JP7270020B2 - ディスタックフィーダの搬送装置 - Google Patents
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Description
この種のバキュームカップ構造体を使用する従来のディスタックフィーダとしては、薄板材を吊り下げた状態のバキュームカップ構造体を水平方向に移動させて次の工程の装置に送るように構成されたものがある。この場合、バキュームカップ構造体が次の工程の装置まで水平方向に送られ、この装置の上方で停止した後に下降する。バキュームカップ構造体が下降することにより、薄板材が次の工程の装置の所定の搬送位置に載置される。
図1に示すディスタックフィーダ1は、図1において最も下に描かれている被搬送物2の積層体3から薄板材からなる被搬送物2を1枚ずつ上方に引き上げ、水平方向に離れた次の工程の装置4に搬送するものである。被搬送物2は、例えばプレス成形の材料になる金属製の板材を使用することができる。このディスタックフィーダ1は、被搬送物2が吸着される複数のバキュームカップ構造体11と、これらのバキュームカップ構造体11を支持する搬送装置12などによって構成されている。バキュームカップ構造体11の説明は後述する。
ロボット14の動作は、制御装置16によって制御される。制御装置16は、次の工程の装置4まで送られた被搬送物2の位置を検出する位置検出装置17が接続されており、水平方向へ搬送された被搬送物2の位置を補正する機能を有している。位置検出装置17は、次の工程の装置4における被搬送物2が載置される載置部材18の近傍に配置され、載置部材18の上方まで水平方向に搬送された被搬送物2の位置を検出する。
被搬送物2は、位置検出装置17によって位置が検出されて制御装置16により目標位置に位置決めされた後、下降して次の工程の装置4に載置される。
また、フレーム15の一方の側面15bまたは他方の側面15cには、後述するバキュームカップ構造体11の取付位置を容易に決めることができるように、スケールテープ19(図3参照)が貼り付けられている。この実施の形態においては、スケールテープ19がフレーム15の他方の側面15cに貼り付けられている。このスケールテープ19には、等間隔で並ぶ多数の目盛り19aが設けられている。この実施の形態においては、これらの目盛り19aが「目印」になる。
支持部材22は、図2~図4に示すように、フレーム15に取付けられる取付部24と、取付部24から水平方向に突出する腕部25と、腕部25に支持されて上下方向に延びる軸受部26とを有している。
上部ねじれ防止プレート31の長手方向の中央部には、図8に示すように、水平方向Bの一方(図8においては右方)に向けてフレーム15より突出する突部35が設けられている。このため、上部ねじれ防止プレート31は、上方から見てT字状に形成されている。
支持プレート36の長手方向の中央部には、図8に示すように、フレーム15の一方の側面15bに重なる突片36bが設けられている。この実施の形態においては、突片36bが本発明でいう「支持プレートの下方の突部」に相当する。
この支持プレート36における水平方向Bの他方(図8においては左方)の端部には、支持プレート36から下方に延びる位置決めガイドプレート38が固定用ボルト38aによって固定されている。位置決めガイドプレート38をフレーム15のスケールテープ19の目盛り19aに合わせることによって、バキュームカップ構造体11をフレーム15に対して所定の位置に位置決めすることができる。
中空シャフト51の下端部には、図9に示すように、金属ワッシャ55と、本発明でいう吸着用パットとしての真空パット56とが設けられている。金属ワッシャ55は、後述するコイルスプリング57の下端を受けるものである。真空パット56は、ゴムなどの弾性材料によって下方が開口するカップ状に形成されている。中空シャフト51の中空部は真空パット56の内部に連通されている。中空シャフト51内の空気が吸引されている状態で真空パット56の下端が被搬送物2に押し付けられることによって、被搬送物2が真空パット56に吸着される。
この実施の形態による搬送装置12は、バキュームカップ構造体列毎に厚みが異なる被搬送物2を搬送することができる。被搬送物2の厚みが異なると、積層された被搬送物2からなる積層体3の高さがバキュームカップ構造体列毎に異なるようになり、吸着時にバキュームカップ構造体本体23のストローク量がバキュームカップ構造体列毎に異なるようになる。この実施の形態によるバキュームカップ構造体11は、このようなバキュームカップ構造体列毎のバキュームカップ構造体11のストローク差が最大ストロークLとなるまで、板厚の異なる被搬送物2を搬送することができる。
