JP7104238B2 - プレス成形方法 - Google Patents
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Description
本発明は、キャラクタラインを有するワークに段差部を成形するプレス成形方法に関する。
自動車用ドアのアウタパネルは、外観を構成する本体部に対して外周縁部を折り込むような成形がなされている(特公昭62-57406号公報参照)。例えば、リアドアの前方側には、フロントドアの後方側の見切り部に重なる段差部が設けられる。この段差部は、自動車の側面に他の自動車が衝突した際に、フロントドアがキャビン内に入り込んでドアが開かなくなることを抑止する。
ところで、自動車の中には、鮮鋭なキャラクタライン(稜線)をドアのアウタパネルにデザインしたものがある。このようなキャラクタラインを成形し、且つ段差部をプレス形成した場合には、キャラクタラインを挟んだ挟み角が小さいために、しわが発生し易いという問題がある。このしわを抑制するために、絞り成形時に板材の伸びを大きくさせることも考えられるが、この場合は段差部に亀裂が発生し易くなるという別の問題が生じる。アウタパネルに発生したしわや亀裂は、アウタパネルの見栄えの悪化を招き、製品として適用できなくなる。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、キャラクタラインを有するパネルに段差部を成形する際に、しわや亀裂の発生を良好に抑制することで、製造時の歩留まりを大幅に向上させることができるプレス成形方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一態様は、キャラクタラインを有する本体部の端部に段差部を形成するプレス成形方法であって、第1外側湾曲部を介して前記本体部に連なる第1傾斜部と、第1内側湾曲部を介して前記第1傾斜部に連なり且つ前記本体部と平行に延在する第1平行部とを有する第1絞り段部を、前記キャラクタラインを有するワークから絞り加工する第1ドロー工程と、前記第1ドロー工程後に、第2外側湾曲部を介して前記本体部に連なる第2傾斜部と、第2内側湾曲部を介して前記第2傾斜部に連なり且つ前記本体部と平行に延在する第2平行部とを有する第2絞り段部を、第1絞り段部から絞り加工する第2ドロー工程と、前記第2ドロー工程後に前記段差部を完成させる仕上工程とを有し、前記第1ドロー工程では、前記キャラクタラインの延長線上に位置する延長領域に対して、前記第2外側湾曲部よりも外側に前記第1外側湾曲部を成形すると共に、前記第2平行部の絞り深さと同じ深さに前記第1平行部を成形し、前記第2ドロー工程では、前記延長領域に対して、前記第1内側湾曲部よりも曲率の大きい前記第2内側湾曲部を成形する。
上記のプレス成形方法は、第1及び第2ドロー工程を実施することで、キャラクタラインを有する本体部の端部であっても、しわや亀裂を発生させずに段差部を良好に形成することができる。つまり、第1ドロー工程で成形する第1外側湾曲部と、第2ドロー工程で成形する第2外側湾曲部の位置がずれるので、延長領域にて特定箇所の板材が極端に薄くなることが抑えられる。そのため、延長領域に亀裂が入ることが抑制される。また第1ドロー工程で成形する第1平行部が第2平行部と同じ深さとなり、第2ドロー工程で第2内側湾曲部の曲率を大きく形成することで、第2ドロー工程において第2内側湾曲部を完成形の段差部に近づけることができる。よって仕上工程での第2内側湾曲部の縮みが少なくなり、延長領域にしわが発生することが抑制される。従って、プレス成形方法は、製造時の歩留まりを大幅に向上させることができる。
