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JP7197379B2 - 鑑定用粘着シート - Google Patents

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本発明は、主に指紋の採取に使用するための鑑定用粘着シートに関する。より詳しくは、指紋を採取した後に、証拠となる鑑定用粘着シートの改ざんを防止しつつ、必要に応じて採取した指紋をその指紋に関する情報とともに確実に取り込むことのできる鑑定用粘着シートに関する。
従来、指紋等の採取に使用するための鑑定用粘着シートとしては、例えば支持体の一方の面(裏面)に指紋を採取し、反対側の面(表面)に事件番号や採取日時等の記入欄が設けられているようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の鑑定用粘着シートは、支持体に設けられている指紋を採取する粘着層の反対側に事件番号や採取日時等の記入欄(表面記入欄)が設けられている。そのため、記入欄は常に支持体と一体化しており、支持体と記入欄とは分離できない。そのため、支持体の記入欄の部分のみを切って張り替える等の手荒なことをしない限り証拠の改ざんはできないし、そのようなことすれば証拠が改ざんされたことが発覚するので効果的ではある。
特開2007-181599号公報
指紋採取後に、鑑識用粘着シートに採取された指紋をスキャニングして指紋を取り出すことが必要になった際、取り出す指紋と記入欄に記載された情報とを対応させる必要がある。このような場合、特許文献1の鑑識用粘着シートでは、裏面の指紋をスキャニングした後、シートをひっくり返して表面の記入欄を再度スキャニングする必要があるため手間がかかる。またスキャニング作業において指紋と記入欄とを対応させる際、組み合わせを間違えてしまうことも考えられる。
これに対して最近では、1回の走行で原稿の両面をスキャンできる機械も実用化されている。特許文献1の鑑識用粘着シートでは、指紋を採取する位置が粘着剤層の略中央であると想定され、指紋との重なりを防止するために表面記入欄は周縁部に設けられていると考えられる。その場合、指紋の採取位置が略中央からずれて表面記入欄の真裏に重なってしまうと、両面スキャンできる装置でスキャンしたとしても、表裏で指紋と記入欄が重なっているため指紋のみをスキャンできず、確実に指紋を取り出すことが困難となることが考えられる。
そこで本発明は、証拠の改ざんが行われた場合に発覚しやすいという効果を維持しつつ、表裏で指紋と記入欄が重なることを防ぎ、必要に応じて採取した指紋をその指紋に関する情報とともに確実に取り込むことのできる鑑識用粘着シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る鑑定用粘着シートは、粘着剤層を片面に有する支持体と、前記粘着剤層に剥離および再貼付可能に接着されているカバー基材と、を有し、前記カバー基材には、当該カバー基材を前記支持体から片持ち状に剥離可能とするようにカット部が形成され、少なくとも前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる領域は透明であり、前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域の外側に記入欄が設けられており、前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域は四辺形状であり、四辺形状の前記領域の3辺は前記カット部2cによって形成され、四辺形状の前記領域の残りの1辺は前記カバー基材を断続的に貫通するミシン部によって形成されており、前記カバー基材の四辺形状の前記領域において、前記カット部と前記ミシン部との境となる四辺形の角には、円弧状の切り込みである返しが設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る鑑定用粘着シートは、粘着剤層を片面に有する支持体と、前記粘着剤層に剥離および再貼付可能に接着されているカバー基材と、を有し、前記カバー基材には、当該カバー基材を前記支持体から片持ち状に剥離可能とするようにカット部が形成され、少なくとも前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる領域は透明であり、前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域の外側に記入欄が設けられており、前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域は四辺形状であり、四辺形状の前記領域の3辺は前記カット部2cによって形成され、四辺形状の前記領域の残りの1辺は前記カバー基材を断続的に貫通するミシン部によって形成されており、前記カバー基材において、前記カバー基材の外周のエッジと前記カバー基材の四辺形状の前記領域との間には幅の細い枠が存在し、前記枠に切れ目が入れられていることを特徴とする。
