JP7186150B2 - 輸送機器のスイッチ - Google Patents
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Description
特許文献1,2に記載のステアリング用スイッチは、運転者がステアリングホイールのリム部を把持したまま、拇指にて操作子を操作できる構成とされている。
即ち、本出願の一の発明に係る輸送機器のスイッチは、輸送機器の操舵手段(例えば、実施形態のステアリングホイール3)の把持部(例えば、実施形態のリム部5)の近傍に配置され、制御装置(例えば、実施形態の定速走行制御装置11)による輸送機器の自動制御のオン・オフを切り換え可能な輸送機器のスイッチであって、前記操舵手段を把持した運転者が操作可能な操作面(例えば、実施形態の指載せ面31)を有する操作子(例えば、実施形態の操作子28)と、前記操作子を、前記操作面が運転席に対向するように起立する起立姿勢と、前記操作面が前記操舵手段の把持部に近接する側、若しくは、前記把持部から離反する側に向く傾斜姿勢との間で傾動操作可能に構成された姿勢可変機構(例えば、実施形態の支持軸26、ホルダー33,40、保持片32、リンク部材37)と、外力による解除操作が行われるまで前記操作子を前記傾斜姿勢に保持する傾斜保持機構(例えば、実施形態のラッチ機構30)と、前記操作子が前記傾斜姿勢のときに前記自動制御をオンにし、前記操作子が前記起立姿勢のときに前記自動制御をオフにする自動制御切換部(例えば、実施形態のラッチ位置検出センサ50)と、を備え、前記操作子を、当該操作子の傾動方向を含む面と略直交する方向に変位可能に構成された交差変位機構(例えば、実施形態の支持軸26、ホルダー33,40、第1スプリング41、第2スプリング42、第3スプリング43)と、前記操作子が前記傾斜姿勢の状態で、前記傾動方向を含む面と略直交する方向に操作されたときに、当該操作に応じて前記自動制御の設定を変更可能な設定操作部(例えば、実施形態の増速設定スイッチ52、減速設定スイッチ53)と、をさらに備えていることを特徴とする。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト2に連結された操舵手段であるステアリングホイール3を備えている。本実施形態では、ステアリングホイール3が操舵手段を構成している。ステアリングホイール3は、ステアリングシャフト2に連結されるボス部4と、運転者が把持するリム部5と、ボス部4とリム部5を連結するスポーク部6と、を備えている。本実施形態では、ステアリングの操舵が中立位置にあるときに、運転席から向かって右側に位置されるスポーク部6に実施形態に係るステアリング用スイッチ10(110)が設置されている。ステアリング用スイッチ10(110)は、スポーク部6の運転席と対向する側の面に配置され、運転者がリム部5を把持したまま右手の拇指による操作が可能とされている。
なお、ステアリング用スイッチ10(110)は、ステアリングの操舵が中立位置にあるときに、運転席から向かって左側に位置されるスポーク部6に配置しても良い。
図2は、ステアリング用スイッチ10を含む車両の走行系の制御システムの概略構成を示す図である。
本実施形態の車両は、車両を設定速度で自動走行させる定速走行制御装置11(制御装置)を備えている。また、車両は、運転者によるアクセルペダル12とブレーキペダル13の操作に応じて、エンジンやモータ、変速装置等の駆動系装置14と、油圧ブレーキ等の制動装置15と、を制御するマニュアル操作制御装置16を備えている。アクセルペダル12とブレーキペダル13には、各ペダルの操作量を検出する変位検出センサ17,18が設けられている。各変位検出センサ17,18の検出信号は、マニュアル操作制御装置16に入力される。マニュアル操作制御装置16は、変位検出センサ17,18の検出信号に基づいて駆動系装置14と制動装置15とを制御する。
定速走行制御装置11は、定速走行制御が行われているときに、以下の条件が満たされた場合にその時点で定速走行制御を解除する。
(1)ペダルスイッチ19からブレーキペダル13の踏み込み信号が入力されたとき。
