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JP7161412B2 - 洗浄ユニット - Google Patents

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JP7161412B2
JP7161412B2 JP2019004267A JP2019004267A JP7161412B2 JP 7161412 B2 JP7161412 B2 JP 7161412B2 JP 2019004267 A JP2019004267 A JP 2019004267A JP 2019004267 A JP2019004267 A JP 2019004267A JP 7161412 B2 JP7161412 B2 JP 7161412B2
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Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物を洗浄する洗浄ユニットに関する。
チャックテーブルに下面が保持された半導体ウェーハ等の被加工物の上面を加工具で加工する加工装置は、加工後に、被加工物の上面を吸引保持する搬出手段で被加工物をチャックテーブルから搬出している。
そして、搬出手段でチャックテーブルから被加工物を離間させ次工程の装置に搬送する間に、被加工物の下面に洗浄水を供給しつつスポンジを当接させて該下面を洗浄している(例えば、特許文献1参照)。洗浄後に被加工物の下面に水が付着するため、特許文献2に開示されている研削装置のように、エアノズルのエアが噴射されている噴射口の上方をゆっくりと被加工物を移動させ、被加工物の下面をエアによって乾燥させている。
特開2013-094876号公報 特開2010-167519号公報
しかしエアで水滴を被加工物の下面から吹き飛ばすため、被加工物をエアノズルの上方で高速移動させると下面に水滴が残ってしまう問題がある。また、加工装置内に、洗浄用の洗浄機構と、乾燥用のエアノズルとを備える必要があるため、設置スペースを広くとられるという問題がある。
よって、半導体ウェーハ等の被加工物を洗浄する洗浄ユニットにおいては、短時間で被加工物を十分に洗浄又は乾燥させ、また、洗浄ユニットの設置スペースの省スペース化を図るという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、被加工物の下面を保持するチャックテーブルと、加工具を回転可能に支持し該チャックテーブルに保持された被加工物の上面を加工する加工手段と、被加工物の上面を保持し該チャックテーブルに搬入する搬入手段と、被加工物の上面を保持し該チャックテーブルから搬出する搬出手段と、を備える加工装置に配設され、該搬入手段または該搬出手段に保持された被加工物の下面を洗浄する洗浄ユニットであって、該洗浄ユニットは、被加工物に接触するスポンジと、該スポンジの被加工物に接触する部分以外の部分で該スポンジを支持するとともに該スポンジを吸引源に連通する吸引孔を備える支持手段と、該スポンジに含まれる水を該吸引孔から吸引し排水する排水手段と、該吸引孔を水供給源に連通させ該スポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させる水供給手段と、該搬出手段に保持された被加工物の下面に平行に該搬出手段と該支持手段とを相対的に移動させる、または該搬入手段に保持された被加工物の下面に平行に該搬入手段と該支持手段とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、被加工物を洗浄するときは、該水供給手段により該スポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させ、該スポンジを被加工物に接触させ、該移動手段で該搬出手段と該支持手段とを、または該移動手段で該搬入手段と該支持手段とを相対的に移動させ、被加工物を乾燥させるときは、該スポンジを被加工物に接触させ、該排水手段により該スポンジに含まれた水を排水しながら、該移動手段で該搬出手段と該支持手段とを相対的に移動させる洗浄ユニットである。
前記スポンジは、ロールスポンジであって、前記支持手段は、該ロールスポンジの筒内に挿入され外側面に前記吸引孔が配設されたシャフトと、該シャフトを回転自在に支持する支持部と、を備えると好ましい。
前記スポンジは、矩形スポンジであって、前記支持手段は、該矩形スポンジの被加工物に接する部分を露出させ該矩形スポンジの被加工物に接する部分以外を収容する凹部を有し、該凹部の内面に該吸引孔が形成された基台と、を備えると好ましい。
チャックテーブルと、加工手段と、搬入手段と、搬出手段と、を備える加工装置に配設され、搬入手段または搬出手段に保持された被加工物の下面を洗浄する本発明に係る洗浄ユニットは、被加工物に接触するスポンジと、スポンジの被加工物に接触する部分以外の部分でスポンジを支持するとともにスポンジを吸引源に連通する吸引孔を備える支持手段と、スポンジに含まれる水を吸引孔から吸引し排水する排水手段と、吸引孔を水供給源に連通させスポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させる水供給手段と、搬出手段に保持された被加工物の下面に平行に搬出手段と支持手段とを相対的に移動させる、または搬入手段に保持された被加工物の下面に平行に搬入手段と支持手段とを相対的に移動させる移動手段と、を備えているため、被加工物を洗浄するときは、水供給手段によりスポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させ、スポンジを被加工物に接触させ、移動手段で搬出手段と支持手段とを、または移動手段で搬入手段と支持手段とを相対的に移動させて洗浄を行うことができる。
