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JP7274144B2 - 横断歩道用照明装置及び横断歩道用照明装置の設置方法 - Google Patents

横断歩道用照明装置及び横断歩道用照明装置の設置方法 Download PDF

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Description

本開示は、夜間や周囲が暗い環境で横断歩道を照らす横断歩道用照明装置とその設置方法に関する。
横断歩道を渡る歩行者であっても、夜間走行する自動車による事故は多発している。特に夜間は、照明による照射がないと横断歩道であっても歩行者の目視が困難であり、また照明があっても、照明による照射が適切に行われていないと歩行者の目視が不十分なことがある。夜間は人通りが少ないこともあってスピードを出すドライバーも多く、高速走行する車からの目視はさらに困難になり、適切な照明が肝要となる。
一方、横断歩道に立てられた支柱に固定する照明装置が開発されている。例えば特許文献1に示す支柱取付け用照明装置は、図19~図21に示すように、横断歩道91の両端にそれぞれ立てられるように設けられる支柱93と、支柱93の上部に配置される照明灯ケース80と、照明灯ケース80内に配置される内部フレーム81と、内部フレーム81に上下複数の横隊に配置されるLEDランプ82と、LEDランプ82の前面に着脱できるように結合されて複数の横隊のLEDランプ82から照射されるビームの照射角度をそれぞれ調節するように複数の横隊のレンズ部83A、83B、83Cが備えられたレンズ83から構成される。この構成によって、横断歩道側に照明を照らす照明装置の照明角度によって、LEDランプから発せられる光を可変集中させて横断歩道の幅に関係なく同じ大きさの光源で照明するようにすることで、均一な照度で横断歩道を照明できるようになって夜間にも歩行者及び車線の識別性を向上させられるメリットを持つとされている。
しかしながら、この支柱取付け用照明装置は、図20に示すように多数のLEDランプが必要である上、構成が複雑でコストがかかるという問題があった。また図21に示すように、LEDランプの投光パターン86が楕円形となるところ、一般に横断歩道91は帯状に細長い矩形状のため、横断歩道91のパターンとLEDランプの投光パターン86とが一致せず、図19に示すように複数のLEDランプを異なる角度で投光する必要が生じ、さらに構成が複雑化するという問題があった。
特許第6388183号公報
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、横断歩道の外形に沿った投光パターンの照射光を照射可能な横断歩道用照明装置及び横断歩道用照明装置の設置方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、半導体発光素子と、半導体発光素子を収納すると共に、半導体発光素子の発光を外部に取り出すための開口窓を有する筐体部とを備え、開口窓は、正面視において、両側の開口側縁が上方に向かって互いに接近する形状に形成されており、筐体部が横断歩道を俯瞰する位置に傾斜姿勢で配置されて、横断歩道を両側縁に沿って照らす投光パターンの照射光が開口窓を通して照射されるように構成されている。
上記構成の横断歩道用照明装置は、屋外で使用される状態で、半導体発光素子を筐体部で囲んで耐候性を発揮させつつ、筐体部に設けた開口窓の形状を、両側の開口側縁が上方に向かって互いに接近する形状に形成することで、鳥瞰視における横断歩道の外形に近似する投光パターンであって、とくに横断歩道の左右の側縁に沿って照らす投光パターンを実現できる。これにより、横断歩道を効果的に、かつ明確に照らすことができ、横断歩道を使用する歩行者の安全性を向上できる。
本発明の第2の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、筐体部が、中空状のケーシングを備え、ケーシングの前面となる第一面に開口窓を開口すると共に、開口窓を透光性部材で閉塞しており、半導体発光素子の発光を開口窓に通過させて横断歩道を所定の投光パターンで照らすようにしている。
上記構成によると、ケーシングの一面に開口された開口窓を介して半導体発光素子の発光を外部に照射して横断歩道を所定の投光パターンで照らすので、筐体部を簡単な構造として低コストに多量生産できる。また、この筐体部は、ケーシングに開口された開口窓を透光性部材で閉塞するので、内部に異物や雨水等が侵入するのを有効に防止できる。
本発明の第3の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、筐体部が、中空状のケーシングと、ケーシングの前面となる第一面に脱着自在に固定されるカバープレートとを備えており、ケーシングは、第一面に第一開口部を開口すると共に、第一開口部を透光性部材で閉塞しており、カバープレートは、第一開口部全体をカバーすると共に、第一開口部と対向する位置に第一開口部の開口領域を制限する第二開口部を設けており、正面視において、第一開口部の前面に第二開口部が重ねられて開口窓が形成されており、半導体発光素子の発光を開口窓に通過させて横断歩道を所定の投光パターンで照らすようにしている。
上記構成によると、ケーシングの第一面に第一開口部を開口し、ケーシングの前面に脱着自在に連結されるカバープレートに第二開口部を設けており、第一開口部の前面に第二開口部が重ねられて開口窓が形成される。このため、照明装置の設置条件に応じて最適な形状の第二開口部を有するカバープレートを選択し、このカバープレートをケーシングに設けた第一開口部に重ねることで、所望の形状の開口窓を形成することができ、横断歩道を理想的な状態で照らすことができる。すなわち、この横断歩道用照明装置は、カバープレートを交換することで、種々の横断歩道に対して最適な開口窓を形成して、横断歩道を理想的に照らすことができる。また、この筐体部は、ケーシングに開口された開口部を透光性部材で閉塞するので、筐体部の内部に異物や雨水等が侵入するのを有効に防止できる。
本発明の第4の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、半導体発光素子が、隣接して配置された複数の発光ダイオードで構成されており、複数の発光ダイオードが、開口窓の上下方向に沿うように並べて配置されている。