(2)操舵角センサ21から検出される操舵角度が設定角度以上になったとき。
なお、定速走行制御装置11は、車速センサ20から入力される車両の速度信号が設定速度以下であるときに、ステアリング用スイッチ10の操作が行われた場合には、定速走行制御のオン作動を禁止する。
定速走行制御装置11は、定速走行制御が行われているときに、現在設定されている設定速度をインストルメントパネル上の設定速度表示部23に表示する。
定速走行制御装置11は、定速走行制御が行われているときに、反力解除装置24によってアクセルペダル12の反力スプリング12aの反力を無効にし、それによってアクセルペダル12をベタ踏み状態にする。運転者は、それにより、車両が定速走行制御の状態であることをアクセルペダル12の状態からも認識することができる。
ステアリング用スイッチ10は、一方向に長尺な長方体状のケーシング25と、ケーシング25の内部にケーシング25の長手方向に略沿って配置された支持軸26と、支持軸26を設定角度範囲で回動操作可能な回動アクチュエータ27と、支持軸26に相対回転を規制された状態で軸方向変位可能に支持された操作子28と、を備えている。
なお、図3では、内部の機構が理解できるように、ケーシング25の側壁を取り除いて描かれている。また、図4では、同様に内部の機構が理解できるように、ケーシング25の開口29を有する正面の壁と、操作子28等の一部を取り除いて描かれている。
操作子28は、上面視が略矩形状のベースブロック28aを有し、そのベースブロック28aの上面側に凹状に湾曲した指載せ面31(操作面)が形成されている。指載せ面31は、運転者の拇指Tの腹面を受容する部分であり、載せ置いた運転者の拇指Tの腹面を三次元的に包み込む形状に形成されている。また、指載せ面31の凹形状は、後側からの拇指Tの挿入が容易なように後側に開口している。
同図に示すように、支持軸26の外面には軸方向に沿う複数の保持溝34が形成されている。これに対し、ホルダー33の内周面には、保持溝34に転動可能に係合される複数のボール35が保持されている。ホルダー33は、内部に保持したボール35が保持溝34によって拘束されることにより、支持軸26に対して相対回転を規制され、ボール35が保持溝34に沿って転動することにより、支持軸26上を軸方向に移動することができる。
以下では、説明の便宜上、操作子28が第1の傾斜姿勢でラッチ機構30によって角度保持された状態のことを右ラッチ状態と呼び、操作子28が第2の傾斜姿勢でラッチ機構30によって角度保持された状態のことを左ラッチ状態と呼ぶ。
なお、操作子28の後端部を支持するリンク部材37は、図3に示すように、操作子28が前後方向に関して中立位置にあるときに、上部側が前方に所定角度で傾斜している。
図7に示すように、起立姿勢の操作子28を運転者が拇指Tによって中立位置(図3参照)から前方に変位させると、操作子28の変位に応じて前側の第1スプリング41が圧縮されるとともに、後側の第2スプリング42が伸び変形する。このとき、操作子28を前方に操作する運転者の拇指Tには、操作子28の変位に応じた反力が第1スプリング41から作用する。また、このとき運転者の拇指Tによる操作子28の前方押し出し操作により、リンク部材37の前方傾斜角度が次第に増大し(リンク部材37が次第に水平方向に角度変位し)、それに伴って操作子28の指載せ面31の後部が下方傾斜するようになる。この結果、運転者は、拇指Tの腹面を指載せ面31に載せたまま、拇指Tの関節や筋の自然な動きに則すように、指先を反り上げる動作によって操作子28を動かすことができる。
なお、拇指Tによる操作子28の操作によってリンク部材37の前方傾斜角度が増大すると、前後のホルダー33,40に連結された第3スプリング43は伸び方向に変形し、それに伴って縮み方向の反力が増大する。このため、拇指Tから操作子28に加えられていた操作荷重が解除されると、操作子28は、第1スプリング41の反力を受けて中立位置に戻されるとともに、第3スプリング43の反力を受けて後傾姿勢が初期姿勢に戻される。
