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JP7270020B2 - ディスタックフィーダの搬送装置 - Google Patents

ディスタックフィーダの搬送装置 Download PDF

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JP7270020B2 JP2021195160A JP2021195160A JP7270020B2 JP 7270020 B2 JP7270020 B2 JP 7270020B2 JP 2021195160 A JP2021195160 A JP 2021195160A JP 2021195160 A JP2021195160 A JP 2021195160A JP 7270020 B2 JP7270020 B2 JP 7270020B2
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Description

本発明は、積み重ねられた薄板状の被搬送物を1枚ずつ上方に引き上げて搬送するディスタックフィーダの搬送装置に関する。
従来、プレス加工の材料になる鋼板などの薄板材は、所定の枚数だけ積み重ねられて積層体となった状態で準備される。この積層体となった薄板材をプレス加工装置に搬送するにあたっては、例えば特許文献1に記載されているようなディスタックフィーダが使用されている。
特許文献1に開示されたディスタックフィーダは、上下方向に延びるボールねじ軸と、このボールねじ軸に螺合するボールねじナットと、このボールねじナットの下端に設けられた吸着部などを備えたバキュームカップ構造体を用いるものである。バキュームカップ構造体は、搬送装置に支持されている。このバキュームカップ構造体は、多数の薄板材からなる積層体の上方に位置付けられ、搬送装置によって駆動されて下降する。この下降に伴ってボールねじ軸が回転してボールねじナットおよび吸着部がボールねじ軸に対して下に移動する。そして、吸着部が積層体の最も上に位置する薄板材に接触することによって、この薄板材が吸着部に吸着される。このバキュームカップ構造体は、吸着部が薄板材に接触したことを検出する機能を有しており、吸着部が薄板材に接触したときに下降動作が終了するように構成されている。
薄板材が吸着部に吸着された後は、ボールねじナットおよび吸着部がボールねじ軸に対して上昇するとともに、バキュームカップ構造体が搬送装置によって駆動されて上昇する。この結果、薄板材がバキュームカップ構造体に吊り下げられるようになる。
この種のバキュームカップ構造体を使用する従来のディスタックフィーダとしては、薄板材を吊り下げた状態のバキュームカップ構造体を水平方向に移動させて次の工程の装置に送るように構成されたものがある。この場合、バキュームカップ構造体が次の工程の装置まで水平方向に送られ、この装置の上方で停止した後に下降する。バキュームカップ構造体が下降することにより、薄板材が次の工程の装置の所定の搬送位置に載置される。
国際公開第2015/145994号
特許文献1に示すバキュームカップ構造体では、水平方向に移動して次の行程の装置に薄板材を載置させる場合、載置された薄板材の位置の精度が低くなるという問題があった。すなわち、特許文献1に示すバキュームカップ構造体で薄板材を吊り下げて水平方向に搬送すると、水平方向に移動して停止したときに慣性でバキュームカップ構造体が揺動することがある。バキュームカップ構造体が揺動している状態で薄板材を下降させると、薄板材の載置される位置にばらつきが生じる。このため、上述したように、載置された薄板材の位置の精度が低くなる。
本発明の目的は、バキュームカップ構造体が水平方向に移動して停止したときに揺動することがないようにバキュームカップ構造体を強固に支持可能なディスタックフィーダの搬送装置を提供することである。