上記構成により、複数の発光ダイオードを隣接して並べたことにより、隣接する発光ダイオード同士の隙間が、投光パターンに縞状となって表れるのを低減できる。また、複数の発光ダイオードを開口窓の上下方向に沿うように並べて配置するので、複数の発光ダイオードの照射光による照射斑が縞状に発生したとしても、この縞状の斑の方向が被照射体である横断歩道のストライプの方向に沿って現れる状態となるので、投光パターンの縞状の斑を目立たなくしながら、横断歩道を確実に照らすことができる。
本発明の第5の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、開口窓が、上底と下底が平行な台形状に形成されている。
上記構成により、開口窓の形状を、設置場所での鳥瞰視における横断歩道の外形に近似した形状として、横断歩道の外形に沿う投光パターンを実現して効果的に照らすことができる。
本発明の第6の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、開口窓が、等脚台形状に形成されている。
上記構成により、開口窓の形状を、鳥瞰視における横断歩道の最も一般的な外形に近似させて、横断歩道の外形に沿う投光パターンを実現して効果的に照らすことができる。また、開口窓の形状を左右対称な形状とすることで、横断歩道に対する左右の設置位置を限定することなく、左右どちら側にも設置できる特長がある。
本発明の第7の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、さらに、半導体発光素子を実装する実装基板を備えており、筐体部が、中空の直方体形状であって、前面側の第一面に開口窓を配置すると共に、実装基板を、筐体部の内部において第一面と対向する面に設置している。上記構成によると、半導体発光素子の発熱を、実装基板から筐体部に効率よく熱伝導して放熱できる特徴がある。
本発明の第8の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、開口窓の正面視において、半導体発光素子が、開口窓との対向位置よりも上方にオフセットして配置されている。
本発明の第9の形態に係る横断歩道用照明装置によれば、筐体部が、筐体部を外部の固定具と固定するための固定部を備えており、固定部を介して筐体部を固定具に連結して、横断歩道の定位置に配置するようにしている。
本発明の第10の形態に係る横断歩道用照明装置の設置方法によれば、横断歩道用照明装置を外部の固定具に固定する設置方法であって、半導体発光素子と、半導体発光素子を収納すると共に、半導体発光素子の発光を外部に取り出すための開口窓を有する筐体部とを備え、開口窓が、正面視において、両側の開口側縁が上方に向かって互いに接近する形状に形成されてなる横断歩道用照明装置を準備する準備工程と、横断歩道用照明装置を、固定具を介して、横断歩道を俯瞰する位置に傾斜姿勢で配置する設置工程とを含み、設置工程において、開口窓を通過して照射される投光パターンの照射光が、横断歩道の左右の側縁に沿って横断歩道を照らすように横断歩道用照明装置の傾斜姿勢を調整している。
上記方法によると、設置工程において、開口窓を通過して照射される投光パターンの照射光が横断歩道の左右の側縁に沿って横断歩道を照らすように照明装置の傾斜姿勢を調整するので、簡単かつ容易に照明装置を理想的な状態で設置して、横断歩道を明確に照らすことができる。
本発明の一実施形態に係る横断歩道用照明装置の使用状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る横断歩道用照明装置の設置状態を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る横断歩道用照明装置の正面図である。 図3に示す横断歩道用照明装置のIV-IV線断面図である。 図3に示す横断歩道用照明装置のV-V線断面図である。 図3に示す横断歩道用照明装置を固定具に連結する状態を示す側面図である。 図7A~図7Cは複数の発光ダイオードの他の配列例を示す正面図である。 横断歩道用照明装置の他の一例を示す正面図である。 図9A、図9Bは複数の発光ダイオードの他の配列例を示す正面図である。 横断歩道の平面図である。 図11A~図11Cは図10に示す横断歩道を異なる位置から見る状態を示す鳥瞰図である。 横断歩道用照明装置の他の一例を示す正面図である。 横断歩道用照明装置の他の一例を示す正面図である。 図14A~図14Cは開口窓の他の一例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る横断歩道用照明装置の回路図である。 本発明の他の実施形態に係る横断歩道用照明装置の分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る横断歩道用照明装置の正面図である。 本発明の他の実施形態に係る横断歩道用照明装置の使用状態を示す斜視図である。 従来の照明装置の概略構成図である。 図19に示す照明装置の正面図である。 図19に示す光源が横断歩道上に照射された状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態及び実施例を、図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに限定されるものでない。また各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明に係る実施形態及び実施例を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に同一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る横断歩道用照明装置を図1~図6に示す。これらの図において、図1は本発明の一実施形態に係る横断歩道用照明装置の使用状態を示す斜視図を、図2は本発明の一実施形態に係る横断歩道用照明装置の設置構造を示す概略斜視図を、図3は横断歩道用照明装置の正面図を、図4は図3の横断歩道用照明装置のIV-IV線断面図を、図5は図3の横断歩道用照明装置のV-V線断面図を、図6は図3の横断歩道用照明装置を固定具に連結する状態を示す側面図をそれぞれ示している。