また、被加工物を乾燥させるときは、スポンジを被加工物に接触させ、排水手段によりスポンジに含まれた水を排水しながら、移動手段で搬出手段と支持手段とを相対的に移動させることで、スポンジを水で飽和させることなく被加工物を継続的に十分に乾燥させることができる。被加工物乾燥時に、スポンジを乾燥させつつ被加工物に接触させることで、洗浄時に洗浄しきれず被加工物に付着している細かな加工屑を拭き取ることも可能となる。さらに、水供給手段から水をスポンジに供給して、スポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させることで、被加工物の洗浄時又は乾燥時に拭き取られスポンジの該接触する部分に付着した細かな加工屑を除去することができ、次の被加工物に対して綺麗なスポンジで洗浄又は乾燥を行うことが可能となる。
そして、本発明に係る洗浄ユニットは、スポンジで被加工物の洗浄と乾燥とが可能となるので、加工装置内における洗浄ユニットの設置スペースの省スペース化をなし得る。
スポンジは、ロールスポンジであって、支持手段は、ロールスポンジの筒内に挿入され外側面に吸引孔が配設されたシャフトと、シャフトを回転自在に支持する支持部と、を備えることで、被加工物の洗浄中又は乾燥中において、ロールスポンジの被加工物の下面に接触する外周面が回転できるため、外周面の全面で満遍なく洗浄又は乾燥を行えるようになる。
スポンジは、矩形スポンジであって、支持手段は、矩形スポンジの被加工物に接する部分を露出させ矩形スポンジの被加工物に接する部分以外を収容する凹部を有し、凹部の内面に吸引孔が形成された基台と、を備えることで、矩形スポンジの交換時等において作業者が容易に交換を行うことが可能となる。
本発明に係る洗浄ユニットが配設された加工装置の一例を示す斜視図である。 ロールスポンジを備える洗浄ユニットの一例を示す斜視図である。 ロールスポンジを備える洗浄ユニットの分解斜視図である。 ロールスポンジを備える洗浄ユニットによって被加工物の下面に貼着された保護テープの洗浄を開始した状態を説明する断面図である。 ロールスポンジを備える洗浄ユニットによって被加工物の下面に貼着された保護テープの洗浄を行っている状態を説明する断面図である。 ロールスポンジを備える洗浄ユニットによって被加工物の下面に貼着された保護テープの乾燥を開始した状態を説明する断面図である。 ロールスポンジを備える洗浄ユニットによって被加工物の下面に貼着された保護テープの乾燥を行っている状態を説明する断面図である。 ロールスポンジの外周面の洗浄を行っている状態を説明する断面図である。 矩形スポンジを備える洗浄ユニットの一例を示す斜視図である。 矩形スポンジを備える洗浄ユニットの分解斜視図である。 矩形スポンジを備える洗浄ユニットによって被加工物の下面に貼着された保護テープの洗浄を開始した状態を説明する断面図である。 矩形スポンジを備える洗浄ユニットによって被加工物の下面に貼着された保護テープの乾燥を開始した状態を説明する断面図である。 矩形スポンジの上面の洗浄を行っている状態を説明する断面図である。
図1に示す加工装置1は、例えば、チャックテーブル30に保持された被加工物W(例えば、円形の半導体ウェーハ)に対して加工手段6によって研削加工を施す研削装置である。なお、加工装置1は、研削手段が粗研削手段と仕上げ研削手段との2軸である研削装置であってもよいし、回転する切削ブレードで被加工物Wを切削する切削装置、又は研磨パッドで被加工物Wを研磨する研磨装置等であってもよい。
図1に示すように、加工装置1の装置ベース10上には、筐体11が配設されており、筐体11内には加工室が画成されている。例えば筐体11の-Y方向側の側面には、作業者が加工装置1に対して被加工物Wの加工条件を入力するためのタッチパネル19が配設されている。
加工装置1の装置ベース10上の前方(-Y方向側)は、チャックテーブル30に対して被加工物Wの着脱が行われる領域であり、装置ベース10上の後方(+Y方向側)は、加工手段6によってチャックテーブル30上に保持された被加工物Wの研削が行われる領域である。
装置ベース10の-Y方向側の正面には、第1のカセット載置部150及び第2のカセット載置部151が設けられており、第1のカセット載置部150には加工前の被加工物Wが収容される第1のカセット150aが載置され、第2のカセット載置部151には加工後の被加工物Wが収容される第2のカセット151aが載置される。
第1のカセット150aに複数枚棚状に収容されている被加工物Wは、例えば、シリコンを母材とする外形が円形の半導体ウェーハであり、図1における下面Waは、図示しないデバイスが形成されており、被加工物Wと略同径の円形の保護テープTが貼着されて保護されている。なお、被加工物Wはシリコン以外にガリウムヒ素、サファイア、窒化ガリウム又はシリコンカーバイド等で構成されていてもよい。
第1のカセット150aの+Y方向側の開口の後方には、第1のカセット150aから加工前の被加工物Wを搬出するとともに加工後の被加工物Wを第2のカセット151aに搬入するロボット155が配設されている。ロボット155に隣接する位置には、仮置き領域152が設けられており、仮置き領域152には位置合わせ手段153が配設されている。位置合わせ手段153は、第1のカセット150aから搬出され仮置き領域152に載置された被加工物Wを、縮径する位置合わせピンで所定の位置にセンタリングする。
