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JP7166408B1 - 回転電機 - Google Patents

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JP7166408B1
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Abstract

【課題】簡易な構造で外部と接続される外部端子の強度を確保しつつ、制御装置の誤作動を抑制した回転電機を提供する。【解決手段】回転電機本体と、ヒートシンク17、周方向に並べてヒートシンクに配置された複数のパワーモジュール9、界磁回路、制御アセンブリ、ケース18、正極外部端子24、負極外部端子、パワーモジュールの正極端子と正極外部端子とを接続した正極バスバー26、及びパワーモジュールの負極端子の少なくとも2つの間を接続した負極バスバー27を設けた制御装置1bとを備え、負極外部端子はヒートシンクに固定され、負極バスバーは正極バスバーと軸方向に間隔を空けて重なって設けられ、負極端子の一部または全部は負極バスバーにのみ電気的に接続され、負極バスバーの少なくとも1か所及び負極バスバーにのみ接合されている負極端子以外の単数または複数の負極端子は、ヒートシンクに電気的に接続されている。【選択図】図3

Description

本願は、回転電機に関するものである。
回転子及び固定子を有した回転電機本体と、パワーモジュールを有し、回転電機本体に供給する電力を制御する制御装置とが一体化された制御装置一体型の回転電機は、例えば、自動車等の車両に搭載されている。制御装置には、パワーモジュールに接続された正極バスバー及び負極バスバーが設けられる。正極バスバー及び負極バスバーの自己インダクタンスに起因して、回転電機の動作時にサージ電圧及びノイズが制御装置に発生する。発生したサージ電圧及びノイズは、特に制御装置内部の電気部品に悪影響を与える。この悪影響を極小化するための構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
開示された構成では、制御装置は、パワーモジュールであるスイッチング素子モジュールと、正極バスバーと、負極バスバーと、外部と接続される第1外部接続端子部材及び第2外部接続端子部材とを備える。正極バスバーは、スイッチング素子モジュールが制御装置における内周側に有した正極電源端子と第1外部接続端子部材とを接続する。負極バスバーは、スイッチング素子モジュールが制御装置における内周側に有した負極電源端子と第2外部接続端子部材とを接続する。正極バスバーと負極バスバーとは、所定の間隔を維持して配置されている。また、制御装置は、スイッチング素子モジュールに加えて、界磁回路IC、及びマイクロコンピュータを備え、それぞれがヒートシンクを有している。
特開2017-201867号公報
上記特許文献1においては、正極バスバーと負極バスバーとを所定の間隔を維持して配置したため、サージ電圧及びノイズを生じさせる自己インダクタンスの影響を低減することができる。しかしながら、正極バスバーと負極バスバーで制御装置の正極回路及び負極回路が構成され、外部のバッテリと外部接続端子部材とはハーネスで接続される。特に回転電機が車両に搭載される場合、内燃機関及び車両の動作による振動が外部接続端子部材にかかるため、外部接続端子部材の周りを補強する必要があるので、外部接続端子部材の周囲が大型化し、強度を上げるための構造を採用することによりコストが増加するという課題があった。
また、スイッチング素子モジュール用、界磁回路IC用、マイクロコンピュータ用として、スイッチング素子モジュール、界磁回路IC、及びマイクロコンピュータのそれぞれにヒートシンクを設け、電気的に絶縁してそれぞれを配置している。ヒートシンクのそれぞれが回転電機本体と制御装置の間の制御装置の側にある場合、回転電機への通電の影響を受けてヒートシンクのそれぞれの電位が変動し、電位の変動によるノイズが制御装置の誤作動を起こすという課題があった。
そこで、本願は、簡易な構造で外部と接続される外部端子の強度を確保しつつ、制御装置の誤作動を抑制した回転電機を得ることを目的としている。
本願に開示される回転電機は、界磁巻線が巻装された界磁コアを有し、回転軸と一体回転する回転子と、回転子の径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、界磁コア及び固定子コアの外側を覆うと共にベアリングを介して回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットとを設けた回転電機本体と、板状に形成され、軸方向の一方側の面がブラケットの軸方向の他方側に間隔を空けて配置されたヒートシンクと、固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有し、軸方向の一方側の面がヒートシンクの軸方向の他方側の面に熱的に接続されて固定され、周方向に並べて配置された複数のパワーモジュールと、界磁巻線への供給電流を制御する界磁回路と、パワーモジュール及び界磁回路を制御する制御アセンブリと、パワーモジュール、界磁回路、及び制御アセンブリを径方向外側から取り囲んで収容したケースと、外部の正極配線に接続される正極外部端子と、外部の負極配線に接続される負極外部端子と、複数のパワーモジュールのそれぞれが径方向内側に有した正極端子と正極外部端子とを電気的に接続した正極バスバーと、複数のパワーモジュールのそれぞれが径方向内側に有した負極端子の少なくとも2つの間を電気的に接続した負極バスバーとを設け、ブラケットの軸方向の他方側に間隔を空けて配置された制御装置とを備え、負極外部端子は、ヒートシンクに固定されて電気的に接続され、負極バスバーは、正極バスバーと軸方向に間隔を空けて重なって設けられた部分を有し、複数のパワーモジュールの負極端子の一部または全部は、負極バスバーにのみ接合されて電気的に接続され、負極バスバーの少なくとも1か所、及び負極バスバーにのみ接合されている負極端子以外の単数又は複数の負極端子であるヒートシンク接続負極端子は、ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されているものである。
本願に開示される回転電機によれば、回転子と、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、界磁コア及び固定子コアの外側を覆うブラケットとを設けた回転電機本体と、板状に形成され、軸方向の一方側の面がブラケットの軸方向の他方側に間隔を空けて配置されたヒートシンクと、軸方向の一方側の面がヒートシンクの軸方向の他方側の面に熱的に接続されて固定され、周方向に並べて配置された複数のパワーモジュールと、外部に接続される正極外部端子及び負極外部端子と、複数のパワーモジュールのそれぞれが径方向内側に有した正極端子と正極外部端子とを電気的に接続した正極バスバーと、複数のパワーモジュールのそれぞれが径方向内側に有した負極端子の少なくとも2つの間を電気的に接続した負極バスバーとを設け、ブラケットの軸方向の他方側に間隔を空けて配置された制御装置とを備え、負極外部端子はヒートシンクに固定されて電気的に接続され、負極バスバーは正極バスバーと軸方向に間隔を空けて重なって設けられた部分を有し、複数のパワーモジュールの負極端子の一部または全部は負極バスバーにのみ接合されて電気的に接続され、負極バスバーの少なくとも1か所、及び負極バスバーにのみ接合されている負極端子以外の単数又は複数の負極端子であるヒートシンク接続負極端子は、ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されているため、負極外部端子に接続される外部の負極配線から負極外部端子が受ける外力を、強度の高いヒートシンクで受けることができるので、簡易な構造で外部と接続される負極外部端子の強度を確保することができる。
