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JP7129246B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP7129246B2 JP2018126045A JP2018126045A JP7129246B2 JP 7129246 B2 JP7129246 B2 JP 7129246B2 JP 2018126045 A JP2018126045 A JP 2018126045A JP 2018126045 A JP2018126045 A JP 2018126045A JP 7129246 B2 JP7129246 B2 JP 7129246B2
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Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体の正面に、メンテナンスや詰まったシートの除去作業の際に開放される前ドアを備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像形成装置は、前ドアに装置本体の下端部と前ドアの下端部とを係止するストッパ部材を備えており、装置本体に対して前ドアが予め定められた角度開放した際に前ドアが係止されるように構成されている。また、一般に、装置本体の側面に設けられ、手差ししたシートを給送する手差し給送部を有する扉ユニットが知られている。
特開2004-122370号公報
上記扉ユニットは、手差し給送部を有しているため、一般に重心が扉ユニットの上下方向における中心よりもやや下方に位置していることが多い。このような扉ユニットにおいて、上記特許文献1に記載のストッパ部材によって扉ユニットの下端部を係止するように構成した場合、扉ユニットの重心とストッパ部材とが上下方向においてずれている。このような扉ユニットを勢いよく開放すると、扉ユニットは所定の開放角度においてストッパ部材により係止されるが、扉ユニットが慣性により更に開放しようとして捩れ、扉ユニットの歪みや変形が起こりやすかった。
そこで、本発明は、扉ユニットを開放した際の扉ユニットの捩れを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体と、上下方向に延びる軸を中心に前記装置本体に対して開閉可能に支持される扉ユニットであって、シートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを前記画像形成部へ給送するシート給送部と、を有する扉ユニットと、前記扉ユニットが前記装置本体に対して開放した状態で前記扉ユニットの当接領域に当接し、前記扉ユニットの開放角度を規制する規制部と、を備え、前記扉ユニットの重心は、前記上下方向において前記当接領域と重なる位置に位置し、前記当接領域の前記上下方向における中心及び前記重心は、前記扉ユニットの前記上下方向における中心に対して一方側に位置し、前記当接領域は、前記軸の径方向において前記重心よりも前記軸に近い位置に位置する、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体と、上下方向に延びる軸を中心に前記装置本体に対して開閉可能に支持される扉ユニットであって、シートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを前記画像形成部へ給送する給送ローラと、を有する扉ユニットと、前記扉ユニットが前記装置本体に対して開放した状態で前記扉ユニットの当接領域に当接し、前記扉ユニットの開放角度を規制する規制部と、を備え、前記給送ローラは、前記上下方向において前記当接領域と重なる位置に位置し、前記当接領域の前記上下方向における中心及び前記給送ローラは、前記扉ユニットの前記上下方向における中心に対して一方側に位置している、ことを特徴とする。
本発明によると、当接領域の前記上下方向における中心及び扉ユニットの重心が、扉ユニットの上下方向における中心に対して一方側に位置するので、扉ユニットを開放した際の扉ユニットの捩れを低減することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す全体概略図。 右扉が開放している状態における画像形成装置の斜視図。 画像形成装置を示す正面図で、(a)は、右扉が閉鎖している状態の正面図、(b)は、右扉が開放している状態の正面図。 画像形成装置を示す斜視図で、(a)は、右扉が閉鎖している状態の斜視図、(b)は、右扉が開放している状態の斜視図。 右扉の左側面図。 画像形成装置を示す右側面図で、(a)は、右扉が閉鎖している状態の右側面図、(b)は、右扉が開放している状態の右側面図。 回動方向への手差し給送扉の変位の時間変化を示すグラフで、(a)は、比較例における時間変化を示すグラフ、(b)は第1の実施の形態における時間変化を示すグラフ。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の斜視図。
<第1の実施の形態>
