JP7126415B2 - 廃水処理用の微生物燃料電池及びアノード用炭素電極 - Google Patents
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Description
ここで、炭素電極は炭素成形体について、その形状を整えるための加工などをすることにより得られるが、材質自体は変化しないので、炭素材としての特性(開気孔率やX線回折法により測定される特性等)は、炭素成形体と炭素電極は、同一であると考えることができる。
このような特性を有する材料としては、金属材料や炭素材料、これら両者を組み合わせた複合材料等が挙げられる。しかし、廃水の処理に際しては長期安定稼動の面から電極の交換頻度を減らせる耐腐食性の強い炭素材料が適しており、特に黒鉛とほぼ同等の電気伝導性を有しながらも材料強度は黒鉛よりも強いほか、黒鉛ほど炭素結晶が成長していないために親水性を示す低結晶性炭素材料が適している。
なお、d002の値が0.340nm未満であると黒鉛化が進みすぎており良伝導性ではあるものの疎水性の表面となってしまうほか、材料の機械強度も不足しがちになる。一方、d002が0.380nmを超えるようなものは、炭素結晶の成長が不十分であるために電気伝導性が悪いほか、残存する有害な難分解性の多環芳香族化合物が流出する可能性がある。
したがって、本発明の炭素電極又は成形体は、X線回折法(XRD)により測定される黒鉛結晶の結晶子の大きさLc(002)が10nm未満であり、5~8nmであることが好ましい。結晶子の大きさLc(002)の値が10nm以上であると、高結晶性であるために炭素結晶のエッジの露出が低結晶性の炭素材料よりも相対的に少なくなり、親水性の度合いが低下すると見られるために好ましくない。
中でも、か焼コークスはかさ密度が高く、曲げや引張り強度に優れるため炭素骨材として好ましい材料であり、黒鉛よりも材料強度が高く、粉砕しても燐片状になるために生体内に取り込まれても炭素繊維のような生体刺激性のない安全な材料でもある。
また、後記する焼成物を含浸・被覆するために使用される含浸材は、有機バインダーと同様に焼成時に炭化しやすく、かつ残炭率の高い材料であれば特に限定されるものではない。但し、基材を十分に被覆するために200℃での溶融粘度が30mPa・s以下の流動性が高い材料が適しており、例えば含浸用ピッチ(新日鉄住金化学社製 IP)などが好適に使用される。
鉄分は、導電性があり、微生物が利用し易い四酸化三鉄の状態で含有されていることが好ましいが、単体鉄や酸化第一鉄が含まれていてもよい。
炭素電極又は成形体に含まれる鉄分量は、四酸化三鉄として0.5~20.0wt%であることが好ましい。四酸化三鉄の含有量が前記範囲内にすることにより、従来の炭素電極と同様の成形性や加工性を維持しながら鉄分による微生物の活性化が可能である。より好ましい四酸化三鉄含有量は1.0~20.0wt%であり、含有量が4.0~20.0wt%であるとさらに好ましく、含有量10.0~20.0wt%が最も好ましい。
酸化第二鉄は、色材として用いられるベンガラや鉱石のほか、水酸化鉄などの鉄化合物の加熱分解物、製鉄所から排出される製鉄ダストやスラッジなども使用することができるが、高純度であり粒子径が細かく、腐食性や有害性のガスの発生がないベンガラや水酸化鉄(III)といった3価の鉄を有するものが好適に使用される。これらはそのまま炭素骨材と有機バインダーとともに配合され、炭素電極又は成形体として非酸化性雰囲気で焼成される際に還元され、四酸化三鉄となる。
一般的に、多孔質炭素電極の気孔径と開気孔率は、骨材の粒径や結合剤の使用量、焼成温度等によって制御され、例えば、骨材粒子の粒径を大きくすることにより、これらの数字は大きくなる傾向にある。
しかし、粗大な気孔の存在や高すぎる開気孔率は多孔質炭素電極の強度を低下させるため、炭素骨材の粒径は、その全ての粒子の粒径が、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下とすることが望ましい。そして、そのうち粒子径0.1mm以下の細粒が、好ましくは10wt%(質量基準)以上、より好ましくは20wt%以上存在するように粒度を調整すると粗大な気孔が無く、適切なサイズの気孔径を多数形成させられるので好ましい。また、中間的な粒径をもつ粒子、例えば0.5~1.0mm程度のものを除外することによって、空隙を減らし、開気孔率を低めに調整して機械強度を高めることもできる。
このように、骨材粒子の粒度を調整することによって、気孔径や開気孔率と機械強度(曲げ強さ)をそれぞれ制御することが可能であり、本発明の目的に適したバランスのとれた物性の多孔質炭素電極を得ることができる。
