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JP7256269B2 - 部品実装機及び対基板作業システム - Google Patents

部品実装機及び対基板作業システム Download PDF

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Description

本明細書では、部品実装機及び対基板作業システムを開示する。
従来、部品を基板上に実装する部品実装機が知られている。例えば、特許文献1の部品実装機は、基板へ実装される部品を供給する部品供給装置と、部品を保持可能なノズルを有するヘッドと、ヘッドをXY方向に移動させる移動装置と、部品を撮像可能な複数のカメラと、各種装置を制御する制御装置とを備えたものが開示されている。複数のカメラとしては、ノズルに吸着されている部品の下面を撮像可能なパーツカメラや、ノズルに吸着されている部品の側面を撮像可能な側面カメラが例示されている。制御装置は、ノズルに吸着されている部品の下面を撮像した画像に基づいてノズルに対する部品の位置ずれ量を検出する。また、制御装置は、部品を基板の所定位置に装着する前後の撮像タイミングで部品の画像を撮像し、位置ズレ(実装エラー)が生じているか否かを判定する。
国際公開第2016/092651号パンフレット
ところで、こうした部品実装機において、カメラで撮像した画像を正常画像と異常画像とに分類することが考えられる。例えば、ノズルに吸着されている部品の下面を撮像した画像に基づいてノズルに対する部品の位置ずれ量を検出したときに、その位置ずれ量が許容範囲を超えていなければそのときの画像を正常画像に分類し、許容範囲を超えたならば異常画像に分類することが考えられる。また、部品を基板の所定位置に装着する前後の撮像タイミングで部品の画像を撮像し、実装エラーが生じていなければそのときの画像を正常画像に分類し、実装エラーが生じていればそのときの画像を異常画像に分類することが考えられる。ここで、部品を基板の所定位置に装着する際に実装エラーが生じた場合において、ノズルに吸着されたその部品の下面を撮像した画像に基づく位置ずれ量が許容範囲を超えていなかったならば、その部品の下面を撮像した画像は正常画像として分類されたままとなる。
しかしながら、結果的に実装エラーが発生したということは、その部品の下面を撮像した画像に基づく位置ずれ量の算出が正しくなかったというおそれがある。例えば、ノズルに吸着された部品の下面を撮像した画像から部品を抽出する際に、ゴミやホコリなどによって正しく部品を抽出することができず、その結果、位置ずれ量を正しく算出できなかったおそれがある。そのようなおそれのある部品の下面を撮像した画像を正常画像のまま分類しておいた場合、その部品のシェイプデータなどをブラッシュアップする際にその画像を利用すると、逆効果になることがある。
本明細書で開示する発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることを主目的とする。
本明細書で開示する部品実装機は、
部品を基板上に実装する部品実装機であって、
前記基板へ実装される部品を供給する部品供給装置と、
前記部品を保持可能なノズルを有するヘッドと、
前記ヘッドをXY方向に移動させる移動装置と、
前記部品供給装置から供給される部品を前記ヘッドの前記ノズルに吸着する吸着動作、前記ヘッドを前記基板の所定位置に移動させる移動動作及び前記ノズルに吸着された前記部品を前記所定位置に装着する装着動作を含む一連の作業が実行されるよう前記部品供給装置、前記ヘッド及び前記移動装置を制御する制御装置と、
前記一連の作業の実行中の少なくとも2回の撮像タイミングで前記部品を撮像可能な1又は複数のカメラと、
を備え、
前記制御装置は、前記撮像タイミングが到来したときに前記部品を撮像するよう前記1又は複数のカメラのうちの1つを制御し、今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作の正否を判定し、前記正否の判定結果が正常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像を正常画像に分類し、異常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する、
ものである。
この部品実装機では、撮像タイミングが到来したときに部品を撮像し、今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作の正否を判定し、正否の判定結果が正常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像を正常画像に分類する。一方、異常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する。つまり、今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作が異常と判定されたならば、今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像に基づく判定も本来異常と判定されるべきであったおそれがあるため、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する。こうすることにより、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることができる。