[全体構成]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1に示すように、第1の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、4色のトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、原稿の画像を読み取るリーダ部43と、リーダ部43の下方に設けられる装置本体90と、を備えている。装置本体90は、カセット給送部60と、画像形成部1と、定着装置5と、扉ユニット2と、を備えている。
プリンタ100に画像形成の指令が出力されると、リーダ部43又はプリンタ100に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部1による画像形成プロセスが開始される。画像形成部1は、スキャナ部13Y,13M,13C,13Kと、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kと、を有している。なお、4つのプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であり、プロセスカートリッジ1Yの画像形成プロセスのみを説明し、プロセスカートリッジ1M,1C,1Kの説明は省略する。
スキャナ部13Yは、入力された画像情報に基づいて、プロセスカートリッジ1Yの感光ドラム11Yに向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム11Yは、帯電器12Yにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム11Y上に静電潜像が形成される。その後、現像器14Yにより静電潜像が現像され、感光ドラム11Y上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
同様にして、プロセスカートリッジ1Y,1M,1Kの感光ドラム上にも、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kにより中間転写ベルト36に転写され、回転する中間転写ベルト36により二次転写内ローラ37まで搬送される。なお、各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト36上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。
上述の画像形成プロセスに並行して、カセット給送部60又は扉ユニット2からシートSが給送される。カセット給送部60は、4段のカセット61,62,63,64と、各カセットに対応したカセット給送ローラ71,72,73,74と、を有しており、例えばシートサイズに応じて、適宜カセットが選択されてシートを給送する。
給送されたシートSは、レジストレーションローラ対75により斜行が補正され、所定の搬送タイミングで搬送される。そして、シートSには、二次転写内ローラ37及び二次転写外ローラ41によって、中間転写ベルト36上のフルカラーのトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートSは、ベルト搬送体42によって搬送され、定着装置5において所定の熱及び圧力が付与されて、トナーが溶融固着される。定着装置5を通過したシートSは、排出口50から機外に排出される。
シートの両面に画像形成する場合には、第1面に画像が形成され定着装置5を通過したシートSは、反転搬送路52に搬送され、スイッチバック搬送されることで表裏及び前後が反転する。そして、シートSは、両面搬送路85を介して再度レジストレーションローラ対75へと搬送され、二次転写内ローラ37及び二次転写外ローラ41によって第2面にトナー像が転写される。
プリンタ100は、プリンタ100に関する各種の情報を表示可能な液晶パネルと、操作部と、からなる表示装置9を備えている。表示装置9は、プリンタ100のエラー情報や消耗部品の交換時期に関する情報、画像形成部1によりシートSに画像を形成する際におけるプリンタ100の各種設定に関する情報等を表示する。表示装置9は、図1における扉ユニット2の奥側に配置されて装置本体90に支持されている支持部材としての支持アーム10に支持されている。支持アーム10は、上下方向において扉ユニット2の下端部からプリンタ100の上端部まで延びている。
[手差し給送扉]
次に、扉ユニット2について詳述する。扉ユニット2は、装置本体90に開閉可能に支持される外装部20と、シートSが積載される手差しトレイ18と、手差しトレイ18に積載されたシートSを画像形成部1へ給送するシート給送部3と、を有している。
外装部20は、合成樹脂により一体的に箱状に形成されて装置本体90の側面91から突出して配置されており、シート積載部としての手差しトレイ18、シート給送部3を保持している。手差しトレイ18は、手差しトレイ18に積載されているシートSの幅方向W(図5参照)に延びる軸を中心に外装部20に対して開閉可能に支持されており、図1に示す外装部20に対して開放した状態でシートSを積載可能となるように構成されている。シート給送部3は、給送ローラとしてのピックアップローラ70と、フィードローラ77と、リタードローラ76と、駆動源としての駆動モータ30(図3参照)と、を有し、駆動力を発生させる駆動モータ30により駆動する。