位置合わせ手段153と隣接する位置には、被加工物Wを保持した状態で旋回する搬入手段18が配置されている。搬入手段18は、位置合わせ手段153において位置合わせされた被加工物Wを保持し、加工領域内に配設されているチャックテーブル30へ搬送する。搬入手段18は、水平に延在するアーム部180の一端の下面側に円形の吸引パッド181を備えている。アーム部180には回転軸等からなる搬入移動手段184及びシリンダー機構等からなる搬入昇降手段185が接続されており、搬入移動手段184は、アーム部180を水平面(X軸Y軸平面)上において旋回移動可能にし、搬入昇降手段185はアーム部180を鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能にしている。
搬入手段18の隣には、加工後の被加工物Wの上面Wbを保持しチャックテーブル30から搬出する搬出手段16が配設されている。搬出手段16は、水平に延在するアーム部160の一端の下面側に吸引パッド161を備えている。アーム部160には回転軸等からなる搬出移動手段164及びシリンダー機構等からなる搬出昇降手段165が接続されており、搬出移動手段164は、アーム部160を水平面(X軸Y軸平面)上において旋回移動可能にし、搬出昇降手段165はアーム部160を鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能にしている。
本実施形態においては、搬出移動手段164及び搬入移動手段184によって、搬出手段16に保持された被加工物Wの下面Waに平行に搬出手段16と支持手段42とを相対的に移動させる、または搬入手段18に保持された被加工物Wの下面Waに平行に搬入手段18と支持手段42とを相対的に移動させる移動手段が形成される。
搬出手段16の吸引パッド161(図4参照)は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなり被加工物Wを吸着する吸着部161aと、吸着部161aを支持する枠体161bとを備える。吸着部161aは真空発生装置等の吸引源169に連通し、吸引源169が吸引することで生み出された吸引力が、吸着部161aの露出面である平坦な吸着面161cに伝達されることで、吸引パッド161は吸着面161cで被加工物Wを吸引保持する。
図1に示すように、搬出手段16と近接する位置には、搬出手段16により搬送された加工後の被加工物Wを洗浄する枚葉式のスピンナー洗浄機構156が配置されている。スピンナー洗浄機構156により洗浄された被加工物Wは、ロボット155により第2のカセット151aに搬入される。
加工装置1の装置ベース10上に配設され被加工物Wの下面Waを保護テープTを介して保持するチャックテーブル30は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなり被加工物Wを吸引保持する保持面300を備えている。チャックテーブル30は、Z軸方向の軸心周りに回転可能であると共に、カバー39によって周囲から囲まれており、カバー39及びカバー39に連結されY軸方向に伸縮する蛇腹カバー39aの下に配設された図示しないY軸方向移動手段によって、装置ベース10上をY軸方向に往復移動可能となっている。
装置ベース10上の後方側(+Y方向側)には、コラム17が立設されており、コラム17の前面には、加工手段6をZ軸方向に加工送りする加工送り手段7が配設されている。加工送り手段7は、Z軸方向の軸心を有するボールネジ70と、ボールネジ70と平行に配設された一対のガイドレール71と、ボールネジ70に連結しボールネジ70を回動させるモータ72と、内部のナットがボールネジ70に螺合し側部がガイドレール71に摺接する昇降板73と、昇降板73に連結され加工手段6を保持するホルダ74とから構成され、モータ72がボールネジ70を回動させると、これに伴い昇降板73がガイドレール71にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ74に支持された加工手段6もZ軸方向に往復移動する。
加工手段6は、軸方向がチャックテーブル30の保持面300に直交する鉛直方向(Z軸方向)である回転軸60と、回転軸60を回転可能に支持するハウジング61と、回転軸60を回転駆動するモータ62と、回転軸60の下端に取り付けられたマウント63と、マウント63に着脱可能に接続された図2に示す加工具64とを備える。加工具64は、本実施形態においては研削ホイールであり、ホイール基台640と、略直方体形状の外形を備えホイール基台640の下面に複数環状に配設された研削砥石641とを備えている。研削砥石641は、適宜のボンド剤でダイヤモンド砥粒等が固着されて成形されている。
例えば、回転軸60の内部には、研削水供給源に連通し研削水の通り道となる図示しない流路が、回転軸60の軸方向(Z軸方向)に貫通して形成されており、流路はホイール基台640の底面において研削砥石641に向かって研削水を噴出できるように開口している。
研削位置まで降下した状態の加工手段6に隣接する位置には、例えば、研削中において被加工物Wの厚みを接触式にて測定する厚み測定手段38が配設されている。
例えば、搬入手段18に上面Wbが保持された研削前の被加工物Wの下面Wa(本実施形態においては下面Waに貼着されている保護テープT)または搬出手段16に上面Wbが保持された研削後の被加工物Wの下面Wa(本実施形態においては下面Waに貼着されている保護テープT)を洗浄する本発明に係る洗浄ユニット4は、図1に示すように、例えば装置ベース10上の搬出手段16とスピンナー洗浄機構156との間に配設されている。なお、洗浄ユニット4の配設箇所は図1に示す例に限定されるのもではなく、例えば、仮置き領域152と搬入手段18との間であってもよく、搬入手段18の吸引パッド181又は搬出手段16の吸引パッド161の可動範囲内の下方に位置していればよい。
