ
21を操作すると、表示装置5の補助機能が起動するだけでなく、ディスプレイ52が直
ちに補助機能の画面に切り換わるようにオペレーティングシステムを設計して、ユーザー
の利便性をさらに向上させることができる。表示装置5のディスプレイ52は、電流を流
すことで反射率が上昇する素材を含むことができ、この場合はカメラ53を使用しなくて
も、ディスプレイ52に電流を流すだけでこれをミラー化できる。
器制御手段だけで表示装置5の補助機能を構成してもよい。表示装置5の補助機能を起動
させる操作スイッチ21は、小型電気機器1・2を駆動する駆動スイッチに限られず、駆
動スイッチとは別に小型電気機器1・2に設けられた専用のスイッチであってもよい。小
型電気機器1・2および表示装置5の通信インターフェース24・64は有線インターフ
ェースであってもよい。
帯型の表示装置5を連動させる連動システムであって、
小型電気機器1・2と表示装置5は、互いの接続を確立するための通信インターフェー
ス24・64をそれぞれ備えており、
表示装置5は、表示部52を用いて小型電気機器1・2の使用を補助する補助機能を備
えており、
通信インターフェース24・64を介して補助機能を起動させる操作スイッチ21が小
型電気機器1・2に設けられていることを特徴とする連動システム。
電気機器1・2と表示装置5を接続し、ユーザーが小型電気機器1・2の操作スイッチ2
1を操作すると、表示装置5において小型電気機器1・2の使用を補助する補助機能が起
動するようにした。このように、小型電気機器1・2の側から表示装置5の補助機能を起
動できるようにすると、ユーザーが小型電気機器1・2と表示装置5の併用を開始する際
の表示装置5の操作を簡略化して、ユーザーの利便性を向上させることができる。すなわ
ち、小型電気機器1との連動に特化した専用のオペレーティングシステムが搭載された表
示装置5においては、表示装置5を操作することなく、小型電気機器1・2の側から補助
機能の起動操作を行うだけで、補助機能による表示を表示部52に表示させることができ
る。また、補助機能を発揮する補助アプリがアプリケーションプログラムの1つとして格
納された携帯通信端末などの表示装置5においては、小型電気機器1・2の操作スイッチ
21が操作されると補助アプリがバックグラウンドで起動するので、表示装置5の側では
、表示部52を補助アプリの画面に切り換えるだけの簡単な操作を行うだけでよい。
・32を駆動するための駆動スイッチ21である連動システム。
・32を駆動するための駆動スイッチ21であると、ユーザーは機能部12・32の駆動
と補助機能の起動を同時に、しかもワンタッチ(駆動スイッチ21に触れてから1つの操
作)で行えるので、ユーザーの利便性が向上する。
線通信に対応した無線インターフェースである連動システム。
線通信に対応した無線インターフェースであると、これが有線インターフェースである場
合に不可欠な通信ケーブルを省略できるので、通信ケーブルが物に引っ掛かるなどの不都
合や通信ケーブルを携行する煩わしさを解消できる。
動システム。
いると、小型電気機器1・2の使用時に表示装置5を手鏡の代用として利用できるので、
外出時に小型電気機器1・2と共に手鏡を常に携行する煩わしさを解消できる。
ミラー化手段が、カメラ53で撮影した動画を表示部52にリアルタイムに映すように
構成してある連動システム。
段が、カメラ53で撮影した動画を表示部52にリアルタイムに映すように構成してある
と、表示装置5の既存のハードウェアを利用することで、連動システムの全体コストを削
減できる。
付けたり遠ざけたりしなくても、ズーム機能を制御してカメラ53のズーム倍率を変更す
るだけで、表示部52に映る顔の範囲を変更できるようにして、ユーザーの利便性を向上
させることができる。
される連動システム。
ザーは利き手で小型電気機器1・2を持つため、表示装置5よりも小型電気機器1・2を
操作しやすい状態にある。従って、ユーザーによる小型電気機器1・2の操作に連動して
カメラ53のズーム機能が制御されるようにすると、ユーザーはカメラ53のズーム倍率
をスムーズに変更できる。
制御される連動システム。