ピックアップローラ70は、ピックアップアーム78によって昇降可能に支持されると共に、不図示のばねにより手差しトレイ18に積載されたシートSの最上位のシートに圧接しながら駆動モータ30の駆動力により回転する。フィードローラ77は、駆動モータ30の駆動力により回転し、ピックアップローラ70によって給送されたシートSを搬送する。
リタードローラ76は、フィードローラ77に対して下方から圧接し、不図示のトルクリミッタを介して駆動モータ30からのシート搬送方向と逆方向の駆動力により回転して、搬送されるシートSを1枚ずつに分離する。なお、ピックアップローラ70が、本実施の形態における給送手段を、フィードローラ77及びリタードローラ76が、本実施の形態における分離手段を構成する。このように構成されて、シート給送部3は、手差しトレイ18に積載されたシートSの最上位のシートから1枚ずつ給送する。シート給送部3によって給送されたシートSは、装置本体90に設けられている引抜きローラ対89によってシート搬送方向下流に搬送される。
図2乃至図4に示すように、扉ユニット2は、支持アーム10に隣接配置されている円筒状の軸部6を介して、上下方向に延びる軸Lを中心に装置本体90に対して開閉可能に支持されている。
扉ユニット2は、扉ユニット2が装置本体90に対して閉鎖した状態で外部から操作可能な把手部7を有している。把手部7は、扉ユニット2が装置本体90に対して閉鎖した状態で装置本体90の把手受け部8に係合し、扉ユニット2が開放することを規制している。把手部7が操作されて把手部7と把手受け部8との係合が解除されると、扉ユニット2は、開閉自在な状態となる。扉ユニット2が開放すると、扉ユニット2のフィードローラ77やリタードローラ76、装置本体90の引抜きローラ対89(それぞれ図1参照)等が露出して、メンテナンス作業や詰まったシートの除去作業等を行うことが可能な状態となる。
図5に示すように、外装部20は、装置本体90の側面91外方に配置された底面21(図1参照)と、下面22と、下面22に対向する上面23と、上面23と下面22とを接続する右側面25と、右側面25に対向する左側面26と、を有している。底面21は、装置本体90の側面91に沿うように配置されている。下面22は、手差しトレイ18(図1参照)に積載されるシートSの幅方向Wに延びている。右側面25は、上下方向に延びる第1面27と、第1面27の上端と上面23とを接続し、上下方向に対して傾斜するように延びる第2面28と、を有している。即ち、第1面27の上下方向における中心は、扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して下方側に位置している。
このように、外装部20は、第1面27、第2面28及び上面23により、上面23の延長面P1と第1面27の延長面P2とからなる角が窪んだ凹部D1が形成されている。なお、軸Lは、装置本体90の側面91側、即ち図5の手前側における第1面27の端部近傍に配置されている。また、外装部20には、内側に複数の補強リブRが形成されており、補強リブRにより剛性を向上して、外力が加わった際の歪みや変形を低減している。
また、手差しトレイ18の回転軸19(図1参照)及びシート給送部3は、上面23と下面22との上下方向における中心、即ち扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対する一方側、即ち下方側の領域である領域Bに配置される。また、扉ユニット2は、線Cに対する他方側、即ち上方側に駆動部品等の重量の大きな構成部品を有していないため、扉ユニット2の重心Gは、扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して下方側の領域である領域Bに位置している。
図6に示すように、扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態では、外装部20の第1面27が、第1面27の下端部から上端部に亘って支持アーム10に当接して、扉ユニット2の開放角度が規制される。詳しくは、扉ユニット2が装置本体90に対して所定角度開放すると、第1面27の底面21側、即ち図6(a)における手前側における端部29が、第1面27の下端部から上端部に亘って支持アーム10に当接する。このように、扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態で支持アーム10に当接する第1面27の底面21側の端部29は、その上端が扉ユニット2の上面より下方に位置している。
なお、上述した重心Gは、上下方向において第1面27の底面21側の端部29と重なる位置に位置している。また、支持アーム10が、本実施の形態における規制部を構成し、第1面27の底面21側における端部29が、本実施の形態における当接領域を構成する。即ち、当接領域の上下方向における中心は、扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して下方側に位置している。このように、扉ユニット2は、装置本体90に対して開放した状態で、上下方向において重心Gと重なる位置で支持アーム10と当接すると共に、凹部D1が位置する扉ユニット2の上部で支持アーム10と当接しないように構成されている。