なお、制御装置は、1つの制御部で構成されていてもよいし、2つ以上の制御部で構成されていてもよい。後者の場合、例えば、部品供給装置、ヘッド、移動装置及びカメラを制御すると共に動作の正否を判定する制御部と、画像を正常画像又は異常画像に分類する制御部(管理部)とに分かれていてもよい。
対基板作業システム1の構成の概略を示す説明図。 部品実装モジュール10の構成の概略を示す説明図。 ヘッドユニット40の構成の概略を示す説明図。 部品実装モジュール10及び管理サーバ90の電気的な接続関係を示すブロック図。 部品実装処理の一例を示すフローチャート。 画像保存処理の一例を示すフローチャート。 部品Pa~Pdが装着された基板Sの平面図。
次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は、対基板作業システム1の構成の概略を示す説明図であり、図2は、部品実装モジュール10の構成の概略を示す説明図、図3は、ヘッドユニット40の構成の概略を示す説明図、図4は部品実装モジュール10及び管理サーバ90の電気的な接続関係を示すブロック図である。
対基板作業システム1は、図1に示すように、はんだペースト印刷機3と、はんだペースト検査機4と、実装ライン5と、リフロー炉6と、基板外観検査機7とを備えている。実装ライン5は、一列に配置された複数の部品実装モジュール10で構成されている。各機3,4,5,6,7は、通信ネットワーク(例えばLAN)2を介して管理サーバ90に双方向通信可能なように接続されている。
対基板作業システム1を構成する各機の動作概要について説明する。各機は、管理サーバ90から送信される生産ジョブにしたがって処理を実行する。生産ジョブは、各部品実装モジュール10においてどの部品種の部品をどういう順序で基板のどの位置に実装するか、また、何枚の基板に部品の実装を行うかなどを定めた情報である。はんだペースト印刷機3は、上流側から搬入される基板の表面のうち各部品を実装する位置に所定のパターンではんだペーストを印刷し、下流側のはんだペースト検査機4へ搬出する。はんだペースト検査機4は、搬入された基板にはんだペーストが正しく印刷されているか否かの検査を行う。はんだペーストが正しく印刷された基板は、中間コンベア8aを介して実装ライン5の部品実装モジュール10に供給される。実装ライン5に配置された複数の部品実装モジュール10は、上流側から順に基板への部品実装を行う。全部品の実装が完了した基板は、部品実装モジュール10から中間コンベア8bを介してリフロー炉6に供給される。リフロー炉6では、基板のはんだペーストが溶融したあと固化するため各部品が基板上に固定される。リフロー炉6から搬出された基板は、中間コンベア8cを介して基板外観検査機7に搬入される。基板外観検査機7では、全部品が実装された基板を撮像して得られた外観検査用画像に基づいて外観検査の正否を判定する。
部品実装モジュール10は、図2に示すように、部品供給装置14と、基板搬送装置18と、XYロボット(移動装置)24と、ヘッドユニット40と、パーツカメラ70、マークカメラ72と、コントローラ80(図4参照)とを備える。なお、本実施形態において、図2の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品供給装置14は、筐体12の前側に着脱可能に取り付けられたテープフィーダ16を備える。テープフィーダ16は、部品Pが所定間隔で収容されているテープが巻回されたリール16aを備えており、図示しない駆動モータを駆動してリール16aからテープを引き出すことにより部品Pを部品供給位置まで送り出す。
基板搬送装置18は、ベルトコンベア装置20を備えており、ベルトコンベア装置20の駆動により基板Sを図2の左から右(基板搬送方向)へと搬送する。基板搬送装置18の基板搬送方向(X軸方向)中央部には、搬送された基板Sを裏面側から支持ピンによって支持する基板支持装置22が設けられている。
XYロボット24は、図2に示すように、Y軸ガイドレール26と、Y軸スライダ28と、X軸ガイドレール30と、X軸スライダ32とを備える。Y軸ガイドレール26は、装置上部にY軸方向に沿って設けられている。Y軸スライダ28は、Y軸ガイドレール26に沿って移動可能である。X軸ガイドレール30は、Y軸スライダ28の前面にX軸方向に沿って設けられている。X軸スライダ32は、ヘッドユニット40が取り付けられており、X軸ガイドレール30に沿って移動可能となっている。そのため、XYロボット24は、ヘッドユニット40をXY方向に移動させることができる。
ヘッドユニット40は、図3に示すように、ロータリヘッド44と、R軸アクチュエータ46と、Z軸アクチュエータ50と、側面カメラ60とを備える。
ロータリヘッド44は、吸着ノズル41を保持する複数(ここでは12本)のノズルホルダ42が回転軸と同軸の円周上に所定角度間隔(例えば30度)で配置されている。ノズルホルダ42は、Z軸方向に延伸された中空円筒部材として構成されている。ノズルホルダ42の上端部42aは、ノズルホルダ42の軸部よりも大きな径の円柱状に形成されている。また、ノズルホルダ42は、上端部42aよりも下方の所定位置に、軸部よりも大きな径のフランジ部42bが形成されている。このフランジ部42bの下方の円環面と、ロータリヘッド44の上面に形成された図示しない窪みとの間には、スプリング(コイルスプリング)45が配置されている。このため、スプリング45は、ロータリヘッド44の上面の窪みをスプリング受けとして、ノズルホルダ42(フランジ部42b)を上方に付勢する。ロータリヘッド44の下面中央には、光を反射可能な円筒状の反射体44aが取り付けられている。ロータリヘッド44は、その内部に、各ノズルホルダ42を個別に回転させるQ軸アクチュエータ49(図4参照)を備えている。このQ軸アクチュエータ49は、図示は省略するが、ノズルホルダ42の円筒外周に設けられたギヤに噛み合わされた駆動ギヤと、駆動ギヤの回転軸に接続された駆動モータとを備える。このため、複数のノズルホルダ42が、軸回り(Q方向)にそれぞれ個別に回転可能となり、これに伴って各吸着ノズル41もそれぞれ個別に回転可能となる。
