JP7257605B2 - Foam core material, resin sandwich panel, and method for manufacturing resin sandwich panel - Google Patents
Foam core material, resin sandwich panel, and method for manufacturing resin sandwich panel Download PDFInfo
- Publication number
- JP7257605B2 JP7257605B2 JP2019014382A JP2019014382A JP7257605B2 JP 7257605 B2 JP7257605 B2 JP 7257605B2 JP 2019014382 A JP2019014382 A JP 2019014382A JP 2019014382 A JP2019014382 A JP 2019014382A JP 7257605 B2 JP7257605 B2 JP 7257605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam core
- core material
- molten resin
- mold
- resin sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は、発泡芯材、樹脂製サンドイッチパネル及び樹脂製サンドイッチパネルの製造方法に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a foam core material, a resin sandwich panel, and a method for manufacturing a resin sandwich panel.
従来から、略平板状の発泡芯材を2枚の溶融樹脂シートにより挟み込んで形成される樹脂製サンドイッチパネルが提供されている。特許文献1には、発泡芯材の外周に外周空間部が形成される樹脂製サンドイッチパネルが開示される。発泡芯材の表面には格子状の溝が形成され、2枚の溶融樹脂シートによる発泡芯材の挟み込み時(型締時)における空気溜まりが低減されている。このように、発泡芯材は、外周にスペースが形成されることがあり、また、発泡芯材は、金型のキャビティに賦形した溶融樹脂シートに対して挿入されるため、金型のキャビティよりも小さく形成されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been provided a resin sandwich panel formed by sandwiching a substantially flat foamed core material between two molten resin sheets. Patent Literature 1 discloses a resin sandwich panel in which an outer peripheral space is formed on the outer periphery of a foam core material. Grid-like grooves are formed on the surface of the foamed core material to reduce air pockets when the foamed core material is sandwiched between two molten resin sheets (during mold clamping). In this way, the foam core may have a space formed on its outer periphery, and the foam core is inserted into the molten resin sheet formed in the mold cavity, so that the mold cavity formed smaller than
発泡芯材は、ロボットハンド等により支持されて金型のキャビティに挿入される。金型のキャビティに発泡芯材を挿入し、発泡芯材が溶融樹脂シートに押し付けられると、発泡芯材における溶融樹脂シートに押し付けられた面が溶けて溶着される。その後、発泡芯材は、ロボットハンド等の支持が外されて、2枚の溶融樹脂シートと共に型締される。このように、ロボットハンド等による支持が解除されてから型締までの間は、発泡芯材は、発泡芯材の表面が溶融樹脂シートに溶着してキャビティ内に保持されるが、発泡芯材の大きさによっては、発泡芯材の自重により位置ズレが発生してしまう場合がある。従って、発泡芯材の位置修正等の手間が掛かり、生産効率の低下を招くことがあった。 The foam core material is supported by a robot hand or the like and inserted into the mold cavity. When the foam core is inserted into the mold cavity and pressed against the molten resin sheet, the surface of the foam core pressed against the molten resin sheet is melted and welded. Thereafter, the foam core material is removed from the support of the robot hand or the like, and clamped together with the two molten resin sheets. In this manner, the surface of the foamed core material is welded to the molten resin sheet and held in the cavity from the time the support by the robot hand or the like is released until the mold is clamped. Depending on the size, the weight of the foam core may cause misalignment. Therefore, it takes time and effort to correct the position of the foam core material, and this may lead to a decrease in production efficiency.
本発明は、生産効率を向上することができる発泡芯材、この発泡芯材を用いた樹脂製サンドイッチパネル及び樹脂製サンドイッチパネルの製造方法を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a foam core material capable of improving production efficiency, a resin sandwich panel using the foam core material, and a method for manufacturing a resin sandwich panel.
本発明の発泡芯材は、平板状に形成され、溶融樹脂シートを介して金型のキャビティ内面に対して当接して支持する突起部を有することを特徴とする。 The foam core material of the present invention is characterized in that it is formed in a flat plate shape and has projections that contact and support the inner surface of the cavity of the mold through the molten resin sheet.