また、プリンタ100は、装置本体90と扉ユニット2とを接続して、扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態で、扉ユニット2の開放角度を保持する保持手段としての図示しない保持アームを備えている。保持アームは、装置本体90側に設けられたベース部と、一端が扉ユニット2側に連結され、他端がベース部と摺動するアーム部と、を有している。アーム部が摺動するベース部の摺動面には、凹部が形成されており、アーム部の他端には、凸部が形成されている。扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態で、ベース部の凹部にアーム部の凸部が係合し、扉ユニット2の開放角度が保持される。ベース部の凹部にアーム部の凸部が係合した状態で、扉ユニット2が閉鎖方向へ所定以上の力で押されると、ベース部の凹部をアーム部の凸部が乗り上げてベース部の凹部とアーム部の凸部との係合が解除される。
[実施例]
以下に、本実施の形態に係る一例としての実施例について説明する。本実施の形態に係る実施例では、手差しトレイ18と、駆動モータ30を除くシート給送部3(図2参照)と、の合計質量が3.5kg、駆動モータ30の質量が0.5kg、外装部20を含むその他の部品の合計質量が0.9kgとなっている。これらの構成の配置により、扉ユニット2の重心Gは、図5に示す位置に位置している。詳しくは、重心Gは、軸Lの軸方向と直交する径方向において右側面25よりも軸Lから離間した位置に位置している。即ち、第1面27の底面21側における端部29(図6参照)は、軸Lの径方向において重心Gよりも軸Lに近い位置に位置している。
当条件において、扉ユニット2を装置本体90に対して開放した際に、本実施の形態に係る実施例及び比較例の扉ユニット2の、軸Lとは反対側の開放端である上部J及び下部K(共に図2参照)の変形量の測定結果について説明する。なお、比較例の扉ユニットは、本実施の形態に係る実施例の扉ユニット2に対し、第1面27が上面23まで延設されて凹部D1が形成されていないことのみが異なる。
当測定では、比較例及び本実施の形態に係る実施例の扉ユニットを、装置本体90に対して開放する方向へ回動させ、扉ユニットが所定の角速度で支持アーム10に当接してからの上部J及び下部Kの手差し給送扉の回動方向の変位と時間変化とを記録した。
図7に示すように、比較例及び本実施の形態に係る実施例の扉ユニットの上部J及び下部Kは、共に扉ユニットが支持アーム10に当接後、慣性力により扉ユニットが変形しながら扉ユニットが装置本体90に対して開放する方向へ変位する。その後、上部J及び下部Kは、扉ユニットが装置本体90に対して閉鎖する方向へ変位し、扉ユニットの開放角度が保持部材により保持されることにより、開放する方向と閉鎖する方向とに繰返し変位して振動する。
比較例の扉ユニットにおいては、下部Kの変位の最大値に対して上部Jの変位の最大値が小さく、扉ユニットが捩れていることがわかる。これは、重心Gが線Cよりも下方である領域Bに位置していることで、上部Jが位置している領域Aよりも、下部Kが位置している領域Bの方が、扉ユニットの慣性力が大きいためであると考えられる。
一方、本実施の形態に係る実施例の扉ユニット2においては、下部Kの変位の最大値と上部Jの変位の最大値との差が比較例より小さく、扉ユニット2の捩れが比較例より小さいことがわかる。これは、領域Aの凹部D1が支持アーム10に当接しないことにより、比較例の扉ユニットよりも、本実施の形態に係る実施例の扉ユニット2は、上部Jが位置している領域Aが慣性力により変位しやすいためであると考えられる。
更に、本実施の形態に係る実施例の扉ユニット2は、比較例の扉ユニットに対して、支持アーム10に当接した後に発生する振動の振幅が小さいことがわかる。このように、扉ユニット2は、凹部D1が形成されていることにより、支持アーム10に当接した後の振動で受ける負担が低減するように構成されている。
以上のように、第1の実施の形態では、プリンタ100は、扉ユニット2の重心Gが扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して下方側に位置すると共に、凹部D1が線Cに対して下方側に形成されるように構成されている。これにより、扉ユニット2を開放した際の扉ユニット2の捩れの低減し、扉ユニット2の故障を低減することやシートSの給送品質を向上することができる。また、これにより、扉ユニット2が支持アーム10に当接した際、扉ユニット2が振動で受ける負担を低減することができる。更に、扉ユニット2の捩れや振動で受ける負担を低減することにより、外装部20の補強リブRを削減することが可能となり、扉ユニット2の重量を低減することや外装部20の成形性を向上することができる。
また、第1の実施の形態では、プリンタ100は、扉ユニット2を開放した際に扉ユニット2の外装部20に当接する支持アーム10が、扉ユニット2の開放角度を規制するように構成されている。これにより、扉ユニット2を装置本体90に対して開放した状態における作業スペースの確保が容易となり、メンテナンス作業や詰まったシートの除去作業等における作業性を向上することができる。