R軸アクチュエータ46は、ロータリヘッド44に接続される回転軸47と、回転軸47に接続された駆動モータ48を備えている。このR軸アクチュエータ46は、駆動モータ48を所定角度(例えば30度)ずつ間欠的に駆動させることにより、ロータリヘッド44を所定角度ずつ間欠回転させる。これにより、ロータリヘッド44に配置された各ノズルホルダ42は周方向に所定角度ずつ旋回移動する。ここで、ノズルホルダ42は、移動可能な複数の位置のうち所定の作業位置WP(図3位置)にあるときに、部品供給装置14から部品供給位置に供給される部品Pを吸着ノズル41で吸着したり吸着ノズル41に吸着された部品Pを基板Sの所定の配置位置へ載せたりする。
Z軸アクチュエータ50は、Z軸方向に延伸されボールネジナット52を移動させるネジ軸54と、ボールネジナット52に取り付けられたZ軸スライダ56と、回転軸がネジ軸54に接続された駆動モータ58とを備える送りネジ機構として構成されている。このZ軸アクチュエータ50は、駆動モータ58を回転駆動することにより、Z軸スライダ56をZ軸方向に移動させる。Z軸スライダ56には、ロータリヘッド44側に張り出した略L字状のレバー部57が形成されている。レバー部57は、作業位置WPを含む所定範囲に位置するノズルホルダ42の上端部42aに当接可能となっている。このため、Z軸スライダ56のZ軸方向の移動に伴ってレバー部57がZ軸方向に移動すると、所定範囲内に位置するノズルホルダ42(吸着ノズル41)をZ軸方向に移動させることができる。
側面カメラ60は、ヘッドユニット40の下部に設けられCCDやCMOS等の撮像素子62aを内蔵するカメラ本体62と、撮像素子62aに画像を結像させる光学系64とを備える。光学系64は、ロータリヘッド44の反射体44aに向けて光を発光するLEDなどの発光体が複数設けられている。光学系64は、その内部に、外部から入射した光を屈折させて撮像素子62aに導くミラーを備える。側面カメラ60は、作業位置WPに停止している吸着ノズル41及びその吸着ノズル41に吸着された部品Pの側面を撮像する。
パーツカメラ70は、図2に示すように、部品供給装置14と基板搬送装置18との間に配置されている。パーツカメラ70は、パーツカメラ70の上方が撮像範囲であり、吸着ノズル41に保持された部品Pを下方から撮像して撮像画像を生成する。
マークカメラ72は、図2に示すように、X軸スライダ32の下面に設けられている。マークカメラ72は、対象物を上方から撮像して撮像画像を生成する。マークカメラ72の撮像対象物としては、部品供給装置14のテープフィーダ16から送り出されるテープに保持されている部品P、基板Sに付されたマーク、基板Sに装着されたあとの部品P、基板Sに印刷されたはんだなどが挙げられる。
コントローラ80は、図4に示すように、CPU81を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU81の他に、ROM82、HDD83、RAM84、入出力インタフェース85などを備える。これらは、バス86を介して接続されている。コントローラ80は、側面カメラ60やパーツカメラ70、マークカメラ72からの画像信号などを入出力インタフェース85を介して入力する。なお、X軸スライダ32,Y軸スライダ28,Z軸アクチュエータ50,Q軸アクチュエータ49及びR軸アクチュエータ46には、それぞれ図示しない位置センサが装備されており、コントローラ80はそれらの位置センサからの位置情報も入力する。また、コントローラ80は、部品供給装置14や基板搬送装置18、X軸スライダ32を移動させるX軸アクチュエータ33、Y軸スライダ28を移動させるY軸アクチュエータ29、Z軸アクチュエータ50(駆動モータ58)、Q軸アクチュエータ49(駆動モータ)、R軸アクチュエータ46(駆動モータ48)、図示しない真空ポンプと吸着ノズル41との連通と遮断とを行う電磁弁68への駆動信号などを入出力インタフェース85を介して出力する。
管理サーバ90は、図4に示すように、CPU91やROM92、基板Sの生産ジョブなどを記憶するHDD93、RAM94、入出力インタフェース95などを備える。これらは、バス96を介して接続されている。管理サーバ90は、マウスやキーボード等の入力デバイス97から入力信号が入出力インタフェース95を介して入力される。また、管理サーバ90は、ディスプレイ98への画像信号を入出力インタフェース95を介して出力する。ここで、基板Sの生産ジョブは、部品実装モジュール10においてどの部品Pをどの順番で基板Sへ実装するか、また、そのように部品Pを実装した基板Sを何枚作製するかなどを定めたデータである。この生産ジョブは、作業者により予め入力され、生産を開始する際に管理サーバ90から部品実装モジュール10へ送信される。管理サーバ90は、各カメラ60,70,72で撮像された画像を部品実装モジュール10のコントローラ80から受信し、それらの画像を正常画像か異常画像に分類分けしてHDD93に保存する。
次に、部品実装モジュール10の動作について説明する。図5は、コントローラ80のCPU81により実行される部品実装処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、管理サーバ90から生産ジョブを受信し、生産開始が指示されたときに開始される。なお、この部品実装処理では、部品供給装置14から供給される部品Pをロータリヘッド44の各吸着ノズル41に吸着し(吸着動作)、ロータリヘッド44を基板S上に移動させ(移動動作)、各吸着ノズル41に吸着された部品Pを基板S上の所定の配置位置に装着する(装着動作)、という一連の作業を行う。この部品実装処理は、基板支持装置22によって支持されている基板Sに、部品実装モジュール10に割り当てられた部品Pをすべて実装するまで、繰り返し実行される。