なお、焼成温度は有機バインダーの種類によってその最低温度を変えることが望ましく、フェノール樹脂のような合成高分子であれば500℃以上、バインダーピッチを使用する場合は800℃以上とすることが望ましい。これは、バインダーピッチから例えばピレン類といった有害物質が残留する可能性を排除するためである。
含浸材は加熱分解により炭素を形成する炭素前駆体であればよく、含浸ピッチやフェノール樹脂などの合成高分子が例示される。その含浸または被覆は、例えば加熱溶解した含浸ピッチに焼成体を浸漬し、一旦減圧させることなどにより行われ、引き揚げた後は、成形物の焼成工程と同様に非酸化性雰囲気下500℃~1500℃で再度焼成することにより炭素成形体とすればよい。
図1に示す廃水の処理装置1は、廃水Aを収容する処理槽2と、廃水Aとは別の電解液Bを収容する処理槽4とを有し、処理槽2中の廃水Aに浸漬されたアノード電極3と、処理槽4の電解液Bに浸漬されたカソード電極5と、処理槽2と処理槽4とを液絡させる液絡部6が備えられている。更に、処理槽4には、電解液Bに酸素含有ガスを吹き込む曝気管7が挿入されている。曝気管7には送風機(図示略)が接続されている。
アノード電極3は、処理槽2の内部に配置され、導線3aによって外部回路9に接続されている。アノード電極3として、本発明の多孔質な炭素成形体からなる炭素電極を適用する。
カソード電極5は、処理槽4の内部に配置され、導線5aによって外部回路9に接続されている。カソード電極5は、導電性であれば特にその材質は限定されず、例えば、材質として金属や炭素からなる電極を用いることができ、より詳細には多孔質カーボン成形体やステンレスメッシュ、白金板または白金線を例示できる。
廃水Aは、生分解性の汚濁物質を含む一般家庭や畜産業、鉱工業などの各種産業より排出される廃水であり、生分解性の汚濁物質の一例としてフェノール類や酢酸やプロピオン酸などの低級脂肪族カルボン酸などの有機化合物などが挙げられる。
更に、電解液Bに対して酸素を含む気体を曝気することで、カソード電極5における酸素の還元反応が円滑に進行し、微生物の呼吸が進み、廃水の処理を円滑に行うことができる。
廃水の処理装置21は、廃水Aを収容する処理槽22と、処理槽22中の廃水Aに浸漬されたアノード電極23と、カソード電極25とが備えられている。
廃水A及び微生物を、処理槽22にセットして、廃水の処理を開始する。微生物が廃水A中の有機酸等の分解を開始すると、二酸化炭素と水素イオンと電子とが少なくとも生成される。生成した水素イオンは、廃水A中に拡散する。一方、電子は、微生物から直接または間接に、本発明の炭素電極を使用したアノード電極23に供与され、この電子は、外部回路29を介してカソード電極25に移動する。
[開気孔率]
JIS R 1634:1988 ファインセラミックスの焼結体密度・開気孔率の測定方法に準拠し、試料としての円柱状の炭素成形体(直径20mm、長さ48mm)の乾燥質量、純水に浸けたときの水中質量、ならびにそれを真空にし、飽水させたときの飽水質量を測定し、得られた質量を使って以下の式から開気孔率を求めた。
開気孔率(%)=(飽水質量-乾燥質量)/(飽水質量-水中質量)×100
かさ密度(g/cm3)は炭素電極の直径2r(cm)と長さL(cm)をノギスで測定し、さらに炭素電極の質量(g)を別途測定したのち下式より算出した。
かさ密度(g/cm3)=炭素電極質量/(炭素電極の半径r)2×π×L)
炭素成形体の表面から0.1mm程度を旋盤で削った粉末を、X線回折装置(リガク製X-Ray DIFFRACT METER)を使用して、学振法により炭素結晶の(002)面の面間隔d002および、結晶子サイズLc002を測定した。
粗粉砕した多孔質炭素材料の破片をディスクミルで微粉砕(平均粒径75μm程度)し、電気炉で炭素分を燃焼させ、残った灰分をアルカリ溶融し、酸で溶かす。それを使って予めFeピークとFe量の検量線を求めたICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析法でFe分を測定し、使った多孔質炭素材料と残った灰分量からFe含有量を求めた。
JIS M 8713:1987 鉄鋼石の還元試験方法を参考に、粉砕したサンプルを臭素メタノール溶液で処理したのち、溶解した金属鉄をο‐フェナントロリン吸光光度法にて測定した。
多孔質炭素材料をディスクミルで微粉砕(平均粒径75μm程度)し、X線回折装置(リガク社製、RINT-TTRIII、X線管球:CuKα、管電流:300mA、管電圧:50kV)を用いてX線回折パターンを得、回折ピークの位置(回折角2θ)から鉄成分の同定を行った。