本発明の横断歩道用照明装置100は、図1に示すように、道路50に設けられた横断歩道51を俯瞰する位置に配置されて、夜間等の周囲が暗くなる環境において横断歩道51を照らす。この横断歩道用照明装置100は、たとえば、横断歩道51の手前の歩道52に立設された支柱53に設けた固定具54を介して横断歩道51を俯瞰可能な位置に配置されて、上方から照射光を照射して横断歩道51を所定の投光パターン6で照らす。このような支柱53として、たとえば、信号機を固定する支柱、道路標識や道路案内板を配置するための支柱、電信柱等が使用できる。横断歩道用照明装置100は、横断歩道51の近傍に設けられたこれらの支柱53の上部に固定された固定具54を介して、横断歩道51を上方から俯瞰できる位置に配置される。
ここで、一般的な横断歩道51は、図1に示すように、帯状の白い塗装パターン51Aが複数列にわたって等間隔でストライプ状に形成されて形成されている。本明細書においては、帯状の各塗装パターン51Aの長さを横断歩道51における左右方向の幅とし、複数列の塗装パターン51Aを平行に設けて構成される横断歩道51の全長であって、歩行者の進行方向の長さを前後方向の全長と定義する。すなわち、図1において、X方向を横断歩道51の幅方向とし、Y方向を横断歩道51の長さ方向とする。
図2~図6に示す横断歩道用照明装置100は、半導体発光素子2と、この半導体発光素子2を収納すると共に、半導体発光素子2の発光を外部に取り出すための開口窓4を有する筐体部1とを備えている。この横断歩道用照明装置100は、図1に示すように、固定具54を介して、横断歩道51を俯瞰する所定の位置に傾斜姿勢で配置されて、横断歩道51を両側縁に沿って照らす投光パターン6の照射光が開口窓4を通して照射されるように構成されている。
(半導体発光素子2)
半導体発光素子2は、筐体部1の内部に配置されて、筐体部1の内部から外部に向かって光を出射して、横断歩道51を所定の投光パターンで照らす。半導体発光素子2は、たとえば、発光ダイオード2A等の発光素子が使用できる。半導体発光素子2は、1個以上の発光ダイオードで構成され、好ましくは複数の発光ダイオード2Aで構成される。半導体発光素子2は、横断歩道51に対して上方から光を照射して照らすことができる出力を有するものを使用する。すなわち、半導体発光素子2には、横断歩道51を夜間等においても明るく照らすことができる照度のものを使用する。ここで、半導体発光素子2に求められる照度は、被照射体である横断歩道のサイズや照明装置の設置高さ等にも関係するので、発光ダイオード2Aの出力や個数は、これらのことを考慮して最適な形態が選択される。
図3~図5に示す半導体発光素子2は、隣接して配置された複数の発光ダイオード2Aで構成している。図4と図5に示す半導体発光素子2は、各々の発光ダイオード2Aを基板実装型の素子として、実装基板5に実装している。半導体発光素子2は、複数の発光ダイオード2Aで構成することで、所定の照度を実現できるようにしている。発光ダイオード2Aには、好ましくは、白色または昼光色の照射光を出射するものを使用する。
図3の半導体発光素子2は、8個の発光ダイオード2Aを4個ずつ2列に並べて、隙間なく配置している。図3の半導体発光素子2は、各列を構成する4個の発光ダイオード2Aを、図において上下方向に並べて4段に配置している。このように、複数の発光ダイオード2Aを上下方向に並べて配置することで、半導体発光素子2による照射光の投光パターンが横断歩道51の長さ方向となるようにしている。この構造は、複数の発光ダイオードを複数列に並べて配置するので、被照射体である横断歩道に対して、前後方向だけでなく、左右方向に対しても十分な明るさを確保しながら、照射斑の少ない投光パターンを実現できる特長がある。
ただ、8個の発光ダイオードで構成される半導体発光素子2は、必ずしも図3に示す配列に限定しない。8個の発光ダイオードは、例えば、図7に示すように、上下3段にわたって配置することができる。図7Aに示す半導体発光素子2は、上から順に4個、2個、2個の発光ダイオードを、左右に並べて配列している。この半導体発光素子2は、中央部に2列3段に発光ダイオードを配列すると共に、上段の左右にそれぞれ1個ずつの発光ダイオード2Aを加えて並べている。また、図7B及び図7Cに示す半導体発光素子2は、上から順に2個、2個、4個の発光ダイオードを、左右に並べて配列している。図7Bの半導体発光素子2は、中央部に2列3段に発光ダイオードを配列すると共に、下段の左右にそれぞれ1個ずつの発光ダイオードを加えて並べている。図7Cの半導体発光素子2は、中段に配置される2個の発光ダイオードの間に隙間を設けて、全体の形状を等脚台形の外形に近似する配列としている。
さらに、図8に示す半導体発光素子2は、4個の発光ダイオード2Aを上下一列に並べて、隙間なく配置している。これにより、隣接する発光ダイオード2A同士の隙間が、投光パターンに縞状となって表れるのを低減している。4個の発光ダイオード2Aの配列方向は、半導体発光素子2による照射光の投光パターンが横断歩道51の長さ方向となるように配置している。この配列の発光ダイオード2Aによる投光パターンでは、発光ダイオード2Aの配列方向において縞状の発光斑が生じることがある。すなわち、上下に配列された複数の発光ダイオード2Aからなる半導体発光素子2による投光パターンでは、複数の発光ダイオード2Aから照射される光の干渉により、発光ダイオード2Aの配列方向に縞状の発光斑が生じることがある。
ここで、横断歩道51は、前述のように、左右方向に延びる複数の帯状の塗装パターン51Aを前後方向に所定の間隔で塗装したもので、平面視において白色のストライプ状に形成されている。このため、複数の発光ダイオードの干渉による縞状の発光斑のパターンを、横断歩道51のストライプの方向に沿う方向とすることで、言い換えると、複数の発光ダイオードを上下に並べて配列することで、発光斑を目立たなくできる。したがって、複数の発光ダイオード2Aから照射される照射光で横断歩道51を照らす状態では、縞状の発光斑による悪影響を実質的に解消でき、横断歩道51を認識しやすい状態で照らすことができる。
ただ、4個の発光ダイオードで構成される半導体発光素子2は、必ずしも図8に示す配列に限定しない。4個の発光ダイオードは、例えば、図9に示すように、上下3段にわたって配置することができる。図9Aに示す半導体発光素子2は、下段と中段に1個ずつの発光ダイオード2Aを上下に並べて配置すると共に、上段に2個の発光ダイオード2Aを左右に並べて配置している。また、図9Bに示す半導体発光素子2は、上段と中段に1個ずつの発光ダイオード2Aを上下に並べて配置すると共に、下段に2個の発光ダイオード2Aを左右に並べて配置している。
