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JP7254989B2 - オプション受けおよび身体支持装置 - Google Patents

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JP7254989B2 JP2022042393A JP2022042393A JP7254989B2 JP 7254989 B2 JP7254989 B2 JP 7254989B2 JP 2022042393 A JP2022042393 A JP 2022042393A JP 2022042393 A JP2022042393 A JP 2022042393A JP 7254989 B2 JP7254989 B2 JP 7254989B2
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Description

本発明は、オプション受けおよび身体支持装置に関する。
オプション受けとして、例えば下記特許文献1が知られている。
特開2013-223544号公報
本発明は、利便性を向上できるオプション受けを提供する。
本発明の一態様に係るオプション受けは、身体支持装置のボトムにオプションを取り付けるオプション受けである。前記オプション受けは、前記オプションが固定される一対の第1部品と、前記一対の第1部品を前記ボトムに固定する第2部品と、を備える。前記第1部品は、前記ボトム上に配置される板材と、前記板材から上方に延びるフレーム材と、を備える。前記第2部品は、前記ボトムの開口の内周縁の一部であり互いに向かい合う第1領域および第2領域それぞれに接触する第1部材および第2部材を備える。前記第1部材は、前記第1部品を前記ボトムに固定する。前記第2部材は、前記第1部材に連結され、前記第1部材に対して相対的に変位できる。
本発明によれば、利便性を向上できるオプション受けを提供できる。
本発明の第1実施形態に係る身体支持装置の斜視図である。 図1に示す身体支持装置におけるフットサポートの斜視図である。 図2に示すフットサポートにおけるオプションを回転させた状態を示す斜視図である。 図2に示すフットサポートにおけるオプション受けを示す斜視図である。 図4に示すオプション受けにおける第2部品を示す断面図である。 図5に示すオプション受けをボトムに取り付ける状態を説明する断面図である。 図6に示すオプション受けにおける第2部品の第1部材をボトムに取り付けた状態を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る身体支持装置を構成するフットサポートにおけるオプション受けを示す斜視図である。 図8に示すオプション受けにおける第2部品を示す断面図である。 本発明の変形例に係る身体支持装置を構成するフットサポートにおけるオプション受けを示す斜視図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る身体支持装置10を、図1から図7に基づいて以下に説明する。
図1に示す本実施形態の身体支持装置10は、例えば、介護用ベッド等として利用できるベッドであり、床面上に設置されている。なお、身体支持装置10に関しては、例えば特願2016-009816号(発明の名称:連結フレームおよびこれを備えるベッド装置、出願日:2016年1月21日)の内容を援用する。この特許出願は、この援用によりその全体が組み込まれる。
図1を含む各図において、符号Xは身体支持装置10の長手方向に沿った第1方向Xを示し、符号Yは身体支持装置10の幅方向に沿った第2方向Y(一方向)を示し、符号Zは身体支持装置10の高さ方向(鉛直方向)に沿った第3方向Zを示す。
身体支持装置10を第3方向Zに沿って平面視した場合に、身体支持装置10は、第1方向Xよりも、第1方向Xに直交する第2方向Yに短い。第1方向Xは、身体支持装置10上に横たわる被介護者の身長の方向となる。
図1に示すように、身体支持装置10は、被介護者を支持するボトム11と、ボトム11を支持する架台12と、架台12の動きを制御する図示しない制御部と、ボトム11に配置されるマットレス13と、ボトム11に固定されるフットレスト40と、を備えている。身体支持装置10は、電力を動力源として動作する電動ベッドである。なお本実施形態では、身体支持装置10として電動ベッドを例に挙げているが、身体支持装置10は電動ベッドに限られない。例えば、身体支持装置10は、人力を動力源として動力する手動ベッドであってもよい。さらに例えば、身体支持装置10は、後述する背上げ機能等がないフラットなベッド(いわゆる、のべベッド)でもよい。