以下、本発明について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るプレス成形方法では、図1Aに示すような自動車のリアドアのアウタパネル10を成形する。アウタパネル10は、自動車の前後方向(車長方向:矢印X方向)に長い一方で、自動車の高さ方向(上下方向:矢印Y方向)に短く、また後方側(矢印X2側)下部が傾斜した略台形状に形成されている。
このアウタパネル10は、自動車の外側に露出される(リアドアの外観を構成する)本体部14を有する。本体部14の後方寄りには、図示しないドアノブが設置されるドアノブ用配置部12が形成される。また、本体部14の表面には、矢印Y方向の所定位置(ドアノブ用配置部12と同じ高さ位置)に自動車の鮮鋭なキャラクタライン16(稜線)が形成される。キャラクタライン16は、当該キャラクタライン16の矢印Y方向(上下方向)において滑らかに成形される滑面部18に対して隆起すると共に、矢印X方向に沿って略直線状に延在している。つまり、キャラクタライン16を挟んだ一対の滑面部18の裏面側の挟み角は、180°よりも小さくなっている。
また、アウタパネル10は、本体部14の前方側(図1A中の矢印X1側)端部に段差部20を備える。段差部20は、自動車の組立状態で、フロントドアの後方側に重なる(被さる)部分となる。段差部20は、矢印Y方向の略全長にわたって形成されており、キャラクタライン16の形成箇所にも設けられる。段差部20も、本体部14に合わせてキャラクタライン16の延長線上に位置する部分を基準線として、矢印Y方向に山形に曲がって延在している。
アウタパネル10の段差部20は、図1Bに示す矢印X方向に沿った断面視で、本体部14から車室側に屈曲する第1直交部22と、第1直交部22から矢印X方向に延在する平行部24と、平行部24からさらに車室側に屈曲する第2直交部26とを有する。第1直交部22は第2直交部26よりも長い。
本体部14と第1直交部22の間の外側角部28は、アウタパネル10の外側露出部分とフロントドアに隠れる部分との境界を構成し、大きな曲率の丸角に形成される。その一方で、第1直交部22と平行部24の間の内側内周角部30は、外側角部28よりも小さな曲率の丸角に形成される。さらに、平行部24と第2直交部26の間の内側外周角部32は、外側角部28の曲率と同程度の丸角に形成される。
以上のアウタパネル10は、図2に示すような工程でプレス成形を行うことで、キャラクタライン16を有する本体部14を成形する本体部成形加工を行いつつ段差部20を成形する段差部成形加工を行う。
本体部成形加工では、第1ドロー工程において、成形予定のキャラクタライン16の曲率半径よりも大きな曲率半径の中間稜線部を有する中間成形体(不図示)を板材からプレス成形する。そして第1ドロー工程後の第2ドロー工程において、中間成形体から目標成形体(本体部14)をプレス成形する。
ここで、第1ドロー工程に実施時に成形される中間成形体は、目標成形体に対し、中間稜線部の両側において断面形状が一致する一致領域と、断面形状が一致しない中間領域とを有するように成形されるとよい。これにより第2ドロー工程において、キャラクタライン16において不足する中間成形体の肉を中間稜線部の両側から中間成形部に供給することができ、キャラクタライン16の周辺の傷や割れを抑制することができる。
そして、段差部成形加工では、第1ドロー工程により第1絞り段部40を成形し、第2ドロー工程により第2絞り段部60を成形する。さらに、段差部成形加工では、第2ドロー工程後に、第2絞り段部60の外周を切断するトリム工程、曲げ加工等により完成形の段差部20を成形する仕上工程を順に行う。
ここで、従来のプレス成形方法では、既述したように、キャラクタライン16を有するアウタパネル10に段差部20を成形する際に、キャラクタライン16の形成箇所にしわや亀裂が発生することがあった。本実施形態に係るプレス成形方法では、第1ドロー工程と第2ドロー工程においてキャラクタライン16を考慮した成形を行うことで、しわや亀裂の発生を抑制する。以下、第1ドロー工程における第1絞り段部40の成形、及び第2ドロー工程における第2絞り段部60の成形について詳述する。