本発明の樹脂製サンドイッチパネルは、外周縁を溶着して上述の発泡芯材を2枚の前記溶融樹脂シートにより挟み込んだことを特徴とする。 A resin sandwich panel according to the present invention is characterized in that the above-described foamed core material is sandwiched between two sheets of the molten resin by welding the outer peripheral edges of the panels.
本発明の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法は、平板状に形成されて、一方面に複数の凸部が形成され、第1溶融樹脂シートを介して第1金型のキャビティ内面に対して当接して支持するように各該凸部の側面に形成される突起部を備える発泡芯材を準備する発泡芯材準備工程と、前記第1溶融樹脂シートが前記第1金型に賦形された状態で前記発泡芯材を前記第1金型のキャビティ内に挿入する発泡芯材挿入工程と、前記第1金型と第2金型を用いて前記第1溶融樹脂シートと第2溶融樹脂シートにより前記発泡芯材を挟み込むように外周縁を溶着する型締工程と、を有することを特徴とする。 In the method of manufacturing the resin sandwich panel of the present invention, the panel is formed into a flat plate shape, and a plurality of projections are formed on one surface thereof so as to abut against the inner surface of the cavity of the first mold via the first molten resin sheet. a foam core preparation step of preparing a foam core having protrusions formed on the side surfaces of the convex portions so as to support the foam core, and a state in which the first molten resin sheet is shaped in the first mold a step of inserting the foam core material into the cavity of the first mold, and the first molten resin sheet and the second molten resin sheet using the first mold and the second mold. and a mold clamping step of welding the outer peripheral edge so as to sandwich the foamed core material.
本発明によれば、生産効率を向上することができる発泡芯材、この発泡芯材を用いた樹脂製サンドイッチパネル及び樹脂製サンドイッチパネルの製造方法を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the manufacturing method of the manufacturing method of the foam core material which can improve production efficiency, the resin sandwich panel using this foam core material, and the resin sandwich panel can be provided.
次に、図に基づいて、本発明の実施形態を説明する。図1、2に示す略正方形状の平板状に形成される樹脂製サンドイッチパネル10は、荷物等を載置してフォークリフトで荷物と共に運搬されるパレットである。樹脂製サンドイッチパネル10は、図3に示すように、2枚の溶融樹脂シートである第1溶融樹脂シート11と第2溶融樹脂シート12により発泡芯材20を挟み込んで溶着して形成される。樹脂製サンドイッチパネル10の図1における下側の第1溶融樹脂シート11には、複数の凸部11aが形成される。
Next, an embodiment of the present invention will be described based on the drawings. The
本実施形態においては、凸部11aは、図2に示すように、3行3列の合計9個形成される。各凸部11aの高さは同一に形成される。各凸部11aは、略四角錐台状に形成される。各凸部11aにおける隣り合う側面11a1の接続部(すなわち、四角錐台の斜辺に相当する部位)は、C面取状の面取面11a2が形成される。また、四隅の凸部11a(例えば凸部111)は、樹脂製サンドイッチパネル10の角部側の頂部が削ぎ落されるように形成される面取部11a3が形成される。複数の凸部11aの大きさ(上面や下面の面積の大きさ)は、四隅の凸部11a(例えば凸部111)が比較的大きく形成され、次いで四隅の凸部11aの間の4つの凸部11a(例えば凸部112)が大きく、中央に形成される凸部11aが一番小さく形成される。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, a total of nine