<ボトム11>
ボトム11は、背ボトム(Back section)21と、腰ボトム(Seat section)22と、脚ボトム(Leg section)23と、を備えている。これらの背ボトム21、腰ボトム22および脚ボトム23は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。背ボトム21は、被介護者の背を支える。腰ボトム22は、被介護者の腰を支える。脚ボトム23は、被介護者の脚を支える。
脚ボトム23は、膝ボトム(Upper leg section)24と、足ボトム(Lower leg section)25と、を備えている。これらの膝ボトム24および足ボトム25は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。膝ボトム24は、被介護者の膝から腰を支える。足ボトム25は、被介護者の膝から足先を支える。
<足ボトム25>
図4に示すように、足ボトム25は、複数のパネル26と、エッジ27と、を備えている。
パネル26は、第1方向Xよりも第2方向Yに長い。パネル26は、第1方向Xに複数(図示の例では4つ)配置されている。図5に示すように、各パネル26は、第2方向Yに延びる上面26aと、上面26aにおける第2方向Yの両端部から下方に延びる一対の側面26bと、を備えている。各パネル26における第1方向Xの中央部は、第1方向Xの端部に比べて、第3方向Zに窪んでいる。すなわち、各パネル26の上面26aにおける第1方向Xの中央部には、第2方向Yに延びる窪み26cが設けられている。
各パネル26には、複数の通気口26d(開口)が更に設けられている。通気口26dは、各パネル26に第2方向Yに間隔をあけて複数(図示の例では6つ)配置されている。通気口26dは、例えば、マットレス13からボトム11に伝達される被介護者の熱などを逃がす。通気口26dは、各パネル26の上面26aを第3方向Zに貫通する。
なお図示の例では、通気口26dは、第2方向Yに長い長穴状に形成されているが、通気口26dの形状はこれに限られない。例えば、通気口26dが第1方向Xに長い長穴状に形成されていてもよい。複数の通気口26dが、格子状に配置されていてもよい。
またパネル26の形状も、上記形状に限られない。例えば、パネル26が第2方向Yより第1方向Xに長くてもよい。更に足ボトム25(ボトム11)が、パネル26に代えて、被介護者の身体を支持できる程度の強度を具備する網体(金網)を備えていてもよい。
エッジ27は、複数のパネル26を一体的に固定する。エッジ27は、複数のパネル26を第2方向Yに挟んで一対配置されている。一対のエッジ27には、複数のパネル26それぞれの第2方向Yの端部が嵌合されている。
<架台12>
図1に示すように、架台12は、床面に設置されるベースフレーム31と、ボトム11を支持する図示しないメインフレームと、ベースフレーム31に対してメインフレームを昇降させる図示しない昇降機構と、背ボトム21を移動させる図示しない背上げ機構と、脚ボトム23を移動させる図示しない膝上げ機構と、メインフレームを第1方向Xに挟んで配置されたボード34、35と、を備えている。
昇降機構は、メインフレームを昇降させることで、例えば、ボトム11を図1に示すような下側の位置と、図示しない上側の位置と、の間で連続的に昇降させる。
背上げ機構は、JIS T 9254:2015に記載された背上げ機能を、身体支持装置10に実装させている。
膝上げ機構は、JIS T 9254:2015に記載された膝上げ機能を、身体支持装置10に実装させている。
ボード34、35は、背ボトム21に並んで配置されたヘッドボード34と、脚ボトム23に並んで配置されたフットボード35と、を備えている。
<フットレスト40>
フットレスト40は、被介護者が尖足になることを防止する。なお、フットレスト40に関しては、例えば特願2012-096123号(発明の名称:ベッド用フットレスト、出願日:2012年4月19日)の内容を援用する。この特許出願は、この援用によりその全体が組み込まれる。フットレスト40は、いわゆる尖足板である。
図1から図3に示すように、フットレスト40は、ボトム11に取り付けられるオプション受け41と、オプション受け41に取り付けられるパネル42(オプション)と、パネル42を覆うクッションパッド43と、を備えている。