回転電機本体と制御装置との間の制御装置の側にヒートシンクが配置され、ヒートシンクは負極側の電位または電位がGNDであるため、ヒートシンクの電位は変動せず、固定子巻線への通電時に発生するノイズの制御装置への侵入を抑制できるので、ノイズに起因した制御装置の誤作動を抑制することができる。また、負極側の電流の経路が設けられた負極バスバーの部分と正極側の電流の経路である正極バスバーとが軸方向に重なっているため、正極バスバー及び負極バスバーの自己インダクタンスに起因したサージ電圧及びノイズの発生を抑制することができるので、制御装置の誤作動を抑制することができる。
実施の形態1に係る回転電機の概略を示す断面図である。 実施の形態1に係る回転電機の回路の概略を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態1に係る回転電機の負極バスバーを示す平面図である。 実施の形態2に係る回転電機の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態2に係る回転電機の別の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態3に係る回転電機の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態4に係る回転電機の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態4に係る回転電機の別の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態5に係る回転電機の制御装置の概略を示す平面図である。 実施の形態6に係る回転電機の制御装置の概略を示す平面図である。
以下、本願の実施の形態による回転電機を図に基づいて説明する。なお、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回転電機1の概略を示す断面図、図2は回転電機1の回路の概略を示す図、図3は回転電機1の制御装置1bの概略を示す平面図で、保護カバー21、樹脂部材32、及び制御アセンブリ10を取り除いて示す図、図4は回転電機1の負極バスバー27を示す平面図である。回転電機1は、回転電機本体1aと制御装置1bとを備えた制御装置一体型の回転電機1である。回転電機本体1aは回転子4及び固定子6を有し、内燃機関(図示せず)を駆動する電動機として動作する。あるいは、回転電機本体1aは内燃機関より駆動されて発電する発電機として機能する。制御装置1bは回転電機本体1aの軸方向の他方側に回転電機本体1aと並べて配置され、回転電機本体1aに供給する電力を制御する。制御装置1bは回転電機本体1aに固定され、回転電機本体1aと制御装置1bとは一体化されている。
<回転電機本体1a>
回転電機本体1aは、回転軸であるシャフト2と一体回転する回転子4と、回転子4の径方向外側に配置された固定子6と、これらを収容すると共にシャフト2を回転自在に保持するブラケット8とを備える。
回転子4は、界磁巻線3a、界磁巻線3aが巻装された界磁コア3b。及びシャフト2を有する。界磁コア3bの径方向外側に配置された固定子6は、複数相の固定子巻線5a、及び固定子巻線5aが巻装された固定子コア5bを有する。複数相の固定子巻線5aは、例えば、1組の3相巻線もしくは2組の3相巻線であるがこれらに限るものではなく、回転電機の種類に応じて設定される。ブラケット8は、界磁コア3b及び固定子コア5bの外側を覆うと共にベアリングを介してシャフト2の一端側及び他端側を保持する。ブラケット8は、フロントブラケット7a及びリヤブラケット7bを備える。フロントブラケット7aは、フロントベアリング22を介してシャフト2の一端側を保持し、回転子4及び固定子6の一方側であるフロント側を覆う。リヤブラケット7bは、リヤベアリング23を介してシャフト2の他端側を保持し、回転子4及び固定子6の他方側であるリヤ側を覆う。フロントブラケット7aとリヤブラケット7bとは、軸方向に間隔を空けて配置され、ボルト(図示せず)によって連結される。
シャフト2は、フロントブラケット7aの貫通孔から突出したシャフト2の一端側の端部に、プーリ12を備える。プーリ12は、回転子4と外部の内燃機関(図示せず)の双方向でトルクを授受する。プーリ12と内燃機関とは、ベルト(図示せず)を介して連結される。シャフト2は、リヤブラケット7bの貫通孔から突出したシャフト2の他端側にスリップリング13を備える。スリップリング13と界磁巻線3aとは電気的に接続されており、スリップリング13から界磁巻線3aに界磁電流が供給される。スリップリング13を摺設して界磁巻線3aに電流を供給するブラシ14aは、ブラシホルダ14に保持される。ブラシホルダ14は、制御装置1bの部分であるインバータアセンブリ1b1を回転電機本体1aに装着した後、保護カバー21が取り付けられる前に、インバータアセンブリ1b1の中央に設けられたシャフト2が貫通する空間に配置される。ブラシホルダ14は、インバータアセンブリ1b1に固定される。
回転子4の界磁コア3bのフロント側の端面にファン19が固定される。回転子4の界磁コア3bのリヤ側の端面にファン20が固定される。ファン19とファン20とは、回転子4と一体回転する。ファン19とファン20の回転に伴って冷却風が発生し、ブラケット8の内部を冷却する。また、制御装置1bのヒートシンク17とリヤブラケット7bとの間には冷却風路33となる隙間部分が設けられ、冷却風は冷却風路33を通過してヒートシンク17を冷却する。
回転センサ15は、センサステータ15aとセンサロータ15bとから構成される。シャフト2は、リヤブラケット7bから突出したシャフト2の他端側でスリップリング13とリヤベアリング23との間にセンサロータ15bを備える。センサロータ15bはシャフト2と一体回転し、鉄心で形成される。センサステータ15aは、センサロータ15bと同軸に配置され、センサロータ15bの信号配線は制御アセンブリ10に接続される。回転センサ15は、センサロータ15bの位置からシャフト2すなわち回転子4の磁極位置を検出する。
<制御装置1b>
制御装置1bは、インバータアセンブリ1b1、ブラシホルダ14、及び保護カバー21を備える。インバータアセンブリ1b1は、回転電機本体1aに電力を供給するパワーモジュール9及び界磁回路11(図1では図示せず)と、パワーモジュール9及び界磁回路11を制御する制御アセンブリ10と、パワーモジュール9を冷却するヒートシンク17と、パワーモジュール9、界磁回路11、及び制御アセンブリ10を径方向外側から取り囲んで収容したケース18とを備える。保護カバー21は、インバータアセンブリ1b1及びブラシホルダ14をリヤ側及び径方向外側から覆って。これらの部材を保護する。保護カバー21には、冷却風を吸入するための吸入口が設けられる。制御装置1bは、リヤブラケット7bの軸方向の他方側に間隔を空けて配置され、リヤブラケット7bに固定される。また、インバータアセンブリ1b1は、図3に示すように、外部の正極配線(図示せず)に接続される正極外部端子24と、外部の負極配線(図示せず)に接続される負極外部端子25と、正極外部端子24に接続された正極バスバー26と、負極バスバー27とを備える。パワーモジュール9は、複数設けられる。本実施の形態では、制御装置1bは6個のパワーモジュール9を有しているが、パワーモジュール9の個数はこれに限るものではない。
