JP7114354B2 - 伝熱パネルの溶接装置、溶接手順修正支援システム、伝熱パネル、及び伝熱パネルの溶接方法 - Google Patents
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Description
また、TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルによって、溶融プールを攪拌して肉盛溶接範囲を拡大させ、均一で比較的薄い肉盛溶接層を得ることができる。
凹凸を有する複雑な表面形状を有する伝熱パネルであっても、高速に均一で比較的薄い肉盛溶接層を形成することができる。
なお、第1溶接ビートの高さは、隅肉溶接部の高さと同等まで厚くされてもよい。
また、複数の伝熱配管と複数のフィンとが存在する場合には、複数のフィンの表面に対して肉盛溶接を行った後に、各伝熱配管の表面に対して肉盛溶接を行うことが好ましい。これにより、フィンの肉盛溶接を全体の肉盛溶接の土台とすることができ、肉盛溶接部の凹凸を可及的に無くして溶接欠陥を防止することができる。
走行部としては、例えば門型走行装置(ガントリ型走行装置)を用いることができる。
また、TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成することによって、溶融プールを攪拌して肉盛溶接範囲を拡大させ、均一で比較的薄い肉盛溶接層を得ることができる。
凹凸を有する複雑な表面形状を有する伝熱パネルであっても、高速に均一で比較的薄い肉盛層を形成することができる。
溶融プールに交番磁界を形成する方法としては、例えば、溶接トーチの周囲に設けられたコイルに交流電流を流すことによって得ることができる。
以下に、本発明にかかる第1実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明で、上方や上面などの上と下は鉛直方向での上や下を示すものとする。
図1には、本実施形態に係る伝熱パネルの溶接装置1(以下、「溶接装置1」という。)が示されている。溶接装置1は、平行に並べられた2本のレール2を備えている。レール2間には、作業空間が形成されており、伝熱パネルが上面に設置される架台3が水平に設けられている。架台3の上方を跨ぐように、門型走行装置としてガントリ(走行部)5が設けられている。ガントリ5の両側に設けられた各脚部5aは、対応する各レール2上を図示しないボールねじやラック&ピニオンなどの移動装置により走行する。これにより、ガントリ5が進行方向である長手方向D1に移動できるようになっている。脚部5aの走行は、制御部6による指令を作業員が手動操作することによって制御される。
図3に示すように、溶接トーチ7によって形成されたアークACに対して、溶接ワイヤ9が供給されるようになっている。溶接ワイヤ9は、溶接ワイヤ供給部11から、制御部6の指令によって所定の送給量が供給されるようになっている。溶接ワイヤ9には、電流供給部12から制御部6の指令によって電流が供給されるようになっている。溶接ワイヤ9に電流を流すことによって、ジュール熱で溶接ワイヤ9が加熱される。本実施形態での溶接ワイヤ9は、例えばインコネル(登録商標)とされた固溶強化型ニッケル基合金を含む材料とされている。これにより、固溶強化型ニッケル基合金を含む溶接ビードWBが伝熱パネル10の表面上に肉盛溶接される。溶接ビードWBの厚さtは、伝熱パネル10の耐腐食に必要な厚さである1mm以上2mm以下とされる。
伝熱パネル10は、肉盛溶接を行う前に、隅肉溶接によって複数の伝熱配管10aと複数のフィン10bとが接続されている。伝熱パネル10は、図1に示した溶接装置1の架台3上に水平に設置される。架台3と伝熱パネル10との固定は、側部ラグ(図6参照)及び端部ラグ17(図7参照)を用いて行う。
肉盛溶接は、長手方向D1に沿って第1溶接ビードWB1から第7溶接ビードWB7まで順に行う。すなわち、伝熱パネル10のフィン10b側の表面から上方の伝熱配管10a側の表面に向かって各溶接ビードWBが積層されるように肉盛溶接が行われる。肉盛溶接は、複数の溶接トーチ7を用いて並列的に行われる。図2に示したように、肉盛溶接は、TIG溶接に加えて、コイル7cによって交番磁界Bを発生させて溶融プールPの磁気攪拌を行う。さらに、図3に示したように、溶接ワイヤ9に電流供給部12から電流を供給して溶接ワイヤ9の加熱を行う。なお、肉盛溶接の際には、溶接トーチ7を長手方向D1に直交する方向に往復動させるウィービングは行わなくてもよい。
フィン10bの表面を肉盛溶接する第1溶接ビードWB1及び第2溶接ビードWB2は、溶接手順Iが選定される。溶接手順Iでは、タングステン電極7aを介して流れる溶接電流iと、溶接ワイヤ9の送給量と、溶接トーチ7を伝熱パネル10の長手方向D1に対して移動する溶接速度とが基準値として設定される。なお、タングステン電極7aに供給される電圧と、コイル7cによって形成される磁気は、各溶接手順を通して一定とされるが、伝熱パネル10の表面形状により調整してもよい。