図8に示すように、起立姿勢の操作子28を中立位置から後方に変位させると、操作子28の変位に応じて後側の第2スプリング42が圧縮されるとともに、前側の第1スプリング41が伸び変形する。このとき、操作子28を後方に操作する運転者の拇指Tには、操作子28の変位に応じた反力が第2スプリング42から作用する。また、このとき運転者の拇指Tによる操作子28の後方引き上げ操作により、リンク部材37の前方傾斜角度が次第に減少し(リンク部材37が次第に垂立方向に角度変位し)、それに伴って操作子28の指載せ面31の後部が上方傾斜するようになる。この結果、運転者は、拇指Tの腹面を指載せ面31に載せたまま、拇指Tの関節や筋の自然な動きに則すように、指先を手前に引き込む動作によって操作子28を動かすことができる。
なお、拇指Tによる操作子28の操作によってリンク部材37の前方傾斜角度が減少すると、第3スプリング43は縮み方向に変形し、それに伴って伸び方向の反力が増大する。このため、拇指Tから操作子28に加えられていた操作荷重が解除されると、操作子28は、第2スプリング42の反力を受けて中立位置に戻されるとともに、第3スプリング43の反力を受けて前傾姿勢が初期姿勢に戻される。
図9(b)は、操作子28が起立姿勢で中立位置にあるときの状態を示している。図9(a)は、起立姿勢の操作子28を前方に操作したときの状態を示し、図9(c)は、起立姿勢の操作子28を後方に操作したときの状態を示している。
図9(f)は、中立位置で操作子28を第1の傾斜姿勢となるように操作したときの状態を示している。図9(g)は、図9(f)の状態から操作子28を前方に微小量操作した状態を示し、図9(h)は、図9(f)の状態から操作子28を下方に微小量操作した状態を示している。
また、図9(d)は、図9(c)の状態から操作子28を第2の傾斜姿勢となるように操作した状態を示し、図9(e)は、図9(a)の状態から操作子28を第1の傾斜姿勢になるように操作したときの状態を示している。また、図9(i)は、図9(c)の状態から操作子28を第1の傾斜姿勢になるように操作したときの状態を示している。
各状態のときに得られる機能については後に詳述する。
なお、図10は、操作子28が中立位置にあり、かつ、第1の傾斜姿勢であるときにおける図4と同様の上面図であり、図11は、図10と同じ状態における図5と同様の断面図である。
なお、ラッチ機構が回動アクチュエータ27によって構成される場合には、回動アクチュエータ27に設けられた回転角センサから右ラッチ状態であることを示す信号が定速走行制御装置11に入力される。この場合、定速走行制御装置11は、回転角センサから右ラッチ状態であることを示す信号が入力されると、車両の定速走行制御をオンにし、右ラッチ状態であることを示す信号の入力が無くなると、車両の定速走行制御をオフにする。
ただし、運転者によってアクセルペダル12やブレーキペダル13が踏み込まれた場合には、これらのペダル操作が操作子28による加速や減速の操作よりも優先される。
図12,図13に示すように、起立姿勢の操作子28が運転者によって増速操作され、その状態から操作子28が第1の傾斜姿勢方向(右方向)に傾動操作されると、右側の側壁ブロック44Rが前側のスイッチ保持ブロック46の内側面に当接して、スイッチ保持ブロック46とともに右外側方向に傾動する。このとき、スイッチ保持ブロック46は、図示しないスプリングの付勢力に抗してリリース位置に向けて回動する。また、このとき操作子28が第1の傾斜姿勢方向(右方向)に所定角度傾動操作されると、ラッチ機構30が操作子28を第1の傾斜姿勢に維持するようにラッチする。この状態から増速方向に押圧操作されていた操作子28の操作力が解除されると、操作子28は、第1,第2,第3スプリング41,42,43の付勢力を受けて中立位置方向に戻され、前側のスイッチ保持ブロック46は、図示しないスプリングの付勢力を受けて基準位置に戻される。このとき、操作子28は、ラッチ機構30によって右ラッチ状態に保持されているため、操作子28とともに中立位置に戻された右側の側壁ブロック44Rは、前後のスイッチ保持ブロック46,47の間の傾動許容空間55に位置される。したがって、この状態から操作子28が前方または後方に操作されると、右側の側壁ブロック44Rによって増速設定スイッチ52や減速設定スイッチ53を作動させることが可能になる。