パワーモジュール9は、スイッチング素子と周辺回路とを備える。スイッチング素子は電気配線を形成するリードフレーム上に配置され、周辺回路と共に樹脂材で封止される。パワーモジュール9が備える正極端子28、負極端子29、出力端子30、及び制御端子31は、樹脂材から露出して設けられる。出力端子30は固定子口出し線30aに接続され、固定子口出し線30aは固定子巻線5aに接続される。制御端子31は、制御アセンブリ10に接続される。パワーモジュール9は、軸方向の一方側の面がヒートシンク17の軸方向の他方側の面に熱的に接続されて固定され、周方向に並べて配置される。ケース18において、パワーモジュール9のヒートシンク17に接続される部分は開口している。パワーモジュール9のそれぞれの正極端子28及び負極端子29は、パワーモジュール9のそれぞれの径方向内側に設けられる。スイッチング素子は駆動時に直流電源から固定子巻線5aへの供給電流をオンオフし、固定子巻線5aへ固定子電流を供給する。スイッチング素子は、発電時に固定子電流の整流を行う。本実施の形態では、1相ごとに1つのパワーモジュール9を構成しているが、1つのパワーモジュール9内に2相分または3相分のスイッチング素子を内蔵しても構わない。また、2相分のスイッチング素子を内蔵した2個のパワーモジュールと1相分のスイッチング素子を内蔵した2個のパワーモジュールとを組み合わせて、制御装置1bに設けても構わない。
界磁回路11は、スイッチング素子と周辺回路とを備える。スイッチング素子は、例えば電気配線を形成するリードフレーム上に配置され、周辺回路と共に樹脂材で封止される。界磁回路11をパワーモジュール9と同様にモジュールで形成した場合、界磁回路11は軸方向の一方側の面がヒートシンク17の軸方向の他方側の面に熱的に接続されて固定される。界磁回路11をヒートシンク17に設けた場合、界磁回路11をヒートシンク17で冷却できるので、制御装置1bが高温になるのを防ぐことができる。界磁回路11は、制御アセンブリ10が形成された基板に、制御アセンブリ10と共に設けても構わない。界磁回路11は、ブラシ14aとスリップリング13を介して界磁巻線3aと接続される。スイッチング素子は、界磁巻線3aへの供給電流をオンオフして界磁電流を制御する。
制御アセンブリ10は、パワーモジュール9及び界磁回路11を制御する制御回路を備える。制御アセンブリ10は、例えば、電子部品が実装された基板で設けられる。制御アセンブリ10は、パワーモジュール9よりも軸方向の他方側に、パワーモジュール9とは間隔を空けて配置される。
ヒートシンク17は、板状に形成され、軸方向の一方側の面がブラケット8の軸方向の他方側に間隔を空けて配置される。ヒートシンク17は、アルミニウム等の金属材料で作製される。本実施の形態では、ヒートシンク17は、冷却風路33に向けて突出したフィン17aを備える。フィン17aを設けることで、冷却風により効率よくヒートシンク17を冷却することができる。ヒートシンク17はフィン17aによる空冷に限るものではなく、ヒートシンク17に水、不凍液等の冷媒を通すための流路を形成しても構わない。ヒートシンク17に流路を形成することで、ヒートシンク17の剛性を向上させることができる。ヒートシンク17の剛性が向上するので、後述するようにヒートシンク17に固定された負極外部端子25の変形を抑制することができる。
ケース18は、絶縁性を備えた樹脂材で作製される。樹脂材は、例えばポリフェニレンサルファイドである。ケース18は、図3に示すように、他端側でパワーモジュール9の出力端子30と電気的に接続され、一端側がケース18から突出した固定子口出し線30aを備える。固定子口出し線30aは、パワーモジュール9と回転電機本体1aとを接続するための端子である。固定子口出し線30aは、ケース18に一体的にインサート成形して設けられる。本実施の形態では、正極バスバー26は、ケース18に一体的にインサート成形して設けられる。図3において、正極バスバー26のケース18にインサート成形された部分を破線で示す。正極バスバー26がケース18にインサート成形された構成に限るものではなく、負極バスバー27と絶縁して、ケース18の軸方向の他方側の面に正極バスバー26が配置される構成でも構わない。図1に示すように、パワーモジュール9、制御アセンブリ10、及び負極バスバー27を収容したケース18の内部には、樹脂部材32が充填される。樹脂部材32を充填することで、収容された部材間の絶縁が維持されると共に、外部環境から収容された部材を保護することができる。
<回転電機1の動作>
回転電機1の動作について、図2を用いて説明する。回転電機1は、外部電源であるバッテリ16に接続される。バッテリ16に接続された制御装置1bの内部に、入力コンデンサ36が接続される。本実施の形態1では、回転電機本体1aは3相の固定子巻線5aを2組備える。回転電機1が電動機として動作する場合、制御アセンブリ10は界磁回路11に界磁電流を流すように指示を行い、界磁電流を流すことで界磁巻線3aが励磁される。次に、パワーモジュール9から固定子巻線5aに三相交流波形の電流を流すことで回転子4が回転し、トルクを出力する。一方、回転電機1が発電機として動作する場合、外部のコントローラから必要な発電電流の指示を受け、制御アセンブリ10は要求された発電電流に応じた界磁電流を流すように界磁回路11に指示を出す。また、制御アセンブリ10は相電圧を測定して、出力電圧を超えた場合にスイッチング素子を切り替えるようにパワーモジュール9に指示し、固定子巻線5aに発生する交流電流を直流電流に整流する。
<インバータアセンブリ1b1の配線>
制御装置1bのインバータアセンブリ1b1に設ける配線について説明する。最初に、正極外部端子24と負極外部端子25について説明する。正極外部端子24と負極外部端子25とは、径方向外側の制御装置1bの部分に、周方向に間隔を空けて並べて設けられる。正極外部端子24に電気的に接続される正極バスバー26の部分には、図1に示すように、正極バスバー26と共にケース18にインサートされた補強用プレート部材26aが設けられる。補強用プレート部材26aは、正極バスバー26と電気的に接続され、例えば銅により作製される。正極外部端子24は、補強用プレート部材26a及び正極バスバー26に固定され電気的に接続される。補強用プレート部材26aを設ける主たる目的は、正極外部端子24に接続される正極バスバー26の部分の補強である。正極外部端子24の取り付け強度を確保するために、補強用プレート部材26aは設けられる。
負極外部端子25は、ヒートシンク17に固定されて電気的に接続される。負極外部端子25とヒートシンク17とは、同電位になる。負極外部端子25は、例えばねじ止めによりヒートシンク17に固定される。ヒートシンク17は、複数のパワーモジュール9が固定される土台であり、複数のパワーモジュール9を冷却する機能を有するため、正極バスバー26よりも厚く形成される。そのため、負極外部端子25が固定されるヒートシンク17の部分には、補強用プレート部材は不要である。