部品実装処理では、CPU81は、まず、ロータリヘッド44の吸着ノズル41に部品Pを吸着させる(S100)。ここでは、CPU81は、ロータリヘッド44の作業位置WPが部品供給装置14の部品供給位置に移動するようX軸アクチュエータ33、Y軸アクチュエータ29及びR軸アクチュエータ46を制御し、その作業位置WPにある吸着ノズル41を下降するようZ軸アクチュエータ50を制御し、吸着ノズル41に負圧を作用させて吸着ノズル41に部品Pを吸着するよう電磁弁68を制御する(吸着動作)。続いて、CPU81は、作業位置WPにある吸着ノズル41の先端を側面カメラ60で撮像する(S110)。続いて、CPU81は、撮像した画像に基づいて吸着ノズル41の先端に部品Pが正しく吸着されているか否かの吸着判定を行い、側面カメラ60で撮像した画像と吸着判定の結果をその部品Pの識別情報と共に管理サーバ90へ送信する(S120)。吸着判定は、吸着ノズル41の先端に部品Pが写っており且つ写っている部品Pの上下方向の長さが許容範囲内だったならば正常、そうでなければ異常と判定する。例えば部品Pが直方体形状の場合、部品Pの長手方向が水平になるように吸着すべきところを部品Pの長手方向が斜めになっていたとすると、写っている部品Pの上下方向の長さが許容範囲を超える。そのため、斜めに吸着された部品Pは異常と判定される。こうしたS100~S120の処理は、ロータリヘッド44に保持されている複数の吸着ノズル41のそれぞれを順次作業位置WPに位置決めしながら、すべての吸着ノズル41に対して実行される。
次に、CPU81は、X軸アクチュエータ33及びY軸アクチュエータ29を制御して、ロータリヘッド44を部品供給装置14上から基板S上に移動させる(S130)。ロータリヘッド44の移動はパーツカメラ70の上方を経由して行われる。ロータリヘッド44がパーツカメラ70の上方を通過する際には、CPU81は、吸着ノズル41に吸着されている部品Pをパーツカメラ70で撮像する(S140)。続いて、CPU81は、撮像した画像に基づいて吸着ノズル41の先端に部品Pが正しく吸着されているか否かの判定を行い、パーツカメラ70で撮像した画像と吸着判定の結果をその部品Pの識別情報と共に管理サーバ90へ送信する(S150)。ここでの吸着判定は、吸着ノズル41の先端に部品Pが写っており且つ写っている部品Pの位置ずれ量が許容範囲内だったならば正常、そうでなければ異常と判定する。位置ずれ量はその部品Pを基板S上の所定の配置位置に載せるときに部品Pの位置を補正するのに用いられる。位置ずれ量が許容範囲を超えている場合には、部品Pの位置を補正しきれないため異常と判定される。こうしたS130~S150の処理は、ロータリヘッド44に保持されているすべての吸着ノズル41に対して実行される。
次に、CPU81は、部品Pを基板S上の所定の配置位置に装着させる(S160)。ここでは、CPU81は、装着対象の部品Pを吸着している吸着ノズル41がロータリヘッド44の作業位置WPに来るようR軸アクチュエータ46を制御すると共に、その作業位置WPが所定の配置位置に移動するようX軸アクチュエータ33及びY軸アクチュエータ29を制御する。また、CPU81は、その作業位置WPにある吸着ノズル41を下降するようZ軸アクチュエータ50を制御し、吸着ノズル41に正圧を作用させて部品Pが吸着ノズル41から外れて所定の配置位置に載るよう電磁弁68を制御する(装着動作)。続いて、CPU81は、作業位置WPにある吸着ノズル41の先端を側面カメラ60で撮像する(S170)。続いて、CPU81は、撮像した画像に基づいて部品Pが基板Sへ装着されたか否かの装着判定を行い、側面カメラ60で撮像した画像と装着判定の結果をその部品Pの識別情報と共に管理サーバ90へ送信する(S180)。装着判定は、吸着ノズル41の先端に部品Pが写っていなければ正常、そうでなければ異常と判定する。こうしたS160~S180の処理は、ロータリヘッド44に保持されている複数の吸着ノズル41のそれぞれを順次作業位置WPに位置決めしながら、すべての吸着ノズル41に対して実行される。
次に、CPU81は、基板Sのうち部品Pが装着された部分をマークカメラ72で撮像する(S190)。ここでは、CPU81は、基板Sのうち部品Pが装着された部分の直上にマークカメラ72が配置されるようX軸アクチュエータ33及びY軸アクチュエータ29を制御し、その部分をマークカメラ72で撮像する。続いて、CPU81は、撮像した画像に基づいて部品Pが基板Sの所定の配置位置に正しく装着されたか否かの外観検査を行い、マークカメラ72で撮像した画像と外観検査の結果をその部品Pの識別情報と共に管理サーバ90へ送信し(S200)、この部品実装処理を終了する。外観検査では、基板Sの所定の配置位置から許容範囲内に部品Pが収まっていれば正常、そうでなければ異常と判定する。こうしたS190~S200の処理は、この部品実装モジュール10が基板Sに対して実装することになっているすべての部品Pに対して実行される。なお、部品実装処理のフローチャートにおいて、異常と判定された部品Pについてはその後の一連の作業を中止してもよい。
次に、管理サーバ90の動作について説明する。図6は、管理サーバ90のCPU91により実行される画像保存処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、管理サーバ90が部品実装モジュール10から画像を受信するたびに実行される。