サンプルに含まれる鉄組成がFe3O4単独の場合は、全鉄量から下式により算出する。
Fe3O4含有量(wt%)=全鉄(wt%)×(Fe3O4の分子量/Fe3O4のFe量)
また、サンプルに含まれる鉄組成がFeOやFe2O3を含む場合は、検量線法を用いてFe3O4含有量を測定する。検量線法は、ZnO粉末(和光純薬製、粒径約5μm)を内部標準物質として、粉末X線回折法により行う。試料である多孔質炭素材料の微粉砕物に対して一定重量比(本発明中では30%)のZnOを混ぜ、めのう乳鉢により試料とZnOが均一に分散するように混合する。X線回折測定はX線回折装置(リガク社製、RINT-TTRIII、X線管球:CuKα、管電流:300mA、管電圧:50kV)で測定を行った。市販試薬の四酸化三鉄(高純度化学製)を用いて予め作製した検量線を用い、得られたX線回折パターンの強度より、定量分析を行う。
予め乾燥質量を測定した上記円柱状の炭素成形体を23℃、1気圧下で純水に浸漬し、24時間後取り出し後、3分間静置し、水の滴りがなく、水が十分切れたところで炭素成形体の質量(吸水重量)を再度測定し、炭素成形体の乾燥重量に対する吸水重量の質量増加量を吸水率として下式により算出した。
吸水率(wt%)=(吸水質量-乾燥質量)/乾燥質量×100
JIS R 7222 の曲げ強さ測定方法に準拠し、曲げ試験機(卓上万能試験機AGS-500A SHIMADZU社製)を用いて、上記円柱状の炭素成形体に毎秒50Nの一定荷重速度で加重を加え、得られた最大荷重から以下の式から曲げ強さを求めた。
曲げ強さ= 8×最大荷重×支点間距離/(円周率×円柱直径3)
熱分析測定装置(TG―DTA EXSTAR7200 日立ハイテク社製)を用いて、白金製のサンプルパンに粉砕試料5~10mgを秤量し、窒素ガス量 毎分5mL、温度20~800℃、昇温速度毎分15℃、最高温度での保持時間0minのプログラム制御によって昇温しながら試料入りサンプルパンの熱重量変化を探知して、20℃からの800℃までの試料の重量減少量を20℃での試料重量に対する重量%として求めた。
真密度1.82g/cm3のピッチコークスを粉砕し、粒子径0.250~0.500mmの粒子が25wt%、粒子径0.075~0.249mmの粒子が45wt%、粒子径0.074mm以下の粒子が30wt%となる粒度配合になるように調整したピッチコークス粒子100質量部に、石炭系重質油から得られたバインダーピッチ(軟化点97℃)40質量部を添加し、200℃で20分間加熱混練した。この混練物を20mmφの棒状に押出し成型したのち、900℃の非酸化性雰囲気下で焼成を行い焼成物(炭素成形体)を得た。この炭素成形体はそのまま非酸化性雰囲気下で常温まで冷却したのち炉内より取り出して20mmφ×48mmの円柱状に加工し、かさ密度1.40g/cm3、吸水率8.9wt%の炭素電極A1を得た。
実施例1で得られた炭素成形体を、さらに2550℃の非酸化性雰囲気下で黒鉛化した炭素材を20mmφ×48mmに加工し、かさ密度1.31g/cm3、吸水率2.2wt%の炭素電極C1を得た。
実施例1、比較例1の炭素電極A1、C1を微生物燃料電池のアノード電極とし、各アノード電極の性能評価を行うために、図2に示す微生物燃料電池型の廃水処理装置を組み立てた。
なお、カソード電極5は白金触媒を1mg/cm2担持したカーボンペーパー (EC-20-10-7、エレクトロケム)を使用した。電子の移動を確認するため、電極間に1000Ωの外部抵抗を設けて、その間の電圧測定用のデータロガーを設置した。
結果を表2に示す。
実施例2、比較例2ともに外部抵抗値が100Ωのときに電力値が最大となった。最大電力密度は、比較例2が42.2mW/m2であるのに対して、実施例2は51.5mW/m2であった。このことから、実施例2は、比較例2と比較して22%大きい電力を達成することができたことが分かる。微生物燃料電池の電力の大きさは、電極上における電子供与微生物による電子の授受の程度、すなわち電子供与微生物の活性によって変動するものであることから、実施例2は比較例2と比較して電極上の電子供与微生物による反応速度が高く、廃水処理能力が高いことが分かる。
真密度1.82g/cm3のピッチコークスを粉砕し、粒子径0.250~0.500mmの粒子が25wt%、粒子径0.075~0.249mmの粒子が45wt%、粒子径0.074mm以下の粒子が30wt%となる粒度配合になるように調整したピッチコークス粒子100質量部に、石炭系重質油から得られたバインダーピッチ(軟化点97℃)40質量部および酸化鉄(Fe2O3)を主成分とするベンガラ5重量部を添加し、200℃で20分間加熱混練した。この混練物を20mmφの棒状に押出し成型したのち、900℃の非酸化性雰囲気下で焼成を行い、焼成物(炭素成形体)を得た。この炭素成形体はそのまま非酸化性雰囲気下で常温まで冷却したのち炉内より取り出して20mmφ×48mmの円柱状に加工し、かさ密度1.46g/cm3、吸水率7.9wt%の炭素電極A2を得た。