このように構成することで、負極外部端子25に接続される外部の負極配線から負極外部端子25が受ける外力を、強度の高いヒートシンク17で受けることができる。外力をヒートシンク17で受けるため、負極外部端子25の周りを補強する必要がないので、負極外部端子25の周囲が大型化することはなく、強度を上げるための特別な構造を採用する必要もない。特別な構造を設ける必要がないため、簡易な構造で外部と接続される負極外部端子25の強度を確保することができる。また、負極外部端子25の周辺を簡易な構造にできるので、回転電機1を小型化でき、低コスト化することができる。さらに、回転電機本体1aと制御装置1bとの間の制御装置1bの側にヒートシンク17が配置され、ヒートシンク17は負極側の電位または電位がGNDであるため、ヒートシンク17の電位は変動しないので、固定子巻線5aへの通電時に発生するノイズの制御装置1bへの侵入を抑制することができる。ノイズの制御装置1bへの侵入が抑制されるので、ノイズに起因した制御装置1bの誤作動を抑制することができる。電位をGNDにしたヒートシンク17を設けた場合、制御装置1bの回転電機本体1aの側にGNDの面が設けられるので、GNDの面を制御装置1bが有した電気部品に対するシールドとすることができる。さらにまた、制御装置1bの電流経路の一部がヒートシンク17に設けられるため、ヒートシンク17の電流経路は断面積が大きく抵抗が小さいので、ヒートシンク17に設けられた電流経路の発熱が抑制されると共に、電流経路の放熱により効率的に電流経路の温度を低減することができる。
次に、正極バスバー26と負極バスバー27について説明する。正極バスバー26と負極バスバー27は、例えば、電気伝導度が高い銅、またはアルミニウムから作製される。正極バスバー26と負極バスバー27は、一定の厚みを有した金属平板をプレス金型などにより打ち抜いた板金により作製される。図4に示す負極バスバー27の負極端子29に接合される接合部分27bは、板金にさらに折り曲げ加工を施すことで作製される。正極バスバー26の正極端子28に接合される接合部分にも、折り曲げ加工が施される。正極バスバー26は、図3に示すように、パワーモジュール9のそれぞれが径方向内側に有した正極端子28と正極外部端子24とを電気的に接続する。正極バスバー26は、単数または複数の接続経路を有して形成される。本実施の形態では、単数の接続経路を有した正極バスバー26が、軸方向の他方側から見て正極外部端子24を起点として反時計回りに延出して設けられる。
負極バスバー27は、複数のパワーモジュール9のそれぞれが径方向内側に有した負極端子29の少なくとも2つの間を電気的に接続する。複数のパワーモジュール9の負極端子29の一部または全部は、負極バスバー27にのみ接合されて電気的に接続される。本実施の形態では、6個のパワーモジュール9の負極端子29の全てが負極バスバー27にのみ接合されて電気的に接続される。負極バスバー27の少なくとも1か所は、ヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている。本実施の形態では、負極バスバー27の端部27aにおいて、負極バスバー27はヒートシンク17に電気的に接続される。ケース18において、負極バスバー27の端部27aのヒートシンク17に接続される部分は開口している。負極バスバー27の端部27aとヒートシンク17とは、例えばねじ止めにより接続される。負極バスバー27とヒートシンク17とが接続される箇所は1か所に限るものではなく、後述する他の実施の形態に示すように複数箇所であっても構わない。負極バスバー27とヒートシンク17とが接続される箇所は、例えば図3に示すように、負極外部端子25に隣接した位置であることが望ましい。負極外部端子25に隣接した位置に接続箇所を設けることで、負極外部端子25に隣接した位置の接続箇所と負極外部端子25との間のヒートシンク17の部分に、方向が一定した負極側の電流の経路を安定して設けることができる。
負極バスバー27は、正極バスバー26と軸方向に間隔を空けて重なって設けられた部分を有する。本実施の形態では、負極バスバー27は、正極バスバー26がインサート成形されたケース18に対しリヤ側に配置される。正極バスバー26は、負極バスバー27とヒートシンク17にとの間に設けられた部分を有している。負極側の電流の経路が設けられた負極バスバー27の部分と正極側の電流の経路である正極バスバー26とが軸方向に重なっているため、正極バスバー26及び負極バスバー27の自己インダクタンスに起因したサージ電圧及びノイズの発生を抑制することができる。サージ電圧及びノイズの発生を抑制することができるので、制御装置1bの誤作動を抑制することができる。正極バスバー26と負極バスバー27とが軸方向に重なっているので、回転電機1を径方向に小型化することができる。正極バスバー26が負極バスバー27とヒートシンク17との間に設けられた部分を有している場合、正極バスバー26が負極側もしくはGNDの電位を有したヒートシンク17及び負極バスバー27に挟まれているので、さらに効果的にノイズの発生を抑制することができる。また、正極バスバー26の発熱をヒートシンク17に効果的に伝えることができる。負極バスバー27はヒートシンク17に接続されているので、負極バスバー27よりリヤ側にある制御アセンブリ10等への熱の伝達を負極バスバー27により抑制することができる。
本実施の形態では、正極バスバー26はケース18にインサート成形され、負極バスバー27はケース18にインサート成形されていない。このように構成することで、重ねて設けられた負極バスバー27と正極バスバー26との絶縁は、ケース18により行うことができる。負極バスバー27と制御アセンブリ10等の他の部品との絶縁は、ケース18に充填された樹脂部材32により行うことができる。正極バスバー26と負極バスバー27の双方をケース18にインサート成形する必要がないため、ケース18の成形時に正極バスバー26と負極バスバー27との接触を考慮する必要がなく、簡易な成形型を用いることができるので、回転電機1の製造コストを低減することができる。成形型が簡易なため、成形時の不良を抑制することができる。また、負極バスバー27はヒートシンク17と同電位であり、負極バスバー27自体を樹脂等で成形して他の部品から絶縁する必要がないため、負極バスバー27のコストを低減することができる。負極バスバー27が樹脂等で成形されないので、負極バスバー27の軸方向の厚みを薄くできるため、回転電機1を軸方向に小型化することができる。
以上のように、実施の形態1による回転電機1において、板状に形成され、軸方向の一方側の面がブラケット8の軸方向の他方側に間隔を空けて配置されたヒートシンク17と、軸方向の一方側の面がヒートシンク17の軸方向の他方側の面に熱的に接続されて固定され、周方向に並べて配置された複数のパワーモジュール9と、外部に接続される正極外部端子24及び負極外部端子25と、複数のパワーモジュール9のそれぞれが径方向内側に有した正極端子28と正極外部端子24とを電気的に接続した正極バスバー26と、複数のパワーモジュール9のそれぞれが径方向内側に有した負極端子29の少なくとも2つの間を電気的に接続した負極バスバー27と、を設けた制御装置1bを備え、負極外部端子25はヒートシンク17に固定されて電気的に接続され、負極バスバー27は正極バスバー26と軸方向に間隔を空けて重なって設けられた部分を有し、複数のパワーモジュール9の負極端子29の一部または全部は負極バスバー27にのみ接合されて電気的に接続され、負極バスバー27の少なくとも1か所はヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されているため、負極外部端子25に接続される外部の負極配線から負極外部端子25が受ける外力を、強度の高いヒートシンク17で受けることができるので、簡易な構造で外部と接続される負極外部端子25の強度を確保することができる。