この目的を達成するために本発明に係るディスタックフィーダの搬送装置は、薄板材からなる被搬送物が吸着され、支持部材を介して取り付けられた搬送装置によって上下方向および水平方向に移動するディスタックフィーダのバキュームカップ構造体であって、前記支持部材は、前記搬送装置に取付けられる取付部と、前記取付部から水平方向に突出し、前記バキュームカップ構造体を片持ち支持する腕部とを有し、前記搬送装置は、搬送用ハンドを有するロボットと、前記搬送用ハンドに支持されて水平方向に延びる複数の角柱状のフレームとを備え、前記支持部材の取付部は、前記腕部が前記取付部から突出する方向とは直交する水平方向に前記腕部より長く形成され、前記腕部は、前記取付部の長手方向の中央部に接続され、前記取付部は、前記フレームの上面に接する上部ねじれ防止プレートと、前記フレームの一方の側面に接する側部ねじれ防止プレートと、前記フレームの他方の側面に接する位置決めガイドプレートとを使用して前記フレームを上方と両側方とから囲んで形成されているものである。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、管状に形成されて上下方向に延びる状態で前記支持部材に上下方向へ移動自在に支持され、上端から中空部内の空気が吸引される軸部材と、前記軸部材の下端部に設けられ、被搬送物が吸着される吸着用パットと、前記軸部材の下端部と前記支持部材との間に設けられて前記軸部材を前記支持部材に対して下方に付勢するばね部材と、前記支持部材の上端部に前記軸部材が貫通するように設けられたガイド部および前記ガイド部に上方から当接するように前記軸部材の上端部に設けられた当接部を有し、前記軸部材の前記支持部材に対する下方および水平方向へ移動を規制する規制構造とを備え、前記ガイド部は、上方に向けて開口する円形の挿入口と、前記挿入口から下方に延びるとともに下方に向かうにしたがって内径が次第に小さくなる内周壁とを有し、前記当接部は、前記内周壁に嵌合するテーパー面を有していてもよい。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、前記腕部に支持されて上下方向に延び、前記軸部材が移動自在に嵌合する軸受部を有し、前記ガイド部は、前記腕部の上に設けられ、前記軸受部と前記軸部材との間のクリアランスと、前記軸受部の上下方向の長さは、前記軸部材が前記支持部材に対して揺動する際の前記軸部材の下端の水平方向への移動幅が予め定めた許容値以下になるように設定されていてもよい。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、前記フレームは、上面に水平方向に延びる溝を有する断面略C字状に形成され、前記上部ねじれ防止プレートは前記溝に固定用ボルトによって固定されてもよい。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、前記位置決めガイドプレートを前記フレームのスケールテープの目盛りに合わせることによって、前記バキュームカップ構造体を前記フレームに対して所定の位置に位置決めしてもよい。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、前記取付部は、前記上部ねじれ防止プレートが前記取付部の両端で前記フレームの上面に接し、前記側部ねじれ防止プレートが前記フレームの一方の側面に前記取付部の両端で接し、支持プレートが前記取付部の中央で前記フレームの上面および一方の側面の上部に下方の突部で接し、前記位置決めガイドプレートが前記フレームの他方の側面に接する状態で前記フレームに固定されていてもよい。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、前記腕部は、支持プレートにおける、水平方向の一方の一端部と、上方の前記上部ねじれ防止プレートの突部とで協働して構成していてもよい。
本発明は、前記ディスタックフィーダの搬送装置において、前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、1のフレームについて複数配置されてもよい。
本発明によるディスタックフィーダの搬送装置によれば、バキュームカップ構造体が取付けられるフレームの剛性が高くなる。このため、バキュームカップ構造体が水平方向に移動して停止したときに揺動することがないようにバキュームカップ構造体を強固に支持可能な搬送装置を提供することができる。
図1は、本発明に係るディスタックフィーダの構成を説明するための斜視図と制御系のブロック図である。 図2は、フレームの一部とバキュームカップ構造体の斜視図である。 図3は、バキュームカップ構造体の支持部材の斜視図である。 図4は、バキュームカップ構造体の支持部材の斜視図である。 図5は、バキュームカップ構造体本体と規制構造の一部の斜視図である 図6は、支持部材の平面図である。 図7は、図6におけるVII-VII線断面図である。 図8は、図6におけるVIII-VIII線断面図である。 図9は、中空シャフトの下端部と吸着用パットの断面図である。 図10は、バキュームカップ構造体のストローク量を説明するための模式図である。 図11は、吸着時の状態を示すバキュームカップ構造体の模式図である。 図12は、搬送時の状態を示すバキュームカップ構造体の模式図である。 図13は、軸受部の変形例を示すバキュームカップ構造体の正面図である。