起立姿勢の操作子28が最後端位置に操作された状態では、傾動規制ブロック49による操作子28の傾動規制が行われないため、運転者は、操作子28を最後端位置で第2の傾斜姿勢方向に回動操作することができる。このとき、操作子28が最後端位置で第2の傾斜姿勢方向に回動操作されると、操作子28の傾動がその状態でラッチ機構30によってラッチされる(回動規制される)。また、この状態から操作子28が運転者の拇指Tによって起立姿勢方向に回動操作されると、操作子28は、第1,第2,第3スプリング41,42,43の付勢力を受けて初期位置(中立位置)に戻される。
なお、操作子28が最後端位置まで操作されたときには、マニュアル操作制御装置16を通して制動装置15による大きな車両制動が実行される。このため、車両が停止した状態で操作子28が左ラッチ状態に維持されると、車両を停止状態に維持することができる。
ステアリング用スイッチ10は、初期状態では、図9(b)の状態とされている。このとき、操作子28は、起立姿勢とされ、前後方向については中立位置とされている。
また、上記の初期状態から、運転者の拇指Tによって図9(c)に示すように後方に押し下げ操作されると、マニュアル操作制御装置16を介して制動装置15が操作され、その結果、車両が減速される。
なお、前回作動時と同じ定速走行速度で車両を走行させる場合には、操作子28による定速走行速度の変更操作を行わずに定速走行制御装置11による車両走行を継続する。
なお、図9(d)に示す左ラッチ状態から操作子28を初期状態に戻す場合には、運転者が拇指Tを指載せ面31に載せ置き、操作子28を起立姿勢に戻す。
なお、本実施形態では、定速走行制御がオンの状態で、ブレーキペダル13が踏み込まれたときに、回動アクチュエータ27が操作子28のラッチを解除する構成とされているが、定速走行制御がオンの状態で、ブレーキペダル13の踏み込みによって車両が一定速度以下に減速したときに、回動アクチュエータ27が操作子28のラッチを解除する構成としても良い。この場合、同様に、緊急時に運転者による車両の加減速の操作を迅速に行うことができる。
また、本実施形態では、拇指Tを指載せ面31に載せて操作子28の操作を行う際に、拇指Tから操作方向に効率良く力を伝達することができる。このため、操作時に拇指Tの指紋が過度な力で押し潰されにくくなり、拇指Tの皮膚感度が良好に保たれる。したがって、本構成を採用した場合には、運転者の拇指Tによる操作フィーリングが良好になる。
次に、第2実施形態のステアリング用スイッチ110を、図16~図21を参照して説明する。なお、上述した第1実施形態と同一部分には共通符号を付し、重複する部分の説明を一部省略する。また、ステアリング用スイッチ110の前後や上下、左右の呼称については、第1実施形態と同様とする。
本実施形態のステアリング用スイッチ110は、定速走行制御装置による定速走行制御のオン・オフの切り換えと、定速走行速度の設定操作を行うことができる。本実施形態のステアリング用スイッチ110は、第1実施形態のように駆動系装置と制動装置のマニュアル操作を行う機能は備えていない。
なお、本実施形態の場合も、傾斜保持機構は回動アクチュエータ27によって構成しても良い。
操作子28は、図16~図18に示す起立姿勢から、運転者の拇指Tによって、図19,図20に示す第1の傾斜姿勢方向に傾動操作されると、ロックピン60と係合穴61の係合が外れ、ラッチ機構30が操作子28を傾斜姿勢のままラッチ状態にする。このとき、定速走行制御装置は、第1実施形態と同様にオン状態となる。また、この状態から運転者の拇指Tによって、起立姿勢方向に回動操作されると、定速走行制御装置は第1実施形態と同様にオフとなる。
また、上記の実施形態では、四輪車両のステアリングホイール3にスイッチを設置しているが、本実施形態のスイッチは、二輪車や航空機、船舶等の他の輸送機器の操舵手段にも適用することができる。また、スイッチが取り付けられる操舵手段は、上記の実施形態のステアリングホイール3のような環状形態に限らず、非環状形態のものであっても良い。さらに、操舵手段は、レバー形態のものであっても良い。
5…リム部(把持部)