図2、3に示す洗浄ユニット4は、例えば、被加工物Wに接触するスポンジ41と、スポンジ41の被加工物Wに接触する部分以外の部分でスポンジ41を支持するとともにスポンジ41をエジェクター又は真空発生装置等の吸引源439に連通する吸引孔420cを備える支持手段42と、スポンジ41に含まれる水を吸引孔420cから吸引し排水する排水手段43と、吸引孔420cを水供給源449に連通させスポンジ41の被加工物Wに接触する部分から水を溢れ出させる水供給手段44と、搬出手段16(図1参照)に保持された被加工物Wの下面Waに平行に搬出手段16と支持手段42とを相対的に移動させる先に説明した搬出移動手段164と、搬入手段18(図1参照)に保持された被加工物Wの下面Waに平行に搬入手段18と支持手段42とを相対的に移動させる先に説明した搬入移動手段184と、搬出手段16の吸引パッド161をZ軸方向に昇降させる搬出昇降手段165と、搬入手段18の吸引パッド181をZ軸方向に昇降させる搬入昇降手段185と、を備えている。
スポンジ41は、例えば、所定の厚みを備えるスポンジを円筒形状に形成したロールスポンジ(以下、ロールスポンジ41とする)であり、被加工物Wの直径以上の長さを備えている。ロールスポンジ41は、例えば、気泡が互いに連通している構造を有する連泡スポンジであり、ポリウレタンを発泡成形して作られるスポンジ、PVAスポンジ、又はゴムに発泡剤等を練り込み成形されるスポンジ等を用いる。ロールスポンジ41の外周面410が、図1に示す被加工物Wの下面Waの保護テープTに接触し洗浄する洗浄面となる。
図2、3に示す支持手段42は、例えば、ロールスポンジ41の筒内411に挿入され外側面420aに吸引孔420cが配設されたシャフト420と、シャフト420を回転自在に支持する支持部421と、を備える。支持部421は、例えば、側面視略コの字状の外形を備えており、図1に示す装置ベース10上にその底面が固定されている。
円柱状のシャフト420は内部にY軸方向に延びる流路420dが形成されており、該流路420dは各吸引孔420cと連通している。支持部421の凹み部分に収容されたシャフト420は、図示しないベアリングを介して支持部421により支持されている。
流路420dの一端は、支持部421の側面に取り付けられた継手422を介して、排水手段43を構成し金属配管や可撓性を有する樹脂チューブ等からなる吸引流路438に連通している。
吸引流路438上には、例えば、ソレノイドバルブ437が配設されており、ソレノイドバルブ437は、電磁石に電流を流して磁力を発生させ、この磁力を利用しバルブ内のスプールを引き付け移動させることで、吸引流路438を排水手段43の吸引源439又は水供給手段44のポンプ等からなる水供給源449のいずれかと連通するように切り換えることができる。
以下に、上記図1に示す加工装置1を用いて被加工物Wの上面Wbを研削した後に、下面Waを洗浄して乾燥させる場合の洗浄ユニット4の動作について説明する。
被加工物Wの上面Wbを研削するには、まず、ロボット155が第1のカセット150aから一枚の被加工物Wを引き出し、被加工物Wを仮置き領域152に移動させる。次いで、位置合わせ手段153により被加工物Wがセンタリングされた後、搬入移動手段184によって搬入手段18の吸引パッド181が、センタリングされた被加工物Wを吸引保持してからチャックテーブル30上に移動させる。なお、吸引パッド181が被加工物Wをチャックテーブル30上に移動させる前に、保持した被加工物W(本実施形態においては、下面Waに貼着された保護テープT)を洗浄ユニット4によって洗浄するとよい。被加工物Wに貼着された保護テープTを洗浄するときは、図2に示す水供給手段44によりロールスポンジ41の被加工物Wの保護テープTに接触する部分である外周面410から水を溢れ出させ、ロールスポンジ41を被加工物Wの保護テープTに接触させ、搬入移動手段184で搬入手段18の吸引パッド181と支持手段42とを相対的に被加工物Wの下面Waに平行移動させて行う。具体的には、後述する搬出移動手段164で研削後の被加工物Wの上面Wbを保持した搬出手段16の吸引パッド161と支持手段42とを相対的に被加工物Wの下面Waに平行移動させる場合と略同様に行っていくため、ここでは省略する。
その後、搬入手段18によって、チャックテーブル30の中心と被加工物Wの中心とが略合致するように、被加工物Wが上面Wbを上に向けた状態で保持面300上に載置され、保持面300によって吸引保持される。次いで、被加工物Wを保持したチャックテーブル30が、加工手段6の下まで+Y方向へ移動する。加工手段6のモータ62が回転軸60を回転駆動し、これに伴って加工具64も回転する。加工手段6が加工送り手段7により-Z方向へと送られ、回転する研削砥石641が被加工物Wの上面Wbに当接することで研削が行われる。研削中は、チャックテーブル30が回転するのに伴って、保持面300上に保持された被加工物Wも回転するので、研削砥石641が被加工物Wの上面Wbの全面の研削加工を行う。また、研削水が研削砥石641と被加工物Wとの接触部位に対して供給され、接触部位が冷却・洗浄される。
被加工物Wを所望の厚さになるまで研削した後、加工送り手段7により加工手段6を+Z方向へと移動させて被加工物Wから離間させ、さらにチャックテーブル30を-Y方向に移動させて搬出手段16の近傍に位置付ける。