ここで、伝熱配管10aの横断面が例えば円形とされている場合には、伝熱配管10aの表面の頂部側よりも側部では、位置に応じてフィン10bの表面に対する傾斜が変化する。すなわり、第5溶接ビードWB5から第6溶接ビードWB6は、フィン10bの表面に対する傾斜が大きくなるように変化する。
伝熱パネル10の表面上に溶接トーチ7を用いたTIG溶接によって肉盛溶接を行うことで従来のMIG溶接に対して比較的薄い肉盛溶接層を得ることができ、さらにTIG溶接によって肉盛溶接を行う際に、固溶強化型ニッケル基合金を含む溶接ワイヤ9に電流を流すこととした。これにより、ジュール熱によって溶接ワイヤ9が加熱され、溶融速度が増加することによって高速の肉盛溶接が可能となる。
また、TIG溶接によって形成された溶融プールPに交番磁界Bを形成するコイル7cによって、溶融プールPを攪拌して揺動することで、溶接速度を早くしても肉盛溶接範囲を拡大させる溶接ビードを形成することができ、均一で比較的薄い肉盛溶接層を得ることができる。
凹凸を有する複雑な表面形状を有する伝熱パネル10であっても、高速に均一で比較的薄い肉盛溶接層を形成することができる。
以下、本発明の第2実施形態について、図11を用いて説明する。
上記の第1実施形態では、例えば図10に示した各溶接ビードWBを肉盛溶接する際の条件例に基づいて作業員によって溶接条件値が入力設定され、フィン10bの表面を肉盛溶接する第1溶接ビードWB1以降の各溶接ビードWBの溶接手順Iから溶接手順VIを設定するようにしている。本実施形態では、カメラなどによる撮影画像と標準とする画像を対比することによる評価に基づき、制御部が溶接手順を学習して溶接手順を見直して修正するよう支援を行うとするものである。その他の点については上記した第1実施形態と同様であるので、同様の構成については同一符号を付しその説明は省略する。
制御部160にはカメラ170の画像情報が入力され、制御部160は、溶接位置設定部161、溶接手順設定部162、溶接状況登録部163、報知部164、記憶部165、学習部166を備える。
溶接状況登録部163は、伝熱パネル10の形状と、作業員によって入力設定される各溶接位置に対する各溶接手順による溶接条件値と、溶接後のカメラ170からの撮影画像の登録処理を行う。
記憶部165は、伝熱パネル10の形状においての各溶接位置に対する各溶接手順による溶接条件値と、溶接後の撮影画像と、溶接手順で標準とされる溶接ビードの形状に係わる標準画像とが、対応を付けることができるように、過去からの様々な条件のものをデータベースとして記憶している。
記憶部165に記憶され蓄積された情報に基づき、学習部166は、伝熱パネル10の形状と、各溶接位置に対する各溶接手順による溶接条件値と、溶接後の撮影画像と、溶接手順で標準とされる溶接ビードの形状に係わる標準画像との組み合わせをパターン化する。
この標準画像は、溶接手順に近い溶接条件での標準とされる溶接ビードの形状に係わる画像であり、所定の基準範囲となる溶接条件のものを探し出して、対比として適切なものを選定する。ここで、所定の基準とは、例えばビードの幅や余盛高さや形状の均一性などに対する許容範囲を設けたものである。
このような制御により、肉盛溶接を最適化することができ、肉盛溶接に対する品質をさらに向上するとともに、作業員による検査と一部の溶接条件の微小修正に要する時間を短縮することができる。
記憶部165は、伝熱パネル10の形状と、各溶接位置に対する各溶接手順による溶接条件値と、溶接後の撮影画像と、溶接手順で標準とされる溶接ビードの形状に係わる画像との組み合わせをパターン化して記憶している。このため、学習部166は、伝熱パネル10の肉盛溶接する工程が開始されると、各溶接位置に対する溶接条件値と、溶接後の撮影画像と、溶接手順で標準とされる溶接ビードの形状に係わる標準画像との対比を行い、標準画像と所定の基準範囲内にある溶接条件値(溶接手順)となるよう溶接手順設定部162へ設定値の微小修正を行うことができる。このことから、伝熱パネル10の伝熱配管10a及びフィン10bの材質及び形状などの変更があった際も、肉盛溶接が常に適切な肉盛溶接層を形成することができる。
作業者の熟練度を問わず、肉盛溶接作業の品質をさらに向上させ、作業員による検査と一部の溶接条件の微小修正に要する時間を短縮することができる。
2 レール
3 架台
5 ガントリ(走行部)
5a 脚部
5b 梁部
6,160 制御部
7 溶接トーチ
7a タングステン電極
7b シールドガス管
7c コイル
9 溶接ワイヤ
10 伝熱パネル
10a 伝熱配管
10b フィン
11 溶接ワイヤ供給部
12 電流供給部
14 冷却配管(冷却媒体供給部)
16 側部ラグ(固定部材)
17 端部ラグ(固定部材)
20 肉盛溶接部
22 隅肉溶接部
161 溶接位置設定部