隣り合う凸部11aの間は、所定の間隔を有し、フォークリフトのフォークを挿入可能に形成される。また、第1溶融樹脂シート11の表面における、外周周りの隣り合う凸部11a(例えば、凸部111と凸部112)との間には、凹部11bが形成される。凹部11bは、樹脂製サンドイッチパネル10の把持部とされる。
A predetermined interval is provided between the adjacent
また、中央の凸部11aの周囲四方には、4つの孔部11cが形成される。孔部11cは、後述の発泡芯材20の貫通孔23に対応して形成される孔であり、型締時の空気抜けに用いられる。なお、孔部11cは、貫通していない。
Further, four
また、図1に示すように、第1溶融樹脂シート11と反対側の第2溶融樹脂シート12の面は、連続する平坦面とされている。また、樹脂製サンドイッチパネル10の外周には、第1溶融樹脂シート11と第2溶融樹脂シート12が合わせられるパーティングラインPLが環状に形成される。
Further, as shown in FIG. 1, the surface of the second
樹脂製サンドイッチパネル10の内部の発泡芯材20を図4,5に示す。なお、図4,5に示す発泡芯材20は、成形前の状態の発泡芯材20である(成形後の発泡芯材20は、第1溶融樹脂シート11、第2溶融樹脂シート12と接触する部分は溶けて溶着部(例えば溶着部20b2,21e,21f)が形成される(図3参照))。
The
略平板状に形成される発泡芯材20の一方面である第1面20aは樹脂製サンドイッチパネル10の第1溶融樹脂シート11に対応し、他方面である第2面20bは第2溶融樹脂シート12に対応する。発泡芯材20は、発泡剤を添加した樹脂により形成される。発泡芯材20を形成する樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体あるいは共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、エチレン-エチルアクリレート共重合体等のアクリル誘導体、ポリカーボネート、エチレン-酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン-プロピレン-ジエン類等のターポリマー、アクリロニトリル-スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセタール、フェノール樹脂、ポリメタクリルイミド、ポリエーテルイミド等が挙げられる。なお、これらは一種類を単独で用いても、二種類以上を混合して用いてもよい。特に、発泡芯材20と第1溶融樹脂シート11、第2溶融樹脂シート12とを同材質とすることにより熱溶着によって溶剤等を用いることなく接着させることができる。発泡芯材20は、添加剤が含まれていてもよく、その添加剤としては、シリカ、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機フィラー、可塑剤、安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡剤等が挙げられる。
The
本実施形態における発泡剤としては、物理発泡剤、化学発泡剤およびその混合物のいずれを用いてもよい。物理発泡剤としては、空気、炭酸ガス、窒素ガス、水等の無機系物理発泡剤、およびブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の有機系物理発泡剤、さらにはそれらの超臨界流体を用いることができる。超臨界流体としては、二酸化炭素、窒素などを用いて作ることが好ましく、窒素であれば臨界温度149.1℃、臨界圧力3.4MPa以上、二酸化炭素であれば臨界温度31℃、臨界圧力7.4MPa以上とすることにより得られる。 As the foaming agent in this embodiment, any of physical foaming agents, chemical foaming agents, and mixtures thereof may be used. As physical blowing agents, inorganic physical blowing agents such as air, carbon dioxide gas, nitrogen gas, and water, organic physical blowing agents such as butane, pentane, hexane, dichloromethane, and dichloroethane, and supercritical fluids thereof are used. be able to. As the supercritical fluid, it is preferable to use carbon dioxide, nitrogen, or the like. Nitrogen has a critical temperature of 149.1 ° C. and a critical pressure of 3.4 MPa or more, and carbon dioxide has a critical temperature of 31 ° C. and a critical pressure of 7. .4 MPa or more.