以上の半導体発光素子は、複数の発光ダイオードを左右対称となるように配列している。このように左右対称に配列される発光ダイオードは、被照射体である横断歩道を左右均等に照射できる特徴がある。ただ、本発明の照明装置は、複数の発光ダイオードの配列を以上に限定するものではなく、照明装置の設置状況に応じて、また、詳細には後述するが筐体部に設ける開口部の形状や大きさに応じて種々に変更することができる。
(筐体部1)
筐体部1は、中空状のケーシング10を備えており、ケーシング10の内部に半導体発光素子2を収納している。さらに、筐体部1は、前面側の表面に開口窓4を設けて、半導体発光素子2から出射される光を開口窓4に通過させて外部に照射する構造としている。
(ケーシング10)
図2~図6に示すケーシング10は金属製であって、全体の形状を略直方体状としている。図のケーシング10は、筒状の本体ケース11と、この本体ケース11の両端開口部を閉塞する閉塞部12とを備えている。このケーシング10は、本体ケース11を、両端を開口してなる筒体とし、この筒状の本体ケース11の両端開口部を閉塞部12で閉塞して、内部に半導体発光素子2を収納している。ただ、ケーシングは、本体ケースを、一方の端面のみを開口させた有底の筒状として、ひとつの閉塞部で端面開口を閉塞する構成とすることもできる。
(本体ケース11)
本体ケース11は、強度と熱伝導性に優れた金属、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等の金属製としている。図の本体ケース11は、横断面形状において、厚さよりも横幅を広くした長方形の筒形であって、両端を開口した角筒状に成形している。図5に示す本体ケース11は、外周面に軸方向に伸びる複数列のリブを設けて放熱フィン13としている。図に示す本体ケース10は、前面側となる第一面10Aの両側に連結された第二面10Bと第四面10Dの外側面に複数列(図においては5列)の放熱フィン13を互いに平行な姿勢で設けている。
さらに、本体ケース11は、図5の横断面図に示すように、長方形のコーナー部を、軸方向(長さ方向)に伸びるボス部15としている。これらのボス部15は、コーナー部の外側に長さ方向に伸びる縦溝15Aを設けており、ボス部15の両端において、この縦溝15Aの開口端をネジ穴15Bとしている。本体ケース10は、閉塞部12を貫通する止ネジ16をこのネジ穴15Bにねじ込んで、本体ケース11の両端に閉塞部12を固定している。
(閉塞部12)
閉塞部12は、本体ケース11の端部を被覆するキャップ形状としている。閉塞部12は、金属製とし、あるいは硬質のプラスチック製とすることができる。図に示す閉塞部12は、本体ケース11の開口端を閉塞可能な端面プレート12Aの周囲に周壁12Bを連結してなる形状としている。閉塞部12は、本体ケース11の開口端部を閉塞する状態で、周壁12Bが本体ケース11の端部に沿って配置されて、本体ケース11の定位置に配置されるようにしている。この閉塞部12は、端面プレート12Aの四隅のコーナー部を貫通する止ネジ16が本体ケース11のネジ穴15Bにねじ込まれて、本体ケース11に固定されている。
さらに、ケーシング10は、本体ケース11の開口部と閉塞部12との間にリング状のパッキン17を挟着して、両端の開口部を防水構造で閉塞している。閉塞部12は、端面プレート12Aの内側面であって、本体ケース11の開口端面と対向する位置に、開口端面に沿う形状のリング溝18を設けており、このリング溝18にリング状のパッキン17を配置している。これにより、本体ケース11の開口端を閉塞部12で閉塞する状態で、本体ケース11の開口端面と端面プレート12Aとの間をパッキン17で密閉して防水構造としている。閉塞部は、本体ケース11の両端の開口部に、各々ネジ止めして固定されて、筒状の本体ケース11の両端を防水構造で閉塞する。以上のように、ケーシング10を防水構造とする筐体部1は、横断歩道用照明装置100が風雨に晒される環境においても、雨水が内部に浸入するのを有効に防止できる特徴がある。
さらに、筐体部1は、筐体部1を外部の固定具54と固定するための固定部3とを備えている。図3と図6に示す閉塞部12は、ケーシング10の第三面10C側の背面に沿って上下方向に突出する連結壁20を一体成形して設けており、この連結壁20を固定部3としている。図に閉塞部12は、本体ケース11の上端開口部を閉塞する第1の閉塞部12Xと、本体ケース11の下端開口部を閉塞する第2の閉塞部12Yとを備えており、第1の閉塞部12Xには、端面プレート12Aから上方に突出する連結壁20を設けて、第2の閉塞部12Yには、端面プレート12Aから下方に突出する連結壁20を設けている。連結壁20は、左右の両側部に固定ネジ21を案内するスリット22を上下方向に設けており、このスリット22に挿通される固定ネジ21を外部の連結金具56に連結して、筐体部1を固定具54に固定するようにしている。
さらに、図4に示す第2の閉塞部12Yは、半導体発光素子2に電力を供給するための給電線23を内部に引き込むための貫通穴19を端面プレート12Aの中央部に設けている。給電線23は、図に示すように、筐体部1の下面を貫通する状態で配線されて、筐体部1の内部に引き込まれている。図に示す筐体部1は、給電線23を防水構造で引き込みできるようにボス部24を介して貫通穴19に固定している。
(開口部4)
さらに、筐体部1は、内部に収納される半導体発光素子2の発光を外部に取り出すための開口窓4を有している。図2~図5に示す筐体部1は、前面となる第一面10Aに開口窓4を開口して設けている。図に示す開口窓4は、半導体発光素子2から照射される光を通過させて、その照射光が横断歩道51を外形に沿って照らすことができる形状としている。横断歩道用照明装置100は、図1に示すように、横断歩道51を俯瞰する位置に配置されて上方から横断歩道51を照らすので、開口窓4は、鳥瞰視において横断歩道51の外形に沿って照らすことができる形状に形成される。とくに、横断歩道51を明確に照らし出すために、横断歩道51の左右の両側縁に沿って照射できる投光パターン6となるように、その形状を特定している。