肌に沿って小型電気機器1・2を移動させるなどの移動操作を伴う。従って、カメラ53
のズーム機能が小型電気機器1・2の移動操作に連動して制御されるようにすると、ユー
ザーがズーム制御のための特定の操作を行わなくても、ズーム倍率が自動的に変更される
ので、ユーザーによるズーム操作の手間を省くことができる。
ーの顔の部位に応じて制御される連動システム。
して一様に行われるものではなく、比較的大まかに処理される部位と、逆に慎重に処理さ
れる部位とが存在する。従って、カメラ53のズーム機能を、小型電気機器1・2の機能
部12・32に正対するユーザーの顔の部位、すなわち、ユーザーが機能部12・32で
処理しようとする顔の部位に応じて制御すると、カメラ53のズーム倍率を当該部位に適
した値に自動的に変更することが可能となり、ユーザーの利便性がさらに向上する。
る連動システム。
示装置5を移動させるだけの簡単な操作で、カメラ53のズーム倍率を変更できる。小型
電気機器1・2と手鏡の代わりの表示装置5とを同時に使用する場合は、表示装置5を利
き手と反対の手で持つことが多いが、表示装置5を移動操作するだけであれば、利き手と
反対の手であっても容易にズーム操作を行える。
えており、
カメラ53のズーム機能が、顔認識機能により認識された顔領域の表情に応じて制御さ
れる連動システム。
れるようにすると、ユーザーはカメラ53に映る表情を変えるだけで、カメラ53のズー
ム倍率を変更できる。従って、ズーム倍率を変更するための小型電気機器1・2または表
示装置5の操作を省略して、ユーザーの利便性を向上させることができる。
スト付加手段を含み、
補助イラストは、機能部12・32による処理が終わっていないことを示す未処理イラ
スト71と、機能部12・32による処理が終わったことを示す処理済イラスト72のう
ち、少なくとも1つを含み、
イラスト付加手段が、機能部12・32による処理の進行に応じて、表示部52に映す
補助イラスト70を変更する連動システム。
スト70を付加すると、単調になりがちな機能部12・32による処理にゲーム的な要素
を加えることができ、ユーザーは機能部12・32による処理を楽しみながら行えるよう
になる。また、表示部52の顔領域から全ての未処理イラスト71が消えるまで、あるい
は、被処理部分の全体に処理済イラスト72が付加されるまで、機能部12・32による
処理を続けることをユーザーに促して、部分的な処理不足が生じることを防止できる。
補助イラスト70が、誇張された体毛を表す未処理イラスト71を含み、
イラスト付加手段は、機能部12による除毛処理が開始される前に、表示部52に映る
顔領域に未処理イラスト71を付加し、機能部12が所定回数通過した顔領域の部分から
順に未処理イラスト71を消去する連動システム。
12による除毛処理が開始される前に、表示部52に映る顔領域に未処理イラスト71を
付加し、機能部12が所定回数通過した顔領域の部分から順に未処理イラスト71を消去
する。これによれば、ユーザーは除毛処理を楽しみながら行うことができ、しかも、顔領
域から全ての未処理イラスト71が消去されるまで除毛処理を続けることをユーザーに促
して、部分的な処理不足が生じることを防止できる。ユーザーは、表示部52から全ての
未処理イラスト71が消去されたときに、顔の全体の除毛処理が終わったことを確認でき
る。
補助イラスト70が、表示部52に映る顔領域の見た目の美しさを変化させるものであ
り、
イラスト付加手段は、機能部32による美容処理が進行するのに従って、顔領域の見た
目が美しくなるように、顔領域に付加する補助イラスト70を変更する連動システム。
美容処理が進行するに従って、顔領域の見た目が美しくなるように、顔領域に付加する補
助イラスト70を変更する。これによれば、ユーザーは美容処理を楽しみながら行うこと
ができ、しかも、顔領域の見た目が美しくなるまで美容処理を続けることをユーザーに促
して、部分的な処理不足が生じることを防止できる。
システム。
顔の部位をカメラ53に映した状態で動画を静止させ、静止状態の表示部52を顔の正面
などの目視し易い位置に移動させることで、当該部位のチェックを容易に行うことができ