なお、炭素電極A2のFe3O4含有量は、XRDによる鉄組成の分析においてFe3O4のみが検出されており、メタル鉄量が0.1wt%未満であることから、全鉄量から含有量を算出した。
酸化鉄(Fe2O3)を主成分とするベンガラを22重量部添加すること以外、実施例3と同様にして、かさ密度1.51g/cm3、吸水率6.2wt%の炭素電極A3を得た。
なお、炭素電極A3のFe3O4含有量は、XRDによる鉄組成の分析においてFe3O4のみが検出されており、メタル鉄量が0.1wt%検出されていることから、全鉄量からメタル鉄を引いた数値より算出した。
実施例2および比較例2と同様の操作により、実施例3、実施例4の炭素電極A2、A3を微生物燃料電池のアノード電極とし、各アノード電極の性能評価を行うために実施例1での電極A1および比較例1の電極C1を再度加えた計4点の図2に示す微生物燃料電池型の廃水処理装置を組み立てた。
なお、カソード電極5は白金触媒を1mg/cm2担持したカーボンペーパー (EC-20-10-7、エレクトロケム)を使用した。電子の移動を確認するため、電極間に1000Ωの外部抵抗を設けて、その間の電圧測定用のデータロガーを設置した。
結果は表3に示す。
実施例5の最大電力密度は、比較例3と比較して27%大きかった。このことから、実施例2および比較例2の結果と同様に本発明の低結晶炭素電極が黒鉛よりも優れていることが分かった。さらに、実施例6および7はそれぞれ118mW/m2、160mW/m2であった。このことから実施例6および7は実施例5と比較してもそれぞれ34%および82%大きい電力を達成することができたことが分かる。このことから、四酸化三鉄(Fe3O4)を電極に添加したことで、より一層、微生物の活性化などの効果が付与されたことが分かった。
微生物燃料電池の電力の大きさは、電極上における電子供与微生物による電子の授受の程度、すなわち電子供与微生物の活性によって変動するものであることから、実施例6および7は比較例3だけでなく実施例5と比較しても電極上の電子供与微生物による反応速度がさらに高く、より廃水処理能力が高いことが分かる。
Claims (9)
- 廃水を処理するための微生物燃料電池のアノード用炭素電極であって、前記炭素電極は少なくとも表層部の炭素が、X線回折法により測定される黒鉛六角網面層の002面の平均格子面間隔d002が0.340nm以上で、結晶子の大きさLc(002)が10nm未満である多孔質な低結晶性炭素の成形体であり、前記炭素成形体の曲げ強度が10MPa以上であることを特徴とするアノード用炭素電極。
- 前記炭素成形体の開気孔率が5~70%である請求項1に記載のアノード用炭素電極。
- 前記炭素成形体は、熱重量分析で窒素ガス流量を毎分5mlとし、20℃から毎分15℃の昇温速度で800℃まで昇温した時の重量減少率が3wt%以下である請求項1又は2に記載のアノード用炭素電極。
- 前記炭素成形体が、23℃、1気圧下における純水浸漬後、24時間経過後の吸水率が5wt%以上である請求項1~3のいずれか一項に記載のアノード用炭素電極。
- 前記炭素成形体が四酸化三鉄(Fe3O4)を0.5~20.0wt%含む請求項1~4のいずれか一項に記載の微生物燃料電池用のアノード電極。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載の廃水を処理するための微生物燃料電池のアノード用炭素電極を製造する方法であって、石油系または石炭系重質油から得られる炭素骨材に有機バインダーを配合して混合物としたのち成形し、非酸化性雰囲気下で500~1500℃の温度で焼成して、炭素成形体とする工程を有するアノード用炭素電極の製造方法。
- 前記混合物に更に酸化鉄または水酸化鉄を配合する請求項6に記載のアノード用炭素電極の製造方法。
- 請求項6または7に記載のアノード用炭素電極の製造方法において、得られた焼成物に、含浸材を含浸または被覆し、非酸化性雰囲気で500~1500℃の温度で焼成して、炭素成形体とする工程を有するアノード用炭素電極の製造方法。
- 廃水を処理するための微生物燃料電池であって、カソード電極と一対で使用されるアノード電極として、請求項1~5のいずれか一項に記載のアノード用炭素電極を用いることを特徴とする微生物燃料電池。
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