10,110…ステアリング用スイッチ(輸送機器のスイッチ)
26…支持軸(姿勢可変機構)
27…回動アクチュエータ(保持解除装置)
28…操作子
30…ラッチ機構(傾斜保持機構)
31…指載せ面(操作面)
32,132A,132B…保持片(姿勢可変機構、指載せ傾斜機構)
33,40…ホルダー(姿勢可変機構)
36…支持ピン(指載せ傾斜機構)
37…リンク部材(姿勢可変機構、指載せ傾斜機構)
38,39…支持ピン(指載せ傾斜機構)
41…第1スプリング(付勢部材、指載せ傾斜機構)
42…第2スプリング(付勢部材、指載せ傾斜機構)
43…第3スプリング(付勢部材、指載せ傾斜機構)
50…ラッチ位置検出センサ(自動制御切換部)
51…位置検出センサ(マニュアル操作部)
52…増速設定スイッチ(設定操作部)
53…減速設定スイッチ(設定操作部)
Claims (12)
- 輸送機器の操舵手段の把持部の近傍に配置され、制御装置による輸送機器の自動制御のオン・オフを切り換え可能な輸送機器のスイッチであって、
前記操舵手段を把持した運転者が操作可能な操作面を有する操作子と、
前記操作子を、前記操作面が運転席に対向するように起立する起立姿勢と、前記操作面が前記操舵手段の把持部に近接する側、若しくは、前記把持部から離反する側に向く傾斜姿勢との間で傾動操作可能に構成された姿勢可変機構と、
外力による解除操作が行われるまで前記操作子を前記傾斜姿勢に保持する傾斜保持機構と、
前記操作子が前記傾斜姿勢のときに前記自動制御をオンにし、前記操作子が前記起立姿勢のときに前記自動制御をオフにする自動制御切換部と、
を備え、
前記操作子を、当該操作子の傾動方向を含む面と略直交する方向に変位可能に構成された交差変位機構と、
前記操作子が前記傾斜姿勢の状態で、前記傾動方向を含む面と略直交する方向に操作されたときに、当該操作に応じて前記自動制御の設定を変更可能な設定操作部と、
をさらに備えていることを特徴とする輸送機器のスイッチ。 - 前記自動制御の設定は、定速走行制御の速度設定であることを特徴する請求項1に記載の輸送機器のスイッチ。
- 前記操作子が前記起立姿勢の状態で前記傾動方向を含む面と略直交する方向に操作されたときに、当該操作に応じて運転者による輸送機器のマニュアル操作を実行可能にするマニュアル操作部をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の輸送機器のスイッチ。
- 前記マニュアル操作は、輸送機器の加速及び減速の操作であり、
前記マニュアル操作部は、前記操作子の前記傾動方向を含む面と略直交する方向の操作量に応じて輸送機器の加速度と減速度を操作することを特徴とする請求項3に記載の輸送機器のスイッチ。 - 前記交差変位機構は、前記傾動方向を含む面と略直交する方向に関して、中立位置に前記操作子を付勢する付勢部材を有し、
前記マニュアル操作部は、前記操作子が前記中立位置から一方向に操作されたときに輸送機器を加速するとともに、前記操作子が前記中立位置から他方向に操作されたときに輸送機器を減速することを特徴とする請求項4に記載の輸送機器のスイッチ。 - 前記マニュアル操作部は、前記中立位置からの前記操作子の操作量の増大に応じて輸送機器の加速度または減速度を増大させることを特徴とする請求項5に記載の輸送機器のスイッチ。
- 前記姿勢可変機構は、前記操作面が前記把持部に近接する側に向く第1の傾斜姿勢と、前記操作面が前記把持部から離反する側に向く第2の傾斜姿勢と、に前記操作子を傾動操作可能とされ、
前記操作子は、前記第1の傾斜姿勢のときに、前記自動制御切換部による前記自動制御をオンにするとともに、前記起立姿勢のときに、前記中立位置から前記他方向に最大に操作された状態において、前記第2の傾斜姿勢に操作可能とされていることを特徴とする請求項5または6に記載の輸送機器のスイッチ。 - 前記操作子の操作面は、運転者の指を載せ置き可能な指載せ面からなり、
前記操作子は、指載せ傾斜機構によって支持され、