搬出移動手段164が、吸引パッド161を水平方向に旋回移動させて、チャックテーブル30上の被加工物Wの上面Wbと吸引パッド161の図4に示す吸着面161cとが対向し、かつ、被加工物Wの上面Wbの中心と吸引パッド161の中心とが略合致するように、吸引パッド161を被加工物Wの上方に位置付ける。
次いで、搬出昇降手段165が吸引パッド161を降下させて、吸着面161cを被加工物Wの上面Wbに接触させる。この状態で、図4に示す吸引源169が吸引力を生み出し、吸引パッド161が吸着面161cで被加工物Wを吸引保持する。
次いで、チャックテーブル30による被加工物Wの吸引保持が解除され、搬出昇降手段165によって被加工物Wの上面Wbを保持した吸引パッド161が上昇して、チャックテーブル30から被加工物Wが搬出手段16によって搬出される。
搬出移動手段164が、被加工物Wを保持した吸引パッド161を水平方向に旋回移動させて、図4に示すように洗浄ユニット4のロールスポンジ41の上方に被加工物Wを位置付ける。
被加工物Wの下面Waを保護する保護テープTには、研削により生じた図示しない加工屑が付着している。したがって、洗浄ユニット4によって被加工物Wの下面Waを保護する保護テープTの洗浄が行われる。
搬出昇降手段165が、ロールスポンジ41の上側の外周面410が被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTに接する所定の高さまで、吸引パッド161を降下させる。
次いで、ソレノイドバルブ437が吸引流路438を水供給手段44の水供給源449に連通させる。水供給源449から洗浄水が供給され、洗浄水が吸引流路438からシャフト420の流路420dへ流入し、さらに複数の吸引孔420cから噴出して、ロールスポンジ41へと到達する。そして、ロールスポンジ41の内部から、保護テープTに接触する部分である外周面410に広範囲にわたって洗浄水が染み出していく。この状態で、搬出移動手段164が吸引パッド161を水平方向に旋回移動させることで、固定されている支持手段42によって支持されているロールスポンジ41の外周面410が洗浄水を溢れ出させつつ、相対的に移動する搬出手段16により保持される被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTを洗浄していく。その結果、保護テープTに付着していた加工屑が洗浄除去されていく。
ロールスポンジ41の筒内411に挿入されたシャフト420は、支持部421によって回転自在に支持されているため、ロールスポンジ41は被加工物Wに貼着された保護テープTとの間の摩擦力によって回転し洗浄水を溢れ出させる外周面410も回転していく。
図5に示すように、ロールスポンジ41によって被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの洗浄を行っていき、ロールスポンジ41が保護テープTの一方の外周縁から中心を挟んで対称となる他方の外周縁を越えるまで吸引パッド161が旋回移動することで、ロールスポンジ41による被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの洗浄が完了する。なお、吸引パッド161をロールスポンジ41上において所定の角度で往復移動させることで、更に保護テープTの洗浄を行ってもよい。
被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの洗浄が完了した後、保護テープTには洗浄水が付着しているので、例えば、図6に示すように洗浄ユニット4によって保護テープTの乾燥を行う。即ち、ソレノイドバルブ437が吸引流路438を吸引源439に連通させ、吸引源439が作動することで、吸引源439が生み出す吸引力が、吸引流路438、及びシャフト420の流路420dを通り各吸引孔420cに伝達される。この状態で、吸引パッド161で吸引保持された被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTが、搬出昇降手段165によってロールスポンジ41の上側の外周面410に当接される。さらに、搬出移動手段164が、被加工物Wを保持した吸引パッド161を水平方向に旋回移動させていくことで、被加工物Wに接触するロールスポンジ41の外周面410で保護テープTに付着していた水が吸収される。
吸収されロールスポンジ41に含まれた水は、吸引孔420cから流路420d及び吸引流路438を通り排水手段43の吸引源439によって吸引される。したがって、ロールスポンジ41から水が継続的に排水されて、ロールスポンジ41の被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTに接する部分である外周面410は水を吸い取れる状態に維持される。
ロールスポンジ41の筒内411に挿入されたシャフト420は、支持部421によって回転自在に支持されているため、ロールスポンジ41は被加工物Wに貼着された保護テープTとの間の摩擦力によって回転して、水を吸い取る外周面410も回転していく。
図7に示すように、ロールスポンジ41によって被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの乾燥を行っていき、ロールスポンジ41が保護テープTの一方の外周縁から中心を挟んで対称となる他方の外周縁を越えるまで吸引パッド161が旋回移動することで、ロールスポンジ41による被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの乾燥が完了する。なお、吸引パッド161をロールスポンジ41上において所定の角度で往復移動させることで、更に保護テープTの乾燥を行ってもよい。