第1ドロー工程では、図3、図4A及び図4Bに示すように、キャラクタライン16(中間稜線)を成形する板材(ワーク)の端辺を絞り加工することで、第1絞り段部40を成形する。第1絞り段部40は、本体部14の外周に第1傾斜部42が連続すると共に、この第1傾斜部42の外周に第1平行部44が連続した形状を呈する。
本体部14の外周と第1傾斜部42の内周との間には、完成形の段差部20の外側角部28の曲率よりも充分に小さな曲率の第1外側湾曲部46が形成される。同様に、第1傾斜部42の外周と第1平行部44の内周との間には、完成後のアウタパネル10の内側内周角部30の曲率よりも充分に小さな曲率の第1内側湾曲部48が形成される。
第1ドロー工程では、例えば、ワーク(本体部14)の裏面側を支持するパンチ(下型)50と、ワークの表面側を抑えるダイス(上型)52と、ワークをプレスして第1平行部44を成形するダイス凸部54とを有する第1ドロー用製造装置56を使用する。なお、図示は省略するが、ダイス凸部54を挟んだ本体部14と反対側の箇所のワークも、図示しないダイス及びパンチに挟み込まれる。
そして、第1ドロー工程では、キャラクタライン16の延長線上に位置する延長領域PFと、延長領域PFに対し矢印Y方向にずれた周辺に位置する周辺領域AFとで、相互の断面形状(矢印X方向に沿った断面)が異なるように絞り成形を行う。周辺領域AFは、本体部14の滑面部18に連続した部分にあたる。すなわち、第1ドロー用製造装置56は、延長領域PFの断面形状と周辺領域AFの断面形状を異ならせるように、パンチ50、ダイス52及びダイス凸部54の平面形状、及びダイス凸部54の突出量が適宜設計されている。以下では、周辺領域AFに位置する段差部20の各構成には、符号の後ろに符号aを付し、延長領域PFに位置する段差部20の各構成には、符号の後ろに符号pを付して説明する。
具体的には、周辺領域AFの第1外側湾曲部46aは、完成形の段差部20の外側角部28と略同じ位置(外側角部28よりも若干矢印X1側)に形成される。この第1外側湾曲部46aによって、本体部14に対する第1傾斜部42aの傾斜角度は小さく設定される。周辺領域AFの第1内側湾曲部48aは、完成形の段差部20の内側外周角部32と略同じ位置に形成される。従って、滑面部18(本体部14)に対する第1平行部44aの絞り深さD1aは、比較的浅く成形される。
一方、延長領域PFの第1外側湾曲部46pは、完成形の段差部20の外側角部28よりも矢印X1側(外方側)にずれて形成される。すなわち、延長領域PFの第1外側湾曲部46pは、周辺領域AFの第1外側湾曲部46aよりも矢印X1側にずれている。なお、図4A及び図4B中において、完成形の段差部20よりも下側に本体部14(キャラクタライン16)が位置しているのは、第1ドロー工程ではキャラクタライン16よりも浅い位置で加工を行い、第2ドロー工程で本体部14をキャラクタライン16まで持ち上げるからである。本体部14に対する第1傾斜部42pの傾斜角度は、第1外側湾曲部46pによって、第1傾斜部42aの傾斜角度よりも大きく設定される。
さらに、延長領域PFの第1内側湾曲部48pは、完成形の段差部20の内側外周角部32と略同じ位置に形成される。従って、キャラクタライン16(本体部14)に対する第1平行部44pの絞り深さD1pは、周辺領域AFの絞り深さD1aよりも深い。
また、延長領域PFにおける第1外側湾曲部46p及び第1内側湾曲部48pの曲率は、周辺領域AFにおける第1外側湾曲部46a及び第1内側湾曲部48aの曲率よりも小さく形成される。さらに、延長領域PFにおける第1外側湾曲部46pと第1内側湾曲部48pの距離I1pは、周辺領域AFにおける第1外側湾曲部46aと第1内側湾曲部48aの距離I1aよりも短く成形される。これにより、延長領域PFにおける第1傾斜部42pの長さL1pと、周辺領域AFにおける第1傾斜部42aの長さL1aとを比較した場合には、L1p<L1aの関係となっている。