以下、本発明に係るディスタックフィーダの搬送装置の一実施の形態を図1~図12を参照して詳細に説明する。
図1に示すディスタックフィーダ1は、図1において最も下に描かれている被搬送物2の積層体3から薄板材からなる被搬送物2を1枚ずつ上方に引き上げ、水平方向に離れた次の工程の装置4に搬送するものである。被搬送物2は、例えばプレス成形の材料になる金属製の板材を使用することができる。このディスタックフィーダ1は、被搬送物2が吸着される複数のバキュームカップ構造体11と、これらのバキュームカップ構造体11を支持する搬送装置12などによって構成されている。バキュームカップ構造体11の説明は後述する。
搬送装置12は、詳細には図示してはいないが、図1の上部に描かれている搬送用ハンド13を有するロボット14と、搬送用ハンド13に支持されて水平方向に延びる複数の棒状のフレーム15などを備えている。図1においては2本のフレーム15が描いてあるが、フレーム15の本数は、適宜変更することができる。以下においては、フレーム15の長手方向と平行な水平方向を「水平方向A」といい、この水平方向Aとは直交する水平方向を「水平方向B」という。
搬送用ハンド13は、ロボット14により駆動されることによって、上下方向および水平方向に移動するとともに、回転軸13aを中心として回転する。このため、バキュームカップ構造体11は、搬送装置12によって駆動されることにより、上下方向および水平方向に直進するとともに、回転軸13aを中心として回転して移動するようになる。
ロボット14の動作は、制御装置16によって制御される。制御装置16は、次の工程の装置4まで送られた被搬送物2の位置を検出する位置検出装置17が接続されており、水平方向へ搬送された被搬送物2の位置を補正する機能を有している。位置検出装置17は、次の工程の装置4における被搬送物2が載置される載置部材18の近傍に配置され、載置部材18の上方まで水平方向に搬送された被搬送物2の位置を検出する。
制御装置16による被搬送物2の位置の補正は、例えば、位置検出装置17によって検出された実際の被搬送物2の位置のデータと、目標位置に位置している被搬送物2の基準となる基準位置データとを比較し、実際の被搬送物2が目標位置に位置するようにロボット14の動作を制御することによって行うことができる。この実施の形態によるバキュームカップ構造体11は、詳細は後述するが、水平方向へ移動して停止したときに揺動し難いから、位置検出装置17によって検出された位置のデータに基づく被搬送物2の位置と、実際の被搬送物2の位置とが相違することがない。
被搬送物2は、位置検出装置17によって位置が検出されて制御装置16により目標位置に位置決めされた後、下降して次の工程の装置4に載置される。
フレーム15には、複数のバキュームカップ構造体11が水平方向に所定の間隔をおいて互いに離間するように取付けられている。図1には、1本のフレーム15に4本のバキュームカップ構造体11が設けられている。各バキュームカップ構造体11は、同一のフレーム15の他のバキュームカップ構造体11と協働して被搬送物2を支持している。以下においては、フレーム15毎に水平方向Aに並ぶ複数のバキュームカップ構造体11の列を単に「バキュームカップ構造体列」という。すなわち、この実施の形態による搬送装置12は、バキュームカップ構造体列の数(図1においては4列)だけ被搬送物2を搬送する。
フレーム15は、図2に示すように、角柱状であって、フレーム15の水平方向Aに延びる溝21を有する断面略C字状に形成されている。この実施の形態による溝21は、開口21aがフレーム15の上面15aに位置するように形成されている。開口21aの開口幅は、溝21の底21bの幅より狭くなるように形成されている。フレーム15を形成する材料は、アルミニウム合金より剛性が高い剛性材料である。この剛性材料としては、鉄系材料やステンレス鋼などを挙げることができる。
また、フレーム15の一方の側面15bまたは他方の側面15cには、後述するバキュームカップ構造体11の取付位置を容易に決めることができるように、スケールテープ19(図3参照)が貼り付けられている。この実施の形態においては、スケールテープ19がフレーム15の他方の側面15cに貼り付けられている。このスケールテープ19には、等間隔で並ぶ多数の目盛り19aが設けられている。この実施の形態においては、これらの目盛り19aが「目印」になる。