る。特に、通常の手鏡ではチェックし難い顎下などの部位であっても、容易にそのチェッ
クを行うことができる。
52に映る動画を静止させる連動システム。
を中断するのが普通であり、チェックの間も機能部12・32を駆動し続けることは、消
費電力を増大させるなど無駄が多い。本発明のように機能部12・32の停止操作に連動
して動画を静止させると、動画の静止中に機能部12・32を停止させて、上記の無駄が
生じるのを防止できる。また、動画を静止させる操作と機能部12・32を停止させる操
作を個別に行うことを不要として、ユーザーの手間を削減することができる。さらに、動
画の静止中に機能部12・32を停止させると、ユーザーは機能部12・32の駆動音を
気にすることなく、落ち着いた状態で静止画をチェックできる。
が消灯する連動システム。
にしていると、ユーザーが小型電気機器1・2の使用を終了してこれを停止させた後、表
示部52を消灯しなかった場合に、表示部52を点灯し続ける無駄を防止して、表示装置
5の消費電力を削減することができる。
通常姿勢における表示装置5の正面51の上部にカメラ53が配置されており、
表示装置5の補助機能は、表示装置5の上下反転をユーザーに指示する反転指示手段を
含む連動システム。
53が位置する反転姿勢とした方が、ひげが生える顔の下部、特に顎下部分を撮影しやす
くなる。そのため、ひげ剃りの際に表示部52を手鏡のように利用する場合は、表示装置
5を反転姿勢とする方が好ましい。表示装置5の上下反転をユーザーに指示する反転指示
手段によれば、ひげ剃りの際に表示装置5を反転姿勢とするようにユーザーに働きかけて
、顎下部分などのひげ剃りを快適に行わせることができる。
テム。
の上下反転が必要であることをユーザーに対して直感的に理解させて、より確実に反転姿
勢を採らせることができる。
ある連動システム。
示装置5の上下反転が必要であることをユーザーに対して明白に伝えて、より確実に反転
姿勢を採らせることができる。
表示部52が手鏡として使い物にならないため、ユーザーが反転姿勢を採ることがより確
実になる。
器状態報知手段を含む連動システム。
小型電気機器1・2を目視し難い同機器1・2の使用中においても、表示部52を目視し
て小型電気機器1・2の機器状態を容易に確認できる。
ム。
・2の使用中において、その電池残量を容易かつ頻繁に確認できる。特に、電池18・3
8の充電や交換が難しい外出先において、電池残量が少ない場合に、そのことをユーザー
に即座に知らせて、電池残量が無くなる前に小型電気機器1・2の使用を完了するようユ
ーザーに促すことができる。
表示部52に表示される機器状態は、機能部12を構成する切断刃13・14の交換時
期を含む連動システム。
ーに確実に知らせて、切断刃13・14の早期の交換を促すことができる。従って、ユー
ザーが切れ味の低下した切断刃13・14を使用し続けるという事態の発生を抑えること
ができる。
表示部52に表示される機器状態は、機能部12の洗浄時期を含む連動システム。
実に知らせて、機能部12の早期の洗浄を促すことができる。これにより、機能部12を
衛生的な状態に維持して、有機物の酸化や発酵に伴う異臭の発生を抑えることができる。
また、機能部12に過剰に溜まった毛屑等は、モーター16の負荷が増大する原因となる
ため、機能部12を早期に洗浄して毛屑等を取り除くと、モーター16の寿命を改善する
ことができる。
表示部52に表示される機器状態は、機能部12に作用する負荷の大きさを含む連動シ
ステム。
きさには相関関係があり、押付力が強くなるほど負荷も大きくなる。従って、機能部12
の負荷の大きさを表示部52に表示すると、その時の押付力の強さをユーザーに知らせる
ことができる。ユーザーは、負荷の大きさをチェックしながらひげ剃りを行うことで、機
能部12の押付力を常に適度な強さに維持して、肌面にかかる負担を小さくすることがで
きる。
ステム。
を招くことがある。従って、小型電気機器1・2の連続使用時間を表示部52に表示する
と、長時間の連続使用を避けるようにユーザーに注意を促すことができる。