横断歩道51は、図10に示すように、複数列の塗装パターン51Aが平行な姿勢で道路50を横断する状態で設けられて、平面視においては、歩行者の進行方向に伸びる前後方向に長い長方形状に設けられる。ただ、この形状の横断歩道51を、横断歩道51の手前側の上方から俯瞰すると、遠近法により横断歩道の左右の側縁S1、S2が消失点に向かって接近するように見えるため、鳥瞰視における横断歩道51の外形は長方形状とはならない。たとえば、図10のA点で示すように、横断歩道51の中心線m上における鳥瞰視では、図11Aで示すように、横断歩道51の中心線mを対称軸とする左右対称な等脚台形に近似した外形となる。また、図10のB点で示すように、横断歩道51の右側の側縁S2上における鳥瞰視では、図11Bで示すように、横断歩道51の右側の側縁S2を垂線として、左側の側縁S1を右上に向かって傾斜する斜辺とする台形に近似した外形となる。さらにまた、図10のC点で示すように、横断歩道51の右側の側縁S2よりもさらに右側からの鳥瞰視では、図11Cで示すように、横断歩道51の左右の側縁S1、S2が右上に向かって傾斜して、次第に消失点に向かって接近する台形に近似した外形となる。以上のように、いずれの鳥瞰視においても、横断歩道51の外形は、左右の側縁S1、S2が上方に向かって互いに接近する形状となる。
照明装置が横断歩道51を照らす際には、横断歩道51の左右の両側縁S1、S2に沿って照らすことで横断歩道51を明確に照らすことができる。すなわち、半導体発光素子2から照射される照射光の投光パターン6の両側縁6a、6bが、横断歩道51の左右の側縁S1、S2に沿う状態で、好ましくは、横断歩道51の左右の側縁S1、S2よりもやや外側に沿って横断歩道51を照らすようにすることで、横断歩道51を最も明確に照らすことができる。
したがって、本発明の横断歩道用照明装置は、開口窓4の正面視における形状を、両側の開口側縁4aが上方に向かって互いに接近する形状とする。とくに、好ましくは、上底と下底が平行な台形状に形成する。図2及び図3に示す横断歩道用照明装置100は、開口窓4の形状を等脚台形状としている。この形状は、鳥瞰視における横断歩道51の最も一般的な外形に近似しているので、最も汎用性が高く、種々の設置条件に対応しながら設置できる。とくに、横断歩道51に対する左右の設置位置を限定することなく、言い換えると横断歩道に対して左右どちら側にも設置できる特徴がある。ただ、開口窓の形状は、必ずしも等脚台形に限定されず、両側の開口側縁4aが上方に向かって互いに接近する形状であれば問題なく、例えば、図12に示すように、一方の開口側縁4aを底辺に対して垂直とする台形状とすることも、図13に示すように、左右の開口側縁4aが右上または左上に向かって傾斜して、互いに接近する台形状とすることもできる。
さらに、以上の開口窓4は、両側の開口側縁4aを一定の勾配で傾斜する直線状としているが、開口窓4の開口側縁4aは、必ずしも直線状にする必要はなく、図14に示す形状とすることもできる。図14A及び図14Bに示す開口部4は、全体の形状を等脚台形状としつつ、両側の開口側縁4aの下部を外側に向かって広げる形状としている。ここで、図14Aは、下端部を直線状に広げるのに対し、図14Bでは下端部を中央凸の曲線状として外側に広げている。また、図14Cに示す開口窓4は、両側の開口側縁4aを曲線状としている。この図に示す開口側縁4aは、中央凹に湾曲する曲線状であって、上端から下端に向かって曲率半径が次第に大きくなる曲線状としている。以上のように、等脚台形状よりも下部をさらに広くする形状の開口窓4は、横断歩道の前方側、すなわち、横断歩道と前方の歩道との境界部分をより広い範囲で照らすことができるので、歩道の近傍にいる歩行者を視認しやすくできる特徴がある。
さらに、開口窓は、必ずしも上底と下底を平行とする必要はなく、上底と下底が左方向に向かって互いに接近する形状とし、あるいは上底と下底が右方向に向かって互いに接近する形状とすることもできる。この形状の開口窓は、横断歩道用照明装置を横断歩道に対して右側に配置するか、あるいは左側に配置するかによっても選択的に変更される。さらにまた、開口窓は、上底と下底を直線状とすることなく、曲線状とすることもできる。開口窓は、たとえば、上底と下底を外側に向かって凸状に膨らむ曲線状とすることもできる。
なお、図12及び図13に示す形状の開口窓を有する横断歩道用照明装置は、前述のように、横断歩道51に対する設置位置に応じてその形状を選択することで、効率よく横断歩道51の外形に近似する投光パターンで横断歩道を照らすことができる。ただ、横断歩道用照明装置は、横断歩道を俯瞰する位置に傾斜姿勢で配置する設置工程において、その傾斜姿勢を三次元的に変化させたり、傾斜姿勢に加えてその設置高さを変化させることで、横断歩道51の鳥瞰視と多少異なる形状の開口窓であっても、横断歩道51の左右の側縁に沿う状態で照射光を照射することができる。したがって、横断歩道用照明装置を支柱に固定するための固定具は、筐体部の姿勢を三次元的に変化可能な構造とすることが好ましく、たとえば、X-Z平面内、Y-Z平面内、及びX-Y平面内で傾動可能な構造とすることで、種々の設置条件に対して理想的な状態で照射光を照射して横断歩道を効果的に照らすことができる。ただ、固定具は、図6の矢印Aで示すように、垂直面内でのみ傾動できるように横断歩道用照明装置100を固定する構造とすることもできる。
(透光性部材7)
さらに、図4と図5に示す筐体部1は、ケーシング10の第一面10Aに開口された開口窓4を透光性部材7で閉塞している。これにより、開口窓4から筐体部1の内部に異物や雨水等が侵入するのを防止している。透光性部材7は、半導体発光素子2から照射される照射光を効率よく外部に照射できるように、好ましくは無色透明の板材を使用する。ただ、透光性部材には、有色透明の板材や半透明の板材も使用できる。例えば、透光性部材に乳白色等に着色された半透明の板材を使用することで、縞状の発光斑が生じるのを有効に防止できる。さらに、透光性部材は、表面に光拡散シートを貼付し、あるいは表面に微細な凹凸を設けることで光を散乱させて発光斑を防止することもできる。透光性部材7は、たとえば、アクリルやポリカーボネート等の樹脂板やガラス板が使用できる。図に示す筐体部1は、透光性部材7を止ネジ25でネジ止めしてケーシング10の内面に固定している。この構造は、透光性部材7が劣化して透過度が低下した際に交換できる特徴がある。ただ、透光性部材は、ケーシングの内面に接着等により固定することもできる。
(実装基板5)