<オプション受け41>
図2から図4に示すように、オプション受け41は、パネル42が装着される第1部品70と、第1部品70をボトム11に固定する第2部品50と、を備えている。第1部品70は、第2方向Yに一対配置されている。一対の第1部品70には、共通のパネル42が取り付けられる。
<第1部品70>
図2および図3に示すように、第1部品70は、第2方向Yに一対配置されている。各第1部品70は、第1部材71と、第2部材72と、を備えている。
第1部材71は、ボトム11上に配置される板材73と、板材73の上方に配置されるパイプ材74と、板材73とパイプ材74とを連結するフレーム材75と、を備えている。板材73は、ボトム11の上面に載置される。板材73は、マットレス13とボトム11との間に配置される。板材73およびパイプ材74は、第1方向Xに延びる。板材73は、平板状に形成されている。
図4に示すように、フレーム材75は、板材73から上方に延びる。フレーム材75は、第1丸材75aと、第2丸材75bと、を備えている。第1丸材75aおよび第2丸材75bは、第1方向Xに間隔をあけて複数(図示の例では一対)配置されている。第1丸材75aは、板材73の上面から第2方向Yに延びた後、上方に向けて屈曲されている。一対の第1丸材75aの上端間には、パイプ材74が架け渡されている。第2丸材75bは、第1方向Xに延び、一対の第1丸材75aを連結している。
図3に示すように、第2部材72は、パイプ材74に取り付けられる。第2部材72は、パイプ材74に沿って第1方向Xに移動できる。第2部材72は、パイプ材74の任意の位置で固定される。第2部材72は、パネル42を支持する。第2部材72が第1方向Xに移動することで、パネル42も第1方向Xに移動する。
第2方向Yから第2部材72を見た側面視において、第2部材72は、パネル42を、第3方向Zに対して傾斜した状態で指示する。第2部材72は、パネル42の傾斜角度を変更できる。第2部材72は、パネル42の傾斜角度を任意の角度位置に固定する。第2部材72は、例えば図3に示すように、パネル42を、傾斜角度が0度となる姿勢(第3方向Zに平行となる姿勢)に固定できる。なお第2部材72は、パネル42の第3方向Zの位置を任意の高さ位置に調節することもできる。
フットレスト40では、パネル42の角度や、パネル42の第1方向Xの位置、パネル42の第3方向Zの位置を調節することによって、被介護者がマットレス13上(ボトム11上)で移動することなく、パネル42を被介護者の足裏に当てることができる。例えば、パネル42の角度を所定時間毎に異なる角度に変更することによって、被介護者の足首の角度を所定時間毎に変化させることができる。これにより、被介護者の足首が一定の角度で固定されることがなく、被介護者が尖足になることを防ぐことができる。
<第2部品50>
図4に示すように、第2部品50は、一対の第1部品70をボトム11に固定し、身体支持装置10用のパネル42を身体支持装置10に取り付ける。本実施形態では、1つの第2部品50が一対の第1部品70の両方をボトム11に固定するのではなく、複数の第2部品50が各第1部品70を個別にボトム11に固定する。第2部品50は、各第1部品70に対して第1方向Xに複数配置されている。第2部品50は、マットレス13によって覆われる。各第2部品50は、ボトム11に配置される第1部材51と、第1部材51に対して回転してボトム11に接触する第2部材52と、第1部材51と第2部材52とを連結する軸53と、を備える。
図5に示すように、第1部材51は、第1部品70に固定される。第1部材51は、板材73のうちフレーム材75を回避した部分をボトム11との間で挟むことにより、第1部品70をボトム11に固定する。第1部材51は、通気口26dに配置される第1面56と、第1面56から第2方向Yに突出し、ボトム11を挟んで互いに対向する第2面54および第3面55と、第1面56に固定された第4面57と、を備える。第1面56、第2面54、第3面55は、いずれも板状に形成されている。第1面56、第2面54、第3面55は、例えば、1枚の板をU字状に曲げることによって形成されている。
第2面54は、第1部品70の板材73の上面に固定されている。第2面54は、板材73から第2方向Yに延びている。