上述した実施の形態によるバキュームカップ構造体11の取付部24と腕部25は、複数の金属材料を組み合わせて形成されている。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはない。すなわち、上部ねじれ防止プレート31と支持プレート36とを一体に形成したり、この一体物に側部ねじれ防止プレート32や位置決めガイドプレート38などを一体に形成することができる。
上述した実施の形態によるバキュームカップ構造体11の軸受部26は、一つの無給油ブッシュ26aによって構成されている。しかし、軸受部26は、図13(A),(B)に示すように構成することができる。図13(A),(B)において、図1~図12によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。図13(A)は、中空シャフトが下降しているバキュームカップ構造体の正面図、図13(B)は、中空シャフトが上昇しているバキュームカップ構造体の正面図である。
Claims (6)
- 薄板材からなる被搬送物が吸着され、支持部材を介して取り付けられた搬送装置によって上下方向および水平方向に移動するディスタックフィーダのバキュームカップ構造体であって、
前記支持部材は、前記搬送装置に取付けられる取付部と、
前記取付部から水平方向に突出し、前記バキュームカップ構造体を片持ち支持する腕部とを有し、
前記搬送装置は、搬送用ハンドを有するロボットと、前記搬送用ハンドに支持されて水平方向に延びる複数の角柱状のフレームとを備え、
前記支持部材の取付部は、前記腕部が前記取付部から突出する方向とは直交する水平方向に前記腕部より長く形成され、
前記腕部は、前記取付部の長手方向の中央部に接続され、
前記取付部は、
前記フレームの上面に接する上部ねじれ防止プレートと、
前記フレームの一方の側面に接する側部ねじれ防止プレートと、
前記フレームの他方の側面に接する位置決めガイドプレートとを使用して前記フレームを上方と両側方とから囲んで形成され、
前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、前記腕部に支持されて上下方向に延びる軸受部を有し、
管状に形成されて上下方向に延びる状態で前記軸受部に上下方向へ移動自在に支持され、上端から中空部内の空気が吸引される軸部材と、
前記軸部材の下端部に設けられ、被搬送物が吸着される吸着用パットと、
前記軸部材の下端部と前記軸受部との間に設けられて前記軸部材を前記腕部に対して下方に付勢するばね部材と、
前記軸受部の上端部に前記軸部材が貫通するように設けられたガイド部および前記ガイド部に上方から当接するように前記軸部材の上端部に設けられた当接部を有し、前記軸部材の前記腕部に対する下方および水平方向へ移動を規制する規制構造とを備え、
前記ガイド部は、上方に向けて開口する円形の挿入口と、前記挿入口から下方に延びるとともに下方に向かうにしたがって内径が次第に小さくなる内周壁とを有し、
前記当接部は、前記内周壁に嵌合するテーパー面を有する、
ことを特徴とするディスタックフィーダの搬送装置。 - 前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、前記腕部に支持されて上下方向に延び、前記軸部材が移動自在に嵌合する軸受部を有し、
前記ガイド部は、前記腕部の上に設けられ、
前記軸受部と前記軸部材との間のクリアランスと、前記軸受部の上下方向の長さは、前記軸部材が前記支持部材に対して揺動する際の前記軸部材の下端の水平方向への移動幅が予め定めた許容値以下になるように設定されている、請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。 - 前記フレームは、上面に水平方向に延びる溝を有する断面略C字状に形成され、
前記上部ねじれ防止プレートは前記溝に固定用ボルトによって固定される、請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。 - 前記位置決めガイドプレートを前記フレームのスケールテープの目盛りに合わせることによって、前記バキュームカップ構造体を前記フレームに対して所定の位置に位置決めしている請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。
- 前記ディスタックフィーダのバキュームカップ構造体は、1のフレームについて複数配置される、請求項1のディスタックフィーダの搬送装置。
- 前記軸受部の上端部分には、下部より外径が大きくなるフランジが設けられ、
前記フランジは、前記腕部に上方から重ねられ、前記腕部と前記ガイド部との間に挟まれた状態で複数の固定用ボルトによって前記腕部に固定されている請求項1記載のディスタックフィーダの搬送装置。
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