回転電機本体1aと制御装置1bとの間の制御装置1bの側にヒートシンク17が配置され、ヒートシンク17は負極側の電位または電位がGNDであるため、ヒートシンク17の電位は変動しないので、固定子巻線5aへの通電時に発生するノイズの制御装置1bへの侵入を抑制することができる。ノイズの制御装置1bへの侵入が抑制されるので、ノイズに起因した制御装置1bの誤作動を抑制することができる。負極側の電流の経路が設けられた負極バスバー27の部分と正極側の電流の経路である正極バスバー26とが軸方向に重なっているため、正極バスバー26及び負極バスバー27の自己インダクタンスに起因したサージ電圧及びノイズの発生を抑制することができる。自己インダクタンスに起因したサージ電圧及びノイズの発生を抑制することができるので、制御装置の誤作動を抑制することができる。
正極バスバー26が負極バスバー27とヒートシンク17との間に設けられた部分を有している場合、正極バスバー26が負極側もしくはGNDの電位を有したヒートシンク17及び負極バスバー27に挟まれているので、さらに効果的にノイズの発生を抑制することができる。また、正極バスバー26の発熱をヒートシンク17に効果的に伝えることができる。
正極バスバー26がケース18にインサート成形され、負極バスバー27がケース18にインサート成形されていない場合、重ねて設けられた負極バスバー27と正極バスバー26との絶縁をケース18により行うことができるので、正極バスバー26と負極バスバー27の双方をケース18にインサート成形する必要がないため、ケース18の成形時に簡易な成形型を用いることができる。ケース18の成形時に簡易な成形型を用いることができるので、回転電機1の製造コストを低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る回転電機1について説明する。図5は実施の形態2に係る回転電機1の制御装置1bの概略を示す平面図、図6は実施の形態2に係る回転電機1の別の制御装置1bの概略を示す平面図である。図5及び図6は、制御装置1bから、保護カバー21、樹脂部材32、及び制御アセンブリ10を取り除いて示す図である。実施の形態2に係る回転電機1は、ヒートシンク接続負極端子29aを備えた構成になっている。
制御装置1bにおいて、負極バスバー27の少なくとも1か所、及び負極バスバー27にのみ接合されている負極端子29以外の単数または複数の負極端子29であるヒートシンク接続負極端子29aは、ヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている。図5では、左上に配置されたパワーモジュール9の負極端子がヒートシンク接続負極端子29aである。図6では、左上と右上に配置されたパワーモジュール9の負極端子がヒートシンク接続負極端子29aである。本実施の形態では、ヒートシンク接続負極端子29aに接続された負極バスバー27の部分において、負極バスバー27はヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている。
<ヒートシンク接続負極端子29aの配置>
正極外部端子24と正極端子28との間を接続する正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、正極外部端子24と正極端子28との間の正極バスバー26の接続距離が最短になるパワーモジュール9を最短パワーモジュールとする。図5では、左上に配置されたパワーモジュール9が最短パワーモジュールであり、正極バスバー26は単数の接続経路を有する。図6では、左上と右上に配置されたパワーモジュール9が最短パワーモジュールである。正極バスバー26は、正極外部端子24に隣接した位置で分岐した複数の接続経路を有する。分岐した正極バスバー26のそれぞれの部分において、3相分のパワーモジュール9が配置されている。負極外部端子25は、最短パワーモジュール以外のパワーモジュール9よりも最短パワーモジュールに近くなるように配置される。最短パワーモジュールの負極端子29は、ヒートシンク接続負極端子29aであり、ヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている。
このように構成することで、負極外部端子25に隣接した位置のヒートシンク接続負極端子29aと負極外部端子25との間のヒートシンク17の部分に、方向が一定した負極側の電流の経路を安定して設けることができる。正極外部端子24と負極外部端子25とが径方向外側の制御装置1bの部分に周方向に間隔を空けて並べて設けられるため、正極バスバー26とヒートシンク17の部分の負極側の電流の経路とを並行にすることができるので、各電流経路のインダクタンスの影響を効果的に低減することができる。
<負極バスバー27の構成>
正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、ヒートシンク接続負極端子29aの数は、単数であり、単数のヒートシンク接続負極端子29aは、最短パワーモジュールの負極端子であり、負極バスバー27及びヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されている。負極バスバー27は、正極バスバー26の単数又は複数の接続経路のそれぞれに対応して、単数又は複数に分割して設けられる。図5では正極バスバー26は単数の接続経路を有するため、負極バスバー27は単数で設けられる。図6では正極バスバー26は複数の接続経路を有するため、負極バスバー27は複数に分割して設けられる。正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、負極バスバー27は、ヒートシンク接続負極端子29aに接合された接合部から周方向に延出し、周方向に並べられた、最短でない他のパワーモジュール9の負極端子29に順番に接合されている。
このように構成することで、負極バスバー27に設ける接続箇所を減らすことができるため、負極バスバー27のコストを削減することができる。また、負極バスバー27の長さを短くすることができるため、さらに負極バスバー27のコストを削減することができる。
<正極バスバー26の構成>
正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、正極バスバー26は、周方向に延出し、周方向に並べられた対応する複数のパワーモジュール9の正極端子28に順番に接続される。正極外部端子24と、対応する複数のパワーモジュール9のそれぞれの正極端子28との間を接続する正極バスバー26の接続距離は、順番に長くなる。正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、負極バスバー27は、正極バスバー26の接続距離が長くなる順に、他のパワーモジュール9の負極端子29に接合されている。
このように構成することで、正極バスバー26の長さを短くすることができるため、正極バスバー26のコストを削減することができる。正極バスバー26と負極バスバー27とを並行にすることができるので、正極バスバー26と負極バスバー27の電流経路のインダクタンスの影響を効果的に低減することができる。
以上のように、実施の形態2による回転電機1において、負極外部端子25が最短パワーモジュール以外のパワーモジュール9よりも最短パワーモジュールに近くなるように配置され、最短パワーモジュールの負極端子29がヒートシンク接続負極端子29aであり、ヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されているため、負極外部端子25に隣接した位置のヒートシンク接続負極端子29aと負極外部端子25との間のヒートシンク17の部分に、方向が一定した負極側の電流の経路を安定して設けることができる。正極外部端子24と負極外部端子25とが径方向外側の制御装置1bの部分に周方向に間隔を空けて並べて設けられるため、正極バスバー26とヒートシンク17の部分の負極側の電流の経路とを並行にすることができるので、各電流経路のインダクタンスの影響を効果的に低減することができる。