画像保存処理では、CPU91は、まず、部品実装モジュール10から送信されてきた画像を、部品Pの識別情報や判定の結果と共に受信する(S300)。続いて、CPU91は、画像に付されていた判定の結果が正常か異常かを判定し(S310)、正常だったならば今回受信した画像を正常画像としてその画像に写っている今回の部品Pの識別情報に対応づけてHDD93に保存し(S320)、この画像保存処理を終了する。一方、S310で異常だったならば、CPU91は、今回受信した画像を異常画像としてその画像に写っている今回の部品Pの識別情報に対応づけてHDD93に保存し(S330)、更に、今回の部品Pの識別情報に対応づけてHDD93に保存されている正常画像を異常画像に再分類し(S340)、この画像保存処理を終了する。最終的に正常画像として分類された画像は、部品関連データ(例えば部品のシェイプデータなど)を編集する際に用いられる。
次に、画像保存処理について図7を例に挙げて説明する。図7は、部品Pa~Pdが装着された基板Sの平面図である。基板Sは、部品Pa~Pdが部品実装モジュール10よってこの順(アルファベット順)に装着されたこととする。なお、部品実装モジュール10から管理サーバ90へ送信される画像には、その画像に写っている部品Pの識別情報のほか、撮像条件(カメラ種別及び撮像タイミング)も添付されているものとする。
部品Pa~Pdについて、いずれの撮像タイミングで撮像した画像もすべて正常だった場合、管理サーバ90のHDD93には表1に示すような画像分類データが保存される。一方、部品Pa~Pcについてはいずれの撮像タイミングで撮像した画像もすべて正常だったが、部品Pdについては部品吸着後の画像とヘッド移動中の画像は正常、その後の部品装着後の画像が異常だった場合、管理サーバ90のHDD93には、一旦、表2に示すような画像分類データが保存される(図6のS330)。その後、今回の部品Pdに対応づけて保存されている画像が異常画像に再分類されて保存される(図6のS340)。その結果、HDD93には、表3に示すような画像分類データが保存される。すなわち、部品Pdの部品吸着後の画像とヘッド移動中の画像は、正常画像から異常画像に再分類される。なお、部品実装モジュール10は、部品Pdについては異常と判定されたあと一連の作業(ここでは部品装着後のマークカメラ72による撮像)を中止する。
Figure 0007256269000001
Figure 0007256269000002
Figure 0007256269000003
ここで、本実施形態の構成要素と本明細書に開示の部品実装機の構成要素との対応関係について説明する。本実施形態の部品実装モジュール10と管理サーバ90とが本明細書に開示の部品実装機に相当し、部品供給装置14が部品供給装置に相当し、XYロボット24が移動装置に相当し、側面カメラ60、パーツカメラ70及びマークカメラ72がカメラに相当し、コントローラ80及び管理サーバ90が制御装置に相当する。
以上説明した本実施形態では、撮像タイミングが到来したときに部品Pを撮像し、今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作の正否を判定し、正否の判定結果が正常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像を正常画像に分類する。一方、異常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する。つまり、今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作が異常と判定されたならば、今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像に基づく判定も本来異常と判定されるべきであったおそれがあるため、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する。こうすることにより、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることができる。
また、コントローラ80は、今回の撮像タイミングの直前に実行された動作の正否の判定結果が正常だったならば一連の作業を続行し、異常だったならば一連の作業を中止する。すなわち、コントローラ80は、異常と判定されたあと一連の作業を中止するため、無駄に時間を浪費したり無駄に撮像したりすることがなくなる。
更に、撮像タイミングは、吸着動作の直後のタイミング、移動動作の途中のタイミング、装着動作の直後のタイミング及び外観検査のタイミングを含む。部品供給装置14から部品Pを吸着する際のエラーは、吸着動作の直後のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。吸着ノズル41に吸着された部品Pの姿勢(位置ズレ)は、移動動作の途中のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。基板Sに部品Pを装着する際のエラーは、装着動作の直後のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。基板Sに装着された部品Pに関するエラーは、外観検査のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。