保護テープTの乾燥が終了した被加工物Wは、搬出手段16によって図1に示すスピンナー洗浄機構156に搬送される。スピンナー洗浄機構156で被加工物Wの上面Wbの洗浄が行われる。上面Wbの洗浄が行われた被加工物Wは、ロボット155により第2のカセット151a内に収容される。
例えば、被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの乾燥が完了した後、図8に示すようにロールスポンジ41の外周面410の洗浄を行う。
図8に示すように、ソレノイドバルブ437が吸引流路438を水供給手段44の水供給源449に連通させる。水供給源449から供給された洗浄水は、吸引流路438からシャフト420の流路420dを通り複数の吸引孔420cから噴出して、ロールスポンジ41の外周面410から溢れ出て、外周面410に付着していた加工屑が洗い落とされる。なお、被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの洗浄が完了した後に、ロールスポンジ41の外周面410の洗浄を行ってもよい。また、水供給源449に加えてコンプレッサー等からなるエア供給源を吸引流路438に連通させるものとしてもよい。そして、水とエアと混合流体をロールスポンジ41に供給し、ロールスポンジ41の外周面410を洗浄してもよい。また、水とエアとを交互にロールスポンジ41に供給し、ロールスポンジ41の外周面410を洗浄してもよい。または、エア供給源からエアのみをロールスポンジ41に供給して、ロールスポンジ41の外周面410に付着している加工屑をエアで吹き飛ばして洗浄するものとしてもよい。
以上のように、チャックテーブル30と、加工手段6と、搬入手段18と、搬出手段16と、を備える加工装置1に配設され、搬入手段18または搬出手段16に保持された被加工物Wの下面Wa(本実施形態においては、下面Waに貼着された保護テープT)を洗浄する本発明に係る洗浄ユニット4は、被加工物Wに接触するスポンジ41(ロールスポンジ41)と、スポンジ41の被加工物Wに接触する部分である外周面410以外の部分でスポンジ41を支持するとともにスポンジ41を吸引源439に連通する吸引孔420cを備える支持手段42と、スポンジ41に含まれる水を吸引孔420cから吸引し排水する排水手段43と、吸引孔420cを水供給源449に連通させスポンジ41の被加工物Wに接触する部分から水を溢れ出させる水供給手段44と、搬出手段16に保持された被加工物Wの下面Waに平行に搬出手段16と支持手段42とを相対的に移動させる搬出移動手段164と、搬入手段18に保持された被加工物Wの下面Waに平行に搬入手段18と支持手段42とを相対的に移動させる搬入移動手段184と、を備えているため、被加工物W(本実施形態においては下面Waに貼着された保護テープT)を洗浄するときは、水供給手段44によりスポンジ41の被加工物Wに接触する部分である外周面410から洗浄水を溢れ出させ、スポンジ41を被加工物Wに接触させ、搬出移動手段164で搬出手段16と支持手段42とを相対的に移動させて、または搬入移動手段184で搬入手段18と支持手段42とを相対的に移動させて、洗浄を行うことができる。
また、被加工物Wを乾燥させるときは、スポンジ41を被加工物Wに接触させ、排水手段43によりスポンジ41に含まれた水を排水しながら、搬出移動手段164で搬出手段16と支持手段42とを相対的に移動させることで、スポンジ41を水で飽和させることなく被加工物Wを継続的に十分に乾燥させることができる。被加工物Wの乾燥時に、スポンジ41を乾燥させつつ被加工物Wに接触させることで、洗浄時に洗浄しきれず被加工物Wに付着している細かな加工屑を拭き取ることも可能となる。
さらに、水供給手段44から水をスポンジ41に供給して、スポンジ41の被加工物Wに接触する外周面410から水を溢れ出させることで、被加工物Wの洗浄時又は乾燥時に拭き取られスポンジ41の外周面410に付着した細かな加工屑を除去することができ、次の被加工物Wに対して綺麗なスポンジ41で洗浄又は乾燥を行うことが可能となる。
そして、本発明に係る洗浄ユニット4は、スポンジ41で被加工物Wの洗浄と乾燥とが可能となるので、加工装置1内における洗浄ユニット4の設置スペースの省スペース化をなし得る。
スポンジ41は、ロールスポンジ41であって、支持手段42は、ロールスポンジ41の筒内411に挿入され外側面420aに吸引孔420cが配設されたシャフト420と、シャフト420を回転自在に支持する支持部421と、を備えることで、被加工物Wの洗浄中又は乾燥中において、ロールスポンジ41の被加工物Wの下面Waの保護テープTに接触する外周面410が回転できるため、外周面410の全面で満遍なく洗浄又は乾燥を行えるようになる。
図1に示す加工装置1には、図2、3に示す支持手段42及びロールスポンジ41を備える洗浄ユニット4に代えて、図9、10に示す支持手段48及び矩形スポンジ47を備え洗浄ユニット4Aが配設されていてもよい。
図9、10に示す矩形スポンジ47は、例えば、被加工物Wの直径以上の長さで延在する直方体状の外形を備えている。矩形スポンジ47の材質等については、図1に示すロールスポンジ41と同様となっている。そして、矩形スポンジ47はその上面470が、図1に示す被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTに接触する部分となる。