正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、負極バスバー27がヒートシンク接続負極端子29aに接合された接合部から周方向に延出し、周方向に並べられた、最短でない他のパワーモジュール9の負極端子29に順番に接合されているため、負極バスバー27に設ける接続箇所を減らすことができるため、負極バスバー27のコストを削減することができる。また、負極バスバー27の長さを短くすることができるため、さらに負極バスバー27のコストを削減することができる。
正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、正極バスバー26が周方向に延出し、周方向に並べられた対応する複数のパワーモジュール9の正極端子28に順番に接続され、正極外部端子24と対応する複数のパワーモジュール9のそれぞれの正極端子28との間を接続する正極バスバー26の接続距離が順番に長くなるため、正極バスバー26の長さを短くすることができるので、正極バスバー26のコストを削減することができる。また、正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、負極バスバー27が正極バスバー26の接続距離が長くなる順に、他のパワーモジュールの負極端子29に接合されているため、正極バスバー26と負極バスバー27とを並行にすることができるので、正極バスバー26と負極バスバー27の電流経路のインダクタンスの影響を効果的に低減することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る回転電機1について説明する。図7は実施の形態2に係る回転電機1の制御装置1bの概略を示す平面図で、保護カバー21、樹脂部材32、及び制御アセンブリ10を取り除いて示す図である。実施の形態3に係る回転電機1は、複数のヒートシンク接続負極端子29aを備えた構成になっている。
正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、ヒートシンク接続負極端子29aの数は、複数である特定接合数であり、特定接合数のヒートシンク接続負極端子29aは、正極バスバー26の接続距離が、短い順になる特定接合数のパワーモジュール9の負極端子である。本実施の形態では特定接合数は2であり、回転電機1は2つのヒートシンク接続負極端子29aを備える。特定接合数は2に限るものではない。図7では、左上とその下に配置されたパワーモジュール9の負極端子がヒートシンク接続負極端子29aである。
特定接合数のパワーモジュール9の内、正極バスバー26の接続距離が最長以外であるパワーモジュール9のヒートシンク接続負極端子29aは、ヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合される。特定接合数のパワーモジュール9の内、正極バスバー26の接続距離が最長であるパワーモジュール9のヒートシンク接続負極端子29aは、負極バスバー27及びヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合される。
負極バスバー27は、正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれに対応して、単数または複数に分割して設けられる。図7では正極バスバー26は単数の接続経路を有するため、負極バスバー27は単数で設けられる。正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、負極バスバー27は、特定接合数のパワーモジュール9の内、正極バスバー26の接続距離が最長であるパワーモジュール9のヒートシンク接続負極端子29aに接合された接合部から周方向に延出し、周方向に並べられた、特定接合数のパワーモジュール9でない他のパワーモジュール9の負極端子29に順番に接合されている。
以上のように、実施の形態3による回転電機1において、複数の特定接合数のヒートシンク接続負極端子29aは、正極バスバー26の接続距離が短い順になる特定接合数のパワーモジュール9の負極端子であり、特定接合数のパワーモジュール9の内、正極バスバー26の接続距離が最長以外であるパワーモジュール9のヒートシンク接続負極端子29aがヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合され、正極バスバー26の接続距離が最長であるパワーモジュール9のヒートシンク接続負極端子29aが負極バスバー27及びヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されるため、負極外部端子25に隣接した位置のヒートシンク接続負極端子29aと負極外部端子25との間のヒートシンク17の部分に、方向が一定した負極側の電流の経路を安定して設けることができるので、正極バスバー26とヒートシンク17の部分の負極側の電流の経路とを並行にすることができ、各電流経路のインダクタンスの影響を効果的に低減することができる。また、ヒートシンク17の部分の負極側の電流の経路が長くなるため、ヒートシンク17の電流経路は断面積が大きく抵抗が小さいので、ヒートシンク17に設けられた電流経路の発熱を抑制することができる。
負極バスバー27が正極バスバー26の接続距離が最長であるパワーモジュール9のヒートシンク接続負極端子29aに接合された接合部から周方向に延出し、周方向に並べられた、特定接合数のパワーモジュール9でない他のパワーモジュール9の負極端子29に順番に接合されているため、負極バスバー27に設ける接続箇所を減らすことができるので、負極バスバー27のコストを削減することができる。また、負極バスバー27の長さを短くすることができるため、さらに負極バスバー27のコストを削減することができる。負極バスバー27の長さが短いので、負極バスバー27に生じる発熱を低減することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る回転電機1について説明する。図8は実施の形態4に係る回転電機1の制御装置1bの概略を示す平面図、図9は実施の形態4に係る回転電機1の別の制御装置1bの概略を示す平面図である。図8及び図9は、制御装置1bから、保護カバー21、樹脂部材32、及び制御アセンブリ10を取り除いて示す図である。実施の形態4に係る回転電機1は、平滑コンデンサ34を備えた構成になっている。
正極外部端子24と正極端子28との間を接続する正極バスバー26の単数または複数の接続経路のそれぞれについて、回転電機1は正極側端子34aと負極側端子34bとを有した平滑コンデンサ34を備える。平滑コンデンサ34は、ノイズ対策用のコンデンサである。図8では、正極バスバー26は単数の接続経路を有し、単数の接続経路に一つの平滑コンデンサ34が設けられる。図9では、正極バスバー26は分岐した複数の接続経路を有し、それぞれの接続経路に一つの平滑コンデンサ34が設けられる。
正極側端子34aは、正極バスバー26に接合されて電気的に接続される。負極側端子34bは、ヒートシンク接続負極端子29aに接合されて電気的に接続されると共に、負極バスバー27に接合されて電気的に接続されている。ケース18において、正極側端子34aの端部の正極バスバー26に接続される部分は開口している。平滑コンデンサ34は一つのコンデンサに限るものではなく、複数の平滑コンデンサ34を並列に接続し、アセンブリとして設けても構わない。