バキュームカップ構造体11は、図2に示すように、フレーム15(搬送装置12)に取付けられた支持部材22と、この支持部材22に支持されて上下方向に延びるバキュームカップ構造体本体23とを備えている。
支持部材22は、図2~図4に示すように、フレーム15に取付けられる取付部24と、取付部24から水平方向に突出する腕部25と、腕部25に支持されて上下方向に延びる軸受部26とを有している。
取付部24は、この実施の形態においては複数の金属材料を組み合わせて所定の形状となるように形成されている。詳述すると、この取付部24は、フレーム15の上面15aに沿って水平方向に延びる上部ねじれ防止プレート31と、この上部ねじれ防止プレート31の長手方向の両端部からフレーム15の一方の側面15bに沿って下方に延びる一対の側部ねじれ防止プレート32とを備えている。側部ねじれ防止プレート32は、上部ねじれ防止プレート31に直交する状態で固定用ボルト32aによって固定されている。
上部ねじれ防止プレート31は、長手方向の両端部においてフレーム15に締結されている。この締結は、上部ねじれ防止プレート31を上下方向に貫通する固定用ボルト33と、フレーム15の溝21に係合するように挿入されたナット部材34とを用いて行われている。固定用ボルト33は、ナット部材34にねじ込まれている。この固定用ボルト33がナット部材34に締め込まれることにより、上部ねじれ防止プレート31がナット部材34と協働してフレーム15を挟み、フレーム15に締結される。
上部ねじれ防止プレート31の長手方向の中央部には、図8に示すように、水平方向Bの一方(図8においては右方)に向けてフレーム15より突出する突部35が設けられている。このため、上部ねじれ防止プレート31は、上方から見てT字状に形成されている。
上部ねじれ防止プレート31の下面であって水平方向Aの中央部には、図8に示すように、突部35と重なるように水平方向B(図8においては左右方向)に延びる支持プレート36が固定用ボルト37によって固定されている。支持プレート36における、水平方向Aの一方(図8においては右方)の一端部36aは、上部ねじれ防止プレート31の突部35と協働して腕部25を構成している。
支持プレート36の長手方向の中央部には、図8に示すように、フレーム15の一方の側面15bに重なる突片36bが設けられている。この実施の形態においては、突片36bが本発明でいう「支持プレートの下方の突部」に相当する。
この支持プレート36における水平方向Bの他方(図8においては左方)の端部には、支持プレート36から下方に延びる位置決めガイドプレート38が固定用ボルト38aによって固定されている。位置決めガイドプレート38をフレーム15のスケールテープ19の目盛り19aに合わせることによって、バキュームカップ構造体11をフレーム15に対して所定の位置に位置決めすることができる。
この実施の形態による取付部24は、上部ねじれ防止プレート31がフレーム15の上面15aに接し、側部ねじれ防止プレート32がフレーム15の一方の側面15bに接し、支持プレート36がフレーム15の上面15aおよび一方の側面15bの上部に接し、位置決めガイドプレート38がフレーム15の他方の側面15cに接する状態でフレーム15に固定されている。また、取付部24は、腕部25を支持するための剛性が高くなるように、腕部25が取付部24から突出する方向とは直交する水平方向A(フレーム15に沿う方向)に腕部25より長く形成されている。
この実施の形態による軸受部26は、一つの円筒状の無給油ブッシュ26aによって構成されている。この無給油ブッシュ26aは、上述した腕部25(上部ねじれ防止プレート31の突部35と支持プレート36の一端部36a)とを貫通し、腕部25から下方に延びている。無給油ブッシュ26aの上端部分には、下部より外径が大きくなるフランジ26bが設けられている。このフランジ26bは、腕部25に上方から重ねられ、腕部25と後述するテーパーガイド41との間に挟まれた状態で複数の固定用ボルト42によって腕部25に固定されている。この固定用ボルト42は、テーパーガイド41と、フランジ26bと、上部ねじれ防止プレート31の突部35とをこの順序で貫通して支持プレート36の一端部36aに螺着されている。