図5に示すように、第1面20aには、凸部21が形成される。上述の樹脂製サンドイッチパネル10の凸部11aは、発泡芯材20の凸部21に第1溶融樹脂シート11が密着して形成されたものであるので、発泡芯材20の凸部21は、樹脂製サンドイッチパネル10の凸部11aと略同形状に形成される。すなわち、発泡芯材20の凸部21は、側面21a、面取面21b(四隅の凸部21は更に面取部21c)を備える略四角錐台状に形成される。また、発泡芯材20の凸部21は、その大きさ、個数も樹脂製サンドイッチパネル10の凸部11aと同様である。しかしながら、発泡芯材20における外周部に配置される8個の凸部11a(例えば凸部211,212)は、図3に示すように、外側の側面21aが同一角度で連続する傾斜面とされる(樹脂製サンドイッチパネル10においては、角度を変えた環状の外周縁傾斜面13が形成される)。なお、外側の側面21aは、本実施形態では、好ましい実施形態の一例として同一角度で連続する傾斜面としたが、傾斜面の角度は部位により多少異なるように形成してもよい。また、発泡芯材20の凸部21の大きさは、樹脂製サンドイッチパネル10の凸部11aとの間に後述の空隙28(図3の拡大図A参照)が形成される程度とすると好適である。
As shown in FIG. 5, a
発泡芯材20の凸部21には、側面21aに突起部25が形成される。各凸部21に複数形成される突起部25は、後述するが、第1溶融樹脂シート11を介して金型のキャビティ内面に対して当接して支持する突起である。突起部25は、凸部21の基部に向かって登る傾斜面を備えるテーパ状に形成される。突起部25は、その形成される面である側面21aの幅よりも十分狭い幅で形成される。中央の凸部21には、4つの側面21aの全てに突起部25が形成され、縁側に形成される他の凸部21には内側の面(すなわち、外側の面以外)の側面21aに突起部25が形成される。
A
また、外周周りに隣り合う凸部21(例えば、凸部211と凸部212)との間には、凹部22が形成される。前述の樹脂製サンドイッチパネル10の凹部11bは、凹部22に対応して形成されるものである。
Further, recesses 22 are formed between adjacent protrusions 21 (for example,
発泡芯材20の第2面20bは、平坦面状に形成される。第2面20bには、格子状に溝部20b1が形成される。一方、中央の凸部21の周囲四方には、4つの貫通孔23が形成される。貫通孔23は、第1面20aから第2面20bに亘って数段階に孔径が縮径して形成される。第2面20b側の貫通孔23は、溝部20b1の交点に位置する(図4の拡大図B参照)。また、第1面20a側の貫通孔23には、貫通孔23から放射状に連通して形成されて、枝分かれして凸部21や凹部22とも連通する溝部21dが形成される。
The
樹脂製サンドイッチパネル10は、図6に示す成形装置60により形成される。成形装置60は、公知の構成とされる。成形装置60は、溶融樹脂シートを成形する樹脂供給装置61が対向して2台配置されて(第1樹脂供給装置61A、第2樹脂供給装置61B)、それぞれ第1溶融樹脂シート11、第2溶融樹脂シート12を成形する。樹脂供給装置61の下方には、金型80(第1金型81、第2金型82)が配置される。
The
樹脂供給装置61は、樹脂材料の供給口とされるホッパー65と、油圧モータ68と接続して内部に配置されるスクリューにより、ホッパー65から供給された材料を溶融、混錬する押出機66が設けられる。押出機66は、プランジャ72を備えるアキュムレータ70に接続され、溶融、混錬された樹脂材料は押出機66からアキュムレータ70に送られる。樹脂材料は、アキュムレータ70で高圧とされてTダイ71に送られて、適宜のタイミングでTダイ71のダイスリットが開かれて、ローラ79により送り出されて第1溶融樹脂シート11、第2溶融樹脂シート12が形成される。
The
ホッパー65に投入される樹脂材料は、ペレット状に形成されたポリオレフィン等からなる熱可塑性樹脂である。ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。また、これらにガラス繊維、タルク、顔料などの添加物剤を配合してもよい。
The resin material charged into the
金型80の第1金型81のキャビティ81a内には、前述の樹脂製サンドイッチパネル10の凸部11aを形成するための複数の凹部81a1が形成される。第1金型81の外周には、型枠83が形成される。型枠83は、第1溶融樹脂シート11に向けて移動して第1溶融樹脂シート11を吸着する。一方、第1金型81には、型枠83及び第1溶融樹脂シート11と第1金型81のキャビティ81a内の空間を減圧する真空ポンプ(図示せず)が設けられる。
In the
次に、図6~10に基づいて、樹脂製サンドイッチパネル10の製造方法について説明する。
発泡芯材準備工程;前述の発泡芯材20を準備する。
材料供給工程;第1樹脂供給装置61A、第2樹脂供給装置61Bからそれぞれ第1溶融樹脂シート11、第2溶融樹脂シート12を押し出して成形する(図6参照)。第1溶融樹脂シート11、第2溶融樹脂シート12は、金型80間(第1金型81と第2金型82との間)に供給される。なお、第1溶融樹脂シート11と第2溶融樹脂シート12の成形は同時である必要はなく、第2溶融樹脂シート12の成形は、後述の型締工程の直前であってもよい。
Next, a method for manufacturing the
Foam core material preparation step: The aforementioned
Material supply step: The first
賦形工程;型枠83を第1溶融樹脂シート11に向けて移動させて第1溶融樹脂シート11のシート面に当接させる(図7参照)。そして、型枠83と第1金型81を相対的に近づけると共に第1溶融樹脂シート11とキャビティ81a、型枠83とで形成される空間内を減圧して、第1溶融樹脂シート11をキャビティ81aに賦形させる(図8参照)。
Shaping step: The
発泡芯材挿入工程;材料供給工程から賦形工程の間に、図示しないロボットハンド等で支持した発泡芯材20をキャビティ81aに対向するように第1溶融樹脂シート11の外側に位置させておく(図8参照)。そして、第1溶融樹脂シート11が第1金型81に賦形された状態で発泡芯材20を第1金型81のキャビティ81a内に挿入する(図9参照)。発泡材料で形成される発泡芯材20は、温度の高い状態の第1溶融樹脂シート11と接触する部分が溶けて、発泡芯材20と第1溶融樹脂シート11が溶着して接続する溶着部(例えば溶着部21e,21f(図3参照))が形成される。