以上のように、実施の形態4による回転電機1において、平滑コンデンサ34を備えたため、制御装置1bにおけるノイズを低減することができる。平滑コンデンサ34の負極側端子34bがヒートシンク接続負極端子29aに接合されて電気的に接続されると共に、負極バスバー27に接合されて電気的に接続されているため、ヒートシンク接続負極端子29aを有したパワーモジュール9と平滑コンデンサ34との距離を短くすることができので、コンデンサ側の自己インダクタンスを小さくでき、効果的に平滑コンデンサ34によるノイズ低減を行うことができる。また、負極側端子34bがヒートシンク接続負極端子29aと共にヒートシンク17に接続されるため、制御装置1bにおける電気的な接続箇所が削減されるので、回転電機1は小型化され、回転電機1の生産性を向上させることができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る回転電機1について説明する。図10は実施の形態5に係る回転電機1の制御装置1bの概略を示す平面図で、保護カバー21、樹脂部材32、及び制御アセンブリ10を取り除いて示す図である。実施の形態5に係る回転電機1は、コンデンサアセンブリ35を備えた構成になっている。
回転電機1は、複数の平滑コンデンサが並列接続され、正極側アセンブリ端子35aと負極側アセンブリ端子35bとを有した複数のコンデンサアセンブリ35を備える。コンデンサアセンブリ35は、正極端子28及び負極端子29からパワーモジュール9に入るノイズを低減するために設けられる。複数の平滑コンデンサを並列接続することで、コンデンサアセンブリ35に必要な容量が確保される。複数のコンデンサアセンブリ35のそれぞれは、複数のパワーモジュール9のそれぞれに隣接して配置される。本実施の形態では、コンデンサアセンブリ35は、パワーモジュール9のヒートシンク17に固定された側とは反対側に重ねて設けられる。
正極側アセンブリ端子35aと負極側アセンブリ端子35bのそれぞれは、同じ長さで設けられる。正極側アセンブリ端子35aと負極側アセンブリ端子35bのそれぞれは、コンデンサアセンブリ35の本体部分から径方向内側に延出する。正極側アセンブリ端子35aのそれぞれは、コンデンサアセンブリ35のそれぞれに隣接したパワーモジュール9の正極端子28のそれぞれに電気的に接続される。負極側アセンブリ端子35bのそれぞれは、コンデンサアセンブリ35のそれぞれに隣接したパワーモジュール9の負極端子29のそれぞれに電気的に接続される。本実施の形態では、左上に配置されたパワーモジュール9の負極端子がヒートシンク接続負極端子29aである。ケース18において、ヒートシンク接続負極端子29aのヒートシンク17に接続される部分は開口している。
以上のように、実施の形態5による回転電機1において、複数の平滑コンデンサが並列接続され、必要な容量を確保したコンデンサアセンブリ35が構成されるため、大容量のコンデンサが不要になるので、コンデンサのコストを削減することができる。正極側アセンブリ端子35aと負極側アセンブリ端子35bのそれぞれが同じ長さで設けられ、複数のコンデンサアセンブリ35のそれぞれが複数のパワーモジュール9のそれぞれに隣接して配置されるため、コンデンサアセンブリ35とパワーモジュール9との電気的な接続に係る距離が同じで、かつ距離を短くすることができるので、コンデンサアセンブリ35とパワーモジュール9との間のインダクタンスが低減でき、コンデンサのノイズ低減効果を高めることができる。
実施の形態6.
実施の形態6に係る回転電機1について説明する。図11は実施の形態6に係る回転電機1の制御装置1bの概略を示す平面図で、保護カバー21、樹脂部材32、及び制御アセンブリ10を取り除いて示す図である。実施の形態6に係る回転電機1は、入力コンデンサ36を備えた構成になっている。
回転電機1は、正極側入力端子36aと負極側入力端子36bとを有した入力コンデンサ36を備える。入力コンデンサ36は、外部のバッテリ16から制御装置1bに入るノイズを低減するために設けられる。正極側入力端子36aは、正極外部端子24に電気的に接続される。負極側入力端子36bは、ヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続される。本実施の形態では、負極側入力端子36bは、負極バスバー27の端部27aと共にヒートシンク17に接続される。
以上のように、実施の形態6による回転電機1において、ヒートシンク17が負極側の電位になっているため、正極外部端子24とヒートシンク17との間に入力コンデンサ36を接続することで、回転電機1の外部からの入力されるノイズを容易に低減することができる。負極側入力端子36bがヒートシンク17の軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されるため、入力コンデンサ36を回転電機1に強固に固定することができるので、入力コンデンサ36の耐久性を向上させることができる。正極側入力端子36aが正極外部端子24に電気的に接続されるため、入力コンデンサ36の接続箇所を新たに設ける必要がないので、回転電機1の製造コストを低減することができる。
また本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 回転電機、1a 回転電機本体、1b 制御装置、1b1 インバータアセンブリ、2 シャフト、3a 界磁巻線、3b 界磁コア、4 回転子、5a 固定子巻線、5b 固定子コア、6 固定子、7a フロントブラケット、7b リヤブラケット、8 ブラケット、9 パワーモジュール、10 制御アセンブリ、11 界磁回路、12 プーリ、13 スリップリング、14 ブラシホルダ、14a ブラシ、15 回転センサ、15a センサステータ、15b センサロータ、16 バッテリ、17 ヒートシンク、17a フィン、18 ケース、19 ファン、20 ファン、21 保護カバー、22 フロントベアリング、23 リヤベアリング、24 正極外部端子、25 負極外部端子、26 正極バスバー、26a 補強用プレート部材、27 負極バスバー、27a 端部、27b 接合部分、28 正極端子、29 負極端子、29a ヒートシンク接続負極端子、30 出力端子、30a 固定子口出し線、31 制御端子、32 樹脂部材、33 冷却風路、34 平滑コンデンサ、34a 正極側端子、34b 負極側端子、35 コンデンサアセンブリ、35a 正極側アセンブリ端子、35b 負極側アセンブリ端子、36 入力コンデンサ、36a 正極側入力端子、36b 負極側入力端子

Claims (10)

  1. 界磁巻線が巻装された界磁コアを有し、回転軸と一体回転する回転子と、前記回転子の径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、前記界磁コア及び前記固定子コアの外側を覆うと共にベアリングを介して前記回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットと、を設けた回転電機本体と、
    板状に形成され、軸方向の一方側の面が前記ブラケットの軸方向の他方側に間隔を空けて配置されたヒートシンクと、前記固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有し、軸方向の一方側の面が前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に熱的に接続されて固定され、周方向に並べて配置された複数のパワーモジュールと、前記界磁巻線への供給電流を制御する界磁回路と、前記パワーモジュール及び前記界磁回路を制御する制御アセンブリと、前記パワーモジュール、前記界磁回路、及び前記制御アセンブリを径方向外側から取り囲んで収容したケースと、外部の正極配線に接続される正極外部端子と、外部の負極配線に接続される負極外部端子と、複数の前記パワーモジュールのそれぞれが径方向内側に有した正極端子と前記正極外部端子とを電気的に接続した正極バスバーと、複数の前記パワーモジュールのそれぞれが径方向内側に有した負極端子の少なくとも2つの間を電気的に接続した負極バスバーと、を設け、前記ブラケットの軸方向の他方側に間隔を空けて配置された制御装置と、を備え、