第1面56は、第2面54から第3方向Zに沿って下方に延びている。第1面56は、通気口26dを通してボトム11の上面26aの下方に進入している。第1面56は、第2方向Yに並ぶ複数の通気口26dのうち、最も端に位置する通気口26dに配置される。
第3面55は、第1面56から第2方向Yに延びている。第2面54および第3面55の間には、ボトム11の上面26aが配置されている。言い換えると、第2面54と第3面55とは、ボトム11の上面26aを間に挟んで第3方向Zに対向している。
第4面57は、第1面56から第2方向Yに突出している。第4面57は、第1面56から、第2面54や第3面55の反対側に向けて突出している。第4面57は、通気口26dに配置されている。第4面57は、第1方向Xに間隔をあけて一対配置されている。
第2部材52は、チャンネル材(長手方向から見た正面視においてU字状をなす部材)によって形成されている。第2部材52の第1端部52aは、第1部材51の第4面57における一対の板材間に配置されている。軸53は、第1端部52aおよび第4面57を第1方向Xに貫通する。第2部材52は、軸53回りに回転することで、第1部材51に対して回転する。言い換えると、第1部材51と第2部材52とは、相対的に変位でき、具体的には、軸53回りに相対的に回転する。
第2部材52は、ボトム11に接触した状態で、通気口26dに配置される。このとき第2部材52は、第2方向Yに延びていて、第2方向Y(第2部材52の長手方向)から見た正面視において、倒立U字状に形成されている。
第2部材52の第2端部52bには、切り欠き52cが設けられている。切り欠き52cは、第1部分52dと、第2部分52eと、を備えている。第2部材52を第1方向Xから見た側面視において、第1部分52dは、第2方向Yに直線状に延び、第2部分52eは、第3方向Zに直線状に延びている。第2部分52eは、第3方向Zに対して傾斜している。第2部材52がボトム11に接触した状態で、切り欠き52cの第1部分52dは、ボトム11の上面26aにおける通気口26dの開口周縁部上に配置される。通気口26dには、第2部材52のうち、切り欠き26cの第1部分52dより下方に位置する部分が配置されている。
ボトム11に接触した状態の第2部材52が上方に向けて回転すると、第2部材52がボトム11から離れる(図5における2点鎖線参照)。その後、第1部材51を通気口26dから引き上げると、第2部品50(オプション受け41)がボトム11から離脱される。このように、第1部材51に対して第2部材52が回転することで、第2部品50の第2方向Yの長さが調整され、ボトム11に対して着脱される。
第2部品50は、1つの通気口26dの周縁の一部であり互いに第2方向Yに向かい合う第1領域11aおよび第2領域11bの間に配置されると言える。第2部品50の下部(図示の例では、第2部品50のうち、切り欠き52cの第1部分52dよりも下方に位置する部分)は、前記1つの通気口26d内に配置されている。第2部品50の下部は、通気口26dと第1方向Xに同等の大きさであるか、わずかに小さい。第2部品50の下部は、通気口26dと第2方向Yに同等の大きさであるか、わずかに小さい。
本実施形態では、第1領域11aおよび第2領域11bはそれぞれ、前記1つの通気口26dの内周縁の一部である。第2部品50の第2方向Yの両端部は、第1領域11aおよび第2領域11bそれぞれに接触する。第2部品50の第1部材51は、ボトム11の第1領域11aに接触する。このとき、第1部材51(第1面56)が、第1領域11aに面接触や線接触していなくてもよく、点接触していてもよい。第2部品50の第2部材52は、ボトム11の第2領域11bに接触する。このとき、第2部材52(切り欠き52cの第2部分52e)が、第2領域11bに面接触や線接触していなくてもよく、点接触していてもよい。なお本実施形態のように、オプション受け41が、大きい荷重(使用者の荷重)が受けるパネル42を支持する場合、ボトム11に対する第2部品50の第2方向Yのがたつきを抑える観点からは、第2部品50の第1部材51および第2部材52それぞれが、第1領域11aおよび第2領域11bに面接触や線接触していることが好ましい。
上記フットレスト40をボトム11に取り付けるときには、オプション受け41をボトム11に取り付けた後、パネル42およびクッションパッド43をオプション受け41に取り付ける。