テーパーガイド41は、後述する規制構造43(図8参照)のガイド部を構成するもので、金属材料によって円筒状に形成され、軸受部26と同一軸線上に位置するように腕部25に固定されている。この実施の形態によるテーパーガイド41は、耐久性向上を図るために、焼き入れが施されたものが用いられている。テーパーガイド41の上部には、図3に示すように、上方に向けて開口する円形の挿入口44と、挿入口44から下方に延びるとともに下方に向かうにしたがって内径が次第に小さくなるように傾斜した内周壁45とが形成されている。
バキュームカップ構造体本体23は、図5に示すように、上下方向に延びる中空シャフト51に後述する複数の部品を組付けて構成されている。中空シャフト51は、断面が円形の管状に形成され、上下方向に延びる状態で上述した軸受部26に上下方向に移動自在に嵌合している。この実施の形態においては、中空シャフト51が本発明でいう「軸部材」に相当する。軸受部26の上に設けられたテーパーガイド41は、中空シャフト51が貫通するように形成されている。
中空シャフト51の上端部は、軸受部26およびテーパーガイド41を貫通して上方に突出している。この上端部には、テーパーブッシュ52と、ブッシング53と、ワンタッチ継手54とが固定されている。テーパーブッシュ52は、上述したテーパーガイド41の内周壁45に嵌合するテーパー面52aを有し、テーパーガイド41に上方から当接するように中空シャフト51の上端部にブッシング53によって固定されている。ブッシング53は、図8に示すように、中空シャフト51との間にテーパーブッシュ52が挟まれる状態で中空シャフト51に螺着されている。
テーパーブッシュ52は、本発明でいう規制構造43の当接部を構成するものである。規制構造43は、中空シャフト51の支持部材22に対する下方へ移動を規制するために設けられており、上述したテーパーガイド41とテーパーブッシュ52とによって構成されている。テーパーブッシュ52がテーパーガイド41に上方から嵌合することにより、中空シャフト51の上端部の支持部材22に対する下方および水平方向への移動が規制されるようになる。
中空シャフト51の上端部の支持部材22に対する移動が上述した規制構造43によって規制されたとしても、軸受部26内で中空シャフト51が水平方向に移動可能であると、中空シャフト51が上端部を中心にして揺動してしまうことになる。この実施の形態による軸受部26と中空シャフト51との間のクリアランスと、軸受部26の上下方向の長さは、中空シャフト51が支持部材22に対して揺動する際の中空シャフト51の下端の水平方向への移動幅が予め定めた許容値以下になるように設定されている。例えば、全長が約500mmの中空シャフト51において下端の水平方向への移動幅が約0.6mmとなるようにするためには、軸受部26の長さを約70mmとし、軸受部26(無給油ブッシュ)の内径公差を例えば+0.03~+0.08とし、中空シャフト51の外径公差を例えば-0.006~-0.017とすることによって可能である。
ワンタッチ継手54は、図示していないエアホースを着脱可能に接続するためのものである。エアホースは、図示していない空気吸引装置に接続されている。このエアホースがワンタッチ継手54に接続された状態において、中空シャフト51は、その上端から中空部内の空気が吸引される。
中空シャフト51の下端部には、図9に示すように、金属ワッシャ55と、本発明でいう吸着用パットとしての真空パット56とが設けられている。金属ワッシャ55は、後述するコイルスプリング57の下端を受けるものである。真空パット56は、ゴムなどの弾性材料によって下方が開口するカップ状に形成されている。中空シャフト51の中空部は真空パット56の内部に連通されている。中空シャフト51内の空気が吸引されている状態で真空パット56の下端が被搬送物2に押し付けられることによって、被搬送物2が真空パット56に吸着される。
中空シャフト51の下端部(金属ワッシャ55)と、支持部材22の下端部(軸受部26)との間には、本発明でいう「ばね部材」を構成するコイルスプリング57が設けられている。コイルスプリング57は、圧縮コイルスプリングからなり、中空シャフト51を支持部材22に対して下方に付勢している。コイルスプリング57の上端と軸受部26との間には金属ワッシャ58が設けられている。コイルスプリング57のばね力が中空シャフト51に作用することにより、テーパーブッシュ52がテーパーガイド41に嵌合する。