更にまた、コントローラ80は、今回の撮像タイミングの直前に実行された動作の正否の判定結果が異常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像されたすべての画像を異常画像に分類する。そのため、確実に、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることができる。
そしてまた、最終的に正常画像として分類された画像は、信頼性が高いため、それを用いて部品関連データをブラッシュアップすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、管理サーバ90が画像保存処理(図6)を実行するものとしたが、部品実装モジュール10のコントローラ80が画像保存処理を実行するものとしてもよい。
上述した実施形態の画像保存処理(図6)では、受信した画像が異常画像だと判定されていた場合には、今回受信した画像に加えてその画像に写っている部品Pに対応付けて保存されている画像のすべてを異常画像として保存するようにした(S330,S340)が、今回受信した画像に加えてその画像に写っている部品に対応付けて保存されている画像の一部だけ(例えば予め同じグループであると定められた画像)を異常画像として保存するようにしてもよい。同じグループであると定められた画像としては、例えば同じカメラで撮像された画像などが挙げられる。こうすれば、今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像のうち、例えば、信頼性の低いもの(今回撮像された画像と同じカメラで撮像された画像など)は異常画像として保存し、信頼性の高いものは正常画像のまま残すことができる。
上述した実施形態において、管理サーバ90は、画像保存処理(図6)のS300において、部品実装モジュール10から部品Pの画像を受信するほか、基板外観検査機7から外観検査用画像を受信してもよい。その場合、管理サーバ90は、図6のS310において、外観検査用画像に付されていた判定の結果が正常か異常かを判定し、正常だったならば外観検査用画像を正常画像としてその画像に写っている今回の部品Pの識別情報に対応づけてHDD93に保存する(S320)。一方、S310で異常だったならば、管理サーバ90は、外観検査用画像を異常画像としてその画像に写っている今回の部品Pの識別情報に対応づけてHDD93に保存し(S330)、更に、今回の部品Pの識別情報に対応づけてHDD93に保存されている正常画像を異常画像に再分類して保存する(S340)。すなわち、外観検査で異常と判定されたならば、外観検査よりも前の撮像タイミングで撮像された画像に基づく判定も本来異常と判定されるべきであったおそれがあるため、外観検査画像と外観検査よりも前の撮像タイミングで部品実装モジュール10で撮像された画像とを異常画像に分類する。こうすることにより、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることができる。なお、この場合、部品実装モジュール10における撮像タイミングは少なくとも1回あればよく、例えば図5の部品実装処理のS110,S120,S170~S200を省略し、部品Pを保持した吸着ノズル41がパーツカメラ70の上方を通過するときの撮像タイミング(部品Pを下方から撮像)だけとしてもよい。
上述した実施形態では、側面カメラ60で撮像した画像と、パーツカメラ70で撮像した画像と、マークカメラ72で撮像した画像を用いる場合について例示したが、特にカメラの台数は限定されるものではない。例えば、これらのカメラのうちの1台であってもよい。カメラが1台の場合には、そのカメラで少なくとも2回の撮像タイミングで部品Pを撮像すればよい。
上述した実施形態において、側面カメラ60で撮像した画像には、作業位置WPにあるノズル41のほか、その作業位置WPの両側にあるノズル41も写るようにしてもよい。
本明細書で開示する部品実装機及びこれを含む対基板作業システムは、以下のように構成してもよい。
本明細書に開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記正否の判定結果が正常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像を正常画像に分類すると共に前記一連の作業を続行し、異常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類すると共に前記一連の作業を中止してもよい。こうすれば、異常と判定されたあと一連の作業を中止するため、無駄に時間を浪費したり無駄に撮像したりすることがなくなる。
本明細書に開示の部品実装機において、前記撮像タイミングは、前記吸着動作の直後のタイミング、前記移動動作の途中のタイミング及び前記装着動作の直後のタイミングのうちの少なくとも2回であってもよい。部品供給装置から部品を吸着する際のエラーは、吸着動作の直後のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。ノズルに吸着された部品の姿勢(位置ズレ)は、移動動作の途中のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。基板に部品を装着する際のエラーは、装着動作の直後のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。
本明細書に開示の部品実装機において、前記一連の作業には、前記装着動作のあとに行われる前記基板の外観検査が含まれ、前記撮像タイミングには、前記吸着動作の直後のタイミング、前記移動動作の途中のタイミング、前記装着動作の直後のタイミング及び前記外観検査のタイミングのうちの少なくとも2回であってもよい。基板に装着された部品に関するエラーは、外観検査のタイミングで撮像された画像に基づいて判定できる。