以上のように成形される第1絞り段部40は、周辺領域AFの第1外側湾曲部46aに対し延長領域PFの第1外側湾曲部46p及びその付近が本体部14の外側に延びる。また、第1絞り段部40は、周辺領域AFにおける第1平行部44aに対し、延長領域PFにおける第1平行部44pが若干凹んだ形状を呈する。
第1ドロー工程後の第2ドロー工程では、図5、図6A及び図6Bに示すように、本体部14に連なる第1絞り段部40をさらに絞り加工することで、第2絞り段部60を成形する。第2絞り段部60は、本体部14の外周に第2傾斜部62が連続すると共に、この第2傾斜部62の外周に第2平行部64が連続するように形成される。本体部14の外周と第2傾斜部62の内周との間には、完成形の段差部20の外側角部28の曲率よりも充分に小さな曲率の第2外側湾曲部66が形成される。同様に、第2傾斜部62の外周と第2平行部64の内周との間には、完成形の段差部20の内側内周角部30の曲率よりも充分に小さな曲率の第2内側湾曲部68が形成される。
具体的に、第2ドロー工程では、第1絞り段部40を有する中間成形体(ワーク)を第2ドロー用製造装置76に搬送して、第2ドロー用製造装置76により絞り成形を行う。第2ドロー用製造装置76は、第1ドロー用製造装置56と同様に、本体部14の裏面側を支持するパンチ70と、ワーク(本体部14)の表面側を抑えるダイス72と、ワークをプレスして第2平行部64を成形するダイス凸部74とを有する。なお、図示は省略するが、ダイス凸部74を挟んだ本体部14と反対側の箇所のワークも、図示しないダイス及びパンチに挟み込まれる。そして、第2ドロー工程でも、パンチ70、ダイス72及びダイス凸部74の平面形状、及びダイス凸部74の突出量が適宜設計されることで、延長領域PFと周辺領域AFとで、矢印X方向に沿った断面が相互に異なるように成形を行う。
具体的には、周辺領域AFの第2外側湾曲部66aは、完成された段差部20の外側角部28と略同じ位置に形成される。この第2外側湾曲部66aによって、本体部14に対する第2傾斜部62aの傾斜角度は、第1ドロー工程の第1傾斜部42aの傾斜角度よりも大きく設定される。周辺領域AFの第2内側湾曲部68aは、完成形の段差部20の内側外周角部32に対し若干矢印X2側寄りに形成される。滑面部18(本体部14)に対する第2平行部64aの絞り深さD2aは、第1ドロー工程の第1平行部44aの絞り深さD1aよりも深く成形される。
一方、延長領域PFの第2外側湾曲部66pは、完成された段差部20の外側角部28と略同じ位置に形成される。すなわち、第1ドロー工程により成形される第1外側湾曲部46pは、第2ドロー工程により成形される第2外側湾曲部66pよりもX1側に位置している。従って、第1ドロー工程においてワークの板材が引き延ばされる第1外側湾曲部46p付近と、第2ドロー工程において板材が引き延ばされる第2外側湾曲部66p付近とがずれることになる。
また、第2外側湾曲部66pの曲率は、第1ドロー工程の第1外側湾曲部46pの曲率よりも大きく形成される。この第2外側湾曲部66pにより本体部14に対する第2傾斜部62pの傾斜角度も、周辺領域AFの第2傾斜部62aの傾斜角度より大きく設定される。
さらに、延長領域PFの第2内側湾曲部68pは、完成形の段差部20の内側外周角部32よりも矢印X2側に位置する。キャラクタライン16(本体部14)に対する第2平行部64pの絞り深さD2pは、周辺領域AFの第2平行部64aの絞り深さD2aよりも若干深く成形される。