この実施の形態によるバキュームカップ構造体本体23の中空シャフト51は、図10(A)に示すようにテーパーブッシュ52がテーパーガイド41に嵌合する下降状態から、図10(B)に示すようにコイルスプリング57が圧縮限界まで縮んだ上昇状態となるまで、支持部材22に対して上昇することができる。このように中空シャフト51が下降状態から上昇状態に至る際の中空シャフト51のストローク(移動量)を最大ストロークLという。
この実施の形態による搬送装置12は、バキュームカップ構造体列毎に厚みが異なる被搬送物2を搬送することができる。被搬送物2の厚みが異なると、積層された被搬送物2からなる積層体3の高さがバキュームカップ構造体列毎に異なるようになり、吸着時にバキュームカップ構造体本体23のストローク量がバキュームカップ構造体列毎に異なるようになる。この実施の形態によるバキュームカップ構造体11は、このようなバキュームカップ構造体列毎のバキュームカップ構造体11のストローク差が最大ストロークLとなるまで、板厚の異なる被搬送物2を搬送することができる。
このように構成されたディスタックフィーダ1のバキュームカップ構造体11を使用して被搬送物2を搬送するためには、先ず、中空シャフト51内から空気が吸引される状態で、フレーム15およびバキュームカップ構造体11を下降させ、図11に示すように、真空パット56を被搬送物2の積層体3に上方から押し付ける。このとき、コイルスプリング57が圧縮され、テーパーブッシュ52がテーパーガイド41より上方に移動する。そして、バキュームカップ構造体11をフレーム15とともに上昇させる。このとき、図12に示すように、コイルスプリング57のばね力で中空シャフト51が支持部材22に対して下方に押され、テーパーブッシュ52がテーパーガイド41にコイルスプリング57のばね力と被搬送物2の重量とによって押し付けられて嵌合する。
このように被搬送物2がバキュームカップ構造体11に吊り下げられた後、搬送装置12がフレーム15を水平方向に移動させ、被搬送物2を次の工程の装置4の上方に搬送して停止させる。バキュームカップ構造体11の水平方向への移動が停止したときには、中空シャフト51および中空シャフト51の下端に吸着された被搬送物2に慣性力が作用する。この実施の形態によるバキュームカップ構造体11は、軸受部26より上でテーパーガイド41にテーパーブッシュ52が嵌合しており、中空シャフト51の上端の支持部材22に対する水平方向への移動が規制される。
このため、水平移動が停止した時の慣性力が中空シャフト51および被搬送物2に作用するにもかかわらず、バキュームカップ構造体本体23が支持部材22に対して揺動することがないか、揺動したとしてもきわめて少なく抑えられる。このようひバキュームカップ構造体本体23の揺動が抑えられることにより、位置検出装置17で被搬送物2の位置を検出するときに揺動が収束するまで待機するようなことはなく、被搬送物2がきわめて速く静止した状態になるから、位置検出装置17による検出を速く、しかも精度よく行うことができる。この結果、次の工程の装置4に被搬送物2を精度よく載置でき、次の工程の装置4で被搬送物2の搬送ミスが無くなり、プレス等の製造動作を高い精度で実施することが可能になる。
この実施の形態によるテーパーガイド41は、円筒状に形成されて支持部材22の上に固定用ボルト42によって固定されている。このため、テーパーガイド41を重量物として形成することができ、バキュームカップ構造体11の重心位置を高くするためのカウンターバランスとして機能させることができるから、より一層揺動し難いバキュームカップ構造体11が得られる。
この実施の形態において、軸受部26と中空シャフト51との間のクリアランスと、軸受部26の上下方向の長さは、中空シャフト51が支持部材22に対して揺動する際の中空シャフト51の下端の水平方向への移動幅が予め定めた許容値以下になるように設定されている。このため、特別な部品を用いることなく中空シャフト51の揺動を規制することができるから、揺動し難いバキュームカップ構造体11を安価に提供することができる。
この実施の形態による取付部24は、腕部25が取付部24から突出する方向とは直交する水平方向A(フレーム15の長手方向)に腕部25より長く形成されている。腕部25は、取付部24の長手方向の中央部に接続されている。このため、フレーム15と支持部材22との接続部分の剛性が高くなるから、バキュームカップ構造体本体23がより一層揺動し難くなる。その上、取付部24は、上部ねじれ防止プレート31と、側部ねじれ防止プレート32と、支持プレート36と、位置決めガイドプレート38とを使用して角柱状のフレーム15を上方と両側方とから囲んでいる。このため、フレーム15の長手方向から見て、取付部24がフレーム15を中心にして回るようにフレーム15に対して捻れることがないから、取付部24が原因でバキュームカップ構造体本体23が揺動することを確実に防ぐことができる。