実装基板5は、半導体発光素子2を構成する発光ダイオード2Aを実装している。半導体発光素子2を実装する実装基板5には、通称「ガラエポ」と呼ばれる複合基材エポキシ樹脂製基板やガラス布基材エポキシ樹脂製基板を使用し、あるいは、セラミックス基板やアルミニウム基板等を使用することができる。実装基板5は、好ましくは、筐体部1に対して熱伝導状態に収納することで、実装基板5の放熱性を高めて、半導体発光素子2を有効に保護できる。図3~図5に示す実装基板5は、8個の発光ダイオード2Aを上下左右に隙間なく並べて2列4段に実装している。また、図8に示す実装基板5は、4個の発光ダイオード2Aを上下に隙間なく並べて1列に実装している。
筐体部1に収納される半導体発光素子2は、図4及び図5に示すように実装基板5に実装された状態で、複数の発光ダイオード2Aによる照射光の照射方向が第一面10Aに向かう方向となるようにしている。図4と図5に示す実装基板5は、開口窓4を備える第一面10Aに対して平行な姿勢となるように筐体部1の内部に配置している。図の実装基板5は、本体ケース10の第一面10Aと対向する面であって、第三面10Cの内側面に固定している。このように、実装基板5をケーシング10の内面に固定する構造は、発光ダイオード2Aの発熱を、実装基板5からケーシング10に効率よく熱伝導して放熱できる特徴がある。図に示す実装基板5は、四隅部をボルト31とナット32を介して本体ケース10の第三面10Cに固定している。複数の発光ダイオード2Aは、正面視において、ケーシング10の中心線に沿って配置されており、対向面に設けた開口窓4に対して効率よく照射できるようにしている。
さらに、図3と図4に示す実装基板5は、開口窓4の正面視において、上下に整列された発光ダイオード2Aの相対位置が、開口窓4との対向位置よりも上方にオフセットするように、複数の発光ダイオード2Aを配置している。このように、複数の発光ダイオード2Aの位置を開口窓4よりも上方にオフセットしながら配置する構造は、図4に示すように、半導体発光素子2から照射される照射光の照射方向を開口窓4よりも下方に向けることができる。このため、図6に示すように、設置工程における横断歩道用照明装置100の垂直面内での傾斜角αを小さくしながら、横断歩道51を照射できる特徴がある。ただ、横断歩道用照明装置は、正面視において、複数の発光ダイオードを開口窓と対向する位置に配置することもできる。この構造によると、各発光ダイオードから高い指向性で照射される照射光を直接横断歩道に対して直接照射でき、横断歩道をより明るく照らすことができる。
実装基板5に実装される複数の発光ダイオード2Aは、図15の回路図に示すように、複数個が互いに直列に接続されると共に、電流調整用の抵抗器26が直列に接続されており、給電線23を介して点灯回路27に接続されている。図15では、8個の発光ダイオード2Aを4個ずつに分割して2つの回路33を形成し、これらの2つの回路33を点灯回路27に並列に接続している。それぞれの回路33は、4個の発光ダイオード2Aを4直列に接続すると共に、電流調整用の抵抗器26を直列に接続している。図示しないが、4個の発光ダイオードを実装する実装基板は、図15における1つの回路33と同じ構成とすることができる。点灯回路27は、半導体発光素子2の点灯状態を制御する回路(図示せず)を備えており、電源28から半導体発光素子2への電力の供給状態をコントロールして、半導体発光素子2の点灯状態を制御する。点灯回路27と電源28は、例えば、支柱に固定される収納ケース30に収納することができる。点灯回路27は、タイマーや照度センサを備えて、半導体発光素子2の点灯状態を制御することができる。点灯回路は、たとえば、地域に対する日の出時刻と日の入り時刻を記憶するタイマーを備えて、所定の日時において点灯及び消灯をコントロールすることができる。また、照度センサを備える点灯回路は、周囲が暗くなるとこのことを照度センサで検出して、半導体発光素子2の点灯及び消灯をコントロールすることができる。
[実施形態2]
さらに、本発明の実施形態2に係る横断歩道用照明装置を図16に示す。この図に示す横断歩道用照明装置200は、筐体部1が、中空状のケーシング10と、このケーシング10の前面となる第一面10Aに脱着自在に固定されるカバープレート8とを備えている。ケーシング10は、第一面10Aに第一開口部4Aを開口すると共に、第一開口部4Aを透光性部材7で閉塞している。
(カバープレート8)
カバープレート8は、金属製の板材で、第一開口部4Aよりも大きな外形として、第一開口部4A全体をカバーしている。さらに、カバープレート8は、第一開口部4Aと対向する位置に、第一開口部4Aの開口領域を制限する大きさ又は形状の第二開口部4Bを開口して設けている。図16に示す筐体部1は、ケーシング10に開口された第一開口部4Aを第二開口部4Bよりも大きく開口しており、正面視において、第一開口部4Aの前面に第二開口部4Bが重ねられる状態で、第二開口部4Bが第一開口部4Aの開口領域を制限して所定の形状の開口窓4が形成されるようにしている。図16に示す筐体部1は、ケーシング10に開口された第一開口部4Aを第二開口部4Bよりも大きな方形状としており、第一開口部4Aの領域内に配置される第二開口部4Bにより、開口窓4の形状が特定されるようにしている。
このように、筐体部1は、ケーシング10に開口される第一開口部4Aを第二開口部4Bよりも大きく開口することで、ケーシング10の表面に固定されるカバープレート8により開口窓4の大きさと形状を特定することができる。図16に示すカバープレート8は、第二開口部4Bの形状を前述の図3に示す開口窓4と同様に、上底と下底が平行な等脚台形状としている。このように、ケーシング10に開口される第一開口部4Aを第二開口部4Bよりも大きく開口し、第一開口部4Aの前面にカバープレート8を重ねて、カバープレート8に設けた第二開口部4Bで開口窓4を形成する構造は、照明装置の設置条件に応じて最適な形状の第二開口部4Bを有するカバープレート8を選択し、このカバープレート8をケーシング10の第一開口部4Aに重ねることで、所望の形状の開口窓4を形成することができる。このため、この横断歩道用照明装置200は、カバープレート8を交換することで、種々の横断歩道に対して最適な開口窓4を形成して、横断歩道を理想的に照らすことができる。
以上の構造のカバープレートは、前述の開口窓(図3、図8、及び図12~図14)と同様の形状の第2開口部を設けて開口窓を形成することができる。すなわち、カバープレートに設けられる第二開口部4Bも、前述のケーシング10に設けられる開口窓4と同様に、両側の開口側縁4aが上方に向かって互いに接近する形状とすることができる。第二開口部4Bは、好ましくは、上底と下底が平行な台形状に形成し、たとえば、等脚台形とすることができる。