また、延長領域PFにおける第2外側湾曲部66p及び第2内側湾曲部68pの曲率は、周辺領域AFにおける第2外側湾曲部66a及び第2内側湾曲部68aの曲率よりも小さく形成される。さらに、延長領域PFにおける第2外側湾曲部66pと第2内側湾曲部68pの距離I2pは、周辺領域AFにおける第2外側湾曲部66aと第2内側湾曲部68aの距離I2aよりもさらに短く設定される。そして、延長領域PFにおける第2傾斜部62pの長さL2pと、周辺領域AFにおける第2傾斜部62aの長さL2aとを比較した場合には、L2p<L2aの関係となる。
図2に戻り、第2ドロー工程後のトリム工程では、上記した段差部20のサイズに合わせるために第2絞り段部60の外周を切断する。すなわち、第2絞り段部60の第2平行部64は、完成形の段差部20よりも外側に長く突出しており、トリム工程で第2平行部64の外側を切断することで、完成形の段差部20に対応した(第2直交部26の成形を勘案した)寸法のトリム成形品を得る。
そして、トリム工程後の仕上工程では、図示しないプレス装置にトリム成形品を載置して、プレス成形(曲げ加工等)を行うことで、段差部20を成形する。
本実施形態に係るプレス成形方法は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その動作について説明する。
プレス成形方法では、図2に示すように、第1ドロー工程、第2ドロー工程、トリム工程、仕上工程を順に実施して、キャラクタライン16を有する本体部14を成形すると共に、本体部14の前端に段差部20を同時に成形する。
図4A及び図6Aに示すように、第1ドロー工程では、周辺領域AFにおいて、第2ドロー工程の周辺領域AFの第2外側湾曲部66aと略同じ位置に第1外側湾曲部46aが成形される。また第1ドロー工程では、第2平行部64aの絞り深さD2aよりも浅い絞り深さD1aの第1平行部44aが成形される。第1傾斜部42aの長さL1aは、第2傾斜部62aの長さL2aよりも短い。よって、本体部14の滑面部18に連なる箇所は、通常の段差部20を製造する際の第1ドロー工程と同じ形状に加工される。
一方、図4B及び図7Aに示すように、第1ドロー工程時に、延長領域PFでは、第1外側湾曲部46pを、第2ドロー工程の延長領域PFの第2外側湾曲部66pよりも外方側(矢印X1側)に形成する。また第1ドロー工程時に、延長領域PFの第1平行部44pは、第2ドロー工程の第2平行部64pの絞り深さD2pと同じ深さに成形される。より詳細には、第1平行部44pは、完成形の段差部20の深さ以下に形成され、第1傾斜部42pの長さL1pは、第2傾斜部62pの長さL2pに近似している。
すなわち、第1ドロー工程の延長領域PFでは、曲率が小さい第1外側湾曲部46p付近の板材が引き延ばされると共に、第2平行部64pが段差部20の平行部24に近い位置までパンチされる。これにより完成形の段差部20の外側角部28に対し、外側にずれた位置の第1外側湾曲部46p付近の板厚が面方向に沿って緩やかに薄くなる(減少する)。
また、第1ドロー工程後の第2ドロー工程では、図6Aに示す本体部14の滑面部18に連なる周辺領域AFにおいて、通常の段差部20を製造する際の第2ドロー工程と同一の形状に加工される。つまり周辺領域AFでは、完成形の段差部20の外側角部28と略同じ位置に第2外側湾曲部66aが成形され、また完成形の段差部20の平行部24に近づく深さに第2平行部64aが成形される。
一方、第2ドロー工程の延長領域PFでは、図6B及び図7Aに示すように、第2外側湾曲部66pを、第1外側湾曲部46pよりも内方側(矢印X2側)にずらして成形する。また第2ドロー工程では、延長領域PFにおいて、第2内側湾曲部68pを、第1ドロー工程の第1内側湾曲部48pよりも内方側(矢印X2側)に位置させ、且つ第1内側湾曲部48pよりも曲率を大きく形成する。