前記カバー基材において、前記カバー基材の外周のエッジと前記カバー基材の四辺形状の前記領域との間には幅の細い枠が存在し、前記枠に切れ目が入れられていてもよい。
前記カバー基材は、透明基材と、前記透明基材の前記支持体側の面に設けられた剥離剤層と、を備え、前記透明基材の前記支持体とは反対側の面には剥離剤層が設けられていなくてもよい。
前記支持体の前記カバー基材が接着されている面の反対側において、カーボンを含有した墨印刷層および帯電防止ニス層が設けられていてもよい。
本発明の各態様に係る鑑定用粘着シートによれば、証拠の改ざんが行われた場合に発覚しやすいという効果を維持しつつ、表裏で指紋と記入欄が重なることを防ぎ、必要に応じて採取した指紋をその指紋に関する情報とともに確実に取り込むことができる。
本発明の実施形態に係る鑑定用粘着シートの断面図である。 本発明の実施形態に係る鑑定用粘着シートの平面図の一例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る鑑識用粘着シートの一形態を示す断面図であり、図2は本発明の実施形態に係る鑑識用粘着シートの平面図の一例である。図1の(a)は使用前(指紋押捺前)に鑑識用粘着シートカバー基材が閉じられている状態を示し、図1の(b)は指紋採取時にカバー基材を開いた状態を示し、図1の(c)は指紋押捺後にカバー基材を閉じた(封緘した)状態を示す。
本実施形態の鑑識用粘着シートは、図1(a)に示すように、透明基材1aとその表面(上面)に設けられた透明粘着剤層1bを備えた支持体1と、透明基材2bとその裏面(下面)に設けられた剥離剤層2aを備えたカバー基材2とを有する。カバー基材2の剥離剤層2aが支持体1の透明粘着剤層1bに剥離および再貼付可能に接着されている。
透明基材1aの裏側(下側)には、墨印刷層3と帯電防止ニス層4とを設けている。墨印刷層3は、透明基材1aの裏面上に、カーボンを含有した墨を塗った(印刷した)層である。カーボンを含有することで帯電防止の効果があり、複数の鑑識用粘着シートを重ねて保管した場合にシート同士が離れにくくなるのを防止する、あるいはごみの付着を防止することができる。帯電防止ニス層4はなくてもよいが、さらに帯電防止ニス層4を設けることで帯電防止の効果が高めることができる。さらに透明基材2bにも帯電防止機能を備えると、複数の鑑定用粘着シートが重なった時に離れやすくなるので尚好ましい。なお、墨印刷層3は採取した指紋6を見えやすくする効果も兼用している。
透明粘着剤層1bは感圧性粘着剤等からなり、カバー基材2が支持体1から剥離されると図1(b)のように透明粘着剤層1bが表出する。透明粘着剤層1bの表出した部分に人間の指等を当てることで、感圧性粘着剤等が指紋等の凹凸に良好に追従して、指紋等を採取することができる。
透明基材1aおよび透明基材2bとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルムが使用できる。透明基材1aおよび透明基材2bは、指紋等の判別が可能な程度の透明性を有していればよいが、透明性が高いほど、指紋等の判別性が向上するため好ましい。なお、少なくともカバー基材2の透明基材2bのうち、後述の片持ち状に剥離可能となる領域(切り込み部21)が透明であればよい。
図1及び図2に示すように、カバー基材2には四辺形状の切り込み部21が形成されている。切り込み部21の3辺はカバー基材2(透明基材2bおよび剥離剤層2a)を連続的に貫通するカット部(カット線)2cによって形成され、切り込み部21の残りの1辺はカバー基材2(透明基材2bおよび剥離剤層2a)を断続的に貫通するミシン部(ミシン線)2dによって形成されている。すなわち、カット部2cは、コの字状の切り込みである。
切り込み部21においてカット部2cから手などでカバー基材2を持ち上げるようにして(片持ち状に)支持体1から剥離することができる。すなわち、図1(b)のように、カット部2cの3辺に囲まれたカバー基材2を支持体1から剥離して捲り上げると、ミシン部2dの1辺においてカバー基材2と支持体1とが繋がった状態で、四辺形状の切り込み部21の透明粘着剤層1bを表出させることができる。これにより、支持体1から剥離したカバー基材2を手などで持った状態(片持ち状)で、指紋等を採取することができる。
なお、ミシン部2dは、カバー基材2を支持体1から剥離して捲り上げると、簡単には元に戻らず、剥離して捲り上げた状態(図1(b)の状態)をできるだけ維持できるように構成されている。
カバー基材2のミシン部2dの外側(図1では左方、図2では上方)には、記入欄5が設けられている。記入欄5は、例えば、事件名、被害者名、採取者名、協力者名等の指紋に関する情報を表示するための表示欄である。記入欄5は、白インキ層51とその上に塗られた筆記用ニス層52および墨層(印刷層)53などから構成される。白インキ層51は白ベタ印刷で形成されている。筆記用ニス層52は、ペン7などを用いて情報を書くことができる構成になっており、情報が記載される領域のみに設けられている。
本実施形態の鑑定用粘着シートで指紋を採取する流れとしては、上述のように、カット部2cにより囲まれたカバー基材2を捲り上げ、表出した透明粘着剤層1bに指等を当てて指紋6を採取した後、カバー基材2を元に戻し(再度貼り合わせ)、記入欄5に該当する事件名、被害者、採取者、協力者等の指紋に関する情報を記入すれば良い。
この時、指紋の採取のため透明粘着剤層1bの上に指を押し当てる協力者が、片持ち状にカバー基材が開いているいずれの部分に指を押し付けたとしても、採取された指紋6が記入欄5と重なることはない。そのため、後で採取指紋6をスキャニングする際、確実に採取指紋6をスキャニングすることができる。
また、透明基材2b側からのみスキャニングすれば、記入欄5と採取指紋6をセットでスキャニングできるため、片面のみしかスキャニングできない装置であっても、スキャニング作業において採取指紋6と記入欄5の情報の対応を間違えることはない。
なお、図2に示すように、一般的には、カバー基材2には四辺形状の切り込み部21が複数形成され、複数の切り込み部21の各々に異なる指の指紋が対応する。また、四辺形状の切り込み部21の3辺は、必ずカット部2cによって形成されており、そのため、カバー基材2の外周のエッジとカット部2cとの間には、幅の細い枠22が必然的に存在する。
また、各切り込み部21において、カット部2cとミシン部2dとの境となる四辺形の角には、円弧状の切り込みである返し23が設けられている。これにより、力を入れ過ぎてカット部2cからさらに上方にカバー基材2が切れてしまうのを防ぐ。返し23の切り込みは四辺形の角から外側および内側(左側および右側)のどちらに向かって設けられていてもよい。
本実施形態の鑑識用粘着シートでは、支持体1とカバー基材2とは剥離および再貼付可能に接着されている。そして、記入欄5はカバー基材2にあるため、支持体1に指紋6を採取した後でカバー基材2を剥がして他の指紋を採取した別の支持体1にきれいに貼り替えることができれば、実際に指紋をもらった協力者と記入欄5に記載された協力者とを一致させないといった証拠改ざんをすることが理論上はできる。
しかし、カバー基材2には片持ち状に切り込み(カット部2c)が入っているため、カバー基材2を支持体1から半分程度剥がすと、カット部2cで囲まれた部分がフリーとなり、その回りの面(カット部2cの外側の面)とバラバラになってしまい、カット部2cの内側の面と外側の面を面一にさせることは困難である。
さらに、カバー基材2を別の支持体1に再貼り付けするには、カバー基材2のカット部2cの内側の面と外側の面とを合わせた状態で(少なくとも、カバー基材2のカット部2cの内側の面と外側の面に隙間がないように維持した状態で)、カバー基材2の外周のエッジを支持体1の外周のエッジに合わせて貼り付けする必要がある。しかしこのような作業は、事実上、非常に困難である。
なお、仮に、カバー基材2の外側の面と内側の面との間に隙間ができてしまうと、カバー基材2のエッジと支持体1のエッジは合うことはない。つまり、隙間がない状態を保持しつつエッジを合わせないと貼り代え前の状態には戻らず、これは事実上非常に困難な作業である。
特に、幅の細い枠22は、いったん剥がすと平面形状を維持せずに丸まってしまいやすく、再貼り付けすることは難しい。また、力の入れる方向や強さによっては、返し23の切り込みを起点としてカバー基材2が切れてしまう可能性が高く、切れてしまうと元の状態に復元することは不可能である。
また、剥離剤層2aは、透明基材2bの裏面(下面、支持体1側)にのみ設けられており、透明基材2bの表面には設けられていない。そのため、上述のカバー基材2を別の支持体1に貼り替える不正を行う際に、透明基材2bの表面に透明粘着剤層1bが触れると強く接着(粘着)してしまい、きれいに剥がすことが難しい。
このように、本実施形態の鑑識用粘着シートは、記入欄5がカバー基材2の表側(指紋の採取面側)にありながら事実上証拠の改ざんができない。また、切り込み部21を片持ち状に開いた部分に透明粘着剤層1bが表出し、透明粘着剤層1bが表出した部分の外側に記入欄5があるため、透明粘着剤層1bのどの部分で指紋6を採取したとしても、採取指紋6と記入欄5が重なることがない。そのため、後で確実に採取指紋6をスキャニングできる。さらに本実施形態の鑑識用粘着シートは、表側(指紋の採取面側)から一回スキャニングすれば、採取指紋6と記入欄5とを一度にスキャニングできる。そのため、採取指紋6と記入欄5の組み合わせを間違えることがない。
また、本実施形態の鑑識用粘着シートは支持体1とカバー基材2とから構成され、指紋採取前(使用前)の粘着剤層を保護する上質紙や、保護シートなどは不要である。また、指紋採取前および指紋採取後(使用後)において、支持体1とカバー基材2とは全面が粘着剤を介して密着した状態である。そのため、一部のみが接着剤で留められた保護シートなどが浮いてしまって別のシートなどを挟んだり、保護シートが折れたり取れてしまってシート自体を使用できなくなることがない。
また、本実施形態の鑑識用粘着シートでは、指紋採取部分において、カバー基材2をいったん支持体1から剥離して指紋採取後、カバー基材2を元に戻して採取指紋6を保護する。そのため、指紋採取前の粘着剤層を保護する上質紙などは不要であり、この粘着剤層を保護する上質紙などを指紋採取後に破棄する無駄もない。指紋採取前の粘着剤層を保護する上質紙などを破棄することがないため、指紋採取後に、上質紙が残っている部分と指紋採取部分(上質紙を破棄した部分)との段差が生じることがない。そのため、支持体1とカバー基材2との間に空気が入ることを防ぐことができ、隙間が生じにくいため採取指紋6が見えやすい。
本明細書において「前、後ろ、上、下、右、左、垂直、水平、縦、横、表および裏」などの方向を示す言葉は、本発明の物品におけるこれらの方向を説明するために使用している。従って、本発明の明細書を説明するために使用されたこれらの言葉は、本発明の物品において相対的に解釈されるべきである。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態およびその変形例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
例えば、枠22に切れ目24を入れてもよい。そうすれば、枠22の部分を剥がそうとする不正を行った場合に、枠22が切れていまい、元の状態に復元できなくなる。
また、上述の実施形態では指紋を採取する例を説明したが、本発明の粘着シートの用途は指紋の採取に限定されない。例えば、本発明の粘着シートを、現場の遺品物(髪の毛など)の採取に用いることもできる。
1…支持体、1a…透明基材、1b…透明粘着剤層、2…カバー基材、2a…剥離剤層、2b…透明基材、2c…カット部、2d…ミシン部、3…墨印刷層、4…帯電防止ニス層、5…記入欄、21…切り込み部(カバー基材の片持ち状に剥離可能となる領域、四辺形状の領域)、22…枠、23…返し、24…切れ目、51…白インキ層、52…筆記用ニス層、53…墨層、6…採取指紋、7…ペン

Claims (5)

  1. 粘着剤層を片面に有する支持体と、
    前記粘着剤層に剥離および再貼付可能に接着されているカバー基材と、
    を有し、
    前記カバー基材には、当該カバー基材を前記支持体から片持ち状に剥離可能とするようにカット部が形成され、少なくとも前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる領域は透明であり、
    前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域の外側に記入欄が設けられており、
    前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域は四辺形状であり、四辺形状の前記領域の3辺は前記カット部2cによって形成され、四辺形状の前記領域の残りの1辺は前記カバー基材を断続的に貫通するミシン部によって形成されており、
    前記カバー基材の四辺形状の前記領域において、前記カット部と前記ミシン部との境となる四辺形の角には、円弧状の切り込みである返しが設けられていることを特徴とする鑑定用粘着シート。
  2. 粘着剤層を片面に有する支持体と、
    前記粘着剤層に剥離および再貼付可能に接着されているカバー基材と、
    を有し、
    前記カバー基材には、当該カバー基材を前記支持体から片持ち状に剥離可能とするようにカット部が形成され、少なくとも前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる領域は透明であり、
    前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域の外側に記入欄が設けられており、
    前記カバー基材において、前記カバー基材の片持ち状に剥離可能となる前記領域は四辺形状であり、四辺形状の前記領域の3辺は前記カット部2cによって形成され、四辺形状の前記領域の残りの1辺は前記カバー基材を断続的に貫通するミシン部によって形成されており、
    前記カバー基材において、前記カバー基材の外周のエッジと前記カバー基材の四辺形状の前記領域との間には幅の細い枠が存在し、前記枠に切れ目が入れられていることを特徴とする鑑定用粘着シート。
  3. 前記カバー基材において、前記カバー基材の外周のエッジと前記カバー基材の四辺形状の前記領域との間には幅の細い枠が存在し、前記枠に切れ目が入れられていることを特徴とする、請求項に記載の鑑定用粘着シート。
  4. 前記カバー基材は、
    透明基材と、
    前記透明基材の前記支持体側の面に設けられた剥離剤層と、
    を備え、
    前記透明基材の前記支持体とは反対側の面には剥離剤層が設けられていないことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の鑑定用粘着シート。
  5. 前記支持体の前記カバー基材が接着されている面の反対側において、カーボンを含有した墨印刷層および帯電防止ニス層が設けられていることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の鑑定用粘着シート。
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