Foam core inserting step: Between the material supply step and the shaping step, the
型締工程;発泡芯材20の外側の対向位置に第2溶融樹脂シート12を位置させて(換言すると、第2金型82のキャビティ82aと発泡芯材20との間に第2溶融樹脂シート12を位置させて)、第1溶融樹脂シート11を第1金型81のキャビティ81a内に賦形した状態で発泡芯材20を挿入した第1金型81と第2金型82(キャビティ82a)を相対的に接近させて、環状のピンチオフ部81b,82b同士が当接するまで型締する。このようにして、第1溶融樹脂シート11と第2溶融樹脂シート12は、発泡芯材20を挟み込むようにして外周縁のピンチオフ部81b,82bに沿って溶着される。発泡芯材20と第2溶融樹脂シート12が接する部分は発泡芯材20が溶けて溶着部20b2(図3参照)が形成される。
Mold clamping step: The second
ここで、発泡芯材挿入工程において、発泡芯材20は、凸部21aの上面の平坦面が第1溶融樹脂シート11と接触して溶けることで溶着部21fが形成されて、第1金型81(キャビティ81a)に対して保持される。そして、特に凸部21aにおける、第1金型81aに対して下側(図6等における下側)に位置する側面21aの突起部25の一部(図3における溶着部21e)が第1溶融樹脂シート11と接触することで、発泡芯材20は、キャビティ81aの内面に対して当接して支持される。すなわち、従来は、発泡芯材20が大型の場合には、その自重により第1溶融樹脂シート11に対して下方にズレてしまうことがあったが、本実施形態における発泡芯材20は、突起部25により支持されるので、発泡芯材20の自重により位置ズレしてしまうことが低減される。このようにして、発泡芯材20の位置ズレの修正等の必要がなくなるので、樹脂製サンドイッチパネル10における生産効率が向上される。さらに、突起部25は、テーパ状に形成されるため、発泡芯材20の挿入時において突起部25と第1溶融樹脂シート11との干渉量が徐々に増加する。従って、突起部25が第1溶融樹脂シート11を破ってしまう等の不具合を低減しつつ十分な干渉量を得ることができる。なお、図3の拡大図Aに示すように、突起部25の図3における上方には空隙28が形成される。
Here, in the step of inserting the foamed core material, the foamed
また、突起部25は、十分に幅が狭く形成されている。ここで、突起部25を設けずに、凸部21の側面21aと第1溶融樹脂シート11の干渉量を増大させた場合には、発泡芯材20と第1溶融樹脂シート11の抵抗が大きくなりすぎて第1溶融樹脂シート11のズレや破けが発生したり、成形後の第1溶融樹脂シート11の表面にシワが発生したり、発泡芯材20が十分に奥まで入らないことがある。従って、十分に幅が狭く形成される突起部25により、第1金型81への発泡芯材20の挿入時においても第1溶融樹脂シート11の破け等が低減される。
Also, the
また、図3に示すように、発泡芯材20の外周には外周空間部16が形成される。外周空間部16は、発泡芯材20の平板面(第1面20a、第2面20b)上の各溝部21d、20b1と連通する。従って、発泡芯材挿入工程や型締工程で、第1溶融樹脂シート11と発泡芯材20の第1面20aとの間、及び、第2溶融樹脂シート12と発泡芯材20の第2面20bとの間に生じる空気溜まりを外周空間部16に逃がすことができる。さらに、第1金型81には、孔部11cを介してキャビティ81aの外に空気を逃がす流通路(図示せず)が形成される。この流通路によっても、空気溜まりを低減することができる。
Further, as shown in FIG. 3 , an outer
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は本実施形態により限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。例えば、突起部25は、成形時において発泡芯材20の自重を支えることができる面(例えば下面)に形成されていればよい。また、突起部25は、凸部21の側面21aに形成したが、発泡芯材20の外縁面26(図5参照)に形成することもできる。従って、凸部21が形成されない両面フラットな発泡芯材20にも突起部25を形成することができる。特に、外縁面26に突起部25を設ける場合においては、成形時において発泡芯材20の自重を支えることができる方向(例えば上下方向)にのみ形成することが好ましい。突起部25を、発泡芯材20の自重を支えることができない方向(例えば水平方向)に設けた場合には、突起部25が溶融樹脂シートに引っ掛かることがある。すると、型枠83で溶融樹脂シートを保持する力は強くできないこともあるため、溶融樹脂シートは発泡芯材20と共に位置ズレすることがある。また、点対称に形成される本実施形態の発泡芯材20は、突起部25を複数設けることにより、第1金型81への挿入時における方向性を解消している。また、突起部25は、本実施形態においてはテーパ状に形成したが、これに限られず、種々の形状で突起部25を形成することもできる。また、突起部25は、等幅に形成したが、これに限られず、例えば基端部に向けて拡幅するよう形成することもできる。
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the embodiments and can be implemented in various forms. For example, the
10 樹脂製サンドイッチパネル 11 溶融樹脂シート
11 第1溶融樹脂シート 11a 凸部
11a1 側面 11a2 面取面
11a3 面取部 11b 凹部
11c 孔部 12 第2溶融樹脂シート
16 外周空間部 20 発泡芯材
20a 第1面 20b 第2面
20b1 溝部
20b2,21e,21f 溶着部 21 凸部
21a 側面 21b 面取面
21c 面取部 21d 溝部
22 凹部 23 貫通孔
25 突起部 26 外縁面
28 空隙
60 成形装置
61 樹脂供給装置 61A 第1樹脂供給装置
61B 第2樹脂供給装置 65 ホッパー
66 押出機 68 油圧モータ
70 アキュムレータ 71 Tダイ
72 プランジャ 79 ローラ