このため、第2ドロー工程時の延長領域PFでは、第1ドロー工程時の第1外側湾曲部46pよりも内側の第2外側湾曲部66p付近の板材が引き延ばされる。従って、段差部20を構成する板材は、第1ドロー工程と第2ドロー工程とで異なる箇所が引き延ばされることになり、板材の特定箇所が集中的に引き延ばされることを回避することができる。そのため段差部20は、延長領域PFにおいて亀裂の発生が抑制される。
また図7A及び図7Bに示すように、第2ドロー工程の第2内側湾曲部68pは、完成形の段差部20の内側内周角部30に近い位置(周辺領域AFの第2内側湾曲部68aと完成形の段差部20の内側内周角部30の間隔よりも短い間隔Cp)となる。すなわち延長領域PFの第2内側湾曲部68p周辺の周長をl1とし、完成形の段差部20の内側内周角部30周辺の周長をl0とした場合に、周長l1と周長l0は近い寸法(周長同士の差が殆どない状態)となる。なお、延長領域PFの第2内側湾曲部68p周辺及び内側内周角部30周辺とは、本体部14のキャラクタライン16によって段差部20が湾曲して形成される範囲を言う。
ここで、延長領域PFにおける線縮み率Sを下記の式(1)で表した場合に、本実施形態における延長領域PFの線縮み率Sは、通常のプレス成形(例えば、周辺領域AFの線縮み率S)に比べて充分に小さくなる。
S=(l1-l0)/l0 …(1)
S=(l1-l0)/l0 …(1)
このように延長領域PFの線縮み率Sが小さいことで、仕上げ工程において、第2絞り段部60(トリム工程後のトリム成形品)から完成形の段差部20を成形する際に、板材が寄り集まることが可及的に抑制される。従って、段差部20は、延長領域PFにおけるしわの発生も抑制される。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、発明の要旨に沿って種々の改変が可能である。例えば、プレス成形方法は、リアドアのアウタパネル10の製造に限定されず、キャラクタライン16及び段差部20を有する種々の成形品に適用可能なことは勿論である。
上記の実施形態から把握し得る技術的思想及び効果について、以下に記載する。
プレス成形方法は、第1及び第2ドロー工程を実施することで、キャラクタライン16を有する本体部14の端部であっても、しわや亀裂を発生させずに段差部20を良好に形成することができる。つまり、第1ドロー工程で成形する第1外側湾曲部46pと、第2ドロー工程で成形する第2外側湾曲部66pの位置がずれるので、延長領域PFにおいて特定箇所の板材が極端に薄くなることが抑制される。そのため、延長領域PFに亀裂が入ることが抑制される。また第1ドロー工程で成形する第1平行部44pが第2平行部64pと同じ深さとなり、第2ドロー工程で第2内側湾曲部68pの曲率を大きく形成することで、第2内側湾曲部68pを完成形の段差部20に近づけることができる。よって仕上工程での第2内側湾曲部68pの縮みが少なくなり、延長領域PFにしわが発生することが抑制される。これにより、プレス成形方法は、製造時の歩留まりを大幅に向上させることができる。
また、第1ドロー工程では、キャラクタライン16(中間稜線)の延在方向と直交する方向の周辺に位置する周辺領域AFに対して、第2外側湾曲部66aと同じ位置に第1外側湾曲部46aを成形すると共に、第2平行部64aの絞り深さD2aよりも浅い第1平行部44aを成形する。これにより、延長領域PFの周辺に位置する周辺領域AFでは、2段階の絞り加工によって、徐々に段差部20に近い形状に近づけて、段差部20を安定的に成形することができる。
また、延長領域PFの第1外側湾曲部46pは、周辺領域AFの第1外側湾曲部46aよりも外方側に成形される。これにより、第1ドロー工程では、周辺領域AFに対し延長領域PF(第1外側湾曲部46p付近)が外方側に延びることになり、キャラクタライン16(中間稜線)を有する本体部14の形状を崩すことが防止される。