上記オプション受け41をボトム11に取り付けるときには、一対の第1部品70をそれぞれボトム11に配置し、これらの第1部品70を、第2部品50によってボトム11に固定する。このとき作業者は、マットレス13をボトム11から完全に取り外して作業しもよい。また作業者は、マットレス13の端部をめくりあげ、第1部品70および第2部品50を、マットレス13とボトム11との間に差し込んで作業してもよい。
第2部品50をボトム11に配置するときには、まず図6に示すように、第1部材51の第3面55および第1面56を、通気口26dを通してボトム11内に進入させる。また、第2部材52は、上方に向けて回転させておく。そして図7に示すように、第1部材51の第2面54を、ボトム11の上面26a上に配置する。
その後、図5に示すように、第2部材52を第1部材51に対して回転させ、第2部材52をボトム11の上面26aに接触させる。このとき、第2部材52の切り欠き52cに、ボトム11における通気口26dの開口周縁部が進入し、前記開口周縁部が第2部材52に接触する。
以上説明したように、本実施形態に係る第2部品50は、図5に示すように、第1部材51と第2部材52とが相対的に変位できる。本実施形態では、第1部材51と第2部材52とが軸53回りに相対的に回転する。第2部品50をボトム11に取り付けるときには、第1部材51をボトム11に配置した状態で、第2部材52を第1部材51に対して回転させ、第2部材52をボトム11に接触させる。これにより、第2部品50の両端部(第1部材51および第2部材52)がボトム11の第1領域11aおよび第2領域11bに接触する。この状態で、例えば、第2部品50(オプション受け41)がボトム11に対して第2方向Yに相対的に変位しようとすると、例えば、第2部品50の下部が第1領域11aおよび第2領域11b(通気口26dの内周縁)に突き当たること等により、この変位が抑制される。その結果、第2部品50がボトム11に対して位置決めされる。
この第2部品50によれば、第2部品50(オプション受け41)のボトム11に対する位置決めを、第2部材52を回転させる(第1部材51と第2部材52とを相対的に変位させる)という簡便な作業により実現することができる。これにより、例えば、ボトム11にマットレス13が配置された状態であっても、ボトム11に対してオプション受け41を着脱させ易くすること等が可能になり、オプション受け41の利便性を向上させることができる。
第1部材51が、第2面54および第3面55を備えている。したがって、第2面54および第3面55がボトム11を間に挟むように、第1部材51をボトム11に配置することで、第1部材51をボトム11に対して位置決めすることができる。
第1部材51が、第1面56を更に備えている。したがって、第2部品50がボトム11に対して相対的に変位しようとするときに、例えば、第1面56が通気口26dの内周面に突き当たること等により、この変位を抑制することができる。
以上より、第2部品50をボトム11に対してより高精度に位置決めすることができる。
第2部品50が、マットレス13によって覆われている。したがって、第2部品50が通気口26dから離脱するのをマットレス13によって規制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る身体支持装置10Aを、図8および図9を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る身体支持装置10Aは、前記第1実施形態に係る第2部品50に代えて、第2部品90を備えている。第2部品90は、前記第1実施形態に係る第2部品50と同様に、パネル42を身体支持装置10Aに取り付けるための部品である。第2部品90は、ボトム11との間に第1部品70を挟む。第2部品90は、一対の第1部品70の間に1つ配置されている。
<第2部品90>
図8および図9に示すように、第2部品90は、第1部品70がボトム11から意図せずに外れることを規制する。第2部品90は、第2方向Yに離れて配置された第1部材91および第2部材92と、第1部材91および第2部材92を連結する第3部材93と、を備えている。
第1部材91および第2部材92は、第1部品70をボトム11に固定する。第1部材91および第2部材92は、互いに同等の形状である。図9に示すように、第1部材91および第2部材92はそれぞれ、通気口26dに配置される第1面96と、第1面96から第2方向Yに突出し、ボトム11を挟んで互いに対向する第2面94および第3面95と、を備える。第1面96、第2面94、第3面95は、いずれも板状に形成されている。第1部材91および第2部材92は、1枚の板をU字状に曲げることによって形成されている。