図9、10に示す支持手段48は、矩形スポンジ47の被加工物Wに接する部分である上面470を露出させ、矩形スポンジ47の被加工物Wに接する上面470以外を収容する凹部480を有し、凹部480の例えば5つ内面、即ち、4つの内側面と1つの内側下面とに吸引孔481が形成された基台482を備える。なお、吸引孔481は、5つの内面全てに形成されている必要は無い。
例えば、基台482の凹部480は、矩形スポンジ47が嵌合する大きさに設定されている。例えば、凹部480の内側面には、スプリング等からなる図示しないストッパーが設けられており、矩形スポンジ47が凹部480に挿入された際に該ストッパーによって矩形スポンジ47が凹部480から抜けてしまうことが無いようになっていてもよい。
基台482の内部には、吸引孔481に連通する図示しない複数の流路が形成されており、該流路は1つに合流した後、基台482の外側面に取り付けられた継手483を介して吸引流路438に連通している。基台482は、その底面が図1に示す装置ベース10上に固定されている。
洗浄ユニット4Aは、上記支持手段48及び矩形スポンジ47を備えることで、例えば矩形スポンジ47を新しいものと交換する際に、支持手段48を各種部品に分解することなく矩形スポンジ47を抜き差しして交換することができるため、作業者が容易に交換を行うことができる。
以下に、上記図1に示す加工装置1を用いて被加工物Wの上面Wbを研削した後に、下面Wa(本実施形態においては、下面Waに貼着された保護テープT)を洗浄して乾燥させる場合の矩形スポンジ47及び支持手段48を備える洗浄ユニット4Aの動作について説明する。
被加工物Wが図1に示す第1のカセット150aから搬出されて、加工手段6によって上面Wbが研削され、搬出手段16によってチャックテーブル30から搬出されるまでは、先に説明した場合と同様である。なお、研削前の被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTを洗浄するときは、図9に示す水供給手段44により矩形スポンジ47の被加工物Wの保護テープTに接触する部分である上面470から水を溢れ出させ、矩形スポンジ47を被加工物Wの保護テープTに接触させ、搬入移動手段184で搬入手段18の被加工物Wを吸引保持した吸引パッド181と支持手段42とを相対的に被加工物Wの下面Waに平行移動させて行う。
搬出移動手段164が、研削後の被加工物Wを保持した搬出手段16の吸引パッド161を水平方向に旋回移動させて、図11に示すように洗浄ユニット4Aの矩形スポンジ47の上方に被加工物Wを位置付ける。
被加工物Wの下面Waを保護する保護テープTには、研削により生じた図示しない加工屑が付着している。
搬出昇降手段165が、矩形スポンジ47の上面470が被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTに接する所定の高さまで、吸引パッド161を降下させる。
次いで、ソレノイドバルブ437が吸引流路438を水供給手段44の水供給源449に連通させる。水供給源449から供給された洗浄水は、吸引流路438から基台482内の図示しない流路へ流入し、さらに複数の吸引孔481から噴出して、矩形スポンジ47へと到達する。そして、矩形スポンジ47の内部から保護テープTに接触する部分である上面470に洗浄水が溢れ出ていく。この状態で、搬出移動手段164が吸引パッド161を水平方向に旋回移動させることで、固定されている支持手段48により支持されている矩形スポンジ47の上面470が洗浄水を溢れ出させつつ、相対的に移動する搬出手段16で保持される被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTを洗浄していく。その結果、保護テープTに付着していた加工屑が洗浄除去されていく。
そして、矩形スポンジ47によって被加工物Wに貼着された保護テープTの洗浄を行っていき、矩形スポンジ47が保護テープTの一方の外周縁から中心を挟んで対称となる他方の外周縁を越えるまで吸引パッド161が旋回移動することで、保護テープTの洗浄が完了する。なお、吸引パッド161を矩形スポンジ47上において所定の角度で往復移動させることで、更に保護テープTの洗浄を行ってもよい。
被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの洗浄が完了した後、保護テープTには洗浄水が付着しているので、例えば、図12に示すように、洗浄ユニット4Aによって保護テープTの乾燥を行う。即ち、ソレノイドバルブ437が吸引流路438を吸引源439に連通させ、作動した吸引源439が生み出す吸引力が、吸引流路438を通り基台482の吸引孔481に伝達される。この状態で、吸引パッド161で吸引保持された被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTが、搬出昇降手段165によって矩形スポンジ47の上面470に当接される。さらに、搬出移動手段164が、被加工物Wを保持した吸引パッド161を水平方向に旋回移動させていくことで、被加工物Wに接触する矩形スポンジ47の上面470で保護テープTに付着していた水が吸収される。
吸収され矩形スポンジ47に含まれた水は、吸引孔481及び吸引流路438を通り排水手段43の吸引源439によって吸引される。よって、矩形スポンジ47から水が継続的に排水されて、矩形スポンジ47の被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTに接する部分である上面470は水を吸い取れる状態に維持される。