本明細書の開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記正否の判定結果が異常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像されたすべての画像を異常画像に分類してもよい。こうすれば、確実に、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることができる。
本明細書の開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記正否の判定結果が異常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像され且つ予め決められた画像を異常画像に分類してもよい。こうすれば、今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像のうち、例えば、信頼性の低いもの(今回撮像された画像と同じカメラで撮像された画像など)は異常画像として保存し、信頼性の高いものは正常画像のまま残すことができる。
本明細書の開示の部品実装機において、正常画像として分類された画像は、部品関連データを編集する際に用いられるとしてもよい。正常画像として分類された画像は、信頼性が高いため、それを用いて部品関連データをブラッシュアップすることができる。
本明細書の開示の対基板作業システムは、
上述したいずれかの部品実装機と、
前記部品実装機の下流に配置され、前記部品が実装された前記基板を撮像して得られた外観検査用画像に基づいて外観検査の正否を判定する基板検査機と、
を備えた対基板作業システムであって、
前記制御装置は、前記外観検査の正否の判定結果が正常だったならば前記外観検査用画像を正常画像に分類し、前記判定結果が異常だったならば前記外観検査用画像と前記外観検査よりも前の撮像タイミングで前記部品実装機で撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類するものである。
この対基板作業システムでは、外観検査で異常と判定されたならば、外観検査よりも前の撮像タイミングで撮像された画像に基づく判定も本来異常と判定されるべきであったおそれがあるため、外観検査画像と外観検査よりも前の撮像タイミングで部品実装機で撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する。こうすることにより、異常画像のおそれのあるものを正常画像として保存しないようにすることができる。
本明細書の開示の対基板作業システムは、
部品を基板上に実装する部品実装機であって、
前記基板へ実装される部品を供給する部品供給装置と、
前記部品を保持可能なノズルを有するヘッドと、
前記ヘッドをXY方向に移動させる移動装置と、
前記部品供給装置から供給される部品を前記ヘッドの前記ノズルに吸着する吸着動作、前記ヘッドを前記基板の所定位置に移動させる移動動作及び前記ノズルに吸着された前記部品を前記所定位置に装着する装着動作を含む一連の作業が実行されるよう前記部品供給装置、前記ヘッド及び前記移動装置を制御する制御装置と、
前記一連の作業の実行中の少なくとも1回の撮像タイミングで前記部品を撮像可能な1又は複数のカメラと、
を備えた部品実装機と、
前記部品実装機の下流に配置され、前記部品が実装された前記基板を撮像して得られた外観検査用画像に基づいて外観検査の正否を判定する基板検査機と、
を備えた対基板作業システムであって、
前記制御装置は、前記外観検査の正否の判定結果が正常だったならば前記外観検査用画像を正常画像に分類し、前記判定結果が異常だったならば前記外観検査用画像と前記外観検査よりも前の撮像タイミングで前記部品実装機で撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する、
ものであってもよい。
本発明は、基板に部品を実装する作業を伴う産業に利用可能である。
1 対基板作業システム、2 通信ネットワーク、3 ペースト印刷機、4 ペースト検査機、5 実装ライン、6 リフロー炉、7 基板外観検査機、8a,8b,8c 中間コンベア、10 部品実装モジュール、12 筐体、14 部品供給装置、16 テープフィーダ、16a リール、18 基板搬送装置、20 ベルトコンベア装置、22 基板支持装置、24 XYロボット、26 Y軸ガイドレール、28 Y軸スライダ、29 Y軸アクチュエータ、30 X軸ガイドレール、32 X軸スライダ、33 X軸アクチュエータ、40 ヘッドユニット、41 吸着ノズル、42 ノズルホルダ、42a 上端部、42b フランジ部、44 ロータリヘッド、44a 反射体、45 スプリング、46 R軸アクチュエータ、47 回転軸、48 駆動モータ、49 Q軸アクチュエータ、50 Z軸アクチュエータ、52 ボールネジナット、54 ネジ軸、56 Z軸スライダ、57 レバー部、58 駆動モータ、60 側面カメラ、62 カメラ本体、62a 撮像素子、64 光学系、68 電磁弁、70 パーツカメラ、72 マークカメラ、80 コントローラ、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入出力インタフェース、86 バス、90 管理サーバ、91 CPU、92 ROM、93 HDD、94 RAM、95 入出力インタフェース、96 バス、97 入力デバイス、98 ディスプレイ、WP 作業位置、P,Pa~Pd1 部品。

Claims (8)

  1. 部品を基板上に実装する部品実装機であって、