80 金型 81 第1金型
81a,82a キャビティ 81a1 凹部
82 第2金型 81b,82b ピンチオフ部
83 型枠
111 凸部 112 凸部
211 凸部 212 凸部
REFERENCE SIGNS
Claims (6)
前記第1溶融樹脂シートが前記第1金型に賦形された状態で前記発泡芯材を前記第1金型のキャビティ内に挿入する発泡芯材挿入工程と、
前記第1金型と第2金型を用いて前記第1溶融樹脂シートと第2溶融樹脂シートにより前記発泡芯材を挟み込むように外周縁を溶着する型締工程と、
を有することを特徴とする樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。 It is formed in a flat plate shape, and on one side , a plurality of convex portions having a plurality of flat side surfaces are formed, and a flat first mold corresponding to the plurality of flat side surfaces is formed via the first molten resin sheet. a foam core material preparation step of preparing a foam core material provided with protrusions formed on the side surfaces of each of the protrusions so as to abut against and support the inner surface of the cavity and having a width sufficiently narrower than that of the side surfaces; ,
a foam core material inserting step of inserting the foam core material into the cavity of the first mold in a state where the first molten resin sheet is shaped in the first mold;
a mold clamping step of welding the outer peripheral edge of the foam core material between the first molten resin sheet and the second molten resin sheet using the first mold and the second mold;
A method for manufacturing a resin sandwich panel, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019014382A JP7257605B2 (en) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | Foam core material, resin sandwich panel, and method for manufacturing resin sandwich panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019014382A JP7257605B2 (en) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | Foam core material, resin sandwich panel, and method for manufacturing resin sandwich panel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020121465A JP2020121465A (en) | 2020-08-13 |
JP7257605B2 true JP7257605B2 (en) | 2023-04-14 |
Family
ID=71993387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019014382A Active JP7257605B2 (en) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | Foam core material, resin sandwich panel, and method for manufacturing resin sandwich panel |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7257605B2 (en) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013173327A (en) | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Kyoraku Co Ltd | Resin panel and sandwich panel |
JP2013244977A (en) | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Oji Interpack Co Ltd | Pallet |
JP2015104887A (en) | 2013-12-01 | 2015-06-08 | キョーラク株式会社 | Resin sandwich panel, and method for manufacturing the same |
US20170197752A1 (en) | 2014-06-25 | 2017-07-13 | Airdex Corporation | Load bearing structure |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS525738B2 (en) * | 1971-12-16 | 1977-02-16 | ||