そして、矩形スポンジ47によって被加工物Wに貼着された保護テープTの乾燥を行っていき、矩形スポンジ47が保護テープTの一方の外周縁から中心を挟んで対称となる他方の外周縁を越えるまで吸引パッド161が旋回移動することで、矩形スポンジ47による保護テープTの乾燥が完了する。なお、吸引パッド161を矩形スポンジ47上において所定の角度で往復移動させることで、更に保護テープTの乾燥を行ってもよい。
保護テープTの乾燥が終了した被加工物Wは、搬出手段16によって図1に示すスピンナー洗浄機構156に搬送され、上面Wbの洗浄が行われる。その後、被加工物Wは、ロボット155により第2のカセット151a内に収容される。
例えば、図13に示すように、被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの乾燥が完了した後、矩形スポンジ47の上面470の洗浄を行う。
図13に示すように、ソレノイドバルブ437が吸引流路438を水供給手段44の水供給源449に連通させる。水供給源449から供給された洗浄水は、吸引流路438を通り基台482の複数の吸引孔481から噴出して、矩形スポンジ47の上面470から溢れ出て、上面470に付着していた加工屑が洗い落とされる。また、水供給源449に加えてエア供給源を備えてもよい。水とエアの混合液を供給し矩形スポンジ47の上面470を洗浄してもよい。また、水とエアとを交互に供給し矩形スポンジ47の上面470を洗浄してもよい。または、エア供給源からエアのみを矩形スポンジ47に供給して、矩形スポンジ47の上面470に付着している加工屑をエアで吹き飛ばして洗浄するものとしてもよい。なお、被加工物Wの下面Waに貼着された保護テープTの洗浄が完了した後に、矩形スポンジ47の上面470の洗浄を行ってもよい。
W:被加工物 Wa:被加工物の下面 Wb:被加工物の上面 T:保護テープ
1:加工装置 10:装置ベース 11:筐体 17:コラム 19:タッチパネル
150a:第1のカセット 151a:第2のカセット
155:ロボット 152:仮置き領域 153:位置合わせ手段 18:搬入手段 180:アーム部 181:吸引パッド 184:搬入移動手段 185:搬入昇降手段
156:スピンナー洗浄機構
16:搬出手段 160:アーム部 164:搬出移動手段 165:搬出昇降手段
161:吸引パッド 161a:吸着部 161c:吸着面 161b:枠体
169:吸引源
30:チャックテーブル 300:保持面 39:カバー 39a:蛇腹カバー
7:加工送り手段 70:ボールネジ 72:モータ 73:昇降板
6:加工手段 60:回転軸 62:モータ 64:加工具 641:研削砥石
38:厚み測定手段
4:洗浄ユニット 41:ロールスポンジ 410:ロールスポンジの外周面
42:支持手段 420:シャフト 420c:吸引孔 420d:流路 421:支持部 422:継手
43:排水手段 438:吸引流路 439:吸引源 437:ソレノイドバルブ
44:水供給手段 449:水供給源
4A:洗浄ユニット 47:矩形スポンジ 470:矩形スポンジの上面
48:支持手段 480:凹部 481:吸引孔 482:基台 483:継手

Claims (3)

  1. 被加工物の下面を保持するチャックテーブルと、加工具を回転可能に支持し該チャックテーブルに保持された被加工物の上面を加工する加工手段と、被加工物の上面を保持し該チャックテーブルに搬入する搬入手段と、被加工物の上面を保持し該チャックテーブルから搬出する搬出手段と、を備える加工装置に配設され、該搬入手段または該搬出手段に保持された被加工物の下面を洗浄する洗浄ユニットであって、
    該洗浄ユニットは、被加工物に接触するスポンジと、
    該スポンジの被加工物に接触する部分以外の部分で該スポンジを支持するとともに該スポンジを吸引源に連通する吸引孔を備える支持手段と、
    該スポンジに含まれる水を該吸引孔から吸引し排水する排水手段と、
    該吸引孔を水供給源に連通させ該スポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させる水供給手段と、
    該搬出手段に保持された被加工物の下面に平行に該搬出手段と該支持手段とを相対的に移動させる、または該搬入手段に保持された被加工物の下面に平行に該搬入手段と該支持手段とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、
    被加工物を洗浄するときは、該水供給手段により該スポンジの被加工物に接触する部分から水を溢れ出させ、該スポンジを被加工物に接触させ、該移動手段で該搬出手段と該支持手段とを、または該移動手段で該搬入手段と該支持手段とを相対的に移動させ、
    被加工物を乾燥させるときは、該スポンジを被加工物に接触させ、該排水手段により該スポンジに含まれた水を排水しながら、該移動手段で該搬出手段と該支持手段とを相対的に移動させる洗浄ユニット。
  2. 前記スポンジは、ロールスポンジであって、
    前記支持手段は、該ロールスポンジの筒内に挿入され外側面に前記吸引孔が配設されたシャフトと、該シャフトを回転自在に支持する支持部と、を備える請求項1記載の洗浄ユニット。
  3. 前記スポンジは、矩形スポンジであって、
    前記支持手段は、該矩形スポンジの被加工物に接する部分を露出させ該矩形スポンジの被加工物に接する部分以外を収容する凹部を有し、該凹部の内面に該吸引孔が形成された基台と、を備える請求項1記載の洗浄ユニット。
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