第2面94は、第1部品70の板材73の上面に配置されている。第2面94は、板材73の上面に固定はされておらず、板材73から離れることができる。
第1面96は、第2面94から第3方向Zに沿って下方に延びている。第1面96は、通気口26dを通してボトム11の上面26aの下方に進入している。第1面96は、第2方向Yに並ぶ複数の通気口26dのうち、最も端に位置する通気口26dに配置される。
第3面95は、第1面96から第2方向Yに延びている。第2面94および第3面95の間には、板材73およびボトム11の上面26aが配置されている。言い換えると、第2面94と第3面95とは、板材73およびボトム11の上面26aを間に挟んで第3方向Zに対向している。
第3部材93は、第1部材91および第2部材92を、第2方向Yの外側(互いに第2方向Yに沿って離れる向き)に向けて付勢する。第3部材93は、第1部材91および第2部材92それぞれにおける第1面96を、通気口26dの内周面に突き当てている。第3部材93は、第1パイプ材97および第2パイプ材98と、ピン99と、ばね100と、を備えている。
第1パイプ材97は、第1部材91および第2部材92のうちのいずれか一方(図示の例では第1部材91)に固定され、第2パイプ材98は、第1部材91および第2部材92のうちのいずれか他方(図示の例では第2部材92)に固定されている。第1パイプ材97の第1端部97aは、第2パイプ材98内に挿入されている。ピン99は、第2パイプ材98を貫通している。ばね100は、第2パイプ材98内に配置されている。ばね100は、第1端部97aとピン99との間に配置されている。ばね100は、ピン99から反力をとり第1パイプ材97を第2方向Yに付勢する。
第2部品90は、第1部材91および第2部材92を第2方向Yの両側から押し込むことで収縮する。このとき、第1パイプ材97の第1端部97aについての第2パイプ材98内への挿入量が、押し込み前に比べ大きくなり、第2部品90が第2方向Yに収縮する。またこのとき、ばね100が第1端部97aとピン99との間で第2方向Yに圧縮される。前記押し込みを解除すると、ばね100の復元力によって前記挿入量が小さくなり、第2部品90の第2方向Yの長さが復元する。すなわち、第1部材91および第2部材92は、互いに離れる方向に付勢されている。この付勢力に抗する外力が調整されると、第2部品90の第2方向Yの長さが調整される。
ここで本実施形態では、第1部品70の板材73の端部73aが折り返されている。端部73aは、直角に二度折り曲げられた鉤形状に形成されている。端部73aは、ボトム11(足ボトム25)に、ボトム11に対する下方から引っ掛かる。端部73aがボトム11に引っ掛かることで、第1部品70がボトム11から上方に離間することが抑制される。なお、端部73aは折り返されていなくてもよい。
オプション受け41をボトム11に取り付けるときには、作業者は、マットレス13をボトム11から取り外した状態で、一対の第1部品70をそれぞれボトム11に配置する。このとき、各第1部品70における板材73の端部73aをボトム11に引っ掛ける。そして一対の第1部品70を、第2部品90によってボトム11に固定する。このときまず、第2部品90を第2方向Yに押し込んで収縮させた状態で、第2部品90の第1部材91および第2部材92(第3面95および第1面96)それぞれを通気口26dに進入させる。その後、前記押し込みを解除して第2部品90を復元変形させると、第1部材91および第2部材92(第1面96)が通気口26dの内周面に突き当たり、第2部品90がボトム11に固定される。このとき、第1部材91および第2部材92はそれぞれ、第2方向Yに並ぶ複数の通気口26dのうち、最も端に位置する通気口26dの内周縁に接触している。言い換えると、第1部材91および第2部材92が、互いに異なる通気口26dそれぞれの内周縁の一部(第1領域11aおよび第2領域11b)に接触している。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