前記指載せ傾斜機構は、前記傾動方向を含む面と略直交する方向の中立位置からの操作量に応じて、操作方向の端部が迫り上がるように前記操作面の傾斜角度を変化させることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の輸送機器のスイッチ。 - 輸送機器の操舵手段の把持部の近傍に配置され、制御装置による輸送機器の自動制御のオン・オフを切り換え可能な輸送機器のスイッチであって、
前記操舵手段を把持した運転者が操作可能な操作面を有する操作子と、
前記操作子を、前記操作面が運転席に対向するように起立する起立姿勢と、前記操作面が前記操舵手段の把持部に近接する側、若しくは、前記把持部から離反する側に向く傾斜姿勢との間で傾動操作可能に構成された姿勢可変機構と、
外力による解除操作が行われるまで前記操作子を前記傾斜姿勢に保持する傾斜保持機構と、
前記操作子が前記傾斜姿勢のときに前記自動制御をオンにし、前記操作子が前記起立姿勢のときに前記自動制御をオフにする自動制御切換部と、
を備え、
前記操作子の傾斜姿勢の保持を解除する保持解除装置をさらに備え、
前記保持解除装置は、前記自動制御がオンの状態で輸送機器の制動装置が踏み込み操作されたときに、前記操作子の傾斜姿勢の保持を解除することを特徴とする輸送機器のスイッチ。 - 輸送機器の操舵手段の把持部の近傍に配置され、制御装置による輸送機器の自動制御のオン・オフを切り換え可能な輸送機器のスイッチであって、
前記操舵手段を把持した運転者が操作可能な操作面を有する操作子と、
前記操作子を、前記操作面が運転席に対向するように起立する起立姿勢と、前記操作面が前記操舵手段の把持部に近接する側、若しくは、前記把持部から離反する側に向く傾斜姿勢との間で傾動操作可能に構成された姿勢可変機構と、
外力による解除操作が行われるまで前記操作子を前記傾斜姿勢に保持する傾斜保持機構と、
前記操作子が前記傾斜姿勢のときに前記自動制御をオンにし、前記操作子が前記起立姿勢のときに前記自動制御をオフにする自動制御切換部と、
を備え、
前記操作子の傾斜姿勢の保持を解除する保持解除装置をさらに備え、
前記保持解除装置は、前記自動制御がオンの状態での輸送機器の制動装置の踏み込み操作により前記自動制御が解除されて輸送機器が一定速度以下に減速したときに、前記操作子の傾斜姿勢の保持を解除することを特徴とする輸送機器のスイッチ。 - 輸送機器の操舵手段の把持部の近傍に配置され、制御装置による輸送機器の自動制御のオン・オフを切り換え可能な輸送機器のスイッチであって、
前記操舵手段を把持した運転者が操作可能な操作面を有する操作子と、
前記操作子を、前記操作面が運転席に対向するように起立する起立姿勢と、前記操作面が前記操舵手段の把持部に近接する側、若しくは、前記把持部から離反する側に向く傾斜姿勢との間で傾動操作可能に構成された姿勢可変機構と、
外力による解除操作が行われるまで前記操作子を前記傾斜姿勢に保持する傾斜保持機構と、
前記操作子が前記傾斜姿勢のときに前記自動制御をオンにし、前記操作子が前記起立姿勢のときに前記自動制御をオフにする自動制御切換部と、
を備え、
前記操作子の傾斜姿勢の保持を解除する保持解除装置をさらに備え、
前記保持解除装置は、前記自動制御がオンの状態で前記操舵手段の操舵角が一定角度以上であるときに、前記操作子の傾斜姿勢の保持を解除することを特徴とする輸送機器のスイッチ。 - 輸送機器の操舵手段の把持部の近傍に配置され、制御装置による輸送機器の自動制御のオン・オフを切り換え可能な輸送機器のスイッチであって、
前記操舵手段を把持した運転者が操作可能な操作面を有する操作子と、
前記操作子を、前記操作面が運転席に対向するように起立する起立姿勢と、前記操作面が前記操舵手段の把持部に近接する側、若しくは、前記把持部から離反する側に向く傾斜姿勢との間で傾動操作可能に構成された姿勢可変機構と、
外力による解除操作が行われるまで前記操作子を前記傾斜姿勢に保持する傾斜保持機構と、
前記操作子が前記傾斜姿勢のときに前記自動制御をオンにし、前記操作子が前記起立姿勢のときに前記自動制御をオフにする自動制御切換部と、
を備え、
前記操作子の操作位置に応じて当該操作子に振動を付与する振動付与装置をさらに備えていることを特徴とする輸送機器のスイッチ。
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