なお、上述した実施の形態では、プリンタ100は、扉ユニット2の重心Gが扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して下方側に位置し、凹部D1が線Cに対して上方側に形成されるように構成されているが、これに限定されない。プリンタ100は、扉ユニット2の重心Gが扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して一方側に位置し、凹部D1が線Cに対して他方側に形成されるように構成されていればよい。例えば、プリンタ100は、扉ユニット2の重心Gが扉ユニット2の上下方向における中心である線Cに対して上方側に位置し、凹部D1が線Cに対して下方側に形成されるように構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、プリンタ100は、上面23、下面22、第1面27及び第2面28が凹凸のない平坦な面であるように構成されているが、これに限定されない。プリンタ100は、扉ユニット2を開放した際の扉ユニット2の捩れや振動の低減を図ることが可能に構成されていればよい。例えば、プリンタ100は、上面23、下面22、第1面27及び第2面28が、扉ユニット2を開放した際の扉ユニット2の捩れや振動へ大きな影響を与えないような凹凸を有する面として構成されていてもよいし、曲面等として構成されていてもよい。また、このような場合、線Cは扉ユニット2の上端と下端との上下方向における中心であってもよい。また、凹部D1の形状は上述したものに限定されない。第1面27が支持アーム10に当接した状態で支持アーム10や装置本体90に当接しない形状であればよい。
また、上述した実施の形態では、プリンタ100は、支持アーム10が上下方向において扉ユニット2の下端部からプリンタ100の上端部まで延びているように構成されているが、これに限定されない。支持アーム10は、上下方向において少なくとも扉ユニット2の下端部から上端部まで延びていればよく、より詳しくは、第1面27の下端部から上端部まで延びていればよい。また、この場合の上端部及び下端部は、厳密な意味での上端及び下端を意味しない。
また、上述した実施の形態では、装置本体90に支持されている支持アーム10が、扉ユニット2の開放角度を規制する規制部を構成しているが、これに限定されない。規制部は、扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態で当接し、扉ユニット2の開放角度を規制可能であればよく、例えば、装置本体90に設けられた他の部品が規制部を構成してもよいし、装置本体90の側面91が規制部を構成してもよい。また、プリンタ100は、扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態で、第1面27が第2面28より先に当接するように構成されていればよい。例えば、プリンタ100は、装置本体90に対して開放した際に、第1面27が支持アーム10に当接した後で、扉ユニット2が歪むことによって第2面28が支持アーム10と当接するように構成されていてもよい。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係るプリンタ101について説明をする。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して外装部及び支持アームの形状が異なるのみで他の構成は同じであるため、同様の構成については説明を省略する。
図8に示すように、第2の実施の形態に係る手差し給送扉62は、装置本体90に支持されている外装部20を有している。外装部20は、装置本体90の側面91外方に配置された底面21(図1参照)と、下面22と、下面22に対向する上面64と、上下方向に延びて上面64と下面22とを接続する右側面65と、右側面65に対向する左側面26と、を有している。支持アーム40は、上下方向において手差し給送扉62の下端部からプリンタ101の上端部まで延び、手差し給送扉62が装置本体90に対して開放した状態で右側面65の上端部66と対向する凹部D2を有している。
手差し給送扉62が装置本体90に対して開放した状態では、外装部63の右側面65の底面21側における端部67が支持アーム40に当接して、手差し給送扉62の開放角度が規制される。なお、支持アーム40が、本実施の形態における規制部を構成し、右側面65の底面21側における端部67の、上端部66を除く支持アーム40に当接する領域68が、本実施の形態における当接領域を構成する。
以上のように、第2の実施の形態では、プリンタ101は、第1の実施の形態のように扉ユニット2に凹部D1を形成するというような形状的な制約を要することなく、扉ユニット2を開放した際の扉ユニット2の捩れを低減することができる。また、第1の実施の形態と同様に、扉ユニット2が支持アーム10に当接した際、扉ユニット2が振動で受ける負担を低減することができる。
なお、第2の実施の形態では、支持アーム40が凹部D2を有して、手差し給送扉62の開放角度を規制する規制部を構成しているが、これに限定されない。規制部は、扉ユニット2が装置本体90に対して開放した状態で当接し、扉ユニット2の開放角度を規制可能であればよい。例えば、装置本体90に設けられた他の部品が凹部D2を有する規制部を構成してもよいし、装置本体90の側面91が凹部D2を有する規制部を構成してもよい。
