JP7241235B2 - 鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Description
しかし、下記特許文献1においては、吸気装置のコンセプトが示されているものの、鞍乗型車両に搭載された内燃機関においてスロットル弁に加えタンブルコントロール弁等の吸気制御弁を備えた場合、両弁装置の重量が増し特にスロットル弁が振動の影響を受けやすくなるが、車両に振動に対する耐震性と、内燃機関からの熱に対する耐熱性が得られる具体的な吸気装置の構成、配置は示されていない。
また、下記特許文献2には、スロットル弁と吸気管との間にゴムインシュレータを介装するものが示されているが、スロットル弁にタンブルコントロール弁等の吸気制御弁を加え備えたものではなく、両弁を併せ備えた場合の課題と対処手段は示されていない。
内燃機関の燃焼室への吸入空気が通過する吸気通路に設けられ、任意の開度に制御されて吸入空気量を制御するスロットル弁と、同スロットル弁より下流側に設けられ、通路方向に沿って主通路と副通路とに分割された前記吸気通路の前記主通路の通路断面を開閉して、前記主通路への吸気供給を制御する吸気制御弁とを備えた鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置において、 前記スロットル弁を備えたスロットルボディと前記吸気制御弁を備えた吸気制御弁装置との間の前記吸気通路の少なくとも一部分を構成し、断熱性を有すとともに、前記スロットルボディと前記吸気制御弁装置との相対的な変位を許容する弾性を有する接続管を備えたことを特徴とする鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置である。
スロットル弁と、主通路と副通路とに分割された吸気通路の主通路への吸気供給を制御する吸気制御弁とを、直列に備える吸気装置において、スロットル弁を備えたスロットルボディと吸気制御弁を備えた吸気制御弁装置との間に、断熱性と弾性を有する接続管を設けたので、スロットル弁の車両の振動に対する耐震性と、内燃機関からの熱に対する耐熱性が向上する。
側面視において、前記スロットル弁のアクチュエータは、鞍乗型車両のメインフレームと重なる位置に設けられ、前記スロットルボディと前記吸気制御弁装置とは、断熱性と弾性を有する前記接続管で直接接続される。
そのように、スロットルボディと吸気制御弁装置との間を、断熱性と弾性を有する接続管のみで接続することで吸気通路長を抑制でき、吸気ポートの後方近傍にメインフレームが配置された場合でも、スロットル弁のアクチュエータをメインフレームの側方に位置させて、メインフレームを避けて吸気通路を配設でき、アクチュエータのスペース確保のために不必要にメインフレームを長くしたりしなくて済むためレイアウト性が向上する。
燃料噴射弁が、前記接続管よりも前記吸気通路の上流側に配置され、前記燃料噴射弁の中心軸線方向は、前記吸気通路の内面における前記接続管よりも下流側に向いている。
そのため、スロットル弁を備えたスロットルボディの通気路の内面と接続管の内面との接続部、または接続管の内面と吸気制御弁を備えた吸気制御弁装置の通気路の内面との接続部に生じた段差部に燃料が溜まることを防止することができる。
前記吸気制御弁装置の通気路は、下流側が前記燃焼室側に向けて下降している。 そのため、燃料噴射弁で噴射された燃料の滴下したものが通気路の下流側に導かれ、上流側への燃料の逆流を防止できる。
前記接続管は、ゴム部材で形成され、前記スロットルボディと接続するスロットル弁側部分と、前記吸気制御弁装置と接続する吸気制御弁側部分と、前記スロットル弁側部分と前記吸気制御弁側部分との間に形成された環状壁をなす中間部分とを備え、前記環状壁は撓み部を有する。 そのため、比較的重量が大きいスロットルボディを、吸気制御弁装置に接続するゴム部材製の接続管に、負荷に対する撓みによる逃げ代が与えられ、耐久性を向上させることができる。
スロットル弁と、主通路と副通路とに分割された吸気通路の主通路への吸気供給を制御する吸気制御弁とを、直列に備える吸気装置において、スロットル弁を備えたスロットルボディと吸気制御弁を備えた吸気制御弁装置との間に、断熱性と弾性を有する接続管を設けたので、スロットル弁の車両の振動に対する耐震性と、内燃機関からの熱に対する耐熱性が向上する。
本実施形態において内燃機関は鞍乗型車両に搭載されており、本実施形態において鞍乗型車両は自動二輪車である。
なお、本明細書及び請求の範囲の記載における前後左右上下等の向きは、本実施形態の内燃機関を搭載した自動二輪車等鞍乗型車両の、車両の向きに従うものとする。また、図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
図2は、図1中の自動二輪車1に搭載された内燃機関3の右側面断面図である。
自動二輪車(本発明における「鞍乗型車両」)1の車体フレーム2は、前端を構成するヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20から後下がりに延出した後、湾曲して更に下方へ延出する垂下部21aを有する一本のメインフレーム21と、メインフレーム21の湾曲部から後方へ延出する左右一対のシートレール22と、ヘッドパイプ20から車幅中央を下方に延出する一本のダウンフレーム23と、メインフレーム21の垂下部21aの下部に取り付けられた左右一対のピボットプレート24と、ピボットプレート24から後上がりに延出しシートレール22の車両前後方向略中央部に接続する左右一対のリヤフレーム25とを備えている。
内燃機関3は、クランク軸31を収容するクランクケース30と、クランクケース30の上部にシリンダ軸線Xをやや前傾して締結されるシリンダ部32を備える。
シリンダ部32は、クランクケース30側から、シリンダブロック33、シリンダヘッド34、ヘッドカバー35を備えて構成される。
内燃機関3は、側面視でメインフレーム21とダウンフレーム23とによって囲まれる領域内に配置される。
シリンダヘッド34の後面には、タンブル弁装置(本発明における「吸気制御弁装置」)7を介してスロットルボディ8が接続され、スロットルボディ8の上流にコネクティングチューブ85を介してエアクリーナ86が接続される。
エアクリーナ86は、シートレール22、メインフレーム21、およびリヤフレーム25で囲まれる側面視で三角形状の領域内に配置される。
エアクリーナ86の上半部は左右両側を、樹脂材料からなる左右一対のリヤサイドカバー10aで覆われる。
なお、図1中、符号10dは、リヤフェンダである。
パワーユニット4における内燃機関3は、シリンダ部32をなすシリンダブロック33、シリンダヘッド34およびヘッドカバー35が、図2に示されるように、シリンダ軸線Xをやや前傾させて、クランクケース30上に設けられている。
クランクケース30は、左ケース半体30Lが、図示しない右ケース半体との合わせ面30bを図示手前に向けて示される。
内燃機関3の運転に伴うクランク軸31の回転は、図示しない変速クラッチを介してメイン軸51に伝達され、メイン軸51とカウンタ軸52とに設けられた図示しない変速ギヤ群によって変速されてカウンタ軸52に伝達される。
カウンタ軸52は内燃機関3の、すなわちパワーユニット4の、出力軸となっており、カウンタ軸52の左軸端に嵌装された駆動スプロケット53と、後輪軸16aに嵌装された従動スプロケット54との間には、駆動チェーン55が掛け渡され、後輪16が走行駆動される。
シリンダブロック33のシリンダボア33a内に摺動自在に嵌合されるピストン36の頂面36aと、頂面36aが対向するシリンダヘッド34の燃焼室天井面34aとの間には、燃焼室38が構成される。
動弁機構9を覆うように、シリンダヘッド34にはヘッドカバー35が重ねられて被せられる。
動弁機構9に動弁のための動力伝達を行うため、図示しない無端状のカムチェーンが、クランクケース30、シリンダブロック33、シリンダヘッド34のクランク軸31方向の一方側(本実施形態において図2図示向う側)に設けられた図示しないカムチェーン室を通って、カム軸91とクランク軸31との間に掛け回され、カム軸91はクランク軸31に同期してその1/2の回転速度で回転する。
なお、シリンダヘッド34において前記カムチェーン室と反対側(クランク軸51方向の他方側、本実施形態において図2図示手前側)から燃焼室38内に向かって点火プラグ88が嵌挿されている(図4参照)。
吸気ポート43の上流端は、シリンダヘッド34の後方に向けて開口し、断熱板部材62を挟んでタンブル弁装置(本発明における「吸気制御弁装置」)7と接続して、タンブル弁装置7の上流側に、弾性インシュレータ(本発明における「接続管」)61を介してスロットルボディ8が接続される。
スロットルボディ8の上流側にはコネクティングチューブ85を介してエアクリーナ86が順次接続される(図1参照)。
すなわち、コネクティングチューブ85、スロットルボディ8の通気路80、弾性インシュレータ61の通気路60、タンブル弁装置7の通気路70、断熱板部材62の開口63、吸気ポート43を通して、エアクリーナ86から吸気を燃焼室38まで送る連続した吸気通路6が構成されている。
また、シリンダヘッド34内における排気ポート44の湾曲外壁部44aに一体に嵌着された排気弁ガイド46に摺動可能に支持された排気弁48が、排気ポート44の燃焼室38に臨む排気弁口42を開閉する。
スロットルボディ8は、その通気路80、すなわち吸気通路6の流れ方向Fと垂直で略水平に配向するスロットル弁軸81aによってスロットルボディ8内に回転自在に軸支されて任意の開度に制御されて通気路80の通路面積を可変制御し、吸入空気量を制御し、また、通気路80を開閉し得るスロットル弁81を備えている。
スロットル弁81より下流側の、通気路70に設けられたタンブルコントロール弁71は、バタフライ式のもので、タンブル弁軸71aと、タンブル弁軸71aに共に回転するようボルト締め固定され上方に半円状をなすタンブル弁板(すなわち、吸気制御弁板)71bを有している。
タンブルコントロール弁71は、図2図示において反時計回りに開弁方向に回転可能となっているとともに、図示しない復帰ばねにより、タンブル弁板71bが通気路70の内面70aに接するタンブル弁閉止位置に位置するように時計回りに閉弁方向に付勢されている。
スロットル弁81は、図2図示において時計回りに開弁方向に回転可能となっているとともに、図示しない復帰ばねにより、スロットル弁板81bが通気路80の内面80aに接する全閉位置に位置するように閉弁方向に反時計回りに付勢されている。
仕切壁65は、上流端部65aを有するタンブル弁装置側仕切壁(すなわち、吸気制御弁装置側仕切壁)65Aと、断熱板部材側仕切壁65Bと、吸気ポート側仕切壁65Cが連続して位置して構成される。
すなわち、仕切壁65の上流端部65a近傍の吸気ポート43の入口部では、吸気通路6を上下に区画することで、横断面Aに示すように下側の略半円形状に画成され、吸気ポート43内を進むと、下流側に進むに従って吸気ポート側仕切壁65Cの横断面が円弧状に変化し、横断面Bに示すように横断面が円形断面をなすように形成される。
また、吸気ポート側仕切壁65Cの下流端部までタンブル通路6Bの横断面は横断面Cに示すように円形断面に維持される。
なお、スロットルボディ8には、スロットル弁81より下流側の吸気通路6、すなわち通気路80に上方外部から貫通して、斜め下流側に向けて燃料を噴射供給する(2図中、模式的に示す噴射線J参照)ように配置された燃料噴射弁87が取り付けられる。
すなわち、タンブルコントロール弁71の閉止位置では、タンブル弁板71bが主通路6Aの入口開口6Aaを覆うように位置して吸気流の流入を閉止ないし抑制し、吸気流はタンブル通路6B側に導かれ、タンブル通路6Bから吸気が、燃料噴射弁87からの燃料を伴って混合気としてシリンダボア32a内に流入する。
図2において2点鎖線で示されるタンブル流Tは、ピストン36が2点鎖線で示されるようにシリンダボア33a内を下降したときの燃焼室38内のタンブル流Tを、模式的に示すものである。
そして、スロットル弁81とタンブルコントロール弁71が、図2中2点鎖線で示すように、吸気通路6の流れ方向Fに平行に位置し、吸気通路6を流れる吸気流は、スロットル弁81とタンブルコントロール弁71に邪魔されることなく、十分な吸気量が主通路6Aにもタンブル通路6Bにも流れて、ともに燃料噴射弁87からの燃料を伴って混合気として、燃焼室38に向かうことができる。
本実施形態では、アクチュエータ82は電動モータを主に構成されるが、図2、図4に示されるようにスロットル弁軸81aと電動モータ軸、すなわちアクチュエータ軸心82aはオフセットしているので、その間に歯車機構等の適宜な伝動部83を備えている(図3参照)。
タンブル弁装置7は、吸気流上流側が弾性インシュレータ61を介してスロットルボディ8と接続し、スロットルボディ8にはさらに上流側がコネクティングチューブ85が接続してエアクリーナ86に接続しているが、図3においては、スロットルボディ8の通気路80とスロットル弁81を備える本体8a(図1、図2参照)とコネクティングチューブ85は、図1中III-III矢視断面より上方、すなわち図3図示手前側に位置するので、図3上に、2点鎖線で示されている。
また、タンブル弁装置7に関しては、アクチュエータ72と、通気路70およびタンブルコントロール弁71が断面として示される。
本実施形態では、スロットル弁81を備えたスロットルボディ8の本体8aの上流側に接続するコネクティングチューブ85の上流側は、エアクリーナ86の側面86b、すなわち車両側方を向く面に接続している。
しかし、コネクティングチューブ85の上流側をエアクリーナ86の側面86bに接続したので、通常のシリンダ部32とエアクリーナ86の距離においても、コネクティングチューブ85を滑らかに接続でき、吸気の流れがスムーズになり吸気が整流されるため、吸気性能が向上する。
すなわち、スロットル弁81を備えたスロットルボディ8と、タンブルコントロール弁71を備えたタンブル弁装置7との間の吸気通路6の少なくとも一部分を構成し、すなわち流体的に中継し、且つ断熱性を有すとともに、スロットルボディ8とタンブル弁装置7との相対的な変位を許容する弾性を有する接続管としての弾性インシュレータ61を備えている。
しかし、弾性インシュレータ61は、断熱性と弾性を有する部材構成であれば、金属部材や樹脂部材が混在したものでもよく、断熱性と弾性を有する部材に他の部材が接続して接続管状に構成されたものであってもよい。
そのように、スロットルボディ8とタンブル弁装置7との間を、断熱性と弾性を有する弾性インシュレータ61のみで接続することで吸気通路長を抑制でき、吸気ポート43の後方近傍にメインフレーム21が配置された場合でも、スロットル弁81のアクチュエータ82をメインフレーム21の側方に位置させて、メインフレーム21を避けて吸気通路6を配設できる。また、アクチュエータ82のスペース確保のために不必要にメインフレーム21を長くしたりしなくて済むためレイアウト性が向上している。
図4で示したと同様に、断熱板部材62を挟んでシリンダヘッド34の後部の吸気ポート43に締結接続されたタンブル弁装置7と、スロットルボディ8の本体8aとは、接続管としての弾性インシュレータ61によって中継接続されていることが示されている。
コネクティングチューブ85は、スロットルボディ8後方(図示左方)において、図3中V-V矢視断面より右方(図示手前側)となるので、2点鎖線で大まかな位置を示す。
そして、コネクティングチューブ85、スロットルボディ8の通気路80、弾性インシュレータ61の通気路60、タンブル弁装置7の通気路70、断熱板部材62の開口63、吸気ポート43が、連続した吸気通路6を構成していることが示される。
燃料噴射弁87の中心軸線I方向は、吸気通路6の内面6aにおける弾性インシュレータ61の領域よりも下流側に向いている。 そのように設定されたことによって、スロットル弁81を備えたスロットルボディ8の通気路80の内面80aと弾性インシュレータ61の通気路60の内面60aとの接続部64A、または弾性インシュレータ61の通気路60の内面60aとタンブルコントロール弁71を備えたタンブル弁装置7の通気路70の内面70aとの接続部64Bに生じた段差部に燃料が溜まることを防止することができる。
そのため、燃料噴射弁87で噴射された燃料の滴下したものが、通気路70の下流側に導かれ、さらに吸気ポート43へ流下し、上流側への燃料の逆流が防止されている。
弾性インシュレータ61は、本実施形態において前述のように、断熱性と弾性を有するゴム部材で形成される。
そして、吸気通路6の一部分をなし、スロットルボディ8とタンブル弁装置7とを流体的に中継する通気路60が形成されるとともに、スロットルボディ8の下流側ノズル部8bと接続するスロットル弁側部分61aと、タンブル弁装置7の上流側ノズル部7bと接続するタンブルコントロール弁側部分61bと、スロットル弁側部分61aとタンブルコントロール弁側部分61bとの間に形成された環状壁をなす中間部分61cとを備えている。
タンブルコントロール弁側部分61bも、タンブル弁装置7の上流側ノズル部7bを覆うように嵌合し、外周をバインダ61dで締結固定される。
なお、説明の便宜上、図示の実施形態の左右配置のものについて説明したが、左右配置の異なるものであっても、発明の要旨の範囲であれば本発明に含まれる。
Claims (5)
- 内燃機関(3)の燃焼室(38)への吸入空気が通過する吸気通路(6)に設けられ、任意の開度に制御されて吸入空気量を制御するスロットル弁(81)と、
同スロットル弁(81)より下流側に設けられ、通路方向に沿って主通路(6A)と副通路(6B)とに分割された前記吸気通路(6)の前記主通路(6A)の通路断面を開閉して、前記主通路(6A)への吸気供給を制御する吸気制御弁(71)とを備えた鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置において、
前記吸気制御弁(71)を備えた吸気制御弁装置(7)は、シリンダヘッド(34)の後方に向けて開口する吸気ポート(43)に接続し、前記吸気制御弁(71)を駆動するアクチュエータ(72)は、前記内燃機関(3)のシリンダ部(32)の後方に位置し、
側面視において、前記スロットル弁(81)のアクチュエータ(82)は、鞍乗型車両(1)のメインフレーム(21)と、重なる位置に設けられ、
前記スロットル弁(81)を備えたスロットルボディ(8)と前記吸気制御弁(71)を備えた吸気制御弁装置(7)との間の前記吸気通路(6)の少なくとも一部分を構成し、断熱性を有すとともに、前記スロットルボディ(8)と前記吸気制御弁装置(7)との相対的な変位を許容する弾性を有する接続管(61)を備え、
前記接続管(61)は撓み部(67)を有することを特徴とする鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。 - 前記スロットルボディ(8)と前記吸気制御弁装置(7)とは、断熱性と弾性を有する前記接続管(61)で直接接続されたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
- 燃料噴射弁(87)が、前記接続管(61)よりも前記吸気通路(6)の上流側に配置され、
前記燃料噴射弁(87)の中心軸線(I)方向は、前記吸気通路(6)の内面(6a)における前記接続管(61)よりも下流側に向いていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。 - 前記吸気制御弁装置(7)の通気路(70)は、下流側が前記燃焼室(38)側に向けて下降していることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
- 前記接続管(61)は、ゴム部材で形成され、前記スロットルボディ(8)と接続するスロットル弁側部分(61a)と、前記吸気制御弁装置(7)と接続する吸気制御弁側部分(61b)と、前記スロットル弁側部分(61a)と前記吸気制御弁側部分(61b)との間に形成された環状壁をなす中間部分(61c)とを備え、
前記中間部分(61c)は曲面(R)をなす前記撓み部(67)を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
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