また、段差部20は、仕上工程により、第2外側湾曲部66pの位置に外側角部28が形成されると共に、第2内側湾曲部68pの位置に内側内周角部30が形成され、延長領域PFの第2内側湾曲部68pと内側内周角部30との間隔Cpが、周辺領域AFの第2内側湾曲部68aと内側内周角部30との間隔より短い。これにより、第2ドロー工程における延長領域PFの縮みが一層抑制され、段差部20におけるしわの発生をより確実に抑制することができる。
また、第2ドロー工程では、延長領域PFの第2内側湾曲部68pを、第1ドロー工程の第1内側湾曲部48pよりも内方側に移動させる。これにより第2ドロー工程では、延長領域PFの第2内側湾曲部68p付近の板材の延びを抑制しつつ、完成形の段差部20の形状に近づけることができる。
また、段差部20は、自動車のリアドアを構成するアウタパネル10の前側の端部に設けられる。これにより、リアドアを構成するアウタパネル10は、キャラクタライン16を有していても、前側の端部におけるフロントドアの見切り部と重なる段差部20が見栄え良く成形される。
Claims (6)
- キャラクタライン(16)を有する本体部(14)の端部に段差部(20)を形成するプレス成形方法であって、
第1外側湾曲部(46)を介して前記本体部に連なる第1傾斜部(42)と、第1内側湾曲部(48)を介して前記第1傾斜部に連なり且つ前記本体部と平行に延在する第1平行部(44)とを有する第1絞り段部(40)を、前記キャラクタラインを有するワークから絞り加工する第1ドロー工程と、
前記第1ドロー工程後に、第2外側湾曲部(66)を介して前記本体部に連なる第2傾斜部(62)と、第2内側湾曲部(68)を介して前記第2傾斜部に連なり且つ前記本体部と平行に延在する第2平行部(64)とを有する第2絞り段部(60)を、前記第1絞り段部から絞り加工する第2ドロー工程と、
前記第2ドロー工程後に前記段差部を完成させる仕上工程とを有し、
前記第1ドロー工程では、前記キャラクタラインの延長線上に位置する延長領域(PF)に対して、前記第2外側湾曲部よりも外側に前記第1外側湾曲部を成形すると共に、前記第2平行部の絞り深さと同じ深さに前記第1平行部を成形し、
前記第2ドロー工程では、前記延長領域に対して、前記第1内側湾曲部よりも曲率の大きい前記第2内側湾曲部を成形する
プレス成形方法。 - 請求項1記載のプレス成形方法において、
前記第1ドロー工程では、前記キャラクタラインの延在方向と直交する方向の周辺に位置する周辺領域(AF)に対して、前記第2外側湾曲部と同じ位置に前記第1外側湾曲部を成形すると共に、前記第2平行部の絞り深さよりも浅い前記第1平行部を成形する
プレス成形方法。 - 請求項2記載のプレス成形方法において、
前記延長領域の前記第1外側湾曲部は、前記周辺領域の前記第1外側湾曲部よりも外方側に成形される
プレス成形方法。 - 請求項2記載のプレス成形方法において、
前記段差部は、前記仕上工程により、前記第2外側湾曲部の位置に外側角部(28)が形成されると共に、前記第2内側湾曲部の位置に内側内周角部(30)が形成され、
前記延長領域の前記第2内側湾曲部と前記内側内周角部との間隔が、前記周辺領域の前記第2内側湾曲部と前記内側内周角部との間隔より短い
プレス成形方法。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載のプレス成形方法において、
前記第2ドロー工程では、前記延長領域の前記第2内側湾曲部を、前記第1ドロー工程の前記第1内側湾曲部よりも内方側に移動させる
プレス成形方法。 - 請求項1記載のプレス成形方法において、
前記段差部は、自動車のリアドアを構成するアウタパネル(10)の前側の端部に設けられる
プレス成形方法。
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