また、既述のいずれの実施の形態においても、プリンタは、電子写真方式のレーザビームプリンタに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式のプリンタにも本発明を適用することが可能である。
2:扉ユニット/3:シート給送部/9:表示装置/10:支持アーム(規制部、支持部材)/18:手差しトレイ(シート積載部)/22:下面/23:上面/25:側面/27:第1面/28:第2面/29:端部(当接領域)/30:駆動モータ(駆動源)/62:手差し給送扉(扉)/65:側面/68:領域(当接領域)/70:ピックアップローラ(給送手段)/76:リタードローラ(分離手段)/77:フィードローラ(分離手段)/90:装置本体/100:プリンタ(画像形成装置)/101:プリンタ(画像形成装置)/C:線(中心)/D2:凹部/G:重心/L:軸/S:シート

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体と、
    上下方向に延びる軸を中心に前記装置本体に対して開閉可能に支持される扉ユニットであって、シートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを前記画像形成部へ給送するシート給送部と、を有する扉ユニットと、
    前記扉ユニットが前記装置本体に対して開放した状態で前記扉ユニットの当接領域に当接し、前記扉ユニットの開放角度を規制する規制部と、を備え、
    前記扉ユニットの重心は、前記上下方向において前記当接領域と重なる位置に位置し、
    前記当接領域の前記上下方向における中心及び前記重心は、前記扉ユニットの前記上下方向における中心に対して一方側に位置し、
    前記当接領域は、前記軸の径方向において前記重心よりも前記軸に近い位置に位置する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート給送部は、前記シート積載部に積載されたシートを給送する給送手段と、前記給送手段により給送されるシートを1枚ずつ分離する分離手段と、前記給送手段及び前記分離手段を駆動させるための駆動力を発生させる駆動源と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記当接領域の前記上下方向における前記中心及び前記重心は、前記扉ユニットの前記上下方向における前記中心に対して下方側に位置している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制部は、前記上下方向において少なくとも前記扉ユニットの下端部から上端部まで延び、
    前記扉ユニットの上面と前記扉ユニットの下面との前記上下方向における中心は、前記扉ユニットの前記上下方向における前記中心であり、
    前記当接領域の上端は、前記扉ユニットの前記上面よりも下方に位置する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記扉ユニットの側面は、前記当接領域が形成されて前記上下方向に延びる第1面と、前記第1面の上端と前記扉ユニットの前記上面とを接続し、上下方向に対して傾斜するように延びる第2面と、を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記扉ユニットの上面と前記扉ユニットの下面との上下方向における中心は、前記扉ユニットの前記上下方向における前記中心であり、
    前記当接領域が形成される前記扉ユニットの側面は、前記扉ユニットの前記下面と前記上面とを接続し、
    前記規制部は、前記扉ユニットが前記装置本体に対して開放した状態で前記側面の上端部と対向する凹部を有し、前記上下方向において少なくとも前記扉ユニットの下端部から前記扉ユニットの上端部まで延びている、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置の設定に関する情報を表示可能な表示装置を備え、
    前記規制部は、前記装置本体に支持されると共に前記表示装置を支持する支持部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体と、
    上下方向に延びる軸を中心に前記装置本体に対して開閉可能に支持される扉ユニットであって、シートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを前記画像形成部へ給送する給送ローラと、を有する扉ユニットと、
    前記扉ユニットが前記装置本体に対して開放した状態で前記扉ユニットの当接領域に当接し、前記扉ユニットの開放角度を規制する規制部と、を備え、
    前記給送ローラは、前記上下方向において前記当接領域と重なる位置に位置し、
    前記当接領域の前記上下方向における中心及び前記給送ローラは、前記扉ユニットの前記上下方向における中心に対して一方側に位置している、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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