IT1231336B (en) * | 1989-08-17 | 1991-11-28 | Sviluppo Settori Impiego Srl | PROCEDURE FOR THE PREPARATION OF STRUCTURAL AND THERMAL INSULATION BODIES AND PRODUCTS SO OBTAINED |
-
2019
- 2019-01-30 JP JP2019014382A patent/JP7257605B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013173327A (en) | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Kyoraku Co Ltd | Resin panel and sandwich panel |
JP2013244977A (en) | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Oji Interpack Co Ltd | Pallet |
JP2015104887A (en) | 2013-12-01 | 2015-06-08 | キョーラク株式会社 | Resin sandwich panel, and method for manufacturing the same |
US20170197752A1 (en) | 2014-06-25 | 2017-07-13 | Airdex Corporation | Load bearing structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020121465A (en) | 2020-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10688751B2 (en) | Foam structural material, resin panel, and method for manufacturing a resin panel | |
KR101933393B1 (en) | Resin sandwich panel and resin sandwich panel manufacturing method | |
JP5966429B2 (en) | Manufacturing method of resin panel, manufacturing method of sandwich panel | |
JP6802375B2 (en) | Fuel tank manufacturing equipment | |
JP6003044B2 (en) | Resin sandwich panel material and method for manufacturing the same | |
JP7257605B2 (en) | Foam core material, resin sandwich panel, and method for manufacturing resin sandwich panel | |
KR101171935B1 (en) | Foam article molding apparatus having mold unificating with injection | |
JP4980757B2 (en) | Method for forming different types of foamed molded products | |
JP6485052B2 (en) | Resin panel | |
JP6875637B2 (en) | Structure and manufacturing method | |
JP5945980B2 (en) | Temporary toilet unit | |
JP6016073B2 (en) | Laminated panel | |
JP7495600B2 (en) | SUPPORT ARM AND METHOD FOR SUPPORTING SUPPORTED MEMBER | |
JP5827611B2 (en) | Resin duct, duct structure and manufacturing method | |
JP2021008719A (en) | panel | |
CN212860253U (en) | Disc mold structure of isolating plug | |
JPH0736725Y2 (en) | Foam resin molding equipment | |
JP2019025790A (en) | Resin panel and production method | |
JP2020131628A (en) | Metal mold for resin-made sandwich panel and manufacturing method of resin-made sandwich panel | |
WO2019167628A1 (en) | Foamed molding, laminated body, and method for manufacturing laminated body | |
JP2022037883A (en) | Resin panel and method for manufacturing resin panel | |
WO2019167627A1 (en) | Foamed molding, laminated body, and method for manufacturing laminated body | |
TW201125712A (en) | Clamping mold plate structure of injection molding machine | |
JP2001030346A (en) | Thermal molding roll | |
JPH0518705B2 (en) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200708 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20200708 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220915 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7257605 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |