JP7195624B2 - 注出口具 - Google Patents
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Description
上記の構成において、前記注出部は、円筒状の筒本体部と、前記筒本体部の下部に一体に連設されて該筒本体部から径方向に突出する形状の取付部を備え、前記ガスバリアシートは、前記取付部の下面から前記蓋本体部の底面にかけて貼り付けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、蓋本体部の底面が下方に突出していることから、ガスバリアシートを圧着により接合する場合、ガスバリアシートが蓋本体部の底面に強固に接合される。ガスバリアシートの接合強度が増す。
容器の開封時には、注出部に装着された蓋部を回動操作して、注出部から蓋部を取り外す。このとき、注出部の下面から蓋本体部の底面にかけて貼り付けられたガスバリアシートは、蓋本体部の底面に貼り付けられた部分が、注出部の下面に貼り付けられた部分に対して上方へ引っ張られる。これにより、ガスバリアシートは、注出部の下面と蓋本体部の底面との間で切り裂かれることになる。
本実施形態の注出口具1は、合成樹脂製の袋状容器の開口部分に取り付けられて、袋状容器の内部に収容された流体を注出するための流路を形成する。注出口具1は、袋状容器の開口部分にヒートシールにより接着固定される。本実施形態の袋状容器は、ポリエチレン製の薄膜状の複数層のシートの間にアルミニウム箔層が積層された多層構造シートにより成形されている。なお、以下の説明では、図1に示す上下、左右を、注出口具1の上下、左右として説明する。
シート体5を構成する多層構造シートは長尺状をなし、ロール状に巻き取られた状態で配置されている。ロールから繰り出された多層構造シートは、接着工程及び切出工程を経て蓋本体部41の底面45a及び取付部30の下面32aに接合される。
本実施形態の注出口具1は、合成樹脂製の袋状容器の開口部分にヒートシールにより取り付けて使用される。
(1)開封前の注出口具1では、注出部2の下面から蓋部4の蓋本体部41の底面45aにかけてシート体5が貼り付けられている。そのため、注出部2の筒本体部20の外周面から流入した酸素や、蓋本体部41の底壁45から流入した酸素が、袋状容器内へ流入することが抑制される。酸素バリア性に優れた注出口具1が得られ、開封前の袋状容器内の収容物の保存状態を良好に保持することができる。
・上記実施形態の注出口具1では、蓋本体部41の上下方向の長さは、注出部2の筒本体部20の上端面が蓋部4のフランジ部42の下面に当接した状態で、蓋本体部41の底面45aが注出部2の取付部30の下面32aと面一となるように設定した。これに限定されず、図3に示すように、蓋本体部41におけるフランジ部42の下面から底壁45の底面45aまでの長さが、筒本体部20の上端面から取付部30の下面32aまでの長さより僅かに長くなるようにしてもよい。こうすると、蓋部4が注出部2に取り付けられた状態では、筒本体部20の上端面が蓋部4のフランジ部42の下面に当接するとともに、蓋本体部41の底壁45が注出部2の取付部30の下面32aより下方に突出する。この突出長L2は、約0.1~0.5mm程度である。
・図5(a)に示すように、突条部24は、筒本体部20と同一中心をなす環状に形成されているが、必ずしも環状に形成されている必要はない。例えば、図5(b)に示すように、環状に形成された段部24bの一部に突条部24が形成されていてもよい。つまり、筒本体部20と同一中心をなす円弧状であって、環状の一部として形成されていてもよい。また、短い円弧状の突条部24が一つ乃至複数個形成されていてもよい。さらに、図5(c)に示すように、段部24bに、細い棒状で先鋭状の突出部24cが一つ乃至複数個形成されていてもよい。
・取付部30の上壁31、下壁32、及び中間壁33は同形状で同じ大きさでなくてもよい。例えば、上壁31が最も大きくてもよく、中間壁33が最も大きくてもよい。また、中間壁33の数は特に限定されない。
・注出部2の筒本体部20の上下方向中間部の外周面に形成された環状突部22の形状は特に限定されない。例えば、円形状であってもよく、六角形状であってもよい。また、環状突部22が形成されていなくてもよい。
・蓋部4の蓋本体部41は中実状であってもよい。また、中空状の蓋本体部41において、その上端部が閉塞されていてもよい。
・シート体5の形状、大きさは、取付部30の下壁32の形状、大きさと同じでなくてもよく、適宜変更可能である。
・注出口具1は、合成樹脂製の袋状容器に限らず、様々な容器に適用することができる。その場合、取付部30については、容器の形態に合わせて、たとえば、単なるフランジ状にするなど、適宜変更が可能である。
(イ)内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる注出口具であって、前記流体の流路を形成する円筒状の注出部と、前記注出部との螺合により該注出部に脱着可能に装着された蓋部とを備え、前記蓋部は、前記注出部の内側に挿入される有底円筒状の蓋本体部を有し、前記注出部の下面から前記蓋本体部の底面にかけてガスバリアシートが貼り付けられており、前記注出部の内周側下面には、下方に先鋭形状となる切断部としての突条部が設けられている。この構成によれば、ガスバリアシートが突条の先端縁に当たって切り裂かれ易くなる。また、先端縁が先鋭形状であって鋭利であることから、切り裂き片の発生を抑制することができる。
1…注出口具
2…注出部
4…蓋部
5…シート体(ガスバリアシート)
20…筒本体部
30…取付部
32a…下面
41…蓋本体部
45…底壁
45a…底面
45b…突条部
Claims (5)
- 内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる注出口具であって、
前記流体の流路を形成する円筒状の注出部と、前記注出部との螺合により該注出部に脱着可能に装着された蓋部とを備え、
前記蓋部は、前記注出部の内側に挿入される有底円筒状の蓋本体部を有し、
前記注出部の下面から前記蓋本体部の底面にかけてガスバリアシートが貼り付けられており、
前記ガスバリアシートには、ハーフカット加工又はポロソ加工が施されていて、
前記注出部の内周側下面には、上方へ凹む環状の段部が形成されており、
前記段部には、該段部の上面から下方に向けて下方ほど細くなる断面視三角形状で先鋭形状の突条部が形成されていることを特徴とする注出口具。 - 前記注出部は、円筒状の筒本体部と、前記筒本体部の下部に一体に連設されて該筒本体部から径方向に突出する形状の取付部を備え、
前記ガスバリアシートは、前記取付部の下面から前記蓋本体部の底面にかけて貼り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の注出口具。 - 前記蓋本体部の底面は、前記取付部の下面より下方に突出していることを特徴とする請求項2に記載の注出口具。
- 前記蓋本体部の底面には、その外周寄りの位置に、下方に突出する環状の突条部が形成されており、前記突条部の下面は平面状に形成されてことを特徴とする請求項2に記載の注出口具。
- 前記注出部の下面及び前記蓋本体部の底面では、前記注出部の内周面と前記蓋本体部の外周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の注出口具。
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