カバープレート8は、ケーシング10の前面である第一面10Aの表面に脱着自在に連結される。図16に示すカバープレート8は、止ネジ25を介してケーシング10に脱着自在に連結するために、四隅部に止ネジ25を連結するための連結穴29を設けている。図に示す連結穴29は、止ネジ25のネジ頭を通過できる大きさの貫通穴29Aと、止ネジ25のネジ部を通過できるがネジ頭を通過できない幅のスリット穴29Bを上下に連結してなる形状としている。この形状の連結穴29は、ケーシング10に連結された止ネジ25を外すことなく、緩めた状態で止ネジ25のネジ頭を貫通穴29Aに通過させた後、ネジ部をスリット穴29Bに移動させるようにカバープレート10を移動させることで、ケーシング10の定位置にカバープレート8を配置しながら止ネジ25を締め付けてカバープレート8をケーシング10に固定できる。さらに、カバープレート8は、図17に示すように、止ネジ25を連結するための連結穴29として、止ネジ25のネジ部を挿通する丸穴を四隅部に設けることもできる。このカバープレート8は、連結穴29に挿通される止ネジ25をケーシング10にねじ込んで定位置に固定される。ただ、カバープレートは、以上と異なる構造、たとえば、別部材である止ネジによる螺合や、係止構造、接着等によりケーシングに固定することもできる。
さらに、ケーシング10に設けた第一開口部4Aと前面に重ねられるカバープレート8の第二開口部4Bで開口窓4を形成する構造は、図17に示すように、ケーシング10に設けた第一開口部4Aを、図3に示す開口窓4と同様(等脚台形状)にし、これに重ね合わせるカバープレート8に開口された第二開口部4Bを、ケーシング10の開口窓4の開口領域を制限する形状とすることもできる。図17に示すカバープレート8は、正面視において、ケーシング10に形成された等脚台形状の開口窓4である第一開口部4Aの向かって右下部分を表出させる形状に開口されている。図17に示す第二開口部4Bは、略長方形状としており、正面視において等脚台形状の第一開口部4Aと長方形状の第二開口部4Bを重ねる状態で、向かって左側の開口側縁4aを垂線として、右側の開口側縁4aを斜辺とする台形状の開口窓4’を形成している。
以上のように、第一開口部4Aと第二開口部4Bは、互いに重ね合わせることで、共有する領域により所定の形状の開口窓4’を形成することもできる。この構造によると、図3に示すように、汎用性のある形状(図3においては等脚台形)の開口窓4を設けたケーシング10に対して第二開口部4Bを設けたカバープレート8を連結することで、互いに共有部分で形成される開口窓4’を所定の形状にできるので、種々の形状の開口窓4’を簡単かつ容易に、しかも低コストに実現できる。この構造によると、たとえば、図3に示す形状の開口窓4を一般的な横幅と長さの横断歩道51に最適な大きさと形状としながら、図17に示す構造のカバープレート8を重ねて使用することで、一般的な横断歩道51よりも幅が狭く、かつ長さが短い横断歩道に対しても使用可能となる。
したがって、本明細書において、筐体部1が有する開口窓4、4’とは、ケーシング10に設けた開口部のみで構成され、あるいは、ケーシング10に脱着自在に固定されるカバープレート8に設けた開口部のみで構成され、あるいはまた、ケーシング10に設けた開口部とカバープレート8に設けた開口部とを重ね合わせることで形成される開口部で構成されるものを包含している。
(固定具54)
以上の構造の横断歩道用照明装置は、固定具を介して横断歩道を俯瞰する所定の位置に傾斜姿勢で配置される。図2及び図6に示す固定具54は、横断歩道の近傍に立設される支柱(図示せず)に固定される固定パイプ55と、横断歩道用照明装置100の背面に配置されて筐体部1の固定部3が連結される連結金具56と、この連結金具56を固定パイプ55に固定する結束バンド57とを備えている。固定パイプ55は、例えば金属製の単管パイプで、支柱の上部であって、横断歩道を俯瞰する所定の位置に水平姿勢で配置される。連結金具56は、細長い金属板を曲げ加工したもので、中央部に固定パイプ55の外周面に沿う湾曲部を設けると共に、両端部を折曲して、筐体部1の上下の固定部3を連結する連結部を設けている。筐体部1は、連結壁20に設けたスリット22に挿通される固定ネジ21を介して連結金具56に固定される。結束バンド57は金属製で、図2に示すように、連結金具56と固定パイプ55に巻き付けられて、連結金具56を固定パイプ55に締結する。結束バンド57は、連結金具56の中央部において、固定パイプ55と当接する湾曲部の上下を貫通すると共に、固定パイプ55の外周面に沿って巻き付けられて、留め具58により締結される。
以上の実施形態に係る横断歩道用照明装置100、200は、図1に示すように使用されて横断歩道を照らす。ここで、図1の斜視図に示す実施状態は、たとえば、片側一車線の道幅の道路50に設けた横断歩道51に設置する状態を示している。このような道路50に対して横断歩道用照明装置100を設置する際には、図1に示すように、道路50の片側にのみ横断歩道用照明装置100を配置して、片側から横断歩道51全体を照射することができる。この方法は、1台の横断歩道用照明装置100で横断歩道51全体を照らすことができるので、電気代を節約できる特徴がある。
また、道幅が広い道路に設けられた横断歩道51に設置するときは、たとえば図18に示すように、道路50の両側に設置することができる。図18は、片側二車線の道路50に横断歩道用照明装置100を設置する状態を示している。この場合、横断歩道51の全長は長くなるので、横断歩道51を挟んだ道路50の両側に横断歩道用照明装置100を設置する。図18に示す横断歩道用照明装置100は、横断歩道51に対して対角の位置に立設された支柱53に設置している。この場合、一つの横断歩道用照明装置100から照射される投光パターンの照射光により、横断歩道51の半分の領域を照らすように設置する。したがって、2台の横断歩道用照明装置100を横断歩道51の両端に配置することで長い横断歩道51に対して両側から照射して、横断歩道51の全体を照射することができる。
また、さらに広い道路(片側3車線以上の道路など)に設けられた横断歩道に対しては、図示しないが、横断歩道の両端だけでなく、中央部にも横断歩道用照明装置を配置してもよい。また、スクランブル交差点等に設けられる横断歩道51に対しては、各方向に伸びる横断歩道に対して歩道側から照射するように横断歩道用照明装置を配置することができる。