図10に示す変形例に係る身体支持装置10Bのように、オプション受け41が、前記第1実施形態に係る第2部品50および前記第2実施形態に係る第2部品90の両方を備えていてもよい。この場合、第2部品90が、第2部品50に対して第1方向Xにずらされて配置される。またこの場合、板材73が、前述の第2実施形態に係る身体支持装置10Bとは異なり折り曲げられた端部73aを備えてはいない。仮に第2部品50と、前述の折り曲げられた端部73aと、を兼ね備えていると、第1部品70(板材73)をボトム11上に配置するときに、第2部品50および端部73aの両方がボトム11に突き当たるおそれがある。その結果、第1部品70を所望する位置に配置しづらくなったり、配置できなくなったりする可能性がある。
本発明では、前記第1実施形態に係る第2部品50のように、第1部材51および第2部材52が、共通する1つの通気口26dの内周縁の一部に接触していてもよい。前記第2実施形態に係る第2部品90のように、第1部材91および第2部材92が、互いに異なる通気口26dそれぞれの内周縁の一部に接触していてもよい。
第2部品50や第2部品90が、通気口26dとは異なる開口に配置されてもよい。
第2部品50の第2部材52がチャンネル材でなくてもよい。第2部材52に切り欠き52cが無くてもよい。
オプション受け41は、フットレスト40用に限られない。
例えば、オプション受け41が、サイドサポートに用いられてもよい。前記サイドサポートは、ボトム11の第2方向Yの端部に設けられる。前記サイドサポートは、クッション性を具備しており、ボトム11からわずかに上方に突出する。前記サイドサポートは、ボトム11上の被介護者が第2方向Yに寝返りをうって、被介護者が第2方向Yの端部に移動したときに被介護者に接触する。これにより、被介護者は、自身が第2方向Yの端部に到達したことを気付き、被介護者のボトム11(マットレス13)からの転落が抑制される。
オプション受け41が、他のオプション(例えば、いわゆるサイドレールやIVポール)などに用いられてもよい。オプションとは、例えば、オプションが身体支持装置に装着されたとき、オプションそのものが身体支持装置に対する機能性の向上に寄与する部品や装置を言う。
オプション受け41が、足ボトム25とは異なるボトム11(例えば、背ボトム21や腰ボトム22、膝ボトム24)に取り付けられてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 身体支持装置
11 ボトム
11a 第1領域
11b 第2領域
26d 通気口(開口)
41 オプション受け
42 パネル(オプション)
50 第2部品
51 第1部材
52 第2部材
54 第2面
55 第3面
56 第1面
70 第1部品
90 第2部品
91 第1部材
92 第2部材
Y 第2方向(一方向)

Claims (7)

  1. 身体支持装置のボトムにオプションを取り付けるオプション受けであって、
    前記オプションが固定される第1部品と、
    前記第1部品を前記ボトムに固定する第2部品と、を備え、
    前記第1部品は、
    前記ボトム上に配置される板材と、
    前記板材から上方に延びるフレーム材と、を備え、
    前記第2部品は、前記ボトムの開口の内周縁の一部であり互いに向かい合う第1領域および第2領域それぞれに接触する第1部材および第2部材を備え、
    前記第1部材は、前記第1部品を前記ボトムに固定し、
    前記第2部材は、前記第1部材に連結され、前記第1部材に対して相対的に変位できるオプション受け。
  2. 前記第1部材と前記第2部材とは、軸回りに相対的に回転する請求項1に記載のオプション受け。
  3. 前記第1部材と前記第2部材とは、互いに離れる向きに付勢される請求項1に記載のオプション受け。
  4. 前記第1部材は、
    前記開口に配置され前記第1領域に接触する第1面と、
    前記第1面から突出し、前記ボトムを挟んで互いに対向する第2面および第3面と、
    を備える請求項1から3のいずれか1項に記載のオプション受け。
  5. 前記第2部品は、前記ボトム上に配置されるマットレスによって覆われる請求項1から4のいずれか1項に記載のオプション受け。
  6. 前記第1部品に、共通の前記オプションが固定される請求項1から5のいずれか1項に記載のオプション受け。
  7. 開口が形成されたボトムと、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のオプション受けと、
    前記オプション受けにより前記ボトムに取り付けられたオプションと、を備える身体支持装置。

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