    前記負極外部端子は、前記ヒートシンクに固定されて電気的に接続され、
    前記負極バスバーは、前記正極バスバーと軸方向に間隔を空けて重なって設けられた部分を有し、
    複数の前記パワーモジュールの前記負極端子の一部または全部は、前記負極バスバーにのみ接合されて電気的に接続され、
    前記負極バスバーの少なくとも1か所、及び前記負極バスバーにのみ接合されている前記負極端子以外の単数または複数の前記負極端子であるヒートシンク接続負極端子は、前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている回転電機。
  2. 前記正極外部端子と前記負極外部端子とは、径方向外側の前記制御装置の部分に、周方向に間隔を空けて並べて設けられ、
    前記正極外部端子と前記正極端子との間を接続する前記正極バスバーの単数または複数の接続経路のそれぞれについて、前記正極外部端子と前記正極端子との間の前記正極バスバーの接続距離が最短になる前記パワーモジュールを最短パワーモジュールとし、
    前記負極外部端子は、前記最短パワーモジュール以外の前記パワーモジュールよりも前記最短パワーモジュールに近くなるように配置され、
    前記最短パワーモジュールの前記負極端子は、前記ヒートシンク接続負極端子であり、前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれについて、
    前記ヒートシンク接続負極端子の数は、単数であり、単数の前記ヒートシンク接続負極端子は、前記最短パワーモジュールの前記負極端子であり、前記負極バスバー及び前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合され、
    前記負極バスバーは、前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれに対応して、単数または複数に分割して設けられ、
    前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれについて、
    前記負極バスバーは、前記ヒートシンク接続負極端子に接合された接合部から周方向に延出し、周方向に並べられた、最短でない他の前記パワーモジュールの前記負極端子に順番に接合されている請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれについて、
    前記ヒートシンク接続負極端子の数は、複数である特定接合数であり、前記特定接合数の前記ヒートシンク接続負極端子は、前記正極バスバーの前記接続距離が、短い順になる前記特定接合数の前記パワーモジュールの前記負極端子であり、
    前記特定接合数の前記パワーモジュールの内、前記正極バスバーの前記接続距離が最長以外である前記パワーモジュールの前記ヒートシンク接続負極端子は、前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合され、
    前記特定接合数の前記パワーモジュールの内、前記正極バスバーの前記接続距離が最長である前記パワーモジュールの前記ヒートシンク接続負極端子は、前記負極バスバー及び前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合され、
    前記負極バスバーは、前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれに対応して、単数または複数に分割して設けられ、
    前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれについて、
    前記負極バスバーは、前記特定接合数の前記パワーモジュールの内、前記正極バスバーの前記接続距離が最長である前記パワーモジュールの前記ヒートシンク接続負極端子に接合された接合部から周方向に延出し、周方向に並べられた、前記特定接合数の前記パワーモジュールでない他の前記パワーモジュールの前記負極端子に順番に接合されている請求項2に記載の回転電機。
  5. 前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれについて、
    前記正極バスバーは、周方向に延出し、周方向に並べられた対応する複数の前記パワーモジュールの前記正極端子に順番に接続され、前記正極外部端子と、対応する複数の前記パワーモジュールのそれぞれの前記正極端子との間を接続する前記正極バスバーの前記接続距離が、順番に長くなり、
    前記正極バスバーの単数または複数の前記接続経路のそれぞれについて、
    前記負極バスバーは、前記正極バスバーの前記接続距離が長くなる順に、他の前記パワーモジュールの前記負極端子に接合されている請求項3または4に記載の回転電機。
  6. 前記正極バスバーは、前記負極バスバーと前記ヒートシンクにとの間に設けられた部分を有している請求項1から5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 前記正極バスバーは、前記ケースにインサート成形され、
    前記負極バスバーは、前記ケースにインサート成形されていない請求項1から6のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 前記正極外部端子と前記正極端子との間を接続する前記正極バスバーの単数または複数の接続経路のそれぞれについて、
    正極側端子と負極側端子とを有した平滑コンデンサを備え、
    前記正極側端子は、前記正極バスバーに接合されて電気的に接続され、
    前記負極側端子は、前記ヒートシンク接続負極端子に接合されて電気的に接続されると共に、前記負極バスバーに接合されて電気的に接続されている請求項1から7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 複数の平滑コンデンサが並列接続され、正極側アセンブリ端子と負極側アセンブリ端子とを有した複数のコンデンサアセンブリを備え、
    複数の前記コンデンサアセンブリのそれぞれは、複数の前記パワーモジュールのそれぞれに隣接して配置され、
    前記正極側アセンブリ端子と前記負極側アセンブリ端子のそれぞれは、同じ長さで設けられ、
    前記正極側アセンブリ端子のそれぞれは、前記コンデンサアセンブリのそれぞれに隣接した前記パワーモジュールの前記正極端子のそれぞれに電気的に接続され、
    前記負極側アセンブリ端子のそれぞれは、前記コンデンサアセンブリのそれぞれに隣接した前記パワーモジュールの前記負極端子のそれぞれに電気的に接続されている請求項1から8のいずれか1項に記載の回転電機。
  10. 正極側入力端子と負極側入力端子とを有した入力コンデンサを備え、
    前記正極側入力端子は、前記正極外部端子に電気的に接続され、
    前記負極側入力端子は、前記ヒートシンクの軸方向の他方側の面に接合されて電気的に接続されている請求項1から9のいずれか1項に記載の回転電機。
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