この実施の形態による搬送装置12は、水平方向に延びて複数のバキュームカップ構造体11が取付けられるフレーム15を備えている。フレーム15は、水平方向Aに延びる溝21を有する断面略C字状に形成されているとともに、アルミニウム合金より剛性が高い剛性材料によって形成されている。このため、フレーム15がバキュームカップ構造体11を強固に支持するから、フレーム15の弾性変形が原因でバキュームカップ構造体11が揺動することを防ぐことができる。
また、被搬送物2の厚みがバキュームカップ構造体列毎に異なる場合、吸着時にフレーム15がバキュームカップ構造体11から受ける荷重(ばね反力)は、被搬送物2の厚みに応じて変わる。すなわち、吸着時に厚みが相対的に厚い被搬送物2が吸着されたバキュームカップ構造体11から受ける荷重は、厚みが相対的に薄い被搬送物2が吸着されたバキュームカップ構造体11から受ける荷重より大きくなる。このため、フレーム15に大きな荷重を受ける部分と、荷重が小さくなる部分とが生じることになる。しかし、この実施の形態によるフレーム15は、剛性が高い材料によって形成されていて弾性変形し難いから、被搬送物2の厚みの影響を受けることはなく、全ての被搬送物2がバキュームカップ構造体11に確実に吸着される。
上述した実施の形態によるバキュームカップ構造体11の取付部24と腕部25は、複数の金属材料を組み合わせて形成されている。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはない。すなわち、上部ねじれ防止プレート31と支持プレート36とを一体に形成したり、この一体物に側部ねじれ防止プレート32や位置決めガイドプレート38などを一体に形成することができる。
(軸受部の変形例)
上述した実施の形態によるバキュームカップ構造体11の軸受部26は、一つの無給油ブッシュ26aによって構成されている。しかし、軸受部26は、図13(A),(B)に示すように構成することができる。図13(A),(B)において、図1~図12によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。図13(A)は、中空シャフトが下降しているバキュームカップ構造体の正面図、図13(B)は、中空シャフトが上昇しているバキュームカップ構造体の正面図である。
図13(A),(B)に示すバキュームカップ構造体11の軸受部26は、テーパーガイド41が取付けられた無給油ブッシュ26aと、無給油ブッシュ26aから下方に所定の間隔をおいて離間した下部ブッシュ61とによって構成されている。下部ブッシュ61は、腕部25から下方に延びるブラケット62を介して腕部25に支持されており、中空シャフト51を上下方向に移動自在に支持している。この実施の形態においては、無給油ブッシュ26aが「上部軸受部材」に相当し、下部ブッシュ61が「下部軸受部材」に相当する。
図13(A),(B)に示すように無給油ブッシュ26aと下部ブッシュ61とで中空シャフト51を支える構成を採ることにより、図1~図12に示した実施の形態を採る場合と較べると、中空シャフト51を上下方向に長いスパンで支持できるから、中空シャフト51が更に揺動し難くなる。
上述した実施の形態によるバキュームカップ構造体11は、固定用ボルト33とナット部材34とからなる締結構造によってフレーム15に固定されている。しかし、バキュームカップ構造体11をフレーム15に固定する締結構造は、工具を使用することなく、いわゆるワンタッチで締結状態と解放状態とを切り替えることが可能な構成を採ることができる。この構成を採ることにより、バキュームカップ構造体11の取付位置を簡単に変更すること可能になる。
1…ディスタックフィーダ、2…被搬送物、11…バキュームカップ構造体、12…搬送装置、13…搬送用ハンド、14…ロボット、15…フレーム、15a…上面、15b…一方の側面、15c…他方の側面、19…スケールテープ、19a…目盛り、21…溝、22…支持部材、24…取付部、25…腕部、26…軸受部、31…上部ねじれ防止プレート、32…側部ねじれ防止プレート、33…固定用ボルト、35…突部、36b…突片(突部)、38…位置決めガイドプレート、41…テーパーガイド(ガイド部)、43…規制構造、44…挿入口、45…内周壁、51…中空シャフト(軸部材)、52…テーパーブッシュ(当接部)、52a…テーパー面、56…真空パット(吸着用パット)、57…コイルスプリング(ばね部材)。