    前記基板へ実装される部品を供給する部品供給装置と、
    前記部品を保持可能なノズルを有するヘッドと、
    前記ヘッドをXY方向に移動させる移動装置と、
    前記部品供給装置から供給される部品を前記ヘッドの前記ノズルに吸着する吸着動作、前記ヘッドを前記基板の所定位置に移動させる移動動作及び前記ノズルに吸着された前記部品を前記所定位置に装着する装着動作を含む一連の作業が実行されるよう前記部品供給装置、前記ヘッド及び前記移動装置を制御する制御装置と、
    前記一連の作業の実行中の少なくとも2回の撮像タイミングで前記部品を撮像可能な1又は複数のカメラと、
    を備え、
    前記制御装置は、前記撮像タイミングが到来したときに前記部品を撮像するよう前記1又は複数のカメラのうちの1つを制御し、今回の撮像タイミングが前記吸着動作がなされてから前記移動動作がなされる前である場合は今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作としての前記吸着動作の正否を判定し、今回の撮像タイミングが前記装着動作がなされた後である場合は今回の撮像タイミングで撮像された画像に基づいて今回の撮像タイミングの直前に実行された動作としての前記装着動作の正否を判定し、前記正否の判定結果が正常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像を正常画像に分類し、異常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の総数の全部、又は今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像され且つ今回撮像された画像と同じカメラで撮像された画像を異常画像に分類する、
    部品実装機。
  2. 前記制御装置は、前記正否の判定結果が正常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像を正常画像に分類すると共に前記一連の作業を続行し、異常だったならば今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類すると共に前記一連の作業を中止する、
    請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記撮像タイミングは、前記吸着動作の直後のタイミング、前記移動動作の途中のタイミング及び前記装着動作の直後のタイミングのうちの少なくとも2回である、
    請求項1又は2記載の部品実装機。
  4. 前記一連の作業には、前記装着動作のあとに行われる前記基板の外観検査が含まれ、
    前記撮像タイミングには、前記吸着動作の直後のタイミング、前記移動動作の途中のタイミング、前記装着動作の直後のタイミング及び前記外観検査のタイミングのうちの少なくとも2回である、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の部品実装機。
  5. 前記制御装置は、前記正否の判定結果が異常だったならば、今回の撮像タイミングで撮像された画像と今回よりも前の撮像タイミングで撮像されたすべての画像を異常画像に分類する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の部品実装機。
  6. 正常画像として分類された画像は、部品関連データを編集する際に用いられる、
    請求項1~のいずれか1項に記載の部品実装機。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の部品実装機と、
    前記部品実装機の下流に配置され、前記部品が実装された前記基板を撮像して得られた外観検査用画像に基づいて外観検査の正否を判定する基板検査機と、
    を備えた対基板作業システムであって、
    前記制御装置は、前記外観検査の正否の判定結果が正常だったならば前記外観検査用画像を正常画像に分類し、前記判定結果が異常だったならば前記外観検査用画像と前記外観検査よりも前の撮像タイミングで前記部品実装機で撮像された画像の一部又は全部を異常画像に分類する、
    対基板作業システム。
  8. 部品を基板上に実装する部品実装機であって、
    前記基板へ実装される部品を供給する部品供給装置と、
    前記部品を保持可能なノズルを有するヘッドと、
    前記ヘッドをXY方向に移動させる移動装置と、
    前記部品供給装置から供給される部品を前記ヘッドの前記ノズルに吸着する吸着動作、前記ヘッドを前記基板の所定位置に移動させる移動動作及び前記ノズルに吸着された前記部品を前記所定位置に装着する装着動作を含む一連の作業が実行されるよう前記部品供給装置、前記ヘッド及び前記移動装置を制御する制御装置と、
    前記一連の作業の実行中の少なくとも1回の撮像タイミングで前記部品を撮像可能な1又は複数のカメラと、
    を備えた部品実装機と、
    前記部品実装機の下流に配置され、前記部品が実装された前記基板を撮像して得られた外観検査用画像に基づいて外観検査の正否を判定する基板検査機と、
    を備えた対基板作業システムであって、
    前記制御装置は、前記外観検査の正否の判定結果が正常だったならば前記外観検査用画像を正常画像に分類し、前記判定結果が異常だったならば前記外観検査用画像と前記外観検査よりも前の撮像タイミングで前記部品実装機で撮像された画像の総数の全部を異常画像に分類する、
    対基板作業システム。
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