162 溶接手順設定部
163 溶接状況登録部
164 報知部
165 記憶部
166 学習部
AC アーク
B 交番磁界
D1 長手方向
i 溶接電流
P 溶融プール
WB 溶接ビード
WB1 第1溶接ビード
WB2 第2溶接ビード
WB3 第3溶接ビード
WB4 第4溶接ビード
WB5 第5溶接ビード
WB6 第6溶接ビード
WB7 第7溶接ビード
t 溶接ビードの厚さ
Claims (14)
- 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向と直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面に対して、TIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流してジュール熱によって該溶接ワイヤを加熱する電流供給部と、
前記溶接トーチを制御する制御部と、
を備え、
前記溶接トーチは、前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルを備え、
前記制御部は、前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、ウィービングを行わずに、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置。 - 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向と直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面に対して、TIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流す電流供給部と、
を備え、
前記溶接トーチは、前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルを備え、
前記溶接トーチを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置であって、
前記制御部は、前記伝熱配管と前記フィンとを接続する隅肉溶接部の前記フィンからの高さにつながるように溶接ビードが形成されて、前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置。 - 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向と直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面に対して、TIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流す電流供給部と、
を備え、
前記溶接トーチは、前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルを備え、
前記溶接トーチを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置であって、
前記制御部は、前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行った後に、前記伝熱配管の表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置。 - 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向と直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面に対して、TIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流す電流供給部と、
を備え、
前記溶接トーチは、前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルを備え、
前記溶接トーチを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置であって、
前記制御部は、前記伝熱配管の表面の側部から頂部側へと肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置。 - 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向と直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面に対して、TIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流す電流供給部と、
を備え、
前記溶接トーチは、前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルを備え、