Claims (6)

  1. 薄板材からなる被搬送物が吸着され、支持部材を介して取り付けられた搬送装置によって上下方向および水平方向に移動するディスタックフィーダのバキュームカップ構造体であって、
    前記支持部材は、前記搬送装置に取付けられる取付部と、
    前記取付部から水平方向に突出し、前記バキュームカップ構造体を片持ち支持する腕部とを有し、
    前記搬送装置は、搬送用ハンドを有するロボットと、前記搬送用ハンドに支持されて水平方向に延びる複数の角柱状のフレームとを備え、
    前記支持部材の取付部は、前記腕部が前記取付部から突出する方向とは直交する水平方向に前記腕部より長く形成され、
    前記腕部は、前記取付部の長手方向の中央部に接続され、
    前記取付部は、
    前記フレームの上面に接する上部ねじれ防止プレートと、
    前記フレームの一方の側面に接する側部ねじれ防止プレートと、
    前記フレームの他方の側面に接する位置決めガイドプレートとを使用して前記フレームを上方と両側方とから囲んで形成され、
    前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、前記腕部に支持されて上下方向に延びる軸受部を有し、
    管状に形成されて上下方向に延びる状態で前記軸受部に上下方向へ移動自在に支持され、上端から中空部内の空気が吸引される軸部材と、
    前記軸部材の下端部に設けられ、被搬送物が吸着される吸着用パットと、
    前記軸部材の下端部と前記軸受部との間に設けられて前記軸部材を前記腕部に対して下方に付勢するばね部材と、
    前記軸受部の上端部に前記軸部材が貫通するように設けられたガイド部および前記ガイド部に上方から当接するように前記軸部材の上端部に設けられた当接部を有し、前記軸部材の前記腕部に対する下方および水平方向へ移動を規制する規制構造とを備え、
    前記ガイド部は、上方に向けて開口する円形の挿入口と、前記挿入口から下方に延びるとともに下方に向かうにしたがって内径が次第に小さくなる内周壁とを有し、
    前記当接部は、前記内周壁に嵌合するテーパー面を有する、
    ことを特徴とするディスタックフィーダの搬送装置。
  2. 前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、前記腕部に支持されて上下方向に延び、前記軸部材が移動自在に嵌合する軸受部を有し、
    前記ガイド部は、前記腕部の上に設けられ、
    前記軸受部と前記軸部材との間のクリアランスと、前記軸受部の上下方向の長さは、前記軸部材が前記支持部材に対して揺動する際の前記軸部材の下端の水平方向への移動幅が予め定めた許容値以下になるように設定されている、請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。
  3. 前記フレームは、上面に水平方向に延びる溝を有する断面略C字状に形成され、
    前記上部ねじれ防止プレートは前記溝に固定用ボルトによって固定される、請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。
  4. 前記位置決めガイドプレートを前記フレームのスケールテープの目盛りに合わせることによって、前記バキュームカップ構造体を前記フレームに対して所定の位置に位置決めしている請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。
  5. 前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、1のフレームについて複数配置される、請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。
  6. 前記軸受部の上端部分には、下部より外径が大きくなるフランジが設けられ、
    前記フランジは、前記腕部に上方から重ねられ、前記腕部と前記ガイド部との間に挟まれた状態で複数の固定用ボルトによって前記腕部に固定されている請求項1記載のディスタックフィーダの搬送装置。
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