機器状態報知手段は、小型電気機器1・2の機器状態が所定の条件を満たした場合にバ
イブレータ59を駆動させる連動システム。
させると、表示部52でユーザーの視覚に訴えるだけでなく、バイブレータ59で触覚あ
るいは聴覚にも訴えることができるので、所定の条件を満たしたことをユーザーに対して
より確実に知らせることができる。
補助機能の起動時に照明装置56が点灯する連動システム。
動したことをユーザーに明確に知らせることができる。なお、表示装置5の同じ側にカメ
ラ53と照明装置56を配置すると、薄暗い場所で小型電気機器1・2と表示装置5を使
用する場合に、カメラ53の撮影対象を照明装置56で照らすことができる。従って、小
型電気機器1・2と表示装置5を使用する場所の明るさにかかわらず、表示部52に鮮明
な動画を映して、ユーザーの利便性を向上させることができる。
2の機能部12・32を制御する電気機器制御手段を含む連動システム。
能部12・32を制御できるようにすると、ユーザーは小型電気機器1・2と表示装置5
の両方から機能部12・32を制御操作できるので、ユーザーの利便性が向上する。
ック機能を含む連動システム。
ーザーによる小型電気機器1・2の誤操作や、ユーザーの意思に反するタイマーの作動に
より、機能部12・32が停止するのを解消できるので、ユーザーはより快適に小型電気
機器1・2を使用できる。
12・32の出力を制御する連動システム。
御できるようにすると、ユーザーは、表示装置5をボタン操作する場合などに比べて、よ
り素早く機能部12・32の出力を制御できるので、ユーザーの利便性が向上する。
モーター16の回転数が電気機器制御手段により制御される連動システム。
数を制御できるようにすると、ユーザーは、例えば鼻下のひげを剃るときはモーター16
を低速にするなど、機能部12が正対する部位に応じて、ユーザーの意思でモーター16
回転数を素早く変更できるので、ユーザーの利便性がより向上する。
説明書表示手段を含む連動システム。
ユーザーは、小型電気機器1・2の使い方などを確認したい場合に、取扱説明書を直ちに
表示部52に表示させて、これを読むことができる。取扱説明書の冊子を持ち出す手間を
省いて、ユーザーの利便性を向上させることができる。
2 小型電気機器(美容器具)
5 表示装置(スマートフォン)
12 機能部
13 切断刃(外刃)
14 切断刃(内刃)
16 モーター
21 操作スイッチ(駆動スイッチ)
32 機能部(肌電極)
52 表示部(ディスプレイ)
53 カメラ
56 照明装置(LED)
59 バイブレータ
70 補助イラスト
71 未処理イラスト
72 処理済イラスト
Claims (1)
- 人体に対する機能部(12・32)を有する小型電気機器(1・2)と、表示部(52)を有する携帯型の表示装置(5)を連動させる連動システムであって、
小型電気機器(1・2)と表示装置(5)は、互いの接続を確立するための通信インターフェース(24・64)をそれぞれ備えており、
表示装置(5)は、表示部(52)を用いて小型電気機器(1・2)の使用を補助する補助機能を備えており、
表示装置(5)の補助機能は、表示部(52)を鏡として利用可能にするミラー化手段を含み、
ミラー化手段が、カメラ(53)で撮影した動画を表示部(52)にリアルタイムに映すように構成してあり、
表示装置(5)の補助機能は、さらに、表示部(52)に映る顔領域に補助イラスト(70)を付加するイラスト付加手段を含み、
補助イラストは、機能部(12・32)による処理が終わっていないことを示す未処理イラスト(71)と、機能部(12・32)による処理が終わったことを示す処理済イラスト(72)のうち、少なくとも1つを含み、
小型電気機器(1・2)には、動画内で識別可能な目印(28)が設けられており、
目印(28)によって機能部(12・32)が正対する顔の部位を検出することができ、
イラスト付加手段が、機能部(12・32)による処理の進行に応じて、表示部(52)に映す補助イラスト(70)を変更することを特徴とする連動システム。
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