前記溶接トーチを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置であって、
前記制御部は、横断面が円形とされた前記伝熱配管の表面の頂部側よりも側方の肉盛溶接を行う際に、該側方の前記フィンの表面に対する傾斜に応じて溶接速度を変化させる肉盛溶接工程を含む伝熱パネルの溶接装置。 - 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向と直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面に対して、TIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流す電流供給部と、
を備え、
前記溶接トーチは、前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成するコイルを備え、
前記溶接トーチを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う伝熱パネルの溶接装置であって、
前記制御部は、横断面が円形とされた前記伝熱配管の表面の前記頂部における肉盛溶接を行う溶接速度を、該頂部の側方における溶接速度よりも小さくする伝熱パネルの溶接装置。 - 前記伝熱パネルを水平に設置する架台と、
前記架台の鉛直方向上方にて前記伝熱配管の長手方向に往復動する走行部と、
前記走行部に対して、該走行部の長手方向に直交する方向に所定間隔を空けて固定された複数の前記溶接トーチと、
を備えている請求項1から6のいずれかに記載の伝熱パネルの溶接装置。 - 前記伝熱パネルの周囲を前記架台に対して固定する固定部材を備えている請求項7に記載の伝熱パネルの溶接装置。
- 前記伝熱配管内に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部を備えている請求項1から8のいずれかに記載の伝熱パネルの溶接装置。
- 前記肉盛溶接する溶接ワイヤは、固溶強化型ニッケル基合金を含む請求項1から9のいずれかに記載の伝熱パネルの溶接装置。
- 請求項1から10のいずれかに記載の伝熱パネルの溶接装置に用いられる溶接手順修正支援システムであって、
伝熱パネルの表面に対してTIG溶接によって肉盛溶接する溶接トーチと、
前記溶接トーチの位置と移動速度を設定する溶接位置設定部と、
複数の溶接条件を有する溶接手順を設定する溶接手順設定部と、
前記溶接手順と、前記溶接手順に対応する溶接ビードを撮影した画像を取り込む溶接状況登録部と、
前記伝熱パネルの形状においての前記溶接位置に対する前記溶接手順による溶接条件値と、溶接後の撮影画像と、前記溶接手順で標準とされる溶接ビードの形状に関する標準画像とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記伝熱パネルの形状と、各溶接位置に対する各溶接手順による溶接条件値と、溶接後の撮影画像と、溶接手順で標準とされる溶接ビードの形状に関する画像との組み合わせをパターン化する学習部と、を備え、
溶接後の撮影画像が、前記標準画像と所定の基準範囲内にない場合は、前記複数の溶接条件の少なくとも1つを修正するよう、前記溶接手順設定部へ修正を行うよう指示する溶接手順修正支援システム。 - 長手方向に延在するとともに所定間隔を空けて並列に配置された複数の伝熱配管と、
隣り合う前記伝熱配管の間に設けられ、各前記伝熱配管の側部に接続された板状のフィンと、
前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して形成された肉盛溶接部と、
を備え、
前記肉盛溶接部は、前記伝熱配管の長手方向に沿って形成された複数の溶接ビードによって形成され、
前記伝熱配管と前記フィンとを接続する隅肉溶接部を備え、
前記フィンの表面に形成された溶接ビードは、前記隅肉溶接部の前記フィンからの高さにつながるようにされている伝熱パネル。 - 前記肉盛溶接部の厚さは、1mm以上2mm以下とされている請求項12に記載の伝熱パネル。
- 長手方向に延在する伝熱配管の表面の頂部に対する側部に接続された板状のフィンを介して複数の該伝熱配管が前記長手方向に直交する方向へ並列に設けられた伝熱パネルの表面上をTIG溶接によって肉盛溶接する伝熱パネルの溶接方法であって、
前記肉盛溶接する溶接ワイヤに電流を流してジュール熱によって該溶接ワイヤを加熱する工程と、
前記TIG溶接によって形成された溶融プールに交番磁界を形成する工程と、
前記伝熱配管の長手進行方向に沿って、ウィービングを行わずに、前記伝熱配管及び前記フィンの表面に対して肉盛溶接を行う工程と、
を有する伝熱パネルの溶接方法。
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