本開示に係る横断歩道用照明装置は、夜間や周囲が暗い環境で横断歩道を明るく照らす横断歩道用照明装置として好適に使用できる。とくに、種々の横断歩道に対して理想的な状態で設置して、横断歩道を効果的に、かつ明確に照らすことがで、横断歩道を使用する歩行者の安全性を向上できる。
100、200…横断歩道用照明装置
1…筐体部
2…半導体発光素子
2A…発光ダイオード
3…固定部
4、4’…開口窓
4a…開口側縁
4A…第一開口部
4B…第二開口部
5…実装基板
6…投光パターン
6a…側縁
6b…側縁
7…透光性部材
8…カバープレート
10…ケーシング
10A…第一面
10B…第二面
10C…第三面
10D…第四面
11…本体ケース
12…閉塞部
12X…第1の閉塞部
12Y…第2の閉塞部
12A…端面プレート
12B…周壁
13…放熱フィン
15…ボス部
15A…縦溝
15B…ネジ穴
16…止ネジ
17…パッキン
18…リング溝
19…貫通穴
20…連結壁
21…固定ネジ
22…スリット
23…給電線
24…ボス部
25…止ネジ
26…抵抗器
27…点灯回路
28…電源
29…連結穴
29A…貫通穴
29B…スリット穴
30…収納ケース
31…ボルト
32…ナット
33…回路
50…道路
51…横断歩道
51A…塗装パターン
52…歩道
53…支柱
54…固定具
55…固定パイプ
56…連結金具
57…結束バンド
58…留め具
80…照明灯ケース
81…内部フレーム
82…LEDランプ
83…レンズ
83A、83B、83C…レンズ部
86…投光パターン
91…横断歩道
93…支柱
S1、S2…側縁
m…中心線

Claims (10)

  1. 横断歩道用照明装置であって、
    半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子を収納すると共に、該半導体発光素子の発光を外部に取り出すための開口窓を有する筐体部と
    を備え、
    前記開口窓は、正面視において、両側の開口側縁が上方に向かって互いに接近する形状に形成されており、
    前記筐体部が、横断歩道を俯瞰する位置に傾斜姿勢で配置されて、横断歩道を両側縁に沿って照らす投光パターンの照射光が前記開口窓を通して照射されるように構成されてなる横断歩道用照明装置。
  2. 請求項1に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記筐体部が、中空状のケーシングを備え、前記ケーシングの前面となる第一面に前記開口窓を開口すると共に、前記開口窓を透光性部材で閉塞しており、
    前記半導体発光素子の発光を前記開口窓に通過させて横断歩道を所定の投光パターンで照らすようにしてなる横断歩道用照明装置。
  3. 請求項1に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記筐体部が、中空状のケーシングと、前記ケーシングの前面となる第一面に脱着自在に固定されるカバープレートとを備えており、
    前記ケーシングは、第一面に第一開口部を開口すると共に、前記第一開口部を透光性部材で閉塞しており、
    前記カバープレートは、前記第一開口部全体をカバーすると共に、前記第一開口部と対向する位置に該第一開口部の開口領域を制限する第二開口部を設けており、
    正面視において、前記第一開口部の前面に前記第二開口部が重ねられて前記開口窓が形成されており、
    前記半導体発光素子の発光を前記開口窓に通過させて横断歩道を所定の投光パターンで照らすようにしてなる横断歩道用照明装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記半導体発光素子が、隣接して配置された複数の発光ダイオードで構成されており、
    前記複数の発光ダイオードが、前記開口窓の上下方向に沿うように並べて配置されてなる横断歩道用照明装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記開口窓が、上底と下底が平行な台形状に形成されてなる横断歩道用照明装置。
  6. 請求項5に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記開口窓が、等脚台形状に形成されてなる横断歩道用照明装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の横断歩道用照明装置であって、さらに、
    前記半導体発光素子を実装する実装基板を備えており、
    前記筐体部が、中空の直方体形状であって、前面側の第一面に前記開口窓を配置すると共に、前記実装基板を、前記筐体部の内部において前記第一面と対向する面に設置してなる横断歩道用照明装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記開口窓の正面視において、前記半導体発光素子が、該開口窓との対向位置よりも上方にオフセットして配置されてなる横断歩道用照明装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の横断歩道用照明装置であって、
    前記筐体部が、該筐体部を外部の固定具と固定するための固定部を備えており、
    前記固定部を介して前記筐体部を固定具に連結して、横断歩道の定位置に配置するようにしてなる横断歩道用照明装置。
  10. 横断歩道用照明装置を外部の固定具に固定する設置方法であって、
    半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子を収納すると共に、該半導体発光素子の発光を外部に取り出すための開口窓を有する筐体部とを備え、
    前記開口窓が、正面視において、両側の開口側縁が上方に向かって互いに接近する形状に形成されてなる横断歩道用照明装置を準備する準備工程と、
    前記横断歩道用照明装置を、前記固定具を介して、横断歩道を俯瞰する位置に傾斜姿勢で配置する設置工程と、
    を含み、
    前記設置工程において、前記開口窓を通過して照射される投光パターンの照射光が、横断歩道の左右の側縁に沿って横断歩道を照らすように前記横断歩道用照明装置の傾斜姿勢を調整することを特徴とする横断歩道用照明装置の設置方法。
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